JP5533851B2 - カバーガラスと表示装置 - Google Patents
カバーガラスと表示装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5533851B2 JP5533851B2 JP2011282688A JP2011282688A JP5533851B2 JP 5533851 B2 JP5533851 B2 JP 5533851B2 JP 2011282688 A JP2011282688 A JP 2011282688A JP 2011282688 A JP2011282688 A JP 2011282688A JP 5533851 B2 JP5533851 B2 JP 5533851B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- shielding
- cover glass
- frame portion
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
本発明のカバーガラスは、このような構成にすることにより、カバーガラスを表示装置の外側(観察者側)に配して非表示領域を形成する形態のモバイル電子機器の表示装置において、屋内外、室内光下および太陽光下でも、表示用領域の外側、周辺全周に渡り非表示用領域として形成されている遮光性の額縁部の黒色の締りをよくできるようにして、製品に高級感を持たせることができるカバーガラスの提供を可能としている。
第1の例に用いられる透明基板からなる基材11としては、従来よりカバーガラスに用いられているものを用いることができ、石英ガラス、パイレックス(登録商標)ガラス、合成石英板等の可撓性のない透明な無機基板、および、透明樹脂フィルム、光学用樹脂板等の可撓性を有する透明な樹脂基板等を挙げることができるが、特に、無機基板を用いることが好ましく、無機基板のなかでもガラス基板を用いることが好ましい。
遮光性の着色層13Mとしては、例えば、ここでは、エポキシ樹脂等の樹脂で被覆したカーボンブラックをピグメント(顔料)としてバインダ樹脂中に分散させたものが用いられている。
実施例を挙げて、本発明を更に説明する。
実施例1は、図1に示す第1の実施形態例を作製したもので、以下のように、光硬化性の硬化性樹脂組成物Aを調製して作製し、作製された硬化性樹脂組成物Aを用いて、額縁部形成用の硬化性樹脂組成物を作製し、該硬化性樹脂組成物を用いてフォトリソ法を行い、額縁部形成用の着色層13Mを形成したカバーガラスを作製した。
重合槽中にメタクリル酸メチル(MMA)を63重量部、アクリル酸(AA)を12重量部、メタクリル酸−2−ヒドロキシエチル(HEMA)を6重量部、ジエチレングリコールジメチルエーテル(DMDG)を88重量部仕込み、攪拌し溶解させた後、2、2’ーアゾビス(2−メチルブチロニトリル)を7重量部添加し、均一に溶解させた。
・ ジペンタエリスリトールペンタアクリレート(サートマー社 SR399)
:24重量部
・ オルソクレゾールノボラック型エポキシ樹脂(油化シェルエポキシ社 エピコート180S70) :4重量部
・ 2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン :4重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :52重量部
(額縁部の遮光性の着色層13Mの形成)
まず、下記分量の成分を混合し、ビーズミルにて十分に分散し、黒色顔料分散液を調整した。
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163) :5重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :75重量部
次に、下記分量の成分を十分混合して、遮光性の着色層用組成物を得た。
・ 硬化性樹脂組成物A :19重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
化学強化ガラス基板上に上記遮光性の着色層用組成物をスピンコーターで塗布し、100℃で3分間乾燥させ、遮光性の着色層を形成した。
実施例1において、着色組成物に添加する黒色顔料分散体の量を以下のように変更して、額縁部形成用の着色層を形成したカバーガラスを作製したもので、それ以外は実施例1と同様にした。
・ 硬化性樹脂組成物A :20重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
(実施例3)
実施例1において、着色組成物に添加する黒色顔料分散体の量を以下のように変更して、額縁部形成用の着色層を形成したカバーガラスを作製したもので、それ以外は実施例1と同様にした。
・ 硬化性樹脂組成物A :22重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
(実施例4)
実施例3において、黒色顔料分散液の材料を以下のように変更し、額縁部形成用の着色層を形成したカバーガラスを作製したもので、それ以外は実施例3と同様にした。
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 182) :7重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :75重量部
(実施例5)
実施例3において、黒色顔料分散液の材料を以下のように変更し、額縁部形成用の着色層を形成したカバーガラスを作製したもので、それ以外は実施例3と同様にした。
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 167) :7重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :75重量部
(比較例1)
実施例1において、黒色顔料分散液の材料を以下のように変更して、黒色顔料分散液を得た。
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163) :7重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :33重量部
そして、下記の成分を十分混合して、遮光性着色組成物を得た。
・ 硬化性樹脂組成物A :22重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
