JP5531310B2 - 官能基の測定方法 - Google Patents

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本発明は、官能基の測定方法に関し、特に固体材料の表面に存在する官能基の測定方法に関する。
ダイヤモンド様薄膜(DLC膜)は、高強度で且つ低摩擦の平坦な表面を有する。このため、工具、金型及びハードディスク等の表面の保護に用いられている。また、平滑な特性を生かしてステント及びカテーテル等の血液と接触する医療用器具の表面のコーティングにも用いられている。DLC膜の表面に存在カルボキシル基及びアミノ基等の官能基を導入することにより、生体適合性を向上させることが検討されている。DLC膜の生体適合性は、表面に存在する官能基の種類及び量により大きな影響を受けることが知られている。このため、DLC膜の表面に存在する官能基の種類及び量を正確に測定することが求められている。
DLC膜等の炭素質膜の表面に存在する官能基の種類及び量は、表面に存在する元素及びその元素の結合状態をX線光電子分光分析(XPS)法等によって測定することにより大まかに推定することができる。例えば、XPS測定により得られた炭素の1s(C1s)ピークが、C−C結合成分以外にCO−O結合成分を含んでいることが確認できれば、カルボキシル基(COOH)の存在が推定できる。また、ピークの波形分離を行うことにより量についてもある程度推定することができる。しかし、波形分離の操作は複雑であり、精度も高くない。さらに、官能基の詳細について情報を得ることができず、COOHと、エステル(COO−R)とを区別することはできない。COOHとカルボニル基(C=O)及び水酸基(C−OH)とは、ピーク位置にずれがあるため、理論上は波形分離によりピークを分離して定量することが可能である。しかし、実際にはピーク分離は、パラメータが多い関数解析であり難解である。
XPS測定において、官能基を区別して測定する方法に化学修飾法がある(例えば、非特許文献1を参照。)。化学修飾法は、特定の官能基と特異的に反応する標識試薬を用いて官能基の修飾を行い、標識試薬を測定する方法である。例えば、COOHとは反応するが他の官能基とは反応せず且つフッ素(F)を含む標識試薬を用いれば、Fの量を測定することによりCOOHの量を測定することが可能となる。
Y. Nakayama、他、"J. Polym. Sci., Part A: Polym. Chem."、1988年、26巻、p559
しかしながら、特定の官能基と特異的に反応し且つXPSにより容易に測定することができ、標識試薬として使用できる理想的な化合物はあまり知られていない。このため、従来の化学修飾法により測定できる官能基は限られている。また、化学反応にはほぼ例外なく副反応が生じるため、標識試薬は対象外の官能基とも反応するおそれがある。しかし、従来の化学修飾法では、副反応は無視されてきた。このため、測定精度が十分であるとはいえない。
炭素質膜以外の固体材料の表面においても、XPSを用いて官能基の測定をする場合には同様の問題が生じる。
本願は、複雑な波形分離を用いることなく、固体材料の表面に存在する官能基をより幅広く且つより正確に測定できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は官能基の測定方法を、官能基の数と同数の標識試薬を導入し、標識試薬の導入量及び反応率をパラメータとする行列方程式を解くことにより官能基の量を算出する構成とする。
具体的に、本発明に係る官能基の測定方法は、固体材料の表面に存在する複数の官能基の量を測定する方法を対象とし、固体材料からなる複数の評価用試料を準備する工程(a)と、各官能基に対する反応率をあらかじめ測定した複数の標識試薬を準備する工程(b)と、評価用試料と標識試薬とをそれぞれ反応させる工程()と、工程()よりも後に、評価用試料のそれぞれについてその表面に導入された標識試薬の導入量をX線光電子分光測定法により測定する工程()と、固体材料の表面に存在する各官能基の量を、G=R-1Qに基づいて算出する工程()とを備えている。但し、G、R及びQは以下の通りであり、Fn(nは2以上の整数)は複数の官能基のうちのn番目の官能基であり、Lm(mは2以上の整数且つm=n)は複数の標識試薬のうちのm番目の標識試薬であり、GFn固体材料の表面に存在するFnの量であり、QLm固体材料の表面に導入されたLmの導入量であり、RLm/FnはLmとFnとの反応率である。
Figure 0005531310
