JP5526971B2 - 液体クロマトグラフィ用送液装置 - Google Patents
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Description
2種類以上の試薬を混合し、前記混合した試薬を送液する、液体クロマトグラフィ用送液装置であって、
前記2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプと、
前記ポンプにより送液された試薬を混合し貯留する混合容器と、
前記混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプと、
を備えた、液体クロマトグラフィ用送液装置である。
混合容器が、
2種類以上の試薬を受け入れるポートと、
貯留した混合試薬を送液するためのポートと、
混合試薬の貯留容量を一定に保つための試薬排出ポートと、
を備えた混合容器である、第一または第二の発明に記載の送液装置である。
試料を導入する導入手段と、
導入手段から導入した試料を分離する分析カラムと、
分析カラムから溶出した成分を検出または定量する検出手段と、
を備えた液体クロマトグラフィであって、
分析カラムの上流側、または分析カラムの下流側から検出手段までの間に、第一から第三の発明に記載の送液装置を備えた、液体クロマトグラフィである。
送液装置を分析カラムの下流側から検出手段までの間に備え、
分析カラムから溶出した成分に前記送液装置により送液された混合試薬を添加する位置から検出手段までの間に、前記溶出した成分と前記混合試薬とを反応させる反応手段をさらに備えた、第四の発明に記載の液体クロマトグラフィである。
2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプと、
前記ポンプにより送液された試薬を混合し貯留する混合容器と、
前記混合容器に貯留した混合試薬を吸引し吐出する混合試薬送液ポンプと、
を備えていることを特徴としており、前記送液装置は試料を分析カラムに導入する前に試料成分を誘導体化し分析を行なうプレカラム反応液体クロマトグラフィ、または分析カラムから溶出した試料成分を誘導体化し分析を行なうポストカラム反応液体クロマトグラフィにおける試料成分を誘導体化するための試薬を添加する装置として用いることができる。
それぞれのポンプで送液された2種類以上の試薬を受け入れるためのポートと、
混合された前記2種類以上の試薬を混合試薬送液ポンプで吸引し送液するためのポートと、
混合された前記2種類以上の試薬の容量を一定に保つための試薬排出ポート(オーバーフローポート)と、
を備えた混合容器をあげることができる。なお、本発明の送液装置をプレカラム反応液体クロマトグラフィにおける試料成分を誘導体化するための試薬を添加する装置として使用する場合は、前記混合容器に、図25に示すような、試料導入手段により導入された試料を受け入れるためのポートをさらに備えてもよい。
反応試薬A(11a)送液用のポンプ(10a)と、
反応試薬B(11b)送液用のポンプ(10b)と、
混合容器(20)と、
混合反応試薬送液用ポンプ(19)とを備えている。図14aはポンプ(10a)で送液された反応試薬A(11a)とポンプ(10b)で送液された反応試薬B(11b)とが個別に混合容器(20)に導入される態様を、図14bはポンプ(10a)で送液された反応試薬A(11a)とポンプ(10b)で送液された反応試薬B(11b)とが事前に合流し混合した状態で混合容器(20)に供給される態様を、それぞれ示している。図14の送液装置では、反応試薬A(10a)と反応試薬B(10b)との混合比率を安定させるため、ほぼ大気圧下の状態(すなわち、ほぼ負荷がない状態)に設けた混合容器(20)に反応試薬A(11a)と反応試薬B(11b)をそれぞれ別のポンプ(10a、10b)を用いて供給し混合後、混合した反応試薬をポンプ(19)を用いて一定の周期で送液する。送液された混合反応試薬は分析カラムから溶出した試料成分と混合し、反応コイル(8)といった反応手段において前記成分を誘導体化させる。混合容器(20)は、
反応試薬A(11a)および反応試薬B(11b)を受け入れるための1つ以上のポート(好ましくは図14aに示すような2つのポート)と、
貯留した混合反応試薬をポンプ(19)で送液するためのポートと、
混合反応試薬の貯留容量を一定に保つための混合反応試薬排出ポート(オーバーフローポート、23)と、
を備えている。なお、反応試薬の送液量が少ない場合は、ポンプ(10a)、ポンプ(10b)、ポンプ(19)がいずれも電磁式ダイヤフラムポンプであると好ましい。
Fw=Fa+Fb−Fm
反応試薬Aの流速:Fa、反応試薬Bの流速:Fb
混合反応試薬の流速:Fm、オーバーフローの流速:Fw
本発明の送液装置は、混合反応試薬の組成を決定する反応試薬A送液ポンプおよび反応試薬B送液ポンプには負荷が全く掛からない。そのため、反応試薬の送液量を常に一定の値に保つことができ、混合比率を一定に保つことができる。また混合試薬送液ポンプは下流に存在する反応コイルといった反応手段や検出手段により若干の負荷を受けるが、負荷の変動は少なく、送液量も安定している(図16参照)。
2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプと、
前記ポンプにより送液された試薬を混合し貯留する混合容器と、
