JP5563413B2 - 薄型偏光膜の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、薄型偏光膜の製造方法に関する。
熱可塑性樹脂基材を延伸し、この熱可塑性樹脂基材上にポリビニルアルコール(以下、PVAという)樹脂層を形成した後、この積層体を縦方向に延伸し、その後、染色液に浸漬して、縦方向に吸収軸を有する薄型偏光膜を作製する方法が知られている(特許文献1参照)。この製法によれば、PVA樹脂層を薄くすることができるので、例えば、偏光膜を有する光学積層体の薄膜化が期待されている。しかし、得られる薄型偏光膜の光学特性が不十分であるという問題がある。
特公平8−12296号公報
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、優れた光学特性を有する薄型偏光膜を製造する方法を提供することにある。
本発明の薄型偏光膜の製造方法は、熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂を含む樹脂溶液を製膜し、樹脂溶液の流動性を保った状態で熱可塑性樹脂基材を第1の方向に延伸して、熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂層が形成された積層体を作製する工程と、積層体を第2の方向に延伸する工程とをこの順で含む。好ましくは、第1の方向と第2の方向とは直交する。
好ましい実施形態においては、上記樹脂溶液を製膜する際、上記熱可塑性樹脂基材が延伸可能な温度とされている。
好ましい実施形態においては、上記熱可塑性樹脂基材および積層体が長尺状であり、上記第1の方向への延伸は、熱可塑性樹脂基材をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に直交する方向に延伸することにより行い、上記第2の方向への延伸は、積層体をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に延伸することにより行う。
好ましい実施形態においては、上記PVA系樹脂層を二色性物質で染色する工程を含み、染色工程を上記第2の方向への延伸工程の前に行う。
好ましい実施形態においては、上記積層体をホウ酸水溶液中で第2の方向に延伸する。
本発明の別の局面によれば、薄型偏光膜が提供される。この薄型偏光膜は、上記製造方法により製造される。
本発明のさらに別の局面によれば、薄型偏光膜作製用積層体の製造方法が提供される。この薄型偏光膜作製用積層体の製造方法は、長尺状の熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂を含む樹脂溶液を製膜し、樹脂溶液の流動性を保った状態で、熱可塑性樹脂基材をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に直交する方向に延伸する工程を含む。
本発明のさらに別の局面によれば、薄型偏光膜作製用積層体が提供される。この薄型偏光膜作製用積層体は、上記製造方法により製造される。
本発明によれば、優れた光学特性を有する薄型偏光膜を作製することができる。例えば、優れた偏光膜コントラスト比(偏光膜コントラスト比=H/H90、H:平行透過率、H90:直交透過率)を得ることができる。
本発明の好ましい実施形態において用いられる積層体の概略断面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について説明するが、本発明はこれらの実施形態には限定されない。
A.薄型偏光膜の製造方法
本発明の薄型偏光膜の製造方法は、熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂を含む樹脂溶液を製膜し、樹脂溶液の流動性を保った状態で熱可塑性樹脂基材を第1の方向に延伸して積層体を作製する工程と、積層体を第2の方向に延伸する工程とをこの順で含む。
A−1.積層体作製工程
