JP5532781B2 - 接客業務用サーバ、並びに、当該サーバを用いる接客システム及び接客業務の予測終了時間算出方法 - Google Patents

接客業務用サーバ、並びに、当該サーバを用いる接客システム及び接客業務の予測終了時間算出方法 Download PDF

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Description

本発明は、応対中の接客業務の予測上の終了時間を算出する接客業務用サーバ、並びに、当該サーバを用いる接客システム及び接客業務の予測終了時間算出方法に関する。
金融や流通等の多くの機関では、接客用の窓口が設けられている。機関側の人物(以下、「テラー」と称する)は、その窓口で、顧客と直接会話しながら、様々な相談や取引等の接客業務を遂行している。
この接客業務は、近年、応対時間が長期化する傾向にある。例えば、金融機関における資産運用相談の接客業務では、商品が多様化し、また、コンプライアンスの説明が義務化されたため、応対時間が、以前よりも長期化している。
この応対時間の長期化の影響により、ロビー等で待機している顧客の待ち時間も、以前よりも長期化している。
各機関は、その対策として、例えば、応対中の接客業務の終了時間を予測して、その予測上の終了時間(以下、「予測終了時間」と称する)を大型ディスプレイに表示することにより、又は、その予測終了時間に基づいて算出される、待機中の次の顧客の予測上の待ち時間(以下、「予測待ち時間」と称する)を大型ディスプレイに表示することにより、待機中の次の顧客に、自身がどれ位待てばよいのかを通知している。
ところで、予測終了時間や予測待ち時間は、例えば、以下の方法(1)によって算出するのが一般的である。
(1)呼出番号が記載された券を各顧客に発行する番号呼出システムが、待機中の顧客の人数を識別することにより、統計上の経験則に基づいて待機中の顧客の人数に応じて予め定められた固定時間を、予測終了時間(又は、予測待ち時間)として算出する方法(例えば、特許文献1,特許文献2参照)。
なお、予測終了時間や予測待ち時間の算出方法としては、以下の方法(2)及び(3)の方法も考えられる。
(2)コンピュータ又はテラーが、ディスプレイに表示された画面の遷移状況に基づいて、予測終了時間(又は、予測待ち時間)を算出する方法。
(3)テラーが、応対中の接客業務の進捗を意図的に操作することによって、予測終了時間(又は、予測待ち時間)を算出する方法。
特開2003−76769号公報(36段落、44段落) 特開2005−157529号公報(図5、図6)
しかしながら、接客業務の応対時間は、テラーのスキル(技能)の違いや顧客の理解力の違い等によって、同様の事案であっても、個々の案件毎に大きく異なる。
そのため、前記した(1)〜(3)の方法は、いずれも、算出された予測終了時間が、実際の終了時間から大きく乖離する場合がある、という課題があった。
また、前記した(3)の方法は、テラーが意識して応対中の接客業務の進捗を操作しない限り、予測終了時間を正確に算出できない、という課題があった。特に、近年では、相談や取引等の対象となる事案の種類が増加し、個々の案件の内容が高度化しているため、予測終了時間を正確に算出することが、一層困難になってきている。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、実際の終了時間に近似した予測終了時間を算出する接客業務用サーバ、並びに、当該サーバを用いる接客システム及び接客業務の予測終了時間算出方法を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、第1発明は、接客業務用サーバであって、応対中の接客業務で発話された会話音声を音声ファイルデータとして格納する音声ファイル格納部と、接客業務の中の各工程に対応するキーワードを設定キーワードとし、当該設定キーワードを含む、予め想定された接客業務の取引シナリオを表す取引シナリオデータを予め格納する取引シナリオデータベースと、接客業務の開始時刻を起点時刻とし、接客業務の統計上の経験則から想定される当該起点時刻からの経験終了時間を表すデータと接客業務の中の各工程の統計上の経験則から想定される当該起点時刻からの経験開始時間を表すデータとを含む時間算出基準データを予め格納する待ち時間データベースと、前記音声ファイル格納部に格納された前記音声ファイルデータを音声認識して、接客業務に関連する特定のキーワードを抽出キーワードとして抽出する音声認識部と、前記取引シナリオデータベースに格納された前記取引シナリオデータに含まれている前記設定キーワードと前記音声認識部によって抽出された前記抽出キーワードとを比較することにより、現在応対中の工程を表す取引ステータスを判別する取引シナリオ処理部と、前記時間算出基準データに基づいて前記取引ステータスに対応する前記経験開始時間を特定し、前記経験開始時間に対する前記取引ステータスの前倒し時間又は遅延時間を算出して、前記経験終了時間に対して当該前倒し時間を減算することにより、又は、前記経験終了時間に対して当該遅延時間を加算することによって、前記応対中の接客業務の予測上の終了時間である予測終了時間を算出する待ち時間処理部とを有する構成とする。
この接客業務用サーバは、接客業務で発話された会話の発話内容を音声認識することにより、現在応対中の取引ステータスを判別し、時間算出基準データに基づいて取引ステータスに対応する経験開始時間を特定し、経験開始時間に対する取引ステータスの前倒し時間又は遅延時間を算出する。そして、この接客業務用サーバは、経験終了時間に対して前倒し時間を減算することにより、又は、経験終了時間に対して遅延時間分を補正することにより、予測終了時間を算出する。このようにして算出された予測終了時間は、現在応対中の取引ステータスに適応した時間になる。そのため、この予測終了時間は、実際の終了時間に近似した値となる。
第2発明は、接客システムであって、第1発明の接客業務用サーバと、応対中の接客業務で発話された会話音声を音声ファイルデータとしてデータ化して前記接客業務用サーバに出力する窓口端末装置と、前記接客業務用サーバによって算出された前記予測終了時間を前記接客業務用サーバから取得して、待機中の顧客に通知する通知手段とを備える構成とする。
この接客システムは、接客業務用サーバにより算出された実際の終了時間に近似した予測終了時間を、待機中の顧客に通知することができる。
第3発明は、接客業務の予測終了時間算出方法であって、第1発明の接客業務用サーバを用い、前記音声認識部が、前記音声ファイル格納部に格納された前記音声ファイルデータを音声認識して、接客業務に関連する特定のキーワードを抽出キーワードとして抽出する工程と、前記取引シナリオ処理部が、前記取引シナリオデータベースに格納された前記取引シナリオデータに含まれている前記設定キーワードと前記音声認識部によって抽出された前記抽出キーワードとを比較することにより、現在応対中の工程を表す取引ステータスを判別する工程と、前記待ち時間処理部が、前記時間算出基準データに基づいて前記取引ステータスに対応する前記経験開始時間を特定し、前記経験開始時間に対する前記取引ステータスの前倒し時間又は遅延時間を算出して、前記経験終了時間に対して当該前倒し時間を減算することにより、又は、前記経験終了時間に対して当該遅延時間を加算することによって、前記応対中の接客業務の予測上の終了時間である予測終了時間を算出する工程とを有する構成とする。
この接客業務の予測終了時間算出方法は、第1発明と同様に、接客業務で発話された会話の発話内容を音声認識することにより、現在応対中の取引ステータスを判別し、時間算出基準データに基づいて取引ステータスに対応する経験開始時間を特定し、経験開始時間に対する取引ステータスの前倒し時間又は遅延時間を算出する。そして、この予測終了時間算出方法は、経験終了時間に対して前倒し時間を減算することにより、又は、経験終了時間に対して遅延時間分を補正することにより、予測終了時間を算出する。このようにして算出された予測終了時間は、現在応対中の取引ステータスに適応した時間になる。そのため、この予測終了時間は、実際の終了時間に近似した値となる。
第1発明によれば、実際の終了時間に近似した予測終了時間を算出する接客業務用サーバを提供することができる。
また、第2発明によれば、実際の終了時間に近似した予測終了時間を、待機中の顧客に通知する接客システムを提供することができる。
さらに、第3発明によれば、実際の終了時間に近似した予測終了時間を算出する接客業務の予測終了時間算出方法を提供することができる。
実施形態に係る接客システムの全体構成を示す図である。 実施形態に係る接客システムの主要部の構成を示す図である。 実施形態で用いる音声ファイルデータの一例を示す図である。 実施形態で用いる取引シナリオデータの一例を示す図である。 実施形態で用いる時間算出基準データの一例を示す図である。 実施形態で用いる接客管理データの一例を示す図である。 実施形態で用いる窓口端末の動作を示すフローチャートである。 実施形態で用いる接客業務用サーバの動作を示すフローチャートである。 実施形態で用いる表示画像の一例を示す図である。 実施形態で用いる接客業務用サーバの動作例を示す図(1)である。 実施形態で用いる接客業務用サーバの動作例を示す図(2)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
<接客システムの構成>
以下、本実施形態に係る接客システムの構成につき、まず、接客システムの全体構成を説明し、次に、接客システムの主要部の構成を説明する。
(接客システムの全体構成)
まず、図1を参照して、本実施形態に係る接客システムの全体構成につき説明する。図1は、実施形態に係る接客システムの全体構成を示す図である。ここでは、接客システムが金融機関で用いられる場合を例にして説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る接客システム1は、顧客によって所持される装置、金融機関の営業店100に設けられた装置、及び、電算センタ200に設けられた装置を備えている。
顧客が所持する装置としては、携帯電話900や図示せぬPC等がある。これら携帯電話900や図示せぬPC等は、業務サーバ210とローカルネットワーク300及びインターネット回線310によって接続されており、業務サーバ210から予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を表すWebページ画像データを受信して表示する装置である。
金融機関の営業店100に設けられた装置としては、窓口端末装置(以下、「窓口端末」と称する)110、マイク120、表示端末装置(以下、「表示端末」と称する)130、大型ディスプレイ140、及び、番号呼出システム150がある。
窓口端末110は、接客業務を遂行するための各種データを表示する装置である。
マイク120は、応対中の接客業務で発話された顧客とテラーとの間の会話音声を収集する装置である。
表示端末130は、後記する業務サーバ210から送信されるWebページ画像データを画像処理して、大型ディスプレイ140に表示させる装置である。
大型ディスプレイ140は、予測終了情報及び予測待ち情報の双方又は一方を含む画像を表示する装置である。
番号呼出システム150は、呼出番号が記載された券を各顧客に発行して、営業店100の窓口に呼び出す顧客の順番を管理する装置である。接客システム1は、番号呼出システム150によって発行された券に記載された呼出番号を大型ディスプレイ140等に表示することによって、その呼出番号に該当する顧客を呼び出す。
なお、窓口端末110は、通常、営業店100の窓口毎に設けられている。また、表示端末130は、設置環境に応じて、1台乃至数台が営業店100の任意の場所に設けられている。
また、営業店100に設けられた装置と装置との間、及び、営業店100に設けられた装置と電算センタ200に設けられた装置との間は、ローカルネットワーク300によって接続されている。
金融機関の電算センタ200に設けられた装置としては、接客業務用サーバ(以下、「業務サーバ」と称する)210がある。
業務サーバ210は、予測終了時間や予測待ち時間を算出する装置である。業務サーバ210は、営業店100の窓口で収集された顧客とテラーとの間の会話音声を音声認識する。そして、業務サーバ210は、その結果から現在応対中の工程が一連の接客フロー(流れ)の中のどの工程であるのかを判別する。これにより、業務サーバ210は、応対中の接客業務の予測終了時間や待機中の次の顧客の予測待ち時間を算出し、算出した予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を待機中の顧客に通知する。
業務サーバ210は、後記する取引シナリオデータ420(図4参照)及び時間算出基準データ430(図5参照)を予め格納する機能、後記する音声ファイルデータ410(図3参照)及び接客管理データ440(図6参照)を一時格納する機能、音声ファイルデータ410を音声認識する機能、予測終了時間や予測待ち時間を算出する機能、予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を顧客に通知する機能等を有している。
業務サーバ210は、営業店100に設けられた装置と、ローカルネットワーク300によって接続されている。業務サーバ210は、予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を表すWebページ画像データ(図9参照)を生成して表示端末130に送信し、表示端末130にその画像を展開させて、大型ディスプレイ140に表示させる。これにより、業務サーバ210は、予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方をロビー等で待機中の顧客に通知する。
また、業務サーバ210は、顧客によって所持される装置(例えば、携帯電話900や図示せぬPC等)と、ローカルネットワーク300及びインターネット回線310によって接続されている。業務サーバ210は、予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を表すWebページ画像データを待機中の顧客によって所持される装置に送信して、その装置のディスプレイに表示させる。これにより、業務サーバ210は、予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を待機中の顧客に直接通知する。
(接客システムの主要部の構成)
次に、図2を参照して、本実施形態に係る接客システムの主要部の構成につき説明する。図2は、実施形態に係る接客システムの主要部の構成を示す図である。
図2に示すように、営業店100の窓口に設けられた窓口端末110は、マイク120によって収集された会話音声が入力される音声入力部111、キーボード等の入力デバイスである入力部112、ディスプレイによって構成された表示部113、及び、窓口端末110の全体の処理を制御する制御部114を有している。
制御部114は、音声処理部115、音声ファイル格納部116、呼出アプリケーション部(以下、「呼出AP部」と称する)117等の機能手段を有している。これらの機能手段は、CPU、ROM、RAM、及び制御プログラムによって、実現される。
音声処理部115は、顧客とテラーとの間の会話音声をファイルデータ化して音声ファイルデータ410(図3参照)を生成する機能手段である。音声ファイルデータ410の具体的な構成については、「データの構成」の章で説明する。音声処理部115は、音声入力部111を介してマイク120から入力された会話音声を一定時間毎にファイルデータ化して音声ファイルデータ410を生成し、生成した音声ファイルデータ410を呼出番号と対応付けて音声ファイル格納部116に一時格納した後、業務サーバ210に送信する。
音声ファイル格納部116は、音声ファイルデータ410を一時格納する記憶手段である。音声ファイル格納部116は、呼出番号と対応付けて音声ファイルデータ410を音声ファイル格納部116に一時格納する。
呼出AP部117は、番号呼出システム150の番号管理部151と協働して、会話音声の録音開始・終了や待機中の顧客の呼び出し等の処理を行う機能手段である。呼出AP部117は、番号呼出システム150の番号管理部151から応対中の接客業務の顧客の呼出番号や待機中の顧客の呼出番号を取得して、会話音声の収集(録音)開始・終了の処理を行ったり、待機中の次の顧客の呼び出しの処理を行ったりする。
マイク120は、応対中の接客業務で発話された顧客とテラーとの間の会話音声を収集(入力)する音声入力部121、及び、収集された会話音声を窓口端末110に出力する音声処理部122を有している。
表示端末130は、表示端末130の全体の処理を行う制御部131を有している。制御部131は、画面処理部132、Webブラウザ部133等の機能手段を有している。これらの機能手段は、CPU、ROM、RAM、及び制御プログラムによって、実現される。
画面処理部132は、業務サーバ210から送信されるWebページ画像データを画像処理する機能手段である。
Webブラウザ部133は、画面処理部132によって画像処理されたWebページ画像を大型ディスプレイ140に表示させる機能手段である。
大型ディスプレイ140は、LCDやプラズマ等のディスプレイによって構成された表示部141を有している。
番号呼出システム150は、各顧客に発行した呼出番号を管理する番号管理部151、及び、呼出番号が記載された券を各顧客に発行する発券部152を有している。
一方、電算センタ200に設けられた業務サーバ210は、キーボード等の入力デバイスである入力部211、ディスプレイによって構成された表示部212、業務サーバ210の全体の処理を制御する制御部213、及び各種のデータを格納する記憶部214を有している。
制御部213は、音声受信部215、音声認識部216、取引シナリオ処理部217、待ち時間処理部218、画面表示Webサービス部219等の機能手段を有している。これらの機能手段は、CPU、ROM、RAM、及び制御プログラムによって、実現される。
音声受信部215は、営業店100の窓口に設けられた窓口端末110から、応対中の接客業務で発話された顧客とテラーとの間の会話音声の音声ファイルデータ410(図3参照)を受信する機能手段である。音声受信部215は、受信した音声ファイルデータ410を音声ファイル格納部220に格納する。
音声認識部216は、音声ファイルデータ410から接客業務に関連する特定のキーワードを抽出する機能手段である。音声認識部216は、音声ファイル格納部220から音声ファイルデータ410を読み出して、音声ファイルデータ410を音声認識することによって、音声ファイルデータ410から予め定められた特定のキーワードを抽出する。以下、音声ファイルデータ410から抽出されたキーワードを、後記する設定キーワードと区別する場合に、「抽出キーワード」と称する。
取引シナリオ処理部217は、現在応対中の工程が一連の接客フローの中のどの工程であるのかを判別する機能手段である。本実施形態では、取引シナリオ処理部217は、後記する取引シナリオデータ420(図4参照)に含まれている後記する設定キーワードと抽出キーワードとを比較して、抽出キーワードが一連の接客フローの中のどの工程に特有の設定キーワードに一致するのかを判別する。これにより、取引シナリオ処理部217は、取引シナリオによって予め定められた一連の接客フローの中から現在応対中の工程の名称(以下、「接客フロー名」と称する)を特定して、現在応対中の工程が一連の接客フローの中のどの工程であるのかを判別する。以下、現在応対中の工程を「取引ステータス」と称する。なお、実際の運用では、業務サーバ210は、「接客フロー名」や「取引ステータス」として、各工程を表すコード(図示せず)を用いてもよい。
待ち時間処理部218は、応対中の接客業務の予測終了時間や待機中の次の顧客の予測待ち時間を算出する機能手段である。待ち時間処理部218は、後記する時間算出基準データ430(図5参照)に基づいて、取引シナリオ処理部217によって判別された取引ステータスに対応する予測終了時間を算出する。また、待ち時間処理部218は、後記する接客管理データ440(図6参照)の中に含まれている経験開始時間や、開始実時間、予測終了時間等に基づいて、予測待ち時間を算出する。待ち時間処理部218は、予測終了時間や予測待ち時間を算出すると、算出結果を後記する待ち時間DB222に格納する。
画面表示Webサービス部219は、待ち時間処理部218によって算出された予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を表すWebページ画像データ(図9参照)を生成して表示端末130に送信する。これにより、画面表示Webサービス部219は、表示端末130にWebページ画像データを画像処理させて、その画像を大型ディスプレイ140に表示させる。また、画面表示Webサービス部219は、待機中の顧客の携帯電話900や図示せぬPC等のメールアドレスが図示せぬ記憶手段に登録されている場合に、予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を表すWebページ画像データをそのメールアドレスに送信する。これにより、画面表示Webサービス部219は、Webページ画像を待機中の顧客の携帯電話900や図示せぬPC等のディスプレイに表示させる。
記憶部214は、音声ファイル格納部220、取引シナリオデータベース(以下、「DB」と称する)221、待ち時間DB222、接客データ格納部223等の記憶手段を有している。
音声ファイル格納部220は、音声ファイルデータ410(図3参照)を一時格納する記憶手段である。音声ファイルデータ410の詳細については、「データの詳細」の章で説明する。
取引シナリオDB221は、取引シナリオデータ420(図4参照)を予め格納する記憶手段である。本実施形態では、予め想定された相談や取引等の事案毎に、接客システム1の管理者等によって、取引シナリオが想定され、その取引シナリオを表すデータが作成される。以下、取引シナリオを表すデータを「取引シナリオデータ420」と称する。接客システム1は、現在応対中の工程である取引ステータスを判別するために、その取引シナリオデータ420を取引シナリオDB221に予め格納する。取引シナリオデータ420の詳細については、「データの詳細」の章で説明する。
待ち時間DB222は、時間算出基準データ430(図5参照)を予め格納する記憶手段である。時間算出基準データ430及び接客管理データ440(図6参照)の詳細については、「データの詳細」の章で説明する。
接客データ格納部223は、音声認識部216によって音声ファイルデータ410から抽出された抽出キーワードや、取引シナリオ処理部217によって判別された接客業務の種別や取引ステータス、取引シナリオ処理部217によって生成された接客管理データ440(図6参照)等を一時格納する記憶手段である。
顧客が所持する携帯電話900は、携帯電話900の全体の処理を制御する制御部901、及び、ディスプレイによって構成された表示部904を有している。
制御部901は、画面処理部902、Webブラウザ部903等の機能手段を有している。これらの機能手段は、CPU、ROM、RAM、及び制御プログラムによって、実現される。
画面処理部902は、業務サーバ210から送信されるWebページ画像データを画像処理する機能手段である。
Webブラウザ部903は、画面処理部902によって画像処理されたWebページ画像を表示部904に表示させる機能手段である。
<データの詳細>
次に、図3乃至図6を参照して、本実施形態に係る接客システム1で用いるデータの詳細につき説明する。
(音声ファイルデータの詳細)
「音声ファイルデータ410」(図3参照)とは、営業店100の窓口に設けられた窓口端末110の音声処理部115が、営業店100の窓口に設けられたマイク120によって収集された応対中の接客業務で発話された顧客とテラーとの間の会話音声を、ファイルデータ化することによって生成されたデータを意味している。
図3は、実施形態で用いる音声ファイルデータの一例を示す図である。図3は、音声ファイルデータ410の中に、テラーが「今日のご用件は?」と発話し、顧客が「A投資信託について、教えて下さい。」と発話している会話音声が含まれている例を示している。
(取引シナリオデータの詳細)
「取引シナリオデータ420」(図4参照)とは、接客システム1の管理者等によって接客業務毎に予め想定された取引シナリオを表すデータを意味している。図4は、実施形態で用いる取引シナリオデータの一例を示す図である。図4は、取引シナリオデータ420の中に、経験終了時間を60分とするA投資信託(相談)用の取引シナリオと、経験終了時間を40分とするB個人年金(相談)用の取引シナリオとが含まれている例を示している。
図4に示す例では、取引シナリオデータ420によって定められた取引シナリオは、例えば、接客業務がA投資信託(相談)である場合に、(a)挨拶、(b)用件確認、(c)商品説明、(d)シミュレーション、(e)購入合意、(f)申込書記入、(g)事務処理、(h)申込完了/他商品案内、(i)クロージング等の9つの工程を含んでいる。
また、図4に示す例では、取引シナリオデータ420は、「種別」、「経験終了時間」、「接客フロー名」、「取引ステータス」、「経験開始時間」、「キーワード」等の項目を含んでいる。
「種別」とは、例えばA投資信託相談、B個人年金相談、C定期預金相談等の、各接客業務を区分する種類の名称を意味している。本実施形態では、取引シナリオが、接客業務毎に異なるものとして説明する。そのため、本実施形態では、取引シナリオデータ420は、「A投資信託(相談)」や「B個人年金(相談)」等の「種別」の項目を含んでいる。
「経験終了時間」とは、接客システム1の管理者等によって統計上の経験則から設定される、接客業務の開始時刻から接客業務の終了までに掛かる時間(すなわち、各取引シナリオの全体の時間)を意味している。「経験終了時間」は、接客業務の開始時刻を起点の時刻とし、この起点の時刻からの時間が設定される。なお、「接客業務の開始時刻」とは、具体的には、接客開始指示データ440A(図6(a)参照)に含まれている「現時刻」データが表す時刻(図6(a)に示す例では、「13:00」)を意味している。
「接客フロー名」とは、各取引シナリオに設定された一連の接客フローの中の各工程の名称を意味している。なお、実際の運用では、業務サーバ210は、「接客フロー名」として、各工程を表すコード(図示せず)を用いてもよい。
「取引ステータス」とは、現在応対中の工程を意味している。図4に示す例では、例えば(1)の工程の「挨拶」や(2)の工程の「用件確認」等が「取引ステータス」を表している。なお、実際の運用では、業務サーバ210は、「取引ステータス」として、各工程を表すコード(図示せず)を用いてもよい。「取引ステータス」として使用される各工程は、前記の「接客フロー名」として設定された工程が使用される。このため、「取引ステータス」は、そのときの「接客フロー名」を表すものであり、そのときの「接客フロー名」とほぼ同義である。
「経験開始時間」とは、接客システム1の管理者等によって統計上の経験則から設定される、接客業務の開始時刻から一連の接客フローの中の各工程の開始にまで掛かる時間を意味している。図4に示す例では、例えば(1)の工程の「0分」や(2)の工程の「1分」等が「経験開始時間」を表している。「経験開始時間」は、接客業務の開始時刻を起点の時刻とし、この起点の時刻からの時間が設定される。なお、「接客業務の開始時刻」とは、前記した通り、具体的には、接客開始指示データ440A(図6(a)参照)に含まれている「現時刻」データが表す時刻を意味している。
「キーワード」とは、例えばA投資信託やB個人年金等の接客業務毎に、各工程に対応付けられて設定された、接客業務に関連する特定のキーワードを意味している。図4に示す例では、例えば(1)の工程の「お待たせしました(いらしゃいませ)」や、(2)の工程の「A投資信託」及び「教え(相談)」等が「キーワード」を表している。以下、取引シナリオデータ420に設定された「キーワード」を、抽出キーワードと区別する場合に、「設定キーワード」と称する。設定キーワードは、例えば、取引ステータスが「申込書記入」である場合に、「申込書」、「記入」、「捺印」、「お願いします」等がある。取引シナリオ処理部217(図2参照)は、抽出キーワード(すなわち、音声ファイルデータ410から抽出されたキーワード)がこれらの設定キーワードのすべて(又は、主要なもの)を含んでいる場合に、現在応対中の取引ステータスが「申込書記入」工程であると判別する。設定キーワードは、運用に応じて、適宜設定することができる。
(時間算出基準データの詳細)
「時間算出基準データ430」(図5参照)とは、応対中の接客業務の予測上の終了時間(すなわち、予測終了時間)を算出するための基準となるデータを意味している。図5は、実施形態で用いる時間算出基準データの一例を示す図である。図5は、接客業務がA投資信託相談である場合の時間算出基準データ430を一例として示している。
図5に示す例では、時間算出基準データ430は、「種別」、「取引ステータス」、「経験終了時間」、「経験開始時間」、「次の顧客の待ち時間」等の項目を含んでいる。
「種別」とは、前記した通り、各接客業務を区分する種類の名称を意味している。
「取引ステータス」とは、前記した通り、各取引シナリオに設定された一連の接客フロー(流れ)の中の各工程の名称を意味している。
「経験終了時間」とは、前記した通り、接客システム1の管理者等によって統計上の経験則から設定される、各取引シナリオの開始から終了まで(図4に示す例では、「挨拶」から「クロージング」まで)に掛かる時間を意味している。「経験終了時間」は、接客業務の開始時間を起点にして設定される。
「経験開始時間」とは、前記した通り、接客システム1の管理者等によって統計上の経験則から設定される、各取引ステータスの開始時間を意味している。「経験開始時間」は、接客業務の開始時間を起点にして設定される。
「次の顧客の待ち時間」とは、接客システム1の管理者等によって統計上の経験則から設定される、待機中の次の顧客の待ち時間を意味している。
(接客管理データの詳細)
「接客管理データ440」(図6参照)とは、現在応対中の接客業務の進捗を管理するデータを意味している。図6は、実施形態で用いる接客管理データの一例を示す図である。
図6(a)は、接客管理データ440の基となる接客開始指示データ440Aの一構成例を示している。接客開始指示データ440Aは、窓口端末110の呼出AP部117(図2参照)によって生成され、窓口端末110の音声処理部115(図2参照)によって音声ファイルデータ410とともに窓口端末110から業務サーバ210に送信される。
図6(a)に示す例では、接客開始指示データ440Aは、「現時刻」、「呼出番号」、「種別」、「取引ステータス」、「経験終了時間」、「経験開始時間」、「開始実時間」、「差分時間」、「予測終了時間(予測終了時刻)」等の項目を含んでいる。
「現時刻」とは、現在の時間を意味している。本実施形態では、「現時刻」は、窓口端末110によって計測されているものとして説明するが、業務サーバ210によって計測されてもよい。
「呼出番号」とは、待機中の顧客を呼び出すための番号であり、番号呼出システム150によって発行された券に記載された番号を意味している。「呼出番号」は、個々の接客業務を識別するために用いられる。
「種別」とは、前記した通り、各接客業務を区分する種類の名称を意味している。
「取引ステータス」とは、前記した通り、接客業務において処理される工程を意味している。
「経験終了時間」とは、前記した通り、接客システム1の管理者等によって統計上の経験則から設定される、各取引シナリオの開始から終了までに掛かる時間を意味している。「経験終了時間」は、接客業務の開始時間を起点にして設定される。
「経験開始時間」とは、前記した通り、接客システム1の管理者等によって統計上の経験則から設定される、各取引ステータスの開始時間を意味している。「経験開始時間」は、接客業務の開始時間を起点にして設定される。
「開始実時間」とは、接客業務の開始時刻から一連の接客フローの中の各工程が実際に開始するまでに掛かる時間を意味している。
「差分時間」とは、経験開始時間と開始実時間との差分の時間を意味している。
「予測終了時間(予測終了時刻)」とは、応対中の接客業務の開始時刻から終了までの予測上の時間(応対中の接客業務の予測上の終了時刻)を意味している。「予測終了時間(予測終了時刻)」は、現在応対中の取引ステータスの変化に応じて、変化する。なお、接客業務の開始時点では、接客業務の種別が確定しないため、「予測終了時間(予測終了時刻)」項目には、データが設定されない。
図6(b)は、業務サーバ210によって生成される接客管理データ440の一構成例を示している。接客管理データ440は、図6(a)に示す接客管理データ440を基にして、業務サーバ210の取引シナリオ処理部217(図2参照)によって生成される。取引シナリオ処理部217は、取引ステータスを判別する度に、時間算出基準データ430(図5参照)を参照して、各取引ステータスの経過終了時間や経過開始時間等を特定するとともに、図示せぬタイマのカウント値に基づいて接客開始指示データ440A(図6(a)参照)の現時刻からの経過時間(すなわち、開始実時間)を特定する。そして、取引シナリオ処理部217は、経過終了時間や経過開始時間、開始実時間等を含む接客管理データ440を生成して、生成した接客管理データ440を接客データ格納部223に一時格納する。なお、接客データ格納部223に格納された接客管理データ440は、待ち時間処理部218によって算出される後記する差分時間や予測終了時間が格納される。
図6(b)に示す例では、接客管理データ440は、接客開始指示データ440Aと同様に、「現時刻」、「呼出番号」、「種別」、「取引ステータス」、「経験終了時間」、「経験開始時間」、「開始実時間」、「差分時間」、「予測終了時間(予測終了時刻)」等の項目を含んでいる。
また、図6(b)に示す例では、接客管理データ440は、接客開始指示データ440A、及び、接客管理データ440a〜440iを含んでいる。なお、図6(b)に示す例では、「13:00」を接客業務の開始時刻とし、接客開始指示データ440Aは、その接客業務の開始時刻に生成されている。また、接客管理データ440aは、「現時刻」項目に記録された時刻(図6(b)に示す例では、13:00)から一定時間経過するまでの間に録音された会話音声の音声ファイルデータ410に基づいて生成されている。接客管理データ440b〜440iも、同様である。
<接客システムの動作>
以下、本実施形態に係る接客システム1の動作につき、まず、窓口端末110の動作を説明し、次に、業務サーバ210の動作を説明する。なお、本実施形態に係る接客システム1は、図示せぬタイマによって計測された時間に基づいて動作する。また、本実施形態に係る接客システム1の一連の動作は、図示せぬ記憶部に読み出し自在に予め格納されたプログラムによって規定されている。また、各データは、記憶部に読み出し自在に一旦格納されてから、その後の処理を行う所要の構成要素に出力される。以下、これらの点については、情報処理では常套手段であるので、その詳細な説明を省略する。
(窓口端末の動作)
まず、図7を参照して、窓口端末110の動作につき説明する。窓口端末110は、図7に示す処理を行うことによって、営業店100の窓口における接客業務で発話された顧客とテラーとの間の会話音声を収集し、その会話音声の音声ファイルデータ410(図3参照)を業務サーバ210に送信して、業務サーバ210に、応対中の接客業務の予測終了時間及び待機中の次の顧客の予測待ち時間等を算出させる。
窓口端末110は、営業店100のテラーが電源を投入することにより、待機状態となり、その後、テラーが接客業務の開始を指示する所定のキーを押下することによって、図7に示す処理を開始する。なお、窓口端末110は、電源が切断されるまで(又は、図7に示す処理を実行するアプリケーションプログラムが停止されるまで)、図7に示す処理を繰り返し行う。
図7に示すように、窓口端末110は、営業店100のテラーが窓口端末110の所定のキーを押下すると、これに応答して、「次顧客の呼出オペレーション(すなわち、待機中の次の顧客を呼び出すオペレーション)」処理を行う(S105)。
この処理では、窓口端末110は、呼出AP部117が、番号呼出システム150に対して、待機中の次の顧客の呼出指示を送信する。
一方、番号呼出システム150は、番号管理部151が、窓口端末110から送信された呼出指示に応答して、待機中の次の顧客の呼出番号を窓口端末110に送信する。
次に、窓口端末110は、「呼出番号取得」処理を行う(S110)。
この処理では、窓口端末110は、呼出AP部117が、番号呼出システム150から待機中の次の顧客の呼出番号を受信する。このとき、呼出AP部117は、例えば905番の顧客まで応対済である場合に、番号呼出システム150から906番の呼出番号を受信する。
次に、窓口端末110は、「音声録音開始・接客開始」処理を行う(S115)。
この処理では、窓口端末110は、制御部114が、マイク120に対して、顧客とテラーとの間の会話音声の録音開始指示を出力するとともに、業務サーバ210に対して、次の顧客の呼出番号及び接客開始指示を送信する。このとき、マイク120は、窓口端末110から送信された録音開始指示に応答して、音声入力部121が、接客業務で発話された顧客とテラーとの間の会話音声を収集し、続いて、音声処理部122が、収集された会話音声を窓口端末110に出力する。
一方、業務サーバ210は、窓口端末110から送信された次の顧客の呼出番号及び接客開始指示に応答して、制御部213が、その呼出番号に対応する音声ファイルデータ410を格納するための領域を音声ファイル格納部220に確保するとともに、その呼出番号に対応する抽出キーワードや、接客業務の種別、取引ステータス、接客管理データ440(図6(b)参照)等のデータ(以下、総称して「接客データ」と称する)を格納するための領域を接客データ格納部223に確保する。
次に、窓口端末110は、「音声録音」処理を行う(S120)。
この処理では、窓口端末110は、音声処理部115が、マイク120から出力された会話音声を図示せぬ記憶部に一時格納する。この処理は、後記するS135で応対中の接客業務が終了したと判定されるまで、順次、行われる。なお、S135で応対中の接客業務が終了したと判定されるのは、S135よりも前の工程で、例えば、テラーが接客業務の終了を指示するキー(以下、「接客終了指示キー」と称する)を押下した場合やテラーが次の接客業務の開始を指示するキー(以下、「次接客開始指示キー」と称する)を押下した場合等である。
次に、窓口端末110は、「音声ファイル作成」処理を行う(S125)。
この処理では、窓口端末110は、音声処理部115が、一定時間毎に、図示せぬ記憶部から一定時間分の会話音声を読み出して、読み出した会話音声をファイルデータ化して音声ファイルデータ410を生成し、生成した音声ファイルデータ410を呼出番号と対応付けて音声ファイル格納部116に一時格納する。
次に、窓口端末110は、「音声ファイルのサーバ転送」処理を行う(S130)。
この処理では、窓口端末110は、音声処理部115が、呼出番号を検索キーにして、音声ファイル格納部116からその呼出番号に対応付けられた一定時間分の音声ファイルデータ410を順次読み出し、呼出番号及び音声ファイルデータ410を業務サーバ210に順次送信する。
一方、業務サーバ210は、音声受信部215が、窓口端末110から順次送信される呼出番号及び一定時間分の音声ファイルデータ410に応答して、一定時間分の音声ファイルデータ410を呼出番号と対応付けて音声ファイル格納部220に一時格納する。この後、業務サーバ210は、音声認識部216が、呼出番号に対応付けられた音声ファイルデータ410を音声認識して、接客業務に関連する特定のキーワード(抽出キーワード)を抽出し、さらに、取引シナリオ処理部217が、抽出されたキーワードに基づいて、現在応対中の接客業務の種別や取引ステータス等を判別する。そして、業務サーバ210は、待ち時間処理部218が、判別された現在応対中の接客業務の種別や取引ステータスに基づいて、応対中の接客業務の予測終了時間及び待機中の次の顧客の予測待ち時間等を算出する。
なお、本実施形態では、窓口端末110の音声処理部115は、音声ファイルデータ410を分割して業務サーバ210に送信するものとして説明するが、音声ファイルデータ410の送信方法は適宜変更することができる。
次に、窓口端末110は、応対中の接客業務が終了したか否かの判定処理を行う(S135)。
この処理では、窓口端末110は、音声処理部115(又は、制御部114)が、例えば、前記した接客終了指示キーや次接客開始指示キー等がテラーによって押下されたか否かを判定することにより、応対中の接客業務が終了したか否かを判定する。
S135の判定で、応対中の接客業務が終了していないと判定された場合(“No”の場合)に、処理は、S120に戻る。この場合に、窓口端末110は、前記した接客終了指示キーや次接客開始指示キー等がテラーによって押下されるまで、S120〜S135の処理を繰り返し行う。
一方、S135の判定で、応対中の接客業務が終了したと判定された場合(“Yes”の場合)に、窓口端末110は、「接客終了オペレーション(すなわち、待機中の接客業務を終了させるオペレーション)」処理を行う(S140)。
この処理では、窓口端末110は、呼出AP部117が、番号呼出システム150に対して、接客業務が終了した顧客の呼出番号(以下、「終了呼出番号」と称する)及び接客が終了したことを表す通知(以下、「接客終了通知」と称する)を送信する。
このとき、番号呼出システム150は、番号管理部151が、窓口端末110から送信された終了呼出番号及び接客終了通知に応答して、待機中の次の顧客がいる場合に、待機中の次の顧客の呼出番号を窓口端末110に送信する。なお、「待機中の次の顧客の呼出番号」は、終了呼出番号に「1」以外の値を加算した番号になるときがある。例えば、営業店100の窓口が複数存在する場合で、かつ、各窓口で接客業務が並列して行われている場合に、「待機中の次の顧客の呼出番号」は、各窓口の接客状況に応じて番号が変動する。
一方、番号呼出システム150は、待機中の次の顧客がいない場合に、次の顧客が現れるまで(すなわち、新たな発券が行われるまで)待機し、次の顧客が現れると、その顧客の呼出番号を窓口端末110に送信する。
S140の処理の後、窓口端末110は、「音声録音終了・接客終了」処理を行う(S145)。
この処理では、窓口端末110は、制御部114が、マイク120に対して、顧客とテラーとの間の会話音声の録音終了指示を出力するとともに、業務サーバ210に対して、呼出番号及び接客終了指示を送信する。
このとき、マイク120は、窓口端末110から送信された録音終了指示に応答して、会話音声の収集等の処理を終了する。また、業務サーバ210は、窓口端末110から送信された呼出番号及び接客終了指示に応答して、その呼出番号に対応する接客業務の予測終了時間の算出等の処理を終了する。
(業務サーバの動作)
次に、図8を参照して、業務サーバ210の動作の動作につき説明する。業務サーバ210は、図8に示す処理を行うことによって、営業店100の各窓口における現在応対中の取引ステータスを判別し、判別した現在応対中の取引ステータスに基づいて、応対中の接客業務の予測終了時間及び待機中の次の顧客の予測待ち時間等を算出する。
業務サーバ210は、電算センタ200のシステム管理者等が電源を投入することにより、待機状態となり、その後、窓口端末110から呼出番号及び接客開始指示を受信することによって、図8に示す処理を開始する。なお、業務サーバ210は、窓口端末110から呼出番号及び接客終了指示を受信するまで、図8に示す処理を繰り返し行う。
図8に示すように、業務サーバ210は、図7に示すS115の処理(「音声録音開始・接客開始」の処理)で窓口端末110から送信される呼出番号及び接客開始指示に応答して、「予測待ち時間算出開始」処理を行う(S205)。
この処理では、業務サーバ210は、制御部213が、その呼出番号に対応する音声ファイルデータ410を格納するための領域を音声ファイル格納部220に確保するとともに、その呼出番号に対応する接客データ(すなわち、抽出キーワードや、接客業務の種別、取引ステータス、接客管理データ440等のデータ)を格納するための領域を接客データ格納部223に確保する。そして、制御部213は、接客データの一種として、接客開始指示に含まれている接客指示開始データ440Aを接客データ格納部223に格納する。
次に、業務サーバ210は、図7に示すS130の処理(「音声ファイルのサーバ転送」の処理)で窓口端末110から順次送信される呼出番号及び一定時間分の音声ファイルデータ410に応答して、「音声ファイル受信」処理を行う(S210)。
この処理では、業務サーバ210は、呼出番号及び一定時間分の音声ファイルデータ410を受信する度に、音声受信部215が、一定時間分の音声ファイルデータ410を呼出番号と対応付けて音声ファイル格納部220に一時格納する。
次に、業務サーバ210は、「音声認識・キーワード抽出」処理を行う(S215)。
この処理では、業務サーバ210は、一定時間分の音声ファイルデータ410を音声ファイル格納部220に一時格納する度に、音声認識部216が、呼出番号を検索キーにして、音声ファイル格納部220からその呼出番号に対応付けられた最新の一定時間分の音声ファイルデータ410を読み出して音声認識する。そして、音声認識部216は、取引シナリオDB221から取引シナリオデータ420(図4参照)を読み出して、音声認識の結果と取引シナリオデータ420とを比較して、音声認識の結果の中から取引シナリオデータ420に設定されている接客業務に関連するキーワード(抽出キーワード)を抽出する。なお、業務サーバ210は、抽出キーワードを以降の工程で用いるために、抽出キーワードを、接客データの一種として、呼出番号と対応付けて、接客データ格納部223に一時格納する。
次に、業務サーバ210は、用件(接客業務の種別)が確定済みか否かの判定処理を行う(S220)。
この処理では、業務サーバ210は、取引シナリオ処理部217が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223からその呼出番号と対応付けられた接客データを検索し、その接客データの中に接客業務の種別を表すデータが含まれているか否かを判定する。取引シナリオ処理部217は、検索された接客データの中に接客業務の種別を表すデータが含まれている場合に、用件(接客業務の種別)が確定済みであると判定し、一方、検索された接客データの中に接客業務の種別を表すデータが含まれていない場合に、用件(接客業務の種別)が確定済みでないと判定する。
S220の判定で、用件(接客業務の種別)が確定済みであると判定された場合(“Yes”の場合)に、処理は、S230に進む。
一方、S220の判定で、用件(接客業務の種別)が確定済みでないと判定された場合(“No”の場合)に、処理は、S225に進む。この場合に、業務サーバ210は、「用件判別」処理を行う(S225)。この処理は、顧客の来店用件を確定させるために行われる。これは、接客業務の種別毎に接客フローが異なるため、顧客がどのような用件で来店したのかを確定することが必要となるからである。なお、S225の処理は、顧客の来店用件を確定されるまで行われ、用件が確定された以降の工程では、スキップされる。
この処理では、業務サーバ210は、取引シナリオ処理部217が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223から、その呼出番号に対応付けられた接客データを読み出し、接客データに含まれている抽出キーワード(すなわち、音声認識部216によって抽出されたキーワード)を特定し、特定した抽出キーワードを呼出番号と対応付けて接客データ格納部223に一時格納する。そして、取引シナリオ処理部217は、特定された抽出キーワードと取引シナリオDB221に予め格納された取引シナリオデータ420(図4参照)に含まれている設定キーワードとを比較して、抽出キーワードが応対中の接客業務の種別を表す設定キーワード(例えば、「A投資信託」や「B個人年金」等)を含んでいるか否かを判定する。これによって、取引シナリオ処理部217は、用件(接客業務の種別)を判別する。なお、取引シナリオ処理部217は、好ましくは、最新の音声ファイルデータ410から抽出された抽出キーワードだけでなく、所定時間分過去の音声ファイルデータ410から抽出された抽出キーワードも用いて、用件を判別するとよい。
抽出キーワードが応対中の接客業務の種別を表す設定キーワードを含んでいる場合に、取引シナリオ処理部217は、接客データ格納部223に格納されている接客指示開始データ440Aを基にして、接客管理データ440(具体的には、図6(b)に示す接客管理データ440b)を新規に生成する。このとき、取引シナリオ処理部217は、判別した用件(接客業務の種別)に基づいて、取引シナリオデータ420から、経験終了時間、及び経験開始時間等を特定するとともに、図示せぬタイマのカウント値に基づいて接客開始指示データ440A(図6(a)参照)の現時刻からの経過時間(すなわち、開始実時間)を特定する。そして、取引シナリオ処理部217は、接客指示開始データ440Aを基にして、種別名、取引ステータス、経験終了時間、経験開始時間、開始実時間等を含む接客管理データ440を生成する。この後、取引シナリオ処理部217は、生成した接客管理データ440を、接客データの一種として、呼出番号や、抽出キーワード、接客指示開始データ440A等と対応付けて、接客データ格納部223に一時格納する。
一方、抽出キーワードが応対中の接客業務の種別を表す設定キーワードを含んでいない場合に、取引シナリオ処理部217は、同様に、接客データ格納部223に格納されている接客指示開始データ440Aを基にして、接客管理データ440を新規に生成する。ただし、この場合に、取引シナリオ処理部217は、種別名と経験終了時間とをブランクデータにして接客管理データ440を生成する。そして、取引シナリオ処理部217は、生成した接客管理データ440を、接客データの一種として、呼出番号や、抽出キーワード、接客指示開始データ440A等と対応付けて、接客データ格納部223に一時格納する。
なお、接客データ格納部223に格納された接客管理データ440は、以降の取引ステータスの判別や、応対中の接客業務の予測終了時間及び待機中の次の顧客の予測待ち時間の算出等に用いられる。
S220の判定で、用件(接客業務の種別)が確定済みであると判定された場合(“Yes”の場合)に、又は、S225の処理の後に、業務サーバ210は、「取引ステータス判別」処理を行う(S230)。この処理は、取引ステータス(現在応対中の接客フロー名)を確定させるために行われる。
この処理では、業務サーバ210は、取引シナリオ処理部217が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223からその呼出番号と対応付けられた抽出キーワードを読み出すとともに、取引シナリオDB221から取引シナリオデータ420(図4参照)を読み出す。そして、取引シナリオ処理部217は、抽出キーワードと取引シナリオデータ420に含まれている設定キーワードとを比較して、抽出キーワード(図8に示す「キーワード抽出結果」)と設定キーワード(図8に示す「取引シナリオDBキーワード」)とが一致するか否かを、すなわち、抽出キーワードが一連の接客フローの中のどの工程に特有の設定キーワード(以下、「フロー特有キーワード」と称する)のすべて(又は、主要なもの)に一致するのかを判別する。これにより、取引シナリオ処理部217は、応対中の取引ステータスを判別する。取引シナリオ処理部217は、応対中の取引ステータスを判別すると、接客データ格納部223に格納されている最新の接客管理データ440の取引ステータスを、判別した応対中の取引ステータスに更新する。
次に、業務サーバ210は、取引ステータスの変更があるか否かの判定処理を行う(S231)。
この処理では、業務サーバ210は、待ち時間処理部218が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223から前回の接客管理データ440と最新の接客管理データ440(すなわち、S225で接客データ格納部223に格納された接客管理データ440)とを読み出し、前回の接客管理データ440の中に含まれている取引ステータスと最新の接客管理データ440の中に含まれている取引ステータスとを比較して、双方が一致するか否かを判定する。双方が一致する場合に、待ち時間処理部218は、取引ステータスの変更があると判定する。一方、双方が一致しない場合に、待ち時間処理部218は、取引ステータスの変更がないと判定する。
S231の判定で、取引ステータスの変更があると判定された場合(“Yes”の場合)に、処理は、S235に進む。
一方、S231の判定で、取引ステータスの変更がないと判定された場合(“No”の場合)に、処理は、S245に進む。この場合に、業務サーバ210は、予測終了時間の補正を行わずに、予測待ち時間を算出する。したがって、業務サーバ210は、それまでに判別した取引ステータスと予測終了時間とを基に、予測待ち時間を算出する。
S231の判定で、取引ステータスの変更があると判定された場合(“Yes”の場合)に、業務サーバ210は、予測終了時間の補正が不要か否かの判定処理を行う(S235)。
この処理では、業務サーバ210は、待ち時間処理部218が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223から最新の接客管理データ440(すなわち、現在応対中の取引ステータスの接客管理データ440)を読み出し、接客管理データ440に含まれている経験開始時間と開始実時間とが一致するか否かを判定する。双方が一致する場合に、応対中の接客業務が取引シナリオによって設定された時間通りに進行しているため、待ち時間処理部218は、予測終了時間の補正が不要であると判定する。一方、双方が一致しない場合に、応対中の接客業務が取引シナリオによって設定された時間通りに進行していないため、待ち時間処理部218は、予測終了時間の補正が必要であると判定する。
S235の判定で、予測終了時間の補正が不要であると判定された場合(“Yes”の場合)に、処理は、S245に進む。この場合に、業務サーバ210は、待ち時間処理部218が、予測終了時間の補正を行わずに、接客データ格納部223に格納されている最新の接客管理データ440の差分時間及び予測終了時間を、前回の差分時間及び予測終了時間と同じ値に更新する。なお、この場合に、待ち時間処理部218は、後記するS245の処理で、前回と同じ値の予測終了時間に基づいて、予測待ち時間を算出するため、前回と同じ値の予測待ち時間を算出することになる。
一方、S235の判定で、予測終了時間の補正が必要であると判定された場合(“No”の場合)に、処理は、S240に進む。この場合に、業務サーバ210は、「予測終了時間の補正」処理を行う(S240)。
この処理では、業務サーバ210は、待ち時間処理部218が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223から最新の接客管理データ440を読み出し、最新の接客管理データ440の中に含まれている経験開始時間と開始実時間との差分(以下、「差分時間」と称する)を算出する。そして、待ち時間処理部218は、差分時間に基づいて、最新の接客管理データ440の中に含まれている予測終了時間を補正する。
なお、予測終了時間の補正は、待ち時間処理部218が、経験開始時間と開始実時間との関係から、応対中の取引ステータスが予測(取引シナリオの設定)から前倒しの状態であるのか又は後ろ倒しの状態であるのかを判別することによって、行われる。
すなわち、待ち時間処理部218は、開始実時間が経験開始時間よりも短い場合に、応対中の取引ステータスが予測よりも前倒しの状態であると判別する。そして、待ち時間処理部218は、開始実時間と経験開始時間との差分時間を当該取引ステータスの前倒し時間とし、予測終了時間に対して当該取引ステータスの前倒し時間(差分時間)分を減算することによって、補正後の予測終了時間を算出する。