前記混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプと、
を備えていることを特徴としており、過大な背圧がかからない混合容器を備えることで、2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプおよび混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプには負荷がほとんど掛からない。このため、これまで耐圧性の低さから適用が困難であった電磁式ダイアフラムポンプを、2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプおよび/または混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプとして適用することが可能となる。電磁式ダイアフラムポンプは液体の吸引/吐出周期が制御しやすく、各試薬の送液量が同じ場合であっても異なる場合であっても、ピストンの戻り位置を調整することで送液量の変更が可能であり、送液周期が同期するように調整することも可能なため、反応試薬の混合を確実に行なうことができる。したがって、本発明の送液装置に備える、2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプおよび/または混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプを電磁式ダイアフラムポンプにすることにより、特に低流量領域における送液安定性を正確に制御することができる。なお、本発明の送液装置に備えた混合容器に、混合試薬の容量を一定に保つための試薬排出ポート(オーバーフローポート)を設けると、混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプの吸引配管にエアが混入することを防止できるため、各試薬の流速を変化させたときに得られる混合比率を予測可能なものとすることができる。
本発明の送液装置の効果を実証するため、本発明の送液装置を備えたポストカラム反応液体クロマトグラフィを用いて糖分析を行なった。
本発明の送液装置を備えたプレカラム反応液体クロマトグラフィの一態様を図25に示す。図25に示す液体クロマトグラフィにおいて、本発明の送液装置に備える混合容器(20)には、
試料導入手段(36)により導入された試料(5)を受け入れるためのポートと、
反応試薬A送液ポンプ(10a)により送液された反応試薬A(11a)を受け入れるためのポートと、
反応試薬B送液ポンプ(10b)により送液された反応試薬B(11b)を受け入れるためのポートと、
反応試薬A、反応試薬Bおよび試料が混合した溶液を送液ポンプ(19)で送液するためのポートと、
反応試薬A、反応試薬Bおよび試料の混合溶液の容量を一定に保つための試薬排出ポート(23)と、
を設けている。
2:溶離液
3:試料注入バルブ
4:試料ループ
5:試料
6:カラムオーブン
7:分析カラム
8:反応コイル
9:反応オーブン
10:反応試薬送液ポンプ
11:反応試薬
12:検出器
13:廃液
14:カム
15:カム回転中心
16:プランジャ
17:チャンバ
18:逆止弁
19:混合反応試薬送液ポンプ
20:混合容器
21:攪拌子
22:ミキサ(駆動ユニット)
23:試薬排出ポート
24:ポンプヘッド
25:ミキシングコイル
26:ダイアフラム
27:ピストン
28:電磁コイル
29:電磁式ポンプの逆止弁
30:ストローク調整止具
31:抵抗管
32:予熱コイル
33:キャップ
34:電子天秤
35:流量計算器
36:試料導入手段
Claims (4)
- 2種類以上の試薬を混合し、前記混合した試薬を送液する、液体クロマトグラフィ用送液装置であって、
前記2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプと、前記ポンプにより送液された試薬を混合し貯留する混合容器と、前記混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプと、を備え、かつ前記混合容器が、
2種類以上の試薬を受け入れるポートと、貯留した混合試薬を送液するためのポートと、混合試薬の貯留容量を一定に保つための試薬排出ポートと、を備えた混合容器である、液体クロマトグラフィ用送液装置。 - 2種類以上の試薬をそれぞれ送液するポンプおよび/または混合容器に貯留した混合試薬を送液するポンプが電磁式ダイアフラムポンプである、請求項1に記載の送液装置。
- 試料を導入する導入手段と、
導入手段から導入した試料を分離する分析カラムと、
分析カラムから溶出した成分を検出または定量する検出手段と、
を備えた液体クロマトグラフィであって、
分析カラムの上流側、または分析カラムの下流側から検出手段までの間に、請求項1または2に記載の送液装置を備えた、液体クロマトグラフィ。 - 送液装置を分析カラムの下流側から検出手段までの間に備え、
分析カラムから溶出した成分に前記送液装置により送液された混合試薬を添加する位置から検出手段までの間に、前記溶出した成分と前記混合試薬とを反応させる反応手段をさらに備えた、請求項3に記載の液体クロマトグラフィ。
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