JP5568079B2 - 乾式排ガス処理装置の吸着塔 - Google Patents

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Description

本発明は、粒状の吸着材を用いる乾式排ガス処理装置で使用される吸着塔に関する。この吸着塔は、その内部に、吸着材が上方から下方に流下する移動層を形成し、この移動層により排ガス中の有害成分を吸着除去する。
ボイラー排ガス、焼結炉排ガス等の排ガス中に含まれる硫黄酸化物や窒素酸化物等を除去するために、粒状の吸着材が充填された吸着塔を備える乾式排ガス処理装置が用いられている。吸着材としては、炭素質吸着材、アルミナ質吸着材、シリカ質吸着材等が例示される。炭素質の吸着材は、比較的低温で排ガス処理が可能であり、各種の有害物質を同時に除去できるので、他の吸着材よりも優れている。
炭素質吸着材としては、活性炭、活性コークス等が例示され、特に、0.5〜4cm程度のペレット化した吸着材が好ましい。これらは公知の吸着材である。特許文献1には、炭素質吸着材を用いる排ガス処理装置の概要が示されている。
図25に示すように、この排ガス処理装置は、吸着塔10、再生塔90、篩設備91、吸着材貯槽92、副生品回収設備93等を具えている。吸着塔10の内部には粒状の吸着材を充填した移動層が形成されている。100〜200℃の排ガスを移動層の吸着材と接触させることにより、排ガス中の有害成分を除去することができる。
排ガス中にアンモニア、尿素等を添加して吸着塔に送ることにより、排ガス中の窒素酸化物は、吸着材の触媒作用によって窒素と水に分解される。その他の有害成分は、主に吸着材の吸着作用によって除去される。
再生塔90は、吸着材を再生する装置である。排ガス処理を行うことにより、吸着材は有害成分を吸着し、その表面にはダスト等が付着して、次第に吸着材の性能が低下する。性能の低下した吸着材は、吸着塔10から抜き出され、コンベヤライン94により再生塔90に搬送される。再生塔90内で、吸着材は、ほぼ無酸素の雰囲気で高温に加熱される。これによって有害成分が脱着され、吸着材は再生される。再生された吸着材は冷却され、コンベヤライン95により再び吸着塔10に返送される。
篩設備91は、吸着材から微粉を除去するものである。微粉としては、吸着塔10で排ガスから除去されたダスト、及び吸着塔10と再生塔90との間を循環する間に摩耗して粉化した吸着材等が含まれる。篩設備91で除去された微粉は、ホッパ96に貯えられた後、系外に排出される。
吸着材貯槽92は、新しい吸着材の貯槽である。吸着材は、その一部が粉化して系外に排出され、一部は反応により消耗されるので、常時新しいものを補給する必要がある。有害物質を含む排ガスは、排ガス供給ダクト98を通って吸着塔10に導入される。処理された排ガスは、排ガス排出ダクト99を通って煙突97に送られ、ここから大気へ排出される。再生塔10から排出される硫黄酸化物を主とする有害成分は、副生品回収設備93で処理され、例えば硫酸が製造される。
特許文献1には、吸着塔10についても詳しく記載されている。これを引用して、図20〜24により説明する。この吸着塔10は、箱型をなす塔本体20と、塔本体20の正面塔壁21に形成した2つの排ガス供給口25a、25bと、正面塔壁21に対向する裏面塔壁22に形成した3つの排ガス排出口26a、26b、26cを有している(図20、22)。
塔本体20の内部には、移動層を形成する複数の反応室51、52、53、54が設けられている(図21、22)。各反応室51〜54は、正面塔壁21からこれに対向する裏面塔壁22に向けて、互いに略平行に、塔頂壁27から塔底壁28に掛けて立設されている。
反応室51〜54は、図22に示すように、夫々3つのユニット30、30、30により構成されている。各ユニット30は、図23に示すように、扁平な箱型に形成されて排ガスが水平方向(矢印X方向)に流れるガス流通部38を備えている。ガス流通部38の上方には、吸着材の供給部37が形成され、ガス流通部38の下方には吸着材の排出部39形成されている。ガス流通部38は、4つの側面のうち対向する広い2面がガス流入面31及びガス流出面32として形成され、他の狭い2側面33及び34は閉塞されている。
ユニット30は、供給部37に1以上(図では2個)の供給口35を備え、排出部39に1以上(図では2個)の排出口36を備えている。そして、供給口35から吸着材を連続的に供給し、排出口36から連続的に排出することにより、内部に吸着材の移動層を形成する。移動層内では、ガス流入面31側の吸着材が、ガス流出面32側の吸着材よりも有害物質を多量に吸着する。その結果、吸着材の性能の低下が激しくなる。そこで、多くの場合、ガス流入面31側における吸着材の流下速度を、ガス流出面32側よりも速くしている。
ガス流入面31及びガス流出面32は、ルーバーや多孔板等によって形成されており、このような構造により、ユニット30内を流下する吸着材をユニット30内に保持すると共に排ガスの流通を可能としている。一例として、1個のユニット30において、ガス流入面31(ガス流出面32)の面積は100m程度である。また、1個のユニット30で、数万Nm/h程度の排ガスを処理することができる。
各反応室51〜54は、それぞれ3つのユニット30が連結されている。ユニット30の連結方向に直交する方向において互いに対向する2側面に、ガス流入面31及びガス流出面32が形成されている。隣り合うユニット30同士の間、及び両端のユニット30と塔内壁との間は、排ガスが通過しないように完全に密閉されている。
反応室51、52は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間qは、排ガス供給口25a内に連通するガス流入路を形成している。反応室53、54は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間rが、排ガス供給口25b内に連通するガス流入路を形成している。
反応室51と側面塔内壁23との間の空間sは、排ガス排出口26a内に連通し、反応室51を通過した排ガスのガス流出路を形成している。反応室52と反応室53の間の空間tは、排ガス排出口26b内に連通し、反応室52、53を通過した排ガスのガス流出路を形成している。反応室54と側面塔内壁24の間の空間uは、排ガス排出口26c内に連通し、反応室54を通過した排ガスのガス流出路を形成している。
吸着塔10は、非常に広いガス流通面積を備え、排ガスと吸着材とを接触させて排ガス中の有害物質を除去することができる。吸着材は連続的に各供給口35から各排出口36に向って流下し、常に新しい吸着材が吸着塔10内に導入されているので、連続運転において一定の処理能力を維持することができる。
この吸着塔10は、排ガス供給ダクト98に接続される複数の排ガス供給口25a、25bを備えている。また、排ガス排出ダクト99に接続される複数の排ガス排出口26a、26b、26cを備えている。しかも、排ガス供給口25a、25bと正面塔壁21との間には、形状が複雑で非常に大きなダクト部45a、45bを備えている。排ガス排出口26a、26b、26cと裏面塔壁22との間には、同様なダクト部46a、46b、46cを備えている。
これらダクト部45a、45b、46a、46b、46cは、各ダクト98、99に接続される側では、各ダクト98、99の形状に合わせて、小さな断面形状とする必要がある。塔本体20に接続される側では、これらは、ガス流入路となる空間q、r、又は、ガス排出路となる空間s、t、uの断面形状に合わせて、細長い矩形の断面とする必要がある。このため、ダクト部45a、45b、46a、46b、46cは、断面が急激に変化する複雑な形状になると共に、大きな敷地面積を必要とする形状となる。
図24に、吸着塔10の平面配置図を、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99を含めて示す。このように、両ダクト98、99及びダクト部45a、45b、46a、46b、46cを配置するための敷地面積が、塔本体20の敷地面積よりも広くなることすらある。
さらに、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、それぞれ正面塔壁21及び裏面塔壁22に平行して配置する必要があり、その他の配置をすることができない。そして、両ダクト98、99の配置が上記のように大きく制限されるために、これに伴って吸着塔10の配置が、大きな制約を受ける。
以上説明したように、従来の吸着塔10は、排ガス供給口及び排ガス排出口に連通するダクト部を必要とし、その形状は複雑で、大きい。そして、吸着塔10には、広い設置スペースが必要であると共に、ダクトとの接続に大きな空間的制約を受けている。その結果、設計、製作、工事が煩雑となり、製作費が高くなる。さらに、運転においても、点検、保守、清掃等の作業が煩雑となり、費用が嵩むことになる。
特開平11−9944号公報
この発明の目的は、排ガスダクトと吸着塔との接続部におけるダクト構造が、単純でコンパクトな吸着塔を提供することにある。また、排ガス供給口及び排ガス排出口の取付け位置及び方向が、ある程度自由に選定できる吸着塔を提供することにある。そして、従来よりも建設費が低減され、設置スペースが縮小される吸着塔を提供することにある。さらに、運転に際しても、点検、保守、清掃等の作業を簡単に実施できる、経済性の高い吸着塔を提供することにある。
本発明は、以下に記載するものである。
〕 排ガス中の有害成分を粒状の吸着材で吸着除去する吸着塔を備える乾式排ガス処理装置に用いられる吸着塔であって、
箱型をなす塔本体と、
前記塔本体の内部に、正面塔壁から裏面塔壁に向けて、正面塔壁の全幅に亘り延設した所定長さの水平仕切板と、
前記水平仕切板と裏面塔壁との間に、塔頂壁から塔底壁に掛けて立設してなる複数の反応室であって、前記複数の反応室はその内部にそれぞれ移動層を形成してなる複数の反応室と、
前記水平仕切板よりも下側の塔本体内において、各反応室の端部同士の間、及び必要により端部と塔内壁との間を1つ置きに閉塞する下部仕切板と、前記水平仕切板よりも上側の塔本体内において、各反応室の端部同士の間、及び必要により端部と塔内壁との間を1つ置きに閉塞する上部仕切板であって、上部仕切板と下部仕切板とで閉塞する際に、下部仕切板の上方には上部仕切板を設けず、かつ上部仕切板の下方には下部仕切板を設けないように配列してなる上部仕切板と、
前記水平仕切板の下方の塔本体内に形成される入口側風箱空間内と、排ガス供給ダクト内とを連通する排ガス供給口と、
前記水平仕切板の上方の塔本体内に形成される出口側風箱空間内と、排ガス排出ダクト内とを連通する排ガス排出口と、
を有する吸着塔。
・ 〔〕 前記反応室は直列に連結された複数のユニットからなり、各ユニットは、箱型に形成されると共にユニットの連結方向に直交する方向において対向する2側面にガス流入面及びガス流出面を有するガス流通部と、ガス流通部の上部に形成される吸着材の供給部と、ガス流通部の下部に形成される吸着材の排出部とからなることを特徴とする〔1〕に記載の吸着塔。

本発明の吸着塔は、塔本体内に形成される入口側風箱空間及び出口風箱空間を備えている。排ガス供給口は、入口側風箱空間を形成する塔本体壁面の任意の位置に設けることができる。排ガス排出口は、出口側風箱空間を形成する塔本体壁面の任意の位置に設けることができる。
排ガス供給口から入口側風箱空間に導入される排ガスは、複数のガス流入路に分流して複数の反応室に流入する。複数の反応室を通過した排ガスは複数のガス排出路に流出し、出口側風箱空間で合流した後、排ガス排出口から排出される。
このような構造とすることにより、本発明の吸着塔は、排ガス供給口及び排ガス排出口を、夫々1個とすることができる。
本発明の吸着塔は、従来の吸着塔のように、複雑な形状のダクト部を備える必要がなく、箱型をなす塔本体の壁面に、直接排ガス供給口及び排ガス排出口を備えることができる。本吸着塔は、シンプルでコンパクトな構造であるので、建設費用を低減できると共に、設置スペースを従来よりも2〜4割低減させることができる。そして、排ガス供給ダクト及び排ガス排出ダクトを、任意の方向から吸着塔に接続することができる。吸着塔の運転に際しては、構造が簡素化されているので、点検、保守、清掃等が簡単にでき、経済性の高い装置である。
図1は、本発明の第1の形態の吸着塔の一例を示す概略側面図である。 図2は、図1におけるA−A矢視の概略縦断面図である。 図3は、図1におけるB−B矢視の概略縦断面図である。 図4は、吸着塔とダクトとの接続配置図であり、4つの例を(A)(B)(C)(D)に示す。 図5は、本発明の第2の形態の吸着塔の一例を示す概略側面図である。 図6は、図5におけるA−A矢視の概略縦断面図である。 図7は、図5におけるB−B矢視の概略縦断面図である。 図8は、図5におけるC−C矢視の概略縦断面図である。 図9は、吸着塔とダクトとの接続配置図であり、4つの例を(A)(B)(C)(D)に示す。 図10は、本発明の第3の形態の吸着塔の一例を示す概略側面図である。 図11は、図10におけるA−A矢視の概略縦断面図である。 図12は、図10におけるB−B矢視の概略縦断面図である。 図13は、図10におけるC−C矢視の概略縦断面図である。 図14は、吸着塔とダクトとの接続配置図であり、3つの例を(A)(B)(C)に示す。 図15は、本発明の第4の形態の吸着塔の一例を示す概略側面図である。 図16は、図15におけるA−A矢視の概略縦断面図である。 図17は、図15におけるB−B矢視の概略縦断面図である。 図18は、図15におけるC−C矢視の概略縦断面図である。 図19は、吸着塔とダクトとの接続配置図であり、3つの例を(A)(B)(C)に示す。 図20は、従来の吸着塔を示す概略側面図である。 図21は、図20におけるA−A矢視の概略縦断面図である。 図22は、図20におけるB−B矢視の概略縦断面図である。 図23は、ユニットの一例を示す概略図で、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図、(D)は斜視図である。 図24は、図20に示す吸着塔のダクト配置図である。 図25は、乾式排ガス処理装置の概要を示す流れ図である。
符号の説明
10、11、12、13、14 吸着塔
13a、14a 第1吸着塔
13b、14b 第2吸着塔
20 塔本体
21 正面塔壁
22 裏面塔壁
23、24 側面塔壁
25、25a、25b 排ガス供給口
26、26a、26b、26c 排ガス排出口
27 塔頂壁
28 塔底壁
30 ユニット
31 ガス流入面
32 ガス流出面
33、34 側面
35 供給口
36 排出口
37 供給部
38 ガス流通部
39 排出部
45a、45b、46a、46b、46c ダクト部
51、52、53、54 反応室
60a、60b、60c、60d、60e、60f 連結ダクト
61、62 閉塞部
71、72、73 下部仕切板
75、76 上部仕切板
78 水平仕切板
81、82、83、85、86 縦仕切板
90 再生塔
91 篩設備
92 吸着材貯槽
93 副生品回収設備
94、95 コンベヤライン
96 ホッパ
97 煙突
98 排ガス供給ダクト
99 排ガス排出ダクト
以下、本発明の実施の形態について説明する。本発明の吸着塔は4つの実施形態を備えている。第1の形態は、正面塔壁側に排ガス供給口を、裏面塔壁側に排ガス排出口を備えるものである。第2の形態は、正面塔壁側に排ガス供給口及び排ガス排出口を備えるものである。第3の形態は、上下に第1吸着塔と第2吸着塔とを配置して2段処理を行う吸着塔であり、第1吸着塔の正面塔壁側に排ガス供給口を備え、第2吸着塔の正面塔壁側に排ガス排出口を備えるものである。第4の形態は、上下に第1吸着塔と第2吸着塔とを配置して2段処理を行う吸着塔であり、第1吸着塔の正面塔壁側に排ガス供給口を備え、第2吸着塔の裏面塔壁側に排ガス排出口を備えるものである。
第1の形態の吸着塔
図1は第1の形態である吸着塔11の概略側面図を、図2は図1におけるA−A矢視の概略断面図を、図3は図1におけるB−B矢視の概略断面図を示す。
吸着塔11は、図2に示すように、箱型をなす塔本体20と、塔本体20の内部に、塔頂壁27から塔底壁28に掛けて立設してなる複数(本例においては4つ)の反応室51、52、53、54を有している。複数の反応室51〜54は、図3に示すように、正面塔壁21及び裏面塔壁22から所定間隔i、j離して、正面塔壁側から裏面塔壁側に向けて、互いに略平行に立設してなり、その内部には移動層が形成される。
本発明の吸着塔11は、正面塔壁21と反応室端部との間に間隔iを設けたことにより、排ガスの入口側風箱空間aが形成されている。また、本発明の吸着塔11は、裏面塔壁22と反応室端部との間に間隔jを設けたことにより、排ガスの出口側風箱空間bが形成されている。
反応室51〜54は、夫々複数(本例においては3つ)のユニット30、30、30により構成されている。各ユニット30は、図23に示すユニットと同じ構造を有する。反応室51〜54は、図23に示すように、箱型に形成されている。反応室51〜54の互いに対向する2側面は、ガス流入面31及びガス流出面32であり、これらを通してガスが流通するガス流通部38が形成されている。ガス流通部38の上部には、吸着材の供給口35を備える供給部37が形成されている。ガス流通部38の下部には、吸着材の排出口36を備える排出部39が形成されている。
図3に示すように、各反応室51〜54は、それぞれ3つのユニット30が連結され、連結方向に直交する方向において互いに対向する各ユニット30の2側面は、ガス流入面31及びガス流出面32である。隣り合うユニット30の間は、排ガスが通過しないように完全に密閉されている。
反応室51〜54の端部同士の間、及び反応室端部と側面塔内壁23、24との間を閉塞して、縦仕切板81、82、83、85、86が順次取付けられている。すなわち、側面塔内壁23−縦仕切板81−反応室51の一端−反応室51の他端−縦仕切板85−反応室52の他端−反応室52の一端−縦仕切板82−反応室53の一端−反応室53の他端−縦仕切板86−反応室54の他端−反応室54の一端−縦仕切板83−側面塔内壁24と順次連結して、全体を櫛の歯状に形成している。
これにより、塔本体20の内部は、入口側風箱空間aを含み処理前の排ガスが流通する空間と、出口側風箱空間bを含み処理後の排ガスが流通する空間とに2分割されている。
反応室51、52は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間qが、入口側風箱空間aを経由して排ガス供給口25に連通している。反応室53、54は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間rが、入口側風箱空間aを経由して排ガス供給口25に連通している。
排ガス供給口25は、入口側風箱空間aに面している範囲内で、正面塔壁面21、側面塔壁面23、24、塔頂壁面27、塔底壁面28の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス供給口25は、排ガス供給ダクト98との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
反応室51と側面塔内壁23の間の空間sは、出口側風箱空間bを経由して排ガス排出口26と連通している。反応室52と反応室53の間の空間tは、出口側風箱空間bを経由して排ガス排出口26と連通している。反応室54と側面塔内壁24の間の空間uは、出口側風箱空間bを経由して排ガス排出口26と連通している。
排ガス排出口26は、出口側風箱空間bに面している範囲内で、裏面塔壁面22、側面塔壁面23、24、塔頂壁面27、塔底壁面28の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス排出口26は図4に示すように、排ガス排出ダクト99との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
正面塔壁21と反応室端部との間の間隔i、裏面塔壁22と反応室端部との間の間隔j、側面塔内壁23と反応室51との間の間隔v、各反応室51〜54相互間の間隔w、反応室54と側面塔内壁24との間の間隔vは、排ガスの流通における圧力損失等を考慮して適宜決定することができる。吸着塔の保守を考慮する場合は、これらの間隔i、j、v、wは人が吸着塔内のこれらの場所に入ることのできる間隔以上にすることが好ましい。
吸着塔内に設ける反応室の数は、2以上であって、奇数でも偶数でも良い。上限は特にないが、通常反応室の数は8以下である。反応室51の一端は、縦仕切板81により側面塔内壁23と連結されているが、正面塔内壁21と連結することもできる。或いは、反応室51の一端は、排ガスの滞留部を作らないように、側面塔内壁23及び正面塔内壁21の両方に連結しても良い。反応室54の一端についても、同様のことが言える。
本発明の第1の形態である吸着塔11は、図24に示す従来の吸着塔10で問題となっているダクト部45a、45b、46a、46b、46cを備えていない。このため、吸着塔11は、構造が極めて単純になると共に、全体をコンパクトにすることができる。
また、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、塔本体20に直接接続することが可能であり、図24に示すように、塔本体20に平行して配置する必要がない。したがって、建設費用が経済的であり、設置スペースも小さくすることができる。
図4(A)(B)(C)(D)に例示するように、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、種々の形態で吸着塔11に接続することができる。したがって、吸着塔11の配置についても、制約が少なく、敷地を有効に活用することができる。
また、図20〜図22に示す従来の吸着塔10においては、4つの反応室51〜54によって内部が5分割されている。すなわち、5つの内部空間が存在している。これに対して、本発明の吸着塔11の場合は、内部が2分割されており、2つの内部空間しか存在しない。したがって、内部の点検、保守、清掃等の作業を簡略化することが可能であり、経済性を高めることができる。
第2の形態の吸着塔
図5は第2の形態の吸着塔12の概略側面図を、図6は図5におけるA−A矢視の概略断面図を、図7は図5におけるB−B矢視の概略断面図を、図8は図5におけるC−C矢視の概略断面図を示す。
吸着塔12は、箱型をなす塔本体20を備え、塔本体20の内部には、正面塔壁21から裏面塔壁22に向けて、正面塔壁21の全幅に亘り水平に延設した所定長さkの水平仕切板78を備えている。
この吸着塔12は、図6に示すように、塔本体20の内部に、塔頂壁27から塔底壁28に掛けて、複数の反応室51、52、53、54を立設してなる。複数の反応室51〜54は、図8に示すように、水平仕切板78と裏面塔壁22との間に互いに略平行に立設してなり、その内部には移動層が形成されている。
水平仕切板78を設けることにより、図5に示すように、本発明の吸着塔12の内部には、水平仕切板78の下側に排ガスの入口側風箱空間cが形成され、水平仕切板78の上側に排ガスの出口側風箱空間dが形成されている。
反応室51〜54は、夫々3つのユニット30、30、30により構成されている。各ユニット30は、図23に示すユニットと同じ構造を有する。反応室51〜54は、図23に示すように、箱型に形成されると共に対向する2側面にガス流入面31及びガス流出面32が形成されるガス流通部38を備えている。ガス流通部38の上部には、吸着材の供給口35を有する供給部37が形成される。ガス流通部38の下部には、吸着材の排出口36を備える排出部39が形成される。
各反応室51〜54は、それぞれ3つのユニット30が連結され、連結方向に直交する方向において対向する2側面に、ガス流入面31及びガス流出面32が形成されている。隣り合うユニット30の間、及びユニット30と裏面塔壁22との間は、排ガスが通過しないように完全に密閉されている。
水平仕切板78よりも下側の塔内では、各反応室51〜54の一端側の端部同士の間、及び一端側の端部と側面塔内壁23、24との間を下部仕切板71、72、73で1つ置きに閉塞している。水平仕切板78よりも上側の塔内では、各反応室51〜54の一端側の端部同士の間、及び端部と側面塔内壁23、24との間を上部仕切板75、76で1つ置きに閉塞している。
そして、上記のように閉塞する際に、下部仕切板71、72、73の上方には上部仕切板を設けず、上部仕切板75、76の下方には下部仕切板を設けないように、下部仕切板及び上部仕切板を交互に配列している。
これにより、塔本体20の内部は、入口側風箱空間cを含み処理前の排ガスが流通する空間と、出口側風箱空間dを含み処理後の排ガスが流通する空間とに2分割されている。
反応室51、52は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間qが、入口側風箱空間cを経由して排ガス供給口25と連通している。反応室53、54は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間rが、入口側風箱空間cを経由して排ガス供給口25と連通している。
排ガス供給口25は、入口側風箱空間cに面している範囲内で、正面塔壁面21、側面塔壁面23、24、塔底壁面28の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス供給口25は、排ガス供給ダクト98との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
反応室51と側面塔内壁23の間の空間sは、出口側風箱空間dを経由して排ガス排出口26と連通している。反応室52と反応室53の間の空間tは、出口側風箱空間dを経由して排ガス排出口26に連通している。反応室54と側面塔内壁24の間の空間uは、出口側風箱空間dを経由して排ガス排出口26に連通している。
排ガス排出口26は、出口側風箱空間dに面している範囲内で、正面塔壁面21、側面塔壁面23、24、塔頂壁面27の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス排出口26は、排ガス排出ダクト99との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
