JP5563326B2 - 建物の換気設備 - Google Patents

建物の換気設備 Download PDF

Info

Publication number
JP5563326B2
JP5563326B2 JP2010025904A JP2010025904A JP5563326B2 JP 5563326 B2 JP5563326 B2 JP 5563326B2 JP 2010025904 A JP2010025904 A JP 2010025904A JP 2010025904 A JP2010025904 A JP 2010025904A JP 5563326 B2 JP5563326 B2 JP 5563326B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
space
heat
building
air supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010025904A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011163629A (ja
Inventor
昌幸 小島
岳志 園田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Housing Corp
Original Assignee
Toyota Housing Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Housing Corp filed Critical Toyota Housing Corp
Priority to JP2010025904A priority Critical patent/JP5563326B2/ja
Publication of JP2011163629A publication Critical patent/JP2011163629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5563326B2 publication Critical patent/JP5563326B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B10/00Integration of renewable energy sources in buildings
    • Y02B10/20Solar thermal
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers

Description

本発明は、建物の換気設備に関するものである。
太陽光の熱を利用して建物内空間の空気を温める技術が提案されている。例えば特許文献1に記載されている構成では、建物の壁体の屋外側に鋼板等の集熱板が設けられ、壁体と集熱板との間に空気層が形成され、空気層は還気ダクト及び給気ダクトにより居室と連通されている。この構成によれば、居室から空気層に還気ダクトを通じて取り込まれた空気が給気ダクトを通じて再び居室に戻される。この場合、空気層にて太陽光により温められた空気が暖気として居室に供給されるため、太陽光の熱を利用して居室の温度調整が行われることになる。
特開2005−326077号公報
しかしながら、上記特許文献1の構成において空気層から室内へは、単に空気層内で太陽熱集熱により暖気された空気が供給されるだけであり、曇り日など日差しが弱い場合には太陽熱集熱が十分でないと考えられる。したがって、空気層から室内への給気が室内暖房に寄与しない場合や、却って室内温度を低下させてしまう場合もあると想定される。
また、建物において、室内換気を行うための換気設備と、換気設備により室内に供給される外気と屋外に排出される内気との間で熱交換を行う熱交換器と、が設けられた構成が知られている。この場合、例えば冬期において室内換気に伴う室内温度の低下が熱交換器により抑制されているが、熱交換器の熱交換効率が低いと室内換気に伴って室内温度が低下することが懸念される。
本発明は、建物内空間の換気に際して熱効率の改善を図ることを主たる目的とする。
上記課題を解決するために、第1の発明の建物の換気設備は、建物の外壁又は屋根を形成する板材の屋外側に設けられた集熱板を有するとともに前記板材と前記集熱板との間に集熱空間が形成されている太陽熱集熱部を備える建物に適用され、前記集熱空間の空気が建物内空間に供給される建物の換気設備であって、外気を取り込み前記建物内空間に供給する給気通路と、前記建物内空間から内気を取り込み屋外に排出する排気通路と、前記給気通路に取り込まれた外気と前記排気通路に取り込まれた内気との間で熱交換を行う熱交換装置とを備え、前記給気通路には、前記熱交換装置の下流側に接続された前記集熱空間が含まれており、前記給気通路において前記熱交換装置よりも下流側には、前記集熱空間よりも下流側にて前記建物内空間に対して給気を行う第1給気口と、前記集熱空間よりも上流側にて前記建物内空間に対して給気を行う第2給気口とが設けられており、前記第1給気口と前記第2給気口とのいずれから前記建物内空間に対して給気を行うかが切替手段により切り替えられる構成であることを特徴とする。
第1の発明によれば、給気通路及び排気通路を通じて建物内空間の換気が行われる構成において、外気が給気通路を通じて建物内空間に供給される場合、その外気は、熱交換装置での熱交換により内気(建物内空間の空気)の熱が付与されて温度上昇し、それから太陽熱集熱部の集熱空間にて太陽熱が付与されてさらに温度上昇する。この場合、例えば熱交換装置での熱交換が行われずに集熱空間にて太陽熱が付与される構成に比べて、建物内空間に供給される外気の上昇温度を大きくすることができる。
また、給気通路において第1給気口に加えて第2給気口が設けられており、それら第1給気口又は第2給気口から給気が行われる。このため、熱交換装置において熱交換され且つ集熱空間において加熱された外気を建物内空間に供給するだけでなく、熱交換装置において熱交換された外気を集熱空間において加熱することなく建物内空間に供給することが可能となっている。この場合、熱交換装置にて熱交換した外気をそのまま建物内空間に供給することにより、建物内空間の換気に際して建物内空間の温度上昇を抑制できる。したがって、例えば夏期においてエアコン等の空調装置により建物内空間の冷房が行われている場合に、建物内空間の換気を行いつつ冷房効率の低下を抑制することができる。
以上の結果、建物内空間の換気に際して熱効率の改善を図ることができる。
第2の発明では、屋外環境に関する情報を屋外環境情報として取得する屋外情報取得手段と、前記屋外情報取得手段により取得された屋外環境情報に基づいて、前記第1給気口と前記第2給気口とのいずれから前記建物内空間に対して給気を行うかを切り替える制御手段とを備えている。
第2の発明によれば、屋外環境情報に合わせて給気通路における第1給気口又は第2給気口から建物内空間に外気が供給される。したがって、外気が所定温度より低い場合に太陽熱により加熱された外気を建物内空間に供給し、外気が所定温度以上である場合に外気を太陽熱により加熱せずに建物内空間に供給することができる。例えば、冬期において建物内空間に暖かい外気を供給し、夏期において内気に近い温度の外気を建物内空間に供給することができる。つまり、建物内空間の換気を行う際に、外気温度などの屋外環境に合わせて建物内空間の温度を好適に調整することができる。
第3の発明では、前記集熱空間は、前記建物内空間の空気が該集熱空間に向けて流入する空気流入口と、前記空気流入口から流入した空気が屋外に向けて流出する空気流出口とにそれぞれ通じており、前記給気通路において前記第1給気口から前記建物内空間に給気が行われている場合に、前記空気流入口及び前記空気流出口がそれぞれ閉鎖される構成とした。
第3の発明によれば、集熱空間に溜まった熱が空気流出口から屋外へ放出される構成において、外気が集熱空間を経由して第1給気口から建物内空間に供給される場合に、空気流入口及び空気流出口が閉鎖されるため、集熱空間にて加熱された空気が屋外へ放出されることを回避することができる。したがって、例えば夏期においては外壁や屋根において集熱空間から板材等を介して建物内空間に伝わる熱を減らすことができ、ひいては、夏期等において集熱空間からの熱放射により建物内空間の温度が上昇してしまうという不都合を回避できる。また、冬期においては集熱空間内の熱を屋外へ放出せずに建物内空間の暖房に利用することができる。つまり、建物内空間の暖房効率を高めることができる。
