JP5564795B2 - Dna定量方法、及び遺伝子解析方法 - Google Patents
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a) 標的DNAを含むサンプルと、該標的DNA上の所定領域を増幅するためのプライマー対を含むPCR反応液と、上記プライマー対によって増幅可能且つ該プライマー対によって増幅される領域内に前記標的DNAと区別可能な配列を持つ既知量の競合DNAと、前記標的DNA由来のPCR産物と前記競合DNA由来のPCR産物とをインベーダー反応によって各々特異的に検出するためのインベーダー反応液と、を含む混合液を調製する調製工程と、
b) 前記混合液の温度を制御することによりPCR反応及びインベーダー反応を行う反応工程と、
c) 前記インベーダー反応による、前記標的DNA由来のPCR産物と競合DNA由来のPCR産物の検出結果に基づいて前記PCR反応前の混合液における標的DNA量を推定するDNA量推定工程と、
を有することを特徴としている。
本方法では、まず、反応容器に定量対象とする標的DNA10を含むサンプル、定量の内部標準となる既知量の競合DNA20、PCR反応液、及びインベーダー反応液を所定量ずつ添加し、これらを混合した混合液を調製する。
シグナルプローブ41a、bは3’末端側に検出しようとする配列に相補的な領域を有し、5’末端側に検出しようとする配列とは無関係な配列から成るフラップ(flap)領域42a,bを有している。また、フレットプローブ61a、bは各シグナルプローブ41a、bのフラップ領域42a,bと相補的な配列から成る領域を有しており、蛍光色素F(FAM)又はR(RED)と消光剤(クエンチャー)Qが結合している。なお、競合DNA20の配列によってはインベーダーオリゴ51a、bは標的DNA10と競合DNA20とで共通のものを用いることができる。また、上記PCR反応のプライマー31にインベーダーオリゴ51a、bの役割を兼ねさせるようにしてもよい(非特許文献1を参照)。この場合、インベーダー反応液には別途インベーダーオリゴを含める必要はない。
まず、インベーダー反応用のオリゴヌクレオチド(シグナルプローブ41a、b及びインベーダーオリゴ51a、b)がアニールしない条件でPCR反応を行う。PCRの温度サイクルは、変性工程、プライマー付着(アニーリング)工程、及びプライマー伸長工程の3工程、又は変性工程と、プライマー付着及びプライマー伸長を同時に行うプライマー付着・伸長工程との2工程を含み、例えば、変性工程が94℃で1分間、プライマー付着工程が65℃で1分間、プライマー伸長工程が72℃で1分間、もしくは変性工程が94℃で1分間、プライマー付着・伸長工程が68℃で1分間などとすることができる。このようなサイクルを所定の回数繰り返すことによって標的DNA10及び競合DNA20を増幅する。このとき、標的DNA10と競合DNA20とは同一の反応系中で共通のプライマー対31、32によって増幅されるため、互いのDNA増幅が競合する(競合PCR)。すなわち、混合液中において標的DNA10に比べて競合DNA20が多い場合には、競合DNA由来のDNA断片が優先的に増幅され、逆に標的DNA10の方が多い場合には、標的DNA由来のDNA断片が優先的に増幅される。また、標的DNA10と競合DNA20の量が同じ場合には、PCR産物の量は等しくなる。従って、このような競合PCRにおいて得られるPCR産物11、21の量は初期の標的DNA10及び競合DNA20の量を反映したものとなる。
続いて、反応容器を高温(例えば99℃)で加熱することによってポリメラーゼを失活させた後、一定時間の間、インベーダー反応の至適温度(例えば63℃)に維持することによってインベーダー反応を行う。
これにより形成される三塩基重複構造を酵素クリベースが構造特異的に認識してシグナルプローブ41a、bのフラップ領域42a,bを切断する(以上、第1反応)。
