JP5571549B2 - 地球物理学的方法及び地球物理学的システム - Google Patents

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Description

本発明は、一般に地球物理学的システムおよび地球物理学的方法に関し、特に水中地球物理学的システムおよび水中地球物理学的方法に関する。
炭化水素および鉱物の採掘しやすい鉱床が開発されるようになるにつれて、水中鉱床が重要性を増している。たとえば、石油やガスでは、炭化水素鉱床を探して開発する技術が比較的成熟している。しかし、鉱化鉱床では、このような技術が未成熟である。
炭化水素および鉱物の地下鉱床を探す一般的方法として、耐震解析、マグネトテルリクス法(「MT法」)、および直流(「DC」)比抵抗測定法が挙げられる。耐震解析では、地震波が地下層に放出されて反射波または屈折波が検出される。音波は、異なる地震インピーダンスを有する種々の岩盤の界面で反射する。MT法は、自然発生的な磁場および電場の測定値を用いて、電気比抵抗(ρ)、またはその逆数の導電率(σ)の地下分布を測定する低周波電磁誘導法である。直流比抵抗では、電流が層を通って流れ、その結果生じる離間した電極間の電圧降下または電流によって生じる磁場が測定される。
現在、海底の比抵抗構造を測定するために複数の方法が採用されている。1つの方法では、送信機と受信機の双方にコイルが使用される。このシステムは、陸上および空中探査システム(たとえば、ヘリコプター電磁探査システム)で使用されるシステムに類似している。別の方法では、送信機として電流双極子が使用され、受信機としてE場双極子が使用される。このシステムは、陸上で使用される探査システム、たとえば、誘電分極探査システムに類似している。別の方法では、制御された電流双極子が水中を移動し、海底の定位置に設置されたE場センサおよびH場センサのアレイによってE場およびH場の測定が行なわれる。これは、CSEM法と呼ばれ、陸上で使用されるCSAMT法調査に類似している。別の方法では、パイプトラッキングEMシステムは、主に送受信に共線タイプのコイル(通常、2つの水平コイル)を使用し、位相または振幅が摂動される二次磁場を検出するか、あるいはパイプまたはケーブルに直接電気接続することによって交流電流を伝送した後、得られた交流磁場を受信機コイルによって検出する。これらのシステムは、水中で展開することが難しい場合がある。一般的な方法として、これらのシステムは、大規模な電気伝導度構造を測定するために使用されるが、海底の小規模な導電性または抵抗性の地物に必要な小さい設置面積を有していない。
上記および他の要求は、本発明の様々な実施形態および構成によって対処される。本発明は、一般に、選択された目標物を検出する地球物理学的方法および地球物理学システムを対象とし、特に、水中用途を対象とする。
第1の実施形態では、地球物理学的方法は、
(a)水平に方向付けられた軸を有する、少なくとも1つの送信機を提供する工程と、
(b)前記少なくとも1つの送信機を囲む導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定するために、前記少なくとも1つの送信機の下方に配置された少なくとも1つの電場センサを提供する工程と、
(c)渦電流が前記導電性媒体で誘起される選択波形を有する電気エネルギーを前記少なくとも1つの送信機に通させる工程と、
(d)前記通過させる工程(c)の間に、前記測定された周囲の電気パラメータに比例する信号を前記少なくとも1つの電場センサから受信する工程と、
備え、地球物理学的方法を行う際に前記少なくとも1つの送信機と前記少なくとも1つの電場センサとが一定の距離を隔てて相互接続される。
第2の実施形態では、地球物理学システムは、
(a)水平に方向付けられた軸を有する少なくとも1つの送信機と
(b)前記少なくとも1つの送信機を囲む導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定するために、前記少なくとも1つの送信機の下方に配置される少なくとも1つの電場センサと、
(c)渦電流が前記導電性媒体で誘起される選択波形を有する電気エネルギーを前記少なくとも1つの送信機に通過させることができる電源とを備え、
前記少なくとも1つの送信機に電気エネルギーを通過させる間に、前記少なくとも1つの電場センサは前記測定された周囲の電気パラメータに比例する信号を受信し、地球物理学的システムとして動作する際に前記少なくとも1つの送信機と前記少なくとも1つの電場センサとが一定の距離を隔てて相互接続される。
センサとしては、用途に応じて、E場センサ、およびH場センサのうち少なくとも1つが考えられる。理論上、電場と磁場はファラデーの法則によって関連付けられので、電極(E場)センサを磁気(B場)センサで置き換えることができる。
測定されるパラメータとしては、たとえば、電圧、電流、周波数成分、位相、場の強度、時間の遅れ、磁束、およびこれらの組合せが考えられる。
一実施形態では、同時または異なる時刻に励起される可能性のある複数の送信機コイルが、海床の電磁特性に関するより詳細な情報を提供するために使用される。この構成では、複数のサが採用されてもよい。
本発明は、具体的な構成に応じていくつもの利点を提供することができる。例として、周囲の導電性媒体(たとえば、水)に電気的に接続されなくても大量の電力がこの媒体に放出される。これによって、腐食問題を排除してシステムをより安全に動作させることができる。安全性に関する利益には、作業者が触れる可能性のある高出力電源の潜在性を排除することが含まれる。さらに、海中設備の設計においてケーブルが挟まれたりコネクタが漏洩したりした場合の短絡の確率を減らすために、電気接続を海水から分離することが典型的に行なわれる。送信機コイルの電気インピーダンスは、音声スピーカーの電気インピーダンスと大差がないように選択される。それゆえ、適切なパワーアンプがそれほど苦労せずに得られる。一方、かりに電極を通じて水の中に直接電流を発生させるものとすると、海水は低インピーダンスであるため、同様の出力を得るのに特別な低電圧、大電流のアンプが必要となる。コイルの向きによって、電流場を下方の海の底に向けて任意の角度と方向に導くことが可能であるが、これは送信機として1対の電流電極を用いる場合に一般に可能でない。それにひきかえ、「CSEM」法では、送信電極が使用される。本発明は、携帯性が高く、したがって、起伏の多い地形で行なえる高度に管理された調査に好適となる。センサ電極は、相対的に小型軽量化して任意の位置に設置することが可能である。B場コイルは、比較的重く、場の測定が非常に局所的である。B場コイルを用いて同じ距離(たとえば、2m)にわたって平均化された比抵抗を測定するとなると、コイルは長さが少なくとも2mになるはずである。電極をセンサとして使用する場合、測定を有効に行なうためには、典型的に1対の電極を所要距離だけ離して設置すればよい。さらに、局所的な導電率は海床の近くで変化するので、誘導電流は海底に向かって流れたり、海底から離れる方向に流れたりすることになる。この現象を特に監視するために、1対または複数対の電極を設置することができる。また、センサとしての電極は、欠点の少ない比較的急峻な応答を示す可能性がある。
上記および他の長所は、本明細書に記載される本発明の開示から明らかになるであろう。
用語「1つ」で示した構成要素は、その構成要素が1つまたは複数あることを指す。したがって、用語「1つ」、「1つまたは複数」、および「少なくとも1つ」は、本明細書において同じ意味で使用されている。また、用語「備える」、「含む」、および「有する」も同じ意味で使用されることに留意されたい。
句「少なくとも1つ」、「1つまたは複数」、ならびに「〜および〜のうち少なくとも1つ」は、接続的および離接的な両効力を有する無制限の表現である。たとえば、表現「A、B、およびCの少なくとも1つ」、「A、B、またはCの少なくとも1つ」、「A、B、およびCの1つおよび複数」という表現の各々は、「A、B、およびCの1つまたは複数」、ならびに「A、B、およびCのうち少なくとも1つ」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBの双方、AおよびCの双方、BおよびCの双方、あるいはA、B、およびCのすべてを意味する。
本明細書で使用される用語「自動的な」およびその変形は、プロセスまたは動作が実施されるときに実質的な人による入力なしで行なわれる任意のプロセスまたは動作を指す。ただし、たとえプロセスまたは動作の実施に人による入力が利用される場合でも、人による入力がプロセスまたは動作の実施前に受け入れられる場合は、人による入力が実質的か否かにかかわらず、プロセスまたは動作は自動的となる。このような入力がプロセスまたは動作の実施方法に影響を与える場合、人による入力は実質的であると見なされる。プロセスまたは動作の実施を受け入れる人による入力は、「実質的である」と見なされない。
本明細書で使用される用語「コンピュータ読取可能媒体」は、プロセッサに実行を命令することに関与する任意の実体的な記憶装置および伝送媒体のうち少なくとも1つを指す。このような媒体は、不揮発性媒体、揮発性媒体、および伝送媒体を含むがこれらに限定されない多くの形態を取いうる。不揮発性媒体は、たとえば、NVRAM、あるいは磁気ディスクまたは光ディスクを含む。揮発性媒体は、メインメモリなどのダイナミックメモリを含む。コンピュータ読取可能媒体の一般的な形態は、たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、またはその他の磁気媒体、磁気光学媒体、CD−ROM、その他の光媒体、パンチカード、紙テープ、その他の穿孔パターンを有する物理的媒体、RAM、PROM、およびEPROM、フラッシュEPROM、メモリカードなどの半導体媒体、その他のメモリチップまたはカートリッジ、以下に記載される搬送波、あるいはコンピュータによる読取りが可能なその他の媒体を含む。Eメールなどの自己完結した情報アーカイブまたはアーカイブの集合へのデジタルファイル添付は、実体的な記憶媒体と同等な配布媒体であると考えられる。コンピュータ読取可能媒体がデータベースとして構成されるとき、データベースは関係型データベース、階層型データベース、オブジェクト指向型データベース、および同等のもののうち少なくとも1つなど、いかなるタイプのデータベースであってもよいと理解されたい。したがって、本発明は、実体的な記憶媒体または配布媒体、ならびに先行技術で認められた均等物および後継媒体を含むものと考えられ、これらの媒体には本発明のソフトウェア実行が保存される。
