JP5557884B2 - 個別に形成される履物およびその製法 - Google Patents

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Description

発明の分野
本発明は、履物に関する。より詳しくは、本発明は、個別に適合された靴、中敷き、靴およびそれらを得るための方法に関する。
発明の背景
世界人口の約70%の人々が足に関する問題に悩まされている。全ての人々のごく一部の人が、問題の一部を軽減する中敷きを購入する機会を得ているにすぎない。最近では、カスタムメイドの靴や中敷きが靴職人、理学療法士または足病治療者によって製造されている。これまでところ、関連した販売システムは、かなりの時間と費用を消費する。特別製の中敷きに120〜250ユーロを支払ったり誂え靴に300ユーロ以上を支払うことを厭わない人は、前記職人またはその遠隔地のパートナーの一人を訪ねて、たとえば足のサイズおよび他の特徴、有利には問題を生じる特徴をも含む足の特徴を入手し、その後、職人による実際の製造が開始するための順番待ちリストに注文される。注文からカスタマイズされた中敷き/靴を受け取るまでの間の遅れは、しばしば、数日から数週間にまで拡大し、それは特に一般の依頼者の立場からは全ての過程をかなりぎこちないものにする。足の動き/足取りの問題は、靴底、踝、膝、尻、背中などに影響するので、それらの治療および予防は、人間の健康に、とりわけよい。一人の人間は、毎日15000歩〜16000歩を歩く。スポーツにおいて、足には何度も体重がかかる。たとえば、地面からの力は、ランニング中では体重の約3倍であり、ジャンプおよび他の不規則な動きによるバスケットボールのプレー中では7.5倍である。足の位置が正しければ、負荷は上部関節に均等に分散される。
一般的な状態と呼ばれる回内は、足(特に踵と土踏まず)の内側(すなわち正中)回転を意味し、それは足が大きく回転し過ぎると過回内になる。対照的に、過回外は小さ過ぎる内側回転によって引き起こされる。両条件は、容易に足および体の種々の関節に痛み、摩耗および圧力損傷すら容易に引き起こす。
異なる(土踏まず)支持中敷きは、足の位置を矯正するために利用可能である。それらは、長手方向の中央と横方向の土踏まずを支持するために設計されているが、別個に接着されたウェッジがなく、それらは実際には足の位置を矯正しない。ウェッジングは時間がかかる高価な工程である。得られる結果は、仕事をしている担当者に依存し、あまり精密でない傾向がいまだにある。また、他の欠点として、ウェッジを靴底に接着剤で張り付けたのち、まずウェッジを除去しないと新しい型を取ることができない。
中敷きにおける既製の支持材は、任意の足に完全に合うものを提供していない。なぜなら、人々は同一の足の形状を一般的には有していないからである。したがって、多くの支持中敷きは、それらのひどい履き心地によって最終的に不便に思える。
発明の要約
前記の問題を緩和するため、本発明は、その1つの態様として、靴用の中敷きであって、熱可塑性樹脂材料から成る少なくとも1つの層を有し、該材料は、ABS,PVC、A−PETおよびPETGからなる群から選択され、選択された材料は、実質的に95℃以下45℃以上で、すなわち、その範囲のいずれかで可塑性を示すことを特徴とする中敷きを提供する。
他の態様において、靴は、少なくとも2つの層を有する靴底を有し、該2つの層の一方は、熱可塑性樹脂材料から成る。
足の位置を矯正するための本発明の整形(またはそれらは製造後ある種の基本形状を本来的に有するので、実際には再整形)処置を受ける中敷きまたは靴は、以後、プレフォームと称する。
さらなる態様において、個々に形成される中敷きを製造する方法は、
1以上の、たとえば一対の中敷きプレフォームを、熱可塑性樹脂層を有するプレフォーム集から選択することと、
プレフォームが予熱されていない場合、熱可塑性樹脂層のガラス転移温度(Tg)以上で、選択されたプレフォームを加熱することと、
加熱されたプレフォームを踏みつけるように依頼者を案内することと、
整形外科または他の訓練を受けている人の支援および誘導を伴って、正しい位置に足首の角度を調整することと、
足底弓が正常な高さ位置に据えるように、依頼者の足を調整することと、
加熱された中敷きプレフォームの温度が熱可塑性樹脂材料のガラス点移転温度以下に低下するまで待つことと、
を含む。
さらなる態様において、個別に形成された靴を製造する方法は、
1以上の、たとえば一対の中敷きプレフォームを、靴プレフォーム集から選択することと、
プレフォームが予熱されていない場合、靴プレフォームの熱可塑性樹脂層のガラス転移温度以上で、選択されたプレフォームを加熱することと、
加熱された靴プレフォーム内に足を踏み入れるように依頼者を案内することと、
足底弓を正常な高さ位置に据えるために、依頼者の足を調整すること、
整形外科または他の訓練を受けている人の支援および誘導を伴って、正しい位置に足首の角度を調整することと、
足から靴プレフォームを外すことと、
靴プレフォームの温度が熱可塑性樹脂材料のガラス点移転温度以下に低下するまで待つことと、
を含む。
さらなる態様において、依頼者に個々に形成された履物を提供する方法は、
中敷き、靴用ライナおよび靴からなる群から選択される、複数の代替物品を含む販売スポットであって、該複数の物品に属する物品を依頼者の足にカスタマイズする手段をさらに含む、販売スポットを編成することと、
該複数の物品に属する物品の選択を可能にするために依頼者の足を研究することと、
選択された物品の少なくとも一部を処理して、好ましくはカスタマイズする手段によって加熱して、それに導入した外力に応じた形とすることと、
依頼者の足を、予め定められた用途に従って処理された物品に接触させることと、
処理された物品を手作業で整形して、それに適合させることによって足の位置を矯正することと、
を含む。
本発明の有用性は、いくつかの問題から生じている。第一に、個々に形成された靴または中敷きは自然な土踏まず支持を提供し、地面からの力を、足、膝、尻、および背中を通してより均等に分散する。第二に、それは、過回内または過回外を減少させ、足取りを再調整する。これは、体の姿勢に積極的に影響を与え、疲労、足首の捻挫、摩擦および痛みを軽減する。本発明はさらに、足を安定させ、足の側方支持を追加し、筋力低下の低減を強化する。さらに、熱可塑性樹脂層が横足弓の下に延びているときには、横足弓が支持される。
さらに、小売の観点から問題を考慮すると、靴/中敷きは一般的な小売店、たとえばスポーツ店または靴店を通して注文可能であり、訓練された店員による必要とされるカスタマイズ処理は、ほんの数分かかるに過ぎない。販売スポットは小さなスペース(数平方メートル)を消費するだけであり、設備にかける投資を低く抑えることが可能である。カスタマイズされた中敷きを提供することは、小売店から広まるプロイメージを育み、さらに他の製品に関連した宣伝価値を提供する。それは、人々を店に引き寄せ、関連製品(靴/中敷き、ソックスなど)の売上高をそれぞれ増加させる。小売価格はこれまでよりもかなり低くしながら、利益幅を高くすることができる。
本発明の一実施形態において、中敷きまたは靴は、実質的に中敷きの大部分の領域に延びる熱可塑性樹脂層を有し、任意であるが、調整が容易でその切除も容易とするために、少なくとも境界領域はそのままとされている。
本発明の他の実施形態において、中敷きまたは靴は、横方向から中敷き/靴の一部のみを覆う熱可塑性樹脂層を有する。有利には、熱可塑性樹脂は、長手方向に少なくとも踵の下から足底弓の下まで延びるとともに、横方向に中敷きの幅のほぼ全体にまで延びる。
以下のとおり、添付図面を参照して、本発明の種々の実施形態がより詳細に説明されるであろう。
本発明に係る2つの中敷きの実施形態のスケッチである。 個々に形成された履物がクライアントに提供される本発明の方法の一例を示すフロー図である。 依頼者のニーズを決定するための関連の分析についてのより詳細なフローチャートを示す図である。 依頼者が足分析を行う間、立っている透明なガラスプレートを含むポドスコープを描く図である。 図2の方法ステップから選択されたより詳細な図である。
実施形態の説明
プレフォーム(〜ブランケット)中敷きは、少なくとも1層を有し、該層は熱可塑性樹脂から成り、対象とする人(以下、依頼者)の足の少なくとも踵の下から足底弓の下まで延びる。好都合には、ともに結合される2または3の材料層が、依頼者の快適性のためのプレフォーム中敷きに用いられる。プレフォーム中敷きの上層(使用する場合)は、足に当たって配置され、下層が靴に当たって配置される。これら2つの層の材料は、中敷きにおいて使用される先行技術の材料から選ぶことができる。たとえば、下層は、キャリアとしての不織ポリエステルと、押し出し成形コアとしてのアイオノマ樹脂−エチルビニルアセテート混合物と、接着剤としてのEVAホットメルトとを含むRheluflex(Rhenoflex GmbH Ltdの商標)などの既知の材料から構成されてもよい。
中敷きの中間層(3層の場合)は熱可塑性樹脂から成る。使用される熱可塑性樹脂は、既知の熱可塑性樹脂の大きな群から選択できる。重要な値は、温度、いわゆるガラス転移温度であり、この温度で熱可塑性樹脂が可塑性を示し、一方、中敷きを整形した後に温度が低下したときに固形に戻る。この温度は、一般的に、依頼者の足に対して不快であると感じるほどの高温ではない。高いガラス転移温度であるにもかかわらず、熱可塑性樹脂は、熱可塑性樹脂が可塑性、すなわち成形可能なままである場合に足と接触させる前に十分冷却することができるのであれば、依然として利用可能である。可塑性を示す熱可塑性樹脂の適切な温度は、好ましくは、およそ95℃よりも低く45℃よりも高い。好都合には、その範囲は50℃〜85℃である。前記好適な範囲内で可塑性を示すまたは可塑性である適切な材料は、APET(無定形ポリエステルテレフタレート)およびPETG(グリコール修飾ポリエチレンテフタレート、これは共重合ポリエステルである)、または本質的に同様の性質を有するものである。さらに、たとえばABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン)、PVC(ポリビニルクロライド)を使用することができる。
熱可塑性樹脂層の厚みは、該層が剛な状態にあるとき、依頼者の足に合理的な支持を提供するように、好ましくは選択されなければならない。たとえば、足底弓(より厚い)よりもつま先部分(より薄い)の下で可撓性がより望まれる場合には、その厚みは該層全体で変化させてもよい。
熱可塑性樹脂に要求される他の性質は、融点未満では剛であることである。
図1の上部スケッチ102において示される実施形態を参照すると、熱可塑性樹脂から成る中間層104(または単一の層)は、中敷きの領域全体を側方から覆うことができる。別の実施形態では、スケッチ110を参照して、層112は中敷きの一部だけを側方から覆う。この選択肢においては、熱可塑性樹脂が少なくとも踵の下から足底弓の下まで長さ方向に延び、好都合には、中敷きのほぼ幅全体に横方向に延びていることが必要である。実現可能な1つの実施は、熱可塑性樹脂層が、横足弓を支持できるように、踵の下から足の中足指節関節まで延びるように設計されている。また、予め切断されたパッドは、中敷きが横足弓を最適な位置に持ち上げるように整形されたときに、横足弓の下におくことできる。しかしながら、靴の中に中敷きを敷いたときに少し調整が必要となる場合には、硬質の熱可塑性樹脂なしに、この中敷きのエッジでいくつかの範囲を保持するのが有利である。また、中敷きのつま先部分は、歩行中またはランニング中、足の自然な動きを可能するために、硬質の熱可塑性樹脂がないまますべきである。
本発明の1つの主要な態様は、1ピースで用意され、含まれている熱可塑性樹脂のガラス転移温度以上の温度まで加熱が容易である中敷きのプレフォームを製造することに関する(ピースは、接着剤などでともに結合される別個の層を有してもよい)。好ましくは、冷却後、中敷きは、足の位置を矯正し、足、特に、足底弓と横足弓とを支持するワンピース構造となる。足底弓は、支持体の表面に対してつま先を保持しながら、依頼者のつま先上部を引っ張ることによっておよび/または依頼者の踵上部を引き上げることによって調整できる(windlass effect:ウインドラス効果)。この調整は、さらに手を用いて案内するしないに関係なく、ソフトパッドで実施できる。また、訓練された人であれば、支持面がなくても、手だけで的確な結果を得ることもできる。
代わりに、本発明に従えば、足の不適正な位置を矯正するために、依頼者の足に従った形状にすることができる靴底を有する靴を提供してもよい。この場合、その靴は、熱可塑性樹脂の少なくとも1つの層を有している。有利には、その靴は、全ての必要な層を含んで製造され、購入時に各人に合わせられる。適切な靴には、例えば、種々のタイプのウォーキングシューズ、運動靴、長靴、サンダルおよびソフトジム用靴が含まれる。
有利には、靴底は、少なくとも二つの部分の構造を有し、この構造は、熱可塑性樹脂層を含み、該熱可塑性樹脂層は、靴底材の上面に設けられる、または、例えばその中に埋設するなどして統合される。熱可塑性樹脂層を除く、1または複数の靴底層は、例えば、EVA(エチルビニルアセテート)、または他の既知の材料を含んでもよく、たとえば、上述のEVAは異なる硬度のものでも使用可能である。1つ以上の層がある場合、熱可塑性樹脂層は、靴全体よりも横方向において小さくしてもよい。熱可塑性樹脂層が、少なくとも、足の踵の下から足底弓の下まで、中敷きと同様に延びることが本質的である。熱可塑性樹脂は、中敷きと同じ方法で選ぶことができる。有利には、靴底の少なくとも外表面を、耐摩耗性を有する、摩擦性のよい材料とするのがよい。任意であるが、たとえば、粘弾性発泡体または他の材料を靴の内部に使用してもよく、それらは感熱性であってもよく、それによって、靴の内部もただ中敷きを加えて再整形し、さらなる快適性/支持を提供する。本実施形態によれば、足および足首の骨構造をきつく支持する非常に快適な個人用靴であると断言できる。このことは、依頼者がたとえば糖尿病またはリュウマチを患い、靴が足にいずれの摩擦または異常な圧力を生じさせない場合には、非常に重要なことである。
さらなる代替案では、靴(歩行用、スポーツ用、特殊訓練用など)、スケート、スキーブーツ、などのような履物は、本発明に従う予め取り付けられる中敷きとともに注文でき、該中敷きは使用前に個人用にされなければならない。本発明の中敷きを受ける靴の内側の層は、有利には中敷き形状に適合しなければならない。任意ではあるが、たとえば、粘弾性発泡体または感熱性であってもよい他の材料が靴の内部に使用されてもよく、それによって靴の内部もただ中敷きを加えて再整形する。
図2は、ほんの一例として、小売店による依頼者に個々に形成される中敷きを提供する方法の流れ図を示す。中敷きはそのようなものとして、またはデフォルトで本発明の中敷きを含んですらよい靴に設けられてもよい。同様に、本発明の型取り製造可能な中敷きを含む靴は、以下に説明される方法を通して注文することができる。方法ステップおよび関連装置のいくつかが、明瞭化のために図3〜図5にさらに視覚化されている。
本発明の概念は、譲渡を受けてからたった数分でカスタマイズされた中敷きを完成することを可能にする。中敷きは販売スポット、足分析装置、およびカスタマイズされた中敷きを製造する装置を含む完全なサービスパッケージの一部として販売者に提供される。サービスパッケージは、また、(集中)講義または日課ベースであってもよい教育プログラムを通して販売員を訓練することを含んでもよい。
工程202において、方法が開始する。小売業者の店舗で使用するために、販売スポットが準備される(218)。販売スポットは、有利には、スポット集合体が好適な地域でまさに便利に配置可能であるようにスポット内に推奨場所を有する多数の別個の要素を含む、予め定める集団として供給されてもよく、または、代わりに、小売業者は、有用に思えるのであれば、別個の要素から、自らの好みに従って、少なくとも部分的にそれを作り上げてもよい。そのスポットは、顧客に適切に整形された中敷きを速やかに提供する必要な手段を含む。このような手段は、変化する特性(サイズ、厚み、基本的な設計など)を有する、多数の中敷きプレフォーム(好ましくは、たとえば段ボールから成る、軽量で、場所をとらず、少なくとも部分的に中の見えるケースに梱包される)を有するスタンドまたは棚と、1以上の型取りパッドを有する型スタンドと、中敷きプレフォームを加熱するための加熱炉のような、加熱システム(図5の符号504を参照)と、基本的には任意であるが、訓練されたスタッフによっていずれにせよ実行される単なる視診に加えて、依頼者の足およびその問題/特性を分析する研究手段とを含んでいてもよい。
研究手段は、たとえばポドスコープと、カメラシステムと、コンピュータとを含んでいてもよい。ポドスコープは、定義では、足と支持面との相互作用を分析するための装置である。依頼者はポドスコープの透明なガラスプレートの上に立ち(図4中のスケッチ402の参照数字404を参照)、そこで測定を行っている人に鏡を通して、依頼者の足の像が示される。下部スケッチ410を参照。研究手段、たとえば上述したポドスコープは、光学スキャナ、カメラ、または依頼者の足およびその位置(誤差)を光学的および/または電気的に撮像する他の適切な装置などのデータ取得手段を有してもよい(符号406を参照)。このような撮像技術は、小売店での将来の使用および保管目的のために依頼者に依存するデータを保存することを可能にする。
撮像技術は、プリンタおよび/またはコンピュータ(図5の符号502を参照)に結合され、該コンピュータは、たとえば随意に拡大された足の画像、シルエットなどの、異なる表示を、集められたデータに基づいてディスプレイ上に可視化するよう構成されている。訓練された販売員は、可視化された画像を通じて、依頼者に、足の位置において見出された問題を指摘し、その状況が本発明に従うカスタムメイドの中敷きによって実際にどのように改善できるのかを説明してもよい。コンピュータはデータ、好ましくは依頼者特有のデータを保存するように構成されてもよい。あるいは印刷された画像が保存されてもよい。また、コンピュータは、それ自身のデータ転送インターフェース、たとえばネットワークインターフェースを含んでもよく、または別個のデータ転送インターフェースが、それらにまたはデータ取得手段に直接連結されて取得したデータを、販売チェーンの中央サーバ、または依頼者が許可するのであれば、第三者のデータベースなどの外部装置に転送してもよい。
さらにまた、開始フェーズには、本発明の中敷きの販売とカスタマイズ工程について販売員およびその他の者を教育するプロセス220が含まれる。好ましくは、中敷き製造職人が訓練の世話をしなければならない。それは、異なる中敷きデザイン、オーブン、研究手段、および型スタンドをどのように利用するのかを人材が知るという結果に有益である。確かに、異なる装置に対する責任は複数人で分担されてもよい。すなわち、ある人は足の分析を引き受け、別の人は中敷きを適切な形に実際に成形する。資格が与えられた店内専門家のみが中敷きに関連するブランドラベルを身につける資格が与えられてもよい。教育プログラムは、ブランドラベルを身につける継続した資格および権利に対して付随して義務付けられ得る定期検査を有していてもよい。