本実験例は、合成オリゴヌクレオチド(以下、「合成オリゴ」と略称する)をテンプレートにインベーダープラス法の検出感度を調べたものである。
まず、インベーダープラス法における標的DNAとするため、以下の配列1、2から成る2種類の合成オリゴからPCRによって2本鎖のDNAを合成した。
配列1:AAACTCAAAGGAATTGACGGGGGCTGTGTCATGTCAAGCAGACTGAGCTCGATGGCTAGACGAACTGT
配列2:AGAAAGGAGGTGATCCAGCCGCAGCTGTGAGAGTGTCGCCGACATGAGACAGTTCGTCTAGCCATCGA
PCRは、10mM Tris-HCl、50mM KCl、5mM MgCl2、各0.8μMの合成オリゴ、各160μMのdATP、dCTP、dGTP、及びdTTP、2.5 unitsのHybriPol DNA Polymerase(バイオライン社、英国)を含む反応液を使用し、94℃で1分間のプレヒーティングの後、94℃で5秒間、59℃で5秒間、72℃で5秒間の条件で20サイクル、最後に72℃で1分間のポリメライゼーションを行った。上記2種類の合成オリゴの3'端側には、相補的な配列が含まれており、PCR反応によって、互いを鋳型及びプライマーとしたDNA合成が行われ、反応液中の合成オリゴの数だけ2本鎖のPCR産物が得られる。
以上により得られたPCR産物をDW(蒸留水)で10の10乗倍希釈及び10の11乗倍希釈したものを、それぞれ後述のインベーダープラス法におけるPCR反応及びインベーダー反応(以下、インベーダープラス反応と呼ぶ)のサンプルとした。
反応液は、10mM Tris-HCl、50mM KCl、10mM MgCl2、各0.5μMのプライマー、各0.6μMのシグナルプローブ、各0.3μMのインベーダーオリゴ、各40μMのdATP、dCTP、dGTP及びdTTP、0.3 unitsのHybriPol DNA Polymerase(バイオライン社、英国)、90unitsのCleavase、FRETプローブ(Third Wave Technologies社)を含んだ反応液(2.5μl)を用いた。なお、FRETプローブは蛍光色素(FAM)で標識されている。
プライマーは、それぞれ以下の配列3,4のものを合成して使用した。
配列3:AAACTCAAAGGAATTGACGGGGGC
配列4:AGAAAGGAGGTGATCCAGCCGCA
上記プライマーによるPCR産物を検出するためのシグナルプローブ、インベーダーオリゴとしては、Universal Invader(Third Wave Technologies社、米国)プログラムにて設計したものをそれぞれ使用した。
マイクロプレートの各ウェルに上記反応液とサンプル0.1μlを加えて全量2.5μlの混合液とし、95℃、1分間のプレヒーティングの後、94℃ 3秒間、68℃ 5秒間の条件で32サイクルでPCR反応を行った。その後、ポリメラーゼを失活させるために、99℃で3分間処理を行った後、63℃でインベーダー反応させた。なお、インベーダープラス反応及び蛍光測定には、MX3000P(ストラタジーン社)を使用した。
本実験例は、インベーダープラス反応によるSNP判定において標的DNAが低濃度の場合に、サンプルがヘテロ接合体であるのに一方のシグナルしか上がらず、ホモ接合体のようになる現象が起こることを示したものである。
サンプルには、コリエル研究所のDNAパネルのうち、PD35、PD18を選択して使用した。前者はCYP2C9の*2アレルを、後者はCYP2C9の*3アレルをそれぞれへテロで持つものである。各サンプルの吸光度を測定してDNA濃度がそれぞれ1.9ng/μl、及び7.8ng/μlであることを確認し、これらをそれぞれ5倍ずつ段階希釈したものをインベーダープラス反応のサンプルとして使用した。
本実験例では1つのウェルで2種類の塩基配列(すなわち、各SNP部位の野生型と変異型)を同時に検出できるよう、各反応液には、2種類のシグナルプローブ、及びインベーダーオリゴと、各シグナルプローブに対応した異なる蛍光物質(FAM、RED)を含む2種類のFRETプローブとを添加した。それ以外の点は、実験例1と同様にして反応液を調製した。
プライマーは、CYP2C9*2の検出用として以下の配列5、6のものを、CYP2C9*3の検出用として以下の配列7、8のものをそれぞれ合成して使用した。
配列5:TCCTGTTAGGAATTGTTTTCAGCAATGGAAAGAA
配列6:AGTAGTCCAGTAAGGTCAGTGATATGGAGTAGGG
配列7:GGAGCCCCTGCATGCAAGACAGGA
配列8:TGGGGACTTCGAAAACATGGAGTTGCAG
CYP2C9*2検出用、及びCYP2C9*3の検出用のシグナルプローブ及びインベーダーオリゴは、実験例1と同様のプログラムにて設計したものを使用した。
マイクロプレートの各ウェルに上記反応液とサンプル0.1μlを加えて全量2.5μlの混合液とした。インベーダープラス反応は、95℃、10秒間のプレヒーティングの後、94℃ 1秒間、68℃ 1秒間の条件で32サイクルのPCR反応を行い、その後、ポリメラーゼを失活させるために99℃で3分間処理を行った後、63℃でインベーダー反応を行った。なお、インベーダープラス反応及び蛍光測定は実験例1と同様の装置にて行った。
本実験例では、インベーダープラス反応を利用したSNP判定において、PCRによるDNA増幅が多すぎる場合に正しい判定が困難になる例を示す。
血液10μlを界面活性剤を含む前処理液100μlと混合することによって前処理(詳細は特開2001-299356号を参照)を行い、これを水で20倍に希釈したものをサンプルとした。なお、本例では、後述の各SNP部位が野生型のホモ接合体である2名のボランティアの血液を使用した。
本実験例ではサンプルとして上記のような血液の希釈液を使用するため、反応液としては、10mM Tris-HCl、50mM KCl、10mM MgCl2 、各0.5μMのプライマー、各0.6μMのプローブ、各0.3μMのインベーダーオリゴ、各40μM のdATP、dCTP、dGTPm及びdTTP、0.3 units のHybriPol DNA Polymerase(バイオライン社、英国)、90 unitsのCleavase、FRETプローブ(Third Wave Technologies社)に加え、ポリアミン、硫酸化多糖、界面活性剤、及びDTTを含む反応液を使用した。
VKORC1のSNP部位(rs9934438)を増幅するためのプライマーとしては、以下の配列9、10のものを合成して使用した。
配列9:TGGACCCTGCCCGAGAAAGGTGATT
配列10:CATGGAATCCTGACGTGGCCAAAGG
また、このSNP部位(rs9934438)を検出するためのシグナルプローブ及びインベーダーオリゴは、実験例1と同様のプログラムにて設計したものを使用した。
上記の反応液にサンプル1μlを加えて全量2.5μlとし、実験例1に準じてインベーダープラス反応及び測光を行った。
本実験例では、インベーダープラス法における標的DNA量と反応液量の関係に着目した試験を行った。サンプルとしては前述のPD35を使用し、CYP2C9*2を標的SNPとした。
本実験例では、標的DNAの濃度によって、インベーダープラス法の反応速度が変化する例を示す。
界面活性剤を含む前処理液100μlに血液を5μl、3μl又は、1μl添加して前処理を行い、それぞれを水で20倍に希釈したものをサンプルとした。なお、血液は実験例3の2名のボランティアのうちの1名のものを使用した。
反応液は実験例3に準じて調製した。標的SNPとしては、VKORC1のSNP(rs9923231)と上述のCYP2C9*3を使用し、CYP2C9*3部位を増幅、又は検出するためのプライマー、シグナルプローブ、及びインベーダーオリゴとしては、実験例2と同様のものを使用した。
VKORC1のSNP部位(rs9923231)を増幅するためのプライマーとしては、以下の配列11と配列12のものを合成して使用した。
配列11:CACCTCGGCCTCCCAAAATGCTAGG
配列12:GGGATCCCTCTGGGAAGTCAAGCAA
また、このSNP部位(rs9923231)を検出するためのシグナルプローブ及びインベーダーオリゴは、実験例1と同様のプログラムにて設計したものを使用した。
上記の反応液にサンプル1μlを加えて総量2.5μlの混合液とし、インベーダープラス反応を行った。インベーダープラス反応は、まずPCRとして、95℃ 10秒間プレヒーティングの後、94℃ 3秒間、68℃ 5秒間の条件で30サイクル行い、その後、ポリメラーゼを失活させるために、99℃ 3分間処理した後、63℃でインベーダー反応させた。測光は、実験例1に準じて行った。
本実験例は、実験例5と同様の実験をサンプルの濃度を変えて行ったものである。なお、ここでは標的SNPとして、VKORC1の2種類のSNP(rs9923231及びrs9934438)を使用した。
界面活性剤を含む前処理液100μlに実験例5と同一人の血液を10μl添加して前処理を行い、それぞれを水で20倍に希釈したもの(これを「基本サンプル」と呼ぶ)、及びこれを更に、2、10、40倍に希釈したものをサンプルとした。
反応液の調製及びインベーダープラス反応は実験例5に準じて行った。但し、上記2つの標的SNPの領域を増幅するためのプライマー、及びこれらを検出するためのシグナルプローブ、及びインベーダーオリゴとしては、それぞれ実験例3、5に記載のものを使用した。
本実験例は本発明に係るDNA定量方法の作用効果を検証するために行ったものであり、合成オリゴ(競合DNA)を内部標準として添加することによって濃度変化を検出する例を示す。
上述のPD35を標的DNAとし、これを200pg/μl、50pg/μl、20pg/μl、10pg/μlの各濃度に希釈したものをサンプルとして使用した。
また、以下の配列13,14から成る合成オリゴからPCRによって2本鎖のDNAを合成し、得られたPCR産物を10の8乗倍希釈及び10の9乗倍希釈したものをそれぞれ濃度測定用の競合DNAとした。なお、PCR反応は実験例1に準じて行った。
配列13:GCTTCTGACACAACTGTGTTCACTAGCATGTGTCATGTCAAGCAGACTGAGCTCGATGGCTAGACGAACTGT
配列14:CACCACCAACTTCATCCACGTTCACCGCTGTGAGAGTGTCGCCGACATGAGACAGTTCGTCTAGCCATCGA
反応液の組成は実験例3と同様とした。なお、本実験例では、DNA濃度測定用の標的領域としてβ-グロビン遺伝子を利用するものとし、この領域を増幅するためのプライマーとして以下の配列15,16のものを合成して使用した。
配列15:GCTTCTGACACAACTGTGTTCACTAGCA
配列16:CACCACCAACTTCATCCACGTTCACC
また、標的DNA検出用のシグナルプローブ及びインベーダーオリゴは、実験例1と同様のプログラムにて設計したものを使用した。
上記反応液にサンプル1μl及び競合DNA溶液0.3μlを加えて全量2.5μlの混合液とし、実験例1に準じてインベーダープラス反応を行った。
本発明によるDNA定量を行う際に検体(サンプル)のDNAが著しく少ない場合には、上述の競合PCRにおいて内部標準の競合DNAばかりが偏って増幅され、その後のインベーダー反応によって得られる蛍光シグナルが初期の標的DNAと競合DNAの比率を反映したものとならないことがある。そこで、本実験例では、このような事態を回避するために内部標準となる競合DNAとは別の競合DNA(以下、第2競合DNAと呼ぶ)を更に添加する例を示す。
界面活性剤を含む前処理液100μlに実験例5と同一人の血液を10μl添加して前処理を行い、それぞれを水で20倍に希釈したもの(これを「基本サンプル」と呼ぶ)、及びこれを更に、3、10、20倍に希釈したものをサンプルとした。
以下の配列17、18から成る合成オリゴからPCRによって2本鎖のDNAを合成し、得られたPCR産物を10の7乗倍希釈したものを上記第2競合DNAとした。なお、PCR反応は実験例1に準じて行った。
配列17:GCTTCTGACACAACTGTGTTCACTAGCAACCTCAAACAGACACATTGCGACTCGTAGCTCCTGAGGAGAAGT
配列18:CACCACCAACTTCATCCACGTTCACCTTGCCCCACAGGGCAGTAACGGCAGACTTCTCCTCAGGAGCTACG
反応液としては実験例7と同様のものを使用した。なお、内部標準の競合DNAとしては実験例7で得られた配列15、16のPCR産物を10の6乗倍希釈したものを使用した。
上記サンプル1μl、上記競合DNA及び第2競合DNA各0.15μlずつを前記反応液に加えて全量2.5μlの混合液とし、実験例7と同様の反応条件にてインベーダープラス反応及び測光を行った。
20…競合DNA
31、32…プライマー
41a,b…シグナルプローブ
42a…フラップ断片
51a、b…インベーダーオリゴ
61a、b…フレットプローブ
F、R…蛍光物質
Q…消光剤
配列2:合成オリゴヌクレオチド
配列3:PCRプライマー
配列4:PCRプライマー
配列5:PCRプライマー
配列6:PCRプライマー
配列7:PCRプライマー
配列8:PCRプライマー
配列9:PCRプライマー
配列10:PCRプライマー
配列11:PCRプライマー
配列12:PCRプライマー
配列13:合成オリゴヌクレオチド
配列14:合成オリゴヌクレオチド
配列15:PCRプライマー
配列16:PCRプライマー
配列17:合成オリゴヌクレオチド
配列18:合成オリゴヌクレオチド
Claims (4)
- a) 標的DNAを含むサンプルと、該標的DNA上の所定領域を増幅するためのプライマー対を含むPCR反応液と、上記プライマー対によって増幅可能且つ該プライマー対によって増幅される領域内に前記標的DNAと区別可能な配列を持つ既知量の競合DNAと、前記標的DNA由来のPCR産物と前記競合DNA由来のPCR産物とをインベーダー反応によって各々特異的に検出するためのインベーダー反応液と、を含む混合液を調製する調製工程と、
b) 前記混合液の温度を制御することによりPCR反応及びインベーダー反応を行う反応工程と、
c) 前記インベーダー反応による、前記標的DNA由来のPCR産物と競合DNA由来のPCR産物の検出結果に基づいて前記PCR反応前の混合液における標的DNA量を推定するDNA量推定工程と、
を有するDNA定量方法であって、
前記混合液が更に、前記プライマー対によって増幅可能且つ前記のインベーダー反応液によって検出されない配列から成る第2の競合DNAを含むことを特徴とするDNA定量方法。 - 上記DNA量推定工程が、前記インベーダー反応における標的DNA由来のPCR産物の検出信号と競合DNA由来のPCR産物の検出信号に基づいて、所定時点における各信号の強度比又は各信号強度の上昇速度の比から前記標的DNA量を推定するものであることを特徴とする請求項1に記載のDNA定量方法。
- 標的DNAを含むサンプルを複数の反応容器に分注し、一部の反応容器においてインベーダープラス法による該標的DNAの遺伝子解析を行うと共に、他の反応容器において請求項1又は2に記載のDNA定量方法による標的DNAの定量を行い、該定量結果に基づいて前記遺伝子解析の信頼性を評価することを特徴とする遺伝子解析方法。
- 上記一部の反応容器と前記他の反応容器とを同時に温度制御することによりPCR反応及びインベーダー反応を行うことを特徴とする請求項3に記載の遺伝子解析方法。
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