JP5568774B2 - 回転体検出機構、定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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また、特許文献1に開示された定着装置は、ウォームアップ時間を短縮するために、待機時に、定着ローラを発熱状態として回転させる構成になっている。このような構成とすることにより、待機時に、定着ローラが発熱状態になっても、定着ローラが局所的に加熱されるおそれがなく、しかも、ウォームアップ時間を短縮することができる。
このことから、待機状態で定着ローラを回転させつつ発熱状態とする構成において、定着ローラの回転を監視することにより、定着ベルトが回転停止状態あるいは低回転状態になった場合に、定着ローラの発熱を停止させる構成が実施されている。このような構成とすることによって,発熱状態の定着ベルトが回転停止状態あるいは低回転状態になった場合にも、異常高温になることを防止することができる。
定着装置の背面側部分に設けられた回転検出機構60は、定着ローラ51が回転することによって駆動されるギア伝動部61と、ギア伝動部61が回転駆動されていることを検出する回転検出部62とを有している。
本発明の他の目的は、そのような回転検出機構を有する定着装置を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、そのような定着装置を備える画像形成装置を提供することにある。
好ましくは、本発明の回転検出機構において、前記歯付きベルトは、クロロプレンゴムによって構成されていることを特徴とする。
<画像形成装置の構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る画像形成装置の一例であるタンデム型カラーデジタルプリンタ(以下、単に「プリンタ」とする)の概略構成を示す模式図である。このプリンタは、ネットワーク(例えばLAN)を介して外部の端末装置等から入力される画像データ等に基づいて、周知の電子写真方式によりトナー画像を形成し、下部の給紙カセット22からシート搬送経路21に沿って搬送される記録シートPにトナー画像を転写する。トナー画像が転写された記録シートPは、定着装置30に搬送され、定着装置30において、記録シートPに転写されたトナー画像が定着される。
なお、フルカラー画像を形成する場合には、各感光体ドラム11Y、11M、11C、11K上に形成されたそれぞれのトナー画像が中間転写ベルト18上の同じ領域に多重転写されるように、各画像形成ユニット10Y、10M、10C、10Kのそれぞれの画像形成動作タイミングがずらされる。モノクロ画像を形成する場合には、選択された1つの画像形成ユニット(例えばKトナー用の画像形成ユニット10K)のみが駆動されることによって、その画像形成ユニットに設けられた感光体ドラム上にトナー画像が形成されて、中間転写ベルト18における所定領域上に転写される。
図2は、定着装置30の構成を示す断面図である。図2に示すように、定着装置30は、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された定着ユニット31の内部に、定着ローラ32と加圧ローラ33とが相互に平行に配置されており、定着ローラ32の外側に嵌合された定着ベルト35が、定着ユニット31の内部に配置された磁束発生ユニット34によって発熱されるようになっている。定着ローラ32および加圧ローラ33は、それぞれ、不図示の軸受部材によって、定着ユニット31に対して回転自在に軸支されている。
定着ベルト35は、定着ローラ32よりも大径になった円筒形状になっており、断面円形状を維持した状態で周回移動する剛性を有している。加圧ローラ33は、バネなどを用いた不図示の加圧機構によって定着ローラ32に向けて付勢されており、加圧ローラ33と定着ローラ32との間を通過する定着ベルト35に対して所定の圧力で圧接されている。これにより、定着ベルト35と定着ローラ32との間に定着ニップNが形成されている。
磁性樹脂層35aは、例えば、透磁率が1000以上の高透磁率のMn−Ni−Zn系のフェライトからなる磁性体粒子を樹脂材料内に均一に分散させることによって構成されており、10〜100μm程度の厚さに形成されている。磁性体粒子はキュリー温度が所定の温度になっている。このキュリー温度は、トナーを溶融させるために必要な温度以上であって、定着ローラ32の耐熱温度以下の温度に設定され、具体的には、130℃以上、260℃以下の範囲内に設定される。本実施形態では、キュリー温度は200℃に設定されている。なお、高透磁率の磁性体の粒子としては、酸化鉄を主成分とするフェライト粒子であってもよい。
発熱層35b上に積層される弾性層35cは、シリコーンゴム、フッ素ゴム等の耐熱性を有する弾性体によって、厚さ200μm程度に構成されている。離型層35dは、例えばフッ素樹脂(PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)等)によって厚さ20μm程度に構成されている。
芯金33aは、例えばステンレスなどからなり、本実施形態では直径が20mmになっている。
加圧ローラ33には、定着ローラ32とは反対側において均熱化ローラ36が圧接されている。この均熱化ローラ36は熱伝導性の良い金属材料(例えばアルミニウム)で形成された円筒部を備えており、押圧バネを含む押圧装置(不図示)によって、加圧ローラ33に圧接されるようになっている。均熱化ローラ36は、加圧ローラ33に圧接されると、加圧ローラ33に追従して回転されて、加圧ローラ33の表面温度を均一化する。
発熱層35bを貫通する磁束は、発熱層35bに交番磁場を形成する。これにより、発熱層35bに渦電流が誘起されて、発熱層35bが発熱する。発熱層35bは、非磁性であって抵抗率が小さな導電性金属によって構成されているために、発熱層35bの全体にわたって渦電流が誘起される。これにより、発熱層35bが、全体にわたって効率よく発熱することになる。
定着装置30の背面側部分には、定着ローラ32の回転を検出するための回転検出機構40が設けられている。回転検出機構40は、定着ローラ32が回転することによって駆動されるベルト伝動部41と、ベルト伝動部41によって定着ローラ32が回転駆動されていることを検出する回転検出部42とを有している。
歯付きベルト41cは、耐熱性を有する弾性材料(例えばクロロプレンゴム(CR))によって構成されており、その内周面には、周方向に沿って一定の間隔で歯部41dが形成されている。歯付きベルト41cの歯部41d(図5(b)参照)は、第1ギア41aに設けられた歯部41e(図5(b)参照)および第2ギア41bに設けられた歯部41f(図5(a)参照)にそれぞれ噛み合うように形成されている。
回転検出部42には、カム板41hの回転に追従して揺動するようにカム板41hに圧接された揺動板(カムフォロアー)42bが設けられている。
揺動軸42cには、揺動板42bがカム板41hの外周面に圧接されるように付勢するコイルスプリング42dが取り付けられている。コイルスプリング42dは、揺動軸42cの周囲に嵌合された状態になっている。
制御部45は、画像形成動作が中断された待機時(スリープ状態でない状態)において、フォトセンサ42gの出力に基づいて、カム板41hの単位時間当たりの回転数を算出し、算出された単位時間当たりの回転数が予め設定された所定値よりも低下した場合に、高周波電源回路37から励磁コイル34bへの高周波電力の供給を停止する。
このような構成の定着装置30では、画像形成装置による画像形成動作が中断された待機時に、制御部45は、高周波電源回路37を制御して、励磁コイル34bに高周波電力を供給するとともに、定着モータ46を駆動して、加圧ローラ33を所定の回転速度で回転させる。これにより、定着ローラ32が回転されて定着ベルト35が周回移動するとともに、定着ベルト35の発熱層35bが、励磁コイル34bから発生する磁束によって発熱状態になる。
従って、画像形成装置が待機状態になっていても、ユーザに周期的な衝撃音が聞こえるおそれがない。その結果、ユーザに不快感を与えるおそれがなく、しかも、ユーザは、画像形成装置に故障等が発生しているものと誤認するおそれもない。
上記実施の形態では、回転検出機構として、画像形成装置における電磁誘導方式の定着装置に設けられた定着ローラの回転を検出する構成について説明したが、そのような構成に限定されるものではなく、例えば、抵抗発熱層またはヒータランプを有する定着装置において定着回転体の回転を検出する構成としてもよい。あるいは、画像形成装置に設けられた中間転写ベルトの回転を検出する構成、画像形成装置に設けられたトナー搬送スクリューの回転を検出する構成としてもよい。また、画像形成装置に限らず、回転機構の回転を検出する必要がある装置であれば適用することができる。いずれの場合にも、バックラッシュによる衝撃音の発生を抑制することができる。
さらに、上記実施の形態では、定着装置として、定着ベルトに加圧ローラを圧接して定着ニップを形成する構成であったが、加圧ローラに限らず、加圧ベルトを用いてもよく、また、固定的に設けられた加圧部材を用いることもできる。
18 中間転写ベルト
30 定着装置
32 定着ローラ
32a 芯金
32b 断熱層
33 加圧ローラ
34 磁束発生ユニット
34b 励磁コイル
34c メインコア
35 定着ベルト
35a 磁性樹脂層
35b 発熱層
35c 弾性層
35d 離型層
40 回転検出機構
41 ベルト伝動部
41a 第1ギア
41b 第2ギア
41c 歯付きベルト
41d 歯部
41e 歯部
41f 歯部
41g 支持軸
41h カム板
42 回転検出部
42b 揺動板
42c 揺動軸
42d コイルスプリング
42e 遮蔽板
42g フォトセンサ
45 制御部
46 定着モータ
Claims (5)
- 回転体の回転を検出する回転検出機構であって、
前記回転体と一体となって回転する第1ギアと、
弾性を有するとともに、前記第1ギアに噛み合う歯部を内周面に有しており、当該第1ギアに巻き掛けられて周回移動する歯付きベルトと、
当該歯付きベルトが噛み合って周回移動するように、当該歯付きベルトが巻き掛けられた第2ギアと、
当該第2ギアと一体となって回転するカムと、
当該カムの回転に追従して、当該カムの回転中心に対して接近および離間する方向に運動するように、当該カムに対して圧接されたカムフォロアーと、
当該カムフォロアーの運動を検出する検出手段と、
を有することを特徴とする回転検出機構。 - 前記歯付きベルトは、クロロプレンゴムによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の回転検出機構。
- 定着ローラの外側に嵌合された定着回転体と、加圧体とが相互に圧接されて形成された定着ニップを記録シートが通過する際に、磁束発生部によって発生する磁束により前記定着回転体を発熱させた状態で、前記記録シートを加熱および加圧することによって、当該記録シート上に形成された未定着画像を定着する定着装置であって、
請求項1または2に記載の回転検出機構によって前記定着ローラの回転を検出することを特徴とする定着装置。 - 前記磁束発生部は、待機状態において、回転状態になった前記定着回転体を発熱させる構成であり、
前記回転検出機構は、前記待機状態において、前記検出手段の検出結果に基づいて、前記定着ローラの回転を検出し、
当該回転検出機構によって前記定着ローラが所定値よりも低速の回転状態になっていることが検出されると、前記磁束発生部による前記定着回転体の発熱が停止されることを特徴とする請求項3に記載の定着装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の定着装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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