JP5574736B2 - 効能成分供給装置 - Google Patents

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本発明は、効能成分を供給する効能成分供給装置に関する。
室内の環境を良好に保つため、芳香成分(効能成分)を室内に拡散させるようにした芳香剤が提案されている。しかしながら、芳香成分を室内に拡散させるようにすると、芳香成分の使用量が増大することになっていた。そこで、芳香成分を含んだ渦輪を発射する空気砲を備えた供給装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。これにより、芳香成分を渦輪に乗せて遠くに供給することができるため、利用者の満足度を高めつつ芳香成分の使用量を削減することが可能となる。
特開2007−261320号公報
ところで、利用者に向けて単に渦輪を発射するだけでは、その芳香成分の供給パターンに利用者が慣れてしまうことから、利用者の満足度を高めることが困難となっていた。しかしながら、芳香成分の供給パターンを増やすことは、供給装置の供給装置の複雑化や高コスト化を招く要因となっていた。
本発明の目的は、効能成分供給装置のコストを抑制しつつ、効能成分の供給パターンを増加させることにある。
本発明の効能成分供給装置は、効能成分を発生させる効能成分発生手段と、前記効能成分を含んだ空気渦を発射する発射手段と、前記効能成分発生手段から発生した前記効能成分を含んだ空気を前記発射手段へと送る送風ファンとを有し、前記送風ファンは、前記発射手段の作動時には前記発射手段に前記効能成分を充填する第1モードで駆動され、前記発射手段の停止時には前記発射手段を介して前記効能成分を含んだ空気を外部に放出する第2モードで駆動され、前記送風ファンは、前記第1モードで駆動された後に前記第2モードで駆動されることを特徴とする。
本発明の効能成分供給装置は、効能成分を発生させる効能成分発生手段と、前記効能成分を含んだ空気渦を発射する発射手段と、前記効能成分発生手段から発生した前記効能成分を含んだ空気を前記発射手段へと送る送風ファンとを有し、前記送風ファンは、前記発射手段の作動時には前記発射手段に前記効能成分を充填する第1モードで駆動され、前記発射手段の停止時には前記発射手段を介して前記効能成分を含んだ空気を外部に放出する第2モードで駆動され、前記第1モードの風量は前記第2モードの風量よりも多いことを特徴とする。
本発明によれば、発射手段の作動時には送風ファンを用いて発射手段に効能成分を充填し、発射手段の停止時には送風ファンを用いて効能成分を含んだ空気を外部に放出している。これにより、芳香成分の供給パターンを増やして利用者の満足度を高めることが可能となる。しかも、送風ファンに複数の機能を持たせることができるため、効能成分供給装置の構成を簡単にしてコストを抑制することが可能となる。
本発明の一実施の形態である効能成分供給装置の使用状況を示す説明図である。 効能成分供給装置を示す斜視図である。 効能成分供給装置の内部構造を示す分解斜視図である。 効能成分供給装置の内部構造を示す概略図である。 (a)および(b)は渦輪モードにおける作動状態を示す説明図である。 放出モードにおける作動状態を示す説明図である。 消臭モードにおける作動状態を示す説明図である。 効能成分供給装置の作動手順を示すフローチャートである。 効能成分供給装置の他の使用状況を示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施の形態である効能成分供給装置10(以下、供給装置という)の使用状況を示す説明図である。また、図2は供給装置10を示す斜視図であり、図3は供給装置10の内部構造を示す分解斜視図である。さらに、図4は供給装置10の内部構造を示す概略図である。
図1に示すように、車両11のインストルメントパネル12には、乗員Dに向けて渦輪(空気渦)Vを発射する供給装置10が設置されている。渦輪Vには効能成分として芳香成分が含まれており、芳香成分を渦輪Vに乗せることで遠くに供給することが可能となっている。図2に示すように、供給装置10の筐体13を構成する前面カバー14には、渦輪Vを発射する発射口15が形成されるとともに、後述するカートリッジ33を挿入するスロット16が形成されている。また、前面カバー14には、渦輪Vを発射する際に乗員Dによって操作されるトリガスイッチ17が設けられている。さらに、供給装置10の筐体13を構成する上面カバー18には、後述するオゾン発生器40からのオゾンを上方に放出する吹き出し口19が形成されている。
