JP5572044B2 - 無線装置、その故障診断方法、および故障診断用プログラム - Google Patents

無線装置、その故障診断方法、および故障診断用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線装置、その故障診断方法、および故障診断用プログラムに関する。
無線によるデータ通信システムは、パーソナル・コンピュータ(以下、PCという。)やPDAなど、多くの情報処理装置に搭載されている。加えて、無線LAN、無線WAN、ブルートゥース(登録商標)、ワンセグ(地上波デジタル・テレビ放送の携帯電話・移動体端末向け1セグメント部分受信サービス)、UWB(Ultra Wide Band)など、複数の無線通信システムを1台の情報処理装置に搭載したものもある。
情報処理装置に搭載される無線通信システムは、アンテナと無線モジュールを備えている。かかるアンテナは、情報処理装置の筐体に、外部に露出しないように内蔵されるタイプと、ポップアップ・アンテナとして筐体に取り付けられるタイプがある。かかる無線通信システムでは、アンテナと無線モジュールを接続するケーブルの断線・非接続等の故障が発生する場合がある。
無線通信システムの故障を検出する方法として、例えば、アンテナが受信している無線基地局や故障診断用の信号発生器からの信号強度を測定して、無線通信システムの故障を検出することが考えられる。
しかしながら、無線基地局を使用する方法では、無線基地局との距離および電波状態などはユーザの使用環境で皆異なるため、信号強度が弱い場合にそれが無線通信システムの故障のためか、それとも無線基地局からの電波が弱いためかを区別することが困難である。また、故障診断用の信号発生器を使用する方法では、故障診断用の信号発生器が別途必要になるため、ユーザが自宅等で故障診断を行う場合には不便である。
特開2009−17332号公報
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、他の装置を使用しないで、簡単かつ正確に無線システムの故障を検出することが可能な無線装置、その故障診断方法、および故障診断用プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示デバイスを備えた無線装置において、前記表示デバイスの近傍に配置されるアンテナと、当該アンテナに接続された無線モジュールとを含み、ネットワークとの無線通信が可能な無線システムと、前記無線システムに、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベルを所定の周波数帯域で測定させ、測定した両者のノイズレベルの差分に基づいて、前記無線システムの故障を判定する故障診断手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記故障診断手段は、前記測定した両者のノイズレベルの差分が閾値以上の場合に、前記無線通信システムが正常と判定し、前記測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合に、前記無線通信システムが異常と判定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記表示デバイスをONさせた状態ではノイズを発生し易い表示を行うことが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記故障診断手段は、前記測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合には、さらに、前記無線システムに、前記所定の周波数帯域の異なる周波数および/または前記所定の周波数帯域と異なる周波数帯域で、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態についてノイズレベルを測定させ、当該測定した両者のノイズレベルの差分が閾値以上の場合に、前記無線システムが正常と判定し、当該測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合に、前記無線システムが異常と判定することが望ましい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記ノイズを発生し易い表示は、縦の白黒ストライプの表示または画面輝度を最大にした表示であることが望ましい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示デバイスと、前記表示デバイスの近傍に配置されるアンテナおよび当該アンテナに接続された無線モジュールとを含み、ネットワークとの無線通信が可能な無線システムと、を備えた無線装置の故障診断方法において、前記無線システムが、