JP5554435B1 - 表面処理用治具及びカートリッジ - Google Patents

表面処理用治具及びカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP5554435B1
JP5554435B1 JP2013083647A JP2013083647A JP5554435B1 JP 5554435 B1 JP5554435 B1 JP 5554435B1 JP 2013083647 A JP2013083647 A JP 2013083647A JP 2013083647 A JP2013083647 A JP 2013083647A JP 5554435 B1 JP5554435 B1 JP 5554435B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surface treatment
cartridge
jig
hanger
treatment object
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013083647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014205881A (ja
Inventor
俊克 望月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Kasei Co Ltd
Original Assignee
Kanto Kasei Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Kasei Co Ltd filed Critical Kanto Kasei Co Ltd
Priority to JP2013083647A priority Critical patent/JP5554435B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5554435B1 publication Critical patent/JP5554435B1/ja
Publication of JP2014205881A publication Critical patent/JP2014205881A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Chemically Coating (AREA)

Abstract

【課題】 被表面処理物の立体的な形状が異なっていても、汎用化・共通化して使用することができ、必要保有種類の低減と作製費用の低減を図ることができる表面処理用治具及びそれに用いられるカートリッジを提供する。
【解決手段】 被表面処理物Wを保持し、被表面処理物Wに対してめっきなどの表面処理を施す表面処理用治具であって、上部に左右一対のフック24,25を有し、全体の重さを支える外枠2と、被表面処理物Wを保持する保持部材(カートリッジ4)を有し、外枠2に吊り下げられる略棒状のハンガー3と、を備え、上枠20、左右の側枠21,22、下枠23とからなる正面視略矩形状の枠を外枠2とし、この上枠20に、所定間隔毎にハンガー3を掛け留める複数のスリット20aを形成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、めっき用ラックを始めとする表面処理用治具に関し、詳しくは、この表面処理用治具における被表面処理物(ワーク)を取り付ける部分(例えば、めっき用治具の接点部分)を脱着可能なカートリッジ化することにより被表面処理物の大きさや種類によらず汎用化・共通化して使用できるようにした表面処理用治具及びそれに用いられるカートリッジに関するものである。
従来、めっき用ラックなどの表面処理用治具が知られている。例えば、特許文献1には、生産効率を維持しつつ、しかもワ−クの脱落防止を計ることのできる表面処理用吊り下げ治具を提供することを目的として、導電性金属材料からなるラック本体1に、ワ−クWを吊り下げて通電支持する鉤状のワ−ク吊り下げ通電部3を、上下方向に間隔を開けて縦列状態にして複数個取り付けて形成するとともに、前記ラック本体1の上部に、そのラック本体1の支持用のフック部4を延設し、かつ前記ワ−ク吊り下げ通電部3およびフック部4を除くラック本体1の全体外周面に絶縁被覆層5を施してなる表面処理用吊り下げ治具において、前記ラック本体1の下側に位置する鉤状のワ−ク吊り下げ通電部3の折り返し先端側に抜け止め抑止部を施したことを特徴とする表面処理用吊り下げ治具が開示されている(特許文献1の図面の図1等参照)。
