JP5526138B2 - 開放可能な誘導コイル及び電磁気的に遮蔽された誘導組立体 - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
この出願は、2008年9月28日付け出願の米国仮出願第61/100,739号の利益を請求する。これは参照によりその全体がここに組み込まれる。
発明の分野
この発明は、一般に、製造中の加工品が誘導加熱され得るように加工品が通される誘導コイルに関する。特に、電磁気的に遮蔽された誘導(インダクターもしくは誘導器)組立体を形成するために前記誘導コイルが包囲され得る電磁気的に遮蔽された組立体を最小の障害でメンテナンスを実行することを可能にするために開放可能なそのような誘導コイルに関する。
閉じたトレノイド誘導コイルは、適切な周波数の交流が該コイルに供給されながら材料を該コイルに通すことにより、該材料を誘導加熱するため使用され得る。閉じた誘導コイルは、メンテナンスすることが困難であり得る。誘導コイルの電磁気的遮蔽は、工業基準及び人的基準を満たすために一般に要求される。
米国特許第4,761,530号は、開放可能な側部扉を有するボックス状誘導組立体を開示し、該側部扉が閉じられている時に誘導組立体によって囲まれる連続的な金属ストリップから離れるように誘導組立体は横方向に移動され得る。米国特許第5,317,121号は、空隙を有する誘導コイルを開示し、該空隙を通って連続的な金属ストリップは、該コイルに取り囲まれるか又はコイル外部に移動するように横方向に動くことができる。米国特許第5,495,094号は、空隙を有する種々の誘導コイルを開示し、該空隙を通じて、連続的な金属ストリップが横方向に移動することができる。米国特許第5,837,976号(「’976特許」)は、空隙を有する誘導コイルの種々の構成を開示し、該空隙を通じて、連続的な金属ストリップが横方向に移動することができる。いくつかの実施形態において、’976特許は、誘導コイルの可撓性の相互連結部材を開示し、該可撓性の相互連結部材は、’976特許の図9a、9b、10a及び10bに示すような空隙の大きさを増長するように個別に広がり得る。
国際公開第WO2005/004559A2号は、例えば上記特許に開示される空隙を組み込んだ誘導コイルに使用するための電磁気的な遮蔽を開示する。電磁気的な遮蔽はまた、連続的な金属ストリップが、誘導コイル及び電磁気的遮蔽内の空隙を通じて、誘導コイル及び周囲の電磁気的遮蔽の内外に横方向に移動できるように少なくとも一つの空隙を組み込む。
国際公開第WO2007/081918A2号は、電磁気的に遮蔽された誘導加熱装置を開示する。該加熱装置は、実質的に気密な包囲体及び電磁気的に遮蔽された材料を含む。気密包囲体を囲む該誘導加熱装置/コイルは、開放可能なものではない。
日本特許公開JP63−4873号(1988年に公開され、現在は社会の共通財産)は、炉内のコーティング材料により放出される蒸気からの露の形成を防ぐために、開放不能な誘導炉を通じて高温エアを吹き付ける方法を開示する。
米国特許第4,761,530号明細書 米国特許第5,317,121号明細書 米国特許第5,495,094号明細書 米国特許第5,837,976号明細書 国際公開第WO2005/004559A2号公報 国際公開第WO2007/081918A2号公報 特開昭63−4873号公報
本発明の目的の一つは、電磁気的に遮蔽された開放可能な誘導コイルにして、該コイルと共に誘導組立体を形成する周囲の電磁気的遮蔽構造に対する乱れを最小にしつつメンテナンスのために都合よく開放可能である誘導コイルを提供することである。
本発明の別の目的は、開放可能な誘導コイルを有する電磁気的に遮蔽された誘導組立体を提供することであり、該開放可能な誘導コイルは、電磁気的に遮蔽された包囲体(筐体、エンクロージャ)に容易に挿入又は取り出し可能であり、かつ、前記包囲体を完全に分解することなく、該誘導コイルが電磁気的に遮蔽された該包囲体内にある間、開放可能である。
本発明の別の目的は、開放可能な誘導コイルを有する電磁気的に遮蔽された誘導組立体を提供することであり、該開放可能は誘導コイルには、開放可能な誘導コイルと電磁気的に遮蔽された誘導組立体の境界領域間に静的又は動的封止が提供され得、これにより、封止を再度行うことなく、誘導コイルの開放及び再閉鎖の効率的な方法を維持しながら、誘導コイルが閉鎖位置にある時に、誘導コイルと電磁気的遮蔽誘導組立体との間に気密封止が容易に保たれ得る。
本発明の別の目的は、日本特許公開JP63−4873号の開示に対する改良としての開放可能な誘導コイルを有する誘導炉内に気体を注入する装置及び方法を提供することである。
一側面において、本発明は、開放可能な誘導コイルであり、該誘導コイルは該コイルのメンテナンスを可能にするために揺動開放可能である。
