JP5549260B2 - ストレージシステムおよびデータ書込み方法 - Google Patents

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Description

本件は、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶装置を複数個収容したストレージシステム、およびストレージシステムにおける、記憶装置へのデータ書込み方法に関する。
RAID装置など、複数の記憶装置が収容されたストレージシステムが知られている。このRAID装置は、ホスト等の外部装置から受け取った書込みデータを一時的に格納しておくキャッシュメモリを有し、外部装置から書込みデータを受け取ると一旦キャッシュメモリに格納し、キャッシュメモリからFIFO(First In First Out)方式やLRU(Least Resently Used)方式等の方式に従ってその書込みデータを取り出して、収容されている記憶装置に記憶する。
近年、HDD(Hard Disk Drive)、SATA(Serial Advanced Technology Attachment)、SSD(Solid State Drive)といった様々な種類の記憶装置が登場し、RAID装置にそれら様々な種類の記憶装置が混在して収容される場合が生じてきている。
それらの記憶装置は、その種類によってデータ書込み速度が異なる。例えばSSDは最も高速なデータ書込み速度を有し、HDDはその次、SATAは書込み速度が最も遅い。
RAID装置に外部装置から多数の書込みデータが送られてきたとき、キャッシュメモリには、書込み速度が遅い種類の記憶装置に書き込まれるべき書込みデータが滞りがちである。このためキャッシュメモリが書込み速度の遅い種類の記憶装置に書き込むべきデータで溢れ、その状態で書込み速度の速いSSDに書き込むべきデータが送られてきても、SSDへの書込みがなかなか開始されずに長時間待たされる。その結果、SSD本来の高速書込みの特性が発揮されず、SSDの性能の低下(いわゆる「沈み込み」)が発生することがある。
従来、性能差のある記憶装置に対する入出力応答時間を速めるために、キャッシュメモリの一部領域を記憶装置の応答時間に応じて割り当てることが提案されている。
しかしながら、キャッシュメモリの領域を記憶装置の応答時間に応じて分けたとして、それらの複数領域に格納されている複数の書込みデータをどの順で取り出してディスクに書き込むかが問題となる。応答時間が短い高速アクセス可能な記憶装置への書込みを優先すると、応答時間が長い低速アクセスの記憶装置への書込みが極端に遅れてしまう結果となりかねない。
また、この提案のほか、HDDと半導体ディスクの双方を備えて同じデータを双方に書き込んでおき、読出し指示を受けてその読出し指示に応じたデータが半導体ディスクに存在するときは半導体ディスクからそのデータを読み出すことで高速化を狙った提案や、HDDに障害が発生した時のシステム低下を抑える提案などが存在する。
特開2002−140169号公報 特開平10−40170号公報 特開2001−43027号公報
本件開示のストレージシステムおよび書込み方法の課題は、データ書込速度の速い記憶装置からデータ書込速度の遅い記憶装置までの全体のパフォーマンスを向上させることにある。
本件開示のストレージシステムは、データが記憶される個別記憶装置であって、データ書込み速度の異なる複数種類の個別記憶装置を収容した装置である。そしてこのストレージシステムは、外部装置と接続されて、外部装置からの書込みデータを受信して個別記憶装置に書き込むとともに、外部装置からのデータ読出し指示を受信し個別記憶装置からデータを読み出して外部装置に送信する。
ここで、このストレージシステムは、キャッシュメモリと、格納部と、書込部とを有する。
キャッシュメモリは、個別記憶装置への書込みデータを個別記憶装置に書き込むまでの間、格納しておく。
また、格納部は、外部装置から受信した個別記憶装置への書込みデータをキャッシュメモリに格納する。
また、書込部は、キャッシュメモリから個別記憶装置への書込みデータを取り出して個別記憶装置に書き込む。
ここで、上記格納部は、外部装置から受信した個別記憶装置への書込みデータを、キャッシュメモリの、個別記憶装置の種類毎に区分された複数の格納領域のうちの、その書込みデータの書込先の個別記憶装置の種類に応じた格納領域に格納する。
また、上記書込部は、キャッシュメモリ上の複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から書込みデータを順次取り出して個別記憶装置に書き込む。
また、本件開示のデータ書込み方法は、本件のストレージシステムで実行されるデータ書込み方法である。すなわち、外部装置から受信した個別記憶装置への書込みデータをキャッシュメモリに格納する。その際は、その書込みデータを、キャッシュメモリの、個別記憶装置の種類毎に区分された複数の格納領域のうちの、その書込みデータの書込先の個別記憶装置の種類に応じた格納領域に格納する。また、キャッシュメモリから個別記憶装置への書込みデータを取り出して個別記憶装置に書き込む。その際には、キャッシュメモリ上の複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から書込みデータを順次取り出して個別記憶装置に書き込む。
本件開示のストレージシステムおよびデータ書込み方法によれば、キャッシュメモリ上の複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から書込みデータが順次取り出されて個別記憶装置に書き込まれる。このため、データ書込み速度が速い個別記憶装置の性能の低下(沈み込み)が抑えられ、また、データ書込み速度が遅い個別記憶装置への書込みの大幅な遅れも抑えられる。
本件のストレージシステムの一実施形態としてのRAID装置の概要図である。 図1に示すRAID装置を構成するコントローラのブロック図である。 流量管理テーブルの概念図である。 キャッシュメモリおよびフラグ記憶部を示した図である。 ホストから新たに送信されてきた書込みデータ一覧を示す図である。 図4に示す状態にあるキャッシュメモリに図5に示すデータが格納された状態のキャッシュメモリを示す図である。 以上のルールに従う格納部の処理を示すフローチャートである。 書込部の処理を示すフローチャートである。 キャッシュメモリと各エンクロージャに並んだディスクとの間のデータの流れを示している図である。 図6に示す状態にあるキャッシュメモリからの書込みデータの取出し順序示す図である。
以下、本件の実施形態を説明する。
図1は、本件のストレージシステムの一実施形態としてのRAID装置の概要図である。
このRAID装置10は、コントローラ20と複数のエンクロージャ30を有する。エンクロージャ30は、棚の形状を有し、各エンクロージャ30には個別記憶装置(ここでは、ディスク31と称する)が搭載される。各エンクロージャ30には、そのエンクロージャ30に搭載されるディスク31が接続される複数のコネクタが並んでいる。また各エンクロージャ30には、そのエンクロージャ30に搭載されたディスク31を制御するための制御回路が配置されている。各エンクロージャ30には、そのエンクロージャ30に配列された複数のコネクタのそれぞれに複数のディスク31のそれぞれを接続することにより、1つのエンクロージャ30あたり複数のディスク31を搭載することができる。
ここでは、各エンクロージャ30には、それぞれ複数のディスク31がそれぞれコネクタに接続された状態で並んでいる。コントローラ20と、各エンクロージャ30との間は、配線40で接続されている。この配線40は、エンクロージャ30のコネクタに接続されたディスク31とコントローラ20との間の通信を担っている。ただし、この配線40は、各エンクロージャ30ごとに通信容量の上限に制限がある。
このRAID装置10は、外部装置であるホスト90との間が通信線91で接続されている。このRAID装置のコントローラ20は、ディスク31に書き込むべき書込みデータをホスト90から受け取ってディスク31に書き込んだり、ホスト90からの指示に応じてディスク31からデータを読み出してホスト90に送る。
このRAID装置10には、データの書込み速度が異なる複数種類のディスク31が収容されている。本実施形態のRAID装置100は、具体的にはSSD、HDD、SATAの3種類のディスクが収容されている。尚、SATAはHDDの一形態であるが、アクセス速度が異なるため、ここではあえて通常のHDD(例えば、SAS接続やFC接続のHDD)とは種類が異なるものとして説明している。それら3種類のディスク31の中でSSDは、データ書込み速度が最も速く、SATAが最も遅い。
図2は、図1に示すRAID装置を構成するコントローラのブロック図である。
このコントローラ20は、通信部21、格納部22、キャッシュメモリ23、書込部24、および制御・監視部25を有する。
キャッシュメモリ23は、ホスト90から受け取ったディスク31(図1参照)に書き込むべき書込みデータをディスク31に書き込むまでの間、格納しておくメモリである。このキャッシュメモリ23は、書込みデータの書込み先のディスク31の種類ごとに格納領域が分かれている。
通信部21は、ホスト90との間の通信を担っている。
格納部22は、通信部21で受信したディスク31(図1参照)への書込みデータをキャッシュメモリ23に格納する。この格納部22は、通信部21で受信したディスク31への書込みデータをキャッシュメモリ23のディスク31の種類ごとに区分された複数の格納領域のうちの、その書込みデータの書込み先のディスク31の種類に応じた格納領域に格納する。
書込部24は、キャッシュメモリ23から書込みデータを取り出してディスク31に書き込む。この書込部24は、キャッシュメモリ23から書込みデータを取り出すにあたっては、キャッシュメモリ23上の複数の格納領域の中から選択された循環的に異なる格納領域から書込みデータを順次取り出してディスク31に書き込む。
制御・監視部25は、このコントローラ20の制御全般やデータの流れの監視等を行っている。この制御・監視部25は、各エンクロージャ30に収容されている各ディスク31のIDや、各ディスク31の種類の情報を持っている。そしてこの制御・監視部25は、通信部21で受信した書込みデータの書込先のディスク31を認識して格納部22や書込部24に格納先や書込先の指示を与える。また、この制御・監視部25では、各ディスク31ごとのデータの流量を常に監視する。そして各ディスク31ごとの流量を表わす流量管理テーブル251を更新する。
図3は、流量管理テーブルの概念図である。
ここには、ある1つのエンクロージャ30に#0〜#15からなる16個のディスクが並んでおり、#0〜#15の各ディスクの流量が、それぞれ10%、50%、60%、100%、・・・・・・10%であることが記録されている。ここで、#3のディスクの「100%」は、その#3のディスクが、その#3のディスクへの新たなアクセスの開始が不能なビジー状態にあることを表わしている。この流量管理テーブルは、各エンクロージャ30ごとに作成され、制御・監視部25による時々刻々変化する流量の監視結果が反映されるように定期的に更新されている。この流量管理テーブル251は本件における状態管理テーブルの一例に相当し、制御・監視部25は本件における更新部一例に相当する。
図2に戻って説明を続ける。
さらに、制御・監視部25には、キャッシュメモリ23の複数の格納領域それぞれに対応して、その格納領域に書込みデータが格納されているか否かを表わすフラグが記憶されるフラグ記憶部252を有する。ここではこのフラグを空フラグと称する。具体的には、フラグオンは、その格納領域に書込みデータの格納のない空の状態にあることを表わし、フラグオフは、その格納領域に書込みデータが格納されている状態にあることを表わしている。
次に、格納部22および書込部24の作用について具体的に記述する。
図4は、キャッシュメモリおよびフラグ記憶部を示した図である。
キャッシュメモリ231は、ディスクの種類(SSD、HDD、SATA)ごとに区分された複数(ここでは3つ)の格納領域231a,231b,231cを有する。
また、フラグ記憶部252は、キャッシュメモリ231の3つの格納領域231a、231b、231cのそれぞれに対する3つのフラグ領域252a,252b,252cを有する。これら3つのフラグ領域252a,252b,252cのそれぞれには、その対応する格納領域231a,231b,231cに書込みデータが存在しない空の状態にあるときにオン、その対応する格納領域に書込みデータが存在する状態にあるときにオフとなる空きフラグが格納される。
ここでは、キャッシュメモリ231に、図4に示す書込みデータが既に格納されているものとする。すなわち、SSDへの書込みデータが格納される格納領域231aには、(1)D1,(2)D2,(3)D3,(4)D2Bの4つの書込みデータが並んでいる。ここでは、各格納領域231a,231b,231cごとの書込みデータの列を「キュー」と称する。
ここで、(1),(2),…,(4)は、この格納領域251aの中でのキャッシュメモリ231から取り出される優先順位を表わしている。(1)が優先順位が最も高く、(2),(3),(4)の順に優先順位が下がっていく。また、D1,D2,D3は、その書込みデータを書き込むべきディスク(ここではSSD)が収納されているエンクロージャを表わしている。ここでは、ディスク(SSD,HDD,SATA)が収納されるエンクロージャは、一例としてD1,D2,D3の3つである。さらに(4)D2Bの「B」は、この書込みデータを書き込むべきディスク(ここではSSD)が現在ビジー状態にあることを表わしている。ビジー状態にあるか否かの情報はキャッシュメモリ251上に書かれているのではないが、ここでは分かり易さのため、「B」を付して示している。あるディスクがビジー状態にあるか否かは、図2,図3に示す流量管理テーブル251が参照され、その流量管理テーブル251に100%が記入されていることをもって、そのディスクがビジー状態にあることが認識される。
ここでは、格納領域231a,231b,231cのいずれにおいても、1つの格納領域に格納されている書込みデータ下に配置された書込みデータほど取出しの優先順位が高く、見かけ上FIFO方式のように示されている。これは単に優先順位を示したに過ぎず、その格納領域内に実際にこの順序で格納されている必要はない。すなわち、ここでは、格納領域231aに格納されている書込みデータの取り出し順序は、LRU方式等FIFO方式以外の方式に従うものであってもよく、図4は採用した方式における取出しの優先順位を示している。ただし、分かり易さのために、ここではFIFO方式を採用したものとして説明を続ける。
また、キャッシュメモリ231のHDD用の格納領域231bには、(5)D1,(6)D3,(7)D2B,(8)D1,(9)D3の各書込みデータが示されている。(5)〜(9)は、この格納領域231b内での書込みデータの取り出しの優先順位を示している。(1)〜(5)としない理由は、格納領域231aの(1)〜(4)と区別するためであり、(1)〜(4)よりも優先順位が低いことを意味するものではない。
キャッシュメモリ231のSATA用の格納領域231cについても同様である。ここには、(10)D2〜(16)D3の書込みデータが格納されている。
図4に示す状態では、キャッシュメモリ231の3つの格納領域231a,231b,231cのいずれにも書込みデータが格納されているため、フラグ記憶部252の3つのフラグ領域231a,231b,231cはいずれもフラグオフの状態にある。
図5は、ホストから新たに送信されてきた書込みデータ一覧を示す図である。
キャッシュメモリ231に図4に示す書込みデータが格納されている状態にあるときに、ホスト90から新たに、この図5に示す(17)〜(21)の順に、ここに示す各エンクロージャにある各種類のディスクに書き込まれる書込みデータが送信されてきたものとする。
図6は、図4に示す状態にあるキャッシュメモリに図5に示す書込みデータが格納された状態のキャッシュメモリを示す図である。
ここでは、格納部22が書込みデータをキャッシュメモリに格納する際のルールとして、以下のルールが定められている。
(1)キャッシュメモリ231の自領域に空き領域があるときは格納部22は通信部21で受信した書込みデータをその空き領域に格納する。ここで「自領域」は、SSDへの書込みデータであれば格納領域231a,HDDへの書込みデータであれば格納領域231b,SATAへの書込みデータであれば格納領域231cを意味する。
(2)格納部22は、通信部21で受信した書き込みデータをキャッシュメモリ23に格納するにあたり、その書込みデータの書込先のディスクの種類に対応する格納領域が満杯であるときは、以下の通りとする。すなわち、その種類よりも書込み速度が速い種類に対応する格納領域が存在し、かつその速い種類に対応する格納領域に空き領域が存在する場合に、その書込みデータを、その速い種類に対応する格納領域に格納する。ここでは、この速い種類に対応する格納領域を「乗込み領域」と称する。ただし、本実施形態では、その速い種類に対応する格納領域に格納できる他の種類のディスクへの書込みデータの格納受入れ数には上限があり、ここでは3個以内と定められている。この受入れ数は格納領域への書込みデータの格納率の統計等により、他の種類のディスク向けの書込みデータを受入れても支障を生じる可能性が低いレベルに設定される。
(3)さらに、速い種類に対応する格納領域が複数存在し、それらの双方に空き領域があるときは、空き領域が広い方の格納領域に格納する。双方の空き領域の広さが同一のときは、データ書込速度のより速い種類のディスクに対応する格納領域に格納される。
本実施形態では、ホスト90からSATAに書き込まれる書込みデータを受け取り、SATAに対応する格納領域231cが満杯であって、SSD,HDDに対応する2つの格納領域231a,231bの双方に空き領域が存在する場合に、このルールが適用されることになる。
(4)自領域に空きがなく、乗込み領域が存在しない場合、および、乗込み領域が存在していても自領域と乗込み領域のいずれにも空きがないときは、格納部22は、通信部21に、ホスト90に向けて空きが無いことを通知させる。
(5)格納部22は、通信部21で受信した書込みデータを、キャッシュメモリ231の、その書込みデータの書込先のディスクの種類に応じた格納領域に格納するにあたり、少なくとも今回の書込み直前にその格納領域が書込みデータの格納のない空の状態であった場合に、フラグ記憶部252の、その格納領域に対応する空きフラグを、その格納領域に書込みデータが存在することを表すオフ状態に更新する。
図7は、以上のルールに従う格納部の処理を示すフローチャートである。
通信部21で書込みデータの受信があると(ステップS01)、キャッシュメモリの、その書込みデータの書込先のディスクの種類に応じた自領域に空きがあるか否かが判定される(ステップS02)。自領域に空きがある場合は、その書込みデータを自領域に格納し、自領域に対応する空フラグをオフにする(ステップS03)。
自領域が満杯であって自領域には空きが無いときは、自領域よりもデータ書込速度の速いディスク種に対応する乗込み領域の空きの有無が調べられる(ステップS04)。乗込み領域にも空きが無いときは、空き領域ができるまで待ちとなる(ステップS05)。すなわち、ここでは通信部21に、ホスト90に向けてキャッシュメモリ231が満杯である旨通知させ、ホスト90が時期を見て乗込みデータを再度送信してきた時点で図7に示す処理を再度実行することになる。
乗込み領域に空きがあるときは書込みデータはその乗込み領域に格納される。ただし、本実施形態では、SATAに対応する格納領域231cを自領域とする場合は複数(ここでは2つ)の乗込み領域が存在する。したがって今回受信した書込みデータの書込先がSATAであって、SATAに対応する格納領域231cが満杯であたっときは、複数の乗込み領域それぞれの空き領域の大小が比較され、空き領域の大小に差があるときは、大きな空き領域を持つ乗込み領域に格納される(ステップS07)。その際、そのデータが格納された乗込み領域に対応する空フラグがオフとなる。複数の乗込み領域に関し、空き領域の大小に差がないときは、それら複数の乗込み領域のうちの、より高速書込み可能なディスク種に対応する乗込み領域に格納される(ステップS8)。その際、その格納された乗込み領域に対応する空フラグがオフとなる。
尚、この図7に示す処理では、書込みデータを格納領域に格納するごとに、その格納領域に既に他の書込みデータが格納されている(すなわち空フラグが既にオフである)か否かにかかわらず、その格納領域に対応する空フラグがオフされる。ただし、空フラグをオフにする必要があるのは、その空フラグに対応する格納領域が空の状態から最初に書込みデータが格納される場面である。そこで、空フラグのオン、オフを判定することによりこの場面である(空フラグオン)か否かを判定して空フラグをその場面でのみオフにしてもよい。
ここで、キャッシュメモリ231が図4に示す状態にあるときに、通信部21で図5に示す書込みデータを受信した場合にキャッシュメモリ231が図6に示す状態になることを説明する。
図5に示す(17)の書込みデータは、D3のエンクロージャにあるSATAに書き込まれるデータであるが、図4に示すようにSATAの自領域である格納領域231cは既に満杯の状態にある。そこで、SSDに対応する格納領域231aとHDDに対応する格納領域231bの空き領域が調べられる。それら双方の格納領域231a,231bに空き領域が存在し、SSDの格納領域231aの空き領域の方が広い。そこで(17)の書込みデータはSSDの格納領域231aに格納される。
次の(18)の書込みデータは、D2のエンクロージャにあるSATAに書き込まれるデータである。SATAの格納領域231cは既に満杯である。SSDの格納領域231aには、図4に示す状態からさらに(17)D3の書込みデータが格納された状態にある。したがって現段階では、SSDの格納領域231aとHDDの格納領域231bには互いに同一の広さの空き領域が存在する。この場合、(18)の書込みデータも、データ書込速度のより速いSSDの空き領域に格納される。
次の(19)の書込みデータもSATAに書き込まれるデータであるが、SATAの格納領域231cは満杯であって、現段階ではHDDの格納領域231bの方がSSDの格納領域よりも広い空き領域を有する。そこで(19)の書込みデータは、HDDの格納領域231bに格納される。
さらに次の(20)の書込みデータもSATA用である。SATAの格納領域231cは満杯であって、SSDの格納領域231aとHDDの格納領域231bは共に1つずつの空き領域を有する。そこで、(20)の書込みデータは、データ書込速度のより速いSSDの格納領域231aに格納される。
さらに次の(21)の書込みデータはHDD用である。HDDの自領域である格納領域231bには空き領域が有り、したがって(21)の書込みデータはHDDの格納領域231bに格納される。
以上により、キャッシュメモリ231は図6に示した状態となる。
次に、書込みデータをキャッシュメモリから取り出してディスクに書き込む書込部について説明する。
書込部24は、以下のルールに従う。
(1)書込部24は、キャッシュメモリ231にある3つの格納領域231a,231b,231cの中から循環的に選択された格納領域から書込みデータを取り出してディスクに書き込む。
ここでは、データ書込み速度の速い順とし、SSDの格納領域231a→HDDの格納領域231b→SATAの格納領域231c→SSDの格納領域231a→…の順に書込みデータが1つ取り出されては各ディスクに書き込まれる。
(2)ただし、書込部24は、キャッシュメモリ231から書込みデータを取り出すにあたって流量管理テーブル251(図3参照)を参照し、今回取り出そうとしている書込みデータの書込先のディスク31がビジー状態にあるか否かを判定する。そして書込部24は、書込先のディスク31がビジー状態にあるときは、その書込みデータが格納されている格納領域に格納されている書込みデータの中での今回取り出そうとしていた書込みデータの読出優先度を下げる。具体的には本実施形態では、その読出優先度を、その格納領域に現在格納されている書込みデータの中の最低の優先度とする。そして書込部24は、その格納領域に格納されている書込みデータの中で読出優先度が次に高い書込みデータを読み出す。
(3)前述の通り、このRAID装置10は、ディスク31が並ぶエンクロージャ30を複数有し、コントローラ20とディスク31との間の通信量は各エンクロージャ30ごとに制限を受ける。
そこで、書込部24は、キャッシュメモリ23から書込みデータを取り出すにあたり、今回取り出す又は取り出した第1の書込データの書込先のディスク31が並ぶエンクロージャ30と次回取り出す第2の書込データの書込先のディスク31が並ぶエンクロージャ30との異同を調べる。そして書込部24は、双方のエンクロージャ30が同一であった場合は、次回の取出し時には、第2の書込みデータの取出しは行なわない。書込部24は、この時点では、その第2の書込データと同じ格納領域に格納されている書込みデータのうちの第2の書込みデータの次に読出優先度が高い第3の書込みデータを読み出す。
(4)さらに書込部24は、満杯状態にある格納領域から書込みデータを読み出した際、その満杯状態にあった格納領域に対応する種類のディスクに書き込まれる書込みデータがその満杯状態にあった格納領域以外の他の格納領域に記憶されているか否かを判定する。そして書込部24は、その書込みデータが他の格納領域に記憶されている場合には、他の領域に格納されていた書込みデータを、その満杯状態にあった格納領域に移動する。
(5)さらに書込部24は、キャッシュメモリ23から書込みデータを取り出すにあたり、その書込みデータを今回取り出すことによって、キャッシュメモリ23の、その書込みデータの今回の取出し対象の格納領域が書込みデータの格納のない空の状態に移行するか否かを判定する。そして書込部24は、その格納領域が空の状態に移行することになる場合に、その格納領域に対応する空フラグを、その格納領域に書込みデータが存在しないことを表すオン状態に更新する。また書込部24は、キャッシュメモリ23から書込みデータを取り出すにあたり、フラグ記憶部252の空フラグが書込みデータが存在することを表すオフ状態にある格納領域について読出し処理を行なう。一方、空フラグが書込みデータが存在しないことを表すオン状態にある領域については読出し処理は行なわない。
図8は、書込部の処理を示すフローチャートである。
ここでは、先ず、各エンクロージャ30に並ぶ各ディスクの種類の確認が行なわれる(ステップS21)。この確認は、RAID装置10へのディスクの収納状態の変更が生じるたびに、あるいは変更が生じた可能性があるたびに行なわれる。
次いで、書込みデータのキャッシュメモリ23への格納状態が調べられて、ディスク31への書込み順序が決定される(ステップS22)。ここでは、今回読み出すべき書込みデータと、その次に読み出すべき書込みデータが決定される。
次に、今回決定された書込み順序の先頭の書込みデータについて、その書込みデータの書込先のディスクがビジー状態にあるか否かが判定される。この判定は、前述の通り、流量管理テーブル251(図3)を参照して行なわれる。今回の書込みデータの書込先のディスクがビジー状態にあるときは、その書込みデータがその格納領域に並ぶ書込みデータのキューの最後尾に移動される。すなわち、その書込みデータの読出しの優先順位がそのキューに並ぶ書込みデータの中で最も低いレベルにまで下げられる。
そして、そのキューと同じキューに他の書込みデータがあるときは、次の優先順位にあった書込みデータが取り出される。そのキューには、他の書込みデータがないときは、ステップS22に戻り、書込みデータの取出し順序の再決定が行なわれる。
ステップS26では、キャッシュメモリ23から今回取り出そうとしている書込みデータの書込先のディスク31が搭載されたエンクロージャ30の確認が行なわれ、ステップS27ではキャッシュメモリ23から次回に取り出そうとしている書込みデータの書込先のディスク31が置かれたエンクロージャ30の確認が行なわれる。ステップS28では、それらのエンクロージャ30が互いに同一であるか否かが判定され、同一であったときは、次回の分のキュー内の優先順位が変更される(ステップS29)。具体的には、次回の分のキューの先頭(優先順位の先頭)にある書込みデータと、そのキューと同じキューの2番目(優先順位の2番目)にある書込みデータの、キューの中での並ぶ順序(優先順位上の順序)が交替される。
ステップS30では、今回の取出し対象の書込みデータがキャッシュメモリ23から取り出され、その書込みデータがディスク31に書き込まれる。
次いで、書込みデータを今回取り出したキューに並ぶべき書込みデータが他のキュー、すなわち、他の格納領域に存在するか否かが調べられる(ステップS31)。これは、本来であれば今回のキューに並ぶべき書込みデータであっても、そのキューが並ぶ格納領域が満杯であったときには他の格納領域に格納される(すなわち他のキューに並ぶ)ことがあるからである。
今回のキューに並ぶべき書込みデータが他のキューにあったときは、その書込みデータが今回のキューに移動される(ステップS32)。ただし、今回のキューに並ぶ書込みデータが格納されている格納領域が満杯になってもなお、今回のキューに並ぶ書込みデータが他のキューに並んでいる場合もある。そのときは、他のキューに並ぶ残りの書込みデータは、他のキューに並んだまま取り出されることもある。
さらにステップS33では、書込みデータを今回取り出したキューが空になったか否かが調べられ(ステップS33)、空になったときは、その格納領域に対応する空フラグがオンに変更される(ステップS34)。
図9は、キャッシュメモリと各エンクロージャとの間のデータの流れを示している。ここでは、エンクロージャ30は、DE(Device Enclosure)とCE(Controller Enclosure)との2種類存在し、DEは、DE#1,DE#2,DE#3の3台存在する。各DEには、前述したように、複数のディスクが搭載されている。CEには、物理的にはコントローラ20(図1参照)が置かれていている。ここでは、CEにはディスクは置かれていないものとする。DE#1,DE#2,DE#3に示されている(1),(2),…等の符号は、図6に示す各書込みデータの、(1),(2),…等の符号と合致している。すなわち、この図9は、ある符号の書込みデータが書き込まれるディスクがその符号と同じ符号が示されたエンクロージャに置かれていることを示している。キャッシュメモリ23に格納されている書込みデータは、キャッシュメモリ23から取り出され、ルータ26を介してその書込みデータの書込先のディスクが配置されたエンクロージャ30に送られ、そのエンクロージャ30の、その書込先のディスクに書き込まれる。
図10は、図6に示す状態にあるキャッシュメモリからの書込みデータの取出し順序を示す図である。
1.先ず最初に、図6に示す(1)の書込みデータが取り出されて、DE#1のエンクロージャに置かれているSSDに書き込まれる。その際、(1)の書込みデータの書込先のエンクロージャと、次に取り出されるはずの(5)の書込みデータの書込先のエンクロージャとの異同が調べられる。ここではいずれの書込みデータも同じエンクロージャDE#1であるため、(5)と(6)の書込みデータの、キャッシュメモリ231からの取出し順位が入れ替えられる。
2.したがって次には(6)の書込みデータが取り出され、その取り出された書込みデータがエンクロージャDE#3に並ぶHDDに書き込まれる。
3.次に、(10)の書込みデータが取り出されてエンクロージャDE#2に置かれたSATAに書き込まれる。(10)と(2)の書込みデータは同じエンクロージャDE#2に書き込まれるため、(2)と(3)の書込みデータの取出し順位が入れ替えられる。さらに、(10)D2の取出しによってSATAの格納領域231cに空き領域が生じるため、SATAに書き込まれる書込みデータである(17)D3がSATAの格納領域231cに移されてSATAのキューに並べられる。
4.次に、(3)の書込みデータが取り出されてエンクロージャDE#3に置かれたSSDに書き込まれる。
5.次に、(6)と入れ替えられた(5)の書込みデータが取り出されて、エンクロージャDE#1に置かれたHDDに書き込まれる。
6.次は(11)の書込みデータの順番であるが、この(11)の書込みデータが書き込まれるべきディスクは現在ビジー状態にある。このため、この(11)の書込みデータの取出し順位がSATAのキューの最後尾((16)D3の後ろ)に並べられる。そして、(11)の書込みデータに代えて(12)の書込みデータが取り出されエンクロージャDE#3のSATAに書き込まれる。また、SATAに書き込まれるべき(18)の書込みデータがSATAの格納領域231cに書き戻される。
7.(2)D2が取り出されてエンクロージャDE#2のSSDに書き込まれる。
8.(7)D2Bはビジー状態にあるため、この書込みデータの取出しはそのキューの最後尾に回わされ、(7)の書込みデータに代えて(8)の書込みデータが読み出され、エンクロージャDE#1のHDDに書き込まれる。
9.さらに、(13)D2Bがそのキューの最後尾に回され、(14)D2が取り出されてエンクロージャDE#2のSATAに書き込まれる。また、(19)D1が自領域(SATAの格納領域231c)に書き戻される。
以下、同様にして、図8の処理手順に従ってキャッシュメモリ231から書込みデータが取り出されては各ディスク31に書き込まれる。
ここで、図10の例えば「13」では、(4)D2の書込みデータを取り出した際、SSDの格納領域231aが空になる。このため、ここでは、SSDの格納領域231aに対応する空フラグ252aがその格納領域231aが空になったことを表わすオン状態に設定される。
図10の「16」および「21」も同様である。
以上の実施形態によれば、SSDへの書込みについては、最大限HDDへの1つの書込みデータの書き込みとSATAへの1つの書込みデータの書き込みの間待たされることになるが、それを超えて大きくは待たされずに済む。したがって、SSDの性能の「沈み込み」が抑制される。
また、HDDやSATAについても書込みの順番が確実に回ってくるため極端な遅れを生じることなく書込みが行なわれる。このRAID装置10では、このようにして全体のパフォーマンスの向上が図られている。
尚、ここではRAID装置を取り上げて説明したが、本件は、RAID装置と呼ばれる装置に限られるものではなく、個別記憶装置を複数個収容したストレージシステムに広く適用することができる。
10 RAID装置
20 コントロール
21 通信部
22 格納部
23 キャッシュメモリ
24 書込部
25 制御・監視部
26 ルータ
30 エンクロージャ
31 ディスク
40 配線
90 ホスト
91 通信線
231a,231b,231c 格納領域
251 流量管理テーブル
252 フラグ記憶部
252a,252b,252c フラグ領域

Claims (5)

  1. データが記憶される個別記憶装置を複数個収容し、外部装置と接続されて、該外部装置からの書込みデータを受信して該個別記憶装置に書き込むとともに、該外部装置からのデータ読出し指示を受信し該個別記憶装置からデータを読み出して該外部装置に送信するストレージシステムにおいて、
    当該ストレージシステムは、データ書込み速度の異なる複数種類の個別記憶装置を収容したものであり、
    前記個別記憶装置への書込みデータを該個別記憶装置に書き込むまでの間、格納しておくキャッシュメモリと、
    外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを前記キャッシュメモリに格納する格納部と、
    前記キャッシュメモリから前記個別記憶装置への書込みデータを取り出して該個別記憶装置に書き込む書込部とを有し、
    前記格納部が、外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを、前記キャッシュメモリの、前記個別記憶装置の種類毎に区分された複数の格納領域のうちの、該書込みデータの書込先の個別記憶装置の種類に応じた格納領域に格納し、
    前記書込部が、前記キャッシュメモリ上の前記複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から前記書込みデータを順次取り出して前記個別記憶装置に書き込むものであって、さらに
    前記書込部は、前記キャッシュメモリから前記書込みデータを取り出すにあたって今回取り出そうとしている書込みデータの書込先の前記個別記憶装置がビジー状態にあるときには、当該書込みデータが格納されている格納領域に格納されている書込みデータの中での今回取り出そうとしていた書込みデータの読出優先度を下げて、当該格納領域に格納されている書込みデータの中で読出優先度が次に高い書込みデータを読み出すことを特徴とするストレージシステム。
  2. データが記憶される個別記憶装置を複数個収容し、外部装置と接続されて、該外部装置からの書込みデータを受信して該個別記憶装置に書き込むとともに、該外部装置からのデータ読出し指示を受信し該個別記憶装置からデータを読み出して該外部装置に送信するストレージシステムにおいて、
    当該ストレージシステムは、データ書込み速度の異なる複数種類の個別記憶装置を収容したものであり、
    前記個別記憶装置への書込みデータを該個別記憶装置に書き込むまでの間、格納しておくキャッシュメモリと、
    外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを前記キャッシュメモリに格納する格納部と、
    前記キャッシュメモリから前記個別記憶装置への書込みデータを取り出して該個別記憶装置に書き込む書込部とを有し、
    前記格納部が、外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを、前記キャッシュメモリの、前記個別記憶装置の種類毎に区分された複数の格納領域のうちの、該書込みデータの書込先の個別記憶装置の種類に応じた格納領域に格納し、
    前記書込部が、前記キャッシュメモリ上の前記複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から前記書込みデータを順次取り出して前記個別記憶装置に書き込むものであって、さらに
    前記個別記憶装置が並ぶエンクロージャを複数有し、前記キャッシュメモリと前記個別記憶装置との間の通信量が該エンクロージャごとに制限を受けるものであって、
    前記書込部は、前記キャッシュメモリから前記書込みデータを取り出すにあたり、今回取り出そうとしている第1の書込データの書込先の前記個別記憶装置が並ぶエンクロージャと次回取り出す予定の第2の書込データの書込先の前記個別記憶装置が並ぶエンクロージャとの異同を調べ、双方のエンクロージャが同一であった場合は、次回の取出し時に、前記第2の書込みデータの取出しに代えて、該第2の書込データと同じ格納領域に格納されている書込みデータのうちの該第2の書込みデータの次に読出優先度が高い第3の書込みデータを取り出すことを特徴とするストレージシステム。
  3. データが記憶される個別記憶装置を複数個収容し、外部装置と接続されて、該外部装置からの書込みデータを受信して該個別記憶装置に書き込むとともに、該外部装置からのデータ読出し指示を受信し該個別記憶装置からデータを読み出して該外部装置に送信するストレージシステムにおいて、
    当該ストレージシステムは、データ書込み速度の異なる複数種類の個別記憶装置を収容したものであり、
    前記個別記憶装置への書込みデータを該個別記憶装置に書き込むまでの間、格納しておくキャッシュメモリと、
    外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを前記キャッシュメモリに格納する格納部と、
    前記キャッシュメモリから前記個別記憶装置への書込みデータを取り出して該個別記憶装置に書き込む書込部とを有し、
    前記格納部が、外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを、前記キャッシュメモリの、前記個別記憶装置の種類毎に区分された複数の格納領域のうちの、該書込みデータの書込先の個別記憶装置の種類に応じた格納領域に格納し、
    前記書込部が、前記キャッシュメモリ上の前記複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から前記書込みデータを順次取り出して前記個別記憶装置に書き込むものであって、さらに
    前記格納部は、前記通信部で受信した書き込みデータを前記キャッシュメモリに格納するにあたり、該書込みデータの書込先の前記個別記憶装置の種類に対応する格納領域が満杯であって、該種類よりも書込み速度が速い種類に対応する格納領域が存在しかつ該速い種類に対応する格納領域に空き領域が存在する場合に、該書込みデータを、該速い種類に対応する格納領域に格納することを特徴とするストレージシステム。
  4. データが記憶される個別記憶装置を複数個収容し、外部装置と接続されて、該外部装置からの書込みデータを受信して該個別記憶装置に書き込むとともに、該外部装置からのデータ読出し指示を受信し該個別記憶装置からデータを読み出して該外部装置に送信するストレージシステムにおいて、
    当該ストレージシステムは、データ書込み速度の異なる複数種類の個別記憶装置を収容したものであり、
    前記個別記憶装置への書込みデータを該個別記憶装置に書き込むまでの間、格納しておくキャッシュメモリと、
    外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを前記キャッシュメモリに格納する格納部と、
    前記キャッシュメモリから前記個別記憶装置への書込みデータを取り出して該個別記憶装置に書き込む書込部とを有し、
    前記格納部が、外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを、前記キャッシュメモリの、前記個別記憶装置の種類毎に区分された複数の格納領域のうちの、該書込みデータの書込先の個別記憶装置の種類に応じた格納領域に格納し、
    前記書込部が、前記キャッシュメモリ上の前記複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から前記書込みデータを順次取り出して前記個別記憶装置に書き込むものであって、さらに
    前記書込部は、前記キャッシュメモリの、満杯状態にある格納領域から書込みデータを読み出した際、該満杯状態にあった第1の格納領域に対応する種類の前記個別記憶装置に書き込まれる書込みデータが該第1の格納領域以外の第2の格納領域に記憶されている場合に、該第2の格納領域に記憶されている該第1の格納領域に対応する種類の前記個別記憶装置に書き込まれる書込みデータを該第1の格納領域に移動させることを特徴とするストレージシステム。
  5. データが記憶される個別記憶装置を複数個収容し、外部装置と接続されて、該外部装置からの書込みデータを受信して該個別記憶装置に書き込むとともに、該外部装置からのデータ読出し指示を受信し該個別記憶装置からデータを読み出して該外部装置に送信するストレージシステムにおける、受信した書込みデータの該個別記憶装置へのデータ書込み方法であって、
    当該ストレージシステムは、データの書込み速度の異なる複数種類の個別記憶装置を収容したものであり、前記個別記憶装置への書込みデータを該個別記憶装置に書き込むまでの間、格納しておくキャッシュメモリを有し、
    外部装置から受信した前記個別記憶装置への書込みデータを前記キャッシュメモリに格納するにあたり、該書込みデータを、該キャッシュメモリの、前記個別記憶装置の種類毎に区分された複数の格納領域のうちの、該書込みデータの書込先の個別記憶装置の種類に応じた格納領域に格納し、
    前記キャッシュメモリから前記個別記憶装置への書込みデータを取り出して該個別記憶装置に書き込むにあたり、前記キャッシュメモリ上の前記複数の格納領域の中から順次選択された格納領域から前記書込みデータを順次取り出し、該書込みデータの取出しにあたって今回取り出そうとしている書込みデータの書込先の前記個別記憶装置がビジー状態にあるときには、当該書込みデータが格納されている格納領域に格納されている書込みデータの中での今回取り出そうとしていた書込みデータの読出優先度を下げて、当該格納領域に格納されている書込みデータの中で読出優先度が次に高い書込みデータを読み出して前記個別記憶装置に書き込むことを特徴とするデータ書込み方法。
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