本発明を実施するためのフローに戻ると、工程204は、依頼人に特定された分析フェーズであって、かかるフェーズにおいて、訓練された販売員が、依頼人の足を手や目視によって調べることによって、または依頼人から聴き取りを行って、好ましくは、これら両方を行って、依頼人のニーズをまず調べる。
分析工程204は、本明細書に含まれる他の態様を説明するために図3にさらに図示され、まず、利用分析(302)を通じて、たとえば、男性用/女性用、スポーツ用(一般用、および随意には、テニス、ランニング、サッカー、フットボール、バスケットボール、ホッケー、スケート、スキー、トレッキングなどの特定用途)、健康用、軍用、医療用および基本デザインなどの多数の選択肢から、適切な基本デザインまたは中敷きのスタイルが決定される(304)。該デザインは、たとえばプレフォームの形状、材料、厚み、弾性に影響を与える。分析に対する情報および意思決定(たとえば、中敷きの所望の利用/目的302)は、依頼者のニーズを調査し監視することによって、直接依頼者から集められてもよい。依頼者は、たとえば中敷きとともに使用されるべき一足の靴を持ってきてもよく、これは適切なプレフォームデザインとサイズとを選択することを容易にする。
所望の利用に大いに依存する単なる基本デザイン集に加えて、依頼者の足に関するより洗練されたデータとその位置(過回外、過回内など)が収集されてもよく(306)、たとえば目視および上述のポドスコープなどの研究手段を通じて、再検討されてもよい。大きすぎるプレフォームはいくつかの適用においてより小さなサイズに適切に切断されてもよいけれども、足のサイズは当然、適切な中敷きプレフォームを決定する(308)のに必要とされる典型的なパラメータ/基準である。依頼者は販売員に直接サイズを伝えてもよいが、サイズは利用可能な測定装置を用いてスポットで確認されてもよい。さらに、外反母趾、扁平足、凹足、リュウマチ、糖尿病および妊娠のような特別条件310は、さらに、小売店において在庫があるのが有利である特別なプレフォームの必要性を暗示してもよい。販売責任者が、依頼者の足および/または示された中敷きの用途がより深い調査を必要とし、適切な中敷きが取得された情報に基づいて確実に対処できないか、または必要とされたプレフォームが単純に利用できないことをに気付くという、まれな状況もいまだに生じ得る。次いで、販売員は、より深い知識を備えた足の専門家、たとえば理学療法士または足治療医を雇用している特別の診療所に依頼者を差し向けてもよい。あるいは、販売員自身が、相談のために診療所専門医に連絡をとり、可能であれば、随意に依頼者に特別なプレフォームを注文してもよい。診療所においては、より詳細な検査が行われなければならず、たとえば神経筋、循環関節および軟組織触診運動試験が行われてもよい。下肢および脊椎の生体力学は、依頼者の立ち方、歩き方および走り方をビデオテープに録画することによって評価してもよい。X線写真、骨スキャン、CT、MR、または超音波検査なども利用可能である。こうして、診療所と中敷きを提供する小売店との間の協力によって、依頼者は完全に保障されたサービス受けることができ、基本的なケースは小売店敷地のスポットで解決され、より総合的な研究が診療所で行われなければならない。
何もないところから依頼者と口頭で意思疎通することに代えて、たとえば仮編成済みのソフトウエアを備えたコンピュータが、足の特性および中敷きの使用目的に関して依頼者と面談するために提供されてもよく、その後、予め定めるプロファイリングルールに基づいて依頼者のプロフィールを少なくとも半自動的に形成する。あるいは、依頼者は、その好みを、存在する顧客履歴によって、小売店に既に記憶させておいてもよく、この場合、依頼者の個人データおよび新たな中敷きの将来の使用が実質的に変更されないままであるならば、分析工程は基本的に省略されてもよい。
いずれにせよ、ソフトウエアまたはソフトウェアによって随意に支援される販売員は、利用可能な情報に基づいて、適切な中敷きデザインを依頼者に薦めてもよく、次いで、対応する中敷きプレフォームが、好ましくは、該プレフォーム(または1つまたは2つのプレフォームを含むパッケージ)がそのサイズ/デザインに基づいて便利なようにグループ分けされて展示されている近くの棚から、取り出されるであろう。人間の足は、実際には、サイズまたは形が同じではないので、プレフォームは、伝統的な一足ごとの包装に代えて、別個に包装されてもよい。あるいは、依頼者が再分析の動機付けなく自分の必要性を既に知っている場合、依頼者は、自分自身で適切なプレフォームを取り出し、その後、依頼者は残余のカスタマイゼーション手順に対して販売員と相談してもよい。
工程206では、適切な一足のプレフォームが既に決定されており、それらがそれらに導入される物理的力に対する応答として少なくとも予め規定された部分の再形成を可能にする温度まで加熱される。上述で説明したようなプレフォームのための材料選択は、依頼者によって依然として許容可能な予め定める部分に対する軟化温度、たとえば85℃を保証する。プレフォームを合理的な高温、前述の85℃に加熱したのち、依頼者の観点から70〜75℃のような、より都合よく読み取れるところまで低下するまで待つことが好ましい。代わりに、依頼者は、靴下または高温から足を断熱するための対応する保護材を着用してもよい。加熱装置は、有利には、依頼者に迅速なサービスを提供するために、加熱完了までの時間を好ましくは数分以下となるように選択され、構成されている。
工程208では、加熱されたプレフォームは、好ましくは、たとえば型スタンドの型取りパッド(たとえば枕/クッション)のような可撓性材料の上に配置され、依頼者が靴底を通じてプレフォーム表面に力を導入するように指示する一方で、販売員は依頼者の足を適切な位置に案内し、中敷きを物理的相互作用によって、たとえば指先で手作業で整形して、足に適合し、本発明の原則に従った改良された型を達成する。図2の工程210および図5の符号506を参照のこと。整形は、たとえば元の中敷き形状/面から所望の方向に突起を導入することに言及されてもよい。さらに、依頼者は、プレフォームの上に立って、実際の体重をかける姿勢に対応する必要な圧力を導入してもよい。有利なように、型スタンドは、1以上の型取りパッドとそれらの上の依頼者の足とを受ける下部と、型取り過程の間、依頼者が支持を求めることができる横棒などの上部とを有する。
工程212では、販売員が、各中敷きが依頼者のそれぞれの足(靴底)に適合し、改善された足の位置および身体の姿勢を提供しているかどうかをチェックする。図5の符号508および510を参照。微調整をしなければならない場合、該方法は、工程206、208または210のような適切な先行する工程に再度向けられてもよい。さもなければ、個々に形成された中敷きが依頼者の靴に適合しており、224など、境界領域を切断するようなわずかな調整を必要としてもよい。
方法の実行は、工程216で終了する。それは、中敷きの温度が熱可塑性樹脂のガラス転移温度以下に下がるまで待ち、その後中敷きを利用することができる。当該販売者が、顧客登録を維持したい、またはこの情報を販売チェーン、中敷きの製作者またはいくつかの他の第三者によって維持される可能性のある中央登録に送りたい場合には、顧客データは、同じ依頼者に関する将来のビジネスを容易にするために蓄積されてもよい(226)。これは、好ましくは、依頼者によって、個人情報を蓄積するための明確な了解を得た後にのみ起こることである。工程226は依頼者に、中敷きの手入れの指示を提供することを含んでいてもよい。
付加的サービスとして、222のみであるが、依頼者が初めに靴を持っていない場合には、販売員は、依頼者の関心を本発明の中敷きに向けるように助言することができる。これは無条件にまたは特別の中敷きが緩和できる足の問題に気付いてから生じてもよい。
小売店は、追加費用なしでまたは必要に応じて基本サービス料金を伴って、依頼者が販売員によって再び再整形されたプレフォームを入手できるようにする、製品保証を提供してもよい。
上記の方法が一足の中敷きに関する観点から記載されたものであるけれども、それは好適なシナリオであるが、片方の中敷き(または片方の靴)を提供することとしてもよい。
本発明においては、靴に配置されるべきまたは靴または他の履物が備える可能性のあるライナまたは他の要素/層は、類似の効果と全般的な適用性を特徴とする、本発明の中敷きとみなされ得る。
同様に、本発明の靴は、上述の方法の精神において提供されてもよい。特に、靴底またはその一部は、中敷きに関して上述に示した考えに従うことによって構成されてもよい。たとえば、ソフトジム用靴、バレエ用靴、サンダル、または加熱後手作業で成形するのに適した十分に柔軟な部分を有する他の種の靴の靴底が適宜再形成可能である。
ある方法の工程が、例えば、足の特性分析306および有用性分析302の集合ならびに中敷きの基本デザイン集304など、逆の順番で行われることができ、両態様が、適切な中敷きブランケットを選択する(308)ことに寄与することは、当業者にとって明らかである。
加熱に代えて、プレフォームは、埋め込まれた熱可塑性樹脂材料以外のものを用いて再整形することも可能である。例えば、ある樹脂は、予め定められた化学物質を用いることによって硬化することができる。しかしながら、それらを適用においては、依頼者の足の上で、プレフォームをリアルタイムでの問題のない再整形を可能にする材料を選択することが重要である。例えば、再整形中に、またはその後に、依頼者に日焼けなどの健康障害を及ぼしてはならない。
人間に加えて、本発明は動物の特製履物の製造にも適用される。
本発明は、次の実施形態が可能である。
(1)靴用または履物用の中敷きであって、該中敷きは熱可塑性樹脂材料から成る少なくとも1つの層を有し、該材料はABS、PVC、A−PETおよびPETGからなる群から選択され、該材料は、実質的に45℃以上95℃以下で可塑性を示すことを特徴とする中敷き。
(2)熱可塑性樹脂層が本質的に中敷き全体を覆うことを特徴とする中敷き。
(3)中敷きが足に対する上層または/および靴に対する下層を含むことを特徴とする中敷き。
(4)熱可塑性樹脂層が、少なくとも踵の下から足の足底弓の下まで延びることを特徴とする中敷き。
(5)熱可塑性樹脂層が、踵の下から足の中足指関節まで延びることを特徴とする中敷き。
(6)前記下層は、不織ポリエステルおよびアイオノマ樹脂−エチルビニルアセテート混合物からなる群から選択される少なくとも1つの材料を有することを特徴とする中敷き。
(7)上記の中敷きを含むことを特徴とする履物。
(8)前記履物が靴、スケート靴およびスキー靴からなる群から選択されることを特徴とする履物。
(9)感熱性の内層をさらに含むことを特徴とする履物。
(10)少なくとも2つの層を有する靴底を含み、一方の層が熱可塑性樹脂材料から成ることを特徴とする靴。
(11)熱可塑性樹脂層が、本質的に靴底全体を覆うことを特徴とする靴。
(12)靴底が、足に対する上層または/および歩行表面に対する下層を含むことを特徴とする靴。
(13)熱可塑性樹脂層が少なくとも踵の下から足底弓の下まで延び、靴が歩行表面に対する下層を含むことを特徴とする靴。
(14)熱可塑性樹脂層が踵の下から足の中足指関節まで延びることを特徴とする靴。
(15)熱可塑性樹脂材料は、ABS、PVC、A−PETおよびPETGからなる群から選択され、該材料は実質的に45℃以上95℃以下で可塑性を示すことを特徴とする靴。
(16)熱可塑性樹脂層が靴底に一体化されることを特徴とする靴。
(17)粘弾性発泡体からなる内層をさらに含むことを特徴とする靴。
(18)個々に形成された中敷きを製造する方法において、熱可塑性樹脂層を有するプレフォーム集から1以上の中敷きを選択することと、プレフォームが予熱されていない場合に、熱可塑性樹脂層のガラス転移温度以上で、選択されたプレフォームを加熱することと、加熱されたプレフォーム上を踏みつけるように依頼者を案内することと、足底弓が正常な高さ位置に据えるように、依頼者の足を調節することと、整形外科医または他の訓練を受けている人の支援および誘導を伴って、正しい位置に足首の角度を調節することと、加熱された中敷きプレフォームの温度が熱可塑性樹脂材料のガラス転移温度以下に下がるまで待つことと、を含むことを特徴とする方法。
(19)中敷きプレフォームをソフトパッド上に置くこと、中敷きプレフォームが足底弓に緊密に追従し、足が正しい位置にあるように手で確保すること、または/および中敷きの形を仕上げて、靴の内側寸法に適合させること、の1つ以上をさらに含むことを特徴とする方法。
(20)足の調整工程は、足底弓を正常な高さ位置に据えるように、依頼者のつま先を上に引張り上げることと、支持表面に対してつま先を保持しながら、依頼者の踵を持ち上げることと、の少なくとも1つを含むことを特徴とする方法。
(21)個別に形成された靴を製造する方法において、靴プレフォーム集から1以上の靴プレフォームを選択することと、プレフォームが予熱されていない場合に、靴プレフォームの熱可塑性樹脂層のガラス転移温度以上で、選択された靴プレフォームを加熱することと、加熱された靴プレフォーム内に足を踏み入れるように依頼者を案内することと、足底弓を正常な高さ位置に据えるために、依頼者の足を調節することと、整形外科医または他の訓練を受けている人の支援および誘導を伴って、正しい位置に足首の角度を調節することと、足から靴プレフォームを外すことと、加熱された靴プレフォームの温度が熱可塑性樹脂材料のガラス転移温度以下に低下するまで待つことと、を含むことを特徴とする方法。
(22)靴プレフォームをソフトパッド上に置くことと、靴プレフォームが足底弓に緊密に追従し、足が正しい位置にあるように手で確保することと、の1つ以上をさらに含むことを特徴とする方法。
(23)足の調整工程は、足底弓を正常な高さ位置に据えるように、依頼者のつま先を上に引張り上げることと、支持表面に対してつま先を保持しながら、依頼者の踵を持ち上げることと、の少なくとも1つを含むことを特徴とする方法。
(24)依頼者に個々に形成された履物を提供する方法において、中敷き、靴用ライナおよび靴からなる群から選択される、複数の代替物品を含む販売スポットであって、該複数の物品に属する物品を依頼者の足にカスタマイズする手段をさらに含む、販売スポットを編成すること(202、218)と、該複数の物品に属する物品の選択を可能にするために依頼者の足を研究すること(204)と、選択された物品の少なくとも一部を処理して、好ましくはカスタマイズする手段によって加熱して、それに導入した外力に応じた形とすること(206)と、依頼者の足を、予め定められた用途に従って処理された物品に接触させること(208)と、処理された物品を手作業で再整形して、それに適合させることによって足の位置を矯正すること(210,212)と、を含むことを特徴とする方法。
(25)少なくとも物品から一部を切り取ることによって物品を再整形すること(224)と、依頼者特有の物品データをローカルデータ保存装置またはリモートデータ保存装置に保存すること(226)と、足を分析しまた物品を再整形するために販売員を教育すること(220)と、前記複数の物品中に適切な物品が利用できないことを示す分析結果のために予め定める診療所に依頼者を差し向ける(312)ことと、の少なくとも1つをさらに含むことを特徴とする方法。
(26)前記販売スポットが、依頼者の足を分析するための1以上の研究手段をさらに有し、該研究手段は、ポドスコープ、カメラ、スキャナ、プリンタ、ディスプレイおよびコンピュータからなる群から選択されることを特徴とする方法。
(27)前記カスタマイズするための手段は、依頼者の足と接触したままで前記選択された物品が置かれる可撓性パッドと、選択された物品を加熱するオーブンのような加熱システムとからなる群から選択される少なくとも1つの要素を有することを特徴とする方法。
(28)前記選択された物品は、足のサイズ、足の形態、依頼者によって指示される物品の使用目的、および分析によって検出されるようなまたは依頼者によって指示されるような足の特殊な条件からなる群から選択される1以上の基準を用いることによって前記複数の物品から取り上げられることを特徴とする方法。
(29)前記特殊な条件は、外反母趾、扁平足、凹足、リュウマチ、糖尿病および妊娠からなる群から選択される少なくとも1つの要素を有することを特徴とする方法。
(30)前記選択された物品は、予め定める温度以上に加熱したときに、前記外力に応じてその形状にする熱可塑性樹脂層を有することを特徴とする方法。

Claims (13)

  1. 靴用または履物用の中敷きであって、
    該中敷きは熱可塑性樹脂材料から成る少なくとも1つの層を有し、該材料はABS、PVC、A−PETおよびPETGからなる群から選択され、該材料は、実質的に45℃以上95℃以下で可塑性を示し、熱可塑性樹脂層が踵の下から最大で足の中足指関節の下まで延び、
    さらに、靴に対する下層を含み、
    硬質の熱可塑性樹脂が、つま先の下の領域には存在しないことを特徴とする中敷き。
  2. に対する上層をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の中敷き。
  3. 前記熱可塑性樹脂層は、踵の下から少なくとも足の足底弓の下まで延びることを特徴とする請求項1記載の中敷き。
  4. 前記下層は、不織ポリエステルおよびアイオノマ樹脂−エチルビニルアセテート混合物からなる群から選択される少なくとも1つの材料を有することを特徴とする請求項記載の中敷き。
  5. 請求項1記載の中敷きを含むことを特徴とする履物。
  6. 、スケート靴およびスキー靴からなる群から選択されることを特徴とする請求項記載の履物。
  7. 感熱性の内層をさらに含むことを特徴とする請求項記載の履物。
  8. 少なくとも2つの層を有する靴底を含み、
    一方の層が熱可塑性樹脂材料から成り、該材料は、ABS、PVC、A−PETおよびPETGからなる群から選択され、該材料は実質的に45℃以上95℃以下で可塑性を示
    し、熱可塑性樹脂層が踵の下から最大で足の中足指関節の下まで延び、
    さらに、歩行表面に対する下層を含み、
    硬質の熱可塑性樹脂が、つま先の下の領域には存在しないことを特徴とする靴。
  9. 靴底が、足に対する上層を含むことを特徴とする請求項記載の靴。
  10. 前記熱可塑性樹脂層は、踵の下から少なくとも足底弓の下まで延び、靴が歩行表面に対する下層を含むことを特徴とする請求項記載の靴。
  11. 前記熱可塑性樹脂層は、靴底に一体化されることを特徴とする請求項記載の靴。
  12. 粘弾性発泡体からなる内層をさらに含むことを特徴とする請求項記載の靴。
  13. 靴用または履物用の中敷きプレフォームであって、
    ABS、PVC、A−PETおよびPETGからなる群から選択される熱可塑性樹脂材料から成る少なくとも1つの層と、
    靴に対する下層とを含み、
    前記熱可塑性材料は、実質的に45℃以上95℃以下で可塑性を示し、
    前記熱可塑性樹脂層は、踵の下から最大で足の中足指関節の下まで延び、
    硬質の熱可塑性樹脂が、つま先の下の領域には存在しないことを特徴とする中敷きプレフォーム
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