JP5567124B2 - 切開創の閉鎖装置及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は概して、腹式開腹術などの比較的大きな切開創を閉鎖するための外科装置及び方法に関する。
開腹術は、腹部臓器の外科的治療、腹部臓器の検査の目的、及び/又は腹痛などの任意の問題の診断を助ける目的で通常行われる腹腔内の外科的切開である。最も一般的な種類の切開創は、長さ10〜25cm(4〜10インチ)であり得る正中切開創すなわち縦切開創である。切開創は術後に閉鎖しなければならないが、最も一般的な閉鎖法は縫合糸によるものである。しかしながら、切開創の長さ及び深さのため、また筋肉が多い腹部領域の性質のため、縫合糸は創傷治癒の回復期間に強い緊張状態に置かれることがある。これは、過剰な腫脹、又は浮腫、又は炎症が存在する場合や、肥満患者において、あるいは呼吸、咳、排便、重量物を持ち上げる際などに生じ得る通常の腹壁の伸張時において特にそうである。緊張状態では、組織に対する縫合糸の「鋸引き」効果のために切開創の回復が妨げられるかあるいは失敗に終わる場合もある。糖尿病、癌、免疫不全症を有する患者、高齢患者などの、複数の共存症を有し、組織の完全性が低下した患者では、状況は更に悪化する。回復の失敗又は部分的な失敗は、腹部の組織又は臓器、多くの場合、大網又は腸から脂肪組織がヘルニア欠損部を通じて脱出する瘢痕ヘルニアにつながることが多い。こうしたヘルニアは皮下の膨らみのように見え、痛みがあるか又は触れると痛い場合がある。ヘルニア内容が絞扼又は嵌頓した場合には、これは緊急手術を要する生命に関わる状況につながる場合すらある。
場合によっては、従来の方法で外科用メッシュを使用して瘢痕ヘルニアの発生率を下げてきた。しかしながら、従来の方法で使用されるメッシュは、患者の体内に相当量の異物を残置することになり、感染症のリスクの増大、慢性痛又は不快感といったそれ自体の問題点を有している。更に、こうしたメッシュを設置するためには大量の組織の切開を必要とし、その外傷によって組織の炎症が増大する。最後に、広範囲の組織の切開はメッシュを適切に設置するのに多大な時間も要する。
したがって、腹式開腹術などの大きな切開創を閉鎖するための改善された装置及び方法が求められている。
本発明は、切開創を接合するための外科的切開創の閉鎖装置であって、切開創の第1の側に配置されるように構成された第1の要素と、切開創の第2の側に配置されるように構成された第2の要素と、を含む装置を提供する。第1の要素はほぼ平坦であり、かつ生体適合性材料で作製され、更に、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分と、を含む。第2の要素はほぼ平坦であり、かつ生体適合性材料で作製され、更に、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分と、を含む。
本装置は、ポリプロピレン、ポリアルケン、ポリエチレン、フッ素化ポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリスチレン、ポリシリコーン、ポリカーボネート、ポリアリールエーテルケトン、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、芳香族ポリエステル、ポリイミド、及びこれらのコポリマー又は重合性物質からなる群から選択される非吸収性材料で更に作製することができる生体適合性メッシュで作製することができる。あるいは、生体適合性メッシュは、吸収性材料及び非吸収性材料の組み合わせで作製することができる。
一実施形態では、第1及び第2の長手方向部分は、メッシュの一方又は両方の側面上に異なる吸収性材料を更に含み、更に別の実施形態では、少なくとも第1、第2、第3及び第4のアームの遠位部分が、メッシュの一方又は両方の側面上に配置された異なる吸収性材料を更に含む。異なる吸収性材料は、ポリグラクチン(polygalactin)及びポリp−ジオキサノンの組み合わせで作製されたフリース状材料であってよい。
更に別の実施形態では、第1及び第2の長手方向部分は、該長手方向部分を貫通し、その長さに沿った複数の孔を有し、並びに/又は少なくとも第1、第2、第3及び第4のアームの遠位部分は、該遠位部分を貫通する孔を有する。
更に別の実施形態では、第1及び第2の要素のサイズ及び形状はほぼ同じである。
第1及び第2の要素の複数のアームは少なくとも3〜5cm(1.2〜2インチ)の間隔を置いて配されることができ、複数のアームは少なくとも5cm(2.0インチ)の長さを有し得る。
更に、第1及び第2の長手方向部分はそれぞれ約8〜25cmの長さ及び0.5〜1.5cm(約3.0〜10インチ及び0.2〜0.6インチ)の幅を有し得る。
更に、外科的切開創を修復するための方法であって、切開創の第1の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第1の要素と、切開創の第2の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第2の要素とを有する装置を得ることであって、第1の要素が、長さ及び幅を有し、長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分とを有し、第2の要素が、長さ及び幅を有し、長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分とを有することを含む方法も提供される。この方法は更に、第1の長手方向部分が前記切開創にほぼ沿って延び、少なくとも第1及び第2のアーム部分が切開創から離れる方向に外側に延びるように、切開創の第1の側に第1の要素を配置することと、第2の長手方向部分が切開創にほぼ沿って延び、少なくとも第3及び第4のアーム部分が切開創から離れる方向に外側に延びるように、切開創の第2の側に第2の要素を配置することと、少なくとも第1及び第2のアームを切開創の第1の側においてほぼ筋後部層内に挿入することと、少なくとも第3及び第4のアームを切開創の第2の側においてほぼ筋後部層内に挿入することと、第1及び第2の長手方向部分を切開創の表面において互いに取り付けることによって切開創を接合することと、を更に含む。
更に、外科的切開創の閉鎖用キットであって、切開創の第1の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第1の要素と、切開創の第2の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第2の要素と、を含む閉鎖装置を含むキットも提供される。第1の要素は、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分とを更に含み、第2の要素は、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分とを更に含む。第1及び第2の要素は生体適合性材料で作製される。キットは更に、ハンドルと遠位端部分とを有する挿入装置であって、遠位端部分が、閉鎖装置の少なくとも第1、第2、第3及び第4のアーム部分のそれぞれと着脱可能に連結されるように構成されている、挿入装置を含む。
本発明のこれら並びに他の特徴及び利点は、以下のより詳細な説明を、本発明の原理を一例として示す添付の図面と併せ読むことで明らかとなるであろう。
本発明に基づく開腹術閉鎖用装置の例示的な一実施形態。 図1の装置の配置を助ける目的で使用できる例示的な器具。 腹部切開創の平面図及び断面図。図1の装置を配置して切開創を閉鎖するための異なる工程を示す。 腹部切開創の平面図及び断面図。図1の装置を配置して切開創を閉鎖するための異なる工程を示す。 腹部切開創の平面図及び断面図。図1の装置を配置して切開創を閉鎖するための異なる工程を示す。
本発明を詳細に説明するのに先立ち、本発明は、その用途又は使用において添付の図面及び説明文で説明される部品の構成及び配置の細部に限定されるものではない点に留意されたい。本発明の例示的な実施形態は、他の実施形態、変形例、及び改変例として実施するかあるいはそれらに取り入れることが可能であり、また、様々な方法で実行又は実施することが可能である。例えば、本発明は特に開腹術の切開創に関連して詳細に述べられるが、本発明はいかなる種類の腹部切開創(すなわち帝王切開の切開創)及び他の任意の比較的長い切開創における使用にも容易に適合させ得るものである点は理解されるべきである。
図1は、本発明に基づく切開創の閉鎖のための例示的な装置を示す。装置1は、切開創の第1及び第2の側にそれぞれ配置されるように構成された第1の要素100及び第2の要素102を含む。第1の要素は、幅w及び長さlを有し、長手方向Lに延びる第1の長手方向部分104と、第1の長手方向部分104から外側に延びる少なくとも第1及び第2のアーム108とを有している。少なくとも第1及び第2のアームは、長手方向Lからほぼ垂直な方向に外側に延びることが好ましく、図に示されるように互いに間隔を置いて配されることが好ましい。同様に第2の要素102は、幅w及び長さlを有し、長手方向Lに延びる第2の長手方向部分106を有している。少なくとも第3及び第4のアーム110が長手方向Lからほぼ垂直な方向に、第1及び第2のアーム108とは反対の方向に外側に延びている。図1は、それぞれの側に4本ずつのアームを有する装置を示ししているが、装置はそれぞれの側に2本のみ、又はそれよりも多い任意の数のアームを含んでもよく、その数は閉鎖を必要とする切開創のサイズ及び種類に合わせて調整することができる。更に、装置のサイズを最適に調整するために、多数のアームを有する装置を使用者又は外科医が手術部位において切断することができる。
装置は、充分な機械的特性を有する任意の適当な生体適合性材料で作製することができる。好ましくは、装置は吸収性又は非吸収性のメッシュ材料、又はそれらの特定の組み合わせから構成される。例示的なメッシュ材料としては、約0.7mmの厚さを有し、かつEthicon,Inc.(Somerville,NJ)によって製造される、編組又は織布ポリプロピレンメッシュであるPROLENE(登録商標)がある。他の適切な材料としては、ポリアルケン、ポリエチレン、フッ素化ポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリスチレン、ポリシリコーン、ポリカーボネート、ポリアリールエーテルケトン、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、芳香族ポリエステル、ポリイミド、及びこれらの重合性物質のコポリマーなどの、非吸収性物質が挙げられる。更に、適切な吸収性材料としては、ポリヒドロキシ酸、ポリラクチド、ポリグリコリド、ポリヒドロキシ酪酸塩(polyhydroybutyrates)、ポリヒドロキシ吉草酸塩、ポリカプロラクトン、ポリジオキサノン、合成及び天然オリゴアミノ酸及びポリアミノ酸、ポリホスファゼン、ポリ無水物、ポリオルトエステル、ポリリン酸塩、ポリホスホン酸塩、ポリアルコール、多糖類、ポリエーテル、再吸収性ガラス、並びにこれらの重合性物質のコポリマーが挙げられる。不織技術を取り入れた他の織物技術も適当であり得る。
好ましい一実施形態では、第1及び第2の長手方向部分の一方又は両方の側面を、組織の内殖を促進するように設計された吸収性材料によって強化する。このような強化に適した1つの材料は、主として組織強化手術で使用されるVICRYL(登録商標)ポリグラクチン合成外科用複合材料である、ETHISORB(登録商標)Dura Patch(Codman & Shurtleff,Inc.(Raynham,MA))の製品名で販売される製品の材料又は要素を組み立てることによって作製される。VICRYL(登録商標)はやはりEthicon,Inc.によって製造される材料であり、ETHISORB(登録商標)Dura Patchは、VICRYL(登録商標)(ポリグラクチン910)、及び、一方の側面が1片の染色ポリ−p−ジオキサノンフィルムに挟まれたPDS(ポリp−ジオキサノン)無染色糸から作製されたフリースを含んでいる。フリース及びフィルムは、フィルムをシートとして完全な状態に残す処理で一体に結合される。一実施形態では、装置1の第1及び第2の長手方向部分を2片のETHISORB(登録商標)Dura Patchの間に挟み込み、要素を熱によって一体に結合する。代替的な一実施形態では、本装置はPROLENE(登録商標)メッシュで作製され、別々の要素(フリースパッド及び染色ポリ−p−ジオキサノンフィルムシート)が装置の長手方向部分の一方の側面に配置され、第2のフリースパッド及び染色ポリ−p−ジオキサノンフィルムシートが他方の側面に配置される。次いでこの5片の要素からなるアセンブリに熱処理を行って要素を一体に結合させる。熱処理は、PDS糸及び染色ポリ−p−ジオキサノンフィルムのみを溶融する温度を維持するように制御される。別々の要素の使用により、後でメッシュを介して2枚のフィルムシートを結合する際にこれを容易にする非圧縮フリースが得られるが、これは、圧縮時にPROLENE(登録商標)メッシュの織布内に2枚の綿状のフリース層が組み入れられるためである。熱圧縮処理後には、染色ポリ−p−ジオキサノンフィルムシートは、溶融してメッシュとフリース層との間に大量の結合点を形成しており、もはや存在していない。
第1及び第2の長手方向部分はそれぞれ、後述するように外科医が縫合糸を配置する際の助けとなる、長手方向部分を貫通しその長さに沿った複数の孔116、118を更に含み得る。最後に、複数のアームの遠位部分112、114は、上記に述べたもののような組織の内殖を促進するように設計された吸収性材料によって同様に強化することができる。
好ましい一実施形態では、第1及び第2の長手方向部分104、106の長さは少なくとも8cm(3インチ)、好ましくは8〜25cm(3.0〜10インチ)であるが、上記に述べたように、より長くして外科医が必要に応じてこれを短く切断するようにしてもよい。長手方向部分の幅w、wは好ましくは約1.5cm(0.6インチ)であり、長さl、lは約5〜10cm(2〜4インチ)であり、アーム部分の幅w、wは好ましくはそれぞれ約0.5cm(0.2インチ)である。図1より明らかであるように、アーム部分の合計の幅は、体内に移植される異物を最小限に抑えるために長手方向部分の長さよりも大幅に小さくなっている。更に、アームは、更に後述するように長手方向部分の長さに沿って力をより効果的に分散させるために長手方向部分の長さに沿って間隔を置いて配されている。
次に図2を参照すると、上記に述べた装置の配置を助ける目的で使用することができる例示的な器具200が示されている。この器具は、ハンドル部分201、装置のアームの遠位部分112、114と係合するように構成された遠位部分202、及びその間に延びる中央部203を含む。遠位部分202は、アームの遠位部分112、114のサイズ及び形状と概ね一致するサイズ及び形状のものであることが好ましい。遠位部分202は若干小さくてもよいが、アームの遠位部分が移植される際にそのほぼ平坦な向きが維持されるような充分なサイズである必要がある。好ましい一実施形態では、遠位部分は、アームの遠位部分の孔120、122に通されるように設計された突起部204などを含む。これにより、移植の際に挿入器をアームの遠位部分と着脱可能に係合させ、これを組織を通して押し込むことが可能となる。本明細書においては突起部について図示、説明しているが、当業者であれば、移植の際に装置のアームを器具に着脱可能に固定する様々な他の手段が容易に理解され、本発明はこれに限定されるものではない。
図3a〜3cは、本発明の切開創閉鎖装置を移植するための方法における異なる工程を示す、切開創の平面図及び断面図である。最初に図3aを参照すると、切開創300、並びに切開創300の第1及び第2の側301、302が示されており、皮膚の表面が参照数字305によって示されている。切開創の両側の皮膚(表皮)の下には皮下組織があり、その下には、正中線の両側に白線321と呼ばれる腹壁の筋肉の前筋膜320がある。腹直筋が参照数字306によって示されている。
装置1の第1及び第2の要素100、102は、それぞれ第1及び第2の側301、302で切開創に対して長手方向に整列されており、より詳細には白線に対して整列されていることが好ましい。これは図1にも見ることができ、線300が切開線を表している。適切に整列された時点で、腹直筋の腹側筋膜に小さな切開創を形成し、次いで第1の要素100の少なくとも第1及び第2のアーム108を、図3bに示されるように腹直筋の下側の筋後部空間内に配置する。アームは、図に示されるように筋後部層及び筋膜310、312によって画定される平面内において筋後部層内に正確に配置されることが好ましく、図2に示されるような挿入器200を使用して配置されることが好ましい。このような配置によって組織の損傷が最小に抑えられ、挿入装置が抜去される際に腹腔内圧を利用して端部を定位置に保持するのを助けることができる。第1の長手方向部分は、図3cに示されるように腹直筋/白線の腹側筋膜上に留置される。同じ手順を、第2の要素102を使用して図3cに示されるような配置が完了するまで切開創の第2の側302において繰り返す。最終的な配置の後、好ましくは1本の連続した縫合糸320を、開腹術の閉鎖のための標準的な閉鎖法において使用されるのと同じ要領で使用して、第1及び第2の長手方向部分を下側の組織、更に互いに対して縫合することによって白線の組織を接合する。上記に述べたように、装置は第1及び第2の長手方向部分の長さに沿って、縫合糸の配置を助ける複数の孔を含んでもよい。装置はわずかに異なる適用法によって腹膜前空間内に配置することも可能である。
〔実施の態様〕
(1) 切開創を接合するための外科的切開創の閉鎖装置であって、
前記切開創の第1の側に配置されるように構成された第1の要素と、前記切開創の第2の側に配置されるように構成された第2の要素と、を含み、
前記第1の要素がほぼ平坦であり、かつ生体適合性材料から構成され、更に、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分とを含み、
前記第2の要素がほぼ平坦であり、かつ生体適合性材料から構成され、更に、長さ及び幅を有し、かつ前記長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分と、を含む、装置。
(2) 前記第1及び第2の要素が生体適合性メッシュから構成される、実施態様1に記載の装置。
(3) 前記生体適合性メッシュが、ポリプロピレン、ポリアルケン、ポリエチレン、フッ素化ポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリスチレン、ポリシリコーン、ポリカーボネート、ポリアリールエーテルケトン、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、芳香族ポリエステル、ポリイミド、及びこれらのコポリマー又は重合性物質からなる群から選択される非吸収性材料から構成される、実施態様2に記載の装置。
(4) 前記生体適合性メッシュが、吸収性材料及び非吸収性材料の組み合わせから構成される、実施態様2に記載の装置。
(5) 前記第1及び第2の長手方向部分が、前記メッシュの一方又は両方の側面上に異なる吸収性材料を更に含む、実施態様2に記載の装置。
(6) 前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアームの遠位部分が、前記メッシュの一方又は両方の側面上に配置された前記異なる吸収性材料を更に含む、実施態様5に記載の装置。
(7) 前記異なる吸収性材料が、ポリグラクチン及びポリp−ジオキサノンの組み合わせから構成されるフリース状材料である、実施態様6に記載の装置。
(8) 前記第1及び第2の長手方向部分が、該長手方向部分を貫通し、その長さに沿った複数の孔を有する、実施態様5に記載の装置。
(9) 前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアームの前記遠位部分が、該遠位部分を貫通する孔を有する、実施態様6に記載の装置。
(10) 前記第1及び第2の要素のサイズ及び形状がほぼ同じである、実施態様1に記載の装置。
(11) 前記第1及び第2の要素の複数のアームが少なくとも3〜5cm(1.2〜2インチ)の間隔を置いて配された、実施態様10に記載の装置。
(12) 前記複数のアームが少なくとも5cm(2.0インチ)の長さを有する、実施態様11に記載の装置。
(13) 前記第1及び第2の長手方向部分がそれぞれ約8〜25cmの長さ及び0.5〜1.5cm(約3.0〜10インチ及び0.2〜0.6インチ)の幅を有する、実施態様12に記載の装置。
(14) 外科的切開創を修復するための方法であって、
前記切開創の前記第1の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第1の要素と、前記切開創の前記第2の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第2の要素とを有する装置を得ることであって、前記第1の要素が、長さ及び幅を有し、長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分とを有し、前記第2の要素が、長さ及び幅を有し、前記長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、前記第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分とを有する、ことと、
前記第1の長手方向部分が前記切開創にほぼ沿って延び、前記少なくとも第1及び第2のアーム部分が前記切開創から離れる方向に外側に延びるように、前記切開創の第1の側に前記第1の要素を配置することと、
前記第2の長手方向部分が前記切開創にほぼ沿って延び、前記少なくとも第3及び第4のアーム部分が前記切開創から離れる方向に外側に延びるように、前記切開創の第2の側に前記第2の要素を配置することと、
前記少なくとも第1及び第2のアームを前記切開創の前記第1の側においてほぼ筋後部層内に挿入することと、
前記少なくとも第3及び第4のアームを前記切開創の前記第2の側においてほぼ筋後部層内に挿入することと、
前記第1及び第2の長手方向部分を前記切開創の表面において互いに取り付けることによって前記切開創を接合することと、
を含む、方法。
(15) 前記第1及び第2の要素が生体適合性のメッシュ材料から構成され、前記第1及び第2の長手方向部分、並びに前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアーム部分の遠位端部分が前記メッシュの一方又は両方の側面上に異なる吸収性材料を更に含む、実施態様14に記載の方法。
(16) 前記異なる吸収性材料が、ポリグラクチン及びポリp−ジオキサノンの組み合わせから構成されるフリース状材料である、実施態様15に記載の方法。
(17) 前記メッシュがポリプロピレンメッシュである、実施態様16に記載の方法。
(18) 外科的切開創の閉鎖用キットであって、
前記切開創の第1の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第1の要素と、前記切開創の第2の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第2の要素とを含む閉鎖装置であって、前記第1の要素が、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分とを更に含み、前記第2の要素が、長さ及び幅を有し、かつ前記長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分とを更に含み、前記第1及び第2の要素が生体適合性材料から構成される、閉鎖装置と、
ハンドルと遠位端部分とを有する挿入装置であって、前記遠位端部分が、前記閉鎖装置の前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアーム部分のそれぞれと着脱可能に連結されるように構成されている、挿入装置と、
を含む、キット。
(19) 前記第1及び第2の要素のサイズ及び形状がほぼ同じである、実施態様18に記載のキット。
(20) 前記第1及び第2の要素がポリプロピレンメッシュから構成される、実施態様18に記載のキット。
(21) 前記第1及び第2の要素が、吸収性材料及び非吸収性材料の組み合わせから構築されたメッシュから構成される、実施態様18に記載のキット。
(22) 前記第1及び第2の長手方向部分、並びに前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアーム部分の遠位部分が、その一方又は両方の側面上に異なる吸収性材料を更に含む、実施態様18に記載のキット。
(23) 前記異なる吸収性材料が、ポリグラクチン及びポリp−ジオキサノンの組み合わせから構成されるフリース状材料である、実施態様22に記載のキット。

Claims (19)

  1. 切開創を接合するための外科的切開創の閉鎖装置であって、
    前記切開創の第1の側に配置されるように構成された第1の要素と、前記切開創に対し前記第1の側と反対側の第2の側に配置されるように構成された第2の要素と、を含み、
    前記第1の要素がほぼ平坦であり、かつ生体適合性材料から構成され、更に、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分とを含み、
    前記第2の要素がほぼ平坦であり、かつ生体適合性材料から構成され、更に、長さ及び幅を有し、かつ前記長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分と、を含み、
    前記第1の要素の前記少なくとも第1及び第2のアーム部分は、前記第1の要素の前記第1の長手方向部分から、前記切開創が存在する側と反対側に向かって延びて、患者の皮膚の下に埋め込まれ、
    前記第2の要素の前記少なくとも第3及び第4のアーム部分は、前記第2の要素の前記第2の長手方向部分から、前記切開創が存在する側と反対側に向かって延びて、患者の皮膚の下に埋め込まれ、
    前記第1の要素および前記第2の要素は、互いに物理的に連結しない、装置。
  2. 前記第1及び第2の要素が生体適合性メッシュから構成される、請求項1に記載の装置。
  3. 前記生体適合性メッシュが、ポリプロピレン、ポリアルケン、ポリエチレン、フッ素化ポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、ポリアミド、ポリウレタン、ポリイソプレン、ポリスチレン、ポリシリコーン、ポリカーボネート、ポリアリールエーテルケトン、ポリメタクリレート、ポリアクリレート、芳香族ポリエステル、ポリイミド、及びこれらのコポリマー又は重合性物質からなる群から選択される非吸収性材料から構成される、請求項2に記載の装置。
  4. 前記生体適合性メッシュが、吸収性材料及び非吸収性材料の組み合わせから構成される、請求項2に記載の装置。
  5. 前記第1及び第2の長手方向部分が、前記メッシュの一方又は両方の側面上に異なる吸収性材料を更に含む、請求項2に記載の装置。
  6. 前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアームの遠位部分が、前記メッシュの一方又は両方の側面上に配置された前記異なる吸収性材料を更に含む、請求項5に記載の装置。
  7. 前記異なる吸収性材料が、ポリグラクチン及びポリp−ジオキサノンの組み合わせから構成されるフリース状材料である、請求項6に記載の装置。
  8. 前記第1及び第2の長手方向部分が、該長手方向部分を貫通し、その長さに沿った複数の孔を有する、請求項5に記載の装置。
  9. 前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアームの前記遠位部分が、該遠位部分を貫通する孔を有する、請求項6に記載の装置。
  10. 前記第1及び第2の要素のサイズ及び形状がほぼ同じである、請求項1に記載の装置。
  11. 前記第1及び第2の要素の複数のアームが少なくとも3〜5cm(1.2〜2インチ)の間隔を置いて配された、請求項10に記載の装置。
  12. 前記複数のアームが少なくとも5cm(2.0インチ)の長さを有する、請求項11に記載の装置。
  13. 前記第1及び第2の長手方向部分がそれぞれ約8〜25cmの長さ及び0.5〜1.5cm(約3.0〜10インチ及び0.2〜0.6インチ)の幅を有する、請求項12に記載の装置。
  14. 外科的切開創の閉鎖用キットであって、
    前記切開創の第1の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第1の要素と、前記切開創に対し前記第1の側と反対側の第2の側に配置されるように構成されたほぼ平坦な第2の要素とを含む閉鎖装置であって、前記第1の要素が、長さ及び幅を有し、かつ長手方向に延びる第1の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第1の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第1及び第2のアーム部分とを更に含み、前記第2の要素が、長さ及び幅を有し、かつ前記長手方向に延びる第2の長手方向部分と、それぞれが長さ及び幅を有し、かつ前記第2の部分からほぼ垂直に外側に延び、互いに間隔を置いて配された少なくとも第3及び第4のアーム部分とを更に含み、前記第1及び第2の要素が生体適合性材料から構成される、閉鎖装置と、
    ハンドルと遠位端部分とを有する挿入装置であって、前記遠位端部分が、前記閉鎖装置の前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアーム部分のそれぞれと着脱可能に連結されるように構成されている、挿入装置と、
    を含み、
    前記第1の要素の前記少なくとも第1及び第2のアーム部分は、前記第1の要素の前記第1の長手方向部分から、前記切開創が存在する側と反対側に向かって延びて、患者の皮膚の下に埋め込まれ、
    前記第2の要素の前記少なくとも第3及び第4のアーム部分は、前記第2の要素の前記第2の長手方向部分から、前記切開創が存在する側と反対側に向かって延びて、患者の皮膚の下に埋め込まれ、
    前記第1の要素および前記第2の要素は、互いに物理的に連結しない、キット。
  15. 前記第1及び第2の要素のサイズ及び形状がほぼ同じである、請求項14に記載のキット。
  16. 前記第1及び第2の要素がポリプロピレンメッシュから構成される、請求項14に記載のキット。
  17. 前記第1及び第2の要素が、吸収性材料及び非吸収性材料の組み合わせから構築されたメッシュから構成される、請求項14に記載のキット。
  18. 前記第1及び第2の長手方向部分、並びに前記少なくとも第1、第2、第3及び第4のアーム部分の遠位部分が、その一方又は両方の側面上に異なる吸収性材料を更に含む、請求項14に記載のキット。
  19. 前記異なる吸収性材料が、ポリグラクチン及びポリp−ジオキサノンの組み合わせから構成されるフリース状材料である、請求項18に記載のキット。
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