図1は、本発明の好ましい実施形態において用いられる積層体(薄型偏光膜作製用積層体)の概略断面図である。積層体10は、熱可塑性樹脂基材11とPVA系樹脂層12とを有し、熱可塑性樹脂基材11上にPVA系樹脂層12を形成することにより作製される。積層体10は、代表的には長尺状に形成される。PVA系樹脂層12は、熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂を含む樹脂溶液を製膜し、樹脂溶液の流動性を保った状態で熱可塑性樹脂基材を第1の方向に延伸することにより形成される。
熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度は、特に限定されないが、好ましくは140℃以下である。このような熱可塑性樹脂基材を用いることにより、PVA系樹脂の結晶化が急速に進まない温度での延伸を可能とし、当該結晶化による不具合(例えば、延伸によるPVA系樹脂層の配向を妨げる)を抑制することができる。さらに好ましくは85℃以下である。水中延伸を行うことができるからである。一方、熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度は、常温で熱可塑性樹脂基材が軟化せずに搬送性に優れるという点で、好ましくは30℃以上である。また、PVA系樹脂層の形成に際して塗工液を加熱乾燥する場合、乾燥温度を熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度より低くすることが好ましい。そのため、乾燥時間を短縮することができるという点で、50℃以上がより好ましく、65℃以上がさらに好ましい。なお、ガラス転移温度(Tg)は、JIS K 7121に準じて求められる値である。
熱可塑性樹脂基材の延伸前の厚みは、好ましくは20μm〜300μm、より好ましくは50μm〜200μmである。20μm未満であると、PVA系樹脂層の形成が困難になるおそれがある。300μmを超えると、延伸に過大な負荷を要するおそれがある。
熱可塑性樹脂基材の構成材料は、任意の適切な材料を用いることができる。例えば、(メタ)アクリル系樹脂、オレフィン系樹脂、ノルボルネン系樹脂、エステル系樹脂等が挙げられる。水中延伸方式を採用する場合、非晶質の(結晶化していない)ポリエチレンテレフタレート系樹脂が好ましく用いられる。中でも、非晶性の(結晶化しにくい)ポリエチレンテレフタレート系樹脂が特に好ましく用いられる。非晶性のポリエチレンテレフタレート系樹脂の具体例としては、ジカルボン酸としてイソフタル酸をさらに含む共重合体や、グリコールとしてシクロヘキサンジメタノールをさらに含む共重合体が挙げられる。
上記PVA系樹脂としては、任意の適切な樹脂を用いることができる。例えば、ポリビニルアルコール、エチレン−ビニルアルコール共重合体が挙げられる。ポリビニルアルコールは、ポリ酢酸ビニルをケン化することにより得られる。エチレン−ビニルアルコール共重合体は、エチレン−酢酸ビニル共重合体をケン化することにより得られる。PVA系樹脂のケン化度は、通常85モル%〜100モル%であり、好ましくは95.0モル%〜99.95モル%、さらに好ましくは99.0モル%〜99.93モル%である。ケン化度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。このようなケン化度のPVA系樹脂を用いることによって、耐久性に優れた薄型偏光膜が得られ得る。ケン化度が高すぎる場合には、樹脂溶液がゲル化しやすく、均一な膜を形成することが困難となるおそれがある。
PVA系樹脂の平均重合度は、目的に応じて適切に選択し得る。平均重合度は、通常1000〜10000であり、好ましくは1200〜4500、さらに好ましくは2500〜4300である。なお、平均重合度は、JIS K 6726−1994に準じて求めることができる。
上記樹脂溶液は、PVA系樹脂を含み、代表的には、上記PVA系樹脂を溶媒に溶解させた溶液である。溶媒の代表例としては、水が挙げられる。PVA系樹脂の濃度は、溶媒(例えば、水)100重量部に対して、好ましくは1重量部〜15重量部、より好ましくは2重量部〜10重量部である。このような樹脂濃度であれば、熱可塑性樹脂基材に密着した均一な膜を形成することができる。また、後述の第1の方向への延伸を良好に行うことができる。