本発明の官能基の測定方法は、評価用試料のそれぞれに導入された標識試薬の導入量と、あらかじめ測定した標識試薬の各官能基に対する反応率とを用いて、固体表面に存在する官能基の量を算出する。このため、標識試薬の副反応を無視しないためより正確に官能基の量を測定することができる。また、副反応を考慮するため特定の官能基だけと反応する標識試薬を用いる必要がない。従って、標識試薬の選択が容易になり、種々の官能基に容易に対応することが可能となる。
本発明の官能基の測定方法において、標識試薬のそれぞれは、ヘテロ元素を含み、工程()では、ヘテロ元素の量を測定することにより標識試薬の導入量を測定すればよい。
本発明の官能基の測定方法において、複数の官能基は、水酸基、カルボニル基及びカルボキシル基であり、複数の標識試薬は、トリフルオロ酢酸、ヒドラジン及びトリフルオロエタノールとジイソプロピルカルボジイミドとの混合物とすればよい。
本発明の官能基の測定方法において、工程()は気相反応とすればよい。
本発明の官能基の測定方法において、各官能基に対する反応率は、単一の官能基を有する基準高分子フィルムと各標識化合物とを反応させることにより求めればよい。
本発明の官能基の測定方法において、固体材料は炭素質膜であってもよい。
本発明に係る官能基の測定方法によれば、複雑な波形分離を用いることなく、固体材料の表面に存在する官能基をより幅広く且つより正確に測定できる。
(a)及び(b)は官能基と標識試薬との反応を示す模式図であり、(a)は理想的な反応を示し、(b)は副反応が生じる場合を示している。 水酸基の標識反応を示す反応スキームである。 カルボニル基の標識反応を示す反応スキームである。 カルボキシル基の標識反応を示す反応スキームである。 第1の実施例において用いた気相反応用チャンバーを示す図である。 第1の実施例において各標識試薬と反応させた後の評価用試料のXPS測定結果を示すチャートである。
本明細書において炭素質膜とは、ダイヤモンド様膜(DLC膜)に代表されるsp2炭素−炭素結合(グラファイト結合)及びsp3炭素−炭素結合(ダイヤモンド結合)を含む膜である。DLC膜のようなアモルファス状態の膜であっても、ダイヤモンド膜のような結晶状態の膜であってもよい。
まず、固体材料の表面に存在する官能基の量を測定する原理について説明する。以下においては、固体材料として炭素質膜を例に説明を行うが、炭素質膜以外の固体材料についても同様にして官能基を測定することができる。
まず、図1に示すように表面に官能基F1と官能基F2とが存在している炭素質膜101と標識試薬L1とを反応させる場合を考える。官能基F1と官能基F2とは、X線光電子分光(XPS)測定では区別が困難な官能基である。標識試薬L1は官能基F1と特異的に反応する試薬である。
炭素質膜101と標識試薬L1との反応が理想的に進む場合には、図1(a)に示すように、すべての官能基F1が標識試薬L1により標識されF1L1となる。従って、炭素質膜101の表面に導入された標識試薬L1の量を想定すれば、官能基F1の量を測定することができる。標識試薬L1が炭素質膜101にほとんど含まれていない特定のヘテロ元素を含んでいるようにすれば、炭素質膜101の表面に導入された標識試薬L1の量を容易に測定することができる。
しかし、実際には図1(b)に示すように、通常は標識試薬L1と官能基F1との反応率RL1/F1は100%ではない。また、標識試薬L1と官能基F2とが反応してF2L1が生成される副反応が生じる。このため、炭素質膜101の表面に導入された標識試薬L1の導入量QL1は、官能基Aの量ではなく、官能基F1の存在量GF1と反応率RL1/F1とを掛けたもの及び官能基F2の存在量GF2と反応率RL1/F2とを掛けたものの和となる。つまり、次の式(1)に示すような関係が成り立つ。
L1=RL1/F1F2+RL1/F2F2 ・・・ (1)
さらに、拡張して炭素質膜101の表面にn種類(nは2以上の整数)の官能基が存在する場合に、m種類(mは2以上の整数且つm=n)の標識試薬を反応させる場合を考える。この場合、mとnとは等しいため、官能基の量Gと標識試薬の導入量Qとはn列の行列となり、Rはn次正方行列となり、次の式(2)に示すような行列方程式が成り立つ。
Figure 0005531310
従って、逆行列R-1を用いることにより、式(3)に示すように目的とする官能基の量Gを求めることが可能となる。
G=R-1Q ・・・ (3)
