JP5553942B2 - 雲台係止装置、調節装置とパネル装置 - Google Patents

Description

本発明は撮影器材に関し、特にカメラ固定用三脚に関し、更に具体的には、三脚上の雲台係止装置、調節装置、及びパネル装置に関する。

アマチュア写真愛好家またはプロカメラマンは、カメラまたはビデオカメラなどの器材を即時、正確、かつ安定に三脚に固定して、即時にチャンスをつかんで、瞬間に消えようとする画像または映像を撮るのが望ましい。

前記目的を達成するため、価格の非常に高い三脚器材を使用しなければならない。前記三脚は構造が非常に複雑な雲台機構を用いている。かつ、カメラまたはビデオカメラを雲台に取付ける手順と調節過程は非常に複雑で、面倒になっている。調節が終了したら、最適な映像を撮るチャンスをすでに逃がしている場合がある。

前記欠陥を克服するため、構造が簡単で、取付けが迅速で、かつ安全で、安定な雲台係止装置を必要とする。

また、アマチュア写真愛好家またはプロカメラマンは、三脚雲台に設けられているカメラの姿勢（例えば、回転角度、傾斜角等）を迅速、正確、安定に調節すると同時に、位置調整が完成した後、カメラを容易に固定することが望ましくなる。それにより、カメラの作動過程でいろんな原因、例えば、使用者の不注意での衝突及び外部震動による変位などの状況が発生しなくなる。

従来の雲台では、雲台に設けられている器材（例えば、カメラの姿勢）を迅速、正確に調節することができない。
前記欠陥を克服するため、構造が簡単で、調節が迅速で、かつ安全で、安定な雲台調節装置を切実に必要とされる。

更に、アマチュア写真愛好家またはプロカメラマンは、カメラまたはビデオカメラなどの器材を三脚に迅速、正確、かつ安定に固定して、即時にチャンスをつかんで、瞬間に消えようとする画像または映像を撮るのが望ましい。

前記目的を達成するため、必ず非常に高価な三脚器材を採択しなければならない。該三脚は構造が非常に複雑な雲台機構を採択している。かつ、カメラまたはビデオカメラを雲台に取付ける手順と調節過程が非常に複雑で、面倒になっている。調節が終了したら、最適な映像を撮るチャンスをすでに逃がしている場合がある。

前記欠陥を克服するため、構造が簡単で、取付けが迅速で、かつ安全で安定な雲台天板装置を必要とする。

本発明の目的は構造が簡単で、取付けが迅速で、かつ安全で、安定な雲台係止装置、雲台調節装置、及び雲台天板装置を提供する。

本発明は下記の技術手段により実現される。
雲台係止装置において、ベース、ベースに設けられている微調整モジュール、及び微調整モジュールに設けられている直筒型の雲台を含み、前記微調整モジュールはベースに係止される押圧環、押圧環内に設けられている円錐環、及び円錐環の頂部に支持される柱状の応力伝達部を含み、前記押圧環は第1環状側壁、第1環状側壁で径方向から外部に向かって延伸して形成される相互に一定の距離を有する２つの第1係合頸部を含む。前記第1環状側壁の内表面には内側円錐面が形成され、２つの前記第1係合頸部は微調整ねじにより相互に連結され、前記円錐環の底部には円錐面部が形成され、かつ押圧環の内側円錐面に円錐環状に設けられており、前記円錐面部と内側円錐面が接触する。

雲台調節装置において、ベース、ベースに設けられている粗調整モジュール、及び粗調整モジュールをその内部に収容する直筒型の雲台を含む。前記粗調整モジュールは、ベースのライナーに設けられている切欠パネル、切欠パネルに設けられているシュートパネル、シュートパネルに設けられているボールパネル、ボールパネルに設けられているボール台、ボール台に収容されているボール状揺動棒、及びボール状揺動棒の頂部に設けられている円錐環を含み、シュートパネルの円周端面にはシュートが形成され、前記シュートの底部には傾斜部が形成され、シュートパネルの円周表面には凸部が形成され、その上部には粗調整ハンドルが設けられており、ボールパネルの底部には下に向かってボールが突出され、ボールはシュート内に収容されている。

雲台天板装置は、雲台天板、及び前記雲台天板に取外し可能に設けられている迅速取付け板を含み、前記雲台天板は、固定板、固定板の底部に設けられている可動板、及び可動板の底部に設けられている回転板を含む。前記固定板は、積載基板、及び積載基板から上に向かって突出する第1制止板を含み、前記可動板は、支持基板、及び支持基板から上に向かって突出する第2制止板を含み、可動板の中央には孔が設けられている。前記回転板は可動板の底部に設けられているベース、及びベースの一端に延伸するハンドルを含み、前記ベースには偏心カムが形成され、前記偏心カムは前記孔内に設けられており、前記迅速取付け板は前記積載基板に設けられ、かつ第1制止板と第2制止板の間に位置する。

従来技術に比べて、本発明が提供する雲台係止装置は構造が簡単で、調節が迅速で、かつ安全、安定であり、本発明が提供する雲台調節装置は構造が簡単で、調節が迅速で、安全で、安定である。かつ、本発明が提供する雲台天板装置は構造が簡単で、取付けが迅速で、かつ安全、安定であるため、カメラまたは他の器材を雲台天板に容易に取付けることができる。

図１は、本発明の雲台係止装置を示す立体分解図である。 図２は、図1における雲台係止装置のベースを示す立体分解図である。 図３は、図２におけるベースを他の角度から観察した立体分解図である。 図４は、図２から図３におけるベースを示す立体組立図である。 図５は、図1における雲台係止装置の微調整モジュールを示す立体分解図である 図６は、図1における雲台係止装置の粗調整モジュールを示す立体分解図である。 図７は、本発明の雲台調節装置を示す立体分解図である。 図８は、図７における雲台調節装置を他の角度から観察した立体分解図である。 図９は、本発明の雲台調節装置の粗調整モジュールを示す立体分解図である。 図１０は、図９における粗調整モジュールを他の角度から観察した立体分解図である。 図１１は、図９から図１０における粗調整モジュールを示す組立図である。 図１２は、本発明の雲台調節装置の微調整モジュールを示す立体分解図である。 図１３は、図１２における微調整モジュールを他の角度から観察した立体分解図である。 図１４は、図１２から図１３における微調整モジュールを示す組立図である。 図１５は、本発明の雲台天板装置を示す立体図である。 図１６は、図１５における雲台天板装置を他の角度から観察した立体図である。 図１７は、本発明の雲台天板装置の雲台天板を示す立体分解図である。 図１８は、図１７における雲台天板を他の角度から観察した立体図である。 図１９は、本発明の雲台天板装置の雲台天板を示す立体組立図である。 図２０は、本発明の雲台天板装置の雲台天板の作動原理を反映した図である。 図２１は、本発明の雲台天板装置の迅速取付け板を示す立体図である。 図２２は、図２１における迅速取付け板を示す立体分解図である。 図２３は、図２１における迅速取付け板を他の角度から観察した立体分解図である。 図２４は、図２１から図２３における迅速取付け板の動作過程を反映する図である。

下記では、図面と実施例を用いて本発明に対して更に詳しく説明する。

図1に示されたように、本発明が提供する雲台係止装置1000は、ベース100、ベース100に設けられている微調整モジュール200、微調整モジュール200に設けられている粗調整モジュール300、及び粗調整モジュール300の頂端に設けられている直筒型の雲台400を含む。

図1から図4に示されたように、ベース100は、前記微調整モジュール200、粗調整モジュール300、直筒型の雲台400の支持に用いられる。前記ベース100は、凹部1022を有するシャーシ102、前記凹部1022内に配置されている敷きリング104、敷きリング104に設けられているライニング106、ライニング106内に径方向にねじ込まれる回転防止ねじ109、及びライニング106に配置される係止リング108を含む。回転防止ねじ109をライニング106に係止することで、ライニング106の回転を防止して、ライニング106を固定することができる。

図1と図5に示されたように、微調整モジュール200は、ベース100の係止リング108に係止される押圧環202、押圧環202内に設けられている円錐環204、及び円錐環204の頂部に支持される柱状の応力伝達部206を含む。

前記押圧環202は、第1環状側壁2026、及び第1環状側壁2026から径方向に外部に向かって延伸して形成され、かつ相互に一定の距離を有する２つの第1係合頸部2024を含む。前記第1環状側壁2026の内表面には内側円錐面2022が形成されている。前記２つの第1係合頸部2024は徴調整ねじ208により相互に連結される。

前記円錐環204の底部には、前記押圧環202の内側円錐面2022に対応する円錐面部2044が形成され、かつ円錐環204は押圧環202の内側円錐面2022に設けられ、それにより、円錐面での係合を形成することができる。

前記徴調整ねじ208が前記２つの第1係合頸部2024を締付けるとき、前記２つの第1係合頸部2024の間の距離が減少されて、押圧環202が収縮され、更に、内側円錐面2022が円錐環204の円錐面部2044を押圧することができる。このような押圧により、円錐環204、柱状の応力伝達部206が軸方向に上に向かって移動され、球状台308の位置が固定されているため、球状台308と柱状の応力伝達部206の間の構造部材が軸方向に押圧されて、回転を有効的に防止することができる。

図1と図６に示されたように、粗調整モジュール300は、微調整モジュール200の柱状の応力伝達部206に設けられている押しリング302、前記押しリング302内に設けられている円錐体304、円錐体304に設けられている筒台306、及び筒台306内に設けられている球状台308を含む。

前記押しリング302は、第2環状側壁3026、及び第2環状側壁3026から径方向に外部に向かって延伸して形成され、かつ相互に一定の距離を有する２つの第2係合頸部3024を含む。前記第2環状側壁3026の内表面には環状円錐面3022が形成される。２つの前記第2係合頸部3024は粗調整ねじ301により相互に連結される。

前記円錐体304は前記押しリング302の環状円錐面3022に設けられ、それにより、両者の間で円錐面での係合を形成することができる。

前記粗調整ねじ301が前記２つの第２係合頸部3024を締付けるとき、前記２つの第2係合頸部3024の間の距離が減少されて、押しリング302が収縮され、更に、環状円錐面3022が全体の円錐体304を押圧することができる。このような押圧により、円錐体304、筒台306が軸方向に上に向かって移動され、球状台308の位置が固定されているため、球状台308と筒台306の間の構造部品が軸方向に押圧されて、回転を有効的に防止することができる。

更に、前記直筒型の雲台400は前記粗調整モジュール300の球状台308に配置される。前記直筒型の雲台400の円周表面には多数の固定孔402が設けられ、係止ねじ404を固定孔402内にねじ込むことで、直筒型の雲台400内のモジュールを固定することができる。

微調整モジュール200と粗調整モジュール300は雲台係止装置1000の軸方向の緩め程度を軸方向で調節するため、使用者の調節過程を大幅に便利にする。かつ、構造が簡単で、調節が迅速で、安全、安定である。

図7と図8に示されたように、本発明が提供する雲台調節装置1000は、ベース100、ベース100に設けられている微調整モジュール200、微調整モジュール200に設けられている粗調整モジュール300、及び前記微調整モジュール200と粗調整モジュール300を収容する直筒型の雲台400を含む。

前記ベース100は、基板102、基板102内に収容される支持板104、及び支持板104に設けられているライナー106を含む。前記ベース100は直筒型の雲台400の底部に取付けられて、前記微調整モジュール200と粗調整モジュール300を直筒型の雲台400内に固定させる。

図7から図11に示されたように、前記粗調整モジュール300は、ベース100のライナー106に設けられている切欠き板303、切欠き板303に設けられているシュートパネル302、シュートパネル302に設けられているボールパネル304、ボールパネル304に設けられているボール台306、ボール台306内に収容されているボール状揺動棒308、及び前記ボール状揺動棒308の頂部に設けられている円錐環301を含む。

切欠き板303の中央には凹部3022が形成され、辺縁部には切欠き部3024が設けられている。

シュートパネル302は切欠き板303に設けられ、シュートパネル302の中心にはシュートパネル孔3024が設けられ、シュートパネル302の円周端面には多数、例えば、4つのシュート3022が形成されることができる。各シュート3022の底部には傾斜部が形成される。更に、シュートパネル302の円周表面には凸部3026が形成され、凸部に粗調整ハンドル305を固定することで、ハンドル305を連動してシュートパネル302を回転させることができる。

ボールパネル304の底部には前記シュート3022の数と同様のボール3042が下に向かって突出している。ボールパネル304がシュートパネル302に配置されるとき、前記ボール3042は相応するシュート3022内にそれぞれ収容され、かつシュート3022内で摺動することができる。

前記ボール台306の底部には開口3062を有する。図11は組立て後の粗調整モジュール300の構造を示している。

下記では、粗調整モジュール300の作動原理を説明する。粗調整ハンドル305を推進または引張る場合、粗調整ハンドル305に固接するシュートパネル302が回転する。シュートパネル302に形成され、かつ底部が傾斜構造であるシュート3022が回転し、その底部が傾斜構造であるため、ボールパネル304上のボール3042が傾斜構造に従って縦方向で上に向かって移動し、これにより、ボールパネル304が縦方向で上に向かって移動し、更に、ボール台306が縦方向で上に向かって移動する。円錐環301が直筒型の雲台400内に固定され、かつ切欠き板303と雲台400の底部に固定されているベース100のライナー106とが当接するため、ボール状揺動棒308が円錐環301とボール台306の間に圧着され、それにより、ボール状揺動棒308に対する迅速な固定を実現することができ、カメラ（未図示）がボール状揺動棒308に固定されているため、カメラの姿勢に対する迅速な固定を実現することができる。

下記では、微調整モジュール200の構造を説明する。図７、８及び図１２乃至図１４に示されたように、微調整モジュール200は微調整シュートパネル204、微調整シュートパネル204に設けられているボール積載板206と押圧板208を含む。

前記微調整シュートパネル204の円周端面には微調整シュート2042が形成され、シュート2042の底部は傾斜状になっている。微調整シュートパネル204の円周表面には外側に向かって凸部2048が突出され、かつ微調整ハンドル201が設けられている。微調整シュートパネル204は切欠き板303の凹部3022内に挿入され、かつ凸部2048は切欠き板303の切欠き部3024内で制限されている（図9を参照）。

前記ボール積載板206の底部には下に向かってボール2062が突出され、前記ボール2062は微調整シュート2042内に収容される。
前記は押圧板208の頂部は内円弧面2082を有する。

前記ボール積載板206は粗調整モジュール300のボールパネル304内に収容され、前記押圧板208は前記シュートパネル302のシュートパネル孔3024とボール台306底部の開口3062を貫通し、かつ最終的には、円弧面2082と前記ボール状揺動棒308を当接させる。

微調整ハンドル201を推進または引張る場合、ハンドル201に固接した微調整シュートパネル204が回転される。微調整シュートパネル204に形成され、かつ底部が傾斜構造である微調整シュート2042が回転し、その底部は傾斜構造であるため、ボール積載板206のボール2062が傾斜構造に従って、縦方向で上に向かって移動し、これにより、ボール積載板206が縦方向で上に向かって移動し、更に、押圧板208が縦方向で上に向かって移動する。円錐環301が直筒型の雲台400内に固定され、かつ微調整シュートパネル204が粗調整モジュール300の切欠き板303に当接し、切欠き板303と雲台400の底部に固定されているベース100のライナー106とが当接されるため、ボール状揺動棒308が円錐環301と押圧板208と間に圧着され、それにより、ボール状揺動棒308に対する迅速固定を実現する。このように、カメラ（未図示）がボール状揺動棒308に固定されているため、カメラの姿に対する迅速固定を実現することができる。

前記粗調整モジュール300は大幅な迅速粗調整に用いられ、微調整モジュール200は小幅の微調整に用いられ、それにより、雲台400のボール状揺動棒308を便利に固定することができる。

図15と図16に示されたように、本発明の雲台天板装置1000は、雲台天板100、及び前記雲台天板100に取外し可能に設けられている迅速取付け板200を含む。
下記では、雲台天板100と迅速取付け板200の構造に対してそれぞれ説明する。

図17から図20に示されたように、雲台天板100は、固定板102、固定板102の底部に設けられ、かつ雲台天板100に対して弾性的に摺動する可動板104、及び可動板104の底部に回転可能に設けられて可動板104を固定板102に対して摺動させる回転板106を含む。

前記固定板102は、前記迅速取付け板200を積載する積載基板1022、及び積載基板1022の１つの辺縁部から上に向かって突出する第1制止板1024を含む。積載基板1022の中央部には軸穴10222が設けられている。前記積載基板1022の第1制止板1024に対向する他端には多数の、例えば2つのガイド溝10224が設けられて、可動板104を案内して固定板102に対して摺動させることができる。積載基板1022の底部の中央部は下に向かって延伸して位置決め柱10228を形成し、かつ前記軸穴10222は前記位置決め柱10228を貫通する。更に、前記積載基板1022の底部には1対のシュート10226が設けられて、前記可動板104を更に案内して固定板102に対して摺動させる。前記第1制止板1024には第1リッジ部10242が更に形成されている（図19を参照）。

前記可動板104は迅速取付け板200を支持する支持基板1042、及び支持基板1042の１つの辺縁部で上に向かって突出する第2制止板1044を含む。可動板104の中央部には前記回転板106の適切部材をその内部で偏心して回転させる孔10424が設けられている。更に、前記可動板104における前記第2制止板1044に対向する一端の両側には固定板102のシュート10226に係合するスライダ10422が上に向かって突出している。前記第2制止板1044には第2リッジ部10446が更に形成されている（図19を参照）。前記第2制止板1044には固定板102のガイドウェイ10224に係合する案内ブロック10448が水平に延伸して形成される。更に、前記第2制止板1044の底部には切欠き部10442が下に向かって設けられ、前記切欠き部10442内にはロック柱10444が下に向かって形成されている。

下記では、回転板106の構造を詳細に説明する。回転板106は前記可動板104の底部に回転可能に取付けられ、かつ回転板106を回転させることで、固定板102に対して可動板104を摺動させることができる。回転板106は、ベース1062、及びベース1062の一端に延伸するハンドル1066を含む。前記ベース1062には可動板104の孔10424内で偏心して回転する偏心カム1064が形成され（図17と図20を参照）、偏心カム1064には前記固定板102の軸穴10222に対応する貫通孔1067が縦方向に設けられている。前記ハンドル1066には縦手方向に貫通孔1061が設けられて、ロックピン1063を貫通させ、かつ、ピン1065により径方向にロックピン1063を貫通してロックピン1063を回転可能にハンドル1066に取り付けることができる。更に、前記ハンドル1066の底部は傾斜部1068になっている。

固定板102は可動板104の支持基板1042に配置され、可動板104のスライダ10422はそれぞれ固定板102の相応するシュート10226内に設けられ、可動板104の案内ブロック10448は固定板102の相応する案内溝10244内に挿入され、かつ固定板102の第1制止板1024と可動板104の第2制止板1044が相互に平行し、それにより、２つの制止板1024、制止板1044の間で一定の幅を有する間隙を形成して、迅速取付け板200を両者の間に便利に取付けることができる。回転板106は可動板104の底部に設けられ、回転板106の偏心カム1064は可動板104の孔10424内に偏心して設けられている。更に、前記固定板102の位置決め柱10228は偏心カム1064の貫通孔1067内に挿入され、かつ最終的には回転板106の貫通孔1067内に挿入される。1対のスクリュー108はそれぞれ固定板102の第1制止板1024及び相応する案内溝10224を貫通し、その後、可動板104の相応する案内ブロック10448に当接する。各スクリュー108には引張りばね101が被覆して設けられている。引張りばね101が延伸されると、固定板102と可動板104の間は相互に接近する傾向になっている。

前記固定板102、可動板104と回転板106の間は下記のように固定されている。
先ず、ねじ103を介して固定板102の軸穴10222を貫通し、かつ最終的には回転板106の底部から延伸し、その後、ナット105をスクリュー108に係止して、固定板102、可動板104と回転板106を相互に固定する。

下記では、雲台天板100の作動原理を説明する。図20に示されたように、偏心カム1064と孔10424の間が接触しないとき、固定板102と可動板104の間の距離が最小になっている。II方向に沿って回転板106を回すと、偏心カム1064が右側に向かって可動板104を連動し、それにより、可動板104と固定板102が相互に離れて、第1制止板10242、第2制止板10446の間の距離を増加し、この際に、前記迅速取付け板200を２つの制止板の間に簡単に配置することができる。I方向に沿って回転板106を回すとき、偏心カム1064は左側に向かって可動板104を連動し、それにより、可動板104と固定板102の間が接近し、この際に、前記迅速取付け板200を２つの制止板の間に堅固に固定することができ、迅速取付け板200が緩くなって脱落することを防止する。

回転板106が一定角度に回転された後、回転板106を元の位置に戻して、回転板106をロッキングする。具体的には、前記ピン1065を傾斜部1068に引張ることで、ロックピン1063が下に向かって突出し、更に、ロックピン1063が可動板104の切欠き部10442内に挿入され、これにより、回転板106の回転を阻止することができる。このようなロッキングの解除を必要とするとき、逆の操作を行えば良い。

前記ハンドル1066には縦方向に貫通孔1061が設けられて、ロックピン1063を貫通させ、かつピン1065が径方向にロックピン1063を貫通してロックピン1063をハンドル1066に回転可能に取付けることができる。更に、前記ハンドル1066の底部には傾斜部1068が形成されている。

次は、迅速取付け板200の構造に対して詳細に説明する。図21から図24に示されたように、迅速取付け板200は、摺動ベース202、摺動ベース2022の両側に設けられている1対の位置制限部材206、及び該位置制限部材206の間に設けられ、かつ摺動ベース202上で摺動するスライダ204を含む。

前記摺動ベース202の縦方向の２つ辺縁にはそれぞれフランジ2022が突出して形成され、フランジ2022内には縦方向に延伸するシュート2026が形成され、前記各シュート2026は前記雲台天板100の２つのリッジ部10242、リッジ部10446に対応する。摺動ベース202は前記雲台天板100の固定板102の積載基板1022に設けられ、かつ雲台天板100の２つのリッジ部10242とリッジ部10446はそれぞれ相応するシュート2026内に収容され、それにより、迅速取付け板200が雲台天板100上で摺動することができる。

摺動ベース202の中心には固定孔2024が設けられ、摺動ベース202の末端には縦方向に第1溝2028が設けられており、第1凹部2028の末端には第1位置制限ブロック2021が形成される。更に、前記摺動ベース202のヘッド部は湾曲して留金2023を形成する。

２つの前記位置制限部材206のそれぞれは、例えば、ネジ2031により摺動ベース202のフランジ2022の内側に固定されている。各位置制限部材206の底部には縦方向に段差部2062が設けられている。更に、いずれか１つの位置制限部材206の底部には更に係止溝2064が設けられている。

前記スライダ204の中央には縦方向に延伸する摺動孔2042が設けられ、スライダ204のヘッド部にはいずれか１つの前記位置制限部材206の係止溝に対応するロック溝2046が形成され、その内部には横方向に摺動するロック部材207が設けられている。更に、前記スライダ204の底部には摺動ベース202の第1凹部2028に対応する第2凹部2048が設けられ、かつ第2凹部の末端には第2位置制限ブロック2041が形成されている。

それ以外に、スライダ204の両側には位置制限部材206の段差部2062に対応するスライドレール2044が形成されている。スライダ204は摺動ベース202に設けられ、かつ２つの位置制限部材206の間に位置し、スライダ204の２つのスライドレール2044はそれぞれ位置制限部材206の２つの段差部2062の間に設けられ、それにより、スライダ204の摺動ベース202に対する縦方向の移動を許可する。位置制限柱201はスライダ204の摺動孔2042を貫通して摺動ベース202の固定孔2024内に係止されて、スライダ204の縦方向の移動範囲を制限する。

好ましくは、スライダ204を一定の距離移動させた後、自動的に元の位置に戻させるため、第1位置制限ブロック2021と第2位置制限ブロック2041の間に押圧ばね209を取付けることができる。押圧ばね209は第1凹部2028、第2凹部2048の共に境界する空間内に設けられることができる。

更に好ましくは、スライドダー204を任意の位置に制限させるため、ロック溝2046内のロック片207を位置制限部材206の係止溝2064内に位置させて、その制限目的を達成することができる。
更に、係止環208を摺動ベース202の留金2023内に係止させることができる。

Claims (8)

1. 雲台天板装置において、
   雲台天板、及び前記雲台天板に取外し可能に設けられている迅速取付け板を含み、
   前記雲台天板は、固定板、固定板の底部に設けられている可動板、及び可動板の底部に設けられている回転板を含み、
   前記固定板は、積載基板、及び積載基板から上に向かって突出する第1制止板を含み、
   前記可動板は、支持基板、及び支持基板から上に向かって突出する第2制止板を含み、
   可動板の中央部には孔が設けられており、
   前記回転板は、可動板の底部に設けられているベース、及びベースの一端から延伸して突出するハンドルを含み、
   前記ベースには偏心カムが形成され、前記偏心カムは前記孔内に設けられており、前記迅速取付け板は前記積載基板に設けられ、かつ第1制止板と第2制止板の間に位置し、
   前記固定板の積載基板の中央部には軸穴が設けられ、前記積載基板の底部の中央部には下に向かって延伸する位置決め柱が形成され、かつ前記軸穴は前記位置決め柱を貫通しており、前記偏心カムには前記軸穴に対応する貫通孔（1067）が縦方向に設けられており、前記位置決め柱は貫通孔（1067）内を貫通し、ねじにより前記軸穴を貫通し、かつ最終的には回転板の底部から延伸され、その後、ナットをねじにねじりこんで、前記固定板、可動板と回転板を相互に固定され、
   前記積載基板における第1制止板に対向する他端には案内溝が設けられ、前記積載基板の底部には1対のシュートが設けられており、前記可動板における前記第2制止板に対向する一端の両側には固定板のシュートに係合するスライダが上に向かってそれぞれ突出して形成され、前記第2制止板には固定板の案内溝に係合する案内ブロックが水平に延伸して形成されており、固定板は可動板の支持基板に設けられ、可動板のスライダはそれぞれ固定板の相応するシュート内に設けられ、可動板の案内ブロックは固定板の相応する案内溝内に挿入され、第1制止板と第2制止板が相互に平行し、それにより、２つの制止板の間に一定の幅を有する間隙を形成して、迅速取付け板を両者の間に取付けることができ、1対のスクリューはそれぞれ第1制止板と案内溝を貫通し、その後、可動板の相応する案内ブロックに当接し、各スクリューには引張りばねが被覆して設けられている、
   ことを特徴とする雲台天板装置。
2. 前記ハンドルには縦方向に貫通孔（1061）が設けられ、ロックピンは前記貫通孔（1061）を貫通し、ピンは径方向にロックピンを貫通してロックピンをハンドルに回転可能に取付けており、前記ハンドルの底部は傾斜部になっていることを特徴とする請求項１に記載の雲台天板装置。
3. 前記迅速取付け板は、摺動ベース、摺動ベースの両側に設けられている1対の位置決め部材、及び該位置決め部材の間に設けられ、かつ摺動ベースで摺動するスライドを含むことを含むことを特徴とする請求項２に記載の雲台天板装置。
4. 前記第1制止板には第1リッジ部が更に形成されており、前記第2制止板には第2リッジ部が更に形成されており、前記摺動ベースの２つの縦方向の辺縁にはそれぞれ上に向かってフランジが形成され、フランジ内には縦方向に延伸するシュートが形成され、摺動ベースは前記雲台天板の固定板の積載基板に設けられ、かつ雲台天板の２つのリッジ部はそれぞれ対応するシュート内に収容されていることを特徴とする請求項３に記載の雲台天板装置。
5. 前記摺動ベースの中心には固定孔が設けられ、摺動ベースの末端の縦方向には第1凹部が設けられ、第1凹部の末端には第1位置制限ブロックが形成され、前記摺動ベースのヘッド部は湾曲されて留金を形成しており、２つの前記位置決め部材はそれぞれ摺動ベースのフランジの内側に固定され、各位置決め部材の底部には縦方向に段差部が設けられ、１つの位置決め部材の底部には係止溝が更に設けられえおり、前記スライダの中央部には縦方向に延伸する摺動孔が設けられ、スライダのヘッド部には１つの前記位置決め部材の係止溝に対応するロック溝が設けられ、かつその内部には横方向に摺動するロック部材が設けられており、前記スライダの底部には摺動ベースの第１凹部に対応する第２凹部が設けられ、かつ第2凹部の末端には第2位置制限ブロックが形成され、スライダの両側には位置決め部材の段差部に対応するスライドレールが形成され、スライダは摺動ベースに設けられ、かつ２つの位置決め部材の間に位置し、スライダの２つのスライドレールはそれぞれ位置決め部材の２つの段差部の間に設けられており、位置制限柱はスライダの摺動孔を貫通して摺動ベースの固定孔内に固定されることを特徴とする請求項４に記載の雲台天板装置。
6. 前記第1凹部と第2凹部の間には押圧ばねが設けられていることを特徴とする請求項５に記載の雲台天板装置。
7. 前記摺動ベースの留金内には係止環が設けられていることを特徴とする請求項６に記載の雲台天板装置。
8. 前記第2制止板の底部には下に向かって切欠き部が設けられ、前記切欠き部の内部にはロック柱が下に向かって突出するように形成されていることを特徴とする請求項７に記載の雲台天板装置。