しかし、このような従来の表面処理用治具であるめっき用ラックは、原則、被表面処理物であるワーク毎に製作されるものであり、特に、バンパーやエンブレムなどの自動車部品に代表される三次元の立体的なワークの表面処理を施すめっき用ハンガーは、電気供給と製品保持の両方の機能が求められるため、ワーク毎に一点一様の専用品として作製される。このため、ワークの種類の数(アイテム数)が増えるとめっき用ラックなどの表面処理用治具も多種多量になってしまい、その結果、保有しなければならない治具の種類や数が増えて保管エリアを確保しなければならないだけでなく、高い伝導率を必要とするため高価な金属からなるめっき用ラックなどの表面処理用治具の作製コストも嵩んでしまうという問題があった。つまり、使用による経時劣化(一般的には、3カ月程度で交換が必要)や落下や接触などで表面処理用治具が損傷する度、顧客がワークの新製品などを出す度(モデルチェンジ)毎に、治具を新たに製作しなければならず、本来の表面処理作業のコストにおける治具作製コストの割合が高くなってしまい、治具の作製コストが表面処理費用のコストアップの要因となっていた。
また、特許文献2には、被メッキ物(ワーク)支持用の支持枝部を多数有する幹吊り部材20(横桟)を本体フレーム1(ラックの外枠)に対して着脱自在に取り付けることができるため、被めっき物であるワークの大きさに応じて、幹吊り部材20(横桟)の本体フレーム1(ラックの外枠)の取り付け間隔を上下調整可能なメッキ用ハンガーのラックが開示されている(特許文献2の図面の図7等参照)。
しかし、特許文献2のメッキ用ハンガーは、吊り下げるワークの長さに応じて横桟の間隔が調整可能なだけであり、車のバンパーやエンブレムといったような多種多様なワーク全てに対して共通化や汎用化を図れるものではなく、前述の課題である治具作製コストの低減の観点において満足できるものではなかった。
更に、特許文献3には、比較的小さな横幅サイズの基板製品から大きな横幅サイズの基板製品に対しても汎用的に用いられるワークハンガーであり、横幅サイズが大小異なるこれらの基板製品の横幅方向の上部両端側を確実に支持できる、電気メッキ装置におけるワークハンガーを提供することを目的として、水平な陰極バーBに沿って水平方向に移動自在に吊下げ支持される支持部2と、支持部2の下方に接続的に設けられ、陰極バーBと平行な水平方向へ延ばされた横長基板部3と、この横長基板部3に水平方向に所定間隔をおいて取付けられ、メッキ処理されるプリント基板などの矩形の基板製品Wの上部を着脱自在に挟持しえる挟持接点部10を横長基板部3より下方位置に配し、この挟持接点部10で挟持された基板製品Wを水平方向へ向けられた横長の垂直姿勢に吊り下げ支持する複数の挟持用クランプ4とから成り、陰極バーBから支持部2、横長基板部3、挟持用クランプ4を経て、挟持用クランプ4の挟持接点部10から基板製品Wへ通電するように構成されたワークハンガー1において、横長基板部3の一端側又は両端側に取り付けられた挟持用クランプ4を、横長基板部3に設けたスライドガイド部21に沿って水平方向にスライド移動され且つスライド移動位置で横長基板部3に固定されるスライド杆22の外方向の突出基端部22Aに垂設状態に取付けられ、横長基板部3に沿って水平方向にスライド移動した位置で横長基板部3に固定されるスライド可動クランプ20として構成したことを特徴とするワークハンガー1が開示されている(特許文献3の特許請求の範囲の請求項1、図面の図1等参照)。
しかし、特許文献3のワークハンガーは、二次元の平面的な薄い基板製品などには適用できるものの、自動車のバンパーやエンブレムなどの三次元の立体的な多種多様の部品の表面処理に対して汎用化・共通化して使用できるものではなかった。
特開平9−235695号公報 特開2002−030493号公報 特開2006−117979号公報
そこで、この発明は、前記従来技術の問題点を解決し、被表面処理物毎に立体的な形状が異なっていても、汎用化・共通化して使用することができ、必要保有種類の低減と作製費用の低減を図ることができる表面処理用治具及びそれに用いられるカートリッジを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被表面処理物を保持し、該被表面処理物に対してめっきなどの表面処理を施す表面処理用治具であって、上部に左右一対のフックを有し、全体の重さを支える外枠と、前記被表面処理物を保持するクリップ式の保持部材を有し、前記外枠に吊り下げられる略棒状のハンガーと、を備え、前記クリップ式の保持部材は、前記被表面処理物を把持するクリップ部を有し、このクリップ部の前記被表面処理物と接触して電気的な接点となる先端には、互いに掛け止められて前記被表面処理物の棒状突起を把持する一対のフックが設けられており、前記外枠は、上枠、左右の側枠、下枠とからなる正面視略矩形状の枠であり、この上枠には、所定間隔毎に前記ハンガーを掛け留める複数のスリットが形成されていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の表面処理用治具において、前記保持部材は、前記ハンガーに対して脱着可能なカートリッジとなっていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の表面処理用治具において、前記ハンガーは、前記カートリッジを装着可能な装着部が、前記被表面処理物に応じて複数設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の表面処理用治具において、前記装着部は、前記カートリッジが前後略同じ高さに装着可能となっていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項ないしのいずれかに記載の表面処理用治具に用いられる保持部材としてのカートリッジであって、被表面処理物を把持するクリップ部を有し、このクリップ部の先端には、互いに掛け止められて前記被表面処理物の棒状突起を把持する一対のフックが設けられていることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のカートリッジにおいて、少なくともその一方のフックの内側は、正面視で互いに直線部分が所定の鋭角で交わるV字状となっていることを特徴とする。
この発明は、前記のようであって、請求項1に記載の発明によれば、被表面処理物を保持し、該被表面処理物に対してめっきなどの表面処理を施す表面処理用治具であって、上部に左右一対のフックを有し、全体の重さを支える外枠と、前記被表面処理物を保持するクリップ式の保持部材を有し、前記外枠に吊り下げられる略棒状のハンガーと、を備え、前記クリップ式の保持部材は、前記被表面処理物を把持するクリップ部を有し、このクリップ部の前記被表面処理物と接触して電気的な接点となる先端には、互いに掛け止められて前記被表面処理物の棒状突起を把持する一対のフックが設けられており、前記外枠は、上枠、左右の側枠、下枠とからなる正面視略矩形状の枠であり、この上枠には、所定間隔毎に前記ハンガーを掛け留める複数のスリットが形成されているので、被表面処理物毎に立体的な形状が異なっていても、汎用化・共通化して使用することができ、必要保有種類の低減と作製費用の低減を図ることができる。しかも、前記保持部材は、被表面処理物を把持するクリップ式であるので、クリップで被表面処理物を確実に把持して表面処理を行うことができる。また、前記クリップ式の保持部材は、一対のフックが設けられているので、被表面処理物へ通電することができるとともに、被表面処理物をフックで確実に把持することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の表面処理用治具において、前記保持部材は、前記ハンガーに対して脱着可能なカートリッジとなっているので、治具の仕様を変更したり、保持部材を交換したりしなければならない場合であっても、カートリッジのみ変更することで対応が可能であり、表面処理用治具全部を取り換える必要がない。このため、治具の作製費用を更に低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の表面処理用治具において、前記ハンガーは、前記カートリッジを装着可能な装着部が、前記被表面処理物に応じて複数設けられているので、被表面処理物が車のバンパーなどの大物からエンブレム等の小物に至るような三次元の立体的な多種多様なものであっても、共通化・汎用化して同一の治具で表面処理が可能となり、保有しなければならない治具の種類を低減して、その作製費用を低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載の表面処理用治具において、前記装着部は、前記カートリッジが前後略同じ高さに装着可能となっているので、同一の表面処理用治具で保持できる被表面処理物の数や種類を増やすことができ、表面処理の効率を高めて、コストダウンを図ることができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項ないしのいずれかに記載の表面処理用治具に用いられる保持部材としてのカートリッジであって、被表面処理物を把持するクリップ部を有し、このクリップ部の先端には、互いに掛け止められて前記被表面処理物の棒状突起を把持する一対のフックが設けられているので、被表面処理物をフックで確実に把持することができるだけでなく、顧客の仕様変更等で被表面処理物が変更された場合や、経年劣化や落下等で損耗した場合であっても、カートリッジのみ変更することで対応が可能でラック全部を取り換える必要がなくなり、その分治具の作製費用を更に低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、請求項に記載のカートリッジにおいて、少なくともその一方のフックの内側は、正面視で互いに直線部分が所定の鋭角で交わるV字状となっているので、被表面処理物の棒状突起の断面を半月状とするだけで、半月断面の弦の部分をV字状のフックの内面で係止することができ、被表面処理物を回転させることなく確実に把持できるとともに、被表面処理物を所望の角度で把持することが可能である。よって、同一の表面処理用治具で保持できる被表面処理物の数や種類を増やすことができ、表面処理の効率を高めて、コストダウンを図ることができる。
(A)は、この発明の一実施の形態である実施例に係る表面処理用治具を示す正面図であり、(B)は、同表面処理用治具の下枠の上面を示す平面図である。 同上の表面処理用治具の外枠だけを示す正面図である。 同上の外枠の絶縁被覆を鉛直面で切断した断面で表し、上部左部分を拡大して示す部分拡大正面図である。 同上の外枠の絶縁被覆を鉛直面で切断した断面で表し、下部左部分を拡大して示す部分拡大正面図である。 (A)は、実施例に係る表面処理用治具のハンガーの絶縁被覆を鉛直面で切断した断面で表し、中間部を省略した右側面図であり、(B)は、同ハンガーの正面図である。 同上のハンガーの装着部の正面及び右側面を絶縁被覆が無い状態で示す部分拡大斜視図である。 同上の装着部の水平断面図である。 実施例に係る表面処理用治具のカートリッジの絶縁被覆を左半分剥がした状態で示す斜視写真である。 同上のカートリッジを水平面で切断して下部を省略して上部のみを示す平面図である。 同上のカートリッジを水平面で切断して見下げた状態で下部のみを示す平面図である。 同上のカートリッジを示す左側面図である。 同上のカートリッジを示す正面図である。 同上のカートリッジのフック部分のみをワークの棒状突起に掛け止めた状態で拡大して示す部分拡大正面図である。 同上のカートリッジをハンガーに装着した状態で装着部付近を拡大して示す部分拡大左側面図である。 同上のカートリッジの端子ワイヤの間隔を主に示す平面図である。 同上のカートリッジの変形例を示す左側面図である。
図面を参照しながら、この発明の一実施の形態である実施例に係る表面処理用治具について説明する。
先ず、図1〜図15を用いて、この発明の一実施の形態である実施例に係る表面処理用治具について説明する。ここでは、表面処理として湿式めっきを例示して、被表面処理物(以下、ワークという)が樹脂製品である場合で説明する。
この表面処理用治具として例示するめっき用治具1は、ワークを保持したままめっき処理液に浸漬されて通電することでワークにめっきを施すための治具であり、図1(A)に示すように、電極である支持材に掛け止められて全体の荷重を支える治具本体としての外枠2と、この外枠2に吊り下げられて中枠として機能する略棒状のハンガー3と、このハンガー3に脱着自在に装着されてワークを保持する保持部材であるカートリッジ4など、から構成されている。
(外枠)
先ず、図2〜図4を用いて、外枠2について説明する。
この外枠2は、銅、鉄、ステンレスなどの電気抵抗率が小さい(伝導率が高い)金属からなる上枠20、左右の側枠21,22、下枠23から構成された正面視略矩形状のラックであり、通電部となる上枠20と後述の吊り下げフック24,25を除き、外枠2自体がめっきされないように絶縁するためポリ塩化ビニル、フッ素樹脂、ナイロン樹脂などの電気抵抗率の大きな合成樹脂で絶縁被覆が施されている。
なお、後述の電気通電を必要としない表面処理を行なう場合の外枠2は上記素材以外の堅牢な金属及び合成樹脂も使用可能である。
上枠20は、図2に示すように、後述の左右の側枠21,22の間に架け渡され、鉛直断面が縦長の長方形で水平方向に細長い平板からなり、後述のハンガー3のフックを係止するため、上端からフックの厚み程度切り込まれた溝状のスリット20aが水平方向に所定の間隔をおいて連設されており、ハンガー3への通電経路としての機能を有している。このため、上枠20には、両端にある左右の側枠21,22との接合部を除き絶縁被覆はされておらず、左右の側枠21,22との接合部は、ネジ止め固定されたうえ、通電性を良くするため溶接又は半田付けされている(図3等参照)。
左右の側枠21,22は、図2に示すように、左右対称となっており、図3及び図4に示すそれぞれ上部21a,22aが、水平断面が横長の長方形で鉛直方向に細長い平板、下部21b,22bが、鉛直方向に細長い棒材からなり、それらがボルト止めされたうえ、通電性を良くするため溶接又は半田付けされている。
また、左右の側枠21,22の上端には、治具全体を吊り下げ支持するとともに、電極(陰極)との通電経路となる吊り下げフック24,25が延設されている。勿論、この吊り下げフック24,25は、ハンガー3への通電経路となればよいので、上枠20の上端に延設されていてもよいことは云うまでもない。
下枠23は、鉛直断面が横長の長方形で水平方向に細長い平板からなり、後述のハンガー3の下端を遊嵌状態で係止する円形又は楕円形の開口23aが水平方向に所定間隔をおいて連設されている。この開口23aは、本実施例では、後述のハンガー3が略鉛直に設置できるように、前述のスリット20aの中心線と開口23aの中心線が鉛直な同一線上にくるよう設定されている(図1(B)参照)。
また、下枠23の両端部は、図4に示すように、左右の側枠21,22の下部21b,22bの棒材下端部に形成されたネジ部が貫通しており(図1(B)も参照)、このネジ部にナット26で左右の側枠21,22にネジ止め固定されたうえ、溶接又は半田付けされている。
(ハンガー)
次に、図5〜図7を用いて、ハンガー3を説明する。
ハンガー3は、主に銅、鉄、ステンレスなどの電気抵抗率が小さい金属からなり、水平断面が矩形で鉛直方向に細長い概略角棒状のハンガー本体30と、そのハンガー本体30の上端から延伸して前述のスリット20aと係合する通電フック31と、ハンガー本体30の途中に節のように設けられ、後述のカートリッジ4を装着する複数の装着部32などから構成され、外枠2の中枠であって通電フック31を介して外枠2の上枠20から給電されてワークWの接点となるカートリッジ4へ通電する通電経路としての機能を有している(図1も参照)。なお、ハンガー本体30と装着部32は、前述と同様の合成樹脂で絶縁被覆されている。
この装着部32は、図6に示すように、水平方向に細長い角材32aがハンガー本体30の左右両側に溶接され、この角材32aには、後述のカートリッジ4の端子ワイヤを丁度内包する大きさの径の端子穴32bがその長さ方向に沿って穿設されており、この端子穴32bを介してカートリッジ4に通電するよう構成されている。このため、勿論、端子穴32bは、絶縁被覆されていない。
また、この装着部32の設置高さは、取り扱うワークの種類や量を考慮し、めっき用治具1にワークを最大限密集して保持できるよう適宜決定される。
なお、図7に示すように、この端子穴32bは、1つの角材32aに2つの穴が穿設されているが、それぞれの端子穴32bは、前後一方のみ開口し、他方は閉塞された穴(貫通孔ではない)となっている。このため、一本のハンガー3の同じ高さに前後2つのカートリッジ4を装着できるようになっているとともに、通電時に端子ワイヤを差し込まない方の開口からめっき用の金属が入り込み、徐々にこの端子穴32bが塞がれるおそれが少なくなっている(図14も参照)。
(カートリッジ)
次に、図8〜図15を用いて、カートリッジ4について説明する。
このカートリッジ4は、図11等に示すように、主に金属板からなる基体40と、この基体40に巻回されて外側に延びるワイヤから主になりワークを把持するクリップ41と、このクリップ41と電気的に接続するワイヤからなり前記装着部32の端子穴32bに挿嵌される端子ワイヤ42と、基体40に溶接された金属のアングル板からなる把手43、などから構成され、電気的にワークとの接点となるとともに、ワークの一部(棒状突起)を把持してワークを保持する保持部材としての機能を有し、ハンガー3の複数の装着部32のいずれにも着脱自在となっている。
このカートリッジ4の作製方法は、基体40となる金属板にステンレス製の複数のワイヤが巻回されて所定の形状に折曲加工されたうえ、ハンガー3の装着部32と接続部分である後述の端子ワイヤ42やワークとの接点部分であるクリップ41の先端を除き、前述と同様の合成樹脂で絶縁被覆が施されることにより行われる(図8等参照)。
なお、これらワイヤは、基体に巻回されたうえ、電気的に接続するよう半田付け固定されている。
図12等に示すように、クリップ41は、図示状態において上側となるV字フック41aと、下側となるU字フック41bと、からなり、これらV字フック41aとU字フック41bとがワークの一つの突起に掛け止められた状態で互いに先端同士が離れる方向に付勢されるように、それぞれのフックが一本のワイヤから折曲加工されており、この付勢力によりワークの突起を把持するように構成されている。
このV字フック41aは、図9に示すように、平面視で基端である基体40から先端に行くに従って狭くなるように鋭角に折り返された形状であり、図11に示すように、側面視で基体40から斜め上方に一定距離伸びるとともに、そこから鈍角に折れ曲がり一定距離横方向に進んだ後、先端部分が鈍角に折れ曲がった形状であり、図12に示すように、正面視で先端部分が逆V字状に鋭角に折れ曲がった形状となっている。つまり、V字フック41aの先端部分は、ワイヤが鋭角に折り返されているとともに、正面視で先端部分の一方のワイヤ41cが垂直(鉛直)に伸び、他方のワイヤ41dは、このワイヤ41cと鋭角の所定の角度をもって交わるように折り返されている。
一方、U字フック41bは、図10に示すように、平面視で基端である基体40から2本の略平行なワイヤ同士が伸びて先端に進む途中で一本に交わるよう折曲加工され、図11に示すように、側面視で基体40から略水平方向に伸びるとともに先端方向でL字状にそれぞれ違う位置で直角に折れ曲がり先端部分でU字状に折れ曲がって繋がっており、図12に示すように、正面視で先端部分が逆U字状のフック形状に折曲加工されている。
よって、図13に示すように、これらV字フック41aとU字フック41bとで、ワークWに突設された鉛直断面半月状の棒状突起W1を把持した場合、V字フック41aとU字フック41bの付勢力により棒状突起W1がV字フック41aのワイヤ41cとワイヤ41dとが成す鋭角に押し付けられることとなり、棒状突起W1の半月状の断面の弦の部分W1aがワイヤ41c又はワイヤ41dのいずれかに沿った状態で把持される。
このような実施例に係るクリップ41によれば、ワークWの棒状突起W1の半月断面の弦の部分がワークWの外形線と成す角度を、例えば、ワークWの外形線と平行にするか、又はワイヤ41cとワイヤ41dとが成す前記鋭角αに設定することで、ワークWを把持する角度を所望の角度とすることができる。また、図に示すエンブレム等の小物の樹脂からなるワークであっても、1本の棒状突起W1で回転することなく保持できるため、めっき用治具1にワークを最大限密集して保持できるようになり、めっきなどの表面処理の作業効率を向上させることができる。
なお、本実施例に係るクリップでは、V字フック41aの一方のワイヤ41cが正面視で垂直(鉛直)に設定されている場合で説明したが、2本のワイヤが鋭角に交わるV字状のフックとすると、一方のワイヤを垂直にしなくても、V字フックに把持されるワークの棒状突起の半月断面は、その弦がV字を形成するいずれかのワイヤに沿って回転不能に把持されるため、棒状突起が把持される角度から逆算して棒状突起の半月断面の弦とワーク外形線との角度を設計して設定すれば、ワークを所望の角度で把持することが可能である。例えば、正面視で左右対称のV字であれば、棒状突起の断面の弦とワーク外形線が成す角度を、V字を形成する鋭角αの半分の角度に設定すれば、ワークの外形線を点直に把持することができる。
このカートリッジ4のハンガー3への装着は、装着部32の前記端子穴32bに端子ワイヤ42を挿嵌することで行われ、前述のように、いずれの装着部32にも同一のカートリッジ4が装着可能となっているため、図14に示すように、同一の高さの装着部32の前後にカートリッジ4をそれぞれ装着することもできるし、前後で高さの違う装着部32にそれぞれカートリッジ4を装着することもできる。このため、前後に違う大きさや形状のワークを把持することもでき、1つのめっき用治具1で多種多様のワークに汎用化・共通化して使用できるとともに、1つのめっき用治具1で保持できるワークの数や種類を増やすことでめっき(表面処理)作業の効率を高めてコストダウンを図ることができる。
また、端子ワイヤ42は、図15に示すように、基端である基体40側が前述の装着部32の端子穴32b同士の間隔と同じ間隔Xの平行なワイヤから先端の間隔Yがそれより狭くなるよう鈍角でくの字状に曲げられ、電気的に接続された2本のワイヤであり、クリップ41で把持するワークに給電する給電経路のカートリッジ4側の接続端子となっている。
このように、端子ワイヤ42が途中でくの字状に曲げられているため、めっき液(表面処理液)にめっき用治具1を浸漬したり、めっき液から上げたりする際にカートリッジ4がハンガー3から落下するおそれが少ない。
なお、この端子ワイヤを、図16に示すように、側面視で直角に2回曲げた形状の端子ワイヤ42’とすることで、下側シフトや上側シフトすることが容易となっており、ハンガー3の装着部32の高さ設定では、ワークの変更などに対応しきれない場合であっても、カートリッジ4の端子ワイヤ部分の変更だけでワークの保持間隔の微調整が可能であり、更に、めっき用治具1を汎用化・共通化して使用することができ、治具の必要保有種類の低減と作製費用の低減を図ることができる。
以上のように、めっき用治具1によれば、ラックである外枠2の中枠に相当するハンガー3をワークに応じて水平移動可能とするとともに、ワークの電気的な接点となる保持部材であるクリップ41を、ハンガー3から着脱自在なカートリッジ4としたことにより、ワークが車のバンパーなどの大物からエンブレム等の小物に至るような三次元の立体的な多種多様なものであっても、共通化・汎用化して同一の治具で表面処理であるめっき処理が可能となり、保有しなければならない治具の種類を低減して、その作製費用を低減することができる。
また、従来一体であっためっき用のラックを、外枠とハンガーとカートリッジに分解可能としたため、顧客の仕様変更等でワークが変更された場合や、経年劣化や落下等で損耗した場合であっても、カートリッジやハンガーのみ変更したり、損耗した部分のみ変更したりすることで対応が可能でラック全部を取り換える必要がなくなり、その分治具の作製費用を更に低減することができる。
以上のように、この発明の実施例に係る表面処理用治具を説明したが、この発明は、図示実施の形態に限られず、特許請求の範囲で適宜変更可能なことは云うまでもなく、特に、治具の大きさ(サイズ)についても制限はなく、被表面処理物の大きさに応じて適宜選択可能であり、カートリッジの形態やそのフックの形状等も適宜変更可能である。
また、表面処理の実施例として電気めっきを例示して説明したが、この発明に係る表面処理用治具は、無電解めっきや化学処理などの他の湿式めっき、真空蒸着・物理蒸着・化学蒸着などの蒸着、紛体を高温ガス又はプラズマ中で溶融し吹き付ける溶射、などの非水溶液中で表面処理を行なう乾式めっきをはじめ、溶融亜鉛めっき、塗装、などの他の表面処理にも適用可能である。
1 めっき用治具(表面処理用治具)
2 外枠
20 上枠
21,22 側枠
23 下枠
3 ハンガー(中枠)
30 ハンガー本体
31 通電フック
32 装着部
4 カートリッジ(保持部材)
40 基体
41 クリップ
42 端子ワイヤ
43 把手
W ワーク(被表面処理物)
W1 棒状突起

Claims (6)

  1. 被表面処理物を保持し、該被表面処理物に対してめっきなどの表面処理を施す表面処理用治具であって、
    上部に左右一対のフックを有し、全体の重さを支える外枠と、前記被表面処理物を保持するクリップ式の保持部材を有し、前記外枠に吊り下げられる略棒状のハンガーと、を備え、
    前記クリップ式の保持部材は、前記被表面処理物を把持するクリップ部を有し、このクリップ部の前記被表面処理物と接触して電気的な接点となる先端には、互いに掛け止められて前記被表面処理物の棒状突起を把持する一対のフックが設けられており、
    前記外枠は、上枠、左右の側枠、下枠とからなる正面視略矩形状の枠であり、この上枠には、所定間隔毎に前記ハンガーを掛け留める複数のスリットが形成されていることを特徴とする表面処理用治具。
  2. 前記保持部材は、前記ハンガーに対して脱着可能なカートリッジとなっている請求項に記載の表面処理用治具。
  3. 前記ハンガーは、前記カートリッジを装着可能な装着部が、前記被表面処理物に応じて複数設けられている請求項に記載の表面処理用治具。
  4. 前記装着部は、前記カートリッジが前後略同じ高さに装着可能となっている請求項に記載の表面処理用治具。
  5. 請求項ないしのいずれかに記載の表面処理用治具に用いられる保持部材としてのカートリッジであって、被表面処理物を把持するクリップ部を有し、このクリップ部の先端には、互いに掛け止められて前記被表面処理物の棒状突起を把持する一対のフックが設けられていることを特徴とするカートリッジ。
  6. 少なくともその一方のフックの内側は、正面視で互いに直線部分が所定の鋭角で交わるV字状となっている請求項に記載のカートリッジ。
JP2013083647A 2013-04-12 2013-04-12 表面処理用治具及びカートリッジ Active JP5554435B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013083647A JP5554435B1 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 表面処理用治具及びカートリッジ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013083647A JP5554435B1 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 表面処理用治具及びカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5554435B1 true JP5554435B1 (ja) 2014-07-23
JP2014205881A JP2014205881A (ja) 2014-10-30

Family

ID=51416850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013083647A Active JP5554435B1 (ja) 2013-04-12 2013-04-12 表面処理用治具及びカートリッジ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5554435B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107299373A (zh) * 2017-07-21 2017-10-27 浙江富丽华铝业有限公司 一种接触充分的铝合金阳极氧化支架
CN111663161A (zh) * 2020-07-16 2020-09-15 合肥微睿光电科技有限公司 一种大尺寸上部电极板阳极氧化用挂具

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48112809U (ja) * 1972-04-06 1973-12-24
JPS5088518U (ja) * 1973-12-18 1975-07-26
JPS5530723U (ja) * 1978-08-14 1980-02-28
JPS55180770U (ja) * 1979-06-13 1980-12-25
JPS63175165U (ja) * 1987-04-28 1988-11-14
JPS6456899A (en) * 1987-08-28 1989-03-03 Yoshida Kogyo Kk Method and apparatus for treating surface by suspension system
JPH0254798A (ja) * 1988-08-16 1990-02-23 Asahi Optical Co Ltd 陽極酸化処理ワークの装着装置および離脱装置
JPH0345968U (ja) * 1989-09-11 1991-04-26
JPH09235695A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Nippon Seiki Co Ltd 表面処理用吊り下げ治具
JP2002030493A (ja) * 2000-07-10 2002-01-31 Hiroshi Nagayama メッキ用ハンガー
JP2006117979A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Marunaka Kogyo Kk 電気メッキ装置におけるワークハンガー
JP2007177270A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kida Seiko Kk プリント基板吊下用のハンガー

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48112809U (ja) * 1972-04-06 1973-12-24
JPS5088518U (ja) * 1973-12-18 1975-07-26
JPS5530723U (ja) * 1978-08-14 1980-02-28
JPS55180770U (ja) * 1979-06-13 1980-12-25
JPS63175165U (ja) * 1987-04-28 1988-11-14
JPS6456899A (en) * 1987-08-28 1989-03-03 Yoshida Kogyo Kk Method and apparatus for treating surface by suspension system
JPH0254798A (ja) * 1988-08-16 1990-02-23 Asahi Optical Co Ltd 陽極酸化処理ワークの装着装置および離脱装置
JPH0345968U (ja) * 1989-09-11 1991-04-26
JPH09235695A (ja) * 1996-02-29 1997-09-09 Nippon Seiki Co Ltd 表面処理用吊り下げ治具
JP2002030493A (ja) * 2000-07-10 2002-01-31 Hiroshi Nagayama メッキ用ハンガー
JP2006117979A (ja) * 2004-10-20 2006-05-11 Marunaka Kogyo Kk 電気メッキ装置におけるワークハンガー
JP2007177270A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Kida Seiko Kk プリント基板吊下用のハンガー

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107299373A (zh) * 2017-07-21 2017-10-27 浙江富丽华铝业有限公司 一种接触充分的铝合金阳极氧化支架
CN107299373B (zh) * 2017-07-21 2023-11-07 浙江富丽华铝业有限公司 一种接触充分的铝合金阳极氧化支架
CN111663161A (zh) * 2020-07-16 2020-09-15 合肥微睿光电科技有限公司 一种大尺寸上部电极板阳极氧化用挂具
CN111663161B (zh) * 2020-07-16 2024-03-12 合肥微睿科技股份有限公司 一种大尺寸上部电极板阳极氧化用挂具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014205881A (ja) 2014-10-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5554435B1 (ja) 表面処理用治具及びカートリッジ
US2462431A (en) Article supporting rack
US3923631A (en) Electroplating rack
JP6121944B2 (ja) 電気めっき用ラック
US3272733A (en) Electroplating racks
CN112195500A (zh) 一种用于金属封装外壳局部镀金的新型挂具
KR200408179Y1 (ko) 전기도금용 랙기구
KR101145108B1 (ko) 파이프형 피가공물의 표면처리를 위한 래크장치
US3294668A (en) Electroplating racks
TWM574156U (zh) 用於電鍍機的框形托架
US811375A (en) Wired plating and dipping rack.
CN203284493U (zh) 柔性线路板的电镀挂具
US8956514B2 (en) Rack for coating components
US2523973A (en) Plating rack
KR101374793B1 (ko) 플라스틱 전기도금의 버닝 방지용 전극 보조물
KR20130005796U (ko) 전기도금용 래크
CN110396711B (zh) 一种半导体电镀夹持钢带
US2904492A (en) Work holder
TWM629782U (zh) 掛鍍式電鍍治具
US1827478A (en) Hanger for articles to be plated
CN220300898U (zh) 一种用于电镀的挂具装置
US3888755A (en) Cylinder plating rack
US1010647A (en) Electroplating-rack.
CN211814699U (zh) 一种自行车后座的电解抛光挂具
US2447270A (en) Electroplating apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140507

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5554435

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250