図3および図4に示すように、供給装置10には発射手段として空気砲20が設けられている。この空気砲20は、シリンダ21とこれに往復動自在に収容されるピストン22とを有している。シリンダ21の一端側には発射口23が形成されており、シリンダ21の他端側には連通口24が形成されている。すなわち、発射口23と連通口24とはピストン22を挟んだ両側にそれぞれ形成されている。また、ピストン22の背面側には、ロッド部材25が固定されるとともに、ピストン22を発射口23に向けて付勢するバネ部材26が組み付けられている。さらに、供給装置10には電動モータ27によって駆動される回転部材28が組み付けられている。回転部材28には所定間隔を空けて複数の係合爪29が形成されており、ピストン22のロッド部材25には係合爪29に対応する係合溝30が形成されている。このように、係合爪29および係合溝30を形成することにより、回転部材28を回転させてピストン22を往復運動させることが可能となり、シリンダ21内の空気を発射口23から渦輪Vとして発射することが可能となる。すなわち、回転部材28を回転させることにより、係合爪29が係合溝30に噛み合ってピストン22を矢印A方向の後退位置に引き込んだ後に、係合溝30から係合爪29が外れてピストン22が矢印B方向の前進位置に押し出される。このピストン22の往復運動は、回転部材28が停止するまで繰り返されることになる。
このような空気砲20のシリンダ21内に芳香成分を充填するため、供給装置10には効能成分発生手段としての芳香器31が設けられている。芳香器31は、図示しない電熱ヒータが組み込まれた収容部32を有している。この収容部32にはカートリッジ33が挿入されており、カートリッジ33には芳香成分を浸透させたスポンジ等が封入される。そして、収容部32の電熱ヒータに通電を施すことにより、カートリッジ33を暖めて芳香成分の揮発を促すことが可能となる。すなわち、電熱ヒータに対して通電を施すことにより、芳香器31は芳香成分の揮発を促進させる芳香発生状態に制御されることになる。一方、収容部32の電熱ヒータに対する通電を停止させることにより、カートリッジ33を冷やして芳香成分の揮発を抑制することが可能となる。すなわち、電熱ヒータに対する通電を停止することにより、芳香器31は芳香成分の揮発を抑制する芳香抑制状態に制御されることになる。
また、芳香器31とシリンダ21との間には、芳香器31からシリンダ21に空気を案内する流路カバー34が設けられている。また、流路カバー34内には、芳香器31からシリンダ21に向けて空気を流す送風ファン35が組み付けられている。この送風ファン35は電動モータ36によって駆動されており、送風ファン35の風量を2段階に切り換えることが可能となっている。すなわち、送風ファン35は、回転速度を上昇させて風量を増加させる高速駆動状態と、回転速度を低下させて風量を減少させる低速駆動状態とに切り換えられるようになっている。さらに、シリンダ21の側部には取込口37が形成されており、この取込口37を介してシリンダ21内と流路カバー34内とは連通している。このような取込口37を形成することにより、送風ファン35を駆動して流路カバー34内の芳香成分をシリンダ21内に充填することが可能となる。
さらに、供給装置10には、オゾンを発生させる消臭成分発生手段としてのオゾン発生器40が設けられている。このオゾン発生器40は、図示しない針状の放電電極と環状の対向電極とによって構成されている。そして、放電電極と対向電極とに高電圧を印加して無声放電させることにより、消臭成分であるオゾン(O)を発生させることが可能となっている。すなわち、電極間に電圧を印加することでオゾン発生器40はオゾン発生状態に制御される一方、電極間の電圧印加を解除することでオゾン発生器40はオゾン停止状態に制御されることになる。
これらの空気砲20、芳香器31、送風ファン35およびオゾン発生器40を制御するため、供給装置10には制御ユニット41が設けられている。この制御ユニット41は、図示しないマイクロプロセッサ(CPU)を備えており、このCPUにはバスラインを介してROM、RAMおよびI/Oポートが接続される。ROMには制御プログラムや各種データなどが格納され、RAMにはCPUで演算処理したデータが一時的に格納される。また、制御ユニット41には、ピストン22の作動位置を検出する位置センサ42が接続されており、車両11の起動時に乗員Dによって操作されるイグニッションスイッチ43が接続されている。さらに、制御ユニット41には、乗員Dによって操作されるトリガスイッチ17が接続されており、トリガスイッチ17の操作に連動して一連の制御プログラムが実行されるようになっている。
続いて、供給装置10の作動モードについて説明する。供給装置10は作動モードとして、発射口23から芳香成分を含んだ渦輪Vを発射する渦輪モード、発射口23から芳香成分を含んだ空気を放出する放出モード、吹き出し口19からオゾンを放出する消臭モードを有している。ここで、図5(a)および(b)は渦輪モードにおける作動状態を示す説明図である。また、図6は放出モードにおける作動状態を示す説明図であり、図7は消臭モードにおける作動状態を示す説明図である。
図5(a)および(b)に示すように、渦輪モードにおいては、電動モータ27を駆動して回転部材28を回転させることにより、ピストン22を往復させて発射口23から連続的に渦輪Vを発射させている。このとき、芳香器31は芳香発生状態に制御され、送風ファン35は第1モードとしての高速駆動状態に制御される。これにより、図5(a)に示すように、ピストン22が後退位置に移動する毎にピストン22の前面側に芳香成分を充填することができ、図5(b)に示すように、芳香成分を含んだ渦輪Vを発射口23から発射させることが可能となる。このように、芳香成分を渦輪Vに乗せて遠くに供給することにより、芳香成分の使用量を削減しつつ乗員Dの満足度を高めることが可能となる。
また、図6に示すように、放出モードにおいては、所定角度で回転部材28を停止させることにより、ピストン22が連通口24側の後退位置に保持された状態となっている。すなわち、ピストン22を後退位置に移動させることで、シリンダ21内では取込口37が発射口23に連通した状態となっている。このとき、芳香器31は芳香発生状態に制御され、送風ファン35は第2モードとしての低速駆動状態に制御される。これにより、芳香成分を含んだ空気が取込口37からシリンダ21内に送り込まれるとともに、この空気を発射口23から外部に放出することが可能となる。このように、芳香成分を渦輪Vに乗せて供給するだけでなく、芳香成分を連続的に供給することができるため、供給方法のバリエーションを増やすことが可能となっている。これにより、乗員Dの満足度を高めることが可能となる。
さらに、図7に示すように、消臭モードにおいては、所定角度で回転部材28を停止させることにより、ピストン22が発射口23側の前進位置に保持された状態となる。すなわち、ピストン22を前進位置に移動させることで、シリンダ21内では取込口37が連通口24に連通した状態となっている。このとき、芳香器31は芳香抑制状態に制御され、送風ファン35は第3モードとしての低速駆動状態に制御され、オゾン発生器40はオゾン発生状態に制御される。これにより、残り香を含んだ空気が取込口37からシリンダ21内に送り込まれるとともに、この空気を連通口24から筐体13内を経てオゾン発生器40に供給することが可能となる。そして、オゾン発生器40に供給された空気は、オゾンによって消臭された後に上面カバー18の吹き出し口19から外部に放出される。このように、消臭モードにおいては、オゾンによって芳香器31の残り香を消臭することができ、残り香の流出を防止することが可能となる。これにより、乗員Dが芳香成分に慣れてしまうことを抑制することができ、芳香成分の供給効果を高めることが可能となる。
また、消臭モードにおいては、上面カバー18の吹き出し口19からオゾンを含んだ空気が外部に放出されることになるが、図1に矢印Aで示すように、オゾンを含んだ空気は供給装置10の上方に向けて放出されている。すなわち、供給装置10が車両11のインストルメントパネル12に設置された場合には、フロントガラス44に向けてオゾンを含んだ空気が放出されることになる。これにより、図1に矢印Bで示すように、デフロスタ装置から送風される空気の流れにオゾンを乗せることができ、オゾンを室内の隅々まで拡散させて車室内の消臭効果を高めることが可能となる。また、オゾンを含んだ空気をフロントガラス44に向けて放出することにより、オゾンの影響を受け易いインストルメントパネル12等のプラスチック製の部品に対してオゾン濃度の濃い空気を吹き付けてしまうこともない。なお、図示する場合には、ほぼ垂直上方向にオゾンを含んだ空気を放出させているが、これに限れられることはなく、車両前方側にオゾンを含んだ空気の放出方向を傾けるようにしても良い。
