JP5536243B1 - 電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニット - Google Patents

電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニット Download PDF

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Abstract

【課題】各電子機器の動作を選択的に制御することができる電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニットを提供する。
【解決手段】電子機器制御システム1は、所定の音波の到達範囲内に存在する電子機器20の動作を指定する動作指定情報から生成される電子機器20の動作を選択的に制御する制御信号を、電子機器20に選択的に伝達するための音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換部120と、電気信号を音波に変換して出力する出力部130と、出力部130が出力した音波から制御信号を抽出し、抽出した制御信号に対応する動作を実行する電子機器20とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニットに関する。特に、本発明は、電子機器を制御する制御信号の搬送波に人間の聴覚に知覚されにくい(若しくは知覚されない)周波数の音波を用い、複数の電子機器を選択的に制御する電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニットに関する。
従来、楽音信号とロボット制御信号とを電気的に合成して、直接又はテレビ放送等を通じて音響信号として出力する手段を設け、ロボット側で当該手段から出力された音響信号を受信して当該音響信号(合成電気信号)からロボット制御信号を抽出し、抽出されたロボット制御信号を解読して機械動作信号若しくは音声出力信号に変換してロボットを制御する音楽反応型ロボットが知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の音楽反応型ロボットによれば、テレビ受像機からの音声出力によってロボットを動作させることや音声を発声させることが可能なロボットを実現できる。
特開2001−239485号
しかし、特許文献1に記載されている音楽反応型ロボットにおいては、複数のロボットや電子機器が複数の領域に存在している場合、複数のロボットや電子機器を一斉に制御することはできるものの、ロボットや電子機器を選択的に制御することはできない。
したがって、本発明の目的は、各電子機器の動作を選択的に制御することができる電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニットを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御システムであって、所定の音波の到達範囲内に存在する電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される電子機器の動作を選択的に制御する制御信号を、電子機器に選択的に伝達するための音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換部と、電気信号を音波に変換して出力する出力部と、出力部が出力した音波から制御信号を抽出し、抽出した制御信号に対応する動作を実行する電子機器とを備え、電子機器が、出力部が出力する音波を受信する受信部と、受信部が受信する音波から制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有し、制御信号が、動作指定情報と、動作を制御すべき電子機器が存在し、所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、信号変換部が、出力部の位置情報及び出力特性と、受信部の特性を示す情報と、制御信号抽出部の特性情報とに基づいて制御信号を電気信号に変換する電子機器制御システムが提供される。
また、上記電子機器制御システムにおいて、制御信号を生成する制御信号生成部を更に備えることもできる。
また、上記電子機器制御システムにおいて、電子機器制御システムが、複数の領域のそれぞれに存在する電子機器を複数の領域毎に選択的に制御し、制御信号生成部が、選択領域情報と動作指定情報とから制御信号を生成し、信号変換部が、選択領域内の電子機器に選択的に伝達される音圧若しくは音圧レベルを有し、人間の聴覚に知覚されにくい周波数、若しくは知覚されない周波数の音波に変換可能な電気信号に制御信号を変換してもよい。
また、上記電子機器制御システムにおいて、信号変換部が、受信部において受信可能な範囲の音圧若しくは音圧レベル、又は制御信号抽出部において抽出可能な範囲の音圧若しくは音圧レベルに対応させた音圧若しくは音圧レベルを設定することもできる。
また、上記電子機器制御システムにおいて、信号変換部が、制御信号を、人間の聴覚に知覚されにくい複数の周波数、若しくは知覚されない複数の周波数の複数の音波に変換可能な電気信号に変換することもできる。
また、上記電子機器制御システムにおいて、制御信号生成部が、動作指定情報を識別する制御識別子を含む制御信号を生成し、電子機器が、制御識別子に対応する動作指定情報に対応する動作を実行することもできる。
また、上記電子機器制御システムにおいて、制御信号抽出部が、受信部が複数の音波を受信した場合、複数の音波それぞれの信号強度に基づいて、複数の音波のうち一の音波から制御信号を抽出することもできる。
また、上記電子機器制御システムにおいて、制御信号生成部が、音波の信号強度の時系列変化に応じた動作を電子機器に実行させる指示を更に含む制御信号を生成することもできる。
また、上記電子機器制御システムにおいて、制御信号生成部が、音波の信号強度に応じた動作を電子機器に実行させる指示を更に含む制御信号を生成することもできる。
本発明は、上記目的を達成するため、所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御方法であって、所定の音波の到達範囲内に存在する電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される電子機器の動作を選択的に制御する制御信号を、電子機器に選択的に伝達するための音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換段階と、出力部から電気信号を音波に変換して出力する出力段階と、音波から制御信号を抽出し、抽出した制御信号に対応する動作を電子機器に実行させる動作実行段階とを備え、電子機器が、出力部が出力する音波を受信する受信部と、受信部が受信する音波から制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有し、制御信号が、動作指定情報と、動作を制御すべき電子機器が存在し、所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、信号変換段階が、出力部の位置情報及び出力特性と、受信部の特性を示す情報と、制御信号抽出部の特性情報とに基づいて制御信号を電気信号に変換する電子機器制御方法が提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御システム用のプログラムであって、電子機器制御システムに、所定の音波の到達範囲内に存在する電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される電子機器の動作を選択的に制御する制御信号を、電子機器に選択的に伝達するための音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換機能と、電気信号を音波に変換して出力部から出力する出力機能と、音波から制御信号を抽出し、抽出した制御信号に対応する動作を電子機器に実行させる動作実行機能とを実現させ、電子機器が、出力部が出力する音波を受信する受信部と、受信部が受信する音波から制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有し、制御信号が、動作指定情報と、動作を制御すべき電子機器が存在し、所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、信号変換機能が、出力部の位置情報及び出力特性と、受信部の特性を示す情報と、制御信号抽出部の特性情報とに基づいて制御信号を電気信号に変換する電子機器制御システム用のプログラムが提供される。
