JP3155340U - 移動式ディスプレイ取付装置 - Google Patents

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吉 穣 秋
吉 穣 秋
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秋吉 穣
秋吉 穣
株式会社キクチ科学研究所
有限会社双葉精工
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Abstract

【課題】画面を提示する際の安定性に優れ、単純で、堅牢で、使用時は必要な場所に運搬して使用し、不使用時は収納することができる移動式ディスプレイ取付装置を提供する。【解決手段】台車と、台車に垂設された支柱と、支柱上端に設けられた回転部と、回転部と連結しディスプレイを回転可能に保持するディスプレイ取付部材を備える。台車は、支持板、支持板の両端部に互いに平行に位置する一対のメインブーム、支持板に設けられメインブームと直交する一対のアーム、メインブームの夫々に対しスライド可能に設けられたスライドブーム、メインブームとスライドブームを連結する第1ガイド手段、支持板とアームとを連結する第2ガイド手段、メインブームにもうけられたストッパ手段、メインブームの両端の下面に設けられたキャスタ、及びスライドブームとアームの先端部に設けられたアウトリガーを有する。【選択図】図1

Description

本考案は、ディスプレイの取付装置に係り、より詳しくは、テレビやパーソナルコンピュータなどのディスプレイを台車に取り付けて移動可能にした移動式ディスプレイ取付装置に関する。
会議などで、パーソナルコンピュータやテレビ・ビデオなどの映像機器(以下パーソナルコンピュータと略す)に保存された映像、画像、文字や、テレビ、ビデオの画像など(以下画像と略す)を聴衆に提示する方法は、従来はパーソナルコンピュータで処理した画像データをコンピュータからプロジェクタに転送し、プロジェクタで光学画像に変換してスクリーンに投影する方法が採られていた。
この場合、パーソナルコンピュータとプロジェクタとを接続しなければならず、プロジェクタとスクリーンとの間には所定の距離が必要であった。このため、発言者がスクリーンの近くでパーソナルコンピュータを操作しながら発言するためには、パーソナルコンピュータとプロジェクタとを繋ぐケーブルを設置するか、パーソナルコンピュータを無線/有線で遠隔操作するか、又は発言者の操作を代行する助手の援助が必要であった。このため、発表者の席がスクリーンから離れたパーソナルコンピュータの傍に設けられることもあった。
また、プロジェクタとスクリーンとの間には視聴者が座ることができないという問題点や、プロジェクタの電源確保が必要であるという問題点もあった。
これらの問題点を解決するため、パーソナルコンピュータを大型ディスプレイに接続して画像を提示するという要望が高まってきた。
スクリーンが大型化されると、その移動のための手段が必要となってきて、大型スクリーンを取付けできるとともに、使用しないときの保管に大きい場所を占めない移動式ディスプレイ取付装置が望まれるようになった。
従来の画像提示装置として、図9に示すようなものがある(例えば特許文献1を参照)。図9(a)は従来の画像提示装置の例を斜め前方からの斜視図であり、図9(b)は上方側面からの斜視図である。
この平面画像表示装置501は、画像表示部504を有する本体部502と、本体部を支持する支持手段503を組合せて構成されている。
本体部502は、タッチパネル式ディスプレイである画像表示部504と画像表示部504の下方に設置され画像データの処理を行う演算部505とを備えている。
支持手段503は、支柱506と直交する軸を中心に垂直方向に回転して画像表示部504が好みの向きに調整可能とする回動機構509と、本体部502の高さを調整可能とする昇降機構510とを有している。
回動機構509は、支持手段503の上端に接続して設けられ、水平方向に板状部材511が延びて、その両端には軸部512が設けられて、本体部502が2つの軸部512によって回転自在に軸支されている。
昇降機構510は、本体部502の高さを調整可能とする昇降機構であって、脚部507に固定された支柱506と支柱506に係合するスライド筒510とを有する。固定筒の下端前面に設けられた昇降解除ペダル512を踏み込むと、支柱506とスライド筒510の係合が外れ、スライド筒510がスライド自在になり、本体部502の高さを調整することができる。スライド筒を上方向に付勢する付勢部材(バネなど)を筒内に設けることにより、本体部502の昇降を小さな力で行えるようにされている。
このような回動機構509と昇降機構510とによって、本体部502は上下方向の位置と画像表示部504の上下方向の角度との選択が可能となっている。
移動式ディスプレイ取付装置としては、移動を可能としたキャスタベースと上下レベルを変更する昇降機構を有するディスプレイ用スタンドが開示されている(例えば特許文献2を参照)。しかしこの装置は、大型ディスプレイを取り付けるために必要な、安定性への配慮が不十分である。またこの装置は、上下レベルを変更するのみで、ディスプレイ面の水平方向や上下方向の変更はできず、性能として不十分なものであった。
図9に示すような一体型の画像表示装置は、ディスプイが大型になった場合は装置も大型化し、不使用時の保管場所に問題が生じる可能性がある。
また、ディスプレイで画像を提示する場合に要求される条件は多様であり、その条件に対応したディスプレイによって画像を提示することが望ましい。多様な条件に対応するためには、一体に成型された専用装置より、使用環境に適した汎用ディスプレイをディスプレイ取付装置に取り付けて画像を提示する方が好ましい。
また、移動式ディスプレイ取付装置は、性能の劣るものが多いので、性能の向上が望まれている。
移動式ディスプレイ取付装置には次のような要望がある。即ち、単純な構造で、堅牢で安定性に優れている構造であり、必要な場所に運搬して使用し、不使用時は収納するための、移動式が好ましい。また、移動式であっても、固定式の専用装置と同等の性能を持つものが望ましい。
一度に多数の視聴者に画面を提示するためには、画面を高い所に設置する必要があり、大型で高重量のディスプレイを高所で提示するためには大きな脚部が必要となってくる。一方で、不使用時には保管するために脚部の専有面積を小さくしたい、という要望がある。
特開2006−64845号公報 特開2007−102209号公報
かかる課題を解決するための本考案の目的は、単純かつ堅牢な構造で、使用時の安定性に優れるとともに、移動するに容易であり、しかも使用しない時には小さくまとまって収納し易いディスプレイ取付装置を提供することにある。
かかる課題を解決するための本考案の移動式ディスプレイ取付装置は、台車と、台車に垂設された支柱と、支柱の上端に設けられたディスプレイ取付部とを備える移動式ディスプレイ取付装置あって、
台車は、(A)支柱を支持する支持板と、(B)支持板の長さ方向の両端部に夫々固定され、互いに平行に位置する一対のメインブームと、(C)一対のメインブームの夫々の、支持板との固定位置に対する一側に、メインブームにスライド可能に設けられた2個の第1スライドブームと、(D)一対のメインブームの夫々の、支持板との固定位置に対する他側に、メインブームにスライド可能に設けられた2個の第2スライドブームと、(E)支持板に対面する部位を有して連結され、メインブームと直交し、メインブームの両外側に向けてスライド可能に配置された一対のアームと、(F)メインブームと第1スライドブームが対面する部位、及びメインブームと第2スライドブームが対面する部位に形成され、第1スライドブーム及び第2スライドブームをメインブームに対しスライド可能に支持する第1ガイド手段と、(G)支持板とアームが対面する部位に形成され、アームを支持板に対しスライド可能に支持する第2ガイド手段と、(H)メインブームの両方の末端に設けられるか、若しくは前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームの前記支持板側の末端に設けられたストッパ手段と、(I)メインブームの両端の下面に設けられたキャスタと、(J)第1スライドブーム及び第2スライドブームの外側末端部、並びにアームの先端部に設けられたアウトリガーと、を有してなることを特徴とする。
また本考案の第1ガイド手段は、メインブームの、第1スライドブーム及び第2スライドブームと対向する面に、長手方向に平行に設けられた第1ガイドレールと、第1スライドブーム及び第2スライドブーム夫々の、メインブームと対向する面に、第1ガイドレールと対向して設けられた第2ガイドレールと、第1ガイドレールの両端に設けられ、第2ガイドレールに挿入可能な凸型形状に形成された一対の第1ガイドと、第2ガイドレールの長さ方向中央寄りの末端に設けられ、第1ガイドレールに挿入可能な凸型形状で形成された第2ガイドと、を有して構成され、
メインブームに設けられた第1ガイドレールに、第1スライドブーム及び第2スライドブーム夫々に設けられた第2ガイドが挿入され、第1スライドブームに設けられた第2ガイドレールに、メインブームに設けられた一対の第1ガイドの一方が挿入され、第2スライドブームに設けられた第2ガイドレールに、メインブームに設けられた一対の第1ガイドの他方が挿入され、第1スライドブーム及び第2スライドブームの夫々が、メインブームの、支持板との固定位置から離れる方向に延伸可能にされてなることが好ましい。
また本考案の第2ガイド手段は、支持板のアームと対向する面に、メインブームと直交する方向に設けられた第3ガイドレールと、アーム夫々の、支持板と対向する面に、第3ガイドレールと対向して設けられた第4ガイドレールと、第3ガイドレールの両端に設けられ、第4ガイドレールに挿入可能な凸型形状に形成された一対の第3ガイドと、第4ガイドレールの長さ方向中央寄り末端に設けられ、第3ガイドレールに挿入可能な凸型形状に形成された一対の第4ガイドと、を有して構成されて、
第3ガイドレールには、一対の第4ガイドが挿入され、一方の第4ガイドレールには一対の第3ガイドの一方が挿入され、他方の第4ガイドレールには一対の第3ガイドの他方が挿入され、一対のアームをメインブームの両外側方向に延伸可能にされてなることが好ましい。
また本考案の第1〜第4ガイドレールは、断面が同一の形状であって、開口部の幅が内部の幅がより小さく形成され、第1〜第4ガイドは、断面が同一の形状であって、先端部が第1〜第4ガイドレール開口部の幅より大きく且つ内部の幅より小さく形成され、胴部が開口部の幅より小さく形成されることが好ましい。
また本考案のストッパ手段は、メインブームと第1スライドブーム、及びメインブームとメインブームと第2スライドブームに架け渡され、メインブームに固定されるか、又は第1スライドブーム及び第2スライドブームに固定されるストッパ板と、第1スライドブーム及び第2スライドブームに配置され、第1スライドブーム及び第2スライドブームとストッパ板との間を締め付けるか、又はメインブームに固定され、メインブームとストッパ板との間を締め付ける締め付け手段を有することが好ましい。
また本考案の締め付け手段は、メインブーム設けられるか、又は第1スライドブーム及び第2スライドブームに設けられ、長軸と平行で、開口部の幅が内部の幅より小さく、開口部に鍔部が形成されたストッパレールと、ストッパレールの開口部と重なり合うようストッパ板に形成されたストッパ孔と、ストッパ孔に貫通して設けられ、ストッパレールの開口部より幅が大きく内部より幅が小さい横断面を有し、ストッパレールの長軸方向に長軸を有する先端部と、ストッパレールの開口部より幅が小さく形成されストッパレールノ開口部を移動可能に設けられた胴部と、ネジ山が刻設された末端部と、を有するストッパガイドと、末端部のネジ山に螺合する締め付け部材と、を含み、
ストッパガイドの先端をストッパレールに挿入し、末端部のネジヤマに締め付け部材を冠着して締め付けることによって、第1スライドブーム及び第2スライドブームの移動を制止することが好ましい。
また本考案のアウトリガーは、第1スライドブーム、第2スライドブーム、及びアームの先端の下面に設けられたアウトリガー支持板に設けられたアウトリガーネジ孔に貫通して設けられ、上端に回転操作部と下端に床面当接部とを有する棒材であって、棒材の上部と下部とにアウトリガーネジ孔と螺合するネジ山が設けられ、中間部はアウトリガーネジ孔内を移動自在に配備されることが好ましい。
また本考案の一対のメインブームは、第1スライドブーム及び第2スライドブームを備える面が、相互に対向する向きに形成されることが好ましい。
また本考案の支柱は、支持板に設けられた支柱取付部材によって下端が支持板に垂設される下部支柱と、下部支柱に挿入または冠着して設けられた上部支柱と、を有し、下部支柱に1以上設けられた下部支柱孔と上部支柱に1以上設けられた上部支柱孔(但し、下部支柱孔と上部支柱孔との何れか一方は2以上である)とを支柱係止ネジで螺着して支柱の長さが可変に形成されることことが好ましい。
また本考案のディスプレイ取付部は、支柱の長軸と平行な回転軸を有する水平回転部、支柱の長軸と直交する回転軸を有する垂直回転部、及びディスプレイを保持するディスプレイ取付部材を有して支柱の上端に取付けられ、ディスプレイを水平方向及び垂直方向に回転可能に支持することができる。
また本考案の水平回転部は、支柱の上端に、上面が水平で、取付ボルトが垂直に貫通するボルト孔を備え、内側にナットが設けられた取付基材が固定され、取付基材に当設して、取付基材に向けて窪んだ球状の窪み及び球状の窪みの中央にボルトの貫通孔を有する回動受け台と、回動受け台の球状の窪みに嵌合する半球状突起、周縁に設けられた円形鍔、及び中央に設けられた回動孔を有する回動板と、半球状突起に嵌合する球面を有し、中心に取付孔と内部に付勢部材収容孔とを備える回動板押え部材と、回動板押え部材を回動受け台方向に付勢する付勢バネ、取付ボルトの締め付けを規制するスタット、及びワッシャーを有する付勢手段と、がこの順に設置され、
取付ボルトを、回動受け台の貫通孔、回動板の回動孔、回動板押え部材の取付孔、付勢バネ、スタット、及びワッシャーを貫通させてナットに螺止して形成されることが好ましい。
また本考案は、回動孔を、ディスプレイのディスプレイ面と平行な長孔に形成し、取付ボルトが回動孔内をディスプレイ面と平行な面内で摺動回転可能なように形成することが好ましい。
また本考案の垂直回転部は、回動板の円形鍔に固定して水平面内回転自在に支持された連結部材と、連結部材に水平に設けられた水平孔に挿入され、回転が阻止されて保持された第1軸と、第1軸に設けられ、回転を阻止して保持された支持部材と、支持部材によって回転自在に保持された第2軸と、第2軸に設けられ、支持部材と重なり合い、且つ回転を阻止されて保持された角度調節板と、第2軸に、回転が阻止されて設けられディスプレイ取付部材と連結する回転取付部材と、を備え、
支持部材と角度調節板とを所望の角度をもって重なり合うように保持し、角度調節板に設けられた角度調節長孔に角度調節ネジを挿入し、支持部材に設けられた角度調節ネジ孔に角度調節ネジを螺入し締め付けて、角度調節板と支持部材との角度を固定することができる。
また本考案の第1軸と第2軸とは、軸方向に摺動可能な形状に形成され、第1軸と支持部材、第2軸と角度調節板、及び第2軸と回転取付部材の組み合わせの内の1以上の組み合わせにおいて、第1軸又は/及び第2軸を軸方向に摺動させて抜き取り、挿入角度を変えて再挿入し、第1軸に対する支持部材の取付角度、第2軸に対する角度調節板の取付角度、及び第2軸に対する回転取付部材の取付角度の内の1以上の角度を変更することによって、ディスプレイ取付部材の取付角度が可変であることが好ましい。
また本考案の第1軸と第2軸とは、断面が円形の棒材の表面に8個の断面四角形の突起が相互に等間隔且つ軸と平行に設けられていることが好ましい。
本考案の移動式ディスプレイ取付装置の台車は、第1ガイド手段によって、第1スライドブームと第2スライドブームとを、メインブームの長軸方向に伸縮可能に配備すると共に、メインブームと、第1スライドブーム又は第2スライドブームと、の移動を制止するストッパ手段を設けた。また、第2ガイド手段によって一対のアーム夫々を、支持板の長さ方向に伸縮可能に配備した。更に、第1スライドブーム、第2スライドブーム、及びアームの外側末端にアウトリガーを設けた。更にまた、メインブーム両端の下面にキャスタを設けた。