これまで説明したように、空気砲20が作動する供給装置10の渦輪モードにおいては、送風ファン35によって空気砲20のシリンダ21内に芳香成分を充填し、空気砲20が停止する供給装置10の放出モードにおいては、送風ファン35によって空気砲20から芳香成分を含んだ空気を放出している。このように、芳香成分を渦輪Vに乗せて供給するだけでなく、芳香成分を連続的に供給することができるため、芳香成分の供給パターンを増やして乗員Dの満足度を高めることが可能となる。しかも、渦輪モードと放出モードとの双方において、送風ファン35を有効に活用することが可能となっている。すなわち、送風ファン35に2つの機能を持たせることができるため、送風ファン35を1つに削減することが可能となる。このように、供給装置10の簡素化および低コスト化を達成することが可能となる。
さらに、供給装置10の消臭モードにおいては、送風ファン35によって空気砲20からオゾン発生器40に残り香を含んだ空気を案内している。このように、渦輪モードや放出モードだけでなく、消臭モードにおいても送風ファン35を有効に活用することができるため、更なる供給装置10の簡素化および低コスト化を達成することが可能となる。
続いて、供給装置10の一連の動作について説明する。ここで、図8は供給装置10の作動手順を示すフローチャートである。図8に示すように、ステップS1では、イグニッションスイッチ43がオン操作されているか否かが判定される。イグニッションスイッチ43がオン操作されている場合には、ステップS2に進み、車両11の起動状態に連動して供給装置10の電源が入れられる。そして、ステップS3に進み、所定時間(例えば10秒)に渡ってプレ充填モードが実行される。このプレ充填モードにおいては、送風ファン35は低速駆動状態に制御され、芳香器31は芳香発生状態に制御され、オゾン発生器40はオゾン発生状態に制御され、空気砲20のピストン22は後退位置に保持される。このように、供給装置10の起動直後においては、渦輪Vの発射に備えて流路カバー34内を芳香成分で満たすようにしている。
続いて、ステップS4では、再びイグニッションスイッチ43がオン操作されているか否かが判定される。ステップS4において、イグニッションスイッチ43のオン操作が継続されていると判定された場合には、ステップS5に進み、消臭モードが実行される。この消臭モードにおいては、送風ファン35は低速駆動状態に制御され、芳香器31は芳香抑制状態に制御され、オゾン発生器40はオゾン発生状態に制御され、空気砲20のピストン22は前進位置に保持される。すなわち、図7に示す消臭モードが実行されることになる。このように、トリガスイッチ17のオン操作を待っている待機状態においては、不要に芳香成分が漏れ出すことのないように、芳香器31からのオゾン発生器40に向けて空気が案内されている。
次いで、ステップS6では、トリガスイッチ17がオン操作されているか否かが判定される。ステップS6において、トリガスイッチ17がオン操作されていると判定された場合には、ステップS7に進み、渦輪モードが実行される。この渦輪モードにおいては、送風ファン35は高速駆動状態に制御され、芳香器31は芳香発生状態に制御され、オゾン発生器40はオゾン発生状態に制御され、空気砲20のピストン22は所定回数(例えば6回)に渡って往復運動を開始する。すなわち、図5(a)および(b)に示す渦輪モードが実行されることになる。なお、渦輪モードにおいては、十分な芳香成分をシリンダ21内に充填するため、ピストン22を往復させる際には後退位置においてピストン22を一時的(例えば0.5秒)に停止させている。また、渦輪モードにおいては、必要以上の芳香成分の発生を抑制するため、所定時間(例えば10秒)を経過した後に芳香器31を芳香抑制状態に切り換えている。
このような渦輪モードが終了した後には、ステップS8に進み、所定時間(例えば5分)に渡って放出モードが実行される。この放出モードにおいては、送風ファン35は低速駆動状態に制御され、芳香器31は芳香抑制状態に制御され、オゾン発生器40はオゾン発生状態に制御され、空気砲20のピストン22は後退位置に保持される。すなわち、図6に示す放出モードが実行されることになる。このように、複数回に渡って渦輪Vを発射する渦輪モードを実行した後に、発射口23から芳香成分を含んだ空気を連続的に放出する放出モードを実行することにより、芳香器31において発生した芳香成分を余すことなく車室内に放出することが可能となる。
