JP5569189B2 - 携帯端末と通信可能なコンピュータを動作させるプログラム - Google Patents

携帯端末と通信可能なコンピュータを動作させるプログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯端末と通信可能なコンピュータを動作させるプログラムに関するものである。
携帯型光学的情報読取装置などの携帯端末では、保守、管理などを行う際にコンピュータに接続してファイル転送などの通信処理を行う場合があり、例えば、コンピュータに複数設けられたUSBポートのいずれかに携帯端末を接続して通信を行う場合、アプリケーションプログラム側では、通信処理に先立って携帯端末が接続されているUSBポートに割り当てられたポート番号を把握し、通信に用いるポート番号として予め設定しておく必要がある。
特開2007−164696公報
しかしながら、一般的なコンピュータでは、各USBポートにどのポート番号が割り当てられているかをユーザが容易に確認することができず、アプリケーションプログラム側で通信先のポート番号を設定する場合に手間がかかるという問題がある。
一方、COMポートの設定に関するものとして、例えば特許文献1のような技術も開示されている。この技術は、通信インタフェースを備えたリーダ/ライタに係るものであり、通信インタフェースがCOMポートに接続された場合に割り当てられる希望COMポートを示す情報を記憶手段に記憶している。これにより、リーダ/ライタがホストPCに接続された場合に、ホストPCは、希望COMポートに基づいて、COMポートをリーダ/ライタに割り当てることができるようになっている。しかしながら、この特許文献1の技術では、USBデバイス側で希望するCOMポート番号を設定しておく必要があり、また、同一の製品でも使用環境によってCOMポート番号を個々に設定し直す必要が生じかねず、設定に手間がかかるという問題もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、コンピュータが通信ポートに接続された携帯端末と通信処理を行う場合に、この携帯端末が接続された通信ポートに割り当てられたポート番号(識別ポート番号)を通信先として正確に設定しやすく、ポート番号の設定の手間を効果的に抑制し得るプログラムを提供することを目的とする。
請求項1の発明は、携帯端末と接続可能な通信ポートを複数備えると共に前記携帯端末との間で所定の通信処理を実行可能なコンピュータを動作させるプログラムであって、
複数の前記通信ポートに前記携帯端末がそれぞれ接続されたことを検出する検出ステップと、
複数の前記携帯端末がそれぞれ接続された各通信ポートに割り当てられた各識別ポート番号をメモリに記憶する記憶ステップと、
前記通信処理に先立ち、前記記憶ステップによって前記メモリに記憶された各識別ポート番号を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された各識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストから、いずれかの通信ポートが選択された場合に、選択された当該通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を実行する通信ステップと、
を前記コンピュータに実行させる構成であり、
前記取得ステップによって取得された複数の前記識別ポート番号に対応する各通信ポートを介して、それらの各通信ポートに接続された前記携帯端末に対して固有情報を要求する情報を送信する要求情報送信ステップと、
前記固有情報を要求する情報に応じて前記携帯端末から送信される前記固有情報を取得する固有情報取得ステップと、
を前記コンピュータに実行させ、
更に、前記固有情報取得ステップで取得された前記携帯端末の前記固有情報と、当該携帯端末が接続された前記通信ポートに対応する前記識別ポート番号とを対応付けた内容で、前記選択可能な通信ポートのリストを生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させる構成であり、
前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストに基づき、複数の前記通信ポートに接続されている前記携帯端末の前記固有情報をそれぞれ前記コンピュータに設けられた表示手段に表示する表示ステップと、
前記表示ステップによる前記表示手段への表示に応じて複数の前記固有情報の中からいずれかを選択する操作が行われた場合に、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートを特定する通信ポート特定情報を取得する特定情報取得ステップと、
を前記コンピュータに実行させ、
前記特定情報取得ステップにて取得された前記通信ポート特定情報に基づき、前記選択された通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を行うように、前記コンピュータに前記通信ステップを実行させる構成であり、
更に、前記生成ステップにて前記選択可能な通信ポートのリストが生成された後、前記通信ポートの接続状態の変化を検出するように、前記コンピュータに前記検出ステップを実行させ、
前記検出ステップにて前記通信ポートの接続状態の変化が検出された場合に、前記メモリに記憶される前記識別ポート番号を更新するように、前記コンピュータに前記記憶ステップを実行させ、
前記記憶ステップにて前記識別ポート番号が更新された場合に、その更新された識別ポート番号を取得するように、前記コンピュータに前記取得ステップを実行させ、
前記取得ステップによって取得された更新後の前記識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを再生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させることを特徴とする
請求項2の発明は、携帯端末と接続可能な通信ポートを複数備えると共に前記携帯端末との間で所定の通信処理を実行可能なコンピュータを動作させるプログラムであって、
複数の前記通信ポートに前記携帯端末がそれぞれ接続されたことを検出する検出ステップと、
複数の前記携帯端末がそれぞれ接続された各通信ポートに割り当てられた各識別ポート番号をメモリに記憶する記憶ステップと、
前記通信処理に先立ち、前記記憶ステップによって前記メモリに記憶された各識別ポート番号を取得する取得ステップと、
前記取得ステップによって取得された各識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを生成する生成ステップと、
前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストから、いずれかの通信ポートが選択された場合に、選択された当該通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を実行する通信ステップと、
を前記コンピュータに実行させる構成であり、
前記取得ステップによって取得された複数の前記識別ポート番号に対応する各通信ポートを介して、それらの各通信ポートに接続された前記携帯端末に対して固有情報を要求する情報を送信する要求情報送信ステップと、
前記固有情報を要求する情報に応じて前記携帯端末から送信される前記固有情報を取得する固有情報取得ステップと、
を前記コンピュータに実行させ、
更に、前記固有情報取得ステップで取得された前記携帯端末の前記固有情報と、当該携帯端末が接続された前記通信ポートに対応する前記識別ポート番号とを対応付けた内容で、前記選択可能な通信ポートのリストを生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させる構成であり、
前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストに基づき、複数の前記通信ポートに接続されている前記携帯端末の前記固有情報をそれぞれ前記コンピュータに設けられた表示手段に表示する表示ステップと、
前記表示ステップによる前記表示手段への表示に応じて複数の前記固有情報の中からいずれかを選択する操作が行われた場合に、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートを特定する通信ポート特定情報を取得する特定情報取得ステップと、
を前記コンピュータに実行させ、
前記特定情報取得ステップにて取得された前記通信ポート特定情報に基づき、前記選択された通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を行うように、前記コンピュータに前記通信ステップを実行させる構成であり、
更に、前記生成ステップにて前記選択可能な通信ポートのリストが生成された後に、前記通信ポートに接続されている前記携帯端末の前記固有情報を再確認する再確認ステップと、
前記再確認ステップによって再確認された前記固有情報に基づいて、前記選択可能な通信ポートのリストに変化があったか否かを判断する判断ステップと、
を前記コンピュータに実行させ、
前記判断ステップによって前記選択可能な通信ポートのリストに変化があったと判断された場合に、前記再確認ステップで取得された前記携帯端末の前記固有情報と、当該携帯端末が接続された前記通信ポートに対応する前記識別ポート番号とを対応付けた内容で、前記選択可能な通信ポートのリストを再生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させることを特徴とする。
請求項1、2の発明では、複数の通信ポートに携帯端末がそれぞれ接続されたことを検出する検出ステップと、複数の携帯端末がそれぞれ接続された各通信ポートに割り当てられた各識別ポート番号をメモリに記憶する記憶ステップと、通信処理に先立ち、記憶ステップによってメモリに記憶された各識別ポート番号を取得する取得ステップと、取得ステップによって取得された各識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを生成する生成ステップとをコンピュータに実行させている。この構成によれば、複数の携帯端末が各通信ポートに接続された場合に、選択可能な通信ポート(即ち携帯端末が接続された通信ポート)のリストを生成することができるため、通信先の候補となる通信ポートを正確に把握しやすく、且つ手間をかけずにいずれかの通信ポートを通信先として設定しやすくなる。そして、このように生成ステップによって生成された選択可能な通信ポートのリストから、いずれかの通信ポートが選択された場合に、選択された当該通信ポートを介して携帯端末との間で通信処理を実行する通信ステップを実行させており、通信ポートを設定に要する手間を極力抑えた上で通信処理を良好に行うことができるようになる。
また、請求項1、2の発明では、取得ステップによって取得された複数の識別ポート番号に対応する各通信ポートを介して、それらの各通信ポートに接続された携帯端末に対して固有情報を要求する情報を送信する要求情報送信ステップと、固有情報を要求する情報に応じて携帯端末から送信される固有情報を取得する固有情報取得ステップと、をコンピュータに実行させている。これにより、各通信ポートに接続される携帯端末の固有情報をコンピュータ側で特定できるようになる。そして、固有情報取得ステップで取得された携帯端末の固有情報と、当該携帯端末が接続された通信ポートに対応する識別ポート番号とを対応付けた内容で、選択可能な通信ポートのリストを生成するように、コンピュータに生成ステップを実行させている。この構成によれば、各通信ポートに接続された各携帯端末の固有情報を特定し得るリストを容易に生成し、利用することができ、手間をかけずに所望の携帯端末を通信先として正確に設定しやすくなる。
また、請求項1、2の発明では、生成ステップによって生成された選択可能な通信ポートのリストに基づき、複数の通信ポートに接続されている携帯端末の固有情報をそれぞれコンピュータに設けられた表示手段に表示する表示ステップをコンピュータに実行させている。この構成によれば、通信可能な携帯端末の固有情報をユーザが視覚的に認識することができ、所望の携帯端末を通信先として正確に設定しやすくなる。そして、このような表示手段への表示に応じて複数の固有情報の中からいずれかを選択する操作が行われた場合に、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートを特定する通信ポート特定情報を取得する特定情報取得ステップをコンピュータに実行させ、この特定情報取得ステップにて取得された通信ポート特定情報に基づき、選択された通信ポートを介して携帯端末との間で通信処理を行うように、コンピュータに通信ステップを実行させている。従って、通信可能な携帯端末の認識及び所望の携帯端末を選択する手間を極力削減しつつ、ユーザが任意に選択した携帯端末に対応する通信ポートを用いて良好に通信処理を行うことができるようになる。
更に、請求項の発明は、生成ステップにて選択可能な通信ポートのリストが生成された後、通信ポートの接続状態の変化を検出するように、コンピュータに検出ステップを実行させ、検出ステップにて通信ポートの接続状態の変化が検出された場合に、メモリに記憶される識別ポート番号を更新するように、コンピュータに記憶ステップを実行させ、その更新された識別ポート番号を取得するように、コンピュータに取得ステップを実行させている。これにより、通信ポートの接続状態の変化があったときに、その都度、最新の接続状態に応じた識別ポート番号(接続状態変化後、現に携帯端末が接続されている通信ポートに割り当てられている識別ポート番号)を取得することができる。そして、このような更新後の識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを再生成するように、コンピュータに生成ステップを実行させているため、選択可能な通信ポートのリストを、最新の接続状態を反映した適切な内容に保つことができる。
更に、請求項の発明は、生成ステップにて選択可能な通信ポートのリストが生成された後に、通信ポートに接続されている携帯端末の固有情報を再確認する再確認ステップと、再確認ステップによって再確認された固有情報に基づいて、選択可能な通信ポートのリストに変化があったか否かを判断する判断ステップとをコンピュータに実行させている。この構成によれば、接続されている携帯端末の固有情報に変化があった場合にそれを適切に把握することができる。そして、通信ポートのリストに変化があったと判断された場合には、再確認ステップで取得された携帯端末の固有情報と、当該携帯端末が接続された通信ポートに対応する識別ポート番号とを対応付けた内容で、選択可能な通信ポートのリストを再生成するように、コンピュータに生成ステップを実行させている。従って、リストにおいて固有情報と通信ポートとの対応関係を最新の状態に保ちやすくなり、所望の携帯端末との通信処理をより正確に行うことができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るプログラムを用いた通信システムを概略的に説明する説明図である。 図2は、図1の通信システムの電気的構成を例示するブロック図である。 図3(A)は、コンピュータで行われる接続ポート検出処理の流れを例示するフローチャートであり、図3(B)は、各通信ポートに対する識別ポート番号の割り当て例と、携帯端末が接続された通信ポートの識別ポート番号の記憶例を示す説明図である。 図4は、コンピュータで行われる通信ポート設定処理の流れを例示するフローチャートである。 図5は、図4の通信ポート設定処理におけるネゴシエーション処理の流れを例示するフローチャートである。 図6(A)は、携帯端末が接続された通信ポートの識別ポート番号と、接続された携帯端末の固有情報を対応付けた対応表(リスト)を概念的に説明する説明図である。図6(B)は、通信先として選択可能な携帯端末の表示例を示す説明図である。 図7は、コンピュータで行われる通信先設定、通信処理の流れを例示するフローチャートである。 図8は、参考例のプログラムによるリストの表示例を示す説明図である。
[第1実施形態]
以下、本発明に係るプログラムを具現化した第1実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るプログラムを用いた通信システムを概略的に説明する説明図である。また、図2は、図1の通信システムの電気的構成を例示するブロック図である。
(通信システムの概要)
本発明に係るプログラムは図1等に示すコンピュータ2の記憶手段(例えばHDD6等)に記憶されると共に、CPU3によって読取可能とされている。このコンピュータ2は、携帯端末20と接続可能な通信ポートを複数備えると共に、通信ポートの接続された携帯端末20との間で所定の通信処理を実行可能に構成されており、本発明に係るプログラムは、このコンピュータ2に後述する各ステップを実行させるように機能している。
コンピュータ2は、内部に、アプリケーションプログラム(以下、アプリケーションとも称する)16やオペレーティングシステム(以下、OSとも称する)17が格納された構成をなしている。このコンピュータ2は、OS17の制御の下、アプリケーションプログラム16を実行することで、各種処理を行うように構成されている。なお、図1では、コンピュータ2で用いられる一部のアプリケーションプログラム18を概念的に例示しており、これ以外のアプリケーションプログラムについては図示を省略している。
コンピュータ2は、例えばパーソナルコンピュータとして構成されており、図2に示すように、CPU3、ROM4、RAM5、ハードディスクドライブ(以下HDDとも称する)6を備えている。また、CPU3には、バス11を介して、表示部7、入力部8、通信部9が接続されている。なお、図示はしていないが、バス11に接続された各回路とCPU3との間の入出力制御を行う入出力コントローラなども設けられている。
表示部7は、液晶表示装置等の公知の表示装置によって構成されており、CPU3からの指令に基づいて各種画像を表示するように機能する。また、入力部8は、キーボードやマウスなどの入力手段によって構成されており、ユーザの操作に応じて各種情報を入力するように機能する。
通信部9は、アプリケーションプログラム16などによって生成されたデータを外部に送信したり、或いは外部装置(携帯端末20等)からのデータを受信するように機能するものであり、通信インタフェース13と、複数の通信ポート14a〜14cとを備えた構成をなしている。各通信ポート14a〜14cは、シリアルコネクタやパラレルコネクタとして構成されており、RS232CケーブルやUSBケーブルなどの通信ケーブルを介して各種通信機器(例えば、他のコンピュータ、外部記憶装置、その他の情報処理装置等)が接続される構成をなしている。また、通信インタフェース13は、各通信ポート14a〜14cを介したデータの入出力制御を行うように構成されている。
なお、以下の説明では、通信ポート14a〜14cがUSBポートとして構成される例を代表例として説明するが、これらUSBポート以外に他の通信ポートが設けられていてもよく、USBポートの数は図2の例(3個)でなくてもよい。
CPU3は、必要に応じ、上記入力部8にて入力された情報の取得、表示部7に対する表示制御、ROM4、RAM5、HDD6に対する読み取り又は書き込みの制御、或いは、通信部9の制御を行う。また、CPU3は、HDD6に格納されているプログラムやHDD6にインストールされたプログラム等をRAM5にロードして実行する機能を有している。
また、OS17としては、例えば、Unix(登録商標)や、Linux、さらには、マイクロソフト社のWindows(登録商標)、その他の任意のOSを採用することができる。なお、図1では、その一例として、Windows(登録商標)系のOSが採用されたときの構成例を示している。Windows(登録商標)系のOSであるOS20は、マイクロカーネル技術とオブジェクト指向技術をベースとし、各サービスを、サブシステムによって実装している。例えば、サブシステムの1つとして、Win32サブシステム(図示略)が用いられており、アプリケーションプログラム16に対して、各種のAPI(Application Programming Interface)(関数)を提供し、例えば、メモリ管理、プロセス管理、グラフィックス描画などを行うように構成されている。また、OS17には、デバイスドライバが組み込まれるようになっており、図1では、後述する仮想COMポートドライバ18がロードされたときの階層構成を概念的に示している。
(第1実施形態の特徴的構成)
次に、本実施形態の特徴的構成について説明する。
図3(A)は、コンピュータで行われる接続ポート検出処理の流れを例示するフローチャートであり、図3(B)は、各通信ポートに対する識別ポート番号の割り当て例と、携帯端末が接続された通信ポートの識別ポート番号の記憶例を示す説明図である。図4は、コンピュータで行われる通信ポート設定処理の流れを例示するフローチャートである。図5は、図4の通信ポート設定処理におけるネゴシエーション処理の流れを例示するフローチャートである。 図6(A)は、携帯端末が接続された通信ポートの識別ポート番号と、接続された携帯端末の固有情報を対応付けた対応表(リスト)を概念的に説明する説明図である。図6(B)は、通信先として選択可能な携帯端末の表示例を示す説明図である。図7は、コンピュータで行われる通信先設定、通信処理の流れを例示するフローチャートである。
本実施形態では、HDD6に記憶されたプログラムにより、コンピュータ2において、複数の通信ポート14a,14b,14cに携帯端末20が接続されたことを検出する検出ステップと、複数の携帯端末20がそれぞれ接続された各通信ポートに割り当てられた各識別ポート番号をRAM5等のメモリに記憶する記憶ステップとが実行されるようになっている。
これら検出ステップ及び記憶ステップは、図3(A)のような流れで行われる。
この図3(A)の処理(接続ポート検出処理)は、コンピュータ2の電源投入時や所定操作時に仮想COMポートドライバによって行われるものであり、まず、接続情報をクリアする初期化処理を行う(S1)。本実施形態では、外部機器が接続されている通信ポートに割り当てられた識別ポート番号がメモリ(RAM5、HDD6等)に記憶されるようになっており、S1では過去の接続情報を一旦消去している。
その後、対象となる通信ポート14a〜14cを監視し、新規接続又は接続状態の変化を検出したか否かを判断する(S2)。例えば、図3(A)の処理開始後に、通信ポート14a〜14cのいずれかにおいて新規に接続が検出された場合には、S2にてYesに進み、接続情報の更新処理を行う(S3)。このS3の処理では、S2において接続が検出された通信ポートに割り当てられた識別ポート番号をメモリ(RAM5、HDD6等)の所定の記憶領域(レジストリ等)に記憶する。
また、S3の処理の後には、S2に戻り、S3で記憶した接続状態に対して変化があったか否かを検出する。この場合、接続状態の変化が検出されるまではS2にてNoに進んで待機状態となる。一方、S3で記憶した接続状態に対して変化が検出された場合、S3で記憶した識別ポート番号の通信ポートにおいて接続が検出されなくなった場合、或いは、S3で記憶していない識別ポート番号の通信ポートにおいて新たに接続が検出された場合には、S2にてYesに進み、再び接続情報の更新処理を行う(S3)。例えば、前回のS3の処理時に記憶されていた識別ポート番号に対応する通信ポートにおいて接続が解除されている場合、次のS3の更新処理では、当該通信ポートに対応する識別ポート番号をメモリ(レジストリ等)から消去する。また、前回のS3の処理時に記憶されていなかった識別ポート番号に対応する通信ポートにおいて新たに接続が検出された場合、次のS3の更新処理では、当該通信ポートに対応する識別ポート番号がメモリ(レジストリ等)に新たに追加されるように接続情報を更新する。
本実施形態では、通信ポート14a〜14c(USBポート)にそれぞれ識別ポート番号が割り当てられるようになっており、例えば、図3(B)のように、USBポート1(通信ポート14a)に対する識別ポート番号としてCOM1が割り当てられ、USBポート2(通信ポート14b)に対する識別ポート番号としてCOM2が割り当てられ、USBポート3(通信ポート14c)に対する識別ポート番号としてCOM3が割り当てられている。このような場合、例えば、USBポート2(通信ポート14b)に携帯端末20が接続され、S2の処理においてUSBポート2(通信ポート14b)と携帯端末20との接続が検出されたときには、COM2がレジストリに記憶される。更に、その後、図1のようにUSBポート3(通信ポート14c)に携帯端末20が接続され、S2の処理においてUSBポート3(通信ポート14c)と携帯端末20との接続が新たに検出されたときには、既に記憶されているCOM2に加え、新たにCOM3がレジストリに追加される。従って、図1のように、通信ポート14b、14cに携帯端末20が接続されている状態では、図3(B)右側のようにCOM2、COM3がメモリ(レジストリ等)に記憶されることになる。
なお、本実施形態では、S2の処理が検出ステップの一例に相当する。また、S3の処理が記憶ステップの一例に相当する。
そして、本実施形態に係るプログラムは、このような検出ステップ及び記憶ステップを前提として、図4、図5の処理により、取得ステップ、生成ステップ、通信ステップをコンピュータに実行させている。
図4の処理は、例えばアプリケーションプログラム16に含まれる一部のプログラムによって実行されるものであり、所定の開始条件の成立時(例えばアプリケーションプログラムの起動時、或いはアプリケーションプログラムの起動中にユーザによって所定操作がなされた時など)に開始する。この図4の処理では、まず、新規接続情報又は接続情報の変化を検出したか否かを判断する(S10)。具体的には、識別ポート番号の記憶領域(レジストリ等)に記憶された接続情報(現在接続されている通信ポートに割り当てられた識別ポート番号)を検出しており、例えば図4の処理が開始した後の初回のときには、識別ポート番号がメモリ(レジストリ等)に新規に記憶されたか否かを判断し、新規に記憶された場合には、S10にてYesに進む。一方、識別ポート番号が新規に記憶されない場合には、S10にてNoに進むことになる。
S10にてYesに進む場合には、S3の処理でメモリ(レジストリ等)に記憶されている識別ポート番号の情報を取得する(S11)。そして、S12のネゴシエーション処理を行う(S12)。なお、S11の処理が「取得ステップ」の一例に相当し、コンピュータ2は、このS11のステップにより、通信処理に先立ち、S3(記憶ステップ)によってメモリ(レジストリ等)に記憶された各識別ポート番号を取得している。例えば、図1のように通信ポート14b,14cに携帯端末20が接続され、図3(B)の右図のように、識別ポート番号としてCOM2、COM3がメモリ(レジストリ等)に記憶されている場合には、S11のステップにおいてこれらCOM番号(COM2、COM3)を取得する。
次に、S12のネゴシエーション処理について説明する。図5に示すように、ネゴシエーション処理では、まず通信ポートをオープンする処理を行う(S20)。このS20では、S11で取得された識別ポート番号に対応する通信ポートをオープン状態に設定(例えばS11で取得された識別ポート番号に対してオープン状態であることを示す情報(フラグ等)を設定)し、この通信ポートを通信可能状態とする。例えば、図3(B)の右図のように、識別ポート番号としてCOM2、COM3がメモリ(レジストリ等)に記憶されている場合、これらCOM2、COM3と対応付けてオープン状態を示す情報(フラグ等)を付し、COM2、COM3に対応する通信ポート14b、14cをオープン状態とする。
そして、S20でオープンされた通信ポート14b、14cを介して、これら通信ポート14b、14cに接続された携帯端末20に対して固有情報を要求するデータを送信する(S21)。
なお、本実施形態では、S21の処理が「要求情報送信ステップ」の一例に相当し、取得ステップによって取得された複数の識別ポート番号に対応する各通信ポートを介して、それらの各通信ポートに接続された携帯端末20に対して固有情報を要求する情報を送信している。
ここで、通信対象となる携帯端末20について説明する。
通信システム1で用いられる各携帯端末20は、例えば携帯型の光学的情報読取装置として構成されるものであり、CPUなどからなる制御部、バーコード等の情報コード読み取る情報コード読取部、ROM、RAM、不揮発性メモリなどのメモリ、操作ボタンなどからなる複数の操作部、液晶表示器などからなる表示部、コンピュータ2と通信を行う通信インタフェース(例えば、USBインタフェースなどのシリアル通信インタフェースやLANインタフェース等)などを備えている。そして、各携帯端末20は、それぞれのメモリに固有情報(例えば固有の端末ID)が記憶されている。なお、本実施形態の説明では、携帯端末A(符号20a)に例えばBHT1という固有情報が記憶され、携帯端末B(符号20b)にBHT2という固有情報が記憶されている場合について説明する。
コンピュータ2の通信ポートに接続された携帯端末20は、コンピュータ2がS21にて所定の要求情報を送信したとき、この所定の要求情報を受信する。そして、携帯端末20内の制御部は、当該携帯端末20内の図示しないプログラムに基づき、コンピュータ2から所定の要求情報を受信したときに、メモリに記憶される固有情報を読み出すと共にこの固有情報を通信インタフェースを介してコンピュータ2に送信するように動作する。
コンピュータ2は、S21の処理の後、S21での要求情報の送信に対して携帯端末20側から応答があったか否かを判断し(S22)、応答があった場合には、S22にてYesに進み、その応答データを受信する(S23)。そして、S23で受信した応答データを解析し、携帯端末20を特定する固有情報(例えば端末ID)の抽出を試みる(S24)。そして、S24の解析処理において、固有情報が検出されたか否かを判断し(S25)、検出された場合には、S25にてYesに進み、その固有情報と、当該固有情報を返した携帯端末20が接続された通信ポートの識別ポート番号とを対応付けた対応表を生成し、登録(RAM5やHDD6等のメモリに記憶)する。図6(A)には、図1のように、通信ポート14b(COM2)、通信ポート14c(COM3)に携帯端末20a(固有情報がBHT1の携帯端末A)、携帯端末20b(固有情報がBHT2の携帯端末B)がそれぞれ接続されている場合に生成される対応表を示しており、通信ポート14bの識別ポート番号(COM2)に対し、これに接続される携帯端末20の固有情報BHT1が対応付けられ、通信ポート14cの識別ポート番号(COM3)に対し、これに接続される携帯端末20の固有情報BHT2が対応付けられている。
なお、本実施形態では、S23の処理が「固有情報取得ステップ」の一例に相当し、この処理により、固有情報を要求する情報に応じて携帯端末20から送信される固有情報を取得している。また、S26の処理が「生成ステップ」の一例に相当し、取得ステップによって取得された各識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを生成しており、具体的には、固有情報取得ステップで取得された携帯端末20の固有情報と、当該携帯端末20が接続された通信ポートに対応する識別ポート番号とを対応付けた内容で、選択可能な通信ポートのリストを生成している。
また、S26の後、又は図5とは別途の処理として、図7に示すような、通信ポートの選択、通信処理を行っている。この処理では、S26で生成、記憶された対応表に基づき、選択可能な携帯端末(即ち、通信ポート14a〜14cに接続されている携帯端末)の固有情報を表示する処理を行う(S30)。この処理では、例えば、S26で記憶されている対応表における少なくとも固有情報の部分(図6(A)ではBHT1,BHT2)を、選択可能な情報として表示部7に表示する。図6(B)は、図6(A)のような対応情報が登録されているときにS30の処理によって表示される表示画面の一例を示しており、この表示画面では、ユーザが、入力部8を操作することで、いずれかの固有情報を選択できるようになっている。
本実施形態では、S30が「表示ステップ」の一例に相当し、生成ステップによって生成された選択可能な通信ポートのリストに基づき、複数の通信ポートに接続されている携帯端末の固有情報をそれぞれコンピュータ2に設けられた表示部7(表示手段)に表示している。
S30の後には、S30での表示に応じていずれかの固有情報が選択されたか否かを判断する。本実施形態では、上述したように、表示部7に表示される固有情報がユーザの操作によって選択できるようになっており、いずれかの固有情報が選択された場合に、S31にてYesに進み、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートの識別ポート番号をS26で生成した対応表から取得し、その識別ポート番号の通信ポートを通信先として設定する(S32)。例えば、図6(B)のような表示例に対して、BHT1が選択された場合には、図6(A)に示す対応表からBHT1に対応する識別ポート番号(COM2)を取得し、このCOM2が割り当てられた通信ポート14bを通信先として設定する。S32で通信先を設定した後には、S32で設定された通信ポートを介し、選択された携帯端末20との間で通信処理を行う(S33)。
S33で行われる通信処理は、選択された携帯端末20に対して何らかの情報を送信する処理であればよく、例えば、選択された携帯端末20に対して予め定められたファイル或いはユーザによって選択されたファイルを転送するファイル転送処理であってもよく、携帯端末20に対して所定のデータを要求する要求コマンドの送信処理や、この要求コマンドに応じて携帯端末20から所定データを取得するデータ取得処理などであってもよい。なお、図7では、S32で通信先を設定した後に、続けてS33の通信処理を行っているが、この通信処理を行う時期は図7の時期に限定されない。
本実施形態では、S32の処理が「特定情報取得ステップ」の一例に相当し、S30(表示ステップ)による表示部7(表示手段)への表示に応じて複数の固有情報の中からいずれかを選択する操作が行われた場合に、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートを特定する通信ポート特定情報を取得している。
また、S33の処理は、通信ステップの一例に相当し、S26(生成ステップ)によって生成された選択可能な通信ポートのリストから、いずれかの通信ポートが選択された場合に、選択された当該通信ポートを介して携帯端末20との間で通信処理を実行しており、より詳しくは、S32(特定情報取得ステップ)にて取得された通信ポート特定情報に基づき、選択された通信ポートを介して携帯端末20との間で通信処理を行っている。
また、図3(A)のS2に示す検出ステップでは、S26(生成ステップ)にて選択可能な通信ポートのリストが生成された後にも、通信ポートの接続状態の変化を検出しており、このときのS1の処理(検出ステップ)において通信ポートの接続状態の変化が検出された場合には、S3の処理(記憶ステップ)において、メモリ(レジストリ等)に記憶される識別ポート番号を更新している。そして、S10では、このような識別ポート番号の更新(接続情報の変化)を監視しており、S3(記憶ステップ)にて識別ポート番号が更新された場合には、S11の処理(取得ステップ)により、その更新された識別ポート番号を取得している。そして、その後に行われるS12の処理(具体的には、S26の処理)では、S11の処理(取得ステップ)によって取得された更新後の識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを再生成している。
(第1実施形態の主な効果)
本実施形態では、通信ポート14a〜14cのいずれか1又は複数に携帯端末20がそれぞれ接続されたことを検出する検出ステップ(S2)と、複数の携帯端末20がそれぞれ接続された各通信ポートに割り当てられた各識別ポート番号をメモリに記憶する記憶ステップ(S3)と、通信処理に先立ち、記憶ステップによってメモリに記憶された各識別ポート番号を取得する取得ステップ(S11)と、取得ステップ(S11)によって取得された各識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを生成する生成ステップ(S26)をコンピュータ2に実行させている。この構成によれば、複数の携帯端末20が各通信ポートにそれぞれ接続された場合に、選択可能な通信ポート(即ち携帯端末が接続された通信ポート)のリストを生成することができるため、通信先の候補となる通信ポートを正確に把握しやすく、且つ手間をかけずにいずれかの通信ポートを通信先として設定しやすくなる。そして、このように生成ステップ(S26)によって生成された選択可能な通信ポートのリストから、いずれかの通信ポートが選択された場合に、選択された当該通信ポートを介して携帯端末20との間で通信処理を実行する通信ステップ(S3))を実行させており、通信ポートを設定に要する手間を極力抑えた上で通信処理を良好に行うことができるようになる。
また、取得ステップ(S11)によって取得された複数の識別ポート番号に対応する各通信ポートを介して、それらの各通信ポートに接続された携帯端末20に対して固有情報を要求する情報を送信する要求情報送信ステップ(S21)と、固有情報を要求する情報に応じて携帯端末20から送信される固有情報を取得する固有情報取得ステップ(S23)と、をコンピュータ2に実行させている。これにより、各通信ポートに接続される携帯端末20の固有情報をコンピュータ2側で特定できるようになる。そして、固有情報取得ステップ(S23)で取得された携帯端末20の固有情報と、当該携帯端末が接続された通信ポートに対応する識別ポート番号とを対応付けた内容で、選択可能な通信ポートのリストを生成するように、コンピュータ2に生成ステップ(S26)を実行させている。この構成によれば、各通信ポートに接続された各携帯端末20の固有情報を特定し得るリストを容易に生成し、利用することができ、手間をかけずに所望の携帯端末20を通信先として正確に設定しやすくなる。
