JP5530714B2 - Brake device - Google Patents
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Description
本発明は、バキュームブースタを備えたブレーキ装置に関するものである。 The present invention relates to a brake device provided with a vacuum booster.
特許文献1には、バキュームブースタの助勢限界後に、助勢限界の前後でブレーキ操作力に対するブレーキ力の増加勾配が同じとなるようにブレーキシリンダ液圧をアシスト量だけマスタシリンダ液圧より大きくする制御(以下、効き特性制御と称する)が行われるブレーキ装置が記載されている。
本発明の課題は、効き特性制御が行われるブレーキ装置におけるブレーキシリンダ液圧制御の改良である。 An object of the present invention is to improve brake cylinder hydraulic pressure control in a brake device in which effectiveness characteristic control is performed.
請求項1に記載のブレーキ装置は、(a)車両に設けられたブレーキ操作部材と、(b)そのブレーキ操作部材の操作により液圧を発生させるマスタシリンダと、(c)ブレーキシリンダを含み、そのブレーキシリンダの液圧により作動させられ、車輪の回転を抑制する液圧ブレーキと、(d)前記ブレーキ操作部材に連携させられた入力ロッドと、前記マスタシリンダの加圧ピストンに連携させられた出力ロッドと、負圧室および変圧室とを備え、それら変圧室と負圧室との差圧に基づいて、前記入力ロッドを介して入力されたブレーキ操作力を倍力して出力ロッドを介して前記マスタシリンダに出力するバキュームブースタと、(e)動力の供給により作動させられ、液圧を発生可能な動力式液圧源と、(f)前記バキュームブースタが助勢限界に達した後に、前記動力式液圧源の液圧を利用して、前記ブレーキシリンダの液圧を前記マスタシリンダの液圧よりアシスト量だけ増圧する助勢限界後アシスト制御を行うアシスト制御装置とを含むブレーキ装置であって、前記アシスト制御装置が、(g)前記アシスト量を、前記ブレーキ操作部材に加えられた操作力の変化に対する前記ブレーキシリンダ液圧の変化勾配が、前記バキュームブースタが助勢限界に達する前後で同じになる大きさに決定するアシスト量決定部を含み、そのアシスト量決定部によって決定されたアシスト量だけ前記ブレーキシリンダ液圧を前記マスタシリンダ液圧より大きくする前記助勢限界後アシスト制御としての効き特性制御を行う効き特性制御部と、(h)その効き特性制御部による制御中に、前記マスタシリンダの液圧と、その変化状態との少なくとも一方に基づき、その少なくとも一方で決まる減圧条件が成立した場合に、前記効き特性制御部による制御を終了して、前記アシスト量を小さくする前記助勢限界後アシスト制御の一部としてのアシスト量減少制御を行うアシスト量減少制御部と、(i)そのアシスト量減少制御部によるアシスト量減少制御が開始された後、予め定められた許可条件が満たされるまでの間、前記効き特性制御部による効き特性制御の開始を禁止する効き制御禁止部とを含むものとされる。
本項に記載のブレーキ装置においては、バキュームブースタ(以下、単に、ブースタと略称する)が助勢限界に達した後に、助勢限界に達する前後で、ブレーキシリンダ液圧の変化勾配が同じになるように、ブレーキシリンダの液圧をマスタシリンダの液圧よりアシスト量だけ大きくする効き特性制御が行われる。
そして、効き特性制御中に、マスタシリンダの液圧、変化状態に基づいて減圧条件が満たされた場合に、効き特性制御が終了させられて、アシスト量が減少させられる。このように、ブースタが助勢限界に達した後の状態にある場合において、アシスト量の減少が開始されるため、速やかにブレーキシリンダ液圧を減少させることができ、引きずりを抑制することができる。また、アシスト量減少制御の開始時期がマスタシリンダ液圧と変化状態との少なくとも一方に基づいて決まるため、運転者の意図に応じた時期からアシスト量減少制御を開始させることができる。
また、アシスト量減少制御が開始された後、許可条件が満たされるまでの間、効き特性制御の開始が禁止される。たとえ、効き特性制御の開始条件が成立しても、効き特性制御が開始されることがないため、制御ハンチングを防止することができる。
The brake device according to
In the brake device described in this section, after the vacuum booster (hereinafter simply referred to as booster) reaches the assist limit, the change gradient of the brake cylinder hydraulic pressure is the same before and after the assist limit is reached. The effect characteristic control is performed so that the hydraulic pressure of the brake cylinder is increased by the assist amount from the hydraulic pressure of the master cylinder.
Then, during the effect characteristic control, when the pressure reducing condition is satisfied based on the hydraulic pressure and the change state of the master cylinder, the effect characteristic control is terminated and the assist amount is decreased. As described above, when the booster is in the state after reaching the assisting limit, the assist amount starts to decrease, so that the brake cylinder hydraulic pressure can be quickly reduced and dragging can be suppressed. Further, since the start time of the assist amount reduction control is determined based on at least one of the master cylinder hydraulic pressure and the change state, the assist amount reduction control can be started from the time according to the driver's intention.
In addition, after the assist amount reduction control is started, the start of the effect characteristic control is prohibited until the permission condition is satisfied. Even if the start condition of the effect characteristic control is satisfied, the effect characteristic control is not started, so that control hunting can be prevented.
以下に、本願において特許請求が可能と認識されている発明(以下、「請求可能発明」という場合がある。請求可能発明は、少なくとも、請求の範囲に記載された発明である「本発明」ないし「本願発明」を含むが、本願発明の下位概念発明や、本願発明の上位概念あるいは別概念の発明を含むこともある。)の態様をいくつか例示し、それらについて説明する。各態様は請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも請求可能発明の理解を容易にするためであり、請求可能発明を構成する構成要素の組を、以下の各項に記載されたものに限定する趣旨ではない。つまり、請求可能発明は、各項に付随する記載,実施例の記載等を参酌して解釈されるべきであり、その解釈に従う限りにおいて、各項の態様にさらに他の構成要素を付加した態様も、また、各項の態様から構成要素を削除した態様も、請求可能発明の一態様となり得るのである。 In the following, the invention that is claimed to be claimable in the present application (hereinafter referred to as “claimable invention”. The claimable invention is at least the “present invention” to the invention described in the claims. Some aspects of the present invention, including subordinate concept inventions of the present invention, superordinate concepts of the present invention, or inventions of different concepts) will be illustrated and described. As with the claims, each aspect is divided into sections, each section is numbered, and is described in a form that cites the numbers of other sections as necessary. This is merely for the purpose of facilitating understanding of the claimable invention, and is not intended to limit the set of components constituting the claimable invention to those described in the following sections. In other words, the claimable invention should be construed in consideration of the description accompanying each section, the description of the embodiments, etc., and as long as the interpretation is followed, another aspect is added to the form of each section. In addition, an aspect in which constituent elements are deleted from the aspect of each item can be an aspect of the claimable invention.
(1)車両に設けられたブレーキ操作部材と、
そのブレーキ操作部材の操作により液圧を発生させるマスタシリンダと、
ブレーキシリンダを含み、そのブレーキシリンダの液圧により作動させられ、前記車輪の回転を抑制する液圧ブレーキと、
前記ブレーキ操作部材に連携させられた入力ロッドと、前記マスタシリンダの加圧ピストンに連携させられた出力ロッドと、負圧室および変圧室とを備え、それら変圧室と負圧室との差圧に基づいて、前記入力ロッドを介して入力されたブレーキ操作力を倍力して出力ロッドを介して前記マスタシリンダに出力するブースタと、
動力の供給により作動させられ、液圧を発生可能な動力式液圧源と、
前記ブースタが助勢限界に達した後に、前記動力式液圧源の液圧を利用して、前記ブレーキシリンダの液圧を前記マスタシリンダの液圧よりアシスト量だけ増圧する助勢限界後アシスト制御を行うアシスト制御装置と
を含むブレーキ装置。
(2)前記アシスト制御装置が、
前記アシスト量を、前記ブレーキ操作部材に加えられた操作力の変化に対する前記ブレーキシリンダ液圧の変化勾配が、前記バキュームブースタが助勢限界に達する前後で同じになる大きさに決定するアシスト量決定部を含み、そのアシスト量決定部によって決定されたアシスト量だけ前記ブレーキシリンダ液圧を前記マスタシリンダ液圧より大きくする前記助勢限界後アシスト制御としての効き特性制御を行う効き特性制御部と、
その効き特性制御部による制御中に、前記マスタシリンダの液圧と、その変化状態との少なくとも一方に基づき、その少なくとも一方で決まる減圧条件が成立した場合に、前記効き特性制御部による制御を終了して、前記アシスト量を小さくする前記助勢限界後アシスト制御の一部としてのアシスト量減少制御を行うアシスト量減少制御部と
を含む(1)項に記載のブレーキ装置。
アシスト制御とは、ブースタの助勢限界後に、ブレーキシリンダの液圧をマスタシリンダの液圧よりアシスト量だけ大きくする制御であり、効き特性制御とアシスト量減少制御とが含まれる。
効き特性制御において、アシスト量が、ブレーキ操作部材に加えられた操作力の変化に対するブレーキシリンダ液圧の変化勾配が、バキュームブースタが助勢限界に達する前後で同じになる大きさに、決定されるのであるが、アシスト量は、原則として、前後で変化勾配が同じになるように決定されるのであり、厳密な意味において変化勾配が同じになる大きさに決定されるという意味ではない。
(3)前記アシスト量減少制御部が、(a)前記マスタシリンダの減少勾配が、予め定められた設定勾配以上である場合、(b)前記マスタシリンダ液圧が最大値から設定値以上減少した場合、(c)前記マスタシリンダ液圧と前記バキュームブースタが助勢限界に達した場合のマスタシリンダ液圧との差が設定値以下になった場合のうちの1つ以上が成立した場合に、前記アシスト量減少制御を開始する制御開始部を含む(2)項に記載のブレーキ装置。
減少勾配が設定勾配以上である場合には、運転者がブレーキ力を小さくする意図があるとすることができる。設定勾配は、運転者がブレーキ力を小さくする意図があるとみなし得る大きさとしたり、マスタシリンダ液圧が確実に減少したとみなし得る大きさとしたりすることができる。
最大値からの減少量が設定値以上である場合にも同様に、運転者がブレーキ力を小さくする意図があるとみなすことができる。設定値は、ブレーキ力を小さくする意図があるとみなし得る大きさとすることができる。
マスタシリンダ液圧とバキュームブースタが助勢限界に達した場合のマスタシリンダ液圧(以下、助勢限界時液圧と称する)との差が設定値以下になった場合には、効き特性制御が不要であるとみなすことができる。設定値は、マスタシリンダ液圧が助勢限界時液圧より大きいが、アシストが不要であるとみなし得る大きさとすることができる。
効き特性制御において、実施例において詳述するようにアシスト量の変化に制限が加えられる場合には、ブレーキ操作部材の操作力を速やかに緩め、マスタシリンダ液圧が急速に減少しても、ブレーキシリンダの液圧が緩やかに減少することがある。その結果、運転者の意図に応じてブレーキ力が減少しない場合、運転者が意図するより大きなブレーキ力が加えられる場合、引きずりが生じる場合等がある。それに対して、減圧条件が満たされた場合に、アシスト量が減少させられれば、ブレーキ力を速やかに減少させることができ、ブレーキフィーリングの低下を抑制することができる。
(4)前記アシスト制御装置が、前記アシスト量減少制御部によるアシスト量減少制御が開始された後、予め定められた許可条件が満たされるまでの間、前記効き特性制御部による効き特性制御の開始を禁止する効き制御禁止部を含む(2)項または(3)項に記載のブレーキ装置。
(5)前記アシスト制御装置が、前記アシスト量減少制御部によるアシスト量減少制御の開始後、前記ブレーキ操作部材の操作力の増加が検出された場合に前記許可条件が満たされたとして、前記効き特性制御部による効き特性制御の開始を許可する第1効き制御許可手段を含む(4)項に記載のブレーキ装置。
ブレーキ操作部材の操作力の増加があったことは、マスタシリンダの液圧の変化に基づいて検出することができる。また、ブレーキ操作部材に加えられた操作力を検出する操作力センサやストロークを検出するストロークセンサを設け、これらの検出値の変化に基づいて検出することができる。
(6)前記アシスト制御装置が、前記アシスト量減少制御部によるアシスト量減少制御の開始後、前記ブレーキ操作部材の操作が解除された場合と、車両が停止状態になった場合との少なくとも一方の場合に、前記効き特性制御部による前記効き特性制御の開始を許可する第2効き制御許可手段を含む(4)項または(5)項に記載のブレーキ装置。
ブレーキ操作部材の操作が解除された場合や、車両の走行速度が停止状態にあるとみなし得る設定速度より小さくなった場合に、効き特性制御の開始が許可される。次に、ブレーキ操作部材が操作されて、効き特性制御の開始条件が満たされた場合に、効き特性制御の開始が許可されるようにするためである。
(7)前記効き特性制御部が、前記動力式液圧源の液圧を前記ブレーキシリンダに供給することにより、前記ブレーキシリンダの液圧を前記アシスト量だけ前記マスタシリンダの液圧より大きくするものであり、前記アシスト量減少制御部が、前記動力式液圧源が停止している状態で前記アシスト量を小さくするものである(2)項ないし(6)項のいずれか1つに記載のブレーキ装置。
効き特性制御においては、ブレーキシリンダに動力式液圧源の液圧が供給されて、ブレーキシリンダ液圧が増加させられる。アシスト量減少制御においては、動力式液圧源が停止させられた状態で、アシスト量が減少させられる。アシスト量を減少させる場合には、本来、動力式液圧源から液圧をブレーキシリンダに供給する必要性は低い。そのため、動力式液圧源の作動を停止させることによって、消費エネルギの低減を図ることができる。
なお、ブレーキシリンダ液圧は、動力式液圧源の出力液圧の大きさを制御することにより制御したり(例えば、ポンプモータの作動状態を制御することにより出力液圧の大きさを制御する態様)、ブレーキシリンダ、低圧源、動力式液圧源との間に電磁制御弁装置を設け、電磁制御弁装置の制御により、ブレーキシリンダ液圧を制御したりすることができる。アシスト量減少制御においては、後者の態様が実施される。
(8)前記アシスト制御装置が、
前記アシスト量を、前記ブレーキ操作部材に加えられた操作力の変化に対する前記ブレーキシリンダ液圧の変化勾配が、前記バキュームブースタが助勢限界に達する前後で同じになる大きさに決定するアシスト量決定部を含み、前記ブレーキシリンダに前記動力式液圧源の液圧を供給することにより、前記アシスト量決定部によって決定されたアシスト量だけ前記ブレーキシリンダ液圧を前記マスタシリンダ液圧より大きくする前記助勢限界後アシスト制御としての効き特性制御を行う効き特性制御部と、
その効き特性制御部による制御中に、前記マスタシリンダの液圧と、その変化状態との少なくとも一方に基づき、その少なくとも一方で決まる減圧条件が成立した場合に、前記動力式液圧源の作動を停止させるとともに、前記効き特性制御部による制御を終了させて、前記アシスト量を小さくする前記助勢限界後アシスト制御としてのアシスト量減少制御を行うアシスト量減少制御部と
を含む(1)項に記載のブレーキ装置。
本項には、(3)項ないし(5)項のいずれか1つに記載の技術的特徴を採用することができる。
(1) a brake operating member provided on the vehicle;
A master cylinder that generates hydraulic pressure by operating the brake operating member;
A hydraulic brake that includes a brake cylinder and is operated by the hydraulic pressure of the brake cylinder to suppress rotation of the wheel;
An input rod linked to the brake operation member, an output rod linked to the pressurizing piston of the master cylinder, a negative pressure chamber and a variable pressure chamber, and a differential pressure between the variable pressure chamber and the negative pressure chamber A booster that boosts the brake operation force input via the input rod and outputs the boosted force to the master cylinder via the output rod;
A powered hydraulic pressure source that is actuated by power supply and capable of generating hydraulic pressure;
After the booster reaches the assisting limit, after the assisting limit is performed, the hydraulic pressure of the power hydraulic pressure source is used to increase the hydraulic pressure of the brake cylinder by an assist amount from the hydraulic pressure of the master cylinder. A brake device including an assist control device.
(2) The assist control device is
An assist amount determination unit that determines the assist amount so that a change gradient of the brake cylinder hydraulic pressure with respect to a change in operation force applied to the brake operation member is the same before and after the vacuum booster reaches the assist limit. An effect characteristic control unit that performs an effect characteristic control as the assist control after the assist limit that makes the brake cylinder hydraulic pressure larger than the master cylinder hydraulic pressure by the assist amount determined by the assist amount determination unit;
During the control by the effectiveness characteristic control unit, when the pressure reducing condition determined by at least one of the hydraulic pressure of the master cylinder and the change state is satisfied, the control by the effectiveness characteristic control unit is terminated. The brake device according to (1), further including an assist amount decrease control unit that performs assist amount decrease control as a part of the assist control after the assist limit to reduce the assist amount.
The assist control is control for increasing the hydraulic pressure of the brake cylinder by an assist amount after the booster assist limit, and includes effectiveness characteristic control and assist amount reduction control.
In the effect characteristic control, the amount of assist is determined so that the gradient of the change in the brake cylinder hydraulic pressure with respect to the change in the operating force applied to the brake operating member is the same before and after the vacuum booster reaches the assist limit. However, in principle, the assist amount is determined so that the change gradient is the same before and after, and does not mean that the assist amount is determined to have the same change gradient in a strict sense.
(3) When the assist amount decrease control unit is (a) the decrease gradient of the master cylinder is greater than or equal to a predetermined set gradient, (b) the master cylinder hydraulic pressure is decreased from the maximum value by a set value or more. (C) when one or more of the cases where the difference between the master cylinder hydraulic pressure and the master cylinder hydraulic pressure when the vacuum booster reaches the assist limit is less than or equal to a set value, The brake device according to item (2), including a control start unit that starts assist amount reduction control.
If the decreasing gradient is greater than or equal to the set gradient, it can be assumed that the driver intends to reduce the braking force. The set gradient can be a magnitude that can be considered that the driver intends to reduce the braking force, or a magnitude that can be considered that the master cylinder hydraulic pressure has been reliably reduced.
Similarly, when the amount of decrease from the maximum value is equal to or greater than the set value, it can be considered that the driver intends to reduce the braking force. The set value can be set to a magnitude that can be considered to be intended to reduce the braking force.
When the difference between the master cylinder fluid pressure and the master cylinder fluid pressure when the vacuum booster reaches the assist limit (hereinafter referred to as the fluid pressure at the assist limit) is less than the set value, no effect characteristic control is required. Can be considered. The set value can be set to such a magnitude that the master cylinder hydraulic pressure is greater than the hydraulic pressure at the assisting limit, but that assistance can be considered unnecessary.
In the effect characteristic control, when the change in the assist amount is limited as described in detail in the embodiment, the operating force of the brake operating member is quickly relaxed, and even if the master cylinder hydraulic pressure decreases rapidly, The hydraulic pressure in the cylinder may decrease slowly. As a result, there is a case where the braking force does not decrease according to the driver's intention, a case where a larger braking force than the driver intends is applied, or a drag occurs. On the other hand, when the decompression condition is satisfied, if the assist amount is reduced, the braking force can be quickly reduced, and a decrease in brake feeling can be suppressed.
(4) After the assist amount reduction control by the assist amount decrease control unit is started, the effectiveness control by the effect characteristic control unit is started until a predetermined permission condition is satisfied. The brake device according to (2) or (3), which includes an effective control prohibiting unit that prohibits
(5) If the permission condition is satisfied when the assist control device detects an increase in the operation force of the brake operation member after the start of the assist amount decrease control by the assist amount decrease control unit, The brake device according to item (4), including first effect control permission means for permitting start of effect characteristic control by the characteristic control unit.
An increase in the operating force of the brake operating member can be detected based on a change in the hydraulic pressure of the master cylinder. In addition, an operation force sensor that detects an operation force applied to the brake operation member and a stroke sensor that detects a stroke can be provided, and detection can be performed based on changes in these detection values.
(6) When the assist control device starts the assist amount decrease control by the assist amount decrease control unit, at least one of the case where the operation of the brake operation member is released and the case where the vehicle is stopped In this case, the brake device according to item (4) or (5), further including second effect control permission means for permitting the start of the effect characteristic control by the effect characteristic control unit.
When the operation of the brake operation member is released, or when the traveling speed of the vehicle becomes lower than a set speed that can be regarded as being stopped, the start of the effect characteristic control is permitted. Next, when the brake operation member is operated and the start condition of the effect characteristic control is satisfied, the start of the effect characteristic control is permitted.
(7) The effect characteristic control unit supplies the hydraulic pressure of the power hydraulic pressure source to the brake cylinder so that the hydraulic pressure of the brake cylinder is made larger than the hydraulic pressure of the master cylinder by the assist amount. The assist amount decrease control unit reduces the assist amount in a state where the power hydraulic pressure source is stopped. The item (2) to (6), Brake device.
In the effect characteristic control, the hydraulic pressure of the power hydraulic pressure source is supplied to the brake cylinder, and the brake cylinder hydraulic pressure is increased. In the assist amount reduction control, the assist amount is decreased in a state where the power hydraulic pressure source is stopped. In order to reduce the assist amount, the necessity of supplying hydraulic pressure from the power hydraulic pressure source to the brake cylinder is low. Therefore, the energy consumption can be reduced by stopping the operation of the power hydraulic pressure source.
The brake cylinder hydraulic pressure is controlled by controlling the magnitude of the output hydraulic pressure of the power hydraulic pressure source (for example, the magnitude of the output hydraulic pressure is controlled by controlling the operating state of the pump motor). Aspect), an electromagnetic control valve device can be provided between the brake cylinder, the low pressure source, and the power type hydraulic pressure source, and the brake cylinder hydraulic pressure can be controlled by the control of the electromagnetic control valve device. In the assist amount reduction control, the latter mode is implemented.
(8) The assist control device
An assist amount determination unit that determines the assist amount so that a change gradient of the brake cylinder hydraulic pressure with respect to a change in operation force applied to the brake operation member is the same before and after the vacuum booster reaches the assist limit. And supplying the hydraulic pressure of the power type hydraulic pressure source to the brake cylinder to increase the brake cylinder hydraulic pressure above the master cylinder hydraulic pressure by an assist amount determined by the assist amount determination unit. An effect characteristic control unit for effect characteristic control as post-limit assist control,
During the control by the effect characteristic control unit, when the pressure reducing condition determined by at least one of the hydraulic pressure of the master cylinder and the change state thereof is satisfied, the operation of the power hydraulic pressure source is performed. An amount-of-assist control unit that performs an assist amount decrease control as the assist control after the assist limit, which stops and terminates the control by the effect characteristic control unit to reduce the assist amount. Brake equipment.
The technical feature described in any one of the items (3) to (5) can be adopted in this item.
以下、本発明の一実施形態であるブレーキ装置である液圧ブレーキ装置について図面に基づいて詳細に説明する。 Hereinafter, a hydraulic brake device which is a brake device according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[液圧ブレーキ回路]
図1に示す液圧ブレーキ装置において、ブレーキペダル10の踏力がバキュームブースタ12により倍力され、その倍力された踏力に応じた液圧がマスタシリンダ14に発生させられる。この液圧は、車輪に設けられたブレーキ16のブレーキシリンダ18に供給され、それによってブレーキ16が作動させられて車輪の回転が抑制される。また、ブレーキシリンダ18とマスタシリンダ14との間には、ブレーキシリンダ18の液圧を制御可能なアクチュエータである液圧制御ユニット20が設けられる。液圧制御ユニット20は、実行部、記憶部、入出力部等を含むコンピュータを主体とするブレーキECU24により制御され、ブレーキシリンダ18の液圧が制御される。
[Hydraulic brake circuit]
In the hydraulic brake device shown in FIG. 1, the depression force of the
マスタシリンダ14は、図2に示すように、タンデム式のものであり、ハウジングに、直列に摺動可能に嵌合された2つの加圧ピストン60a,60bを含む。加圧ピストン60a,60bの前方には、それぞれ、2つの加圧室61a,61bが形成される。
バキュームブースタ(以下、単にブースタと略称する)12は、中空のハウジング64と、ハウジング64内に設けられたパワーピストン66とを含み、パワーピストン66によりマスタシリンダ14の側の負圧室68とブレーキペダル10の側の変圧室70とに仕切られる。
パワーピストン66は、ブレーキペダル10側において、バルブオペレーティングロッド71(入力ロッド)を介してブレーキペダル10と連携させられ、マスタシリンダ14側において、リアクションディスク72を介してブースタピストンロッド74と連携させられている。ブースタピストンロッド74(出力ロッド)はマスタシリンダ14の加圧ピストン60aに連携させられ、パワーピストン66の作動力を加圧ピストン60aに伝達する。
As shown in FIG. 2, the
The vacuum booster (hereinafter simply referred to as a booster) 12 includes a
The
負圧室68と変圧室70との間に弁機構76が設けられている。弁機構76は、バルブオペレーティングロッド71とパワーピストン66との相対移動に基づいて作動するものであり、コントロールバルブ76aと、エアバルブ76bと、バキュームバルブ76cと、コントロールバルブスプリング76dとを備えている。エアバルブ76bは、コントロールバルブ76aと共同して変圧室70の大気に対する連通・遮断を選択的に行うものであり、バルブオペレーティングロッド71に一体的に移動可能に設けられている。コントロールバルブ76aは、バルブオペレーティングロッド71にコントロールバルブスプリング76dによりエアバルブ76bに着座する向きに付勢される状態で取り付けられている。バキュームバルブ76cは、コントロールバルブ76aと共同して変圧室70の負圧室68に対する連通・遮断を選択的に行うものであり、パワーピストン66に一体的に移動可能に設けられている。
A
このように構成されたブースタ12において、非作動状態では、コントロールバルブ76aが、エアバルブ76bに着座する一方、バキュームバルブ76cから離間し、それにより、変圧室70が大気から遮断されて負圧室68に連通させられる。したがって、この状態では、負圧室68も変圧室70も共に等しい高さの圧力(大気圧以下の圧力)とされる。これに対して、作動状態では、バルブオペレーティングロッド71がパワーピストン66に対して相対的に接近し、やがてコントロールバルブ76aがバキュームバルブ76cに着座し、それにより、変圧室70が負圧室68から遮断される。その後、バルブオペレーティングロッド71がパワーピストン66に対してさらに相対的に接近すれば、エアバルブ76bがコントロールバルブ76aから離間し、それにより、変圧室70が大気に連通させられる。この状態では、変圧室70の圧力が大気圧に近づき、負圧室68と変圧室70との間に差圧が発生し、その差圧によってパワーピストン66が前進させられ、ブースタ12により倍力されたブレーキ操作力に応じた液圧がマスタシリンダ14に発生させられる。
負圧室68の圧力(以下、ブースタ負圧と略称することがある)は、ブースタ負圧センサ78によって検出され、マスタシリンダ14の加圧室61bの液圧はマスタシリンダ圧センサ79によって検出される。
In the
The pressure in the negative pressure chamber 68 (hereinafter sometimes abbreviated as a booster negative pressure) is detected by a booster
図1に示すように、本実施例に係る液圧ブレーキ装置においては前後2系統とされており、マスタシリンダ14の加圧室61bに右前輪、左前輪のブレーキ16のブレーキシリンダ18が接続され、加圧室61aに左後輪、右後輪のブレーキ16のブレーキシリンダ18が接続される。
以下、前輪のブレーキ系統について説明し、後輪のブレーキ系統については構造が同じであるため、説明を省略する。
As shown in FIG. 1, the hydraulic brake device according to the present embodiment has two front and rear systems, and the
Hereinafter, the brake system for the front wheels will be described, and since the structure of the brake system for the rear wheels is the same, description thereof will be omitted.
加圧室61bには、左前輪、右前輪のブレーキシリンダ18が、主通路80と、それぞれの個別通路82とによって接続される。個別通路82の各々には増圧弁84が設けられ、ブレーキシリンダ18の各々とリザーバ86とを接続するリザーバ通路には、それぞれ、減圧弁88が設けられる。
リザーバ86にはポンプ通路90が接続され、主通路80の増圧弁84の上流側に接続される。ポンプ通路90には、ポンプ92、吸入弁93,94、吐出弁96等が設けられる。ポンプ92はポンプモータ98によって駆動される。また、吸入弁93,94の間には、マスタシリンダ14が補給通路100を介して接続され、補給通路100には、補給弁102が設けられる。
なお、本実施例においては、図1に示すように、ポンプモータ98が前輪のブレーキ系統と後輪のブレーキ系統とで共通とされている。
The left and right
A
In this embodiment, as shown in FIG. 1, the
前記主通路80のポンプ通路90の接続部とマスタシリンダ14との間に圧力制御弁110が設けられる。圧力制御弁110は、ブレーキシリンダ18側の液圧とマスタシリンダ14側の液圧との差圧を制御するものであり、ブレーキシリンダ18の液圧をマスタシリンダ14の液圧に対して、制御差圧だけ高くする。
圧力制御弁110は、図3に示すように、図示しないハウジングと、弁子120および弁座122と、弁子120を弁座122から離間させる向きに付勢するスプリング126とを含む常開の電磁弁であり、主通路80に、弁子120に、ブレーキシリンダ18の液圧からマスタシリンダ14の液圧を引いた大きさの差圧が作用する姿勢で設けられる。ソレノイド128に電流が供給されると、弁子120を弁座122に接近させる向きの電磁力が作用する。
この圧力制御弁110において、ソレノイド128が励磁されない非作用状態(OFF状態)では開状態にある。ブレーキ操作が行われれば、ブレーキシリンダ液圧はマスタシリンダ液圧と同じとなり、マスタシリンダ液圧の増加に伴って増加させられる。
ソレノイド128が励磁される作用状態(ON状態)では、弁子120に、ブレーキシリンダ液圧とマスタシリンダ液圧との差に基づく力F2 とスプリング126の弾性力F3 との和と、ソレノイド128の電磁力に基づく吸引力F1 とが互いに逆向きに作用する。ブレーキシリンダ液圧とマスタシリンダ液圧との差圧に基づく力F2 は、弾性力F3 が同じ場合に、吸引力F1 が大きい場合は小さい場合より大きくなるのであり、ソレノイド128への供給電流の制御によって、これらの差圧が制御される。
なお、図1に示すように、圧力制御弁110と並列に逆止弁134、リリーフ弁136が設けられている。逆止弁134により、圧力制御弁110が異常であっても、マスタシリンダ14からブレーキシリンダ18へ向かう作動液の流れが許容される。また、リリーフ弁136により、ブレーキシリンダ側の液圧、すなわち、ポンプ92による吐出圧が過大となることを回避する。
本実施形態においては、圧力制御弁110,ポンプ92,ポンプモータ98等により液圧制御ユニット20が構成され、ポンプ92およびポンプモータ98により動力式液圧源148が構成される。
A
As shown in FIG. 3, the
The
In the operation state (ON state) in which the
As shown in FIG. 1, a
In the present embodiment, the
[ブレーキECU24について]
ブレーキECU24の入力部には、図1に示すように、ブースタ負圧センサ78,マスタシリンダ圧センサ79に加えて、ブレーキスイッチ150,車輪速センサ152、大気圧センサ154等が接続される。
ブレーキスイッチ150は、ブレーキペダル10の操作状態にON信号を出力する。ブレーキスイッチ150はストップランプスイッチと称することもでき、図面等においてSTSWと略称することがある。
車輪速センサ152は、前後左右の各車輪毎に設けられ、各車輪の車輪速を表す車輪速信号を出力する。ブレーキECU24において、4輪の車輪速に基づいて車両の走行速度vが取得される。
大気圧センサ154は、例えば、車両の車室内に設けられ、車両が存在する大気圧を検出する。
ブレーキECU24の出力部には、ポンプモータ98が図示しない駆動回路を介して接続されるとともに、圧力制御弁110のソレノイド128、増圧弁84、減圧弁88および補給弁102のソレノイド160,162,164が、それぞれ、駆動回路を介して接続される。また、ブレーキECU24の記憶部には、複数のプログラム、テーブル等が記憶されている。
[Brake ECU 24]
As shown in FIG. 1, in addition to the booster
The
The
The
A
本実施例においては、ブースタ12が助勢限界に達した後に、動力式液圧源148の液圧を利用して、ブレーキシリンダ18の液圧をマスタシリンダ14の液圧よりアシスト量だけ増圧する助勢限界後アシスト制御が行われる。助勢限界後アシスト制御には、効き特性制御とアシスト量減少制御とが含まれる。
[効き特性制御の概要]
ブースタ12は、ブレーキ操作力がある値まで増加すると、変圧室70の圧力が大気圧まで上昇し切ってしまい、助勢限界に達する。助勢限界後は、ブースタ12はブレーキ操作力を倍力することができないから、何ら対策を講じないと、図4(a)のグラフで表されているように、ブレーキの効きが、同じブレーキ操作力Fに対応する減速度(ブレーキシリンダ圧P Wの高さが助勢限界がないと仮定した場合におけるブレーキシリンダ圧PWの高さに対応する)より低下する。かかる事実に着目して効き特性制御が行われるのであり、具体的には、図4(b)のグラフで表されるように、ブースタ12が助勢限界に達した後に、動力式液圧源148を作動させてマスタシリンダ液圧PM より差圧ΔPcだけ高い液圧をブレーキシリンダ18に発生させ、それにより、ブースタ12の助勢限界の前後を問わず、ブレーキの効きを安定させる。
差圧ΔPc(換言すれば、差圧の目標値であり、以下、目標アシスト量と称する)は、ゲインαを用いて、式
ΔPc=(PM−PMB)・α・・・(1)
に従って求められるが、目標アシスト量ΔPcとマスタシリンダ液圧PM との関係を、予めROMに記憶しておくこともでき、その場合の一例を図4(c)に示す。
尚、図4(d)のグラフは、圧力制御弁110のソレノイド128への供給電流IPMと目標アシスト量ΔPc(後述する本目標アシスト量ΔPc*のことである)との関係を示し、これらの間の関係を表すテーブルは予めROMに記憶されている。
In the present embodiment, after the
[Outline of effect characteristic control]
When the
The differential pressure ΔPc (in other words, the target value of the differential pressure, hereinafter referred to as the target assist amount) is expressed by the equation ΔPc = (P M −P MB ) · α (1) using the gain α.
But it is determined according to the relationship between the target assist amount ΔPc and the master cylinder pressure P M, can also be stored in advance in ROM, an example of the case in FIG. 4 (c).
The graph of FIG. 4 (d), shows the relationship between the supply current IP M and a target assist amount Delta] Pc to the
また、ブースタ12が助勢限界に達した場合のマスタシリンダ液圧の大きさは、大気圧センサ154,ブースタ負圧センサ78の検出値に基づいて取得される。図5(b)に示すように、大気圧PAからブースタ負圧PBを引いた値である負圧値PBA(PBA=PA−PB)が大きい場合は小さい場合より助勢限界に達した場合のマスタシリンダ液圧(以下、助勢限界時液圧と称する)が大きくなる。
そのため、図5(a)に示すように負圧値PBAと助勢限界時液圧PMBとの関係を表すテーブルが予め記憶されており、ブレーキペダル10の非操作状態において取得された負圧値PBAに基づいて助勢限界時液圧PMBが取得される。
そして、マスタシリンダ液圧センサ79による検出値、すなわち、実際のマスタシリンダ液圧PMが助勢限界時液圧PMBに達した場合に効き特性制御が行われるのである。
Further, the magnitude of the master cylinder hydraulic pressure when the
Therefore, FIG. 5 table representing the relationship between the negative pressure P BA and boosting limit at pressure P MB as shown in (a) is stored in advance, the negative pressure obtained in the non-operated state of the
Then, the detection value by the master
[アシスト量減少制御の概要]
本実施例において、効き特性制御中に、マスタシリンダ液圧PMの減少勾配dPM(本実施例において、減少勾配を正の値で示す。減少勾配が設定勾配(正の値)より大きいとは、減少勾配が設定勾配より急勾配であることをいう)が設定勾配dPMth以上になった場合にアシスト量減少制御が開始される。
アシスト量減少制御においては、ポンプ92が停止させられた状態で、アシスト量が低減させられる。マスタシリンダ液圧PMが助勢限界時液圧PMBより大きくても、アシスト量が減少させられる。
また、アシスト量減少制御が開始された場合には、再開禁止フラグがONとされ、許可条件が満たされるまで、効き特性制御の開始が禁止される。アシスト量減少制御と、効き特性制御とが交互に行われる制御ハンチングを防止するためである。
[Outline of assist reduction control]
In this embodiment, during the effectiveness characteristic control, the decreasing gradient dP M (the embodiment of the master cylinder pressure P M, larger than showing a decreasing gradient with a positive value. Decrease gradient is set gradient (positive value) refers to decreasing slope is steeper than the set gradient) the assist amount reduction control is started when it becomes higher than the set gradient dP M th.
In the assist amount reduction control, the assist amount is reduced while the
Further, when the assist amount reduction control is started, the restart prohibition flag is turned ON, and the start of the effect characteristic control is prohibited until the permission condition is satisfied. This is to prevent control hunting in which assist amount reduction control and effectiveness characteristic control are alternately performed.
図6のフローチャートで表される助勢限界後アシスト制御プログラムは、予め定められた設定時間毎に実行される。
S11において、ブレーキスイッチ(STSW)150がONであるか否かが判定される。ブレーキスイッチ150がOFFである場合には、S12,S13において、ブースタ負圧センサ78の検出値,大気圧センサ154の検出値が読み込まれ、S13において、負圧値PBAが取得され、負圧値PBAに基づいて助勢限界時液圧PMBが取得されて、記憶される。ブレーキスイッチ150がOFFの間、S11〜13が繰り返し実行されるのであり、S13においては、常に最新の助勢限界時液圧PMBが記憶されることになる。
ブレーキスイッチ150がONである場合には、S14において再開禁止フラグがOFFであるか否かが判定される。OFFである場合には、S15において、効き特性制御中であるか否か(ポンプモータ98が作動させられ、圧力制御弁110への供給電流が0より大きいか否か)が判定される。効き特性制御中でない場合には、S16において、効き特性制御の開始条件が満たされるか否かが判定される。開始条件は、(a)ブレーキスイッチ150がON状態にあること、(b)マスタシリンダ液圧センサ79による検出値PMが助勢限界時液圧PMB以上であること、(c)車両の走行速度vが停止状態にあるとみなし得る設定速度vthより大きいことの3つの条件を含むが、(a)については、S11において判定されたため、S16においては、(b)、(c)の条件を満たすか否かが判定される。
車両の走行速度vが設定速度vth以上であるが、マスタシリンダ液圧PMが助勢限界時液圧PMBに達する以前においては、S11,S14〜16が繰り返し実行され、助勢限界時液圧PMBに達した場合には、S17において、後述する、アシスト量減少制御開始済みフラグがOFFとされ、S18において、パラメータPMINが0とされ、S19において、効き特性制御が実行される。
The assist control program after the assistance limit represented by the flowchart of FIG. 6 is executed at predetermined time intervals.
In S11, it is determined whether or not the brake switch (STSW) 150 is ON. When the
If the
Traveling speed v of the vehicle although the set speed vth above, in before the master cylinder pressure P M has reached the boosting limit when pressure P MB is, S11, S14~16 is repeatedly executed, the boosting limit at pressure P When MB is reached, an assist amount reduction control start flag, which will be described later, is turned off in S17, the parameter PMIN is set to 0 in S18, and effect characteristic control is executed in S19.
[効き特性制御]
効き特性制御の内容を図7のフローチャートに示す。
S41において、補給弁102が開状態に切り換えられて、ポンプモータ98を作動させることにより、前輪ブレーキ系統、後輪ブレーキ系統の両方のポンプ92が作動させられる。S42において、マスタシリンダ液圧センサ79による検出値PMと助勢限界時液圧PMBとに基づき式(1)に従って目標アシスト量ΔPcが暫定的に取得され、S43において、前回の本ルーチンの実行時に取得された最終的な目標アシスト量ΔPc(n-1)*(以下、本目標アシスト量と称する)と今回取得された暫定的な目標アシスト量ΔPc(n)との差dΔPcが取得される。
dΔPc=ΔPc(n)−ΔPc(n-1)*
そして、S44,S45において、差dΔPcが上限値γと下限値β(β<0)との間にあるか否かが判定される。上限値γ以上であるか否か、下限値β以下であるか否かが判定されるのである。
β<dΔPc<γ
差dΔPcが上限値γ、下限値βの間にある場合には、S46において、暫定的に取得された目標アシスト量ΔPc(n)が今回の本目標アシスト量ΔPc(n)*とされる。
ΔPc(n)*←ΔPc(n)
それに対して、差dΔPcが上限値γ以上である場合には、S47において、前回の本目標アシスト量ΔPc(n-1)*に上限値γを加えた値が今回の本目標アシスト量ΔPc(n)*とされ、
ΔPc(n)*←ΔPc(n-1)*+γ
下限値β以下である場合には、S48において、前回の本目標アシスト量ΔPc(n-1)*に下限値β(β<0)を加えた値が今回の本目標アシスト量ΔPc(n)*とされる。
ΔPc(n)*←ΔPc(n-1)*+β
そして、S49において、今回の本目標アシスト量ΔPc(n)*と図4(d)のテーブルとに基づいて、圧力制御弁110のソレノイド128への供給電流量IPM(n)が決定され、S50において、それに基づいて圧力制御弁110が制御される。
なお、最初に本ルーチンが実行される場合には、前回の本目標アシスト量ΔPc(n-1)*を0として演算が行われる。しかし、実際のマスタシリンダ液圧PMと助勢限界後液圧PMBとの差は小さいため、今回の本目標アシスト量ΔPc(n)*は上限値γ、下限値βとの間の値であると考えられる。
[Effective characteristic control]
The contents of the effect characteristic control are shown in the flowchart of FIG.
In S41, the
dΔPc = ΔPc (n) −ΔPc (n−1) *
In S44 and S45, it is determined whether or not the difference dΔPc is between the upper limit value γ and the lower limit value β (β <0). It is determined whether or not the upper limit value γ is greater than or equal to the lower limit value β.
β <dΔPc <γ
When the difference dΔPc is between the upper limit value γ and the lower limit value β, the target assist amount ΔPc (n) provisionally acquired is set as the current target assist amount ΔPc (n) * in S46.
ΔPc (n) * ← ΔPc (n)
On the other hand, if the difference dΔPc is greater than or equal to the upper limit value γ, in S47, the value obtained by adding the upper limit value γ to the previous target assist amount ΔPc (n−1) * is set to the current target assist amount ΔPc ( n) *
ΔPc (n) * ← ΔPc (n-1) * + γ
If it is less than or equal to the lower limit value β, in S48, the value obtained by adding the lower limit value β (β <0) to the previous target assist amount ΔPc (n−1) * in the previous time is the current target assist amount ΔPc (n). *
ΔPc (n) * ← ΔPc (n-1) * + β
In S49, the supply current amount IP M (n) to the
When this routine is executed first, the calculation is performed with the previous target assist amount ΔPc (n−1) * as 0. However, since the difference between the actual master cylinder hydraulic pressure P M and the post-assistance limit hydraulic pressure P MB is small, the current target assist amount ΔPc (n) * is a value between the upper limit value γ and the lower limit value β. It is believed that there is.
一方、効き特性制御中である場合には、S15の判定がYESとなるため、S20において、減圧条件が満たされるか否かが判定され、減圧条件が満たされない間は、S19において、効き特性制御が継続して行われる。
減圧条件は、実際のマスタシリンダ液圧PMの時間に対する減少勾配dPMが予め定められた設定勾配dPMth以上である場合に成立する条件とされる。マスタシリンダ液圧PMの減少勾配dPMが設定勾配dPMth以上(減少勾配が急である)である場合には、運転者がブレーキ操作を緩める意図があるとみなし得るため、アシスト量が減少させられるのである。この意味において、設定勾配dPMthは、運転者がブレーキ力を小さくする意図を有するとみなし得る大きさとされるのであり、緩め判定しきい値と称することができる。
減圧条件が満たされない間、S11,S14,S15,S20,S19が繰り返し実行され、効き特性制御が行われる。
そのうちに、減圧条件が満たされると、S20の判定がYESとなり、S21において、アシスト量減少開始済みフラグがONとされて、S22において、アシスト量減少制御が行われる。
[アシスト量減少制御]
図8のフローチャートで表されるアシスト量減少制御ルーチンにおいて、S71において、補給弁102が閉状態とされて、ポンプモータ98が停止させられ、S72において、圧力制御弁110のソレノイド128への供給電流量IPM(n)が一定量ΔI減少させられる。S73において、供給電流量IPM(n)が0より大きいか否かが判定され、0より大きい場合には、圧力制御弁110のソレノイド128への供給電流が制御されるが、0以下である場合には、0とされる。圧力制御弁110は全開状態とされるのであり、実質的に非制御状態であるとされる。アシスト量減少制御が終了し、異常時効き特性制御が終了したとされる。
On the other hand, when the effect characteristic control is being performed, the determination in S15 is YES, so in S20, it is determined whether or not the decompression condition is satisfied, and while the decompression condition is not satisfied, the effect characteristic control is performed in S19. Will continue.
The depressurization condition is a condition that is satisfied when the decrease gradient dP M with respect to the time of the actual master cylinder hydraulic pressure P M is equal to or greater than a predetermined set gradient dP M th. When the decrease gradient dP M of the master cylinder hydraulic pressure P M is equal to or greater than the set gradient dP M th (the decrease gradient is steep), it can be considered that the driver intends to loosen the brake operation. It is reduced. In this sense, the set gradient dP M th is a magnitude that can be considered that the driver intends to reduce the braking force, and can be referred to as a looseness determination threshold value.
While the decompression condition is not satisfied, S11, S14, S15, S20, and S19 are repeatedly executed, and the effect characteristic control is performed.
If the decompression condition is satisfied over time, the determination in S20 is YES, the assist amount decrease start flag is turned on in S21, and assist amount decrease control is performed in S22.
[Assist amount reduction control]
In the assist amount reduction control routine shown in the flowchart of FIG. 8, the
一方、アシスト量減少制御が開始されると、再開禁止フラグがセットされる。そのため、S14の判定がNOとなり、S23において、アシスト量減少制御中であるか否か(ポンプモータ98が停止状態にあり、かつ、圧力制御弁110への供給電流が0より大きいか否か)が判定される。アシスト量減少制御中である場合には、S22において、アシスト量減少制御が継続して行われるが、アシスト量減少制御が終了した後には、S11,S14,S23が繰り返し実行される。このように、再開禁止フラグがONの間、S16が実行されないため、マスタシリンダ液圧が助勢限界時液圧より大きくても、効き特性制御が開始されることはない。
On the other hand, when the assist amount reduction control is started, a restart prohibition flag is set. Therefore, the determination in S14 is NO, and whether or not the assist amount reduction control is being performed in S23 (whether the
図9のフローチャートで表される再開禁止フラグON/OFFプログラムは予め定められた設定時間毎に実行される。
S81において、車両の走行速度vが設定速度vth以下であること、ブレーキスイッチ150がOFFであることの少なくとも一方が成立するか否かが判定され、S82において、アシスト量減少制御開始済みフラグがONであるか否かが判定される。効き特性制御中においては、S81,S82の判定がNOとなるため、S83において、再開禁止フラグがOFFとされる。
それに対して、アシスト量減少制御が開始されると、アシスト量減少開始済みフラグがONとなる。S82の判定がYESとなり、S84において、アシスト量減少制御の開始から予め定められた設定時間Tthが経過したか否かが判定される。設定時間Tthが経過する前においては、S85において、再開禁止フラグがONとされる。それに対して、設定時間Tthが経過した後においては、S86において、マスタシリンダ液圧の最小値が取得され、S87において、実際のマスタシリンダ液圧PMが最小値PMINより設定値ΔP以上増加したか否かが判定される。設定値ΔP以上増加した場合には、踏み増しが行われたとされ、S83において再開禁止フラグがOFFにされる。設定値ΔP以上増加しない間は、再開禁止フラグはONの状態に保たれる。
The resumption prohibition flag ON / OFF program shown in the flowchart of FIG. 9 is executed at predetermined time intervals.
In S81, it is determined whether or not at least one of the vehicle traveling speed v is equal to or lower than the set speed vth and the
In contrast, when the assist amount decrease control is started, the assist amount decrease start flag is turned ON. The determination in S82 is YES, and in S84, it is determined whether or not a predetermined set time Tth has elapsed since the start of the assist amount reduction control. Before the set time Tth has elapsed, in S85, the restart prohibition flag is set to ON. On the other hand, after the set time Tth has elapsed, in S86, the minimum value of the master cylinder hydraulic pressure is acquired, and in S87, the actual master cylinder hydraulic pressure P M has increased by more than the set value ΔP from the minimum value PMIN. It is determined whether or not. If it has increased by more than the set value ΔP, it is determined that stepping has been performed, and the restart prohibition flag is turned OFF in S83. While the set value ΔP does not increase, the restart prohibition flag is kept on.
一方、アシスト量減少制御が開始されることにより、ポンプ92が停止させられ、補給弁102が閉状態に切り換えらると、液通路100内の作動液がマスタシリンダ14に戻り、マスタシリンダ液圧が増加することがある。しかし、このマスタシリンダ液圧の増加は、ブレーキペダル10の踏み増しに起因するものではない。そのため、アシスト量減少制御が開始された後、マスタシリンダ14への作動液の戻りに起因して液圧が増加するおそれがある時間の間、踏増しが行われたか否かが判定されないのであり、再開禁止フラグはON状態に保持されるのである。このアシスト量減少制御が開始された後、マスタシリンダ14への作動液の戻りに起因して液圧が増加するおそれがある時間に基づいて設定時間Tthが決定される。
また、設定値ΔPは、ブレーキペダル10の踏増しが行われたとみなし得る大きさである。この意味において、設定値ΔPは、踏増し判定しきい値と称することができる。
なお、踏増しが行われたことは、ブレーキペダル10のストロークを検出するストロークセンサ、ブレーキペダル10に加えられた踏力を検出する踏力センサを設け、これらの検出値に基づいて取得することもできる。
On the other hand, when the assist amount reduction control is started and the
Further, the set value ΔP is a magnitude that can be considered that the
It should be noted that the fact that the stepping has been performed can be acquired based on the detected values by providing a stroke sensor for detecting the stroke of the
また、走行速度vが設定速度vth以下であること、ブレーキスイッチ150がOFFであることとの少なくとも一方が成立した場合には、S88,S89において、再開禁止フラグ、アシスト量減少制御開始済みフラグがOFFにされるとともに、S90において、PMINが0にされる。
このように、アシスト量減少制御が開始された後に、マスタシリンダ液圧PMが最小値PMINから設定値ΔP以上増加したこと、走行速度vが設定速度vth以下になったこと、ブレーキスイッチ150がOFFになったことの少なくとも1つが満たされた場合に許可条件が満たされたとされ、再開禁止フラグがOFFとされる。
If at least one of the traveling speed v is equal to or lower than the set speed vth and the
Thus, after the assist amount reduction control is started, the master cylinder pressure P M is increased set value ΔP or from the minimum value PMIN, that the running speed v is equal to or less than the set speed vth, the
特許文献1に記載のブレーキ装置と本実施例におけるブレーキ装置とを比較すると、特許文献1に記載のブレーキ装置においては、アシスト量が、常に、マスタシリンダ液圧と助勢限界時液圧との差に応じた大きさとされるため、マスタシリンダ液圧の減少に伴ってアシスト量が減少させられる。それに対して、本実施例におけるブレーキ装置においては、減圧条件が満たされた場合には、その後、マスタシリンダの液圧とは無関係に、アシスト量が減少させられる点が異なる。減圧条件が満たされた場合には、運転者がブレーキ力を小さくする意図を有すると考えられるため、その後、たとえ、マスタシリンダ液圧が一定に保持されてもアシスト量が減少させられるのであり、速やかにブレーキ力を小さくすることができる等の効果が得られる。
また、特許文献1に記載のブレーキ装置においては、効き特性制御中にポンプモータは作動状態に保持される。それに対して、本実施例におけるブレーキ装置においては、アシスト量減少制御中にポンプモータが停止させられる点が異なる。アシスト量を減少させる場合には、ブレーキシリンダに作動液を供給する必要がない。そのため、ポンプモータを作動させる必要がないのであり、停止させることにより、消費電力の低減を図ることができる。
When comparing the brake device described in
Further, in the brake device described in
以下、具体的に説明する。
図10(a)において、時刻t0において、ブレーキスイッチ150がONであり、走行速度vが設定速度vthより大きい状態で、マスタシリンダ液圧PMが助勢限界時液圧PMB以上となることにより、効き特性制御が開始される。
時刻t1において、マスタシリンダ液圧の減少勾配dPMが設定勾配dPMth以上になり、減圧条件が満たされる。ポンプ92が停止させられるとともに効き特性制御が終了させられて、アシスト量減少制御が開始される。アシスト量が漸減させられるのであり、圧力制御弁110への供給電流が漸減させられる。
このように、アシスト量減少制御がマスタシリンダ液圧PMが助勢限界液圧PMBより大きい状態において開始されるため、マスタシリンダ液圧を速やかに減少させることができ、引きずりを抑制することができる。また、運転者がブレーキ力を小さくする意図を有するとみなし得る時期からアシスト量減少制御が開始されるため、運転者の意図に沿ってブレーキシリンダ液圧の制御することができる。さらに、アシスト量減少制御においては、ポンプ92が停止させられる。このように、不要なポンプ92の作動が停止させられるため、その分、消費エネルギの低減を図ることができる。
This will be specifically described below.
In FIG. 10 (a), at time t0, a
At time t1, the decrease gradient dP M of the master cylinder hydraulic pressure becomes equal to or greater than the set gradient dP M th, and the depressurization condition is satisfied. The
As described above, since the assist amount decrease control is started in a state where the master cylinder hydraulic pressure P M is larger than the assist limit hydraulic pressure P MB , the master cylinder hydraulic pressure can be quickly reduced and drag can be suppressed. it can. Further, since the assist amount reduction control is started from the time when it can be considered that the driver intends to reduce the braking force, the brake cylinder hydraulic pressure can be controlled in accordance with the driver's intention. Further, in the assist amount decrease control, the
また、アシスト量減少制御が開始されると再開禁止フラグがONにされる。そのため、マスタシリンダ液圧PMが助勢限界時液圧PMB以上であっても効き特性制御が開始されることがなく、制御ハンチングを防止することができる。
さらに、再開禁止フラグはブレーキペダル10の踏増しが行われた場合に、ONからOFFに切り換えられる。しかし、アシスト量減少制御開始時から設定時間Tthの間は再開禁止フラグは必ずONに保持される。そのため、マスタシリンダ液圧PMがポンプ92の停止に起因して増加させられても、踏増しが行われたと誤って判定されることを回避することができる。
そして、時刻t1から設定時間Tthを経過した後の時刻t2において、マスタシリンダ液圧PMが最小値PMINから設定値ΔP以上増加し、ブレーキペダル10の踏増しが検出されたため、再開禁止フラグがOFFとされる。その後、マスタシリンダ液圧PMが助勢限界時液圧PMB以上となり、効き特性制御の開始条件が満たされると、効き特性制御が開始される(t3)。
When the assist amount reduction control is started, the restart prohibition flag is turned ON. Therefore, even if the master cylinder hydraulic pressure P M is equal to or higher than the assist limit hydraulic pressure P MB , effective characteristic control is not started and control hunting can be prevented.
Further, the restart prohibition flag is switched from ON to OFF when the
Then, at time t2 after a lapse of the set time Tth from the time t1, the master cylinder pressure P M is increased set value ΔP or from the minimum value PMIN, because the depression increment's
それに対して、アシスト量減少制御開始後、踏増しが行われなかった場合には、図10(b)に示すように、時刻t4において、ブレーキスイッチ150がOFFになったこと、車速が設定速度vth以下になったこととの少なくとも一方が満たされたため、再開禁止フラグがOFFにされる。その後、ブレーキペダル10が操作された場合に、効き特性制御が許可される。
On the other hand, if no additional pedaling is performed after the start of the assist amount reduction control, as shown in FIG. 10B, the
以上のように、本実施例においては、ブレーキECU24のS19(S41〜50)を記憶する部分、実行する部分等により効き特性制御部が構成され、ブレーキECU24のS22(S71〜75)を記憶する部分、実行する部分等によりアシスト量減少制御部が構成され、これら効き特性制御部およびアシスト量減少制御部によってアシスト制御装置が構成される。また、ブレーキECU24の再開禁止フラグON/OFFプログラムを記憶する部分、実行する部分等により効き特性制御禁止部が構成される。そのうちの、S87,S83,S84を記憶する部分、実行する部分等により第1効き特性制御許可部が構成され、S81,S88を記憶する部分、実行する部分等により第2効き特性制御許可部が構成される。 As described above, in this embodiment, the effect characteristic control unit is configured by the part that stores S19 (S41 to 50) of the brake ECU 24, the part that executes it, and the like, and stores S22 (S71 to 75) of the brake ECU 24. The assist amount decrease control unit is configured by the portion, the execution portion, and the like, and the effectiveness control unit and the assist amount decrease control unit configure the assist control device. In addition, the effect characteristic control prohibition unit is configured by a part for storing the restart prohibition flag ON / OFF program of the brake ECU 24, a part for executing the program, and the like. Of these, the first effect characteristic control permission unit is configured by the part that stores S87, S83, and S84, the part that executes, and the like, and the second effect characteristic control permission unit includes the part that stores S81 and S88, the part that executes, and the like. Composed.
なお、図10においては、アシスト量減少制御において、アシスト量の減少勾配が、効き特性制御における減少勾配より大きくなる状態を示したが、効き特性制御における減少勾配とほぼ同じ勾配としたり、効き特性制御における減少勾配より緩やかな勾配(マスタシリンダ液圧が助勢限界液圧より小さくなってからアシスト量減少制御が終了することになる)としてもよい。
また、上記実施例に係るブレーキ装置には、大気圧センサ154とブースタ負圧センサ78との両方が設けられていたが、いずれか一方のみでもよい。大気圧センサ154の検出値、あるいは、ブレーキペダル10の非操作状態におけるブースタ負圧センサ78の検出値に基づいて助勢限界時液圧を取得することができるからである。大気圧が高い場合は低い場合より助勢限界時液圧が大きくなり、非操作状態におけるブースタ負圧が真空に近い場合は大気圧に近い場合より助勢限界時液圧が大きくなる。
In FIG. 10, in the assist amount reduction control, the assist amount decrease gradient is larger than the decrease gradient in the effect characteristic control. The gradient may be gentler than the decrease gradient in the control (the assist amount decrease control ends after the master cylinder hydraulic pressure becomes smaller than the assist limit hydraulic pressure).
In the brake device according to the above embodiment, both the
本発明は、上述に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。 The present invention can be practiced in various modifications and improvements based on the knowledge of those skilled in the art, in addition to the aspects described above.
12:バキュームブースタ 14:マスタシリンダ 16:液圧ブレーキ 18:ブレーキシリンダ 20:液圧制御ユニット 68:負圧室 70:変圧室 78:ブースタ負圧センサ 79:マスタシリンダ液圧センサ 92:ポンプ 98:ポンプモータ 110:圧力制御弁 126:ソレノイド 148:動力式液圧源 154:大気圧センサ 12: Vacuum booster 14: Master cylinder 16: Hydraulic brake 18: Brake cylinder 20: Hydraulic pressure control unit 68: Negative pressure chamber 70: Transformer chamber 78: Booster negative pressure sensor 79: Master cylinder hydraulic pressure sensor 92: Pump 98: Pump motor 110: Pressure control valve 126: Solenoid 148: Powered hydraulic pressure source 154: Atmospheric pressure sensor
Claims (6)
そのブレーキ操作部材の操作により液圧を発生させるマスタシリンダと、
ブレーキシリンダを含み、そのブレーキシリンダの液圧により作動させられ、車輪の回転を抑制する液圧ブレーキと、
前記ブレーキ操作部材に連携させられた入力ロッドと、前記マスタシリンダの加圧ピストンに連携させられた出力ロッドと、負圧室および変圧室とを備え、それら変圧室と負圧室との差圧に基づいて、前記入力ロッドを介して入力されたブレーキ操作力を倍力して出力ロッドを介して前記マスタシリンダに出力するバキュームブースタと、
動力の供給により作動させられ、液圧を発生可能な動力式液圧源と、
前記バキュームブースタが助勢限界に達した後に、前記動力式液圧源の液圧を利用して、前記ブレーキシリンダの液圧を前記マスタシリンダの液圧よりアシスト量だけ増圧する助勢限界後アシスト制御を行うアシスト制御装置と
を含むブレーキ装置であって、
前記アシスト制御装置が、
前記アシスト量を、前記ブレーキ操作部材に加えられた操作力の変化に対する前記ブレーキシリンダ液圧の変化勾配が、前記バキュームブースタが助勢限界に達する前後で同じになる大きさに決定するアシスト量決定部を含み、そのアシスト量決定部によって決定されたアシスト量だけ前記ブレーキシリンダ液圧を前記マスタシリンダ液圧より大きくする前記助勢限界後アシスト制御としての効き特性制御を行う効き特性制御部と、
その効き特性制御部による制御中に、前記マスタシリンダの液圧とその変化状態との少なくとも一方に基づき、その少なくとも一方で決まる減圧条件が成立した場合に、前記効き特性制御部による制御を終了して、前記アシスト量を小さくする前記助勢限界後アシスト制御の一部としてのアシスト量減少制御を行うアシスト量減少制御部と、
そのアシスト量減少制御部によるアシスト量減少制御が開始された後、予め定められた許可条件が満たされるまでの間、前記効き特性制御部による効き特性制御の開始を禁止する効き制御禁止部と
を含むことを特徴とするブレーキ装置。 A brake operating member provided in the vehicle;
A master cylinder that generates hydraulic pressure by operating the brake operating member;
A hydraulic brake that includes a brake cylinder, is operated by the hydraulic pressure of the brake cylinder, and suppresses rotation of the wheel;
An input rod linked to the brake operation member, an output rod linked to the pressurizing piston of the master cylinder, a negative pressure chamber and a variable pressure chamber, and a differential pressure between the variable pressure chamber and the negative pressure chamber A vacuum booster that boosts the brake operating force input via the input rod and outputs the boosted force to the master cylinder via the output rod;
A powered hydraulic pressure source that is actuated by power supply and capable of generating hydraulic pressure;
After the vacuum booster reaches the assist limit, after the assist limit, the assist pressure is increased by increasing the hydraulic pressure of the brake cylinder by an assist amount from the hydraulic pressure of the master cylinder using the hydraulic pressure of the power hydraulic pressure source. A brake device including an assist control device to perform,
The assist control device
An assist amount determination unit that determines the assist amount so that a change gradient of the brake cylinder hydraulic pressure with respect to a change in operation force applied to the brake operation member is the same before and after the vacuum booster reaches the assist limit. An effect characteristic control unit that performs an effect characteristic control as the assist control after the assist limit that makes the brake cylinder hydraulic pressure larger than the master cylinder hydraulic pressure by the assist amount determined by the assist amount determination unit;
When the pressure reducing condition determined by at least one of the hydraulic pressure of the master cylinder and the change state thereof is satisfied during the control by the effectiveness characteristic control unit, the control by the effectiveness characteristic control unit is terminated. An assist amount decrease control unit for performing assist amount decrease control as part of the assist control after the assist limit for reducing the assist amount;
After the assist amount reduction control by the assist amount reduction control unit is started, until the predetermined permission condition is satisfied, an effect control prohibiting unit that prohibits the start of the effect characteristic control by the effect property control unit, Brake device characterized by including.
そのブレーキ操作部材の操作により液圧を発生させるマスタシリンダと、
車輪に設けられたブレーキシリンダを含み、そのブレーキシリンダの液圧により作動させられ、前記車輪の回転を抑制する液圧ブレーキと、
前記ブレーキ操作部材に連携させられた入力ロッドと、前記マスタシリンダの加圧ピストンに連携させられた出力ロッドと、負圧室および変圧室とを備え、それら変圧室と負圧室との差圧に基づいて、前記入力ロッドを介して入力されたブレーキ操作力を倍力して出力ロッドを介して前記マスタシリンダに出力するバキュームブースタと、
動力の供給により作動させられ、液圧を発生可能な動力式液圧源と、
前記バキュームブースタが助勢限界に達した後に、前記動力式液圧源の液圧を利用して、前記ブレーキシリンダの液圧を前記マスタシリンダの液圧よりアシスト量だけ増圧する助勢限界後アシスト制御を行うアシスト制御装置と
を含むブレーキ装置であって、
前記アシスト制御装置が、
前記アシスト量を、前記ブレーキ操作部材に加えられた操作力の変化に対する前記ブレーキシリンダ液圧の変化勾配が、前記バキュームブースタが助勢限界に達する前後で同じになる大きさに決定するアシスト量決定部を含み、前記マスタシリンダの実際の液圧が前記バキュームブースタが助勢限界に達した場合の前記マスタシリンダの液圧である助勢限界時液圧に達した場合に、前記ブレーキシリンダに前記動力式液圧源の液圧を供給することにより、前記アシスト量決定部によって決定されたアシスト量だけ前記ブレーキシリンダ液圧を前記マスタシリンダの液圧より大きくする前記助勢限界後アシスト制御としての効き特性制御を行う効き特性制御部と、
その効き特性制御部による制御中に、前記マスタシリンダの液圧と、その変化状態との少なくとも一方に基づき、その少なくとも一方で決まる減圧条件が成立した場合に、前記マスタシリンダの実際の液圧が前記助勢限界時液圧より大きくても、前記動力式液圧源の作動を停止させるとともに、前記効き特性制御部による制御を終了させて、前記アシスト量を小さくする前記助勢限界後アシスト制御としてのアシスト量減少制御を行うアシスト量減少制御部と
を含むことを特徴とするブレーキ装置。 A brake operating member provided in the vehicle;
A master cylinder that generates hydraulic pressure by operating the brake operating member;
A hydraulic brake including a brake cylinder provided on the wheel, which is operated by a hydraulic pressure of the brake cylinder and suppresses rotation of the wheel;
An input rod linked to the brake operation member, an output rod linked to the pressurizing piston of the master cylinder, a negative pressure chamber and a variable pressure chamber, and a differential pressure between the variable pressure chamber and the negative pressure chamber A vacuum booster that boosts the brake operating force input via the input rod and outputs the boosted force to the master cylinder via the output rod;
A powered hydraulic pressure source that is actuated by power supply and capable of generating hydraulic pressure;
After the vacuum booster reaches the assist limit, after the assist limit, the assist pressure is increased by increasing the hydraulic pressure of the brake cylinder by an assist amount from the hydraulic pressure of the master cylinder using the hydraulic pressure of the power hydraulic pressure source. A brake device including an assist control device to perform,
The assist control device
An assist amount determination unit that determines the assist amount so that a change gradient of the brake cylinder hydraulic pressure with respect to a change in operation force applied to the brake operation member is the same before and after the vacuum booster reaches the assist limit. And when the actual hydraulic pressure of the master cylinder reaches an assisting limit hydraulic pressure that is the hydraulic pressure of the master cylinder when the vacuum booster reaches the assisting limit, the power hydraulic fluid is applied to the brake cylinder. By supplying the hydraulic pressure of the pressure source, the effect characteristic control as the assist control after the assist limit is made to make the brake cylinder hydraulic pressure larger than the hydraulic pressure of the master cylinder by the assist amount determined by the assist amount determination unit. An effect characteristic control unit to perform,
During the control by the effectiveness characteristic control unit, when the pressure reducing condition determined by at least one of the hydraulic pressure of the master cylinder and the change state is satisfied , the actual hydraulic pressure of the master cylinder is Even if it is larger than the hydraulic pressure at the assistance limit, the operation of the power hydraulic pressure source is stopped, and the control by the effect characteristic control unit is ended, and the assist amount is reduced as the assist control after the assistance limit. A brake device comprising: an assist amount decrease control unit that performs assist amount decrease control.
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