(比較例2)
実施例1において、黒色顔料分散液の材料を以下のように変更し、黒色顔料分散液を得た。
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163) :7重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :63重量部
そして、下記の成分を十分混合して、遮光性着色組成物を得た。
・ 硬化性樹脂組成物A :19重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :42重量部
尚、上記のカーボンブラック(R−1060 コロンビヤン社製)は、平均粒径30nmである。
実施例1において、表面に親水性官能基を導入したカーボンブラックを用いた黒色顔料分散液の材料を以下のように変更し、黒色顔料分散液を得た。
・ 高分子分散材(ビックケミー・ジャパン株式会社 Disperbyk 163) :5重量部
・ 溶剤(ジエチレングリコールジメチルエーテル) :75重量部
そして、下記の成分を十分混合して、遮光性着色組成物を得た。
・ 硬化性樹脂組成物A :20重量部
・ ジエチレングリコールジメチルエーテル :38重量部
上記実施例1〜実施例5、比較例1〜比較例3のようにして作製されたカバーガラスを、それぞれ、サンプルS1〜S8として、各サンプルについて、遮光部を形成した側とは反対側ガラス基板面側から、顕微分光測光装置にて垂直入射光の反射光を測定し、得られた反射率の分光特性からJIS Z8701のXYZ表色系における明るさYを求めた。
また、遮光部を形成した側とは反対側ガラス基板面側から、分光測色計により拡散反射測定方式(SCE方式)で測定し、得られた反射率の分光特性からXYZ表色系における明るさYを求めた。
測定器 : OLYMPUS(株)製、顕微分光測光装置
照明範囲 : 直径60μmの円形
<測定条件:分光測色計>
測定器 : コニカミノルタ( 株) 製、分光測色計「CM−2500d」
照明の受光条件 : d/8°( JIS Z8722条件c)
第1の照射領域 : 測定径=直径11mmの円形
第2の照射領域 : 第1の照射領域と同じ測定径=直径11mmの円形
測定領域 : 照射領域中の8mmの円形(重心位置は照射領域、直径11mmの円形と同じ)
上記実施例1〜実施例5、比較例1〜比較例3のようにして作製されたカバーガラス(S1〜S8)について、額縁部の黒色の締りについて視認性の合否判定を行った。
11 基材(透明基板)
11S 界面
12 額縁部
12A、12B、12C 額縁部
12a 樹脂成分
12b ピグメント(顔料)
12bA、12bB、12bC ピグメント(顔料)
12b1 レア顔料粒子部
12b2 被覆部
13S 表示用領域
13A (測定用の)着色層
13M 遮光性の着色層
15 遮光層
15a クロム膜
15b クロムの酸化窒化膜
20 屈折率調整用オイル
30 黒色の板
40 検出器
45 検査光
61 積分球
62 光源
62L 入射光
63 検出器
63L 検出光
64 トラップ
θ 角度
110 カラーフィルタ形成基板
110a (カラーフィルタ形成基板の額縁部)
111 基材(透明基板)
112 額縁部
113 着色層
113S 表示用領域
113R 赤色の着色層
113G 緑色の着色層
113B 青色の着色層
113M 遮光性の着色層
130 カバーガラス
130a (カバーガラスの)額縁部
140 タッチパネル
150 TFT基板
Claims (6)
- モバイル電子機器の表示装置において観察者側に配して用いられるカバーガラスであって、
透明基板を基材として、該基材の一面側であって、前記表示装置の表示用領域を周状に取り囲み当該表示領域の外側となる領域に、遮光性の額縁部を形成しており、
前記遮光性の額縁部をガラス面側から顕微分光測光装置にて垂直入射光の反射光を測定して得られた反射率の分光特性から求めたJIS Z8701のXYZ表色系における明るさYが、3.95以下で、
前記遮光性の額縁部をガラス面側から分光測色計により拡散反射光を検出できる測定方式(SCE方式)で測定して得られた反射率の分光特性から求めた前記XYZ表色系における明るさYが、0.05以下であることを特徴とするカバーガラス。 - 請求項1に記載のカバーガラスであって、遮光性の額縁部は、樹脂成分にピグメント(遮光性粒子、顔料)を分散させた遮光性の樹脂層からなり、前記ピグメントとしてカーボンブラック粒子を用いていることを特徴とするカバーガラス。
- 請求項2に記載のカバーガラスであって、前記ピグメントは、樹脂被覆を施したカーボンブラック粒子を含んでいることを特徴とするカバーガラス。
- 請求項1に記載のカバーガラスであって、遮光性の額縁部は、クロム系の反射防止膜を表面に備えた1層以上からなることを特徴とするカバーガラス。
- 請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカバーガラスを用いて、表示部を形成していることを特徴とする表示装置。
- 請求項5記載の表示装置であって、前記表示部が、イン・セル・タッチパネル型の表示部であることを特徴とする表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011282688A JP5533851B2 (ja) | 2011-12-26 | 2011-12-26 | カバーガラスと表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011282688A JP5533851B2 (ja) | 2011-12-26 | 2011-12-26 | カバーガラスと表示装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013134277A JP2013134277A (ja) | 2013-07-08 |
JP5533851B2 true JP5533851B2 (ja) | 2014-06-25 |
Family
ID=48911029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011282688A Expired - Fee Related JP5533851B2 (ja) | 2011-12-26 | 2011-12-26 | カバーガラスと表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5533851B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110231672B (zh) * | 2018-02-28 | 2021-08-10 | 张家港康得新光电材料有限公司 | 滤光片模组的制备方法及制备系统 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3196638B2 (ja) * | 1995-04-28 | 2001-08-06 | 東レ株式会社 | 樹脂ブラックマトリックス、黒色ペースト、カラーフィルタおよび液晶表示素子 |
JP2002244571A (ja) * | 2001-02-13 | 2002-08-30 | Mitsui Chemicals Inc | ディスプレイ用光学フィルター |
JP2009295980A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-17 | Dongjin Semichem Co Ltd | 電磁波遮蔽用フィルターとその製造方法、および表示装置 |
JP2010186068A (ja) * | 2009-02-12 | 2010-08-26 | Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、電気光学装置の製造方法および電子機器 |
-
2011
- 2011-12-26 JP JP2011282688A patent/JP5533851B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110231672B (zh) * | 2018-02-28 | 2021-08-10 | 张家港康得新光电材料有限公司 | 滤光片模组的制备方法及制备系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2013134277A (ja) | 2013-07-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI416161B (zh) | 可提昇雷射指標能見度之薄膜、偏光板、影像顯示裝置及雷射指標顯示方法 | |
JP5327396B2 (ja) | カラーフィルタ形成基板とその作製方法、および表示装置 | |
KR101102296B1 (ko) | 플랫 패널 디스플레이 및 플랫 패널 디스플레이용 방현 필름 | |
TW201342151A (zh) | 顯示裝置用前面保護板及顯示裝置 | |
US20110080643A1 (en) | Hard-coated antiglare film, polarizing plate and image display including the same, and method for evaluating the same | |
JP6361260B2 (ja) | 積層体の製造方法、カラーフィルタの製造方法、積層体およびカラーフィルタ | |
JP2017049469A (ja) | 表示装置用前面保護板および表示装置 | |
JP5996186B2 (ja) | 表示装置用前面保護板、及び表示装置 | |
JP5998573B2 (ja) | カバーガラスと表示装置 | |
JP6186743B2 (ja) | カラーフィルタ形成基板と表示装置、およびカラーフィルタ形成基板の作製方法 | |
JP5637455B2 (ja) | カラーフィルタ形成基板と表示装置 | |
JP2016156890A (ja) | カラーフィルタおよび表示装置 | |
JP6019952B2 (ja) | カラーフィルタ形成基板と表示装置、およびカラーフィルタ形成基板の作製方法 | |
JP5927987B2 (ja) | モバイル電子機器の表示装置 | |
JP5533851B2 (ja) | カバーガラスと表示装置 | |
JP2016109929A (ja) | カラーフィルタおよび表示装置 | |
JP6641687B2 (ja) | カラーフィルタの製造方法およびブラックマトリクス基板の製造方法 | |
JP2016153845A (ja) | 表示装置用前面板およびそれを備えた表示装置 | |
JP2016075736A (ja) | カラーフィルタおよび表示装置 | |
JP5983656B2 (ja) | カラーフィルタ形成基板とその作製方法、および表示装置 | |
JP2013205666A (ja) | カラーフィルタ形成基板と表示装置 | |
JP5483220B2 (ja) | カラーフィルタ形成基板とその作製方法、および表示装置 | |
JP2016076173A (ja) | タッチパネルセンサおよびその製造方法、タッチパネルセンサ用基板 | |
JP6303787B2 (ja) | カラーフィルタおよび表示装置 | |
TW201501921A (zh) | 帶裝飾材圖案基板及其製造方法、裝飾材形成用積層材料及含有裝飾材圖案的裝飾材形成用積層材料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20130823 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20130920 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130924 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20130924 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20131023 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131119 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140401 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5533851 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140414 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |