JP5572359B2 - 尿中物質濃度測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、8-ヒドロキシデオキシグアノシンのような尿中の低分子物質の測定を行うのに適した尿中物質濃度測定装置に関する。
「酸化ストレス状態」とは、体内で活性酸素と抗酸化物質とのバランスが崩れて活性酸素が優位になっている状態をいう。
喫煙、睡眠不足等の身体への過剰の負荷、過度のストレスが原因で抗酸化作用が低下すると、活性酸素が増加して酸化ストレスが高い状態になる。
酸化ストレスが高い状態は、上記したように、喫煙、睡眠不足等の身体への過剰の負荷、過度のストレスが原因で陥る症状であるため、これが長く続くと何らかの病気に進行していく可能性がある。また、体内の細胞の酸化が進むと身体が老化するという問題もある。
酸化ストレスが高い状態になると、遺伝子を構成する核酸塩基の一つであるグアノシンが酸化損傷され、細胞外に排出され、そして尿中に排出されることが知られている。
このため、尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシンの量を測定することにより、病気になる前の未病の状態で病気になる可能性を発見することができる。
しかし、上記した8-ヒドロキシデオキシグアノシンの量の測定は、未病の状態で病気になる可能性を発見できなければ意味がないので、定期的に気軽に測定を行うことができる必要がある。
このため、8-ヒドロキシデオキシグアノシンの量を測定するためのセンサは、構造が簡単で、しかも、安価である必要がある。
しかしながら、8-ヒドロキシデオキシグアノシンのように抗体に対して1:1の抗原抗体反応しかすることができない低分子物質の濃度の測定は大型の測定装置でしか測定することができず、手軽に測定することができるセンサは存在していない。
また、一般に、尿中の物質の濃度は食事や水分摂取、発汗などの影響を受け、そのときの尿量によって大きく変動する。すなわち尿中の物質の濃度は、尿の濃さによって大きく異なり、尿の濃縮や希釈に大きく左右されるため、測定すべき物質の濃度だけで健康状態等を判断することができないという問題がある。一方、尿中に排泄されるクレアチニンは生理的変動因子の影響を受けず、1日の排泄量は筋肉量に比例するため、測定すべき物質の濃度に加えて、同じ尿のクレアチニンの濃度を同時に測定して、測定すべき物質の濃度のクレアチニン比を算出することで生理的変動因子の影響を受けない物質の濃度を得ることが可能になる。
しかし、8-ヒドロキシデオキシグアノシンのような尿中の低分子物質の濃度とクレアチニンの濃度とは測定原理が異なるため、これらを同時に測定することができるセンサや測定装置は存在していない。
本発明は、8-ヒドロキシデオキシグアノシンのような尿中の低分子物質の濃度と、尿中のクレアチニンの濃度を同時に、しかも、手軽に測定することができる尿中物質濃度測定装置を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために本発明に係る尿中物質濃度測定装置は、第一尿導入部と、尿中の測定すべき物質の抗体に、その抗体の存在を可視化できる可視化物質を結合させた可視化物質結合抗体を保持した可視化物質結合抗体層と、尿中の前記測定すべき物質と前記可視化物質結合抗体とが抗原抗体反応するのに充分な大きさの展開層とを備え、前記展開層に、前記尿中の測定すべき物質と結合しなかった前記可視化物質結合抗体を結合させる抗原が固定された判定部を設け、第一尿導入部から導入した尿が、毛細管現象により、可視化物質結合抗体層を通って展開層に入り、展開層で尿中の前記測定すべき物質と前記可視化物質結合抗体とが抗原抗体反応した後に、前記判定部を通過するように各層を配置して成る第一センサ及び第二尿導入部と、尿中のクレアチニン濃度に応じて色が変化する反応層とを備え、前記第二尿導入部から導入された尿が、毛細管現象により、前記反応層に入るように構成された前記第一センサとは別体の第二センサを備え、前記第二センサに前記判定部及び前記反応層の色の変化を検出する時の基準となる二つの異なる基準色を表示する基準色表示部を設けた尿中の物質濃度測定センサを用いて尿中の測定すべき物質の量を測定する測定装置であって、前記第一センサ及び第二センサを並べて収容することができるセンサ収容部を備え、前記センサ収容部が、センサ装着位置と、測定位置との間で移動可能であり、前記センサ収容部が、測定位置にある時に、二つのセンサの判定部、反応層及び基準色表示部を一度に撮影することができるように撮影手段が設けられ、前記撮影手段によって撮影されたデジタル画像に基づいて、第一センサにおける判定部の光学的特性、第二センサにおける反応層の光学的特性及び基準色表示部の光学的特性を検出し、基準色表示部の光学的特性を基準にして、第一センサの判定部から検出した光学的特性に基づいて尿中の測定すべき物質の濃度を算出し、第二センサの反応層から検出した光学的特定に基づいて尿中のクレアチニン濃度を算出し、算出した測定すべき物質の濃度及びクレアチニン濃度に基づいて、測定すべき物質の濃度のクレアチニン比を算出するように構成されていることを特徴とする。
本発明に係る尿中物質濃度測定装置は、第一尿導入部と、尿中の測定すべき物質の抗体に、その抗体の存在を可視化できる可視化物質を結合させた可視化物質結合抗体を保持した可視化物質結合抗体層と、尿中の前記測定すべき物質と前記可視化物質結合抗体とが抗原抗体反応するのに充分な大きさの展開層とを備え、前記展開層に、前記尿中の測定すべき物質と結合しなかった前記可視化物質結合抗体を結合させる抗原が固定された判定部を設け、第一尿導入部から導入した尿が、毛細管現象により、可視化物質結合抗体層を通って展開層に入り、展開層で尿中の前記測定すべき物質と前記可視化物質結合抗体とが抗原抗体反応した後に、前記判定部を通過するように各層を配置して成る第一センサ及び第二尿導入部と、尿中のクレアチニン濃度に応じて色が変化する反応層とを備え、前記第二尿導入部から導入された尿が、毛細管現象により、前記反応層に入るように構成された前記第一センサとは別体の第二センサを備え、前記第二センサに前記判定部及び前記反応層の色の変化を検出する時の基準となる二つの異なる基準色を表示する基準色表示部を設けた尿中の物質濃度測定センサを用いて尿中の測定すべき物質の量を測定する測定装置であって、前記第一センサ及び第二センサを並べて収容することができるセンサ収容部を備え、前記センサ収容部が、センサ装着位置と、測定位置との間で移動可能であり、前記センサ収容部が、測定位置にある時に、二つのセンサの判定部、反応層及び基準色表示部を一度に撮影することができるように撮影手段が設けられ、前記撮影手段によって撮影されたデジタル画像に基づいて、第一センサにおける判定部の光学的特性、第二センサにおける反応層の光学的特性及び基準色表示部の光学的特性を検出し、基準色表示部の光学的特性を基準にして、第一センサの判定部から検出した光学的特性に基づいて尿中の測定すべき物質の濃度を算出し、第二センサの反応層から検出した光学的特定に基づいて尿中のクレアチニン濃度を算出し、算出した測定すべき物質の濃度及びクレアチニン濃度に基づいて、測定すべき物質の濃度のクレアチニン比を算出するように構成されているので、今まで、大型の測定装置で、しかも別々に測定することしかできなかった、8-ヒドロキシデオキシグアノシンのような尿中の物質とクレアチニンの濃度を一つのセンサで同時に測定することが可能になるという効果を奏し、また、第一センサ及び第二センサ共に、毛細管現象により尿が判定部及び反応層に進むように構成しているので、流路やポンプ等の複雑な構造を必要とせずに、構造を簡単化することができるという効果を奏する。
また、センサに、判定部及び反応層の色の変化を検出する時の基準となる二つの異なる基準色、例えば、黒と灰色又は黒と白を表示する基準色表示部を設けることにより、判定部及び反応層の色を読み取る撮影手段の性能や光量のバラツキ等による影響に左右されずに判定部及び反応層の色の変化を正確に検出することが可能になるので、高価で高性能な測定装置を必要とせずに、安価で簡単な構造の測定装置を利用することが可能になる。
本発明に係る尿中物質濃度測定装置における第一測定部(第一センサ)の分解展開図である。 本発明に係る尿中物質濃度測定装置における第二測定部(第二センサ)の分解展開図である。 図1及び図2に示した第一センサ及び第二センサを結合させた尿中の物質濃度測定センサのカバーを外した上面図である。 図1〜図3に示した尿中の物質濃度測定センサの測定結果の一例を示す判定部の拡大図である。 (a)は測定装置の構成を示す概略図であり、(b)は測定装置におけるセンサ装着部の概略上面図である。 (a)〜(g)は、センサ装着部11の作用を示す図である。 制御装置25における第一測定部に関する処理を説明する図である。 制御装置25における第二測定部に関する処理を説明する図である。
以下、添付図面に示した一実施例を参照して、本発明に係る尿中物質濃度測定装置の形態を説明していく。
図1は本発明に係る測定装置における尿中の物質濃度測定センサの第一測定部A、即ち、第一センサAの分解展開図、図2は本発明に係る測定装置における尿中の物質濃度測定センサの第二測定部B、即ち、第二センサBの分解展開図、そして、図3は、図1及び図2に示した第一測定部A及び第二測定部Bを結合させた尿中の物質濃度測定センサのカバーを外した上面図を各々示している。
始めに、図1を参照して第一測定部Aの構造について説明していく。
図1中、符号1は土台となるベース基板を示しており、このベース基板1の上に、テストストリップ2及び尿吸収部3が設けられている。
テストストリップ2は、尿吸収部3に部分的に重ねて配置された尿展開層4と、前記尿展開層4に部分的に重ねて配置された可視化物質結合抗体保持層5と、可視化物質結合抗体保持層5に部分的に重ねて配置された展開層6とから成る。
可視化物質結合抗体保持層5には、測定すべき物質と特異的に反応する抗体に、その抗体の存在を可視化できる可視化物質を結合させた可視化物質結合抗体が保持されている。具体的には、例えば、測定すべき物質が8-ヒドロキシデオキシグアノシンの場合、その抗体は、8OHdG1B1(独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター 受託番号FERM P-20122)(本願の出願人が特開2006-056859にて既に提案している抗体)であり、可視化物質としては金コロイドが挙げられる。
展開層6は、
前記可視化物質結合抗体保持層5に保持された可視化物質結合抗体の中で、前記尿中の測定すべき物質と結合しなかった可視化物質結合抗体と結合して、同抗体を捕捉する固定化抗原物質が固定された第一判定部7と、
前記可視化物質結合抗体保持層5に保持された可視化物質結合抗体の中で、前記尿中の測定すべき物質と結合した可視化物質結合抗体と結合して、同抗体を捕捉する固定化抗原物質が固定された第二判定部8と
を有する。
これらの判定部7は、展開層6において測定すべき物質と可視化物質結合抗体とが充分に抗原抗体反応することができるように、可視化物質結合抗体保持層5から充分に離れた位置に設けられている。
上記したように構成されたテストストリップ2及び尿吸収部3はベース基板1上に配置され、さらに基板1にカバー9が取り付けられる。
符号9aはカバー9に形成された尿導入口であり、符号9bは展開層6における第一判定部7及び第二判定部8を外部から見ることができるようにするための窓部である。
次に、図2を参照して第二測定部Bの構造について説明していく。
図2中、符号11はベース基板を示しており、このベース基板11の上に、テストストリップ12、第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14が設けられている。
テストストリップ12は、アルカリ層15と、アルカリ層15に部分的に重ねて配置されるピクリン酸層16と、前記ピクリン酸層16に部分的に重ねて配置される反応層17とから成る。
第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14は、第一測定部Aにおける判定部7,8及び第二測定部Bにおける反応層17の色の変化を検出する時の基準となる色であり、例えば、第一基準色表示部13は黒であり、第二基準色表示部14は灰色であり得る。
上記したように構成されたテストストリップ12、第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14はベース基板11上に配置され、さらに、基板11にはカバー18が取り付けられる。
カバー18には、尿導入口18a及び窓部18bが形成されている。
上記したように構成された第一測定部A及び第二測定部Bは、図3に示すように適当な方法で並べて結合され一つの尿中の物質濃度測定センサが構成される。
次に、上記したように構成された尿中の物質濃度測定センサの作用を説明していく。
図4は、本発明に係る測定装置における尿中の物質濃度測定センサの作用を説明するための図面であり、第一測定部Aの窓部9b及び第二測定部Bの窓部18bを示しており、(a)は使用前の状態を、(b)は使用後の状態を各々示している。
始めに、第一測定部Aの作用について説明していく。
この実施例では、第一測定部Aにおいて測定される物質は、尿中に含まれている8-ヒドロキシデオキシグアノシンであり、従って、抗体は、8-ヒドロキシデオキシグアノシンに特異的に反応する抗体(8OHdG1B1(独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター 受託番号FERM P-20122))であり、可視化物質は金コロイドである。
また、第一判定部7に固定されている固定化物質は8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8OHdG)であり、