第4の発明では、前記集熱空間は互いに離間させて複数設けられており、前記複数の集熱空間は連結配管により連結されており、前記複数の集熱空間のうち少なくとも2つが前記給気通路として用いられ、該給気通路として用いられた集熱空間を複数経由した外気が前記建物内空間に供給される。
第4の発明によれば、複数の集熱空間が連結配管により連結されており、そのうち少なくとも2つの集熱空間を給気通路として用いることができる構成では、2以上の集熱空間で空気を経由させることにより空気の昇温効果を高めることができる。これにより、給気通路における熱交換装置の下流側において外気の上昇温度を大きくすることができる。
また、2以上の集熱空間がひとまとめで形成されそれが1つの給気通路として機能する場合と、2以上の集熱空間が連結配管により連結されそれが1つの給気通路として機能する場合とを比べると、後者の方が給気通路としての空気の流通性が低く、集熱空間内における空気の滞在時間が長くなると考えられる。したがって、後者の方が集熱空間内において空気に加えられる太陽熱が多く、空気の温度上昇が大きくなる。これにより、給気通路における熱交換装置の下流側において外気の上昇温度をより一層大きくすることができる。
第5の発明では、前記建物内空間がそれぞれの階に設けられている複数階建ての建物に適用され、前記給気通路は、前記熱交換装置及び前記集熱空間を経由させた外気を各階ごとに個別に供給することが可能となっており、前記複数階のうちいずれの階を対象として給気を行うかを切り替える階切替手段と、前記建物内空間における人の居場所を検出する人検出手段と、前記人検出手段により人が検出された階に給気が行われるように前記階切替手段の動作制御を行う手段とを備えている。
第5の発明によれば、人がいる階を対象として集熱空間による建物内空間の暖房を行うことができる。これにより、複数階の建物において全ての階を対象として暖房を行わなくても、人がいる場所を人にとって快適な温度に調整することができる。
第6の発明では、前記集熱空間は複数形成されており、前記給気通路は、各集熱空間のうちいずれかを経由させて外気を前記建物内空間に供給することが可能となっており、前記各集熱空間のうちいずれを経由させるのかを切り替える集熱空間切替手段と、各集熱空間の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記集熱空間切替手段の動作制御を行う手段とを備えている。
第6の発明によれば、給気通路により外気を建物内空間に供給する場合に、複数の集熱空間のうちいずれを経由するのかがそれら集熱空間の温度に基づいて選択的に切り替えられる。したがって、各集熱空間の温度が異なっていれば選択される集熱空間によって異なる温度の外気が建物内空間に供給されることになる。この結果、建物内空間の暖房に際して建物内空間の上昇温度の大きさを調整することができる。つまり、建物内空間のきめ細かい温度調整を行うことが可能となる。
本実施形態における建物の外壁周辺の概略断面を示す図。 外壁における窓部周辺の外観を示す正面図。 外壁における集熱空間の配置を示す図。 居室の床面周辺における外壁の縦断面図。 居室の天井面周辺における外壁の縦断面図。 換気制御処理の処理手順を示すフローチャート。 建物における空気の流れを示す図。 別の建物の概略断面を示す図。 別の外壁周辺の概略平面図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、本発明を2階建ての建物について具体化している。図1は外壁15周辺の概略断面を示す図、図2は外壁15における窓部18周辺の外観を示す正面図である。なお、図1には、太陽熱集熱装置31に関する電気的な構成を示すブロック図が含まれている。
図2に示すように、住宅等の建物10は一階部分11及び二階部分12を有している。建物10の外壁15には開口部としての窓部18が形成されており、窓部18は一階部分11及び二階部分12のそれぞれにおいて複数配置されている。窓部18には、開放可能な片開き窓21が設けられている。片開き窓21は窓サッシや窓ガラスなどを含んで構成されており、窓部18を通じて太陽光や外気が建物内に取り込むことが可能となっている。
一階部分11及び二階部分12において、外壁15はスパンドレル24を含んで構成されており、外壁15の屋外面がスパンドレル24により形成されている。スパンドレル24は、アルミニウム等の鋼鉄材により板状に形成されており、熱伝導率が比較的高くなっている。スパンドレル24は、板材が折り曲げられて形成された折り曲げ板であって、上下方向に延び且つ横並びになっている複数の溝部27を有している。スパンドレル24は、外壁15においてスパンドレル支持枠26により支持されており、スパンドレル支持枠26はスパンドレル24の周縁部に沿って延びる枠状に形成されている。
図1に示すように、建物10には建物内空間としての居室29が設けられている。居室29は例えばリビングや寝室となっており、屋外空間とは外壁15により仕切られている。建物10には、太陽光の熱を集めることで空気を温めるとともにその温めた空気を居室29に供給する太陽熱集熱装置31が設けられている。太陽熱集熱装置31は、スパンドレル24を介して太陽光の熱を集める集熱空間32を有しており、集熱空間32は外壁15に設けられている。
外壁15には、集熱空間32から居室29に空気を供給するための集熱部給気通路35と、居室29から集熱空間32に空気を取り込むための集熱部還気通路36とが設けられている。これら集熱部給気通路35及び集熱部還気通路36はそれぞれ集熱空間32と居室29とを連通する連通路となっており、集熱部給気通路35は居室29の天井面近傍に配置され、集熱部還気通路36は床面近傍に配置されている。この場合、集熱部還気通路36を通じて居室29から集熱空間32に内気(居室29内の空気)が取り込まれ、その内気が集熱空間32にて太陽光により温められると、温められた内気が集熱部給気通路35を通じて居室29に供給されることになる。
次に、太陽熱集熱装置31の集熱空間32の配置について図3を参照しつつ説明する。図3は外壁15における集熱空間32の配置を示す図である。なお、図3においては集熱空間32の配置を明確化するために溝部27の図示を省略している。
図3に示すように、外壁15には、窓部18が設けられている窓有り領域S1と、窓部18が設けられていない窓無し領域S2とが横並びに設けられており、それら領域S1,S2は屋外空間と居室29との間に存在している。太陽熱集熱装置31は集熱空間32を複数有しており、窓無し領域S2のそれぞれに集熱空間32が設けられ、窓有り領域S1には集熱空間32が設けられていない。この場合、集熱空間32は窓部18の側方に配置されていることになり、例えば集熱空間32が窓有り領域S1において窓部18の上方や下方に配置されている構成に比べて、集熱空間32の上下方向の寸法が大きくなっている。
窓有り領域S1及び窓無し領域S2のいずれにおいても、外壁15の屋外面はスパンドレル24により形成されている。したがって、窓有り領域S1及び窓無し領域S2において外壁15の屋外面が異なる板材により形成されている構成に比べて、外壁15の意匠性を向上させることができる。
ここで、窓無し領域S2における外壁15の構成について図4、図5を参照しつつ説明する。図4は居室29の床面周辺における外壁15の縦断面図、図5は居室29の天井面周辺における外壁15の縦断面図である。
図4に示すように、居室29の下方には床下空間39が設けられており、床下空間39の周囲には基礎41が設けられている。基礎41の上方には溝形鋼よりなる床大梁42が設けられており、床大梁42はその開放側を床下空間39側に向けて基礎41に沿って水平方向に延びている。基礎41と床大梁42との間には梁下スペーサ43が設けられており、床大梁42は梁下スペーサ43により基礎41の上面から離間していることになる。なお、梁下スペーサ43は所定の間隔で複数設置されている。これにより、基礎41と床大梁42との間には建物10の略全周にわたって通気用の隙間が設けられていることになる。
床大梁42には床下地材44が載置されており、床下地材44の上方に床材45が設けられている。床材45はフローリング等により形成されており、居室29と床下空間39とを仕切っている。
外壁15は床大梁42に対して取り付けられている。外壁15は外壁パネル51を有しており、外壁パネル51は、板材としての外壁材52と、その外壁材52の裏面(居室29側の面)に取り付けられた外壁フレーム53とを含んで構成されている。外壁材52はサイディングボード等により形成されている。外壁フレーム53は溝形鋼よりなり、床大梁42に取り付け固定されている。なお、外壁フレーム53においては、上下方向や水平方向に延びるフレーム部材が所定の間隔で複数配置されており、それらフレーム部材の間に壁内空気層54が形成されている。
外壁15において、外壁パネル51の居室29側には内壁材55が設けられている。内壁材55は石膏ボード等により形成されており、図示しない下地フレーム等を介して外壁フレーム53に対して取り付け固定されている。外壁材52と内壁材55との間において壁内空気層54より居室29側には居室側断熱材56が設けられている。居室側断熱材56はグラスウールやウレタンフォーム等により形成されており、内壁材55の屋外側面に沿って延びている。内壁材55の居室29側の面には、下端部における床材45との境界付近に巾木57が取り付けられている。
外壁15において、スパンドレル24は外壁パネル51の屋外側に設けられている。スパンドレル24においてスパンドレル支持枠26は、ビスが外壁材52を介して外壁フレーム53に螺着されることなどにより外壁パネル51に取り付け固定されている。これにより、スパンドレル24が外壁パネル51に対して固定されている。
スパンドレル24は外壁材52から屋外側に離間して設けられており、スパンドレル24と外壁材52との間の隙間が集熱空間32となっている。ここでは、スパンドレル支持枠26はスパンドレル24よりも外壁材52側へ突出しており、その突出した部分によってスパンドレル24が外壁材52から離れた位置で保持されている。また、スパンドレル支持枠26は、集熱空間32の周縁部においてスパンドレル24と外壁材52とを連結しており、集熱空間32を屋外側へ開放されていない閉鎖空間としている。ここで、スパンドレル24は太陽光が付与される集熱板に相当し、スパンドレル24及び集熱空間32が太陽熱集熱部を形成している。
外壁材52のスパンドレル24側の面にはスパンドレル側断熱材64が設けられている。スパンドレル側断熱材64は断熱性を有する断熱シートにより形成されており、外壁材52に対して貼り付けられている。この場合、スパンドレル側断熱材64は、外壁材52と集熱空間32との間に存在しており、集熱空間32に沿って延びている。
外壁15における床面近傍には、集熱部還気通路36を形成する還気用スリーブ66が設けられている。還気用スリーブ66は空調用配管により形成されており、例えば直径が150mmとなっている。還気用スリーブ66は、内壁材55、居室側断熱材56、壁内空気層54、外壁材52及びスパンドレル側断熱材64を貫通しており、還気用スリーブ66は、壁内空気層54を介することなく集熱空間32と居室29とを直接連通している。なお、外壁パネル51には、還気用スリーブ66を固定するための固定枠が取り付けられており、還気用スリーブ66はその固定枠を介して外壁パネル51に固定されている。
図5に示すように、居室29の上方には天井裏空間69が設けられている。天井裏空間69には溝形鋼よりなる天井大梁72が設けられており、天井大梁72はその開放側を側方(居室29側)に向けて床大梁42と同様に水平方向に延びている。天井大梁72の下方には天井材73が設けられている。天井材73は石膏ボード等により形成されており、居室29と天井裏空間69とを仕切っている。
外壁15は天井大梁72に対して取り付けられており、その取り付け構造は床大梁42に対する取り付け構造と同様になっている。例えば、外壁パネル51が天井大梁72に対して取り付け固定されており、外壁パネル51に対して内壁材55等が取り付けられている。
外壁15における天井面近傍には、集熱部給気通路35を形成する給気用スリーブ76が設けられている。給気用スリーブ76は、還気用スリーブ66と同様に直径150mmの空調用配管により形成されており、内壁材55、居室側断熱材56、壁内空気層54、外壁材52及びスパンドレル側断熱材64を貫通している。この場合、給気用スリーブ76は、壁内空気層54を介することなく集熱空間32と居室29とを直接連通していることになる。また、給気用スリーブ76は集熱空間32の一部を居室29側に開放していることになるため、例えば集熱空間32の上部全体が居室29側に開放されている構成に比べて、集熱空間32の流体抵抗が大きくされていることになる。この場合、給気用スリーブ76は空気の流れを規制する規制構造を集熱空間32に対して付与していることになり、集熱空間32の空気は給気用スリーブ76から居室29に流れ出にくくなっている。
ここで、集熱空間32への太陽熱の伝わり方について説明する。
外壁15においてスパンドレル24に太陽光が照射された場合、スパンドレル24には日射熱が付与される。この場合、日射熱は、放射熱伝達によりスパンドレル24を介して集熱空間32に伝わるとともに、対流熱損失によりスパンドレル24から屋外へ放出される。この場合、集熱空間32においては、日射熱のうち集熱空間32に伝わった熱により集熱空間32内の空気が温められて暖気となる。
本実施形態では、建物10において居室29の換気を行う換気システムが構築されている。この換気システムにおいては、屋外から取り込んだ外気と居室29から排出する排気との間で熱交換を行わせ、その外気を太陽熱集熱装置31の集熱空間32を介して居室29に供給することが可能となっている。つまり、換気に際して居室29に供給する外気により居室29の暖房を行うことが可能となっている。
図1に示すように、建物10には、屋外から居室29に外気を取り込むとともに居室29から屋外へ内気を排出する換気装置111が設けられている。換気装置111は例えば居室29の天井面又は天井裏空間に設けられている。換気装置111には、屋外から外気(OA)を取り込むための外気取込通路112と、取り込んだ外気を給気(SA)として居室29に供給するための外気供給通路113と、居室29から内気を還気(RA)として取り込むための内気取込通路114と、取り込んだ内気を排気(EA)として屋外に排出するための内気排出通路115とが接続されている。
なお、外気取込通路112及び内気排出通路115は空調用配管により形成されており、その空調用配管は、外壁15に形成された貫通孔等を介して屋外に通じている。外気供給通路113及び内気取込通路114は換気装置111に取り付けられたグリルなどにより形成されており、空気用の吹出口及び取込口となっている。なお、外気供給通路113及び内気取込通路114は空調用配管により形成されていてもよい。
換気装置111には、外気取込通路112から取り込まれた外気と内気取込通路114から取り込まれた内気との間で熱交換を行わせる熱交換部117が設けられている。熱交換部117は、外気と内気との間で顕熱及び潜熱の授受を行わせる全熱交換方式となっており、外気及び内気のうち温度の高い方から低い方へそれら熱を付与する。例えば冬期においては、居室29に供給される外気に排気(内気)の熱が付与され、それによってその外気の温度が上昇する。一方、夏期においては、居室29に供給される外気から排気に熱が付与され、それによってその外気の温度が低下する。なお、熱交換部117は、外気と内気との間で顕熱及び潜熱のうち顕熱の授受を行わせる顕熱交換方式であってもよい。
換気装置111には、屋外から居室29に外気を強制的に供給する給気ファン118と、居室29から屋外に内気を強制的に排出する排気ファン119とが設けられている。給気ファン118及び排気ファン119はそれぞれ電気モータを含んで構成されており、給気ファン118の駆動に伴って外気が外気取込通路112から取り込まれるとともにその外気が外気供給通路113から居室29へ供給され、排気ファン119の駆動に伴って内気が内気取込通路114から取り込まれるとともにその内気が内気排出通路115から屋外へ排出される。
