JP6617461B2 - 制御装置、制御プログラム、及び制御方法 - Google Patents

制御装置、制御プログラム、及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、制御プログラム、及び制御方法に関する。
テープライブラリと仮想テープ装置とをそなえる仮想テープシステムが知られている。テープライブラリは磁気テープカートリッジや光ディスクカートリッジ等の物理ボリューム(Physical Volume;以下、PVと表記する)を複数収納する。
仮想テープ装置はホスト装置とテープライブラリとの間に設けられ、ホスト装置で認識することのできるボリュームである論理ボリューム(Logical Volume;以下、LVと表記する)を格納するTVC(Tape Volume Cache)をそなえる。なお、TVCは例えばRAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)構成のストレージ装置等により実現される。
図23に例示するように、仮想テープシステム100は、仮想テープ装置200のTVC210からLV220(LV1〜LV3と表記)をテープライブラリ300のPV310に書き出し、当該PV310を搬出するボリューム搬出(エクスポート)処理を行なうことができる。エクスポート処理により、LV220のデータをテープライブラリ300外で保管したり他のテープライブラリで利用することが可能となる。
エクスポート処理の要求は、図24に例示するように、ホスト装置400又は他の管理サーバ等から発行される。エクスポート要求にはLVリスト410が含まれる。LVリスト410は例えばテキストファイルである。仮想テープ装置200は、LVリスト410で指定されるLV220をLV320として、例えばLVリスト410に記述された順序(図24の矢印(1)〜(3)参照)でエクスポート用のPV310に格納する。
なお、図25に例示するように、LVリスト410で指定されたLV220は、データがTVC210に存在するオンキャッシュの状態(例えばLV2及びLV3)と、データがTVC210に存在しないオフキャッシュの状態(例えばLV1)とがある。
オフキャッシュのLV1については、仮想テープ装置200は当該LV1が保存(マイグレーション)されている保存用のPV310からLV1をTVC210に読み出すリコール処理を行なう(図25の矢印(1)参照)。そして、仮想テープ装置200はリコールによりTVC220に読み出したLV1をエクスポート用のPV310に書き込む(図25の矢印(2)参照)。
一方、オンキャッシュのLV2及びLV3については、仮想テープ装置200は当該LV2及びLV3をTVC210から直接エクスポート用のPV310に書き込みを行なう(図25の矢印(3)及び(4)参照)。
なお、関連する技術として、エクスポート要求に応じて、エクスポート要求に指定された順序とは関係なく、エクスポート対象のLVのうちTVCにキャッシュされているLVのデータをPVに格納する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2013−161234号公報 特開平9−160727号公報
上述したエクスポート処理では、仮想テープ装置200は格納対象のLV220のデータサイズを考慮せずに、LVリスト410で指定された順序に従って格納対象のLV220を指定されたPV310に格納する。そして、仮想テープ装置200は、次に格納するLV220のデータサイズがPVの残容量を超えることを検知すると、当該PV310に対するエクスポート処理を終了する。この場合オペレータは別のPV310を指定してLVリスト410の続きからエクスポートを実行することになる。
例えば図26に示すように、エクスポート用のPV310が3巻(PV1、PV2、及びPV3と表記)登録されており、PV1巻あたりのデータ格納可能サイズが全て100GB(バイト)であるとする。また、LVリスト410で指定されたLV220及びその順序は、LV1〜LV5であり、データサイズはそれぞれ10GB、10GB、90GB、70GB、20GB(総データサイズ200GB)であるものとする。
この場合、1番目のエクスポート処理では、仮想テープ装置200はPV1にLV1及びLV2を格納して終了となる。LV3のデータサイズ(90GB)がPV1の空き容量(80GB)を超えるためである。2番目のエクスポート処理では、仮想テープ装置200はPV2にLV3を格納して終了となる。LV4のデータサイズ(70GB)がPV2の空き容量(10GB)を超えるためである。3番目のエクスポート処理では、仮想テープ装置200はPV3にLV4及びLV5を格納し、PV3の空き容量が10GBの状態で、全てのLV220の格納が終了する。
図26の例では、LVリスト410で指定されたLV220(総データサイズ:200GB)を全てPV310にエクスポートするために、1巻のデータ格納サイズが100GBであるPV310が3巻用いられることになる。
このように、LVリスト410に複数のLV220が設定された順序によっては、LVリスト410で指定されたLV220の総データサイズを格納するのに十分なPV310の本数よりも多くの本数が用いられてしまう場合がある。
1つの側面では、本発明は、仮想テープ装置の制御装置による論理ボリュームの書出処理における、書出先の物理ボリュームの数を最適にすることを目的とする。
1つの態様では、本件の制御装置は、取得部と、生成部と、書出制御部と、読出制御部と、最適化部とをそなえる。前記取得部は、第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得する。また、前記生成部は、前記第2の物理ボリュームごとに当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを割り当てた複数の書出リストであって、前記複数の論理ボリュームのうちのキャッシュ部にデータがキャッシュされている複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、複数の前記書出リストを生成する。さらに、前記生成部は、前記複数の論理ボリュームのうちの前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成する。さらに、前記書出制御部は、複数の前記書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行なう。また、前記読出制御部は、前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行なう。さらに、前記最適化部は、前記読出制御部による1つの論理ボリュームの制御が完了した論理ボリュームを含む、前記複数の論理ボリュームのうちの前記キャッシュ部にデータがキャッシュされている論理ボリュームのそれぞれを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に、少なくとも前記書出処理が未完了である第2の物理ボリュームのうちの前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てることで、前記複数の書出リストのうちの少なくとも前記書出処理が未完了である書出リストを再生成する
また、他の1つの態様では、本件の制御装置は、取得部と、生成部と、書出制御部と、読出制御部と、最適化部とをそなえる。前記取得部は、第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得する。また、前記生成部は、前記第2の物理ボリュームごとに、当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを、キャッシュ部に当該論理ボリュームのデータがキャッシュされているか否かを含む情報とともに割り当てた複数の書出リストであって、前記複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、複数の前記書出リストを生成する。さらに、前記生成部は、前記複数の論理ボリュームのうちの前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成する。さらに、前記書出制御部は、複数の前記書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行なう。また、前記読出制御部は、前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行なう。さらに、前記最適化部は、前記読出制御部による1つの論理ボリュームの制御の完了に応じて、前記複数の書出リストのうちの前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームを含む書出リストの割り当て順を、前記読出制御部による制御が完了していない論理ボリュームよりも、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームの方が先となるように変更する。
1つの側面では、仮想テープ装置の制御装置による論理ボリュームの書出処理における、書出先の物理ボリュームの数を最適にすることができる。
一実施形態の一例としての仮想テープシステムの構成例を示す図である。 仮想テープシステムの機能構成例を示す図である。 仮想テープ装置のエクスポート制御に係る機能構成例について説明する。 LV情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 LVリストのデータ構成例を示す図である。 TR−PVGテーブルのデータ構成例を示す図である。 ソート済LVリストのデータ構成例を示す図である。 ソート済LVリストのデータ構成の他の例を示す図である。 サブLVリストのデータ構成例を示す図である。 サブLVリストに設定されたデータの一例を示す図である。 サブLVリスト(リコール)のデータ構成例を示す図である。 エクスポート用PVにLVが格納された状態の一例を示す図である。 一実施形態に係る仮想テープシステムにおけるエクスポート制御の動作例を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る仮想テープシステムにおけるエクスポート処理の動作例を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る仮想テープシステムにおけるリコール処理の動作例を説明するフローチャートである。 一実施形態に係る仮想テープシステムにおける、LVリストに基づくエクスポート処理及びリコール処理の動作例を説明するフローチャートである。 第1変形例の第1の手法に係るソート済LVリストに設定されたデータの一例を示す図である。 第1変形例の第1の手法に係るサブLVリストに設定されたデータの一例を示す図である。 第2変形例に係るサブLVリストに設定されたデータの一例を示す図である。 第2変形例に係る仮想テープシステムにおけるエクスポート処理の動作例を説明するフローチャートである。 第2変形例に係る仮想テープシステムにおけるリコール処理の動作例を説明するフローチャートである。 図1に示す仮想テープ装置がそなえるICP、IDP、及びVLPのハードウェア構成例を示す図である。 仮想テープシステムの構成例を示す図である。 仮想テープシステムにおけるエクスポート処理を説明する図である。 仮想テープシステムにおけるエクスポート処理及びリコール処理の一例を示す図である。 エクスポート用PVにLVが格納された状態の一例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。なお、以下の実施形態で用いる図面において、同一符号を付した部分は、特に断らない限り、同一若しくは同様の部分を表す。
〔1〕一実施形態
〔1−1〕仮想テープシステムの構成例
図1は一実施形態の一例としての仮想テープシステム1の構成例を示す図であり、仮想テープシステム1にそなえられるハードウェアの構成及び接続関係の一例を示す。図2は仮想テープシステム1の機能構成例を示す図である。仮想テープシステム1は、ホスト装置4に対して仮想テープライブラリを提供するシステムであり、例示的に、仮想テープ装置2及びテープライブラリ3をそなえる。
ホスト装置4は、仮想テープ装置2の仮想ドライブ20を介したテープライブラリ3へのアクセスを行なう情報処理装置の一例である。ホスト装置4によるアクセスには、仮想ドライブ20からのデータの読み出し要求、仮想ドライブ20へのデータの書き込み要求、及びエクスポート要求の発行、並びにこれらの要求に対する応答の受信が含まれてもよい。
なお、ホスト装置4は、例えばバックアップソフトウェア40(図2参照)を実行するメインフレームであってもよい。バックアップソフトウェア40は、図2に示すように、エクスポート要求を仮想テープ装置2へ発行することができる。なお、アクセス要求には、例えば論理ボリューム(LV)のデータをエクスポート用の物理ボリューム(PV)にエクスポートするエクスポート指示とLVリスト41とが含まれる。
テープライブラリ3は、PVを複数収納し、仮想テープ装置2からの指示に応じてPVに対するアクセスを行なうことができる。テープライブラリ3におけるPVのアクセスには、LVのデータをPVにバックアップすることが含まれてもよい。なお、PVはデータを記憶する記録媒体の一例である。PVとしては、LTO(Linear Tape Open)カートリッジ等の磁気テープや、光ディスクカートリッジ等が挙げられる。
図1に示すように、テープライブラリ3は、例示的に、複数(図1の例では4つ)のドライブ31a〜31dと、1つ以上(図1の例では1つ)のロボット32とをそなえる。ドライブ31a〜31dはそれぞれPVに対するデータの記録及び再生等を行なう媒体処理装置の一例であり、ロボット32は媒体カートリッジのピックアップ、搬送、ドライブ31への挿入等を行なう運搬装置の一例である。なお、ドライブ31a〜31dの個数やロボット32の個数は例示であり、それぞれ任意の個数がテープライブラリ3にそなえられてもよい。
なお、符号が数字及びアルファベットの組み合わせで表される装置のうち、数字部分が共通の装置は同様の機能をそなえることができる。以下の説明において、数字部分が共通の装置を区別しない場合には、符号として単に数字部分を用いて表記する。例えばドライブ31a〜31dを区別しない場合には、単にドライブ31と表記する。
仮想テープ装置2は、ホスト装置4とテープライブラリ3との間に設けられ、ホスト装置4からの要求に応じてテープライブラリ3に対する種々の指示を行なうことができる。
図1に示すように、仮想テープ装置2は、例示的に、TVC21a及び21b、FC(Fibre Channel)スイッチ22a及び22b、LAN(Local Area Network)スイッチ23a及び23b、並びにコンソール24a及び24bをそなえる。また、仮想テープ装置2は、例示的に、TBP(Tie Breaker Processor)25、並びにSAS(Service Access System)26をそなえる。さらに、仮想テープ装置2は、例示的に、ICP(Integrated Channel Processor)27a及び27b、IDP(Integrated Device Processor)28a及び28b、並びにVLP(Virtual Library Processor)29a及び29bをそなえる。
TVC21は、キャッシュ部の一例であり、ホスト装置4とテープライブラリ3との間のアクセスに係るLVのデータを記憶するストレージ装置の一例である。なお、LVはホスト装置4で認識することのできるボリュームである。
TVC21a及び21bは、それぞれHDD(Hard Disk Drive)等の磁気ディスク装置及びSSD(Solid State Drive)等の半導体ドライブ装置の少なくとも1つ以上の記憶装置を含んでもよく、TVC21がそれぞれ又は協働してRAIDを構成することができる。
FCスイッチ22は、FCケーブル等を介して接続されたSAN(Storage Area Network)等のネットワークにおける装置間の通信経路の切り替えを行ない、これらの装置を相互に通信可能に接続することができる。FCを介した通信では、例えばLV又はPV等のデータ転送が行なわれる。なお、FC接続される区間は、図1の例では実線で示す区間となる。例示的に、TVC21−FCスイッチ22間、FCスイッチ22間、FCスイッチ22−ICP27間、並びにFCスイッチ22−VLP29間がFC接続される。また、ICP27−ホスト装置4間、IDP28−ドライブ31間、並びにIDP28a−ロボット32間についてもFC接続されてもよい。
LANスイッチ23は、LANケーブル等を介して接続されたLANにおける装置間の通信経路の切り替えを行ない、これらの装置を相互に通信可能に接続することができる。LANを介した通信では、例えばコマンドやデータ等の制御情報等の転送が行なわれる。なお、LAN接続される区間は、図1の例では破線で示す区間となる。例示的に、TVC21、FCスイッチ22、TBP25、SAS26、ICP27、IDP28、及びVLP29の各々が、LANスイッチ23とLAN接続される。また、VLP29−ホスト装置4間についてもLAN接続されてもよい。
コンソール24は、ICP27、IDP28、及びVLP29等の情報処理装置のうちの操作対象となる装置に対するユーザインタフェースを提供する。コンソール24は、例示的に、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ及びRAM(Random Access Memory)等のメモリのほか、キーボード等の入力部及びLCD(Liquid Crystal Display)等の出力部をそなえる。コンソール24と各装置との間は、例えばKVM(Keyboard, Video and Mouse)スイッチ等の入出力インタフェースを介して接続されてもよい。
なお、図1に例示するように、FCスイッチ22、ICP27、IDP28、及びVLP29等は冗長構成である。FCスイッチ22、ICP27、及びIDP28については、並列処理による高速化の観点から、双方の装置がそれぞれ動作してもよい。或いは、いずれか一方(例えば符号に“a”が付された装置;以下0系と表記する)が運用系として動作し、他方(例えば符号に“b”が付された装置;以下1系と表記する)が待機系として動作してもよい。
また、VLP29a及び29bはいずれか一方(例えば0系のVLP29a)がマスタとして動作し、他方(例えば1系のVLP29b)がスレーブとして待機してもよい。この場合、スレーブのVLP29bは、マスタのVLP29aに異常が発生したときに自身がマスタに昇格してVLP29aの処理を引き継ぐことができる。
このような冗長構成の場合、プロセッサ間、例えば冗長化された装置間の専用通信回線が全て切断され、他方のプロセッサの状態が不明になるスプリットブレインが発生する可能性がある。スプリットブレイン状態では、冗長化された装置が互いに相手の装置の故障を検出する結果、システムの動作が不安定又は動作が困難になり得る。
TBP25は、上述した系統等のサイトごとの装置の動作を監視し、マスタ又は運用系とスレーブ又は待機系との切り替えを制御することができる。これにより、サイト間のLAN接続及びSAN接続においてスプリットプレインが発生することを抑制又は発生後に解消することができる。
SAS26は、仮想テープ装置2の診断及び保守等を行なうことができる。SAS26による処理対象の装置としては、ICP27、IDP28、及びVLP29等が挙げられる。
ICP27は、ホスト装置4との通信を行なうHBA(Host Bus Adapter)を搭載し、例えばFC、FCLINK(登録商標)、OCLINK(登録商標)等のストレージ接続インタフェースを用いてホスト装置4と接続される。HBAとしては、FC等に準拠したインタフェースカードが挙げられる。
ICP27によるホスト装置4との通信には、ホスト装置4からのライト要求に係るライトデータの受信、並びにホスト装置4からのリード要求に係るリードデータの送信等が含まれてもよい。ライトデータの受信及びリードデータの送信には、TVC21へのライトデータの書き込み及びTVC21からのリードデータの読み出しが含まれてもよい。
また、仮想ドライブ20のエミュレーション等の機能(図2参照)は、ICP27により実現されてもよい。
IDP28は、VLP29からの指示に応じて、FCを介してTVC21及びテープライブラリ3に対する種々の制御を行なうことができる。IDP28による制御には、例えばテープライブラリ3に対するライブラリ制御及びドライブ制御が含まれてもよい(図2参照)。
ライブラリ制御では、IDP28は、VLP29からのマウント指示又はアンマウント指示に応じて、テープライブラリ3のロボット32を制御し、指示されたPVのマウント処理又はアンマウント処理を実行することができる。
ドライブ制御には、テープライブラリ3に格納されたPVに対するリード制御及びライト制御が含まれてもよい。
リード制御では、IDP28は、VLP29からのリード指示に応じて、指示されたLVのデータをドライブ31にマウントされたPVから読み出し、読み出したLVのデータをTVC21に書き込むことができる。なお、TVC21に書き込まれたLVはオンキャッシュの状態であるといえる。
ライト制御では、IDP28は、VLP29からのライト指示に応じて、指示されたLVのデータをTVC21から読み出し、読み出したLVのデータをドライブ31にマウントされたPVに書き込むことができる。なお、ライト制御において、TVC21からLVのデータが読み出された後に当該データがTVC21から削除されてもよい。TVC21からデータを削除されたLVはオフキャッシュの状態であるといえる。
換言すれば、IDP28は、TVC21に格納されたLVのデータをテープライブラリ3のドライブ31にストアするストア処理、及び、テープライブラリ3のPVからLVのデータを読み出してTVC21上にリストアするリストア処理を行なうことができる。
VLP29は、LANカード等のネットワークインタフェースを介してホスト装置4と接続され、ホスト装置4との通信、及び仮想テープ装置2の資源管理等の制御を行なうことができる。
VLP29によるホスト装置4との通信には、ホスト装置4から仮想ドライブ20に対して送信されるリード要求、ライト要求、及びエクスポート要求等のアクセス要求の受け付け、並びにアクセス要求に対する応答の送信が含まれてもよい。
一例として、VLP29は、ホスト装置4からの読み込みの要求に応じて、リード対象のLVのデータを仮想ドライブ20へリストアするリストア指示をIDP28に発行することができる。
他の例として、VLP29は、ホスト装置4からのライト要求やエクスポート要求に応じて、ライト対象又はエクスポート対象のLVのデータをPVへストアするストア指示をIDP28に発行することができる。なお、オフキャッシュの場合、ストア指示には、事前に対象のLVのデータをオンキャッシュにするリストア指示が含まれ得る。
換言すれば、VLP29は、ホスト装置4に対する、テープライブラリ3のドライブ31やロボット32等の制御に関するインタフェースを受け持ち、ホスト装置4からの要求に応じてICP27が提供する仮想ドライブ20の制御(図2参照)を行なうといえる。
VLP29による仮想テープ装置2の資源管理は、LV及びPVに関するデータベースの管理により行われてもよい。VLP29が管理するデータベースについては後述する。
〔1−2〕仮想テープ装置の機能構成例
次に、図3を参照して仮想テープ装置2、特にVLP29のエクスポート制御に係る機能構成例について説明する。
仮想テープ装置2のエクスポート制御に着目すると、図3に示すように、VLP29は、例示的に、メモリ部11及びエクスポート制御部12をそなえる。なお、メモリ部11はVLP29がそなえるメモリにより実現されてもよく、エクスポート制御部12はVLP29がそなえるCPUによりプログラムが実行されることにより実現されてもよい。
なお、以下の説明において、TVC21に格納されたオンキャッシュのLVをLV51と表記し、TVC21には格納されていないオフキャッシュのLVをLV52と表記し、LV51及び52を総称してLV50と表記する。換言すれば、LV50は仮想テープ装置2が管理する全てのLVであるといえる。さらに、テープライブラリ3にそなえられ、LV50のデータを格納する保存用(データ蓄積用)のPVをPV61と表記し、テープライブラリ3にそなえられたエクスポート用のPVをPV62と表記する。
メモリ部11は、例示的に、LV情報テーブル111、LVリスト112、TR−PVG(Transfer - Physical Volume Group)テーブル113、ソート済LVリスト114、サブLVリスト115、及びサブLVリスト(リコール)116の各情報を記憶する記憶領域を有する。メモリ部11に格納される情報の説明についてはエクスポート制御部12の説明の中で行なう。
エクスポート制御部12は、例示的に、要求受付部121、判定処理部122、及び処理実行部123をそなえる。
要求受付部121は、ホスト装置4から受信したエクスポート要求の受付処理を行なうことができる。受付処理には、エクスポート要求に係る情報の取得処理と、後述する最適化判定部122による判定処理に用いられるPV巻数の算出処理とが含まれてもよい。
取得処理では、要求受付部121は、例えばエクスポート対象のLV506のデータサイズ及びPV62の1巻あたりのデータ格納サイズをそれぞれLV情報テーブル111(図4参照)及びTR−PVGテーブル113(図6参照)から取得することができる。
図4はLV情報テーブル111のデータ構成例を示す図である。図4に示すように、LV情報テーブル111には、例示的に、LV50のLV名、LV50に対応するPV61のPV名、TVC21におけるLV50のキャッシュ状態、LV50のデータサイズ、及びLV50の最終更新時刻が設定される。LV情報テーブル111は、ホスト装置4からのライト要求やリード要求等に伴いLV50やTVC21の状態が変化する際に、VLP29により参照及び更新されてもよい。
LV名には、例えばLV50を一意に識別可能な識別子(ID;Identifier)等の識別情報が設定され、PV名には、LV50のデータが格納されているPV61の識別情報が設定される。TVCにおけるキャッシュ状態には、例えばオンキャッシュ又はオフキャッシュを示す情報が設定される。換言すれば、LV情報テーブル111は、TVC21及びPV61のうちのLV50のデータの書出先を表す情報であるといえる。
要求受付部121は、LV50のデータサイズの取得処理において、図4に例示するLV情報テーブル111を参照し、LVリスト41に含まれる各LV50について対応するデータサイズを取得することができる。このとき、要求受付部121により、取得したデータサイズの項目をLVリスト41に付加したLVリスト112が生成され、当該LVリスト112の情報がメモリ部11の記憶領域に格納されてもよい。
図5はLVリスト112のデータ構成例を示す図である。図5に示すように、LVリスト112には、例示的に、LV名、及びLV50のデータサイズが設定される。図5の例では、LVリスト41で指定されたLV50及び設定順序は、LV1〜LV5であり、データサイズはそれぞれ10GB、10GB、90GB、70GB、20GB(総データサイズ200GB)である。
図6はTR−PVGテーブル113のデータ構成例を示す図である。図6に示すように、TR−PVGテーブル113には、例示的に、エクスポートのグループの識別情報、エクスポートに用いるPV62のPV名、及び当該PV62のデータ格納サイズが設定される。エクスポートのグループの識別情報は、例えばホスト装置4から受信するエクスポート要求又はLVリスト41等と対応付けられる識別子である。データ格納サイズはPV62に格納可能なデータサイズである。図6の例では、PV1及びPV2のデータ格納サイズがいずれも100GBである。
なお、TR−PVGテーブル113は、エクスポート用のPV62のプールであり、エクスポートを実施するオペレータ等により予めエクスポート用のPV62が登録されてもよい。また、ホスト装置4からのエクスポート指示には、TR−PVGテーブル113に登録済のグループ又はPV62がオペレータにより指定されてもよい。
換言すれば、要求受付部121は、第1のPV61に格納されるLV50のデータを第2のPV62へ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、LV50の各々のデータサイズを取得する取得部の一例である。
PV巻数の算出処理では、要求受付部121は、例えば取得処理で取得したLV50のデータサイズとPV62のデータ格納サイズとに基づき、格納容量及び格納順序のそれぞれの観点から、エクスポートで用いられるPV巻数を算出することができる。
格納容量の観点で用いられるPV巻数(X)は、LVリスト41で指定されたLV50の総データサイズを格納するのに十分なPV62の本数を示す値であり、例えば整数値である。
Xの値は、例えばLVリスト41で指定された全LV50のデータサイズの合算値を、PV62の1巻あたりのデータ格納サイズで除算し、小数点以下を切り上げることにより求めることができる。なお、PV62の1巻あたりのデータ格納サイズは、例えばエクスポートのグループに含まれるPV62のデータ格納サイズの平均値を算出することにより求めることができる。
格納順序の観点で用いられるPV巻数(Y)は、LVリスト41に設定されたLV50の設定順序通りにエクスポートを行なった場合に用いられるPV62の本数を示す値であり、例えば整数値である。
Yの値は、例えば以下の(a)〜(c)の手順により求めることができる。
(a)LVリスト41内のLV50の設定順序に従いLV50のデータサイズを合算し、合算値がPV62の1巻あたりのデータ格納サイズを超えたときに+1をカウントする。
(b)合算値がデータ格納サイズを超えたときのLV50をスタートとして当該LV50以降のデータサイズを合算し、合算値がデータ格納サイズを超えたときに+1をカウントする。
(c)(b)をLVリスト41で指定された全てのLV50について実行し、最終的なカウント値(整数値)をPV巻数Yとして得る。
判定処理部122は、要求受付部121が算出したPV巻数X及びYに基づいて、エクスポートの最適化を行なうか否かの判定処理、及び最適化を行なうと判定した場合の最適化前処理を行なうことができる。
ここで、エクスポートの最適化には、エクスポート対象のLV50のデータサイズに基づいて、エクスポート処理で用いられるPV62の本数が最適になるように、LV50のエクスポート処理の実行順序を制御することが含まれる。PV62の最適な本数とは、例えば格納容量の観点でLVリスト41で指定されたLV50の総データサイズを格納するのに十分なPV62の本数とすることができる。
上述のように、ホスト装置4から送信されるLVリスト41では、エクスポート対象の複数のLV50が指定され得る。しかし、LVリスト41におけるLV50の設定順序は、PV62への格納順序を制限するものではない。
換言すれば、エクスポート処理では、指定された複数個のLV50をエクスポート用のPV62に格納すればよく、エクスポートの最適化によってLV50のエクスポート処理の実行順序を制御しても、ホスト装置4から要求されたエクスポート指示に反することにはならない。
最適化の判定処理では、判定処理部122は、PV巻数XとPV巻数Yとを比較し、YがXよりも大きい場合に、最適化を行なうと判定することができる。
最適化を行なうと判定した場合、判定処理部122は、最適化前処理として、LVリスト112をデータサイズに基づき降順でソートしてソート済LVリスト114(“LVLIST-Sorted”)を作成し、当該ソート済LVリスト114の情報をメモリ部11の記憶領域に格納することができる。
図7はソート済LVリスト114のデータ構成例を示す図である。図7の例では、ソート後のLV50は、LV3、LV4、LV5、LV1、LV2であり、データサイズはそれぞれ90GB、70GB、20GB、10GB、10GBである。なお、図8に例示するように、LV50ごとにオンキャッシュ又はオフキャッシュを示す情報がさらに設定されたソート済LVリスト114′が作成されてもよい。
判定処理において、YがX以下である場合(現実的にはXとYとが等しい場合)、LVリスト41又はLVリスト112で指定された順序でLV50のエクスポート処理を行なったとしても、使用されるPV巻数は最小限で済む。この場合、判定処理部122は最適化を行なわないと判定することができる。
以上のように、要求受付部121及び判定処理部122は、LV50の各々のデータサイズと、第2のPV62の各々の記憶領域の空き容量とに基づき、後述するサブLVリスト115の生成を行なうか否かを判定する判定部の一例である。この判定では、判定部は、エクスポート要求におけるLV50の設定順序で第2のPV62への書出処理を実行する場合に用いられる第2のPV62の数を算出することができる。また、判定部は、算出した数が、第2のPV62の各々の記憶領域の空き容量の合計値をLV50のデータサイズの合計値で除した値よりも大きい場合に、サブLVリスト115の生成を行なうと判定することができる。
処理実行部123は、判定処理部122の判定結果に応じて、LVリスト112又はソート済LVリスト114に基づくエクスポート処理及びリコール処理を実行することができる。このため、処理実行部123は、例示的に、エクスポート処理部124及びリコール処理部125をそなえる。
判定処理部122が最適化を行なわないと判定した場合、処理実行部123による処理では、例えばLVリスト41内のLV50の設定順序に基づき、エクスポート処理部124によるエクスポート処理及び必要に応じてリコール処理部125によるリコール処理が行なわれる。
一例として、処理実行部123は、LVリスト112に基づき、上述のように、エクスポート対象のLV50についてPV62へのストア指示をIDP28に発行することができる。
エクスポート対象がオンキャッシュのLV51である場合、ストア指示には、例えばドライブ31へのPV62のマウント指示、TVC21からPV62へのLV51のライト指示、及びライト後のPV62のアンマウント指示等が含まれ得る。これらのオンキャッシュに関わる指示はエクスポート処理部124から発行されてもよい。
また、ストア指示には、エクスポート対象がオフキャッシュのLV52である場合、オンキャッシュの場合のマウント指示の前に、オフキャッシュのLV52のデータをTVC21にロードするためのリストア指示が含まれ得る。リストア指示には、リード要求の場合と同様に、LV52のデータを格納するPV61のドライブ31へのマウント指示、PV61からTVC21へのLV52のデータのリード(読み込み)指示、及びリード後のPV61のアンマウント指示等が含まれ得る。これらのオフキャッシュに関わる指示はリコール処理部125から発行されてもよい。
なお、エクスポート対象がオンキャッシュのLV51であるかオフキャッシュのLV52であるかの判断は、LV情報テーブル111を参照することにより可能である。また、エクスポート用のPV62の特定は、エクスポート要求で指定されたグループについてTR−PVGテーブル113を参照することにより可能である。
一方、判定処理部122が最適化を行なうと判定した場合、処理実行部123による処理では、例えばソート済LVリスト114に基づきPV62ごとのサブLVリスト115(“Sub-LVLIST-PVx”;xは整数)が生成され、サブLVリスト115に基づいてエクスポート処理が実行される。
サブLVリスト115の生成において、処理実行部123は、例えばソート済LVリスト114で指定されたLV50の順に、複数巻のPV62に振り分けるように、PV62ごとのサブLVリスト115を生成する。
一例として、処理実行部123は、ソート済LVリスト114から設定順にLV50を選択し、複数巻のPV62のうちの最も空き容量の大きいPV62に対応するサブLVリスト115へ選択したLV50を登録する。
サブLVリスト115のデータ構成例を図9に示す。図9に示すように、サブLVリスト115には、例示的に、PV62ごとに、LV名、LV50のデータサイズ、PV残容量、及びエクスポート実施フラグが設定される。
LV名及びデータサイズは、ソート済LVリスト114に設定されるものと同様である。PV残容量はPV62の残容量を示す値であり、データ格納サイズを初期値として、登録されたLV50のデータサイズをPV62の残容量から減じた値が設定される。PV残容量は例えばサブLVリスト115にLV50が登録される都度、処理実行部123により算出され設定される。エクスポート実施フラグはサブLVリスト115に基づくエクスポートの実施状態を示す情報の一例であり、例えば未実施の場合は“1”、実施中の場合は“2”、実施済の場合は“0”又は“NULL”等が設定される。
換言すれば、サブLVリスト115は、第2のPV62へLV50を書き出す順序と、第2のPV62のうちのLV50のデータの書出先の第2のPV62とに関する書出情報の一例である。また、処理実行部123は、要求受付部121が取得したLV50の各々のデータサイズと、第2のPV62の各々の記憶領域の空き容量とに基づき、サブLVリスト115を生成する生成部の一例である。
例えば図7に示すソート済LVリスト114に基づき、PV1及びPV2のサブLVリスト115が生成される場合、リストの先頭に設定されたLV3から順に、以下のように登録される。
・LV3:PV1及びPV2の残容量がともに100GBであり同一のため、例えば若番のPV1のサブLVリスト115に登録される(PV1の残容量:100GB−90GB=10GB)。
・LV4:PV1の残容量が10GB、PV2の残容量が100GBであるため、残容量の大きいPV2のサブLVリスト115に登録される(PV2の残容量:100GB−70GB=30GB)。
・LV5:PV1の残容量が10GB、PV2の残容量が30GBであるため、残容量の大きいPV2のサブLVリスト115に登録される(PV2の残容量:30GB−20GB=10GB)。
・LV1:PV1の残容量が10GB、PV2の残容量が10GBであり同一のため、例えば若番のPV1のサブLVリスト115に登録される(PV1の残容量:10GB−10GB=0GB)。
・LV2:PV1の残容量が0GB、PV2の残容量が10GBであるため、残容量の大きいPV2のサブLVリスト115に登録される(PV2の残容量:10GB−10GB=0GB)。
なお、図9に示すサブLVリスト115では、エクスポート対象のLV50が全てオンキャッシュの場合を想定している。この場合、リコール処理部125によるリコール処理は実行されず、エクスポート処理部124により、PV62ごとに、サブLVリスト115に基づくエクスポート処理が実行される。
一方、エクスポート対象にオフキャッシュのLV52が含まれる場合、サブLVリスト115に登録するLV50又は登録先のPV62の選択、並びにサブLVリスト115に基づくエクスポート処理及びリコール処理の実施は、複数の手法により実現することができる。以下、一例を説明する。なお、以下の説明では、図7に示すソート済LVリスト114内の各LV50について、例えばLV1及びLV5がオフキャッシュの状態である場合を想定する。
(LV50の選択手法)
一例として、ソート済LVリスト114からのLV50の選択は、オンキャッシュのLV51を優先して行なうことができる。例えば処理実行部123は、ソート済LVリスト114又はソート済LVリスト114′に基づいて、図10に示すように、オンキャッシュのLV3、LV4、LV2をそれぞれPV1、PV2、PV2に割り当てる。
一方、サブLVリスト115の割当対象から除外されたオフキャッシュのLV5及びLV1は、例えばオフキャッシュのLVリストであるサブLVリスト(リコール)116(“Sub-LVLIST-recall”)に設定される。
図11はサブLVリスト(リコール)116のデータ構成例を示す図である。図11に示すように、サブLVリスト(リコール)116には、例示的に、LV名及びリコール実施フラグが設定される。LV名はオフキャッシュのLV52の識別情報である。リコール実施フラグはサブLVリスト(リコール)116に基づくリコールの実施状態を示す情報の一例であり、例えば未実施の場合は“1”、実施済の場合は“0”又は“NULL”等が設定される。
(エクスポート処理及びリコール処理の実施手法)
処理実行部123は、例えばサブLVリスト115を用いてエクスポート処理部124によるエクスポート処理を行ない、サブLVリスト(リコール)116を用いてリコール処理部125によるリコール処理を行なう。エクスポート処理及びリコール処理は、それぞれ複数のプロセスにより同時に進行してもよい。
サブLVリスト(リコール)116内のLV52についてのリコール処理は、例えばエクスポート処理と並行して開始することができる。これにより、リコール動作中もエクスポート動作を止めずに済み、リコール処理の発生に起因するエクスポート処理の動作時間の長期化を抑制することができる。
また、エクスポート処理とリコール処理との並行実施において、リコール処理部125は、サブLVリスト(リコール)116内のLV50(LV52)のリコールが完了する都度、リコールが完了した(オンキャッシュになった)LV50のLV名をソート済LVリスト114に差し戻す(再登録する)ことができる。
エクスポート処理部124は、ソート済LVリスト114にLV50が差し戻されたことを検出すると、エクスポート処理が未実施又は実施中のLV50の順序を見直し、サブLVリスト115を再生成(再編成)して、新たなサブLVリスト115に基づくエクスポート処理を開始することができる。
このように、エクスポート処理とリコール処理との並行実施において、オフキャッシュのLV52を含む全てのLV50のエクスポート処理が完了するまで、リコールが完了したLV50の差し戻し及びサブLVリスト115の再生成が行なわれる。
換言すれば、エクスポート処理部124は、サブLVリスト115に基づいて、TVC21にキャッシュされているLV50のデータをTVC21から書出先のPV62へ書き出す制御を行なう書出制御部の一例である。また、リコール処理部125は、TVC21にキャッシュされていないLV62のデータを第1のPV61からTVC21に読み出す制御を行なう読出制御部の一例である。さらに、エクスポート処理部124は、リコール処理部125による制御の完了に応じて、エクスポートの制御に用いられるサブLVリスト115の最適化を行なう最適化部の一例である。
なお、LV52のリコールの実施状態は、サブLVリスト(リコール)116のリコール実施フラグの値を参照することで判断可能である。
また、ソート済LVリスト114にLV50が差し戻されたことの判定は、エクスポート処理部124により所定のタイミングで実施される。所定のタイミングとしては、例えば1つのサブLVリスト115についてエクスポート処理が完了したタイミングが挙げられる。なお、サブLVリスト115ごとのエクスポート処理の実施状態は、エクスポート実施フラグの値を参照することで判断可能である。エクスポート実施フラグはエクスポート処理部124により、実施状態が変化する都度更新される。
なお、エクスポートとリコールとを同時に並列して処理するために、エクスポート処理及びリコール処理でそれぞれ1つ以上の空きドライブ31を使用できることが好ましい。ドライブ31の空きがない場合、エクスポート処理部124又はリコール処理部125は、例えば処理の待ち合わせを行なってもよい。
また、エクスポート処理及びリコール処理の動作中に優先する他のジョブによってドライブ31の使用が要求された場合、エクスポート処理部124又はリコール処理部125は処理を中断し、ドライブ31が解放されたら中断した時点から処理を再開してもよい。処理の中断には、例えば処理を再開できる情報のメモリへの格納、及びドライブ31の解放が含まれる。なお、処理を再開できる情報としては、例えば中断前にドライブ31を使用していたサブLVリスト115を示す情報やサブLVリスト115内のエクスポートを中断されたLV51を示す情報等が含まれてもよい。
以上のように、処理実行部123によれば、LVリスト41に設定されたLV50の順序に関わらず、LV50のデータサイズの観点からLV50を最適なPV62にエクスポートすることができる。例えば図12に示すように、PV62のデータ格納サイズに収まるような最適なLV50の組み合わせでPV1及びPV2のそれぞれのエクスポート処理が実施される。
従って、エクスポートに用いるPV62の本数をLV50の総データサイズを格納するのに十分な本数に留め、必要以上のPV62の消費を抑えることができる。また、PV62の残容量を可能な限り最小に抑えることができるため、リソースの効率的な利用を実現することができる。
さらに、PV62の空き容量とエクスポート対象のLV50のデータサイズとに基づきLV50の格納先及び格納順序を動的に調整することができるため、エクスポートの実施者は、エクスポートの実施の際にPV62の空き容量を意識せずに済み、利便性が高い。
〔1−3〕仮想テープシステムの動作例
次に、上述の如く構成された仮想テープシステム1におけるエクスポート制御の動作例を、図13〜図16を参照して説明する。
図13に示すように、VLP29の要求受付部121は、ホスト装置4からLVリスト41を含むエクスポート要求を受信すると(ステップS1)、受信したLVリスト41で指定されたLV50のデータサイズを取得する(ステップS2)。このLV50のデータサイズはLV情報テーブル111から取得される。なお、要求受付部121は、取得したデータサイズをLVリスト41に付加して、LVリスト112を生成し当該LVリスト112の情報をメモリ部11の記憶領域に格納する。
また、要求受付部121は、エクスポートに用いるPV62の本数として、格納容量の観点から用いられる本数X、及び格納順序の観点から用いられる本数Yをそれぞれ算出する(ステップS3)。なお、エクスポート対象のLV50のデータサイズはLVリスト112から、PV62のデータ格納サイズはTR−PVGテーブル113から、それぞれ取得される。
次いで、判定処理部122は、要求受付部121が算出したYがXよりも大きいか否かを判定し(ステップS4)、YがX以下(実際にはY=X)であると判定した場合(ステップ4のNoルート)、処理が図16のステップS41に移行する。なお、処理がステップS4のNoルートから図16のステップS41に進む場合、PV62へのLV50の格納は、LVリスト41又はLVリスト112に設定されたLV50の設定順序に基づき行なうことができる。図16の説明は後述する。
一方、ステップS4において、YがXよりも大きいと判定した場合(ステップS4のYesルート)、判定処理部122は、エクスポートの最適化を行なうために、LVリスト112内のLV50のデータサイズに基づきソートを行ない、ソート済LVリスト114を生成する(ステップS5)。そして、処理実行部123が、ソート済LVリスト114に基づきエクスポート処理及びリコール処理を並行して実施し(ステップS6)、処理が終了する。
次に、図14及び図15を参照して、処理実行部123によるエクスポート処理及びリコール処理の動作例について説明する。なお、図14に示すステップS11と、図15に示すステップS31とは、異なるプロセスによって並行して開始されてよい。
はじめにエクスポート処理について説明すると、図14に示すように、処理実行部123は、判定処理部122が生成したソート済LVリスト114内の各LV50を所定の割当条件に基づきPV62に割り当て、サブLVリスト115を生成する(ステップS11)。このとき、サブLVリスト115にはエクスポート未実施を表す情報として、例えばエクスポート実施フラグに“1”が設定される。
所定の割当条件には、LV50の選択条件及びPV62の選択条件が含まれてもよい。LV50の選択条件としては、例えばソートVリスト114でのLV50の設定順に、オンキャッシュのLV51が選択される。PV62の選択条件としては、例えばTR−PVGテーブル113に登録済みの最も空き容量の大きいPV62が選択される。
次いで、エクスポート処理部124がIDP28に対して、指定されたエクスポート用のPV62をテープライブラリ3のドライブ31へマウントすることを指示し、IDP28がロボット32に対してPV62のマウントを指示する(ステップS12)。なお、ドライブ31にマウントされるPV62は、例えば予めオペレータによりTR−PVGテーブル113に登録されたものである。
PV62のマウントが完了すると、エクスポート処理部124は、IDP28を介しドライブ31に対して、サブLVリスト115内のLV51を、例えば設定順に1つ選択し、対応するPV62に格納させる(ステップS13)。このとき、サブLVリスト115にはエクスポート実施中を表す情報として、例えばエクスポート実施フラグに“2”が設定される。
PV62へのLV51の格納が完了すると、エクスポート処理部124は、サブLVリスト115内のLV51を全てPV62に格納したか否かを判定する(ステップS14)。サブLVリスト115内のLV51を全てPV62に格納していない場合(ステップS14のNoルート)、処理がステップS13に移行する。
一方、サブLVリスト115内のLV51を全てPV62に格納した場合(ステップS14のYesルート)、エクスポート処理部124は、エクスポート処理を完了したサブLVリスト115にエクスポート実施済みを表す情報を設定する(ステップS15)。例えばエクスポート実施済みを表す情報として、エクスポート実施済フラグに“0”又は“NULL”等が設定される。
次いで、エクスポート処理部124は、ソート済LVリスト114にLV51が存在するか否かを判定する(ステップS16)。この判定は、リコール処理部125によるリコール処理でリコール完了後のLV52が差し戻されたか否かの確認に相当する。換言すれば、この判定は、リコールが完了しエクスポートが可能になったLV51が存在するか否かの確認に相当する。
ステップS16でソート済LVリスト114にLV51が存在すると判定した場合(ステップS16のYesルート)、エクスポート処理部124は、エクスポート未実施又は実施中の情報が設定されたサブLVリスト115内のLV51をソート済LVリスト114に差し戻す(ステップS17)。そして、処理がステップS11に移行し、エクスポート処理部124は、エクスポート未実施のPV62にエクスポート未実施のLV51を振り分けて、サブLVリスト115を再生成する。
このように、エクスポート処理部124は、リコール処理部125による制御が完了したLV50のデータサイズに基づき、サブLVリスト115におけるLV50の各々の書出先の再割り当てを行なうことができる。なお、再割り当ての対象となるのは、リコール処理部125によるリコールの制御が完了したLV50、及び、エクスポート処理部124によるエクスポートの制御が完了していないLV50となる。
なお、エクスポート実施中のサブLVリスト115からソート済LVリスト114に差し戻されるLV51は、サブLVリスト115内の全てのLV51でもよいし、未だPV62に格納されていないLV51に制限されてもよい。この場合、サブLVリスト115には、LV51ごとにエクスポート実施フラグが設けられてもよい。
一方、ステップS16において、ソート済LVリスト114にLV51が存在しないと判定した場合(ステップS16のNoルート)、エクスポート処理部124は、エクスポート未実施のサブLVリスト115が存在するか否かを判定する(ステップS18)。
該当するサブLVリスト115が存在すると判定した場合(ステップS18のYesルート)、エクスポート処理部124は、処理対象をエクスポート実施済みのサブLVリスト115からエクスポート未実施のサブLVリスト115に切り替える(ステップS19)。そして、エクスポート処理部124は、IDP28を介しロボット32に対して、エクスポートが完了したPV62をドライブ31からアンマウントさせ(ステップS20)、処理がステップS12に移行する。
一方、エクスポート未実施のサブLVリスト115が存在しないと判定した場合(ステップS18のNoルート)、エクスポート処理部124は、サブLVリスト(リコール)116にリコール未実施のLV52が存在するか否かを判定する(ステップS21)。この判定は、リコール処理が全て完了したか否かの確認に相当する。
なお、ステップS21の判定は、サブLVリスト(リコール)116内にリコール実施フラグが未実施を示すLV52が存在するか否かを確認することで行なわれてもよい。或いは、全てのリコール処理が完了したときにリコール処理部125から完了通知を受けるように設定されている場合、リコール処理部125からの完了通知を受信有無を確認することで行なわれてもよい。
サブLVリスト(リコール)116にリコール未実施のLV52が存在すると判定した場合(ステップS21のYesルート)、処理がステップS16に移行する。なお、リコール未実施のLV52のうちの少なくとも1つがリコール実施済みになるまで所定時間待機(待ち合わせ)してから、処理がステップS16に移行してもよい。
一方、サブLVリスト(リコール)116にリコール未実施のLV52が存在しない場合(ステップS21のNoルート)、エクスポート処理及びリコール処理が全て完了したことを意味する。そこで、エクスポート処理部124は、正常終了のメッセージを出力し(ステップS22)、IDP28を介しロボット32に対して、PV62をドライブ31からアンマウントさせ(ステップS23)、エクスポート処理が終了する。なお、ステップS22で出力されるメッセージは、例えばホスト装置4への応答であってもよい。
なお、ステップS16及びS17の処理群、ステップS18〜S20の処理群、並びにステップS21〜S23の処理群について、これらの処理群がいずれの順序で実行されてもよい。
次に、リコール処理について説明すると、図15に示すように、処理実行部123は、ソート済LVリスト114から登録順にオフキャッシュのLV52を選択し、サブLVリスト(リコール)116を作成する(ステップS31)。このとき、サブLVリスト(リコール)116の各LV52にはリコール未実施を表す情報として、例えばリコール実施フラグに“1”が設定される。
次いで、リコール処理部125は、IDP28を介しロボット32に対して、サブLVリスト(リコール)116に登録されたLV52が保存されている保存用のPV61を空きドライブ31にマウントさせる(ステップS32)。
そして、リコール処理部125は、IDP28に対して、保存用のPV61に格納されているエクスポート対象のLV52をTVC21に読み出させ(ステップS33)、リコールが完了したLV52にリコール実施済みを表す情報を設定する(ステップS34)。なお、リコール実施済みを表す情報として、例えばリコール実施フラグに“0”又は“NULL”が設定されてもよい。
また、リコール処理部125は、リコールが完了したLV52をソート済LVリスト114に差し戻し(ステップS35)、IDP28を介しロボット32に対して、保存用のPV61をドライブ31からアンマウントさせる(ステップS36)。
次いで、リコール処理部125は、サブLVリスト(リコール)116の全てのLV52がリコール実施済みであるか否かを判定し(ステップS37)、リコール未実施のLV52が存在すれば(ステップS37のNoルート)、処理がステップS32に移行する。
一方、全てのLV52がリコール実施済みであれば(ステップS37のYesルート)、リコール処理が終了する。
なお、ステップS34〜S36の処理はいずれの順序で実行されてもよい。
次に、図16を参照して、図13のステップS4において、判定処理部122によりYがXよりも大きいと判定された場合(ステップS4のNoルート)の処理について説明する。
図16に示すように、ステップS41では、エクスポート処理部124が、IDP28を介しロボット32に対して、エクスポート用のPV62をドライブ31へマウントさせる。
PV62のマウントが完了すると、エクスポート処理部124は、LV情報テーブル111を参照し、LVリスト112で指定されたLV50を1つ、例えばLVリスト112への設定順に選択し、オンキャッシュであるか否かを判定する(ステップS42)。LV50がオンキャッシュである場合(ステップS42のYesルート)、処理がステップS46に移行する。
一方、LV50がオフキャッシュである場合(ステップS42のNoルート)、リコール処理部125は、IDP28を介しロボット32に対して、オフキャッシュのLV50(LV52)が保存されているPV61をドライブ31にマウントさせる(ステップS43)。また、リコール処理部125は、IDP28を介しドライブ31に対して、マウントしたPV61に格納されているLV51のリードを指示し、IDP28はドライブ31の制御を通じて取得したPV61内のLV51をTVC21へロードする(ステップS44)。そして、リコール処理部125は、IDP28を介しロボット32に対して、PV61をドライブ31からアンマウントさせて(ステップS45)、処理がステップS42に移行する。
ステップS46では、エクスポート処理部124は、IDP28を介してドライブ31に対して、オンキャッシュのLV51をステップS41でマウントされたPV62に格納(ライト)させる。そして、エクスポート処理部124は、LVリスト112に基づき、エクスポート対象のLV50を全てエクスポート用のPV62に格納したか否かを判定する(ステップS47)。
エクスポート対象のLV50を全てPV62に格納した場合(ステップS47のYesルート)、処理実行部123は、正常終了のメッセージを出力し(ステップS48)、処理がステップS51に移行する。
ステップS51では、エクスポート処理部124は、IDP28を介しロボット32に対して、PV62をドライブ31からアンマウントさせ、エクスポート要求に基づくエクスポート処理及びリコール処理が終了する。
一方、PV62に格納していないエクスポート対象のLV50が存在する場合(ステップS47のNoルート)、処理実行部123は、例えばLVリスト112内の次のLV50のデータサイズがPV62の残容量よりも大きいか否かを判定する(ステップS49)。次のLV50のデータサイズがPV62の残容量以下の場合(ステップS49のNoルート)、処理がステップS42に移行する。
次のLV50のデータサイズがPV62の残容量よりも大きい場合(ステップS49のYesルート)、処理実行部123は、異常終了のメッセージを出力し(ステップS50)、処理がステップS51に移行する。なお、異常終了のメッセージは、エクスポート対象のLV50が予め用意されたエクスポート用のPV62内に収まらなかったことを意味する。例えばオペレータは、異常終了のメッセージに基づき、TR−PVGテーブル113に新たなPV62を登録して、途中まで実行されたLVリスト112に基づくエクスポートの再開をVLP29に指示してもよい。
〔1−4〕変形例
上述したように、エクスポート対象にオフキャッシュのLV52が含まれる場合、サブLVリスト115に登録するLV50又は登録先のPV62の選択、並びにサブLVリスト115に基づくエクスポート処理及びリコール処理の実施は、複数の手法により実現することができる。以下、これらの他の例について説明する。
〔1−4−1〕第1変形例
<第1の手法>
第1の手法では、一実施形態と同様にオンキャッシュのLV51を優先して行なうことができるが、このときのLV51の割り当て先PV62の選択の手法が異なる。以下、図17に例示するように、ソート済LVリスト114又は114′においてLV3(90GB)がオフキャッシュである場合を想定する。
処理実行部123は、図18に示すように、オンキャッシュのLV4、LV5、LV1、LV2を、PV62のデータ格納サイズに収まる範囲で1つのPV62、例えば若番のPV62であるPV1に割り当てることができる。図18の例では、サブLVリスト115において、ソート済LVリスト114の設定順に、LV4(70GB)、LV5(20GB)、LV1(10GB)がPV1に割り当てられ、PV1がフルになったためにLV2(10GB)がPV2に割り当てられる。
なお、エクスポート処理及びリコール処理の実施手法については、一実施形態で説明したものと同様の手法を採ることができる。
このように、オンキャッシュのLV51を1つのPV62に優先して割り当てることで、PV1(及びPV2)のエクスポート処理と、PV2に格納されるLV3のリコール処理とが並行して実施されるため、一実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、オンキャッシュのLV51がデータサイズに基づき1つ以上のPV62に収まるように割り当てが行なわれる。このとき選択されるPV62は例えば若番のPV62であるため、当該PV62のサブLVリスト115は早い段階でエクスポート処理が実施される可能性が高く、リコールが完了したLV52の差し戻しに伴うサブLVリスト115の再生成の対象になる可能性が低い。
従って、オンキャッシュのLV51を優先して一部のPV62のサブLVリスト115を確定することができるため、エクスポート対象のLV50のオンキャッシュ状態及びオフキャッシュ状態の組み合わせに柔軟に対応することができる。
<第2の手法>
第1変形例の第2の手法では、一実施形態又は第1変形例の第1の手法により生成されたサブLVリスト115及びサブLVリスト(リコール)116に基づき、以下の手法によりエクスポート処理及びリコール処理を実施することができる。
例えばエクスポート処理部124は、図14に示すステップS17において、ソート済LVリスト114に差し戻すLV51を、エクスポート未実施又は実施中に加えて、実施済のサブLVリスト115内のLV51を選択してもよい。なお、差し戻し対象として選択される実施済のサブLVリスト115は、残容量が所定割合以上、例えばデータ格納サイズの10%以上(又は使用量が所定割合以下、例えばデータ格納サイズの90%以下)のサブLVリスト115に制限されてもよい。
これにより、一実施形態と同様の効果を奏することができるほか、残容量の多いエクスポート実施済みのPV62についても、エクスポート後にリコールが完了したLV52を格納することができる。従って、エクスポート対象のLV50のオンキャッシュ状態及びオフキャッシュ状態の組み合わせに柔軟に対応することができる。
<第3の手法>
エクスポート対象のLV50のオンキャッシュ状態及びオフキャッシュ状態の組み合わせによっては、一実施形態並びに第1変形例の第1及び第2の手法のいずれかにおいて、使用されるPV62の本数がLV50の総データサイズを格納するのに十分な本数を上回る可能性もある。
第3の手法では、エクスポートの最適化を行なう際に、使用されるPV62の本数がLV50の総データサイズを格納するのに十分な本数、例えば判定処理部122が算出する値Xを上回ると予測される場合の処理を提案する。
例えば処理実行部123は、生成又は再生成した各サブLVリスト115の残容量と、サブLVリスト(リコール)116に含まれるリコール未実施のLV52のデータサイズとを対比し、使用されるPV62の本数を予測してもよい。この予測は、例えばサブLVリスト(リコール)116内のLV52の設定順に、LV52のリコールが完了したと想定してサブLVリスト115の再生成のアルゴリズムをシミュレートすること等により行なわれてもよい。また、PV62及びドライブ31、並びにTVC21のI/O(Input Output)性能やロボット32のマウント及びアンマウント動作の性能が考慮されてもよい。
処理実行部123は、予測結果に応じて以下の(i)又は(ii)の処理を実行することができる。
(i)エクスポートの最適化を継続する。
予測の結果、使用されるPV62の本数がXの値を上回るものの、格納順序の観点で用いられるPV巻数のYの値よりも小さい場合、処理実行部123は、エクスポートの最適化を継続してもよい。
(ii)エクスポートの最適化を中止し、LVリスト112内のLV50の設定順にエクスポートを実施する。
予測の結果、使用されるPV62の本数がXの値を上回り、Yの値と等しい場合、処理実行部123は、エクスポートの最適化を中止して、図16のステップS41〜S51の処理を実施してもよい。なお、サブLVリスト115の再生成の段階、換言すればエクスポート処理及びリコール処理の実施中の段階で上記の予測結果が得られた場合には、処理を継続してもよい(上記(i)参照)。
以上のように、処理実行部123によれば、エクスポートの実施前及び実施中の複数のタイミングで、使用されるPV62の本数を予測し、エクスポートの最適化の実施の可否を動的に判定することができる。従って、例えばエクスポート対象のLV50のデータサイズの組み合わせやオンキャッシュ状態及びオフキャッシュ状態の組み合わせ等により、使用されるPV62の本数がXを上回る場合でも、エクスポートの最適化の継続及び中止から適切な処理を選択することができる。
〔1−4−2〕第2変形例
LV50の選択手法、並びにエクスポート処理及びリコール処理の実施手法として、上述した一実施形態並びに第1変形例の第1〜第3の手法に代えて、以下の処理が実施されてもよい。
例えば処理実行部123は、図19に示すサブLVリスト115′を生成してもよい。図19に示すように、サブLVリスト115′には、例示的に、図9に示すサブLVリスト115に加えて、TVC21においてオンキャッシュであるか否か、及び未実施又は実施済を示すエクスポート実施フラグがさらに設定される。図19の例では、エクスポート実施フラグはLV50ごとに設けられる。
図20及び図21はそれぞれ第2変形例に係るエクスポート処理及びリコール処理を示すフローチャートである。図20に示すように、処理実行部123は、オンキャッシュ状態及びオフキャッシュ状態に関係なく、エクスポート対象の全てのLV50について、データサイズに基づくPV62への振り分けを行ない、サブLVリスト115′を生成することができる(ステップS61)。このとき、振り分けが行なわれるLV50は、ソート済LVリスト114内の設定順に選択される。なお、サブLVリスト(リコール)116については一実施形態と同様に生成されてもよい。
エクスポート処理部124は、図19に示すサブLVリスト115′に基づきエクスポートを行なうことができる。一例として、エクスポート処理部124は、オンキャッシュのLV50の総データサイズが大きいサブLVリスト115′を優先して、対応するPV62から順にマウントし(ステップS62)、オンキャッシュのLV50のエクスポートを行なう(ステップS63)。
また、エクスポート処理部124は、サブLVリスト115′に対して、エクスポート処理を完了したLV51にエクスポート実施済の情報を設定し(ステップS64)、サブLVリスト115′のオンキャッシュのLV51を全てPV62に格納したか否かを判定する(ステップS65)。オンキャッシュのLV51を全てPV62に格納していない場合(ステップS65のNoルート)、処理がステップS63に移行する。
一方、オンキャッシュのLV51を全てPV62に格納した場合(ステップS65のYesルート)、エクスポート処理部124は、エクスポート未実施のLV51を含むサブLVリスト115′が存在するか否かを判定する(ステップS66)。
エクスポート未実施のLV51を含むサブLVリスト115′が存在する場合(ステップS66のYesルート)、エクスポート処理部124は、処理対象を当該サブLVリスト115′に切り替える(ステップS67)。また、エクスポート処理部124は、IDP28を介しロボット32に対して、PV62をドライブ31からアンマウントさせ(ステップS68)、処理がステップS62に移行する。
一方、エクスポート未実施のLV51を含むサブLVリスト115′が存在しない場合(ステップS66のNoルート)、エクスポート処理部124は、正常終了のメッセージを出力する(ステップS69)。また、エクスポート処理部124は、IDP28を介し、ロボット32に対してPV62をドライブ31からアンマウントさせ(ステップS70)、エクスポート処理が終了する。
なお、図21に示すリコール処理は、図15に示すリコール処理と基本的に同様であるが、図15に示すステップS35に代えて、ステップS71の処理を実行する点が異なる。ステップS71では、リコール処理部125は、リコールが完了したLV52について、対応するサブLVリスト115′にオンキャッシュを設定する。
以上のように、第2変形例に係る手法によれば、オンキャッシュ状態及びオフキャッシュ状態を含むエクスポート対象の全てのLV50が、データサイズに基づいてPV62に割り当てられ、サブLVリスト115′が生成される。また、サブLVリスト115′に基づき、オンキャッシュのLV51から優先してエクスポートが行なわれ、並行してオフキャッシュのLV52のリコールが行なわれる。さらに、オフキャッシュのLV50については、リコールが完了し、サブLVリスト115の状態がオフキャッシュからオンキャッシュに変化すると、エクスポートの実行順序が調整され、当該LV50のエクスポートが行なわれる。
換言すれば、第2変形例に係るエクスポート処理部124は、リコール処理部125による制御が完了したLV50について、サブLVリスト115における当該LV50を書き出す順序の最適化を行なう。この最適化は、例えばオフキャッシュ状態からオンキャッシュ状態に変化したLV50を書き出す順序を、他のオフキャッシュ状態のLV50よりも早めることで、ステップS63でPV62に格納される対象となるように制御することを含んでもよい。
これにより、一実施形態と同様の効果を奏することができるほか、サブLVリスト115′の生成の段階で、サブLVリスト115に割り当てられるLV50が定まるため、LV50のキャッシュ状態によらず、利用されるPV62の数を安定して最小に抑えることができる。
なお、第2変形例の手法は、上述した一実施形態並びに第1変形例の第1〜第3の手法のいずれか1つ若しくは1つ以上の組み合わせに加えて実施されてもよい。
〔1−5〕ハードウェア構成例
次に、図22を参照して、図1に示す仮想テープ装置2がそなえるICP27、IDP28、及びVLP29のハードウェア構成例について説明する。なお、ICP27、IDP28、及びVLP29はいずれも同様のハードウェア構成をそなえることができるため、以下、代表してVLP29のハードウェア構成例について説明する。
図22に示すように、VLP29は、例示的に、CPU10a、メモリ10b、記憶部10c、インタフェース部10d、及び入出力部10eをそなえる。
CPU10aは、種々の制御や演算を行なうプロセッサの一例である。CPU10aは、VLP29内の各ブロックとバスで相互に通信可能に接続されてよい。なお、プロセッサとしては、CPU10aに代えて、他の演算処理装置、例えばMPU(Micro Processing Unit)等の集積回路(IC;Integrated Circuit)が用いられてもよい。
メモリ10bは、種々のデータやプログラムを格納するハードウェアの一例である。図3に示すメモリ部11はメモリ10bの記憶領域によって実現されてもよい。メモリ10bとしては、例えばRAM等の揮発性メモリが挙げられる。
記憶部10cは、種々のデータやプログラム等を格納するハードウェアの一例である。記憶部10cとしては、例えばHDD等の磁気ディスク装置、SSD等の半導体ドライブ装置、フラッシュメモリやROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリ等の各種記憶装置が挙げられる。
例えば記憶部10cは、VLP29の各種機能の全部若しくは一部を実現する制御プログラム70を格納してもよい。この場合、CPU10aは、記憶部10cに格納された制御プログラム70をメモリ10bに展開して実行することにより、VLP29の機能を実現することができる。
インタフェース部10dは、ホスト装置4、FCスイッチ22、LANスイッチ23、又は図示しない管理サーバ等との間の接続及び通信の制御等を行なう通信インタフェースの一例である。インタフェース部10としては、例えばLANカード等のネットワークインタフェースや、SAN、FC、インフィニバンド(InfiniBand)等に準拠したインタフェースが挙げられる。
また、インタフェース部10dは、記録媒体10fに記録されたデータやプログラムを読み出す読取部をそなえてもよい。読取部は、コンピュータ読取可能な記録媒体10fを接続又は挿入可能な接続端子又は装置を含んでよい。読取部としては、例えばUSB(Universal Serial Bus)等に準拠したアダプタ、記録ディスクへのアクセスを行なうドライブ装置、SDカード等のフラッシュメモリへのアクセスを行なうカードリーダ等が挙げられる。なお、記録媒体10fには制御プログラム70が格納されてもよい。
入出力部10eは、マウス、キーボード、操作ボタン等の入力部、並びにディスプレイ等の出力部の少なくとも一部を含むことができる。例えば入力部は、オペレータ等による設定の登録や変更、システムのモード選択(切替)等の各種操作やデータの入力等の作業に用いられてもよく、出力部は、オペレータ等による設定の確認や各種通知等の出力に用いられてもよい。
なお、上述したICP27、IDP28、及びVLP29のハードウェア構成は例示である。従って、ICP27、IDP28、及びVLP29間、又は、ICP27、IDP28、及びVLP29の各々でのハードウェアの増減(例えば任意のブロックの追加や省略)、分割、任意の組み合わせでの統合、バスの追加又は省略等は適宜行なわれてもよい。
〔2〕その他
上述した一実施形態並びに第1及び第2変形例に係る技術は、以下のように変形、変更して実施することができる。
例えば、図3に示すVLP29の各機能ブロックは、それぞれ任意の組み合わせで併合してもよく、分割してもよい。
また、LV50及びPV62の数、LV50のデータサイズ及びPV62のデータ格納サイズ等は、あくまで例示であり、上述したものに限定されるものではない。これらの値としては任意の数値が用いられてよい。
〔3〕付記
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
第1の物理ボリュームに格納される論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記論理ボリュームの各々のデータサイズを取得する取得部と、
前記取得部が取得した前記論理ボリュームの各々のデータサイズと、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量とに基づき、前記第2の物理ボリュームへ前記論理ボリュームを書き出す順序と、前記第2の物理ボリュームのうちの前記論理ボリュームのデータの書出先の第2の物理ボリュームとに関する書出情報を生成する生成部と、
前記書出情報に基づいて、キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行なう書出制御部と、
前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行なう読出制御部と、
前記読出制御部による制御の完了に応じて、前記書出制御部による制御に用いられる前記書出情報の最適化を行なう最適化部と、
をそなえることを特徴とする、制御装置。
(付記2)
前記最適化部は、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームのデータサイズに基づいて、前記書出情報における前記論理ボリュームの各々の書出先の再割り当てを行なうことを特徴とする、付記1記載の制御装置。
(付記3)
前記再割り当ては、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリューム、及び、前記書出制御部による制御が完了していない論理ボリュームを対象に実行されることを特徴とする、付記2記載の制御装置。
(付記4)
前記書出情報は、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされている論理ボリュームを対象に生成され、
前記生成部は、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームに関する読出情報を生成し、
前記読出制御部は、前記生成部が生成した前記読出情報に基づいて、前記制御を行なうことを特徴とする、付記1〜3のいずれか1項記載の制御装置。
(付記5)
前記最適化部は、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームについて、前記書出情報における当該論理ボリュームを書き出す順序の最適化を行なうことを特徴とする、付記1記載の制御装置。
(付記6)
前記生成部は、データサイズの大きい論理ボリュームから順に、データの書出先の第2の物理ボリュームを決定することを特徴とする、付記1〜5のいずれか1項記載の制御装置。
(付記7)
前記論理ボリュームの各々のデータサイズと、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量とに基づき、前記書出情報の生成を行なうか否かを判定する判定部をさらにそなえ、
前記生成部は、前記判定部が前記書出情報の生成を行なうと判定した場合に前記書出情報の生成を行なうことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項記載の制御装置。
(付記8)
前記判定部は、前記実行要求における前記論理ボリュームの設定順序で前記第2の物理ボリュームへの書出処理を実行する場合に用いられる第2の物理ボリュームの数を算出し、前記算出した数が、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量の合計値を前記論理ボリュームのデータサイズの合計値で除した値よりも大きい場合に、前記書出情報の生成を行なうと判定することを特徴とする、付記7記載の制御装置。
(付記9)
前記書出制御部による制御と、前記読出制御部による制御とが、複数のプロセスにより並行して実施されることを特徴とする、付記1〜8のいずれか1項記載の制御装置。
(付記10)
コンピュータに、
第1の物理ボリュームに格納される論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記論理ボリュームの各々のデータサイズを取得し、
前記取得した前記論理ボリュームの各々のデータサイズと、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量とに基づき、前記第2の物理ボリュームへ前記論理ボリュームを書き出す順序と、前記第2の物理ボリュームのうちの前記論理ボリュームのデータの書出先の第2の物理ボリュームとに関する書出情報を生成し、
前記書出情報に基づいて、キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行ない、
前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行ない、
前記読み出す制御の完了に応じて、前記書き出す制御に用いられる前記書出情報の最適化を行なう
処理を実行させることを特徴とする、制御プログラム。
(付記11)
前記最適化において、前記読み出す制御が完了した論理ボリュームのデータサイズに基づいて、前記書出情報における前記論理ボリュームの各々の書出先の再割り当てを行なうことを特徴とする、付記10記載の制御プログラム。
(付記12)
前記再割り当ては、前記読み出す制御が完了した論理ボリューム、及び、前記書き出す制御が完了していない論理ボリュームを対象に実行されることを特徴とする、付記11記載の制御プログラム。
(付記13)
前記書出情報は、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされている論理ボリュームを対象に生成され、
前記コンピュータに、
前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームに関する読出情報を生成し、
前記生成した前記読出情報に基づいて、前記読み出す制御を行なう
処理を実行させることを特徴とする、付記10〜12のいずれか1項記載の制御プログラム。
(付記14)
前記最適化において、前記読み出す制御が完了した論理ボリュームについて、前記書出情報における当該論理ボリュームを書き出す順序の最適化を行なうことを特徴とする、付記10記載の制御プログラム。
(付記15)
前記生成において、データサイズの大きい論理ボリュームから順に、データの書出先の第2の物理ボリュームを決定することを特徴とする、付記10〜14のいずれか1項記載の制御プログラム。
(付記16)
前記コンピュータに、
前記論理ボリュームの各々のデータサイズと、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量とに基づき、前記書出情報の生成を行なうか否かを判定し、
前記書出情報の生成を行なうと判定した場合に前記書出情報の生成を行なう
処理を実行させることを特徴とする、付記10〜15のいずれか1項記載の制御プログラム。
(付記17)
前記判定において、前記実行要求における前記論理ボリュームの設定順序で前記第2の物理ボリュームへの書出処理を実行する場合に用いられる第2の物理ボリュームの数を算出し、前記算出した数が、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量の合計値を前記論理ボリュームのデータサイズの合計値で除した値よりも大きい場合に、前記書出情報の生成を行なうと判定することを特徴とする、付記16記載の制御プログラム。
(付記18)
前記書き出す制御と、前記読み出す制御とが、複数のプロセスにより並行して実施されることを特徴とする、付記10〜17のいずれか1項記載の制御プログラム。
(付記19)
第1の物理ボリュームに格納される論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記論理ボリュームの各々のデータサイズを取得し、
前記取得した前記論理ボリュームの各々のデータサイズと、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量とに基づき、前記第2の物理ボリュームへ前記論理ボリュームを書き出す順序と、前記第2の物理ボリュームのうちの前記論理ボリュームのデータの書出先の第2の物理ボリュームとに関する書出情報を生成し、
前記書出情報に基づいて、キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行ない、
前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行ない、
前記読み出す制御の完了に応じて、前記書き出す制御に用いられる前記書出情報の最適化を行なう
ことを特徴とする、制御方法。
(付記20)
プロセッサをそなえ、
前記プロセッサが、
第1の物理ボリュームに格納される論理ボリュームのデータを第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記論理ボリュームの各々のデータサイズを取得し、
前記取得した前記論理ボリュームの各々のデータサイズと、前記第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量とに基づき、前記第2の物理ボリュームへ前記論理ボリュームを書き出す順序と、前記第2の物理ボリュームのうちの前記論理ボリュームのデータの書出先の第2の物理ボリュームとに関する書出情報を生成し、
前記書出情報に基づいて、キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行ない、
前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行ない、
前記読み出す制御の完了に応じて、前記書き出す制御に用いられる前記書出情報の最適化を行なう
ことを特徴とする、制御装置。
1 仮想テープシステム
11 メモリ部
111 LV情報テーブル
112,41 LVリスト
113 TR−PVGテーブル
114,114′ ソート済LVリスト
115 サブLVリスト
116 サブLVリスト(リコール)
12 エクスポート制御部
121 要求受付部
122 判定処理部
123 処理実行部
124 エクスポート処理部
125 リコール処理部
2 仮想テープ装置
20 仮想ドライブ
21,21a,21b TVC
22,22a,22b FCスイッチ
23,23a,23b LANスイッチ
24,24a,24b コンソール
25 TBP
26 SAS
27,27a,27b ICP
28,28a,28b IDP
29,29a,29b VLP
3 テープライブラリ
31,31a〜31d ドライブ
32 ロボット
4 ホスト装置
40 バックアップソフトウェア
50〜52 論理ボリューム(LV)
61,62 物理ボリューム(PV)
70 制御プログラム

Claims (10)

  1. 第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得する取得部と、
    前記第2の物理ボリュームごとに当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを割り当てた複数の書出リストであって、キャッシュ部にデータがキャッシュされている複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、前記複数の書出リストを生成するとともに、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成する生成部と、
    前記複数の書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行なう書出制御部と、
    前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行なう読出制御部と、
    前記読出制御部による1つの論理ボリュームの制御の完了に応じて、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームを含む、前記複数の論理ボリュームのうちの前記キャッシュ部にデータがキャッシュされている論理ボリュームのそれぞれを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に、少なくとも前記書出処理が未完了である第2の物理ボリュームのうちの前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てることで、前記複数の書出リストのうちの少なくとも前記書出処理が未完了である書出リストを再生成する最適化部と、
    をそなえることを特徴とする、制御装置。
  2. 前記最適化部は、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームのデータサイズに基づいて、前記複数の書出リストのうちの少なくとも書出処理が未完了である書出リストを再生成することを特徴とする、請求項1記載の制御装置。
  3. 前記再生成は、前記書出制御部による制御が完了していない論理ボリュームを対象に実行され、前記書出制御部による制御が完了していない論理ボリュームは、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームを含むことを特徴とする、請求項2記載の制御装置。
  4. 第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得する取得部と、
    前記第2の物理ボリュームごとに、当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを、キャッシュ部に当該論理ボリュームのデータがキャッシュされているか否かを含む情報とともに割り当てた複数の書出リストであって、前記複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、前記複数の書出リストを生成するとともに、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを、前記取得部で取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成する生成部と、
    前記複数の書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行なう書出制御部と、
    前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行なう読出制御部と、
    前記読出制御部による1つの論理ボリュームの制御の完了に応じて、前記複数の書出リストのうちの前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームを含む書出リストの割り当て順を、前記読出制御部による制御が完了していない論理ボリュームよりも、前記読出制御部による制御が完了した論理ボリュームの方が先となるように変更する最適化部と、
    をそなえることを特徴とする、制御装置。
  5. 前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズと、前記複数の第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量とに基づき、前記複数の書出リストの生成を行なうか否かを判定する判定部をさらにそなえ、
    前記生成部は、前記判定部が前記複数の書出リストの生成を行なうと判定した場合に前記複数の書出リストの生成を行なうことを特徴とする、請求項1〜のいずれか1項記載の制御装置。
  6. 前記判定部は、前記実行要求における前記複数の論理ボリュームの設定順序で前記複数の第2の物理ボリュームへの書出処理を実行する場合に用いられる第2の物理ボリュームの数を算出し、前記算出した数が、前記複数の第2の物理ボリュームの各々の記憶領域の空き容量の合計値を前記複数の論理ボリュームのデータサイズの合計値で除算し小数点以下を切り上げた値よりも大きい場合に、前記複数の書出リストの生成を行なうと判定することを特徴とする、請求項記載の制御装置。
  7. コンピュータに、
    第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得し、
    前記第2の物理ボリュームごとに当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを割り当てた複数の書出リストであって、キャッシュ部にデータがキャッシュされている複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、前記複数の書出リストを生成するとともに、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを前記取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成し、
    前記複数の書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行ない、
    前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行ない、
    1つの論理ボリュームに対する前記読み出す制御の完了に応じて、前記読み出す制御が完了した論理ボリュームを含む、前記複数の論理ボリュームのうちの前記キャッシュ部にデータがキャッシュされている論理ボリュームのそれぞれを、前記取得したデータサイズの大きい順に、少なくとも前記書出処理が未完了である第2の物理ボリュームのうちの前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てることで、前記複数の書出リストのうちの少なくとも前記書出処理が未完了である書出リストを再生成する
    処理を実行させることを特徴とする、制御プログラム。
  8. コンピュータに、
    第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得し、
    前記第2の物理ボリュームごとに、当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを、キャッシュ部に当該論理ボリュームのデータがキャッシュされているか否かを含む情報とともに割り当てた複数の書出リストであって、前記複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、前記複数の書出リストを生成するとともに、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを、前記取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成し、
    前記複数の書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行ない、
    前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行ない、
    1つの論理ボリュームに対する前記読み出す制御の完了に応じて、前記複数の書出リストのうちの前記読み出す制御が完了した論理ボリュームを含む書出リストの割り当て順を、前記読み出す制御が完了していない論理ボリュームよりも、前記読み出す制御が完了した論理ボリュームの方が先となるように変更する
    処理を実行させることを特徴とする、制御プログラム。
  9. コンピュータが、
    第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得し、
    前記第2の物理ボリュームごとに当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを割り当てた複数の書出リストであって、キャッシュ部にデータがキャッシュされている複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、前記複数の書出リストを生成するとともに、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを前記取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成し、
    前記複数の書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行ない、
    前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行ない、
    1つの論理ボリュームに対する前記読み出す制御の完了に応じて、前記読み出す制御が完了した論理ボリュームを含む、前記複数の論理ボリュームのうちの前記キャッシュ部にデータがキャッシュされている論理ボリュームのそれぞれを、前記取得したデータサイズの大きい順に、少なくとも前記書出処理が未完了である第2の物理ボリュームのうちの前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てることで、前記複数の書出リストのうちの少なくとも前記書出処理が未完了である書出リストを再生成する
    ことを特徴とする、制御方法。
  10. コンピュータが、
    第1の物理ボリュームに格納される複数の論理ボリュームのデータを複数の第2の物理ボリュームへ書き出す書出処理の実行要求を受信した場合に、前記複数の論理ボリュームの各々のデータサイズを取得し、
    前記第2の物理ボリュームごとに、当該第2の物理ボリュームを書出先とする論理ボリュームを、キャッシュ部に当該論理ボリュームのデータがキャッシュされているか否かを含む情報とともに割り当てた複数の書出リストであって、前記複数の論理ボリュームのそれぞれを、前記取得したデータサイズの大きい順に、記憶領域の空き容量であって割り当て済みの論理ボリュームのデータサイズを減じた後の前記空き容量が最も大きい第2の物理ボリュームに割り当てた、前記複数の書出リストを生成するとともに、前記キャッシュ部にデータがキャッシュされていない論理ボリュームを、前記取得したデータサイズの大きい順に割り当てた読出リストを生成し、
    前記複数の書出リストの各々について、前記書出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされている論理ボリュームのデータを前記キャッシュ部から前記書出先の第2の物理ボリュームへ書き出す制御を行ない、
    前記読出リストの割り当て順に従って、前記キャッシュ部にキャッシュされていない論理ボリュームのデータを前記第1の物理ボリュームから前記キャッシュ部に読み出す制御を行ない、
    1つの論理ボリュームに対する前記読み出す制御の完了に応じて、前記複数の書出リストのうちの前記読み出す制御が完了した論理ボリュームを含む書出リストの割り当て順を、前記読み出す制御が完了していない論理ボリュームよりも、前記読み出す制御が完了した論理ボリュームの方が先となるように変更する
    ことを特徴とする、制御方法。
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