JP5554554B2 - 適時的な(opportunistic)無線周波数通信 - Google Patents

適時的な(opportunistic)無線周波数通信 Download PDF

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Description

背景技術
[0001] 現代の爆発的な無線通信の増加により、利用可能な未予約の無線通信周波数は急速に減少している。例えば、アメリカ合衆国では、連邦通信委員会(FCC;Federal Communications Commission)が、ある範囲の無線通信チャネルを政府用と軍事用に制限した。他の無線通信チャネルは商業用にライセンスが与えられるが、これらの大多数は、既存の商業無線放送局、セルラ通信事業者、テレビ放送業者などにすでにライセンスが与えられている。同様の状況が、世界中の多くの先進国で起こっている。
[0002] 特定の無線通信チャネルは、アメリカのような、特定の領域的管轄権の全体で使用するためのライセンスが与えられ得る一方で、そのようなチャネルが実際は管轄権の全ての地理的部分において常時使用されてはいないようである。例えば、ある商業無線放送局は、1つ以上の大都市でライセンスが与えられた周波数で放送を流すことができる一方、その無線信号はより離れた地域、又は山や大きな建物などの地理的特徴により妨害される地域には届かないかもしれない。同様に、商業無線放送局は、1日のうちの一定の時間帯、例えば番組化の費用を正当化するのに十分なリスナ数を達成し得ないような深夜から午前4時までの時間帯には放送を流さない選択をすることもある。
[0003] その結果、ライセンス保持者により送信される通信を干渉しない適時使用に対して実際に利用可能な無線通信周波数が存在している。これら不使用の無線通信周波数は、特定の時間及び場所で利用可能な不使用周波数を発見すること、そしてそれらの周波数をライセンス保持者が活用せずに放置している間に活用することに有効なアプローチを考案することができる者に対して大きな未活用の資源及び著しい商業的チャンスを提供する。
図面の簡単な説明
[0004] 本開示の上述した特徴及び他の特徴は、添付の図面を用いて説明される、以下の記載及び添付の請求の範囲から、さらに明らかになるであろう。これらの図面は、単に本開示に係るいくつかの実施形態を示すものであり、したがって本開示の範囲を限定するものとみなされるべきではないことを理解されたい。以下、本発明の開示を、添付の図面を用いてさらに具体的かつ詳細に説明する。
[0005] 図1Aは、適時的な無線周波数通信用に構成されたデバイスの一例を示す。 [0006] 図1Bは、移相器/ゲインユニット101Aの実施の一例を示す。 [0007] 図1Cは、基本的なRFスーパヘテロダイン受信機を示す。 [0008] 図1Dは、周波数変調(FM)システム及びパルス変調(PM)システムにおいて一般的に見られる直交ダウンコンバージョンの一例を示す。 [0009] 図1Eは、適時的な無線周波数通信用に構成された演算デバイスの一例を示す。 [0010] 図1Fは、コンピュータ読み取り可能媒体上に記録され得る、不使用RF周波数を検出するための要素を示す。 [0011] 図2は、図1Aに示すようなデバイスにより実行され得る方法の一例を示す。 [0012] 図3は、利用可能な二次ユーザチャネルの選択と、活動状態及び非活動状態の一次ユーザ周波数帯域、並びに中間帯域を示す。 [0013] 図4は、ネットワーク連携要素及び対応するステップを採用したデバイス及び当該デバイスに対応する方法の一例を示す。 [0014] 図5は、開示される実施形態に従って実行され得るダイナミックスペクトル割当を示す。 [0015] 図6は、適時的な無線周波数通信用に構成されたデバイスの一例を示す。
詳細な説明
[0016] 以下の詳細な説明では、本明細書の一部を成す添付の図面を参照する。図面中、文脈上特段の指示がない限り、同様の符号は、通常同様の構成要素を指す。詳細な説明、図面及び請求の範囲に記載される例示的な実施形態は限定を意図したものではない。本明細書中に開示される主題の精神又は範囲を逸脱することなく、他の実施形態を使用してもよく、また他の変更を加えてもよい。本明細書中に一般的に記載され、かつ図面中に示される本開示の態様は、様々な異なる構成で配置され、置き換えられ、組み合わされ、設計されることができ、それらの全ては明細書において明確に意図され、かつ本開示の一部を成すことが容易に理解されるだろう。
[0017] 以下、簡単な概要を述べることにより、本開示の理解が促進されるであろう。一般的に、適時的な無線周波数通信は、使用されていない無線周波数を検出し、次いで不使用の周波数上で通信することにより実行することができる。検出工程において、広範囲の周波数における送信が分析される「広帯域の」検出アプローチを利用するのが有利である。分析範囲が広いほど、不使用チャネルを発見する可能性が高まる。
[0018] 検出工程に関してさらに述べると、弱信号に対する感度が高いことは、特定の周波数帯域(本明細書では、「チャネル」とも呼ばれる)が使用されていないことを結論付けるのに有用である。例えば、アメリカでは、FCCは、無線通信に対する最小信号強度を設定している。特定のチャネルの信号強度がFCCの最小値未満であれば、当該チャネルは使用されていないと確実に結論付けられる。感度の高い受信機は、そのような最小信号強度において、又は最小信号強度よりもわずかに強い信号強度では、信号が実際には送信されていないということを立証するのに有用である。
[0019] 弱信号に対する感度は、信号パワーの大きな差異により阻害されることがある。最弱信号から最強信号に至るまでの信号パワーの範囲は、「ダイナミックレンジ」と呼ばれる。特定のシステムでは、検知アンテナに達する無線周波数(RF)信号は、近い送信元からの信号と、広範囲に離れた送信元からの信号との両方を含み、大きく異なるパワーレベル及びチャネル帯域幅で動作する送信元からの信号を含むことも多い。結果として、大きなダイナミックレンジは、アナログ・デジタル(A/D)変換器の回路直線性及び分解能に対し厳しい要求条件を課すため、信頼性の高い広帯域スペクトル検知においては難題となる。一般的に、これらの部品は、例えば、ラジオ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、テレビといった家庭用電化製品のような今日の無線端末デバイスに組み込むには、費用及び電力消費が法外に大きくなる。
[0020] 本開示は、大きなダイナミックレンジの悪影響、特定の例においては、強信号と、飽和、クリッピング又は非直線性により引き起こされるいわゆる信号漏れのような強信号に関連した問題とによる影響を最小限に抑えるような信号の受信及び調整に対するアプローチについて説明する。強い帯域内信号減少させることは、スペクトル感知用の弱信号を受信及び加工する一態様である。実施に際して、本明細書において提供する技術は、ダイナミックレンジの要求条件が緩和された広帯域スペクトル検知デバイスの製造を可能にする。このようなデバイスは、大きなダイナミックレンジを含む信号を加工する必要性により強いられる費用を発生させずに、適時的な無線周波数通信の利点を生かすことができる。
[0021] 図1Aは、適時的な無線周波数通信用に構成された一例のデバイス100を示す。デバイス100は、以下に説明する広帯域スペクトル検知を採用することができる適時無線周波数通信デバイスを例示する。デバイス100は、以下に詳細に説明する多様な構成要素を含み得る。図1Aのデバイス100内に示す構成要素の全てがデバイス100に含まれ得るものの、一定の構成要素はデバイス100と通信する1つ以上の外部デバイスにより提供されてもよいことが強調されるべきである。特に、フェーズドアンテナアレイ105、移相器/ゲインユニット101A〜104A、信号結合器120、ゲインユニット121、及び/又はアナログ・デジタル(A/D)変換器125は、いくつかの実施形態では、有利にデバイス100の外部へ配置してもよい。また、1つ以上の構成要素の機能は、特定の実施において望まれ得るように、組み合わせることや、又は付加的な要素へと分離することができる。簡素化ために、本明細書では、デバイス100の構成要素の全てを含む一例をまず説明し、変形例及び他の構成はその後に簡単に説明する。
[0022] 図1Aに示すように、デバイス100は、フェーズドアンテナアレイ105と、複数の移相器/ゲインユニット101A、102A、103A及び104Aと、通信インタフェース110と、信号結合器120と、マスタゲインユニット121とを含むアナログ処理ブロック180を含み得る。デバイス100は、さらにA/D変換器125、バッファ130、及び処理ユニット140を含み得る。
[0023] フェーズドアンテナアレイ105は、複数のアンテナ101、102、103及び104を含み得る。各アンテナ101〜104は、対応する移相器/ゲインユニット101A〜104Aに接続し得る。各移相器/ゲインユニット101A〜104Aは、それぞれ、移相器101B、102B、103B又は104B、及びゲインユニット101C、102C、103C又は104Cを含み得る。
[0024] 処理ユニット140は、1つ以上のプロセッサ141、メモリ143、及びコンピュータ読み取り可能媒体142を含み得る。コンピュータ読み取り可能媒体142は、不使用RF周波数を検出するための命令146と、不使用RF周波数を介して通信するための命令145とを含み得る。不使用RF周波数を検出するための命令146は、後に詳述するダイナミックレンジ減少命令144を含み得る。
[0025] 図1Aは、上述した要素間の多様な接続を示す。一般的に、これらの接続は、例えば、第1の構成要素に接続された第1の有線又は無線インタフェースと、第2の構成要素に接続された第2の有線又は無線インタフェースとを含み得る。適切な有線、ケーブル、又は無線伝送により、第1インタフェースと第2インタフェースとの間で信号が搬送される。
[0026] フェーズドアンテナアレイ105の各アンテナ101〜104は、接続106Aを介して対応する移相器/ゲインユニット101A〜104Aに接続され得る。移相器/ゲインユニット101A〜104A内において、移相器101B〜104Bがゲインユニット101C〜104Cに接続され得る。移相器/ゲインユニット101A〜104Aは、接続107Aを介して通信インタフェース110に接続され得る。通信インタフェース110は、信号結合器120に接続され得る。信号結合器120は、結合無線信号接続108Aを介してマスタゲインユニット121に接続され得る。マスタゲインユニット121は、A/D入力接続109Aを介してA/D変換器125に接続され得る。A/D変換器125は、I/Q A/D出力接続111Aを介してバッファ130に接続され得る。バッファ130は、バス135を介して処理ユニット140に接続され得る。処理ユニット140内部の要素は、後に詳述するように、1つ以上の追加の内部バスを介して互いに接続されてもよい。最後に、処理ユニット140は、移相器/ゲインユニット101A〜104Aなどの要素にコマンドバス150を介して接続され得る。
[0027] デバイス100は、複数のアンテナ101、102、103及び104を含むフェーズドアンテナアレイ105を含み得る。アンテナ101〜104は、無線信号データを搬送する無線信号を受信するように構成される。無線信号106は、アンテナ101〜104から対応する移相器/ゲインユニット101A〜104Aへと伝達され得る。これらのユニット101A〜104Aは、コマンドバス150を介して処理ユニット140から受信した係数及び/又はコマンドに従って、受信した無線信号を調整するように構成される。しかし、調整指示がなければ、ユニット101A〜104Aは調整せずに無線信号を通過させるか、又は標準的なデフォルト調整を行うことができる。
[0028] 移相器/ゲインユニット101A〜104Aは、それぞれ構成要素101B〜104B、及び101C〜104Cの内部の移相/ゲイン調整電子機器を使用して信号の移相やゲインの調整を達成してもよく、或いは、各アンテナ101〜104に配置された適切な構成要素へ制御コマンド及び/又は移相係数を送ることにより信号の移相やゲインの調整を達成してもよい。又は、処理ユニット140が、各アンテナ101〜104に配置された上述したような構成要素に移相係数及び/又はコマンドを直接送ってもよい。
[0029] 移相器/ゲインユニット101A〜104Aは、アンテナ101〜104から受信した信号の相対振幅及び位相を調整するためにアンテナアレイ係数を利用し得る。アンテナアレイ係数は、最初に処理ユニット140により計算され、処理ユニット140から移相器/ゲインユニット101A〜104Aへと送信され得る。いくつかの実施形態では、各アンテナ101〜104に対して1つのアンテナアレイ係数が割り当てられる。この係数は、調整された無線信号107が信号結合器120により結合され、結合無線信号108が提供された際に、当該結合無線信号108が特定の方向から減少された無線信号パワーを含むように選択することができる。図示されるように、この方向は、1つ以上の最も強い受信信号の方向となるように選択することができ、これにより信号結合器120からの結合無線信号108のダイナミックレンジを減少させることができる。
[0030] いくつかの例において、通信インタフェース110が含まれ得る。インタフェース110は、各移相器/ゲインユニット101A〜104Aに接続されるワイヤ用の電気コネクタを含み得る(例えば、各ユニット101A〜104Aは、通信インタフェース110に別々に接続される)。電気コネクタは、複数の電気回路を接合させる導電性デバイスである。この接合は、携帯機器用のように一時的でもよく、又は組み立て及び除去用のツールを必要としてもよく、或いは、2つのワイヤ間又はデバイス間の永久的な電気接合であってもよい。演算において、電気コネクタは物理インタフェースとしても知られ得る。コネクタは、2つの長さのフレキシブルワイヤ又はケーブルを接合してもよく、或いは、電気端子にワイヤ又はケーブルを結合してもよい。これらの構造又は他の構造により、図1Aの構成要素と、ユニット101A〜104A及びアレイ105の対応するアンテナ101〜104との通信が可能になる。
[0031] 信号結合器120は、フェーズドアンテナアレイ105の各種アンテナ101〜104から送られる、各移相器/ゲインユニット101A〜104Aにより調整された状態の信号を結合するように構成される。信号結合器120から出力された結合無線信号108は、次いでアナログのマスタゲインユニット121へと通過させられ得る。マスタゲインユニット121は、結合無線信号108がA/D変換器125の最適なダイナミックレンジに収まるように、必要に応じて、結合無線信号108Aにゲインを付与し得る。
[0032] A/D変換器125への入力は、同(I)成分及び直交(Q)成分を含み得る。受信した無線信号の分離は、図1B,1C及び1Dに図示するような技術を使用してデバイス100により実行され得る。
[0033] I成分及びQ成分への信号の分離に関して、当業者に理解されるように、受信した無線信号は、一般的に、多様な電子機器により処理され得る。例えば、アンテナチューニング及び周波数ダウンコンバージョン電子機器は、受信した周波数を放送周波数から中間周波数(IF)へと又はベースバンド周波数へと変換するように構成され得る。無線信号は、回転位相(rotational phase)及び大きさの両方を含む複信号とすることができることが当業者には理解されるであろう。多くのシステムにおいて、複信号は、同(I)信号成分及び直交(Q)信号成分を含み得るIF信号へとダウンコンバートされる。これらの異なる無線信号成分を搬送するために、A/D変換器125への図示された接続109は、I信号及びQ信号を搬送する3つ又は4つのワイヤを含み得る。いくつかの例において、I信号及びQ信号は、4つのワイヤ、又は接地(GND)が結合されている場合は3つのワイヤにより搬送されるI、GND及びQ、GNDのようなシングルエンドの信号とすることができる。他の例では、I信号及びQ信号は、+I、−I及び+Q、−Qといった完全に異なる信号とすることができ、この場合、各々異なる信号を搬送するために一対のワイヤが使用されるため、これらの信号を搬送するために4つのワイヤが採用される。
[0034] 信号106のI信号成分及びQ信号成分への分離は、入力109がA/D変換器125へと通過させられるポイントまでの、図1Aに例示される信号処理フロー中のあらゆるポイントで起こり得る。いくつかの実施形態では、I信号成分及びQ信号成分への分離は、移相器/ゲインユニット101A〜104Aで達成される。
[0035] 図1Bは、移相器/ゲインユニット101Aの実施の一例を示す。図示されるように、移相器/ゲインユニット101Aは、移相器101A(i)と、可変ゲイン増幅器101A(ii)及び101A(iii)と、信号結合器101A(iv)とを含む。無線信号106は、例えばx(t)として、移相器/ゲインユニット101Aの入力に結合される。移相器101A(i)は、無線信号106を受信し、例えば信号x(t)の90°の回転位相変化に対応し得る回転位相変化を提供するように構成される。可変ゲイン増幅器101A(ii)及び101A(iii)は、各々対応するゲイン設定を有する可変ゲイン増幅器である。可変ゲイン増幅器101A(ii)及び101A(iii)のゲイン設定は、例えば、図1Aにおいて処理ユニット140から入力され得るようなゲイン係数「a」及び「b」により設定することができる。信号結合器101A(iv)は、調整された無線信号107として、可変ゲイン増幅器101A(ii)の出力と101A(iii)の出力とを結合するように構成される信号結合器である。一実施形態では、調整された無線信号107は、x(t)(a+jb)に比例し得るが、ここで、jは(−1)の平方根である。したがって、実質上、ax(t)は信号107の同位成分Iとして、bx(t)は信号107の直交成分Qとして、扱うことができる。