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベルを所定の周波数帯域で測定する工程と、前記測定した両者のノイズレベルの差分に基づいて、前記無線システムの故障を判定する工程と、を含むことを特徴とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、表示デバイスと、前記表示デバイスの近傍に配置されるアンテナおよび当該アンテナに接続された無線モジュールを含み、ネットワークとの無線通信が可能な無線システムと、を備えた無線装置に搭載される故障診断用プログラムにおいて、前記無線システムが、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベルを所定の周波数帯域で測定する工程と、前記測定した両者のノイズレベルの差分に基づいて、前記無線システムの故障を判定する工程と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明によれば、他の装置を使用しないで、簡単かつ正確に無線システムの故障を検出することが可能な無線装置、その故障診断方法、および故障診断用プログラムを提供することが可能になるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかるノートPCの概略の外観を示す斜視図である。 図2は、ノートPCのハードウェアの概略構成を示すブロック図である。 図3は、無線システムに関連するソフトウェアおよびハードウェアの構成を示す機能構成図である。 図4は、無線モジュールが使用可能な周波数帯域の一例を示す図である。 図5は、無線システムによって測定されたノイズレベルの測定結果を表す図である。 図6は、無線管理アプリケーションが実行するアンテナ自己診断処理の一例を説明するためのフローチャートである。
以下、本実施の形態にかかる無線装置、その故障診断方法、および故障診断用プログラムを適用したコンピュータシステムの実施の形態について説明する。本発明の構成要素は、本明細書の図面に一般に示してあるが、様々な構成で広く多様に配置し設計してもよいことは容易に理解できる。したがって、本発明の装置、方法、およびプログラムの実施の形態についての以下のより詳細な説明は、特許請求の範囲に示す本発明の範囲を限定するものではなく、単に本発明の選択した実施の形態の一例を示すものであって、本明細書の特許請求の範囲に示す本発明と矛盾無く装置、システムおよび方法についての選択した実施の形態を単に示すものである。当業者は、特定の細目の1つ以上が無くても、または他の方法、部品、材料でも本発明を実現できることが理解できる。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかるノートPCの概略の外観を示す斜視図である。図1に示すように、ノートPC1は、本体側筐体2とディスプレイ側筐体3とから構成されている。本体側筐体2は、表面にキーボード12、タッチパッド13等を備え、内部に複数の電子デバイスを収容している。キーボード12やタッチパッド13は、ユーザが各種のコマンドやデータ等を入力するときに操作される。ディスプレイ側筐体3は、その一辺を回動中心として、一対のヒンジ4を介し、本体側筐体2に対して回動(開閉)可能に構成されている。ディスプレイ側筐体3には、LCD(液晶表示デバイス)11が設けられており、LCD11には、本体側筐体2からの指令に応じて、各種の情報が表示される。
また、本体側筐体2には、無線LAN/WAN等で使用される無線モジュール14が内蔵されている。ディスプレイ側筐体3の上面付近、すなわち、LCD11の近傍には、無線アンテナ16が内蔵されている。無線アンテナ16は、1つの素子が送信用と受信用とを兼用している。無線モジュール14と無線アンテナ16は、本体側筐体2およびディスプレイ側筐体3に内蔵されるケーブル17で接続されている。
ここで、例えば、ケーブル17の断線・未接続等により、無線アンテナ16で信号の送受信ができない場合がある。以下、ケーブル17の断線・未接続等により、無線アンテナ16で信号の送受信ができない場合を「無線システムの故障(異常)」と称する。
本実施の形態では、後述するように、無線システムの故障を検出する場合に、他の装置(無線基地局や故障診断用の信号発生器等)を使用しないで、内蔵しているLCD11のノイズを利用して、簡単かつ正確に無線システムの故障を検出する。
図2は、ノートPC1のハードウェアの概略構成を示すブロック図である。CPU21は、ノートPC1の中枢機能を担う演算処理装置で、OS、BIOS、デバイス・ドライバ、あるいはアプリケーション・プログラムなどを実行する。CPU21は、CPUブリッジ22およびI/Oブリッジ23を中心に構成されるチップセットにさまざまなバスを経由して接続された各デバイスを制御する。