別の側面において、本発明は、電磁気的に遮蔽された誘導組立体であり、該誘導組立体は、該電磁気的遮蔽誘導組立体内に取り外し可能に挿入される開放可能な誘導コイルを備える。該コイルは、遮蔽包囲体内にある間、遮蔽包囲体の部分的な分解(取り外し)のみで枢動開放可能である。本発明のいくつかの例において、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置にある時、気体からなる動的「カーテン」が、コイルの開放部分と遮蔽包囲体の隣り合う区域との間のスペースを通じて、開放可能な誘導コイルが形成する誘導炉の内部に注入される。
本発明の上記側面及び他の側面はこの明細書及び特許請求の範囲に記載される。
本発明を例示する目的で、目下好ましい形態が図面に示される。しかしながら、本発明は、図示された構成及び手段そのものには限定されない。
図1は、本発明の開放可能な誘導コイルの一例の等角図である。 図2(a)は、閉鎖位置にある図1に示す開放可能な誘導コイルの図1の線A−Aを通る、反時計回り方向に90度回転した断面図である。 図2(b)は、図2(a)に示す開放可能な誘導コイルの断面図であり、該コイルが開放位置にて示される。 図3(a)は、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体の一例の等角図である。 図3(b)は、図3(a)に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体の等角図であり、開放可能な誘導コイルが、該コイルが中に配置される電磁気的に遮蔽された誘導組立体に対して破線で示される。 図3(c)は、図3(a)に示す電磁気的に遮蔽された包囲体の等角図であり、開放可能な誘導コイルは示されない。 図3(d)は、図3(c)の線C−Cを通る電磁気的に遮蔽された包囲体の断面図である。 図4(a)は、図3(a)の線B−Bを通る図3(a)に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体の、反時計回り方向に90度回転した断面図であり、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置で示される。 図4(b)は、図4(a)に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体の断面図であり、開放可能な誘導コイルが開放位置で示されるが、電磁気的に遮蔽された包囲体内にある。 図5は、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体の別の例の等角図である。 図6(a)は、図5の線D−Dを通る図5に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体の、反時計回り方向に90度回転した断面図であり、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置にて示される。 図6(b)は、図6(a)に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体の断面図であり、開放可能な誘導コイルが開放位置で示されるが、電磁気的に遮蔽された包囲体内にある。 図7(a)は、図3(a)に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体で使用される気体(エア)カーテンの一例を示す部分平面図である。 図7(b)は、図7(a)に線E−Eを通る図7(a)に示すエアカーテン構成の例の部分側断面図である。 図7(c)は、図3(a)に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体で使用されるエアカーテン構成の別の例の部分側断面図である。 図7(d)は、図7(a)に示すエアカーテン気体分配プレナムの側面図である。 図7(e)は、図3(a)に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体で使用される別のエアカーテン分配プレナムの側断面図である。 図8(a)は、図5に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体で使用される気体(エア)カーテンの一例の部分平面図である。 図8(b)は、図8(a)の線F−Fを通る図8(a)に示すエアカーテン構成の例の部分側断面図である。 図8(c)は、図5の電磁気的に遮蔽された組立体に使用されるエアカーテン構成の別の例の部分側断面図である。 図8(d)は、図8(a)に示すエアカーテン気体分配プレナムの側面図である。 図8(e)は、図5に示す電磁気的に遮蔽された誘導組立体に使用される別のエアカーテン分配プレナムの側断面図である。 図9は、本発明で使用される開放可能な誘導コイルの二つの誘導コイル区域を接続する枢動要素にわたる電気的接続の一タイプの部分図である。 図10は、図2(a)に示す開放可能な誘導コイルに交流を供給する一方法を例示する。 図11は、気体(エア)カーテンを利用する本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体の一例の部分等角図である。 図12(a)は、開放可能な誘導コイルを通って垂直方向に移動するストリップ材料の誘導加熱のために配向された本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体の一例の等角図である。 図12(b)は、図12(a)の線G−Gを通る電磁気的に遮蔽された誘導組立体の断面図である。 図13(a)は、本発明の複数の開放可能な誘導コイル、及び、該複数の開放可能な誘導コイルに対する交流の供給の構成の一例である。 図13(b)は、本発明の開放可能な誘導コイルでの分散されたタンクコンデンサ要素の使用の一例を示す。 図13(c)は、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体、及び、該電磁気的に遮蔽された誘導組立体に使用される複数の開放可能な誘導コイルに対する交流の供給の構成の一例である。 図14(a)は、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体の一例を示し、この例では誘導コイル区域の少なくとも一つが柔軟に調整され得る。 図14(b)は、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体の一例を示し、この例では誘導コイル区域の少なくとも一つが柔軟に調整され得る。
図1は、本発明の開放可能な誘導コイル12の一例を示す。加工品W、例えば連続する又は不連続の金属製ストリップは、図1及び図2(a)に示すような閉鎖位置にある際、開放可能な誘導コイル12を通って移動する。誘導コイル12は、磁束界が誘導コイルの周りに確立されるように交流源に適切に接続される。磁束界は、誘導コイルを通過する加工品と結合し、加工品を誘導的に加熱する。
図2(b)に示すように、本発明の非限定的な一例において、誘導コイル区域12a及び12bは、該コイルの内部のメンテナンスのため、例えば、ダストもしくは他の粒子を誘導コイルの内部から除去するため、又は、耐火物が用いられる場合、該耐火物を修理するため、枢動(揺動もしくはスイング)して広く開放することができる。この例示のみの目的のため、コイル区域12aは底部コイル区域と呼ばれ得、コイル区域12bは上部コイル区域と呼ばれ得、コイル区域12cは右側コイル区域と呼ばれ得、更に、サブ区域12a’及び12b’は、組み合わせで、左側コイル区域と呼ばれ得る。
この例において、誘導コイル区域12cは、誘導コイルが閉鎖位置にある際の、誘導コイルの内部誘導加熱スペース(もしくは炉)の高さZh(図2(a))を有効に表し、誘導コイル区域12cは静止的に取り付けられ得る。その一方、揺動可能な誘導コイル区域12a及び12bは、サブ区域12a’及び12b’をそれぞれ含み、これらサブ区域は、組み合わせで、誘導コイルが閉鎖位置にある際、誘導コイル区域12cの側部とは反対側の誘導炉の側部を表す。この構成において、サブ区域12a及び12b各々は、誘導炉の内部の全高さにわたり、図2(b)に示す調整可能角度αまで揺動開放可能である。これは、誘導コイルの内側面に対する保守、例えば、該誘導組立体の使用時に蓄積するコイルの内面上の硬化した付着物の手動による除去において特別な利点である。
枢軸を提供する非限定的な一方法が図9に例示される。例えば、ヒンジ等の機械的枢軸部材80が、二つの誘導コイル区域12b及び12c間に物理的接続を与え、他方、フレキシブル銅編組等のフレキシブル(可撓性)導電体82が、上記機械的ヒンジにわたる電気的連続性を提供し、枢軸P1を形成する。同様の構成が、枢軸P2を形成するために用いられる。本発明の別の例において、機械的枢軸部材も、二つの誘導コイル区域間の電気的接続としての役割を果たし得る。
誘導コイル12に対する交流の供給の一例が図10に示される。誘導コイル区域12cは、供給導電体92a及びリターン導電体92bに対する接続点を確立するために適切な絶縁材12c’により電気的に分離される。供給導電体92a及びリターン導電体92bは適切な交流源に接続され得る。
図3(a)は、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体10の一例を示す。該組立体10において、開放可能なボックス状の誘導コイル12がボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体14内に配置される。付随図3(b)において、誘導コイル12は点線輪郭で示され、他方、包囲体14は、実線及び(隠れた線を示す)破線で示される。図3(c)において、本発明のこの例に使用される電磁気的に遮蔽された包囲体の構造の明瞭化のために包囲体14のみが示される。
