JP5570567B2 - 基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路 - Google Patents

基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路 Download PDF

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本発明は、基地局装置、移動局装置、無線通信方法および集積回路に関する。
従来から、セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワークの進化(以下、「Long Term Evolution (LTE)、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access (EUTRA)」と称する。)、および、LTEより広帯域な周波数帯域を利用して、さらに高速なデータの通信を実現する無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution-Advanced (LTE-A)」、または、「Advanced Evolved Universal Terrestrial Radio Access (A-EUTRA)」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project; 3GPP)において検討されている。
LTEでは、基地局装置から移動局装置への無線通信(下りリンク)の通信方式として、マルチキャリア送信である直交周波数分割多重(Orthogonal Frequency Division Multiplexing; OFDM)方式が用いられる。また、移動局装置から基地局装置への無線通信(上りリンク)の通信方式として、シングルキャリア送信であるSC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)方式が用いられる。具体的には変調された送信信号がDFT(Discrete Fourier Transformation)により周波数領域の信号へと変換され、基地局装置により割り当てられた無線リソース(周波数リソース)にマッピングされた後、IDFT(Inverse DFT)により時間領域の信号へと変換され基地局装置へと送信される。LTE−Aでは、SC−FDMAのことをDFT−precoded OFDMとも称する。
LTEにおいて、下りリンクでは、同期チャネル(Synchronization Channel; SCH)、報知チャネル(Physical Broadcast Channel; PBCH)、下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel; PDCCH)、下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel; PDSCH)、マルチキャストチャネル(Physical Multicast Channel; PMCH)、制御フォーマットインディケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel; PCFICH)、HARQインディケータチャネル(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel; PHICH)が割り当てられる。また、上りリンクでは、上りリンク共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel; PUSCH)、上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel; PUCCH)、ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel; PRACH)が割り当てられる。
LTEでは、PUSCHとPUCCHの復調用に用いられる参照信号(Demodulation Reference signal; DMRS)がPUSCHまたはPUCCHと時間多重され、送信される。DMRSは、SC−FDMAを想定して分割された無線リソースにおいて、CAZAC(Constant Amplitude and Zero Auto-Correlation)系列を用いた符号拡散が行われる。CAZAC系列とは、時間領域および周波数領域において一定振幅かつ自己相関特性に優れた系列のことである。時間領域で一定振幅であることからPAPR(Peak to Average Power Ratio)を低く抑えることが可能である。また、LTEのDMRSではSC−FDMAシンボルに時間領域でのサイクリックシフト(cyclic shift)を与えることで、同じCAZAC系列を用いて拡散されたDMRSをCDM(Code Division Multiplex)することができる。ただし、CAZAC系列の系列長が異なる場合はCDMすることができない。LTEのDMRSの生成方法は非特許文献1第5節に記載されている。
非特許文献2では、LTE−Aにおいて異なる無線リソースを割り当てた移動局装置間での上りリンクマルチユーザー空間多重(uplink multi user spatial multiplexingまたはUplink Multi User Multiple Input Multiple Output; UL MU-MIMOとも称する)を可能にするために、上記サイクリックシフトによるCDMに加え、異なるSC−FDMAシンボルで送信されるDMRSに更に直交符号(例えばWalsh-Hadamard code [1, 1]と[1, -1])を適用することを提案している。以下ではこの直交符号のことをオーソゴナルカバー(orthogonal cover)と呼称する。
"3GPP TS36.211 v.8.8.0 (2009-09)" "Uplink reference signal structure from MU-MIMO viewpoint", 3GPP TSG RAN WG1 Meeting #58bis, R1-093917, October 12-16, 2009.
しかしながら、従来の技術では、基地局装置は移動局装置にPDCCHを用いてDMRSの時間領域でサイクリックシフトする長さを通知していたが、更にDMRSに適用するオーソゴナルカバーを通知するためには追加の制御情報が必要になり、PDCCHのオーバーヘッドが増加してしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、基地局装置が移動局装置に割り当てたDMRSの時間領域でサイクリックシフトする長さ、およびオーソゴナルカバーを、従来と同じPDCCHのオーバーヘッドを保ったまま柔軟に通知することのできる無線通信システム、基地局装置、移動局装置および無線通信方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の基地局装置は、同一時刻および同一周波数において空間多重された複数のレイヤを移動局装置から受信する基地局装置であって、前記レイヤの数を示す第2制御情報と、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数の復調参照信号系列のそれぞれに適用するサイクリックシフトおよび直交符号系列の選択のために前記移動局装置によって用いられる第1制御情報を前記移動局装置に送信する処理部を備える。
(2)また、本発明の移動局装置は、同一時刻および同一周波数において複数のレイヤを空間多重し、前記空間多重した複数のレイヤを基地局装置に送信する移動局装置であって、サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記基地局装置から受信する処理部と、前記第1制御情報に基づき、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数の復調参照信号系列のそれぞれに適用する前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を選択する処理部と、前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列に基づき、前記復調参照信号系列のそれぞれを生成する処理部とを備える。
(3)また、本発明の前記復調参照信号系列は、前記レイヤと時間分割多重される。
(4)また、本発明の前記復調参照信号系列は、前記レイヤが送信されるサブフレーム内の2つのSC−FDMAシンボルにおいて送信される。
(5)また、本発明の前記復調参照信号系列に関する情報のビット数は、予め決められた値である。
(6)また、本発明の移動局装置は、前記復調参照信号系列に関する情報が第1のコードポイントの場合には、前記選択された直交符号系列は全て同じ直交符号系列であり、前記復調参照信号系列に関する情報が第2のコードポイントの場合には、前記選択された直交符号系列は2種類の直交符号系列を含む。
(7)また、本発明の前記選択された直交符号系列は、それぞれは異なる値である。
(8)また、本発明の無線通信方法は、同一時刻および同一周波数において空間多重された複数のレイヤを移動局装置から受信する基地局装置に用いられる無線通信方法であって、前記レイヤの数を示す第2制御情報と、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数の復調参照信号系列のそれぞれに適用するサイクリックシフトおよび直交符号系列の選択のために前記移動局装置によって用いられる第1制御情報を前記移動局装置に送信する。
(9)また、本発明の無線通信方法は、同一時刻および同一周波数において複数のレイヤを空間多重し、前記空間多重した複数のレイヤを基地局装置に送信する移動局装置に用いられる無線通信方法であって、サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記基地局装置から受信し、前記第1制御情報に基づき、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数の復調参照信号系列のそれぞれに適用する前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を選択し、前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列に基づき、前記復調参照信号系列のそれぞれを生成する。
(10)また、本発明の集積回路は、同一時刻および同一周波数において空間多重された複数のレイヤを移動局装置から受信する基地局装置に実装される集積回路であって、前記レイヤの数を示す第2制御情報と、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数の復調参照信号系列のそれぞれに適用するサイクリックシフトおよび直交符号系列の選択のために前記移動局装置によって用いられる第1制御情報を前記移動局装置に送信する機能を、前記基地局装置に発揮させる。
(11)また、本発明の集積回路は、同一時刻および同一周波数において複数のレイヤを空間多重し、前記空間多重した複数のレイヤを基地局装置に送信する移動局装置に実装される集積回路であって、サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記基地局装置から受信する機能と、前記第1制御情報に基づき、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数の復調参照信号系列のそれぞれに適用する前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を選択する機能と、前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列に基づき、前記復調参照信号系列のそれぞれを生成する機能を、前記移動局装置に発揮させる。
本発明によれば、基地局装置が移動局装置に割り当てたDMRSの時間領域でサイクリックシフトする長さ、およびオーソゴナルカバーを、従来と同じPDCCHのオーバーヘッドを保ったまま柔軟に通知することができる。
本実施形態に係る無線通信システムの概念図である。 本実施形態に係る上りリンクの無線フレームの構成の一例を示す概略図である。 本実施形態に係るDMRSの構成の一例を示す概略図である。 本実施形態に係る基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る空間多重系列数と直交リソースとコードポイントの対応表の一例を示す図である。 本実施形態に係る移動局装置1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態に係る基地局装置3の動作の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る移動局装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る無線通信システムの概念図である。図1において、無線通信システムは、移動局装置1A〜1C、および基地局装置3を具備する。移動局装置1A〜1Cと基地局装置3とは、後述する周波数帯域集約を用いた通信を行なう。
図1は、基地局装置3から移動局装置1A〜1Cへの無線通信(下りリンク)では、同期チャネル(Synchronization Channel; SCH)、下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal; DL RS)、報知チャネル(Physical Broadcast Channel; PBCH)、下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel; PDCCH)、下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel; PDSCH)、マルチキャストチャネル(Physical Multicast Channel; PMCH)、制御フォーマットインディケータチャネル(Physical Control Format Indicator Channel; PCFICH)、HARQインディケータチャネル(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel; PHICH)が割り当てられることを示す。
また、図1は、移動局装置1A〜1Cから基地局装置3への無線通信(上りリンク)では、上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal; UL RS)、上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel; PUCCH)、上りリンク共用チャネル(Physical Uplink Shared Channel; PUSCH)、ランダムアクセスチャネル(Physical Random Access Channel; PRACH)が割り当てられることを示す。上りリンク参照信号には、PUSCH、またはPUCCHと時間多重されて送信され、PUSCHとPUCCHの伝搬路補償に用いられるDMRS(Demodulation Reference Signal)と、基地局装置3が上りリンクの伝搬路の状況を推定するのに用いられるSRS(Sounding Reference Signal)がある。以下、移動局装置1A〜1Cを移動局装置1という。
<上りリンク無線フレームについて>
図2は、本実施形態に係る上りリンクの無線フレームの構成の一例を示す概略図である。図2において、横軸は時間領域、縦軸は周波数領域である。図2に示すように、上りリンクの無線フレームは、複数の上りリンクの物理リソースブロック(Physical Resource Block; PRB)ペア(例えば、図2の破線で囲まれた領域)から構成されている。この上りリンクの物理リソースブロックペアは、無線リソースの割り当てなどの単位であり、予め決められた幅の周波数帯(PRB帯域幅;180kHz)および時間帯(2個のスロット=1個のサブフレーム;1ms)からなる。 1個の上りリンクの物理リソースブロックペアは、時間領域で連続する2個の上りリンクの物理リソースブロック(PRB帯域幅×スロット)から構成される。1個の上りリンクの物理リソースブロック(図2において、太線で囲まれている単位)は、周波数領域において12個のサブキャリア(15kHz)から構成され、時間領域において7個のSC−FDMAシンボル(71μs)から構成される。
時間領域においては、7個のSC−FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)シンボル(71μs)から構成されるスロット(0.5ms)、2個のスロットから構成されるサブフレーム(1ms)、10個のサブフレームから構成される無線フレーム(10ms)がある。周波数領域においては、上りリンクキャリア要素の帯域幅に応じて複数の上りリンクの物理リソースブロックが配置される。尚、1個のサブキャリアと1個のSC−FDMAシンボルから構成されるユニットを上りリンクのリソースエレメントと称する。
以下、上りリンクの無線フレーム内に割り当てられるチャネルについて説明をする。上りリンクの各サブフレームでは、例えば、PUCCH、PUSCH、およびDMRSが割り当てられる。
まず、PUCCHについて説明をする。PUCCHは、上りリンクキャリア要素の帯域幅の両端の上りリンクの物理リソースブロックペア(左斜線でハッチングされた領域)に割り当てられる。PUCCHには、下りリンクのチャネル品質を示すチャネル品質情報(Channel Quality Information)、上りリンクの無線リソースの割り当ての要求を示すスケジューリング要求(Scheduling Request; SR)、PDSCHに対するACK/NACKなど、通信の制御に用いられる情報である上りリンク制御情報(Uplink Control Information; UCI)の信号が配置される。
次に、PUSCHについて説明をする。PUSCHは、PUCCHが配置される上りリンクの物理リソースブロック以外の上りリンクの物理リソースブロックペア(ハッチングされない領域)に割り当てられる。PUSCHには、上りリンク制御情報、および上りリンク制御情報以外の情報であるデータ情報(トランスポートブロック; Transport Block)の信号が配置される。PUSCHの無線リソースは、PDCCHで送信される下りリンク制御情報(Downlink Control Information; DCI)を用いて割り当てられ、この下りリンク制御情報を含むPDCCHを受信したサブフレームから所定の時間後のサブフレームの上りリンクのサブフレームにPUSCHが配置される。
PUSCHの無線リソースの割り当てを示す下りリンク制御情報を上りリンクグラント(Uplink grant)とも称する。また、上りリンクグラントにはPUSCHに上りリンクマルチユーザー空間多重(uplink multi user spatial multiplexingまたはUplink Multi User Multiple Input Multiple Output; UL MU-MIMOとも称する)および/または上りリンクシングルユーザー空間多重(uplink single user spatial multiplexingまたはUplink Single User Multiple Input Multiple Output; UL SU-MIMOとも称する)を適用する際の空間多重系列数(rank、またはレイヤ数とも称する。)を示す情報(第2制御情報)とPUSCHと時間多重されるDMRSに用いる直交リソースを示す情報(第1制御情報)などが含まれる。なお、直交リソースとはDMRSに適用するサイクリックシフトとオーソゴナルカバーの組み合わせのことを表す。
UL SU−MIMOは、単一の移動局装置が複数の送信アンテナから同一時刻、同一周波数で異なる系列のデータ(以下、これをレイヤ(layer)と称する)を送信し、基地局装置が受信時に送受の伝搬路の違いを利用してそれぞれの系列のデータを復調・分離することで通信の高速化を実現する技術である。また、UL MU−MIMOは、複数の移動局装置が同一時刻、同一周波数でデータを送信し、基地局装置が受信時に各移動局装置が送信した1つ以上の系列のデータを分離することで周波数利用効率を向上させる技術である。SU−MIMO、MU−MIMOでは、それぞれの送信アンテナおよび受信アンテナに対応した伝搬路情報が受信機において既知である必要がある。このため、SU−MIMO、MU−MIMOでは空間多重される系列数(以下、これをランク(rank)と称する)と少なくとも同数の系列の直交したDMRSが送信される。以下、この参照信号の系列のことをポートと称する。
上りリンク参照信号は、PUCCHやPUSCHと時間多重される。図3は、本実施形態に係るDMRSの構成の一例を示す概略図である。図3において、横軸は時間領域、縦軸は周波数領域であり、一つのポートに着目した場合のDMRSの生成と時間領域、周波数領域に対するマッピングを示している。図3に示すように、DMRSは時間領域においてサブフレーム内の4番目と11番目のSC−FDMAシンボルに配置され、周波数領域において、PUSCHと同じ周波数に配置される。
また、DMRSは同じ移動局装置1から送信されるポート毎および/または異なる移動局装置から送信されるポート毎に直交リソースが割り当てられる。図3に示すように、DMRSのCAZAC系列に対してサブキャリア毎に位相を回転させることでDFT後のSC−FDMAシンボルに時間領域でのサイクリックシフトを与えること、および4番目のDMRSと11番目のDMRSの配置するCAZAC系列にオーソゴナルカバーを乗算することで、DMRSを直交させる。尚、時間領域でのサイクリックシフトではCAZAC系列が同じである場合にしか完全直交しないため、異なるCAZAC系列を利用して生成されたDMRSが多重された場合には、オーソゴナルカバーによってのみ完全直交特性が確保される。
<基地局装置3の構成について>
図4は、本実施形態に係る基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、上位層処理部301、制御部303、受信部305、送信部307、伝搬路測定部309、および、送受信アンテナ、を含んで構成される。また、上位層処理部301は、無線リソース制御部3011と空間多重系列数/直交リソース設定部3013と記憶部3015を含んで構成される。また、受信部305は、復号化部3051、復調部3053、多重分離部3055と無線受信部3057を含んで構成される。また、送信部307は、符号化部3071、変調部3073、多重部3075、無線送信部3077と下りリンク参照信号生成部3079を含んで構成される。
上位層処理部301は、下りリンクキャリア要素毎のデータ情報を、送信部307に出力する。また、上位層処理部301は、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol; PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control; RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control; RRC)層の処理を行う。
上位層処理部301が備える無線リソース制御部3011は、各下りリンクキャリア要素の各チャネルに配置する情報を生成、又は上位ノードから取得し、送信部307に出力する。また、無線リソース制御部3011は、上りリンクの無線リソースの中から、移動局装置1がPUSCH(データ情報)を配置する無線リソースを割り当てる。また、無線リソース制御部3011は、下りリンクの無線リソースの中から、移動局装置1に対するPDSCH(データ情報)を配置する無線リソースを割り当てる。また、無線リソース制御部3011は、当該無線リソースの割り当てを示す下りリンク制御情報(例えば、上りリンクグラントなど)を生成し、送信部307を介して移動局装置1に送信する。また、無線リソース制御部3011は、上りリンクグラントを生成する際に、空間多重系列数/直交リソース設定部3013から入力された空間多重系列数を示す情報(第2制御情報)とPUSCHと時間多重されるDMRSに用いる直交リソースを示す情報(第1制御情報)を上りリンクグラントに含める。
また、無線リソース制御部3011は、移動局装置1からPUCCHで通知された上りリンク制御情報(ACK/NACK、チャネル品質情報、スケジューリング要求)、および移動局装置1から通知されたバッファの状況や無線リソース制御部3011が設定した移動局装置1各々の各種設定情報に基づき、受信部305および送信部307の制御を行うために制御情報を生成し、制御部303に出力する。
空間多重系列数/直交リソース設定部3013は、伝搬路測定部309から入力された伝搬路の推定値から、移動局装置1がPUSCHを送信する際に用いるデータの空間多重系列数を設定し、移動局装置1がPUSCHと共に送信するDMRSに用いる直交リソースをポート毎に設定する。尚、空間多重系列数/直交リソース設定部3013は、DMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトとオーソゴナルカバーの組合せを記憶部3015が記憶している表の組合せの中から選択する。また、空間多重系列数/直交リソース設定部3013は、移動局装置1に設定した空間多重系列数を示す情報(第2制御情報)とPUSCHと時間多重されるDMRSに用いる直交リソースを示す情報(第1制御情報)を生成し、無線リソース制御部3011に出力する。
記憶部3015は、空間多重系列数(ランク)とポート毎に割り当てるDMRSに用いる直交リソースが対応する直交リソースを示す情報のコードポイント(またはコードワード、ビット系列とも称する。)の対応を表の形で記憶している。図5は、本実施形態に係る空間多重系列数と直交リソースとコードポイントの対応表の一例を示す図である。尚、時間領域でのサイクリックシフトの長さは、周波数領域で乗算されるサブキャリア毎の位相回転量として記載している。
図5(a)は、空間多重系列数が1の場合に空間多重系列数/直交リソース設定部3013が設定することのできるDMRSに用いる直交リソースの組合せと、当該組合せが対応するコードポイントを示す表である。例えば、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が、移動局装置1に対して空間多重系列数を1、サイクリックシフトを0、オーソゴナルカバーを[1,1]と設定した場合、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が直交リソースを示す情報に配置するコードワードとして「000」を生成する。
図5(b)は、空間多重系列数が2の場合に空間多重系列数/直交リソース設定部3013が設定することのできるDMRSに用いる直交リソースの組合せと、当該組合せが対応するコードポイントを示す表である。例えば、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が、移動局装置1に対して空間多重系列数を2、ポート1のサイクリックシフトを0、オーソゴナルカバーを[1,1]、ポート2のサイクリックシフトをπ、オーソゴナルカバーを[1,1]と設定した場合、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が直交リソースを示す情報に配置するコードワードとして「000」を生成する。
図5(c)は、空間多重系列数が3の場合に空間多重系列数/直交リソース設定部3013が設定することのできるDMRSに用いる直交リソースの組合せと、当該組合せが対応するコードポイントを示す表である。例えば、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が、移動局装置1に対して空間多重系列数を3、ポート1のサイクリックシフトを0、オーソゴナルカバーを[1,1]、ポート2のサイクリックシフトをπ/2、オーソゴナルカバーを[1,−1]、ポート3のサイクリックシフトをπ、オーソゴナルカバーを[1,1]と設定した場合、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が直交リソースを示す情報に配置するコードワードとして「000」を生成する。
図5(d)は、空間多重系列数が4の場合に空間多重系列数/直交リソース設定部3013が設定することのできるDMRSに用いる直交リソースの組合せと、当該組合せが対応するコードポイントを示す表である。例えば、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が、移動局装置1に対して空間多重系列数を4、ポート1のサイクリックシフトを0、オーソゴナルカバーを[1,1]、ポート2のサイクリックシフトをπ/2、オーソゴナルカバーを[1,−1]、ポート3のサイクリックシフトをπ、オーソゴナルカバーを[1,1]、ポート4のサイクリックシフトを3π/2、オーソゴナルカバーを[1,−1]と設定した場合、空間多重系列数/直交リソース設定部3013が直交リソースを示す情報に配置するコードワードとして「000」を生成する。
つまり、空間多重系列数/直交リソース設定部3013は、移動局装置1に設定したランクと直交リソースの組合せから、直交リソースを示す情報に配置するコードポイントを選択する。尚、図5で説明したように、直交リソースを示す情報が同じコードポイントであっても、空間多重系列数によってコードポイントの解釈が異なる。
制御部303は、上位層処理部301からの制御情報に基づいて、受信部305、および送信部307の制御を行う制御信号を生成する。制御部303は、生成した制御信号を受信部305、および送信部307に出力して受信部305、および送信部307の制御を行う。
受信部305は、制御部303から入力された制御信号に従って、送受信アンテナを介して移動局装置1から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部301に出力する。無線受信部3057は、送受信アンテナを介して受信した各上りリンクの信号を、中間周波数に変換し(ダウンコンバート)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部3057は、変換したディジタル信号からガードインターバル(Guard Interval; GI)に相当する部分を除去する。無線受信部3057は、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform; FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離部3055に出力する。
多重分離部3055は、無線受信部3057から入力された信号を、PUCCH、PUSCH、上りリンク参照信号(DMRS、SRS)などの信号に、それぞれ分離する。尚、この分離は、予め基地局装置3が決定して各移動局装置1に通知した上りリンクグラントに含まれる無線リソースの割当情報に基づいて行われる。また、多重分離部3055は、分離したPUSCHと上りリンク参照信号(DMRS、SRS)を伝搬路測定部309に出力する。また、多重分離部3055は、伝搬路測定部309から入力された上りリンクの伝搬路の推定値から、PUCCHおよび/またはPUSCHの伝搬路補償を行なう。
また、多重分離部3055は、PUSCHにUL SU−MIMOおよび/またはUL MU−MIMOが適用されており、同一時刻、同一周波数に2つ以上のポートでデータが空間多重されていれば、それぞれのポートのデータが空間多重されている時間、周波数位置を分離し、更にそれぞれのポートのデータを分離する。
復調部3053は、PUSCHを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform; IDFT)し、変調シンボルを取得し、PUCCHとPUSCHの変調シンボルそれぞれに対して、2位相偏移変調(Binary Phase Shift Keying; BPSK)、4相位相偏移変調(Quadrature Phase Shift Keying; QPSK)、16値直交振幅変調(16Quadrature Amplitude Modulation; 16QAM)、64値直交振幅変調(64Quadrature Amplitude Modulation; 64QAM)等の予め定められた、または基地局装置3が移動局装置1各々に上りリンクグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。
復号化部3051は、復調したPUCCHとPUSCHの符号化ビットを、予め定められた符号化方式の、予め定められた、又は基地局装置3が移動局装置1に上りリンクグラントで予め通知した符号化率で復号を行ない、復号したデータ情報と、上りリンク制御情報を上位層処理部301へ出力する。
伝搬路測定部309は、多重分離部3055から入力されたPUSCHと上りリンク参照信号(DMRS、SRS)から伝搬路の状況を推定し、推定した伝搬路の推定値を多重分離部3055と上位層処理部301に出力する。
送信部307は、制御部303から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理部301から入力されたデータ情報、下りリンク制御情報を符号化、および変調し、PDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナを介して移動局装置1に信号を送信する。
符号化部3071は、上位層処理部301から入力された下りリンクキャリア要素各々の下りリンク制御情報、およびデータ情報を、ターボ符号化、畳込み符号化、ブロック符号化等の符号化を行う。変調部3073は、符号化部3071から入力された符号化ビットをQPSK、16QAM、64QAM等の変調方式で変調する。下りリンク参照信号生成部3079は、基地局装置3を識別するためのセル識別子(Cell ID)などを基に予め定められた規則で求まる、移動局装置1が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。多重部3075は、変調した各チャネルと生成した下りリンク参照信号を多重する。
無線送信部3077は、多重した変調シンボルを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform; IFFT)して、OFDM方式の変調を行い、OFDM変調されたOFDMシンボルにガードインターバルを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号から中間周波数の同相成分および直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換(アップコンバート)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送受信アンテナに出力して送信する。
<移動局装置1の構成について>
図6は、本実施形態に係る移動局装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、移動局装置1は、上位層処理部101、制御部103、受信部105、送信部107、および、送受信アンテナ、を含んで構成される。また、上位層処理部101は、無線リソース制御部1011、空間多重系列数/直交リソース識別部と記憶部1015を含んで構成される。また、受信部105は、復号化部1051、復調部1053、多重分離部1055と無線受信部1057を含んで構成される。また、送信部107は、符号化部1071、変調部1073、多重部1075、無線送信部1077と下りリンク参照信号生成部3079を含んで構成される。
上位層処理部101は、ユーザの操作等により生成された上りリンクのデータ情報を、送信部107に出力する。また、上位層処理部101は、パケットデータ統合プロトコル層、無線リンク制御層、無線リソース制御層の処理を行う。
上位層処理部101が備える無線リソース制御部1011は、自装置の各種設定情報の管理を行なう。また、無線リソース制御部1011は、上りリンクの各チャネルに配置する情報を生成し、送信部107に出力する。無線リソース制御部1011は、基地局装置3からPDCCHで通知された下りリンク制御情報(例えば、上りリンクグラントなど)、および無線リソース制御部1011が管理する自装置の各種設定情報に基づき、受信部105、および送信部107の制御を行うために制御情報を生成し、制御部103に出力する。
上位層処理部101が備える空間多重系列数/直交リソース識別部は、上りリンクグラントに含まれる空間多重系列数を示す情報から空間多重系列数を識別する。また、空間多重系列数/直交リソース識別部は記憶部1015を参照し、上りリンクグラントに含まれる空間多重系列数を示す情報とDMRSに用いる直交リソースを示す情報に基づきDMRSに用いる直交リソースを識別する。また、空間多重系列数/直交リソース識別部はPUSCHを当該識別した空間多重系列数として送信するよう、またPUSCHと時間多重するDMRSを識別した直交リソースに配置するよう送信部107の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部103に出力する。
上位層処理部101が備える記憶部1015は、基地局装置の記憶部1015が記憶している空間多重系列数と直交リソースとコードポイントの対応表と同じ対応表を記憶している。例えば、空間多重系列数を示す情報が1を示しており、DMRSに用いる直交リソースを示す情報のコードワードが「000」の場合、図5(a)の対応表から、DMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトが0、オーソゴナルカバーが[1,1]と識別することができる。
また、空間多重系列数を示す情報が2を示しており、DMRSに用いる直交リソースを示す情報のコードワードが「000」の場合、図5(b)の対応表から、ポート1のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトが0、オーソゴナルカバーが[1,1]、ポート2のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトがπ、オーソゴナルカバーが[1,−1]と識別することができる。
また、空間多重系列数を示す情報が3を示しており、DMRSに用いる直交リソースを示す情報のコードワードが「000」の場合、図5(c)の対応表から、ポート1のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトが0、オーソゴナルカバーが[1,1]、ポート2のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトがπ/2、オーソゴナルカバーが[1,−1]、ポート3のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトがπ、オーソゴナルカバーが[1,1]と識別することができる。
また、空間多重系列数を示す情報が4を示しており、DMRSに用いる直交リソースを示す情報のコードワードが「000」の場合、図5(d)の対応表から、ポート1のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトが0、オーソゴナルカバーが[1,1]、ポート2のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトがπ/2、オーソゴナルカバーが[1,−1]、ポート3のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトがπ、オーソゴナルカバーが[1,1]、ポート4のDMRSに用いる直交リソースのサイクリックシフトが3π/2、オーソゴナルカバーが[1,−1]と識別することができる。
制御部103は、上位層処理部101からの制御情報に基づいて、受信部105、および送信部107の制御を行う制御信号を生成する。制御部103は、生成した制御信号を受信部105、および送信部107に出力して受信部105、および送信部107の制御を行う。
受信部105は、制御部103から入力された制御信号に従って、送受信アンテナを介して基地局装置3から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
無線受信部1057は、各受信アンテナを介して受信した各上りリンクキャリア要素の信号を、中間周波数に変換し(ダウンコンバート)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部1057は、変換したディジタル信号からガードインターバルに相当する部分を除去し、ガードインターバルを除去した信号に対して高速フーリエ変換を行い、周波数領域の信号を抽出する。
多重分離部1055は、抽出した信号をPDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号に、それぞれ分離する。尚、この分離は、下りリンク制御情報で通知された無線リソースの割り当て情報などに基づいて行われる。また、多重分離部1055は、分離した下りリンク参照信号から伝搬路の推定値を求め、PDCCHとPDSCHの伝搬路の補償を行なう。
復調部1053は、PDCCHに対して、QPSK変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、PDCCHの復号を試み、復号に成功した場合、復号した下りリンク制御情報を上位層処理部101に出力する。復調部1053は、PDSCHに対して、QPSK、16QAM、64QAM等の下りリンク制御情報で通知された変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、下りリンク制御情報で通知された符号化率に対する復号を行い、復号したデータ情報を上位層処理部101へ出力する。
送信部107は、制御部103から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部101から入力されたデータ情報を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナを介して基地局装置3に送信する。
符号化部1071は、上位層処理部101から入力された上りリンク制御情報、およびデータ情報を、ターボ符号化、畳込み符号化、ブロック符号化等の符号化を行う。変調部1073は、符号化部1071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の変調方式で変調する。また、変調部1073は、変調シンボルを空間多重系列数のポートに並び替え、空間多重のための信号の前処理(precoding; プリコーディング)をする。尚、移動局装置1がどのようなプリコーディングをするかは基地局装置3が設定し、基地局装置3が上りリンクグラントにどのようなプリコーディングをするかを示す情報を含めて移動局装置1に送信する。
上りリンク参照信号生成部1079は、基地局装置3を識別するためのセル識別子やPUSCHの帯域幅などを基に予め定められた規則で求まる、基地局装置3が既知のCAZAC系列を生成する。また、上りリンク参照信号生成部1079は、空間多重系列数/直交リソース識別部が識別したDMRSの直交リソースに従い、CAZAC系列にサイクリックシフトとオーソゴナルカバーを適用する。
多重部1075は、PUSCHの変調シンボルを並列に並び替えてから離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform; DFT)し、離散フーリエ変換をしたPUSCHの信号とPUCCHの信号と上りリンク参照信号(DMRSおよび/またはSRS)を多重する。尚、このときPUSCHのポート毎に異なる直交リソースのDMRSが時間多重される。
無線送信部1077は、多重した信号を逆高速フーリエ変換して、SC−FDMA方式の変調を行い、SC−FDMA変調されたSC−FDMAシンボルにガードインターバルを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、アナログ信号から中間周波数の同相成分および直交成分を生成し、中間周波数帯域に対する余分な周波数成分を除去し、中間周波数の信号を高周波数の信号に変換(アップコンバート)し、余分な周波数成分を除去し、電力増幅し、送受信アンテナに出力して送信する。
<無線通信システムの動作について>
図7は、本実施形態に係る基地局装置3の動作の一例を示すフローチャートである。基地局装置3は、移動局装置1から受信したPUSCHやDMRS、SRSから伝搬路状況を推定し、移動局装置1がPUSCHを送信する際に適用する空間多重系列数を設定し、PUSCHと時間多重され送信されるDMRSの直交リソースを割り当てる(ステップS100)。
基地局装置3は、ステップS100で割り当てた空間多重系列数とDMRSの直交リソースから、DMRSの直交リソースを示す情報に配置するコードワードを選択し(ステップS101)、選択したコードワードを含む直交リソースを示す情報と、空間多重系列数を示す情報を生成する(ステップS102)。基地局装置3は、生成した直交リソースを示す情報と空間多重系列数を示す情報を上りリンクグラントに含め、PDCCHで送信する(ステップS103)。
図8は、本実施形態に係る移動局装置1の動作の一例を示すフローチャートである。移動局装置1は、基地局装置3が送信した上りリンクグラントを受信し(ステップS200)、上りリンクグラントに含まれる空間多重系列数を示す情報からPUSCHの送信に用いる空間多重系列数を識別し(ステップS201)、識別した空間多重系列数と上りリンクグラントに含まれるDMRSに用いる直交リソースを示す情報とからDMRSに用いる直交リソースを識別する(ステップS202)。移動局装置1は、PUSCHを識別した空間多重系列数で空間多重をし、PUSCHの各ポートに前記識別した直交リソースのDMRSを多重し、基地局装置3に送信する(ステップS203)。
このように、本実施形態によれば、基地局装置3は、移動局装置1がPUSCHを送信する際に用いるデータの空間多重系列数(rank)を設定し、移動局装置1がPUSCHと共に送信する参照信号(DMRS)に用いる直交リソースを設定し、前記設定した直交リソースと前記設定した空間多重系列数に基づいて直交リソースを示す情報(第1制御情報)に配置するコードポイントを選択し、移動局装置1に少なくとも直交リソースを示す情報と空間多重系列数を示す情報(第2制御情報)を含む下りリンク制御情報(上りリンクグラント)を送信する。
また、移動局装置1は、基地局装置3が送信した下りリンク制御情報(上りリンクグラント)を受信し、上りリンクグラントに含まれる直交リソースを示す情報と空間多重系列数を示す情報から基地局装置3に設定された参照信号(DMRS)に用いる直交リソースを選択し、選択した直交リソースを適用して参照信号(DMRS)を生成し、これをPUSCHとともに基地局装置3へ送信する。これにより、基地局装置3が移動局装置1に割り当てたDMRSの直交リソースを、従来と同じPDCCHのオーバーヘッドを保ったまま柔軟に通知することができる。
本発明に関わる基地局装置3、および移動局装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であっても良い。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における移動局装置1、基地局装置3の一部、または全部をコンピュータで実現するようにしても良い。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現しても良い。尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、移動局装置1、または基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでも良い。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。
また、上述した実施形態における移動局装置1、基地局装置3の一部、または全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよい。移動局装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、または全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現しても良い。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
1(1A、1B、1C) 移動局装置
3 基地局装置
101 上位層処理部
103 制御部
105 受信部
107 送信部
301 上位層処理部
303 制御部
305 受信部
307 送信部
309 伝搬路測定部
1011 無線リソース制御部
1013 空間多重系列数/直交リソース識別部
1015 記憶部
1051 復号化部
1053 復調部
1055 多重分離部
1057 無線受信部
1071 符号化部
1073 変調部
1075 多重部
1077 無線送信部
1079 上りリンク参照信号生成部
3011 無線リソース制御部
3013 空間多重系列数/直交リソース設定部
3015 記憶部
3051 復号化部
3053 復調部
3055 多重分離部
3057 無線受信部
3071 符号化部
3073 変調部
3075 多重部
3077 無線送信部
3079 下りリンク参照信号生成部

Claims (6)

  1. 同一時刻および同一周波数において複数のレイヤを空間多重し、前記空間多重した複数のレイヤを基地局装置に送信する移動局装置において、
    サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記基地局装置から受信する受信部と、
    前記第1制御情報及び前記第2制御情報に示された前記レイヤの数に基づき、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数のレイヤのそれぞれに関する復調参照信号系列のそれぞれに適用される前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を識別し、前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列に基づき、前記復調参照信号系列のそれぞれを生成する処理部とを備え、
    前記第1制御情報は、予め決められた複数の制御情報の中の一つであり、
    前記複数の制御情報は、前記複数のレイヤにおける参照信号系列のすべてに同じ直交符号系列が適用されることを示す制御情報と、前記複数のレイヤにおける参照信号系列に複数の異なる直交符号系列が適用されることを示す制御情報とを含むことを特徴とする移動局装置。
  2. 同一時刻および同一周波数において空間多重された複数のレイヤを移動局装置から受信する基地局装置において、
    サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記移動局装置に送信する送信部を備え、
    前記第1制御情報及び前記第2制御情報は、前記移動局装置が前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数のレイヤのそれぞれに関する復調参照信号系列に適用される前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を識別するための情報であり、
    前記第1制御情報は、予め決められた複数の制御情報の中の一つであり、
    前記複数の制御情報は、前記複数のレイヤにおける参照信号系列のすべてに同じ直交符号系列が適用されることを示す制御情報と、前記複数のレイヤにおける参照信号系列に複数の異なる直交符号系列が適用されることを示す制御情報とを含むことを特徴とする基地局装置。
  3. 同一時刻および同一周波数において複数のレイヤを空間多重し、前記空間多重した複数のレイヤを基地局装置に送信する移動局装置の通信方法であって、
    サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記基地局装置から受信するステップと、
    前記第1制御情報及び前記第2制御情報に示された前記レイヤの数に基づき、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数のレイヤのそれぞれに関する復調参照信号系列のそれぞれに適用される前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を識別し、
    前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列に基づき、前記復調参照信号系列のそれぞれを生成するステップとを含み、
    前記第1制御情報は、予め決められた複数の制御情報の中の一つであり、
    前記複数の制御情報は、前記複数のレイヤにおける参照信号系列のすべてに同じ直交符号系列が適用されることを示す制御情報と、前記複数のレイヤにおける参照信号系列に複数の異なる直交符号系列が適用されることを示す制御情報とを含むことを特徴とする通信方法
  4. 同一時刻および同一周波数において空間多重された複数のレイヤを移動局装置から受信する基地局装置の通信方法であって、
    サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記移動局装置に送信するステップを含み、
    前記第1制御情報及び前記第2制御情報は、前記移動局装置が前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数のレイヤのそれぞれに関する復調参照信号系列に適用される前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を識別するための情報であり、
    前記第1制御情報は、予め決められた複数の制御情報の中の一つであり、
    前記複数の制御情報は、前記複数のレイヤにおける参照信号系列のすべてに同じ直交符号系列が適用されることを示す制御情報と、前記複数のレイヤにおける参照信号系列に複数の異なる直交符号系列が適用されることを示す制御情報とを含むことを特徴とする通信方法。
  5. 同一時刻および同一周波数において複数のレイヤを空間多重し、前記空間多重した複数のレイヤを基地局装置に送信する移動局装置に実装される集積回路であって、
    サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記基地局装置から受信する機能と、
    前記第1制御情報及び前記第2制御情報に示された前記レイヤの数に基づき、前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数のレイヤのそれぞれに関する復調参照信号系列のそれぞれに適用される前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を識別し、
    前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列に基づき、前記復調参照信号系列のそれぞれを生成する機能と、を含む一連の機能を前記移動局装置に実行させ、
    前記第1制御情報は、予め決められた複数の制御情報の中の一つであり、
    前記複数の制御情報は、前記複数のレイヤにおける参照信号系列のすべてに同じ直交符号系列が適用されることを示す制御情報と、前記複数のレイヤにおける参照信号系列に複数の異なる直交符号系列が適用されることを示す制御情報とを含むことを特徴とする集積回路
  6. 同一時刻および同一周波数において空間多重された複数のレイヤを移動局装置から受信する基地局装置に実装される集積回路であって、
    サイクリックシフトおよび直交符号系列に関する第1制御情報と前記レイヤの数を示す第2制御情報を前記移動局装置に送信する機能を含む一連の機能を前記基地局装置に実行させ、
    前記第1制御情報及び前記第2制御情報は、前記移動局装置が前記第2制御情報によって示される前記レイヤの数と同じ数のレイヤのそれぞれに関する復調参照信号系列に適用される前記サイクリックシフトおよび前記直交符号系列を識別するための情報であり、
    前記第1制御情報は、予め決められた複数の制御情報の中の一つであり、
    前記複数の制御情報は、前記複数のレイヤにおける参照信号系列のすべてに同じ直交符号系列が適用されることを示す制御情報と、前記複数のレイヤにおける参照信号系列に複数の異なる直交符号系列が適用されることを示す制御情報とを含むことを特徴とする集積回路
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