JP5534825B2 - 映像処理装置及び色温度補正方法 - Google Patents

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Description

本発明は、映像の色温度を補正する機能を備えた映像処理装置とその色温度補正方法に関するものである。
明環境下での映像の見え方は周囲光に影響される。例えば、白熱電球のように色温度が低い光源下では黄色味のある白が自然であり、昼光色蛍光灯のように色温度が高い光源下では青味のある白が自然な白であると認識される。この現象は目の色順応と呼ばれ、明環境において物体からの反射光を人が観察した場合、光の色温度が変化しても物体色の見え方の変化が少なくなるように反応する。
これに対し、通常、表示装置の白色色度は周辺光によらず固定されている。色温度の低い光源下で自然な白に見えるように色温度を低く設定すると、視聴者には高色温度の光源下では黄色味が強く感じられ、不自然な映像となってしまう。そこで、周囲光の色温度(以下、環境色温度という)に応じて映像の色温度(以下、映像色温度という)を適応的に変化させる技術が提案されている。特許文献1では検出した環境色温度に応じて、テレビジョン受像機の白色を制御することで、環境色温度の変化に対して映像色温度を自動で調整できる。つまりホワイトバランス制御回路にて周囲光を検出して色温度を取得し、周囲光に応じて映像のR(赤)及びB(青)の各色信号のゲインを調整することで、環境色温度に応じた映像色温度の制御が可能となる。
ところで、明環境での映像視聴時には周囲光の白と映像の白という、2つの白が存在するが、人の眼は視野内にある各々の白の光量に応じて、どちらの白により強く色順応するかが決まる。これは部分順応または不完全順応と呼ばれ、どちらかの白に対して完全に色順応している状態ではなく、両者の中間で色順応している状態である。すなわち、周囲光の明るさ(照度)が高い場合には環境色温度の変化が目の色順応に与える影響は大きくなり、照度が低い場合は環境色温度が変化しても色順応にはあまり影響しない。また照度が同じであっても、映像が明るい場合には周辺光の影響は相対的に小さくなり、映像が暗い場合には周辺光の影響が相対的に大きくなる。特許文献1に記載の技術では、環境色温度に応じて映像色温度を制御できるが、照度や映像の明るさを考慮していないため、部分順応に対する補正を行うことができなかった。
このような課題に対し、特許文献2に記載の撮像装置では、撮像手段で得た映像の色信号に係るゲイン調整によってホワイトバランスを調整する際、ゲイン調整を行うための制御電圧の制限範囲を照度に応じて変化させる。
また、映像色温度は環境色温度よりも数千K(ケルビン)高い色温度が好まれるが、白色の好ましさは照度や映像の明るさによっても変化する。したがって、映像色温度を環境色温度に応じて設定する場合、照度と映像の明るさに応じた制御が必要となる。
特許文献3には、照度の検出結果に応じて映像の原色信号のゲインとカットオフを調整することで、使用環境に応じたホワイトバランスを得ることができるホワイトバランス制御装置が開示されている。また特許文献4には、映像の明るさに応じて映像色温度を制御する技術を用いたプロジェクタが開示されている。映像色温度は、プロジェクタの光源の色温度と環境色温度を内分して求められ、その内分点は映像の明るさによって決定される。
特開平05−083731号公報 特開昭63−283293号公報 特開平04−243392号公報 特開2007−159071号公報
しかしながら、上述した従来技術には次のような課題があった。
特許文献2では、照度に応じて映像色温度制御の可変範囲を制御できるが、映像の明るさによる周囲光の影響の変化を考慮していない。特許文献3では、照度に応じて映像色温度を変化させ、また特許文献4では、映像の明るさに応じて、映像色温度を、環境と光源の各色温度の内分点に設定することができるが、照度と映像の明るさの関係について考慮されていない。
すなわち、従来技術では照度や映像の明るさに対して個別に色温度を調整可能であるが、照度と映像の明るさの関係性に対する制御を行えなかった。
そこで本発明は、照度と映像の明るさの関係に応じて、映像色温度及びその調整範囲を制御することで、部分順応に対応した適切な色温度制御を行うことを目的とする。