本発明のこの例において、電磁気的に遮蔽された包囲体14は、ボックス状の外側導電性構造を備え、該構造は、縦(加工品Wの向きに対し)側部14a、14b、14c及び14dと、横(加工品Wの向きに対し)入口14e及び出口14fと、ボックス状の内側加工品入口通路14g及び加工品出口通路14hから形成される。本発明の特定の向きの例において、側部14aは、包囲体14の底部と呼ばれ得、側部14bは包囲体の上部と呼ばれ得、側部14cは包囲体の右側と呼ばれ得、更に、側部14dは包囲体の左側と呼ばれ得る。側部14aから14fは、任意の適切な導電性材料から中実に又は他の形態で、例えばメッシュで形成される。ボックス状内側加工品入口通路14g及び出口通路14hは、電磁気的に遮蔽された包囲体の外側に対する誘導炉の内側への閉じた入口路及び誘導炉の内部からの閉じた出口路を形成し、また、適切な非導電性材料から形成される。加工品入口通路14g及び加工品出口通路14hが閉じた矩形ボックス構造として示されるが、本発明の別の例において、通路14g、14hは、これらが、下記に詳述するスペースSを除いて、包囲体14の入口側14eから誘導炉の入口への閉じた加工品入口通路、及び、誘導炉の出口から包囲体14の出口側14fへの閉じた加工品出口通路を提供する限り、他の形状であってもよい。
図3(b)の例から分かるように、加工品入口及び出口通路14g及び14hの少なくとも上部及び底部内側周囲(p’及びq’)は、誘導炉の入口及び出口周囲(p”及びq”)と整合(インターフェース)する。スペース(もしくは空隙)Sは、開放可能な誘導コイル区域と加工品入口及び出口通路との間に公差が維持されるように、この境界(インターフェース)領域に設けられ得る。この公差は、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置にある際、開放可能な誘導コイルの融通のきく適合に有益であり得、例えば、電磁気的遮蔽包囲体又は開放可能な誘導コイルの区域の熱膨張又は収縮を補う。特定の用途において、スペースは、図3(b)に示す入口及び出口通路と誘導炉(側部12c及び12d)の横側部周囲境界面間には要求されないかもしれない。
加工品Wは、誘導路の内部と包囲体14の加工品入口及び出口通路14g及び14hの内部とによって定義される内部容積(内部ボリューム/内部空間)内にて電磁気的遮蔽誘導組立体10を通って移動する。組立体10は、開放可能な誘導コイル12と包囲体14とを備える。この構成により、包囲体は、開放可能な誘導コイルの周囲に電磁気的遮蔽ボックス構造を形成する。
図4(b)に示すように、本発明の非限定的な例において、包囲体14の底部側部(底部パネル)14a及び上部側部(上部パネル)14b(取り外されたものとして破線で示される)が、これらが据え付けられる(設置される)面から少なくもと部分的に移動させられた場合、誘導コイル区域12a及び12bは、枢軸P1及びP2の周りをメンテナンスのために揺動して広く開放することができる。そのため、コイル区域12a及び12bは、電磁気的遮蔽包囲体の更なる分解を伴うことなく、パネル14a及び14bの据え付け面を通って揺動することができる。包囲体14の可動側部に対する用語「取り外し」は、側部もしくはパネルの完全な取り外し、例えば枢軸周りの揺動による側部開放、又は、可動パネルが据え付け位置にある時に規定される据え付け面を通って可動コイル区域が少なくとも部分的に開放し得るように包囲体14の側部もしくはパネルを他の方法で移動させることを含む。
誘導コイル12が閉鎖位置にある時に、コイルサブ区域12a’及び12b’の対向する両縁間に十分な接触状態が保たれるように適切なロック装置が設けられ得る。これにより、例えば図4(a)に示すように、接続部12jにおいて該二つのコイルサブ区域の対向縁にわたって電気的導通が維持される。
図5は、図3(a)の例に類似した本発明の別の例であり、非磁性及び非導電性耐火物(16a、16b及び16c)が、開放可能な誘導コイル12が図6(a)に示されるよう閉鎖位置にある際、開放可能な誘導コイル12の内側面と誘導炉の内部との間に配置される。該耐火物は、耐火性ボード材料等の任意の適切な形態であり得る。図6(b)に示すように、本発明のこの特定の非現的例において、サブ区域16a’及び16b’を含む耐火ボード区域16a及び16bそれぞれも、サブ区域12a’及び12b’を含む誘導コイル区域12a及び12bと共に枢動開放する。
本発明の上記例に示すように、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置にある時、少なくとも、内側加工品入口通路14g及び出口通路14hの固定された上部区域及び底部区域の内側周囲と、図3(a)における開放可能な誘導コイルの上部区域12b及び底部区域12aのそれぞれの対向する外側周囲(又は、図5における開放可能な誘導コイル及び耐火材料の上部区域及び底部区域それぞれの対向周囲)との間に開放スペースSもしくは空隙が存在する。いくつかの用途において、開放スペースSを覆う又はSを囲むバリア(障壁)を作り出す必要があるかもしれない。これを実現する一つの静的方法は、各内側加工品通路の固定された上部及び底部区域の内側周囲に対し、又は誘導路の整合する外側周囲に対し、可撓性もしくは圧縮性の材料のストリップをしっかり留めることによる。これにより、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置から移動した場合に、該可撓性もしくは圧縮性ストリップが開放スペースSを封止するようする。
あるいは、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置にある際、各スペースSにわたる動的気体(エア)カーテンから、気体の流れが各スペースSを通って誘導炉の内部に注入され得る。図7(a)、7(b)及び7(d)は、図3(a)に示す組立体に対するそのようなエアカーテンを確立する一方法を例示する。一つの上部及び底部スペースSに対して図11に典型的に示すように、加工品出口通路14hの内側周囲の外側横軸にわたって分配プレナムもしくは導管18が据え付けられる。本発明のこの特定の例で使用される電磁気的遮蔽誘導組立体における四つの上部及び底部開口(スペース)の一つに対して図7(a)に例示するように、気体が適切な源から、各開口Sに隣接する分配導管18へと供給される。気体は、出口ポート18aを通って導管18を出る気体の流れは、スペースSに向けられ、スペースSに対し気体カーテンを有効に形成し、該気体を誘導炉の内部に注入する。開放可能な誘導コイル12の対向端部の周囲にバッフル20が随意的に設けられ得、バッフル20は、図7(c)に示すように気体の流れがスペースに向かうように支援する。エアカーテンを通って供給される時点の気体の品質、温度及び圧力は、特定の用途に対する開放可能な誘導コイル及び特電磁気的遮蔽端部区域の内部の動作環境による。導管出口ポートの種々の構成が利用され得る。例えば、出口ポートは、図7(e)に示すような拡張したノズル構造18’として構成され得る。
同様に、図5、6(a)及び6(b)に示される非磁性及び非導電性耐火物16a、16b及び16cを利用する本発明の例では、気体の流れは、開放可能な誘導コイルが閉鎖位置にある際に、各スペースSにわたる動的気体(エア)カーテンから各スペースSを通じて、耐火物で裏張りされた開放可能な誘導コイルの内部へ注入され得る。図8(a)、8(b)及び8(d)は、図5に示す組立体に対するそのようなエアカーテンを確立する一方法を例示する。気体は、適切な源から、本発明のこの特定例で使用される電磁気的遮蔽誘導組立体における上部及び底部開口(スペース)の一方に対して図8(a)に例示される各開口Sに隣り合う分配導管18へと供給される。図8(c)に示すようにスペースを横切るように気体の流れを方向付ける支援のため、バッフル21が、耐火物16aの対向端部の周囲に随意的に設けられ得る。エアカーテンを通って供給される時点での気体の質、温度及び圧力は、特定の用途に対する、耐火物で裏張りされた開放可能な誘導コイル及び電磁気的遮蔽端部区域の内部の動作環境による。導管出口ポートの種々の構成が利用され得る。例えば、該出口ポートは、図8(e)に示す拡張したノズル構造18’として構成され得る。
図12(a)及び12(b)は、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体を使用する例を示す。ここでは、開放可能な誘導コイル12は、垂直(Z)方向に縦に向けられ、そのため、加工品Wは、開放可能な誘導コイル12を通って垂直に上方に移動する。この配向において、電磁気的に遮蔽された包囲体14は、閉じたウォークイン(歩いて入れる大きさの)空間、即ち室を形成することができ、該室内に開放可能な誘導コイル12が配置される。この構成において、誘導コイル12は、プラットフォーム98上の閉じたウォークイン空間に立つ個人に対する便利な内部アクセスのために広く開放され得る。
いくつかの用途において、長さが短い開放可能な誘導コイルの急速加熱とは対照的に、ストリップ材料が該ストリップ材料のより長い縦(長手)方向距離にわたって次第に加熱されることを保証するため、より長い長さLの開放可能な誘導コイルが好ましい。図13(a)は、本発明のそのような一例を示し、ここでは、伸長した誘導加熱長さLを実現するため、二つの開放可能な誘導コイル12’及び12”の構成が利用される。この特定の例において、別個の高周波インバータ60a及び60bが、図13(b)にも例示される付随的なタンクコンデンサC1〜C4の別個の分散バンクを介して、交流を開放可能な各誘導コイル12’及び12”に供給する。各インバータは、適切な設計のブリッジインバータであり得、また、スイッチング素子S1〜S4を利用し得る。単一のタンク(もしくは同調)コンデンサバンクとは対照的に、コンデンサの分散バンクを使用する利点は、伸長した長さの誘導コイルと容量性部材との間の無効電流路が短く保たれ得ることである。その理由は、例えば米国特許第6399929号B1に示される誘導コイルから外部に、大きいコンデンサバンクを配置するのとは対照的に、(複数の)コンデンサの分散されたバンクが誘導コイルの長さに並んで集められ得るからである。単一の交流対直流整流器62は、インバータの前記組間に対して入力されるDC電圧を高めるため、図13(a)に示すように、相互に連結されたインバータ60a及び60bの両方の入力部間に対してDC電源を供給する。整流器の交流入力部「A、B及びC」は、適切な実用電源からのものであり得る。この構成により、一般的で非限定的な整流器62の出力は、約556〜840ボルトDCからであり得る。本発明の別の実施形態において、コンデンサの分散バンクは、コイルの電源端子接続部に対して直列又は並列に接続され得る。
図13(c)は、本発明の別の例を示す。ここでは、二つの開放可能なコイル12’及び12”が、既述したように電磁気的に遮蔽された共通の包囲体14内に据え付けられる。
二つのインバータが図13(a)及び13(c)に示されるが、コンセプトでは、任意の数の開放可能な誘導コイルに任意の複数のインバータが共に接続されること、又は単一のインバータ及び誘導コイルが企図され得る。
本発明の別の例において、上記例に示す区域14a及び/又は14b等のような少なくとも一つの誘導コイル区域が可撓性材料から形成され得、該誘導コイル区域は、米国特許公開第2007/0187395号A1に開示されると共に図14(a)及び14(b)に示されるようにコイルを曲げて(もしくは収縮して)誘導コイル負荷回路の電気インピーダンスを変えるため、アクチュエータ68に取り付けられ得る。
本発明の上記例に利用される誘導コイルはシングルターンコイルであるが、誘導コイルの他の異なる構成が本発明の別の例で使用され得る。
上部、底部及び側部の用語が本発明の上記例のいくつかで用いられるが、本発明の電磁気的に遮蔽された誘導組立体の他の配向が使用可能であり、そのような用語は本発明の用途を限定するものではない。
本発明は、好ましい例及び実施形態に関して記述された。明確に述べたものとは別の均等、代替及び変更も可能性があり、本発明の範囲内にある。
10 磁気的に遮蔽された誘導組立体
12 開放可能なボックス状の誘導コイル
14 ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体
14g 加工品入口通路
14h 加工品出口通路
18 分配導管
60a、60b 高周波インバータ
62 交流対直流整流器
80 機械的枢動部材
1〜C4 タンクコンデンサ
S スペース(空隙)
W 加工品

Claims (19)

  1. 電磁気的に遮蔽された誘導組立体であって、
    内部容積に誘導炉を形成する閉鎖位置にある際、少なくとも一つのシングルターンコイルを形成する開放可能なボックス状の誘導コイルであって、該開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の枢動開放を可能にする一組の枢動接続部を有し、かつ、少なくとも一組の電源端子接続部を有する開放可能なボックス状の誘導コイルと、
    前記開放可能なボックス状の誘導コイルを包囲するボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体とを備え、
    該ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体は、前記開放可能なボックス状の誘導コイルの前記少なくとも二つの対向する可動側部各々に対面する可動側部区域を有し、該ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体の可動側部区域は、該可動側部区域が、該可動側部区域の据え付けられる面から少なくとも部分的に移動した際、該可動側部区域の据え付けられる面を少なくとも部分的に通じて、前記開放可能なボックス状の誘導コイルの前記少なくとも二つの対向する可動側部が開放することを許容する電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  2. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルの内側面に裏張りされた耐火物を更に備える請求項1の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  3. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルの前記少なくとも二つの対向する可動側部の外側周囲と、該開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の前記外側周囲に隣り合う、ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体の内側周囲との間の領域に少なくとも一つの空隙を更に備える請求項1又は2の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  4. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルが閉鎖位置にある際、前記少なくとも一つの空隙各々を封止するため、前記少なくとも一つの空隙各々の前記領域において、前記開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の前記外側周囲又はボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体の前記内側周囲に取り付けられた可撓性又は圧縮性の材料を更に備える請求項3の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  5. 前記少なくとも一つの空隙各々を通じて気体の流れを供給するための手段を更に備える請求項3の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  6. 前記気体の流れを供給するための手段は、
    前記少なくとも一つの空隙各々の前記領域において、開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の前記外側周囲又はボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体の前記内側周囲に対し横方向に配置される分配導管と、
    前記分配導管に前記気体を供給する気体源とを備え、
    前記分配導管は少なくとも一つの出口通路を有し、該少なくとも一つ出口通路は、開放可能なボックス状の誘導コイルが閉鎖位置にある際、前記気体の流れを該少なくとも一つの出口通路から前記少なくとも一つの空隙に向ける請求項5の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  7. 前記気体の流れを前記空隙に向けるため、前記少なくとも一つの空隙各々の前記領域において、開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の前記外側周囲又はボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体の前記内側周囲に配置された少なくとも一つのバッフルを更に備える請求項6の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  8. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の前記外側周囲に隣り合う、ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体の前記内側領域は、ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体内の加工品入力通路及び加工品出口通路から形成され、加工品入力通路及び加工品出口通路は、開放可能なボックス状の誘導コイルの対向する側部に配置される請求項3〜7のいずれか1項の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  9. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の少なくとも一方は、可撓性導電材料から形成され、該開放可能なボックス状の誘導コイルは、開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の前記少なくとも一方を曲げるためのアクチュエータを更に備える請求項1〜のいずれか1項の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  10. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルの長さに沿って並列に接続されかつ分散されるタンクコンデンサのバンクを更に備え、該並列に接続されたタンクコンデンサのバンクは、前記少なくとも一組の電源端子接続部に対して接続される請求項1〜のいずれか1項の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  11. 前記少なくとも一つのシングルターンコイルは、一組のシングルターンコイルから成り、前記少なくとも一組の電源端子接続部は、前記一組のシングルターンコイルの各シングルターンコイルに対して一組の電源端子接続部を備え、
    前記開放可能なボックス状の誘導コイルは、
    前記一組のシングルターンコイルの各シングルターンコイルの長さに沿って並列に接続されかつ分散されるタンクコンデンサの別個のバンクにして、タンクコンデンサの前記別個のバンク各々が、前記一組のシングルターンコイルのそれぞれのシングルターンコイルの前記一組の電源端子接続部に対して接続されるタンクコンデンサの別個のバンクと、
    一組の相互に連結されたインバータにして、該一組の相互に連結されたインバータの各インバータの交流出力部がタンクコンデンサの前記別個のバンクの一つに対して専ら接続される一組の相互に連結されたインバータと、
    前記一組の相互に連結されたインバータに対する入力部に対して接続されるDC出力部を有する整流器とを備える請求項1又は2の電磁気的に遮蔽された誘導組立体
  12. 前記電磁気的に遮蔽された誘導組立体を通過するストリップ材料の電気誘導加熱のための電磁気的に遮蔽された誘導組立体であって、
    閉鎖位置にある際、内部容積に誘導炉を形成する開放可能なボックス状の誘導コイルにして、該開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の枢動開放を可能にする一組の枢動接続部を有し、かつ、少なくとも一組の電源端子接続部を有する開放可能なボックス状の誘導コイルと、
    前記開放可能なボックス状の誘導コイルを包囲するボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体とを備え、
    前記ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体は、
    前記開放可能なボックス状の誘導コイルの前記少なくとも二つの対向する可動側部各々に対面する可動側部区域にして、該可動側部区域が、該可動側部区域の据え付けられる面から少なくとも部分的に移動した際、該可動側部区域の据え付けられる面を少なくとも部分的に通じて、前記開放可能なボックス状の誘導コイルの前記少なくとも二つの対向する可動側部が開放することを許容する該可動側部区域と、
    ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体内の加工品入力通路及び加工品出口通路にして、開放可能なボックス状の誘導コイルの対向する側部に配置され、該加工品入力通路及び加工品出口通路、及び前記誘導炉の内部容積が、加工品が電磁気的に遮蔽された包囲体を通る通路を形成する該加工品入力通路及び加工品出口通路と、
    前記開放可能なボックス状の誘導コイルの前記少なくとも二つの対向する可動側部の外側周囲と、前記加工品入力通路及び加工品出口通路の内側周囲との間の領域における少なくとも一つの空隙とを備える電磁気的に遮蔽された誘導組立体。
  13. 前記少なくとも一つの空隙各々を通じて気体の流れを供給するための手段を更に備える請求項12の電磁気的に遮蔽された誘導組立体。
  14. 前記気体の流れを供給するための手段は、
    前記少なくとも一つの空隙各々の前記領域において、開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の前記外側周囲又は加工品入力通路及び加工品出口通路の前記内側周囲に対し横方向に配置される分配導管と、
    前記分配導管に前記気体を供給する気体源とを備え、
    前記分配導管は少なくとも一つの出口通路を有し、該少なくとも一つ出口通路は、開放可能なボックス状の誘導コイルが閉鎖位置にある際、前記気体の流れを該少なくとも一つの出口通路から前記少なくとも一つの空隙に向ける請求項13の電磁気的に遮蔽された誘導組立体。
  15. 開放可能なボックス状の誘導コイルにより加工品を誘導加熱する方法にして、開放可能なボックス状の誘導コイルが、該開放可能なボックス状の誘導コイルの少なくとも二つの対向する可動側部の枢動開放を可能にする一組の枢動接続部を有し、かつボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体内に配置される方法であって、
    前記開放可能なボックス状の誘導コイルが閉鎖位置にある際、開放可能なボックス状の誘導コイルの前記少なくとも二つの対向する可動側部の外側周囲と、前記ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体との間において少なくとも部分的に、少なくとも一つの空隙を設ける工程と、
    前記少なくとも一つの空隙各々を横切って、前記閉鎖位置にある際の前記開放可能なボックス状の誘導コイルの内部容積、及び前記ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体の境界領域へと気体の流れを供給する工程と、
    前記開放可能なボックス状の誘導コイルに交流を供給する工程と、
    前記ボックス状の電磁気的に遮蔽された包囲体内に配置された、前記閉鎖位置にある際の前記開放可能なボックス状の誘導コイルを通じて加工品を移動させる工程とを含む方法。
  16. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルに対する一組の電源端子の長さにわたって並列に複数のタンクコンデンサを分散配置する工程を更に含む請求項15の方法。
  17. 前記開放可能なボックス状の誘導コイルを一組のシングルターンコイルから形成する工程を更に含む請求項16の方法。
  18. 前記一組のシングルターンコイルの各々の前記一組の電源端子に対し、専ら一組の相互に連結されたインバータの一つの出力部から、交流を供給する工程を更に含む請求項17の方法。
  19. 単一の直流源から前記一組の相互に連結されたインバータの入力部に電力を供給する工程を更に含む請求項18の方法。
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