第二判定部8に固定されている固定化物質は、8-ヒドロキシデオキシグアノシン(8OHdG)の二次抗体である。
使用者が、尿を尿導入口9aに滴下すると、尿は尿吸収部3に吸収される。尿吸収部3に吸収された尿は、毛細管現象により尿展開層4に入り、尿展開層4の幅全体に広がりながら可視化物質結合抗体保持層5に進む。そして、尿が可視化物質結合抗体保持層5を通過する時に、尿中に、同層5に保持された金コロイドが結合した抗体(8OHdG1B1(独立行政法人 産業技術総合研究所 特許生物寄託センター 受託番号FERM P-20122))が溶出する。金コロイド結合抗体が溶出した尿は、そのまま展開層6へ進み、同層6で8-ヒドロキシデオキシグアノシンと金コロイド結合抗体とが抗原抗体反応して、尿中にある8-ヒドロキシデオキシグアノシンに金コロイド結合抗体が結合する。展開層6に入った尿は、さらに、毛細管現象により展開層6を第一判定部7に向かって進む。
尿が第一判定部7を通過する時に、既に尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシンと結合した金コロイド結合抗体は判定部7を通過するが、8-ヒドロキシデオキシグアノシンと結合していない金コロイド結合抗体は第一判定部7に固定された固定化物質と結合して第一判定部7に留まる。このため、第一判定部7は固定化物質と結合した金コロイド結合抗体の金コロイドの色の作用で着色される。
次いで、尿が第二判定部8を通過する時に、尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシンと結合した金コロイド結合抗体は、第二判定部8に固定された固定化物質と結合して第二判定部8に留まる。このため、第二判定部8も固定化物質と結合した金コロイド結合抗体の金コロイドの色の作用で着色される。
第一判定部7及び第二判定部8において固定化物質と結合して留まる金コロイド結合抗体の量は、尿中に含まれている測定すべき物質(ここでは、8-ヒドロキシデオキシグアノシン)の量に依存し、従って、第一判定部7及び第二判定部8の色も尿中に含まれている測定すべき物質(ここでは、8-ヒドロキシデオキシグアノシン)の量に依存して変わる。
具体的には、尿中に含まれている測定すべき物質(ここでは、8-ヒドロキシデオキシグアノシン)の量が多ければ多いほど、8-ヒドロキシデオキシグアノシンと結合しない金コロイド結合抗体の量は少なくなるので、第一判定部7の色は薄くなり、第二判定部8の色は濃くなる。
逆に、尿中に含まれている測定すべき物質(ここでは、8-ヒドロキシデオキシグアノシン)の量が少なければ少ないほど、8-ヒドロキシデオキシグアノシンと結合しない金コロイド結合抗体の量が多くなるので、第一判定部7の色は濃くなり、第二判定部8の色は薄くなる。
次に、第二測定部Bの作用について説明していく。
使用者が、尿を尿導入口18aに滴下すると、尿はアルカリ層15に吸収される。アルカリ層15に吸引された尿は、毛細管現象によりピクリン酸層16に入り。アルカリ層15を通過する時に尿中にアルカリが溶け込み、ピクリン酸層16にてアルカリ条件下で尿中のクレアチニンがピクリン酸層のピクリン酸と結合して赤色になる。
ピクリン酸層16に入った尿は、そのまま毛細管現象により反応層17に進み、反応層17を赤色に染める。
反応層17の色は、クレアチニンの濃度に応じて変わり、クレアチニン濃度が低ければ赤色は薄くなり、クレアチニン濃度が濃ければ赤色は濃くなる。
上記したように構成された尿中の物質濃度測定センサは、以下に説明する測定装置で使用される。
次に、上記したように構成された尿中の物質濃度測定センサを用いて測定すべき物質の量を測定する測定装置について説明していく。
図5(a)は測定装置の構成を示す概略図であり、図5(b)は測定装置におけるセンサ装着部の概略上面図である。
測定装置20は、センサ装着部21、LED光源22及びCMOSカメラ23を有し、これらの構成要素21〜23は遮光を目的としたケース24に収容されている。
また、測定装置20は、CMOSカメラ23で撮影した画像を画像処理して測定すべき物質の濃度を算出する制御装置25を有する。
センサ装着部21は、左右一対のガイド部材30,31と、前記ガイド部材30,31間に摺動可能に設けられたセンサ収容部32と、ガイド部材30,31の上に設けられたフィルタ33とを有する。フィルタ33はセンサ収容部32にセットされたセンサが測定位置にある時に、センサの判定部を覆うように配置されている。
フィルタ33は、CMOSカメラ23でセンサの判定部7,8、反応層17、第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14を撮影する時に、所定値以下の波長の光をカットするために用いられる。
CMOSカメラ23は、センサ装着部21にセットしたセンサの判定部7,8、反応層17、第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14を撮影するために用いられる。
CMOSカメラ23で撮影した画像は制御装置25に送られる。
この実施例では、前記センサ収容部22が第一測定部A及び第二測定部Bを結合して成る尿中の物質濃度測定センサを収容できるように構成されている。
制御装置25は、CMOSカメラ23で撮影した二つの測定部A及びBの判定部及び反応層の画像に基づいて、測定すべき物質の濃度を算出する。
この実施例では、測定装置20は、尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度を検出するための第一測定部Aの判定部7,8と、同じ尿中のクレアチニン濃度を検出するための第二測定部Bの反応層17とを、CMOSカメラ23で撮影した後、制御装置25で、撮影した画像に基づいて尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度及びクレアチニン濃度を算出し、算出した濃度に基づいて尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシンのクレアチニン比を算出するように構成されている。
尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度を検出するための第一測定部Aは、図1〜図3の実施例で説明した尿中の物質濃度測定センサの第一測定部Aであり、上述したように第一判定部7及び第二判定部8を有し、尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度に依存して第一判定部7及び第二判定部8の強度比が変化する。
尿中のクレアチニン濃度を検出するための第二測定部Bは、図1〜図3の実施例で説明した尿中の物質濃度測定センサの第二測定部Bであり、上述したように、尿中のクレアチニンの濃度に依存して赤色の濃さが変化する。具体的には、尿中のクレアチニン濃度が高ければ高いほど赤色が強くなる。
図6(a)〜(g)は、センサ装着部21の作用を示す図である。
使用者は、ガイド部材30,31間に収容されたセンサ収容部32(図6(a))を手前に引き出す(図6(b))。
次いで、センサ装着部32に二つの測定部A及びBから成る尿中の物質濃度測定センサをセットし(図6(c))、その状態で各測定部A及びBに尿(尿)を滴下する(図6(d))。
尿を滴下後、センサ収容部32をガイド部材30,31間に押し込む(図6(e)及び(f))。
センサ装着部32及びガイド部材30,31の作用により、測定位置にセットする度に、第一測定部Aの判定部7,8及び第二測定部Bの反応層17が常に同じ位置にくるようになる。
所定の反応時間が経過して測定部A及びBの判定部7,8及び反応層17の色が変化した後、CMOSカメラで第一測定部Aの判定部7,8並びに第二測定部Bの反応層17、第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14の撮影を行う(図6(g))。
制御装置25は、CMOSカメラ23から送られてくる第一測定部Aの判定部7,8に関する画像については、第一測定部Aの第一判定部7及び第二判定部8の強度比が尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度に依存して変化するので、第一判定部7と第二判定部8の強度比を画像処理により数値化して、予め決めた所定の式を用いて濃度換算するように構成されている。
図7は、制御装置25における第一測定部Aに関する処理を説明する図である。
図7(a)は、CMOSカメラ23から制御装置25に送られてくる第一測定部Aの判定部7及び8の初期画像(図示実施例ではフィルタ23で450nm以下の波長をカットし、30万画素で撮影した画像)を示している。図面ではグレイスケールで描かれているが実際の画像はカラーである。
制御装置25は、始めに前記初期画像をグレイスケールに変換する(図7(b))。
次いで、制御装置25は、グレイスケールに変換後の画像の処理範囲Pを指定して(図7(c))、同処理範囲P内をクロマトグラムに変換する。
図7(d)は変換後のクロマトグラムを示すグラフであり、縦軸は、OD値(Optical density:光学濃度)であり、横軸は画像縦方向のピクセル値である。
次いで、図7(e)に示すようにピーク値に基づいてベースラインを決めて面積を求める範囲R1及びR2を定め、実際に範囲R1及びR2の面積を求める。
この実施例では、R1の面積は10224、R2の面積は8102である。
最後に、実測値より回帰した一次式を用いて尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度に換算する。
制御装置25は、CMOSカメラ23から送られてくる第二測定部Bの反応層17に関する画像については、CMOSカメラ23から送られてくる第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14の色を基準として、画像処理によって赤色の強度を数値化した後、予め決めた所定の式を用いて濃度換算する。
図8は、制御装置25における第二測定部Bに関する処理を説明する図である。
図8(a)は、CMOSカメラ23から制御装置25に送られてくる第二測定部Bの反応層17、第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14の初期画像(図示実施例ではフィルタ23で450nm以下の波長をカットし、30万画素で撮影した画像)を示している。図面ではグレイスケールで描かれているが実際の画像はRGBカラーで撮影された画像である。
制御装置25は、CMOSカメラ23から送られてくる画像の処理範囲P2を指定して、同範囲の色強度値の平均値を求める(図8(b))。
前記処理範囲P2には、第二測定部Bの反応層17、第一基準色表示部13及び第二基準色表示部14が含まれている。図8(b)におけるグラフの横軸は処理範囲P2の縦方向を、縦軸は処理範囲P2の横方向の色強度値の平均値を示している。
ここで、制御装置25は、第一基準色表示部13の色および、第二基準色色表示部14の色を用いて2点校正した換算式を用いてOD換算する。
制御装置25は、上記により得られたOD値を、検量線より作成した以下の式に当てはめて、尿中のクレアチニン濃度に換算する。
[式1]
クレアチニン濃度=EXP((OD値+定数1)/定数2)
式中、定数1はベースラインのロット間差補正値、定数2は傾きのロット間差補正値である。
制御装置25は、上記した処理によって得られた8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度及びクレアチニン濃度を使って、次式に基づいて尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシンのクレアチニン比を算出し、その値を最終的な出力とする。
[式2]
8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度(ng/ml)/クレアチニン濃度(mg/dL)=8-ヒドロキシデオキシグアノシン(ng/mg:クレアチニン)
上記した実施例のように、一つの測定装置で、尿中の測定すべき物質の濃度(8-ヒドロキシデオキシグアノシン及びクレアチニン)と、同じ尿中のクレアチニンの濃度を算出し、これらの濃度に基づいて測定すべき物質の濃度のクレアチニン比を算出するように構成することで、今迄、簡易測定が困難であった尿中の物質を短時間で正確に測定することが可能になる。
また、上記した実施例では、センサに二つの基準色を表示する第一及び第二基準色表示部を設け、反応層の発色を基準色と比較して数値化しているので、光源等の劣化による明度の変動や、装置間の明度のバラツキがある状態でも、正確に反応層の発色を数値化することが可能になる。よって、高価な光源と検出器を使用して高度な校正機能を持たない安価な測定装置であっても、反応層の発色を正確に数値化することが可能になる。
上記した実施例では、尿中の物質濃度測定センサが第一測定部Aにおいて8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度を検出するように構成されているが、尿中の物質濃度測定センサが測定すべき物質の種類は本実施例に限定されることなく、任意の種類の物質を測定することができる。具体的には、例えば、アルブミン、トランスフェリン、8−イソプラスタン、ポリアミン、デオキシピリジノリン、8−ニトログアノシン、エストロゲン等ステロイドホルモン、成長ホルモン等ペプチドホルモンを測定するように構成され得る。
また、本実施例では、第一測定部Aにおいて二つの判定部7及び8を設け、第一判定部においては、尿中の測定すべき物質と結合しなかった可視化物質結合抗体と結合して同抗体を捕捉し、第二判定部においては、尿中の測定すべき物質と結合した可視化物質結合抗体と結合して同抗体を捕捉するように構成することで、一方の判定部の発色が濃ければ他方の判定部の発色が薄くなるようにし、これにより、より正確な濃度を測定することを可能にすると共に、測定範囲の幅を広げることができるように構成しているが、この構成は本実施例に限定されることなく、例えば、第一判定部のみを設けて、第二判定部を設けなくてもよい。
さらにまた、本実施例では、尿中の8-ヒドロキシデオキシグアノシン濃度を検出するためのイムノクロマトセンサについて、OD値のピーク、即ち、光学濃度のピークに基づいて測定すべき物質の濃度を算出しているが、濃度換算のために用いられるべき光学特性は本実施例に限定されることなく、任意の光学特性でよく、例えば、透過率等を用いて濃度換算してもよい。
また、本実施例では、測定装置に撮影手段としてCMOSカメラを用いているが、撮影手段の構成は本実施例に限定されることなく、CMOS及びCCDを含むデジタルビデオカメラ等を使用することができる。
さらにまた、本実施例では、第一測定部Aのベース基板1と第二測定部Bのベース基板11が別体に構成されているが、これは本実施例に限定されることなく一体で構成してもよく、また、第一測定部Aのカバー9及び第二測定部Bのカバー18も一体に構成してもよい。
A 第一測定部
1 ベース基板
2 テストストリップ
3 試液吸収部
4 試液展開層
5 可視化物質結合抗体保持層
6 展開層
7 第一判定部
8 第二判定部
9 カバー
9a 尿液導入孔
9b 窓部

B 第二測定部
11 ベース基板
12 テストストリップ
13 第一基準色表示部
14 第二基準色表示部
15 アルカリ層
16 ピクリン酸層
17 反応層
18 カバー
18a 尿導入孔
18b 窓部

20 測定装置
21 センサ装着部
22 LED光源
23 CMOSカメラ
24 ケース
30 ガイド部材
31 ガイド部材
32 センサ収容部
33 フィルタ

Claims (2)

  1. 第一尿導入部と、尿中の測定すべき物質の抗体に、その抗体の存在を可視化できる可視化物質を結合させた可視化物質結合抗体を保持した可視化物質結合抗体層と、尿中の前記測定すべき物質と前記可視化物質結合抗体とが抗原抗体反応するのに充分な大きさの展開層とを備え、前記展開層に、前記尿中の測定すべき物質と結合しなかった前記可視化物質結合抗体を結合させる抗原が固定された判定部を設け、第一尿導入部から導入した尿が、毛細管現象により、可視化物質結合抗体層を通って展開層に入り、展開層で尿中の前記測定すべき物質と前記可視化物質結合抗体とが抗原抗体反応した後に、前記判定部を通過するように各層を配置して成る第一センサ及び
    第二尿導入部と、尿中のクレアチニン濃度に応じて色が変化する反応層とを備え、前記第二尿導入部から導入された尿が、毛細管現象により、前記反応層に入るように構成された前記第一センサとは別体の第二センサ
    を備え、
    前記第二センサに前記判定部及び前記反応層の色の変化を検出する時の基準となる二つの異なる基準色を表示する基準色表示部を設けた
    尿中の物質濃度測定センサを用いて尿中の測定すべき物質の量を測定する測定装置であって、
    前記第一センサ及び第二センサを並べて収容することができるセンサ収容部を備え、
    前記センサ収容部が、センサ装着位置と、測定位置との間で移動可能であり、
    前記センサ収容部が、測定位置にある時に、二つのセンサの判定部、反応層及び基準色表示部を一度に撮影することができるように撮影手段が設けられ、
    前記撮影手段によって撮影されたデジタル画像に基づいて、
    第一センサにおける判定部の光学的特性、第二センサにおける反応層の光学的特性及び基準色表示部の光学的特性を検出し、
    基準色表示部の光学的特性を基準にして、第一センサの判定部から検出した光学的特性に基づいて尿中の測定すべき物質の濃度を算出し、第二センサの反応層から検出した光学的特定に基づいて尿中のクレアチニン濃度を算出し、算出した測定すべき物質の濃度及びクレアチニン濃度に基づいて、測定すべき物質の濃度のクレアチニン比を算出する
    ように構成されていることを特徴とする尿中物質濃度測定装置。
  2. 前記測定装置が前記判定部及び反応層に光を照射する光源を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載の測定装置。
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