JP5539505B2 - ユーザ感覚でのtcpスループットの推定 - Google Patents

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Description

本発明は、パケット交換(PS)通信ネットワーク、特に伝送制御プロトコル(TCP)によりデータ・パケットを転送する移動通信ネットワークに関するものである。
ユーザ・トラヒックのスループットは、PS移動通信ネットワークにおける最も重要な性能測度の1つである。通信ネットワークでは、スループットは、通信チャネルによって伝達されたサクセスフル・オブジェクト配信の平均速度である。このデータは、物理リンク又は論理リンクによって、無線チャネルによって配信される場合があり、又はあるネットワーク・ノードを通過して、たとえば2つの特定のコンピュータ間で渡されるデータである。スループットは、移動広帯域サービス品質の主要な測度であり、そして通常秒あたりのビット(ビット/秒又はbps)で測定され、そして時には秒あたりのデータ・パケット、又はタイムスロットあたりのデータ・パケットで測定される。
どのPSネットワーク運用会社も、エンドユーザに対して最高のスループットを保証することは不可欠である。これらのネットワークでトラヒックの大部分(90%−95%)は、TCPによって伝えられ、基本的に、この伝送プロトコルを用いる全てのアプリケーションに対してエンドユーザの体感を決定する。したがって、TCPスループットの測定は、PSサービスの満足できる性能を保証する主要課題である。
運用しているPSネットワークでTCPスループットを測定する3つの基本的な方法がある。第1の可能な方法は、能動試験(active testing)である。これは、簡単さゆえにスループットを測定する最もありふれた方法である。この場合、そのようなタスク専用の特定端末が、転送プロトコルとしてTCPを用いるファイル転送プロトコル(FTP)トラヒックを生成し、そしてスループットを測定する。標準のETSI TS 102 250−2 会話処理、伝送及び品質のアスペクト(STQ)は、GSM(登録商標)ネットワーク及び3Gネットワークで普及しているサービスに対するサービス品質(QoS)アスペクトに関する。標準の仕様書では、FTP平均データ速度のパラメータが、スループットを測定するために定義されている(6.1.7項)。データ・リンクが首尾よく確立されてから、このパラメータは、サービスへの接続時間全体を通じて測定される平均データ転送速度を表現する。ダウンロードするターゲット・ファイルが、測定対象ネットワークへの接続が良好なサーバに位置しており、そのためスループットのボトルネックは、能力を試験するネットワーク内にあるはずである。
第2の方法は、加入者端末による測定である。この場合、性能測定は加入者の端末で直接行われる。そのような測定は、たとえば、エリクソンのTEMS電話により、又は国際公開第2000/67507号パンフレット Aで説明されている解決策により実行でき、特許広報では、移動端末でサービス及びネットワーク性能を遠隔で監視する能力を導入しており、そしてネットワーク運用会社が顧客の実感する品質を測定するのに最良の機会を提供している。
第3の方法は、ネットワーク内で実行される受動測定である。トラヒックは、ネットワーク内で、ノードにより測定されるか、又はあるインタフェースで捉えられ、そして性能指標がこの情報を処理することにより得られる。いくつかの関連著作物で示されているように、性能指標は、エンドユーザ感覚での品質が指標によりよく近似されるように定義可能である。このタイプの測定に対する解決策は、米国特許第6,807,156号で知られている。
ユーザ感覚での性能はユーザ端末において最もよく観測できるのは、明らかである。このことにも係わらず、第3の方法は、特定の端末が必要とされず、そして稼働ネットワークにおける全ての端末が観測できるので、最初の2つに勝る多くの利点がある。さらに、受動測定は、コスト効率がよく、そして大規模な監視が可能であり、少数の測定点がネットワークの大部分を対象にできるからである。測定が実際のユーザの所在位置及び、種類及び構造のようなユーザ装置に基づいているので、受動測定はユーザの体感に対する遥かによい推定を提供するのが、また有利である。
受動ネットワーク監視に基づいたスループット推定方法では、TCPデータ速度計算が詳細なパケット検査(deep packet inspection)によるいくつかのネットワーク・トラヒック監視ツール及びシステムの一部であることが、同時に実践から知られている。しかしながら、TCP速度の実装の詳細が異なると、ネットワーク性能評価に対して異なる値を与える。
有用な性能測度は、あらゆるTCP接続のビット速度ではなく、FTPのようなファイル/オブジェクト転送(アップロード又はダウンロード)の間、すなわちバルク・データのファイル/オブジェクト転送期間中に通常達成されるTCPスループットである。そのようなファイル転送の識別は難しい。しかしながら、FTPプロトコルは稀にしか用いられず、それでFTP標本はユーザの母集団を十分にはよく表さないであろう。HTTPベースのアプリケーションは、一方、非常に多様な機能、ウェブ・ブラウジング、格納コンテンツ・ストリーミング、実時間ストリーミング、ソーシャル・ネットワーキング、チャット、IP音声、などを有している。FTPのようなファイル/オブジェクト転送であるそのような接続/トランザクションを選ぶことは難しい。
さらに、ネットワーク運用会社は、貧弱な(パケット損失/遅延が極めて高い)インターネット・パス、又はサーバ/クライアント側の制限(TCPサーバ・ソケットの大きさ、受信ウィンドウの設定、など)により引き起こされる潜在的なボトルネックを除いて、自身のネットワークの性能に主たる関心がある。この解析は、今日、性能解析ツールに用いられる方法では不可能である。
国際公開第2005/098461号パンフレット A2で説明されているように、無線ネットワークのエンド・ツー・エンドのスループットに対するこのような種類の推定器について流布している知識がある。特許広報は、無線ネットワーク・システムにおいて接続中に実時間でユーザにより実感されるスループットを動的に測定し、そして推定するアーキテクチャを提示している。アーキテクチャには、測定対象のトラヒックが通過しなければならない関門ノードを含む。アーキテクチャはまた、アプリケーションで利用できるスループットを決定するためのスループット推定器(TE)を含む。文書にはいくつかのTE実現法が説明されている。最も関連のあるTEは、“TCP追跡TE(TCP trace TE)”であり、コンテンツの大きさ、及びコンテンツ配信のためのバルク・データ転送時間が、スループットの計算に用いられる。しかしながら、TEがスループットを測定するのに適切なコンテンツをどのように識別するかが説明されていない。
英国特許出願GB 2437012 Aでは、ユーザ・スループットは受信信号品質に基づいて端末装置で推定される。UK特許出願では、信号品質をスループットに翻訳するために、スループット関数計算機能を適用する。この機能は端末内にあり、それで、広域にわたるユーザの下でのネットワーク監視はできない。さらに、この機能はスループットを直接測定しないが、しかし、スループットは理論的なプロトコル・モデルを用いる推定の結果であり、信頼性に劣る。
論文“GPRSでのエンド・ツー・エンドTCP性能の大規模な受動解析”、Infocom 2004では、受動測定技法が、TCPスループット推定に対して説明されている。しかしながら、HTTPでのトラヒックは、常に“リソースを喰う(greedy)”、FTPのようなダウンロードであると仮定している。今日この仮定は妥当ではない。さらに、この受動測定技法は、恐らく、輻輳しているインターネット・パス及びサーバ制限の影響を含めて、エンド・ツー・エンドTCPスループットを測定する。
このようにして、ユーザ感覚でのTCPスループットを決定するために受動ネットワーク測定に基づいた解決策を与える特別な必要性があって、運用中の移動ネットワーク外部のボトルネックが取り除かれる。換言すると、測定は、標準のETSI TS 102 250−2、参照FTPサーバからの/への広く用いられている能動FTP測定で規定されているFTP平均データ速度に相当していなければならない。
既存の受動測定解決策は、上記の要件には程遠く、受動測定解決策は全て、2つの重要な機能を欠いているからである。2つの重要な機能は、a.)有効なスループット計算に用いることができる、TCPバルク・データ期間(FTPのようなダウンロードで、たとえば、テルネット接続又は速度制御されるアプリケーション・ストリームではない)を検出することであり、そしてb.)運用中のネットワーク性能を推定し、そしてエンド・ツー・エンドのパスにおける他の構成要素、たとえば輻輳しているインターネット・リンク、又は移動アクセスのためではなく固定のアクセスのために最適化されるサーバ・パラメータの設定の影響を減ずることである。
したがって、本発明の目的は、移動PSネットワークにおいてユーザ感覚でのTCPスループットを推定するために受動ネットワーク測定に基づいた解決策を与えることであって、運用中の移動ネットワーク外部のボトルネックが取り除かれる。
本発明は、“帯域幅を喰う”、FTPのような、TCPバルク・データ期間及びサーバ側の制限を直接検出する代わりに、インターネット側、通常、コンテンツ配信サーバでのTCP接続端点での多様性を用いることが可能であるという認識に基づいている。本発明は、バルク・データのファイル/オブジェクト転送期間中にインターネット側での各サーバからの/への移動ネットワークのインタフェースでTCPスループットを監視し、そして測定して、そしてそれらのスループット統計に従ってサーバをランク付けする。最上位の性能のサーバは、(i)バルクの、リソースを喰うTCPダウンロードのみに対するコンテンツを格納し、そして提供するように、(ii)サーバ側のいかなる性能ボトルネックがないように、そして(iii)測定対象移動ネットワークへのインターネット接続が良好であるように期待される。最上位の性能のサーバは、統計的アルゴリズムにより分類されてグループにまとめられる。ユーザから、平均スループットが最高の最上位グループに属するサーバに向かうスループット標本が、PS移動ネットワークにおいてユーザ感覚でのTCPスループットに対する適切な推定を得るように平均が取られる。
別の態様では、本発明は、ユーザ感覚でのTCPスループットの推定を実行するデバイスを対象にしている。デバイスは、性能レコードを性能データベースに送る、インタフェース監視及び解析モジュールを備える。サーバ分類モジュールは、サーバ情報を性能データベースから受信し、そしてデータベース拡張情報を性能データベースに送る。性能推定モジュールは拡張された性能レコードを性能データベースから受信する。
性能レコードには、ユーザ固有の情報、スループット測定情報、及びサーバをランク付けするための情報、及びサーバを分類するための分類情報がある。
好都合な実施形態では、ユーザ固有の情報はユーザIDであり、又は接続中の最大受信ウィンドウ・サイズを含み、又はユーザ装置カテゴリを含む。サーバ情報には、サーバ・アドレス、又はDNS名、又はコンテンツ・タイプ情報又はサービス・タイプ情報を含む場合がある。性能レコードはさらに、移動ネットワークの固有統計情報及びインターネット側の固有統計情報を備える場合がある。
本発明の最も重要な利点は、アプリケーションが移動PSネットワークにより提供されるTCPスループットを推定するための受動方法に気付かないことである。
TCPレイヤを越えるDPI(詳細なパケット検査)の必要性がないこともまた、有利である。
別の利点は、利用できる帯域幅を使用できる、TCPダウンロード及びTCPベースのアプリケーションを自動的に選択することである。これは、本アルゴリズムの固有素性である。
少数の測定点がネットワークの大部分を賄うことができるので、本発明は移動パケット・ネットワークの性能を試験するのにコスト効率のよい手法である。
さらなる利点は、本方法がすでに能動FTPドライブ試験に匹敵する、代表的な、統計的に関連のある結果を与えることである。
本発明のより完全な理解のために、添付図面と併用される以下の詳細な明細書に言及する。
本発明の実施形態に従って、移動PSネットワークにおいてユーザ感覚でのTCPスループットを推定するためのシステム・モデルを概略的に説明する図である。 本発明の実施形態において行われる方法のステップを説明するための概略フロー図である。 本発明を実施するデバイスを説明する概略ブロック図である。
図1で、移動PSデータ・ネットワーク103のユーザ104は、インターネット102にアタッチされたサーバ101に接続(破線)している。図示されているように、各ユーザ104は、それぞれ105、106及び107で示されている、Iu−PSインタフェース、Gnインタフェース及びGiインタフェースを通して各サーバ101へ/からパケット・データを送受信できる。
Iu−PSインタフェース105は、在圏GPRSサポート・ノード(SGSN)と、GPRSコア・ネットワークの、ユーザ104のアクセス・ネットワークへの接続点である無線ネットワーク制御装置(RNC)との間で規定されている。
