JP5535790B2 - ガスタービン - Google Patents

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Description

本発明は、ガスタービンに関するものである。
一般に、ガスタービンは、圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備えており、複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系が構成されている。
例えば、環状に配列された複数の燃焼器に対する燃料供給系として、外部から燃料が導入される燃料導入流路と、燃料導入流路と接続された環状のマニホールドと、複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす燃焼器をマニホールドに接続する燃料分配流路とを備えたものがある。
ところで、このようなガスタービンを発電に用いる場合には、一般的な動作点は全負荷条件に設定されることが通常であるが、電気需要(要求出力)が小さい場合には低負荷運転を行うことで燃料消費量を抑制することが可能である。しかしながら、ガスタービンの燃焼器は、全負荷運転を基準にして設計されているために、低負荷運転を行うと、燃焼器における燃焼システムが不安定となってCO及びNOの発生量が増加してしまう。
従来の技術においては、各燃焼器に燃料供給系統(ノズル)を増設し、各燃焼器の燃料供給系統を切り替えることで低負荷運転を行うようにしている(例えば、下記特許文献1〜3)。
特開2008−267338号公報 特開2009−144589号公報 特開平5−195822号公報
しかしながら、従来の技術においては、各燃焼器の燃料供給系統の増設に伴ってマニホールドや流量調整弁を増やす必要があるために、装置構成が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、低負荷運転における燃焼器のCO及びNOの発生を抑止しつつ、燃焼器の装置構成を簡素にすることを課題とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明の一態様に係るガスタービンは、圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、前記燃料供給系は、外部から燃料が導入される燃料導入流路と、前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、前記マニホールドは、延在方向の両端部をそれぞれ区画する端壁を備えることを特徴とする。
この構成によれば、複数の燃焼器グループに対して、燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段を備えるので、各燃焼器に燃料供給系統(ノズル)を増設する必要がない。これにより、マニホールドや流量調整弁を増やす必要がなくなるために、燃焼器の装置構成を簡素にすることができる。
また、複数の燃焼器グループのうち一部の燃焼器グループに対する燃料供給量を、全負荷運転の燃料供給量と同等に維持する一方、残りの燃焼器グループに対する燃料供給量を遮断することで、複数の燃焼器全体として低負荷運転に対応した燃焼ガスを発生させることができる。これにより、全負荷運転を基準にして各燃焼器を設計したとしても、低負荷運転において、燃焼システムが不安定となる燃焼器を生じさせず、燃焼システムが安定した燃焼器で低負荷運転に対応した燃焼ガスを発生させることができるので、CO及びNOの発生を抑止することができる。
の構成によれば、燃料供給調整手段が第一遮断弁を備え、マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であるので、マニホールドを連通させた場合に、全ての燃焼器に燃料を供給する一方、マニホールドを複数の燃料供給室に分割した場合に、各燃料供給室に対する燃料供給量を調整することで各燃焼器グループに対する燃料供給量を調整することができる。
また、第一遮断弁を備えるので、燃料供給室の区画と開放とを容易にすることができると共に、他の弁装置に比べて簡素な構成かつ低コストにすることができる。
の構成によれば、マニホールドが、延在方向の両端部をそれぞれ区画する端壁を備えるので、燃料供給室の一部が端壁で区画される。これにより、簡素な構成で燃料供給室を構成することができる。
本発明の他の態様に係るガスタービンは、圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、前記燃料供給系は、外部から燃料が導入される燃料導入流路と、前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、前記燃料供給調整手段は、前記互いに隣接する二つの前記燃料供給室を連通可能なバイパス流路を備え、前記バイパス流路は、前記第一遮断弁に比べて流路断面が小さくなったオリフィスと、前記燃料の流通を遮断可能な第二遮断弁とを有することを特徴とする。
この構成によれば、絞り部と第二遮断弁とを有するバイパス流路を備えるので、第二遮断弁のみを開状態にすると、第一遮断弁のみを開状態にした場合に比べて、隣接する二つの燃料供給室間の燃料流通量が小さくなる。これにより、第一遮断弁を閉状態から開状態にする前にバイパス流路を開状態とすることで、隣接する二つの燃料供給室間の燃料流通量を緩やかに増減させることができる。これにより、例えば、燃料の供給を停止していた燃料供給室に対して燃料の供給を緩やかに開始することができ、この燃料供給室に接続された燃焼器への燃料供給量を緩やかに増加させることができるので、燃焼器の着火を安定して行うことができる。
本発明のさらに他の態様に係るガスタービンは、圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、前記燃料供給系は、外部から燃料が導入される燃料導入流路と、前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、前記燃料導入流路は、前記複数の燃料供給室のうち一つに接続されるように設けられ、前記燃料供給調整手段は、前記燃料導入流路に設けられ、前記燃料の流量を調整可能な第一流量調整弁を備えることを特徴とする。
この構成によれば、燃料導入流路が複数の燃料供給室のうち一つに接続されるように設けられると共に第一流量調整弁を備えるので、マニホールドへの燃料流入量を厳密に制御することが可能となる。これにより、各燃焼器グループへの燃料供給量を正確に制御することが可能となる。
また、燃料導入流路を一つのみに設けることで、装置構成を簡素にすることが可能となる。
本発明のさらに他の態様に係るガスタービンは、圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、前記燃料供給系は、外部から燃料が導入される燃料導入流路と、前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、前記燃料導入流路は、互いに異なる前記燃料供給室に接続されるように複数設けられ、前記燃料供給調整手段は、前記複数の燃料導入流路にそれぞれ設けられ、前記燃料の供給量を調整可能な導入弁を備えることを特徴とする。
この構成によれば、燃料導入流路が互いに異なる燃料供給室に接続されるように複数設けられ、燃料導入流路のそれぞれに導入弁を備えるので、各燃焼器グループに対する燃料供給量を厳密に制御することが可能となる。
また、前記導入弁は、少なくとも一つが前記燃料の流量を調整可能な第二流量調整弁であることを特徴とする。
この構成によれば、導入弁の少なくとも一つが第二流量調整弁であるので、燃焼器グループに対する燃料供給量を、より厳密に制御することが可能となる。
また、前記導入弁は、少なくとも一つが前記燃料の流通を遮断可能な第三遮断弁であることを特徴とする。
この構成によれば、導入弁の少なくとも一つが燃料の流通を遮断可能な第三遮断弁であるので、低コストで各燃焼器グループに対する燃料供給量を制御することが可能となる。
本発明に係るガスタービンによれば、低負荷運転における燃焼器のCO及びNOの発生を抑止しつつ、燃焼器の装置構成を簡素にすることができる。
本発明の実施形態に係るガスタービン1の全体構成を示す概略構成断面図である。 本発明の第一実施形態に係る燃料供給系10の概略斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る燃料供給系10の概略構成図である。 本発明の第一実施形態に係る燃料供給系10の制御シーケンスを図示したものである。 本発明の第二実施形態に係る燃料供給系20の概略構成図である。 本発明の第二実施形態に係る燃料供給系20の制御シーケンスを図示したものである。 本発明の第三実施形態に係る燃料供給系30の概略構成図である。 本発明の第四実施形態に係る燃料供給系40の概略構成図である。 本発明の第五実施形態に係る燃料供給系50の概略構成図である。 本発明の第六実施形態に係る燃料供給系60の概略構成図である。 本発明の第七実施形態に係る燃料供給系70の概略構成図である。 本発明の変形例を説明するための概略構成図であって、燃料供給系40の変形例を示している。
以下、図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。
(ガスタービン)
図1は、本発明の実施形態に係るガスタービン1の全体構成を示す概略構成断面図である。図1に示すように、このガスタービン1は、圧縮機2と複数の燃焼器3とタービン4とで概略構成されている。
圧縮機2は、空気を作動流体として取り込んで圧縮空気を生成する。
複数の燃焼器3は、図1に示すように、それぞれ圧縮機2の出口に連通しており、圧縮機2から供給された圧縮空気に燃料を混合すると共に燃焼させて、高温・高圧の燃焼ガスを発生させる。これら複数の燃焼器3は、ガスタービン1におけるロータ1aの回転中心軸P回りに環状に配列されている。
各燃焼器3は、燃焼器3の中心軸が圧縮機2からタービン4に向かうに従って回転中心軸Pに近接するように、傾いた姿勢で配設されている。
タービン4は、燃焼器3から送り出された燃焼ガスの熱エネルギをロータ1aの回転エネルギに変換する。そして、この回転エネルギがロータ1aに連結された発電機(不図示)に伝達されるようになっている。
このようなガスタービン1は、上述した複数の燃焼器3に燃料を供給可能な燃料供給系を有している(図1において不図示)。
(第一実施形態)
図2は、本発明の第一実施形態に係る燃料供給系10の概略斜視図であり、図3は、燃料供給系10の概略構成図である。
図2及び図3に示すように、燃料供給系10は、燃料導入流路11と、マニホールド12と、八つの燃料分配流路13と、燃料供給調整手段15とを備えている。
燃料導入流路11は、管部材で構成され、外部から一定の圧力で燃料が圧送されることにより、燃料が導入されるようになっている。
マニホールド12は、複数の管部材が環状に連結されて構成されており、管部材の連結部のうちの一つに閉止フランジ12aが配設されてC字状に連通した構成になっている。このマニホールド12は、燃料導入流路11と接続されており、この燃料導入流路11から燃料が流入するようになっている。
八つの燃料分配流路13は、八つの燃焼器3と対をなしており、対となった燃焼器3にマニホールド12をそれぞれ接続している。
燃料供給調整手段15は、八つの燃焼器3をグループ分けしてなる二つの燃焼器グループ3A,3Bに対して、燃料の供給量を調整する。ここで、二つの燃焼器グループ3A,3Bは、周方向に相互に隣接する二つの燃焼器3,3が異なる燃焼器グループ(3A,3B)に属するようにグループ分けされており、燃焼器グループ3Aに属する燃焼器3と、燃焼器グループ3Bに属する燃焼器3とが周方向に交互に連続するようになっている。
燃料供給調整手段15は、第一流量調整弁16と、第一遮断弁17Aと、これら第一流量調整弁16及び第一遮断弁17Aを開閉制御する制御部19とを備えている。
第一流量調整弁16は、燃料導入流路11に配設されており、開度を調整することによって燃料の流量を調整可能である。換言すれば、燃料導入流路11からマニホールド12への燃料流入量が調整可能になっている。
第一遮断弁17Aは、弁体の開閉が択一的になされるように構成されており、マニホールド12において閉止フランジ12aの対極に位置するように配設されている。すなわち、この第一遮断弁17Aは、開状態で燃料を自由に流通させると共に、閉状態で燃料の流通を遮断するようになっている。
このような構成により、第一遮断弁17Aを開状態にすると、マニホールド12がC字状に連通する一方、第一遮断弁17Aを閉状態にすると、マニホールド12が第一遮断弁17Aと閉止フランジ12aとによって区画されて、上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとに分割されるようになっている。
上流燃料供給室12Aは、燃料導入流路11に接続されており、燃焼器グループ3Aに対応付けられている。具体的には、燃焼器グループ3Aの燃焼器3と対をなす燃料分配流路13と接続されている。
下流燃料供給室12Bは、燃焼器グループ3Bに対応付けられている。具体的には、燃焼器グループ3Bの燃焼器3と対をなす燃料分配流路13と接続されている。
制御部19は、全負荷運転及び低負荷運転の移行時、並びに、起動運転時において、第一流量調整弁16と第一遮断弁17Aとを開閉制御する。
続いて、上述したガスタービン1及び燃料供給系10の作用について説明する。
まず通常時(電力需要が大きい場合)においてはガスタービン1を全負荷運転させる。
全負荷運転を行う場合には、制御部19が燃料供給系10の第一遮断弁17Aを開にしてマニホールド12をC字状に連通させる。この状態において、第一流量調整弁16を開とすると、外部から燃料導入流路11に燃料が圧送され、この燃料導入流路11からマニホールド12に燃料が流入する。そうすると、各燃料分配流路13から各燃焼器3に全負荷運転に対応した量の燃料が供給される。
各燃焼器3は、燃料供給系10から供給された燃料と圧縮機2から供給された圧縮空気とを混合し、安定した燃焼システムで燃焼ガスを生成する。生成された燃焼ガスのエネルギは、タービン4においてロータ1aの回転エネルギに変換され、電力需要に応じた要求出力を満足させる。このようにしてガスタービン1の全負荷運転が行われる。
一方、電力需要が小さい場合においては、ガスタービン1を低負荷運転させる。
低負荷運転を行う場合においては、制御部19が燃料供給系10の第一遮断弁17Aを閉にして、マニホールド12を上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとに分割し、下流燃料供給室12Bへの燃料の供給を遮断する。すなわち、上流燃料供給室12Aに接続された燃焼器3(燃焼器グループ3A)への燃料の供給を継続すると共に、下流燃料供給室12Bに接続された燃焼器3(燃焼器グループ3B)への燃料の供給を停止する。
また、制御部19は、上流燃料供給室12Aに接続された燃焼器3への燃料供給量が、全負荷運転の場合の燃料供給量と同等となるように、第一流量調整弁16の開度を制御する。
このようにすることで、燃料の供給が停止された燃焼器グループ3Bの燃焼器3においては、燃焼ガスが生成されなくなる。一方、燃料の供給を継続した燃焼器グループ3Aの燃焼器3においては、全負荷運転と同様に安定した燃焼システムで燃焼ガスが生成されてCO及びNOの発生量が僅かなものとなる。この際、燃焼器3全体としては、低負荷運転に対応した量の燃焼ガスが生成される。
すなわち、低負荷運転において、不安定な燃焼システムとなる燃焼器3がなく、安定した燃焼システムの燃焼器3によって燃焼ガスが生成されるために、CO及びNOの発生量が僅かなものとなる。
図4(a)〜(c)は、燃料供給系10の制御シーケンスを図示したものである。
ガスタービン1の起動時においては、制御部19は、図4(b)に示すように、第一遮断弁17Aを閉とした状態で、図4(c)に示すように、第一流量調整弁16の開度を一定の割合で増加させる。そうすると、第一流量調整弁16の開度に比例して上流燃料供給室12Aへの燃料流入量が一定の割合で増加していき、図4(a)に示すように、燃焼器グループ3Aの燃焼器3への燃料供給量が増加していく。
燃焼器グループ3Aの燃焼器3への燃料供給量が、予め定められた規定値に到達すると、制御部19は、図4(b)に示すように、第一遮断弁17Aを開状態にすると共に、図4(c)に示すように、第一流量調整弁16の開度の増加率を高める。そうすると、図4(a)に示すように、燃焼器グループ3Aに供給される燃料の増加率が低下する一方、上流燃料供給室12Aから下流燃料供給室12Bに燃料が流入して燃焼器グループ3Bの燃焼器3への燃料供給量が増加していく。
その後、図4(c)に示すように、第一流量調整弁16の開度を、増加率を低下させつつ増加させていく。そうすると、図4(a)に示すように、燃焼器グループ3Aの燃焼器3への燃料供給量が緩やかな曲線を描くように増加していくと共に、燃焼器グループ3Bの燃焼器3への燃料供給量が相対的に急な曲線となるように増加して、燃焼器グループ3A及び燃焼器グループ3Bの燃料供給量の差分が小さくなっていく。
そして、焼器グループ3A及び燃焼器グループ3Bの燃料供給量が同一になった後に、第一流量調整弁16の開度を一定にすることで燃料供給量を一定にし、全負荷運転に移行する。
以上説明したように、ガスタービン1及び燃料供給系10によれば、燃焼器グループ3A,3Bに対して、燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段15を備えるので、各燃焼器3に燃料供給系統(ノズル)を増設する必要がない。
すなわち、第一遮断弁17Aを備えるので、マニホールド12をC字状に連通させた場合に、全ての燃焼器3に燃料を供給して全負荷運転の定められた燃料供給量にする一方、第一遮断弁17Aによりマニホールド12を上流燃料供給室12A,12Bに分割した場合に、各燃料供給室(12A,12B)に対する燃料供給量を調整することで各燃焼器グループ(3A,3B)に対する燃料供給量を調整することができる。
そして、燃焼器グループ3Aに対する燃料供給量を、全負荷運転の燃料供給量と同等に維持する一方、燃焼器グループ3Bに対する燃料供給量を遮断することで、複数の燃焼器3全体として低負荷運転に対応した燃焼ガスを発生させることができる。これにより、全負荷運転を基準に燃焼器3を設計したとしても、低負荷運転において、燃焼システムが不安定となる燃焼器3を生じさせず、燃焼システムが安定した燃焼器3で低負荷運転に対応した燃焼ガスを発生させることができるので、CO及びNOの発生を抑止することができる。
このように、マニホールドや流量調整弁を増やす必要がなくなるために、燃焼器3の装置構成を簡素にすることができる。
さらに、既存のガスタービンの燃料供給系を燃料供給系10に変更するだけで、低負荷運転とCO及びNOの発生抑止とを両立することができる。
また、第一遮断弁17Aを備えるので、上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとの区画及び開放を容易にすることができると共に、他の弁装置に比べて簡素な構成かつ低コストにすることができる。
また、マニホールド12が閉止フランジ12aを備えるので、上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとの一部が閉止フランジ12aで区画される。これにより、簡素な構成で上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとを構成することができる。
また、燃料導入流路11が上流燃料供給室12Aに接続されるように設けられると共に第一流量調整弁16を備えるので、マニホールド12への燃料流入量を厳密に制御することが可能となる。これにより、燃焼器グループ3A,3Bへの燃料供給量を正確に制御することが可能となる。
また、燃料導入流路11を一つのみ設けることで、装置構成を簡素にすることが可能となる。
なお、第一流量調整弁16によってマニホールド12への燃料流入量を変更したり、上流燃料供給室12Aに接続する燃焼器3を増減させたりすることで(燃焼器グループのグループ分けを変更することで)、上述した低負荷運転と異なる負荷に応じた低負荷運転をすることが可能である。
(第二実施形態)
図5は、本発明の第二実施形態に係る燃料供給系20の概略構成図である。
なお、図5において、図1から図4と同様の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、燃料供給系20は、燃料供給調整手段25を備えている。
この燃料供給調整手段25は、第一流量調整弁16と、第一遮断弁17Aと、制御部19と、バイパス流路21とを備えている。
バイパス流路21は、マニホールド12のうち第一遮断弁17Aの上流と下流とを接続しており、上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとを連通可能に構成されている。このバイパス流路21は、第一遮断弁17Aに比べて流路断面が小さくなったオリフィス23と、燃料の流通を遮断可能な第二遮断弁22とを備えている。
オリフィス23は、バイパス流路21のうち第二遮断弁22よりも下流燃料供給室12B側に配設されている。
第二遮断弁22は、第一遮断弁17Aと同様のものであり、燃料の流通を遮断可能に構成されている。この第二遮断弁22は、制御部19によって開閉制御されるようになっている。
続いて、燃料供給系20の作用について図6を用いて説明する。
図6(a)〜(c)は、燃料供給系20の制御シーケンスを図示したものである。
ガスタービン1の起動時においては、制御部19は、図6(b)に示すように、第一遮断弁17A及び第二遮断弁22を閉とした状態で、図6(c)に示すように、第一流量調整弁16の開度を一定の割合で増加させる。そうすると、第一流量調整弁16の開度に比例して上流燃料供給室12Aへの燃料流入量が一定の割合で増加していき、図6(a)に示すように、燃焼器グループ3Aの燃焼器3への燃料供給量が増加していく。
燃焼器グループ3Aの燃焼器3への燃料供給量が、予め定められた規定値に到達すると、制御部19は、図6(b)に示すように、第二遮断弁22を開状態にすると共に、図6(d)に示すように、第一流量調整弁16の開度の増加率を高める。
そうすると、図6(a)に示すように、上流燃料供給室12Aから下流燃料供給室12Bにバイパス流路21を介して燃料が流入する。この際、バイパス流路21にはオリフィス23が配設されているために、第一遮断弁17Aを開状態とするよりも緩やかに下流燃料供給室12Bに燃料が流入することとなり、燃焼器グループ3Bの燃焼器3に燃料が緩やかに供給される(図4(a),図6(a)参照)。
次いで、図6(b)に示すように、制御部19が第二遮断弁22を閉状態にすると共に、図6(c)に示すように、第一遮断弁17Aを開状態にする。
そして、図6(d)に示すように、第一流量調整弁16の開度を、増加率を低下させつつ増加させていく。そうすると、図6(a)に示すように、燃焼器グループ3Aの燃焼器3への燃料供給量が緩やかな曲線を描くように増加していくと共に、燃焼器グループ3Bの燃焼器3への燃料供給量が相対的に急な曲線となるように増加して、燃焼器グループ3A及び燃焼器グループ3Bの燃料供給量の差分が小さくなっていく。
そして、焼器グループ3A及び燃焼器グループ3Bの燃料供給量が同一になった後に、第一流量調整弁16の開度を一定にすることで燃料供給量を一定にし、全負荷運転に移行する。
以上説明したように、燃料供給系20によれば、オリフィス23と第二遮断弁22とを有するバイパス流路21を備えるので、第一遮断弁17Aを閉状態、第二遮断弁22を開状態にすると、第一遮断弁17Aのみを開状態にした場合に比べて、上流燃料供給室12Aから下流燃料供給室12Bへの燃料流入量が小さくなる。これにより、第一遮断弁17Aを閉状態から開状態にする前にバイパス流路21を開状態とすることで、上流燃料供給室12Aから下流燃料供給室12Bへの燃料流通量を穏やかに増加させることができる。これにより、起動運転時に、下流燃料供給室12Bに対して燃料の供給を緩やかに開始することができ、下流燃料供給室12Bに接続された燃焼器3への燃料の流量を緩やかに増加させることができるので、燃焼器3の着火を安定して行うことができる。
(第三実施形態)
図7は、本発明の第三実施形態に係る燃料供給系30の概略構成図である。
なお、図7において、図1から図6と同様の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
図7に示すように、燃料供給系30は、燃料供給調整手段35を備えている。
この燃料供給調整手段35は、第一流量調整弁16と、第一遮断弁17A,17Bと、制御部19とを備えている。第一遮断弁17Bは、上述した第一実施形態及び第二実施形態の閉止フランジ12aの代わりに配設されたものであり、マニホールド12を構成する管部材の連結部のうちの一つに配設されている。すなわち、第一遮断弁17Aと第一遮断弁17Bとを開状態にすることで、マニホールド12が環状に連通すると共に、第一遮断弁17Aと第一遮断弁17Bとを閉状態にすることで、上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとが区画されるようになっている。
この構成によれば、第一遮断弁17Bを備えるので、上流燃料供給室12Aから下流燃料供給室12Bに流入する流量を大きくすることができ、低負荷運転から全負荷運転に速やかに移行させることができる。
(第四実施形態)
図8は、本発明の第四実施形態に係る燃料供給系40の概略構成図である。
なお、図8において、図1から図7と同様の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
図8に示すように、燃料供給系40は、上流で二つに分流した燃料導入流路41,42と、燃料供給調整手段45とを備えている。
これら燃料導入流路41,42は、一方の燃料導入流路41が上流燃料供給室12Aに接続され、他方の燃料導入流路42が下流燃料供給室12Bに接続されている。
この燃料供給調整手段45は、第二流量調整弁46,47と、第一遮断弁17A,17Bと、制御部19とを備えている。
第二流量調整弁46は、第一流量調整弁16と同様のものであり、燃料導入流路41に配設されて上流燃料供給室12Aへの燃料流入量を調整可能である。同様に、第二流量調整弁47は、燃料導入流路42に配設されて下流燃料供給室12Bへの燃料流入量を調整可能である。
この構成によれば、燃焼器グループ3Aへの燃料供給量と、燃焼器グループ3Bへの燃料供給量とをより厳密に制御することが可能である。これにより、マニホールド12を上流燃料供給室12Aと下流燃料供給室12Bとに分割した状態で、第二流量調整弁46,47の開度を調整することにより、例えば、燃料供給系40に導入される燃料のうち、70%を燃焼器グループ3Aに供給すると共に、30%を燃焼器グループ3Bに供給することが可能である。これにより、ガスタービン1の様々な要求出力に対応することが可能となる。
(第五実施形態)
図9は、本発明の第五実施形態に係る燃料供給系50の概略構成図である。なお、図9において、図1から図8と同様の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に示すように、燃料供給系50は、燃料供給調整手段55を備えている。
この燃料供給調整手段55は、第一流量調整弁16と、四つの第一遮断弁17C〜17Fと、制御部19とを備えている。
四つの第一遮断弁17C〜17Fは、環状に連結された管部材からなるマニホールド12において、周方向に等間隔に配設されている。すなわち、これら第一遮断弁17C〜17Fを開状態とすることで、マニホールド12が環状に連通すると共に、閉状態とすることでマニホールド12を四つの燃料供給室12C〜12Fに分割することが可能となっている。
四つの燃料供給室12C〜12Fは、八つの燃焼器3を二つずつにグループ分けしてなる四つの燃焼器グループ3C〜3Fに対応付けられている。これら燃焼器グループ3C〜3Fは、周方向に相互に隣接する二つの燃焼器3で構成されている。
この燃料供給系50によれば、燃料を供給する燃焼器3をより詳細に制御することができる。これにより、ガスタービン1の様々な要求出力に対応することが可能となる。なお、四つの第一遮断弁17C〜17Fは、一律に開閉制御を行う必要はなく、例えば、第一遮断弁17C,17Eを閉状態、第一遮断弁17D,17Fを開状態とすることで、上述した第一実施形態〜第四実施形態と同様に、燃料供給室12C,12F(上流燃料供給室12A)に燃料を供給することができると共に、燃料供給室12D,12E(下流燃料供給室12B)への燃料の供給を停止することが可能である。
(第六実施形態)
図10は、本発明の第六実施形態に係る燃料供給系60の概略構成図である。なお、図10において、図1から図9と同様の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
図10に示すように、燃料供給系60は、四つの燃料導入流路41,42,61,62を備えると共に、燃料供給調整手段65を備えている。
四つの燃料導入流路41,42,61,62は、マニホールド12を燃料供給室12C〜12Fに分割した場合に、これら燃料供給室12C〜12Fに対となって連通するように、マニホールド12に接続されている。
燃料供給調整手段65は、四つの第一遮断弁17C〜17Fと、制御部19と、四つの第二流量調整弁46,47,66,67を備えている。
四つの第二流量調整弁46,47,66,67は、四つの燃料導入流路41,42,61,62にそれぞれ一つずつ配設されている。
この燃料供給系60によれば、燃焼器グループ3C〜3Fへの各燃料供給量をより厳密に制御することが可能である。これにより、例えば、マニホールド12を燃焼器グループ3C〜3Fに分割した状態で、第二流量調整弁46,47,66,67の開度を調整することにより、燃焼器グループ3C〜3Fへの燃料供給量を異ならせることが可能となる。これにより、ガスタービン1の様々な要求出力に対応することが可能となる。
(第七実施形態)
図11は、本発明の第七実施形態に係る燃料供給系70の概略構成図である。なお、図11において、図1から図10と同様の構成要素については同一の符号を付し、説明を省略する。
図11に示すように、燃料供給系70は、燃料導入流路11と、環状に連通したマニホールド72と、八つの燃料分配流路13と、燃料供給調整手段75とを備えている。
燃料供給調整手段75は、各燃料分配流路13に配設された八つの第三流量調整弁(分配弁)73と、八つの第三流量調整弁73を開閉制御する制御部(不図示)とを備えている。
すなわち、本実施形態においては、燃焼器3の一つ一つが燃焼器グループとしてグループ分けされており、これら各燃焼器3への燃料供給量が八つの第三流量調整弁73で調整されるようになっている。
この燃料供給系70によれば、各燃焼器3への燃料の供給量を個別的に厳密に制御することが可能である。
なお、上述した実施の形態において示した動作手順、あるいは各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施の形態では、燃料導入流路11に燃料調整弁(16,46,47,66,67)を設ける構成としたが、遮断弁を設ける構成としてもよい。このようにすることで、低コストにすることができる。例えば、第四実施形態を例に説明すると、図12に示すように、第二流量調整弁47に変えて遮断弁(第三遮断弁)48を設ける構成にしてもよい。
また、上述した各実施形態においては、燃料導入流路やマニホールド、燃料分配流路を管部材で構成したが、例えば、中実部材を穿孔して流路を構成したり、ブロック状の部材を組み合わせてブロック状の部材間に流路を構成したりしてもよい。
1…ガスタービン
2…圧縮機
3…燃焼器
3A〜3F…燃焼器グループ
4…タービン
10,20,30,40,50,60,70…燃料供給系
11,41,42,61,62…燃料導入流路
12,72…マニホールド
12A…上流燃料供給室(燃料供給室)
12B…下流燃料供給室(燃料供給室)
12C〜12F…燃料供給室
12a…閉止フランジ(端壁)
13…燃料分配流路
15,25,35,45,55,65,75…燃料供給調整手段
16…第一流量調整弁
17A〜17F…第一遮断弁
21…バイパス流路
22…第二遮断弁
23…オリフィス
46,47,66,67…第二流量調整弁
48…遮断弁(第三遮断弁)
73…第三流量調整弁(分配弁)

Claims (9)

  1. 圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、
    前記燃料供給系は、
    外部から燃料が導入される燃料導入流路と、
    前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、
    前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、
    前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、
    前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、
    前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、
    前記マニホールドは、延在方向の両端部をそれぞれ区画する端壁を備えることを特徴とするガスタービン。
  2. 圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、
    前記燃料供給系は、
    外部から燃料が導入される燃料導入流路と、
    前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、
    前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、
    前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、
    前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、
    前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、
    前記燃料供給調整手段は、前記互いに隣接する二つの前記燃料供給室を連通可能なバイパス流路を備え、
    前記バイパス流路は、前記第一遮断弁に比べて流路断面が小さくなったオリフィスと、前記燃料の流通を遮断可能な第二遮断弁とを有することを特徴とするガスタービン。
  3. 圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、
    前記燃料供給系は、
    外部から燃料が導入される燃料導入流路と、
    前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、
    前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、
    前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、
    前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、
    前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、
    前記燃料導入流路は、前記複数の燃料供給室のうち一つに接続されるように設けられ、
    前記燃料供給調整手段は、前記燃料導入流路に設けられ、前記燃料の流量を調整可能な第一流量調整弁を備えることを特徴とするガスタービン。
  4. 圧縮機と複数の燃焼器とタービンとを備え、前記複数の燃焼器に燃料を供給可能な燃料供給系を有するガスタービンであって、
    前記燃料供給系は、
    外部から燃料が導入される燃料導入流路と、
    前記燃料導入流路と接続されたマニホールドと、
    前記複数の燃焼器と対をなすように複数設けられ、対をなす前記燃焼器を前記マニホールドに接続する燃料分配流路と、
    前記複数の燃焼器をグループ分けしてなる複数の燃焼器グループに対して、前記燃料の供給量を調整する燃料供給調整手段とを備え、
    前記燃料供給調整手段は、前記マニホールドに設けられると共に前記燃料の流通を遮断可能な第一遮断弁を少なくとも一つ備え、前記マニホールドを複数の燃料供給室に分割可能であり、
    前記複数の燃料供給室は、前記複数の燃焼器グループに対応付けられて、それぞれ前記対応付けられた燃焼器グループの燃焼器に接続され、
    前記燃料導入流路は、互いに異なる前記燃料供給室に接続されるように複数設けられ、
    前記燃料供給調整手段は、前記複数の燃料導入流路にそれぞれ設けられ、前記燃料の供給量を調整可能な導入弁を備えることを特徴とするガスタービン。
  5. 前記燃料供給調整手段は、前記互いに隣接する二つの前記燃料供給室を連通可能なバイパス流路を備え、
    前記バイパス流路は、前記第一遮断弁に比べて流路断面が小さくなったオリフィスと、前記燃料の流通を遮断可能な第二遮断弁とを有することを特徴とする請求項1に記載のガスタービン。
  6. 前記燃料導入流路は、前記複数の燃料供給室のうち一つに接続されるように設けられ、
    前記燃料供給調整手段は、前記燃料導入流路に設けられ、前記燃料の流量を調整可能な第一流量調整弁を備えることを特徴とする請求項1、2、5のうちいずれか一項に記載のガスタービン。
  7. 前記燃料導入流路は、互いに異なる前記燃料供給室に接続されるように複数設けられ、
    前記燃料供給調整手段は、前記複数の燃料導入流路にそれぞれ設けられ、前記燃料の供給量を調整可能な導入弁を備えることを特徴とする請求項1、2、5のうちいずれか一項にガスタービン。
  8. 前記導入弁は、少なくとも一つが前記燃料の流量を調整可能な第二流量調整弁であることを特徴とする請求項4又は7に記載のガスタービン。
  9. 前記導入弁は、少なくとも一つが前記燃料の流通を遮断可能な第三遮断弁であることを特徴とする請求項4、7、8のうちいずれか一項に記載のガスタービン。
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