更に、生成ステップ(S26)によって生成された選択可能な通信ポートのリストに基づき、複数の通信ポートに接続されている携帯端末20の固有情報をそれぞれコンピュータ2に設けられた表示部7(表示手段)に表示する表示ステップ(S30)をコンピュータに実行させている。この構成によれば、通信可能な携帯端末29の固有情報をユーザが視覚的に認識することができ、所望の携帯端末20を通信先として正確に設定しやすくなる。そして、このような表示部7(表示手段)への表示に応じて複数の固有情報の中からいずれかを選択する操作が行われた場合に、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートを特定する通信ポート特定情報を取得する特定情報取得ステップ(S32)をコンピュータに実行させ、この特定情報取得ステップ(S32)にて取得された通信ポート特定情報に基づき、選択された通信ポートを介して携帯端末との間で通信処理を行うように、コンピュータに通信ステップ(S33)を実行させている。従って、通信可能な携帯端末20の認識及び所望の携帯端末20を選択する手間を極力削減しつつ、ユーザが任意に選択した携帯端末20に対応する通信ポートを用いて良好に通信処理を行うことができるようになる。
また、生成ステップ(S26)にて選択可能な通信ポートのリストが生成された後、通信ポートの接続状態の変化を検出するように、コンピュータに検出ステップ(S1)を実行させ、検出ステップ(S2)にて通信ポートの接続状態の変化が検出された場合に、メモリに記憶される識別ポート番号を更新するように、コンピュータ2に記憶ステップ(S3)を実行させ、その更新された識別ポート番号を取得するように、コンピュータ2に取得ステップ(S11)を実行させている。これにより、通信ポートの接続状態の変化があったときに、その都度、最新の接続状態に応じた識別ポート番号(接続状態変化後、現に携帯端末が接続されている通信ポートに割り当てられている識別ポート番号)を取得することができる。そして、このような更新後の識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを再生成するように、コンピュータ2に生成ステップ(S26)を実行させているため、選択可能な通信ポートのリストを、最新の接続状態を反映した適切な内容に保つことができる。
[他の実施形態]
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
第1実施形態では、S26にて対応表を生成した後には、S2にて接続状態の変化が検出され、S3にて接続情報の更新があった場合にS11、S12の処理を実行しているが、S26(生成ステップ)にて選択可能な通信ポートのリストが生成された後に、S26で生成された対応表で特定される通信ポートに接続されている携帯端末に対して固有情報を要求する再確認ステップをコンピュータ2に実行させるようにしてもよい。そして、この再確認ステップによって再確認された固有情報(再確認ステップでの要求に応じて携帯端末から送信された固有情報)に基づいて、選択可能な通信ポートのリストに変化があったか否かを判断する処理(判断ステップ)をコンピュータ2に実行させるようにしてもよい。
なお、このような再確認ステップ及び判断ステップは、S26にて対応表を生成した後に定期的に行ってもよく、S2の処理において行ってもよい。S2の処理で行う場合、「接続状態の変化」を検出する際に、接続されている通信ポートに変化があったか否かを検出するだけでなく、接続相手に変化があったか否かをも検出すればよい。
そして、この判断ステップによって選択可能な通信ポートのリストに変化があったと判断された場合に、S3の処理(記憶ステップ)を実行させ、S10〜S12及びS20〜S27の処理を実行させるようにしてもよい。この場合、S26の処理(生成ステップ)では、再確認ステップで取得された携帯端末20の固有情報と、当該携帯端末20が接続された通信ポートに対応する識別ポート番号とを対応付けた内容で、選択可能な通信ポートのリストを再生成することとなる
この構成によれば、接続されている携帯端末20の固有情報に変化があった場合にそれを適切に把握することができると共に、リスト(対応表)において固有情報と通信ポートとの対応関係を最新の状態に保ちやすくなり、所望の携帯端末20との通信処理をより正確に行うことができる。
1…通信システム
2…コンピュータ
5…RAM(メモリ)
7…表示部(表示手段)
14a,14b,14c…通信ポート
16…アプリケーションプログラム(プログラム)
18…仮想COMポートドライバ(プログラム)

Claims (2)

  1. 携帯端末と接続可能な通信ポートを複数備えると共に前記携帯端末との間で所定の通信処理を実行可能なコンピュータを動作させるプログラムであって、
    複数の前記通信ポートに前記携帯端末がそれぞれ接続されたことを検出する検出ステップと、
    複数の前記携帯端末がそれぞれ接続された各通信ポートに割り当てられた各識別ポート番号をメモリに記憶する記憶ステップと、
    前記通信処理に先立ち、前記記憶ステップによって前記メモリに記憶された各識別ポート番号を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された各識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストから、いずれかの通信ポートが選択された場合に、選択された当該通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を実行する通信ステップと、
    を前記コンピュータに実行させる構成であり、
    前記取得ステップによって取得された複数の前記識別ポート番号に対応する各通信ポートを介して、それらの各通信ポートに接続された前記携帯端末に対して固有情報を要求する情報を送信する要求情報送信ステップと、
    前記固有情報を要求する情報に応じて前記携帯端末から送信される前記固有情報を取得する固有情報取得ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ、
    更に、前記固有情報取得ステップで取得された前記携帯端末の前記固有情報と、当該携帯端末が接続された前記通信ポートに対応する前記識別ポート番号とを対応付けた内容で、前記選択可能な通信ポートのリストを生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させる構成であり、
    前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストに基づき、複数の前記通信ポートに接続されている前記携帯端末の前記固有情報をそれぞれ前記コンピュータに設けられた表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップによる前記表示手段への表示に応じて複数の前記固有情報の中からいずれかを選択する操作が行われた場合に、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートを特定する通信ポート特定情報を取得する特定情報取得ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記特定情報取得ステップにて取得された前記通信ポート特定情報に基づき、前記選択された通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を行うように、前記コンピュータに前記通信ステップを実行させる構成であり、
    更に、前記生成ステップにて前記選択可能な通信ポートのリストが生成された後、前記通信ポートの接続状態の変化を検出するように、前記コンピュータに前記検出ステップを実行させ、
    前記検出ステップにて前記通信ポートの接続状態の変化が検出された場合に、前記メモリに記憶される前記識別ポート番号を更新するように、前記コンピュータに前記記憶ステップを実行させ、
    前記記憶ステップにて前記識別ポート番号が更新された場合に、その更新された識別ポート番号を取得するように、前記コンピュータに前記取得ステップを実行させ、
    前記取得ステップによって取得された更新後の前記識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを再生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させることを特徴とする携帯端末と通信可能なコンピュータを動作させるプログラム。
  2. 携帯端末と接続可能な通信ポートを複数備えると共に前記携帯端末との間で所定の通信処理を実行可能なコンピュータを動作させるプログラムであって、
    複数の前記通信ポートに前記携帯端末がそれぞれ接続されたことを検出する検出ステップと、
    複数の前記携帯端末がそれぞれ接続された各通信ポートに割り当てられた各識別ポート番号をメモリに記憶する記憶ステップと、
    前記通信処理に先立ち、前記記憶ステップによって前記メモリに記憶された各識別ポート番号を取得する取得ステップと、
    前記取得ステップによって取得された各識別ポート番号に基づいて選択可能な通信ポートのリストを生成する生成ステップと、
    前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストから、いずれかの通信ポートが選択された場合に、選択された当該通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を実行する通信ステップと、
    を前記コンピュータに実行させる構成であり、
    前記取得ステップによって取得された複数の前記識別ポート番号に対応する各通信ポートを介して、それらの各通信ポートに接続された前記携帯端末に対して固有情報を要求する情報を送信する要求情報送信ステップと、
    前記固有情報を要求する情報に応じて前記携帯端末から送信される前記固有情報を取得する固有情報取得ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ、
    更に、前記固有情報取得ステップで取得された前記携帯端末の前記固有情報と、当該携帯端末が接続された前記通信ポートに対応する前記識別ポート番号とを対応付けた内容で、前記選択可能な通信ポートのリストを生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させる構成であり、
    前記生成ステップによって生成された前記選択可能な通信ポートのリストに基づき、複数の前記通信ポートに接続されている前記携帯端末の前記固有情報をそれぞれ前記コンピュータに設けられた表示手段に表示する表示ステップと、
    前記表示ステップによる前記表示手段への表示に応じて複数の前記固有情報の中からいずれかを選択する操作が行われた場合に、その選択された固有情報に対応付けられた通信ポートを特定する通信ポート特定情報を取得する特定情報取得ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記特定情報取得ステップにて取得された前記通信ポート特定情報に基づき、前記選択された通信ポートを介して前記携帯端末との間で前記通信処理を行うように、前記コンピュータに前記通信ステップを実行させる構成であり、
    更に、前記生成ステップにて前記選択可能な通信ポートのリストが生成された後に、前記通信ポートに接続されている前記携帯端末の前記固有情報を再確認する再確認ステップと、
    前記再確認ステップによって再確認された前記固有情報に基づいて、前記選択可能な通信ポートのリストに変化があったか否かを判断する判断ステップと、
    を前記コンピュータに実行させ、
    前記判断ステップによって前記選択可能な通信ポートのリストに変化があったと判断された場合に、前記再確認ステップで取得された前記携帯端末の前記固有情報と、当該携帯端末が接続された前記通信ポートに対応する前記識別ポート番号とを対応付けた内容で、前記選択可能な通信ポートのリストを再生成するように、前記コンピュータに前記生成ステップを実行させることを特徴とする携帯端末と通信可能なコンピュータを動作させるプログラム。
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