本明細書で使用される用語「決定する」、「計算する」、および「算定する」、ならびにこれらの変形は、同じ意味で使用され、いかなるタイプの手順、プロセス、数学演算、または数学的手法をも含む。
用語「E場」は電気ベクトル場を指す。
用語「H場」は磁気ベクトル場を指す。
用語「B場」は磁束密度場を指す。
用語「J場」は電流密度場を指す。
本明細書で使用される用語「モジュール」は、任意の周知のまたは後に開発されるハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、人工知能、ファジー論理、またはその要素に関連した機能を実行可能なハードウェアとソフトウェアの組合せを指す。また、本発明は例示的な実施形態に関して説明されているが、本発明の個々の態様は別々に請求されることを理解されたい。
用語「海」は、塩分を含むか否かに関わらず、水域または他の導電性流体域を指す。したがって、「海」は、その大きさに関係なく、淡水域または塩水域を指す。
用語「海底」は、地球物理学測定システムを含む導電性流体と調査対象とされる物体との界面を指す。
前述の内容は、本発明のいくつかの態様を理解するために本発明を要約したものである。この要約は、本発明とその様々な実施形態とを広範囲にわたって概説するものでも網羅するものでもない。これは、本発明の主要または重要な要素を特定するものでもなく、本発明の範囲を正確に記述するものでもなく、以下のより詳細な説明の序論として本発明の選択された概念を簡単に提示するものである。以下の説明から分かるように、前述され、あるいは以下で詳しく説明される1つまたは複数の特徴を単独でまたは組み合せて利用する本発明の他の実施形態も考えられる。
一実施形態による地球物理学システムを示す透視図である。 一実施形態による送信される電磁エネルギーを示す。 一実施形態による送信される電磁エネルギーを示す。 一実施形態による送信される電磁エネルギーを示す。 一実施形態による地球物理学システムを示す透視図である。 図5の地球物理学システムを示す背面図である。 図5の地球物理学システムを示す透視図である。 一実施形態による地球物理学システムを示す側面図である。 図8の地球物理学システムを示す透視図である。 図8の地球物理学システムを示す正面図である。 一実施形態による油圧インターフェースを示すブロック図である。 一実施形態による地球物理学システムの機能部品を示すブロック図である。 一実施形態による地球物理学システムの機能部品を示すブロック図である。 一実施形態によるケーブル配線を示すブロック図である。 一実施形態による海中キャニスタおよび船上コンピュータを示すブロック図である。 一実施形態による信号処理アーキテクチャを示すブロック図である。 一実施形態による信号処理アーキテクチャを示すブロック図である。 海中構造の電磁応答を示すマップである。 同じ海中構造の深浅測量および掘削結果を示すマップである。
地球物理学探査システム
図1を参照して、システムの実施形態を説明する。
システム100は、海底128の空間的に近くに配置される改良された水中遠隔操作作業船(「ROV」)104を備える。ROV104はとりわけ、送信機コイル112を搭載した伸縮自在アーム108、電磁センサ116、電子回路パッケージ120、およびROV104を水上船(図示せず)に接続する供給パイプライン124を含む。
ROV104は、具体的な水中用途に適したいかなる設計を有していてもよい。ROV104は、これを部分的または全面的に自動化するインテリジェンスを船上に有していてもよい。こうして、システムを自律型水中ロボット(AUV)として展開することができ、1つまたは複数のシステムを無人の動作モードで同時に展開することができる。
伸縮自在アーム108は、いかなる適切な構成を有していてもよい。アーム108は、たとえば、伸縮自在に延長できて回転ジョイントまたは回転ヒンジを中心として所定位置に回転されてもよく、パンタグラフ構造(図5に示される)、適切な機構によって所定位置に移動されるラーメン構造、および固定された非移動構造のうち少なくとも1つであってもよい。
送信機コイル112は、その巻きが実質的に垂直に方向付けられ、円形(図示)、長方形、台形などの多角形、または楕円形など、任意の適切な形状を有していてもよく、絶縁導線の単一巻きまたは重ね巻きで形成される。導線の絶縁外部塗装は、電流が周囲の導電性の水の中に直接流れることを阻止する。送信機コイル112は、時間的に変化する電流波形で励起されてもよく、時間的に不変の波形で励起されてもよい。一実施形態では、電流は可変周波数成分を有する時間的に変化する波形である。
送信機コイル112の大きさは、調査の量に直接的に関係している。例として、コイル112が大きくなると調査の量が増加し、コイル112が小さくなると調査の量が減少する。つまり、コイル112の大きさは、海床128から離れていてもなお海床128の実効比抵抗/導電率測定を実施できる最大スタンドオフ距離に直接的に関係している。好ましくは、コイルは、従来の地球物理学用送信機コイルと比べて小さい。海床128とコイル112の望ましい最大スタンドオフ距離は海の表皮厚さ、送信される波形の周波数、および受信機回路のノイズフロアの関数であるが、海床比抵抗が測定されるときの海床とコイルの望ましい最大スタンドオフ距離は好ましくはコイルの直径のせいぜい約10倍であり、さらに好ましくはコイルの直径のせいぜい約5倍である。
電磁センサ116は、周囲の電気ベクトル(「E」)場および磁気ベクトル(「H」)場のうち少なくとも1つを感知する。一構成では、センサ116は、H場を測定するもので、コアに巻かれた1つまたは複数の直列接続磁気コイルなど、任意の適切なH場センサ、その他のコイル設計、ホイートストーン回路を含む磁気抵抗センサ、および磁束磁力計である。理論に制約されたくないが、相反定理によると、電気双極子励起子など(コイル112などの磁場送信機の代わりに使用された場合)、電気双極子によって生成される時間的に変化する電場は、海底の導電率構造を推測するためにE場センサの代わりに磁場センサを使用して測定可能な対応する磁場を生成することになる、ということである。磁場センサは、静的磁場、または動的磁場、あるいはその双方を測定することができる。図1に示される一実施形態では、センサ116は、E場を測定し、ROV100から下方に延びる1対の相隔たる第1および第2の電極128a−bを含む。図から分かるように、他の電極構成も可能である。これらの電極は、一実施形態では、周辺水域の誘導電場を測定する。この実施形態では、測定された周囲の誘導電圧は、送信機コイル112を励起する電流に関係している。電場測定によって、水の導電率を推定することができるので電流密度を決定することができる。海底上方の水の電流密度を測定し、センサおよび海底の形状とこれらの相対的位置とを知ることによって、システムは誘電分極とcole−coleパラメータを含む、海底または海中周囲の見かけ複素比抵抗を測定することができる。位置と形状が既知でない場合でも、海底が相対的に導電性か電気抵抗性か、あるいは電流密度の相対的変化を考慮して見かけ複素比抵抗パラメータが異常であるかどうか、を推論することが可能である。
送信機コイル112と第1および第2の電極128a−bの相対的な向きは、従来の地球物理学装置に比べて予想外の利益をもたらす可能性がある。第1および第2の電極128a−bは、実質的に同一平面上にあってコイル112の下方に設置され、つまり、第1および第2の電極128a−bの平面は、コイル112の平面と平行であり、好ましくはコイル112の平面と同じである。海床128に対して、コイル112と第1および第2の電極128a−bとの平面は、垂直に配置され、一実施形態では、海床128の平面に実質的に垂直である。このような向きに置かれたコイル112は、実質的に水平な磁気双極子を提供し、磁気双極子は海床128に実質的に平行である。
一構成では、センサは送信機コイルおよび同一平面上のセンサの平面に垂直な平面内に第2のセンサを含む。たとえば、センサが電極対として構成されるとき、第1の電極対はコイルの平面内にあり、第2の電極対はコイルの平面に直交する平面内にある。第2の電極対は、非対象な電磁情報を提供することができる。
理論に制約されたくないが、コイル112およびセンサ116は、水中で曳航される4プローブ比抵抗アレイが電流電極によって励起され、電圧電極が感知に使用される4プローブ比抵抗アレイの改良と見なされる。励起電極は、主軸が水平に方向付けられた交流動作のコイル112によって置き換えられる。このコイル112は、コイルの巻きの平面内でコイル112を囲む成分電流(J場)によって電磁場を発生する。コイルの巻きに平行な電圧を測定するために、電圧感知電極116がコイルの下方に設置される。海水は導電性であるため、コイル112からの距離が増加しても電流場の大きさは有意なままである。海水の導電率はほとんど一定であるため、発生する電磁場と開放水域における誘導電流場との空間的な関係および大きさの関係を予測することができる。標準の4プローブ比抵抗アレイと同様に、電圧センサ116は海水中の電流場(J場)によって生じる電圧を測定する。コイルの主軸は水平に方向付けられるので、誘導電流場の一部は下方の海床128を向いている。コイル112の下方に導線または絶縁体が存在すると、局所的な比抵抗が変化し、電磁場に歪みが生じる。電磁場の歪みは、電圧感知電極で測定される電圧に変化をもたらす。
図2〜4を参照してコイルおよびセンサの動作をさらに論じる。これらの例は、コイル112の周辺の電流分布がコイル周辺の導電率構造の分布、送信機コイルの形状、およびコイル内の時間的に変化する電流の関数であることを示す。
図2に示されるように、コイル112(これは長方形であるものとして示される)は、電流で励起されると磁場を形成し、磁場はコイルの平面内でコイルの周辺に電流を誘起する。誘導電流の振幅および位相分布は、誘導電流が循環する媒体の導電率の関数である。干渉構造物がない場合、電流は、通常、コイル112の周辺で形状も大きさも実質的に対称である。
図3に示されるように、コイル112は、ここでは抵抗性の海底128(玄武岩など)に空間的にごく接近している。海底128は、海水よりも高い比抵抗を有する。励起されたコイル112は、コイルの平面内でコイル周辺に電流を誘起する。ただし、前述の例とは違って、電流は水中を優先的に流れるので、コイル112の下方の水中における電流密度は異常に高く、コイル周辺の他の位置における電流密度とは異なる。水は、抵抗性の海底に比べて導電性が高い。つまり、コイル112と海底128の間の水平なE場は、コイル周辺の他の位置における水だけの中のE場よりも高い。
図4に示されるように、コイル112は、ここでは導電性の海底128(硫化物など)の空間的にごく近くにある。海底128の導電率は、水の導電率よりも高い。励起されたコイル112は、コイルの平面内でコイル周辺に電流を誘起する。ただし、前述の例とは違って、電流は硫化物の中を優先的に流れるので、コイル112の下方の水中における電流密度は異常に低く、コイル周辺の他の位置における電流密度とは異なる。水は、導電性の海底に比べて導電性が低い。つまり、コイル112と海底128の間の水平なE場は、コイル周辺の他の位置における水だけの中のE場よりも低い。
これらの例から分かるように、コイルによって誘起される電流は、コイルの平面内にある。したがって、電流はコイルの平面内に配置された第1および第2の電極によって最適に測定される。
図1を参照して、電子回路パッケージ120および供給パイプライン124を以下で詳しく論じる。
センサの測定との干渉を回避するために、ROVの他の部品は、ROVが展開されるときのこれら部品の電気的特性を考慮して選択される。たとえば、ROVの導電性部品は、これら部品が誘導循環電流の領域にあるときセンサ測定に影響を与える可能性があり、測定を行なう際にこれらの導電性部品が考慮される(以下でさらに詳しく論じる)。
他の地球物理学システム設計
地球物理学システムは、ほかに無数の設計を有する可能性がある。
図5〜7を参照すると、別の実施形態による地球物理システム500が示されている。ROV504は、パンタグラフの形態の伸縮アーム508と、アーム508の底部に配置された第1および第2のセンサ電極512a,bとを含む。図から分かるように、パンタグラフは、各トラス部材520の接合部に回転ヒンジ516を有するトラス状構造物である。部材520の上端は、回転可能にヒンジ結合されるか524、あるいはチャネル532に摺動自在に係合される528。送信機コイルは、領域536を囲んでこの領域に隣接する部材520に配置される導電性の巻き(図示せず)によって形成される。図6〜7は、アーム508が完全に後退された状態のシステム500の別の図である。図7は、同一直線上の第1および第2の電極512a,bに係合しこれらを分離する絶縁スリーブ700と、電極512bと部材520の端部704との摺動自在の係合とを示す。
図11は、単一の油圧機能を用いてアーム108および508を展開するために使用される油圧インターフェース1100のブロック図である。インターフェース1100は、ROV油圧アセンブリ1104とアーム油圧展開アセンブリ1108とを含む。ROV油圧アセンブリ1104は、アーム油圧展開アセンブリ1108とROV油圧アセンブリ1104の他の部品との間に配置された四方レート弁1112を含む。アセンブリ1108は、第1および第2の(クイックディスコネクト)インターフェース継手1116a,b、展開されている間に硬い物体(たとえば、海床)に突き当る場合にアーム構造部材を保護するための減圧/安全弁1120、アームの展開および格納の速度をオペレータが手動で制御できる第1および第2のインライン流量調整弁1124a,b、油圧シリンダ1128、ならびに第1および第2の緊急後退用クイックディスコネクト継手1132a,bを含む。図から分かるように、油圧シリンダ1104は、アームと動作可能に係合し、油圧管路のそれぞれ加圧と減圧に応答し、膨張してアームを伸ばして展開し、収縮してアームを縮める。
図8〜10を参照すると、別の実施形態による地球物理学システム800が示されている。上記の実施形態では、ROVからの電磁ノイズを低減するためと、ナビゲーションおよびビデオ機器の動作へのコイル112による悪影響に関する懸念とから、コイル/センサアセンブリをROVの十分下方に配置したが、この位置調整は多くの実施において必要でないかもしれない。ROV804は、前述の実施形態と同様に、第1および第2の電極814a,bの上方に配置された第1および第2の垂直方向に相隔たる送信機コイル808および812を含むが、前述の実施形態と違って、コイル808および812と第1および第2の電極814a,bとはROV804のフレームに堅く結合される。この取付方法の利点として、作業船の近くに配置されるコイルおよびセンサが損傷をほとんど受けないことと、ROVのオペレータが作業船のはるか下方にある物体との衝突の回避に気を配る必要がないこととが挙げられる。コイルおよびセンサは、携帯性が高く、これらを遠隔移動先に結集することが簡単になり、費用が少なくなる。
第1および第2のコイル808および812と、第1および第2の電極814a−bとの同一平面上の向きが図10に明示されている。図10から分かるように、コイル808および812(これらはコイルの水平対称軸に対して直角である)の各々の長手方向対称面は、第1および第2の電極814a−bによって画定される平面と実質的に同一平面上にある。
複数のコイルを使用すると、複数のデータチャネルを同時にまたは間断なく順次記録してデータの解釈可能性を改善することができる。これには、E場センサまたは送信機コイルの種々の形状、あるいは複数の送信機コイルまたは送信機周波数が含まれてもよい。たとえば、垂直平面内で一方のコイルの上方に他方のコイルを正しい向きで配置した2つの送信機コイルを使用し、これらのコイルを電流で交互に励起することによって(たとえば、励起コイルを時分割して、第1のコイルを駆動し、続いて他のコイルを同じアンプで駆動する)、海底の導電性または抵抗性を明確に測定することができる。海底に近づくときのシステム応答は、海水の導電率に対する海底の導電率の対比を特徴的に示している。海底から離れた種々の高さで2つのコイルを交互に使用すると、システムが搭載されたプラットフォームを水中で上下に移動しなくても海底に近づく送信コイルのシミュレーションを行なうことができる。換言すると、このコイル配列は、海床128に近づいたり海底128から離れたりする際の電極電圧変化のシーイング効果をエミュレートし、「ディッピング」に対する要件を排除するものである(後述)。
一構成では、第1および第2のセンサ電極対が相隔たる両コイルの下方に配置される。第1および第2のセンサ電極対の隣接面間の垂直距離は、コイルの隣接面を隔てる垂直距離と実質的に同じ距離である。第1および第2のコイルを交互に励起する間に、第1および第2の電極対に対応する第1および第2の出力から測定信号が受信される。開放水域では、第1および第2の電極対は実質的に同じ導電率を観測するはずである。しかし、電極が導電性の海底に近いとき、下方の第2の電極対は上方の第1の電極対よりも低い比抵抗(低い電圧)を示すはずである。抵抗性の海底に近いとき、下方の第2の電極対は高い比抵抗(高い電圧)を観測するはずである。
他の構成では、第1および第2の電極対は、第1および第2の垂直コイルと同じ垂直距離にない。垂直距離間隔が異なっても同じ結果が得られるようにシステム応答を較正することによって、距離の違いが明らかにされる。
他の構成では、第1および第2のコイルは、同時に励起されて付加的な電磁場を発生する。
他の構成では、第1および第2のコイルは、種々の周波数を用いて同時に励起されて、応答を2種類の周波数に分離する。このような方法では、第1のコイルと第2のコイルを時分割する必要がなくなる。
他の構成では、第1および第2のコイルはこれらの水平磁気軸が互いに直交するように搭載されて、海床比抵抗の方向による変化を検出することができる。
他の構成では、1つまたは複数のコイルが海中作業船またはプラットフォームのそれぞれの側に搭載されて、システムは海底比抵抗のさらなる変化を識別することができる。
地球物理学システムの他の実施形態では、1つまたは複数の送信機コイルおよび1つまたは複数のセンサが水上船または沈水船の後方で曳航される。
地球物理学システムの他の実施形態では、コイルおよびセンサは、物理的に分離されて複数の作業船によって運ばれ、コイルまたはセンサの一方は固定されるがコイルまたはセンサの他方は移動され、あるいはコイルおよびセンサはスポット測定を行なうために静止位置を占める。これは、コイルおよびセンサが相互の関連で固定されて一連の測定を終了するために海底の表面を同時に移動する上記の実施形態とは対照的である。
地球物理学システムの機能部品
図12は、一実施形態によるシステムを示すブロック図である。このブロック図は、水上船(図示せず)の水面に配置された第1のアセンブリ1204と、水面の真下に配置されたROVアセンブリ1208とを含む。以下で論じるように、第1および第2のアセンブリは、周波数領域および時間領域のうち少なくとも1つで動作することができ、たとえば、見かけ比抵抗、誘電分極効果(たとえば、充電能、および海床のうち少なくとも1つまたは海中環境を記述するcole−coleパラメータを規定する応答の実成分と虚成分とを含む複素パラメータ)など、送信波形に対する周囲の複素応答を含む受信データストリームから情報を抽出することができる。
第1のアセンブリ1204は、それぞれ、EM船上コンピュータ1212、船上ナビゲーションシステム1216、ならびに音響測位モジュール1220および静止衛星測位モジュール1224を含む。
以下で詳しく論じるEM船上コンピュータ1212は、ROVアセンブリ1208と通信し、オペレータ入出力機能を提供し、実時間データ処理を行なう。例示的なデータ処理タスクには、送信波形に対する受信電磁センサ信号の大きさと位相の測定が含まれる。これらのタスクを以下でさらに詳しく論じる。
船上ナビゲーションシステム1216は、音響測位モジュール1220からの信号に基づいて、水上船に対するROVアセンブリ1208の位置を測定し、その位置推定を静止衛星測位モジュール1224によって決定される水上船位置と結合し、生データと未処理データとを記録する組込コンピュータシステムである。一構成では、ナビゲーションシステムは、静止衛星を利用した座標と第2のアセンブリ1208から受信したナビゲーションセンサ情報とを使用し、これを、水上船を利用した音響測位モジュール1220からの測定値と統合する。音響測位モジュール1220は音響信号を用いてROVアセンブリを設置する任意の適切な装置とすることができ、静止衛星測位モジュール1224は全地球位置測定システム(GPS)センサなどの任意の適切なセンサとすることができる。一構成では、音響測位モジュール1220は、超短ベースラインユニットである。別の構成では、音響測位モジュール1220は、水上船ではなく海床128を基準としており、長ベースラインユニットである。ROV位置の推定値を生成するために、カルマンフィルタまたは同等のアルゴリズムが典型的に利用される。
第2のアセンブリ1208は、海床128上方のROVの高度を測定するための高度計1228(音響マルチビームソナーまたは音響高度計など)と、送信機コイル112に動作可能に係合される電磁送信機キャニスタ1230と、複数の電磁受信機センサ116a−nと動作可能に係合される電磁受信機キャニスタ1232と、水上船に対するROVの位置を測定するためのナビゲーション・センサ・パッケージ1236とを含む。パッケージ1236は、深度センサ1240と、海床および水柱のうち少なくとも1つに対するROVの速度を測定するためのドップラー速度センサ1244と、縦揺れ、横揺れ、角速度、および並進運動加速度を測定するための慣性センサ1248と、船首方位センサ1252(光ファイバージャイロスコープなど)と、船上を拠点とする音響測位システムと通信するための音響トランスポンダまたはレスポンダ1256とを含む。図から分かるように、各種センサは、所望の測定値を収集する任意の適切なセンサとすることができる。
電磁送信機キャニスタ1230は、水中キャニスタタイプのハウジングであり、これは電磁(EM)コイル116を駆動するためのパワーアンプを内蔵している。従来の高出力オーディオアンプはこの用途に適している。アンプへの「オーディオ」信号入力は、好ましくは受信機キャニスタ1232内のコンピュータにおける波形発生器に由来する。前述の通り、コイル116は、海底に入り込む電磁場を発生する。一構成では、唯一のコイル116が使用される。他の構成では、複数のコイル116が使用される。好ましい構成では、一方が他方の上方に配置された第1および第2のコイルが使用される。この構成によって、システムはプラットフォームの高度を変更せずに「ディッピング」の影響、すなわち、海底に向う移動と海底から遠ざかる移動とをエミュレートすることができる。
電磁受信機キャニスタ1232は、海中のデータ収集装置および実時間処理装置を内蔵している。この装置は、受信機センサ116からの信号を入力するための高分解能アナログデジタル変換器を含む。また、この装置は、EM船上コンピュータ1212と通信して第1のアセンブリから命令を受信し、このアセンブリにデータを提供する。
図14は、送信機キャニスタ1230および受信機キャニスタ1232における様々な部品間の電気的インターフェースの実施形態を示す。このインターフェースはトランスキャニスタ1400を含んでおり、トランスキャニスタ1400は220Vセンタータップ付きの二次巻線にデータが接続された3相ステップダウントランスを内蔵する。二次巻線は、200Vの3相出力において15kVA、または110Vの3相出力において7.5kVAと定格が定められている。受信機キャニスタおよび送信機キャニスタはいずれも、トランスキャニスタ1400から給電される。受信機キャニスタは、マルチビームソナーセンサ1404に電源を供給する。ROV末端キャニスタ1408は、トランスキャニスタ1400の部品と供給パイプライン124の部品との間の電気的インターフェースを提供する。
図13は、一実施形態によるシステムを示すブロック図である。この実施形態は、第1および第2アセンブリが多数の追加部品を含むことを除いて前述の実施形態と類似している。
第1のアセンブリ1300は、たとえば、複数のマッピング・ソナー・コンピュータ1304a−jと、海底下コンピュータ1308と、マルチビームコンピュータ1312と、磁気探知器コンピュータ1316と、重力計コンピュータ1320と、ビデオ処理モジュール1324とを含む。様々な部品がEMマッピングコンピュータ1328にデータを提供する。
マッピング・ソナー・コンピュータ1304a−jは、マッピングソナー1332a−iからのデータを処理し、オペレータに表示と制御を提供し、生データと処理データとを記録する。
海底下コンピュータ1308は、海中の海底下プロファイラ1336からのデータを処理し、海底を覆う沈泥の深さを推定し(任意)、オペレータに表示と制御を提供し、生データと処理データとを記録する。
マルチビームコンピュータ1312は、海中マルチビームソナー1340からのデータを処理し、海底の等高線を推定し、オペレータに表示と制御を提供し、生データと処理データとを記録する。
磁気探知器コンピュータ1316は、海中磁気探知器1344からのデータを処理し、局所磁場を推定し、オペレータに表示と制御を提供し、生データと処理データとを記録する。
重力計コンピュータ1320は、海中重力計1352からのデータを処理し、局所重力異常を推定し、オペレータに表示と制御を提供し、生データと処理データとを記録する。
ビデオ処理モジュール1324は、表示、ロギング、および(任意で)フィルタ処理、拡大、特徴抽出、相対速度推定を含む。
EMマッピングコンピュータ1328は、時間同期された海底下コンピュータ1308、船上コンピュータ1212、マルチビームコンピュータ1312、および船上ナビゲーションシステム1216からデータを受信し、調査結果を表示するマップを作成する。これを可能にするために、すべてのデータに共通基準時刻に準拠したタイムスタンプが記録される。このようなマップの例が図18〜19に示される(以下で論じる)。
第1のアセンブリ1300は、複数のマッピングソナー1332a−i、海底下プロファイラ1336、マルチビームソナー1340、磁気探知器1334、ビデオカメラ1348、および重力計1352を含む。
マッピングソナー1332a−iは、サイドスキャンソナーおよび前方ソナーを含む。前方ソナーは、可視光で見える視距離を超える海中船前方の物体を調べるために海中船のオペレータによって典型的に使用される。このソナーは、展開されたアームが海底などの物体と衝突する可能性を回避するために重要な場合がある。サイドスキャンソナーは、特徴のマッピングに典型的に使用される。サイドスキャンソナーは、マルチビームソナーよりも広いスワス幅を提供する。これらの装置は、本来、深浅測量情報を提供しないが、代わりに、海底の硬さと粗さとを示す反射率情報を提供する。この情報は、湖盆図を拡大するために利用される。これらの装置から得られるデータは、将来の観察のためにモザイクに取り込まれる。
海底下プロファイラ1336は、海床を調査して注目する炭化水素鉱床または鉱物鉱床を覆う沈泥の量を測定するプロファイラである。海床の導電率をよりよく推定するために、この沈泥の深さを高度の測定値に加えることができる。
マルチビームソナー1340は、高度計として等深線データ収集用に使用される1つまたは複数のマルチビームソナーを備える。これらのソナーによって、地球物理学システムは湖盆図と導電率マップを作成することができる。
磁気探知器1344は、局所的磁気異常を測定する。局所磁気構造のマップを生成するために、データは後処理されて「反転」される。
ビデオカメラ1348は、海中船の前方の物体を調べるために海中船のオペレータによって使用され、また検査と探査を目的として海中船の顧客によって使用される。また、これらのカメラから得られるデータは、海底のモザイク図を生成するために使用される。さらに、下向きカメラを用いると、海床に対する海中船の速度と方向の推定値を生成するために「オプティカルフロー」情報を抽出することができる。
重力計1352は、局所重力場における微小な変化を検出する。これらの変化は、金属鉱床(重力の増加)および埋蔵ガス鉱床(重力の減少)を探し出すために利用される。
図15は、地球物理学システムの一実施形態を示しており、このシステムはEM船上コンピュータ1212だけでなくROV100の表面に配置された受信機キャニスタ1232に典型的に内蔵される海中コンピュータ1500も含む。
海中コンピュータ1500は、データ収集、データ出力を実行し、時間変動波形または周波数変動波形、制御機能(たとえば、追加機器のオン/オフ)、および健全性監視(たとえば、温度の監視、水アラーム、接地事故、パワーアンプのステータス)を生成することによってコイル112の励起を実行し、標準TCP/IPイーサネット(登録商標)プロトコルを用いて船上コンピュータ1212と通信する。コンピュータ1500は、アナログデジタル(「A−D」)変換器1504、デジタルアナログ(「D−A」)変換器1508、デジタルインターフェース1512、信号捕捉、波形発生、および制御と健全性検知を実行する浮動小数点ゲートアレイ(「FPGA」)1516、ならびにホストコントローラ1520を含む。波形は、D−A変換器1508によってアナログ信号に変換され、送信機キャニスタ(1230)パワーアンプに供給される。A−D変換器1504は、センサ116から検出信号を受信する。センサ116によって検出された信号は、微小であり、A−D変換器1504によって高速(典型的に20kHz)かつ高分解能(典型的に24ビット)でサンプリングされる。こうした高速でサンプリングする理由は、非常に低い信号レベルでのノイズ除去を改善するとともに、船上を拠点とするロックインアンプが送信信号に対して非常に正確な振幅と位相の測定値を決定するのを助けるためである。また、海中コンピュータ1500は、送信波形の場の強度を測定する「探知コイル」から信号を入力することができる。
海中コンピュータ1500およびナビゲーションセンサ1236からのデータは、供給パイプライン124における光ファイバーリンクによってパケットとして船上コンピュータ1212に転送される。光ファイバーリンクは、各端に、信号送信用光ファイバー、正のデジタルハードウェア変調器、および復調器を含む。下端において、光ファイバーリンクは、TCP/IPインターフェースから海中コンピュータ1500に結合し、さらに特定の別のハードウェアインターフェースを介して、ナビゲーションセンサ1236に結合する。上端において、光ファイバーリンクは、船上コンピュータ1212から役割に特有の他の装置に結合し、さらにナビゲーションセンサ1236に結合する。
一部の変形では、船上コンピュータ1212は、海面または遠隔地の機器オペレータに、システムを制御して収集されたデータを精査する機能を提供する。オペレータは、システム操作パラメータを調整して測定結果を実時間で分析することができる。他の変形では、システムは独立に動作し、操作命令は事前にプログラムされ、データはROVが回収された後で精査される。たとえば、機器は海面下方のROVに搭載されてもよく、オペレータはROV母船に対して遠く離れた陸上の場所に位置してもよい。
船上コンピュータ1212は、ソフトウェア・ロックイン・アンプ1524、第1および第2のROV高度補償モジュール1528a−b、マップディスプレイ1532、チャートディスプレイ1536、メーターディスプレイ1540、処理データロギングモジュール1544、時系列データロギングモジュール1548、およびシステム制御1552を備える。ソフトウェア・ロックイン・アンプ1524は、信号処理機能の重要な部分である。このアンプは各「探知コイル」から基準信号を入力し、探知コイルは、電流を駆動する電磁コイル112の大きさおよび位相と各センサ116からの受信信号とをアンプに伝える。この後、アンプ1524は、送信信号の周波数における受信信号の大きさと送信信号に対する受信信号の位相とを計算する。ロックインアンプ1254は、ノイズの存在下で信号の振幅と位相を測定する効果的な方法を提供することができる。ノイズは、基準信号によって伝えられる周波数と位相で入力信号をフーリエ変換することによって除去される。フーリエ変換は、基準復調パラメータ1556と入力信号とを複数の復調チャネル1560a−nに入力することによって実行され、複数の復調チャネル1560a−nの各々は特定の大きさと位相に対応する。ロックインアンプは、基準信号周波数を中心として狭帯域フィルタの機能を果たす。
図16を参照すると、基準信号1600は、基準信号から周波数および位相情報を抽出して純粋正弦波1608および純粋余弦波1612を発生する内部基準シンセサイザ1604に供給される。この後、正弦波1608は、混合信号1624を形成するために入力信号1620と混合される1616。入力信号1620中の各周波数成分に対して、ミキサー1616は、内部基準1600と信号成分との周波数の差に等しい周波数(ω−ω)1620と、これら2つの周波数の和に等しい周波数(ω+ω)とを有する2つの出力成分を発生する。典型的な事例では、入力信号1620は基準信号1600と同じ基本周波数を有することに留意されたい。(また、入力信号1620は非線形歪みに起因するいくつかの低振幅の比較的高い周波数の高調波を含んでもよいが、これらは下流の低域通過フィルタ1628a−bによって除去されることになる。)
入力信号1620は基準と同じ周波数を有するので(ω=ω)、第1のミキサー成分は0(DC信号)に等しい周波数を有することになり、第2のミキサー成分は基準周波数の2倍(2ω)に等しい周波数を有することになる。ミキサー1616に続く低域通過フィルタ1628aは、DC(第1の)成分以外のすべてを除去するように設定される。この成分の大きさは、入力信号1620、特にωにおけるその基本波成分の振幅と基準信号の位相に対するその位相の余弦とに比例する(A・cos(θ))。この量は「X」と呼ばれる。
同じプロセスは、ωにおける純粋な余弦波を用いてミキサー1634によって入力信号1620に適用され、量「Y」が生成される。Yは、信号成分の振幅と位相シフトの正弦との積に比例する(A・sin(θ))。
上記2つの量から、入力信号の振幅(A、これはXとYのベクトル和である)と相対位相(R、これは正接が上記2つの量の比である角度である)を計算することができる。
ROV高度補償モジュール1528a−bは、ソフトウェア・ロックイン・アンプ1524からの大きさデータ出力に補正係数を適用する。ROVが一定の高度で海底を移動している場合、大きさの変化は導電率の変化によるものと考えられる。しかし、プラットフォームが高度を変更している場合、導電率の変化は表に現れないかもしれない。
補償機能を生成する簡単な方法では、実際のデータが使用される。電磁センサ116がそのプラットフォーム(たとえば、ROV)と一体化されると、高度が連続的に変化した場合にセンサ116は様々なレベルの導電率を有する場所を通過する。高度変化は、今後行なわれる調査の期間に現れる変化の典型的な例であるように選択される。データが収集されると、(a)平均大きさ応答対高度と(b)大きさ応答の標準偏差対高度とのプロットが生成される。大きさ応答は、簡単で滑らかな変曲のない多項式関数で近似される。この多項式関数は高度補償モジュールにプログラムされる。
いったん構成された高度補償モジュールは、大きさデータを実時間で変更された後で記録されてオペレータに表示される。
システム制御モジュール1552は、水アラーム表示および接地事故アラーム表示、メータ表示の選択、較正パラメータの変更、ならびにロギング動作の設定および制御など、表示と制御をオペレータに提供する。
各種表示モジュール1532、1536、および1540は、様々な表示をオペレータに提供する。
モジュール1544および1548は、生(時系列)データと処理データとを記録する。
信号処理手順
図17は、様々な入力信号を処理するための一実施形態の手順を示す。
測定は、FGPA1516に入力される適切な波形定義をユーザが選択すること(ステップ1700)によって開始される。選択波形は、正弦波に制限されず、三角波形、方形波形、ボックスカー波形、鋸歯状波形、疑似乱数波形、およびこれらの組合せなど、任意の望ましい波形であってよい。例として、コイル112を駆動するために三角波形が使用される場合、センサ周辺の誘導電流は方形波プロファイルを有するというファラデーの法則が適用される。しかし、他の影響が急激な遷移を制限する。急激に遷移する送信波形と受信波形の違いを見ると、海床128に関する他の情報を推察することができるかもしれない。たとえば、低周波では、誘電分極(IP)効果の観測が期待されるはずである。AC励起の周波数は、たとえば、約5Hz〜約500Hzの広い範囲にわたって変化する。(表皮厚さ対利得)
選択される波形定義は、対応するアナログ量に変換され(ステップ1704)、その後、生データストア1726に移動され、FPGA1516に入力され(ステップ1708)、発生された電流波形はコイル112に入力される。前述の通り、励起されたコイル112を流れる電流による磁場(H場)は、周囲の導電性媒体に所定波形の渦電流を誘起することになる。たとえば、発生される電流波形が三角波の場合、渦電流は方形波状となる。
H場を感知する「探知」コイル1712は、送信機コイル112から送信場出力に関係する信号を受信する。E場感知双極子1716として示されるセンサ116は、対応するE場に関係する信号を受信する。受信信号は、A−D変換器1504によって対応するデジタル量に変換される(それぞれ、ステップ1720および1724)。送信機コイル112に提供される選択されたアナログ波形と測定されたH場およびE場の対応するデジタル量とが生データストア1726に保存される。
ステップ1728において、フーリエ変換、フェーズ・ロック・ループ、あるいは受信信号と同期的に測定された送信機信号との相互相関など、受信信号の実時間分析または後処理分析が実行される。H場感知コイル1712は、送信機信号を同期的に測定する。このステップの出力は、測定された送信波形に対する実部および虚部の周波数領域応答関数および時間領域応答のうち少なくとも1つである。全周波数で同相応答および逆相応答を測定することによって、応答を等価な時間領域応答に変換することができ、また、常に時間応答を測定することによって、測定された時間応答を等価な同相応答および逆相応答に変換することができる。
ステップ1734において、システム測位および位置記録の測定値とソナー等深線情報(存在する場合)、ならびに他の地球物理学データ(存在する場合)が回収される。
ステップ1728および1734の出力は、ステップ1738に提供される。ステップ1738において、ステップ1734からの測定データ位置情報は、ステップ1728からの応答関数/応答、適用された電磁システム応答補正、ならびに実行された実時間処理または後処理およびマップ作成と統合される。ステップ1738の出力は、データ出力としてユーザに提供されるか(ステップ1742)、または最終処理データストアに保存される(ステップ1746)。
地球物理学的調査方法
地球物理学的調査に先立って、試験測定を実施してシステムを較正するために、システムは、通常、開放水域で運転される。コイル電流と、コイルの形状と、電極の形状との関係をモデル化することはできるが、ある程度の変動が常に存在する。さらに、センサ116を潜水作業船に展開する必要性によって比抵抗に局所的な歪みが生じる。潜水作業船は導電性部品と抵抗性部品の組合せを含むことになり、これによって比抵抗に局所的な歪みを生じる。送信機コイル112が送信しており、センサ116が受信している場合、潜水作業船が海床に近づくと、海底の導電性が海水の導電性よりもどの程度高くなるかに応じた電極電圧の変化を観察することができる。これは、海底導電率の非常に簡単な定性試験である。同様に、作業船が海床から離れるにつれて電極電圧がその標準状態に戻ることを観察することができる。
試験および較正に続いて、潜水作業船は調査パターンを開始し、海床128の上方を航行して以下の情報を記録する。
送信機出力レベル
導電率を測定するための電極電圧
導電率を較正するための高度
地球物理学的位置(緯度、経度、深度)−導電率マップの生成が可能である
通常動作において一般に記録される追加情報は以下の項目を含む。
主作業船下方の地形(地形図および導電率マップの同時生成が可能である)
海底下プロファイル−主作業船下方の堆積物の厚さを推定し、海床における鉱石を含む岩石上方の高度の推定を改善する
記録されたデータに基づいて地球物理学的マッピングが実行される。
システムを海床128上方の一定高度で航行させる代わりに、「ディッピング」によって海床128に近づいたり離れたりするときに見られる挙動を利用することができる。「ディッピング」では、結果として得られる電極電圧を常に監視しながら作業船の高度が周期的に変更される。
図から分かるように、システムは海洋環境における鉱床の検出に限定されない。システムは、海床表面または海床内部に埋蔵された異常な抵抗性または導電性を有するいかなる種類の物体の検出にも利用される。たとえば、システムはパイプまたは他の同様の物体を探すために利用されてもよい。システムは、導電性流体の現場導電率の測定に利用される。また、システムは、海水以外の水域における塩水レンズまたは淡水レンズの検出、あるいは湖底や川底の見かけ比抵抗の測定に利用される。送信機コイルが流体上方の空中にある場合、システムはこの流体の導電率の推定、システム下方の水などの導電性流体との様々な幾何学的界面との推定、ひいては、この流体の性質である深さなどにおける潮流分布の推定に利用される。
実験
図5〜7に示される種類のプロトタイプ地球物理学システムは、1700mの深さにある銅鉱物の推定埋蔵量に関する電磁法探査に利用された。この鉱物の推定埋蔵量は、事前に掘削によって分析されている。
図19は、鉱化および非鉱化掘削孔、分析結果を待つ掘削孔、掘削分析に基づく鉱化システムの予想範囲、および観察された硫化物の露頭を示す湖盆図である。
図18は、プロトタイプ地球物理学システムによって測定された電磁応答を示す。測定された電磁応答によって予想された鉱化地域は、掘削計画によって測定された鉱化地域と密接に相関する。
本発明の例示的なシステムおよび方法が、ROVを拠点とする海底調査に関して説明されている。ただし、本発明が不必要に分かりにくくならないように、前述の説明ではいくつかの既知の構造および装置を削除している。この削除は、発明の主張範囲を制限するものと解釈されるべきではない。本発明の理解を促すために、詳細情報が示される。ただし、本発明は本明細書に示される詳細情報以外の様々な方法で実施されてもよいことを理解されたい。
さらに、本明細書に示される例示的な実施形態は展開されるシステムの様々な構成部品を示すが、システムの一部の部品は、LANおよびインターネットのうち少なくとも1つなどの分散型ネットワークの遠隔部分に、あるいは専用システム内部に遠隔で設置される。したがって、システムの構成部品は自律型水中ロボット、曳航装置などの1つまたは複数の装置に統合され、あるいはアナログおよびデジタル電気通信ネットワークのうち少なくとも1つ、パケット交換ネットワーク、または回路交換ネットワークなどの分散型ネットワークの特定ノードに展開されることを理解されたい。システムの構成部品はシステムの動作に影響を与えることなく構成部品の分散型ネットワーク内における任意の場所に配置されることは前述の説明および計算効率上の理由から理解されよう。たとえば、様々な構成部品が、1つまたは複数の通信装置、1つまたは複数のユーザ構内、あるいはこれらを組み合わせた装置または場所において、PBXおよびメディアサーバ、ゲートウェイ、などの切替器に設置される。同様に、システムの1つまたは複数の機能部分は、通信機器と関連コンピュータ装置との間に分散される。
さらに、要素を接続する様々なリンクは有線リンク、あるいは無線リンク、あるいはこれらの任意の組合せ、あるいは接続された要素との間でデータを供給および伝達のうち少なくとも1つが可能な他の既知の要素または後に開発される要素であってもよいことを理解されたい。これら有線リンクまたは無線リンクは、セキュアリンクとすることができ、また暗号化情報を伝えることができてもよい。リンクとして使用される送信媒体は、たとえば、同軸ケーブル、銅線、光ファイバー、音響リンク、およびレーザー光線を含む電気信号用の任意の適切な伝達体とすることができ、電波、青−緑レーザー、および音響テレメトリデータ通信など、音波または光波の形態をとってもよい。
また、フローチャートが特定の事象シーケンスに関して論じられて示されているが、本発明の動作に実質的に影響を与えることなくこのシーケンスに対する変更、追加、および削除が行なわれることを理解されたい。
本発明についてはいくつもの変更および修正を採用することができる。本発明の一部の特徴を備えることは他の特徴を備えなくても可能なはずである。
たとえば、代替的な一実施形態では、時間的に変化する磁場を生成するために使用される垂直に方向付けられた送信機コイルは、水平移動する電気双極子で置き換えられる。この実施形態では、センサは送信機双極子の垂直平面内に最適に配置されるコイルであり、あるいは送信機電流双極子の垂直平面内に最適に配置される電場測定双極子である。
さらに別の実施形態では、海水のバックグラウンド導電率を測定するために、導電率計がシステムに追加されている。これは、システムの応答を補正するためのベースライン値を提供することになる。すなわち、システムは、海水で囲まれて海底から離れているときに測定される値を基準として、海底に近いときに異常値を測定する。
他の実施形態では、鉱体の非対称な応答に関係するパラメータが測定できるように、追加の電場センサまたは磁場センサが展開される。
別の実施形態では、システムは作業船から展開される非常に大きい高電流送信機ループを有しており、この場合、拘束センサまたは自由遊泳性センサのいずれかを用いてループ下方のE場が測定される。この変形システムは、かなりの深さまで侵入するはずである。
他の実施形態では、システムおよび追加マッピングセンサが、標準的な水中ロボットおよびプラットフォームで展開されるようにモジュール化されている。これらはROV、AUV、有人潜水船、曳航体、グライダー、または海底クローリングシステムであってもよい。
別の代替的な実施形態では、データロギングおよびナビゲーションシステムが削除されており、したがって、機器は瞬時測定値を即座に解釈するためのディスプレイに伝えるだけである。
さらに別の実施形態では、コイル112は電極対で置き換えられる。
さらに別の実施形態では、本発明のシステムおよび方法は、専用コンピュータ、プログラムされたマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラ、および周辺集積回路素子、ASICまたは他の集積回路、デジタル信号プロセッサ、個別素子回路などのハードワイヤード電子回路または論理回路、プログラム可能な論理デバイス、またはPLD、PLA、FPGA、PALなどのゲートアレイ、専用コンピュータ、同等の手段などとともに実現される。一般に、本明細書に示される手順を実現可能なデバイスまたは手段は、本発明の様々な態様を実現するために使用される。本発明に使用される例示的なハードウェアは、コンピュータ、携帯端末、電話、(たとえば、携帯電話、インターネット電話、デジタル電話、アナログ電話、ハイブリッド電話など)、および従来知られているその他のハードウェアを含む。これらのデバイスの一部は、プロセッサ(たとえば、単一または複数のマイクロプロセッサ)、メモリ、不揮発性記憶装置、入力装置、および出力装置を含む。さらに、分散型処理、またはコンポーネント/オブジェクト分散型処理、並列処理、または仮想マシン処理を含むが、これらに限定されない代替ソフトウェアの実装は本明細書に記述された方法を実施するために構築することもできる。
さらに別の実施形態では、開示された方法は、様々なコンピュータまたはワークステーションプラットフォーム上で使用されるポータブル・ソース・コードを提供するオブジェクトソフトウェア開発環境またはオブジェクト指向ソフトウェア開発環境を用いてソフトウェアと連携して容易に実施されてもよい。あるいは、開示されたシステムは、標準的な論理回路またはVLSI設計を用いて部分的または全面的にハードウェアで実現されてもよい。本発明に従ってシステムを実現するのにソフトウェア、ハードウェアのいずれを採用するかは、システムの速度要件および効率要件のうち少なくとも1つ、特殊な機能、ならびに利用されている特殊なソフトウェアまたはハードウェアまたはマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータシステムに左右される。
さらに別の実施形態では、開示された方法は、記憶媒体に保存されて、コントローラおよびメモリ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサなどと連携してプログラム汎用コンピュータで実行されるソフトウェアで部分的に実現されてもよい。このような場合、本発明のシステムおよび方法は、アプレット、JAVA(登録商標)、またはCGIスクリプトなどのパソコンに組み込まれたプログラムとして、サーバまたはコンピュータのワークステーションに常駐するリソースとして、専用測定システム、システム構成部品などに組み込まれたルーチンとして実現される。また、このシステムは、このシステムおよび方法のうち少なくとも1つをソストウェアおよびハードウェアシステムのうち少なくとも1つに物理的に組み入れることによっても実現される。
本発明は、特定の標準およびプロトコルに準拠した実施形態で実現される構成部品および機能を説明しているが、本発明はこのような標準およびプロトコルに限定されない。本明細書で言及していない他の同様の標準およびプロトコルが存在しており、これらが本発明に含まれるものと考えられる。さらに、本明細書で言及された標準およびプロトコル、ならびに本明細書で言及されていない他の同様の標準およびプロトコルは、本質的に同じ機能を有するより高速でより有効な標準およびプロトコルに定期的によって代替される。同じ機能を有するこのような代替標準およびプロトコルは、本発明に含まれる等効物と考えられる。
本発明は、様々な実施形態、構成、および態様において、実質的に本明細書において描かれ説明されたような構成部品、方法、プロセス、システム、および装置のうち少なくとも1つを含み、それらの様々な実施形態、部分組合せ、および部分集合を含む。当業者は、本開示を理解した後にはいかにして本発明を実行しかつ利用すべきかを理解するであろう。本発明は、様々な実施形態、構成、および態様において、本明細書、あるいはそれらの様々な実施形態、構成、または態様に描かれておらずかつ/または説明されていない品目が存在しない装置およびプロセスを提供することを含み、たとえば、性能を改善し、実施事例を実現し、かつ/または実施コストを削減するために、以前の装置またはプロセスで使用され得たような品目が存在しない装置およびプロセスを含む。
本発明の前述の議論は、図示および説明を目的として提示されている。前述の内容は、本発明を本明細書に開示された形態に限定するものではない。たとえば、前述の「発明を実施するための形態」では、本発明の様々な特徴が本開示の簡素化を目的として1つまたは複数の実施形態、構成、または態様にグループ化されている。本発明の実施形態、構成、または態様の特徴は、上記で論じられた以外の代替の実施形態、構成、または態様で組み合わせられてもよい。この開示方法は、主張された本発明が各請求項に明示的に列挙された特徴よりも多くの特徴を必要としているとの意図を反映するものと解釈されるべきではない。むしろ、以下の特許請求の範囲が示すように、本発明による態様の特徴は開示された前述の単独の実施形態、構成、または態様すべての特徴よりも少ない。したがって、以下の特許請求の範囲は、本明細書によって、この「発明を実施するための形態」に組み入れられ、各請求項は本発明の個々の好ましい実施形態として独立している。
さらに、本発明の説明は、1つまたは複数の実施形態、構成、または態様の説明を含んでおり、一部の変形および修正、その他の変形、組合せ、および修正は、たとえば、本開示を理解した後には当業者の技術及び知識の範囲内にあるように、本発明の範囲内である。主張されたものに対して代替的で、互換性があり、かつ/または同等な構造、機能、範囲、またはステップが本明細書において開示されているか否かにかかわらず、かついかなる特許性のある対象をも公に捧げることを意図することなく、このような代替的で、互換性があり、かつ/または同等な構造、機能、範囲、またはステップを含む、別の実施形態、構成、または態様を許容される程度まで含む権利を得ることを目的とする。

Claims (27)

  1. 方法であって、
    (a)水平に方向付けられた軸を有する、少なくとも1つの送信機を提供する工程と、
    (b)前記少なくとも1つの送信機を囲む導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定するために、前記少なくとも1つの送信機の下方に配置された少なくとも1つの電場センサを提供する工程と、
    (c)渦電流が前記導電性媒体で誘起される選択波形を有する電気エネルギーを前記少なくとも1つの送信機に通過させる工程と、
    (d)前記通過させる工程(c)の間に、前記測定された周囲の電気パラメータに比例する信号を前記少なくとも1つの電場センサから受信する工程と
    を備え、地球物理学的方法を行う際に前記少なくとも1つの送信機と前記少なくとも1つの電場センサとが一定の距離を隔てて相互接続され地球物理学的方法。
  2. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つのコイルは、同コイルの巻きが垂直に方向付けられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記電気パラメータは前記少なくとも1つのコイルの巻きに平行な電圧である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの送信機と前記少なくとも1つの電場センサとの間の距離はオペレータによって調節可能である、請求項1に記載の方法。
  5. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記導電性媒体は海であり、前記少なくとも1つの送信機は前記海の底に近接して配置され、前記少なくとも1つの電場センサは前記送信機と前記海の底との間に配置され、工程(c)によって生成される励起場の少なくとも一部は前記海の底へ向かって下方に方向付けられる、請求項1に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つのコイルは一方が他方の上に配置される第1および第2のコイルを備え、前記少なくとも1つの電場センサは前記第1および第2のコイルの双方の下方に配置され、前記第1および第2のコイルは異なる時間および異なる周波数の少なくとも1つにおいて前記電気エネルギーによって励起される、請求項1に記載の方法。
  7. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つの送信機および前記少なくとも1つのセンサは共通の潜水作業船に搭載され、前記少なくとも1つのセンサは少なくとも1つの前記導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定するための第1のセンサおよび前記導電性媒体の関連した周囲の磁気パラメータを測定するための第2のセンサのうち少なくとも1つを備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、
    (e)前記少なくとも1つのセンサから測定信号を受信する工程と、
    (f)第2のセンサから基準信号を受信する工程であって、前記基準信号が前記少なくとも1つの送信機を通過する前記電気エネルギーの大きさおよび位相を示す、工程と、
    (g)前記電気エネルギーの周波数における前記測定信号の大きさと前記測定信号の位相とを決定する工程と
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、
    (e)前記少なくとも1つの電場センサから測定信号を受信する工程と、
    (f)第2のセンサから基準信号を受信する工程であって、前記基準信号が前記少なくとも1つの送信機を通過する前記電気エネルギーの大きさおよび位相を示す、工程と、
    (g)前記基準信号の正弦波成分および余弦波成分を生成する工程と、
    (h)前記正弦波成分を前記測定信号と混合して第1および第2の正弦波成分を有する第1の混合信号を提供する工程であって、前記第1の正弦波成分が前記基準信号と前記測定信号との周波数の差に等しい周波数を有し、前記第2の正弦波成分が前記基準信号と前記測定信号との周波数の和に等しい周波数を有する、工程と、
    (i)その後、前記第2の正弦波成分を除去する工程と、
    (j)前記余弦波成分を前記測定信号と混合して第1および第2の余弦波成分を有する第2の混合信号を提供する工程であって、前記第1の余弦波成分が前記基準信号と前記測定信号との周波数の差に等しい周波数を有し、前記第2の余弦波成分が前記基準信号と前記測定信号との周波数の和に等しい周波数を有する、工程と、
    (k)その後、前記第2の余弦波成分を除去する工程と、
    (l)第1および第2の値を決定する工程であって、前記第1の値が前記第1の正弦波成分の振幅と位相シフトとの積であり、前記第2の値が前記第1の余弦波成分の振幅と前記位相シフトとの積である、工程と、
    (m)前記第1および第2の値に基づいて前記測定信号の振幅と相対位相とを決定する工程と、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  10. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、工程(c)は、
    (C1)前記送信機を通過した前記電気エネルギーによって誘導される前記導電性媒体内の周囲の電気エネルギーに所望の波形を生成するように前記選択波形を選択する工程を備え、
    (e)その後、誘導された分極効果を決定するために、前記選択波形と前記生成された波形との差を分析する工程をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  11. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つの送信機を電気エネルギーが通過することに応答して、第1および第2の測定信号の少なくとも1つが第1および第2のセンサの少なくとも1つによって受信され、前記第1の信号は前記導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定し、前記第2の信号は前記導電性媒体に関連した周囲の磁気パラメータを測定し、
    (e)前記少なくとも1つの送信機を通過した前記電気エネルギーに対する(i)実部および虚部の周波数領域応答ならびに(ii)時間領域応答の少なくとも1つを出力すべく、前記第1および第2の信号の少なくとも1つを処理する工程をさらに備える、
    請求項1に記載の方法。
  12. 前記送信機は水平軸を有する電気双極子励起器である、請求項1に記載の方法。
  13. システムであって、
    (a)水平に方向付けられた軸を有する少なくとも1つの送信機と、
    (b)前記少なくとも1つの送信機を囲む導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定するために、前記少なくとも1つの送信機の下方に配置される少なくとも1つの電場センサと、
    (c)渦電流が前記導電性媒体で誘起される選択波形を有する電気エネルギーを前記少なくとも1つの送信機に通過させることができる電源と
    を備え、前記少なくとも1つの送信機に電気エネルギーを通過させる間に、前記少なくとも1つの電場センサは前記測定された周囲の電気パラメータに比例する信号を受信し、
    地球物理学的システムとして動作する際に前記少なくとも1つの送信機と前記少なくとも1つの電場センサとが一定の距離を隔てて相互接続される、地球物理学的システム。
  14. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、
    (d)前記少なくとも1つの電場センサから測定信号を受信するための第1の入力と、
    (e)第2のセンサから基準信号を受信するための第2の入力であって、前記基準信号が前記少なくとも1つの送信機を通過する前記電気エネルギーの大きさおよび位相を示す、第2の入力と、
    (f)前記電気エネルギーの周波数における前記測定信号の大きさと前記測定信号の位相とを決定することができるプロセッサと、
    をさらに備える、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、
    (d)前記少なくとも1つの電場センサから測定信号を受信することができる第1の入力と、
    (e)第2のセンサから基準信号を受信することができる第2の入力であって、前記基準信号が前記少なくとも1つの送信機を通過する前記電気エネルギーの大きさおよび位相を示す、第2の入力と、
    (f)前記基準信号の正弦波成分と余弦波成分とを生成することができるシンセサイザと、
    (g)第1および第2の正弦波成分を有する第1の混合信号を提供するために前記正弦波成分を前記測定信号と混合することができる第1のミキサーであって、前記第1の正弦波成分が前記基準信号と前記測定信号の周波数の差に等しい周波数を有し、前記第2の正弦波成分が前記基準信号と前記測定信号の周波数の和に等しい周波数を有する、第1のミキサーと、
    (h)前記第2の正弦波成分を除去することができる第1のフィルタと、
    (i)第1および第2の余弦波成分を有する第2の混合信号を提供するために前記余弦波成分を前記測定信号と混合することができる第2のミキサーであって、前記第1の余弦波成分が前記基準信号と前記測定信号との周波数の差に等しい周波数を有し、前記第2の余弦波成分が前記基準信号と前記測定信号との周波数の和に等しい周波数を有する、第2のミキサーと、
    (j)前記第2の余弦波成分を除去することができる第2のフィルタと、
    (k)第1の値は前記第1の正弦波成分の振幅と位相シフトの積であり、第2の値は前記第1の余弦波成分の振幅と前記位相シフトとの積である、前記第1の値および前記第2の値を決定することができ、さらに前記第1および第2の値に基づいて前記測定信号の振幅と相対位相とを決定することができるプロセッサと、
    をさらに備える、請求項13に記載のシステム。
  16. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、第1および第2の測定信号の少なくとも1つは第1および第2のセンサの少なくとも1つによって受信され、前記第1の信号は前記導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定し、前記第2の信号は前記導電性媒体に関連した周囲の磁気パラメータを測定し、
    (d)前記少なくとも1つの送信機を通過した前記電気エネルギーに対する(i)実部および虚部の周波数領域応答および(ii)時間領域応答の少なくとも1つを出力するために前記第1および第2の信号の少なくとも1つを処理することができるプロセッサを、
    さらに備える、請求項13に記載のシステム。
  17. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つのコイルは、同コイルの巻きが垂直に方向付けられる、請求項13に記載のシステム。
  18. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記電気パラメータは前記少なくとも1つのコイルの巻きに平行な電圧である、請求項13に記載のシステム。
  19. 前記少なくとも1つの送信機と前記少なくとも1つの電場センサとの間の距離はオペレータによって調節可能である、請求項13に記載のシステム。
  20. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記導電性媒体は海であり、前記少なくとも1つの送信機は前記海の底に近接して配置され、前記少なくとも1つの電場センサは前記送信機と前記海の底との間に配置され、工程(c)によって生成される励起場の少なくとも一部は前記海の底へ向かって下方に方向付けられる、請求項13に記載のシステム。
  21. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つのコイルは一方が他方の上に配置される第1および第2のコイルを備え、前記少なくとも1つの電場センサは前記第1および第2のコイルの双方の下方に配置され、前記第1および第2のコイルは異なる時間および異なる周波数の少なくとも1つにおいて前記電気エネルギーによって励起される、請求項13に記載のシステム。
  22. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つの送信機および前記少なくとも1つの電場センサは共通の潜水作業船に搭載され、前記少なくとも1つの電場センサは少なくとも1つの前記導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定するための第1のセンサおよび前記導電性媒体の関連した周囲の磁気パラメータを測定するための第2のセンサのうち少なくとも1つを備える、請求項13に記載のシステム。
  23. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記少なくとも1つの送信機を電気エネルギーが通過することに応答して、第1および第2の測定信号の少なくとも1つが第1および第2のセンサの少なくとも1つによって受信され、前記第1の信号は前記導電性媒体に関連した周囲の電気パラメータを測定し、前記第2の信号は前記導電性媒体に関連した周囲の磁気パラメータを測定し、
    (e)前記少なくとも1つの送信機を通過した前記電気エネルギーに対する(i)実部および虚部の周波数領域応答ならびに(ii)時間領域応答の少なくとも1つを出力すべく、前記第1および第2の信号の少なくとも1つを処理する工程をさらに備える、
    請求項13に記載のシステム。
  24. 前記送信機は水平軸を有する電気双極子励起器である、請求項13に記載のシステム。
  25. 前記少なくとも1つの送信機は少なくとも1つのコイルであり、前記システムはプロセッサを備え、前記プロセッサは、前記送信機を通過した前記電気エネルギーによって誘導される前記導電性媒体内の周囲の電気エネルギー内に所望の波形を生成するように前記選択波形を選択した後、誘導された分極効果を決定するために前記選択波形と前記生成された波形との間の差を分析するように動作する、請求項13に記載のシステム。
  26. 前記少なくとも1つの電場センサは第1の電極及び第2の電極を備え、前記第1及び第2の電極は前記少なくとも1つの送信機の平面と平行な同一平面に配置されている、請求項1に記載の方法。
  27. 前記少なくとも1つの電場センサは第1の電極及び第2の電極を備え、前記第1及び第2の電極は前記少なくとも1つの送信機の平面と平行な同一平面に配置されている、請求項13に記載のシステム。
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