JP5539548B1 - 光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法 - Google Patents

光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5539548B1
JP5539548B1 JP2013003439A JP2013003439A JP5539548B1 JP 5539548 B1 JP5539548 B1 JP 5539548B1 JP 2013003439 A JP2013003439 A JP 2013003439A JP 2013003439 A JP2013003439 A JP 2013003439A JP 5539548 B1 JP5539548 B1 JP 5539548B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
state information
tray
arrangement state
wiring board
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013003439A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014135673A (ja
Inventor
謙次 井本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2013003439A priority Critical patent/JP5539548B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5539548B1 publication Critical patent/JP5539548B1/ja
Publication of JP2014135673A publication Critical patent/JP2014135673A/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

Landscapes

  • General Factory Administration (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)

Abstract

【課題】 作業対象の間違えやコネクタの抜き挿しミスを防止する。
【解決手段】 アダプタ102の種類や位置、コネクタ104の差込位置を含む情報を配設状態情報とし、トレー101内の画像を撮影するスキャナ21と、スキャナ21による画像に基づいて、現実の配設状態情報を解析する解析タスク225と、解析タスク225による現実の配設状態情報と、作業対象や作業手順を示す作業指示書に基づく指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定する判定タスク226と、を備える。
【選択図】 図1

Description

この発明は、光配線盤に対する作業を支援するための光配線盤作業支援システムおよび、このシステムを用いた光配線盤作業方法に関する。
光配線盤は、複数のトレーを備え、各トレーには複数のアダプタが配設され、成端処理されてコネクタが接続された光ケーブルが、アダプタを介して相互に接続されるようになっている。そして、アダプタにコネクタを抜き挿しすることで、光ケーブルの測定試験や光心線の接続変更、光伝送装置の接続などを行う。ここで、成端処理とは、光ケーブルを使用するために、その端末を処理することである。
このようなコネクタの抜き挿しは、作業員がトレー内の収容状態と作業指示書(管理表)とを照らし合わせながら目視確認して行うため、間違ったコネクタを抜き差しするおそれがある。特に、FTTH(Fiber To The Home)など膨大なコネクタが配設されているトレーにおいては、人為的なミスが発生し得、間違ったコネクタを抜き差しすることで通信障害が発生し、企業活動などに重大な損傷を与えるおそれがある。
このため、線路や構成部品にICメモリを取り付け、部品情報や線路情報を必要なときに読み出しできるようにすることで、情報の共通化や線出の誤認防止を図る、というシステムが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−23241号公報
ところで、特許文献1の技術などでは、ICメモリから部品情報や線路情報を読み出すだけ、つまり、どのような部品、線路かを確認できるだけであり、各部品の配設位置や収容状態などをシステム上で確認することはできない。従って、作業開始前にトレー内にどのようなアダプタが配設され、どのアダプタにコネクタが接続されているかを確認したり、作業完了後にトレー内のどのアダプタにコネクタが挿し込まれ、どのアダプタからコネクタが抜かれたかを確認したりするには、依然として作業員が目視確認しなければならない。このように、作業前の確認や作業後の確認などを作業員が目視で行わければならないため、作業対象の間違えやコネクタの抜き挿しミスが発生するおそれが残る。
そこでこの発明は、作業対象の間違えやコネクタの抜き挿しミスを防止することが可能な、光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、皿状のトレー内に複数のアダプタが配設され、前記アダプタに光ケーブルのコネクタが抜き差しされる光配線盤に対する作業を支援するための光配線盤作業支援システムであって、設置場所や架番号、トレー番号を含むトレー情報が記された表示札が前記トレーに配設され、前記トレー情報、前記アダプタの種類や位置、前記コネクタの差込位置を含む情報を配設状態情報とし、前記トレー内の画像を撮影する撮影手段と、前記撮影手段による画像に基づいて、画像解析処理によって現実の配設状態情報を解析する解析手段と、前記解析手段による現実の配設状態情報と、作業対象や作業手順を示す作業指示書に基づく指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定する判定手段と、を備え、前記解析手段は、前記画像に基づいて前記現実の配設状態情報として、前記コネクタのピンが前記アダプタのスリットの奥に位置しているか否かによって、前記アダプタへの前記コネクタの差込状態の良否を解析するとともに、前記コネクタに付されたマーキングの位置を解析し、前記判定手段は、前記指示上の配設状態情報の作業対象のコネクタに前記マーキングがされているか否かを判定する、ことを特徴とする。
この発明によれば、撮影手段でトレー内の画像を撮影すると、解析手段によって現実の配設状態情報が解析され、判定手段によって、現実の配設状態情報と作業指示書に基づく指示上の配設状態情報とが比較される。つまり、実際のアダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などと、正しい(そうであるべき)アダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などとが比較され、相違の有無が判定される。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光配線盤作業支援システムにおいて、前記判定手段は、相違があると判定した場合に、前記指示上の配設状態情報に対する前記現実の配設状態情報の相違箇所を出力する、ことを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の光配線盤作業支援システムを用いて、前記光配線盤に対する作業を行う光配線盤作業方法であって、作業完了後に前記撮影手段によって前記トレー内の画像を撮影し、前記解析手段によって現実の配設状態情報を解析し、前記判定手段によって、前記現実の配設状態情報と、前記作業指示書における作業完了時の指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定する、ことを特徴とする。
この発明によれば、作業完了後に撮影手段でトレー内の画像を撮影すると、解析手段によって現実の配設状態情報が解析され、判定手段によって、現実の配設状態情報と作業指示書における作業完了時の指示上の配設状態情報とが比較される。つまり、作業完了後の実際のアダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などと、作業完了後の正しい(そうであるべき)アダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などとが比較され、相違の有無が判定される。
請求項の発明は、請求項1からのいずれか1項に記載の光配線盤作業支援システムを用いて、前記光配線盤に対する作業を行う光配線盤作業方法であって、作業開始前に前記撮影手段によって前記トレー内の画像を撮影し、前記解析手段によって現実の配設状態情報を解析し、前記判定手段によって、前記現実の配設状態情報と、前記作業指示書における作業開始前の指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定する、ことを特徴とする。
この発明によれば、作業開始前に撮影手段でトレー内の画像を撮影すると、解析手段によって現実の配設状態情報が解析され、判定手段によって、現実の配設状態情報と作業指示書における作業開始前の指示上の配設状態情報とが比較される。つまり、作業開始前の実際のアダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などと、作業開始前の正しい(そうであるべき)アダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などとが比較され、相違の有無が判定される。
請求項1の発明によれば、実際のアダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などが、正しいか否かが人によらず自動的に判定されるため、作業対象の間違えやコネクタの抜き挿しミスをより確実に防止・抑制することが可能となる。
請求項2の発明によれば、正しいアダプタの種類や位置、コネクタの差込位置などに対して、どこが相違しているか相違箇所が出力されるため、相違に対して迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。
また、請求項1の発明によれば、アダプタにコネクタが良好・適正に差し込まれているか否かが解析されるため、差込が不良なコネクタに対して迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。
請求項の発明によれば、作業完了後の実際のトレー内の状態と、作業完了後の正しいトレー内の状態とにおける相違の有無が判定され、作業が正しく行われたか否かが自動的に判定される。このため、作業ミスを確実に検知・発見して、迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。つまり、作業ミスのままにしておくことを、より確実に防止・抑制することが可能となる。
請求項の発明によれば、作業開始前の実際のトレー内の状態と、作業開始前の正しいトレー内の状態とにおける相違の有無が判定され、作業対象が正しいか否かが自動的に判定される。このため、作業対象の間違えを事前(作業前)に確実に検知・発見して、迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。つまり、間違った作業対象に対して作業を行うことを、より確実に防止・抑制することが可能となる。

この発明の実施の形態に係る光配線盤作業支援システムを示す概略構成図である。 この発明の実施の形態に係る光配線盤のトレーを示す平面図(a)と、その正面図(b)である。 この発明の実施の形態における縦型斜2連アダプタを示す平面図(a)と、その正面図(b)と、側面図(c)である。 図1のシステムのスキャナによるスキャニング概念を示す平面図である。 図1のシステムのスキャナによるスキャニング概念を示す正面図である。 図1のシステムで、垂直縦型2連アダプタをスキャニングしている状態を示す図(a)と、縦型斜2連アダプタをスキャニングしている状態を示す図(b)である。 図1のシステムの現地コンピュータの概略構成ブロック図である。 この発明の実施の形態において、アダプタにコネクタが良好に差し込まれている状態を示す図(a)と、良好に差し込まれていない状態を示す図(b)である。 この発明の実施の形態における光IDF表の例を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る光配線盤作業支援システム1を示す概略構成図である。この光配線盤作業支援システム1は、光配線盤に対する作業を支援するためのシステムであり、主として、現地ユニット2と管理サーバ3とを備え、これらは通信網NWを介して相互に通信自在に接続されている。
ここで、光配線盤は、図2に示すような皿状のトレー101が、その平面を水平にしてキャビネットに対して出し入れ自在に、上下に重なるように複数収容されている。このトレー101の平面内には、複数のアダプタ102が並列に配設され、各アダプタ102に光ケーブル103のコネクタ104が抜き差し自在となっている。また、図示していないが、アダプタ102とコネクタ104との間に固定減衰器が装着自在となっており、この固定減衰器にはその減衰値が記されている。
さらに、アダプタ102は、上下方向に2段配設され、上段のアダプタ102と下段のアダプタ102とが完全に重なっている垂直縦型2連アダプタのトレー101と、図3に示すように、上段のアダプタ102と下段のアダプタ102とがずれて重なっている縦型斜2連アダプタのトレー101とがある。また、各コネクタ104には、図3に示すように、対象の光ケーブル103の回線管理番号が記された回線ラベル1041が取り付けられている。そして、図2の場合、最右(最も奥)の上段のアダプタ102が1番、最右の下段のアダプタ102が2番、次に隣接する上段のアダプタ102が3番、下段のアダプタ102が4番、というようにアダプタ番号が割り振られている。
一方、設置場所や架番号、トレー番号などのトレー情報が記された表示札105が、トレー101の前面側に開閉自在に配設され、開くことで表示面が水平に延び、閉じることで表示面が垂直に延びてトレー101の側面に添うようになっている。
現地ユニット2は、作業を行う中継所などの現地に持ち込まれて使用されるもので、スキャナ(撮影手段)21と、現地コンピュータ22と、現地プリンタ23とを備え、スキャナ21と現地コンピュータ22、および現地コンピュータ22と現地プリンタ23とは、通信可能に接続されている。
スキャナ21は、トレー101内の収容状態等を画像として撮影する装置であり、この実施の形態では、トレー101の平面上をスキャニングして画像を撮影するようになっている。すなわち、図4、5に示すように、アダプタ102の並列配設方向D1に対して垂直に延びるイメージセンサ211が2つ並列に配設され、このイメージセンサ211は、ライト212とともにアダプタ102の並列配設方向D1に移動自在となっている。
そして、イメージセンサ211がライト212とともに移動・スキャニングすることで、トレー101の全平面と表示札105とが撮影され、画像が生成されるようになっている。この際、図6(a)に示す垂直縦型2連アダプタおよび図6(b)に示す縦型斜2連アダプタのいずれの場合であっても、レンズ213を介して上下段のアダプタ102を撮影できるように、イメージセンサ211やレンズ213が配設されている。
現地コンピュータ22は、作業対象が正しいか、作業が正しく行われたか、などを判定して作業を支援する装置であり、図7に示すように、入力部221と、表示部222と、記憶部223と、通信部224と、解析タスク(解析手段)225と、判定タスク(判定手段)226と、これらを制御などする中央処理部227とを備えている。
入力部221は、解析タスク225や判定タスク226の起動指令を入力したり、判定タスク226に対するパラメータ(工程)を入力したりするインターフェイスである。表示部222は、解析タスク225や判定タスク226による結果を表示したり、記憶部223に記憶された作業指示書(予約指示書)などを表示したりするディスプレイである。
記憶部223は、通信部224を介して受信した作業指示書を記憶したり、解析タスク225や判定タスク226による結果を記憶したりするメモリである。通信部224は、通信網NWを介して外部と通信するための通信装置であり、後述するように、解析タスク225や判定タスク226による結果を管理サーバ3に送信したり、管理サーバ3から作業指示書を受信したりする。
解析タスク225は、スキャナ21で撮影された画像に基づいて、現実の配設状態情報を解析するプログラムである。ここで、配設状態情報とは、アダプタ102の種類や位置、コネクタ104の差込位置(差し込まれているアダプタ102の位置)を含む情報、つまり、トレー101内の収容状態を意味し、現実の配設状態情報とは、スキャナ21で撮影された実際のトレー101内の収容状態を意味する。
具体的には、スキャナ21から送られた画像を画像解析処理して、次の配設状態情報を取得する。
・表示札105に記されたトレー情報
・アダプタ102の種類・種別(SC−SC、FC−FC、SC−FC)
・トレー101の前面(表示札105)からアダプタ102までの距離(位置)
・コネクタ104の種類・種別(SC、FC)
・トレー101の前面からコネクタ104までの距離
・固定減衰器が装着されている場合にはその種別(減衰値)
・トレー101の前面から固定減衰器までの距離
・光ケーブル103(光コード)の入線状態(有無)
また、現実の配設状態情報として、アダプタ102へのコネクタ104の差込状態の良否を解析する。すなわち、スキャナ21から送られた画像を画像解析処理して、図8(a)に示すように、コネクタ104のピン104aがアダプタ102のスリット102aの奥に位置している場合には、差込状態が良と解析し、図8(b)に示すように、ピン104aがスリット102aの手前に位置している場合には、差込状態が不良と解析するものである。
さらに、現実の配設状態情報として、コネクタ104に付されたマーキングの位置を解析する。すなわち、後述するように、作業対象のコネクタ104にはマーキングが付され、このマーキングの位置、つまり、マーキングされたコネクタ104を解析する。
判定タスク226は、解析タスク225による現実の配設状態情報と、作業指示書に基づく指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定するプログラムである。ここで、作業指示書とは、作業対象や光配線盤に対する作業手順などを示したものであり、作業対象の光配線盤(設置場所、架番号)やトレー番号、どのコネクタ104(光ケーブル103)をどのアダプタ102に差し込むか、どのコネクタ104をアダプタ102から抜き外すか、光ケーブル103の配設状態などが記され、図9に示すような光IDF表も含まれる。
この光IDF表は、光ケーブル103の接続系統を示すもので、例えば、88架のA1トレーのNo.1アダプタと、88架のA2トレーのNo.1アダプタとを接続することが示されている。そして、指示上の配設状態情報とは、このような作業指示書における配設状態情報(正しい配設状態情報)であり、作業指示書における作業対象の光配線盤やトレー101、コネクタ104、作業開始前のトレー101内の収容状態、作業完了時のトレー101内の収容状態などを意味する。
このような指示上の配設状態情報と、解析タスク225による現実の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定してその結果を表示部222に表示するとともに、相違があると判定した場合には、指示上の配設状態情報に対する現実の配設状態情報の相違箇所を表示部222に表示・出力する。すなわち、作業対象の光配線盤やトレー101、コネクタ104が相違していないか、作業開始前のトレー101内の収容状態(光ケーブル103の接続系統)が相違していないか、作業後のトレー101内の収容状態が相違していないか、などを判定し、相違している場合には、相違箇所(作業対象のトレー101が相違している、作業対象のコネクタ104が相違している、光ケーブル103の接続状態が相違している等)を出力するものである。
ここで、テキストデータで作業対象や作業工程が記された作業指示書から、指示上の配設状態情報を割り出してもよい。また、作業指示書中の任意の工程(作業開始前や作業中、作業完了時など)をパラメータとして指定すると、その工程時における指示上の配設状態情報と現実の配設状態情報とを比較するようにしてもよい。
現地プリンタ23は、記憶部223に記憶された作業指示書や、解析タスク225や判定タスク226による結果、あるいはラベルを印刷したりする印刷機である。
管理サーバ3は、作業を管理する部署に配置され、解析タスク225や判定タスク226による結果を現地ユニット2から受信して、データベースに蓄積する。すなわち、各作業現場で取得されたトレー101内の収容状態(現実の配設状態情報)や作業結果を一元的・集中的に蓄積、管理するデータベースを備え、外部端末からデータベースの情報を取得・共有できるようになっている。また、このデータベースの情報に基づいて、作業指示書を作成して各現地ユニット2に送信する機能を備えている。ここで、作業指示書を作成、送信する管理コンピュータを別に設けてもよい。
次に、このような構成の光配線盤作業支援システム1の作用および、このシステム1を用いて光配線盤に対する作業を行う光配線盤作業方法について説明する。
まず、管理サーバ3によって作業指示書が作成され、この作業を行う作業者の現地ユニット2に対して作業指示書が送信される。これを受けて、作業者が現地ユニット2を持参して現地に赴き、作業指示書に従って作業を行う。ここで、作業指示書には、複数の工程・作業が含まれる場合があるが、コネクタ104を抜き外す作業と、コネクタ104を差し込む作業とが主たる作業内容であるため、この作業について、以下に説明する。
コネクタ104を抜く作業の場合、作業対象のトレー101のコネクタ104にマーキングを行う(ステップS1)。すなわち、作業対象のトレー101をキャビネットから引き出し、表示札105を開いて、作業対象のコネクタ104にマーキングする。この際、当日の作業対象であるすべてのコネクタ104に対して、まとめてマーキングを行う。
次に、現地ユニット2によって、作業開始前のトレー101内の収容状態等が正しいか否かを確認する(ステップS2)。すなわち、スキャナ21でトレー101内の画像を撮影し、現地コンピュータ22で解析タスク225と判定タスク226とを起動する。これにより、解析タスク225で現実の配設状態情報が解析され、判定タスク226で現実の配設状態情報と作業指示書における作業開始前の指示上の配設状態情報とに、相違があるか否かが判定される。具体的には、作業対象の光配線盤(設置場所、架番号)やトレー101(トレー番号)が正しいか、マーキング(作業対象のコネクタ104)が正しいか、光ケーブル103の接続・配設状態が正しいか、などが判定される。そして、相違する場合には、その旨と相違箇所とが表示部222に警報表示されるため、作業を中止するとともに、相違箇所や現実の配設状態情報などを管理サーバ3に送信する。
一方、相違しない場合には、マーキングしたコネクタ104をアダプタ102から抜き外す(ステップS3)。その後、現地ユニット2によって、作業完了後のトレー101内の収容状態等が正しいか否かを確認する(ステップS4)。すなわち、スキャナ21でトレー101内の画像を撮影し、現地コンピュータ22で解析タスク225と判定タスク226とを起動する。これにより、解析タスク225で現実の配設状態情報が解析され、判定タスク226で現実の配設状態情報と作業指示書における作業完了時の指示上の配設状態情報とに、相違があるか否かが判定される。具体的には、マーキングしたコネクタ104がすべて抜かれているか、光ケーブル103の接続・配設状態が正しいか、などが判定される。
そして、相違する場合には、その旨と相違箇所(差込状態が不良なコネクタ104を含む)とが表示部222に警報表示されるため、作業をやり直す。また、相違しない場合、つまり正しく作業が行われた場合には、現実の配設状態情報が記憶部223に記憶されるとともに、管理サーバ3に送信される。続いて、「撤去」と記したラベルを現地プリンタ23で印刷して、抜き外したコネクタ104に貼り付け、コネクタ104からマーキングを撤去する(ステップS5)。そして、表示札105を閉じてトレー101をキャビネットに収容するものである。
次に、コネクタ104を挿す作業の場合、まず、上記のステップS1、S2と同様に、作業対象のコネクタ104にマーキングを行い(ステップS11)、現地ユニット2によって、作業開始前のトレー101内の収容状態等が正しいか否かを確認する(ステップS12)。
続いて、マーキングしたコネクタ104を対象のアダプタ102に差し込む(ステップS13)。次に、回線管理番号を記した回線ラベル1041を現地プリンタ23で印刷して、差し込んだコネクタ104に貼り付ける(ステップS14)。
続いて、ステップS4と同様に、現地ユニット2によって、作業完了後のトレー101内の収容状態等が正しいか否かを確認する(ステップS15)。この際、マーキングしたコネクタ104がすべて正しいアダプタ102に差し込まれているか、アダプタ102へのコネクタ104の差込状態の良否、光ケーブル103の接続・配設状態が正しいか、などが判定される。
そして、相違する場合には、その旨と相違箇所(差込状態が不良なコネクタ104を含む)とが表示部222に警報表示されるため、作業をやり直す。また、相違しない場合、つまり正しく作業が行われた場合には、現実の配設状態情報が記憶部223に記憶されるとともに、管理サーバ3に送信される。その後、対象のコネクタ104からマーキングを撤去し(ステップS16)、表示札105を閉じてトレー101をキャビネットに収容するものである。
以上のように、この光配線盤作業支援システム1および光配線盤作業方法によれば、実際に作業を行うトレー101のトレー番号や、アダプタ102の種類や位置、コネクタ104の差込位置などが、正しいか否かが人によらず現地ユニット2で自動的に判定される。このため、作業対象の間違えやコネクタ104の抜き挿しミスをより確実に防止・抑制することが可能となる。
具体的には、作業開始前の実際のトレー101内の収容状態等と、作業開始前の正しいトレー101内の収容状態等とにおける相違の有無が判定され、作業対象が正しいか否かが自動的に判定される。このため、作業対象の間違えを事前(作業前)に確実に検知・発見して、迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。つまり、間違った作業対象に対して作業を行うことを、より確実に防止・抑制することが可能となる。
また、作業完了後の実際のトレー101内の収容状態等と、作業完了後の正しいトレー101内の収容状態等とにおける相違の有無が判定され、作業が正しく行われたか否かが自動的に判定される。このため、作業ミスを確実に検知・発見して、迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。つまり、作業ミスのままにしておくことを、より確実に防止・抑制することが可能となる。
しかも、作業指示書上の正しいアダプタ102の種類や位置、コネクタ104の差込位置などに対して、どこが相違しているか相違箇所が出力されるため、相違に対して迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。さらに、アダプタ102にコネクタ104が良好・適正に差し込まれているか否かが解析されるため、差込が不良なコネクタ104に対して迅速かつ適正な措置・作業を行うことが可能となる。
一方、各光配線盤および各トレー101の現実の配設状態情報が、現地ユニット2から管理サーバ3に逐次送信され、管理サーバ3で一元的に蓄積、管理される。このため、作業前の現地調査を削減したり、情報の入力・管理に要する労力や時間、さらには入力ミスなどを削減したりすることが可能となるとともに、情報の共有化、リアルタイムな情報管理が可能となる。しかも、それぞれの現実の配設状態情報に日時を付与することで、作業履歴を管理することができる。
また、本システム1は、既設・既存の光配線盤に対しても適用することができ、容易かつ安価に導入することが可能である。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、トレー101の平面をスキャニングして画像を撮影しているが、撮影手段をデジタルカメラで構成して、トレー101全面を一度に撮影してもよい。また、管理サーバ3から現地ユニット2に作業指示書を送信しているが、現地ユニット2に予め作業指示書を記憶したり、現地ユニット2で作業指示書を作成したりしてもよい。また、コネクタ104を抜き外す作業や、コネクタ104を差し込む作業が完了する度に、作業完了後のトレー101内の収容状態等が正しいか否かを確認しているが、すべての工程・作業が完了した際に確認するようにしてもよい。
1 光配線盤作業支援システム
2 現地ユニット
21 スキャナ(撮影手段)
211 イメージセンサ
22 現地コンピュータ
221 入力部
222 表示部
223 記憶部
224 通信部
225 解析タスク(解析手段)
226 判定タスク(判定手段)
227 中央処理部
23 現地プリンタ
3 管理サーバ
101 トレー
102 アダプタ
103 光ケーブル
104 コネクタ
105 表示札
NW 通信網

Claims (4)

  1. 皿状のトレー内に複数のアダプタが配設され、前記アダプタに光ケーブルのコネクタが抜き差しされる光配線盤に対する作業を支援するための光配線盤作業支援システムであって、
    設置場所や架番号、トレー番号を含むトレー情報が記された表示札が前記トレーに配設され、前記トレー情報、前記アダプタの種類や位置、前記コネクタの差込位置を含む情報を配設状態情報とし、
    前記トレー内の画像を撮影する撮影手段と、
    前記撮影手段による画像に基づいて、画像解析処理によって現実の配設状態情報を解析する解析手段と、
    前記解析手段による現実の配設状態情報と、作業対象や作業手順を示す作業指示書に基づく指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定する判定手段と、を備え、
    前記解析手段は、前記画像に基づいて前記現実の配設状態情報として、前記コネクタのピンが前記アダプタのスリットの奥に位置しているか否かによって、前記アダプタへの前記コネクタの差込状態の良否を解析するとともに、前記コネクタに付されたマーキングの位置を解析し、
    前記判定手段は、前記指示上の配設状態情報の作業対象のコネクタに前記マーキングがされているか否かを判定する、
    ことを特徴とする光配線盤作業支援システム。
  2. 前記判定手段は、相違があると判定した場合に、前記指示上の配設状態情報に対する前記現実の配設状態情報の相違箇所を出力する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の光配線盤作業支援システム。
  3. 請求項1からのいずれか1項に記載の光配線盤作業支援システムを用いて、前記光配線盤に対する作業を行う光配線盤作業方法であって、
    作業完了後に前記撮影手段によって前記トレー内の画像を撮影し、
    前記解析手段によって現実の配設状態情報を解析し、
    前記判定手段によって、前記現実の配設状態情報と、前記作業指示書における作業完了時の指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定する、
    ことを特徴とする光配線盤作業方法。
  4. 請求項1からのいずれか1項に記載の光配線盤作業支援システムを用いて、前記光配線盤に対する作業を行う光配線盤作業方法であって、
    作業開始前に前記撮影手段によって前記トレー内の画像を撮影し、
    前記解析手段によって現実の配設状態情報を解析し、
    前記判定手段によって、前記現実の配設状態情報と、前記作業指示書における作業開始前の指示上の配設状態情報とを比較して、相違の有無を判定する、
    ことを特徴とする光配線盤作業方法。
JP2013003439A 2013-01-11 2013-01-11 光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法 Expired - Fee Related JP5539548B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003439A JP5539548B1 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013003439A JP5539548B1 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5539548B1 true JP5539548B1 (ja) 2014-07-02
JP2014135673A JP2014135673A (ja) 2014-07-24

Family

ID=51409442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013003439A Expired - Fee Related JP5539548B1 (ja) 2013-01-11 2013-01-11 光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5539548B1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7196631B2 (ja) * 2019-01-23 2022-12-27 日本電気株式会社 配線作業検査システム、情報処理装置、配線作業検査方法、及びプログラム
JP7517094B2 (ja) 2020-11-10 2024-07-17 中国電力株式会社 コネクタ誤認防止システム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5382533B2 (ja) * 2009-02-19 2014-01-08 株式会社ひたちなかテクノセンター ケーブル結線チェックシステムと識別タグ製作方法
JP5190481B2 (ja) * 2010-03-08 2013-04-24 日本電信電話株式会社 画像表示システム及び画像表示方法
JP5613621B2 (ja) * 2011-05-30 2014-10-29 日本電信電話株式会社 配線作業支援装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014135673A (ja) 2014-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102657309B1 (ko) 전기 스위칭 시스템을 탑재하기 위한 방법 및 그러한 스위칭 시스템의 조립을 단순화하기 위한 조립 지원 디바이스
US9482594B2 (en) Diagnostic module
EP2910430B1 (en) System for performing electrical tests to electrical wiring harnesses
CN109725247B (zh) 一种电路板远程维护保障方法及系统
CN115244597B (zh) 电缆管理系统和方法
JP5539548B1 (ja) 光配線盤作業支援システムおよび光配線盤作業方法
CN106681942B (zh) 提供可连接设备和电气设备的安装信息的信息系统及方法
CN107368394A (zh) 一种终端的测试方法及测试系统
JP6833492B2 (ja) 配線支援装置
US20220253806A1 (en) Cable connection work support system, cable connection work support method, and cable connection work support program
EP3459264B1 (en) Infrastructure management system with support for breakout cables
US9223097B2 (en) Connector indicia
JP2007305147A (ja) 作業支援方法
JP4061922B2 (ja) ケーブル配線作業支援システム
JP2010079926A (ja) プラント内作業監視システム
JP2015188284A (ja) 端末、サーバ、作業支援システム、作業支援方法
CN103824143A (zh) 零件组装指示系统及方法
KR101641099B1 (ko) 하네스용 비전 검사장치
CN107920207B (zh) 基于ppc软体改进aoi系统的图像传输系统及方法
WO2010055574A1 (ja) ケーブル検査方法、ケーブル検査装置、ジグ装置検査方法及びコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2015005700A (ja) 検査システム、検査方法及び端末
JP2010097712A (ja) コネクタ接続装置、コネクタ挿抜工具およびコネクタ挿抜管理システム
CN109300112A (zh) 基于ar的器械维护方法及装置
RU2811335C1 (ru) Способ и устройство для контроля контактов розеток соединителей, установленных на печатной плате
JP2010231811A (ja) プラント内作業監視システム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5539548

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140430

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees