JP5562956B2 - ユニット型陰茎勃起システム及び拡張器 - Google Patents

ユニット型陰茎勃起システム及び拡張器 Download PDF

Info

Publication number
JP5562956B2
JP5562956B2 JP2011522060A JP2011522060A JP5562956B2 JP 5562956 B2 JP5562956 B2 JP 5562956B2 JP 2011522060 A JP2011522060 A JP 2011522060A JP 2011522060 A JP2011522060 A JP 2011522060A JP 5562956 B2 JP5562956 B2 JP 5562956B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
penile prosthesis
implantable penile
unit
prosthesis
implantable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011522060A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011530325A (ja
Inventor
ジョン・アール・ウォルチ
Original Assignee
ジョン・アール・ウォルチ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジョン・アール・ウォルチ filed Critical ジョン・アール・ウォルチ
Publication of JP2011530325A publication Critical patent/JP2011530325A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5562956B2 publication Critical patent/JP5562956B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/02Prostheses implantable into the body
    • A61F2/26Penis implants

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Cardiology (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Transplantation (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Prostheses (AREA)

Description

本発明は、人間の男性の勃起機能不全及びその他の泌尿器の異常を治療するシステムに関するものである。特に、本発明は、植込み型陰茎補綴具に関するものである。
勃起機能不全の介入的治療法の発達は、多彩な歴史を有している。初期の試みは、外側の副木のようなものが主体であった。その後、男性器官の根元の回りにバンド状のもの及び外部括約器を設けたり、また、同様に、男性器官の根元に配置された円形の括約(収縮、締め付け)器と組み合わせて器官を受動的に充血状態とする設計とされた真空装置を含む重複する努力が為されてきた。
拡張可能な括約(収縮、締め付け)器が器官の根元に又は海綿体洞(cavernosa)の各腕部に配置された、外科的に植込み可能な括約筋システムも提案されている。植込み可能な剛性ロッド及び展性ロッドを含む更なる着想のものもあった。これらに対応して、複数の挿入箇所を必要とする液圧的に作動可能な完全に植込み可能な各種の装置が、多数設計されている。かかるシステムを支援するため、多くの関連した装置及び関係したインプラントも提供されてきた。
1つの既知の型式の陰茎インプラント装置は、例えば、陰茎の海綿体洞内に植え込まれる1対の円筒状補綴具を含む。該補綴具は、拡張可能であり、また、ポンプ及び弁組立体を介して、流体を満たしたリザーバと接続されている。かかるポンプ組立体は、典型的には患者の陰嚢内に植え込まれ、また、リザーバは、腹部に植え込まれる。陰茎インプラント装置を作動させるためには、患者は、ポンプを介してリザーバから補綴具内に流体を移送する多様な方法の1つを使用して、ポンプを作動させる。その結果、補綴具は拡張し、また、勃起するための剛性を生じさせる。次に、患者が補綴具を収縮させることを望むとき、補綴具内の流体が解放されてリザーバ内に戻るような態様にて、ポンプ内の弁組立体を作動させる。この収縮は、陰茎を弛緩した状態に戻す。
勃起機能不全に対する外科的解決法は、装置を取り囲む人体組織の糜爛を含む固有の危険を伴う。この危険は、装置の剛性を保つことに起因して一定の圧力が装置を取り囲む人体組織に付加されることにより生じる。第二の危険は、感染である。感染の非常に多くは、装置を離れた位置から植え込むため必要とされる陰嚢組織の取り扱いに関係するが、陰嚢は会陰構造体に近接し、また、外科的処置のため殺菌することが難しい肛門領域に近接している。リザーバを腹膜及び(又は)腹腔内の空洞内という離れた位置に配置することは、腹部内の感染、腸の糜爛又は閉塞、リザーバの接着性圧縮の危険を伴い、また、全ての接続部は漏れ又は接続外れを生ずる危険がある。更に、ある要素から別の要素へと管を通すことは、ユーザにとって長期間の不快感の原因ともなる。
全ての外科的植え込みは、手術間の又は手術後の出血の危険を伴う。複数の外科的処置部位を不要にすることは、危険を実質的に減少させることになるが、植え込みを行なう外科医の技量及び技術いかんに頼ることになり、制御し得ない因子である。液圧的インプラントの制限因子は、実質的に勃起を開始させるのに必要な流体の量及び勃起ニユットが非圧縮状態とされたときにその流体を貯蔵することである。従来、この必要量のために、かなりの容積のリザーバを必要としていた。
近年、離れた位置にリザーバ又は拡張ポンプを植え込んだり各要素を接続するための関連チューブを設けることを必要としない、勃起開始に必要な要素を含むユニット型装置が提案されている。これらの装置は、上述した外科的危険性の多くを軽減するが、その設計上、インプラントすなわち植え込まれた補綴具が適正に作動するのを許容するには、流体の量が不十分である。
したがって、勃起インプラントの最終長さを実質的に制限することなく、ユニット型装置内に貯蔵することのできる流体の量が遥かに少なくて済む、ユニット型の植え込み型勃起装置が必要とされている。
本発明は、上述した先行技術の欠点を解決することを目的としている。従って、本発明の1つの目的は、ユニット化された植込み型の、拡張可能な補綴用の陰茎装置又はシステムを提供することである。
本発明の更なる目的は、補綴具を拡張させるため、少量の流体を移送すればよい、ユニット式の植込み型である、拡張可能な補綴用の陰茎装置又はシステムを提供することである。
本発明の更なる目的は、補綴具を拡張させるため、移送すべき流体の量が少なくてよく、また、その弛緩した状態にて陰茎のより自然で完全な感触を提供する、ユニット式の植込み型である、拡張可能な補綴用の陰茎装置又はシステムを提供することである。
本発明の特徴及び有利な効果を実証する一例としての実施の形態に従い、液圧により作動される伸長可能な海綿体洞用構成要素と、ポンプを含む手動制御式の流体移送システムと、を備えた、ユニット化された外科的植込み型の装置が提供される。ポンプからの流れは、装置に含めた弾性リザーバからのバイパス管に介在させた一方弁と、ポンプと海綿体洞用ユニットとの間に介在させた第二の一方弁とにより方向づけられる。海綿体洞用ユニットの出口とリザーバとの間に介在させた手動制御式解放弁は、海綿体洞用ユニットを不作動状態にすることを許容し、流体をリザーバに戻す。これらの構成要素は、成形した末尾片(tailpiece)に収容されており、該末尾片は、装置を恥骨結合部に対して安定化させ、且つ海綿体洞用インプラントを陰茎幹内に適正に配置し、また、容易にアクセスするための制御状態を提供する。アクセスポートは、流体量を調節することを許容する。ユニットは、組織の伸長器として使用可能であり、また、充血又は外傷により陰茎が変形したような場合、陰茎の再構築のためとしても使用可能である。
本発明のその他の目的、特徴及び有利な効果は、図面と共に参照することにより、好ましい実施の形態の以下の詳細な説明から容易に明らかになるであろう。
本発明を説明する目的のため、現在の好ましい1つの形態が添付図面に図示されている。本発明は、図示した正確な配置及び実施例に限定することを意図するものではないことが理解される。
