JP5568249B2 - 車両シート用補助クッション - Google Patents

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本発明は車両のシート上に設置して使用する補助クッションに関し、特に、シートをフルフラット状態にしたときの凸凹をなくす為に、該シート上に設置して使用される車両シートの補助クッションに関する。
近年において、自動車は単なる移動手段としてだけではなく、移動中や移動先において楽しむ目的でも使用されており、さらにアウトドアレクリェーションがブームとなっていることも追い風となり、レジャー向けの車両が多数開発されている。これらのレジャー向け車両は、休息や就寝のために座席シートを倒すことでシートと背もたれが一体となり、ほぼ平坦状態(所謂フルフラット状態)にすることができるシート構造を有している。そのため、シート上に人が横臥することができるようになっている。
しかしながら、車両に使用されている座席(以下「シート」ともいう)は、本来、移動時等における快適性や安全性を追求したものであることから、着座した姿勢の乗員を保持(ホールド)するべく、体を保持するための凹凸を有する形状となっている。このため、ただシートを倒しただけでは一見平坦にはなるものの、このシートの形状による凹凸やシートの継ぎ目に生じる凹凸等が必然的に生じてしまい、就寝時における快適性は未だ十分なものとはなっていなかった。
そこで、従前においてはクッション性のある厚めのマットや、汚れ難く濡れ難い敷物等を流用し、これを凹んだ部分に補填することも行われていた。しかしながらこのようなマットやクッション材は、適度の大きさ及び容積のものを探すのが困難であるばかりでなく、使用しないときに保管する時にも嵩張ってしまい携帯に不便であるとの問題があった。
そこで従前においては、車両におけるフルフラットのシートアレンジにおける凹凸をなくすべく、特許文献1〜3において以下のような製品も提案されている。
特許文献1(実開平07−040257号公報)では、フルフラット状態のシートの使用感を改良するべく、下面は該フルフラット状態のシートの上面凹凸形状に沿う形状であり、上面は平坦形状の車両用マットが提案されている。
また特許文献2(実用第3122789号公報)では、車のシート構造によって出来る凹凸を完全になくしフラットにすることによって快適な車空間を提供するべく、車のシートのシート構造上できる凹凸に合わせて設計したマットレスの上にマットレスを乗せることによって凹凸を感じなくするマットレスが提案されている。
また特許文献3(特開平09−285364号公報)では、収納や携帯が容易であり、優れた使用感、寝心地感を有するフルフラットシート用の車両マットを提供するべく、上面が平坦状をなすクッション材と、該クッション材を気密に被覆する外被部材とを有し、該外被部材の側面に少なくとも1個の空気出入口を有する車両用マットが提案されている。
実開平07−040257号公 実用第3122789号公報 特開平09−285364号公報
上述のように、従前においても車両のシートを振るフラット状態にアレンジしたときに生じるシートの凹凸や隙間を補填する製品は提案されている。
しかしながら、いずれも1枚のマットレスを、フルフラットにアレンジしたシート上に展開させるものであることから、これを収納する時にも嵩張ってしまい、容積上の制限がある車内に保管して携行する上では大きな問題となっていた。また、空気で膨らませて使用するインフレータブルマットも提案されているが、空気層の厚さが十分に厚くなければ就寝時の快適性を確保できず、一方で十分に厚い空気層を膨らませるには、空気の注入や排出時において多大な労力と時間を要するものとなっていた。
そこで本発明では、フルフラットにアレンジしたシート上に設置しても快適な就寝環境を提供することができる車両シート用補助クッションの提供を第一の課題とし、更に収納時においてコンパクトにすることができる車両シート用補助クッションの提供を第二の課題とし、そして使用時及び保管時の操作も簡易に行うことのできる車両シート用補助クッションの提供を第三の課題とする。
また、前記特許文献2等では、フルフラット展開時に使用するマットレスを、車のシートのシート構造上、必然的に生じる凹凸に合わせて設計することが提案されている。しかしながら、現在市販されている車両、特にレジャー向けの車両は多種多様であり、同じ車種でもグレードによって使用しているシート形状が異なっていることから、全ての車両の、全てのシートに合わせたマットレスを作成するのは、実際に困難であり、仮に製造したとしてもその製造コストが膨大なものとなってしまう。
そこで本発明では、さまざまな車種およびグレードの車両のシートに対応することができる、汎用性の高い車両シート用補助クッションを提供することを第四の課題とする。
本発明では、上記課題の少なくとも何れかを解決するために、対向配置された2つの平面部材間で空気袋を挟み込むと共に、平面部材における少なくとも何れかの縁部分において、当該平面部材間の距離を調整可能とした車両シート用補助クッションを提供する。
即ち、本発明に係る車両シート用補助クッションは、少なくとも車両における座席の座面に載置可能な平面形状および平面積を有すると共に、硬質の材料を用いて形成されて対向状に配置される2つの平面部材と、当該平面部材間に挟まれ、空気の注入および排出の少なくとも何れかを行う空気栓を供える空気袋と、前記対向状に配置された平面部材における何れかの縁部分間における平面部材間の距離を調整する厚さ調整部材とからなる。
上記本発明の車両シート用補助クッションにおいて、対向配置される平面部材は、相互に異なる形状であっても良く、また相互に異なる大きさであっても良い。ただし、当該平面部材は、少なくとも空気袋を膨らませた状態において、変形しない程度の硬さ及び/又は強度を有する必要がある。かかる平面部材は、例えば合成樹脂や木材或いは金属などを用いて、一定の硬さを有する四角形または台形などの多角形状に形成することができる。また、当該平面部材は、車両シート(座席)における座面に配置可能な大きさに形成される。現在一般に市販される車両び座面を考慮すれば、座面上に載置した状態において、幅および奥行きが30〜60cm、望ましくは約35〜45cmの長さに形成される事が望ましい。
そして、かかる平面部材は、その平坦な面を対向させて配置されることになり、両者間には空気を充填することのできる空気袋が設けられる。かかる空気袋は、柔軟性を有する樹脂を用いて形成することができ、少なくとも袋内に対する空気の注入および排出の少なくとも何れかを行う空気栓を備えて形成される。かかる空気袋は、前記対向配置される平面部材間の距離を、最大で20cm程度、望ましくは7〜15cm程度に調整するように膨らむことができるように形成される。
また、本発明の車両シート用補助クッションを構成する厚さ調整部材は、上記のように対向して配置された平面部材における何れかの縁部分間同士の距離を任意に調整するものであり、望ましくは各平面部材における対向する縁同士に設けられ、夫々の縁部分における平面部材間の距離を調整するように形成する。例えば、対向する平面部材間にベルトや紐を渡し、当該平面部材間に存在するベルトや紐の長さを調整することにより、両平面部材間の距離を調整することができる。特に、当該ベルトや紐の連結には、面ファスナーやフック等を用いることにより、簡易に連結することが可能になる。
以上のように構成された本発明に係る車両シート用補助クッションによれば、対向配置される平面部材の間隔は空気袋に対する空気の充填量で調整することができ、しかも対向する辺の部分における板部材間の厚さを、厚さ調整部材で任意に調整することができることから、車両の座席における座面の傾斜に合わせて、背もたれ部分と水平になる面を形成することが可能になる。
しかも、車両シート用補助クッショは各座席ごとに配置して使用されることから、使用に際して空気袋に充填しなければならない空気の量は、当該1つの座席分で済むことになる。よって、使用に際して大量の空気を注入しなければならないと言った煩わしさはない。その結果、使用時および収納時において、簡易に操作することができる車両シート用補助クッションが提供される。
また、上記車両シート用補助クッションにおいて、前記平面部材は(その平面形状が)対向する辺を有する形状に形成されており、前記厚さ調整部材は、対向状に配置された平面部材において対向する辺に夫々設けられる事が望ましい。
かかる対向する辺を有する形状とは、少なくとも6面図における平面視において、四角形、台形、ひし形、その他の多角形の他、対向する辺同士が直線であり、他の辺が湾曲している形状、例えば鼓形状なども含まれる。
このような対向する辺を具備することにより、当該対向する辺を直線状に形成し、当該直線状に形成された辺同士間に前記厚さ調整部材を配置すれば、当該対向する辺に直交する向きに平面部材間の厚さを変えることができる。
また、本発明にかかる車両シート用補助クッションにおいて、前記平面部材は、対向する辺に直行する向きに並列に配置された2つの板部材で形成することが望ましい。すなわち、対向配置される上側の平面部材、および下側の平面部材の夫々を2つの板部材で形成するものである。
このように形成すれば、空気袋から空気を抜いた状態、すなわち収納する際に、並列に配置された板部材間で折り曲げて、よりコンパクトに収納することができる。
更に本発明の車両シート用補助クッションにおいて、前記厚さ調整部材は、何れかの平面部材側で夫々の端部が別個に固定されるベルト部材からなる事が望ましい。例えば、矩形の平面部材を上下に対向させて配置した場合に、上面の平面部材を通り、下面の平面部材側で固定されるベルト部材を設けることが望ましい。対向配置された平面部材同士を巻き込んだ上で連結することで、両平面部材を確実に固定することができる。なお、厚さ調整部材で巻かれた平面部材同士は、両者間に存在する空気袋を圧縮することで、両平面部材間の距離を調整した形状を確実に維持することができる。特に、この厚さ調整部材は、向き合った平面部材における向き合った辺同士毎に、その距離を個別に調整する用に形成することが望ましい。すなわち、対向配置された平面面部材の前側の厚さと、後ろ側の厚さを個別に調整できるように形成されることが望ましい。
そして本発明にかかる車両シート用補助クッションでは、更に対向配置された平面部材と、当該平面部材間に挟まれた空気袋を包囲する外被部材を具備し、前記厚さ調整部材は当該外被部材に設けることができる。
外被部材を設け、当該外被部材で対向配置された平面部材と空気袋とを包むことにより、両者の一体性を確保することができ、更にクッション性を有する部材を用いて形成すれば、使用時における使用感も増大させることができる。
実施の形態に係る車両シート用補助クッションの使用例を示す斜視図。 車両シート用補助クッションの全体斜視図。 車両シート用補助クッションの内部構造を示すA−A断面図。 他の実施の形態に係る車両シート用補助クッションの内部構造を示す断面図。 空気袋から空気を抜いた状態における車両シート用補助クッションの内部構造を示す断面図。 収納時における内部構造を示す断面図。 板部材の配置状態を示す断面図。 車両シート用補助クッションの使用状態を示す略図であり(A)は空気袋を膨らませた状態、(B)は前後の厚さを調整して座席に配置した状態を示す略図。 高さ調整部材の形成位置を示す前後方向側面図。
以下、図面に基づいて本実施の形態に係る車両シート用補助クッション10の一つの実施態様を説明する。
図1はこの実施の形態に係る車両シート用補助クッション10の使用例を示す斜視図であり、当該車両シート用補助クッション10は、車両の座席S(以下「シートS」とも言う)における座面SA上に載せ置いて使用される。より具体的には、車両のシートSをフルフラットにアレンジした状態において座面SAと背もたれSBとに生じる段差を埋めて、より平坦な居住空間を形成するものとして使用される。
かかる車両シート用補助クッション10は、シートSに対する着座向きを基準として、前方の厚さを薄く、後方を厚くするように調整して使用されており、当該厚さは車両ごと、更にはシートSごとに適宜調整して使用される。このように前後方向における厚さを調整可能にしているのは、通常、車両に設置されるシートSは、座り心地や安全性を考慮して、前方から後方にかけて座面SAが下がるように形成されていることが多いため、この座面SAの傾斜を克服するために、当該車両シート用補助クッション10の前後方向の高さを調整可能としている。特に本実施の形態に係る車両シート用補助クッション10では、座面SAの前後方向における傾斜具合が車両のシートSごとに異なることから、その厚さも自在の調整できるように、図2に示すような厚さ調整部材30を備えている。
図2に示す車両シート用補助クッション10は、直方体に形成されたクッション本体20と、このクッション本体20の前後方向に設けられた厚さ調整部材30とからなっている。本実施の形態において、厚さ調整部材30は、クッション本体20を前後方向に巻き渡したベルト部材31で構成されている。具体的には、図2に示すように、クッション本体20における厚さ方向に存在する何れか一方の面を通って他方の面に回り込み、当該他方の面上で噛合う面ファスナーとして形成されており、当該他方の面上には、当該面に対向するベルト部材31の面に設けられた面ファスナーとかみ合う面ファスナー32が設けられている。このように形成された厚さ調整部材30では、面ファスナーの噛合わせ場所を調整することにより、当該直方体に形成されたクッション本体20の前方および後方の厚さを調整することができる。
最も膨らんだ状態において直方体になる事のできるクッション本体20は、図3に示すように、外被部材21の中に、対向配置した四角形の平面部材22と、両平面部材22間に収容した空気袋23とで構成されている。そして当該空気袋23には、空気の注入および排出の少なくとも何れかを行う空気栓(図示せず)が設けられている。このように形成されたクッション本体20は、空気袋23に対して空気を注入することにより膨張し、2枚の板部材22’間の距離を拡大させる。空気袋23が十分に膨張した状態においては、当該空気袋23自体または外被部材21によって容積が抑えられ、これにより空気袋23内に充填された空気は圧縮される。外被部材21は合成樹脂や布帛など、少なくとも常温において柔軟性を有する材料を用いて形成され、また空気袋23は樹脂を用いて、柔軟性を有すると共に気密性を有するものとして形成することができる。そしてこれらは、例えば直方体に膨らむように形成するのが望ましい。また、空気を充填して十分に膨張した状態において、その上に利用者が乗っても破裂しない程度の強度を有するものとして形成されるのが望ましい。
平面部材22は、合成樹脂、天然樹脂(木材を含む)、金属などを用いて四角形の板として形成することができ、当該平面部材22は、厚さ調整部材30で厚さを調整した状態において撓まない程度の強度、更に望ましくは、空気袋23が膨らんだ状態で利用者が乗っても破損することのない強度に形成するのが望ましい。このような強度の指標として、例えば厚さ5mm前後のベニヤ板程度以上の強さ(耐荷重)を有するものとして形成されるのが望ましい。
また、この平面部材22は、図4に示すように長方形に形成した板部材22’を、幅方向に隣り合うように配置して構成することもできる。このとき、当該板部材22’は、車両シート用補助クッション10の使用状態において前後方向に長くなる様に配置されることが望ましい。何故ならば、本実施の形態における車両シート用補助クッション10は、前後方向で、その厚さを変化させるように構成されていることから、前後方向において段差が生じることのないようにする為である。
更に、図4に示すように、平面部材22を2枚の板部材22’で構成した場合には、内部の空気袋23から空気を排出させて萎ませれば、図6に示すように、板部材同士22’,22’を重ね合わせるように折りたたんで、コンパクトに保管することができる。特に本実施の形態では、平行に配置した板部材22’間を外被部材と同じか或いは異なる帯状の部材24で補強することが望ましい。このような補強を行うことにより、板同士を重ねて折り畳んだ場合にも、外被部材21が破損すること無く、使用耐久性を向上させることができる。
また、平面部材22の設置に際しては、当該平面部材22(又は板部材22’)を空気袋23や外被部材21に接着することも考えられるが、例えば図7に示すように、外被部材21の内側に当該板部材22’を収容可能な袋部分25を形成し、当該袋部分25内に平面部材22を収容することも望ましい。特に図7では、平面部材22を2つの板部材22’で構成し、各板部材22’を収容する袋部分25を、当該外被部材21の内側に形成している例を示している。特に、このように袋部分25を形成して平面部材22を収容することとした場合には、当該平面部材22の着脱および交換を容易に行うことができ、その結果、保管時には平面部材22を抜き取って、よりコンパクトにして保管することも可能になる。
以上のように構成された車両シート用補助クッション10の使用状態を図8に基づいて説明する。この図に示すように、車両シート用補助クッション10は、平面部材22における対向する辺(図面に向かって左右側)における厚さを調整して使用されるものであり、当該厚さの調整は、前記した厚さ調整部材30によって行われる。特に、平面部材22が並列に配置された2つ以上の板部材22’で構成される場合には、当該板部材22’の長さ方向端部に存在する辺における厚さを調整するように形成する。
この車両シート用補助クッション10における厚さの調整量は、設置するシートSに応じて適宜調整することができ、当該車両シート用補助クッション10の後端側の厚さは、倒した背もたれSBと座面SA後端との間に生じる段差に相当する厚さに調整し、前端側の厚さも当該座面SAの後端から前端にかけて高くなっている傾斜具合を解消しながら、当該車両シート用補助クッション10の上面が平坦になるように厚さが調整される。
このように厚さを調整することにより、車両シート用補助クッション10は、背もたれSB部分と平坦な面を形成し、これにより利用者が就寝する際にも快適な居住空間を形成することができる。
そしてこのように前後端の厚さが調整された車両シート用補助クッション10は、これを膨らませている空気袋23が、厚さ調整部材30で押さえ付けられた板部材22’間で圧縮され、その形状が保持されることになる。これにより、利用者が横臥した場合でも意図せず変形することがなくなり、利用勝手が向上する。
なお、当該車両シート用補助クッション10における車両の座面SAに対向する面には、当該座面SA上において意図せず移動することのないように、当該座面SAとの間における摩擦抵抗を増加させる部材、例えばゴムを含む材料からなるシートを設けることも望ましい。
そして上記のように前後の厚さを調整した車両シート用補助クッション10は、その形状を確実に固定する為、当該車両シート用補助クッション10を周回する2つの厚さ調整部材30が、当該車両シート用補助クッション10の幅の中央寄りに形成される。望ましくは、当該車両シート用補助クッション10の幅をWとすると、車両シート用補助クッション10の幅の中央からW/4以下の長さとなる場所に、それぞれの厚さ調整部材30が設置される。当該設置場所がW/4以上になると、空気袋23内の空気の圧力により板部材22’間に存在する領域が膨出し、平坦な面を形成するのが困難になる為である。
以上のように構成された車両シート用補助クッション10によれば、車両の座席Sにおける背もたれSB部分を利用していることから、当該車両シート用補助クッション10を膨らませる空気袋23は、1席分、しかも座面SAを平坦にできる程度で良い事から、簡易に膨らませることができ、また保管時も簡易に空気を排出することができる。そして、使用に際しては、車両シートSの背もたれSB部分を利用し、当該背もたれSB部分と一体となる平坦な領域を形成することから、利用者が横臥した際にも快適な居住空間を形成することができる。
更に、空気袋23の空気を排出し、萎ませた状態にすればコンパクトになり、保管時にも嵩張らない。特に、平面部材22を2枚の板部材22’で形成すれば、板部材22’を重ねるように折りたたむことで更にコンパクトにすることができる。
車両における室内空間を、簡易な操作で、より快適にすることができることから、レジャーにおける利用を拡大することができる。更に、平坦な室内空間を出現させることにより、自動車を簡易な宿泊施設としても利用することができ、これによりレジャーに関連する需要を喚起することができる。
10 車両シート用補助クッション
20 クッション本体
21 外被部材
22 平面部材
22’ 板部材
23 空気袋
25 袋部分
30 調整部材
31 ベルト部材
S 座席(シート)
SA 座面
SB 背もたれ

Claims (5)

  1. 少なくとも車両における座席の座面に載置可能な平面積を有すると共に、硬質の材料を用いて形成され、且つ対向状に配置される2つの平面部材と、
    当該平面部材間に挟まれ、空気の注入および排出の少なくとも何れかを行う空気栓を供える空気袋と、
    前記対向状に配置された平面部材における何れかの縁部分間における平面部材間の距離を任意に調整する厚さ調整部材とからなり、
    前記平面部材は、各座席ごとに配置して使用される大きさであって、幅および奥行きが30〜60cmに形成されており、
    前記厚さ調整部材は、平面部材同士間に存在する空気袋を圧縮することで、両平面部材間の距離を調整した形状を維持する、車両シート用補助クッション。
  2. 外被部材の中に対向配置した四角形の平面部材と、両平面部材間に収容した空気袋とでクッション本体を構成しており、
    前記厚さ調整部材は、当該クッション本体を前後方向に巻き渡したベルト部材で構成されている請求項1に記載の車両シート用補助クッション。
  3. 前記平面部材は、対向する辺に直行する向きに並列に配置された2つの板部材からなる請求項2に記載の車両シート用補助クッション。
  4. 前記厚さ調整部材は、何れかの平面部材側で夫々の端部が別個に固定されるベルト部材からなる請求項1〜の何れか一項に記載の車両シート用補助クッション。
  5. 更に対向配置された平面部材と、当該平面部材間に挟まれた空気袋を包囲する外被部材を具備し、前記厚さ調整部材は当該外被部材に設けられる請求項1〜の何れか一項に記載の車両シート用補助クッション。
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