樹脂溶液に、添加剤を配合してもよい。添加剤としては、例えば、可塑剤、界面活性剤等が挙げられる。可塑剤としては、例えば、エチレングリコールやグリセリン等の多価アルコールが挙げられる。界面活性剤としては、例えば、非イオン界面活性剤が挙げられる。これらは、得られるPVA系樹脂層の均一性や染色性、延伸性をより一層向上させる目的で使用し得る。
樹脂溶液を製膜する際、好ましくは、上記熱可塑性樹脂基材は延伸可能な温度とされている。予め、熱可塑性樹脂基材を延伸可能な温度としておくことにより、後述の第1の方向への延伸を直ちに行うことができ、良好に延伸することができる。具体的には、予め、熱可塑性樹脂基材を延伸可能な温度としていないと、例えば、第1の方向がTD方向である場合、製膜幅以上の幅を持つPVA系樹脂層を良好に作製できないおそれがある。この原因として、熱可塑性樹脂基材の製膜部分の温度が十分に上昇しないことが考えられる。熱可塑性樹脂基材の温度は、第1の方向への延伸温度以上であることが好ましく、例えば、熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度(Tg)+5℃以上である。なお、上限値は、熱可塑性樹脂基材の結晶化や樹脂溶液の沸騰等を考慮して調整される。1つの実施形態においては、樹脂溶液を製膜する際、熱可塑性樹脂基材は予め加熱されている。加熱方法としては、任意の適切な方法を採用し得る。例えば、熱風、赤外線ヒーター、ロールヒーター等が挙げられる。
製膜する際の樹脂溶液の温度は、好ましくは(予め加熱した熱可塑性樹脂基材の温度−10℃)〜(予め加熱した熱可塑性樹脂基材の温度+30℃)、より好ましくは(予め加熱した熱可塑性樹脂基材の温度)〜(予め加熱した熱可塑性樹脂基材の温度+20℃)である。
樹脂溶液の製膜方法としては、任意の適切な方法を採用し得る。具体例としては、ロールコート法、スピンコート法、ワイヤーバーコート法、ディップコート法、ダイコート法、カーテンコート法、スプレコート法、ナイフコート法(コンマコート法等)等が挙げられる。製膜方法等にもよるが、樹脂溶液を、例えば、20μm〜400μmとなるように製膜する。
生産性等の観点から、好ましくは、熱可塑性樹脂基材を搬送しながら(例えば、熱可塑性樹脂基材の長尺方向に)、樹脂溶液を製膜する。
次に、第1の方向に延伸を行う。当該延伸を行うことで、例えば、後述の第2の方向への延伸の際に第1の方向の収縮率が増加し得、光学特性(例えば、偏光膜コントラスト比)の向上に寄与し得る。
第1の方向への延伸は、製膜された樹脂溶液の流動性を保った状態で行う。樹脂溶液の流動性を保つことにより、PVA系樹脂の分子鎖の配向を伴わないで延伸し得る。具体的には、樹脂溶液が熱可塑性樹脂基材に良好に追従して、PVA系樹脂の分子鎖が第1の方向に高度に配向するのを抑制することができる。その結果、後述の第2の方向への延伸により、第2の方向の配向を飛躍的に高め得、極めて優れた光学特性(例えば、偏光膜コントラスト比)を有する薄型偏光膜を作製することができる。ここで、「流動性を保った状態」とは、例えば、樹脂溶液の粘度が100000mPa・s以下である状態をいい、好ましくは10000mPa・s以下である。なお、第1の方向への延伸は、樹脂溶液の製膜後、直ちに行うのが好ましく、延伸を行う際の樹脂溶液の粘度は、製膜する前に測定した値と、実質的に同じである。
1つの実施形態においては、第1の方向は熱可塑性樹脂基材の搬送方向(流れ方向)に直交する方向(TD方向)である。搬送方向に直交する方向は、好ましくは、長尺状の熱可塑性樹脂基材の幅手方向であり、熱可塑性樹脂基材の長尺方向に対して反時計回りに85°〜95°の方向を包含し得る。このような延伸処理により、製膜幅以上の幅を持つPVA系樹脂層を作製することができ、得られる薄型偏光膜は近年の大画面化に対応し得る。具体的には、画像表示装置に用いられる光学積層体は、PVA系樹脂層をより高次に配向させ得ることから、搬送方向(長尺方向)に吸収軸を有することが好ましい。この場合、光学積層体のサイズは幅によって規制される。したがって、幅広の薄型偏光膜は、大きいサイズの画像表示装置にも好適に用いられる。