水平仕切板78の長さk、側面塔内壁23と反応室51との間の間隔v、各反応室51〜54相互間の間隔w、反応室54と側面塔内壁24との間の間隔vは、排ガスの流通における圧力損失等を考慮して適宜決定することができる。吸着塔の保守を考慮する場合は、人が吸着塔内に入ることのできる間隔以上にすることが好ましい。
吸着塔内に設ける反応室の数は、2以上であって、奇数でも偶数でも良い。上限は特にないが、通常反応室の数は8以下である。水平仕切板78の下部において、反応室51の一端は、下部仕切板71により側面塔内壁23と連結されているが、正面塔内壁21と連結することもできる。或いは、反応室51の一端は、排ガスの滞留部を作らないように、側面塔内壁23及び正面塔内壁21の両方に連結されても良い。反応室54の一端についても、同様のことが言える。
本発明の第2の形態である吸着塔12は、従来の吸着塔10で問題となっているダクト部45a、45b、46a、46b、46cを備えていない。このため、吸着塔12は、構造が極めて単純であると共に、全体をコンパクトにすることができる。
また、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、塔本体20に直接接続することが可能であり、図24に示したように、塔本体20に平行して配置する必要がない。したがって、建設費用が経済的であり、設置スペースも小さくすることができる。
図9(A)(B)(C)(D)に例示するように、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、種々の形態によって吸着塔12に接続することができる。したがって、吸着塔12の配置についても、制約が少なく、敷地を有効に活用することができる。
また、図20〜図22に示した従来の吸着塔10においては、4つの反応室51〜54によって内部が5分割されている。すなわち、5つの内部空間が存在している。これに対して、本発明の吸着塔12では、内部は2分割であり、2つの内部空間しか存在しない。したがって、内部の点検、保守、清掃等の作業を簡略化することが可能であり、経済性を高めることができる。
なお、上記第2の形態の吸着塔の場合、水平仕切板78よりも下側の塔内においては、反応室51の一端側の端部と側面塔内壁23との間を下部仕切板78で閉塞した。一方、水平仕切板よりも上側の塔内においては、反応室51の端部と側面塔内壁23との間は上部仕切板で閉塞していない。しかしこれに限られず、水平仕切板の上側と下側で上部仕切板と下部仕切板との配列を逆にしても良い。この場合は、水平仕切板78の上側の塔内においては、反応室51の一端側の端部と側面塔内壁23との間を上部仕切板で閉塞する。また、水平仕切板78の下側の塔内においては、反応室51の端部と側面塔内壁23との間に下部仕切板を設けない。この様に、側面塔内壁23と前記側面塔内壁23に隣接する反応室の端部との間に仕切板を設けるか否かは、塔内部の反応室の構成に応じて決定されるものである。従って、側面塔内壁23と前記側面塔内壁23に隣接する反応室の端部との間に設ける仕切板は、必要に応じて設けることになる。
第3の形態の吸着塔
図10は第3の形態の吸着塔13の概略側面図を、図11は図10におけるA−A矢視の概略断面図を、図12は図10におけるB−B矢視の概略断面図を、図13は図10におけるC−C矢視の概略断面図を示す。
吸着塔13は、図10に示すように、第1吸着塔13aと、第1吸着塔13aの上側に配置される第2吸着塔13bとからなる。
第1吸着塔13aは、図11に示すように、箱型をなす塔本体20と、塔本体20の内部に、塔頂壁27から塔底壁28に掛けて立設してなる複数の反応室51、52、53、54を有している。複数の反応室51〜54は、図12に示すように、正面塔壁21から所定間隔lだけ離れて、正面塔壁21側から裏面塔壁22に向けて、互いに略平行に立設してなり、その内部には移動層が形成される。
第1吸着塔13aは、正面塔壁21と反応室端部との間に間隔lを設けたことにより、排ガスの入口側風箱空間eが形成される。
反応室51〜54は、夫々3つのユニット30、30、30により構成されている。各ユニット30は、図23に示すユニットと同じ構造を有する。反応室51〜54は、図23に示すように、箱型に形成されている。これらの反応室51〜54は互いに対向する2側面にガス流入面31及びガス流出面32が形成されており、これらを通ってガス流通部38をガスが通過する。ガス流通部38の上部には、吸着材の供給口35を備える供給部37が形成される。ガス流通部38の下部には、吸着材の排出口36を備える排出部39が形成される。
各反応室51〜54は、それぞれ3つのユニット30が連結され、各ユニットは連結方向に直交する方向において対向する2側面に、ガス流入面31及びガス流出面32が形成されている。隣り合うユニット30の間、及びユニット30と裏面塔壁22の内壁との間は、排ガスが通過しないように完全に密閉されている。
正面塔壁21側の反応室端部は、縦仕切り板81、82により、端部同士の間が1つ置きに閉塞されている。塔本体20(第1吸着塔13a)内には、2つの反応室51、52と裏面塔壁22と縦仕切板81によって閉塞部61が形成される。更に、2つの反応室53、54と裏面塔壁22と縦仕切板82によって閉塞部62が形成される。
これにより、塔本体20の内部は、入口側風箱空間eを含み処理前の排ガスが流通する空間と、閉塞部61、62とで構成されると共にそれらの中を一段処理後の排ガスが流通する空間とに分離されている。
閉塞部61を形成する反応室51、52は、互いのガス流出面32が向い合うように配列され、その間の空間qが、第2吸着塔13bに連結される連結ダクト60a、60b、60c内に連通している(図13)。同様に、閉塞部62を形成する反応室53、54は、互いのガス流出面32が向い合うように配列され、その間の空間rが、連結ダクト60d、60e、60f内に連通している。
反応室51と側面塔内壁23の間の空間sは、入口側風箱空間eを経由して排ガス供給口25と連通している。反応室52と反応室53の間の空間tは、入口側風箱空間eを経由して排ガス供給口25と連通している。反応室54と側面塔内壁24の間の空間uは、入口側風箱空間eを経由して排ガス供給口25に連通している。
排ガス供給口25は、入口側風箱空間eに面している範囲内で、正面塔壁面21、側面塔壁面23、24、塔頂壁面27、塔底壁面28の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス供給口25は、排ガス供給ダクト98との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
正面塔壁21と反応室端部との間の間隔l、側面塔内壁23と反応室51との間の間隔v、各反応室51〜54相互間の間隔w、反応室54と側面塔内壁24との間の間隔vは、排ガスの流通における圧力損失等を考慮して適宜決定することができる。吸着塔の保守を考慮する場合は、上記間隔v、wを、人が吸着塔内に入ることのできる間隔以上にすることが好ましい。
吸着塔内に設ける反応室の数は、2以上であって、奇数でも偶数でも良い。上限は特にないが、通常反応室の数は8以下である。縦仕切板81、82は、反応室端部同士の間を閉塞するために設けられたが、必要により、縦仕切板は、正面塔壁側の反応室端部と塔内壁との間を閉塞するために設けられる。
第2吸着塔13bは、図11に示すように、箱型をなす塔本体20と、塔本体20の内部に、塔頂壁27から塔底壁28に掛けて立設してなる複数の反応室51、52、53、54を有している。複数の反応室51〜54は、図13に示すように、正面塔壁21から所定間隔m離して、正面塔壁側から裏面塔壁22に向けて、互いに略平行に立設してなり、その内部には移動層が形成される。
第2吸着塔13bは、正面塔壁21と反応室端部との間に間隔mを設けたことにより、排ガスの出口側風箱空間fが形成されている。
図13に示すように、反応室51〜54は、夫々3つのユニット30、30、30により構成されている。各ユニット30は、図23に示すユニットと同じ構造を有する。反応室51〜54は、図23に示すように、箱型に形成されると共に対向する2側面にガス流入面31及びガス流出面32が形成されている。ガスは、これらを通ってガス流通部38を通過する。ガス流通部38の上部には、吸着材の供給口35を備える供給部37が形成されている。ガス流通部38の下部には、吸着材の排出口36を備える排出部39が形成されている。
各反応室51〜54は、それぞれ3つのユニット30が連結され、連結方向に直交する方向において対向する2側面は、ガス流入面31及びガス流出面32が形成されている。隣り合うユニット30の間、及びユニット30と裏面塔壁22の内壁との間は、排ガスが通過しないように完全に密閉されている。
正面塔壁21側の反応室端部同士の間は、1つ置きに縦仕切り板81、82により閉塞されている。そして、塔本体20(第2吸着塔13b)内には、2つの反応室51、52と裏面塔壁22と縦仕切板81によって閉塞部61が形成され、2つの反応室53、54と裏面塔壁22と縦仕切板82によって閉塞部62が形成される。
これにより、塔本体20の内部は、閉塞部61、62からなり一段処理後の排ガスが流通する空間と、出口側風箱空間fを含み二段処理後の排ガスが流通する空間と、に分離されている。
閉塞部61を形成する反応室51、52は、互いのガス流入面31が向い合うように配列される。閉塞部61で形成される空間qは、第1吸着塔13aに連結される連結ダクト60a、60b、60c内に連通している。同様に、閉塞部62を形成する反応室53、54は、互いのガス流入面31が向い合うように配列される。閉塞部62で形成される空間rは、連結ダクト60d、60e、60f内に連通している。
反応室51と側面塔内壁23の間の空間sは、出口側風箱空間fを経由して排ガス排出口26に連通している。反応室52と反応室53の間の空間tは、出口側風箱空間fを経由して排ガス排出口26に連通している。反応室54と側面塔内壁24の間の空間uは、出口側風箱空間fを経由して排ガス排出口26に連通している。
排ガス排出口26は、出口側風箱空間fに面している範囲内で、正面塔壁面21、側面塔壁面23、24、塔頂壁面27、塔底壁面28の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス排出口26は、排ガス排出ダクト99との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
正面塔壁21と反応室端部との間の間隔m、側面塔内壁23と反応室51との間の間隔v、各反応室51〜54相互間の間隔w、反応室54と側面塔内壁24との間の間隔vは、排ガスの流通における圧力損失等を考慮して適宜決定することができる。吸着塔の保守を考慮する場合は、人が吸着塔内に入ることのできる間隔以上にすることが好ましい。
吸着塔内に設ける反応室の数は、2以上であって、奇数でも偶数でも良い。上限は特にないが、通常反応室の数は8以下である。縦仕切板81、82は、反応室端部同士の間を閉塞するために設けられる。しかし、必要により、縦仕切板は、正面塔壁側の反応室端部と塔内壁との間を閉塞することにより、側面塔壁と裏面塔壁と反応室と縦仕切板とで閉塞部を形成するようにしても良い。
本発明の第3の形態である吸着塔13は、第1吸着塔13a及び第2吸着塔13bを備え、排ガスの2段処理を行う装置である。第1吸着塔13aの反応室51〜54と、第2吸着塔13bの反応室51〜54とは、平面的に略同一形状に製作され、それぞれの反応室51〜54が重なり合うように配置されることが好ましい。
第1吸着塔13aで1段目の処理を受けた排ガスは、連結ダクト60a〜60fを経由して第2吸着塔13bへ送られ、ここで2段目の処理を受ける。第1吸着塔13aと第2吸着塔13bとを上記のような形状にして配置することにより、連結ダクト60a〜60fは、形状が単純で小さなものとすることができる。
吸着材は、第2吸着塔13bで使用された後に、第1吸着塔13aで使用される。上記のような形状と配置により、第2吸着塔13bの各ユニット30の吸着材の排出口36と第1吸着塔13aの各ユニット30の吸着材の供給口35とを近接させ、短管で連結することができる。したがって、吸着材は、第2吸着塔13bの供給口35から導入され、第2段目の処理及び第1段目の処理を経て、第1吸着塔13aの排出口36から排出される。
本発明の第3の形態である吸着塔13は、従来の吸着塔10で問題になるダクト部45a、45b、46a、46b、46cを備えていない。このため、吸着塔13は、構造が極めて単純であると共に、全体をコンパクトにすることができる。
また、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、塔本体20に直接接続することが可能であり、図24に示したように、塔本体20に平行して配置する必要がない。したがって、建設費用が経済的であり、設置スペースも小さくすることができる。
図14(A)(B)(C)に例示するように、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、種々の形態で吸着塔13に接続できる。したがって、吸着塔13の配置についても、制約が少なく、敷地を有効に活用することができる。
また、図20〜図22に示す従来の吸着塔10は、4つの反応室51〜54によって吸着塔10の内部が5分割されている。すなわち、5つの内部空間が存在している。これに対して、本発明の第1吸着塔13aは、処理前の排ガスが流通する空間と2つの閉塞空間61、62のみで構成され、第2吸着塔13bでは、処理後の排ガスが流通する空間と2つの閉塞空間61、62のみで構成されている。したがって、内部の点検、保守、清掃等の作業を簡略化することが可能であり、経済性を高めることができる。
なお、上記第3の形態の吸着塔の説明においては、複数の閉塞部を有する吸着塔の場合に付、説明をした。しかし、これに限られず、閉塞部は1つであっても良い。更に、連結ダクトの数も閉塞部の数と一致させる必要がない。例えば、任意の数のダクトをまとめて、少ない数のダクトにしても良い。
第4の形態の吸着塔
図15は第4の形態である吸着塔14の概略側面図を、図16は図15におけるA−A矢視の概略断面図を、図17は図15におけるB−B矢視の概略断面図を、図18は図15におけるC−C矢視の概略断面図を示す。
吸着塔14は、図15に示すように、第1吸着塔14aと、第1吸着塔14aの上側に配置される第2吸着塔14bとからなる。
第1吸着塔14aは、図16に示すように、箱型をなす塔本体20と、塔本体20の内部に、塔頂壁27から塔底壁28に掛けて立設してなる複数の反応室51、52、53、54を有している。複数の反応室51〜54は、図17に示すように、正面塔壁21から所定間隔n離して、正面塔壁側から裏面塔壁22に向けて、互いに略平行に立設してなり、その内部には移動層が形成される。
第1吸着塔14aは、正面塔壁21と反応室端部との間に間隔nを設けたことにより、排ガスの入口側風箱空間gが形成されている。
各反応室51〜54は、夫々3つのユニット30、30、30により構成されている。各ユニット30は、図23に示すユニットと同じ構造を有する。反応室51〜54は、図23に示すように、箱型に形成されると共に対向する2側面にガス流入面31及びガス流出面32が形成される。ガスは、これらを通り、ガス流通部38を通過する。ガス流通部38の上部には、吸着材の供給口35を備える供給部37が形成され、ガス流通部38の下部には、吸着材の排出口36を備える排出部39が形成されている。
各反応室51〜54は、それぞれ3つのユニット30が連結され、連結方向に直交する方向において対向する2側面に、ガス流入面31及びガス流出面32が形成されている。隣り合うユニット30の間、及びユニット30と裏面塔壁22との間は、排ガスが通過しないように完全に密閉されている。
正面塔壁21側の反応室端部同士の間は、縦仕切り板81、82により、1つ置きに閉塞されている。そして、塔本体20(第1吸着塔14a)内には、2つの反応室51、52と裏面塔壁22と縦仕切板81によって閉塞部61が形成され、2つの反応室53、54と裏面塔壁22と縦仕切板82によって閉塞部62が形成される。
これにより、塔本体20の内部は、入口側風箱空間gを含み処理前の排ガスが流通する空間と、閉塞部61、62からなり一段処理後の排ガスが流通する空間とに分離されている。
閉塞部61を形成する反応室51、52は、互いのガス流出面32が向い合うように配列され、その間の空間qが、第2吸着塔14bに連結される連結ダクト60a、60b、60cに連通している。同様に、閉塞部62を形成する反応室53、54は、互いのガス流出面32が向い合うように配列され、その間の空間rが、連結ダクト60d、60e、60fに連通している。
反応室51と側面塔内壁23の間の空間sは、入口側風箱空間gを経由して排ガス供給口25に連通している。反応室52と反応室53の間の空間tは、入口側風箱空間gを経由して排ガス供給口25に連通している。反応室54と側面塔内壁24の間の空間uは、入口側風箱空間eを経由して排ガス供給口25に連通している。
排ガス供給口25は、入口側風箱空間gに面している範囲内で、正面塔壁面21、側面塔壁面23、24、塔頂壁面27、塔底壁面28の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス供給口25は、排ガス供給ダクト98との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
正面塔壁21と反応室端部との間の間隔n、側面塔内壁23と反応室51との間の間隔v、各反応室51〜54相互間の間隔w、反応室54と側面塔内壁24との間の間隔vは、排ガスの流通における圧力損失等を考慮して適宜決定することができる。吸着塔の保守を考慮する場合は、人が吸着塔内に入ることのできる間隔以上にすることが好ましい。
吸着塔内に設ける反応室の数は、2以上であって、奇数でも偶数でも良い。上限は特にないが、通常反応室の数は8以下である。縦仕切板81、82は、反応室端部同士の間を閉塞するために設けられた。必要により、縦仕切板は、正面塔壁側の反応室端部と塔内壁との間を閉塞するために設けられる。
第2吸着塔14bは、図16に示すように、箱型をなす塔本体20と、塔本体20の内部に、塔頂壁27から塔底壁28に掛けて立設してなる複数の反応室51、52、53、54を有している。複数の反応室51〜54は、図18に示すように、裏面塔壁22から所定間隔o離して、正面塔壁21から裏面塔壁側に向けて、互いに略平行に立設してなり、その内部には移動層が形成される。
第2吸着塔14bは、裏面塔壁22と反応室端部との間に間隔oを設けたことにより、排ガスの出口側風箱空間hが形成されている。
反応室51〜54は、夫々3つのユニット30、30、30により構成されている。各ユニット30は、図23に示すユニットと同じ構造を有する。反応室51〜54は、図23に示すように、箱型に形成されると共に対向する2側面にガス流入面31及びガス流出面32が形成される。ガスはこれらを通り、ガス流通部38を通過する。ガス流通部38の上部には、吸着材の供給口35を備える供給部37が形成されている。ガス流通部38の下部には、吸着材の排出口36を備える排出部39が形成されている。
各反応室51〜54は、それぞれ3つのユニット30が連結され、連結方向に直交する方向において対向する2側面に、ガス流入面31及びガス流出面32を有している。隣り合うユニット30の間、及びユニット30と正面塔壁21との間は、排ガスが通過しないように完全に密閉されている。
裏面塔壁22側の反応室端部同士の間は、1つ置きに縦仕切り板81、82で閉塞されている。塔本体20(第2吸着塔14b)内には、2つの反応室51、52と正面塔壁21と縦仕切板81によって閉塞部61が形成される。2つの反応室53、54と正面塔壁21と縦仕切板82によって閉塞部62が形成される。
これにより、塔本体20の内部は、閉塞部61、62からなり一段処理後の排ガスが流通する空間と、出口側風箱空間hを含み二段処理後の排ガスが流通する空間とに分離されている。
閉塞部61を形成する反応室51、52は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間qが、第1吸着塔14aに連結される連結ダクト60a、60b、60cに連通している。同様に、閉塞部62を形成する反応室53、54は、互いのガス流入面31が向い合うように配列され、その間の空間rが、連結ダクト60d、60e、60fに連通している。
反応室51と側面塔内壁23の間の空間sは、出口側風箱空間hを経由して排ガス排出口26に連通している。反応室52と反応室53の間の空間tは、出口側風箱空間hを経由して排ガス排出口26に連通している。反応室54と側面塔内壁24の間の空間uは、出口側風箱空間hを経由して排ガス排出口26に連通している。
排ガス排出口26は、出口側風箱空間hに面している範囲内で、裏面塔壁面22、側面塔壁面23、24、塔頂壁面27、塔底壁面28の何れかに取付けることができる。したがって、排ガス排出口26は、排ガス排出ダクト99との接続に都合のよい位置に取り付けることができる。
裏面塔壁22と反応室端部との間の間隔o、側面塔内壁23と反応室51との間の間隔v、各反応室51〜54相互間の間隔w、反応室54と側面塔内壁24との間の間隔vは、排ガスの流通における圧力損失等を考慮して適宜決定することができる。吸着塔の保守を考慮する場合は、人が吸着塔内に入ることのできる間隔以上にすることが好ましい。
吸着塔内に設ける反応室の数は、2以上であって、奇数でも偶数でも良い。上限は特にないが、通常反応室の数は8以下である。縦仕切板81、82は、反応室端部同士の間を閉塞するために設けられたが、必要により、縦仕切板は、裏面塔壁側の反応室端部と塔内壁との間を閉塞するために設けられる。
本発明の第4の形態である吸着塔14は、第1吸着塔14a及び第2吸着塔14bを備え、排ガスの2段処理を行う装置である。第1吸着塔14aの反応室51〜54と、第2吸着塔14bの反応室51〜54とは、平面的に略同一形状に製作され、それぞれの反応室51〜54が重なり合うように配置されることが好ましい。
第1吸着塔14aで1段目の処理を受けた排ガスは、連結ダクト60a〜60fを経由して第2吸着塔14bへ送られ、ここで2段目の処理を受ける。第1吸着塔14aと第2吸着塔14bの上記のような形状と配置により、連結ダクト60a〜60fは、形状が単純で小さなものとすることができる。
吸着材は、第2吸着塔14bで使用された後に、第1吸着塔14aで使用される。上記のような形状と配置により、第2吸着塔14bの各ユニット30の吸着材の排出口36と第1吸着塔14aの各ユニット30の吸着材の供給口35とを近接させ、短管で連結することができる。吸着材は、第2吸着塔14bの供給口35から導入され、第2段目の処理及び第1段目の処理を経て、第1吸着塔14aの排出口36から排出される。
本発明の第4の形態である吸着塔14は、従来の吸着塔10で問題となっているダクト部45a、45b、46a、46b、46cを備えていない。このため、吸着塔14は、構造が極めて単純であると共に、全体をコンパクトにすることができる。
また、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、塔本体20に直接接続することが可能であり、図24に示したように、塔本体20に平行して配置する必要がない。したがって、建設費用が経済的であり、設置スペースも小さくすることができる。
図19(A)(B)(C)に例示するように、排ガス供給ダクト98及び排ガス排出ダクト99は、種々の形態によって吸着塔14に接続することができる。したがって、吸着塔14の配置についても、制約が少なく、敷地を有効に活用することができる。
また、図20〜図22に示した従来の吸着塔10においては、4つの反応室51〜54によって内部が5分割されている。すなわち、5つの内部空間が存在している。これに対して、第1吸着塔14aでは、処理前の排ガスが流通する空間と2つの閉塞空間61、62のみであり、第2吸着塔14bでは、処理後の排ガスが流通する空間と2つの閉塞空間61、62のみである。したがって、内部の点検、保守、清掃等の作業を簡略化することが可能であり、経済性を高めることができる。
なお、上記第4の形態の吸着塔の説明においては、複数の閉塞部を有する吸着塔の場合に付、説明をした。しかし、これに限られず、閉塞部は1つであっても良い。更に、連結ダクトの数も閉塞部の数と一致させる必要がない。例えば、任意の数のダクトをまとめて、少ない数のダクトにしても良い。

Claims (2)

  1. 排ガス中の有害成分を粒状の吸着材で吸着除去する吸着塔を備える乾式排ガス処理装置に用いられる吸着塔であって、
    箱型をなす塔本体と、
    前記塔本体の内部に、正面塔壁から裏面塔壁に向けて、正面塔壁の全幅に亘り延設した所定長さの水平仕切板と、
    前記水平仕切板と裏面塔壁との間に、塔頂壁から塔底壁に掛けて立設してなる複数の反応室であって、前記複数の反応室はその内部にそれぞれ移動層を形成してなる複数の反応室と、
    前記水平仕切板よりも下側の塔本体内において、各反応室の端部同士の間、及び必要により端部と塔内壁との間を1つ置きに閉塞する下部仕切板と、前記水平仕切板よりも上側の塔本体内において、各反応室の端部同士の間、及び必要により端部と塔内壁との間を1つ置きに閉塞する上部仕切板であって、上部仕切板と下部仕切板とで閉塞する際に、下部仕切板の上方には上部仕切板を設けず、かつ上部仕切板の下方には下部仕切板を設けないように配列してなる上部仕切板と、
    前記水平仕切板の下方の塔本体内に形成される入口側風箱空間内と、排ガス供給ダクト内とを連通する排ガス供給口と、
    前記水平仕切板の上方の塔本体内に形成される出口側風箱空間内と、排ガス排出ダクト内とを連通する排ガス排出口と、
    を有する吸着塔。
  2. 前記反応室は直列に連結された複数のユニットからなり、各ユニットは、箱型に形成されると共にユニットの連結方向に直交する方向において対向する2側面にガス流入面及びガス流出面を有するガス流通部と、ガス流通部の上部に形成される吸着材の供給部と、ガス流通部の下部に形成される吸着材の排出部とからなることを特徴とする請求項1に記載の吸着塔。
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