ここで、換気装置111は、屋外から取り込んだ外気を居室29ではなく集熱空間32に供給することが可能な構成となっている。具体的には、換気装置111には、外気取込通路112から取り込んだ外気を集熱空間32に供給するための集熱部連通路121が接続されている。集熱部連通路121から集熱空間32に供給される外気は、外気供給通路113から居室29に供給される外気と同様に、排気(内気)と熱交換されるとともに、給気ファン118の駆動に伴って強制的に集熱空間32に供給される。
換気装置111には、外気供給通路113の開閉を行う外気供給バルブ122と、集熱部連通路121の開閉を行う外気集熱バルブ123とが設けられている。外気供給バルブ122及び外気集熱バルブ123はそれぞれ開閉弁等の開閉体を含んで構成されており、外気供給バルブ122が閉鎖状態にある場合、外気供給通路113を通じた居室29への外気の供給が停止され、外気集熱バルブ123が閉鎖状態にある場合、集熱部連通路121を通じた集熱空間32への外気の供給が停止される。
集熱部連通路121は、空調用配管により形成されており、集熱空間32に通じる集熱部還気通路36に接続されている。また、集熱部還気通路36は、居室29から集熱空間32に空気を流入させるための空気流入通路124を通じて居室29と連通されており、空気流入通路124は集熱部連通路121から分岐している。空気流入通路124には、その空気流入通路124の開閉を行う空気流入バルブ125が設けられている。空気流入バルブ125は開閉弁等の開閉体を含んで構成されており、空気流入バルブ125が閉鎖状態にある場合、空気流入通路124及び集熱部還気通路36を通じた居室29から集熱空間32への内気の供給が停止される。
なお、外気取込通路112、外気供給通路113、集熱部連通路121、集熱部還気通路36、集熱空間32及び集熱部給気通路35が給気通路に含まれており、外気供給通路113により第給気口が構成され、集熱部給気通路35により第給気口が構成されている。また、内気取込通路114及び内気排出通路115が排気通路に含まれている。
集熱空間32において集熱部給気通路35には、その集熱部給気通路35を開閉する集熱供給バルブ126が設けられている。集熱供給バルブ126は開閉弁等の開閉体を含んで構成されており、集熱供給バルブ126が閉鎖状態にある場合、集熱空間32から居室29への空気の供給が停止される。
スパンドレル24には、集熱空間32から屋外に空気を流出させるための空気流出通路128が設けられている。空気流出通路128は、スパンドレル24に形成された貫通孔となっており、集熱空間32の空気を屋外に放出することが可能となっている。集熱空間32はスパンドレル24の上部に配置されており、例えば集熱部給気通路35と同様に居室29の天井面近傍の高さに存在している。つまり、集熱部還気通路36より上方に設けられていることになる。
空気流出通路128には、その空気流出通路128を開閉する空気流出バルブ129が設けられている。空気流出バルブ129は開閉弁等の開閉体を含んで構成されており、空気流出バルブ129が閉鎖状態にある場合、集熱空間32から屋外への空気の放出が停止される。
なお、空気流入通路124及び空気流出通路128により空気流入口及び空気流出口がそれぞれ構成されている。また、外気供給バルブ122、外気集熱バルブ123、空気流入バルブ125、集熱供給バルブ126及び空気流出バルブ129により、換気装置111に取り込まれた外気を居室29に供給する場合に集熱空間32を経由させるか否かを切り替える給気口切替手段が構成されている。
次に、建物10の換気システムに関する電気的な構成について説明する。
換気システムには制御手段としてのコントローラ91が設けられている。コントローラ91は、CPUや各種メモリ等からなるマイクロコンピュータを含んで構成されており、例えば居室29の壁面に取り付けられている。コントローラ91は、人によって入力操作が行われる操作部92と、その入力操作に関する情報を記憶する記憶部93とを有している。
コントローラ91には、スパンドレル24の温度を検出するスパンドレル温度センサ95と、居室29の温度を検出する居室温度センサ96と、外気温度を検出する外気温度センサ97とが接続されており、これらセンサ95〜97は検出信号をコントローラ91に対して出力する。スパンドレル温度センサ95はスパンドレル24に取り付けられている。居室温度センサ96は例えば居室29の壁面に取り付けられており、外気温度センサ97は例えば外壁15におけるスパンドレル24が設けられていない部分に取り付けられている。
コントローラ91には、熱交換部117、給気ファン118、排気ファン119、外気供給バルブ122、外気集熱バルブ123、空気流入バルブ125、集熱供給バルブ126、空気流出バルブ129といった換気システムのアクチュエータが接続されており、コントローラ91は指令信号を出力することによりこれらアクチュエータの動作制御を行う。
続いて、コントローラ91により実行される換気システムの換気制御処理の処理手順について、図6のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、コントローラ91はこの換気制御処理を所定周期で繰り返し実行する。
図6において、ステップS11では、各種センサ95〜97の検出信号を取得する。ステップS12では、換気システムが機械換気モードにあるか否かを判定する。ここでは、操作部92に対して機械換気を停止させるための手動操作が行われたか否かを判定し、手動動作が行われていない場合に機械換気モードにあるとしてステップS13に進む。なお、ここでの換気システムには24時間換気が採用されており、換気システムが常に機械換気モードにあるため、停止のための手動操作が行われなければ機械換気が常に行われていることになる。
ステップS13では、居室29の暖房を行うか否かを判定する。ここでは、居室温度センサ96の検出信号に基づいて居室温度を算出するとともに、居室温度が所定温度(例えば18℃)より低いか否かを判定し、低い場合に暖房を行うとしてステップS14に進む。
ステップS14では、暖房に集熱空間32を使用するか否かを判定する。ここでは、スパンドレル温度センサ95の検出信号に基づいてスパンドレル24の温度を算出するとともに、スパンドレル24の温度が判定温度(例えば23℃)より大きいか否かを判定する。スパンドレル24の温度が判定温度以下である場合、集熱空間32による暖房を行わないとしてそのまま本処理を終了し、スパンドレル24の温度が判定温度より大きい場合、集熱空間32による暖房を行うとしてステップS15に進む。
ちなみに、記憶部93にはスパンドレル24の温度と集熱空間32の温度と対応関係に関する情報が記憶されており、その情報に基づいて、集熱空間32の温度が所定温度(例えば18℃)より大きくなる場合のスパンドレル24の温度を判定温度(例えば23℃)として設定する。
なお、スパンドレル24の温度に加えて、外壁15にて生じる外壁貫流熱損失や、窓部18にて生じる窓貫流熱損失、隙間にて生じる隙間風熱損失などに基づいて、スパンドレル24における太陽熱の集熱効率を算出し、その集熱効率が所定効率(例えば0.4)より大きい場合に集熱空間32による暖房を行うと判定してもよい。また、集熱空間32による暖房を行わないとした場合、エアコン等の空調装置による暖房を行ってもよい。
ステップS15では、暖房モードで機械換気を行う。ここでは、外気供給バルブ122を閉鎖状態とし、外気集熱バルブ123及び集熱供給バルブ126を開放状態とし、給気ファン118及び排気ファン119を運転する。ステップS16では、集熱空間32から屋外への排熱を停止させる。ここでは、空気流入バルブ125及び空気流出バルブ129を閉鎖状態とする。ステップS15,S16により、換気装置111の下流側においては、集熱部連通路121及び集熱空間32が外気の通る通路として確保されるとともに、集熱空間32の空気は屋外に排出されない。したがって、換気装置111の熱交換部117にて熱交換された外気は集熱空間32にて太陽熱により加熱され、屋外に排出されることなく暖気として居室29に供給される。
居室29の暖房を行わない場合(ステップS13がNO判定の場合)、又は暖房に集熱空間32を使用しない場合(ステップS14がNO判定の場合)、ステップS17に進み、室温維持モードで機械換気を行う。ここでは、外気供給バルブ122を開放状態とし、外気集熱バルブ123を閉鎖状態とし、給気ファン118及び排気ファン119を運転する。この場合、換気装置111の下流側においては外気供給通路113が外気の通る通路として確保される。したがって、換気装置111の熱交換部117にて熱交換された外気は集熱空間32を通らずにそのまま居室29に供給され、居室29の温度変化が抑制される。
ステップS18では、集熱空間32から屋外への排熱を行うか否かを判定する。ここでは、外気温度センサ97の検出信号に基づいて外気温度を算出するとともに、外気温度が所定温度(例えば30℃)より大きいか否かを判定し、外気温度が所定温度以下である場合、集熱空間32からの排熱を行わないとしてそのまま本処理を終了し、外気温度が所定温度より大きい場合、集熱空間32の排熱を行うとしてステップS19に進む。なお、外気温度が所定温度より高い時期としては夏期が想定される。また、スパンドレル24の温度が所定温度(例えば30℃)より大きいか否かを判定し、スパンドレル24の温度が所定温度より大きい場合、集熱空間32の排熱を行うとしてもよい。
ステップS19では、集熱空間32から屋外への排熱を行う。ここでは、空気流入バルブ125及び空気流出バルブ129を開放状態とする。この場合、集熱空間32が居室29及び屋外空間の両方に通じることになる。したがって、居室29から空気流入通路124を通じて集熱空間32に流れ込んだ内気が空気流出通路128を通じて屋外に流れ出で、居室29から内気が排出されるとともに、集熱空間32の熱が内気とともに屋外に排出される。
続いて、換気システムにより換気が行われた場合の居室29の温度状況について、図7を参照しつつ説明する。図7は、建物10における空気の流れを示す図であり、(a)に暖房モードの場合の空気の流れを示し、(b)に室温維持モードの場合の空気の流れを示す。なお、図7には各階部分11,12における空気の流れを示す。ここで、換気システムは一階部分11及び二階部分12の各居室29を対象として換気を行うシステムとなっており、それら居室29を対照とした換気に際しての温度状況について説明する。
図7(a)に示すように、室温維持モードで機械換気が実行されている場合、換気装置111に取り込まれた外気(OA)が給気(SA)として居室29に供給されるとともに、換気装置111に取り込まれた内気としての還気(RA)が排気(EA)として屋外に排出される。この場合、熱交換部117において外気と還気との間で熱交換が行われることにより、給気の温度が還気の温度に近付き、排気の温度が外気の温度に近付くため、居室29の換気に際して居室29の温度が変化することが抑制される。
なお、実際には熱交換部117による外気と排気との熱交換に際しては熱損失が生じるため、外気温度が室内温度より低い場合、給気は還気に比べて熱損失の分だけ低い温度となり、排気は外気に比べて熱損失の分だけ高い温度となる。例えば夏期において、外気温度が30℃、室内温度が20℃、熱損失が3℃である場合、給気は外気より7℃低い23℃まで低下する。
ちなみに、集熱空間32から屋外への排熱が行われている場合、太陽光により加熱されることで集熱空間32にて上昇気流が発生すると、それに伴って居室29から内気が空気流入通路124から集熱空間32に流れ込みやすくなり、さらに、集熱空間32に流れ込んだ内気が上昇気流に乗って空気流出通路128から屋外に放出されやすくなる。この場合、集熱空間32を通じた居室29の自然排気が促進されることになり、集熱空間32に熱がこもることを抑制するだけでなく、居室29に対して自然換気を行うことになる。
図7(b)に示すように、暖房モードで機械換気が実行されている場合、換気装置111に取り込まれた外気(OA)が集熱空間32を経由して給気(SA)として居室29に供給されるとともに、換気装置111に取り込まれた内気としての還気(RA)が排気(EA)として屋外に排出される。したがって、外気温度が室内温度より低い場合、居室29に供給される給気は、熱交換部117にて還気の温度に近付くように温度上昇し、さらに集熱空間32にて太陽熱により温度上昇する。この場合、室温維持モードで機械換気が行われている場合に比べて、外気に対する給気の上昇温度が大きくなるため、居室29の暖房効果が高められることになる。例えば冬期において、外気温度が5℃、室内温度が15℃、熱交換部117の熱損失が3℃、集熱空間32での上昇温度が8℃である場合、給気は熱交換により12℃まで上昇し、集熱空間32にて外気より15℃高い20℃まで上昇する。この場合、給気の温度が室内温度より高いため、居室29の暖房効果が行われることになる。
これに対して、例えば、熱交換部117による熱交換が行われずに外気が集熱空間32に取り込まれる構成では、外気に対する給気の上昇温度が小さいことが懸念される。例えば冬期において、外気温度が5℃、室内温度が15℃、集熱空間32での上昇温度が8℃である場合、給気の温度は13℃となる。この場合、給気の温度が室内温度より低いため、居室29の暖房効果が得られないことになる。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の優れた効果が得られる。
換気装置111に取り込まれた外気が熱交換部117にて内気と熱交換された後に集熱空間32にて加熱されるため、外気が内気と熱交換されずに集熱空間32にて加熱された場合に比べて、外気の上昇温度を大きくすることができる。したがって、集熱空間32により居室29の暖房が行われる構成において、居室29の換気を行いつつ暖房効率を高めることができる。
換気装置111に取り込まれた外気を集熱空間32に送り込まずに外気供給通路113を通じてそのまま居室29に供給することが可能となっているため、居室29の換気に際して居室29の温度上昇を抑制することができる。したがって、例えば夏期においてエアコン等の空調装置により居室29の冷房が行われていれば、居室29の換気を行いつつ冷房効率の低下を抑制することができる。
換気装置111に取り込まれた外気を居室29に供給する際に、その外気を集熱空間32を経由させるか否かの判定が外気温度に基づいて行われる。したがって、例えば冬期において居室29に供給する外気を太陽熱により温めて居室29の暖房を行うことができる。また、夏期において居室29に供給する外気を太陽熱により温めないことで居室29の温度上昇を抑制することができる。つまり、建物内空間の換気を行うに際して、屋外環境としての外気温度に合わせて居室29の温度を調整することができる。
集熱空間32において、集熱部給気通路35が集熱部還気通路36の上方に設けられている。したがって、集熱空間32において太陽熱により加熱されて上昇した外気が、集熱空間32の上部に溜まることなく集熱部給気通路35を通じて居室29に供給される。したがって、集熱空間32にて温められた外気を居室29に効率良く供給することができる。
また、集熱空間32においては、集熱部給気通路35を形成する給気用スリーブ76により空気の流れを規制する規制構造が付与されているため、取り込まれた外気が集熱部給気通路35から居室29に供給されるまでの滞在時間を長くすることができる。この場合、集熱空間32において外気に対して太陽熱が加えられる時間が長くなるため、外気の上昇温度を大きくすることができる。したがって、居室29の暖房効率をより一層高めることができる。
居室29の内気が空気流入通路124から集熱空間32を通って空気流出通路128から屋外へ排出されることにより、集熱空間32から屋外への排熱が行われる場合、集熱空間32の排熱だけでなく集熱空間32を経由した自然排気が行われることになる。また、空気流出通路128が空気流入通路124の上方に配置されているため、集熱空間32において太陽熱により加熱された空気が上昇気流を生じさせた場合、空気流入通路124を通じて居室29から集熱空間32に内気が流入しやすくなるとともに、空気流出通路128を通じて集熱空間32から屋外に前記内気が流出しやすくなる。つまり、集熱空間32を経由した自然排気が太陽熱により促進されることになる。したがって、集熱空間32に熱がこもることを抑制できるとともに、居室29の自然換気を促進することが可能となる。
(他の実施形態)
本発明は上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。
(1)屋外から取り込まれた外気が複数の集熱空間32を順に通って居室29に供給される構成としてもよい。例えば、図に示すように、集熱空間32としての一階集熱空間32a及び二階集熱空間32bが建物10の一階部分11及び二階部分12にそれぞれ設けられており、それら集熱空間32a,32bは連結通路131により連結されている構成とする。この構成では、集熱空間32a,32bは上下に並んでおり且つ互いに離間している。