上記課題を解決するために本発明に係る装置は、映像の色温度を補正する機能を有する映像処理装置であって、外光を検出する外光検出手段と、前記外光検出手段の検出結果から、外光に係る照度と、外光に係る環境色温度とを取得する取得手段と、前記映像の明るさ情報を検出する映像明るさ検出手段と、前記環境色温度に応じて前記映像の色温度を補正する際、前記照度及び前記映像の明るさ情報に基づいて、前記映像の色温度を修正する制御手段を備え、前記照度が高いほど、前記環境色温度に応じた前記映像の色温度の可変範囲を広くすることを特徴とする。
本発明によれば、照度と映像の明るさの関係に応じて、映像色温度及びその調整範囲を制御することで、部分順応に対応した色温度制御を実現できる。
図2乃至9と併せて本発明の第1実施形態を説明するために処理例を示すフローチャートである。 装置の構成例を示すブロック図である。 補正係数算出部7の出力例を説明するためのグラフである。 映像色温度補正部8の構成例を示すブロック図である。 修正情報算出部5の構成例を示すブロック図である。 照度と映像色温度可変範囲の関係を(A)に例示し、照度に対する映像の明るさ情報の相対値と映像色温度可変範囲の関係を(B)に例示したグラフである。 照度と基準映像色温度の関係を(A)に例示し、映像の明るさと明るさ補正係数の関係を(B)に例示したグラフである。 映像色温度算出部6の構成例を示すブロック図である。 環境色温度に応じた映像色温度の変化を例示したグラフである。 本発明の第2実施形態に係る装置の構成例を示すブロック図である。 図12と併せて本発明の第3実施形態を説明するために、修正情報算出部5の構成例を示すブロック図である。 映像色温度算出部6の構成例を示すブロック図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態における動作を例示したフローチャートであり、図2は映像の色温度補正機能を有する映像処理装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態にて映像信号はR(赤)、G(緑)、B(青)の三原色信号として装置に入力される。図2に示す各部の説明に先立ち、図1に従って処理の流れを説明する。
まずS1にて周囲光の検出が行われ、その検出結果に基づいてS2では周囲光の照度Eが算出される。次にS3にて映像の明るさが検出され、検出した明るさを示す情報Lの取得処理が行われる。そしてS4に進み、照度Eと映像の明るさ情報Lに応じて、基準となる映像色温度(以下、基準映像色温度といい、Tcenterと記す)が算出され、S5にて映像色温度の可変範囲(Trangeと記す)が算出される。
次に前記S1の周囲光の検出結果に基づいて環境色温度(Tenvと記す)が算出され(S6)、次ステップで基準環境色温度(Tbaseと記す)が設定される(S7)。ここで、基準環境色温度は、映像の視聴に際して標準的な視環境として予め定義しておく色温度である。標準的な視環境は、視聴映像の種類(映画など)や、映像の視聴場所(屋外や屋内など)に対して定義される。例えば、視聴者がリビングルームで通常のテレビ映像を見る場合には蛍光灯を想定してTbase値が5000Kに設定される。また映画視聴の場合、白熱灯を想定してTbase値が2800Kに設定される。
本実施形態では、設定された基準環境色温度よりも周囲光の環境色温度が高い場合(Tenv>Tbase)、映像色温度を基準映像色温度よりも高く調整するように制御動作が行われる。また基準環境色温度よりも周囲光の環境色温度が低い場合(Tenv<Tbase)には、映像色温度を基準映像色温度よりも低く調整するように制御動作が行われる。
S8にて環境色温度と基準環境色温度との差分値(Denvと記す。Denv=Tenv−Tbase)が算出される。求めた差分値Denvと、前記S5で求めた映像色温度の可変範囲Trangeに基づき、基準映像色温度に対する実際の映像色温度の差分値(以下、映像色温度差分値と呼び、Dimgと記す)が算出される(S9)。次に、S4で求めた基準映像色温度Tcenterと映像色温度差分値Dimgを加算することにより、実際に出力する映像の映像色温度(Timgと記す)が算出される(S10)。求めた映像色温度Timgに応じて映像信号に係るR、G、Bの三原色信号に対する補正係数(本例ではゲイン係数)が算出され(S11)、入力映像信号に係る各原色信号に対して補正係数を掛けて出力する処理が行われる(S12)。なお上述した処理のうち、S4、S5、及びS8乃至11での算出処理の具体例については、以下に順を追って詳細に説明する。
図2は、第1実施形態に係る映像処理装置の要部の構成例を示すブロック図である。周囲光を検出する外光検出部1は、R、G、Bの三原色光に対してそれぞれ最大の感度を持つ3種類の受光素子を有し、周囲光を検出する(図1のS1参照)。外光検出部1により検出される周囲光は3種類の受光素子の出力信号に変換され、照度算出部2及び環境色温度算出部3に出力される。この出力を受けて照度算出部2は照度Eを算出し(S2参照)、環境色温度算出部3は環境色温度Tenvを算出する(S6参照)。
映像明るさ検出部4は、映像の平均輝度レベル(APL)を予め決められた期間に亘って平均し、算出した平均値を映像の明るさ情報Lとして修正情報算出部5に出力する(S3参照)。APLを所定時間に亘って平均することにより、映像の明るさが一時的に変動しても映像の明るさ情報Lの変動幅を小さく抑えることができる。
算出部5乃至7は、照度と映像の明るさに応じて、映像の色温度及びその可変範囲を制御する。修正情報算出部5は、照度E及び映像の明るさ情報Lに応じて、映像色温度を補正するための修正情報を算出する。つまり、ここでTcenterとTrangeが算出され(S4、S5参照)、映像色温度算出部6は、環境色温度Tenvと前記修正情報に応じて映像色温度Timgを算出して補正係数算出部7に出力する(S7乃至10参照)。修正情報算出部5及び映像色温度算出部6の動作に関しては後述する。
補正係数算出部7は、入力された映像色温度に対応したR、G、Bの各ゲイン係数を算出する(S11参照)。図3は映像色温度とR、G、Bの各ゲインとの関係を例示した図であり、横軸に映像色温度をとり、縦軸にゲイン値をとって色成分ごとのグラフを示す。図中の実線301で示すグラフはRゲインを表し、破線302で示すグラフはGゲインを表し、点線303で示すグラフはBゲインを表す。R、G、Bの各ゲインは、式1乃至3のように映像色温度Timgの関数で求められる。
Figure 0005534825
ここで、Rgain、Ggain、Bgainは、それぞれRゲイン、Gゲイン、Bゲインを表し、f()、g()、h()はそれぞれ映像色温度Timgの関数を表す。
このようにして求めたR、G、Bの各ゲイン係数は映像色温度補正部8へ出力される。図4は映像色温度補正部8の構成例を示し、各色信号に対応する乗算器81乃至83を有する。乗算器はR、G、Bの各色信号に対し、補正係数算出部7からのRゲイン係数、Gゲイン係数、Bゲイン係数をそれぞれ乗算することで、映像の色温度を補正する(S12参照)。表示装置9は、映像色温度補正部8から出力された色温度補正後の映像信号に従って映像を表示する。
次に、図5のブロック図を用いて、修正情報算出部5の構成及び動作について説明する。修正情報算出部5は、映像色温度可変範囲算出部(Trange算出部)51と基準映像色温度算出部(Tcenter算出部)52を有し、照度算出部2からの照度Eの情報及び映像明るさ検出部4からの映像の明るさ情報Lが各部に入力される。
Trange算出部51は、照度E及び映像の明るさ情報Lに応じて、式4のように映像色温度の可変範囲Trangeを求める(図1のS5参照)。
Figure 0005534825
ここで、u()は照度E及び映像の明るさ情報Lの関数を表す。図6(A)は照度Eと可変範囲Trangeとの関係を例示し、グラフ線601で示すように照度Eが所定値(閾値Esh参照)を超えて高くなるほどTrangeは大きくなる。そして本例では照度Eが所定値以下の場合、Trangeがゼロとなるように規定している。また図6(B)は照度Eに対する映像の明るさ情報Lの相対値とTrangeとの関係を例示する。グラフ線602で示すように映像の明るさ情報Lが照度Eに対し相対的に大きくなるとTrangeが小さくなるように規定されている。図6に示す各特性について乗算した結果が上式4の関数u()に相当する。
このように照度Eが高い場合には、映像色温度の調整幅を大きくすることで周囲光に合わせた補正が可能となる。また、映像の明るさが周囲光と比較して明るい場合には、映像色温度へより強く色順応するため、周囲光の影響を受け難いという視覚特性に対応した補正を行える。さらに、照度が閾値Esh以下になった場合にはTrangeをゼロにすることで、低照度時において外光検出部1のノイズによる映像への影響を抑えることができる。
Tcenter算出部52は、照度E及び映像の明るさ情報Lに応じて、式5のように基準映像色温度Tcenterを求める(図1のS4参照)。
Figure 0005534825
ここで、v()は照度E及び映像の明るさ情報Lの関数を表す。図7(A)は照度EとTcenterとの関係を例示し、本例ではグラフ線701で示すように、照度Eの増加につれてTcenter値が大きくなり、照度Eに対するTcenter値の変化率は照度Eの増加とともに次第に小さくなる。図7(B)は映像の明るさ情報Lと明るさ補正係数との関係を例示する。グラフ線702で示すように、映像の明るさ情報Lの値が大きくなると明るさ補正係数値が大きくなる特性例を示す。図7(A)に示す特性に対し、明るさ補正係数を加味して乗算を行ったものが上式5の関数v()に相当する。
このように本実施形態では高照度時だけでなく、低照度時でも映像の色温度を好ましい値に制御することができる。さらには、映像が明るい場合、映像の色温度(周囲光よりも色温度が高い)へより強く色順応するという視覚得性に対応した補正を行うことができる。
次に図8を用いて、映像色温度算出部6の構成及び動作について説明する。映像色温度算出部6は、Tbase設定部61、第1の差分算出部としてのDenv算出部62、第2の差分算出部としてのDimg算出部63、加算部64を有する。
Tbase設定部61は、映像の視聴に際して標準的な視環境として基準環境色温度を設定してDenv算出部62に出力する(図1のS7参照)。標準的な視環境として、例えば視聴者がリビングルームで通常のテレビ映像を見る場合、光源に蛍光灯を想定してTbase値が5000Kに設定され、また映画を視聴する場合には光源に白熱灯を想定してTbase値が2800Kに設定される。
Denv算出部62は、設定されたTbase値と、環境色温度算出部3で求めたTenv値に基づき、式6のように両者の差分(環境色温度差分値Denv)を計算する(S8参照)。
Figure 0005534825
求めたDenv値と、Trange算出部51が算出したTrange値はDimg算出部63に入力される。ここでDimg算出部63は、式7に示すように、環境色温度差分値に変換係数kを掛けた値に対して、映像色温度可変範囲Trangeの値を乗算して映像色温度差分値Dimgを求める(S9参照)。
Figure 0005534825
そして加算部64は、式8のように映像色温度差分値Dimgと、Tcenter算出部52で求めた基準映像色温度Tcenterを加算し、映像色温度Timgとして出力する(S10参照)。
Figure 0005534825
こうして求めた映像色温度Timgに基づき、前述したように、式1乃至式3に従ってR、G、Bの各ゲイン係数が算出され、映像のR、G、B信号に対してゲイン係数を掛けることで映像色温度の補正が行われる。
図9は本実施形態における環境色温度Tenvと映像色温度Timgとの関係を例示する。本例にて映像の明るさ情報Lの値は0から100までの範囲を取り得るものとする。また、点線の縦ライン405は基準環境色温度Tbaseを示しており、本例では5000Kである。実線で示すグラフ線401は、照度値が300lx(ルクス)であって、映像の明るさ情報Lの値が50の場合に、映像色温度Timgの取り得る値を表している。縦ライン405と、Timgを表すグラフ線401との交点におけるTimg値が基準映像色温度Tcenterの値を表し、この条件では7000Kとなる。
映像の明るさ情報Lの値が50のままで照度値が1000lxになった場合、映像色温度が取り得る値は実線で示すグラフ線402のように変化し、Tenvに対するTimgの変化率はグラフ線401に比して大きくなる。基準映像色温度は高くなり(Tcenter=10000K)、映像色温度の可変範囲はやや大きくなって、映像色温度Timgの取り得る値の範囲が広くなる。また照度値が300lxのままで映像の明るさ情報Lの値が100になった場合、映像色温度が取り得る値は実線で示すグラフ線403のように変化し、Tenvに対するTimgの変化率はグラフ線401に比して小さくなる。この場合、基準映像色温度はやや高くなり(Tcenter=8000K)、映像の明るさが照度に対して大きくなるため、Trange値が小さくなり、映像色温度の取り得る値の範囲が狭くなる。照度が0lxの場合、映像色温度の取り得る値は実線で示すグラフ線404のようになり、環境色温度や映像の明るさの如何にかかわらず、映像色温度Timgは一定値(6000K)となる。
以上のように本実施形態では、周囲光の照度及び映像の明るさに応じて基準映像色温度と映像色温度可変範囲を求めるとともに、求めた値を用いて環境色温度に応じた映像色温度補正を行う。これにより、映像色温度の補正処理において、照度と映像の明るさの関係に応じた適切な色温度制御が実現可能となる。
なお本実施形態では、外光検出部1が3種類の受光素子を有するものとしたが、照度及び環境色温度を検出可能な受光素子であれば如何なる手段でもよい。また外光検出部1の数は1つと限らない。例えば、周囲光を検出する受光部を2つ設け、一方の受光部の出力を用いて照度算出部2が照度Eを算出し、他方の受光部の出力を用いて環境色温度算出部3がTenvを算出する構成でもよい。
映像明るさ検出部4が検出する映像の明るさ情報Lとしては、映像内での白色領域の面積や、映像の明るさを補正するための補正信号、ユーザ操作による明るさの調整値が挙げられる。あるいは映像の輝度が予め決められた基準値以上である画素の数を示す情報などを映像明るさ検出部4が検出してもよい。映像の明るさに対応した任意の情報を利用できる。前記の例では補正係数算出部7にて映像色温度に応じた各色信号のゲイン係数を関数で求めたが、環境色温度ごとに各色信号のゲイン係数のデータを参照テーブルとしてメモリに記憶させておき、適宜にメモリから読み出してもよい。また、複数の映像色温度に対応する各ゲイン係数のデータを補正係数算出部7が複数保持し、複数のデータを使った補間処理によってゲイン係数を計算する方法を用いても構わない。
またDimg算出部63では、上式7のように環境色温度差分値に対して単純に係数を掛けた値から映像色温度差分値を求めているが、これに限らず、環境色温度差分値の符号や絶対値に応じて係数値を変更してもよい。また前記の説明では色温度Tを用いているが、逆数色温度(1/T)を用いて計算を行うこともできる。この他、各ゲイン係数や各種色温度とその差分値などを求める際に用いた前記の式は例示あって、前記以外の式を使用して計算してもよい。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態との相違点は、映像明るさ検出部4で検出する映像の明るさ情報として、ユーザ操作による映像の明るさ調整に応じた値を用いたことである。よって以下では、第1実施形態の場合と同様の部分については当該部分に付した符号と同じ符号を用いることで、それらの詳細な説明を省略する。
図10は第2実施形態に係る映像処理装置の構成例を示すブロック図であり、図2の構成に対して、明度補正部12、マトリクス変換部13、入力部14が追加されている。映像信号として明度信号(Y)と色差信号(UV)が明度補正部12に入力されて、明度が補正される。明度補正後の映像信号はマトリクス変換部13に送られて、RGB信号に変換された後、映像色温度補正部8に出力される。
入力部14は、ユーザ操作に応じて、入力映像の明度補正の度合いを指定するための操作入力手段であり、明度補正信号を明度補正部12に出力する。例えば図10に示すように、入力部14にて映像の明度補正度合いを指定するユーザインターフェイスが設けられ、ユーザ操作によってマーカ501を移動させることで、明るさ設定画面502においてユーザ入力値を変化させることができる。本例では、明暗設定を0から100までの範囲内で可変でき、例えばユーザ入力値が60に設定されている。このユーザ入力値をVinputと記すと、これは式9を用いて明度補正信号(Corrと記す)に変換された後、入力部14から明度補正部12に出力される。
Figure 0005534825
ここで上式中のmは変換用の係数である。明度補正部12は、明度補正信号Corrに従って入力映像の明度を補正する。
一方、入力部14は、ユーザ入力値Vinputを映像明るさ検出部4に出力し、映像明るさ検出部4はユーザ入力値に応じて映像の明るさ情報Lを出力する。映像の明るさ情報Lは、式10に示すように、ユーザ入力値Vinputに係数nを乗算して算出される。
Figure 0005534825
以上のように第2実施形態では、第1実施形態(映像のAPLを所定期間平均した値を用いる場合)に比べ、映像内容の影響を受け難い色温度補正が可能となる。
なお、式9や式10に限らず、他の関係式を用いた変換でもよいし、ユーザ入力値をそのまま明度補正信号Corr又は映像の明るさ情報Lとして採用してもよい。あるいは明度補正信号を映像の明るさ情報として用いるといった各種形態での実施が可能である。
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態を説明する。第1実施形態及び第2実施形態との相違点は、映像色温度の可変範囲や基準色温度を、計算式に代えてメモリに記憶済みの参照データに基づいて算出する構成にしたことである。つまり第3実施形態では、修正情報算出部5及び映像色温度算出部6がそれぞれ記憶部を備え、各記憶部は入力された値に応じて記憶済みのデータ値を出力する。なお前記実施形態との相違点を中心に説明する。
図11は修正情報算出部5の構成例を示し、図5の構成に対して修正情報記憶部53が追加されている。Trange算出部51は修正情報記憶部53が保持しているデータを参照し、入力された照度E及び映像の明るさ情報Lに対応するアドレスに記憶されているTrange値を示すデータを読み出して出力する。またTcenter算出部52は修正情報記憶部53が保持しているデータを参照し、入力された照度E及び映像の明るさ情報Lに対応するアドレスに記憶されているTcenter値を示すデータを読み出して出力する。
図12は、映像色温度算出部6の構成例を示し、図8の構成に対して色温度情報記憶部65が追加されている。Tbase設定部61は、現在の標準的な視環境に応じた基準環境色温度の値を示すデータを、色温度情報記憶部65から読み出してDenv算出部62に出力する。Denv算出部62は環境色温度差分値を算出して出力し、Dimg算出部63は映像色温度差分値を算出する。つまり色温度情報記憶部65から読み出されるデータは、入力された映像色温度可変範囲と環境色温度差分値に対応するアドレスに記憶されている映像色温度差分値を示す。該データは読み出し後、加算部64に出力され、映像色温度差分値と、Tcenter算出部52で求めた基準映像色温度との加算結果が映像色温度Timgとして出力される。
修正情報記憶部53及び色温度情報記憶部65に記憶されている値は、前記した式4、式5、式7で計算される値、あるいは別の計算式で求めた値でもよく、さらには実験などで得た値を使用することもできる。また各記憶部が入力値に対して離散的なアドレスを持つ形態でもよく、その場合には各記憶部に記憶されていない値を補間計算により求めることができる。本実施形態では修正情報算出部5及び映像色温度算出部6がいずれも記憶部を備えているが、どちらか一方のみが記憶部を備えた構成でもよい。また修正情報記憶部53及び色温度情報記憶部65を共通の記憶部として1つにまとめた構成でも構わない。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1 外光検出部
2 照度算出部
3 環境色温度算出部
4 映像明るさ検出部
5 修正情報算出部
6 映像色温度算出部
7 補正係数算出部
8 映像色温度補正部
12 明度補正部
14 入力部

Claims (14)

  1. 映像の色温度を補正する機能を有する映像処理装置であって、
    外光を検出する外光検出手段と、
    前記外光検出手段の検出結果から、外光に係る照度と、外光に係る環境色温度とを取得する取得手段と、
    前記映像の明るさ情報を検出する映像明るさ検出手段と、
    前記環境色温度に応じて前記映像の色温度を補正する際、前記照度及び前記映像の明るさ情報に基づいて、前記映像の色温度を修正する制御手段を備え
    前記照度が高いほど、前記環境色温度に応じた前記映像の色温度の可変範囲を広くすることを特徴とする映像処理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記照度及び前記明るさ情報に基づき、前記映像の色温度を修正するための修正情報として、前記映像の色温度の基準となる基準映像色温度及び前記映像の色温度の可変範囲を算出する修正情報算出手段と、
    前記環境色温度及び前記修正情報に基づいて前記映像の色温度を算出する映像色温度算出手段と、
    前記映像の色温度に応じた補正を行うための補正係数を算出する補正係数算出手段と、
    前記補正係数に従って前記映像の色温度を補正する映像色温度補正手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 前記修正情報算出手段は、前記照度及び前記明るさ情報に対応した前記修正情報を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする、請求項2に記載の映像処理装置。
  4. 前記修正情報算出手段は、
    前記照度及び前記映像の明るさ情報に基づいて前記可変範囲を算出する可変範囲算出手段と、
    前記照度及び前記映像の明るさ情報に基づいて前記基準映像色温度を算出する基準映像色温度算出手段を備えることを特徴とする、請求項2又は3に記載の映像処理装置。
  5. 前記可変範囲算出手段は、前記照度が高いほど前記可変範囲が大きくなるように予め定められた数式により前記可変範囲を算出し、前記照度に対して前記映像の明るさが明るいほど前記可変範囲が小さくなるように予め定められた数式により前記可変範囲を算出することを特徴とする、請求項4に記載の映像処理装置。
  6. 前記映像色温度算出手段は、
    基準環境色温度を設定する設定手段と、
    前記基準環境色温度と前記環境色温度との差分を算出する第1の差分算出手段と、
    前記第1の差分算出手段の出力及び前記可変範囲に基づいて、前記基準映像色温度に対する映像色温度の差分値を算出する第2の差分算出手段と、
    前記基準映像色温度と前記第2の差分算出手段の出力を加算する加算手段とを備えることを特徴とする、請求項2からのいずれか1項に記載の映像処理装置。
  7. 前記映像色温度算出手段は、前記第1の差分算出手段の出力及び前記可変範囲に応じた前記映像色温度の差分値を記憶する記憶手段を備えることを特徴とする、請求項に記載の映像処理装置。
  8. 前記映像の明るさ情報は、入力映像の平均輝度レベルを予め決められた期間に亘って平均した値を示す情報、及び前記映像の輝度が予め決められた基準値以上である画素の数を示す情報、及び前記映像内の白色領域の面積を示す情報のうち、少なくとも1つを含むことを特徴とする、請求項1からのいずれか1項に記載の映像処理装置。
  9. 入力映像の明度を補正する明度補正手段をさらに備え、前記映像の明るさ情報として明度補正信号を用いたことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の映像処理装置。
  10. ユーザ操作に従って前記明度補正信号を前記明度補正手段に出力する操作入力手段をさらに備え、前記映像の明るさ情報として前記操作入力手段による入力値を用いたことを特徴とする請求項に記載の映像処理装置。
  11. 映像の色温度を補正する機能を有する映像処理装置で実行される色温度補正方法であって、
    外光を検出する外光検出工程と、
    前記外光検出工程での検出結果から、外光に係る照度と、外光に係る環境色温度とを取得する取得工程と、
    前記映像の明るさ情報を検出する映像明るさ検出工程と、
    前記環境色温度に応じて前記映像の色温度を補正する際、前記照度及び前記映像の明るさ情報に基づいて、前記映像の色温度を修正する制御工程を備え
    前記照度が高いほど、前記環境色温度に応じた前記映像の色温度の可変範囲を広くすることを特徴とする色温度補正方法。
  12. 映像の色温度を補正する機能を有する映像処理装置であって、
    外光を検出する外光検出手段と、
    前記外光検出手段の検出結果から、外光に係る照度と、外光に係る環境色温度とを取得する取得手段と、
    前記環境色温度に応じて前記映像の色温度を補正する際、前記照度に基づいて、前記映像の色温度を修正する制御手段を備え、
    前記照度が高いほど、前記環境色温度に応じた前記映像の色温度の可変範囲を広くすることを特徴とする映像処理装置。
  13. さらに、前記映像の明るさ情報を検出する映像明るさ検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記照度に対して前記映像の明るさが明るいほど前記可変範囲が小さくなるように、前記映像の色温度を修正することを特徴とする請求項12に記載の映像処理装置。
  14. 映像の色温度を補正する機能を有する映像処理装置で実行される色温度補正方法であって、
    外光を検出する外光検出工程と、
    前記外光検出工程での検出結果から、外光に係る照度と、外光に係る環境色温度とを取得する取得工程と、
    前記環境色温度に応じて前記映像の色温度を補正する際、前記照度に基づいて、前記映像の色温度を修正する制御工程を備え、
    前記照度が高いほど、前記環境色温度に応じた前記映像の色温度の可変範囲を広くすることを特徴とする色温度補正方法。
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