CPUブリッジ22は、メイン・メモリ24へのアクセス動作を制御するためのメモリ・コントローラ機能や、CPU21と他のデバイスとの間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータ・バッファ機能などを含む。メイン・メモリ24はCPU21に接続され、CPU21が実行するプログラムの読み込み領域、処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。ビデオ・コントローラ28はCPU21に接続され、ビデオ・チップ(図示せず)およびVRAM(図示せず)を実装しており、CPU21からの描画命令を受けて描画すべきイメージを生成してVRAMに書き込み、VRAMから読み出したイメージを描画データとしてLCD11に送る。
無線モジュール14は、I/Oブリッジ23に接続される。無線モジュール14は、ディスプレイ側筐体3に実装された無線アンテナ16にケーブル17で接続されている。これによって、無線モジュール14は、複数の周波数帯域で無線データ通信を行うことが可能である。
またI/Oブリッジ23は、シリアルATAインターフェイスおよびUSBインターフェイス(図示せず)としての機能も含み、シリアルATAを介してハードディスク・ドライブ(HDD)29、および光学ドライブ(図示せず)などと接続される。HDD29には、OS、デバイス・ドライバ、あるいはアプリケーション・プログラムなどが格納される。さらにI/Oブリッジ23には、LPCバス30を介してエンベデッド・コントローラ25、I/Oコントローラ27などが接続されている。エンベデッド・コントローラ25は電源装置26などを制御し、またI/Oコントローラ27には、キーボード12やタッチパッド13(図1参照)などからなる入力部(図示せず)が接続される。
図3は、無線システムに関連するソフトウェアおよびハードウェアの構成を示す機能構成図である。HDD)29にインストールされたOS102、無線管理アプリケーション101、無線ドライバ103は、ノートPC1が起動されると、メイン・メモリ24に読み込まれ、CPU21によって実行される。OS102は、例えば、Windows(登録商標) XP、vista、7等を使用することができる。
無線管理アプリケーション101は、OS102上で実行されるアプリケーション・プログラムであり、メイン・メモリ24に常駐して、無線システム40の自己診断処理を実行する。なお、無線管理アプリケーション101と各デバイス・ドライバの間のデータ又はコマンドの送受信には、OS102が介在する。
無線ドライバ103は、無線モジュール14に対応したデバイス・ドライバである。無線管理アプリケーション101は、無線ドライバ103を経由して無線モジュール14を制御することにより無線LAN/WAN等への接続、切断、および再接続などを行うことができる。また、無線管理アプリケーション101は、無線ドライバ103を通じて、無線モジュール14に現在発信している信号や受信している信号の周波数と受信強度(電力強度)を照会して取得することもできる。なお、無線モジュール14、無線アンテナ16、およびケーブル17を合わせて無線システム40という。無線モジュール14および無線アンテナ16は、ノートPC1に実用の無線システムとして搭載されているものであり、無線システム40の故障診断用に搭載するものではない。
図4は、無線モジュール14が使用可能な周波数帯域の一例を示す図である。無線モジュール14は、複数の周波数帯域(バンドI、II、VIII、V)が使用可能となっており、例えば、バンドI(2100MHz帯)、バンドII(1900MHz帯)、バンドVIII(900MHz帯)、バンドV(850MHz帯)の周波数帯域を使用可能となっている。なお、これらの周波数帯域は、本実施の形態を実施する上での一例である。
無線LAN/WANは、割り当てられた周波数帯域の中に複数のチャンネルが設定されており、各々のチャンネルには中心周波数と帯域幅が規定されている。無線システム40が放射する信号の周波数は、原則として各々の周波数帯域の中に設定された各チャンネルの周波数に対応する。また、無線管理アプリケーション101は、無線モジュール14に周波数帯域およびその周波数帯域域に含まれる周波数を指定して、その周波数の受信強度を測定させて取得することができる。
無線管理アプリケーション101は、無線システム40の自己診断処理を実行する。具体的には、無線管理アプリケーション101は、無線システム40がネットワークとの間で通信を行っていない状態で、無線システム40に、LCD11をONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベル(受信強度)を所定の周波数帯域で測定させ、測定した両者のノイズレベルの差分に基づいて、無線システム40の故障を判定する。
図5は、無線システム40によって測定されたノイズレベルの測定結果を表す図である。ノイズレベルの測定は、無線システム40がネットワークとの間で通信を行っていない状態で実行される。同図において、横軸は周波数、縦軸は受信したノイズレベルを示しており、LCD11がONの場合とOFFの場合の比較結果の一例を示している。
無線システム40が故障していない場合は、図5に示すように、無線システム40で検出されるノイズレベルは、LCD11がOFFの場合は小さいが、LCD11をONとするとLCD11から放射される電磁ノイズのため高くなる。無線システム40が故障している場合は、LCD11がONとOFFの場合で、その差が小さくなる。そこで、本実施の形態では、上述の無線システム40の自己診断処理では、ノートPC1が起動している状態で、かつ、無線モジュール14がネットワークと通信を行っていない状態で、LCD11がONの場合とOFFの場合について、無線アンテナ16で受信した信号(ノイズ)を所定周波数帯域の所定周波数でスキャンして、ノイズレベルを測定する。LCD11がONしている場合のノイズレベルNiONとOFFしている場合のノイズレベルNiOFFの差分S(=NiON−NiOFF)が所定の閾値以上である場合には、無線システム40が正常と判断し、差分Sが所定の閾値以上でない場合は、無線システム40の異常と判断する。このように、ノイズレベルの絶対値ではなく、相対値(差分)を使用しているので、故障を正確に判定することができる。
なお、ノイズレベルを測定するためにLCD11をONさせる場合は、ノイズを発生し易い表示を行うことが望ましく、例えば、縦の白黒ストライプの表示または画面輝度を最大にした表示とすることができる。これにより、LCD11のON時のノイズを大きくすることにより、OFF時とのノイズレベルの差分を大きくすることができる。
無線システム40の自己診断処理は、以下の2つの場面で実行することが考えられる。まず、ノートPC1の製造工場の製品検査で実行することが考えられる。また、ユーザがノートPC1を使用している場合に、無線システム40がネットワークとの間で通信を行っていない状態であれば、任意のタイミングで診断を開始することができる。
図6は、無線管理アプリケーション101が実行する無線システム40の自己診断処理の概略の一例を説明するためのフローチャートである。
図6において、無線管理アプリケーション101は、第1の周波数帯域の第1の周波数でLCD11をONとした場合のノイズレベルNiONとOFFとした場合のノイズレベルNiOFFを測定する(ステップS1)。例えば、図4において、第1の周波数帯域はバンドI(2100MHz帯)で、第1の周波数は2110MHzである。具体的には、無線管理アプリケーション101は、OS102にLCD11のONを指示する。これにより、OS102は、LCD11がOFFとなっている場合はONさせる。この後、無線管理アプリケーション101は、無線モジュール14に、第1の周波数帯域の第1の周波数でノイズレベルを測定させる。つぎに、無線管理アプリケーション101は、OS102にLCD11のOFFを指示する。これにより、OS102は、LCD11をOFFさせる。この後、無線管理アプリケーション101は、無線モジュール14に、第1の周波数帯域の第1の周波数でノイズレベルを測定させる。
無線管理アプリケーション101は、LCD11がONしている場合のノイズレベルNiONと、LCD11がOFFしている場合のノイズレベルNiOFFの差分S(=NiON−NiOFF)を算出し、差分Sが閾値以上であるか否かを判断する(ステップS2)。差分Sが閾値以上である場合には(ステップS2の「Yes」)、無線システム40は正常であると判断する(ステップS8)。
差分Sが閾値以上でない場合は、無線管理アプリケーション101は、第1の周波数帯域の異なる周波数でLCD11をONとした場合のノイズレベルNiONとOFFとした場合のノイズレベルNiOFFを測定する(ステップS3)。
無線管理アプリケーション101は、ステップS3で測定した、LCD11がONしている場合のノイズレベルNiONとLCD11がOFFしている場合のノイズレベルNiOFFの差分S(=NiON−NiOFF)を算出し、差分Sが閾値以上であるか否かを判断する(ステップS4)。差分Sが閾値以上である場合には(ステップS4の「Yes」)、無線システム40は正常であると判断する(ステップS8)。例えば、図4において、異なる周波数2140MHzについて測定し、差分Sが閾値以上とならない場合は、次に、異なる周波数2170MHzで測定する。これは、LCD11によりノイズが大きくなる周波数が異なり、また、LCD11以外のノイズがある場合もあり、差分Sが小さくなる場合があるので、複数の周波数で測定してそれを回避するためである。
差分Sが閾値以上でない場合は(ステップS4の「No」)、無線管理アプリケーション101は、第1の周波数帯域と異なる周波数帯域でLCD11をONとした場合のノイズレベルNiONとOFFとした場合のノイズレベルNiOFFを測定する(ステップS5)。無線管理アプリケーション101は、ステップS5で測定した、LCD11がONしている場合のノイズレベルNiONとLCD11がOFFしている場合のノイズレベルNiOFFの差分S(=NiON−NiOFF)を算出し、差分Sが閾値以上であるか否かを判断する(ステップS6)。差分Sが閾値以上である場合には(ステップS6の「Yes」)、無線システム40は正常であると判断する(ステップS8)。例えば、図4において、異なる周波数帯域1900MHzの周波数1930MHz、1960MHz、1990MHzについて測定し、差分Sが閾値以上とならない場合は、さらに異なる周波数帯域900MHzの周波数925MHz、945MHz、960MHzについて測定する。これは、上述したように、LCD11によりノイズが大きくなる周波数が異なり、また、LCD11以外のノイズがある場合もあり、差分Sが小さくなる場合があるので、複数の周波数帯域で測定してそれを回避するためである。
差分Sが閾値以上でない場合は(ステップS6の「No」)、無線システム40の故障と判断する(ステップS8)。なお、本発明の処理は、上記フローチャートの処理に限定されるものではなく、順番の入れ替えや一部の処理を削除してもよく、例えば、ステップS3,S4とステップS5,S6との順番を入れ替えてもよく、また、ステップS3,S4またはステップS5,S6を削除することにしてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、LCD11の近傍に配置されるアンテナ16と、アンテナ16に接続された無線モジュール14とを含み、ネットワークとの無線通信が可能な無線システム40と、無線システム40に、LCD11をONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベルを第1の周波数帯域で測定させ、測定した両者のノイズレベルの差分が閾値以上の場合に、無線システム40が正常と判定し、測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合に、無線システム40が異常と判定する無線管理アプリケーション101とを備えているので、他の装置を使用しないで、簡単かつ正確に無線通信システムの故障を検出することが可能となる。
また、LCD11をONさせた状態ではノイズを発生し易い表示を行うこととしたので、表示デバイス11のON時のノイズを大きくすることにより、OFF時とのノイズレベルの差分を大きくすることができ、検出精度を向上させることが可能となる。
また、無線管理アプリケーション101は、測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合には、さらに、無線システム40に、第1の周波数帯域の異なる周波数および/または、第1の周波数帯域と異なる周波数帯域で、LCD11をONさせた状態とOFFさせた状態についてノイズレベルを測定させ、当該測定した両者のノイズレベルの差分が閾値以上の場合に、無線システム40が正常と判定し、当該測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合に、無線システム40が異常と判定することとしたので、表示デバイスによりノイズが大きくなる周波数が異なり、また、表示デバイス以外のノイズがある場合もあり、差分が小さくなる場合があるので、複数の周波数または複数の帯域で測定することにより差分を大きくなるようにすることができ、検出精度を向上させることが可能となる。
なお、上記実施の形態では、無線アンテナ16はディスプレイ側筐体3に外部に露出しないように内蔵されているタイプのものとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ポップ・アンテナ等にも適用でき、すなわち、LCD11の近傍に配置されてLCD11のノイズを受信可能な位置に配置される全てのアンテナに適用可能である。
なお、本実施の形態では、表示デバイスとして、LCD11を使用することにしているが、本発明はこれに限られるものではなく、有機ELディスプレイやCRT等の他のディスプレイを使用することにしてもよく、ノイズを放射する全ての表示デバイスに適用可能である。また、LCD11のON時とOFF時のノイズレベルの差分が最も大きくなる周波数帯およびその周波数を予め測定しておき、無線システム40の自己診断処理では、かかる周波数帯および周波数についてノイズレベルの差分を測定することにしてもよい。これにより、一度の測定で無線システム40の故障を判定することが可能となる。
なお、上記実施の形態では、本発明をノートPCに適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、ディスクトップPC、PDA、携帯電話等の他の情報処理装置にも適用可能である。
本発明の無線装置、その故障診断方法、および故障診断用プログラムは、アンテナと無線モジュールを備える各種無線装置において利用可能である。