これによって、ディスプレイで画像を聴衆に提示する時は、本考案の移動式ディスプレイ取付装置にディスプレイを取り付けて、画像を提示する会場に容易に移動させることができる。また、提示場所に於いては、第1スライドブーム、第2スライドブーム、及びアームを伸長し、ストッパ手段で制止し、アウトリガーを設置することによって優れた安定性を示すことができる。また、使用しない時は、第1スライドブーム、第2スライドブーム、アーム、及びアウトリガーを収納し、ストッパ手段で制止し、支柱に取り付けた把持部を用い、キャスタで収納場所に容易に移動することができると共に、移動場所における占有面積を小さくすることができる。
また、本考案の移動式ディスプレイ取付装置の第1ガイド手段は、メインブームと、第1スライドブーム又は第2スライドブームと、の対向面夫々に上下各2個のガイドレールとガイドとを設ける構成とした。これによって、メインブームは、第1スライドブーム又は第2スライドブームを各4点で支持する構造を有し、第1スライドブームと第2スライドブームとがメインブームの長さ方向の移動が容易となり、且つ延伸されたメインブームと、第1スライドブーム又は第2スライドブームと、の連結体は単純な構造でありながら折り曲げる力に対して優れた剛直性を示し、大型のディスプレイを安定に支持すことができる。
また、本考案の移動式ディスプレイ取付装置の第2ガイド手段は、支持板とアームとの対向面に、ガイドレール及びガイドレールと嵌合し摺動自在なガイドを設け、ガイドがガイドレール内を摺動する構成としたので、アームを支持板の長さ方向への移動が容易であり、且つ延伸された支持板とアームとの連結体は折り曲げる力に対して優れた剛直性を示し、大型のディスプレイを更に安定に支持すことができる。
また、本考案の移動式ディスプレイ取付装置の支柱は、長さが可変に形成され、ディスプレイを提示する高さを変更することができる。また、水平回転部は、取り付けたディスプレイ面の水平方向の向きを360度回転させることができ、所望の角度を回転をさせた後は、付勢バネの付勢圧力によりその向きを保持させることができ、操作性に優れている。
更に、ディスプレイ面の水平線調整(ホリゾンタル調整)を容易に行うことができるように配備されている。垂直回転部は、支持部材と角度調節板との固定角度を変更することによって、取り付けたディスプレイ面の上下方向の向きを変更することができる。また、第1軸又は/及び第2軸を軸方向に引き抜き、角度を変えて再挿入することによってディスプレイ面の上下方向の向きを更に変更することができる。
このように、本考案に係る移動式ディスプレイ取付装置は、デイスプレイの取付の高さ、デイスプレイ面の水平方向の向き、垂直方向の向き、及び水平線の調整を操作性良く行うことができる高性能を有し、これを移動可能な台車に取付けることによって、更に利便性を増すことができる。
本考案に係る移動式ディスプレイ取付装置は、台車に垂設した支柱の上端に取付部をコンパクトに纏めた外観を有するので、デザイン性に優れ、画像を提示する時に視聴者の視線を遮ることが少ない。
本考案の1実施例に係る移動式ディスプレイ取付装置の外観を示す斜視図である。 本考案の1実施例に係る移動式ディスプレイ取付装置の正面図である。 本考案の1実施例に係る移動式ディスプレイ取付装置の平面図である。 図2のg−g断面を上方から見た模式図であり、第1スライドブーム、第2スライドブーム、及びアームを収納した状態を示す。 (a)は図3のa−a断面図であって、メインフレームの両端部のメインフレームと直交する縦断面図であり、(b)は図3のb−b断面図であって、スライドフレームの端部のスライドフレームと直交する縦断面図である。 図3のc−c断面の下部の部分図である。 図2のd−d面を下方から上方を見た部分断面図である。 (a)は図7のe−e断面の模式図であって、水平回転部及び垂直回転部の断面図を示し、(b)は垂直回転部の主要部品図である。 (a)は従来の画像提示装置の斜め前方からの斜視図であり、(b)は上方側面からの斜視図である。
以下、本考案の移動式ディスプレイ取付装置の詳細を説明する。ここでは、具体的な実施の形態の例を挙げて説明を記載するが、ここに示す実施の形態は、あくまで説明のためであり、本考案をこの実施の形態に限定するものではない。
図1は、本考案の1実施例に係る移動式ディスプレイ取付装置の外観を示す斜視図であり、図2は本考案の1実施例に係る移動式ディスプレイ取付装置の正面図であり、図3は本考案の1実施例に係る移動式ディスプレイ取付装置の平面図である。
図1〜3に示すように、移動式ディスプレイ取付装置100は、台車101と、台車101に取付けられた支柱201と、支柱201の上端に設けられたディスプレイ取付部400とを有して、台車101部分を伸縮自在にして、使用時には大きく拡げてディスプレイを安定に保持し、不使用時には小さくまとめて収納し易くしていることに特徴がある。
以下、ディスプレイ取付装置100の主要構成部のそれぞれについて詳細に説明する。
(1)台車
先ず、台車101について説明する。図4は、図2のg−g断面を上方から見た模式図であって、図2に示した実施の形態における第1スライドブーム112、第2スライドブーム114、及びアーム107を収納した状態を示す。図5(a)は図3のa−a断面図であり、(b)は図3のb−b断面図である。図5(a)はメインブーム110の末端部分の模式図であって、説明の便宜上第1ガイド手段119、ストッパ手段150、及びキャスタ170の断面を同一図面に示すが、これらが同一平面にあることを意味するものではない。図5(b)は第1スライドブームの長さ方向中央寄り末端部の模式図であって、第1ガイド手段119の断面を示す。図6は、図3のc−c断面図の下部の部分図である。
台車101は、(A)支持板102、(B)メインブーム110、(C)第1スライドブーム112、(D)第2スライドブーム114、(E)アーム107、(F)第1ガイド手段119、(G)第2ガイド手段120、(H)ストッパ手段150、(I)キャスタ170、(J)アウトリガー160を主要構成部として有して構成される。
(A)支持板102は、支柱201を支持する部位であるとともに、支柱201の上端部にディスプレイ取付部400を介してディスプレイ420を取り付けられたとき台車101を安定に維持する機能を有している。支持板102の形状は、特に限定するものではないが、後述する2つの平行なメインブーム110を固定するとともに、メインブーム110と直交する方向にアーム107をスライド可能に取り付けるので、平行する2つの直線状の辺と、この辺と直交する1つの直線状の辺をもつことが要請され、従って、典型的には長方形状である。
(B)メインブーム110は、支持板102の平行する2つの直線状の辺にそれぞれ互いに平行に固定される。従って、メインブーム110は、支持板102の両端で一対となる。
支持板102との固定位置に対して一側面を前側とし他側面を後側とするとき、前側を後側より長く、すなわち支持板102をメインブーム110の中央より後側に設置することが好ましい。ディスプレイ420は支柱201から前側に向けて取り付けられるので、支持板102及び支柱201をメインブーム110の中央より後側に設置することによって、台車101の前後のバランスを取ることができて都合がよい。
(C)第1スライドブーム112と(D)第2スライドブーム114は、メインブーム110のそれぞれにスライド可能に取付けられ、支持板102との固定位置の前側に第1スライドブーム112が、後側第2スライドブーム114が位置する。すなわち、台車101には、第1スライドブーム112が2つと(D)第2スライドブーム114が2つある。(ここで、前側を第1スライドブーム112、後側を第2スライドブーム114と呼称している。)
(E)アーム107は、支持板102のメインブーム110と直交する直線状の辺に対向する面にスライド可能に配置され、支持板102のそれぞれ両端から外に突出する一対となる。
以上の構成で、図4に示すように、台車101は、第1スライドブーム112、第2スライドブーム114、及びアーム107を収納した状態では平面視「H」字の形状を有する。第1スライドブーム112、第2スライドブーム114、及びアーム107を夫々外側(図4の矢印方向)に延伸できるように構成される。
(F)第1ガイド手段119は、メインブーム110に対し第1スライドブーム112と第2スライドブーム114を所望の方向に、かつ所望の領域でスライドさせる手段であり、
メインブーム110と第1スライドブーム112が対面する部位、及びメインブーム110と第2スライドブーム114が対面する部位に形成され、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114をメインブーム110に対しスライド可能に支持している。
第1ガイド手段119の形態は、上記のようにメインブーム110に対し第1スライドブーム112と第2スライドブーム114を所望の方向に、かつ所望の領域でスライドさせることができればよい。この好ましい実施形態を以下に例を挙げて説明する。
ここで説明する実施形態では、メインブーム110の、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114と対向する面に、水平且つ長手方向に平行に第1ガイドレール121を設け、第1スライドブーム112又は前記第2スライドブーム114の、メインブーム110と対向する面に、第1ガイドレール121と対向して第2ガイドレール122を設ける。
一方、第1ガイドレール121の両端部には、第2ガイドレール122と係合する一対の第1ガイド141が形成され、第2ガイドレール122の長さ方向中央寄りの端部には、第1ガイドレール121と係合する第2ガイド142を設ける。
第1ガイド141と第2ガイドレール122の係合、および第2ガイド142と第1ガイドレール121の係合形態は、代表的には、1ガイドレール121と第2ガイドレール122を凹型の溝形状の溝とし、第1ガイド141と第2ガイド142は、その溝に挿入可能な凸型形状とする。
ここで、第1ガイドレール121と第2ガイドレール122は、溝開口部の幅が溝底部より小さい「あり溝」様の凹形状にし、他方、第1ガイド141と第2ガイド142は、先端部の幅が根元部の幅より大きい凸形状とし、第1ガイド141の凸形状と第2ガイドレール122の凹形状とが互いに密に嵌合し、第2ガイド142の凸形状と第1ガイドレール121の凹形状とが互いに密に嵌合すると、メインブーム110と、第1スライドブーム112および第2スライドブーム114との結合が安定し、スライドも容易となり好ましい形態となる。
第1ガイドレール121と第2ガイドレール122は相互に同じ形状であることがより好ましく、第1ガイド141と第2ガイドレール122も相互に同じ形状であることがより好ましい。
この構成により、メインブーム110に設けられた第1ガイドレール122に、第1スライドブーム112及び前記第2スライドブーム114夫々に設けられた第2ガイド142が挿入され、第1スライドブーム112に設けられた第2ガイドレール122に、メインブーム110の支持板102との固定位置より前方に設けられた第1ガイド141が挿入され、第2スライドブーム114に設けられた第2ガイドレール122に、メインブーム110の支持板102との固定位置より後方に設けられた第1ガイド141が挿入され、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114夫々が、メインブーム110の長さ方向で、支持板102との固定位置から離れる方向に延伸可能に形成することができる。
図1〜6に示すように、メインブーム110、第1スライドブーム112、及び第2スライドブーム114夫々は、上下各2個のガイドレールとガイドとを設ける構成とすることが好ましい。この構成にすることによって、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114はメインブーム110によって、各々4点で支持される構造を有し、第1スライドブームと第2スライドブームとのメインブームの長さ方向の移動が容易となり、且つ延伸されたメインブームと、第1スライドブーム又は第2スライドブームと、の連結体は単純な構造でありながら折り曲げる力に対して優れた剛直性を示し、大型のディスプレイを安定に支持すことができる。
一対のメインブーム110は、第1スライドブーム112及び第1スライドブーム114を備える面が、相互に対向する向きに形成されることが好ましい。このように構成することによって、メインブーム110の内側に第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114を収納することができ、好ましい。
(G)第2ガイド手段120は、支持板102に対しアーム107を所望の方向に、かつ所望の領域でスライドさせる手段であり、
支持板102とアーム107が対面する部位に形成され、アーム107を支持板102に対しスライド可能に支持している。
第2ガイド手段120の形態は、上記のように支持板102に対しアーム107を所望の方向に、かつ所望の領域でスライドさせることができればよい。
ここで説明する実施形態では、メインブーム110の、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114と対向する面に、水平且つ長手方向に平行に第1ガイドレール121を設け、アーム107の支持板102と対向する面に、第3ガイドレール123と対向して第4ガイドレール124を設ける。
一方、第3ガイドレール123の両端部には、第4ガイドレール124と係合する一対の第3ガイド143が形成され、第4ガイドレール124の長さ方向中央寄りの端部には、第3ガイドレール123と係合する第4ガイド144を設ける。
第3ガイド143と第4ガイドレール124の係合、および第4ガイド144と第3ガイドレール123の係合形態は、代表的には、第3ガイドレール123と第4ガイドレール124を凹型の溝形状の溝とし、第3ガイド143と第4ガイド144は、その溝に挿入可能な凸型形状とする。
ここで、第3ガイドレール123と第4ガイドレール124は、溝開口部の幅が溝底部より小さい「あり溝」様の凹形状にし、他方、第3ガイド143と第4ガイド144は、先端部の幅が根元部の幅より大きい凸形状とし、第3ガイド143の凸形状と第4ガイドレール124の凹形状とが互いに密に嵌合し、第4ガイド144の凸形状と第3ガイドレール123の凹形状とが互いに密に嵌合すると、支持板102アーム107との結合が安定し、スライドも容易となり好ましい形態となる。第3ガイドレール123と第4ガイドレール124は、断面が同一の形状であることがより好ましく、第3ガイド143と第4ガイドレール124は、断面が同一の形状であることがより好ましい。更に最も好ましくは、第1ガイドレール121、第2ガイドレール122、第3ガイドレール123、及び第4ガイドレール124は、断面が同一の形状であり、第1ガイド141、第2ガイド142、第3ガイド143、及び第4ガイドは、断面が同一の形状である。
支持板102に設けられた第3ガイドレール123に、一対の第4ガイド144が挿入され、一対の第4ガイドレール124の一方には一方の第3ガイド143が挿入され、一対の第4ガイドレール124の他方には他方の第3ガイド143が挿入され、一対のアーム107をメインブーム110の両外側方向に延伸可能にすることができる。
第2ガイド手段120は、支持板102とアーム107との対向面に、ガイドレール及びガイドレールと嵌合し摺動自在なガイドを設け、ガイドがガイドレール内を摺動する構成としたので、アーム107を支持板102の長さ方向への移動が容易であり、且つ延伸された支持板とアームとの連結体は折り曲げる力に対して優れた剛直性を示し、大型のディスプレイを更に安定に支持すことができる。
本実施例に於いては、メインブーム110が支持板102の側面に連結された例を図示したが、メインブーム110が連結される位置はこれに限らず、支持板102の上面又は下面でも良い。またアーム107を連結する位置も支持板102の上面でも側面でも良い。
図1〜6では、メインブーム110が支持板102の側面に連結された例を示したが、メインブーム110が連結される位置はこれに限らず、支持板102の上面又は下面でも良い。またアーム107を連結する位置も支持板102の上面でも側面でも良い。
第1ガイド手段はメインブーム110の側面に設けた例を図示したが、第1ガイド手段はメインブーム110の上面又は下面に設けてもよい。また、第2ガイド手段は支持板102の下面に設けた例を図示したが、第2ガイド手段は支持板102の側面又は上面に設けても良い。
アーム107を支持板102の長軸の1/2より長く形成し、2個の第3ガイドレール123を支持板102の下面に、前後2列に並列に配備することができる。
メインブーム110の両端、若しくは第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114の支持板102側の末端、の何れか一方にストッパ手段150を設け、メインブーム110と第1スライドブーム112、及びメインブーム110と第2スライドブーム114の移動を必要に応じて制止することが好ましい。
(H)ストッパ手段150は、メインブーム110に対し第1スライドブーム112と第2スライドブーム114とを固定して、相互の動きを止めるものである。ストッパ手段150は、ストッパ板153と締め付け手段158とから成り、メインブーム110と第1スライドブーム112、及びメインブーム110と前記第2スライドブーム114に架け渡されて設けらることが好ましい。
ストッパ板153は、メインブーム110、若しくは第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114、の何れか一方に固定されることが好ましい。締め付け手段158は、メインブーム110、若しくは第1スライドブーム112及び前記第2スライドブーム114の何れか他方に設けられ、ストッパ板153と、メインブーム110と、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114と、の何れか他方との間を締め付けて固定ることが好ましい。
締め付け手段158は、ストッパレール151とストッパガイド154と締め付け部材149とから成ることが好ましい。
ストッパレール151は、メインブーム110、若しくは第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114、の何れか他方に、長軸と平行に設けられることが好ましい。ストッパレール151は、開口部の幅が内部の幅より小さく、開口部に鍔部159が形成されることが好ましい。
ストッパガイド154は、ストッパレール151の開口部と重なり合うようストッパ板153に形成されたストッパ孔152に貫通して設けられ、ストッパレール151の長軸方向に長軸を有し、ストッパレール151の開口部より幅が大きく内部より幅が小さく形成された先端部155と、ストッパレール151の開口部より幅が小さくストッパレール151内を摺動可能に設けられた胴部156と、ネジ山が刻設された末端部157と、を有することが好ましい。
締め付け部材149はストッパガイド154の末端部157に形成されたネジ山と螺合するネジ孔が形成されることが好ましい。
ストッパガイド154の先端部157をストッパレール151に挿入し、末端部157のネジ山に締め付け部材149を冠着して回転させることによって、先端部157がストッパレール151の長軸方向に長軸を有して回転が禁止されているので、締め付け部材149と先端部155とで、ストッパ板153を介してストッパレール151の鍔部159を挟みつけ、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114の移動を制止することができる。
(I)キャスタ170は、ディスプレイ取付装置の移動を容易にするためのもので、台車101に取り付けられる。キャスタ170の形式と数、およびその取り付け位置は、本考案は特に限定するものではないが、例えば図1に示すように、キャスタ170は、メインブーム110両端に2つづつ、台車101全体で合計4つがメインブーム110の下面に取り付けられる。キャスタ170は、さらに第1スライドブーム112と第2スライドブーム114それぞれの端部に取り付けることもできる。
(J)アウトリガー160は、ディスプレイ取付装置を固定し安定化させるものであって、第1スライドブーム112及び第2スライドブーム114の外側末端部、並びにアーム107の先端部に設けられる。
アウトリガー160は、第1スライドブーム112、第2スライドブーム114、及びアーム107の先端に設けられたアウトリガー支持板161に設けられたアウトリガーネジ孔162に貫通して設けられ、上端に回転操作部165と下端に床面当接部166とを有する棒材であって、上部と下部とにアウトリガーネジ孔と螺合するネジ山163、164が設けられ、中間部167はアウトリガーネジ孔162内を移動自在に配備されることが好ましい。
(2)支柱
支柱201は、台車101に垂設され、ディスプレイ取付部400を支持するものである。本考案に好適に用いることができるものであれば何れのものでもよいが、本考案の一実施例として、図7に断面を示す支柱201を示す。
図7は図2のd−d面を下方から上方を見た部分断面図である。図7に示すように、支柱201は、断面が略楕円形状で、内面に相互に平行な2個の内壁3a、3aを有することができる。一方の楕円頂部は楕円カバー3bを有し、他方の楕円頂部には平板カバー3cを有することができる。
支柱201の内部は、楕円カバー3b側のディスプレイの配線を貫通させる配線空間3dと、2個の内壁3a、3aに挟まれた内部空間3eと、を有することができる。
支柱201は支持板102に垂設されることが好ましい。支柱201を支柱取付部材202に垂設する方法は何れでも良いが、好ましい実施例として、図6に示すような支柱201を支持板102に固定された支柱取付部材202に固定して垂設する方法を示すことができる。
図6に示すように、支柱取付部材202は、支柱取付部材202を支持板102に取り付ける支持板取付部208と、支持板102の上面に突出し支柱201を固定する固定部209と、が連結して形成されるか、又は一体に形成された形状を有することが好ましい。
支柱201は、下端が支持板に垂設された支柱取付部材202によって支持板201に固定されることが好ましい。より好ましくは、支柱取付部材202の固定部209を支柱201の内部空間3eと嵌合するように形成し、支柱201の内部空間3eに固定部209を挿入して固定することが好ましい。
支柱取付部材202をカバー205で覆うことができる。
支柱201の長さを変更可能に配備して、ディスプレイ420を提示する高さを変更可能に形成することが好ましい。支柱201の長さを変更する手段は本考案に適用可能なものであれば何れでも良い。以下に、図6を参照して本考案の一実施例に係る支柱201の長さを変更する手段を説明する。
支柱取付部材202によって支持板201に固定される下部支柱206と、下部支柱206に挿入または冠着して設けられた上部支柱207と、を有し、下部支柱206に1以上設けられた下部支柱孔210と上部支柱207に1以上設けられた上部支柱孔211(但し、前記下部支柱孔と前記上部支柱孔との何れか一方は2以上である)とを係止ネジ212で螺着して構成し、支柱201の長さ変更できるように構成することが好ましい。
また本考案は、支柱に装置を移動するときに把持する把持部材203及び/又はトレイ204を取り付けることが好ましい。
(3)ディスプレイ取付部
本考案に係るディスプレイ取付部400は、支柱201の上端に当設して設置され、支持板102に垂設された支柱201の長軸と平行な回転軸を有する水平回転部300と、水平回転部300と連結して設けられ、支柱201の長軸と直交する回転軸を有する垂直回転部310と、垂直回転部310と連結して設けられディスプレイ420を保持するディスプレイ取付部材410と、を有し、ディスプレイ420を水平と垂直方向に回転可能に支持することができる。
(3−1)水平回転部
図8(a)は、図7のe−e断面図であって、水平回転部及び垂直回転部の断面図であり、(b)は、垂直回転部の主要部品図である。図8(a)に示すように、水平回転部300は、支柱201の上端に設けられることが好ましい。
支柱201の上端に、取付基材5を、上面が水平になるように固定することが好ましい。取付基材5は、内側にナット16aが設けられ、上面に取付ボルト16が垂直に貫通するボルト孔5bを有することが好ましい。取付基材5を、支柱201の内部空間3eと嵌合するように形成し、取付基材5の上面が、支柱201の上端面と同一平面になるように形成することが更に好ましい。
取付基材5に当設して
取付基材5に向けた球状の窪み6bを有し、前記球状の窪み6bの中央に取付ボルト16が貫通する貫通孔6aを有する回動受け台6と、
回動受け台6の球状の窪み6bに嵌合する半球状突起12a、周縁に設けられた円形鍔12b、及び取付ボルト16が貫通する回動孔12cを備える回動板12と、
半球状突起12aに嵌合する球面13aを有し、中心軸に沿って取付ボルト16が貫通する取付孔13bと付勢部材収容孔13cとを備えた回動板押え部材13と、
回動板押え部材13を回動受け台6方向に付勢する付勢バネ15、取付ボルト16の締め付けを規制するスタット14、及びワッシャー17を有する付勢手段19と、を設置することができる。
取付ボルト16を、ワッシャー17、スタット14、付勢バネ15の中空部、回動板押え部材13の取付孔13b、回動板12の回動孔12c、回動受け台6の貫通孔6a、及びボルト孔5bを貫通させてナット16aに垂直に螺止することによって水平回転部300を形成することができる。
取付ボルト16の先端近傍に抜止めピン16b用の孔を穿孔することが好ましく、これによって取付ボルト16を緩めた際に垂直回転部310が落下する危険を防止できる。
本考案の水平回転部300は更に、回動板12に設けられた回動孔12cを、ディスプレイ420のディスプレイ面430と平行な長軸を有する長孔に形成し、取付ボルト16が回動孔12c内をディスプレイ面430と平行な面内で摺動回転可能に形成することが好ましい。これによって、ディスプレイ面430に直交する軸を回転軸とする回転を行うことができ、ディスプレイ面430の水平線調整(ホリゾンタル調整)を行うことができる。
(3−2)垂直回転部
垂直回転部310は、連結部材51によって水平回転部300と連結される。
連結部材51の一方の端部を回動板12に設けられた円形鍔12bに固定することが好ましい。連結部材51にボルト16の締め付け強度を調節する取付孔51aを設け、取付孔51aをカバー18で覆うことが好ましい。
連結部材51の他側に沿って第1軸と嵌合する水平な水平孔51bを形成し、水平孔51bに第1軸53を挿入し、回転しないように配備して保持することが好ましい。
第1軸53は、両方の末端が水平孔51bの外側に出るように形成され、第1軸53の両方の末端部に、第1軸53と回転しないように結合する支持孔56aを有する一対の支持部材56が設けられることが好ましい。一対の支持部材56は同じ角度で取り付けられる。
支持部材56は大略『Y』字型の部材であって、支持孔56aは『Y』字の基部に当たる部分に形成され、他端に、第2軸54を回転自在に保持する支持溝56bと角度調節ネジ孔56cとが形成されることが好ましい。支持溝56bの開放方向は、第2軸54が離脱しないような形状に配備することが好ましい。
第2軸54に、支持部材56に重なり合い、第2軸54と回転しないように嵌合する角度調節板孔57aを備える角度調節板57を設けることが好ましい。一対の角度調節板57は同じ角度で取り付けられる。
また第2軸54に、支持部材56を挟むように一対の滑り止めリング52を設けることが好ましい。
更に第2軸54に、第2軸と回転しないように嵌合する取付部材孔59aを有する一対の回転取付部材59を設けることが好ましい。一対の回転取付部材59は同じ角度で取り付けられる。
角度調節板57に、角度調節板孔57aを中心とした円弧を長軸とする角度調節長孔57bを設けることが好ましい。
支持部材56と角度調節板57とを所望の角度をもって重なり合うように保持し、角度調節板57に設けられた角度調節長孔57bに角度調節ネジ58を挿入し、支持部材56に設けられた角度調節ネジ孔56cに角度調節ネジ58を螺入し締め付けて、角度調節板57と支持部材56との角度を固定することができる。一対の、角度調節板57と支持部材56とは、同じ角度で取り付けられる。
更に垂直回転部310の第1軸53と第2軸54とは、更に、軸方向に摺動可能な形状に形成され、第1軸53と支持部材56、第2軸54と角度調節板57、及び第2軸54と回転取付部材59の組み合わせの内の1以上の組み合わせにおいて、第1軸53又は/及び第2軸54を軸方向に摺動させて抜き取り、挿入角度を変えて再挿入し、第1軸53に対する支持部材56の取付角度、第2軸54に対する角度調節板57の取付角度、及び第2軸54に対する回転取付部材59の取付角度の内の1以上の角度を変更することによって、ディスプレイ取付部材410の取付角度が可変であることが好ましい。
より好ましくは、第1軸53と第2軸54とは、断面が円形の棒材の表面に8個の断面四角形の突起が相互に等間隔且つ軸と平行に設けられていることが好ましい。これによって、ディスプレイ取付部材410の取付角度が45°間隔で変更可能になる。
(5)ディスプレイ取付部
回転取付部材59とディスプレイ取付部材410との取付け方法は特に限定されないが、本実施例においては、図7(b)に示すように、咬合溝59bが設けられた回転取付部材59の咬合溝59bに、ディスプレイ取付部材410に設けられた咬合爪55を咬合させて保持する方法を挙げることができる。ディスプレイ420の背面をディスプレイ取付部材410取り付ける。
この構成によってディスプレイ取付部材410は、ディスプレイ420を、回転取付部材59、第2軸54、支持部材56と角度調節板57とのリンク、第1軸53、連結部材51、及び水平回転部300を介して、支柱201と角度可変且つ角度を固定して連結することができる。
(回転動作)
水平回転部300は、取付ボルト16を、回動受け台6の貫通孔6a、回動板12の回動孔12c、回動板押え部材13の取付孔13b、付勢バネ15の中空部、スタット14、及びワッシャー17を貫通させて、ナット16aに垂直に螺止することによって形成される。この構造によって、水平回転部300は垂直回転部310を介してディスプレイ420と連結している。
水平回転部300は、付勢バネ15の付勢圧力により回動板押え部材13が回動受け台6に圧着されているので、ディスプレイ420の重量のみでは動かないが、付勢バネ15の付勢圧力を超える力で回動受け台6の球状の窪み6bと回動板12の半球状突起12aとの接触面を水平に摺動回転させることにより、取り付けられたディスプレイ420のディスプレイ面430の向きを水平方向に360°の任意の角度回転させることができ、更に所望の角度の回転をさせた後は付勢バネ15の付勢圧力によりその向きを保持させることができる。
水平回転部300は更に、回動孔12cをディスプレイ410のディスプレイ面430と平行な長孔に形成し、取付ボルト16が回動孔12c内をディスプレイ面430と平行な面内で摺動回転可能に形成される。これにより、付勢バネ15の付勢圧力を超える力で、回動受け台6の球状の窪み6bと回動板12の半球状突起12aとの接触面を、取付ボルト16が回動孔12cに沿って摺動する方向に摺動回転させることにより、取り付けられたディスプレイ面430の水平線の調節(ホリゾンタル調整)を行うことができ、所望の回転をさせた後は付勢バネ15の付勢圧力によりその角度を保持させることができる。
ディスプレイ面430の水平線の調節が可能な角度の範囲は、回動板12に設けられた回動孔12cの長径の長さによって決めることができ、特に制限されないが、例えば、取付ボルト16が回動孔12cの中央にある状態を0度とした場合に−15度から+15度の範囲とすることができる。ディスプレイ面430の水平線の調節がホリゾンタル調整のみを目的とする場合は−5度から+5度の範囲とすることが好ましい。
垂直回転部310は、連結部材51、第1軸53、支持部材56と角度調節板57とのリンク、第2軸54、及び回転取付部材59を含んで構成される。この構成によって、垂直回転部310とディスプレイ420との角度は、支持部材56と角度調節板57とのリンクの角度を変えることで可変となり、支持部材56と角度調節板57とのリンクの角度を固定することによって固定することができる。
このように、垂直回転部310は、支持部材56と角度調節板57とのリンクの角度を操作することによって、支持部材56と角度調節板57との連結角度を変更して、ディスプレイ420の上下方向の向きを変更することが可能である。
支持部材56と角度調節板57との相互間の回転角度の変更範囲は、角度調節板57に設けられた角度調節長孔57bの長径の長さによって決めることができ、特に制限されないが、好ましくは120度以下である。
支持部材56と角度調節板57とのリンクの角度を操作するために角度調節ネジ58を緩めると、支持部材56と角度調節板57とによる第1軸と第2軸との回転の固定が解除され、第1軸と第2軸とは回転自在になるので、ディスプレイが大きく揺れることがある。
従って、操作性及び安全性の点からは支持部材56と角度調節板57とによる回転角度調節範囲が小さいことが好ましい。この観点からは、支持部材56と角度調節板57との回転角度の変更範囲は90度以下が好ましく、更に好ましい例として40度を挙げることができる。最も好ましくは、垂直回転部310をディスプレイ420を仰角10°と伏角30°の間で回転可能にする設定を挙げることができる。このように設定しておけば、画像を視聴者に提示する際は、支持部材56と角度調節板57とのリンクの角度を変えるのみで、大部分の要望に対応できる。
また垂直回転部310は、第1軸53から連結部材51又は/及び支持部材56、或いは第2軸から角度調節板57又は/及び回転取付部材59を軸方向に引き抜いて脱着し、角度を変えて再挿入することによって、ディスプレイ面430の上下方向の向きを変更することができる。
第1軸53と第2軸54と表面に8個の断面四角形の突起を、相互に等間隔且つ軸と平行に設け、第1軸53と第2軸54とを抜き取り・再挿入することによって45度ずつの間隔でディスプレイ面430の上下方向の向きを変更するように配備した場合は、支持部材56と角度調節板57とによる上下方向の回転角度の変更範囲を45度よりわずかに大きい値、例えば50度に調節することが好ましい。これによって、ディスプレイ420が本考案の移動式ディスプレイ取付け装置100と交錯する部分を除き、ディスプレイ面430の向きを、全ての方向に容易に変更することができる。
このように配備することによって、本考案に係る移動式ディスプレイ取付装置を、例えば横臥している病人に画像を提供するなど、多様な用途に用いることができる。
3a 内壁
3b 楕円カバー
3c 平板カバー
3d 配線空間
3e 内部空間
5 取付基材
5a ボルト孔
6 回動受け台
6a 貫通孔
6b 球状の窪み
12 回動板
12a 半球状突起
12b 円形鍔
12c 回動孔
13 回動板押え部材
13a 球面
13b 取付孔
13c 付勢部材収容孔
14 スタット
15 付勢バネ
16 取付ボルト
16a ナット
16b 抜止めピン
17 ワッシャー
18 カバー
19 付勢手段
51 連結部材
51a 取付孔
51b 水平孔
52 滑り止めリング
52a 滑り止めリング孔
53 第1軸
54 第2軸
55 咬合爪
56 支持部材
56a 支持孔
56b 支持溝
56c 角度調節ネジ孔
57 角度調節板
57a 角度調節板孔
57b 角度調節長孔
58 角度調節ネジ
59 回転取付部材
59a 取付部材孔
59b 咬合溝
100 移動式ディスプレイ取付装置
101 台車
102 支持板
107 アーム
110 メインブーム
112 第1スライドブーム
114 第2スライドブーム
119 第1ガイド手段
120 第2ガイド手段
121 第1ガイドレール
122 第2ガイドレール
123 第3ガイドレール
124 第4ガイドレール
141 第1ガイド
142 第2ガイド
143 第3ガイド
144 第4ガイド
149 締め付け部材
150 ストッパ手段
151 ストッパレール
152 ストッパ孔
153 ストッパ板
154 ストッパガイド
155 先端部
156 胴部
157 末端部
158 締め付け手段
159 鍔部
160 アウトリガー
161 アウトリガー支持板
162 アウトリガーネジ孔
163 ネジ山
164 ネジ山
165 回転操作部
166 床面当接部
167 中間部
170 キャスタ
201 支柱
202 支柱取付部材
203 把持部
204 トレイ
205 カバー
206 下部支柱
207 上部支柱
208 支持板取付部
209 固定部
210 下部支柱孔
211 上部支柱孔
212 支柱係止ネジ
300 水平回転部
310 垂直回転部
400 ディスプレイ取付部
410 ディスプレイ取付部材
420 ディスプレイ
430 ディスプレイ面

Claims (16)

  1. 台車と、前記台車に垂設された支柱と、前記支柱の上端に設けられたディスプレイ取付部とを備える移動式ディスプレイ取付装置であって、
    前記台車は、
    (A)前記支柱を支持する支持板と、
    (B)前記支持板の長さ方向の両端部に夫々固定され、互いに平行に位置する一対のメインブームと、
    (C)一対の前記メインブームの夫々の、前記支持板との固定位置に対する一側に、前記メインブームにスライド可能に設けられた2個の第1スライドブームと、
    (D)一対の前記メインブームの夫々の、前記支持板との固定位置に対する他側に、前記メインブームにスライド可能に設けられた2個の第2スライドブームと、
    (E)前記支持板に対面する部位を有して連結され、前記メインブームと直交し、前記メインブームの両外側に向けてスライド可能に配置された一対のアームと、
    (F)前記メインブームと前記第1スライドブームが対面する部位、及び前記メインブームと前記第2スライドブームが対面する部位に形成され、前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームを前記メインブームに対しスライド可能に支持する第1ガイド手段と、
    (G)前記支持板と前記アームが対面する部位に形成され、前記アームを前記支持板に対しスライド可能に支持する第2ガイド手段と、
    (H)前記メインブームの両方の末端に設けられるか、若しくは前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームの前記支持板側の末端に設けられたストッパ手段と、
    (I)前記メインブームの両端の下面に設けられたキャスタと、
    (J)前記第1スライドブーム及び第2スライドブームの外側末端部、並びに前記アームの先端部に設けられたアウトリガーと、
    を有してなることを特徴とする移動式ディスプレイ取付装置。
  2. 前記第1ガイド手段は、
    前記メインブームの、前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームと対向する面に、長手方向に平行に設けられた第1ガイドレールと、
    前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブーム夫々の、前記メインブームと対向する面に、前記第1ガイドレールと対向して設けられた第2ガイドレールと、
    前記第1ガイドレールの両端に設けられ、前記第2ガイドレールに挿入可能な凸型形状に形成された一対の第1ガイドと、
    前記第2ガイドレールの長さ方向中央寄りの末端に設けられ、前記第1ガイドレールに挿入可能な凸型形状で形成された第2ガイドと、を有して構成され、
    前記メインブームに設けられた第1ガイドレールに、前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブーム夫々に設けられた第2ガイドが挿入され、
    前記第1スライドブームに設けられた前記第2ガイドレールに、前記メインブームに設けられた一対の前記第1ガイドの一方が挿入され、
    前記第2スライドブームに設けられた前記第2ガイドレールに、前記メインブームに設けられた一対の前記第1ガイドの他方が挿入され、
    前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームの夫々が、前記メインブームの、前記支持板との固定位置から離れる方向に延伸可能にされてなることを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  3. 前記第2ガイド手段は、
    前記支持板の前記アームと対向する面に、前記メインブームと直交する方向に設けられた第3ガイドレールと、
    前記アーム夫々の、前記支持板と対向する面に、前記第3ガイドレールと対向して設けられた第4ガイドレールと、
    前記第3ガイドレールの両端に設けられ、前記第4ガイドレールに挿入可能な凸型形状に形成された一対の第3ガイドと、
    前記第4ガイドレールの長さ方向中央寄り末端に設けられ、前記第3ガイドレールに挿入可能な凸型形状に形成された一対の第4ガイドと、を有して構成されて、
    前記第3ガイドレールには、一対の前記第4ガイドが挿入され、
    一方の前記第4ガイドレールには一対の前記第3ガイドの一方が挿入され、
    他方の前記第4ガイドレールには一対の前記第3ガイドの他方が挿入され、
    一対の前記アームを前記メインブームの両外側方向に延伸可能にされてなることを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  4. 前記第1〜第4ガイドレールは、断面が同一の形状であって、開口部の幅が内部の幅がより小さく形成され、
    前記第1〜第4ガイドは、断面が同一の形状であって、先端部が前記第1〜第4ガイドレール開口部の幅より大きく且つ内部の幅より小さく形成され、胴部が開口部の幅より小さく形成されることを特徴とする請求項2又は3に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  5. 前記ストッパ手段は、
    前記メインブームと前記第1スライドブーム、及び前記メインブームと前記第2スライドブームに架け渡され、
    前記メインブームに固定されるか、又は前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームに固定されるストッパ板と、
    前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームに配置され、前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームと前記ストッパ板との間を締め付けるか、若しくは、前記メインブームに固定され、前記メインブームと前記ストッパ板との間を締め付ける締め付け手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  6. 前記締め付け手段は、
    前記メインブーム設けられるか、若しくは前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームに設けられ、長軸と平行で、開口部の幅が内部の幅より小さく、開口部に鍔部が形成されたストッパレールと、
    前記ストッパレールの開口部と重なり合うよう前記ストッパ板に形成されたストッパ孔と、
    前記ストッパ孔に貫通して設けられ、前記ストッパレールの開口部より幅が大きく内部より幅が小さい横断面を有し、前記ストッパレールの長軸方向に長軸を有する先端部と、前記ストッパレールの開口部より幅が小さく形成され前記ストッパレールの開口部を移動可能に設けられた胴部と、ネジ山が刻設された末端部と、を有するストッパガイドと、
    前記末端部のネジ山に螺合する締め付け部材と、を含み、
    前記ストッパガイドの先端を前記ストッパレールに挿入し、前記末端部のネジヤマに前記締め付け部材を冠着して締め付けることによって、前記第1スライドブーム及び前記第2スライドブームの移動を制止することを特徴とする請求項5に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  7. 前記アウトリガーは、前記第1スライドブーム、前記第2スライドブーム、及び前記アームの先端の下面に設けられたアウトリガー支持板に設けられたアウトリガーネジ孔に貫通して設けられ、上端に回転操作部と下端に床面当接部とを有する棒材であって、前記棒材の上部と下部とに前記アウトリガーネジ孔と螺合するネジ山が設けられ、中間部は前記アウトリガーネジ孔内を移動自在に配備されることを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  8. 一対の前記メインブームは、前記第1スライドブーム及び第2スライドブームを備える面が、相互に対向する向きに形成されることを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  9. 前記支柱は、前記支持板に設けられた支柱取付部材によって下端が前記支持板に垂設される下部支柱と、前記下部支柱に挿入または冠着して設けられた上部支柱と、を有し、前記下部支柱に1以上設けられた下部支柱孔と前記上部支柱に1以上設けられた上部支柱孔(但し、前記下部支柱孔と前記上部支柱孔との何れか一方は2以上である)とを支柱係止ネジで螺着して前記支柱の長さが可変に形成されることを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  10. 前記支柱には、移動するときに把持する把持部が取り付けられたことを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  11. 前記ディスプレイ取付部は、前記支柱の長軸と平行な回転軸を有する水平回転部、前記支柱の長軸と直交する回転軸を有する垂直回転部、及びディスプレイを保持するディスプレイ取付部材を有して前記支柱の上端に取付けられ、前記ディスプレイを水平方向及び垂直方向に回転可能に支持することを特徴とする請求項1に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  12. 前記水平回転部は、
    前記支柱の上端に、上面が水平で、取付ボルトが垂直に貫通するボルト孔を備え、内側にナットが設けられた取付基材が固定され、前記取付基材に当設して、
    前記取付基材に向けて窪んだ球状の窪み、及び前記球状の窪みの中央に前記ボルトの貫通孔を有する回動受け台と、
    前記回動受け台の球状の窪みに嵌合する半球状突起、周縁に設けられた円形鍔、及び中央に設けられた回動孔を有する回動板と、
    前記半球状突起に嵌合する球面を有し、中心に取付孔と内部に付勢部材収容孔とを備える回動板押え部材と、
    前記回動板押え部材を前記回動受け台方向に付勢する付勢バネ、前記取付ボルトの締め付けを規制するスタット、及びワッシャーを有する付勢手段と、がこの順に設置され、
    前記取付ボルトを、前記回動受け台の前記貫通孔、前記回動板の前記回動孔、前記回動板押え部材の前記取付孔、前記付勢バネ、前記スタット、及び前記ワッシャーを貫通させて前記ナットに螺止して形成されることを特徴とする請求項11に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  13. 前記回動孔が、前記ディスプレイのディスプレイ面と平行な長孔に形成され、前記取付ボルトが前記回動孔内を前記ディスプレイ面と平行な面内で摺動回転可能なように形成されることを特徴とする請求項12に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  14. 前記垂直回転部は、
    前記回動板の前記円形鍔に固定して水平面内回転自在に支持された連結部材と、
    前記連結部材に水平に設けられた水平孔に挿入され、回転が阻止されて保持された第1軸と、
    前記第1軸に設けられ、回転を阻止して保持された支持部材と、
    前記支持部材によって回転自在に保持された第2軸と、
    前記第2軸に設けられ、前記支持部材と重なり合い、且つ回転を阻止されて保持された角度調節板と、
    前記第2軸に、回転が阻止されて設けられ前記ディスプレイ取付部材と連結する回転取付部材と、を備え、
    前記支持部材と前記角度調節板とを所望の角度をもって重なり合うように保持し、前記角度調節板に設けられた角度調節長孔に角度調節ネジを挿入し、前記支持部材に設けられた角度調節ネジ孔に前記角度調節ネジを螺入し締め付けて、前記角度調節板と前記支持部材との角度を固定することを特徴とする請求項13に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  15. 前記第1軸と前記第2軸とは、軸方向に摺動可能な形状に形成され、前記第1軸と前記支持部材、前記第2軸と前記角度調節板、及び前記第2軸と前記回転取付部材の組み合わせの内の1以上の組み合わせにおいて、前記第1軸又は/及び前記第2軸を軸方向に摺動させて抜き取り、挿入角度を変えて再挿入し、前記第1軸に対する前記支持部材の取付角度、前記第2軸に対する前記角度調節板の取付角度、及び前記第2軸に対する前記回転取付部材の取付角度の内の1以上の角度を変更することによって、前記ディスプレイ取付部材の取付角度が可変であることを特徴とする請求項14に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
  16. 前記第1軸と前記第2軸とは、断面が円形の棒材の表面に8個の断面四角形の突起が相互に等間隔且つ軸と平行に設けられていることを特徴とする請求項15に記載の移動式ディスプレイ取付装置。
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