[0035] 図1C及び1Dは、復調及びダウンコンバージョンの一般的な代替構成を示す。図1Cは、基本的なRFスーパヘテロダイン受信機を示す。図示される受信機は、アンテナ190と、無線周波数(RF)増幅器191と、ミキサ192と、中間周波数(IF)増幅器193と、局部発振器194と、復調器195とを含む。アンテナ190及びRF増幅器191は、a(t)・cos(ωt)のような無線周波数(RF)信号を生成する。ここで、a(t)は復調信号に対応し、ωはラジアンにおける搬送周波数に対応する。局部発振器194は、ミキサ192及び/又は無線周波数増幅器191に対する局部発振器信号を生成するために使用される。ミキサ192は、RF増幅器191からRF信号を受信し、これを局部発振器信号と掛け合わせ、RF信号パワーを一周波数から他の周波数へと三角法による展開理論を用いて変換する。例えば、局部発振器194をωLO=ω+ωIFの周波数に同調させる場合、この局部発振器194は、b(t)・cos([ω+ωIF]・t)と表すことができる。ミキサ192は、RF信号を局部発振器信号倍に逓倍し、以下を導き出す:
a(t)・cos(ωt)・b(t)・cos([ω+ωIF]・t)
cos(A)・cos(B)=cos(A−B)+cos(A+B)の三角恒等式を用いて、以下を導き出す:
a(t)・b(t)/2・[cos((2ω+ωIF)・t)+cos(ωIF・t)]
[0036] 中間周波数(IF)増幅器193は、通常、ローパスフィルタを含み、高周波数項(cos((2ω+ωIF)・t))をブロックし、低周波数項cos(ωIF・t)を通過させ、これが中間周波数(IF)信号a(t)・b(t)/2・cos(ωIF・t))に対応する。続いて、IF信号は復調器195で復調され、ベースバンド出力信号196を抽出する。
[0037]図1Dは、周波数変調(FM)システム及びパルス変調(PM)システムにおいて一般的に見られる直交ダウンコンバージョンの一例を示す。複信号入力197Aは、一対の移相器198A及び198Bに結合され得る。これらの移相器は、受信した信号の回転位相を変更する正弦又は余弦ベースの移相演算を適用し得る。移相された信号は、例えばローパスフィルタ199A及び199Bによりフィルタリングすることができ、同信号成分(I)197B及び直交信号成分(Q)197Cを生成する。
[0038] 図1Aに戻り、信号結合器120による処理の前に無線信号がI成分及びQ成分に分離される実施形態では、I成分及びQ成分は別々に結合され得るため、2つの別個の結合無線信号108が利用されるが、そのうち1つは結合されたI信号用であり、もう1つは結合されたQ信号成分用である。結合の一部として、信号結合器120は、いくつかの例では、受信された無線信号の補足的な移相/ゲイン調整を実行することができ、その場合は、信号結合器120は、さらにコマンドバス150に結合され、コマンドバス150から調整制御信号を受信するように構成され得る。
[0039] A/D入力109は、上述したような例えば3つ又は4つのワイヤを用いた、I信号成分用及びQ信号成分用の2つの別個の入力を含み得る。A/D変換器125は、I信号及びQ信号を別々に変換するデュアルチャネルのA/D変換器、又は同期的に動作する2つの別個のA/D変換器を含み得る。A/D変換器125は、無線信号データ(例えば、I信号及びQ信号)をアナログ形式からデジタル形式へと転換する(例えば、デジタル信号I及びQ)。デジタル無線信号データ(I及びQ)は、次いでI/QA/D出力111を介してバッファ130へと通過させられ得る。出力111は、I用及びQ用の2つの別個の出力を含み得る。或いは、A/D変換器125は、2つの入力と1つの出力を有してもよく、当該1つの出力は、出力としてデジタル無線信号データI及びQを交互に提供する。
[0040] デジタル信号ID及びQDは、処理ユニット140による更なる処理のためにバッファ130のようなメモリに記録され得る。同(ID)データ及び直交(QD)データは記憶されることができるため、いくつかの実施においては、データの同(ID)部分及び直交(QD)部分に対して別個のバッファを使用してもよい。
[0041]処理ユニット140は、バス135を介して、バッファ130内のデータを読み取り、書き込み、リセットすることができる。処理ユニット140は、図1Bに示すようなコンピュータの態様を組み込み得る。一般的に、処理ユニット140は、デジタル信号I及びQのいずれか、又は両方を使用して動作を実行することができる。本明細書において、このデータを無線信号データと呼ぶ。
[0042] 図1Eは、適時的な無線周波数通信用に構成された演算デバイスの一例を示す。図1Eは、本開示に従って処理ユニット140を実現し得る演算デバイス900の一例を示すブロック図である。非常に基本的な構成901では、演算デバイス900は通常1つ以上のプロセッサ910とシステムメモリ920とを含む。メモリバス930は、プロセッサ910とシステムメモリ920との間の通信に使用され得る。一例では、プロセッサ910は、プロセッサ141に対応し得て、システムメモリ920は図1Aのメモリ143、コンピュータ読み取り可能媒体142、及びバッファ130に対応し得て、メモリバス930は図1Aのバス135に対応し得る。
[0043] 所望の構成に応じて、プロセッサ910は、マイクロプロセッサ(μP)、マイクロコントローラ(μC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)又はそれらのあらゆる組み合わせを含むあらゆるタイプのものとすることができるが、これらに限定されない。プロセッサ910は、レベル1キャッシュ911及びレベル2キャッシュ912などの1つ以上のレベルのキャッシングと、プロセッサコア913と、レジスタ914とを含むことができる。プロセッサコア913は、論理演算装置(ALU)と、浮動小数点演算ユニット(FPU)、デジタル信号処理コア(DSP Core)、又はそれらのあらゆる組み合わせを含むことができる。メモリコントローラ915は、プロセッサ910と共に使用することができ、或いは、いくつかの実施においては、メモリコントローラ915はプロセッサ910の内部部品とすることができる。
[0044] 所望の構成に応じて、システムメモリ920は揮発性メモリ(RAMなど)、不揮発性メモリ(ROM、フラッシュメモリなど)、又はそれらのあらゆる組み合わせを含むあらゆるタイプのものとすることができるが、これらに限定されない。システムメモリ920は、通常、オペレーティングシステム921、1つ以上のアプリケーション922、及びプログラムデータ924を含む。アプリケーション922は、本明細書に記載するダイナミックレンジ減少動作及び空間フィルタリング動作を実行するように構成された「不使用RF周波数検出」処理アルゴリズム923を含む。プログラムデータ924は、以下でさらに説明するように、処理アルゴリズム923により使用されるデジタル無線信号データ925を含む。
[0045] 演算デバイス900は、付加的な特徴又は機能、及び、基本構成901と必要とされるあらゆるデバイス及びインタフェースとの間の通信を容易にする付加的なインタフェースを有し得る。例えば、バス/インタフェースコントローラ940は、記憶インタフェースバス941を介して、基本構成901と1つ以上のデータ記憶装置950との間の通信を容易にするために使用することができる。データ記憶装置950は、取り外し可能記憶装置951、取り外し不可能記憶装置953、又はそれらの組み合わせとすることができる。取り外し可能記憶装置又は取り外し不可能記憶装置の例としていくつか例を挙げるとすれば、フレキシブルディスクドライブ及びハードディスクドライブ(HDD)のような磁気ディスクデバイスや、コンパクトディスク(CD)ドライブ又はデジタル汎用ディスク(DVD)ドライブのような光ディスクドライブ、ソリッドステートドライブ(SSD)、及びテープドライブなどが挙げられる。コンピュータ記憶媒体の例としては、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、又は他のデータなどの情報を記憶するための方法又は技術において実現される揮発性及び不揮発性、取り外し可能及び取り外し不可能な媒体が挙げられる。
[0046] システムメモリ920、取り外し可能記憶装置951、及び取り外し不可能記憶装置952は、全て、コンピュータ記憶媒体の例である。コンピュータ記憶媒体としては、RAM、ROM、EEPROM,フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、CD−ROM、デジタル汎用ディスク(DVD)もしくは他の光記憶装置、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスク記憶装置もしくは他の磁気記憶デバイス、又は、所望の情報を記憶するのに使用可能であり、かつ演算デバイス900によりアクセス可能な他の媒体が含まれるが、これらに限定されない。これらのあらゆるコンピュータ記憶媒体は、デバイス900の一部とすることができる。
[0047] 演算デバイス900は、多様なインタフェースデバイス(例えば、出力インタフェース、周辺インタフェース、及び通信インタフェース)から基本構成901へのバス/インタフェースコントローラ940を介した通信を容易にするためのインタフェースバス942も含むことができる。一例の出力デバイス960は、グラフィック処理装置961及びオーディオ処理装置962を含み、これらはディスプレイ又はスピーカなどの多様な外部デバイスと1つ以上のA/Vポート963を介して通信するように構成され得る。一例の周辺インタフェース970は、シリアルインタフェースコントローラ971又はパラレルインタフェースコントローラ972を含み、これらは入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、ペン、音声入力デバイス、タッチ入力デバイスなど)又は他の周辺デバイス(例えば、プリンタ、スキャナなど)などの外部デバイスと1つ以上のI/Oポート973を介して通信するように構成され得る。一例の通信デバイス980は、ネットワークコントローラ981を含み、これは1つ以上の通信ポート982を介したネットワーク通信上の1つ以上の他の演算デバイス990との通信を容易にするように構成され得る。通信接続は、通信媒体の一例である。通信媒体は、通常、コンピュータ読み取り可能命令、データ構造、プログラムモジュール、又は、搬送波もしくは他の搬送機構などの変調されたデータ信号内の他のデータにより具現化されることができ、あらゆる情報配信媒体を含む。「変調されたデータ信号」とは、信号内の情報を暗号化するように設定又は変更された特性の1つ以上を有する信号とすることができる。通信媒体の限定されない例としては、有線ネットワーク又は直接配線された接続などの有線媒体、音響媒体、無線周波数(RF)媒体、赤外線(IR)媒体、及び他の無線媒体などの無線媒体を含むことができる。本明細書で使用するコンピュータ読み取り可能媒体という用語は、記憶媒体及び通信媒体の両方を含むことができる。
[0048] 演算デバイス900は、上述した機能のいずれかを含む、携帯電話、パーソナルデータアシスタント(PDA)、パーソナルメディアプレイヤデバイス、無線ウェブウォッチデバイス、パーソナルヘッドセットデバイス、特定用途向けデバイス、又はハイブリッドデバイスなどの小型の携帯型(又は移動式)の電子デバイスの一部として実施され得る。また、演算デバイス900は、ラップトップコンピュータ構成及び非ラップトップコンピュータ構成の両方を含むパーソナルコンピュータとしても実施され得る。
[0049] 図1Aに戻り、処理ユニット140はプロセッサ141と、メモリ143と、ハードディスク又はフラッシュメモリのようなコンピュータ読み取り可能媒体142とを含み得る。プロセッサ141は、コンピュータ読み取り可能媒体142からの命令をロード及び実行し得る。図1Aに示すように、このような命令は、ダイナミックレンジ減少命令144及び後述するような他の様々な命令を含み得る不使用RFを検出するための命令146と、検出された不使用RFを介して通信するための命令145とを含み得る。
[0050] 検出された不使用RFを介して通信するための命令145は、多様な形態をとることができる。例えば、デバイス100が、特定された無線周波数を介して他のデバイスと通信する実施形態、又は他のデバイス間での通信を可能とする実施形態などいくつかの実施形態では、命令145は、1つ以上の他のデバイスに対して、当該他のデバイスが特定された周波数を利用するように命令するブロードキャストメッセージ又はユニキャストメッセージ生成しかつ送信するための命令の形態をとり得る。このような命令は、1つ以上の遠隔デバイスに対し、当該遠隔デバイスが不使用の無線周波数を利用するように命令する通信を送信する命令を含み得る。命令145は、デバイス100自体による以降の受信(listening)及び/又は送信のための周波数を設定するための命令の形態をとってもよい。例えば、Xギガヘルツ(GHz)の無線周波数が未使用であると特定された場合、命令145は、例えばアンテナ101〜104のうちの1つなどのデバイストランスミッタが以降の通信のためにXGHzのチャネルを利用するように設定し得る。
[0051] 不使用RFを検出する命令146は、ダイナミックレンジ減少命令144を含み得る。いくつかの実施形態において、これらは図1Fに示すような命令を含む。図1Fは、コンピュータ読み取り可能媒体上に記録され得る、不使用RF周波数を検出するための要素を示す。これには、例えばバッファ130に記録される無線信号データのような無線信号データに表される最も強い無線信号の方向を特定する命令170、及びフェーズドアンテナアレイ105を介して受信した無線信号データの結合を修正し、特定された方向から減少させた無線信号パワーと結合させた出力を生成する命令171を含む。このアプローチは、空間における強い信号がやって来る方向を少なくとも部分的に遮断する(account for)ことで強い信号をフィルタリングすることにより、ダイナミックレンジを減少させるので、「空間フィルタリング」と呼ぶことができる。
[0052] 信号フィルタリングは、強力なブロック信号が狭帯域な特質を有し、かつ空間的次元にわたる分散が制限されていることにより、当該強力なブロック信号の選択的な抑制が可能となるため、少なくとも部分的には利点がある。デバイス100は、図示するように、フェーズドアンテナアレイ105により増幅された広帯域RFフロントエンドを含み得るため、デバイス100は、到来する信号の方向を特定及び遮断し、空間フィルタリング動作を実行することが可能になる。
[0053] いくつかの実施形態では、無線信号データに表される最も強い信号の方向を特定する命令170は、有力な一次ユーザが異なる周波数帯域及び到達の空間方向を占めているという事実を利用する適合アルゴリズム171を実行する命令を含むことができる。例えば、A/D変換器125の出力の広帯域信号に対し高速フーリエ変換(FFT)を実行するFFT命令172を適用することにより、周波数ドメインにおけるパワープロフィールが生成され得る。いくつかの実施形態では、例えば、A/D変換器125と処理ユニット140との間に配置された1つ以上の書き換え可能ゲートアレイ(FPGA)及び/又は特定用途向け集積回路(ASIC)を使用するなど、ソフトウェアの代わりにハードウェアを使用してFFT動作を実施するのが有用な場合がある。図1Aに示した構造に対するこのような変形は、実行可能であり潜在的に実行する価値のあることとして、当業者に認められるであろう。他の実施形態では、FFTは図示された処理ユニット140で実施され得る。
[0054] 到達角度の推定値を得るために、アンテナアレイ係数は、例えば、一組の方向をサンプリングする態様で、命令170により連続して生成することができる。M個のアンテナ要素がある場合、最小二乗推定により空間分散の推定値を得るには、一組のK>M個の独立したアレイ係数で十分である。
[0055] 最も強い無線信号の方向が特定されると、無線信号データの組み合わせを変更する命令173が適用され得る。これらの命令173により、ダイナミックレンジの減少を提供する最適係数を求められる。適合アルゴリズムは、周波数ドメインにおけるM個の最も強い信号を選択し、その後、所望のダイナミックレンジ減少を達成するために線形高速等式を解くことができる。例えば、係数における5ビット精度を有する4要素のフェーズドアンテナを使用すると、受信した信号のダイナミックレンジを約25〜30デシベル(dB)減少させることができる。一例では、ダイナミックレンジの改善により、感知する無線A/D変換器125の要求分解能を約4ビット程度有効的に減少させる。結果として、市販の低電力・高速A/D変換器を使用して、広帯域スペクトル感知無線デバイス100を実現することができる。
