JP5554425B2 - タービン翼 - Google Patents
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Description
本発明に係るタービン翼は、内部にサーペンタイン通路を有するタービン翼であって、前記サーペンタイン通路を形成する第2の冷却媒体通路と第3の冷却媒体通路と第4の冷却媒体通路と、後縁部とを備え、前記後縁部の少なくとも翼頂部側に、翼長方向に沿って複数個のスロットを備えるとともに、前記第4の冷却媒体通路と前記スロットとが、第1の連通孔のみを介して連通されており、隣り合う前記スロット同士が、第2の連結孔のみを介して連通されている。
これにより、熱負荷が大きくなる領域の上流側に位置するスロット出口から排出される冷却媒体の流量を増加させ、熱負荷がさほど大きくない領域の上流側に位置するスロット出口から排出される冷却媒体の流量を減少させることができて、翼頂部側の後縁部を略均一に冷却することができ、熱負荷がさほど大きくない領域の過冷却を防止することができる。
図1は本実施形態に係るタービン翼製造用中子を用いて製造されたガスタービン動翼の断面図、図2は本実施形態に係るタービン翼製造用中子の平面図、図3は図1のIII−III矢視断面図である。
図1に示すように、ガスタービン動翼1は、例えば、ニッケル基合金等からなり、回転軸側に保持されるクリスマスツリー型の埋込部2が形成され、シャンク3およびプラットホーム4を挟んで翼部(翼プロファイル部)5が形成されている。また、このガスタービン動翼1の内部には、上下方向に延びる空洞が形成され、前縁から後縁にかけて、例えば、4つの冷却媒体通路10,11,12,13が形成されている。そして、前縁側の2つの冷却媒体通路10,11には、ロータ側からの冷却媒体(例えば、空気)を導く供給口14、15がそれぞれ連通している。
なお、図面の簡略化を図るため、図3にはリブ16を示していない。
また、このようなタービン翼製造用中子31を用いた製造方法によれば、鋳造時におけるタービン翼製造用中子31の変形および破損が防止され、ガスタービン動翼1のサーペンタイン通路の製作精度が向上し、製作誤差が減少することとなるので、ガスタービン動翼製造の歩留まりを良くすることができて、製造コストを低減させることができるとともに、ガスタービン動翼製造の生産性を向上させることができる。
図4は本実施形態に係るタービン翼製造用中子を用いて製造されたガスタービン動翼の断面図、図5は本実施形態に係るタービン翼製造用中子の平面図である。
図5に示すように、本実施形態に係るタービン翼製造用中子45は、第1参考実施形態のところで説明したスロット形成部38とスロット形成部38とが、複数個(本実施形態では2個)の第2の連結部46を介して連結されているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
また、このようなタービン翼製造用中子45を用いた製造方法によれば、鋳造時におけるタービン翼製造用中子45の変形および破損が第1参考実施形態のものよりも防止され、ガスタービン動翼51のサーペンタイン通路の製作精度がさらに向上し、製作誤差がさらに減少することとなるので、ガスタービン動翼製造の歩留まりをさらに良くすることができて、製造コストをさらに低減させることができるとともに、ガスタービン動翼製造の生産性をさらに向上させることができる。
これにより、熱負荷が大きくなる領域の上流側に位置するスロット出口21から排出される冷却媒体の流量を増加させ、熱負荷がさほど大きくない領域の上流側に位置するスロット出口21から排出される冷却媒体の流量を減少させることができて、翼頂部側の後縁部を略均一に冷却することができ、熱負荷がさほど大きくない領域の過冷却を防止することができる。
図6は本実施形態に係るタービン翼製造用中子を用いて製造されたガスタービン動翼の断面図、図7は本実施形態に係るタービン翼製造用中子の平面図である。
図6に示すように、本実施形態に係るタービン翼製造用中子55は、第1参考実施形態のところで説明した第2の折り返し部形成部36から、第1の中子支持部41と反対の側(図7において下側)に向かって第2の中子支持部56が立設されているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
また、このようなタービン翼製造用中子55を用いた製造方法によれば、鋳造時におけるタービン翼製造用中子55の変形および破損が第1参考実施形態のものよりも防止され、ガスタービン動翼61のサーペンタイン通路の製作精度がさらに向上し、製作誤差がさらに減少することとなるので、ガスタービン動翼製造の歩留まりをさらに良くすることができて、製造コストをさらに低減させることができるとともに、ガスタービン動翼製造の生産性をさらに向上させることができる。
図8は本実施形態に係るタービン翼製造用中子を用いて製造されたガスタービン動翼の断面図、図9は本実施形態に係るタービン翼製造用中子の平面図である。
図8に示すように、本実施形態に係るタービン翼製造用中子65は、第1参考実施形態のところで説明したスロット形成部38とスロット形成部38とが、複数個(本実施形態では2個)の第2の連結部46を介して連結されているとともに、第2の折り返し部形成部36から、第1の中子支持部41と反対の側(図9において下側)に向かって第2の中子支持部56が立設されているという点で上述した第1参考実施形態のものと異なる。その他の構成要素については上述した第1参考実施形態のものと同じであるので、ここではそれら構成要素についての説明は省略する。
また、鋳造時、第1の中子支持部41および第2の中子支持部56が図示しない治具に支持されることとなるので、鋳造中の変形および破損を第1参考実施形態のものよりも低減させることができる。
さらに、このようなタービン翼製造用中子65を用いた製造方法によれば、鋳造時におけるタービン翼製造用中子65の変形および破損が上述した実施形態のものよりも防止され、ガスタービン動翼71のサーペンタイン通路の製作精度がさらに向上し、製作誤差がさらに減少することとなるので、ガスタービン動翼製造の歩留まりをさらに良くすることができて、製造コストをさらに低減させることができるとともに、ガスタービン動翼製造の生産性をさらに向上させることができる。
また、航空機用ガスタービンエンジン運転中、遠心力によって半径方向内側(図8において下側)に位置するスロット19内の冷却媒体の一部が、タービン翼製造用中子65の第2の連結部46によって形成された第2の連通孔47(図8参照)を介して半径方向外側に位置する隣のスロット19内に流入することとなる。また、第2の連通孔47を介して半径方向外側に位置する隣のスロット19内に流入する冷却媒体の流量は、第2の連通孔47の孔径、すなわち、タービン翼製造用中子65を成形する際に第2の連結部46の外径を調整することによって調整されることとなる。
これにより、熱負荷が大きくなる領域の上流側に位置するスロット出口21から排出される冷却媒体の流量を増加させ、熱負荷がさほど大きくない領域の上流側に位置するスロット出口21から排出される冷却媒体の流量を減少させることができて、翼頂部側の後縁部を略均一に冷却することができ、熱負荷がさほど大きくない領域の過冷却を防止することができる。
これにより、航空機用ガスタービンエンジン運転中に、第1の連結部40によって形成された第4の連通孔66への応力集中を低減させることができる。
19 スロット
31 タービン翼製造用中子
32 第1の冷却媒体通路形成部
33 第2の冷却媒体通路形成部
38 スロット形成部
40 第1の連結部
45 タービン翼製造用中子
46 第2の連結部
51 タービン動翼(タービン翼)
55 タービン翼製造用中子
56 第2の中子支持部(中子支持部)
57 第3の連通孔(連通孔)
61 タービン動翼(タービン翼)
65 タービン翼製造用中子
71 タービン動翼(タービン翼)
Claims (2)
- 内部にサーペンタイン通路を有するタービン翼であって、
前記サーペンタイン通路を形成する第2の冷却媒体通路と第3の冷却媒体通路と第4の冷却媒体通路と、後縁部とを備え、
前記後縁部の少なくとも翼頂部側に、翼長方向に沿って複数個のスロットを備えるとともに、前記第4の冷却媒体通路と前記スロットとが、第1の連通孔のみを介して連通されており、
隣り合う前記スロット同士が、第2の連結孔のみを介して連通されていることを特徴とするタービン翼。 - 請求項1に記載のタービン翼を具備していることを特徴とする航空機用ガスタービンエンジン。
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JP2013024442A JP5554425B2 (ja) | 2013-02-12 | 2013-02-12 | タービン翼 |
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