Gnインタフェース106は、SGSNと関門GPRSサポート・ノード(GGSN)との間の参照点であり、そしてPDPテキスト起動のために、及びユーザ・データの転送のために用いられる。
Giインタフェース107は、GPRSコア・ネットワークがインターネットに接続する参照点としての機能を果たす。その代わりに、法人顧客は、より高い安全性のために、この参照点に直接接続する場合がある。この参照点は、普通、まさにIPネットワークであるが、けれども、トンネリング・プロトコルがその代わりに用いられる場合がある。
図2は、移動パケット交換データ・ネットワークにおいてユーザ感覚でのTCPスループットを推定するための方法のステップを示す。
第1のステップS1で、移動ネットワークのインタフェースが監視される。移動ネットワークのGiインタフェース、Gnインタフェース、又はIu−PSインタフェースは、そのような監視に相応しい。第2のステップS2で、バルク・データのファイル/オブジェクト転送期間中に、インターネット側の各サーバから/へのインタフェースでのTCPスループットが測定される。第3のステップS3で、サーバは、それらのスループット統計に従ってランク付けされる。第4のステップS4で、サーバはグループに分類される。第5のステップS5で、平均スループットが最も高い最上位グループのサーバが特定される。最後のステップS6で、ユーザから最上位グループのサーバに向かうスループット標本を平均することにより、パケット交換移動ネットワークにおいてユーザ感覚でのTCPスループットが推定される。
移動パケット交換ネットワークにより提供される利用可能なTCPスループットを推定するためのデバイスの考えられる実施形態が、図3に見ることができる。
インタフェース監視及び解析モジュール302は、標準化されたインタフェース(たとえば、Iu−PS、Gn、Gi)でトラヒックを捉え、そして捉えたユーザ・パケット・フローを通して解析することによりTCP接続の性能レコード306を作る。性能レコード306は、以下の重要なフィールドを含む(表1を参照)。
Figure 0005539505
ここで、
U:トラヒック・トレースから抽出できるユーザ固有の情報(たとえば、接続中の最大受信ウィンドウ・サイズ、ユーザ装置カテゴリ)
T:スループット測定情報
N:移動ネットワーク及びインターネット側の固有統計(たとえば、損失、遅延、など)
S:監視点を通過するトラヒックから抽出できるサーバ情報、たとえばサーバ・アドレス、又はドメイン名システム(DNS)名、コンテンツ・タイプ、サービス・タイプ。
パケット・トレースから明確には抽出できない、特性に影響する他の性能がある。たとえば、サーバのウィンドウ・サイズ、又はサーバでの種々の速度制御メカニズム(損失による速度制御、一括速度制御)はまた、達成可能なスループットに影響を与える。パケット・トレースからこの情報を抽出するステップは、複雑な課題であるだろうが、しかし、ここでは、サーバ分類モジュール303がこれらの種類の“隠れた(hidden)”制限を有するサーバを、ネットワークの性能に影響する最小限の制限を有するそれらのサーバとは別の分類に割り当てるので、必要ではない。
インタフェース監視及び解析モジュール302により生成される、TCP性能レコードは、性能データベース301に格納される。性能データベース301は、インタフェース監視及び解析モジュール302により作成される、性能レコードを格納し、そしてそれらをサーバ分類モジュール303に転送する。サーバ分類モジュール303は、TCP性能レコードに関して分類方法を行い、そして性能データベース301に格納されている記録を拡張する。拡張された性能レコードの重要なフィールドは表2に見ることができる。
Figure 0005539505
ここで、
U、T、N、Sの各フィールドは、表1と同じである。Gフィールドは、サーバ分類モジュール303の出力についての情報を含む。
サーバ分類モジュール303は、性能データベース301からサーバ情報308を読み、そしてユーザが測定期間中にダウンロードを開始した、各サーバに向かうスループット測定結果から統計データ集合を形成する。オプションとして、分類の根拠は、任意の属性集合(たとえば、{サーバ識別子、ユーザ装置カテゴリ、受信ウィンドウ・サイズ})であることができる。デフォルトの分類は、サーバ識別子のみに基づいている。
分類方法は、データ集合に統計的検定を施すことにより、種々のサーバに属するデータ集合(すなわち属性集合)からサーバ・グループを形成する。スループット測定値が大して違わないデータ集合は、同じグループに属するであろう。
平均を比較する可能な方法は、一元配置分散分析(ANOVA)法(有意水準αパーセント)である。この統計方法の目標は、いくつかの母集団の平均値を比較することである。サーバ・グループを形成するために、最初に標本数が最多であるサーバ(生成元サーバ)及び、平均値が生成元サーバから大して違わない(すなわち、有意水準がαパーセントの一元配置ANOVA法は、平均が異なっているとは言っていない)全てのサーバを選択する。その後、選択されたサーバをサーバ・リストから除外し、そしてグループ分け処理を再開する。
分類してから、サーバ分類モジュール303は、性能データベース301内の性能レコード307をグループ分け情報フィールド(表2のGフィールド)により拡張する。これらのフィールドは、分類方法の出力についての情報、たとえば、TCP測定記録が属するサーバ・グループ、サーバ・グループのメンバー・リスト、損失及び遅延のサーバ・グループからの総統計を含む。
性能推定モジュール304は、性能データベース301から拡張された性能レコード305を読み出して、これらの記録を評価し、そして移動ネットワークの性能についての統計を提供することになる。
たとえば、移動PSネットワーク、たとえば3G移動ネットワークの平均TCPスループットを知りたければ、平均スループットが最も高いサーバ・グループを選択する。このグループは、数百のユーザから、ネットワークの性能に影響するサーバ側制限要因が最も少ないサーバ・グループに向かう、多くのTCP性能レコードを含む。これらのサーバはまた、インターネット側の“良好な(good)”遅延及び損失の状態を有すると思われる。それで、最上位グループ、すなわち平均スループットが最も高いグループのサーバに属しているスループット測定の平均は、移動パケット・ネットワーク(たとえば、3G移動ネットワーク)の容量を表す。性能推定モジュール304は、他の有用な情報、たとえば平均スループットに対する95パーセント信頼区間、ネットワーク側の平均遅延及び平均損失などを、また、最上位グループから提供できる。
たとえば、運用会社は、種々のユーザ装置(UE)カテゴリ端末に対して、高速下りリンク・パケット・アクセス(HSDPA)ネットワークの利用可能なTCPスループットを知りたがるであろう。UEカテゴリ12の端末は、(最大データ速度が約1.5Mbpsである)4相位相変調(QPSK)の変調方式のみをサポートし、そして利用できるスループットは、16直交振幅変調(16QAM)を用いることのできるUEカテゴリ6の端末に対するものよりも、また、恐らく少ないであろう(UEカテゴリ6の端末に対する最大データ速度は約3Mbpsである)。この場合、それにより分類方法を実行しなければならない属性集合は、サーバ識別子、ユーザ装置カテゴリ対である。
別の影響因子は、受信ウィンドウの大きさである可能性があろう。運用会社が、クライアント設定が正しいユーザに対してネットワークにより提供されるスループットとクライアント設定が誤っている(受信ウィンドウ・サイズが小さすぎる)ユーザに対してネットワークにより提供されるスループットとの差を知りたいと、受信ウィンドウ・サイズがまた、分類方法の属性集合に付加されるべきである。
本発明は、ごくわずかの典型的な実施形態に関連して詳細に説明されているが、当業者は、様々な修正が本発明から逸脱することなくなされることができるということを理解するであろう。したがって、本発明は以下の特許請求範囲によりのみ規定され、特許請求範囲は、それの全ての等価物を包含することを意図している。

Claims (14)

  1. 移動パケット交換データ・ネットワークにおいてユーザ感覚でのTCPスループットを推定する方法であって、
    前記移動パケット交換データ・ネットワークのインタフェースを監視するステップ(S1)と、
    バルク・データのファイル転送期間中又はオブジェクト転送期間中にインターネット側の複数のサーバのそれぞれからの又はそれぞれへの前記インタフェースでのTCPスループットを測定するステップ(S2)と、
    それらのスループットの統計に従って前記複数のサーバをランク付けするステップ(S3)と、
    前記複数のサーバを複数のグループへ分類するステップ(S4)と、
    最高の平均スループットを有する前記複数のサーバの最上位グループを特定するステップ(S5)と、
    前記最上位グループに属する複数のサーバに向けられた複数のユーザからのスループットサンプルを平均化することによって、動パケット交換データ・ネットワーク(103)におけるユーザ感覚でのTCPスループットを推定するステップ(S6)と
    を含み、
    前記複数のサーバを複数のグループへ分類する前記ステップは、
    統計分析による複数の前記性能レコードのスループット測定情報の平均値を比較するステップと、
    サーバ分類情報(G)を用いて拡張された前記性能レコードを作成するステップと
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記インタフェースは、前記移動パケット交換データ・ネットワークにおけるGiインタフェース(105)、Gnインタフェース(106)、又はIu−PSインタフェース(105)であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記複数のサーバをランク付けする前記ステップは、
    ユーザ固有の情報(U)と、
    スループット測定情報(T)と、
    サーバ情報(S)と
    を含む性能レコードを作成することによって、実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記ユーザ固有の情報は、ユーザIDであることを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. 前記ユーザ固有の情報は、接続中の最大受信ウィンドウ・サイズ含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 前記ユーザ固有の情報は、ユーザ装置カテゴリを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. 前記サーバ情報は、サーバ・アドレス又はDNS名を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  8. 前記サーバ情報は、コンテンツ・タイプ情報、又はサービス・タイプ情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  9. 前記性能レコードは、さらに、前記移動パケット交換データ・ネットワークにおける固有統計情報、及びインターネット側の固有統計情報を含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
  10. 前記統計分析は、一元配置ANOVA分析であることを特徴とする請求項に記載の方法。
  11. 移動パケット交換データ・ネットワークにおいてユーザ感覚でのTCPスループットを推定する装置であって、
    性能レコード(306)を性能データベース(301)へ送信するインタフェース監視及び解析モジュール(302)と、
    前記性能データベース(301)からサーバ情報(308)を受信し、データベース拡張情報(307)を前記性能データベース(301)へ送信するサーバ分類モジュール(30)と、
    前記性能データベース(301)から拡張された性能レコード(305)を受信する性能推定モジュール(304)と
    を備え
    サーバ分類モジュール(303)は、
    統計分析による複数の前記性能レコードのスループット測定情報の平均値を比較し、
    サーバ分類情報(G)を用いて拡張された前記性能レコードを作成することを特徴とする装置。
  12. 前記インタフェース監視及び解析モジュール(302)は、前記移動パケット交換データ・ネットワークにおけるGiインタフェース、Gnインタフェース、又はIu−PSインタフェースであることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記性能データベース(301)は、
    ユーザ固有の情報(U)と、
    スループット測定情報(T)と、
    サーバ情報(S)と、
    前記サーバ分類情報(G)と
    を含む拡張された性能レコード(305)を含むことを特徴とする請求項11に記載の装置。
  14. データベース拡張情報(307)は、前記サーバ分類情報(G)を含むことを特徴とする請求項11に記載の装置。
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