JP5561697B2 - 防爆機能付き蓄電セル、防爆機能付き蓄電モジュール - Google Patents

防爆機能付き蓄電セル、防爆機能付き蓄電モジュール Download PDF

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Description

本発明は、容器外部に設けた切刃が内圧上昇により膨張した容器に接触することで、容器が開裂されるように構成された防爆機能付き蓄電セル、及びその蓄電セルを備える防爆機能付き蓄電モジュールに関するものである。
太陽光発電や風力発電等の負荷平準化装置、コンピュータ等に代表される電子機器の瞬時電圧低下対策装置、電気自動車やハイブリッドカーのエネルギー回生装置などのような蓄電システムにおいては、エネルギー容量が大きくてかつ急速充放電が可能な蓄電デバイスが必要とされている。従来の鉛蓄電池やその他の二次電池では、大電流の充放電に弱くサイクル寿命が短いため、その蓄電システムに対応することは困難であった。そこで、それらの問題を解決しうる新たな蓄電デバイスとして、近年、非水系の蓄電デバイスが注目されている。
現在、急速充放電や長寿命化が可能な蓄電デバイスとして、リチウムイオンキャパシタが提案されている。このリチウムイオンキャパシタは、正極と負極とを積層してなる電極積層体を備えている。かかる電極積層体は例えば柔らかいアルミラミネート箔からなるラミネートケース内に収容され、そのケース内はリチウムイオンを含んだ有機電解質で満たされている。このリチウムイオンキャパシタにおいて、過充電等の異常時に、ラミネートケース内でガスが発生すると、ラミネートケースの内圧が上昇しケースが膨らむ。従来では、その異常時において、ラミネートケースの破裂を未然に防止するためにラミネートケース内の内圧を解放するための機構が設けられている。その具体例としては、例えば、ラミネートケースの一部に貫通口を設け、その開口を塞ぐ形で安全弁を取り付けてなる安全弁機構(例えば、特許文献1等参照)が提案されている。
特許文献1の安全弁機構を有する蓄電デバイスでは、貫通口を設けそれを安全弁で塞ぐ可逆式の構成となっているため、その部分から水分が透過するといった問題がある。ラミネートケース内に水分が入り込むと、リチウムが反応してキャパシタ性能を劣化させる原因となってしまう。
また、異常時に膨張変形したラミネートケースにガス排出穴形成部材を突き刺してケースを開裂させることで、ケース内で発生したガスを排出するといった蓄電モジュールも提案されている(例えば、特許文献2等参照)。この蓄電モジュールでは、各蓄電デバイスが離間して積層配置されており、蓄電デバイス間に形成されるスペースにガス排出穴形成部材が設置されている。
特開2007−157678号公報 特開2010−33789号公報 特開2006−269345号公報 特開2000−340264号公報
ところが、特許文献2の蓄電モジュールをエネルギー回生装置などの装置に組み込む場合、ラミネートケースの開裂の有無を検出することが非常に困難である。この場合、異常発生時にモジュール交換等のメンテナンス作業を迅速に行うためには、異常発生を検知する手段が別途必要となる。また従来では、異常検知手段として、圧力センサや歪みセンサなどを用い、異常時におけるラミネートケースの膨張変形の有無を検知する手段が提案されている(例えば、特許文献3,4等参照)。しかしながら、ラミネートケースの膨張変形の確実に検出するためには、ラミネートケースに対して接触面積の大きな圧力センサや歪みセンサが必要となるため、部品コストが嵩むといった問題が生じてしまう。またこの場合、ラミネートケースが十分に変形しないとその検知が困難であるため、異常検出を迅速に行うことができないといった問題もある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、比較的簡単な構成で容器の開裂の有無を検知することができる防爆機能付き蓄電セルを提供することにある。また、別の目的は、蓄電セルの異常を早期に判定することができ、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる防爆機能付き蓄電モジュールを提供することにある。
上記課題を解決するための手段[1]〜[]を以下に列挙する。
[1]正極と負極とを積層してなる電極積層体を電解液とともに金属ラミネートフィルムからなる容器内に密封封止してなり、前記容器外部に設けた切刃が内圧上昇により膨張した前記容器に接触することで、前記容器が開裂されるように構成された蓄電セルであって、前記容器における前記切刃の作用部位に、開裂検出用配線を設けたことを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
従って、手段1に記載の発明によれば、過充電や過放電等の異常時において、容器内でガスが発生して内圧が上昇すると容器が膨張する。このとき、容器外部に設けられた切刃が接触することで容器が開裂される。これにより、容器内で発生したガスが排出され、容器の内圧が解放される。また、本発明では、容器において切刃の作用部位に開裂検出用配線が設けられているので、容器が開裂される際には、開裂検出用配線の少なくとも一部が切断される。そして、その切断時における開裂検出用配線の電気的特性の変化(例えば、配線抵抗の変化やそれに伴う電圧信号の変化)を検出することで、容器の開裂の有無を判定することができる。
[2]手段1において、前記開裂検出用配線は、前記正極または前記負極に電気的に接続され、前記正極または前記負極の電圧をモニターする電圧検出用配線を兼ねるものであることを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
手段2に記載の発明によると、容器内でガスが発生していない通常時には、開裂検出用配線を伝達する電圧信号によって、正極または負極の電圧をモニターすることができる。一方、容器内でガスが発生して容器が開裂される際には、開裂検出用配線の電圧信号が変化し、その変化によって容器が開裂したことを迅速に判定することができる。
[3]手段1または2において、前記容器の表面にフレキシブルプリント配線基板を貼り付けるとともに、前記フレキシブルプリント配線基板における配線を前記開裂検出用配線として用いたことを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
従って、手段3に記載の発明によると、開裂検出用配線としての配線を形成したフレキシブルプリント配線基板が容器の表面に貼り付けられている。このフレキシブルプリント配線基板は比較的安価に製造できるため、金属ラミネートフィルムに開裂検出用配線をパターン形成する場合と比較して、製造コストを低く抑えることができる。また、フレキシブルプリント配線基板は柔らかいため、切刃によって開裂検出用配線を容易に切断することができる。
[4]手段1乃至3のいずれかの手段に記載の蓄電セルと、前記開裂検出用配線に電気的に接続され、前記開裂検出用配線の電気的特性の変化に基づいて前記容器の開裂の有無を検知する検知手段とを備えたことを特徴とす防爆機能付き蓄電モジュール。
従って、手段4に記載の発明によると、異常時に蓄電セルの容器が開裂される際には、検知手段によって開裂検出用配線の電気的特性の変化が検知される。そして、この検知結果に基づいて、容器が開裂されたことが判定される。この結果、蓄電セルの異常を早期に判定することができ、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる。
以上詳述したように、手段1〜3に記載の発明によると、比較的簡単な構成で容器の開裂の有無を判定することができる防爆機能付き蓄電セルを提供することができる。また、手段に記載の発明によると、蓄電セルの異常を早期に判定することができ、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる防爆機能付き蓄電モジュールを提供することができる。
第1の実施の形態の蓄電モジュールの概略構成を示す断面図。 第1の実施の形態の蓄電セルを示す平面図。 第1の実施の形態の蓄電セルを示す断面図。 スタックプレートを示す平面図。 スタックプレートを示す側面図。 (a)は切刃の正面図、(b)は切刃の平面図、(c)は切刃の側面図。 蓄電モジュールにおいて膨張変形した容器を示す説明図。 第1の実施の形態の蓄電セル及び電圧検知回路を示す説明図。 第2の実施の形態の蓄電セル及び電圧モニター回路を示す説明図。 第3の実施の形態の蓄電セル及び電圧検知回路を示す説明図。 第4の実施の形態の蓄電セル及び導通検知回路を示す説明図。 別の実施の形態の蓄電セルを示す側面図。 別の実施の形態の蓄電セル及び導通検知回路を示す説明図。 別の実施の形態の切刃を示す側面図。 別の実施の形態の開裂検出用配線を示す平面図。
[第1の実施の形態]
以下、本発明を具体化した第1の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本実施の形態における防爆機能付き蓄電モジュールの概略構成を示す断面図である。また、図2はその蓄電モジュールを構成する防爆機能付き蓄電セルの平面図であり、図3はその蓄電セルの断面図である。なお、本実施の形態の蓄電モジュールは、例えば、太陽光発電などの発電システムに組み込まれて使用される。
図1に示されるように、本実施の形態の蓄電モジュール10は、リチウムイオンキャパシタの蓄電セル11を複数枚(例えば12枚)積層配置したモジュールであり、それら蓄電セル11間にはスタックプレート12(スタック部材)が介在されている。
図2及び図3に示されるように、本実施の形態の蓄電セル11は、正極21、負極31及びセパレータ41を積層してなる電極積層体45を備えている。この電極積層体45では、正極21と負極31とをセパレータ41を介して対向配置してなる発電要素を1単位として、複数単位の発電要素を積層している。
正極21は、リチウムイオンを可逆的に担持可能な材料からなる正極電極22を正極集電体23上に形成した構造を有している。正極集電体23は、正極電極22を支持しつつ集電を行うための部材であって、例えばアルミニウムからなる導電性金属板を用いて形成されている。正極集電体23は平面視矩形状に形成され、その四辺のうちの一辺からタブ24が突出している。このタブ24は、アルミニウムからなる正極外部端子25に接続されている。
負極31は、リチウムイオンを可逆的に担持可能な材料からなる負極電極32を負極集電体33上に形成した構造を有している。負極集電体33は、負極電極32を支持しつつ集電を行うための部材であって、例えば銅からなる導電性金属板を用いて形成されている。負極集電体33は平面視矩形状に形成され、その四辺のうちの一辺からタブ34が突出している。このタブ34は、銅からなる負極外部端子35に接続されている。
本実施の形態の蓄電セル11では、リチウム塩を含む電解液とともに電極積層体45が容器46内に密封封止されている。この容器46は、アルミ箔を樹脂フィルムにラミネートしてなるアルミニウム・ラミネートフィルム(金属ラミネートフィルム)を用いて矩形袋状に加工したソフト容器である。その開口部は、熱融着によって封止されている。熱融着による封止は、融着部に正極外部端子25及び負極外部端子35を挟み込んだ状態で行われる。
このようにして容器46内に電極積層体45を収容した場合、容器46における一方の端部(図3では左側の端部)から正極外部端子25が突出し、その反対方向となる他方の端部(図3では右側の端部)から負極外部端子35が突出する。なお、アルミ箔以外の他の金属箔からなる金属ラミネートフィルムを用いて、容器46を形成してもよい。
本実施の形態の蓄電モジュール10では、各蓄電セル11の間にスタックプレート12を介在させ、各蓄電セル11のセル主面(図1では上面11a及び下面11b)同士を重ね合わせた状態で積層配置させることで各蓄電セル11がモジュール化されている。そして、上下に配置される各蓄電セル11について一方の蓄電セル11の正極外部端子25と他方の蓄電セル11の負極外部端子35とを溶接することにより、各蓄電セル11が電気的に直列に接続されている。
図1、図4及び図5に示されるように、スタックプレート12は、矩形枠状の部材であり、例えば、難燃性樹脂材料である難燃性ポリプロピレンやガラス入りナイロンなどを用いて成形されている。より詳しくは、スタックプレート12は、中央に開口51を有する平板部52と、平板部52の外周を囲むように設けられる外枠部53とを備える。容器46における電極積層体45の収納部分はこの開口51よりも内側となる位置に配置される。平板部52は外枠部53の内面の略中央部に連結するよう設けられており、連結部分の断面形状は略T字状となっている。また、本実施の形態では、平板部52において開口51を塞ぐような形で金属板55(例えば、アルミニウム板)が配置されている(図1参照)。金属板55は、隣り合う蓄電セル11のセル主面11a,11bに面接触するよう各蓄電セル11の間に介在されており、各蓄電セル11で発生した熱を放熱する放熱板として機能する。
また、図4及び図5に示されるように、スタックプレート12の外枠部53において対角となるコーナ部の内側に、他のスタックプレート12に係止して相互の位置決めを図る位置決め突起57,58が設けられている。位置決め突起57,58は、スタックプレート12の上方に突出するよう設けられており、上方に配置されるスタックプレート12の外枠部53の内面に係止することでスタックプレート12同士が位置決めされている。
さらに、スタックプレート12における平板部52の開口縁には、切刃61が設けられている。本実施の形態では、全てのスタックプレート12に切刃61が設けられるのではなく、一枚おきのスタックプレート12に切刃61が設けられている。具体的には、スタックプレート12の平板部52において、蓄電セル11における一方(図1では左側)の外部端子25,35に対応する開口縁であって、スタックプレート12の幅方向の中央部に切刃61が配置されている。図6に示されるように、切刃61は、略Y字状を呈する金属製の部材であり、2箇所に刃部62を有する板状部材を2つに折り曲げることで形成されている。切刃61の先端となる各刃部62は、三角山形に尖った槍先状の刃先形状を有している。また、切刃61において、固定部となる基端側には円形の固定穴65が設けられている。
スタックプレート12の平板部52には、円形の突起66が設けられており、この突起66に切刃61の固定穴65が嵌め込まれた状態で熱溶着により切刃61が固定されている。さらに、平板部52において、切刃61を固定する突起66と開口51との間には、刃部62を挿通させる貫通穴67が形成されている。また、切刃61における各刃部62は、スタックプレート12の平板部52と直交する方向(図1では上下方向となるスタックプレート12の積層方向)を基準として、スタックプレート12の中心方向に傾斜している。なお、本実施の形態において、平板部52に対する刃部62の傾斜角度は55°程度である。
このように、本実施の形態の蓄電モジュール10では、2つの刃部62が隣接する2つの蓄電セル11のそれぞれを向くように切刃61が配置されている。また、切刃61は、刃部62の先端が開口縁よりも引っ込んだ位置となるよう配置されており、蓄電セル11内でガスが発生していない通常時において、刃部62が容器46の表面から離間している。
過充電や過放電等の異常時において、容器46内でガスが発生すると、内圧が上昇して容器46が膨らむ。このとき、蓄電セル11は、セル主面11a,11b同士が重なり合っているため、図7に示されるように容器46の外縁部分46aが膨張する。そして、切刃61の先端に設けられた刃部62は、膨張変形した容器46の表面にほぼ直角に当接して、容器46を開裂させる。この結果、容器46内で発生したガスが外部に排出され、容器46の内圧が解放される。
さらに、図8に示されるように、各蓄電セル11において切刃61の作用部位に、開裂検出用配線71が設けられている。本実施の形態において、開裂検出用配線71は、金属ラミネートフィルムを構成する樹脂フィルムの表面に周知の印刷法によってパターン形成され、その配線表面が絶縁樹脂材にてコーティングされている。そして、開裂検出用配線71が形成された金属ラミネートフィルムを加工することにより、切刃61の作用部位に開裂検出用配線71が配置するようにして容器46が形成されている。
容器46の開裂検出用配線71は電圧検知回路72に接続されており、電圧検知回路72から開裂検出用配線71に所定の電圧信号が供給される。電圧検知回路72は、開裂検出用配線71に供給した電圧信号に基づいて、容器46の開裂の有無を検知する。具体的には、刃部62によって、容器46が開裂される際には、開裂検出用配線71も同時に切断される。このとき、開裂検出用配線71の配線抵抗が変化するため、電圧検知回路72にて検出される電圧信号が変化する。電圧検知回路72は、その信号変化によって容器46が開裂された旨を判定し、図示しないシステムコントローラに異常信号を出力する。そして、システムコントローラは警報手段(警告ランプや警告ブザーなど)を駆動することによって、モジュール異常を警告する。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の蓄電セル11では、過充電や過放電等の異常時に、容器46内でガスが発生して容器46が膨張すると、容器外部に設けられた切刃61が接触することで容器46が開裂される。この結果、ガスが排出されることで容器内圧が解放され、容器46の破裂が回避される。また、容器46において切刃61の作用部位に開裂検出用配線71が設けられているので、膨張変形した容器46が切刃61によって開裂される際に、開裂検出用配線71が切断される。このとき、開裂検出用配線71の電圧信号が変化するため、電圧検知回路72により、その信号変化に基づいて、容器46が開裂されたことを判定することができる。このようにすると、従来技術のように圧力センサや歪みセンサなどを設ける必要がなく、比較的簡単な構成で容器46の開裂の有無を検知することができる。また、蓄電セル11の異常を早期に判定することができるため、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる。
(2)本実施の形態において、切刃61は、三角山形に尖った槍先状の刃先形状を有するので、容器46に比較的大きな穴を形成することができ、容器46内で発生したガスを確実に排出することができる。また、切刃61は、刃幅が広いので、開裂検出用配線71を確実に切断することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態を図9に基づき説明する。
図9に示されるように、蓄電セル11の容器46において、切刃61の作用部位に対応して開裂検出用配線71Aが設けられている。開裂検出用配線71Aは、正極電圧をモニターする電圧検出用配線を兼ねるものであり、一端が正極外部端子25に接続されるとともに他端は電圧モニター回路73に接続されている。なお、本実施の形態において、開裂検出用配線71A及び電圧モニター回路73以外の構成は第1の実施の形態と同じである。また、本実施の形態でも、スタックプレート12を用い複数枚の蓄電セル11を積層配置させることにより蓄電モジュール10が構成されている。
本実施の形態の蓄電モジュール10において、蓄電セル11の容器46内でガスが発生していない通常時には、蓄電セル11の使用状況に応じた電圧値が電圧モニター回路73で検出され、その検出結果に応じて、蓄電モジュール10の充放電が制御される。一方、過充電や過放電等の異常時には、容器46内でガスが発生して容器46が膨らむ。そして、膨張変形した容器46が切刃61に接触して容器46が開裂される。このとき、開裂検出用配線71Aが切刃61によって切断され、開裂検出用配線71Aを介して電圧モニター回路73で検出される正極電圧が異常値となる。従って、電圧モニター回路73は、その正極電圧に基づいて容器46が開裂された旨を判定する。このように構成しても、モジュール異常を早期に判定することができ、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明を具体化した第3の実施の形態を図10に基づき説明する。
本実施の形態では、開裂検出用配線71の形成方法が上記第1の実施の形態と異なる。具体的には、図10に示されるように、本実施の形態の蓄電セル11では、フレキシブルプリント配線基板75を容器46の表面に貼り付けており、そのフレキシブルプリント配線基板75に形成される配線71Bを開裂検出用配線として用いている。なお、フレキシブルプリント配線基板75以外の他の構成は第1の実施の形態と同じである。本実施の形態でも、スタックプレート12を用い複数枚の蓄電セル11を積層配置させることにより蓄電モジュール10が構成されている。
本実施の形態の蓄電セル11において、異常時に容器46内でガスが発生して容器46が膨張すると、フレキシブルプリント配線基板75は柔らかいため、容器46の膨張に応じて変形する。そして、切刃61によって、フレキシブルプリント配線基板75の配線71Bが切断されるとともに、容器46が開裂される。このとき、配線71Bの配線抵抗が変化するため、電圧検知回路72にて検出される電圧信号が変化する。電圧検知回路72は、その信号変化によって容器46が開裂された旨を判定する。このように構成しても、モジュール異常を早期に判定することができ、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる。また、フレキシブルプリント配線基板75は比較的安価に製造できるため、第1の実施の形態のように金属ラミネートフィルムに開裂検出用配線71をパターン形成する場合と比較して、製造コストを低く抑えることができる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明を具体化した第4の実施の形態を図11に基づき説明する。
図11に示されるように、本実施の形態では、導電性金属部材からなる一対の切刃61が電気的に絶縁された状態で容器46の表面を臨む2つの箇所に設けられている。本実施の形態の蓄電セル11は、第1の実施の形態と異なり、容器46の表面に配線71が設けられていない。本実施の形態において、スタックプレート12を用い複数枚の蓄電セル11を積層配置させることにより蓄電モジュール10が構成されている。また、一対の切刃61は、スタックプレート12の平板部52における開口縁にそれぞれ設けられる。そして、一対の切刃61は、スタックプレート12側に設けられた配線77,78を介して導通検知回路76に電気的に接続されている。導通検知回路76は、容器46の金属ラミネートフィルムを介した切刃61間の導通の有無を検知する。
本実施の形態の蓄電セル11において、異常時に容器46内でガスが発生して容器46が膨張すると、一対の切刃61が容器46に接触して容器46が開裂される。このとき、一対の切刃61間は、金属ラミネートフィルムを介して導通する。導通検知回路76は、導通時の電圧変化もしくは電流変化に基づいて、容器46が開裂された旨を判定する。このように構成しても、モジュール異常を早期に判定することができ、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる。
なお、本発明の各実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記各実施の形態では、スタックプレート12に設けられる切刃61を用いて容器46を開裂させるよう構成されるものであったが、これに限定されるものではない。図12及び図13に示されるように、蓄電セル11において、容器46に固定される切刃81を用いてもよい。具体的には、図12〜図14に示されるように、切刃81は、容器46の外周端部を挟みこんだ状態で固定される固定部82と、固定部82から延設され、ガス発生時に変形し容器46に当接してその容器46を開裂させる刃部83とを有する。
切刃81の固定部82及び刃部83は、導電性金属部材からなる。固定部82は、U字状に形成された部材であり、刃部83は、U字状の固定部82の一方の端部にて容器46と対向するよう設けられる。切刃81において、固定部82における刃部83の反対側の端部が接着剤等を用いて容器46に固定されており、刃部83は、ガス発生前の未変形の容器46に対して非接触の状態で設けられている。また、容器46において切刃81の作用部位に開裂検出用配線71Cが設けられている。容器46の開裂検出用配線71Cは導通検知回路76に接続されるとともに、切刃81も導通検知回路76に接続されている。
本実施の形態の蓄電セル11において、異常時に容器46内でガスが発生して容器46が膨張すると、切刃81の刃部83が容器46に接触して容器46が開裂される。またこのとき、切刃81の刃部83と開裂検出用配線71Cとが接触して導通する。導通検知回路76は、導通時の電圧変化もしくは電流変化に基づいて、容器46が開裂された旨を判定する。このように構成しても、モジュール異常を早期に判定することができ、モジュール交換等の復旧作業を迅速に行うことができる。
・上記各実施の形態において、開裂検出用配線71,71A,71Bは、切刃61の作用部位に対応して直線的に形成されていたが、これに限定されるものではない。例えば、図15に示される開裂検出用配線71Dのように、つづら折り状に複数回折り返したパターン形状となるよう形成してもよい。なおこの場合、配線ピッチが切刃61の刃幅よりも狭くなるよう開裂検出用配線71Dを形成する。このようにすると、容器46において切刃61の接触部位がずれた場合でも、開裂検出用配線71Dを確実に切断することができる。
・上記各実施の形態において、電圧検知回路72や導通検知回路76によって、容器46の開裂の有無を常に判定する構成としていたが、検知回路72,76をオンまたはオフするスイッチ手段を設け、所定のタイミングでスイッチ手段をオンするように構成してもよい。このようにすれば、容器46の開裂の判定処理を所望のタイミングで行うことができるため、判定処理を常に行う場合と比較して、回路の処理負荷を低減することができる。
・上記各実施の形態の蓄電モジュール10では、容器46にて外部端子25,35が突出している一方の外縁部分46aに対応して切刃61が設けられていたが、これに限定されるものではない。容器46における正極外部端子25が突出している側の外縁部分46a及び負極外部端子35が突出している側の外縁部分46aに対応してそれぞれ切刃61を設けてもよい。またこの場合、容器46において、各切刃61の作用部位に対応して開裂検出用配線71を形成する。このように構成すると、容器46において、正極外部端子25が突出している側の外縁部分46a及び負極外部端子35が突出している側の外縁部分46aのいずれか一方が先に膨らんだとしても、その膨らんだ外縁部分46aが切刃61に当接して容器46を迅速に開裂させることができる。さらに、開裂検出用配線71の電圧信号に基づいて、容器46の開裂を迅速に検知することができる。また、蓄電モジュール10では、一枚おきのスタックプレート12に切刃61が設けられていたが、全てのスタックプレート12に切刃61が設けられていてもよい。またこの場合も、各切刃61の作用部位に対応して開裂検出用配線71を形成する。このようにしても、内圧上昇により膨張した容器46を確実に開裂させることができるとともに、容器46の開裂を迅速に検知することができる。
・上記第1〜第3の実施の形態において、金属製の部材にて切刃61を構成していたが、これ以外にセラミック部材や樹脂部材などを用いて構成してもよい。また、樹脂材料からなるスタックプレート12に一体的に切刃61を形成してもよい。このようにすると、スタックプレート12と切刃61とを別部材で構成する場合と比較して、部品数を削減することができるため、蓄電モジュール10の部品コストを抑えることができる。
・上記各実施の形態の蓄電セル11では、正極外部端子25及び負極外部端子35が互いに反対方向に引き出されていたが、これに限定するものではなく、同一方向から正極外部端子25及び負極外部端子35を引き出す構成としてもよい。
・上記各実施形態では、リチウムイオンキャパシタの蓄電セル11に具体化したが、金属ラミネートフィルムからなる容器46を備えるものであれば他の蓄電デバイスに本発明を具体化することができる。例えば、電気二重層キャパシタやリチウムイオン二次電池などに本発明を具体化してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した各実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)手段1乃至3のいずれかの手段において、前記切刃は、前記ケースの外縁部分を挟みこんだ状態で固定されるU字状の部材からなり、前記開裂検出用配線に接続される配線の一部として機能することを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
(2)手段1乃至3のいずれかの手段において、前記破断検知用配線は、つづら折り状に複数回折り返したパターン形状であって、配線ピッチが前記切り刃部の刃幅よりも狭くなるように形成されることを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
(3)手段1乃至3のいずれかの手段において、前記切刃は、複数の蓄電セルを積層配置させるためのスタック部材に設けられるものであることを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
(4)手段1乃至3のいずれかの手段において、前記切刃は、三角山形に尖った槍先状の刃先形状を有していることを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
(5)手段1乃至3のいずれかの手段において、前記切刃は、前記正極の外部端子と前記負極の外部端子にそれぞれ対応して設けられることを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
(6)手段1乃至3のいずれかの手段において、前記切り刃部材は、絶縁部材からなることを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
(7)手段4または5において、前記検知手段をオンまたはオフするスイッチ手段をさらに備えたことを特徴とする防爆機能付き蓄電モジュール。
10…防爆機能付き蓄電モジュール
11…防爆機能付き蓄電セル
21…正極
31…負極
45…電極積層体
46…容器
61,81…切刃
71,71A〜71D…開裂検出用配線
72…検知手段としての電圧検知回路
73…検知手段としての電圧モニター回路
76…検知手段としての開裂検知回路

Claims (4)

  1. 正極と負極とを積層してなる電極積層体を電解液とともに金属ラミネートフィルムからなる容器内に密封封止してなり、前記容器外部に設けた切刃が内圧上昇により膨張した前記容器に接触することで、前記容器が開裂されるように構成された蓄電セルであって、
    前記容器における前記切刃の作用部位に、開裂検出用配線を設けたことを特徴とする防爆機能付き蓄電セル。
  2. 前記開裂検出用配線は、前記正極または前記負極に電気的に接続され、前記正極または前記負極の電圧をモニターする電圧検出用配線を兼ねるものであることを特徴とする請求項1に記載の防爆機能付き蓄電セル。
  3. 前記容器の表面にフレキシブルプリント配線基板を貼り付けるとともに、前記フレキシブルプリント配線基板における配線を前記開裂検出用配線として用いたことを特徴とする請求項1または2に記載の防爆機能付き蓄電セル。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の蓄電セルと、
    前記開裂検出用配線に電気的に接続され、前記開裂検出用配線の電気的特性の変化に基づいて前記容器の開裂の有無を検知する検知手段と
    を備えたことを特徴とす防爆機能付き蓄電モジュール。
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