本工程における延伸方法としては、例えば、一端を固定した固定端延伸でもよいし、一端を固定しない自由端延伸でもよい。好ましくは、テンター装置を介して一端を固定した固定端延伸である。本工程における延伸処理は、一段階で行ってもよいし、多段階で行ってもよい。また、生産性等の観点から、好ましくは、熱可塑性樹脂基材を搬送しながら(例えば、熱可塑性樹脂基材の長尺方向に)、延伸処理を行う。本工程における延伸方式は、好ましくは、空中延伸方式である。
本工程における延伸温度は、好ましくは熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度(Tg)+5℃以上、より好ましくは熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度(Tg)+10℃以上である。その一方で、当該延伸温度は、好ましくは100℃以下である。100℃を超えると、樹脂溶液の溶媒が蒸発して延伸時に流動性を失うおそれがある。
本工程における延伸倍率は、熱可塑性樹脂基材の元長に対して、好ましくは1.2倍〜6倍であり、より好ましくは1.5倍〜4倍である。1.2倍未満であると、例えば、十分な幅を確保できないおそれがある。6倍を超えると、厚みのバラツキが大きくなって、例えば、後の工程で安定して走行させることが困難となるおそれがある。
上記延伸後、好ましくは、樹脂溶液の流動性を低下(消滅)させる。流動性を低下(消滅)させる方法としては、代表的には、乾燥させる方法が挙げられる。乾燥温度は、好ましくは100℃以下、より好ましくは上記延伸温度以下、さらに好ましくは熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度(Tg)以下である。このような温度で乾燥することにより、PVA系樹脂の結晶化を抑制することができ、高倍率で延伸することが可能となり、乾燥時の熱可塑性樹脂基材の収縮を抑えることができる。
PVA系樹脂層の厚みは、好ましくは1μm〜20μmである。また、PVA系樹脂層の配向関数は、好ましくは0.05以下である。配向関数は、PVA系樹脂層の分子鎖の配向度を表す。配向関数(f)は、例えば、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)を用い、偏光を測定光として、全反射減衰分光(ATR:attenuated total reflection)測定により求められる。具体的には、測定光を後述の第2の方向(延伸方向)に対して0°と90°にした状態で測定を実施し、得られたスペクトルの2941cm−1の強度を用いて、下記式に従って算出される。ここで、下記強度Iは、3330cm−1を参照ピークとして、2941cm−1/3330cm−1の値である。なお、f=1のとき完全配向、f=0のときランダムとなる。
f=(3<cosθ>−1)/2=(1−D)/[c(2D+1)]
c=(3cosβ−1)/2,β=90degであることから、f=−2×(1−D)/(2D+1)
θ:分子鎖・延伸方向
β:分子鎖・遷移双極子モーメント
D=(I//)/(I⊥)
I⊥:測定光を第2の方向(延伸方向)に対して0°にして測定した値
I//:測定光を第2の方向(延伸方向)に対して90°にして測定した値
配向の発生原因としては、例えば、上記PVA系樹脂層を形成する際の製膜方法、延伸方法、上記熱可塑性樹脂基材の収縮・膨張が挙げられる。なお、上記配向関数の測定条件は、上記偏光特性に寄与し得ない配向が正の値として算出されるように設定されている。
PVA系樹脂層を形成する前に、熱可塑性樹脂基材に表面処理(例えば、コロナ処理等)を施してもよいし、熱可塑性樹脂基材上に易接着層を形成してもよい。このような処理を行うことにより、熱可塑性樹脂基材とPVA系樹脂層との密着性を向上させることができる。
A−2.延伸工程(第2の方向)
上記積層体を第2の方向に延伸する。上記工程により作製された積層体を第2の方向に延伸することで、PVA系樹脂層の分子鎖の第2の方向の配向を飛躍的に高め得る。その結果、極めて優れた光学特性(例えば、偏光膜コントラスト比)を有する薄型偏光膜を作製することができる。なお、第2の方向が、実質的に、得られる薄型偏光膜の吸収軸方向となる。
第2の方向は、好ましくは、上記第1の方向と直交する。本明細書において、「直交」とは、実質的に直交する場合も包含する。ここで、「実質的に直交」とは、90°±5.0°である場合を包含し、好ましくは90°±3.0°、さらに好ましくは90°±1.0°である。
上述のように、1つの実施形態においては、第1の方向は熱可塑性樹脂基材の搬送方向に直交する方向である。この場合、第2の方向は、好ましくは、積層体の搬送方向である。搬送方向は、MD方向ともいう。搬送方向は、好ましくは、長尺状の積層体の長尺方向(長手方向)であり、積層体の長尺方向に対して反時計回りに−5°〜+5°の方向を包含し得る。本実施形態により得られる薄型偏光膜は、近年の大画面化に対応でき、大きいサイズの画像表示装置にも好適に用いられる。
別の実施形態においては、第1の方向は熱可塑性樹脂基材の搬送方向(長尺状の熱可塑性樹脂基材の長尺方向)であり、第2の方向は搬送方向に直交する方向(幅手方向)である。
本工程における延伸方法は、任意の適切な方法を採用し得る。好ましくは、長尺状の積層体をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に延伸を行う。具体的には、周速の異なるロール間に長尺状の積層体を通して一軸延伸する方法である。このような方法を採用することにより、PVA系樹脂層の分子の第2の方向の配向をより高めることができる。本工程における延伸処理は、一段階で行ってもよいし、多段階で行ってもよい。
本工程における延伸方式は、特に限定されず、空中延伸方式でもよいし、水中延伸方式でもよい。好ましくは、水中延伸方式である。延伸方式が水中延伸方式である場合、積層体をホウ酸水溶液中で延伸することが好ましい。ホウ酸水溶液を用いることで、PVA系樹脂層に、延伸時にかかる張力に耐える剛性と、水に溶解しない耐水性とを付与することができる。具体的には、ホウ酸は水溶液中でテトラヒドロキシホウ酸アニオンを生成してPVA系樹脂と水素結合により架橋し得、剛性と耐水性を付与し得る。その結果、例えば、より高い偏光膜コントラスト比の実現を図ることができる。ホウ酸水溶液は、溶媒である水にホウ酸および/またはホウ酸塩を溶解させることにより得られる。ホウ酸濃度は、水100重量部に対して、通常、1重量部〜10重量部である。なお、ホウ酸またはホウ酸塩以外に、ホウ砂等のホウ素化合物、グリオキザール、グルタルアルデヒド等を溶媒に溶解して得られた水溶液も用いることができる。
後述の染色工程により、予め、PVA系樹脂層に二色性物質(代表的には、ヨウ素)が吸着されている場合、好ましくは、上記ホウ酸水溶液にヨウ化物を配合する。ヨウ化物を配合することにより、PVA系樹脂層に吸着させたヨウ素の溶出を抑制することができる。ヨウ化物としては、例えば、ヨウ化カリウム、ヨウ化リチウム、ヨウ化ナトリウム、ヨウ化亜鉛、ヨウ化アルミニウム、ヨウ化鉛、ヨウ化銅、ヨウ化バリウム、ヨウ化カルシウム、ヨウ化錫、ヨウ化チタン等が挙げられる。これらの中でも、好ましくは、ヨウ化カリウムである。ヨウ化物の濃度は、好ましくは0.05重量%〜15重量%、さらに好ましくは0.5重量%〜8重量%である。
本工程における延伸温度は、好ましくは140℃以下である。このような温度で延伸することで、PVA系樹脂の結晶化が急速に進むのを抑制して、当該結晶化による不具合(例えば、延伸によるPVA系樹脂層の配向を妨げる)を抑制することができる。より好ましくは85℃以下である。水中延伸を行うことができるからである。具体的には、85℃を超えると、PVA系樹脂に吸着させたヨウ素が溶出する、PVA系樹脂が溶出する等の不具合が発生するおそれがあり、得られる薄型偏光膜の光学特性が低下するおそれがある。特に、PVA系樹脂層が薄い場合、PVA系樹脂層が溶解して、得られる薄型偏光膜の光学特性が著しく低下するおそれがある。さらに好ましくは65℃以下である。水中延伸を良好に行うことができ、より優れた光学特性(例えば、偏光膜コントラスト比)を得ることができる。積層体を水溶液中に浸漬させて延伸する場合、積層体の水溶液への浸漬時間は、好ましくは10秒〜200秒である。
本工程における延伸倍率は、延伸前の積層体の元長に対して、好ましくは2.0倍以上である。当該延伸倍率の上限値は、好ましくは6倍程度である。積層体が破断するおそれがあるからである。
A−3.その他の工程
本発明の薄型偏光膜の製造方法は、上記以外に、その他の工程を含み得る。その他の工程としては、例えば、不溶化工程、染色工程、架橋工程、上記延伸工程とは別の延伸工程、洗浄工程、乾燥(水分率の調節)工程等が挙げられる。その他の工程は、任意の適切なタイミングで行い得る。
上記染色工程は、代表的には、PVA系樹脂層を二色性物質で染色する工程である。好ましくは、PVA系樹脂層に二色性物質を吸着させることにより行う。当該吸着方法としては、例えば、二色性物質を含む染色液にPVA系樹脂層(積層体)を浸漬させる方法、PVA系樹脂層に当該染色液を塗工する方法、当該染色液をPVA系樹脂層に噴霧する方法等が挙げられる。好ましくは、二色性物質を含む染色液に積層体を浸漬させる方法である。二色性物質が良好に吸着し得るからである。
上記二色性物質としては、例えば、ヨウ素、二色性染料が挙げられる。好ましくは、ヨウ素である。二色性物質としてヨウ素を用いる場合、上記染色液は、ヨウ素水溶液である。ヨウ素の配合量は、水100重量部に対して、好ましくは0.10重量部以上であり、より好ましくは0.15重量部〜0.50重量部である。ヨウ素の水に対する溶解度を高めるため、ヨウ素水溶液にヨウ化物を配合することが好ましい。ヨウ化物の具体例は、上述のとおりである。ヨウ化物の配合量は、水100重量部に対して、好ましくは0.3重量部〜4重量部である。染色液の染色時の液温は、PVA系樹脂の溶解を抑制するため、好ましくは20℃〜50℃である。染色液にPVA系樹脂層を浸漬させる場合、浸漬時間は、PVA系樹脂層の透過率を確保するため、好ましくは10秒〜300秒である。
好ましくは、染色工程は上記第2の方向への延伸工程の前に行う。
上記架橋工程は、代表的には、ホウ酸水溶液にPVA系樹脂層を浸漬させることにより行う。上記洗浄工程は、代表的には、ヨウ化カリウム水溶液にPVA系樹脂層を浸漬させることにより行う。上記乾燥工程における乾燥温度は、好ましくは30℃〜100℃である。
B.薄型偏光膜
本発明の薄型偏光膜は、上記製造方法により作製される。本発明の薄型偏光膜は、実質的には、二色性物質が吸着配向されたPVA系樹脂膜である。薄型偏光膜の厚みは、好ましくは15μm以下であり、より好ましくは10μm未満、さらに好ましくは5μm以下、特に好ましくは0.5μm〜5μmである。
上記薄型偏光膜の使用方法は、任意の適切な方法が採用され得る。具体的には、上記熱可塑性樹脂基材と一体となった状態で使用してもよいし、上記熱可塑性樹脂基材から他の部材に転写して使用してもよい。
C.薄型偏光膜作製用積層体の製造方法
本発明の薄型偏光膜作製用積層体の製造方法は、長尺状の熱可塑性樹脂基材上にPVA系樹脂を含む樹脂溶液を製膜し、樹脂溶液の流動性を保った状態で、熱可塑性樹脂基材をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に直交する方向に延伸する工程を含む。当該延伸の詳細は、上記第1の方向への延伸と同様である。このような延伸を行うことにより、製膜幅以上の幅を持つPVA系樹脂層を作製することができ、得られる薄型偏光膜は近年の大画面化に対応し得る。また、本発明の薄型偏光膜作製用積層体を用いることにより、優れた光学特性(例えば、偏光膜コントラスト比)を有する薄型偏光膜を得ることができる。
以下、実施例によって本発明を具体的に説明するが、本発明はこれら実施例によって限定されるものではない。
各特性の測定方法は以下の通りである。
1.厚み
デジタルマイクロメーター(アンリツ社製、製品名「KC−351C」)を用いて測定した。
2.熱可塑性樹脂基材のガラス転移温度(Tg)
JIS K 7121に準じて測定した。
3.熱可塑性樹脂基材の温度