1 ノートPC
2 本体側筐体
3 ディスプレイ側筐体
4 ヒンジ
11 LCD
12 キーボード
13 タッチパッド
14 無線モジュール
16 無線アンテナ
17 ケーブル
21 CPU
22 CPUブリッジ
23 I/Oブリッジ
24 メイン・メモリ
25 エンベデッド・コントローラ
26 電源装置
27 I/Oコントローラ
28 ビデオ・コントローラ
29 HDD
40 無線システム
101 無線管理アプリケーション
102 OS
103 無線ドライバ

Claims (5)

  1. 表示デバイスを備えた無線装置において、
    前記表示デバイスの近傍に配置されるアンテナと、当該アンテナにケーブルを介して接続された無線モジュールとを含み、ネットワークとの無線通信が可能な無線システムと、
    前記無線システムに、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベルを所定の周波数帯域で測定させ、測定した両者のノイズレベルの差分に基づいて、前記無線システムの故障を判定する故障診断手段と、
    を備え、
    前記無線システムの故障は、前記ケーブルの断線又は未接続を原因として含む前記アンテナで信号の送受信ができない場合であり、
    前記表示デバイスをONさせた状態ではノイズの発生し易い表示を行い、
    前記ノイズの発生し易い表示は、縦の白黒ストライプの表示または画面輝度を最大にした表示であることを特徴とする無線装置。
  2. 前記故障診断手段は、前記測定した両者のノイズレベルの差分が閾値以上の場合に、前記無線システムの故障でないと判定し、前記測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合に、前記無線システムの故障と判定することを特徴とする請求項1に記載の無線装置。
  3. 前記故障診断手段は、前記測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合には、さらに、前記無線システムに、前記所定の周波数帯域の異なる周波数および/または前記所定の周波数帯域と異なる周波数帯域で、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態についてノイズレベルを測定させ、当該測定した両者のノイズレベルの差分が閾値以上の場合に、前記無線システムの故障でないと判定し、当該測定した両者のノイズレベルの差分が閾値未満の場合に、前記無線システムの故障と判定することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  4. 表示デバイスと、前記表示デバイスの近傍に配置されるアンテナおよび当該アンテナにケーブルを介して接続された無線モジュールとを含み、ネットワークとの無線通信が可能な無線システムと、を備えた無線装置の故障診断方法において、
    前記無線システムが、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベルを所定の周波数帯域で測定する工程と、
    前記測定した両者のノイズレベルの差分に基づいて、前記無線システムの故障を判定する工程と、
    を含み、
    前記無線システムの故障は、前記ケーブルの断線又は未接続を原因として含む前記アンテナで信号の送受信ができない場合であり、
    前記表示デバイスをONさせた状態ではノイズの発生し易い表示を行い、
    前記ノイズの発生し易い表示は、縦の白黒ストライプの表示または画面輝度を最大にした表示であることを特徴とする無線装置の故障診断方法。
  5. 表示デバイスと、前記表示デバイスの近傍に配置されるアンテナおよび当該アンテナにケーブルを介して接続された無線モジュールを含み、ネットワークとの無線通信が可能な無線システムと、を備えた無線装置に搭載される故障診断用プログラムにおいて、
    前記無線システムが、前記表示デバイスをONさせた状態とOFFさせた状態について、ノイズレベルを所定の周波数帯域で測定する工程と、
    前記測定した両者のノイズレベルの差分に基づいて、前記無線システムの故障を判定する工程と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記無線システムの故障は、前記ケーブルの断線又は未接続を原因として含む前記アンテナで信号の送受信ができない場合であり、
    前記表示デバイスをONさせた状態ではノイズの発生し易い表示を行い、
    前記ノイズの発生し易い表示は、縦の白黒ストライプの表示または画面輝度を最大にした表示であることを特徴とするコンピュータが実行可能な故障診断用プログラム。
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