一方、待ち時間処理部218は、開始実時間が経験開始時間よりも長い場合に、応対中の取引ステータスが予測よりも後ろ倒し(遅延)の状態であると判別する。そして、待ち時間処理部218は、開始実時間と経験開始時間との差分時間を当該取引ステータスの遅延時間とし、予測終了時間に対して当該取引ステータスの遅延時間(差分時間)分を加算することによって、補正後の予測終了時間を算出する。
待ち時間処理部218は、補正後の予測終了時間を算出すると、接客データ格納部223に格納されている最新の接客管理データ440の差分時間及び予測終了時間を、算出した差分時間及び補正後の予測終了時間と同じ値に更新する。
S235の判定で、予測終了時間の補正が不要であると判定された場合(“Yes”の場合)に、又は、S240の処理の後に、業務サーバ210は、「予測待ち時間算出」処理を行う(S245)。
この処理では、業務サーバ210は、待ち時間処理部218が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223から最新の接客管理データ440を読み出し、最新の接客管理データ440の中に含まれている予測終了時間に対して所定時間を加算した後、接客業務の開始時刻(すなわち、接客開始指示データ440A(図6(a)参照)に含まれている「現時刻」データが表す時刻)から現時刻までの経過時間分を減算することによって、予測待ち時間を算出する。すなわち、待ち時間処理部218は、「(接客業務の開始時刻からの)予測終了時間+所定時間−(接客業務の開始時刻からの)経過時間」=「予測待ち時間」として、予測待ち時間を算出する。
なお、本実施形態では、予測終了時間に対して加算する所定時間が「0分」であるものとして説明する。したがって、本実施形態では、待ち時間処理部218は、「(接客業務の開始時刻からの)予測終了時間+0分−(接客業務の開始時刻からの)経過時間」=「予測待ち時間」として、予測待ち時間を算出する。ただし、予測終了時間に対して加算する所定時間は、運用に応じて、「0分」以外の値にすることもできる。
次に、業務サーバ210は、「表示データ更新」処理を行う(S250)。
この処理では、業務サーバ210は、画面表示Webサービス部219が、呼出番号を検索キーにして、接客データ格納部223から最新の接客管理データ440を読み出し、最新の接客管理データ440に基づいて、最新の予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を表す更新表示用のWebページ画像データ(図9参照)を生成する。図9は、実施形態で用いる表示画像データの一例を示す図である。図9(a)は、予測終了時間を表示するWebページ画像データの一例を示しており、図9(b)は、予測待ち時間を表示するWebページ画像データの一例を示している。なお、図9(a)に示す例では、Webページ画像データは、現在応対中の顧客の呼出番号を表示する構成となっている。一方、図9(b)に示す例では、Webページ画像データは、待機中の次の顧客の呼出番号を表示する構成となっている。Webページ画像データの構成は、運用に応じて、適宜変更することができ、例えば予測終了時間と予測待ち時間との双方を表示することも可能である。
画面表示Webサービス部219は、生成した更新表示用のWebページ画像データ(以下、「更新表示データ」と称する)を顧客の目に触れる端末(例えば、大型ディスプレイ140が接続された表示端末130や顧客によって所持される携帯電話900等)に送信して、更新表示データを表示させる。これにより、業務サーバ210は、最新の予測終了時間及び予測待ち時間の双方又は一方を顧客に通知する。なお、更新表示データを表示させる端末は、更新表示データが表示可能なものであれば、種類を問わない。
S250の後、業務サーバ210は、応対中の接客業務が終了したか否かの判定処理を行う(S255)。
この処理では、業務サーバ210は、制御部213が、窓口端末110から呼出番号及び接客終了指示を受信しているか否かを判別する。
呼出番号及び接客終了指示を受信している場合(“Yes”の場合)に、制御部213は、その呼出番号に対応する予測待ち時間の算出等の一連の処理を終了する。なお、業務サーバ210は、一連の処理を終了した後に、再び、窓口端末110から呼出番号及び接客開始指示を受信した場合に、再び、図8に示す処理を行う。
一方、呼出番号及び接客終了指示を受信していない場合(“No”の場合)に、処理は、S210に戻る。この場合に、業務サーバ210は、窓口端末110から呼出番号及び接客終了指示を受信するまで、S210からS255までの処理を繰り返し行う。なお、この場合に、営業店100の、呼出番号及び接客終了指示を送信した窓口端末100は、接客業務を実行するアプリケーションを一時的にクロージングして、次の顧客を呼び出せる状態となる。
(接客システムの動作例)
以下、図10及び図11を参照して、本実施形態で用いる接客業務用サーバ210の具体的な動作例を説明する。図10及び図11は、実施形態で用いる接客業務用サーバの動作例を示す図である。
図10及び図11は、左側から順に、「接客フロー」、「会話音声」、「抽出キーワード」、「取引ステータス」、「時間データ」、及び「Webページ画像(データ)」を、連動して示している。なお、図10及び図11中、「接客フロー」は、取引シナリオDB221に予め格納された取引シナリオデータ420(図4参照)に設定されている工程を意味している。また、「会話音声」は、顧客とテラーとの間で発話された、一定時間分毎の音声ファイルデータ410(図3参照)を意味している。「抽出キーワード」は、「会話音声」から抽出されたキーワードを意味している。「取引ステータス」は、抽出キーワードに基づいて判別された現在応対中の工程を意味している。「時間データ」は、経験開始時間や開始実時間、予測終了時間等の、取引ステータスに関連する各種の時間データを意味している。「Webページ画像(データ)」は、画像表示Webサービス部219(図2参照)によって生成されるWebページ画像データ(図9参照)を意味している。図10及び図11は、「Webページ画像(データ)」として、主要なものだけを抜粋して示している。
図10及び図11に示す例では、接客フローは、「挨拶(S305)」、「用件判別(S310)」、「商品説明(S315)」、「シミュレーション(S320)」、「購入合意(S325)」、「申込書記入(S330)」、「事務処理(S335)」、「申込完了(S340)」、及び「クロージング(S345)」の順となっている。
図10及び図11に示す例では、S305の工程(「挨拶」の工程)において、業務サーバ210は、窓口端末110から「会話音声」である音声ファイルデータ410を受信し、その「会話音声」の中から、キーワードとして、「お待たせ」という用語を抽出している。なお、図9及び図10に示す「TL」は、テラーを意味している。
また、業務サーバ210は、その抽出キーワードに基づいて、現在応対中の取引ステータスが「挨拶」であると判別している。
また、業務サーバ210は、その「挨拶」の取引ステータスに対応する時間データとして、「経験(経験終了時間)」を「0分」、「実(開始実時間)」を「0分」、及び「予測(予測終了時間)」を不明であることを表す「−分」と判別している。
さらに、業務サーバ210は、判別された時間データに基づいて、更新表示用の「Webページ画像(データ)」(すなわち、「更新表示データ」)を生成している。この後、業務サーバ210は、顧客の目に触れる端末(例えば、大型ディスプレイ140が接続された表示端末130や顧客によって所持される携帯電話900等)に送信する。
なお、キーワードの抽出及び取引ステータスの判別は、業務サーバ210が、図8に示すS215からS230までの処理(すなわち、「音声認識・キーワード抽出」から「取引ステータス判別」までの処理)を行うことによって、行われる。また、時間データの判別は、業務サーバ210が、図8に示すS235からS245までの処理(すなわち、予測終了時間の補正が不要か否かの判別処理から「予測待ち時間算出」までの処理)を行うことによって、行われる。また、更新表示用の「Webページ画像(データ)」の生成及び送信は、業務サーバ210が、図8に示すS255の処理(すなわち、「表示データ更新」処理)を行うことによって、行われる。
以下、S310からS345までの工程(「用件判別」から「クロージング」までの工程)において、業務サーバ210は、窓口端末110から音声ファイルデータ410を受信する度に、同様に動作する。
本実施形態に係る接客システム1は、以下の特徴を有する。
(1)業務サーバ210は、テラーが特殊なオペレーションを行うことなく、接客業務で発話された自然な会話内容から、現在応対中の接客業務の取引ステータスや予測接客終了時間等を判別することができる。
(2)業務サーバ210は、従来、特に予測が難しかった相談や取引等の接客業務の予測接客終了時間を、実際の終了時間に近似した値で算出することができる。
(3)業務サーバ210は、金融機関等で既に利用されている番号呼出システム150と連動することにより、顧客の呼出番号を取得し、現在応対中の接客業務の取引ステータスや実際の終了時間に近似した予測終了時間を待機中の次の顧客に通知するができる。これにより、次の顧客は、自身が後どれ位の時間を待てばよいのかを、正確に把握することができる。
以上の通り、本実施形態に係る接客システム1によれば、業務サーバ210により算出された実際の終了時間に近似した予測終了時間を、待機中の顧客に通知することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、前記した実施形態は、営業店100の窓口における接客業務に利用する形態となっている。しかしながら、本発明は、顧客とテラーとの間で発話された会話音声を利用する形態であればよいため、電話チャネルを活用するコールセンタの接客業務にも適用することができる。
また、例えば、前記した実施形態は、業務サーバ210を電算センタ200に設けている。しかしながら、業務サーバ210は、電算センタ200以外の場所(例えば、営業店100)に設けられていてもよい。
また、例えば、業務サーバ210は、複数の接客業務が複数の窓口で並行して行われている場合に、接客業務の種別毎に、最も早く終了する案件(すなわち、予測終了時間が最も短い案件)に基づいて、予測終了時間や予測待ち時間を、各窓口の窓口端末110や顧客によって所持された端末装置に通知するようにしてもよい。
また、例えば、業務サーバ210は、営業店100の窓口毎に応対可能な接客業務の種別を記憶部に予め記録しておき、応対可能な接客業務の予測終了時間や予測待ち時間を、各窓口の窓口端末110に通知するようにしてもよい。
1 接客システム
100 営業店
110 窓口端末装置(窓口端末)
111 音声入力部
112 入力部
113 表示部
114 制御部
115 音声処理部
116 音声ファイル格納部
117 呼出AP部
120 マイク
121 音声入力部
122 音声処理部
130 表示端末装置(表示端末)
131 制御部
132 画面処理部
133 Webブラウザ部
140 大型ディスプレイ
141 表示部
150 番号呼出システム
151 番号管理部
200 電算センタ
210 接客業務用サーバ(業務サーバ)
211 入力部
212 表示部
213 制御部
214 記憶部
215 音声受信部
216 音声認識部
217 取引シナリオ処理部
218 待ち時間処理部
219 画面表示Webサービス部(通知部)
220 音声ファイル格納部
221 取引シナリオDB
222 待ち時間DB
223 接客データ格納部
300 ローカルネットワーク
310 インターネット回線
900 携帯電話
901 制御部
902 画面処理部
903 Webブラウザ部
904 表示部

Claims (9)

  1. 応対中の接客業務で発話された会話音声を音声ファイルデータとして格納する音声ファイル格納部と、
    接客業務の中の各工程に対応するキーワードを設定キーワードとし、当該設定キーワードを含む、予め想定された接客業務の取引シナリオを表す取引シナリオデータを予め格納する取引シナリオデータベースと、
    接客業務の開始時刻を起点時刻とし、接客業務の統計上の経験則から想定される当該起点時刻からの経験終了時間を表すデータと接客業務の中の各工程の統計上の経験則から想定される当該起点時刻からの経験開始時間を表すデータとを含む時間算出基準データを予め格納する待ち時間データベースと、
    前記音声ファイル格納部に格納された前記音声ファイルデータを音声認識して、接客業務に関連する特定のキーワードを抽出キーワードとして抽出する音声認識部と、
    前記取引シナリオデータベースに格納された前記取引シナリオデータに含まれている前記設定キーワードと前記音声認識部によって抽出された前記抽出キーワードとを比較することにより、現在応対中の工程を表す取引ステータスを判別する取引シナリオ処理部と、
    前記時間算出基準データに基づいて前記取引ステータスに対応する前記経験開始時間を特定し、前記経験開始時間に対する前記取引ステータスの前倒し時間又は遅延時間を算出して、前記経験終了時間に対して当該前倒し時間を減算することにより、又は、前記経験終了時間に対して当該遅延時間を加算することによって、前記応対中の接客業務の予測上の終了時間である予測終了時間を算出する待ち時間処理部と
    を有することを特徴とする接客業務用サーバ。
  2. 請求項1に記載の接客業務用サーバにおいて、
    前記待ち時間処理部は、
    前記取引ステータスにおける前記起点時刻から実際の開始時刻までの時間である開始実時間が前記経験開始時間よりも短い場合に、前記前倒し時間として、当該開始実時間と前記経験開始時間との差分時間を算出して、前記経験終了時間に対して当該差分時間を減算することによって、前記予測終了時間を算出し、
    当該開始実時間が前記経験開始時間よりも長い場合に、前記遅延時間として、当該開始実時間と前記経験開始時間との差分時間を算出して、前記経験終了時間に対して当該差分時間を加算することによって、前記予測終了時間を算出する
    ことを特徴とする待ち接客業務用サーバ。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の接客業務用サーバにおいて、
    前記待ち時間処理部は、前記予測終了時間に対して所定時間分を加算した後、前記起点時刻から現時刻までの経過時間分を減算することによって、待機中の次の顧客の予測待ち時間を算出する
    ことを特徴とする待ち接客業務用サーバ。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の接客業務用サーバにおいて、
    さらに、各顧客に固有の呼出番号、前記取引ステータス、前記経験終了時間、前記経験開始時間、及び、前記取引ステータスにおける前記起点時刻から実際の開始時刻までの時間である開始実時間を含む接客管理データを一時的に格納する接客データ格納部を有しており、
    前記取引シナリオ処理部は、前記取引ステータスを判別した場合に、前記待ち時間データベースに格納された前記時間算出基準データに含まれている前記取引ステータスに対応する工程のデータに基づいて、前記接客管理データを生成して、前記接客データ格納部に格納し、
    前記待ち時間処理部は、前記呼出番号をキーデータにして、前記接客データ格納部に格納された当該呼出番号の前記接客管理データに基づいて、当該呼出番号の顧客の前記予測終了時間を算出する
    ことを特徴とする待ち接客業務用サーバ。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の接客業務用サーバにおいて、
    前記取引シナリオデータベースは、前記取引シナリオデータとして、接客業務の種別、前記経験終了時間、接客業務の一連の接客フローの中の各工程に対応する接客フロー名、各接客フロー名に対応付けられた前記設定キーワード、及び、各接客フロー名に対応付けられた前記経験開始時間を予め格納する
    ことを特徴とする待ち接客業務用サーバ。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の接客業務用サーバにおいて、
    さらに、前記音声ファイル格納部に格納される前記音声ファイルデータを外部の機器から受信する音声受信部と
    を有することを特徴とする待ち接客業務用サーバ。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の接客業務用サーバにおいて、
    さらに、前記待ち時間処理部によって算出された前記予測終了時間を、待機中の顧客に通知する通知手段に出力する通知部と
    を有することを特徴とする待ち接客業務用サーバ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の接客業務用サーバと、
    応対中の接客業務で発話された会話音声を音声ファイルデータとしてデータ化して前記接客業務用サーバに出力する窓口端末装置と、
    前記接客業務用サーバによって算出された前記予測終了時間を前記接客業務用サーバから取得して、待機中の顧客に通知する通知手段と
    を備えることを特徴とする接客システム。
  9. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載の接客業務用サーバを用い、
    前記音声認識部が、前記音声ファイル格納部に格納された前記音声ファイルデータを音声認識して、接客業務に関連する特定のキーワードを抽出キーワードとして抽出する工程と、
    前記取引シナリオ処理部が、前記取引シナリオデータベースに格納された前記取引シナリオデータに含まれている前記設定キーワードと前記音声認識部によって抽出された前記抽出キーワードとを比較することにより、現在応対中の工程を表す取引ステータスを判別する工程と、
    前記待ち時間処理部が、前記時間算出基準データに基づいて前記取引ステータスに対応する前記経験開始時間を特定し、前記経験開始時間に対する前記取引ステータスの前倒し時間又は遅延時間を算出して、前記経験終了時間に対して当該前倒し時間を減算することにより、又は、前記経験終了時間に対して当該遅延時間を加算することによって、前記応対中の接客業務の予測上の終了時間である予測終了時間を算出する工程と
    を有することを特徴とする接客業務の予測終了時間算出方法。
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