JP5540418B2 - マウス - Google Patents

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Description

本発明は表示画面に表示されるポインタを移動させるためのマウスに係り、手を離しても自立する復元性のある傾斜自在な把持部を備えたマウスに関する。
代表的なポインティングデバイスであるマウスは、ダグラス・エンゲルバートが1961年に最初のマウスを発表し、以来広くコンピューターの画面内のポインターと手元の動作を関係づける役割を担わされてきた。当初は文字列だけのコンピューター画面に図像が持ち込まれ、現実に近似した世界が構築される中、たいへん有効なデバイスとして発展している。
しかし、図13に示すように肘を固定し、マウス51を手首から先だけで操作しようとすると、横方向は手首を横に振ることで8センチほど移動させることができるが、前後方向はPI指関節およびDPI指関節を屈伸させて1〜2センチ動かすのが限界である。斜線で示した横長の楕円がマウス51の摺動領域形52である。
これを図14に示すように、一般的なコンピューターの縦横比が約1対1.5の表示画面領域形53と、縦横比が約1対4であるマウスの摺動領域形52を重ね、比べてみると、両者は大きく食い違っている。
また、図15に示すように、マウス後場にそれが小型であるためにたまたま手首まで空間がある場合を除けば、マウスを引寄せるための可動空間を意図的に設けていると考えられる例はない。可動空間が無い場合はそもそも後退させることさえできない。
したがって、これ以上動かすには図16に示すように、肘を後方へ引く動作を加えることになる。ここで、手首を浮かせ肘を押したり引いたりする動作には上腕から肩の筋肉が動員され、身体のバランスを保つために少なくとも上体のさまざまな筋肉が緊張する。
これは人体における動作の軽重は身体の中心部と末端部がどういう割合で関わるかによる。例えば、力士が相手を土俵の外に押し出すような大きな動作は腰を中心に全身の筋肉を動員して行われるが、ピンポン球を飛ばすには指先で十分であり、またバスケットボールを飛ばすような場合には少なくとも手から上腕の筋肉を加担させなければならない。情報機器の操作の場合には、重量にかかわる結果を求められることはないので、適切な換作が可能ならば末端に近い身体部分の動作割合を大きくしたほうが効率がよく、身体への負担も少ない。
マウスに比べ、人間が古くから事務作業に用いてきた筆記具による作業は、図17に示すように、親指、人差し指、中指を使って軸を摘み、手首および指のPIP関節61の屈伸でペン先または穂先を操作するので、手首を置いた状態でも縦横自在に作業が可能であり、肘から肩、胴体は作業から解放しておくことができる。
そこで筆記具状の把持部をもつものとして、これまでペンタブレットや図18に示すようなペンマウス71や図19に示すようなペン掴みマウス72といった、筆記具の持ち方をするポインティングデバイスが開発、市販されている(特許文献1〜3参照。)。
その他、筆記具式でないものにはゲーム機などに多く使われているジョイスティック、ノートパソコンに備えられているタッチパッドやポインティング・スティック、マウスのように摺動をせず指で球を回転させるトラックボール、また、指に装着するものなどがある(特許文献4を参照。)。
特開平10−269017号公報 特開平2000−132327号公報 特開平11−345079号公報 特表2008−529153号公報
筆記具状の把持部をもつペンタブレットやペンマウス71は、その把持体勢がマウスよりも優れているにも関わらず、マウスに代わって広く一般化するには至っていない。これは基本的に次の2つの問題による。
一つ目の問題としては、コンピューター作業においてキーボード等、他の道具とポインティングデバイスの操作が混在するため、頻繁に持ち替える対象としてペン型よりもマウス型の方が作業に入るのに即応性、安定性の点で優れていることが挙がる。つまり、マウス型のものはそれを十分目視しなくても、大体その近辺に手を伸ばせば容易に掴むことができるが、ペン型のものはそれを掴み起こさなければならず、さらに、掴んだとしても先端の向きを確認することが必要となり、また、内蔵センサーは手で支持されることにより初めて働き始めるので、ポインタ位置の修正を毎回要することになる。加えて、多くの場合、机上には他の筆記具も置かれているので、それらの中から選別する作業も必要となる。
二つ目の問題としては、ペン型のマウスはその用法上軽く作られ、さらに面への接触も小さく摩擦が少ない点を背景に、一般的に設けられている把持部にはクリックボタンやスクロールホイール等の操作部を押したり回したりする場合には、その押圧の影響を受け、意図せぬ結果を招き易いといったことが挙がる。マウスの場合は、摺動平面40(図15参照)で支えられた部分で操作が行われるためこの影響を受け難いが、ペン型のマウスはクリック等の押圧時に同じ手の指で対向的に支えなければならず、そのため操作は指先に慎重さを要し、神経を使わなければならない。
また、ペン掴みマウス72では、掴み起こしの手間はないが、筆記具式に軸を運ぼうとしても、軸の傾斜角度が固定されているので、手と指の関節を利用した軸運びはできない。そのため、従来のマウスと同様の肘を前後させる操作をしなければならず、加えて、キーボード等が混在する操作環境においては、転倒の可能性もあり操作者には注意が必要である。
その他、筆記具式でないジョイスティック、ポインティング・スティック、タッチパッド、トラックボール、指先に装着するものは、遊興性、コンパクト性など、それぞれの利点はあるが、操作性一般においてマウスを上回るには至っていない。
本発明は、上記のような課題を解消するために提案されたものであって、その目的は、手首と指の関節の屈伸によるコンパクトな操作で手首や肘の位置を動かさずに前後摺動域の大きい移動が可能なマウスを提供することにある。また、一般的なペン型のマウス等に必要な掴み起こしや注意深い手順を不要とし、操作開始までシングルステップの速やかな作業を実現することが可能なマウスを提供することも目的とする。また、クリックボタンやスクロールホイールの安定した操作を実現することも目的とする。
【0018】
本発明は、表示画面に表示されるポインタを移動させるためのセンサーを備え、前記センサーを平面上で移動作するマウスにおいて、前記センサーを露出させた摺動と、前記摺動を平面方向に置いた場合に前記摺動の上部に接続され、使用者が把持するための把持部と、を備え、前記摺動部は、底面にゆるやかな凸出面を形成し、前記把持部は、略円錐形状で、この略円錐形の軸が前記摺動部の底面に対して傾きを以って形成されたことを特徴とする。
【0019】
また、前記摺動部に当接して、前記摺動部を支持する支持部を備え、前記支持部は、前記摺動部の底面を形成する凸出面と摺動面との間隙を埋めるように形成された部材であり、前記摺動部と一体又は別体に設けられたことを特徴とする。
本発明の好ましい態様では、前記摺動部に当接して、前記摺動部を支持する支持部を備え、前記支持部は、前記摺動部の底面を形成する凸出面と摺動面との間隙を埋めるように形成された部材であり、前記摺動部と一体又は別体に設けられたことを特徴とする。
以上のような本発明によれば、使用者により、従来からのマウス型ポインティングデバイスのように手首を浮かせ、肘を前後に動かさなくても、前記摺動部における移動を網羅することができ、表示画面の縦横比により近く食い違いの少ない摺動領域形を実現することが可能なマウスを提供することができる。これにより、使用者の腕や肩は緊張から解放され、疲労や腱鞘炎などの発症を軽減することが可能となる。
また、キーボードや他の道具との連携においては、ペンタブレットやペン型マウス類にあったような、ペン軸を作業態勢まで掴み持ち上げ構えるといった手間がかからないため、作業のスムーズ化を実現できる。さらに、不安定なペン軸上のクリックボタンやスクロールホイールに要求されていた神経質な操作を不必要とすることができる。
また、摺動部底部を凸出面にしているので、可動部品や変形部品を用いずに済み、全体を一体に構成することができるので故障の発生を低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係るマウスの断面図。 本発明の第1の実施形態に係るマウスのクリックボタンの構成を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係るマウスの使用状況を示した模式図。 本発明の第1の実施形態に係るマウスの概念図。 本発明の第1の実施形態に係るマウスの摺動のしくみを示した図。 本発明の第1の実施形態に係るマウスの摺動のしくみを示した図。 本発明の第1の実施形態に係るマウスの摺動のしくみを示した図。 本発明の第2の実施形態に係るマウスの概念図。 本発明の第2の実施形態に係るマウスの断面図。 本発明の第2の実施形態に係るマウスの使用状況を示す斜視図。 他の実施形態に係るマウスの支持部の構成を示す模式図。 他の実施形態に係るマウスの支持部の構成を示す模式図。 従来のマウスの摺動領域形を示した図 従来のマウスの摺動領域形と表示領域形とを比較した図。 従来のマウスの可動空間を示した図。 従来のマウスの摺動を示した図。 従来の筆記具の使用例を示した図。 従来のペンマウスの構成例及び使用例を示した図。 従来のペン掴みマウスの構成例及び使用例を示した図。
[本実施形態]
[1.第1の実施形態]
[1.1.構成]
次に、本発明の第1の実施形態に係るマウスの構成を、図1を参照して以下に説明する。なお、本発明の主体は、操作者の手指とマウスの把持摺動操作における人間工学上の形態に関わる対応機能にあるので、ポインティングデバイスとしての電子的機構に関わる説明は省略する。
図1に示す通り、第1の実施形態に係るマウスは、大きく分けて、ユーザが把持する把持部1と、当該把持部1下方に接続され、床面を摺動する所定形状の摺動部2と、把持部1及び摺動部2から構成されるマウス外形内部に配設されるセンサーやポインティングデバイスユニット9等の一般的なマウス駆動機構と、から構成されている。
より詳細には、把持部1は、図1の通り、外形が斜めに傾いた略円錐状で内部が空洞の形状を有し、下面は開口し、摺動部2と接続用に当該開口端に掛留部3が形成されている。また、この把持部1には、図1の断面図で言えば上側の側面に、クリックボタン4やスクロールホイール5用の開口が形成されている。
摺動部2は、把持部1下方に接続され、底面側に緩やかな凸出面が形成され、この凸出面が床面と接し摺動する。この摺動部2は、電池又は重り6を収容する収容部が設けられ、把持部1と接続する上面は開口するトレー形状を採用する。また、摺動部2の底面中央にはセンサー孔7が形成され、上面開口部の周辺には把持部1の下面開口端と接続される掛留部3が形成される。なお、摺動部2に把持部1を被せ、両部の掛留部3を係合することで、上下に一体化しマウスが構成される。
マウス駆動機構としては、摺動部2の収容部に電池又は重り6が設置され、センサー孔7にセンサーユニット8が露出するように取り付られる。また、クリックボタン4やスクロールホイール5が把持部1の上側の側面から露出するように、ポインティングデバイスユニット9を把持部1の内部に設置する。
本実施形態のマウスにおいて、クリックボタン4とスクロールホイール5の配置構成は、図2に示すように、種々想定される。図2は、図1における左側、すなわち本実施形態のマウスのクリックボタン4やスクロールホイール5が設けられた正面側から見た様子を平面的に表した模式図である。
図2(a)に示すように、本実施形態のマウスのクリックボタン4とスクロールホイール5の配置構成として最適な例は、クリックボタン4を上下方向に第1クリックボタン4a(一般的なマウスの左クリックボタンに相当)と第2クリックボタン4b(一般的なマウスの右クリックボタンに相当)とを配置し、この第1及び第2のクリックボタン4a,4bの中心位置をまたぐようにして縦方向にスクロールホイール5を設けた構成である。より具体的には、クリックボタン4は、外形が斜めに傾いた略円錐状の把持部1の外形状に沿うように設けられ、図2(a)に表れるように、全体としてしずく(滴)形の形状からなる。すなわち、クリックボタン4は、マウスの前方から、左右方向に対称に拡がっており、摺動部2側の下方の雫形状の底面側に第2のクリックボタン4bを備え、その上方にクリックボタン4aを備える。
なお、クリックボタン4及びスクロールホイール5の配置構成は、上述の態様に限られず、例えば、図2(b)に示すように、クリックボタン4の第1クリックボタン4aと第2クリックボタン4bとを、左右方向に配置する構成も採用し得る。また、図2(a)では、マウス表面側のデザインの統一を得るため、クリックボタン4の外形をしずく形状としたが、この形状については上記態様に限られず、第1及び第2のクリックボタンが縦方向に並べられ、マウスの前方から左右方向に対称に拡がっている構成であれば構わない。
[1.2.作用効果]
上記のような構成を有する第1の実施形態に係るマウスは、次のように作用する。
第1の実施形態に係るマウスを使用する際には、図3に示すように薬指と小指で把持部1を外側下方向から、人差し指と中指で上方向から、親指で内側横方向から掴む。
マウスを後進させる場合には、設けられた可動空間21へ摺動部2を引き込む。また、マウスを前進させる場合には、可動空間21へ摺動部2を押し込む。なお、前進させる場合と後進させる場合のどちらも把持部1を傾斜させてこれを行う。
また、人差し指と中指で上面にあるクリックボタン4やスクロールホイール5を操作する。より具体的には、一般的なマウスの左クリックボタンに相当する第1クリックボタン4aを人差し指で押圧し、一般的なマウスの右クリックボタンに相当する第2クリックボタン4bを中指で押圧してもよく、また、第1及び第2のクリックボタン4a,4bの双方を、人差し指の位置を上下に動かしながら押圧してもよい。また、同様に、第1及び第2のクリックボタン4a,4bの中心位置をまたぐようにして縦方向に設けたスクロールホイール5を、人差し指によって回すようにする。
なお、図3は使用者の右手によりマウスを握り、右手の指により、クリックボタン4及びスクロールホイール5を操作することを示しているが、本実施形態のマウスでは、第1及び第2のクリックボタン4a,4bをマウスの上下方向に配置し、それぞれマウスの前方から左右方向に対称に拡がるように配置し、さらに、第1及び第2のクリックボタン4a,4bの中心位置をまたぐようにして縦方向にスクロールホイール5を設けている。そのため、クリックボタン4及びスクロールホイール5の配置構成に左右差がないため、従来のクリックボタンを左右方向に配置したマウスと異なり、使用者がマウスを右手又は左手のいずれによって操作しても操作感覚に差が生じることがない。
以上のような第1の実施形態に係るマウスによれば、図4の概念図に示すようにセンサーを納めた摺動部2の底面を凸出面化することで把持部1が傾斜自在となり、前後摺動域を倍増させることができる。
より詳細に言えば、図5に示すように、B点31(PIP関節)を頂点とし、C点32(手首関節)と平面上のA点30(摺動センサー)を結ぶ3角形において、掌の長さ34(辺Y)とマウスの把持部1の長さ33は変化しないので、通常、A点30を前後移動させるにはA点30の角度及び辺Z35(底辺)の長さを可変としなければならない。しかしながら、本発明によれば、把持部1がA点30のもとに傾斜自在であり、また、図4に示すような掌とマウスの間の可動空間21が存在することで、図6と図7に示すように、前後摺動域を飛躍的に拡大させることが可能となる。
また、把持部1と摺動部2で起き上がり小法師構造とすることにより、把持部1は復元性のある起立をするため、操作開始の際の速やかな把持が可能となり、キーボード操作などの他作業との行き来をシングルステップで快適なものにすることができる。
さらに、把持部1は、摺動平面40上の摺動部2に支えられているか、手と配分支持されていることで、クリックボタン4等は安定し、リラックスした状態での操作が可能となる。加えて、電池又は重り6の低位置への配置による重心の低下、および把持部1上端部を人差し指のPIP関節61付近側面で支持できる形状にすることで安定性のある操作ができる。
また、クリックボタン4及びスクロールホイール5を左右差なく配置したため、従来のクリックボタンを左右方向に配置したマウスと異なり、使用者がマウスを右手又は左手のいずれによって操作しても操作感覚に差が生じることがなく、利便性が高い。
[2.第2の実施形態]
[2.1.構成]
次に、本発明の第2の実施形態に係るマウスの構成を、図8及び8を参照して以下に説明する。なお、基本的な構成は第1の実施形態と共通するため説明を省略し、同じ符号を付すものとする。
第2の実施形態では、図8に示す通り、第1の実施形態に係るマウスに加え、マウスを下方から支持する支持部10を備える点に特徴を有する。支持部10は、円盤状の内部を貫通するドーナツ型であり、図9に示す通り、断面形状は外側面と内側面とからなる山型であり、外側面は傾斜面を形成し内側面はすり鉢状に形成される。
具体的には、支持部10は、摺動部2の底面と接する内側面において、摺動部2の凸出面に対応する形状を有し、摺動部2を支持する際、支持部10の貫通孔を介して摺動部2の凸出面の頂点と摺動平面とが接する程度の厚みとする。
支持部10の内部には、支持部10の形状に沿って円環状に磁石11が設けられている。これに対して、本実施形態では、摺動部2の少なくとも底面の材質に金属材料等の磁性体を用いている。これにより、支持部10と摺動部2は磁力により引きつけられ接触保持される。
なお、支持部10の内部に設けた磁石11としては、摺動部2を接触保持し、マウスを動作させる際に、当該マウスが支持部10上をスライド可能となるよう磁力の弱いものを用いるのが好ましい。また、摺動部2に用いる磁性体としては、摺動部2全体を磁性体により構成することも可能であるが、上述のように、摺動部2の底面側において、支持部10と直接接触する範囲を磁性体により構成すれば十分であり、例えば、磁性体シートを底面側に貼付することによって構成することも可能である。
[2.2.作用効果]
上記のような構成を有する第2の実施形態に係るマウスは次のように作用する。
本実施形態のマウスを使用する際には、マウスを支持部10に載せることで支持させた状況下において、当該マウスを第1の実施形態と同様に、図10に示すように、薬指と小指で把持部1を外側下方向から、人差し指と中指で上方向から、親指で内側横方向から掴み、支持部10上でスライド移動させる。
すなわち、マウスを後進させる場合には、支持部10上の可動領域へ摺動部2を引き込み、マウスを前進させる場合には、支持部10上の可動領域へ摺動部2を押し込む。なお、前進させる場合と後進させる場合のどちらも第1の実施形態と同様に、把持部1を傾斜させてこれを行う。また、人差し指と中指で上面にあるクリックボタン4やスクロールホイール5を操作する。
このように使用者が前進及び後進操作の際には、摺動部2自体またはこれに設けた磁性体と、支持部10の内部に設けた磁石が引き合うことで、把持部1の傾け動作に対してわずかな摩擦力を与える。これにより、使用者が、把持部1に設けたクリックボタン4やスクロールホイール5を押したり回したりした場合であっても、その押圧の影響を受け、マウス全体の過大な傾きによるポイント位置のずれを防止することができる。また、このように、摺動部2と支持部10との摩擦力による把持部1の傾け動作に対する一定の抵抗力により、使用者は、マウスの可動領域に対して、把持部1を傾け過ぎないように、その角度を過敏に調整するような神経を使うことなく、把持部1を比較的自由に傾けることが可能となる。
また、使用者によるマウスの前進及び後進操作以外の状態において、本実施形態のマウスは、把持部1と摺動部2で起き上がり小法師構造を採用しているため、基本的には自立するものであるが、全体形状を縦長にするため、転倒したままの状態になってしまうことも想定される。この点、本実施形態では、支持部10が、摺動部2の凸出面の頂点と摺動平面との間の摺動部2の底面側から立ち上がった部分を支持して容易に起立状態を保持することができるため、転倒防止の効果が期待できる。
以上のような第2の実施形態に係るマウスによれば、第1の実施形態に係るマウスを支持部10により支持した状態で使用することができるので、安定性に長けると共に、作業への即応性にも優れている。また、内部が貫通した支持部10上でマウスをスライド移動させるため、当該マウスの支持状態においても適切に摺動域を確保することができ、かつ、人的負荷を低減することも可能となる。
[他の実施形態]
なお、本発明は、上記のような実施形態に限定するものではなく、例えば次のような態様も包含するものである。すなわち、上記実施形態のマウスにおける摺動部に対する把持部の角度は、上記実施形態において図面で表されたような対応に限定されるものではなく、また、例えば、把持部の角度調節機構を設けることにより、使用者の目的や手の大きさ等の個人差に応じて適宜選択可能とすることも可能である。
第2の実施形態では、摺動部2に金属材料等の磁性体を採用し、支持部10に磁石11を設けた態様を示したが、本発明はこのような実施態様に限定されるものではなく、例えば、この態様とは反対に、摺動部2に磁石を配置し、支持部10に金属材料等の磁性体を採用する実施形態も包含する。
第2の実施形態では、また、支持部の構成として、図9に示すような断面が外側面と内側面とからなる山型のものを採用しているが、これは最適な実施態様を示すに過ぎない。すなわち、支持部の最低限の構成としては、その名称のとおり、第1義的には、摺動部2の凸出面の頂点と摺動平面との間の摺動部2の底面側から立ち上がった部分が、支持部によって支持されれば良く、第2義的には、上述した摺動部と支持部との間の摩擦力が生じるような態様とすることが好ましい。
したがって、本発明において、支持部は、第2の実施形態に示した態様に限定されず、例えば、図11に示すように、その平面形状を、C型(図11(a))、ロの字型(図11(b))、三角形状(図11(c))とするものを含む。また、これに限られず、五角形状、六角形状、星型など、他の多角形状によっても構成可能である。
また、第2の実施形態では、支持部は、摺動部底面の凸出面を支持し、かつ、摺動部が支持部上をスライド移動可能なように内側面にすり鉢状の傾斜面を設けていたが、これは、上述した支持部の第2義的な役割を充足させるための構成であり、本発明はこのような場合に限定されない。すなわち、図11(d)に示すように、支持部の断面形状は、その内外周面を垂直に立ち上がらせた形状により構成することも可能である。
さらに、支持部の第1義的役割及び第2義的役割の双方を充足させる構成として、図12に示すように、摺動部2の凸出面の頂点と摺動平面との間の摺動部2の底面側から立ち上がった部分に、多数の繊維や針金などの毛状体を生やしたブラシ部12によって支持部を構成することも可能である。
1…把持部
2…摺動部
3…掛留部
4…クリックボタン
5…スクロールホイール
6…電池又は重り
7…センサー孔
8…センサーユニット
9…ポインティングデバイスユニット
10…支持部
11…磁石
12…ブラシ部
21…可動空間
30…A点
31…B点
32…C点
33…辺X
34…辺Y
35…辺Z
40…摺動平面
51…マウス
52…摺動領域形
53…表示画面領域形
61…PIP関節
71…ペンマウス
72…ペン掴みマウス

Claims (9)

  1. 表示画面に表示されるポインタを移動させるためのセンサーを備え、前記センサーを平面上で移動作するマウスにおいて、
    前記センサーを露出させた摺動と、
    前記摺動を平面方向に置いた場合に前記摺動の上部に接続され、使用者が把持するための把持部と、
    前記摺動部に当接して、前記摺動部を支持する支持部と
    を備え、
    前記摺動部は、底面にゆるやかな凸出面を形成し、
    前記把持部は、略円錐形状で、この略円錐形の軸が前記摺動部の底面に対して傾きを以って形成され、前記支持部は、前記摺動部の底面を形成する凸出面と摺動面との間隙を埋めるように形成された部材であり、前記摺動部と一体又は別体に設けられたことを特徴とするマウス。
  2. 前記摺動部が前記把持部より重くなるよう、前記摺動部の内部に重りを配置したことを特徴とする請求項1に記載のマウス。
  3. 前記把持部には、表示画面上に表示されるポインタの指示位置において押圧するクリックボタンを備え、
    前記クリックボタンは、前記把持部の略円錐形の軸の前記摺動部の底面に対する傾きにより形成される前記軸と前記底面との鈍角側の面に設けられるとともに、当該面の長手方向の軸に対して対称に形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載のマウス。
  4. 前記クリックボタンは、表示画面上に表示されるポインタの指示位置において押圧することにより発する指示の異なる第1のボタンと、第2のボタンとからなり、
    前記第1のボタンと、前記第2のボタンとは、前記鈍角側の面の長手方向に並べて設けられたことを特徴とする請求項3に記載のマウス。
  5. 前記支持部は、貫通口を有する囲い形状からなり、前記囲い形状の少なくとも一部は、前記摺動部の底面に当接するように構成され、
    前記センサーは、前記貫通口から前記摺動面に対して露出するよう配置されることを特徴とする請求項に記載のマウス。
  6. 前記支持部の内側面は、前記摺動部の凸出面が当接するようすり鉢状に形成され、
    前記摺動部の底面は、金属を含む磁性体から構成され、
    前記支持部の内部には、磁石が設けられたことを特徴とする請求項に記載のマウス。
  7. 前記摺動部の内部には、磁石が設けられ、
    前記支持部の内側面は、金属を含む磁性体から構成されることを特徴とする請求項に記載のマウス。
  8. 前記磁性体と前記磁石との引き寄せ強度は、前記摺動部が前記支持部上をスライド移動する程度に設定されていることを特徴とする請求項6又は7に記載のマウス。
  9. 前記支持部は、多数の毛状体を前記摺動部の底面を形成する凸出面に設けることにより構成されていることを特徴とする請求項に記載のマウス。
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