換気装置111は二階部分12に設けられており、換気装置111の下流側においては、集熱部連通路121が一階集熱空間32aに接続されている。具体的には、集熱部連通路121は集熱部還気通路36aを通じて一階集熱空間32aに接続されている。また、連結通路131は集熱部給気通路35aを通じて一階集熱空間32aに接続されているとともに、集熱部還気通路36bを通じて二階集熱空間32bに接続されている。この場合、換気装置111に取り込まれた外気は下の一階集熱空間32aの下部に送り込まれ、その一階集熱空間32aの上部から上の二階集熱空間32bの下部に流れ込むことになる。つまり、集熱空間32a,32bにて空気が太陽熱により加熱された場合、その空気は一階集熱空間32aから二階集熱空間32bに流れ込みやすくなっており、しかも各集熱空間32において温かい空気が上部にこもるという不都合が抑制される。
二階部分12の二階集熱空間32bは集熱部給気通路35bを介して一階部分11の一階居室29a及び二階部分12の二階居室29bの両方に通じている。具体的には、集熱部給気通路35bには、一階居室29aに通じる一階給気通路133aと二階居室29bに通じる二階給気通路133bとが接続されている。一階給気通路133a及び二階給気通路133bにはそれぞれ一階給気バルブ134a及び二階給気バルブ134bが設けられており、それらバルブ134a,134bの開閉により給気通路133a,133bの少なくとも一方から給気が行われる。なお、一階給気バルブ134a及び二階給気バルブ134bにより階切替手段が構成されている。
一階給気バルブ134a及び二階給気バルブ134bはそれぞれコントローラ91と電気的に接続されており、コントローラ91により動作制御される。また、コントローラ91には一階居室29aに人がいることを検出する一階人感センサ135aと、二階居室29bに人がいることを検出する二階人感センサ135bとが電気的に接続されている。コントローラ91は、人感センサ135a,135bの各検出信号に基づいて人がいるか否かの判定を居室29a,29bのそれぞれについて判定し、人がいる居室に給気を行う。つまり、人がいる居室に対応した給気バルブ134a,134bを開放状態とする。
かかる構成によれば、一階居室29a及び二階居室29bの少なくとも一方に人がいる場合、人がいる居室に対して二階集熱空間32bから暖気としての外気が供給される。したがって、二階建ての建物10において一階居室29a及び二階居室29bの両方を常に暖房対象としなくても、人がいる居室を人にとって快適な温度となるように温めることができる。
また、一階集熱空間32a及び二階集熱空間32bは、上記実施形態の集熱空間32と同様に、集熱部給気通路35a,35bにより流体抵抗が大きくされている。つまり、集熱空間32a,32bにおいては空気の滞在時間が長くなり、太陽熱による上昇温度が大きくされている。なお、連結通路131は空調用配管により形成されており、一階集熱空間32aの流体抵抗は二階集熱空間32bより大きくなっている。つまり、一階集熱空間32aにおける空気の上昇温度は二階集熱空間32bより大きくなっている。
かかる構成によれば、換気装置111から集熱空間32a,32bを経由して居室29a,29bに外気が供給される場合、その外気は集熱空間32a,32bにおいて段階的に加熱され、換気装置111の下流側における外気の上昇温度がより一層大きくされる。これにより、居室29a,29bの暖房効率をより一層高めることができる。
なお、外気が複数の集熱空間32を順に通ってから居室29に供給される構成においては、それら集熱空間32は上下ではなく左右に並んでいてもよい。この場合でも、各集熱空間32が連結通路により連結されていれば、換気装置111の下流側における外気の上昇温度を大きくすることができる。
(2)集熱空間32は屋根に設けられていてもよい。例えば図8に示すように、建物10の屋根10aはスパンドレル24を含んで構成されており、屋根10aの屋外面がスパンドレル24により形成されている構成とする。この構成では、屋根10aの屋根下地材等の板材とスパンドレル24との間に集熱空間32が形成されている。また、屋根10aは傾斜しており、集熱空間32の空気を屋外に流出させるための空気流出通路128が集熱空間32の上部に形成されているとともに、二階居室29bや屋根裏空間の空気を集熱空間32に流入させるための空気流入通路124が集熱空間32の下部に形成されている。
この構成によれば、建物10内にて発生した熱が熱気としてドアのアンダーカット等の通気部や階段室などの吹抜空間などを通じて上昇し、空気流入通路124から集熱空間32に流れ込んだ場合、その熱気は集熱空間32にて加熱されることで集熱空間32内を上昇し、空気流出通路128を通じて屋外に排出される。この場合、建物10内において集熱空間32を通じた自然換気が行われることになり、建物10内に熱がこもることを抑制できる。
また、集熱空間32が屋根10aに対して設けられている場合、集熱空間32が外壁15に対して設けられている構成に比べて太陽光の照射角度が大きくなるため、集熱空間32(スパンドレル24)に付与される太陽熱が大きくなる。したがって、集熱空間32における空気の上昇温度が大きくなり、その空気が暖気として居室29に供給されることにより居室29の暖房効率が高められる。
(3)複数の集熱空間32のうちいずれかから選択的に居室29に給気が行われる構成としてもよい。例えば、図9に示すように、集熱空間32の温度を検出する集熱空間温度センサ138が各集熱空間32にそれぞれ設けられており、それら集熱空間温度センサ138がコントローラ91と電気的に接続されている構成とする。この構成において、コントローラ91は、各集熱空間温度センサ138の検出信号に基づいて各集熱空間32の温度を算出し、最も温度の高い集熱空間32に対応した集熱供給バルブ126を開放させる。この場合、複数の集熱空間32のうち最も温度の高い空間から暖気が供給されるため、居室29の暖房効率を高めることができる。
なお、この構成においては、集熱空間32ごとに対応して設けられている各集熱供給バルブ126により集熱空間切替手段が構成されている。
(4)集熱空間32において空気の流れを規制する規制構造として、集熱部還気通路36と集熱部給気通路35との間に空気の流れを遮る遮蔽部が設けられている構成としてもよい。例えば、集熱空間32において空気の流れる経路が蛇行するように遮蔽部が設けられている構成とする。この場合、集熱空間32において空気の流れる距離が長くなり、滞在時間も長くなる。したがって、太陽熱による空気の上昇温度を大きくすることができる。
(5)集熱板はスパンドレル24等の折り曲げ板ではなく、ガラス板等の平板により形成されていてもよい。
(6)既に構築されている建物10の外壁15に対してスパンドレル24を取り付ける(後施工する)ことにより集熱空間32が形成されていてもよい。この場合、建物10における防水面はスパンドレル24ではなく外壁パネル51の外壁材52により形成されていることになる。
10…建物、15…外壁、24…集熱板としてのスパンドレル、29…建物内空間としての居室、32…給気通路を構成する集熱空間、35…給気通路、第給気口及び規制構造を構成する集熱部給気通路、36…給気通路を構成する集熱部還気通路、52…板材としての外壁材、76…規制構造を構成する給気用スリーブ、91…制御手段としてのコントローラ、97…屋外情報取得手段としての外気温度センサ、111…換気設備を構成する換気装置、112…給気通路を構成する外気取込通路、113…給気通路及び第給気口を構成する外気供給通路、114…排気通路を構成する内気取込通路、115…排気通路を構成する内気排出通路、117…熱交換装置としての熱交換部、121…給気通路を構成する集熱部連通路、124…空気流入口を構成する空気流入通路、126…集熱空間切替手段を構成する集熱供給バルブ、128…空気流出口を構成する空気流出通路、131…連結通路、134a…階切替手段を構成する一階給気バルブ、134b…階切替手段を構成する二階給気バルブ、135a…人検出手段としての一階人感センサ、135b…人検出手段としての二階人感センサ、138…温度検出手段としての集熱空間温度センサ。

Claims (5)

  1. 建物の外壁又は屋根を形成する板材の屋外側に設けられた集熱板を有するとともに前記板材と前記集熱板との間に集熱空間が形成されている太陽熱集熱部を備える建物に適用され、前記集熱空間の空気が建物内空間に供給される建物の換気設備であって、
    外気を取り込み前記建物内空間に供給する給気通路と、
    前記建物内空間から内気を取り込み屋外に排出する排気通路と、
    前記給気通路に取り込まれた外気と前記排気通路に取り込まれた内気との間で熱交換を行う熱交換装置と、
    を備え、
    前記給気通路には、前記熱交換装置の下流側に接続された前記集熱空間が含まれており、
    前記給気通路において前記熱交換装置よりも下流側には、前記集熱空間よりも下流側にて前記建物内空間に対して給気を行う第1給気口と、前記集熱空間よりも上流側にて前記建物内空間に対して給気を行う第2給気口とが設けられており、
    前記第1給気口と前記第2給気口とのいずれから前記建物内空間に対して給気を行うかが切替手段により切り替えられる構成であり、
    前記集熱空間は、前記建物内空間の空気が該集熱空間に向けて流入する空気流入口と、前記空気流入口から流入した空気が屋外に向けて流出する空気流出口とにそれぞれ通じており、
    前記集熱空間と前記第2給気口との間において前記給気通路から分岐した分岐通路が、前記空気流入口を有しており、
    前記空気流出口は、前記集熱板を貫通する貫通孔により形成されており、
    前記給気通路において前記第1給気口から前記建物内空間に給気が行われている場合に、前記空気流入口及び前記空気流出口がそれぞれ閉鎖される構成としたことを特徴とする建物の換気設備。
  2. 建物の外壁を形成する板材の屋外側に設けられた集熱板を有するとともに前記板材と前記集熱板との間に集熱空間が形成されている太陽熱集熱部を備える建物に適用され、前記集熱空間の空気が建物内空間に供給される建物の換気設備であって、
    外気を取り込み前記建物内空間に供給する給気通路と、
    前記建物内空間から内気を取り込み屋外に排出する排気通路と、
    前記給気通路に取り込まれた外気と前記排気通路に取り込まれた内気との間で熱交換を行う熱交換装置と、
    を備え、
    前記給気通路には、前記熱交換装置の下流側に接続された前記集熱空間が含まれており、
    前記給気通路において前記熱交換装置よりも下流側には、前記集熱空間よりも下流側にて前記建物内空間に対して給気を行う第1給気口と、前記集熱空間よりも上流側にて前記建物内空間に対して給気を行う第2給気口とが設けられており、
    前記第1給気口と前記第2給気口とのいずれから前記建物内空間に対して給気を行うかが切替手段により切り替えられる構成であり、
    前記集熱空間は、上下に隣り合う上階部及び下階部のうち前記下階部に設けられた下階集熱空間と、前記上階部に設けられた上階集熱空間とを有しており、
    前記給気通路においては、前記下階集熱空間が前記熱交換装置の下流側に配置され、前記上階集熱空間が前記下階集熱空間と前記第1給気口との間に配置され、前記上階集熱空間と前記下階集熱空間とが連結配管で接続されていることを特徴とする建物の換気設備。
  3. 屋外環境に関する情報を屋外環境情報として取得する屋外情報取得手段と、
    前記屋外情報取得手段により取得された屋外環境情報に基づいて、前記第1給気口と前記第2給気口とのいずれから前記建物内空間に対して給気を行うかを前記切替手段に切り替えさせる制御手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の建物の換気設備。
  4. 前記建物内空間がそれぞれの階に設けられている複数階建ての建物に適用され、
    前記給気通路は、前記熱交換装置及び前記集熱空間を経由させた外気を各階ごとに個別に供給することが可能となっており、
    前記複数階のうちいずれの階を対象として給気を行うかを切り替える階切替手段と、
    前記建物内空間における人の居場所を検出する人検出手段と、
    前記人検出手段により人が検出された階に給気が行われるように前記階切替手段の動作制御を行う手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の建物の換気設備。
  5. 前記集熱空間は複数形成されており、
    前記給気通路は、各集熱空間のうちいずれかを経由させて外気を前記建物内空間に供給することが可能となっており、
    前記各集熱空間のうちいずれを経由させるのかを切り替える集熱空間切替手段と、
    各集熱空間の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段の検出結果に基づいて前記集熱空間切替手段の動作制御を行う手段と、
    を備えていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の建物の換気設備。
JP2010025904A 2010-02-08 2010-02-08 建物の換気設備 Expired - Fee Related JP5563326B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025904A JP5563326B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 建物の換気設備

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010025904A JP5563326B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 建物の換気設備

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011163629A JP2011163629A (ja) 2011-08-25
JP5563326B2 true JP5563326B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=44594533

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010025904A Expired - Fee Related JP5563326B2 (ja) 2010-02-08 2010-02-08 建物の換気設備

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5563326B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016011816A (ja) * 2014-06-30 2016-01-21 パナソニック株式会社 集熱換気システム
CN112097361A (zh) * 2020-09-23 2020-12-18 黑龙江建筑职业技术学院 一种绿色建筑环保节能通风装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS598734B2 (ja) * 1981-10-30 1984-02-27 株式会社巴組「鉄」工所 太陽熱利用空調設備
JPS62138628A (ja) * 1985-12-12 1987-06-22 Natl House Ind Co Ltd 太陽熱利用装置
JPH09184649A (ja) * 1995-12-28 1997-07-15 Daiwa House Ind Co Ltd 省エネルギ空調設備
JP4230038B2 (ja) * 1999-01-11 2009-02-25 文化シヤッター株式会社 除湿空調装置
JP4152555B2 (ja) * 2000-02-23 2008-09-17 大和ハウス工業株式会社 太陽熱集熱器及び太陽熱集熱構造
JP2006132151A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Mino Kogyo Kk 太陽熱集熱瓦の集熱方法
JP4341848B2 (ja) * 2007-02-15 2009-10-14 オーエム計画株式会社 空気集熱式ソーラー除湿涼房システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011163629A (ja) 2011-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20170254550A1 (en) Thermal shell, in particular for a building
CZ300600B6 (cs) Zpusob klimatizace budov a budova s klimatizací k provádení tohoto zpusobu
JP2008134032A (ja) 空気調和システム
JP4851147B2 (ja) 建物空調システム
JP4392508B2 (ja) 自然対流式床下暖房換気システム
JP5563326B2 (ja) 建物の換気設備
KR101410440B1 (ko) 태양 복사열을 이용한 건물 자연 환기 및 난방 시스템
JP2010091243A (ja) 省エネルギー換気システム及びそれを備えた省エネ建築物
KR20130085675A (ko) 중앙식 건물환기장치
JP7045710B2 (ja) 輻射熱利用建築物
JP4637005B2 (ja) ソーラシステムハウス
JP2007092323A (ja) 通気外皮を有する屋根構造および通気外皮を有する屋根構造を備えた建築物
JP3123276U (ja) 住宅構造
JP6537081B2 (ja) 輻射熱利用建築物
JP2004301375A (ja) 換気システム
JPH0443172B2 (ja)
JP5084407B2 (ja) 建物空調システム
CN202141135U (zh) 一种由循环空气载能的天花板辐射换热空调末端
JP2008304167A (ja) 集合住宅用給湯設備
JP2016153564A (ja) 建物
JP7432954B2 (ja) 建造物
JP5563325B2 (ja) 建物の太陽熱集熱装置
KR101319067B1 (ko) 건물환기용 급기장치
JP2001193206A (ja) 住宅の床構造及び床の施工方法
JP7107702B2 (ja) 空調システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130925

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131015

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140603

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5563326

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees