JP5561086B2 - ノイズ除去装置 - Google Patents

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本発明は、デジタル信号処理による映像信号のノイズを軽減する技術に関するものである。
映像信号のノイズを軽減するために、様々な方法が存在するが、その手段の1つとして時間軸方向にフィルタ処理を行う方法がある。そのフィルタ処理を行う回路として、例えば、図2に示すようなものがある。図2の回路の動作を説明すると、出力映像信号Youtをフレームメモリ109により、1画面分遅れた信号Ypreを生成する。この1画面分遅れた信号Ypreと入力信号Yinに対して、
Yout=Yin+Km×(Ypre−Yin)
すなわち、
Yout=(1−Km)×Yin+Km×Ypre
という演算を行う。これは時間軸方向のIIRフィルタによるLPFが実現されており、時間軸方向に帯域制限がかかり、静止画であれば、ノイズだけ減衰することになり、ノイズ除去が行われる。
そして、動画のときはこのフィルタをかけると残像が生じるため、動き検出を行って、動きがあるときは上記IIRフィルタを切ることが行われている。その動きの有無の判断については、YinとYpreの差が大きいときは動画、小さいときは静止画とみなす。
しかしながら、ノイズの影響で動き検出が間違った判定をし、フィルタをかけたくないときにフィルタがかかり残像が生じたり、逆にフィルタをかけたいときにフィルタがかからなくなり、ノイズが落ちなくなったりすることがある。
これに対し、映像信号に平面の2次元LPFをかけることで、ノイズの影響を軽減することができる。例えば、特許文献1に示されるように、ブロックの輝度を平均し、その平均値から動きの有無を判定する。
また、映像のコントラストが低いとき、動き検出が困難になる。例えば図7に示すようにコントラストの低い物体が移動すると、背景部分とのコントラストは高いため、図7(a)と(b)の差として、図7(c)の斜線部については動きとして容易に検出できる。しかし、物体の移動前の右側と移動後の左側の差をとる部分はコントラストが低いために差がわからず時間軸方向のIIRフィルタがかかり残像がでてしまう。
しかしながらこのコントラストの低い物体の移動を厳密に判定しようとすると、大きな回路が必要になってしまう。
これに対し、画面内の他の部分の動き検出の結果を、コントラストの低い部分に適用する方法がある。例えば、特許文献2に示されるように、画面内の動きの判断結果を数えて、その数がしきい値以上の場合は、動きと判断し、しきい値未満の場合は静止と判断する。そして、判断結果を1画面分保持し、静止のときは、時間軸方向のLPFをかけ、動きがあるときはLPFをかけない。これにより小さい回路規模でのコントラストの低い物体に対しても動きとして処理ができるようになる。
また、動きがあるとき、時間軸方向のLPFがかからなくなると、その部分だけノイズが除去されなくなり、画面全体では、ノイズが除去される部分とされない部分が混在し、画像が不自然になる。
これに対して、特許文献3では、動きがあり時間軸方向のLPFが弱くなるときは、平面のLPFをかけてノイズを除去することで、動きがあるときの、ノイズが除去されなくなり、ノイズが除去される部分とされない部分が混在する現象を緩和している。
特開2005−333610号公報 特開平6−62283号公報 特開2001−160909号公報
動き検出がノイズの影響で間違った判定をしないように、映像信号を平均したり、LPFをかけたりしても、大きな振幅のノイズが入ってきたときには、当然平均値やLPFの結果が大きく変動し、間違って動きがあると判定してしまうことがある。簡単な例として、本来値が100である平らな部分が静止画であるとき、図3(a)に示すようなノイズが重畳されているとする。
動き検出部でYinとYpreにかけるLPFが図4(a)に示すような着目画素および周囲4画素を含む5画素の平均を求めるフィルタである場合について、映像信号Yinが図3(a)に示すように2ライン目の2画素目に大きな振幅のノイズがある画素に対する処理を述べる。
LPFではこの画素を中心とする斜線部に示す5画素の平均YL1として104.6が求められる。そして、LPFでは同じ座標のYpreに対してこの画素を中心とする斜線部に示す5画素の平均YL2として、100が求められる。したがって、YL1とYL2の差の値として4.6が求められる。この値を基に、注目画素は動きか静止かを判定し、動きの場合は残像が生じるのを避けるためノイズ除去を行わず、静止の場合はノイズ除去を行う。注目画素に大きなノイズがあると、YL1とYL2の差の値が大きくなり、動きと判定され、ノイズ除去を行わずYinがそのまま出力される。
すなわち、大きなノイズがあると、動きと間違ってノイズ除去が行われなくなる。
そして、大きなノイズの発生頻度は少ないものの、目立ちやすいため、映像の品位が損なわれてしまうという課題がある。
第1の発明は、上記従来の課題を解決するもので、大きなノイズがあっても大きなノイズを減衰させ、映像の品位を高くすることを緩和することを目的とする。
また、映像のコントラストが低いとき、動き検出を画面内の他の部分の動き検出の結果をコントラストの低い部分に適用するにあたっては、画面全体で何画素以上が動きと判定したとき、次の画面全部を動きと判定するかは、実際に映像をみて何画素以上にするか決めることになるが、映像をみての判断は様々な映像全てに対して判断するのは主観に頼ることになり極めて難しいという課題がある。
第2の発明は、上記従来の課題を解決するもので、動画か静止画かどちらとも判断できる映像に対して、その境界を決めるにあたってより正確に精度高く判断できるようにし、動画であれば残像が目立つ程度を緩和し、静止画であればノイズ除去の効果が適用される画像を増やすことを少ない回路規模で実現することを目的とする。
また、ノイズ除去を行う場合、通常は時間軸方向のLPFだけを使用するということはなく、平面のLPFを併用する。このとき、上記従来の例ではもう1つ平面のLPFを直列に用意することになり、回路規模が大きくなってしまう。
第3の発明は、上記従来の課題を解決するもので、少ない回路規模で平面のLPFと時間軸方向のLPFを併用できるノイズ除去を実現することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のノイズ除去装置は、1フレームを構成する入力映像が入力される入力部と、前記入力映像に対してノイズを除去した出力映像を出力する出力部と、前記入力映像と1フレーム前に前記出力部から出力された前記出力映像のそれぞれに対して、画素毎に当該画素を除く周辺の画素を用いたフィルタ処理を行い、その処理結果の差分を基に、当該画素の動きの有無を判定する動き検出部と、前記動き検出部で動きがないと判定した場合に、前記入力映像の画素毎に、1フレーム前の前記出力映像の当該画素を所定割合で加算しノイズを除去するノイズ除去部と、を備える。
本発明のノイズ除去装置により、大きな振幅のノイズがある映像信号に対して、その大きな振幅のノイズを減衰させ、より品位の高い映像を提供することが可能になる。
第1実施形態のノイズ除去回路のブロック図 従来の時間軸方向にLPFをかけるノイズ除去回路のブロック図 第1実施形態の画素の値と波形を示す図 第1実施形態の動き検出のLPFをかける画素を示す図 第1実施形態の映像信号の波形を示す図 第1実施形態の係数Kmの例を示す図 低コントラスト被写体の動き検出の様子を示す図 第2実施形態のノイズ除去回路のブロック図 第2実施形態の全画面処理の検出結果を示す図 第3実施形態のノイズ除去回路のブロック図 第3実施形態の映像信号の各画素の値を示す図
以下、実施形態について、図面を参照しながら説明する。
[第1実施形態]
<1.1:ノイズ除去回路1の構成>
図1に、第1実施形態におけるノイズ除去回路1のブロック図を示す。
図1に示すように、ノイズ除去回路1は、映像信号Yinから映像信号Ypreを減算する減算器101と、減算器101の出力信号N1に動き検出部104で生成した係数Kmを乗算する乗算器102と、映像信号Yinから乗算器102の出力信号N2を減算する減算器103と、映像信号Yinと映像信号Ypreから動きを検出する動き検出部104と、減算器103の出力映像信号Youtを1画面分遅延するフレームメモリ109と、を備える。
動き検出部104は、映像信号Yinに平面のLPFをかけるLPF105と、映像信号Ypreに平面のLPFをかけるLPF106と、LPF105の出力信号YL1からLPF106の出力信号であるYL2を減算する減算器107と、減算器107の出力信号Ymから係数Kmを生成する調整値生成部108と、を備える。
<1.2:ノイズ除去回路1の動作>
入力映像信号Yinは、図3(a)に示す値であり、ノイズのないときの本来の値が100である平らな部分にノイズが重畳された信号であり、1フレーム前のYoutが1フレーム遅延された映像信号Ypreが図3(b)に示す値であるとする。図3(a)に示すように、ほとんどの画素に振幅が2以下の小さなノイズが重畳されているが、2ライン目の2画素目だけ、20という大きな振幅のノイズが重畳されている。この2ライン目の2画素目の処理について述べていく。
ここで、係数Kmは動きのあるときは0.5、静止のときは0とする。
LPF105では映像信号Yinに対して図4(b)に示す中心画素を除いた4画素の平均を算出し、その平均値YL1は101となる。そして、LPF106でも同様に映像信号Ypreに対して図4(b)に示す中心画素を除いた4画素の平均を算出し、その平均値YL2は100となる。そして、このYL1とYL2の差分が減算器107にて求められ、その差Ymは1となる。そして、Ymは調整値生成部108で絶対値が2以下かどうか判断され、差Ymは1なので2以下であるから、静止と判断され係数Kmは0.5を出力する。
一方で減算器101にて映像信号Yinと映像信号Ypreの差分N1が求められ、Yinが120、Ypreが100なので、N1は20となる。そして、乗算器102にて係数Kmと乗算される。すなわち、20に0.5を乗算するので、信号N2は10となる。そして、減算器103にて、映像信号Yinから信号N2が減算される。すなわち、120から10が減算され、110となり、Youtとして110が出力される。
以上述べた動作により、図5(a)に示すような120すなわち20という大きな振幅のノイズは図5(b)に示すように10に減衰される。
なお、調整値生成部108にて、説明を簡単にするために動き検出の判断の境界を2以下かどうかという判断を用いたが、図6に示すようなYmに対する関数にして動画と静止画の判断の中間的な領域を設けた係数Kmとして、0.5から0に急に切り替わるのではなく連続的に変化するようにしても良い。
[第2実施形態]
<2.1:ノイズ除去回路1bの構成>
図8に、第2実施形態におけるノイズ除去回路1bのブロック図を示す。ここで、第1の実施形態と同じ働きをする部分については同じ記号を使用している。
図8に示すように、ノイズ除去回路1bは、映像信号Yinから映像信号Ypreを減算する減算器101と、減算器101の出力信号N1に全画面動き検出部802で生成した係数Kmを乗算する乗算器102と、映像信号Yinから乗算器102の出力信号N2を減算する減算器103と、映像信号Yinと映像信号Ypreから動きを検出する動き検出部104bと、動き検出部104bの検出結果から全画面の動きを検出して係数Kmを生成する全画面動き検出部802と、減算器103の出力映像信号Youtを1画面分遅延するフレームメモリ109と、減算器103から出力される映像信号にモニタ信号を付加するモニタ信号付加部809と、を備える。
全画面動き検出部802は、動き検出の結果が所定の値以上になっているかどうかを判定し、判定した結果を数えるカウンタ803と、カウンタ803の出力が所定の値以上になっているかを判定する判定部804と、判定部804の出力信号DTをゲートするゲート部805と、ゲート部805の出力結果によって動き検出結果Km0を減衰させる減衰部806と、判定部804からモニタ信号を生成するモニタ信号生成部807と、を備える。
<2.2:ノイズ除去回路1bの動作>
記号が同じ部分については第1実施形態で述べた動作と同じなので、詳細は省略する。
ここでは、全画面の30%以上を動きとして判定した場合に、次の画面の全画面の全画素を動きとして処理する場合について述べる。
動き検出部104bでは、映像信号Yinと映像信号Ypreの差分の絶対値が2以下なら静止と判定して、係数Km0として0.5を出力し、2より大きいときは動きと判定して、係数Km0として0を出力する。そして、カウンタ803では画面内で各画素において係数Km0が0のときの画素の数を数える。すなわちKm0が0のときにカウントアップし、それ以外のときはカウントアップしない。そして、判定部804では画面の始まる前に0にリセットされ、カウンタ803の出力が全画面の画素数の30%を超えた時点で1となる信号DTを出力する。そして、ゲート部805では画面が始まる前に、判定部804の出力結果DTを取り込み、次の画面が始まるまでその出力結果を維持する。そして、ゲート部805の出力信号に基づいて減衰部806は信号Kmを生成する。すなわち、減衰部806は、ゲート部805の出力信号が1のときはKmとして0を出力し、ゲート部805の出力信号が0のときはKm0をそのままKmとして出力する。従って、カウンタ803の出力が全画面の画素数の30%を超える、すなわち全画面の30%以上が動きとして判定されると、動き検出104bの判定結果に関わらず、次の画面ではKmが常に0になる。すると、乗算器102の出力信号N2が次の画面では常に0になるので、次の画面は全画素に対して動きとして処理することになる。
これにより、低いコントラストの部分で動きが検出できなくても、次の画面では動きとしての処理がされる。
一方で判定部804の出力DTはモニタ信号生成部807に入力され、0から1になった次のラインだけ1になる信号DTmを生成する。そして、この信号DTmはモニタ信号付加部809に入力され、モニタ信号付加部809ではDTmが1のときにだけハイライトにする。
これにより、全画面の30%以上が動きであると判定した結果が表示され、画面のどの程度が動きと判定されているかを知ることができる。例えば、図9(a)に示すように、画面の30%ぐらいのところにハイライトの線が見えればほぼ全画素で動きと判定していることになり、図9(b)に示すように、画面の60%ぐらいのところにハイライトの線が見えればおよそ半分の画素で動きと判定され、図9(c)に示すように、ハイライトの線が見えないときは画面の30%未満で動きと判定されていることがわかる。これにより、画面のどの程度を動きと判定するようにすれば良いかわかりやすくなり、より適切な設定をすることができる。
なお、静止画か動画かを判定するエリアは画面全部である必要はなく、画面の中央部の適当な面積、例えば全画面の70%程度のエリアでも良い。
[第3実施形態]
<3.1:ノイズ除去回路1cの構成>
図10に、第3実施形態におけるノイズ除去回路1cのブロック図を示す。ここで、第1の実施形態と同じ働きをする部分については同じ記号を使用している。
図10に示すように、ノイズ除去回路1cは、映像信号Yinから映像信号Ypreを減算する減算器101と、減算器101の出力信号N1に動き検出部104bで生成した係数Kmを乗算する乗算器102と、映像信号Yinに動き検出部104bの検出結果によりLPFのかける強さを制御する平面のLPFをかける2次元LPF1001と、2次元LPF1001の出力信号Y2Dから乗算器102の出力信号N2を減算する減算器103と、映像信号Yinと映像信号Ypreから動きを検出し係数Kmを生成する動き検出部104bと、減算器103の出力映像信号Youtを1画面分遅延するフレームメモリ109と、を備える。
<3.2:2次元LPF1001の動作>
2次元LPF1001の動作について述べる。2次元LPF1001は周囲の8画素に対して、中心画素とのレベル差が、所定のレベル差内の画素に対してのみLPFをかける。ここでは、ノイズ除去回路1cの説明で使用する、中心画素とのレベル差が6以下の画素について加算する場合と、12以下の画素について加算する場合を述べる。
先ず、中心画素とのレベル差が6以下の画素について平均する場合について述べる。映像信号が図11(a)のような値をもつとき、中心画素である2ライン目の2画素目の信号に対して、周囲8画素(1ライン目の1画素目、2画素目、3画素目、2ライン目の1画素目、3画素目、3ライン目の1画素目、2画素目、3画素目)のうち中心画素とレベル差が6以下の画素と中心画素の平均をとる。ここでは、中心画素のレベル109に対してレベル差が6以下である画素は、1ライン目の1画素目、2画素目、2ライン目の1画素目が該当し、中心画素である2ライン目の2画素目と合わせて4画素の平均をとる。
次に、中心画素とのレベル差が12以下の画素について平均する場合について述べる。映像信号が図11(a)のような値をもつとき、中心画素である2ライン目の2画素目の信号に対して、周囲8画素のうち中心画素とレベル差が12以下の画素と中心画素の平均をとる。ここでは、中心画素のレベル109に対してレベル差が12以下である画素は、周囲8画素全てが該当し、中心画素である2ライン目の3画素目と合わせて9画素の平均をとる。
<3.3:ノイズ除去回路1cの動作>
ノイズ除去回路1cの動作について述べる。2次元LPF1001では、動きのときには中心画素とレベル差が12以下の画素の平均をとり、静止のときには中心画素とレベル差が6以下の画素の平均をとるとする。
動き検出部104bの出力は第1実施形態と同じく動きのときは0、静止のときは0.5を出力するとする。
動き検出部104bでは映像信号Yinと1画面前の映像信号Youtを1画面遅延させた映像信号Ypreの差分をとり、その差分が5より大きければ動きとし、5以下のときは静止とする。
映像信号Yinが図11(a)、映像信号Ypreが図11(b)の値であるとする。このとき、中心画素についてはYinとYpreの差が5より大きいので、動きと判定され、Kmは0が出力される。従って2次元LPF1001では動きのときの処理、すなわち中心画素とのレベル差が12以下の画素の平均がとられ、前述のように9画素の平均となる。
映像信号Yinが図11(a)、映像信号Ypreが図11(c)の値であるとする。このとき、中心画素についてはYinとYpreの差が5以下なので、静止と判定され、Kmは0.5が出力される。従って2次元LPF1001では動きのときの処理、すなわち中心画素とのレベル差が6以下の画素の平均がとられ、前述のように4画素の平均となる。
この動作により、LPF1001では、動きのときは9画素の平均、静止のときは4画素の平均をとるので、動きのときはノイズの減衰量が大きくなる。
したがって、第1実施形態で述べたように動きのときには時間方向のLPFがかからないので、ノイズの減衰量は少なくなる分、LPF1001でノイズの減衰量が大きくなるので、ノイズ除去回路全体としては、動きの部分だけノイズが増えることを軽減でき、平面のLPFを1つだけで、平面のLPFと時間軸方向のLPFの併用を実現している。時間軸方向のLPF使用時には平面のLPFをかけすぎないようにできるため、画像の品位を向上させることでできる。
本実施の形態発明にかかるノイズ除去回路は、大きな振幅のノイズがある映像信号に対して、その大きな振幅のノイズを減衰させ、より品位の高い映像を提供することが可能になり、
また、少ない回路規模で低いコントラストの動き検出ができない時間軸方向のLPFによるノイズ除去を行うときに、残像がでにくくなり、
また、動き検出を伴った時間軸方向のLPFによるノイズ除去を行うときに、小さい回路規模で動きのある映像でノイズがでたりでなかったりする現象を緩和できるので、
デジタルカメラやビデオカメラなどの映像機器に有用である。
1、1b、1c、2 ノイズ除去回路
101、103、107 減算器
102 乗算器
104、104b 動き検出部
105、106 LPF
108 調整値生成部
109 フレームメモリ
802 全画面動き検出部
803 カウンタ
804 判定部
805 ゲート部
806 減衰部
807 モニタ信号生成部
809 モニタ信号付加部
1001 2次元LPF

Claims (3)

  1. 1フレームを構成する入力映像が入力される入力部と、
    前記入力映像に対してノイズを除去した出力映像を出力する出力部と、
    前記入力映像と1フレーム前に前記出力部から出力された前記出力映像のそれぞれに対して、画素毎に当該画素を除く周辺の画素を用いたフィルタ処理を行い、その処理結果の差分を基に、当該画素の動きの有無を判定する動き検出部と、
    前記動き検出部で動きがないと判定した場合に、前記入力映像の画素毎に、1フレーム前の前記出力映像の当該画素を所定割合で加算しノイズを除去するノイズ除去部と、
    を備えるノイズ除去装置。
  2. 前記動き検出部は、
    前記入力映像と1フレーム前に前記出力部から出力された前記出力映像のそれぞれに対して、画素毎に当該画素を除く周辺の画素を用いたフィルタ処理を行い、その処理結果の差分を基に、当該画素の動きの有無を判定する第1の動き検出部と、
    前記第1の動き検出部で動きがあると判定された画素数が、1フレームを構成する全画素中の所定の割合を越えるか否かにより、動きの有無を判定する第2の動き検出部と、
    を備え、
    前記出力像に対して、前記第2の動き検出部で動きがあると判定された画素の次のライン以降を明示的に示すモニタ信号を付加するモニタ信号付加部を、さらに備える請求項1に記載のノイズ除去装置。
  3. 前記入力映像に対して、画素毎に当該画素と周辺の画素とのレベル差が、所定のレベル差内の画素に対してフィルタをかける第2のフィルタ部を、さらに備え、
    前記動き検出部は、前記動き検出部で動きがあると判定した場合に前記所定のレベルを大きくし、動きがないと判定した場合に前記所定のレベルを小さくする請求項1または2に記載のノイズ除去装置。
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