JP5570141B2 - 内視鏡用送気送液吸引装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内視鏡の内部に設けられて、内視鏡の遠位端部から気体及び液体を送り出し、また遠位端部近辺の物体を吸引して被験者の体外に排出する内視鏡用送気送液吸引装置に関する。
内視鏡は、対物レンズや観察対象物を洗浄等するための液体を送り出す送水管路、観察対象の臓器に気体を送り、あるいは対物レンズに付着した異物を吹き払うために気体を送る送気管路、及び観察対象物に付着した異物などを吸入、あるいは鉗子を挿入する吸入管路を備えるものが知られている(特許文献1)。このような内視鏡では、対物レンズを適切に洗浄等するため、遠位端部にノズルが取り付けられる。また、送水管路及び送気管路の断面積は、吸入管路の断面積よりも小さい。
3つの管路を設けると、内視鏡の挿入部の径が太くなり、被験者に加えられる負荷が高くなるため、管路を共通化する試みがなされている(特許文献2、3)。
特許第3678614号公報 特公平01−057577号公報 特開平05−228103号公報
3つの管路を備える従来の内視鏡において、内視鏡の挿入部の径を細くしようとすると、送水管路及び送気管路の断面積を小さくせざるを得ない。これらの管路の断面積を小さくすると、一度に送気可能な気体の量が減少する。このため、観察のため臓器を膨らませるのに必要な時間が長くなってしまい、被験者の負荷が増大する。
さらに、管路を共通化したとき、対物レンズを適切に洗浄等するため遠位端部にノズルを取り付けると、観察対象物に付着した異物などを適切に吸入できない。他方、ノズルを省くと、対物レンズを適切に洗浄等できない。
本発明はこれらの問題に鑑みてなされたものであり、単位時間当たりの送気量が多く、かつ対物レンズを適切に洗浄等することが可能な内視鏡用送気送液吸引装置を得ることを目的とする。
本願発明による内視鏡用送気送液吸引装置は、気体が流入する気体流入管路、及び気体が流出する気体流出管路と、液体が流入する液体流入管路、及び液体が流出する液体流出管路とが接続される送気送液部材と、内視鏡の遠位端部に設けられた吸入口に接続される吸入管路が接続されるとともに、気体流出管路が送気送液部材から直接接続される吸引部材とを備え、液体流出管路は、内視鏡の遠位端部に設けられた送液口に接続され、吸入管路及び吸入口の断面積は、気体流出管路、液体流出管路、及び送液口の断面積よりも大きく、気体流入管路を介して送気送液部材に流入した気体が、気体流出管路を介して吸引部材に直接流入し、吸入管路を介して吸入口から流出し、液体流入管路を介して送気送液部材に流入した液体が、液体流出管路を介して送液口から流出することを特徴とする。
吸引部材に接続されない気体流出管路が、液体流出管路と接続された後に送液口に接続されることが好ましい。
複数の気体流出管路が送気送液部材に接続され、複数の気体流出管路のうちの1つが吸引部材に接続され、吸引部材に接続されない気体流出管路が、内視鏡の遠位端部に設けられた送液口に直接接続されることが好ましい。
送気送液部材は、気体流入管路と接続するリーク孔と、第1から第3の送気送液操作位置を有し、送気送液部材が第1の送気送液操作位置にあるとき、リーク穴が封止されると、気体流入管路から送気送液部材に流入した気体が、吸引部材に接続されない気体流出管路を介して、送液口に導かれることが好ましい。
送気送液部材は第1から第3の送気送液操作位置を有し、送気送液部材が第2の送気送液操作位置にあるとき、気体流入管路を介して送気送液部材に流入した気体が、気体流出管路を介して吸引部材に直接流入し、吸入管路を介して吸入口に導かれるように構成されても良い。
吸引部材は第1及び第2の吸引操作位置を有し、吸引部材が第1の吸引操作位置にあるとき、送気送液部材から気体流出管路を介して吸引部材に直接流入した気体が、吸入管路を介して吸入口に導かれるように構成されても良い。
このとき、吸引部材は、負圧が掛けられた負圧管路に接続されるとともに、第1及び第2の吸引操作位置を有し、吸引部材が第2の吸引操作位置にあるとき、吸入管路と負圧管路とが接続されることが好ましい。
送気送液部材は第1から第3の送気送液操作位置を有し、送気送液部材が第3の送気送液操作位置にあるとき、液体流入管路を介して送気送液部材に流入した液体が、液体流出管路を介して送液口に直接導かれるように構成されても良い。
送気送液部材は、ユーザの押圧により直線的に移動可能であって、操作されないときには第1の送気送液操作位置に置かれ、半押しされたときには第2の送気送液操作位置に置かれ、全押しされたときには第3の送気送液操作位置に置かれることが好ましい。
送気送液部材は、ユーザの押圧により直線的に移動可能であって、操作されないときには第1の送気送液操作位置に置かれ、半押しされたときには第3の送気送液操作位置に置かれ、全押しされたときには第2の送気送液操作位置に置かれるように構成されても良い。
吸引部材は、ユーザの押圧により直線的に移動可能であって、操作されないときには第1の吸引操作位置に置かれ、全押しされたときには第2の吸引操作位置に置かれることが好ましい。
送気送液部材は、気体流入管路、気体流出管路、液体流入管路、及び液体流出管路との接続を防止する気液シール部材を備えることが好ましい。
気液シール部材は、Oリングが好適である。
送気送液部材は、気体流入管路から流入した気体が、複数の気体流出管路のいずれか1つにのみ流れるように制御する逆止弁をさらに備えることが好ましい。
吸引部材は、気体流出管路と負圧管路との接続を防止する吸引シール部材を備えてもよい。
吸引シール部材は、Oリングが好適である。
吸入管路には、鉗子を挿入、又は薬剤を注入するための鉗子口が接続されることが好ましい。
本発明によれば、単位時間当たりの送気量が多く、かつ対物レンズを適切に洗浄等することが可能な内視鏡用送気送液吸引装置を得る。
第1の実施形態による第1の内視鏡用送気送液吸引装置を有する内視鏡の断面を概略的に示した図である。 第1の送気送液操作位置にある第1の送気送液部材を示した断面図である。 図2のIII−III線における第1の送気送液部材の断面図である。 第2の送気送液操作位置にある第1の送気送液部材と、第1の吸引操作位置にある吸引部材とを示した断面図である。 第3の送気送液操作位置にある第1の送気送液部材を示した断面図である。 第2の吸引操作位置にある吸引部材を示した断面図である。 第2の実施形態による第2の内視鏡用送気送液吸引装置を有する内視鏡の断面を概略的に示した図である。 第1の送気送液操作位置にある第2の送気送液部材を示した断面図である。 第2の送気送液操作位置にある第2の送気送液部材を示した断面図である。 第3の送気送液操作位置にある第2の送気送液部材と、第1の吸引操作位置にある吸引部材を示した断面図である。 図10のXI−XI線における第1の送気送液部材の断面図である。 第3の実施形態による第3の内視鏡用送気送液吸引装置を有する内視鏡の断面を概略的に示した図である。 第1の送気送液操作位置にある第3の送気送液部材と、第1の吸引操作位置にある吸引部材を示した断面図である。 第3の送気送液操作位置にある第3の送気送液部材と、第1の吸引操作位置にある吸引部材を示した断面図である。 第1の送気送液操作位置にある第3の送気送液部材と、第2の吸引操作位置にある吸引部材を示した断面図である。
以下、本発明における内視鏡用送気送液吸引装置について添付図面を参照して説明する。
図1から4を用いて第1の実施形態による第1の内視鏡用送気送液吸引装置100の構成について説明する。
第1の内視鏡用送気送液吸引装置100は、第1の内視鏡200に格納される。第1の内視鏡200は、図示しない内視鏡用プロセッサに接続されるコネクタ部210と、使用時にユーザが把持する第1の操作部220と、コネクタ部210と第1の操作部220とを接続するユニバーサルケーブル部230と、第1の操作部220から延びて被験者の体内に挿入される挿入部240とから成る。
コネクタ部210は、給気口211、給水口212、及び負圧供給口213を有する。給気口211及び給水口212には、給気給水タンクから延びる給気給水コネクタが接続され、給気口211に空気を、給水口212に水を供給する。これらの空気及び水は、所定の圧力まで加圧されている。負圧供給口213には、負圧ポンプから延びる負圧コネクタが接続されて負圧が加えられる。給気給水タンク、給気給水コネクタ、負圧ポンプ、及び負圧コネクタは図示されない。
コネクタ内部及びユニバーサルケーブル部230を経て第1の操作部220まで延びる気体流入管路231、液体流入管路232、及び負圧管路233が給気口211、給水口212、及び負圧供給口213のコネクタ内部側端部に各々接続される。
挿入部240の遠位端部246には、図示しない対物レンズ及び照明レンズと、吸入口245、及び送液口である送気送液口243とが設けられる。第1の操作部220から延びる吸入管路241が吸入口245に接続され、第1の操作部220から延びる液体流出管路242及び第2の気体流出管路221が送気送液口243に接続される。送気送液口243にはノズル244が取り付けられ、対物レンズに向けて水及び空気を噴射可能にする。
第1の操作部220は、鉗子を挿入、又は薬剤を注入するための鉗子挿入口222と、第1の送気送液部材110と、吸引部材150とを備える。吸入管路241から分岐した鉗子管路223が鉗子挿入口222に接続される。鉗子管路223を介して流れて来る気体、液体、異物等が鉗子挿入口222から外部に流出しないように、鉗子挿入口222にはスリットが入った鉗子栓224が装着されている。ユーザが鉗子等を挿入して異物等を回収、切除などの処置を行う場合は、鉗子栓224のスリットを押し広げて鉗子等を鉗子挿入口222に挿入する。
第1の送気送液部材110及び吸引部材150が第1の内視鏡用送気送液吸引装置100を主に構成する。
第1の送気送液部材110は、有底円筒状の第1の送気送液シリンダ120と、第1の送気送液シリンダ120の内周面121に挿入される円柱状の第1の送気送液ピストン130とから成る。第1の送気送液ピストン130は、第1の送気送液シリンダ120と同軸となるように挿入される。
第1の送気送液シリンダ120は、第1の操作部220の外装226に設けられた孔に取り付けられ、第1の操作部220の外部に開口する。
第1の送気送液シリンダ120は、その内周面121から第1の送気送液シリンダ120の外側面122まで貫通する第1の気体流入口123、第1の気体流出口124、第2の気体流出口125、液体流入口126、及び液体流出口127を有する。第1の送気送液シリンダ120の軸X方向において、各流入流出口は異なる位置に設けられる。より詳細には、第1の送気送液シリンダ120の底部128から開口部129に向けて、第1の気体流入口123、第1の気体流出口124、第2の気体流出口125、液体流入口126、液体流出口127が順に取り付けられる。
第1の送気送液シリンダ120の内周面121と第1の気体流入口123との接合部における第1の送気送液シリンダ120の内周面121の径は、各流入流出口が設けられない部位における径よりも若干大きい。また、第1の送気送液シリンダ120の内周面121と液体流入口126との接合部における第1の送気送液シリンダ120の内周面121の径は、各流入流出口が設けられない部位における径よりも若干大きい。
第1の気体流入口123に気体流入管路231が、第1の気体流出口124に第1の気体流出管路225が、第2の気体流出口125に第2の気体流出管路221が、液体流入口126に液体流入管路232が、そして液体流出口127に液体流出管路242がそれぞれ接続される。
第2の気体流出管路221は、第1の操作部220の内部で液体流出管路242に接続される。なお、第2の気体流出管路221は、第1の操作部220の内部で液体流出管路242に接続されずに直接送気口に接続されてもよい。
第1の送気送液ピストン130において、第1の送気送液シリンダ120の底部128と対向する端部を先端部131、第1の送気送液シリンダ120の開口部129側の端部を押圧端部132とする。
第1の送気送液ピストン130は、軸方向全長に渡って貫通する円筒形のリーク管133と、周方向全周に渡って外周面に形成される第1、第2、及び第3の凹部134、135、136とを有する。第1から第3の凹部134−136は、第1の送気送液ピストン130の径方向に深さを有し、軸方向に幅を有する。第1から第3の凹部134−136は、深さ及び幅が異なる。第1の送気送液ピストン130の軸Xを通る平面における第1から第3の凹部134−136の断面は、コの字又は逆コの字を成し、軸Xに対して線対称である。
先端部131から押圧端部132に向けて、第1の凹部134が2つ、第3の凹部136が1つ、第1の凹部134が4つ、第2の凹部135が1つ、そして第1の凹部134が1つ設けられる。
第1から第3の凹部134−136において、第1の送気送液ピストン130の軸Xに対して平行な曲面を底面とし、第1の送気送液ピストン130の軸Xに対して直角な平面であって、第1の送気送液シリンダ120の底部128側に位置する平面を下部側面、第1の送気送液シリンダ120の開口部129側に位置する平面を上部側面とする。
深さ及び幅が最も小さい第1の凹部134に、Oリング137が取り付けられる。Oリング137は、第1の送気送液ピストン130の外側面138から径方向にわずかに突出する。第1の凹部134と同じ深さであって、幅が広い第2の凹部135には、何も取り付けられない。
第3の凹部136は、第1の凹部134よりも大きな深さ及び幅を有し、第2の凹部135よりも小さな幅を有する。第3の凹部136の底面には、リーク管133まで貫通する第1の貫通孔139が開口する。第1の貫通孔139は、第1の送気送液ピストン130の軸Xに対して直角な直線を軸とする円筒状の孔である。リーク管133から第3の凹部136に向けて通過する気体の流れに対して若干の抵抗となり、かつ第3の凹部136からに第1の貫通孔139に向けて通過する気体の流れを封止する第1の逆止弁140が、第3の凹部136の底面に取り付けられる。
第1の逆止弁140は、環状の弾性部材から成る。第1の逆止弁140の軸は、第1の送気送液ピストン130の軸Xと一致する。第1の逆止弁140の軸Xを通る断面は、軸方向中央部が内周側に向けて突出するVの字形状を成す。第1の逆止弁140の外周側端部は、第3の凹部136の上部側面及び下部側面と係合する。リーク管133側から加えられた圧力が第1の逆止弁140の弾性力を超えると、第1の逆止弁140は変形して第1の送気送液ピストン130の外周方向に圧力を逃がす。リーク管133側から加えられた圧力が第1の逆止弁140の弾性力を超えないとき、第1の逆止弁140は第1の送気送液ピストン130の外周方向に圧力を逃がさない。第1の送気送液ピストン130の外周側から圧力が加えられると、第1の逆止弁140は第3の凹部136の上部側面及び下部側面と密着してリーク管133側に圧力を逃がさない。
第1の送気送液ピストン130の一端は、第1の送気送液シリンダ120の開口部129から突出し、第1の押圧部141が取り付けられる。
第1の押圧部141は、第1の押圧ボタン142と第2の押圧ボタン143と第1の基部144とを備える。
第1の基部144は、第1の操作部220の外装226及び第1の送気送液シリンダ120と固定される。
第1の押圧ボタン142は、円筒であって、中央にリーク孔145が貫通する。リーク孔145とリーク管133とが同軸に繋がるように第1の押圧ボタン142が第1の送気送液ピストン130に取り付けられる。
第1の押圧ボタン142と第1の基部144との間に第1のコイル圧縮スプリング146が設けられる。第1のコイル圧縮スプリング146は、ユーザが第1の押圧ボタン142を操作しないときに、第1の押圧ボタン142を第1の操作部220から最も突出した位置に保持する。このとき、第1の送気送液ピストン130が第1の送気送液シリンダ120に最も浅く挿入されている第1の送気送液操作位置にある。
第1の送気送液ピストン130が第1の送気送液操作位置にあるとき、第1の気体流入口123と第1の送気送液ピストン130とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重ならず、第2の気体流出口125と第3の凹部136の一部とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重なる。そして、第1の送気送液シリンダ120の軸方向において第3の凹部136の両側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137が第1の送気送液ピストン130と第1の送気送液シリンダ120との間を密封するため、第1の気体流入口123と第1の気体流出口124との接続により形成された空間が密封される。
第2の押圧ボタン143は第1の押圧ボタン142の外径よりも大きな内径を有する円筒形であって、内周が第1の押圧ボタン142の外周とわずかな遊びを確保しながら嵌合する。
第2の押圧ボタン143と第1の基部144との間に第2のコイル圧縮スプリング147が設けられる。第2のコイル圧縮スプリング147は、ユーザが第2の押圧ボタン143を操作しないときに、第2の押圧ボタン143を第1の操作部220から最も突出した位置に保持する。第2のコイル圧縮スプリング147のバネ定数は、第1のコイル圧縮スプリング146のバネ定数よりも大きい。
第1の送気送液ピストン130の軸方向に第1の押圧ボタン142を指でユーザが押していくと、第2の押圧ボタン143に指が接触する。このとき、第2のコイル圧縮スプリング147のバネ定数が第1のコイル圧縮スプリング146のバネ定数よりも大きいため、ユーザは抵抗を感じて、第1の押圧ボタン142を押していく動作を容易に停止することができる。この状態を半押し状態といい、第1の送気送液ピストン130が第2の送気送液操作位置に置かれる。第1の送気送液ピストン130が第2の送気送液操作位置にあるとき、第1の気体流入口123と第1の送気送液ピストン130とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重なり、第1の気体流出口124と第3の凹部136の一部とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重なる。そして、第1の送気送液シリンダ120の軸方向において第3の凹部136の両側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137が第1の送気送液ピストン130と第1の送気送液シリンダ120との間を密封するため、第1の気体流入口123と第1の気体流出口124との接続により形成された空間が密封される。
さらに第1の押圧ボタン142をユーザが押していくと、第1の押圧ボタン142及び第2の押圧ボタン143が完全に押し込まれる。この状態において、第1の送気送液ピストン130は、第1の送気送液シリンダ120に最も挿入された第3の送気送液操作位置に置かれる。この状態を全押し状態という。第1の送気送液ピストン130が第3の送気送液操作位置にあるとき、液体流入口126と第2の凹部135の一部とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重なり、液体流出口127と第2の凹部135の一部とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重なる。これにより、液体流入口126と液体流出口127とが物理的に接続される。そして、第1の凹部134に取り付けられたOリング137が第1の送気送液ピストン130と第1の送気送液シリンダ120との間を密封するため、液体流入口126と液体流出口127との接続により形成された空間が密封される。
吸引部材150は、有底円筒状の吸引シリンダ160と、吸引シリンダ160の内周面161に挿入される円柱の吸引ピストン170とから成る。
吸引シリンダ160は、第1の操作部220の外装226に設けられた孔に取り付けられ、第1の操作部220の外部に開口する。
吸引シリンダ160は、その内周面161から吸引シリンダ160の外側面162まで貫通する第2の気体流入口163及び負圧流出口164と、底部166に設けられる負圧流入口165とを有する。吸引シリンダ160の軸方向において、第2の気体流入口163と負圧流出口164は異なる位置に設けられる。より詳細には、吸引シリンダ160の底部166から開口部167に向けて、第2の気体流入口163、負圧流出口164が順に設けられている。
吸引シリンダ160の内周面161と第2の気体流入口163との接合部における吸引シリンダ160の内周面161の径は、第2の気体流入口163が設けられない部位における径よりも若干大きい。
第2の気体流入口163が第1の気体流出管路225を介して第1の気体流出口124と直接、すなわち何らの分岐を経ずに接続される。そして、負圧流出口164に負圧管路233が、そして負圧流入口165に吸入管路241がそれぞれ接続される。
吸引ピストン170において、吸引シリンダ160の底部166と対向する端部を吸引先端部171、吸引シリンダ160の開口部167側の端部を吸引押圧端部172とする。
吸引ピストン170は、吸引先端部171から軸方向の略中央まで貫通した後に90度折れ曲げられて吸引ピストン170の外周に開口する負圧導入管173と、周方向全周に渡って外周面に形成される第4及び第5の凹部174、175とを有する。第4及び第5の凹部174、175は、吸引ピストン170の径方向に深さを有し、軸方向に幅を有する。第4及び第5の凹部174、175は、深さは同じであるが、幅が異なる。吸引ピストン170の軸Yを通る平面における第4及び第5の凹部174、175の断面は、コの字又は逆コの字を成し、軸Yに対して線対称である。
吸引先端部171から吸引押圧端部172に向けて、第4の凹部174が1つ、そして第5の凹部175が1つ設けられる。負圧導入管173の開口は、第5の凹部175よりも吸引押圧端部172側に設けられる。
第4の凹部174は第1の凹部134と同様の形状を有し、Oリング176が取り付けられる。Oリング176は、吸引ピストン170の外側面178から径方向にわずかに突出する。第5の凹部175は、第4の凹部174よりも大きな幅を有する。
負圧導入管173の開口の周囲には、環状の弾性部材から成るシールリング177が取り付けられる。シールリング177は、吸引ピストン170の外周からわずかに突出する。
吸引ピストン170の一端は、吸引シリンダ160の開口部167から突出し、吸引押圧部180が取り付けられる。吸引押圧部180は、第3の押圧ボタン181と第2の基部182とを備える。第2の基部182は、第1の操作部220の外装226及び吸引シリンダ160と固定される。第3の押圧ボタン181は円筒形状であって、同軸となるように吸引ピストン170に取り付けられる。
第3の押圧ボタン181と第2の基部182との間に第3のコイル圧縮スプリング183が設けられる。第3のコイル圧縮スプリング183は、ユーザが第3の押圧ボタン181を操作しないときに、第3の押圧ボタン181を第1の操作部220から最も突出した位置に保持する。このとき、吸引ピストン170が吸引シリンダ160に最も浅く挿入されている第1の吸引操作位置にある。ユーザが第3の押圧ボタン181を完全に押圧したとき、吸引ピストン170は、吸引シリンダ160に最も深く挿入されている第2の吸引操作位置にある。このとき、吸引ピストン170が全押しされているという。
延伸方向に対して直角な平面における吸入管路241及び吸入口245の断面積は、第2の気体流出管路221、液体流出管路242、及び送気送液口243の断面積よりも大きい。
次に、図2から6を用いて、第1の送気送液部材110及び吸引部材150の動きを説明する。
まず、第1の送気送液ピストン130及び吸引ピストン170に力が加えられておらず、かつリーク孔145がユーザの指により封止されている状態について図2を用いて説明する。
このとき、気体流入管路231から加圧された空気が第1の送気送液部材110に供給され、液体流入管路232から加圧された水が第1の送気送液部材110に供給され、負圧管路233から負圧が吸引部材150に供給されている。また、第1の送気送液ピストン130及び吸引ピストン170に力が加えられていないため、第1の送気送液ピストン130は第1の送気送液操作位置に、吸引ピストン170は第1の吸引操作位置に置かれている。
第1の送気送液ピストン130が第1の送気送液操作位置にあるとき、先端部131と第1の送気送液シリンダ120の底部128との間には空間が設けられる。そして、この空間に第1の気体流入口123が接続されている。そのため、気体流入管路231から第1の気体流入口123を経て第1の送気送液部材110に供給された空気は、リーク管133に流入する。
一方、リーク孔145は塞がれているため、リーク管133内の空気圧が上昇する。リーク管133内が所定の空気圧となるまで第1の逆止弁140は第1の貫通孔139を塞ぐが、所定の圧力を超えると第1の逆止弁140が変形して、リーク管133と第2の気体流出口125とが物理的に接続される。すると、空気がリーク管133から第2の気体流出口125を経て、第2の気体流出管路221に流出する。そして、送気送液口243から空気が放出される。
一方、第1の送気送液シリンダ120の軸方向において第3の凹部136の両側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137と、第1の送気送液シリンダ120の先端部131側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137とが第1の送気送液ピストン130と第1の送気送液シリンダ120との間を密封するため、空気が他の流入流出口に漏れ出ることがない。同様に、第1の送気送液シリンダ120の軸方向において各流入流出口の両側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137が第1の送気送液ピストン130と第1の送気送液シリンダ120との間を密封するため、各流入流出口どうしが物理的に接続されることがない。すなわち、空気や水が他の流入流出口に漏れ出ない。
次に、第1の送気送液ピストン130がユーザにより半押しされ、吸引ピストン170に力が加えられておらず、そしてリーク孔145がユーザの指により封止されている状態について図4を用いて説明する。
このとき、気体流入管路231から加圧された空気が第1の送気送液部材110に供給され、液体流入管路232から加圧された水が第1の送気送液部材110に供給され、負圧管路233から負圧が吸引部材150に供給されている。また、第1の送気送液ピストン130は第2の送気送液操作位置に、吸引ピストン170は第1の吸引操作位置に置かれている。
第1の送気送液ピストン130が第2の送気送液操作位置にあるとき、第1の送気送液シリンダ120の径方向に第1の気体流入口123と第1の送気送液シリンダ120とが重なり、第1の気体流出口124と第3の凹部136とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重なる。
第1の気体流入口123と第1の送気送液シリンダ120の内周面121との接合部における第1の送気送液シリンダ120の内周面121の径は、各流入流出口が設けられない部位における径よりも若干大きいため、第1の送気送液シリンダ120と第1の気体流入口123との間には隙間が空いている。そのため、第1の気体流入口123から第1の送気送液シリンダ120内に流入した空気は、第1の送気送液ピストン130の先端部131と第1の送気送液シリンダ120の底部128との間に形成された空間をへて、リーク管133内に流入する。
一方、リーク孔145は塞がれているため、リーク管133内の空気圧が上昇する。リーク管133内が所定の空気圧となるまで第1の逆止弁140は第1の貫通孔139を塞ぐが、所定の圧力を超えると第1の逆止弁140が変形して、リーク管133と第1の気体流出口124とが物理的に接続される。すると、空気がリーク管133から第1の気体流出口124を経て、第1の気体流出管路225に流出する。そして、第2の気体流入口163に空気が流入する。
吸引ピストン170が第1の吸引操作位置にあるとき、吸引先端部171と吸引シリンダ160の底部166との間には空間が設けられる。そして、この空間に第2の気体流入口163が接続されている。そのため、第1の気体流出管路225から第2の気体流入口163を経て第1の吸引部材150に供給された空気は、負圧流入口165に流入する。その後、吸入管路241を経て、吸入口245から空気が放出される。
一方、第1の送気送液シリンダ120の軸方向において第3の凹部136の両側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137が第1の送気送液ピストン130と第1の送気送液シリンダ120との間を密封するため、空気が他の流入流出口に漏れ出ることがない。他の流入流出口に関しては、第1の送気送液ピストン130が第1の送気送液操作位置にあるときと同様であるため、説明を省略する。
次に、第1の送気送液ピストン130がユーザにより全押しされている状態について図5を用いて説明する。
このとき、気体流入管路231から加圧された空気が第1の送気送液部材110に供給され、液体流入管路232から加圧された水が第1の送気送液部材110に供給され、負圧管路233から負圧が吸引部材150に供給されている。また、第1の送気送液ピストン130は第3の送気送液操作位置に置かれている。
第1の送気送液ピストン130が第3の送気送液操作位置にあるとき、第1の送気送液シリンダ120の径方向に液体流入口126と第2の凹部135の一部とが重なり、液体流出口127と第2の凹部135とが第1の送気送液シリンダ120の径方向に重なる。
第1の送気送液シリンダ120の内周面121と液体流入口126との接合部における第1の送気送液シリンダ120の内周面121の径は、各流入流出口が設けられない部位における径よりも若干大きいため、第1の送気送液シリンダ120と液体流入口126との間には隙間が空いている。そのため、液体流入口126から第1の送気送液シリンダ120内に流入した水は、第2の凹部135をへて、液体流出口127に流入する。そして、液体流出管路242を経て、送気送液口243から水が放出される。
一方、第1の送気送液シリンダ120の軸方向において第2の凹部135の両側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137が第1の送気送液ピストン130と第1の送気送液シリンダ120との間を密封するため、空気が他の流入流出口に漏れ出ることがない。他の流入流出口に関しては、第1の送気送液ピストン130が第1の送気送液操作位置にあるときと同様であるため、説明を省略する。
次に、吸引ピストン170が第2の吸引操作位置にあるとき、すなわちユーザにより全押しされている状態について図6を用いて説明する。負圧管路233から負圧が吸引部材150に供給されている。
吸引ピストン170が第2の吸引操作位置にあるとき、吸引シリンダ160の径方向に負圧流出口164と負圧導入管173とが重なる。そのため、負圧管路233から供給された負圧が負圧導入管173及び負圧流入口165を経て吸入管路241に供給される。そして、吸入口245に負圧が発生する。この負圧により、被験者の体内の異物を吸入口245から吸入して、負圧と逆の経路を経て負圧供給口213から取り出すことが可能となる。
一方、負圧導入管173の開口の周囲に取り付けられたシールリング177が吸入ピストン170と吸引シリンダ160との間を密封するため、負圧が第2の気体流入口163に漏れ出ることがない。これにより、異物が第2の気体流入口163に流出することを防止できる。
本実施形態によれば、液体流出管路242よりも径の大きい吸入管路241を用いて遠位端246から空気を放出できるため、単位時間当たりの送気量を大きくすることができる。
また、液体流出管路242と吸入管路241とを設けるため、液体流出管路242を用いたときには少ない流量で空気を提供し、吸入管路241を用いたときには多い流量で空気を提供できる。そのため、まず始めに多い流量を供給した後に、少ない流量を提供して、空気供給量を微調整することができる。これにより、被験者への負担を軽減することができる。
さらに、液体流出管路242と吸入管路241とを設けるため、対物レンズを水及び空気で洗浄することが可能である。
吸入管路に空気を流しているときに、鉗子挿入口から薬剤を注入すれば、散布チューブを使用したときと同様の効果を得ることができる。
次に、第2の実施形態による第2の内視鏡用送気送液吸引装置300の構成について図7から11を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
第2の内視鏡用送気送液吸引装置300は、第2の内視鏡400に格納される。第2の内視鏡400は、第2の操作部420の内部に設けられる管路の接続状態が第1の操作部220と異なる。
第2の送気送液部材310及び吸引部材150が第2の内視鏡用送気送液吸引装置300を主に構成する。
第2の送気送液部材310は、有底円筒状の第2の送気送液シリンダ320と、第2の送気送液シリンダ320の内周面121に挿入される円柱状の第2の送気送液ピストン330とから成る。
第2の送気送液シリンダ320は、第2の送気送液シリンダ320の底部128から開口部129に向けて順に設けられる、第1の気体流入口123、第2の気体流出口125、液体流入口126、液体流出口127、第1の気体流出口124を備える。
第2の送気送液ピストン330は、軸方向全長に渡って貫通する円筒形のリーク管133と、周方向全周に渡って外周面に形成される第1、第2、第3、及び第6の凹部134、135、136、331とを有する。第6の凹部331は、第1から第3の凹部134−136に対して小さい幅と同じ深さを有する。第2の送気送液ピストン330の軸Lを通る平面における第6の凹部331の断面は、コの字又は逆コの字を成し、軸Lに対して線対称である。
先端部131から押圧端部132に向けて、第1の凹部134が1つ、第3の凹部136が1つ、第1の凹部134が3つ、第2の凹部135が1つ、第1の凹部134が2つ、そして第6の凹部331が1つ、そして第1の凹部134が1つ設けられる。
第6の凹部331において、第2の送気送液ピストン330の軸Lに対して平行な曲面を底面とし、第2の送気送液ピストン330の軸Lに対して直角な平面であって、第2の送気送液シリンダ320の底面側に位置する平面を下部側面、第2の送気送液シリンダ320の開口部129側に位置する平面を上部側面とする。
第6の凹部331の底面には、リーク管133まで貫通する第2の貫通孔332が開口する。第2の貫通孔332は、第2の送気送液ピストン330の軸Lに対して直角な直線を軸とする円筒状の孔である。
第2の送気送液ピストン330が第1の送気送液操作位置にあるとき、第1の気体流入口123と第2の送気送液ピストン330とが第2の送気送液シリンダ320の径方向に重ならず、第2の気体流出口125と第3の凹部136の一部とが第2の送気送液シリンダ320の径方向に重なる。
第2の送気送液ピストン330が第2の送気送液操作位置にあるとき、液体流入口126と第2の凹部135の一部とが第2の送気送液シリンダ320の径方向に重なり、液体流出口127と第2の凹部135の一部とが第2の送気送液シリンダ320の径方向に重なる。これにより、液体流入口126と液体流出口127とが物理的に接続される。そして、第1の凹部134に取り付けられたOリング137が第2の送気送液ピストン330と第2の送気送液シリンダ320との間を密封するため、液体流入口126と液体流出口127との接続により形成された空間が密封される。
第2の送気送液ピストン330が第3の送気送液操作位置にあるとき、第1の気体流出口124と第6の凹部331の一部とが第2の送気送液シリンダ320の径方向に重なる。そして、第2の送気送液シリンダ320の軸方向において第3の凹部136から開口部129側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137と、第2の送気送液シリンダ320の軸方向において第6の凹部331の両側に位置する第1の凹部134に取り付けられたOリング137とが第2の送気送液ピストン330と第2の送気送液シリンダ320との間を密封するため、第1の気体流入口123と第1の気体流出口124との接続により形成された空間が密封される。
次に、図8から11を用いて、第2の送気送液部材310及び吸引部材150の動きを説明する。
図8は、第2の送気送液ピストン330及び吸引ピストン170に力が加えられておらず、かつリーク孔145がユーザの指により封止されている状態を示す。このとき、第2の送気送液ピストン330及び吸引ピストン170に力が加えられていないため、第2の送気送液ピストン330は第1の送気送液操作位置に、吸引ピストン170は第1の吸引操作位置に置かれている。この状態は、第1の実施形態におけるものと同様であるため、説明を省略する。
図9は、第2の送気送液ピストン330がユーザにより半押しされている状態を示す。このとき、第2の送気送液ピストン330は第3の送気送液操作位置に置かれ、第2の送気送液シリンダ320の径方向において、液体流入口126と第2の凹部135の一部とが重なり、液体流出口127と第2の凹部135の一部とが重なる。この状態は、第1の実施形態における第1の送気送液ピストン130がユーザにより全押しされている状態と同様であるため、説明を省略する。
次に、第2の送気送液ピストン330がユーザにより全押しされ、吸引ピストン170に力が加えられておらず、そしてリーク孔145がユーザの指により封止されている状態について図10及び11を用いて説明する。
このとき、気体流入管路231から加圧された空気が第2の送気送液部材310に供給され、液体流入管路232から加圧された水が第2の送気送液部材310に供給され、負圧管路233から負圧が吸引部材150に供給されている。また、第2の送気送液ピストン330は第3の送気送液操作位置に、吸引ピストン170は第1の吸引操作位置に置かれている。
第2の送気送液ピストン330が第3の送気送液操作位置にあるとき、第2の送気送液シリンダ320の径方向に関して、第1の気体流入口123と第3の凹部136とが重なり、第1の気体流出口124と第6の凹部331とが重なる。
第1の気体流入口123と第2の送気送液シリンダ320の内周面121との接合部における第2の送気送液シリンダ320の内周面121の径は、各流入流出口が設けられない部位における径よりも若干大きいため、第2の送気送液シリンダ320と第1の気体流入口123との間には隙間が空いている。そのため、第1の気体流入口123から第2の送気送液シリンダ320内に流入した空気は、第2の送気送液ピストン330の先端部131と第2の送気送液シリンダ320の底部128との間に形成された空間をへて、リーク管133内に流入する。
一方、リーク管133は、第6の凹部331の底面に設けられた第2の貫通孔332と接続されているため、リーク管133内から第6の凹部331に空気が流入する(図11参照)。そして、第6の凹部331から第1の気体流出口124を経て、第1の気体流出管路225に空気が流出する。その後、空気は第1の気体流出管路225から第2の気体流入口163に流入する。
吸引ピストン170が第1の送気送液操作位置にあるときの第2の気体流入口163から流入する空気の流れについては、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。また、吸引ピストン170が第2の吸引操作位置にあるときについても、第1の実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に、第3の実施形態による第3の内視鏡用送気送液吸引装置500の構成について図12から15を用いて説明する。第1の実施形態と同様の構成については同じ符号を付して説明を省略する。
第3の内視鏡用送気送液吸引装置500は、第3の内視鏡600に格納される。第3の内視鏡600は、第3の操作部620の内部に設けられる管路の接続状態が第1の操作部220と異なる。
挿入部240の遠位端部246には、図示しない対物レンズ及び照明レンズと、吸入口245、及び送液口247とが設けられる。第3の操作部620から延びる吸入管路241が吸入口245に接続され、第3の操作部620から延びる液体流出管路642が送液口247に接続される。
第3の送気送液部材510及び吸引部材150が第3の内視鏡用送気送液吸引装置500を主に構成する。
第3の送気送液部材510は、有底円筒状の第3の送気送液シリンダ520と、第3の送気送液シリンダ520の内周面521に挿入される円柱状の第3の送気送液ピストン530とから成る。
第3の送気送液シリンダ520は、その内周面521から第3の送気送液シリンダ520の外側面522まで貫通する第1の気体流入口123、第1の気体流出口124、液体流入口126、及び液体流出口127を有する。第3の送気送液シリンダ520の軸方向において、各流入流出口は異なる位置に設けられる。より詳細には、第3の送気送液シリンダ520の底部528から開口部529に向けて、第1の気体流入口123、第1の気体流出口124、液体流入口126、液体流出口127が順に設けられている。
第3の送気送液シリンダ520の内周面521と第1の気体流出口124との接合部における第3の送気送液シリンダ520の内周面521の径は、各流入流出口が設けられない部位における径よりも若干大きい。
第1の気体流入口123に気体流入管路231が、第1の気体流出口124に第1の気体流出管路225が、液体流入口126に液体流入管路232が、そして液体流出口127に液体流出管路642がそれぞれ接続される。
第3の送気送液ピストン530において、第3の送気送液シリンダ520の底部528と対向する端部を先端部531、第3の送気送液シリンダ520の開口部529側の端部を押圧端部132とする。
第3の送気送液ピストン530は、軸方向全長に渡って貫通する円筒形のリーク管133と、周方向全周に渡って外周面に形成される第7、第8、第9、及び第10の凹部534、535、536、548とを有する。第7から第10の凹部534−548は、第3の送気送液ピストン530の径方向に深さを有し、軸方向に幅を有する。第7から第10の凹部534−548は、深さ及び幅が異なる。第3の送気送液ピストン530の軸Mを通る平面における第7及び第10の凹部534、548の断面は、コの字又は逆コの字を成し、軸Mに対して線対称である。同じ平面における第8の凹部535の断面は、第3の送気送液ピストン530の外側面522に向けて広がるコの字又は逆コの字を成し、軸Mに対して線対称である。同じ平面における第9の凹部536の断面は、深さよりも幅が長く、かつ底部528に開口する逆L字形である。
先端部531から押圧端部132に向けて、第9の凹部536が1つ、第7の凹部534が1つ、第10の凹部548が1つ、第7の凹部534が2つ、第8の凹部535が1つ、そして第7の凹部534が1つ設けられる。
第7から第10の凹部534−548において、第3の送気送液ピストン530の軸Mに対して平行な曲面を底面とし、第3の送気送液ピストン530の軸Mに対して直角な平面であって、第3の送気送液シリンダ520の底面側に位置する平面を下部側面、第3の送気送液シリンダ520の開口部529側に位置する平面を上部側面とする。ただし、第9の凹部536に下部側面はない。
第7の凹部534は、最も大きな深さと最も小さい幅を有し、Oリング537が取り付けられる。第7の凹部及びOリング537の構成は、第1の凹部134及びOリング137の構成と同様であるため説明を省略する。第8から第10の凹部535−548は、略等しい深さと幅であって、第7の凹部534よりも浅い深さと長い幅を有する。
第9の凹部536の底面には、第2の逆止弁540が取り付けられる。第2の逆止弁540は、環状の弾性部材から成る。第2の逆止弁540の軸は、第3の送気送液ピストン530の軸Mと一致する。第2の逆止弁540の軸Mを通る断面は、内周側が先端部531に向けて突出するVの字形状を成す。第2の逆止弁540の外周側端部は、第3の送気送液シリンダ520の内側面と係合する。先端部531側から加えられた圧力が第2の逆止弁540の弾性力を超えると、第2の逆止弁540は変形して押圧端部132方向に圧力を逃がす。先端部531側から加えられる圧力が第2の逆止弁540の弾性力を超えないとき、第2の逆止弁540は押圧端部132方向に圧力を逃がさない。押圧端部132側から圧力が加えられると、第2の逆止弁540は第3の送気送液シリンダ520の内側面と密着して先端部531方向に圧力を逃がさない。
第3の送気送液ピストン530の一端は、第3の送気送液シリンダ520の開口部529から突出し、第2の押圧部541が取り付けられる。
第2の押圧部541は、第4の押圧ボタン542と第3の基部544とを備える。第3の基部544は、第3の操作部620の外装226及び第3の送気送液シリンダ520と固定される。第4の押圧ボタン542は、円筒であって、中央にリーク孔145が貫通する。リーク孔145とリーク管133とが同軸に繋がるように第4の押圧ボタン542が第3の送気送液ピストン530に取り付けられる。
第4の押圧ボタン542と第3の基部544との間に第4のコイル圧縮スプリング546が設けられる。第4のコイル圧縮スプリング546は、ユーザが第4の押圧ボタン542を操作しないときに、第4の押圧ボタン542を第3の操作部620から最も突出した位置に保持する。このとき、第3の送気送液ピストン530が第3の送気送液シリンダ520に最も浅く挿入されている第1の送気送液操作位置にある。ユーザが第4の押圧ボタン542を完全に押圧したとき、第3の送気送液ピストン530は、第3の送気送液シリンダ520に最も深く挿入されている第3の送気送液操作位置にある。このとき、第3の送気送液ピストン530が全押しされているという。
吸引部材150の構成は、第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
延伸方向に対して直角な平面における吸入管路241及び吸入口245の断面積は、液体流出管路642、及び送液口247の断面積よりも大きい。
次に、図13から15を用いて、第3の送気送液部材510及び吸引部材150の動きを説明する。
まず、第3の送気送液ピストン530及び吸引ピストン170に力が加えられておらず、かつリーク孔145がユーザの指により封止されている状態について図13を用いて説明する。
このとき、気体流入管路231から加圧された空気が第3の送気送液部材510に供給され、液体流入管路232から加圧された水が第3の送気送液部材510に供給され、負圧管路233から負圧が吸引部材150に供給されている。また、第3の送気送液ピストン530及び吸引ピストン170に力が加えられていないため、第3の送気送液ピストン530は第1の送気送液操作位置に、吸引ピストン170は第1の吸引操作位置に置かれている。
第3の送気送液ピストン530が第1の送気送液操作位置にあるとき、先端部531と第3の送気送液シリンダ520の底部528との間には空間が設けられる。そして、この空間に第1の気体流入口123が接続されている。そのため、気体流入管路231から第1の気体流入口123を経て第3の送気送液部材510に供給された空気は、リーク管133に流入する。
一方、リーク孔145は塞がれているため、リーク管133内の空気圧が上昇する。リーク管133内が所定の空気圧となるまで、第3の送気送液シリンダ520と第3の送気送液ピストン530との間を第2の逆止弁540が塞ぐが、所定の圧力を超えると第2の逆止弁540が変形して、リーク管133と第1の気体流出口124とが物理的に接続される。すると、空気がリーク管133から第1の気体流出口124を経て、第1の気体流出管路225に流出する。そして、第2の気体流入口163に空気が流入する。
吸引ピストン170が第1の吸引操作位置にあるとき、吸引先端部171と吸引シリンダ160の底部166との間には空間が設けられる。そして、この空間に第2の気体流入口163が接続されている。そのため、第1の気体流出管路225から第2の気体流入口163を経て吸引部材150に供給された空気は、負圧流入口165に流入する。その後、吸入管路241を経て、吸入口245から空気が放出される。
一方、第3の送気送液シリンダ520の軸方向押圧端側に位置する第7の凹部534に取り付けられたOリング537が第3の送気送液ピストン530と第3の送気送液シリンダ520との間を密封するため、空気が他の流入流出口に漏れ出ることがない。すなわち、空気が液体流入口126及び液体流出口127に漏れ出ない。
次に、第3の送気送液ピストン530がユーザにより全押しされている状態について図14を用いて説明する。
このとき、気体流入管路231から加圧された空気が第3の送気送液部材510に供給され、液体流入管路232から加圧された水が第3の送気送液部材510に供給され、負圧管路233から負圧が吸引部材150に供給されている。また、第3の送気送液ピストン530は第3の送気送液操作位置に置かれている。
第3の送気送液ピストン530が第3の送気送液操作位置にあるとき、第3の送気送液シリンダ520の径方向に液体流入口126と第8の凹部535の一部とが重なり、液体流出口127と第8の凹部535の一部とが第3の送気送液シリンダ520の径方向に重なる。
第8の凹部535の外径は、第3の送気送液シリンダ520の内周面521の内径よりも小さいため、第8の凹部535と液体流入口126との間には隙間が空いている。
そのため、液体流入口126から第3の送気送液シリンダ520内に流入した水は、第8の凹部535をへて、液体流出口127に流入する。そして、液体流出管路242を経て、送液口247から水が放出される。
一方、第3の送気送液シリンダ520の軸方向において第8の凹部535の両側に位置する第7の凹部534に取り付けられたOリング537が第3の送気送液ピストン530と第3の送気送液シリンダ520との間を密封するため、空気が第1の気体流入口123及び第1の気体流出口124に漏れ出ることがない。
図15は、第3の送気送液ピストン530が押圧されず、かつ吸引ピストン170がユーザにより全押しされている状態を示す。このとき、第3の送気送液ピストン530は第1の送気送液操作位置に、かつ吸引ピストン170が第2の吸引操作位置に置かれる。この状態は、第1の実施形態における吸引ピストン170がユーザにより全押しされている状態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態によれば、簡単な構造により、第1及び第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、各流入流出口の位置は、第1から第3の実施形態に示した位置に限定されない。
100 第1の内視鏡用送気送液吸引装置
110 第1の送気送液部材
120 第1の送気送液シリンダ
121 内周面
122 外側面
123 第1の気体流入口
124 第1の気体流出口
125 第2の気体流出口
126 液体流入口
127 液体流出口
128 底部
129 開口部
130 第1の送気送液ピストン
131 先端部
132 押圧端部
133 リーク管
134 第1の凹部
135 第2の凹部
136 第3の凹部
137 Oリング
139 第1の貫通孔
140 第1の逆止弁
141 第1の押圧部
142 第1の押圧ボタン
143 第2の押圧ボタン
144 第1の基部
145 リーク孔
146 第1のコイル圧縮スプリング
147 第2のコイル圧縮スプリング
150 吸引部材
160 吸引シリンダ
161 内周面
163 第2の気体流入口
164 負圧流出口
165 負圧流入口
166 底部
170 吸引ピストン
171 吸引先端部
172 吸引押圧端部
173 負圧導入管
174 第4の凹部
175 第5の凹部
176 Oリング
177 シールリング
180 吸引押圧部
181 第3の押圧ボタン
182 第2の基部
183 第3のコイル圧縮スプリング
221 第2の気体流出管路
225 第1の気体流出管路
226 外装
231 気体流入管路
232 液体流入管路
233 負圧管路
241 吸入管路
242 液体流出管路

Claims (17)

  1. 気体が流入する気体流入管路と、気体が流出する気体流出管路と、液体が流入する液体流入管路前記気体流出管路とは異なる管路であって液体が流出する液体流出管路とが接続される送気送液部材と、
    内視鏡の遠位端部に設けられた吸入口に接続される吸入管路が接続されるとともに、前記気体流出管路が前記送気送液部材から直接接続される吸引部材とを備え、
    前記液体流出管路は、前記内視鏡の遠位端部に設けられた送液口に接続され、
    前記吸入管路及び前記吸入口の断面積は、前記気体流出管路、前記液体流出管路、及び前記送液口の断面積よりも大きく、
    前記気体流入管路を介して前記送気送液部材に流入した気体が、前記気体流出管路を介して前記吸引部材に直接流入し、前記吸入管路を介して前記吸入口から流出し、
    前記液体流入管路を介して前記送気送液部材に流入した液体が、前記液体流出管路を介して前記送液口から流出する内視鏡用送気送液吸引装置。
  2. 複数の前記気体流出管路が前記送気送液部材に接続され、
    前記複数の気体流出管路のうちの1つが前記吸引部材に接続され、
    前記吸引部材に接続されない前記気体流出管路が、前記液体流出管路と接続された後に送液口に接続される請求項1に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  3. 複数の前記気体流出管路が前記送気送液部材に接続され、
    前記複数の気体流出管路のうちの1つが前記吸引部材に接続され、
    前記吸引部材に接続されない前記気体流出管路が、前記内視鏡の遠位端部に設けられた送気口に直接接続される請求項1に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  4. 前記送気送液部材は、前記気体流入管路と接続するリーク孔と、第1から第3の送気送液操作位置を有し、
    前記送気送液部材が前記第1の送気送液操作位置にあるとき、前記リーク穴が封止されると、前記気体流入管路から前記送気送液部材に流入した気体が、前記吸引部材に接続されない前記気体流出管路を介して、前記送液口に導かれる請求項3に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  5. 前記送気送液部材は第1から第3の送気送液操作位置を有し、
    前記送気送液部材が前記第2の送気送液操作位置にあるとき、前記気体流入管路を介して前記送気送液部材に流入した気体が、前記吸引部材に接続される前記気体流出管路を介して前記吸引部材に直接流入し、前記吸入管路を介して前記吸入口に導かれる請求項3に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  6. 前記吸引部材は第1及び第2の吸引操作位置を有し、
    前記吸引部材が前記第1の吸引操作位置にあるとき、前記吸引部材に接続される前記気体流出管路を介して前記送気送液部材から前記吸引部材に直接流入した気体が、前記吸入管路を介して前記吸入口に導かれる請求項5に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  7. 前記吸引部材は、負圧が掛けられた負圧管路に接続されるとともに、第1及び第2の吸引操作位置を有し、
    前記吸引部材が前記第2の吸引操作位置にあるとき、前記吸入管路と前記負圧管路とが接続される請求項6に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  8. 前記送気送液部材は第1から第3の送気送液操作位置を有し、
    前記送気送液部材が前記第3の送気送液操作位置にあるとき、前記液体流入管路を介して前記送気送液部材に流入した液体が、前記液体流出管路を介して前記送液口に直接導かれる請求項3に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  9. 前記送気送液部材は、ユーザの押圧により直線的に移動可能であって、操作されないときには前記第1の送気送液操作位置に置かれ、半押しされたときには前記第2の送気送液操作位置に置かれ、全押しされたときには前記第3の送気送液操作位置に置かれる請求項4、5、及び8に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  10. 前記送気送液部材は、ユーザの押圧により直線的に移動可能であって、操作されないときには前記第1の送気送液操作位置に置かれ、半押しされたときには前記第3の送気送液操作位置に置かれ、全押しされたときには前記第2の送気送液操作位置に置かれる請求項4、5、及び8に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  11. 前記吸引部材は、ユーザの押圧により直線的に移動可能であって、操作されないときには前記第1の吸引操作位置に置かれ、全押しされたときには前記第2の吸引操作位置に置かれる請求項6及び7に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  12. 前記送気送液部材は、前記気体流入管路、前記気体流出管路、前記液体流入管路、及び前記液体流出管路との接続を防止する気液シール部材を備える請求項1に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  13. 前記気液シール部材は、Oリングである請求項12に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  14. 前記送気送液部材は、前記気体流入管路から流入した気体が、前記複数の気体流出管路のいずれか1つにのみ流れるように制御する逆止弁をさらに備える請求項3に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  15. 前記吸引部材は、前記気体流出管路と前記負圧管路との接続を防止する吸引シール部材を備える請求項7に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  16. 前記吸引シール部材は、Oリングである請求項15に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
  17. 前記吸入管路には、鉗子を挿入、又は薬剤を注入するための鉗子口が接続される請求項1に記載の内視鏡用送気送液吸引装置。
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