また、本発明は、上記目的を達成するため、所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御ユニットであって、所定の音波の到達範囲内に存在する電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される電子機器の動作を選択的に制御する制御信号を、電子機器に選択的に伝達するための音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換部と、電気信号を音波に変換して出力する出力部とを備え、電子機器が、出力部が出力する音波を受信する受信部と、受信部が受信する音波から制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有しており、制御信号が、動作指定情報と、動作を制御すべき電子機器が存在し、所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、信号変換部が、出力部の位置情報及び出力特性と、受信部の特性を示す情報と、制御信号抽出部の特性情報とに基づいて制御信号を電気信号に変換する電子機器制御ユニットが提供される。
本発明に係る電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニットによれば、各電子機器の動作を選択的に制御することができる電子機器制御システム、電子機器制御方法、電子機器制御システム用のプログラム、及び電子機器制御ユニットを提供できる。
第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの概要図である。 第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの機能構成ブロック図である。 第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの動作の概要図である。 第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの動作の概要図である。 第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの処理の流れを示す図である。 第1の実施の形態に係る制御信号抽出部の機能構成の概要図である。 第1の実施の形態に係る電子機器制御システムのハードウェア構成図である。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの概要の一例を示す。
(電子機器制御システム1の概要)
第1の実施の形態に係る電子機器制御システム1は、所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器の動作を選択的に制御する。具体的に電子機器制御システム1は、複数の領域のそれぞれに存在する電子機器を複数の領域毎に選択的若しくは個別に制御する。より具体的に、電子機器制御システム1は、人間の聴覚に知覚されにくい周波数、若しくは知覚されない周波数の音波を電子機器の動作を制御する制御信号の搬送波として用いる。そして、電子機器制御システム1は、電子機器制御システム1から電子機器に対して当該制御信号を送信する場合に、当該音波の音圧若しくは音圧レベルを制御することで特定の領域に選択的に当該音波を伝達させる。これにより、電子機器制御システム1は、特定の領域に存在している電子機器の動作を選択的に制御できる。
例えば、図1に示すように、電子機器が存在している複数の領域60、領域60a、及び領域60bがある場合について説明する。なお、電子機器制御システム1は、1つの領域若しくは複数の領域に存在している1以上の電子機器を制御することができる。
図1に示す例においては、領域60には携帯情報端末26、テレビ28、及び発光部500を有する玩具50が存在している。また、領域60aには携帯情報端末26a、テレビ28a、及び発光部500aを有する玩具50aが存在している。同様に、領域60bには携帯情報端末26b、テレビ28b、及び発光部500bを有する玩具50bが存在している。なお、携帯情報端末、テレビ、及び玩具はそれぞれ、電子機器制御システム1が備える出力部からの音波を受信するマイクロホンを有している。
ここで、領域60に存在している玩具50の発光部500を赤色に発光させ、領域60aに存在している玩具50aの発光部500aを黄色に発光させ、領域60bに存在している玩具50bの発光部500bを青色に発光させる場合を考える。この場合、電子機器制御システム1が備える電子機器制御ユニット10は、出力部130aから発光部500を赤色に発光させる制御信号を音波40aに変換して出力する。また、電子機器制御ユニット10は、出力部130bから発光部500aを黄色に発光させる制御信号を音波40bに変換して出力する。更に、電子機器制御ユニット10は、出力部130cから発光部500bを青色に発光させる制御信号を音波40cに変換して出力する。
この場合に電子機器制御ユニット10は、音波40aが領域60内に選択的に届くように、音波40aの音圧若しくは音圧レベルを制御して出力部130aから音波40aを出力する。また、電子機器制御ユニット10は、音波40bが領域60a内に選択的に届くように、音波40bの音圧若しくは音圧レベルを制御して出力部130bから音波40bを出力する。同様に、電子機器制御ユニット10は、音波40cが領域60b内に選択的に届くように、音波40cの音圧若しくは音圧レベルを制御して出力部130cから音波40cを出力する。続いて、音波を受信した各玩具は、音波から制御信号を抽出する。そして、各玩具は制御信号に応じた動作を実行する。
例えば、玩具50乃至玩具50bは、マイクロホンとマイクロホンが取得した音波から制御信号を抽出する制御信号抽出部とをそれぞれ有する。電子機器制御システム1は、当該マイクロホンのダイナミックレンジ、及び/又は当該制御信号抽出部が抽出可能な範囲の音圧若しくは音圧レベル、並びに各出力部の各領域における位置、及び/又は各領域に存在する障害物の位置等の情報に基づいて、各領域内における出力部からの距離に応じた音波の減衰量を予め取得する。そして、電子機器制御システム1は、当該マイクロホンのダイナミックレンジ、及び/又は当該制御信号抽出部が抽出可能な範囲の音圧若しくは音圧レベルに応じて調整した音圧若しくは音圧レベルを有する音波を各出力部から出力する。これにより電子機器制御システム1は、特例の領域に特定の制御信号から変換された音波を選択的に出力できるので、領域毎に電子機器の動作を制御できる。
なお、本実施の形態に係る電子機器は、スマートフォン、携帯電話端末、タブレットPC、及び/又はモバイルコンピューター等の携帯情報端末26、テレビ28やラジオ等の家電製品、緊急地震速報等の災害情報を受信可能な情報端末、発光部を有するカチューシャ若しくはペンライト等の玩具、及び/又は光、音、動き、振動等を人間に知覚可能に伝達する電子機器(例えば、時計やロボット等)である。
(電子機器制御システム1の構成)
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの機能構成の概要の一例を示す。なお、説明の便宜上、図2において電子機器20は1台のみ図示しているが、電子機器制御システム1が備える電子機器20は複数台であってよい。
(電子機器制御ユニット10の構成の概要)
電子機器制御システム1は、所定の音波の到達範囲内に存在している電子機器20の動作、換言すれば、複数の領域のそれぞれに存在している電子機器20の動作を領域毎に制御する電子機器制御ユニット10を備える。電子機器制御ユニット10は、電子機器20の動作を示す情報、制御すべき領域を示す情報、複数の領域及び複数の出力部130に関する情報、及び/又は電子機器20に関する情報等の情報30を取得する情報取得部100と、電子機器20の動作を制御する制御信号を生成する制御信号生成部110と、制御信号生成部110が生成した制御信号を電気信号に変換する信号変換部120と、信号変換部120が変換した電気信号を人間の聴覚に知覚されにくい(若しくは知覚されない)周波数の音波に変換して出力する複数の出力部130、出力部130a、・・・出力部130xとを有する。
(電子機器20の構成の概要)
電子機器20は、音波を受信する受信部200と、受信部200が受信した音波から制御信号を抽出する制御信号抽出部210と、制御信号抽出部210が抽出した制御信号に対応した動作を電子機器20に実行させる機器制御部220とを有する。また、電子機器20は、電子機器20が実行すべき情報である実行情報が格納される実行情報格納部230と、実行情報を外部から取得する実行情報取得部240と、受信部200が受信した音波の音圧若しくは音圧レベルの変化を解析する解析部250と、解析部250の解析結果を電子機器制御ユニット10に送信する解析結果送信部260を有することもできる。
なお、電子機器制御ユニット10は、電子機器20が有する構成の一部又は全部を更に有することができる。すなわち、電子機器制御ユニット10が有する構成の一部又は全部を電子機器制御ユニット10の外部に設置すること、若しくは電子機器20が有することができる。また、電子機器20は、電子機器制御ユニット10が有する構成の一部又は全部を更に有することもできる。すなわち、電子機器20が有する構成の一部又は全部を電子機器20の外部に設置すること、若しくは電子機器制御ユニット10が有することができる。
続いて、電子機器制御ユニット10の構成の詳細について説明する。
(情報取得部100)
情報取得部100は、電子機器20の動作を指定する動作指定情報、動作を制御すべき電子機器20が存在しており、複数の領域から選択される領域(若しくは所定の音波が到達する範囲から選択される領域)である選択領域を示す選択領域情報を取得する。また、情報取得部100は、電子機器制御システム1が制御する電子機器20が存在し得る複数の領域に関する情報、例えば、各出力部の各領域における位置情報、各出力部の出力特性(例えば、指向性、及び/又は歪率)を示す情報、及び/又は各領域の音響環境に関する情報(例えば、各出力部間の距離を示す情報、各領域内に存在する構造物による音波の反射率・反射方向・吸音率を示す情報等)等を取得する。
更に、情報取得部100は、電子機器20に関する情報、例えば、各電子機器がそれぞれ備える受信部200の特性を示す情報(例えば、ダイナミックレンジを示す情報、指向性を示す情報)、及び/又は制御信号抽出部210の特性情報(例えば、制御信号抽出部210が適正に抽出できる音圧若しくは音圧レベルを示す情報)等を取得する。なお、電子機器制御システム1が情報を格納する情報格納部を更に有し、情報格納部が情報を予め格納している場合、情報取得部100は情報格納部から情報を取得することもできる。また、情報取得部100は、動作指定情報、選択領域情報、電子機器20が存在し得る複数の領域に関する情報等を外部の情報記録媒体から取得することもできる。情報取得部100は取得した情報の一部若しくはすべてを制御信号生成部110に供給する。
(制御信号生成部110)
制御信号生成部110は、予め定められた音波が到達する範囲内に存在している電子機器の動作を選択的に制御する制御信号を生成する。具体的に制御信号生成部110は、動作指定情報及び/又は選択領域情報に基づいて電子機器20の動作を制御する制御信号を生成する。制御信号生成部110は、予め定められた方式に則って制御信号を生成する。なお、制御信号生成部110は、予め文字を符号化することでテキストデータを制御信号として生成することもできる。また、制御信号生成部110は、予め定められた動作指定情報を一意に識別する制御識別子を含む制御信号を生成することもできる。更に、制御信号生成部110は、音波の信号強度の時系列変化に応じた動作を電子機器20に実行させる指示を含む制御信号を生成することもできる。制御信号生成部110は、生成した制御信号及び情報取得部100から受け取った情報を信号変換部120に供給する。
(信号変換部120)
信号変換部120は、制御信号生成部110から受け取った制御信号を、電子機器20に音波として選択的に伝達することを目的とした電気信号に変換する。具体的に、信号変換部120は、選択領域内の電子機器20に選択的に伝達される音圧若しくは音圧レベルを有し、人間の聴覚に知覚されにくい(若しくは知覚されない)周波数の音波に変換可能な電気信号に変換する。ここで信号変換部120は、制御信号を、受信部200において受信可能な範囲の音圧若しくは音圧レベル、又は制御信号抽出部210において抽出可能な範囲の音圧若しくは音圧レベルに対応させた音圧若しくは音圧レベルを有する音波に変換可能な電気信号に変換する。
具体的に、信号変換部120は、情報取得部100が取得した各出力部の各領域における位置情報、及び各出力部の出力特性から、選択領域情報に対応する選択領域の出力部から出力される音波の音圧若しくは音圧レベルが当該出力部からの距離に応じて減衰する量を把握する。音波の減衰量は距離に応じて決定されるので、信号変換部120は、出力部130から出力される音波の音圧若しくは音圧レベルが出力部130からの距離に応じてどの程度減衰するか把握することができる。
また、信号変換部120は、電子機器制御システム1が制御すべき電子機器20が有する受信部200若しくは制御信号抽出部210の特性情報から、当該受信部200が受信可能な音圧若しくは音圧レベルの範囲、又は当該制御信号抽出部210が抽出可能な音圧若しくは音圧レベルの範囲を把握する。そして、信号変換部120は、選択領域内に存在する電子機器20の動作を選択的に制御することを目的として、選択領域内に音波が届くように音圧若しくは音圧レベルを調整する。
一例として、出力部130からXdBの音圧レベルの音波を出力した場合に(ただし、X>0)、出力部130からZm先(ただし、Z>0)の地点で当該音波の音圧レベルがYdB(ただし、Y<X)に減衰する場合を想定する。この場合、仮に電子機器20が有する受信部200がYdB以下の音圧レベルの音波を受信することができない場合には、選択領域は出力部130から半径Zm未満の領域になる。したがって、信号変換部120は、出力部130から半径Zm未満の領域が選択領域であることを示す選択領域情報に基づいて、音圧若しくは音圧レベルを調整する。
なお、信号変換部120は、音圧若しくは音圧レベルを、受信部200の受信感度の閾値を下回るか若しくは受信感度の範囲内に収まるように調整することや、制御信号抽出部210が抽出可能な音圧若しくは音圧レベルの範囲内、若しくは範囲外に収まるように調整することもできる。
また、信号変換部120は、制御信号生成部110から受け取った制御信号を、人間の聴覚に知覚されにくい複数の周波数、若しくは知覚されない複数の周波数の複数の音波に変換可能な電気信号に変換することもできる。ここで、人間の聴覚に知覚されにくい周波数若しくは知覚されない周波数は、例えば、18kHz付近の周波数である。例えば、信号変換部120は、人間の聴覚に知覚されにくい周波数、若しくは知覚されない周波数として、周波数が16kHzの音波と周波数が18kHzの音波とに変換可能な電気信号に制御信号を変換できる。
信号変換部120は、選択領域情報に対応する選択領域に設置されている出力部を選択する。そして、信号変換部120は、選択した出力部に電気信号を供給する。なお、信号変換部120は、人間の聴覚に知覚されにくい(若しくは知覚されない)複数の周波数の複数の音波に変換可能な電気信号に制御信号を変換した場合、当該電気信号に変調信号(例えば、FM変調信号)を加えることもできる。これにより、電子機器制御システム1は、ノイズに対してエラーが生じにくいFM変調波を電子機器20に対して放射することができる。
なお、信号変換部120は、制御信号が予め格納された記録媒体から当該制御信号を取得して、電子機器20に音波として選択的に伝達することを目的とした電気信号に変換することもできる。この場合、当該記録媒体は、制御信号と共に他の情報(例えば、アミューズメントパーク等の施設内に流す音楽、大画面の表示部等に映す映像等の情報)を格納することもできる。記録媒体は、例えば、CD、DVD等の光学記録媒体やハードディスクドライブ等の磁気記録媒体である。
(出力部130乃至出力部130x)
出力部130乃至出力部130xは、信号変換部120から受け取った電気信号を音波に変換して出力する。出力部130乃至出力部130xは、例えばスピーカーであり、選択領域情報に対応する選択領域内に設置される。
なお、情報取得部100から制御信号生成部110への情報の供給、及び/又は制御信号生成部110から信号変換部120への情報の供給は、インターネット等の通信ネットワークを介して実行することもできる。
次に、電子機器20の構成の詳細について説明する。なお、本実施の形態に係る電子機器20は、少なくとも受信部200、制御信号抽出部210、及び機器制御部220を有していればよく、その他に様々な機能を奏する構成要素を適宜追加することができる。
(受信部200)
受信部200は、出力部130が出力した音波を受信する。受信部200は、例えば、マイクロホンである。受信部200は、受信した音波を電気信号に変換して制御信号抽出部210及び/又は解析部250に供給する。
(制御信号抽出部210)
制御信号抽出部210は、受信部200が受信した音波から制御信号生成部110が生成した制御信号を抽出する。具体的に制御信号抽出部210は、予め定められた方式に基づいて符号化された電気信号から制御信号を復号して抽出する。なお、制御信号抽出部210は、制御信号にテキストデータが含まれている場合、テキストデータを抽出することもできる。制御信号抽出部210は、抽出した制御信号及び/又はテキストデータを機器制御部220に供給する。
なお、制御信号生成部110は、電子機器20を識別する機器識別子を含む制御信号を生成することもできる。この場合、制御信号抽出部210は、当該制御信号抽出部210を有する電子機器20に対応づけられている機器識別子(以下、「第1機器識別子」という)と、抽出した制御信号に含まれる機器識別子(以下、「第2機器識別子」という)とを比較する。そして、制御信号抽出部210は、第1機器識別子と第2機器識別子とが一致した場合、制御信号を機器制御部220に供給する。一方、制御信号抽出部210は、第1機器識別子と第2機器識別子とが一致しない場合、制御信号を機器制御部220に供給せずに待機する。ここで、電子機器20に対応づけられる機器識別子は、ジャンパスイッチ等を利用して物理的に設定される機器識別子、又は所定のメモリに予め記録することで電磁的に設定される機器識別子のいずれであってもよい。
(機器制御部220)
機器制御部220は、制御信号抽出部210から受け取った制御信号に対応する動作を実行する。例えば、機器制御部220は、制御信号から予め定められた指令信号を生成する。そして、機器制御部220は、指令信号に対応づけられている動作を電子機器20に実行させる。例えば、電子機器20が、電子機器20の電源を制御する電源制御部と、テキストデータ、静止画像、及び/又は動画像を表示する表示部と、音声を出力する音声出力部と、所定の発光色で発光する発光部と、電子機器20を振動させる振動部等の駆動部と、及び/又は有線通信若しくは無線通信により電子機器20と電子機器20の外部との通信を制御する通信部との一部又は全部を有している場合、機器制御部220は、これらの構成要素の一部又は全部の動作を指令信号に応じて制御する。
(実行情報格納部230)
実行情報格納部230は、予め定められた動作を電子機器20に実行させる指令信号を含む動作指定情報としての実行情報を制御識別子に対応づけて格納する。機器制御部220は、制御信号抽出部210から受け取った制御信号に制御識別子が含まれている場合、実行情報格納部230が当該制御識別子に対応づけて格納している実行情報を取得する。そして、機器制御部220は、実行情報格納部230から取得した実行情報に対応する動作を電子機器20に実行させる。これにより、電子機器制御システム1は、電子機器20に制御識別子を取得させるだけで電子機器20の動作を制御できるので、時系列に沿った電子機器20の動作の逐次制御を省略できる。また、電子機器制御システム1は、複数の領域のそれぞれに異なる制御識別子を含む制御信号を出力できるので、複数の領域のそれぞれ毎に電子機器20の動作を異ならせることができる。
(実行情報取得部240)
実行情報取得部240は、実行情報を制御識別子に対応づけて外部から取得する。具体的に、実行情報取得部240は、情報記録媒体、又は有線通信若しくは無線通信を介して実行情報を外部から取得する。一例として、実行情報取得部240は、インターネット若しくは無線通信を介してアミューズメントパークが有するサーバから実行情報を制御識別子と共に取得する。実行情報取得部240は、取得した実行情報を制御識別子に対応づけて実行情報格納部230に格納する。
なお、本実施の形態の変形例においては、実行情報格納部230に予め制御識別子に対応づけた実行情報を格納しておくこともできる。この場合、電子機器20は、実行情報取得部240を有さなくてもよい。
(解析部250)
解析部250は、所定の出力部130から出力された音波を受信する受信部200において受信された音波の音圧若しくは音圧レベルの変化を解析する。具体的に、解析部250は、当該音圧若しくは当該音圧レベルの時系列変化を解析する。解析部250は、解析結果を示す情報(以下、「解析情報」という)を解析結果送信部260に供給する。
(解析結果送信部260)
解析結果送信部260は、解析部250から受け取った解析情報を電子機器制御ユニット10が有する情報取得部100に送信する。情報取得部100は、解析結果送信部260から受け取った解析情報を制御信号生成部110に供給する。制御信号生成部110は、当該解析情報に基づいて、所定の出力部130に対する電子機器20の位置の変化を判断する。そして、制御信号生成部110は、位置の変化に応じた制御信号を生成する。
例えば、制御信号生成部110は、電子機器20が所定の出力部130から遠ざかる場合と近づく場合とで異なる制御信号を生成する。一例として、電子機器制御システム1が複数の領域(例えば、商品の種類に応じて分けられる複数の領域)を有する商店に設置されている場合を説明する。この場合において、所定の領域に設置されている所定の出力部130から出力される音波が商店内から商店の出入口に向かって減衰するように所定の出力部130が設置されていると想定する。すると、電子機器制御システム1の制御信号生成部110は、所定の領域内の電子機器20(例えば、携帯情報端末)から受け取る解析情報に基づいて、当該電子機器20が商店の内側に向かって移動しているのか、又は商店の外側に向かって移動していくのかを判断できる。
そして制御信号生成部110は、当該判断結果に基づいて、電子機器20が商店の外側に移動していると判断した場合、次回、電子機器20が商店内に入った場合に使用可能なクーポンに関する情報をテキストデータとして生成することができる。また、制御信号生成部110は、当該判断結果に基づいて、電子機器20が商店の内側に移動していると判断した場合、当日、商店において使用可能なクーポンに関する情報をテキストデータとして生成することができる。
また、第1の実施の形態の変形例に係る電子機器制御システムにおいて電子機器20は、受信部200が受信した音波の信号強度の時系列変化に応じた動作を実行することもできる。具体的に、まず、制御信号生成部110は、音波の信号強度の時系列変化に応じた動作を電子機器20に実行させる指示を含む制御信号を生成する。例えば、制御信号生成部110は、音波の信号強度が減衰する場合は予め定められたサーバが格納している第1の情報の取得を指示する信号を含むと共に、音波の信号強度が増加する場合は予め定められたサーバが格納している第2の情報の取得を指示する信号を含む制御信号を生成する。出力部130は当該制御信号を含む音波を出力する。なお、第1の情報を格納しているサーバと第2の情報を格納しているサーバとは、同一のサーバであっても異なるサーバであってもよい。
電子機器20の受信部200は当該音波を受信した場合、当該音波を電気信号に変換して解析部250に供給する。解析部250は解析情報を解析結果送信部260に供給する。解析結果送信部260は、解析部250から受け取った解析情報を情報取得部100に送信する代わりに制御信号抽出部210に供給する。そして、制御信号抽出部210は、音波の信号強度が減衰することを示す解析情報を受け取った場合、第1の情報の取得を指示する信号を含む制御信号を抽出する。一方、制御信号抽出部210は、音波の信号強度が増加することを示す解析情報を受け取った場合、第2の情報の取得を指示する信号を含む制御信号を抽出する。
続いて、機器制御部220は、制御信号抽出部210が抽出した制御信号に応じて所定のサーバから第1の情報若しくは第2の情報を取得する。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの動作の概要の一例を示す。
図3では、電子機器20としてペンライト22を用いる場合を例に挙げる。ペンライト22は、発光領域24と受信部としてのマイクロホン202とを有する。なお、発光領域24は複数の発光色(例えば、赤色、黄色、青色、緑色等)で発光する。同様に、ペンライト22a及びペンライト22bもそれぞれ、発光領域24a及び発光領域24b並びにマイクロホン202a及びマイクロホン202bを有する。そして、図3では、出力部130aが設置されている領域にペンライト22が存在し、出力部130bが設置されている領域にペンライト22aが存在し、出力部130cが設置されている領域にペンライト22bが存在していることを想定する。すなわち、図3の例では、3つの領域のそれぞれにペンライトが存在している。
電子機器制御システム1は、ペンライト22乃至ペンライト22bそれぞれに異なる動作をさせる場合、3種類の制御信号を生成する。例えば、出力部130aが設置されている領域(すなわち、第1の選択領域)のペンライト22の発光領域24を赤色に発光させ、出力部130bが設置されている領域(すなわち、第2の選択領域)のペンライト22aの発光領域24aを緑色に発光させ、出力部130cが設置されている領域(すなわち、第3の選択領域)のペンライト22bの発光領域24bを青色に発光させる場合を考える。
制御信号生成部110は、ペンライト22に対する第1の制御信号(すなわち、発光領域24を赤色に発光させる制御信号)と、ペンライト22aに対する第2の制御信号(すなわち、発光領域24aを緑色に発光させる制御信号)と、ペンライト22bに対する第3の制御信号(すなわち、発光領域24bを青色に発光させる制御信号)とを生成する。信号変換部120は、第1の選択領域に関する第1の選択領域情報及びマイクロホン202の特性情報等に基づいて、第1の制御信号を所定の音圧若しくは所定の音圧レベルの音波に変換される第1の電気信号に変換する。同様に、信号変換部120は、第2の制御信号を第2の電気信号に、第3の制御信号を第3の電気信号にそれぞれ変換する。
信号変換部120が第1の制御信号に対して設定する所定の音圧(以下、「第1の音圧」という)若しくは所定の音圧レベル(以下、「第1の音圧レベル」という)は、出力部130aが設置されている領域、すなわち、出力部130aを中心として予め定められた半径で規定される第1の選択領域内に第1の音圧若しくは第1の音圧レベルの音波が到達し、第1の選択領域内に存在している電子機器20のみが動作するように設定される。信号変換部120は、第2の制御信号及び第3の制御信号に対しても同様に音圧若しくは音圧レベルを設定する。
次に、信号変換部120は、第1の選択領域情報に基づいて第1の電気信号を出力部130aに供給すると共に、第2の選択領域情報に基づいて第2の電気信号を出力部130bに供給する。同様に、信号変換部120は、第3の選択領域情報に基づいて第3の電気信号を出力部130cに供給する。そして、出力部130aは第1の電気信号を第1の音波40として出力し、出力部130bは第2の電気信号を第2の音波40aとして出力し、出力部130cは第3の電気信号を第3の音波40bとして出力する。これにより、第1の音波40を受信したペンライト22の発光領域24は赤色に発光し、第2の音波40aを受信したペンライト22aの発光領域24aは緑色に発光し、第3の音波40bを受信したペンライト22bの発光領域24bは青色に発光する。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの動作の概要の他の例を示す。
図4は、図3と同様に電子機器20としてペンライト22を用いる場合を例に挙げる。例えば、電子機器制御システム1は、ペンライト22及びペンライト22aに同一の動作をさせ、ペンライト22bに動作をさせない場合、1種類の制御信号を生成する。一例として、第1の選択領域に存在するペンライト22の発光領域24及び第2の選択領域に存在するペンライト22aの発光領域24aを赤色に発光させ、第3の選択領域に存在するペンライト22bの発光領域24bを発光させない場合を考える。
制御信号生成部110は、ペンライト22に対する第1の制御信号と、ペンライト22aに対する第2の制御信号とを生成する。信号変換部120は、第1の選択領域に関する第1の選択領域情報及びマイクロホン202の特性情報等に基づいて、第1の制御信号を第1の電気信号に変換する。同様に、信号変換部120は、第2の制御信号を第2の電気信号に変換する。ここで、信号変換部120は、第1の選択領域内に存在しているペンライト22のみが動作する第1の音圧若しくは第1の音圧レベルの第1の音波に変換可能な第1の電気信号に第1の制御信号を変換する。同様に、信号変換部120は、第2の選択領域内に存在しているペンライト22aのみが動作する第2の音圧若しくは第2の音圧レベルの第2の音波に変換可能な第2の電気信号に第2の制御信号を変換する。
次に、信号変換部120は、第1の選択領域情報に基づいて第1の電気信号を出力部130aに供給すると共に、第2の選択領域情報に基づいて第2の電気信号を出力部130bに供給する。一方、信号変換部120は、第3の選択領域内のペンライト22bを動作させないので、出力部130cには電気信号を供給しない。
これにより、出力部130aは第1の電気信号を第1の音波40として出力し、出力部130bは第2の電気信号を第2の音波40aとして出力する。そして、第1の音波40を受信したペンライト22の発光領域24が赤色に発光すると共に、第2の音波40aを受信したペンライト22aの発光領域24aが赤色に発光する。一方、ペンライト22bの発光領域24bは出力部130cから音波を受信しないので発光しない。
(電子機器制御方法の概要)
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器制御システムの処理の流れの概要の一例を示す。
まず、電子機器制御システム1の情報取得部100は、動作指定情報、選択領域情報、電子機器20が存在し得る複数の領域(すなわち、予め定められた音圧若しくは音圧レベルを有する音波が到達する範囲内)に関する情報等を取得する(ステップ10。以下、ステップを「S」と表す。)。情報取得部100は、取得した情報を制御信号生成部110に供給する。制御信号生成部110は、動作指定情報及び選択領域情報に基づいて、所定の領域内に存在している電子機器20の動作を制御する制御信号を生成する(S20)。制御信号生成部110は、生成した制御信号を信号変換部120に供給する。
信号変換部120は、選択領域情報に対応する選択領域内の電子機器20に選択的に伝達される音圧若しくは音圧レベルを調整した上で、人間の聴覚に知覚されにくい周波数(若しくは知覚されない周波数)の音波に変換可能な電気信号に制御信号生成部110から受け取った制御信号を変換する(S30)。信号変換部120は、選択領域情報に対応する選択領域に設置されている出力部130に当該電気信号を供給する。出力部130は、当該電気信号を音波に変換して外部に出力する(S40)。
電子機器20が有する受信部200は、出力部130が出力した音波を受信する(S50)。受信部200は、受信した音波を制御信号抽出部210に供給する。制御信号抽出部210は、音波から制御信号を抽出する(S60)。制御信号抽出部210は抽出した制御信号を機器制御部220に供給する。機器制御部220は、制御信号抽出部210が抽出した制御信号に基づいて、電子機器20の動作を制御する(S70)。
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る制御信号抽出部の機能構成の概要の一例を示す。
電子機器制御システム1は複数の出力部130を備える。したがって、一の出力部130と他の出力部130との間の距離が、一の出力部130から出力される一の音波と、他の出力部130から出力される他の音波とが干渉し得る距離であり得る。この場合、制御信号抽出部210は、一の音波の信号強度と他の音波の信号強度とに基づいて、一の音波に含まれる制御信号と他の音波に含まれる制御信号とのいずれを抽出するかを決定する。なお、電子機器20が複数の受信部を有する場合(例えば、受信部200がステレオマイクである場合)、制御信号抽出部210は、左のマイクが受信した一方の音波の信号強度と右のマイクが受信した他方の音波の信号強度とに基づいて、一方の音波に含まれる制御信号と他方の音波に含まれる制御信号とのいずれを抽出するかを決定することもできる。
具体的に、制御信号抽出部210は、受信部200が受信した音波から変換される電気信号の信号強度を解析する電気信号解析部212と、電気信号解析部212の解析結果に基づいて電気信号の信号強度の強弱を判断する信号強度判断部214と、信号強度判断部214の判断結果に基づいて制御信号を抽出する信号抽出部216とを含む。
電気信号解析部212は、受信部200から複数の電気信号を受け取ったか否かを判断する。そして電気信号解析部212は、受信部200から複数の電気信号を受け取った場合、各電気信号に含まれる制御信号の信号強度を解析する。電気信号解析部212は、例えば、複数の出力部130から出力された音波から特定周波数帯域を有する信号を解析・分離・抽出する技術、例えば、フーリエ変換処理技術、及び/又はバンドパスフィルタ技術等を用いることで解析処理を実行する。続いて、電気信号解析部212は、解析結果を信号強度判断部214に供給する。
信号強度判断部214は、複数の信号強度をそれぞれ比較する。そして、信号強度判断部214は、最も強い信号強度、最も弱い信号強度、若しくは予め定められた信号強度を有する電気信号を抽出すべき電気信号であると判断する。信号強度判断部214が抽出すべき電気信号であると判断する電気信号の信号強度は、電気信号の選択を容易にする観点から、最も強い信号強度であることが好ましい。信号強度判断部214は、判断結果を信号抽出部216に供給する。
信号抽出部216は、信号強度判断部214の判断結果に基づいて複数の電気信号から一の電気信号を選択した後、選択した一の電気信号から制御信号を抽出する。なお、電気信号解析部212が受信部200から受け取る電気信号が単一の場合(つまり、複数の音波の混在がない場合)、電気信号解析部212は、受信部200から受け取った電気信号をそのまま信号抽出部216に供給する。そして、信号抽出部216は、電気信号解析部212から受け取った電気信号から制御信号を抽出する。信号抽出部216は、抽出した制御信号を機器制御部220に供給する。機器制御部220は、信号抽出部216から受け取った制御信号に対応する動作を電子機器20に実行させる。
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る電子機器制御システムのハードウェア構成の一例を示す。
本実施の形態に係る電子機器制御システム1は、CPU1500と、グラフィックコントローラ1520と、RandomAccessMemory(RAM)、Read−OnlyMemory(ROM)及び/又はフラッシュROM等のメモリ1530と、データを記憶する記憶装置1540と、記録媒体からデータを読み込み及び/又は記録媒体にデータを書き込む読込み/書込み装置1545と、データを入力する入力装置1560と、外部の通信機器とデータを送受信する通信インターフェース1550と、CPU1500とグラフィックコントローラ1520とメモリ1530と記憶装置1540と読込み/書込み装置1545と入力装置1560と通信インターフェース1550とを互いに通信可能に接続するチップセット1510とを備える。
チップセット1510は、メモリ1530と、メモリ1530にアクセスして所定の処理を実行するCPU1500と、外部の表示装置の表示を制御するグラフィックコントローラ1520とを相互に接続することにより、各構成要素間のデータの受渡しを実行する。CPU1500は、メモリ1530に格納されたプログラムに基づいて動作して、各構成要素を制御する。グラフィックコントローラ1520は、メモリ1530内に設けられたバッファ上に一時的に蓄えられた画像データに基づいて、画像を所定の表示装置に表示させる。
また、チップセット1510は、記憶装置1540と、読込み/書込み装置1545と、通信インターフェース1550とを接続する。記憶装置1540は、電子機器制御システム1のCPU1500が使用するプログラムとデータとを格納する。記憶装置1540は、例えば、フラッシュメモリである。読込み/書込み装置1545は、プログラム及び/又はデータを記憶している記憶媒体からプログラム及び/又はデータを読み取って、読み取ったプログラム及び/又はデータを記憶装置1540に格納する。読込み/書込み装置1545は、例えば、通信インターフェース1550を介し、インターネット上のサーバから所定のプログラムを取得して、取得したプログラムを記憶装置1540に格納する。
通信インターフェース1550は、通信ネットワークを介して外部の装置とデータの送受信を実行する。また、通信インターフェース1550は、通信ネットワークが不通の場合、通信ネットワークを介さずに外部の装置とデータの送受信を実行することもできる。そして、タブレット、マイク等の入力装置1560は、所定のインターフェースを介してチップセット1510と接続する。
記憶装置1540に格納される電子機器制御システム1用のプログラムは、インターネット等の通信ネットワーク、又は磁気記録媒体、光学記録媒体等の記録媒体を介して記憶装置1540に提供される。そして、記憶装置1540に格納された電子機器制御システム1用のプログラムは、CPU1500により実行される。
本実施の形態に係る電子機器制御システム1により実行される電子機器制御システム1用のプログラムは、CPU1500に働きかけて、電子機器制御システム1を、図1から図6にかけて説明した情報取得部100、制御信号生成部110、信号変換部120、出力部130乃至出力部130x、受信部200、制御信号抽出部210、電気信号解析部212、信号強度判断部214、信号抽出部216、機器制御部220、実行情報格納部230、実行情報取得部240、解析部250、及び/又は解析結果送信部260として機能させる。
(第1の実施の形態の効果)
第1の実施の形態に係る電子機器制御システム1は、複数の出力部130のそれぞれから、予め定められた領域内に届くように音圧若しくは音圧レベルを調整した上で制御信号を含む音波を放射できるので、例えば、コンサートホール、アミューズメントパーク、球場、講堂、アリーナ、商店街、若しくは商業施設内等の広域の領域を複数の領域に区切って各領域内に存在する電子機器の動作及び動作するタイミングを選択的に制御できる。
また、本実施の形態に係る電子機器制御システム1は、スピーカー等の出力部130から出力する音波の音圧若しくは音圧レベルを電子機器20が有する受信部200及び/又は制御信号抽出部210の特性に応じて調整して音波を出力するので、既存の音響出力装置をそのまま活用できる。これにより、電子機器制御システム1によれば、設備投資の費用を抑えることができる。更に、電子機器制御システム1は、人間の聴覚に知覚されにくい周波数(若しくは知覚されない周波数)の音波を制御信号の搬送波として用いるので、例えば、バックミュージックとして流れている音響信号に制御信号の搬送波を同期若しくは重畳して伝送することもできる。
また、電子機器制御システム1は、電子機器20に対してテキストデータを含む制御信号を音波に変換して送信できる。したがって、電子機器制御システム1によれば、例えば電子機器20がスマートフォン等の携帯情報端末である場合、当該携帯情報端末が電子機器制御システム1において規定される所定の領域内(例えば、商店の店先等)に入った時点で、当該領域に関する情報(例えば、商店のクーポン情報、商店のURL情報、商店におけるお買い得品に関する情報等)を当該携帯情報端末にリアルタイムに出力させることができる。
また、電子機器制御システム1は、予め規定された複数の領域毎に異なる制御信号を生成できる。したがって、例えば、電子機器制御システム1が商店に設置されている場合、商店の店先、商店内、商店内における特定の領域等の各々にそれぞれ異なる制御信号を供給できるので、商店の店先に存在している電子機器20に対して当該商店で使用できるクーポンに関する情報を提供すると共に、商店内の電子機器20に対しては商店が取り扱っている商品の詳細情報を提供することができる。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る電子機器制御システム1aは、電気自動車やハイブリッドカー等の走行音が歩行者に聞こえにくい移動車両に電子機器制御ユニット10が搭載され、道路を通行中の歩行者及び/又は自転車やバイクに乗っている通行者が電子機器20としての携帯情報端末を携帯している点を除き、第1の実施の形態に係る電子機器制御システム1と略同一の構成及び機能を有する。したがって、相違点を除き、詳細な説明は省略する。なお、説明の便宜上、以下の説明では歩行者が携帯情報端末を携帯している場合について説明する。
移動車両に搭載される電子機器制御ユニット10は、移動車両が走行している間、移動車両の前方、後方、及び/又は側面方向に、携帯情報端末に予め定められた動作を実行させる制御信号を含む音波を放射する。電子機器制御ユニット10は、移動車両から予め定められた距離に音波が届くように、音波の音圧若しくは音圧レベルを調整して音波を放射する。なお、電子機器制御ユニット10は、移動車両の前方と、後方と、側面方向とのそれぞれに異なる制御信号を含む音波を放射することができる。
歩行者が携帯している携帯情報端末の実行情報格納部230は、移動車両から受け取る特定の制御信号に応じて特定の動作を実行する実行情報が予め格納されている。例えば、実行情報格納部230は、受信部200が移動車両の電子機器制御ユニット10から予め定められた制御信号を含む音波を受信した場合、移動車両が接近していることを示す警告を歩行者に知覚可能に出力する実行情報が予め格納されている。
また、電子機器制御ユニット10は、携帯情報端末が有する解析部250及び解析結果送信部260の機能に基づき、当該携帯情報端末と移動車両との距離の変化を算出する。そして、電子機器制御ユニット10は、当該携帯情報端末に移動車両が接近している場合、当該携帯情報端末から移動車両が遠ざかっている場合、及び/又は当該携帯情報端末と移動車両との間の距離が予め定められた距離の範囲内若しくは範囲外である場合のそれぞれに応じ、携帯情報端末に異なる警告情報を出力させる制御信号を含む音波を放射する。更に、電子機器制御ユニット10は、移動車両の前方と、後方と、側面方向とのそれぞれに、移動車両と携帯情報端末との距離の変化の違いに応じて異なる制御信号を含む音波を放射することもできる。
これにより、電子機器制御システム1aによれば、走行音が静かな移動車両が歩行者に近づいて来たときであっても歩行者に移動車両の接近を警告できるので、交通事故を低減できる。また、電子機器制御システム1aによれば、移動車両の前方、後方、及び側面方向の各々に異なる制御信号を含む音波を放射できるので、移動車両の周囲に存在する携帯情報端末の位置に応じて異なる警告情報を含む制御信号を携帯情報端末に供給できる。
更に、電子機器制御システム1aの電子機器制御ユニット10は、走行音が歩行者に聞こえにくい移動車両ではない通常の車両(例えば、選挙車両、街宣車両、営業車両等)に搭載することもできる。この場合、電子機器制御ユニット10が当該車両から大気中に放射される音圧若しくは音圧レベルを調整することにより、歩行者が携帯している携帯情報端末に出力させる情報を適宜変更できる。
例えば、当該車両が選挙車両である場合を説明する。選挙車両と携帯情報端末との間の距離が予め定められた距離以上の場合、すなわち、携帯情報端末の受信部200が電子機器制御ユニット10から受信する音波の音圧レベルが予め定められた音圧レベル以下であると解析部250が解析した場合、電子機器制御ユニット10は、携帯情報端末に対し、選挙の候補者のプロフィールを表すテキストデータを含む制御信号を供給する。一方、受信部200が受信する音波の音圧レベルが予め定められた音圧レベルを超えていると解析部250が解析した場合、電子機器制御ユニット10は、当該候補者の演説内容を補完するテキストデータを含む制御信号を携帯情報端末に供給する。
なお、第2の実施の形態の変形例に係る電子機器制御システム1aにおいては、受信部200が受信した音波の信号強度に応じた情報を携帯情報端末に供給することもできる。
例えば、制御信号生成部110は、音波の信号強度が予め定められた強度以上の場合は予め定められたサーバに関する第1の情報(一例として、選挙の候補者のマニフェストの詳細が記載されているURLに関する情報)の取得を指示する信号を含むと共に、音波の信号強度が予め定められた強度未満の場合は予め定められたサーバが格納に関する第2の情報(一例として、選挙の候補者のプロフィールが記載されているURLに関する情報)の取得を指示する信号を含む制御信号を生成する。出力部130は当該制御信号を含む音波を出力する。なお、第1の情報を格納しているサーバと第2の情報を格納しているサーバとは、同一のサーバであっても異なるサーバであってもよい。
携帯情報端末の受信部200は当該音波を受信した場合、当該音波を電気信号に変換して解析部250に供給する。解析部250は解析情報を解析結果送信部260に供給する。解析結果送信部260は、解析部250から受け取った解析情報を制御信号抽出部210に供給する。そして、制御信号抽出部210は、音波の信号強度が予め定められた強度以上を示す解析情報を受け取った場合、第1の情報の取得を指示する信号を含む制御信号を抽出する。一方、制御信号抽出部210は、音波の信号強度が予め定められた強度未満を示す解析情報を受け取った場合、第2の情報の取得を指示する信号を含む制御信号を抽出する。続いて、機器制御部220は、制御信号抽出部210が抽出した制御信号に応じて所定のサーバから第1の情報若しくは第2の情報を取得する。
これにより、電子機器制御システム1aによれば、選挙車両と携帯情報端末との間の距離に応じて携帯情報端末に出力させる情報を適宜変更することができる。また、電子機器制御システム1aによれば、選挙車両の前方、後方、及び側面方向のそれぞれに異なる制御信号を供給できるので、選挙車両を取り囲む人々が携帯する携帯情報端末の選挙車両に対する位置に応じてそれぞれ異なる制御信号を携帯情報端末に供給できる。更に、電子機器制御システム1aによれば、例えば同心円状に音波を出力する選挙車両が停車していた場合に、音波の信号強度(すなわち、音波の絶対強度)に基づいて異なる情報の取得を指示する信号を含む制御信号を携帯情報端末に供給できる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る電子機器制御システム1bは、防災情報を住民に提供する防災センターに電子機器制御ユニット10が設置され、地域住民が電子機器20としてのスマートフォン等の携帯情報端末を所有している点を除き、第1の実施の形態に係る電子機器制御システム1と略同一の構成及び機能を有する。したがって、相違点を除き、詳細な説明は省略する。
まず、本実施の形態に係る電子機器制御システム1bが有する電子機器20としてのスマートフォン等の携帯情報端末は、国や市区町村が各地域に設けている防災情報センターから無線通信を介して防災に関する情報を取得する防災情報アプリケーションを有する。また、携帯情報端末は、当該携帯情報端末が存在している位置を示す位置情報を取得する位置情報取得部を有する。位置情報取得部は、例えばGPSである。
位置情報取得部は、防災情報アプリケーションが防災情報センターから防災に関する情報(例えば、地震速報、津波速報等)を受け取るときに位置情報を取得する。そして、携帯情報端末は、位置情報取得部が取得した位置情報を防災情報センターに送信する。防災情報センターに設置されている電子機器制御ユニット10は、複数の携帯情報端末のそれぞれから位置情報を取得する。ここで電子機器制御ユニット10は、携帯情報端末を一意に識別する端末識別子に対応づけて、当該携帯情報端末の位置情報を取得することができる。次に、電子機器制御ユニット10は、複数の位置情報が示す複数の位置毎、又は複数の位置情報が示す複数の位置のそれぞれを含む複数の領域毎に、複数の領域のそれぞれに最適な防災情報を含む制御信号を含む音波を供給する。これにより、電子機器制御システム1bによれば、携帯情報端末が存在している領域毎に最も適切な防災情報を選択して、選択した防災情報を含む制御信号を携帯情報端末のそれぞれに供給できる。
また、電子機器制御ユニット10は、携帯情報端末が存在している領域に制御信号を含む音波を放射する場合、テレビを起動する起動信号を当該音波に含ませて放射することもできる。この場合、携帯情報端末の制御信号抽出部210は、制御信号と起動信号とを音波から抽出する。そして、機器制御部220は、制御信号抽出部210から制御信号及び起動信号を取得した場合、制御信号に対応する動作を携帯情報端末に実行させると共に、起動信号をテレビに送信することでテレビを起動する。これにより、電子機器制御システム1bによれば、災害発生時に携帯情報端末の周囲に存在するテレビの電源が切れている場合であっても自動的にテレビを起動できるので、耳が不自由な地域住民であってもテレビを視認することで災害に関する情報を素早く取得できる。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せのすべてが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。
1、1a、1b 電子機器制御システム
10 電子機器制御ユニット
20 電子機器
22、22a、22b ペンライト
24、24a、24b 発光領域
26、26a、26b 携帯情報端末
28、28a、28b テレビ
30 情報
40、40a、40b、40c 音波
50、50a、50b 玩具
60、60a、60b 領域
100 情報取得部
110 制御信号生成部
120 信号変換部
130、130a、130b、130c、130x 出力部
200 受信部
202、202a、202b マイクロホン
210 制御信号抽出部
212 電気信号解析部
214 信号強度判断部
216 信号抽出部
220 機器制御部
230 実行情報格納部
240 実行情報取得部
250 解析部
260 解析結果送信部
500、500a、500b 発光部
1500 CPU
1510 チップセット
1520 グラフィックコントローラ
1530 メモリ
1540 記憶装置
1545 読込み/書込み装置
1550 通信インターフェース
1560 入力装置

Claims (12)

  1. 所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御システムであって、
    前記所定の音波の到達範囲内に存在する前記電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される前記電子機器の前記動作を選択的に制御する制御信号を、前記電子機器に選択的に伝達するための前記音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換部と、
    前記電気信号を前記音波に変換して出力する出力部と、
    前記出力部が出力した前記音波から前記制御信号を抽出し、抽出した前記制御信号に対応する前記動作を実行する前記電子機器と
    を備え
    前記電子機器が、前記出力部が出力する前記音波を受信する受信部と、前記受信部が受信する前記音波から前記制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有し、
    前記制御信号が、前記動作指定情報と、前記動作を制御すべき前記電子機器が存在し、前記所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、
    前記信号変換部が、前記出力部の位置情報及び出力特性と、前記受信部の特性を示す情報と、前記制御信号抽出部の特性情報とに基づいて前記制御信号を前記電気信号に変換する電子機器制御システム。
  2. 前記制御信号を生成する制御信号生成部を更に備える請求項1に記載の電子機器制御システム。
  3. 前記電子機器制御システムが、複数の領域のそれぞれに存在する前記電子機器を前記複数の領域毎に選択的に制御し、
    前記制御信号生成部が、前記選択領域情報と前記動作指定情報とから前記制御信号を生成し、
    前記信号変換部が、前記選択領域内の前記電子機器に選択的に伝達される音圧若しくは音圧レベルを有し、人間の聴覚に知覚されにくい周波数、若しくは知覚されない周波数の音波に変換可能な前記電気信号に前記制御信号を変換する請求項2に記載の電子機器制御システム。
  4. 記信号変換部が、前記受信部において受信可能な範囲の音圧若しくは音圧レベル、又は前記制御信号抽出部において抽出可能な範囲の音圧若しくは音圧レベルに対応させた前記音圧若しくは前記音圧レベルを設定する請求項3に記載の電子機器制御システム。
  5. 前記信号変換部が、前記制御信号を、人間の聴覚に知覚されにくい複数の周波数、若しくは知覚されない複数の周波数の複数の音波に変換可能な電気信号に変換する請求項4に記載の電子機器制御システム。
  6. 前記制御信号生成部が、前記動作指定情報を識別する制御識別子を含む前記制御信号を生成し、
    前記電子機器が、前記制御識別子に対応する前記動作指定情報に対応する動作を実行する請求項1〜5のいずれか1項に記載の電子機器制御システム。
  7. 前記制御信号抽出部が、前記受信部が複数の音波を受信した場合、前記複数の音波それぞれの信号強度に基づいて、前記複数の音波のうち一の音波から前記制御信号を抽出する請求項4〜6のいずれか1項に記載の電子機器制御システム。
  8. 前記制御信号生成部が、前記音波の信号強度の時系列変化に応じた動作を前記電子機器に実行させる指示を更に含む前記制御信号を生成する請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器制御システム。
  9. 前記制御信号生成部が、前記音波の信号強度に応じた動作を前記電子機器に実行させる指示を更に含む前記制御信号を生成する請求項1〜7のいずれか1項に記載の電子機器制御システム。
  10. 所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御方法であって、
    前記所定の音波の到達範囲内に存在する前記電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される前記電子機器の前記動作を選択的に制御する制御信号を、前記電子機器に選択的に伝達するための前記音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換段階と、
    出力部から前記電気信号を前記音波に変換して出力する出力段階と、
    前記音波から前記制御信号を抽出し、抽出した前記制御信号に対応する前記動作を前記電子機器に実行させる動作実行段階と
    を備え
    前記電子機器が、前記出力部が出力する前記音波を受信する受信部と、前記受信部が受信する前記音波から前記制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有し、
    前記制御信号が、前記動作指定情報と、前記動作を制御すべき前記電子機器が存在し、前記所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、
    前記信号変換段階が、前記出力部の位置情報及び出力特性と、前記受信部の特性を示す情報と、前記制御信号抽出部の特性情報とに基づいて前記制御信号を前記電気信号に変換する電子機器制御方法。
  11. 所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御システム用のプログラムであって、
    前記電子機器制御システムに、
    前記所定の音波の到達範囲内に存在する前記電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される前記電子機器の前記動作を選択的に制御する制御信号を、前記電子機器に選択的に伝達するための前記音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換機能と、
    前記電気信号を前記音波に変換して出力部から出力する出力機能と、
    前記音波から前記制御信号を抽出し、抽出した前記制御信号に対応する前記動作を前記電子機器に実行させる動作実行機能と
    を実現させ
    前記電子機器が、前記出力部が出力する前記音波を受信する受信部と、前記受信部が受信する前記音波から前記制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有し、
    前記制御信号が、前記動作指定情報と、前記動作を制御すべき前記電子機器が存在し、前記所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、
    前記信号変換機能が、前記出力部の位置情報及び出力特性と、前記受信部の特性を示す情報と、前記制御信号抽出部の特性情報とに基づいて前記制御信号を前記電気信号に変換する電子機器制御システム用のプログラム。
  12. 所定の音波の到達範囲内に存在する任意の電子機器を選択的に制御する電子機器制御ユニットであって、
    前記所定の音波の到達範囲内に存在する前記電子機器の動作を指定する動作指定情報から生成される前記電子機器の前記動作を選択的に制御する制御信号を、前記電子機器に選択的に伝達するための前記音波に変換可能な電気信号に変換する信号変換部と、
    前記電気信号を前記音波に変換して出力する出力部と
    を備え
    前記電子機器が、前記出力部が出力する前記音波を受信する受信部と、前記受信部が受信する前記音波から前記制御信号を抽出する制御信号抽出部とを有しており、
    前記制御信号が、前記動作指定情報と、前記動作を制御すべき前記電子機器が存在し、前記所定の音波が到達する範囲から選択される領域である選択領域を示す選択領域情報とに基づいて生成されており、
    前記信号変換部が、前記出力部の位置情報及び出力特性と、前記受信部の特性を示す情報と、前記制御信号抽出部の特性情報とに基づいて前記制御信号を前記電気信号に変換する電子機器制御ユニット。
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