携帯用小型熱画像カメラ(チノー社製、商品名「サーモビジョンCPA−1200」)を用いて測定した。
4.粘度
サンプルは予め25℃に調温しておき、BL型粘度計(TOKIMEC社製、VISCOMETER BL) を用い、No.2ローター30回転にて測定した。
5.PVA系樹脂層の配向関数
測定装置は、フーリエ変換赤外分光光度計(FT−IR)(Perkin Elmer社製、商品名:「SPECTRUM2000」)を用いた。偏光を測定光として、全反射減衰分光(ATR:attenuated total reflection)測定により、PVA系樹脂層表面の評価を行った。配向関数(f)の算出は、以下の手順で行った。
測定光を延伸方向(第2の方向)に対して0°と90°にした状態で測定を実施した。
得られたスペクトルの2941cm−1の強度を用いて、下記式に従って算出した。ここで、下記強度Iは、3330cm−1を参照ピークとして、2941cm−1/3330cm−1の値を用いた。なお、f=1のとき完全配向、f=0のときランダムとなる。
f=(3<cosθ>−1)/2=(1−D)/[c(2D+1)]
c=(3cosβ−1)/2,β=90degであることから、f=−2×(1−D)/(2D+1)
θ:分子鎖・延伸方向
β:分子鎖・遷移双極子モーメント
D=(I//)/(I⊥)
I⊥:測定光を第2の方向(延伸方向)に対して0°にして測定した値
I//:測定光を第2の方向(延伸方向)に対して90°にして測定した値
[実施例1]
<積層体の作製>
(樹脂溶液の調製)
重合度2600、ケン化度99.9のポリビニルアルコール(PVA)樹脂(日本合成化学工業社製、商品名「ゴーセノール(登録商標)NH−26」)を95℃の熱水中に溶解して、濃度5重量%のPVA水溶液を調製した。
(熱可塑性樹脂基材の準備)
熱可塑性樹脂基材として、長尺状の非晶質ポリエチレンテレフタレート(A−PET)フィルム(三菱樹脂社製、商品名「ノバクリア SG007」、厚み:200μm、Tg:80℃)を用いた。
(PVA系樹脂層の形成)
テンター延伸装置を用いて、予め、上記熱可塑性樹脂基材を90℃に加熱した。加熱した熱可塑性樹脂基材上に、予め90℃に余熱しておいた上記PVA水溶液をバーコート法で厚み140μmに製膜し、直ちに該テンター延伸装置を用いて搬送方向に直交する方向(TD方向)に延伸倍率2倍まで延伸した(粘度:70mPa・s)。その後、80℃で8分間乾燥して、厚み3.5μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。このときのPVA系樹脂層の配向関数は、−0.08であった。
<染色処理>
得られた積層体を、30℃のヨウ素水溶液(重量比:ヨウ素/ヨウ化カリウム/水=0.2/1.4/98.4)に30秒間浸漬させた。
<架橋処理>
染色後の積層体を、30℃のホウ酸水溶液(重量比:ホウ酸/ヨウ化カリウム/水=3/4/93)に1分間浸漬させた。
<第2の方向への延伸処理>
架橋処理後の積層体を、60℃のホウ酸水溶液(重量比:ホウ酸/ヨウ化カリウム/水=4/5/91)に浸漬させながら、周速の異なるロール間に通して搬送方向(MD方向)に延伸した。このときの延伸倍率は5.0倍であった。
<洗浄・乾燥処理>
延伸処理後、積層体を、30℃のヨウ化カリウム水溶液(重量比:ヨウ化カリウム/水=4/96)に10秒間浸漬させた。その後、60℃で4分間乾燥を行った。
このようにして、熱可塑性樹脂基材上に、厚み1.7μmの薄型偏光膜を作製した。
(比較例1)
積層体を以下の方法により作製したこと以外は、実施例1と同様にして薄型偏光膜を作製した。得られた薄型偏光膜の厚みは、1.7μmであった。
<積層体の作製>
上記熱可塑性樹脂基材の片面に、上記PVA水溶液を製膜した後、80℃で8分間乾燥して、厚み7μmのPVA系樹脂層を形成し、積層体を作製した。
得られた積層体を、90℃の加熱下で、テンター装置を用いて、固定端延伸によりTD方向に延伸倍率2倍まで延伸し、積層体を作製した。このときのPVA系樹脂層の厚みは、3.5μmであった。また、このときのPVA系樹脂層の配向関数は、0.20であった。
(比較例2)
TD方向に延伸処理を行わなかったこと以外は、比較例1と同様にして薄型偏光膜を作製した。得られた薄型偏光膜の厚みは、1.9μmであった。
各実施例および比較例で得られた薄型偏光膜の偏光膜コントラスト比を測定した。偏光膜コントラスト比の測定方法は以下のとおりであり、測定結果は表1に示すとおりである。また、得られた薄型偏光膜の幅(TD方向)を、積層体作製時の製膜幅(塗工幅)を100%として表1に示す。
<偏光膜コントラスト比の測定>
(測定用フィルムの作製方法)
熱可塑性樹脂基材上に形成された薄型偏光膜を、ビニルアルコール系接着剤を用いてトリアセチルセルロースフィルム(富士写真フイルム(株)製、TAC−TD80UL)に転写して得られた積層体を、測定用フィルムとして用いた。
(測定)
紫外可視分光光度計(日本分光社製、製品名「V−7100」)を用いて、可視領域における、単体透過率、平行透過率(H)および直交透過率(H90)を測定した。これらの透過率は、JIS Z 8701の2度視野(C光源)により視感度補正を行った三刺激値Yの値である。
偏光膜コントラスト比を、単体透過率42%における平行透過率(H)および直交透過率(H90)の値を用いて、次式により算出した。
偏光膜コントラスト比=H/H90
Figure 0005563413
実施例1と比較例1とを比較すると、樹脂溶液の流動性を保った状態で延伸を行うことにより、格段に優れた偏光膜コントラスト比を有する薄型偏光膜が得られることがわかる。
実施例1と比較例2とを比較すると、TD延伸を行った実施例1は、偏光膜コントラスト比により優れていた。また、得られた薄型偏光膜の幅も大きかった。
本発明の薄型偏光膜は、液晶テレビ、液晶ディスプレイ、携帯電話、デジタルカメラ、ビデオカメラ、携帯ゲーム機、カーナビゲーション、コピー機、プリンター、ファックス、時計、電子レンジ等の液晶パネルに好適に用いられる。
10 積層体
11 熱可塑性樹脂基材
12 PVA系樹脂層

Claims (8)

  1. 熱可塑性樹脂基材上にポリビニルアルコール系樹脂を含む樹脂溶液を製膜し、該樹脂溶液の流動性を保った状態で該熱可塑性樹脂基材を第1の方向に延伸して、該熱可塑性樹脂基材上にポリビニルアルコール系樹脂層が形成された積層体を作製する工程と、
    該積層体を第2の方向に延伸する工程とを、この順で含み、
    該第1の方向と該第2の方向とが直交する、薄型偏光膜の製造方法。
  2. 前記樹脂溶液を製膜する際、前記熱可塑性樹脂基材が延伸可能な温度とされている、請求項1に記載の薄型偏光膜の製造方法。
  3. 前記熱可塑性樹脂基材および積層体が長尺状であり、
    前記第1の方向への延伸は、該熱可塑性樹脂基材をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に直交する方向に延伸することにより行い、
    前記第2の方向への延伸は、該積層体をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に延伸することにより行う、請求項1または2に記載の薄型偏光膜の製造方法。
  4. 前記ポリビニルアルコール系樹脂層を二色性物質で染色する工程を含み、
    該染色工程を前記第2の方向への延伸工程の前に行う、請求項1から3のいずれかに記載の薄型偏光膜の製造方法。
  5. 前記積層体をホウ酸水溶液中で第2の方向に延伸する、請求項1から4のいずれかに記載の薄型偏光膜の製造方法。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の薄型偏光膜の製造方法により製造された、薄型偏光膜。
  7. 長尺状の熱可塑性樹脂基材上にポリビニルアルコール系樹脂を含む樹脂溶液を製膜し、該樹脂溶液の流動性を保った状態で、該熱可塑性樹脂基材をその長尺方向に搬送しながら、搬送方向に直交する方向に延伸する工程を含む、薄型偏光膜作製用積層体の製造方法。
  8. 請求項7に記載の製造方法により製造された、薄型偏光膜作製用積層体。
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