[0056] 次に、命令173は、特定されたアンテナアレイ係数及び/又はコマンドを移相器/ゲインユニット101A〜104Aに送信し得る。これらの係数又はコマンドは、無線信号を結合させる際に、特定された方向から減少された無線信号パワーを有する結合無線信号108が生成されるように、無線信号を修正するのに使用される。
[0057] 図1Aに示すデバイス100の構造は、ゆえにフェーズドアンテナ105を利用するように設計することができるが、ここで、アンテナアレイ係数がデジタルバックエンドの処理ユニット140で演算され、移相器/ゲインユニット101A〜104Aにフィードバックされ、その後、着信する無線信号のゲイン及び/又は位相の調整に利用される。いくつかの例では、所望のアレイ応答の高速収束に要する待ち時間が非常に短いことから、ユニット101A〜104Aに簡素な移相器を使用するのが特に魅力的である。
[0058]また、デジタルビーム形成受信機とは対照的に、いくつかの実施では、アナログドメイン内で、増幅器、ミキサ、及び自動ゲイン制御回路の前に信号処理が有利に行われるように複数のアンテナ信号処理ブロックを利用することができる。そのような例では、広帯域信号は、歪みを最小限に抑えて適切に増幅することができ、A/D変換器125におけるダイナミックレンジの最大利用(つまり、ビットの総数)を達成することができる。平行フロントエンドチェーン及びA/D変換器を使って多重アンテナ受信機を実現するデジタルビーム形成技術とは対照的に、本開示は、幾例かのシステムにおいてわずか1つの受信機分岐とひとつのA/D変換器125が利用され得るようにシステム中の結合ステージをアンテナステージで発生させることを提案する。
[0059] 次に、種々の代替的な実施形態を説明するが、デバイス100は、性質上携帯される場合は特に、空間内で移動したり回転したりするため、アンテナアレイ係数の演算がさらに難しくなる。加速度計及び十分な処理能を持つことで、変化するアンテナの配向に対応するように連続的に係数を調整することにより空間内でのアンテナ101〜104の位置変化に動的に対応させるための係数を演算することができる。或いは、デバイス100は、デバイス100が利用可能な不要RF周波数を特定するために静止するまで待機することもできる。特定段階が完了すると、デバイス100は、特定したRF周波数上で通信を開始し、更なる空間フィルタリングを実行する必要がなくなる。
[0060] いくつかの実施形態では、アンテナ101〜104、並びに任意の移相器・ゲインユニット101A〜104A、信号結合器120及びA/D変換器125は、有線又は無線リンクを介してデバイスと通信する固定位置に配置され得る。処理ユニット140及び任意の(ただし、本例では、その他の図示されたデバイス構成要素ではない)バッファ130を含むデバイス100は、例えば有線又は無線ネットワーク通信リンクを介して遠隔デバイスと第1の「通常」通信を確立し得る。遠隔デバイスは、アンテナ101〜104と通信可能に接続され、任意で移相器/ゲインユニット101A〜104A、信号結合器120、及びA/D変換器125とも通信可能に接続される。遠隔デバイスは、アンテナからデバイス100へデータを通信し、その後、デバイス100は、遠隔デバイスがデバイス100に代わって通信を送信する際に当該遠隔装置により使用される不使用RF周波数を特定する。本開示により、他の変形や実施形態が当業者に明らかになるであろう。
[0061] 次に図2を参照し、図1Aに示すようなデバイスにより実行され得る方法の一例を説明する。図2に示す方法は、広帯域感知無線通信デバイスで受信され得る無線信号データのダイナミックレンジを減少させる。この方法には、ブロック201〜207が含まれる。
[0062] ブロック201において、2つ以上の無線信号が受信される(無線信号の受信)。無線信号は、図1における101〜104のようなアンテナを少なくとも2つ含む、例えば図1Aにおける105のようなフェーズドアンテナアレイから受信され得る。無線信号はアレイから直接受信されなくてもよい。このようなデータは、途中、信号切替器、信号バッファ、信号増幅器、信号ルータ、移相器/ゲインユニット101A〜104A、及び他の通信機器などの多くのデバイスを通過し得る。図1Aでは、例えば、無線信号は移相器/ゲインユニット101A〜104A及び通信インタフェース110を通過する。
[0063] ひとたび受信されると、2つ以上のアンテナから受信された無線信号は、最初にブロック202において結合され得る(無線信号の結合)。例えば、全ての受信信号は実質的な位相変化又はゲイン調整をされずに、いずれか1つの信号に統合され得る。これは、例えば図1Aに示す信号結合器120により行われ得る。結合された信号は、続いて、ブロック203でA/D変換器125などによりアナログドメインからデジタルドメインに変換され得る(A/D変換)。
[0064] 次に、ブロック204において、最初に結合された無線信号データに表される最も強い無線信号の方向が特定され得る(最も強い信号の方向の特定)。これは、例えば図1Aに示すような好適に構成された処理ユニット140により行われ得る。この特定は、上述したように、無線信号データに高速フーリエ変換(FFT)を適用し、無線信号データのパワープロフールを生成することを含み得る。その後、アンテナアレイ係数のサンプル組を使用して、一組の方向がサンプリングされ得る。このサンプル組は、代表的な一組の方向における信号強度を特定するために、当該代表的な一組の方向を分析する際に使用するアンテナアレイ係数を含み得る。係数の代表的な組は、理想的には、考えられる着信方向の360°全体にわたりおおよそ均一に分散した組の方向をサンプリングするべきである。しかし、いくつかの例では、有利に、関心のある特定の方向において追加サンプリングを行ってもよい。サンプリング係数は、予め定められ、そのような特定の全てにおいて再利用されてもよいし、又は要求に応じて動的に生成されてもよい。例えば、パワープロフィールが多くの方向に強い信号を示した場合、着信する強い信号全ての方向に関するより良い情報を得るためには、より大きなサンプル組が必要となるかもしれない。
[0065] ブロック205において、特定された方向から強い信号の信号パワーを減少させるために、後続の無線信号位相及びゲインが修正され得る(後続の信号位相/ゲインの修正)。これは、図1Aにおける処理ユニット140が移相器/ゲインユニット101A〜104Aと協働して行い得る。処理ユニット140は、例えば、一組のアンテナアレイ係数を演算し、2つ以上のアンテナから受信する無線信号の後続の結合に使用するために移相器/ゲインユニット101A〜104Aに提供する。移相器/ゲインユニット101A〜104Aは、次に受信された無線信号にこのアンテナアレイ係数を適用する。位相/ゲインを調整された無線信号は、結合されると、強い信号の方向から減少させられた無線信号パワーを有する結合出力を生成する。
[0066] 上述した図2Aのブロック201〜205によりダイナミックレンジ減少が達成されると、ブロック206及びブロック207を用いて、ブロック206において、不使用RFチャネルを特定し(不使用RFチャネルの特定)、その後、ブロック207において、識別された不使用RFチャネルのいずれかにおける適時的な通信を可能とすることにより(特定されたRFチャネル上での通信可能化)、大きなダイナミックレンジに付随する費用や複雑さを伴わずに不使用RF周波数上での通信が可能となる。特定された不使用RFチャネル上での適時的な通信を可能とすることは、例えば、図1Aに示す命令145により実行される動作を含み得る。
[0067] ブロック206において不使用RFチャネルを特定するために多くの技術が利用可能であり、それらのうちいずれの技術を採用してもよい。いくつかの実施形態では、図1Aの命令146は、処理ユニット140に、広帯域感知段階を介して特定された低い通信動作を示す一連の帯域を通して反復させ得る。不使用であることが確認されたあらゆる帯域は、後続の通信用の候補となり得る。
[0068] いくつかの例では、一次ユーザ周波数帯域が識別され得る。例えば、図3は、利用可能な二次ユーザチャネルの選択と、活動状態及び非活動状態の一次ユーザ周波数帯域、並びに中間帯域を示す。一次ユーザ周波数帯域は、例えば、ネットワーク位置から一次ユーザ周波数マップを検索するか、又は周囲の無線周波数を測定し、そして適切な一次ユーザ周波数帯域識別情報をデバイスメモリ内に記憶することにより、識別され得る。そして、一次ユーザ周波数帯域を分析して非活動状態の一次ユーザ周波数帯域を特定することにより、利用可能な二次ユーザチャネルが識別され得る。これは、例えば、一次ユーザ周波数マップをスキャニングして非活動状態の帯域がどこにあるかを特定するか、又は着信無線信号を測定して非活動状態の一次ユーザ周波数帯域を特定し、そして非活動状態の帯域識別情報をデバイスメモリに記憶することにより、達成され得る。
[0069] いくつかの実施形態において、ネットワーク連携を採用することができる。例えば、図4は、ネットワーク連携要素及び対応するステップを採用したデバイス及び当該デバイスに対応する方法の一例を示す。ネットワーク連携要素404の使用には、いくつかの有用な利点が含まれる。第一に、発見された不使用周波数チャネルは、図1Dの980のようなネットワーク通信手段により、後続のネットワーク通信で利用するためにネットワークに伝達され得る。第二に、ネットワーク連携要素404は、発見プロセスにおいて役立てることができる。例えば、不使用RFチャネルの最初の特定は、図1A、1B、1C、1D、1E、1F、2及び3を参照して上述した技術を使用し、アナログ処理要素401、A/D変換要素402、及びデジタル処理403要素により実現され得る。この特定は、評価され、かつネットワーク連携要素404を介して得られた履歴及び利用可能性情報と比較され得る。
[0070] 図5は、開示される実施形態に従ってさらに実行され得るダイナミックスペクトル割当を示す。ダイナミックスペクトル割当もまた、図4に示すようなネットワーク連携要素を含み得る。例えば、ダイナミックスペクトル割当要素500は、複数の受信機R1501、R2502及びR3503と双方向通信関係にあるネットワークサーバに存在し得る。受信機501〜503は、本明細書で開示するような適時的なRF検出を実行するように装備されていてもよいし、装備されていなくてもよい。受信機がそのように装備されている実施形態では、受信機は、例えば図1Eの980のようなネットワーク通信手段を用いて、ダイナミックススペクトル割当要素500に利用可能な不使用RF周波数情報を転送するように構成され得る。そうでない場合は、ダイナミックスペクトル割当要素500は、例えば図1Eの990のようなネットワーク化された演算デバイスなど他のソースからそのような情報を取得してもよい。例えば、スペクトル利用情報は、このような情報の集約及び発信に従事する民間企業により、又は米国のFCCのような政府機関により、インターネット上で有益に公開することができる。不使用RF周波数情報は、これを公開する組織のサーバから検索され得る。
[0071] 要素500は、受信した利用可能情報に基づき、周波数fからfまでの範囲にわたるスペクトルプール510が、一定の利用不可能周波数範囲(例えば、511、512、513)及び一定の利用可能周波数範囲(例えば、521から532まで)を含むことを特定する。次に、要素500は、利用可能な周波数帯域521〜531のどれを、各種受信機(R1〜R3)501〜503に割り振るかを決定する。これは、特定の受信機の要求、受信機の位置、及び受信機の能力に基づき、決定され得る。周波数帯域の割り振りは、その後、受信機501〜503に送信される。
[0072] 受信機501〜503は、要素500により特定される周波数上で通信を受信及び/又は送信するように装備される。したがって、受信機501に対して帯域521、522、523が割り振られると、受信機501はこれらの帯域上で信号を受信し得る。受信機501が送信機も備えている場合は、受信機501は割り振られたチャネル上で送信もし得る。
[0073] 図6は、適時的な無線周波数通信用に構成されたデバイスの一例を示す。図6のデバイスは、いくつかの差異はあるものの、図1Aのデバイスに類似している。図6中の所定の構成要素は、同一の識別子により示されるように、図1A中の構成要素と同一である。
[0074] 図6は、フェーズドアンテナアレイ105、アナログ信号処理ブロック600、A/D変換器125、デジタル処理ブロック610、及び1つ以上の遠隔デバイス620を含む。アナログ信号処理ブロック600は、移相器101B、102B及び103Bと、ゲインユニット101C、102C及び103Cと、信号結合器120と、マスタゲインユニット121とを含む。デジタル処理ブロック610は、FFT要素611、適合アルゴリズム171、係数/コマンド生成要素612、及び不使用RF周波数を介した通信要素145を含む。
[0075] フェーズドアンテナ105の各アンテナは、対応する移相器101B〜103Bに接続される。無線信号1,2、及び3は、これによりアレイ105から移相器101B〜130Bに接続される。各移相器101B〜103Bは、ゲインユニット101C〜103Cに接続される。各ゲインユニット101C〜103Cは、信号結合器120に接続される。調整された無線信号1、2、3は、これにより移相器101B〜103B及びゲインユニット101C〜103Cから結合無線信号108を生成する信号結合器120へと接続される。信号結合器は、マスタゲインユニット121に接続される。結合無線信号108は、マスタゲインユニット121によりゲイン調整され得る。
[0076] マスタゲインユニット121は、デジタル処理ブロック610に含まれ得るFFT要素611に接続される。FFT要素611は、適合アルゴリズム171、係数/コマンド生成器612、及び不使用RF周波数を介した通信要素145により動作させられ得るデジタル処理ブロックのメモリ(図6に図示しないメモリ)内に出力を生成する。係数/コマンド生成器612は、ゲイン及び位相の係数及び/又はコマンドを生成し、後続の無線信号1、2及び3の調整に使用するためにアナログ信号処理ブロック600に送信し得る。アレイ105内の各種アンテナ間の距離dは、係数/コマンド生成器612により係数を計算する際に使用され得る。
[0077] 不使用RF周波数を介した通信要素145は、不使用周波数データ621を、通信に利用するために遠隔デバイス620へと送信し得る。これは、有線又は無線信号を当該遠隔デバイス621に送信することにより行われ得る。無線信号が送信される場合は、デジタル処理ブロック610は、アレイ105内の少なくとも1つのアンテナを制御しており、そして当該アンテナは無線通信を送信するのに利用され得る。
[0078] システムの態様のハードウェア実施とソフトウェア実施との間に区別はほとんどない。ハードウェア又はソフトウェアの使用は、一般的に(一定の背景においては、ハードウェアとソフトウェアとの間の選択は重要になることもあるため、常にではないが)費用対効果の兼ね合いを表す設計選択である。本明細書に記載するプロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術を実現させ得る様々な媒体が存在し(例えば、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア)、好ましい媒体は、当該プロセス及び/又はシステム及び/又は他の技術が展開される背景によって異なるだろう。例えば、速度と精度が優先される場合、実施者は、ハードウェア又はファームウェアの媒体を主に選択し得るし、柔軟性が優先される場合は、実施者は主にソフトウェアによる実施を選択し得る。或いは、実施者はハードウェア、ソフトウェア及び/又はファームウェアの所定の組み合わせを選択し得る。
[0079] 上記詳細な説明では、ブロック図、フローチャート及び/又は例を用いて、デバイス及び/又はプロセスの多様な実施形態について述べた。そのようなブロック図、フローチャート、及び/又は例が1つ以上の機能及び/又は動作を含む場合、当該ブロック図、フローチャート、又は例における各機能及び/又は動作は、広範囲のハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの実質的にあらゆる組み合わせにより、個別に及び/又は総合的に実施可能であることが当業者には理解されるであろう。一実施形態では、本明細書に記載する主題のうちいくつかの部分は、特定用途向け集積回路(ASIC)、書き換え可能ゲートアレイ(FPGA)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、又は他の統合された形式を介して実施可能である。しかし、本明細書に開示される実施形態のうちいくつかの態様は、全部又は一部において、1つ以上のコンピュータ上で実行する1つ以上のプログラムとして(例えば、1つ以上の計算システム上で実行する1つ以上のプログラムとして)、1つ以上のプロセッサ上で実行する1つ以上のプログラムとして(例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ上で実行する1つ以上のプログラムとして)、ファームウェアとして、或いはそれらの実質的にあらゆる組み合わせとして、集積回路において同等に実施することができること、また、ソフトウェア及び/又はファームウェアのために回路を設計すること及び/又はコードを書くことは、本開示を考慮すると、十分に当業者の技術の範囲内であることが、当業者には認められるであろう。加えて、本明細書に記載する主題のメカニズムは、多様な形態のプログラム製品として頒布可能であること、また、当該頒布を実際に行うために使用される信号伝達媒体の特定の種類に関わらず、本明細書に記載する主題の例示的な実施形態が該当することが、当業者には理解されるであろう。信号伝達媒体の例としては、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクドライブ、コンパクトディスク(CD)、デジタルビデオディスク(DVD)、デジタルテープ、コンピュータメモリなどの書き込み可能な媒体や、デジタル及び/又はアナログ通信媒体などの伝送媒体(例えば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)が挙げられるが、これらに限定されない。
[0080] 本明細書に記載する様式でデバイス及び/又はプロセスを説明すること、その後、技術的手法を用いてそのように説明されたデバイス及び/又はプロセスをデータ処理システムへと統合することは、当該技術分野において通常のことであることが当業者には認められるであろう。つまり、本明細書に記載するデバイス及び/又はプロセスの少なくとも一部は、妥当な量の実験を通じて、データ処理システムに統合することができる。典型的なデータ処理システムは、一般的に、システムユニット筐体、ビデオディスプレイデバイス、揮発性メモリ及び不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサ及びデジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィカルユーザインターフェース、及びアプリケーションプログラムなどの計算実体、タッチパッド又はスクリーンなどの1つ以上のインタラクションデバイス、及び/又はフィードバックループと制御用モータと(例えば、位置及び/又は速度を検知するためのフィードバックループ、構成要素及び/又は量を移動及び/又は調整するための制御用モータ)を含む制御システムのうち、1つ以上を備えることが当業者には認められるであろう。典型的なデータ処理システムは、データ計算/通信システム及び/又はネットワーク計算/通信システムに典型的に見られるようなあらゆる好適な市販の部品を利用して実施され得る。本明細書に記載される主題は、異なる構成要素内に含まれる、又は異なる構成要素に接続される他の異なる構成要素を例示することがある。そのように記載された構造は、単なる例に過ぎず、実際は、同様の機能性を達成する他の多くの構造が実施可能であることが理解されるであろう。概念的な意義において、同一の機能性を達成するための構成要素のあらゆる構成は、所望の機能性を達成するように効果的に「関連付けられる(associated)」。よって、本明細書において特定の機能性を達成するために組み合わされるあらゆる2つの構成要素は、構造や中間構成要素に関わらず、所望の機能性を達成するように互いに「関連付けられた(associated with)」とみなすことができる。同様に、そのように関連付けられたあらゆる2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に接続された(operably connected)」又は「動作可能に接続された(operably coupled)」とみなすこともでき、関連付けが可能なあらゆる2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に接続可能である(operably couplable)」とみなすこともできる。動作可能に接続可能であることの具体例としては、物理的に結合可能な及び/もしくは物理的に相互作用する構成要素、並びに/又は無線で相互作用可能な及び/もしくは無線で相互作用する構成要素、並びに/又は論理的に相互作用する及び/もしくは論理的に相互作用可能な構成要素を挙げることができるが、これらに限定されない。
[0081] 本明細書で使用される実質的にあらゆる複数の及び/又は単数の用語について、当業者は、文脈及び/又は用途に応じて適切に、複数の用語を単数に、及び/又は単数の用語を複数に置き換えることができる。本明細書では、明確性を目的として、多様な単数/複数の置き換えが明記され得る。
[0082] 一般的に、本明細書内、特に添付の請求の範囲内(例えば、添付の請求の範囲の本文)で使用される用語は、一般的に「非限定的な(open)」用語として意図されている(例えば、「含んでいる(including)」という用語は、「・・・を含んでいるが限定されない(including but not limited to)」と解釈されるべきであり、「有している(having)」という用語は、「少なくとも・・・を有している(having at least)」と解釈されるべきであり、「含む(includes)」という用語は、「・・・を含むが限定されない(includes but is not limited to)」と解釈されるべきである。)ことが当業者には理解されるであろう。さらに、導入されたクレーム記載(introduced claim recitation)において特定の数が意図される場合、そのような意図は当該クレーム中に明確に記載され、そのような記載がない場合は、そのような意図も存在しないことが当業者には理解されるであろう。理解を促すために、例えば、後続の添付する請求の範囲では、「少なくとも1つの(at least one)」及び「1つ以上の(one or more)」といった導入句を使用し、クレーム記載を導入することがある。しかし、このような句を使用するからといって、「a」又は「an」といった不定冠詞によりクレーム記載を導入した場合に、たとえ同一のクレーム内に、「1つ以上の」又は「少なくとも1つの」といった導入句と「a」又は「an」といった不定冠詞との両方が含まれるとしても、当該導入されたクレーム記載を含む特定のクレームが、当該記載事項を1つのみ含む発明に限定されるということが示唆されると解釈されるべきではない(例えば、「a」及び/又は「an」は、通常は、「少なくとも1つの」又は「1つ以上の」を意味すると解釈されるべきである)。定冠詞を使用してクレーム記載を導入する場合にも同様のことが当てはまる。さらに、導入されたクレーム記載において特定の数が明示されている場合であっても、そのような記載は、通常、「少なくとも」記載された数を意味するように解釈されるべきであることは、当業者には理解されるであろう(例えば、他に修飾語のない、単なる「2つの記載事項」という記載がある場合、この記載は、「少なくとも」2つの記載事項、又は「2つ以上の」記載事項を意味する)。さらに、「A、B及びCなどのうち少なくとも1つ」に類する表記が使用される場合、一般的に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B及びCのうち少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの両方、AとCの両方、BとCの両方、及び/又はAとBとCの全て、などを有するシステムを含むがこれに限定されない)。また、「A、B又はCなどのうち少なくとも1つ」に類する表記が使用される場合、一般的に、そのような構造は、当業者がその表記を理解するであろう意味で意図されている(例えば、「A、B又はCのうち少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBの両方、AとCの両方、BとCの両方、及び/又はAとBとCの全て、などを有するシステムを含むがこれに限定されない)。さらに、2つ以上の選択可能な用語を表す実質的にあらゆる離接語及び/又は離接句は、説明文内であろうと、請求の範囲内であろうと、又は図面内であろうと、それら用語のうちの1つ、それらの用語のうちのいずれか、又はそれらの用語の両方を含む可能性を意図すると理解されるべきであることが、当業者には理解されるであろう。例えば、「A又はB」という句は、「A又はB」又は「A及びB」の可能性を含むことが理解されよう。
[0083] 本明細書において、種々の実施形態を開示したが、別の態様もまた当業者には明らかであろう。

Claims (18)

  1. アナログ・デジタル(A/D)変換器により処理される無線周波数(RF)信号のダイナミックレンジを減少させるように装備されたデバイスであって、
    前記無線周波数信号を受信し、前記無線周波数信号から結合無線信号を生成し、前記結合無線信号を前記A/D変換器の入力に接続させるように構成されたアナログ処理ブロックと、
    前記A/D変換器から出力される、前記結合無線信号を表すデジタル無線信号データを保存するように構成されたメモリと、
    前記A/D変換器に入力される無線周波数信号のダイナミックレンジを減少させるための命令を実行するように構成されたプロセッサと、を備え、
    前記命令は、
    前記デバイスが静止するまで待機した後に前記無線信号データ中に表われる最も強い無線信号の方向を特定することと、
    前記最も強い無線信号の前記方向からの減少された無線信号パワーを含むA/D変換器入力を生成するように前記アナログ処理ブロックを制御することにより、前記A/D変換器へ入力される前記無線周波数信号の結合を修正することと、
    前記結合無線信号に対する不使用無線周波数を識別するために、前記デジタル無線信号データを評価することと、
    デバイス通信用に前記不使用無線周波数を選択することと、を含み、
    前記修正する命令は、フェーズドアンテナアレイに対するアンテナアレイ係数を演算することを含み、演算された各アンテナアレイ係数は、前記フェーズドアンテナアレイ中の対応するアンテナから受信された無線信号に対する調整されたゲインと関連付けられる、デバイス。
  2. 前記修正する命令は、フェーズドアンテナアレイに対するアンテナアレイ係数を演算することを含み、演算された各アンテナアレイ係数は、前記フェーズドアンテナアレイ中の対応するアンテナから受信された無線信号に対する調整された位相と関連付けられる、請求項1に記載のデバイス。
  3. 前記アナログ処理ブロックは、アナログ移相器をさらに備え、前記アナログ移相器は、前記アンテナアレイ係数を有する前記プロセッサにより、前記フェーズドアンテナアレイ中の1つ以上のアンテナから受信される無線信号と関連付けられた位相を調整するように構成される、請求項2に記載のデバイス。
  4. 前記デバイスは、前記A/D変換器をさらに備え、前記A/D変換器は、前記アナログ移相器から出力されたアナログ無線信号をデジタル無線信号データへと変換するように構成される、請求項3に記載のデバイス。
  5. 前記デバイスは、2つ以上のアンテナをさらに備える、請求項4に記載のデバイス。
  6. 前記方向を特定する命令は、前記無線信号データに高速フーリエ変換(FFT)を適用して前記無線信号データのパワープロフィールを生成する、請求項1に記載のデバイス。
  7. 前記方向を特定する命令は、前記プロセッサに一組の方向をサンプリングさせる、請求項6に記載のデバイス。
  8. 前記サンプリングする命令は、アンテナアレイ係数のサンプル組を利用し、前記サンプル組は、方向の代表組を分析して前記方向の代表組における信号強度を特定する際に使用されるアンテナアレイ係数を含む、請求項7に記載のデバイス。
  9. 無線信号のダイナミックレンジを減少させる方法であって、
    フェーズドアンテナアレイのアンテナが静止するまで待機した後に前記フェーズドアンテナアレイのアンテナから提供される無線信号を受信することと、
    前記受信した無線信号を、結合無線信号を提供するように構成されたアナログ信号処理部ブロックに接続させることと、
    最も強い無線信号の方向を特定するために前記結合無線信号を評価することと、
    前記最も強い無線信号の前記方向に応じた前記フェースドアンテナアレイに対するアンテナアレイ係数を演算し、前記演算されたアンテナアレイ係数が前記最も強い無線信号の前記方向に関連付けられた無線信号パワーを減少させるように動的に調整することと、
    前記演算されたアンテナアレイ係数を前記アナログ信号処理ブロックに適用することによって、前記アナログ信号処理ブロックが、前記アンテナアレイ係数を利用して、前記フェーズドアンテナアレイ中の1つ以上のアンテナに関連付けられた信号ゲイン及び信号位相のうち1つ以上を調整することと、
    前記結合無線信号に対する不使用無線周波数を識別するために、前記デジタル無線信号データを評価することと、
    デバイス通信用に前記不使用無線周波数を選択すること、
    を含む、方法。
  10. 前記結合無線信号を評価して前記最も強い無線信号の前記方向を特定する前に、前記結合無線信号をアナログ形式からデジタル形式に変換することをさらに含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記結合無線信号を評価して前記最も強い無線信号の前記方向を特定することは、前記デジタル形式の前記結合無線信号に高速フーリエ転換(FFT)を適用し、前記結合無線信号のパワープロフィールを生成することを含む、請求項10に記載の方法。
  12. 前記結合無線信号を評価して前記最も強い無線信号の前記方向を特定することは、さらに、一組の方向をサンプリングすることを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記一組の方向をサンプリングすることは、アンテナアレイ係数のサンプル組を利用することを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記アナログ信号処理ブロックは、前記演算されたアンテナアレイ係数に応じて、前記フェーズドアンテナアレイから少なくとも2つのアンテナのゲイン及び位相のうち1つ以上を調節するよう構成されたアナログ移相器を含む、請求項9に記載の方法。
  15. 無線周波数の適時的な使用に向けて構成されたデバイスであって
    第1の無線信号及び第2の無線信号を受信し、前記第1の無線信号及び前記第2の無線信号と関連付けられた信号パワーレベルを選択的に調整して第1の調整無線信号及び第2の調整無線信号を提供し、かつ前記第1の調整無線信号及び前記第2の調整無線信号を結合して結合無線信号を提供するように構成されたアナログ処理ブロックと、
    前記結合無線信号を受信して前記結合無線信号をデジタルデータに変換するように構成されたアナログ・デジタル変換器と、
    前記デジタルデータを処理するように構成されたプロセッサと、
    前記プロセッサにより実行される命令を含むコンピュータ読み取り可能な媒体と、を備え、
    前記命令は、
    前記デバイスが静止するまで待機した後に前記デジタルデータを評価して最も強い無線信号の方向を特定し、かつ前記第1の調整無線信号及び前記第2の調整無線信号のうち1つ以上と関連付けられた信号パワーレベルを、各々後続の無線信号が前記最も強い無線信号の前記特定された方向からの減少された無線信号パワーを有するように、調整することにより、前記結合無線信号のダイナミックレンジを減少させることと、
    前記デジタルデータを評価して、前記結合無線信号に対する不使用無線周波数を識別することと、
    デバイス通信用に前記不使用無線周波数を選択することと、を含み、
    前記アナログ処理ブロックが、前記プロセッサから受信したアンテナアレイ係数に応じて、第1ゲイン及び第2ゲインのうち対応する1つを選択的に調整するように構成された第1アナログゲインブロック及び第2アナログゲインブロックをさらに備え、
    前記アンテナアレイ係数は、前記受信した無線信号のダイナミックレンジを減少させる命令の実行に応じて前記プロセッサにより生成され、前記第1ゲインは前記第1の調整された無線信号に関連付けられ、前記第2ゲインは前記第2の調整された無線信号に関連付けられる、デバイス。
  16. 前記アナログ処理ブロックが、前記プロセッサから受信したアンテナアレイ係数に応じて、第1位相及び第2位相のうち対応する1つを選択的に調整するように構成された第1アナログ移相器ブロック及び第2アナログ移相器ブロックをさらに備え、
    前記第1位相は前記第1の調整された無線信号に関連付けられ、前記第2位相は前記第2の調整された無線信号に関連付けられる、請求項15に記載のデバイス。
  17. 前記デバイスが、
    前記第1の無線信号を生成するように構成された第1のアンテナと、
    前記第2の無線信号を生成するように構成された第2のアンテナと、
    をさらに備える、請求項16に記載のデバイス。
  18. デバイス通信用に前記不使用無線周波数を選択するための命令が、1つ以上の遠隔デバイスによる受信用に通信を送信するための命令を含み、前記通信は、前記遠隔デバイスが前記通信に応じて前記不使用無線周波数を利用するように動的に構成されるように構成される、請求項15に記載のデバイス。
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