JP5576679B2 - 履物 - Google Patents

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Description

衝撃を受けて発電する発電装置とこれを用いた表示灯及びこの表示灯を用いた履物に関する。
現在、加えられた力を電圧に変換する圧電体と金属板を貼り合わせた圧電素子が広く利用されている。また、圧電素子の圧電体に直接衝撃を加え、発電させる方法がいくつか提案されている(例えば特許文献1および特許文献2)。
特開2000−287464号公報 特開2010−16321号公報
上記特許文献1および特許文献2に記載された発明では、圧電体に直接衝撃を加えるため、長期間の使用によって圧電素子が損傷してしまうことが考えられる。また、これらの発明では、一回の衝撃により圧電素子から複数の周期(周波数)の異なる電圧(振動波)が発生し、これらの振動波が互いに干渉し合う等して発生電圧が発生後すぐに急激に減衰してしまい、変換効率が低くなるという欠点がある。
上記事情に鑑み、本発明は、圧電素子を損傷させることなく、衝撃を効率よく変換して発電する発電装置と、この発電装置を用いた表示灯と、この表示灯を用いた履物を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の発電装置は、
圧電体が層状に設けられ、厚さ方向に定常波に近似した形に撓むことが自在な圧電振動板と、
上記圧電振動板を取り囲むケースとを備え、
上記ケースが、
上記圧電振動板に向けて力が加わる加圧方向の、その圧電振動板よりも上流側に設けられ、その力を受ける被加圧部と、
上記圧電振動板の中央部分が定常波にいう腹となるようにその圧電振動板が厚さ方向に撓むように、その圧電振動板の、その圧電振動板が撓んだ際に定常波にいう節となる部分を支持する支持部とを有するものであり、
上記圧電振動板が、
上記被加圧部とは上記加圧方向に空間をあけて配置されたものであることを特徴とする。
本発明の発電装置によれば、外部からの力を受けて、圧電振動板が共振することにより、振動が増幅されて一定時間周期的な振動が発生する。この振動により効率的かつ持続的に電荷を発生させて発電するものである。
なお、上記ケースが、振動を拘束しないための空気の出入口になる開口を有するものであることが好ましい。
ここで、上記発電装置は、
上記圧電振動板が、
上記加圧方向に対して垂直方向に拡がる姿勢で配置されたものであってもよい。
この発電装置によれば、圧電振動板が最も振動しやすい位置で衝撃を受けるため、より効率よく発電することができる。
また、上記発電装置は、
上記圧電振動板が円板状のものであり、加えられた力によって生じる上記圧電振動板の屈曲振動によりその圧電体の厚さが変化することに基づいて、電圧を発生するものであることが好ましい。
本発明の表示灯は、
上記発電装置に発光手段を電気的に接続したことを特徴とする。
本発明の表示灯によれば、発電装置を衝撃が生じる場所に設置して、発光手段を点灯させることができる。
ここで、上記表示灯は、
上記発光手段が、発光ダイオードであってもよい。
この表示灯によれば、消費電力の低い発光ダイオードを用いることで、発電した電力を効率よく利用することができる。
また、上記表示灯は、
上記発光手段が、並列に接続された複数の発光ダイオードであって、
上記複数の発光ダイオードのうちのいずれか一つが、他の発光ダイオードとは正負の向きが反対に接続されたものであってもよい。
また、上記表示灯は、
上記発光ダイオードと直列に接続された抵抗素子を有するものであってもよい。
この表示灯によれば、発電装置から供給される電圧が、発光ダイオードの定格電圧以上の電圧であっても、この抵抗素子の働きによって発光ダイオードが破壊されないようにすることができる。
さらに、上記表示灯は、
上記発光ダイオードと並列に接続された蓄電手段を有するものであってもよい。
この表示灯によれば、蓄電手段に電荷を蓄えておくことができるため、この電荷を利用して、例えば発光ダイオードを長時間点灯させたり、より高出力の発光ダイオードを点灯させたりすることができる。
加えて、上記表示灯は、
上記発電装置が複数設けられ、
上記蓄電手段が、容量の異なる蓄電素子を複数の発電装置ごとに設けたものであってもよい。
この表示灯によれば、容量の異なる蓄電素子を使い分けることによって、複数の発光ダイオードの発光態様(例えば表示時間、表示タイミング等)を異ならせたりすることができる。
さらに加えて、上記表示灯は、
上記発電装置から出力された電流を整流し、上記発光手段に直流電流を出力する整流回路を備えたものであってもよい。
この表示灯によれば、発電装置から生じる交流電圧を直流電圧に変換することができるため、より効率よく発光手段を点灯させることができる。
本発明の履物は、
上記表示灯を取り付けたことを特徴とする。
本発明の履物によれば、足が地面につく衝撃によって発光手段を点灯させることができるため、夜間等の視認しにくい状況で使用者の存在を気付かせて事故を防止することができる。また、履物の意匠性を高めることもできる。
ここで、上記履物は、
上記発電装置が収納されその発電装置の周囲を囲む第2のケースを備え、
上記第2のケースが、上記発電装置が移動可能な空間が設けられているものであってもよい。
この履物によれば、足を地面につける以外の衝撃であっても電力に変換することができるため、発光手段をより長時間点灯させることができる。
ここで、上記第2のケースは、履物の底部をくり抜いた空間を確定する壁によって形成されたものであってもよい。また、上記第2のケースは、上記発電装置が、上記圧電振動板の厚さ方向に移動可能な空間が設けられたものであってもよい。
また、上記履物は、
上記発電装置が、この履物を履いた人の踵骨の下方に位置するヒール部に設けられたものであってもよい。
この履物によれば、歩行の際に受ける最大の衝撃を利用することができる。
さらに上記履物は、
上記発電装置が、この履物を履いた人の足裏が接する接触面よりも下方の位置に設けられたものであってもよい。
この履物によれば、使用者の足裏によって加えられる力を利用することができる。
本発明の発電装置によれば、圧電素子を損傷させることなく、衝撃を効率よく変換して発電する発電装置と、この発電装置を用いた表示灯と、この表示灯を用いた履物を提供することができる。
圧電ユニモルフ振動子を示す図である。 圧電ユニモルフ振動子に電圧を印加したときに生じる変化を示す断面図である。 本実施形態の発電装置を示す断面図である。 衝撃が加えられたときの発電装置の状態を示す図である。 発電装置の圧電ユニモルフ振動子が振動している状態を示す図である。 (a)は、圧電ユニモルフ振動子のセラミック層に直接衝撃を加えた場合に生じる電圧を示すグラフであり、(b)は、本実施形態の発電装置に衝撃を加えた場合に生じる電圧を示すグラフである。 (a)は、本発明の表示灯の一実施形態である発光装置を示す回路図であり、(b)は、(a)の発光装置の第1変形例を示す回路図である。 (a)は、図7(a)の発光装置の第2変形例を示す回路図であり、(b)は、図7(a)の発光装置の第3変形例を示す回路図である。 整流回路を使用した場合と使用しない場合を比較した図である。 図7(a)に示す発光装置の第4変形例を示す回路図である。 (a)は、本発明の履物の一実施形態であるサンダルを示す側面図であり、(b)は、(a)に示すサンダルに埋め込まれた発光装置を示す図である。 発光装置のコンデンサにかかる電圧を測定した結果を表にして示す図である。 (a)はサンダルに発電装置を収納するケースを設けた様子を示す図であり、(b)は(a)に示すサンダルを履いて歩行した際に生じる電圧を示すグラフである。 歩行時の足の位置に対応する発電のタイミングを示す図である。
以下、図面を用いて本発明の発電装置の実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態である発電装置1に用いられる圧電ユニモルフ振動子11を示す図である。この圧電ユニモルフ振動子11は、本発明の圧電振動板の一例に相当するものである。図1(a)には、この圧電ユニモルフ振動子11を上から見た様子が示されている。この図に示す圧電ユニモルフ振動子11は、直径20mmの真ちゅう(ブラス)製の円形の金属板層112と、この金属板層112よりも一回り小さい直径15mmの円形のセラミック層111と、それぞれの層に設けられた電極端子113,114を備えている。このセラミック層111は、圧電効果を有する厚さ200μmのセラミックの両面に800℃で焼き付けられた厚さ約2μmの銀膜1111を備えている。セラミック層111は、本発明の圧電体の一例に相当するものである。図1(b)には、図1(a)に示す圧電ユニモルフ振動子11を横から見た様子が示されている。金属板層112は、厚さ200μmのものであり、この金属板層112にセラミック層111が接着されている。なお、金属板層112の厚さは100μm以上300μm以下であればよく、場合によっては300μm以上の厚さであってもよい。また、セラミック層111の厚さは100μm以上300μm以下であればよく、セラミック層111は金属板層112と同程度の厚さであることが好ましい。また、銀膜1111は3μm以下であればよい。
まず、図1(a)に示す圧電ユニモルフ振動子11に電圧を印加した場合について説明する。
図2は、圧電ユニモルフ振動子11に電圧を印加したときに生じる変化を示す断面図である。図1(a)に示すセラミック層111を挟み込んだ銀膜1111を介して電圧を印加すると、セラミック層111は圧電効果によって伸縮する。
図2(a)には、金属板層112からセラミック層111に対して電圧を印加した場合に、圧電ユニモルフ振動子11が、セラミック層111が設けられた側を凸にして反る様子が示されている。金属板層112からセラミック層111に向かって電圧を印加すると、セラミック層111は主として厚みが収縮し、その結果、図中の左右方向に伸びる(図中の矢印参照)。これに対して金属板層112は変形せず、図中の左右方向の長さはそのままである。すなわち、図中の左右方向において、セラミック層111と金属板層112との間に長さの差が生じるため、圧電ユニモルフ振動子11には、セラミック層111が設けられた側を凸にした反りが生じることになる。
一方、図2(b)には、金属板層112とは反対側からセラミック層111に対して電圧を印加した場合に、圧電ユニモルフ振動子11が、金属板層112が設けられた側を凸にして反る様子が示されている。金属板層112とは反対側からセラミック層111に対して電圧を印加した場合には、上記図2(a)の場合とは逆に、セラミック層111は図中の左右方向に縮む変形をする(図中の矢印参照)ため、圧電ユニモルフ振動子11には、金属板層112が設けられた側を凸にした反りが生じることになる。以下、圧電ユニモルフ振動子11において、セラミック層111が設けられた側を凸にした反りと金属板層112が設けられた側を凸にした反りとが交互に繰り返されることを、屈曲振動と称する。
上記圧電ユニモルフ振動子11は、電圧を印加すると反りが生じるものであるが、反対に圧電ユニモルフ振動子11に反りが生じるように外力を加え、電圧を生じさせることが可能である。本実施形態の発電装置は、加えられる外力を利用して圧電ユニモルフ振動子11に反りを生じさせて、発電するものである。以降、この発電装置の詳細について説明する。
図3は、本実施形態の発電装置1を示す断面図である。この発電装置1は、図の上方向から下方向に向かって衝撃を受けて発電するものであり、外殻12と、その外殻12内部に設けられた支持部13と、この支持部13に接着された圧電ユニモルフ振動子11とを備えている。外殻12は、本発明のケースの一例に相当するものであり、その内部に圧電ユニモルフ振動子11が、衝撃が加わる方向(図中の矢印参照)に対して垂直方向に拡がる姿勢で配置されているものである。この外殻12には、圧電ユニモルフ振動子11が振動できるように、この圧電ユニモルフ振動子11の上下に十分な空間が設けられている。また、外殻12はその上面に孔121が開いており、圧電ユニモルフ振動子11が振動しても、この孔から空気が出入りできるため、振動を妨げることはない。なお、外殻12は、この孔121を開けずに全体を密閉したものであってもよい。この外殻12の上面は、本発明の被加圧部の一例に相当するものである。図示は省略するが、圧電ユニモルフ振動子11の2つの電極端子113,114には、外部と接続できるように配線されている。
この図3において、圧電ユニモルフ振動子11は発電装置1内部で振動できるように、金属板層112の周縁部分(図中では金属板層112の両端部分)で支持部13に接着されている。より詳細には、圧電ユニモルフ振動子11の中央部分を腹とする定常波が発生するように、この定常波の節となる部分が接着されている。なお、圧電ユニモルフ振動子11のセラミック層111の周縁部分も上記定常波の節となり得る部分であり、セラミック層111の周縁部分を接着したものであってもよい。以下、図4および図5を用いて発電装置1の動作について説明する。
図4は、発電装置1に衝撃が加えられたときの発電装置1の状態を示す図であり、図5は、発電装置1の圧電ユニモルフ振動子11が振動している状態を示す図である。図4(a)には、図の下方向に向かう衝撃が発電装置1に加えられる様子が示されている。この図における矢印は、発電装置1に衝撃を加える方向を示すものである。図4(b)には、衝撃が加えられた発電装置1の様子が示されている。発電装置1に衝撃が加えられると、まず、発電装置1の外殻12が振動し、内部の支持部13も外殻12の動きに合わせて振動する。このとき、圧電ユニモルフ振動子11は、慣性の法則により中央部分が静止しようとするものの、支持部13と接着している部分は支持部13に合わせて振動する。すなわち、圧電ユニモルフ振動子11は、上下に反るように外力を加えられることになり(図4(b)の矢印参照)、この変形に応じて電圧が生じる。
変形した圧電ユニモルフ振動子11は、元の形状に戻ろうとするが、この戻る際の力に、振動により加えられる外力が同調すると、いわゆる共振状態となる。この共振状態では、圧電ユニモルフ振動子11は連続して反る力を得て振動する。より具体的には、圧電ユニモルフ振動子11の固有の振動(共振)が、外力による衝撃がトリガーとなって起こる。この共振状態になると、発電装置1からは、連続して電圧が生じることになる。図5には、この共振によって圧電ユニモルフ振動子11が上下に振動している様子が示されている。この図において、圧電ユニモルフ振動子11は、その中央部分を腹とする定常波が発生している状態である。
さらに、本実施形態の発電装置1は、衝撃が加えられると、この衝撃に含まれる衝撃のうち、圧電ユニモルフ振動子11の固有の振動数と一致する振動数の衝撃と共振して、発電することも可能である。このため、圧電ユニモルフ振動子11のセラミック層111または金属板層112の厚さを調整したり、直径を調整したりすることで、衝撃の振動数と一致する共振振動数へ調整することができる。すなわち、加えられる衝撃の振動数にあわせて適切な発電装置1を製造することができる。
上記説明した圧電ユニモルフ振動子11のセラミック層111に直接衝撃を加え、発電させることも可能である。しかし、直接衝撃を受けると破損しやすく、長期間の使用に耐えられない。本実施形態の発電装置1は、外殻12によって圧電ユニモルフ振動子11のセラミック層111に直接衝撃が加えられないよう保護するとともに、セラミック層111に間接的に外力を加えるため、長期間使用することができる。
また、圧電ユニモルフ振動子11を例えば平面に設置した状態でその圧電ユニモルフ振動子11に衝撃を加えても、圧電ユニモルフ振動子11は十分に振動することができず、エネルギーの変換効率が低くなる。また、圧電ユニモルフ振動子11に横から衝撃を加えた場合も、圧電ユニモルフ振動子11は十分に振動することができず、エネルギーの変換効率が低くなる。上述したように本実施形態の発電装置1は、圧電ユニモルフ振動子11が振動して、その中央部分を腹とする定常波が発生するように、この定常波の節となる部分を接着したものである。この構成によって圧電ユニモルフ振動子11が振動しやすく、衝撃を受けた際に共振状態になりやすいため、効率よく衝撃を変換して発電することができる。しかも、圧電ユニモルフ振動子11は円形であるため、エネルギー変換効率が良好な径方向の振動を利用した屈曲振動により発電がなされる。すなわち、加えられた力によって生じるセラミック層111の屈曲振動によりそのセラミック層111の厚さが変化することに基づいて発電がなされる。
図6(a)は、圧電ユニモルフ振動子11のセラミック層111に直接衝撃を加えた場合に生じる電圧を示すグラフであり、(b)は、本実施形態の発電装置1に衝撃を加えた場合に生じる電圧を示すグラフである。この図6(a)には、直接衝撃を加えた場合に生じる電圧が減衰してしまうことが示されている。この結果に対して、(b)には、(a)のように電圧が減衰せず、効率よく電圧が発生していることが示されている。すなわち、この図6(b)には、一回の衝撃により約1.8kHzの共振周波数で電圧(定在波振動)が繰り返し発生していることが示されている。なお、図中で、丸に囲まれた+および−は、発生電圧の正負を示しており、丸に囲まれた0は、電圧が0Vであることを示している。
なお、上記説明した発電装置1に使用した圧電ユニモルフ振動子11は、金属板層112の片面にセラミック層111を貼り付けた、いわゆるユニモルフタイプのものであったが、これに限らず、例えば金属板層112の両面にセラミック層111を設けた、いわゆるバイモルフタイプのものであってもよい。また、圧電素子の素材は一般的なチタン酸ジルコン酸鉛に特に限定されるものではなく、例えば、水晶、鉛系リラクサ圧電単結晶、チタン酸バリウム、ニオブ酸アルカリ等の素材を用いたものであってもよい。さらに金属板層112には、金属以外にも例えばアクリルやテフロン(登録商標)等の樹脂を用いたものであってもよい。さらに、圧電セラミック層は、その内部に内部電極をもつ積層型から構成されていてもよい。
ここまで、本発明の発電装置の実施形態について説明した。次に、本発明の表示灯の実施形態について説明する。
図7(a)は、本発明の表示灯の一実施形態である発光装置2を示す回路図である。この発光装置2は、上述した発電装置1と、LED21とを備えており、発電装置1が衝撃を受けて発電すると、その電力によってLED21が発光するものである。なお、発光装置2に用いる発光素子はLEDに限らず、例えばフィラメントを用いるものであってもよい。
図7(b)は、(a)の発光装置2の第1変形例を示す回路図である。この発光装置2は、LED21と抵抗22が直列に接続されたものである。このため、発電装置1からLED21の定格電圧以上の電圧が生じた場合でも、LED21が破壊されることを防ぐことができる。
図8(a)は、図7(a)の発光装置2の第2変形例を示す回路図である。この発光装置2は、2個のLED21が逆接続で並列に接続されたものである。発電装置1は、図6(b)に示すように振動する電圧が交互に発生するもの、すなわち交流電圧を発生させるものである。LEDを並列に逆接続すると、LEDのもつ整流性により正負の電圧が加わってもそれぞれのLEDを発光させることができる。なお、これらのLED21と直列に抵抗を接続して、定格電圧以上の電圧が生じた場合にLED21が破壊されることを防止してもよい。
図8(b)は、図7(a)の発光装置2の第3変形例を示す回路図である。この発光装置2は、図7(b)に示す第1変形例の回路図に、ダイオードブリッジによる全波整流回路24が挿入されたものである。発電装置1は、前述した通り交流電圧を発生するものである。これに対してLED21は、正の電圧が印加されると発光するもの、すなわち直流電圧が印加されると発光するものである。このため、発電装置1から負の電圧が発生しているときには、LED21を適切に点灯させることができない。
図9は、整流回路24を使用した場合と使用しない場合を比較した図である。この図9(a)には、発電装置1から生じた交流電圧の一例が示されている。また、その一部が負の電圧になっていることが示されている。図9(b)には、発電装置1の交流電圧を整流回路24により変換し、出力された直流電圧の一例が示されている。この電圧は、全て正の電圧である。図9(b)に示されるように、上記挿入された整流回路24によれば、発電装置1から発生した交流電圧が直流電圧に変換されるため、LED21を適切に点灯させることができる。
図10は、図7(a)の発光装置2の第4変形例を示す回路図である。この発光装置2は、図8(b)に示す第3変形例の回路図に、コンデンサ23が挿入されたものである。発電装置1で生じた電荷をこのコンデンサ23に蓄えておくことで、蓄えた電荷を利用して例えばLED21の発光時間を長くしたりすることができる。また、発光装置2に発電装置1を複数用意し、それぞれの発電装置1に容量の異なるコンデンサを接続すれば、例えば連続的な発光態様でLED21を点灯させることができる。
また、図10に示す発光装置2には、整流回路24も挿入されている。この図10に示す発光装置2によれば、整流回路24によって変換される直流電圧によってLED21を効率よく点灯させることができ、コンデンサ23に蓄えた電荷によってLED21を長時間点灯させたりすることもでき、さらには、抵抗22によってLED21に過剰な電圧がかかることを防ぐこともできる。
ここまで、本発明の表示灯の実施形態について説明した。最後に、本発明の履物の実施形態について説明する。
図11(a)は、本発明の履物の一実施形態であるサンダル3を示す側面図である。このサンダル3はソール31が木製のものであり、このソール31内部には、図10に示す第4変形例の発光装置2が設けられている。この発光装置2の発電装置1は、ソール31のうち、このサンダル3を履いた人(使用者)の踵の下にくるヒール部311であって、かつ使用者の足裏が接する接触面300よりも下方の位置に設けられている。また、この図では、LED21は、サンダル3の後ろから飛び出すように配置されているが、発光面を後方に向けてソール31内に埋め込むようにして配置されたものであってもよい。図11(b)は、(a)に示すサンダル3に設けられた発光装置2を示す図である。
サンダル3を履いて歩行すると、足を地面に着いたときの衝撃が発光装置2の発電装置1に伝わり、電力が生じてLED21が発光する。夜間の視認しにくい状況でこのサンダル3を使用すると、歩くたびにLED21が発光するため、後方から接近する者に対して注意を喚起することができ、交通事故を軽減することが期待できる。また、交通安全を目的とするものに限らず、デザインの一部として上記発光装置2を用いてもよい。しかも、発電装置1を備えているため電池交換が不要であり、LED21の寿命がくるまで長期間にわたって使用することができる。なお、この発光装置2には、上述した全ての変形例が使用できる。また、本実施形態ではソール31が木製のサンダルについて説明したが、例えばゴム製のサンダルのように他の素材のものであってもよい。また、例えば運動靴や長靴のように他の種類の履物であってもよい。
ここで、図12を用いて、上記説明したサンダル3のコンデンサ23に蓄えられる電荷の一例を説明する。同図は、サンダル3に設けられた図10に示す発光装置2のコンデンサ23にかかる電圧の測定結果を表にして示す図である。
図12(a)には、両足にサンダル3を履いて、10歩だけ歩いたとき、すなわち各足がそれぞれ5回着地したときに、片方の足の発光装置2のコンデンサ23にかかる電圧を測定した結果が示されている。ここでは、発光装置2のLED21として、定格電圧が2V程度のLEDを用い、コンデンサ23として、10μFの容量のコンデンサを用いている。なお、測定値のばらつきを考慮して、上記手順での測定を合計5回行い、平均値を算出した。図12(a)の縦の項目には、測定回数および平均値の欄が設けられている。
コンデンサ23の容量と、図12(a)に示された電圧の平均値を用いて、コンデンサ23に蓄えられた電荷を計算すると、10μF×648mV=6.48μCとなる。すなわち、歩行時の着地1回につき、約1.3μCの電荷が蓄えられることになる。なお、この容量10μFのコンデンサにかかる電圧が変化しなくなるまで(LED21の発生電圧に達するまで)、すなわちコンデンサ23へのチャージが完了するまでのサンダル3の着地回数を測定したところ、14回着地した時点でチャージが完了し、LED21が発光することがわかった。
図12(b)は、発電装置1のコンデンサ23を、容量100μFのコンデンサに変更して、図12(a)と同様の測定を行った結果を示す図である。この図12(b)に示された電圧の平均値と、コンデンサ23の容量から、コンデンサ23に蓄えられた電荷を計算すると、100μF×72mV=7.2μCとなる。すなわち、歩行時の着地1回につき、約1.4μCの電荷が蓄えられることになる。この容量100μFのコンデンサ23へのチャージが完了するまでのサンダル3の着地回数を測定したところ、143回着地した時点でチャージが完了し、LED21が発光することがわかった。
図12(c)は、発電装置1のコンデンサ23を、容量220μFのコンデンサに変更して、図12(a)と同様の測定を行った結果を示す図である。この図12(c)に示された電圧の平均値と、コンデンサ23の容量から、コンデンサ23に蓄えられた電荷を計算すると、220μF×30mV=6.6μCとなる。すなわち、歩行時の着地1回につき、約1.3μCの電荷が蓄えられることになる。この容量220μFのコンデンサ23へのチャージが完了するまでのサンダル3の着地回数を測定したところ、280回着地した時点でチャージが完了し、LED21が発光することがわかった。
この図12に示すように、サンダル3はLED21を発光させつつ、コンデンサ23へ電荷を蓄えることができる。この蓄えた電荷によって、LED21を長時間発光させることができる。より詳細に説明すれば、コンデンサの容量が10μFの場合には、Q=CV(ここで、Q、C、Vはそれぞれ電荷、静電容量、電圧を表す。)の式を用いて、14回着地×1.3μC=10μF×VよりV(発生電圧)は1.8Vになる。また、コンデンサの容量が100μFの場合には、143回着地×1.4μC=100μF×VよりV(発生電圧)は2.0Vになる。さらに、コンデンサの容量が220μFの場合には、280回着地×1.3μC=220μF×VよりV(発生電圧)は1.7Vになる。以上の結果から、図12(a)〜(c)に示す測定結果では、発生電圧は1.7〜2.0Vとなり、コンデンサへの充電は、コンデンサの容量が大きいほど充電までの歩数が多く必要にはなるが、その容量が大きいほどLEDを長時間点灯させることができる。
ここで、ソール31(特にヒール部311)のクッション性を高めた場合には、発生電圧の大きさは同程度であるものの、電圧発生持続時間(以下、発電時間と称することがある)は短くなる傾向にあり、クッション性が低い場合に比べて高い場合には、発生電圧が早く減衰してしまうことがある。コンデンサをうまく使用すれば、LEDの点灯時間を長くすることができる可能性もあるが、これを改善すべく、次の構成を考えた。
図13(a)は、図11(b)に示す発光装置2に、発電装置1を収納するケース32を設けた様子を示す図である。このケース32は、図11(a)に示すソール31の内部をくり抜いて形成された内周壁によって構成されたものである。このケース32によって、ソール31の密閉した空間内に発電装置1が収められる。図13(a)には、このケース32と発電装置1との間に設けられた空間Sが示されている。
発電装置1は、このケース32に固定されていないため、サンダル3を使用するとケース32の内部を動き回り、このケース32を構成する内周壁に何回か繰り返し衝突する。すなわち、足を下ろしたときに限らず、例えば足を地面から上げたとき等の様々な動きによって、発電装置1に何回か繰り返し衝撃を加えることができると同時に発電装置1に力が直接加わり、サンダル3のクッション性の大小によらず、一定の発電量が得られる。なお、繰り返しの回数は、受ける衝撃の度合いや、発電装置1の外殻12の素材、およびケース32の素材などによって異なる。ここで、図13(b)を用いて、発電装置1から発生する電圧について説明する。同図は、図13(a)に示す発電装置1から発生する電圧を示す図である。
図13(b)には、発電装置1に加えられた1回目の衝撃による発電が約5msかけて減衰している様子が示されている。言い換えれば、約5msの間は発電していることになる。なお、上述した図9(a)にも、約5msかけて減衰している様子が示されている。この約5msの間、発電装置1は1回目の衝撃によってケース32内を移動し、2回目の衝撃を受けて発電する。図13(b)には、この2回目の衝撃による発電が、5msの辺りで起きていることが示されている。すなわち、左足を例にあげて説明すれば、図13(b)に示す(1)の期間は、左足の着地によって発電している期間(1回目の衝撃によって発電している期間)であり、(2)の期間は、その着地による共振振動によって発電している期間であり、(3)の期間は、左足のサンダル内における、発電装置1とケース32との2回目の衝突によって発電している期間になる。
以上説明したように、発電装置1は1回の衝撃で約5msの間発電する。ここで、図13(a)に示すケース32の空間Sを適切な大きさに調整することで、新たな衝撃の都度発生する振動波(電圧)が互いに干渉しないようにして、電圧が減衰したとき(発電が終了したとき)に合わせて新たな衝撃を発生させることができ、発電装置1により効率的かつ持続的な発電が可能となる。この結果、LED21をより長く発光させることができる。以下、このケース32の空間Sを適切な大きさに調整したサンダル3を使用した場合について説明する。
図14は、歩行時の足の位置に対応する発電のタイミングを示す図である。
図14(a)には、歩行時の左足Lおよび右足Rの位置が示されている。また、図14(b)には、歩行による発電時間と一歩当たりの時間が、(a)の足の位置に合わせて示されている。なお、(b)に示す発電時間については、点線の楕円で囲んだ部分の詳細が拡大図によって示されている。
図14(a)に示されるA1は、左足Lが着地した直後の足の位置を示している。このとき、左足Lが着地したことにより、発電装置1がケース32内を移動して衝突し、発電装置1が発電する(図14(b)に示す1回目発電の矢印参照)。なお、上記説明したとおり、1回の衝撃に対する電圧発生持続時間は約5msである。
その後、左足Lは、A2、A3、A4の姿勢になる。このA1からA4までの動作が右足Rの一歩である。この一歩に要する時間は、人間の歩行速度を考慮すると短くても500msくらいはあり、1回の衝撃に対する電圧発生持続時間よりも十分長い。この右足Rが一歩を踏み出している間(A1〜A4の間)に、左足側の発電装置1はケース32内で着地の衝撃により数回往復移動し、繰り返し発電する(図14(b)に示す2回目発電以降の矢印参照)。
次に、A4以降の動作について説明する。A4の姿勢、すなわち右足Rが着地した直後にも、発電装置1に衝撃が加わり、発電装置1は発電する。このときケース32内で跳ね返った発電装置1に再度衝撃が加わり、1回目の衝撃から5ms経過後に再び発電する。その後、右足Rは着地したまま、A5、A6に示すように左足Lが前方に移動して着地し、再度A1の姿勢になる。このA4の姿勢から再度A1の姿勢になるまでが左足Lの一歩である。この左足Lの一歩の間にも、右足Rに履いたサンダルに設けられた発電装置1はケース32内を数回往復し、繰り返し発電する。なお、上述のごとく一歩に要する時間は500ms程度と長いため、一歩の間に発電装置1がケース32内で繰り返し衝突することにより生じた振動波(N回目発電による電圧)と、次の一歩の着地の衝撃により生じた振動波(1回目発電による電圧)とが干渉することはない。
このように、図13(a)に示す構造をもったサンダルでは、かなりの時間、継続して発電がなされ、その結果、LED21を長時間発光させることができる。また、コンデンサ23や整流回路24を組み合わせることにより、LED21をより長時間発光させることができる。
1 発電装置
11 圧電ユニモルフ振動子
111 セラミック層
1111 銀膜
112 金属板層
113,114 電極端子
12 外殻
13 支持部
2 発光装置
21 LED
22 抵抗
23 コンデンサ
24 整流回路
3 サンダル
31 ソール
311 ヒール部
32 ケース

Claims (1)

  1. 発電装置に発光手段を電気的に接続した表示灯を取り付けた履物であって、
    前記発電装置は、
    圧電体が層状に設けられ、厚さ方向に定常波に近似した形に撓むことが自在な圧電振動板と、
    前記圧電振動板を取り囲むケースとを備え、
    前記ケースが、
    前記圧電振動板に向けて力が加わる加圧方向の、該圧電振動板よりも上流側に設けられ、該力を受ける被加圧部と、
    前記圧電振動板の中央部分が定常波にいう腹となるように該圧電振動板が厚さ方向に撓むように、該圧電振動板の、該圧電振動板が撓んだ際に定常波にいう節となる部分を支持する支持部とを有するものであり、
    前記圧電振動板が、
    前記被加圧部とは前記加圧方向に空間をあけて配置されたものであり、
    さらにこの履物は、
    前記発電装置が収納され該発電装置の周囲を囲む第2のケースを備え、
    前記第2のケースは、
    前記発電装置が移動可能な空間が設けられていることを特徴とする履物
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