また、前述したステップS4において、イグニッションスイッチ43がオフ操作されたと判定された場合には、ステップS9に進み、所定時間(例えば30分)に渡って消臭モードが実行される。この消臭モードにおいては、送風ファン35は低速駆動状態に制御され、芳香器31は芳香抑制状態に制御され、オゾン発生器40はオゾン発生状態に制御され、空気砲20のピストン22は前進位置に保持される。すなわち、図7に示す消臭モードが実行されることになる。このように、所定時間(例えば30分)に渡って消臭モードを実行することにより、吹き出し口19からオゾンを車室内に放出させることができるため、次回乗車に備えて車室内の消臭や除菌を行うことが可能となる。そして、消臭モードが終了すると、ステップS10に進み、供給装置10の電源が自動的に切られることになる。
なお、前述の説明では、供給装置10を車両11に設置した場合について説明したが、供給装置10の使用環境としては車室内に限られることはなく、室内で供給装置10を使用しても良い。ここで、図9は供給装置10の他の使用状況を示す説明図である。図9に示すように、机45の上に供給装置10を設置することにより、作業者Wに向けて芳香成分を含んだ渦輪Vを供給しても良い。また、供給装置10の設置箇所としては、机45の上に限られることはなく、室内の天井や壁に供給装置10を設置しても良く、テレビ台に供給装置10を設置しても良い。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、図示する場合には、電動モータ27の動力を用いてピストン22を駆動しているが、これに限られることはなく、電磁コイルと可動鉄心とを組み合わせてピストン22を駆動しても良い。また、連通口24の形成位置はシリンダ21の背面側に限らず、ピストン22の移動によって取込口37と連通させることができる位置であれば、ピストン22を挟んで発射口23と反対側のシリンダ21の側面側に形成しても良い。また、ピストン22を往復させることで空気砲20から渦輪Vを発射させているが、このような空気砲の構造に限られることはなく、蛇腹形状の本体を伸縮させて渦輪を発射させる構造や、ダイヤフラムを変形させて渦輪を発射させる構造であっても良い。また、送風ファン35が芳香器31とシリンダ21との間に設けた流路カバー34内に組み付けられているが、この様な設置位置に限らず、芳香器31から発生された芳香成分を含んだ空気をシリンダ21に向けて流すことができれば、芳香器31より上流側に送風ファンを設けたり、シリンダ21側から芳香成分を含んだ空気を吸引する位置に送風ファンを設けたりしても良い。また、前述の説明では、効能成分として芳香成分を供給しているが、効能成分としては芳香成分に限られることはなく、覚醒効果を有するカプサイシン成分やイソチオシアネート成分等を効能成分として供給しても良い。さらに、供給装置10に設けられる芳香成分は1種類に限られることはなく、複数の芳香成分を切り換えて供給しても良い。さらに、前述の説明では、トリガスイッチ17のオン操作に連動して一連の制御プログラムを実行しているが、これに限られることはなく、動作モードを選択して個別に実行させても良い。
10 効能成分供給装置
20 空気砲(発射手段)
31 芳香器(効能成分発生手段)
35 送風ファン
40 オゾン発生器(消臭成分発生手段)
V 渦輪(空気渦)

Claims (2)

  1. 効能成分を発生させる効能成分発生手段と、
    前記効能成分を含んだ空気渦を発射する発射手段と、
    前記効能成分発生手段から発生した前記効能成分を含んだ空気を前記発射手段へと送る送風ファンとを有し、
    前記送風ファンは、前記発射手段の作動時には前記発射手段に前記効能成分を充填する第1モードで駆動され、前記発射手段の停止時には前記発射手段を介して前記効能成分を含んだ空気を外部に放出する第2モードで駆動され、
    前記送風ファンは、前記第1モードで駆動された後に前記第2モードで駆動されることを特徴とする効能成分供給装置。
  2. 効能成分を発生させる効能成分発生手段と、
    前記効能成分を含んだ空気渦を発射する発射手段と、
    前記効能成分発生手段から発生した前記効能成分を含んだ空気を前記発射手段へと送る送風ファンとを有し、
    前記送風ファンは、前記発射手段の作動時には前記発射手段に前記効能成分を充填する第1モードで駆動され、前記発射手段の停止時には前記発射手段を介して前記効能成分を含んだ空気を外部に放出する第2モードで駆動され、
    前記第1モードの風量は前記第2モードの風量よりも多いことを特徴とする効能成分供給装置。
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