標識試薬Lmと官能基Fnとの反応率RLm/Fnは、標識試薬Lmと官能基Fnだけを有する基準高分子フィルムとを反応させることにより実験的に求めることができる。例えば、基準高分子フィルムとしてポリビニルアルコールを用いれば、標識試薬と水酸基(C−OH)との反応率を求めることができる。ポリアクリル酸を用いればカルボキシル基(COOH)との反応率を求めることができ、ポリビニルメチルケトンを用いればカルボニル基(C=O)との反応率を求めることができる。同様に、ポリアリルアミンを用いればアミノ基との反応率を求めることができ、ポリエチルメタクリレート又はポリビニルアセテート等を用いればエステル基との反応率を求めることができる。
また、副反応を考慮するため、標識試薬Lmは必ずしも官能基Fnとだけ特異的に反応する必要はない。複数の官能基と反応する標識試薬であっても、各官能基に対する反応率が明らかであればよい。このため、標識試薬の選択が容易となるという利点も得られる。各標識試薬は、炭素質膜に含まれていないヘテロ元素を有していれば、XPS測定により容易に導入量を測定することができる。通常の炭素質膜はほぼ炭素と水素とからなるため、フッ素(F)又は窒素(N)等のヘテロ元素を含んでいれば容易に導入量を測定できる。炭素質膜の改質のためにフッ素(F)又はシリコン(Si)等を炭素質膜に導入した場合には、これらの元素以外の元素を含む標識試薬を用いればよい。但し、炭素質膜に含まれているヘテロ元素を含む標識試薬であっても、差分を取ることにより導入量を求めることができる。さらに、各標識試薬は独立して反応させ測定を行うため、複数の標識試薬が同じヘテロ元素を含んでいてもよい。さらに、標識試薬と官能基との反応は一段階で完結する必要はなく、多段階の反応であってもよい。
標識試薬の組み合わせは特に限定されないが、C−OH、C=O及びCOOHを測定する場合には、無水トリフルオロ酢酸(TFAA)と、ヒドラジン(Hyd)と、トリフルオロエタノール(TFE)及びジイソプロピルカルボジイミド(DIC)との組み合わせとすればよい。
無水トリフルオロ酢酸(TFAA)と、C−OHとが反応すると図2に示すようにCOCF3が導入される。このため、反応前の炭素質膜にフッ素が含まれていない場合には、全炭素量に対するTFAAの導入量QTFAAは式(4)に示すように表すことができる。
Figure 0005531310
なお、[COCF3]はCOCF3の原子数であり、[C]Allは全炭素の原子数である。[F]はXPS測定によりにより求めたフッ素の原子数であり、[C]はXPS測定により求めた炭素の原子数である。XPS測定において[C]はC1sピークの面積を感度係数で割ることにより求めることができる。[F]はF1sピークの面積を感度係数で割ることにより求めることができる。
同様に、ヒドラジン(Hyd)とC=Oとの反応は、図3に示すように進行する。この場合には、全炭素量に対するHydの導入量QHydは式(5)に示すように表すことができる。但し、[N]はXPS測定により求めた窒素の原子数である。
Figure 0005531310
同様に、トリフルオロエタノール(TFE)及びジイソプロピルカルボジイミド(DIC)とCOOHとの反応は、図4に示すように進行する。この場合には、全炭素量に対するTFE及びDICの導入量QTFE/DICは式(6)に示すように表すことができる。
Figure 0005531310
本開示の固体材料表面における官能基の測定方法においては、特定の官能基とのみ反応する特異性が高い標識試薬を必ずしも用いる必要はない。また、各標識試薬が同じヘテロ元素を含んでいてもよい。標識試薬に含まれるヘテロ元素は、固体材料自体にはほとんど含まれず且つXPS測定による定量が容易であることが好ましい。また、差分を取る等により導入された量が正確に定量できるのであれば、固体材料自体に含まれていても問題ない。従って、標識試薬が例えば、フッ素(F)、塩素(Cl)、窒素(N)、チタン(Ti)、ナトリウム(Na)又は硫黄(S)等のヘテロ元素を含んでいるようにすればよい。具体的には、アミノ基と主に反応するヘプタフルオロブチリルクロリド(HFBC0)又はC65NHO、水酸基と主に反応するCF3CO−Cl、ClC64−NCO又はジイソプロポキシチタニウムビスアセチルアセトナート、カルボニル基と主に反応するC65NH=NH2又はClC64NH=NH2、カルボキシル基と主に反応する水酸化ナトリウム、硝酸銀又はTlOC25及びパーオキサイド基と主に反応する二酸化硫黄等も標識試薬として用いることができる。
以下に、固体材料表面における官能基の測定方法について実施例を用いてさらに詳細に説明する。以下において、固体材料として炭素質膜を用いた実施例を説明するが、炭素質膜以外の金属膜等の無機材料膜及び高分子材料膜等の有機材料膜についても、同様にして表面に存在する官能基を測定することができる。
(第1の実施例)
まず、基材の表面に既知のイオン化蒸着法を用いてDLC膜を形成し、評価用試料を形成した。次に、表1に示すような条件で標識試薬をそれぞれ評価用試料と反応させた。
Figure 0005531310
各標識試薬と、基準高分子フィルムとを反応させることにより求めた標識試薬と官能基との反応率Rは、表2に示すようになった。C−OHのみを有する基準高分子フィルムにはポリビニルアルコールを用い、C=Oのみを有する基準高分子フィルムにはポリビニルメチルケトンを用い、COOHのみを有する基準高分子フィルムにはポリアクリル酸を用いた。
Figure 0005531310
評価用試料と標識試薬とは図5に示すようなチャンバーを用いて気相法により反応させた。次に、標識試薬と反応させた評価用試料についてそれぞれXPS測定を行った。XPS測定の際には、X線の入射角度及び強度を調整することにより試料表面から約0.3nmの範囲について測定した。各評価用試料の測定結果を図6に示す。
XPS測定により得られた結果と、式(3)とを用いてC−OH、C=O及びCOOHの全炭素量に対する官能基濃度(mol%)を求めたところ、GC-OHは検出されず、GC=Oは23%となり、GCOOHは4%となった。
(第2の実施例)
基材の表面にDLC膜を形成した後、DLC膜を湿式酸化することにより評価用試料を作製した。湿式酸化は、30%過酸化水素水と濃硫酸との1対3の混合溶液にDLC膜を10分間浸漬することにより行った。他の条件は第1の実施例と同様にして、DLC膜の表面におけるC−OH、C=O及びCOOHを測定した。GC-OHは検出されず、GC=Oは44%となり、GCOOHは7%となった。
本発明に係る官能基の測定方法は、複雑な波形分離を用いることなく、固体材料の表面に存在する官能基をより幅広く且つより正確に測定でき、炭素質膜をはじめとする固体材料の特性評価等に有用である。

Claims (6)

  1. 固体材料の表面に存在する複数の官能基の量を測定する方法であって、
    前記固体材料からなる複数の評価用試料を準備する工程(a)と、
    前記各官能基に対する反応率をあらかじめ測定した複数の標識試薬を準備する工程(b)と、
    前記評価用試料と前記標識試薬とをそれぞれ反応させる工程()と、
    前記工程()よりも後に、前記評価用試料のそれぞれについてその表面に導入された前記標識試薬の導入量をX線光電子分光測定法により測定する工程()と、
    前記固体材料の表面に存在する前記各官能基の量を、以下の式に基づいて算出する工程()とを備えていることを特徴とする官能基の測定方法。
    G=R-1
    但し、
    Figure 0005531310
    であり、Fn(nは2以上の整数)は前記複数の官能基のうちのn番目の官能基であり、Lm(mは2以上の整数且つm=n)は前記複数の標識試薬のうちのm番目の標識試薬であり、GFnは前記固体材料の表面に存在する前記Fnの量であり、QLmは前記固体材料の表面に導入された前記Lmの導入量であり、RLm/Fnは前記LmとFnとの反応率である。
  2. 前記標識試薬のそれぞれは、ヘテロ元素を含み、
    前記工程()では、ヘテロ元素の量を測定することにより前記標識試薬の導入量を測定することを特徴とする請求項1に記載の官能基の測定方法。
  3. 前記複数の官能基は、水酸基、カルボニル基及びカルボキシル基であり、
    前記複数の標識試薬は、トリフルオロ酢酸、ヒドラジン及びトリフルオロエタノールとジイソプロピルカルボジイミドとの混合物であることを特徴とする請求項1又は2に記載の官能基の測定方法。
  4. 前記工程()は気相反応であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の官能基の測定方法。
  5. 前記各官能基に対する反応率は、単一の官能基を有する基準高分子フィルムと前記各標識化合物とを反応させることにより求めることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の官能基の測定方法。
  6. 前記固体材料は炭素質膜であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の官能基の測定方法。
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