JP7014495B2 - 発電インソール - Google Patents

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Description

本発明は、複数の圧電素子を用いて電力を生成する発電インソールに関する。
近年、周りの環境から微小なエネルギーを収穫(ハーベスト)して、電力に変換する環境発電技術が注目されている。この技術は、別名エネルギーハーベスティング技術ともいわれ、光・熱(温度差)・振動・電波など様々な形態で環境中に存在するエネルギーを電力に変換でき、充電・電池交換・燃料補給なしで長期間エネルギー供給が可能な電源として、ネットワークにつながるユビキタスネット社会の実現に必須の技術となっている。
例えば、特許文献1には、任意の形状・位置に複数に分割されて配置された圧電素子を有する発電部とそれぞれの起電力を利用して発熱する発熱部を有するように構成した靴に挿入して用いられる中敷きが開示されている。しかし、この中敷きでは、圧電シート上面と、抵抗シートの下面とが密着して導通されているため、抵抗シートが複数に分割されているとしても夫々の圧電シートの起電力はごく微弱である。そのため、抵抗シートを発熱させるだけの電力を供給することは実質的に困難である。
特許文献2および3には、歩行による運動エネルギーを内蔵した圧電素子から電力を回収して蓄電し、または外部へ電力供給する靴が開示されている。具体的には、特許文献2では、身体に密着して装着または靴の中敷に装着する圧電素子と整流蓄電部が分散して接続されているため、整流蓄電部を身体へ取り付けるのが面倒である。そのため、配線コードの取り回しが煩雑で靴や身体の動きにより配線や接続部が断線し易いなどの問題がある。また、特許文献3は、靴やサンダルなどの履物の内部に圧電素子を内蔵し、圧電素子に物理的歪を起こさせることで電気エネルギーを発生させ、発生した電気エネルギーを蓄電する蓄電池を内蔵し、その蓄電した電気エネルギーを外部に取り出す構造を備えた発電機能内蔵型の履物である。しかし、この履物に内蔵された圧電素子は1つであり、歩行の衝撃による歪で圧電素子から発生する電力はLEDを瞬間的に点灯させる程度の起電力に過ぎない。そのため、外部に電力を供給できるまで蓄電池を充電するためには数百時間の歩行が必要であり実用性に乏しい。
特許文献4には発電手段を靴底部に備え、通信手段の電源が前記発電手段により供給されることを特徴とする靴に内蔵したPHS無線機から電波を発信するための発明が開示されている。しかし靴底踵部に配設された圧電素子の電力は微量であるためPHSモジュールが所望のタイミングで基地局との相互データ通信を安定して行えない可能性がある。
特許文献5には、片持ち梁に配置された20個の圧電素子による圧電式エネルギー回収デバイスが開示されている。しかし、このデバイスは、圧電素子の効率的な配置をFEMに基づいたモデリング及びシミュレーションにより行ったものであるが具体的な電力回収方法が何ら例示されていないため実用性に乏しい。
特許文献6には、外力を受けることによって一側面で圧縮変形と引張変形とが生じる弾性を有する基材と、この基材の一側面側に沿って配置された圧電性膜と上部電極及び下部電極から構成された発電装置が開示されている。この発電装置において、上部電極及び下部電極は圧縮領域と引っ張り領域との境界で分割され、圧縮領域と引っ張り領域に発生した電荷が相殺しあうことなく、合成した電力を供給する。しかし、この発電装置は、基材の周囲が固定され、外力の作用する位置が一定である状態で弾性体(圧電素子)の分割位置を決定する必要があり、インソールのように変形自在な弾性体に適用することは難しい。さらに2つの圧電素子からの電力の位相を同期させて重畳した場合、出力する電圧は2倍になるがインピーダンスも2倍になるため電流が低下して出力電力が低下する問題がある。
特開2002-209607号公報 特開2004-096980号公報 特開2013-070918号公報 特開2003-008453号公報 特表2015-503218号公報 特開2014-204468号公報
ところで、靴またはインソールに圧電素子を使った発電装置や機械的な可動部分を有する発電装置を組み込んで歩行による振動によって発電しようとする場合、着地による衝撃の大きい靴の踵部分に発電装置を組み込む例が多い。この時、一般的な発電装置は、機械的な可動部分(メカ)と磁石やコイルが必要であるが、厚さの限定された靴底に組み込む発電装置は薄型のものに限られ、防水性も必要である。また、靴の踵に可動部分を有する発電装置を組み込んだ構造の場合、発電装置にメンテナンスの必要性が出たり、故障が発生したりする場合には靴自体を分解する必要が出るが、分解を可能とする靴は複雑な構造になるため実用的ではない。また、圧電素子にはPZTに代表されるセラミック系とPVDFなどの有機樹脂フィルム系があるが、セラミック系圧電素子は靭性が低いため、歩行時に変形する靴底全体に配置するのは困難である。このためセラミック系圧電素子を割れない程度の大きさで組み込めるのは硬質な踵だけであり、発電量の増大は限定される。また、有機樹脂フィルムの圧電素子は曲げには強いものの、セラミック系圧電素子に比べて起電力が小さいため設置面積を大きくする必要があるが、本発明者の研究によれば、単に圧電素子を大面積化しても発電量が比例して増加しないばかりか、圧電素子の曲げ振動モードによっては発電量が低下してしまうことが確認されている。さらに、歩行スピードや路面状態、歩行者の歩き方の個人差によって靴やインソールが受ける運動エネルギーのリズムや衝撃力、着地時及び蹴り出し時の靴及びインソールの変形量及び変形パターンは千差万別である。このため特定の共振域を有する振動発電装置や特定の歩行パターンに合わせた発電装置では歩行による効率的な発電を行うことが難しい。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数の圧電素子を用いて電力を生成する発電インソールにおいて、エネルギーの回収効率の向上を図ることである。
かかる課題を解決すべく、本発明は、可撓性基板と、複数の圧電素子と、複数の整流回路と、キャパシタと、複数の第1のスイッチ部とを有する発電システムを提供する。複数 の圧電素子は、可撓性基板に設けられている。複数の整流回路は、複数の圧電素子のそれぞれに設けられており、複数の圧電素子のそれぞれにて発生した交流電力を独立して整流する。キャパシタは、複数の整流回路によって充電される。複数の第1のスイッチ部のそ れぞれは、複数の整流回路のそれぞれと、キャパシタとの間に設けられ、複数の圧電素子 のそれぞれにて発生した電圧波形がπ/n(nは圧電素子の個数)の位相差となるタイミ ングで開閉制御される。
ここで、本発明において、上記複数の圧電素子は可撓性基板の撓み変形方向(可撓性基板において、撓み変形が順次発生する方向)に沿って分離して配置されていることが好ましい。この場合、上記複数の圧電素子のそれぞれが備える一方の電極は、撓み変形方向の長さが異なっていてもよい。また、上記複数の圧電素子は、第1の圧電素子と、可撓性基板における、第1の圧電素子が設けられている部位よりも撓み応力が大きな部位に設けられていると共に、第1の圧電素子の電極よりも撓み変形方向の長さが短い電極を備える第2の圧電素子とを有することが望ましい。
また、本発明において、キャパシタと、キャパシタの電力を供給すべき他の回路との間に設けられ、キャパシタの電圧に応じて開閉制御される第2スイッチ部をさらに設けてもよい。
また、本発明においてキャパシタの電力によって充電される蓄電装置と、蓄電装置に充電された電力を用いて動作する無線機とをさらに設けることが好ましい
本発明によれば、それぞれの圧電素子における電力の発生間隔や電圧にバラつきが発生しても、圧電素子毎に整流回路が独立しているため、それぞれの圧電素子の電力出力が相互に干渉・相殺されることがない。これにより、複数の圧電素子によるキャパシタへの充填を効率的に行うことができるので、エネルギーの回収効率の向上を図ることができる。それとともに、複数の第1のスイッチ部の開閉制御によって、複数の圧電素子のそれぞれ にて発生した電圧波形の位相差をπ/nに設定することで、キャパシタの蓄電効率を最大 化できる。
可撓性基板の外観図 下部電極の形成パターン図 可撓性基板に下部電極を形成した状態図 圧電膜の形成パターン図 上部電極の形成パターン図 可撓性基板に上部電極までを形成した状態図 可撓性基板に整流蓄電回路を搭載した状態図 可撓性基板に整流蓄電回路を搭載した状態のa-a断面図 クッション材で上下部を挟んだ完成状態図 発電インソール完成品のb-b断面図 発電インソール完成品のc-c断面図 第1の実施形態におけるb-b断面の部分拡大図 第2の実施形態におけるb-b断面の部分拡大図 整流蓄電回路をつま先または踵に搭載した配置例の説明図 整流蓄電回路をつま先または踵に搭載した配置例のd-d断面図 第4の実施形態における整流蓄電回路の説明図 第5の実施形態における整流蓄電回路の説明図 比較例における2つの圧電素子からの整流波を合成した電圧比較グラフ 比較例における2つの圧電素子からの整流波を合成した負荷回路(蓄電池)の両端電圧比較グラフ 比較例における2つの圧電素子からの整流波を合成した負荷回路(蓄電池)の電力比較グラフ 比較例における2つの圧電素子からの整流波を合成した累積発電電力比較グラフ
(第1の実施形態)
本実施形態では、複数の圧電素子を用いて電力を生成する発電システムを靴のインソール(可撓性基板)に実装した例について説明する。図1に示すように、可撓性基板2は、靴のインソール(中敷き)形状に形成されており、可撓性、すなわち、外力によって撓む性質を有する。可撓性基板2の材質と厚みは特に制限されないが、絶縁性を有し、歩行による繰り返しの曲げ応力によって容易に破壊せず、適度な柔軟性と弾性が必要であり軽量なものが望ましい。本実施形態では、可撓性基板2としてポリプロピレン(厚さt=1mm)を使用するが、これに制限されるものではなく、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリアセタール、ポリカーボネイト、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド(ナイロン)、ポリウレタン、ポリフェニレンサルファイド、エラストマー(ゴム)、シリコーンゴムなどを含めて、任意の材質を使用可能である。
図2に示すように、可撓性基板2の表面には、図示したパターンを有する下部電極3が形成されている。下部電極3の材質は特に制限されない。下部電極3のパターンは公知の技術により形成可能であり、例えば、薄い銅箔を貼り付けてエッチングで回路を形成する方法、真空蒸着法およびスパッタリング法等の気相成膜法、スクリーン印刷やインクジェット法等の印刷法を用いることができる。また、同図に示すように、可撓性基板2の一部、すなわち、土踏まず部分には収容凹部10が形成されている。本実施形態では、可撓性基板2への密着性を上げるため、可撓性基板2の表面にプライマーを塗布した上で、導電塗料をスクリーン印刷法で印刷・塗布することによって、下部電極3が形成される。下部電極3は、可撓性基板2上において、インソールの長さ方向(図2のX方向)に沿って複数に分割して配置されている。これにより、分割された下部電極3のそれぞれによって、複数の独立した圧電素子が形成されることになる。個々の下部電極3は、導線部3aにより引き回されて、1箇所の集電部3bに集約される。
靴の動きとしては、歩行の際は踵部の後端から順に母指球側に向かって靴底が地面に順次着地し、つぎに、つま先で地面を蹴り出す動作が繰り返される。この際、インソールには踵側からつま先側に向かって圧縮応力と曲げ応力が順次発生するが、この圧縮と曲げはインソールの長さ方向において均等な間隔で発生するものではない。このため、インソールの長さ方向における下部電極3の長さ(以下、「電極の長さ」という。)は一定ではなく、歩行時におけるインソールの撓み変形に合わせて後述する整流蓄電回路8に一定の間隔で電力が供給できるように決定される。
本実施形態では、短時間に大きな圧縮応力がかかる部分は短く、短時間で圧縮と曲げ応力が発生する土踏まず部分は長く、集中的に圧縮と曲げ応力が発生する母指球部分は短く形成されている。換言すれば、可撓性基板2上に設けられた2つの圧電素子に着目し、可撓性基板2において、第1の圧電素子が設けられた部位(例えば、土踏まず部分)よりも第2の圧電素子が設けられた部位(例えば、母指球部分)の方が撓み応力が大きい場合、第2の圧電素子の電極の長さは、第1の圧電素子のそれよりも短くなるように形成される。ただし、この下部電極3の配置パターンおよび電極の長さはこれに制限されるものではなく、インソールを挿入する靴の材質や形状、歩行以外のスポーツ等、特定の用途によっても最適化できることは言うまでもない。
なお、複数の圧電素子を配置する方向は、インソールの長さ方向(図2のX方向)に限定されるものではない。撓み変形が順次発生する可撓性基板において、複数の圧電素子は、当該撓み変形が順次発生する方向に沿って分離して配置されていればよい。これにより、可撓性基盤の撓み変形に合わせて、整流蓄電回路(後述)に安定して電力を供給することが可能となる。
図3は、可撓性基板2に下部電極3が形成された状態を示す。ここでは下部電極3のパターン形成と同時にアンテナ8dのパターンを形成しておくことで部品点数の削減と軽量化が可能である。
図4に示すように、下部電極3の上には、圧電膜4が図示したパターンで形成されている。圧電膜4としては、柔軟性のあるポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)等の樹脂系圧電材料が好適であるが、これに制限されるものではない。圧電膜4の固定方法としては、樹脂系圧電フィルムを接着剤で貼り付けることも可能であるが、強い圧縮と曲げ応力が繰り返し作用するインソールでは圧電膜4が剥がれる虞があるため、本実施形態では、下部電極3と圧電膜4との密着力が強いPVDFのスプレーコーティング工法を用いている。スプレーコーティング工法は、被コーティング物である可撓性基板2上の下部電極3をプラス極(アース状態)に保ち、コーティング噴霧機の先端に付属している電極針にマイナス1kV~100kVの高電圧を供給して下部電極3とコーティング噴霧機との両極間に電界を形成保持する。つぎに、コーティング噴霧機の不活性気体噴出ノズルから不活性気体を被コーティング物に向けて噴射し、これと同時に誘電性溶液ノズルから溶媒にPVDFを溶解して得たPVDF溶液を噴射し、このPVDF溶液の液滴にマイナスの電荷を与えてコーティング噴霧機に付属する電極針を被下部電極3に対向し移動させながら微粒化噴霧を行う。これにより、下部電極3上に圧電膜4が形成される。スプレーコーティング工法によれば、圧電膜の形成と同時に分極を行うことができるという利点がある。PVDF延伸フィルムを下部電極3に接着剤で貼り付けた場合より圧電膜4の密着性が良いため発電効率が高いという利点もある。
図5に示すように、圧電膜4の上には、図示したパターンを有する上部電極5が形成されている。単一の上部電極5は、可撓性基板2の大半を覆っており、分割された個々の下部電極3に対して共通電極となっている。上部電極5の形成に際しては、導線部5aも同時に形成される。上部電極5の形成方法は下部電極3と同様なので省略する。
図7および図8(図7のa-a断面)に示すように、収容凹部10は、可撓性基板2の土踏まず部分に形成されており、整流蓄電回路8が取り付けられている。この整流蓄電回路8は、整流回路8aとキャパシタ8b、制御部8cによって開閉されるスイッチ部8dと蓄電装置8e及び無線機8fを一体に構成したもので、可撓性基板上2に形成されたアンテナ8gから電波を発信または受信する。
図9、図10(図9のb-b断面)、および、図11(図9のc-c断面)に示すように、整流蓄電回路8を取り付けた可撓性基板2の上面は、その全面を絶縁性の保護膜6で覆ってから弾性素材の上部インソール7a及び下部インソール7bで挟み込んで接着し発電インソール1が完成する。なお、上部インソール7a及び下部インソール7bは軟質で導電性のない材質であれば問題なく、布帛やポリウレタン、エラストマー、シリコーンなどの樹脂、クロロプレンゴム、皮革など公知の材料を使用することができる。
図12は、図11c-c断面の部分拡大図である。可撓性基板2の上には、下部電極3、圧電膜4、および、上部電極5が下から順に形成されている。そして、保護膜6によって上面が覆われ、上部インソール7a及び下部インソール7bによって上下から挟み込んで接着されている。
なお、整流蓄電回路9は、爪先部分に配置してもよいし、かかと部分に配置してもよい。これらの場合において、導線部5aおよびアンテナ8gは、適宜の位置に配置すればよい。図14は、つま先に整流蓄電回路9aまたは踵部分に整流蓄電回路9bを配置した場合の平面を示し、図15は、図14のd-d断面を示す。
本実施形態に係る発電インソール1は、左右両足に使うことも、片側だけに使うことも可能である。左右両足に発電インソール1を使用した場合、右と左に異なるセンサーおよび通信機能を持たせることが可能となる。例えば、右側で歩行位置をGPS計測し発信させ、左側では歩行者の周囲に設置されたビーコン情報を受信するなど、その用途と組み合わせは特に限定されるものではない。
また、発電インソール1は簡単に入れ替えが可能であるため、複数の発電インソール1に夫々が異なるセンサーおよび通信機能を搭載しておき、用途に応じて随時入れ替えをすることも簡単に行える。片足だけに発電インソール1を用いる場合、もう片側をダミーインソールにして重量を片方の発電インソール1と同じにしておけば、使用者に違和感を与えることがない。さらに、また、発電インソール1の外周部に圧電素子11を搭載しない余白(リブ)を適宜な幅で設けておき、靴のサイズに合わせたカットラインを上部インソール7aの余白範囲内に予め印刷しておけば、異なるサイズの靴に適した大きさに調整することを簡単に行うことができる。このことにより、靴のサイズごとに発電インソールのサイズを揃える必要がない。
(第2の実施形態)
本実施形態は、上述した第1の実施形態における可撓性基板2に導電性の材質を使用することで、下部電極3の形成を省略するものである。導電性の材質としては、導電ゴムが挙げられる。金属では鉄、ステンレス、アルミニウム、銅などの薄板も好適で、夫々の材質に応じた硬度と厚さによって選択されるが、これに制限されるものではない。
具体的には、まず、導電性のある可撓性基板2に圧電膜4がスプレーコーティングされる。具体的なコーティング方法は、上述した第1の実施形態と同じである。つぎに、圧電膜3の上に、第1の実施形態の下部電極3と同様のパターンで上部電極5が形成される。図12に断面形状を示すように、第1の実施形態における分割された下部電極3の機能を第2の実施形態では上部電極5が果たすと共に、第1の実施形態における上部電極5の機能を第2の実施形態では導電性の可撓性基板2が果たすことになる。これにより、第2の実施形態において、一組の圧電素子11aは、導電性の可撓性基板2と、圧電膜4と、独立したパタ-ンで形成された上部電極5とによって構成される。それ以降の組立手順は、第1の実施形態と同様である。すなわち、整流蓄電回路8を取り付け、絶縁性の保護膜6で覆ってから弾性素材の上部インソール7a及び下部インソール7bで挟み込んで接着することによって、発電インソール1が完成する。
図13にc-c断面の部分拡大図を示すように、この構造によれば、下部電極3を形成されないため可撓性基板2の撓み変形がダイレクトに圧電膜4に伝わって圧電効率の向上を図ると共に、下部電極3の形成工数を削減することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態は、バイモルフ構造を採用した圧電素子11に関する。圧電素子11,11aのバイモルフ構造は、上述した第1及び第2の実施形態において、可撓性基板2および導電性可撓性基板2aの片面にのみ形成された圧電素子11,11aを可撓性基板2および導電性可撓性基板2aの両面に形成するものである。その際、圧電素子の独立した形成パターン(第1の実施形態における下部電極3パターン、第2の実施形態における上部電極パターン5)は可撓性基板2や導電性可撓性基板2aの表面と裏面に対向して対称に形成することが望ましい。
両面に対抗した圧電素子11,11aから出力される電力は整流蓄電回路8を裏表に各1個搭載することで2倍の電力を出力することができ、蓄電装置8eの充電時間を短縮する、あるいは蓄電装置8eの蓄電量を大きくして無線機の稼働時間を延長することも可能になる。図14に、第3の実施形態におけるb-b断面の部分拡大図を示す。
(第4の実施形態)
つぎに、図16を参照しつつ、可撓性基板2に組み込まれた整流蓄電回路8(発電システム)について説明する。ここで、圧電素子11とは、図12(断面拡大図)に示すように下部電極4と、圧電膜5と、上部電極6からなる一組を指すものとする。
この発電システムは、複数の圧電素子11と、整流蓄電回路8とを主体に構成されている。整流蓄電回路8は、複数の整流回路8aと、キャパシタ8bと、制御部8cと、スイッチ部8dと、蓄電装置8eと、無線機8fと、アンテナ8gとを有する。ここで、整流回路8aは、複数の圧電素子11のそれぞれに設けられており、圧電素子11にて発生した交流電力を独立して整流する。キャパシタ8bは、複数の整流回路8aに共通接続されており、複数の整流回路8aからの出力によって充電される。
本実施形態では、複数の圧電素子11が発電インソール1の撓み変形方向に沿って並んでいるが、下部電極4は夫々が独立しているため出力される電力も独立している。また、前述のように、可撓性基板2において、第1の圧電素子が設けられた部位よりも第2の圧電素子が設けられた部位の方が撓み応力が大きい場合、第2の圧電素子の電極の長さは、第1の圧電素子のそれよりも短くなるように形成されている。すなわち、圧電素子11の下部電極4の長さは、歩行パターンに合わせて地面へ踵の着地からつま先の蹴り出しまでの間で、ほぼ均等な間隔で電力が出力されるように、その電極の長さが最適化されているため不等長となっている。発電の際は歩行者の歩行動作によって左右の靴が交互に繰り出され、靴は踵側からつま先側に順次接地し体重によって靴および発電インソール1が撓み変形する(図面省略)。
発電インソール1は踵側からつま先側に向かって圧電素子11が順次撓み変形し、圧電素子11から発生した交流電力は独立した整流回路8aで交流から直流に整流してキャパシタ8bに充電する。その際、歩行の個人差や歩行パターンの変化によって、圧電素子11からの電力発生間隔や電圧にバラつきが発生する場合があるが、各圧電素子11に接続された整流回路8aが独立しているため、各圧電素子11の電力出力が相互に干渉して相殺されること無くキャパシタ8bへ効率的な充電が行われる。
つぎに、キャパシタ8bの電圧を監視する制御部8cによって開閉されるスイッチ部8dを経由してキャパシタ8bの電力が蓄電装置8eに蓄えられる。蓄電装置8eの充電には蓄電装置8eの充電電圧よりもキャパシタ8bの電圧が高い必要がある。制御部8cはキャパシタbの電圧を監視し、キャパシタ8bの電圧が蓄電装置8eの充電に適した第1しきい値の電圧を超えるとスイッチ部8dを閉じて蓄電装置8eの充電を開始する。キャパシタ8bから蓄電装置8eへの充電が進み、キャパシタ8bの電圧が蓄電装置8eの充電に適さない第2しきい値の電圧より低下するとスイッチ部8dを開放して蓄電装置8e充電を停止する。このようにキャパシタ8bの電圧を制御部8cで監視しながらスイッチ部8dを開閉することで蓄電装置8eを効率的に充電する。
蓄電装置8eに充電した電力によって蓄電装置8eに接続した無線機8fが通信を行う。無線機8fの種類は限定されないが、Bluetooth(登録商標)、無線LAN(wifi)、ビーコンなど各種の通信装置を利用することができる。また、インソールに各種のセンサー、例えば温度、湿度、加速度等などのセンサーを内蔵してその情報を発信することも可能である。これらセンサーの情報の一時的な記憶のために情報を格納するメモリを蓄電装置8eに内蔵させることも可能である。さらに、また、蓄電装置8eにメモリバックアップのために1次電池や2次電池を搭載することも可能である。
本実施形態では、Bluetooth無線機から一定の歩行数ごとに電波を発信して歩行状態が周囲から確認できる機能を組み込んで発電インソールの稼働確認を行った(図面省略)。具体的には、歩行者の歩数が2~3歩ごとにBluetooth無線機から電波を発信し、その電波を周囲に設置したBluetooth受信機で受信し、歩行状態の確認ができた。
このように、発電インソール1に内蔵した圧電素子11からの電力を効率的に蓄電装置8eに蓄えることが可能となり、安定して無線機8fを動作させることができる。また、本整流蓄電回路8は複数の圧電素子11から独立して発電および整流を行うため、1つの圧電素子11や整流回路8aが故障しても直ちにセンサーや無線機が停止しないことも発電インソール1の信頼性や耐久性に寄与する。さらに本発明による発電インソール1は、使用者の歩行速度や足の運び方に個人差があっても安定した発電効率の維持が可能であるため、内蔵した無線機による安定した通信が可能となる。
(第5の実施形態)
本実施形態にかかる整流蓄電回路9において、圧電インソール1の圧電素子11の構造と発電の順序は、上述した第4の実施形態と同様なので説明は省略する。歩行者の歩行動作によって踵側からつま先側に順次圧電素子11から発生した交流電力は独立した整流回路9aで交流から直流に整流し、整流回路8aの出力電圧を監視する第1制御部8hによって開閉される第1スイッチ部8iを経由してキャパシタ8bが充電される。ここで、キャパシタ8bの充電にはキャパシタ8bの充電電圧よりも整流回路8aの出力電圧が高い必要がある。第1制御部8hは整流回路8aの出力電圧を監視し、夫々の圧電素子から出力される電圧が効率よくキャパシタ8bに蓄電できるように第1スイッチ部8iを開閉する。
本発明者の研究によれば、n個の圧電素子があった場合、夫々の位相がπ/nradずれている場合にキャパシタへの蓄電効率が最大になることが確認されている。したがって圧電素子から出力された電圧のピーク値をとるタイミングを制御することにより、最適な位相のずれを発生するようにスイッチを開閉する。
つぎに、キャパシタ8bの電圧を監視する第2制御部8jによって開閉される第2スイッチ部8kを経由してキャパシタ8bの電力は蓄電装置8eに蓄えられ、蓄電装置8eの電力で無線機8fを動作させる。この第2制御部8jと第2スイッチ部8kおよび無線機8fの動作は実施例4の制御部8cとスイッチ部8dおよび無線機8fと同様なので説明は省略する。
本実施例の整流蓄電回路9によれば、圧電素子11からの電圧が低い状態で蓄電装置8eの充電に適さない場合は、第2制御部にて第2スイッチ8kの接続を開放することで蓄電装置8eを効率的に充電することが可能になる。
(比較例)
キャパシタ8bへ充電する場合の整流方法について、実施例1の圧電素子配列例及び実施例4の整流回路と特許文献6(特開2014-204468号公報)の回路を比較する。なお、同じ条件で比較するため先に説明した本件実施例とは異なり、圧電素子11および整流回路波はそれぞれ2つとし、一定の周期で繰り返し振動するものとして比較する。
図18は圧電素子が2つで交流電圧の位相が90度ズレている場合の整流回路からの出力電圧の比較グラフであり、A波は特許文献6の整流回路からの出力波形で、B波は本件発明の整流回路から出力波形である。圧電素子の曲げモードが同じで圧電素子の出力は同一の前提である。1つの圧電素子から出力される交流電圧のピークを10V、圧電素子の内部インピーダンスを1、負荷(キャパシタ)のインピーダンスを0.1とした場合、特許文献6によるA波は、2つの位相のズレを合わせて合成し整流した電圧は20Vとなり、本件実施例による2つの位相のずれた出力を独立した整流回路で整流したB波は90度位相にズレが有るため、合成した出力は電荷の相殺によりピーク電圧は10Vより低めになる。しかし、キャパシタの両端電圧を図19で比較するとA波よりB波のほうが高くなる。これは、A波は2つの電力を直列で合成するためインピーダンスが2倍となり、キャパシタへ供給される実質的な発電量を比較すると図20のようになる。これを圧電素子11からの任意の容量のキャパシタへの累積チャージ量で比較すると図21のようにその差は明らかである。さらに、特許文献6の発電装置は2つの圧電素子の発電位相ズレは90度であることが前提であるが、本発明の整流蓄電回路であれば複数の圧電素子の発電位相ズレは一定である必要がないため、複数の圧電素子の発電位相ズレが多様なモードであっても効率的な整流と蓄電が可能である。
1 発電インソール
2 可撓性基板
2a 導電性可撓性基板
3 下部電極
3a 導線部
3b 集合部
4 圧電膜
5 上部電極
5a 導線部
6 保護膜
7a 上部インソール
7b 下部インソール
8 整流蓄電回路
8a 整流回路
8b キャパシタ
8c 制御部
8d スイッチ部
8e 蓄電装置
8f 無線機
8g アンテナ
8h 第1制御部
8i 第1スイッチ部
8j 第2制御部
8k 第2スイッチ部
9,9a,9b 整流蓄電回路
10,10a,10b 整流蓄電回路収容部
11 圧電素子

Claims (6)

  1. 発電インソールにおいて、
    可撓性基板と、
    前記可撓性基板に設けられた複数の圧電素子と、
    前記複数の圧電素子のそれぞれに設けられ、前記複数の圧電素子のそれぞれにて発生した交流電力を独立して整流する複数の整流回路と、
    前記複数の整流回路によって充電されるキャパシタと
    前記複数の整流回路のそれぞれと、前記キャパシタとの間に設けられ、前記複数の圧電 素子のそれぞれにて発生した電圧波形がπ/n(nは圧電素子の個数)の位相差となるタ イミングで開閉制御される複数の第1スイッチ部と
    を有することを特徴とする発電インソール
  2. 前記複数の圧電素子は、前記可撓性基板の撓み変形方向に沿って分離して配置されていることを特徴とする請求項1に記載された発電インソール
  3. 前記複数の圧電素子のそれぞれが備える一方の電極は、前記撓み変形方向の長さが異なることを特徴とする請求項2に記載された発電インソール
  4. 前記複数の圧電素子は、
    第1の圧電素子と、
    前記可撓性基板における、前記第1の圧電素子が設けられている部位よりも撓み応力が大きな部位に設けられていると共に、前記第1の圧電素子の電極よりも前記撓み変形方向の長さが短い電極を備える第2の圧電素子と
    を有することを特徴とする請求項3に記載された発電インソール
  5. 前記キャパシタと、前記キャパシタの電力を供給すべき他の回路との間に設けられ、前記キャパシタの電圧に応じて開閉制御される第2スイッチ部と
    をさらに有することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載された発電インソ ール
  6. 前記キャパシタの電力によって充電される蓄電装置と、
    前記蓄電装置に充電された電力を用いて動作する無線機と
    をさらに有することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載された発電インソ ール
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