外側シース内にて仮想図で内部拡張器ユニットを示す、半弛緩状態にある本発明のユニット式植え込み型陰茎補綴具装置の右側断面図である。変位した棚状部を有する末尾片は、仮想外形線にて示す。末尾片は、ユニットを恥骨結合部に対して位置決めし且つ安定化させ、また、バルブポンプをアクセスし得るように配置する。流体移送システムは仮想外形線で示される。 内側伸長器ユニットを外側シース内にて仮想外形線で示す、圧縮した状態にあるユニット式植え込み型陰茎補綴具装置の底面図であり、解放弁、バルブポンプ、アクセスポートおよび弾性リザーバと掃除管との、末尾片の狭小箇所内での関係を示す。 人間の男性の陰茎の、主要構造体を示す断面図であり、その最も重要な部分は、対の陰茎海綿体洞の筋膜の外形であり、海綿体洞区画の中隔構造は、中間面に近似した位置に形成される。該中隔を切開面(a−a1)で切開することにより海綿体洞区画は単一の空間に変換され、補綴用ユニットを陰茎幹内受け入れ得る。 補綴具の断面外形を収容できるよう改変した海綿体洞の筋膜の外形を、陰茎幹の構造体に対する関係において示す、人間の男性の陰茎の断面図である。 内側伸長器から分離した、非圧縮状態にある外側シースの頂面図である。 内側海綿洞用伸長器を仮想外形線で示し、且つ拡張した勃起位置にある外側シースを示す、右側面図である。特徴部における解放弁の位置と、反対側のアクセスポートの位置とを示し、また、内側ユニットの末端内に配置された中実なシリコンエラストマーの容積減少器を仮想外形にて示す。 図6の線7−7にて示した線に沿ったシース及び伸長器ユニットの断面図であり、その最も幅の広い特徴部における伸長器及び収納容積減少器に対する外側シースの関係を実証する。 図6の線8−8にて示した線に沿ったシース及び伸長器ユニットの断面図であり、その最の幅の狭い特徴部における伸長器及び収納容積減少器に対する外側シースの関係を実証する。 伸長器ユニットの末端の管腔内の両側で互いに融合する対の中実な円筒状のエラストマー容積減少ユニットの1つを示す長手方向図である。 末端内の容積減少器の仮想図を含む、勃起した伸長位置にある、内側伸長器ユニットの頂面図であり、ユニットの左側におけるアクセスポート及び右側の解放弁の相対的位置を示す。この領域は、流体移送システムを収容する設計とされた室を示し、また、それぞれの拡張セグメント間に形成された圧縮開口であって、装置の圧縮を助け、且つ圧力にて拡張したときバルーン状の膨張を防止する作用を果たす圧縮開口を示す。 図10の11−11にて示した線に沿った海綿体洞インプラントの断面図であり、特徴部と、各拡張セグメントの狭小な接続領域の位置における内側伸長器ユニットと容積減少器との間の関係とを示す。 図10の12−12にて示した線に沿った海綿体洞用インプラントの断面図であり、特徴部と、それぞれの拡張セグメントの幅の広い輪郭外形における内側伸長器ユニットと容積減少器との間の関係とを示す。 バルブポンプの変位した位置を示す。また、仮想外形線で示した恥骨結合部に対して合わさり且つ安定化するよう上面の形成した曲率を示す、組み立てた末尾片の左側面図である。 ユニットの左側のアクセスポート、変位したバルブポンプ及び海綿体洞用ユニットを末尾片内にて安定化する設計とされた海綿体洞着座部の領域内に配置された解放弁の位置を示す、2つの末尾片の頂面図であり、該末尾片は、弾性リザーバを含む移送システムも収容している。 バルブポンプの変位した位置を示し、また、仮想外形線で示した恥骨結合部に対して合わさり且つ安定化するよう上面の形成した曲率を示す、組み立てた末尾片の右側面図である。 システム内の流れ方向を矢印にて示す、弾性リザーバ組立体を省いた、組み立てた流体移送システムの左側面図である。 システム内の流れ方向を矢印にて示す、弾性リザーバ組立体を省いた、組み立てた流体移送システムの基端面図である。 システム内の流れ方向を矢印にて示す、弾性リザーバ組立体を省いた、組み立てた流体移送システムの右側面図である。 システム内の流れ方向を矢印にて示す、弾性リザーバ組立体を省いた、組み立てた流体移送システムの頂面図である。 システム内の流れ方向を矢印にて示す、リザーバ構成要素を示すよう組み立てた、穴明き掃除管及び空の弾性リザーバの側面図である。 システム内の流れ方向を矢印にて示す、部分的に満たした位置にある、組み立てた穴明き掃除管及び弾性リザーバの側面図である。
先ず、同様の要素を示すため、色々な図面の全体を通じて同様の参照番号を使用した図面を詳細に参照すると、図1及び図2には、本発明の原理に従った構造のユニット型の植込み(インプラント)型の拡張可能な補綴用陰茎装置又はシステムが示されている。図1に示す右側面図において、該植込み型補綴用陰茎装置は、恥骨結合部23に対してある解剖学的位置に配置される設計とされている。その解剖学的位置とは、陰茎海綿体(corpus cavernosum)40と、尿道海綿体(corpus spongiosum)41と、海綿状システムの固着脚(anchoring crura)との通常の位置に相応するものであり、恥骨結合部23の下方に位置し、男性の骨盤の骨質の坐骨枝に沿っている(図3及び図4を参照)。
図3について説明する。対の海綿体を取り囲む、互いに隣接した海綿筋膜区画の筋膜隔膜42を、線a−a1にて特定したように切開する。これにより、本発明の結合されたユニット型として設計された補綴用陰茎装置(符号26によって全容が示される)を男性陰茎部内に長手方向に配置するための、組み合わさって単一となった海綿体洞43としての区画が形成される(図4)。
図4に図示したように、海綿体40の血管構造体を切除し又は置き換え、組み合わさるように変形された海綿体洞43を形成し、該海綿体洞43内に、ほぼ卵形をした断面を有する、融合した形態のインプラント型陰茎装置26を配置できるようにする。海綿体ユニットとなる陰茎装置26の下面の尿道用溝32は、そこに尿道及び尿道海綿体41が邪魔されずに配置されるようになされており、これによって、陰茎装置26が排尿又は射精の障害とならないようにしている。
次に、図17について説明する。バルブポンプ1を指で押すと、入口通路3内にて入口弁Aの閉鎖の度合いが強まり、且つ、出口通路2内にて弁Bが開くことにより、流体移送システム内の液圧流体が流れる。そして、流体は、弁Bを通って、伸長器の入口通路4内に導入され、次に、内部伸長器ユニット5の共通の管腔45(図7,8,10−12)内に流れる。指の圧力を解放すると、バルブポンプ1は再び拡張し、これと同時に弁Bは閉鎖されることができる。バルブポンプ1の再拡張により発生された負圧により、弁Aは開く。また、膨張した弾性リザーバ6(図20,21)内に発生した低圧であるが正圧である圧力と組み合わさった、バルブポンプ1内の負圧は、液圧流体を弾性リザーバ6からリザーバの入口−出口ポート7を通して流し、該入口−出口ポート7は、液圧流体の流れをポンプバイパス接続部8を通して前方に導き、液圧流体は弁Aを経て入口通路3を通り、続いてバルブポンプ1内に入る。バルブポンプ1が満たされたならば、このサイクルを繰り返す用意が整うこととなり、内側伸長器ユニット5が植え込まれた陰茎組織のもつ弾性により許容される該内側伸長器ユニット5の最大長さ又は最適な長さが達成されるまで、サイクルを続けることができる。
次に、図19について説明する。セルフシール式膜を有し、且つ、伸長器の入口通路3と接続するサイドアームのアクセスポート9は、液圧流体を追加したり、または、吸引したりすることを可能にしている。これら液圧流体の追加または吸引は、インプラントである陰茎装置を植え込むときに、又は、植え込み手術後の必要なときに、用心のため、または、外科医の決定に従って、陰茎装置の全長を個人別に設定するのを許容する。偶発的に注入された空気を吸引することも、このポートを通じて可能となる。かかる事態のときに臨床医が容易にアクセスし得るよう、該ポートは前方に向けられている。
アクセスポート9、伸長ユニットの入口4、伸長ユニットの出口10、及び手動制御式解放弁Cは、移送システムの主シール11内にて密封され、該シール内には、内部シールリッジ27と相応する位置決めシール溝12が成形されており、該シールリッジ27は、内部伸長器ユニット5内に配置された移送システムの室44内に成形されている。流体の移送システムは、手動解放制御式ロッド13を後方に向けて位置決めしており、このため、周囲組織の圧力による偶発的な解放は回避される。アクセスポート9は、射出膜を前方向に設けているので、針の挿入を正確に且つ安全にすることができる。
伸長したユニットの不作動化は、解放弁Cのハウジング内に密封された手操作の解放制御弁ロッド13を押すことにより開始される。解放弁Cは、伸長器の出口通路10とポンプのバイパス接続部8との間に介在している。その後、流体の流れは、ポンプのバイパス接続部8を経て、移送システム/リザーバ接続部14を横切るリザーバ入口/出口ポート7に入り、最後に、末尾片18、19の空洞17内に配置された穴明きの掃除管15及び弾性リザーバ16に入るようにする。
最大程度の伸長を実現するのに必要な液圧流体の量について言えば、完全に伸びた内部ユニット5の内部空洞45の排出量は、20cc以下である。1対の円筒状容積減少器20を伸長器ユニット5の管腔45内に追加すれば、必要量を更に減少させることができる。末尾片空洞17の流体容積は、20cc以上である。利用可能な流体の容積を追加することにより、より大きな勃起が可能となる。再構築のために陰茎装置を植え込む(インプラントする)とき、極度に圧縮することにより、解剖学的に小さい器官内に植え込むことができる。勃起の全長を手動式に制御することができるということは、伸長長さを増大させながら、反復的な拡張及び非短縮を制御しつつ行う監視プログラムを実行することを許容する。これは、勃起が必要な長時間にわたって行うことができる。
海綿体洞に挿入される陰茎装置すなわちインプラントを形成する伸長器ユニット5及び外部シース26の双方の流体移送室44内にて、図16ないし図19の流体移送システムが組み立てられ、その組み合わせた片が末尾片と合わされたとき、構造上の幾つかの特徴に注目すべきである。バルブポンプ1は、凹状の着座部(パーチ、perch)21内にセットされる。該着座部21は、結合状着座部(symphyseal perch)22によって支持されている。結合状着座部22は、恥骨結合部23に当接するように設計されている。恥骨結合部23は、植え込み後の装置(ユニット)全体を位置決めし且つ安定化させる。中実な内側海綿体洞当接部24は、海綿体洞着座部25の底部を形成する。海綿体洞着座部25は、海綿体洞内インプラント26を着座させ、且つ、位置決めシステムを補強する。位置決めシステムは、一連のシールリッジ27と、これらに相応するシール溝28とから成る。シールリッジ27およびシール溝28は、海綿体洞補綴具(インプラント)26のそれぞれの片を位置決めするのみならず、相互係止し、密封接着剤を施すための追加的な表面積を提供する。
図16−19の流体移送システムが、内部伸長器ユニット5及びシース29によって提供された室内に設置され、また、組み合わせたユニットが、海綿体洞パーチ25内に配置されたとき、手操作制御式解放弁13は、図13の解放弁の開口30内に位置づけられ、アクセスポート9は同様のアクセスポート開口31内に位置決めされる。海綿体洞補綴具(インプラント)26の設計の場合のように、末尾片は、下方の末尾片ケーシング19表面に成形された尿道用溝32を有し、補綴具が植え込まれた後、尿道構造体の偏位、閉塞又は損傷を防止する。
図10、図11及び図12に最も明確に示したように、内側伸長器ユニット5は、特定的で且つ独創的な設計上の特徴を有している。一連の伸長器セグメント33は、個別のセグメントを拡張させるため流体の内部容積は約0.6CCあればよい一方にて、圧縮かつ拡張する能力を有している。アコーディオン状の機能は、2つの別個の特徴の助けを受けて実現される。各セグメントの外周は、薄くした領域、すなわち撓みヒンジ34として成形される。拡張又は圧縮されたとき、撓みヒンジ34は、各セグメントの側壁29が容易に移動するのを許容する。側壁29は、薄くした撓みヒンジ34と比較して厚く、また、相対的に非可撓性である。
各セグメント33の括約(constricted)領域内にて、接続部は、より深く溝を形成し、厚さの薄い内側伸長ヒンジ35を形成する。このことは、拡張又は圧縮する際、撓む能力を増大させることになる。括約領域の部分にて、2つの円筒状半体が融合することにより、圧縮開口36が形成される。この圧縮開口は、セグメント33の一方を他方の上に押し付ける程度を向上させ、これにより内部伸長器ユニット5の圧縮長さを最小にする。この可撓性は、また、ユニットは重力に起因して垂下する位置を取ることが可能であることからも明らかである。圧縮開口36の回りの中央にて材料が合流することにより、安定化構造体、すなわち、側方向拡張又は膨張を阻止する作用を果たす側方向拡張抑制器37を形成する。
実質的に8字形の外形を有するよう中央にて接続した、圧縮したセグメントの平円盤状の外観は、幾つかのことを実現する。その第一のものは、内部伸長器の管腔45を形成する各半体の内部空洞が他の半体に隣接することにより、内部の拡張圧力を平衡させ、また、各側部で同じように拡張することを保証する作用を果たす。中央にて接続された各半体の円筒状の形状は、内側伸長器ユニット5の上面及び下面の長さに沿って配置される案内溝38を形成し、また、外部シース26の管腔内にて長手方向に配置された案内リッジ39に沿って追従するように延び、ユニットが伸長したとき、ユニットに対し追加的な側方向安定性を提供する作用を果たす。
拡張セグメント33の厚い壁29は、該セグメントがバルーン状に膨張するのを防止するのを助け、また、内側伸長器ユニット5を作動させるのに必要な内部圧力により引き起こされる撓みに対する抵抗を与える。厚い壁29は、また、ユニットを最大限に伸長させるのに必要な流体の量を制限する作用も果たす。
外側シース26は、内側伸長器5を収納する設計とされている。外側シースが伸びるとき、壁に沿った張力が増大し、この張力は、内部ユニットを保持し且つ規制して、側方向拡張程度を小さくする。かかる側方向拡張のいくらかは、勃起している間は望ましいが、リザーバが制限された容積しかないことを考慮すると、望ましくない結果にもなる。
本発明は、その技術的思想又は本質から逸脱せずに、上記説明の他の特定の形態にて具体化することもでき、従って、本発明の範囲を示すものとして、上記の説明ではなくて、添付した請求の範囲を参照すべきである。

Claims (7)

  1. 液圧作動式の伸長可能な、海綿体洞用の構成要素と、ポンプ及び弁手段を有する手動制御式の流体移送システムと、を含む、ユニット式植え込み型の陰茎補綴具にして、前記伸長可能な構成要素は、伸長可能な内側ユニットを備え、前記伸長可能な内側ユニットは、十分な量の流体が前記伸長可能な内側ユニット内に移送されて該内側ユニットを実質的に満たすとき、弛緩した状態から剛性な状態に変換可能である、前記植込み型の陰茎補綴具において、前記伸長可能な内側ユニットは、該内側ユニットの長さの少なくとも主要な部分に沿って互いに接続された1対の平行な管状通路によって形成されており、該1対の平行な管状通路は、実質的に8の字の形状の断面を有する単一の拡張可能な内部管腔を形成し、前記内側ユニット内に1対の円筒状の形状の容積減少器を更に含む、植込み型陰茎補綴具。
  2. 請求項1に記載の植込み型陰茎補綴具において、前記1対の管状通路の少なくとも一部分は、アコーディオン状の形態にて伸びる壁により画定されている、植込み型陰茎補綴具。
  3. 請求項2に記載の植込み型陰茎補綴具において、前記壁は、可撓性の領域を形成する該壁の外周に沿って多数の溝を有している、植込み型陰茎補綴具。
  4. 請求項1に記載の植込み型陰茎補綴具において、前記伸長可能な構成要素を取り囲む、外側の伸長可能なシースを更に含む、植込み型陰茎補綴具。
  5. 請求項1に記載の植込み型陰茎補綴具において、前記伸長可能な構成要素は、その外面上に尿道用溝を有し、それによって尿道及び尿道海綿体が邪魔されずに配置されることを許容し、該補綴具が植え込まれた後、排尿又は射精の障害とならないようにした、植込み型陰茎補綴具。
  6. 請求項1に記載の植込み型陰茎補綴具において、前記手動制御式の流体移送システムは、前記伸長可能な構成要素と接続されたケーシング内に保持されている、植込み型陰茎補綴具。
  7. 請求項に記載の植込み型陰茎補綴具において、前記ケーシングは、その外面に形成された尿道用溝を含み、補綴具が植え込まれた後、該尿道用溝の存在により、尿道構造体の偏位、閉塞又は損傷が防止されるようにした、植込み型陰茎補綴具。
JP2011522060A 2008-08-08 2009-08-04 ユニット型陰茎勃起システム及び拡張器 Expired - Fee Related JP5562956B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/221,962 US7922649B2 (en) 2008-08-08 2008-08-08 Unitized penile erection system and tissue expander
US12/221,962 2008-08-08
PCT/US2009/004496 WO2010016905A1 (en) 2008-08-08 2009-08-04 Unitized penile erection system and tissue expander

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011530325A JP2011530325A (ja) 2011-12-22
JP5562956B2 true JP5562956B2 (ja) 2014-07-30

Family

ID=41653554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011522060A Expired - Fee Related JP5562956B2 (ja) 2008-08-08 2009-08-04 ユニット型陰茎勃起システム及び拡張器

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7922649B2 (ja)
EP (1) EP2320838A4 (ja)
JP (1) JP5562956B2 (ja)
CA (1) CA2733264C (ja)
WO (1) WO2010016905A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8241203B2 (en) 2010-02-12 2012-08-14 Fogarty Terence M Inflatable penile prosthesis with spool valve
CA2858092A1 (en) * 2011-12-21 2013-06-27 Ams Research Corporation Penile prosthesis
US20160030179A1 (en) * 2013-03-14 2016-02-04 The Board Of Regents Of The University Of Texas System Implantable medical apparatus and systems
KR101422100B1 (ko) 2013-12-16 2014-07-23 (주)이에스에이바이오 발기 보조 장치
WO2015093681A1 (ko) * 2013-12-16 2015-06-25 이에스에이바이오 (주) 발기 보조 장치
FR3036611B1 (fr) * 2015-05-29 2017-09-29 Bernard Andre Noel Costini Dispositif implantable destine a augmenter la longueur et le diametre de la verge
TWI744242B (zh) 2015-07-31 2021-11-01 德商安美基研究(慕尼黑)公司 Egfrviii及cd3抗體構築體
CN106952549B (zh) * 2017-04-27 2023-04-07 黄伟 仿生男性生殖器
GB2563258B (en) * 2017-06-08 2021-10-13 Lovehoney Ltd Self-erecting penis
US11324595B2 (en) * 2018-02-06 2022-05-10 Boston Scientific Scimed, Inc. Inflatable penile prosthesis with a structured cylinder
US10413413B1 (en) * 2018-07-23 2019-09-17 Augmenta, LLC Penile implants that facilitate tissue expansion
US11266563B2 (en) * 2018-10-15 2022-03-08 Boston Scientific Scimed, Inc. Extendable penile implant
KR20220155338A (ko) 2020-03-19 2022-11-22 암젠 인크 뮤신 17에 대한 항체 및 이의 용도
CN111956280A (zh) * 2020-08-25 2020-11-20 鲍玉梅 一种医用外科软组织扩张器
US20230320831A1 (en) * 2022-03-30 2023-10-12 Boston Scientific Scimed, Inc. Implantable inflatable device

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3991752A (en) * 1975-12-04 1976-11-16 Dow Corning Corporation Penile implant
DE2740263A1 (de) * 1977-09-07 1979-03-15 Max Bernhard Ulrich Penis-stuetzimplantat
US4267829A (en) * 1979-04-11 1981-05-19 American Medical Systems, Inc. Penile prosthesis
US4318396A (en) * 1980-05-15 1982-03-09 Medical Engineering Corporation Penile prosthesis
US4353360A (en) * 1980-10-31 1982-10-12 Medical Engineering Corporation Penile erectile system
US4369771A (en) * 1981-09-24 1983-01-25 Medical Engineering Corporation Penile erectile system
US4791917A (en) * 1981-10-22 1988-12-20 Medical Engineering Corporation Penile prosthesis
US4665903A (en) * 1981-12-31 1987-05-19 Whitehead Edgar D Penile prosthetic device
US4549530A (en) * 1983-08-29 1985-10-29 Medical Engineering Corporation Male urinary incontinence device and method
US4572168A (en) * 1983-12-20 1986-02-25 Fischell Robert Fully implantable vapor pressure actuated penile erection device and method
DE3529613A1 (de) * 1984-08-20 1986-02-27 Robert Ellentuch Silver Spring Fischell, Md. Versteifungszylinder fuer ein aufblasbares peniserektionsgeraet
US4594997A (en) * 1984-11-13 1986-06-17 Hakky Said I Self actuated penile implant
US4807608A (en) * 1987-07-22 1989-02-28 American Medical Systems Mechanical penile prosthesis
US4895139A (en) * 1988-08-29 1990-01-23 American Medical Systems, Inc. Inflatable penile prosthesis with bend release valve
DE9001508U1 (de) * 1990-02-09 1990-04-12 ESKA Kunststofftechnik GmbH & Co. vormals Walter Koss, 6222 Geisenheim Implantierbare Penisprothese
US5067485A (en) * 1990-05-14 1991-11-26 Mentor Corporation Corpus cavernosum implant device
US5167611A (en) * 1991-07-22 1992-12-01 Mentor Corporation Penile implant with lengthening cylinder
US5250020A (en) * 1991-09-12 1993-10-05 Mentor Corporation Unitary inflatable penile prosthesis
JPH07184940A (ja) * 1993-11-05 1995-07-25 G Patrick Maxwell テクスチャー表面を有する人工装具
US5468213A (en) * 1994-09-22 1995-11-21 American Medical Systems, Inc. Mechanical penile prosthesis
FR2727855B1 (fr) * 1994-12-08 1997-10-24 Subrini Louis Implants d'extension caverneuse
US5669870A (en) * 1996-06-13 1997-09-23 Elist; James J. Penile implant for improved appearance
US5899849A (en) * 1997-09-22 1999-05-04 Elist; James Subcutaneous penile implant
US7390296B2 (en) * 2003-06-06 2008-06-24 Ams Research Corporation Inflatable penile prosthesis with volume displacement materials and devices
US8052593B2 (en) * 2006-10-24 2011-11-08 Ams Research Corporation Implantable malleable penile prosthetic device

Also Published As

Publication number Publication date
US7922649B2 (en) 2011-04-12
CA2733264A1 (en) 2010-02-11
EP2320838A1 (en) 2011-05-18
JP2011530325A (ja) 2011-12-22
EP2320838A4 (en) 2018-01-03
WO2010016905A1 (en) 2010-02-11
CA2733264C (en) 2012-03-13
US20100036196A1 (en) 2010-02-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5562956B2 (ja) ユニット型陰茎勃起システム及び拡張器
US10426584B2 (en) Method of treating urinary incontinence by implanting a reservoir around a urethra of the user
US4386601A (en) Artificial sphincter
US4417567A (en) Artificial sphincter
US20210393406A1 (en) Multiple pump system for inflatable penile prosthesis
JPS6160701B2 (ja)
EP0358380A1 (en) Inflatable penile prothesis with bend release valve
US10226318B2 (en) Method of treating urinary incontinence by implanting a tube providing a pressure-regulating storage compartment
JP2019505344A (ja) 陰茎補綴物
DK2566414T3 (en) BLOWER PROTECTION FOR SUBCUTAN IMPLANTATION
US8376930B2 (en) Implantable pump for erectile dysfunction treatment
AU2020298335B2 (en) Penile implant for neophallus
AU2020327155B2 (en) Temporary space-filling penile implant for corporal healing and neophallus conditioning
CN115605165A (zh) 用于使在勃起功能障碍的男性体内产生阴茎勃起的植入式假体装置及其生产过程
Montague Prosthetic treatment of male sexual dysfunction

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120724

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130719

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131018

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131025

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140611

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5562956

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees