JP5525361B2 - 送金指図電文制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、金融機関間で行われる送金指図電文の送信制御システムに関する。より詳細には、本発明は、SWIFT経由の海外送金における事務効率化および事務事故削減のための送金指図電文の送信制御システムに関する。
国内の銀行から海外の銀行への送金は、SWIFT(Society for Worldwide Interbank Financial Telecommunication)ネットワーク経由で行われることが知られている。従来、個人間での海外送金、例えば、国内の銀行に口座を保有するAさんから、海外の銀行に口座を保有するBさんへの送金を行う場合は、以下の二通りのケースで行われていた。
一つ目のケースは、Aさんの口座がある国内の銀行(C銀行)とBさんの口座がある海外の銀行(D銀行)とが直接取引可能なケース、つまり、C銀行自身の口座もD銀行に存在するケースである。かかる場合、まず、C銀行内においてAさんの口座からC銀行の自行口座にいったん送金相当額が振り替えられ、これと同時に、C銀行からD銀行に対して、「D銀行内のC銀行の口座からBさんの口座へ1万ドルを振り替えて欲しい」旨の電文が送信される。その後、D銀行内において当該電文の指示に基づいてC銀行の自行口座からBさんの口座へと振替が行われることにより、AさんからBさんへの1万ドルの海外送金が実施される。
二つ目のケースは、C銀行とD銀行とが直接取引できないケースである。かかる場合は、D銀行のある国の中央銀行と、C銀行と直接取引可能な、同国内にあるE銀行(E銀行にはC銀行の口座が存在する)とが海外送金に介在する。最初に、C銀行内においてAさんの口座からC銀行の自行口座にいったん送金相当額が振り替えられる点は同様である。その後、C銀行はE銀行に対して「E銀行内のC銀行の口座から出金して(中央銀行経由で)D銀行に1万ドルを送金して欲しい」旨の電文を送信するとともに、D銀行に対して「Bさんの口座に1万ドルを入金して欲しい」旨の電文を送信する。D銀行は中央銀行経由でE銀行内のB銀行の口座から1万ドルを受け取り、Bさんの口座へと入金処理を行うことにより、AさんからBさんへの1万ドルの海外送金が実施される。
この二つ目のケースでは、SWIFTネットワークを経由して送金を行う場合には、所定のフォーマットが定められていた。つまり、C銀行からD銀行への送金指図電文はMT103(受取銀行宛顧客送金)というフォーマットが使用され、C銀行からE銀行への送金指図電文はMT202というフォーマットが使用されていた。また、海外送金に際しては、電文内容のチェックや関連する事務処理の効率化のために様々なシステムが提案されていた(特許文献1)。
2009年11月、SWIFTでは、上記二つ目のケースの場合に使用可能なMT202COV(コルレス銀行宛銀行間送金)というフォーマットが新たに制定された。MT202とMT202COVの違いは、支払先顧客情報の有無である。つまり、MT202フォーマットでは、C銀行からE銀行へ送信される送金指図電文には「Aさん→Bさん」という情報が存在していなかったが、MT202COVフォーマットにより「Aさん→Bさん」という情報を含む送金指図電文を送ることができるようになった。
特開2003−150781号公報
SWIFTで使用されるMT202COVというフォーマットが新たに制定されたとしても、海外送金処理に係る事務処理は依然として効率化のニーズが強く、また、事務事故削減のニーズも強い。さらに、海外送金に際してマネーローンダリングのチェックを行うことが金融機関には求められている。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、SWIFTネットワーク経由の海外送金における事務効率化および事務事故削減のための送金指図電文の送信制御システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る送金指図電文の送信を制御するシステムは、第1〜第3のサブシステムを備えることを特徴とする。第1のサブシステムは、一組の送金指図電文を作成する。該一組の送金指図電文は同一の識別番号を有する。第2のサブシステムは、第1のサブシステムから受信した送金指図電文について、該送金指図電文に含まれる宛先に対して送信すべきか否かを判定する。第2のサブシステムは、該送金指図電文を格納する送金指図電文データベースと、前記送金指図電文データベースに格納されている送金指図電文について自動送信すべきか否かを判定する発信判定手段と、前記自動送信されなかった送金指図電文について送信すべきか否かを判定する強制送信手段であって、該判定はユーザ入力に基づいて行われる、強制送信手段と、をさらに備える。第3のサブシステムは、第2のサブシステムから受信した送金指図電文について、予め定められた基準にしたがってマネーローンダリングチェックを行い、送信可否を判定する。また、送金指図電文データベースは、前記第3のサブシステムから受信した、マネーローンダリングチェックによる送信可否の結果をさらに格納する。発信判定手段は、前記一組の送金指図電文が両方とも前記マネーローンダリングチェックにより送信可と判定されている場合には、該一組の送金指図電文に含まれている宛先に対して該一組の送金指図電文を第1のネットワーク経由で自動的に送信し、前記一組の送金指図電文が両方とも前記マネーローンダリングチェックにより送信不可と判定されている場合には、前記第1のサブシステムに対して該一組の送金指図電文を自動的に送信する。
本発明によれば、SWIFTネットワーク経由の海外送金における事務効率化および事務事故削減のための送金指図電文の送信制御システムを提供することが可能となる。
本発明に係る海外送金システムを説明する概略図である。 本発明に係る送金指図電文マッチング機能を実装するシステムを説明する図である。 本発明に係る各システムのシステム構成を説明する図である。 本発明に係る送金指図電文のマッチング処理を表すフロー図である。 本発明に係るソートされた電文のリストである。 関連性が高いと判断される電文同士を並べてユーザに提示する画面の一例である。
以下、本発明の実施形態について、上記二つ目のケースに基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る海外送金フローの概略を説明する図である。図1を参照しながら、AさんがBさんに対して100万円(=1万ドル)を送金するケースを説明する。
まず、C銀行内にあるAさんの円口座から100万円が引き落とされ、C銀行自身の円口座に100万円が振り替えられる。C銀行は、D銀行にMT103フォーマットの送金指図電文(「Bさん口座に1万ドル入金してください」)を送信するとともに、E銀行にMT202COVフォーマットの資金移動指図電文(「D銀行のBさんの口座にAさんから送金された1万ドルを振り込んでください」)を送信する。上述したように、MT202COVフォーマットでは、送金元(Aさん)と送金先(Bさん)の情報を含めることができる。
次に、E銀行は、中央銀行にあるE銀行のドル口座から1万ドルを出金し、D銀行のドル口座に1万ドルを入金するように依頼する。その後、D銀行は、中央銀行内のD銀行のドル口座が1万ドル増えたことに応答して、C銀行から受信したMT103フォーマットの送金指図電文に基づいてBさんの口座に1万ドルを入金する。
図2は、本発明に係る海外送金システム内の送金指図電文マッチング機能を実装するシステムを説明する図である。図2は、海外送金システム200、電文発信システム210、アンチマネーローンダリングシステム(AMS)220およびSWIFTネットワーク230を備える。
図3は、海外送金システム200、電文発信システム210およびAMS220のシステム構成を示す図である。図2の詳細な説明の前に、各システム200〜220のシステム構成について説明する。
各システムは、制御部301、主記憶部302、補助記憶部303、入力部304および出力部305を備える。これらの構成要素はバスなどで相互に接続されており、制御部301によって各構成要素302〜305は統括して制御される。
制御部301は、中央処理装置(CPU)とも呼ばれ、各構成要素302〜305の制御やデータの演算を行い、また、補助記憶部303に格納されている各種プログラムを主記憶部302に読み出して実行する。主記憶部302は、メインメモリとも呼ばれ、本発明において使用される各種電文、コンピュータ実行可能な命令および当該命令による演算処理後のデータなどを記憶する。
補助記憶部303は、ハードディスク(HDD)などに代表される記憶装置であり、データやプログラムを長期的に保存する。制御部301がプログラムを実行してデータの演算を行う場合には、補助記憶部303から必要なデータやプログラムを主記憶部302に読み出し、演算結果のデータを長期的に記憶・保存するには制御部301が補助記憶部303に演算結果のデータを書き込む。
入力部304は、外部からデータを受信してシステム内に入力する。また、入力部304は、システムオペレータより各種コマンドや入力データ(各種マスタ、テーブルなど)を受け付けるインターフェース(入力画面などのアプリケーションプログラム)を提供する。出力部305は、データを外部に送信する。また、出力部305は、本発明に係るシステムによって処理されたデータを表示する表示画面も提供する。
図2に戻って説明すると、海外送金システム200は、MT103およびMT202COVフォーマットに従った送金指図電文を作成および承認し、電文発信システム210に送信する。詳細にいえば、海外送金システム200は、顧客(Aさん)からの指示を入力部304で受信し、当該指示に基づいて2種類のフォーマットを用いて送金指図電文を作成する。その後、生成された電文の妥当性が管理者ユーザによって承認されると、当該送金指図電文(MT103、MT202COV)は電文発信システム210に送信される。なお、送金指図電文は、MT103およびMT202COVの2つのフォーマットに従って作成され、両者はペアとなって一組の送金指図電文を示す。
電文発信システム210は、送金指図電文DB211、発信判定部212、履歴DB213、検索・照会部214、強制送信部215およびユーザ端末216を備える。上述のように、電文発信システム210は、制御部301、主記憶部302、補助記憶部303、入力部304および出力部305も備える。
電文発信システム210は、一組の送金指図電文(MT103、MT202COV)を受信すると、当該電文を送金指図電文DB211に格納する。電文発信システム210は、新たに格納された送金指図電文をアンチマネーローンダリングシステム(AMS)220に送信する。
AMS220は、マネーローンダリングチェック部221、チェック対象電文DB222およびAMS端末223を備える。チェック対象電文DB222は、電文発信システム210から送信された送金指図電文を格納する。マネーローンダリングチェック部221は、事前登録ルールに基づいて格納されている送金指図電文についてマネーローンダリングチェックを行い、それぞれの電文について「白(=問題なし)」「灰(=さらなる判断要)」「黒(=問題あり)」を判定してデータを更新する。事前登録ルールは、例えば、特定の個人名を含む電文を指定するルールなどであり、AMS220の補助記憶部303に格納され、ユーザによる設定が可能である。
システムユーザ(例えば、判定者)は、AMS端末223を使用して「灰」と判定された送金指図電文について、AMS220の出力部305によって表示されるチェック用画面にて当該「灰」の電文が「白」であるか「黒」であるかを判定してデータを更新することができる。また、システムユーザは、当該「灰」の電文を「白」または「黒」と判定した理由についても当該電文に関連づけて、チェック対象電文DB222に記憶させることができる。AMS220は、判定結果および判定理由を含む送金指図電文を電文発信システム210に送信する。なお、判定結果が「灰」の電文は送信せずに、判定者のさらなるチェックを行うことが必要である。
電文発信システム210は、マネーローンダリングチェックが終了した送金指図電文をAMS220から受信し、再び送金指図電文DB211に格納する。AMS220にて行われた判定の理由(つまり、上記判定結果「灰」を「白」または「黒」に変更した理由)は、履歴DB213に格納される。この判定理由の例としては、例えば、「輸出入取引において指定された船舶名xxxxを疑わしい取引として、システムが自動でグレーと判定した。OFACリストと照合したところ、内容が一致したため黒判定とした。」や「送金相手先が指定された名前yyyyに類似するため、システムが自動でグレーと判定した。業務担当者が内容を確認したところ、問題のない取引であったため手動で白判定とした。」などがある。
発信判定部212は、所定のタイミングで送金指図電文DB211をクエリし、送金指図電文のMT103およびMT202COVフォーマットのペアが揃っているか否かを判定する。上述したように、一組の送金指図電文は、MT103およびMT202COVでペアをなしている。
発信判定部212は、MT103およびMT202COVのペアを送金指図電文DB211から読み出し、AMS220において行われた判定結果(白、黒)を読み出す。ペアの送金指図電文であるか否かは、MT103およびMT202COVに含まれている参照番号(REF番号)が同一であるか否かによって判定できる。
発信判定部212は、ペアの送金指図電文の判定結果がいずれも「白」の場合は、SWIFTネットワーク230経由で当該送信指図電文のペアを自動的に送信し、一方、いずれも「黒」の場合は、海外送金システム200に対して当該送信指図電文のペアを自動送信して、送信不可であることを通知する。
また、発信判定部212は、ペアの送金指図電文の判定結果が「白」と「黒」の両方が含まれる場合には、ユーザ端末216にマッチング画面を表示させ、送信可否を判定する判定者に送信すべきか否かを判定させる。当該判定者は、ペアの送金指図電文について判定した結果(白または黒)を入力する。
入力されたペアの送金指図電文は、両方とも判定結果が「白」または「黒」になっているので、強制送信部215は、当該電文をSWIFTネットワーク230または海外送金システム200に対して送信する(それぞれ、「強制送信」「強制取消」と呼ぶこともできる)。強制送信は、ペアの電文が両方とも「白」の場合のみ実行することができ、強制取消は、「白」および「黒」の両方の場合に行うことができる。また、強制送信部215は、履歴DB213に格納されている、マネーローンダリングチェックの判定理由をユーザ端末216に提示し、確認の応答を受けた後に、強制送信および強制取消を行うこともできる。言い換えれば、強制送信部215による送信のタイミングは、ユーザによる任意設定が可能である。
さらに、判定者は、ペアの送金指図電文の「白」または「黒」の判定結果を見直して強制送信した理由を履歴DB213に格納することができる。この判定理由は、例えば、「MT202COVは誤りデータを含んでおり再作成する必要があるが、依頼銀行にてシステム障害が発生したため、当日中に受け取ることは困難であった。依頼者に確認の上、すでに受取済みのMT103を先行発信する。」などがある。
発信判定部212は、参照番号が同一のMT103およびMT202COVのペアをユーザ端末216に提示することができる。また、他の実施形態として、図6に示すように、MT103およびMT202COVに含まれている参照番号(REF番号)が完全に一致しない場合であっても、関連性が高いと判断される電文同士を並べてユーザ端末216に提示することができる。
図6の例は、No1の電文のセットは、決済日のみ異なるがその他の項目はマッチするので、マッチング結果を「Yes」として表示している。同様に、No2の電文のセットは、相手先が一文字だけ異なるのでマッチング結果を「Yes」として表示している。No3の電文のセットは、円換算金額が所定の金額(例えば、1万円)以内なのでマッチング結果を「Yes」として表示している。一方、No4の電文のセットは、通貨が異なるのでマッチング結果を「No」として表示している。図6はあくまでも例示であり、参照番号(REF番号)が完全に一致しない場合に、いずれの項目をどのような基準の範囲内の場合に関連性が高いと判定するかは、予め設定しておくことが可能である。
検索・照会部214は、送金指図電文DB211に格納されている送金指図電文を検索し、その詳細内容をユーザ端末216に提示し、ユーザに照会させることができる。また、ユーザ端末216は、ユーザにより選択された電文の詳細内容について印刷することができる。
検索・照会部214は、送金指図電文の検索時にユーザによって設定された優先度にしたがって電文をソートして、ユーザ端末216に表示させることができる。例えば、送金指図電文に含まれているデータのうち、決済日→重要相手先→重要通貨→金額大の順序で表示することもできるし、あるいは、履歴DB213に格納されているデータを参照して「黒」判定の過去実績を多く持つ通貨および相手先に関連する送金指図電文を上位に表示することもできる。ここで、重要相手先や重要通貨は、システムのユーザによって任意に設定可能であり、その情報は、電文発信システム210の補助記憶部303に格納されている。
図5は、検索・照会部214によってソートされた電文のリストである。図5は、決済日→重要相手先→重要通貨→金額大でソートされている。重要な相手先は、過去の黒判定実績に基づいて決定することができ、図5の例では、過去の黒判定の数が多い順にソートされている。重要通貨についても、過去の黒判定実績に基づいて決定することができ、図5の例では、過去の黒判定の数が多い順にソートされている。なお、ソートの項目およびソートされる順序(優先度)については、システムを利用するユーザによって予め任意に設定しておくことができる。
図4は、本発明に係る送金指図電文のマッチング処理を表すフロー図である。この処理フローの前提として、海外送金システム200から受信した送金指図電文はAMS220に送信され、マネーローンダリングチェックが行われ、その結果が電文発信システム210に送信されて送金指図電文DB211および履歴DB213に格納されているものとして説明する。
ステップS401にて、発信判定部212は、送金指図電文DB211から電文を読み出し、MT103およびMT202COVのペアの電文が揃っているか否かを判定する。ペアか否かは、MT103およびMT202COVに含まれている参照番号(REF番号)の一致/不一致で判断することができ、他の実施形態では、図6に示すように所定の基準を満たすものをペアと判定することもできる。ペアとなる電文が揃ったと判定されれば、ステップS402に処理が進み、揃っていなければ、ステップS401に処理が戻る。
ステップS402にて、発信判定部212は、MT103およびMT202COVのペアの電文が両方とも「白」の判定(つまり、マネーローンダリングチェック部221による「問題なし」との判定)であるか否かを判定する。両方とも「白」であると判定されればステップS403に処理が進み、それ以外であればステップS404に処理が進む。
ステップS403にて、発信判定部212は、両方とも「白」と判定されたMT103およびMT202COVのペアの送金指図電文をSWIFTネットワーク230を経由して自動的に送信する。
ステップS404にて、発信判定部212は、MT103およびMT202COVのペアの電文が両方とも「黒」の判定(つまり、マネーローンダリングチェック部221による「問題あり」との判定)であるか否かを判定する。両方とも「黒」であると判定されればステップS405に処理が進み、それ以外であればステップS406に処理が進む。
ステップS405にて、発信判定部212は、両方とも「黒」と判定されたMT103およびMT202COVのペアの送金指図電文を海外送金システム200に自動的に送信する。つまり、このペアの電文は送金不可であるとして海外送金システム200に差し戻す。
ステップS406にて、発信判定部212は、「白」と「黒」の判定結果が含まれているペアの送金指図電文を、ユーザ端末216のマッチング画面上に表示させる。送信可否を判定する判定者は、表示内容を確認して送信すべきか否かを入力する。発信判定部212は、その入力内容にしたがってペアの送金指図電文の判定結果(白または黒)を格納する。その後、ステップS406に処理が進む。
ステップS407にて、強制送信部215は、格納されたペアの電文についてSWIFTネットワーク230または海外送金システム200に送信する。前者の場合を「強制送信」と呼び、後者の場合を「強制取消」と呼ぶ。強制送信は、ペアの電文が両方とも「白」の場合のみ実行することができ、強制取消は、「白」および「黒」の両方の場合に行うことができる。また、他の実施形態では、強制送信部215は、履歴DB213に格納されている、マネーローンダリングチェックの判定理由をユーザに提示し、確認の応答を受けた後に、強制送信および強制取消を行うこともできる。
(その他の実施形態)
上記では、国内の銀行であるC銀行が直接取引をしていない海外の銀行D銀行に対して海外送金するケースについて説明したが、C銀行が直接取引をすることが可能なE銀行にBさんの口座があるケースについても本発明を適用することができる。かかる場合には、電文発信システム210はペアとなる送金指図電文が揃わなくても、例えば、MT103フォーマットの電文だけであっても送信することができる。E銀行にはBさんの口座とともにC銀行の口座もあるため、MT202COV(コルレス銀行宛銀行間送金)を送信して中央銀行を経由させる必要がないからである。
以上、例示的な実施形態を参照しながら本発明の原理を説明したが、様々な実施形態を本発明の要旨を逸脱することなく、構成および細部において変更できることが当業者には理解されよう。
200 海外送金システム
210 電文発信システム
211 送金指図電文DB
212 発信判定部
213 履歴DB
214 検索・照会部
215 強制送信部
216 ユーザ端末
220 AMS(アンチマネーローンダリングシステム)
221 マネーローンダリングチェック部
222 チェック対象電文DB
223 AMS端末
230 SWIFTネットワーク

Claims (8)

  1. 送金指図電文の送信を制御するシステムであって、
    一組の送金指図電文を作成する第1のサブシステムであって、該一組の送金指図電文は、同一の識別番号を有している、第1のサブシステムと、
    前記第1のサブシステムから受信した送金指図電文について、該送金指図電文に含まれる宛先に対して送信すべきか否かを判定する第2のサブシステムであって、該第2のサブシステムは、
    該送金指図電文を格納する送金指図電文データベースと、
    前記送金指図電文データベースに格納されている送金指図電文について自動送信すべきか否かを判定する発信判定手段と、
    前記自動送信されなかった送金指図電文について送信すべきか否かを判定する強制送信手段であって、該判定はユーザ入力に基づいて行われる、強制送信手段と、
    をさらに備える、第2のサブシステムと、
    前記第2のサブシステムから受信した送金指図電文について、予め定められた基準にしたがってマネーローンダリングチェックを行い、送信可否を判定する第3のサブシステムと、
    を備え、
    前記送金指図電文データベースは、前記第3のサブシステムから受信した、マネーローンダリングチェックによる送信可否の結果をさらに格納し、
    前記発信判定手段は、前記一組の送金指図電文が両方とも前記マネーローンダリングチェックにより送信可と判定されている場合には、該一組の送金指図電文に含まれている宛先に対して該一組の送金指図電文を第1のネットワーク経由で自動的に送信し、前記一組の送金指図電文が両方とも前記マネーローンダリングチェックにより送信不可と判定されている場合には、前記第1のサブシステムに対して該一組の送金指図電文を自動的に送信する、
    ことを特徴するシステム。
  2. 前記第2のサブシステムは、前記送金指図電文に関する少なくとも2種類の判定理由を格納する履歴データベースをさらに備え、該少なくとも2種類の判定理由は、前記第3のサブシステムから受信した、マネーローンダリングチェックによる送信可否についての第1の判定理由と、前記強制送信手段による送信についての第2の判定理由とを含んでいることを特徴とする請求項1記載のシステム。
  3. 前記強制送信部は、前記履歴データベースから読み出した前記第1の判定理由をユーザ端末に表示させ、該表示させたことに応答して前記ユーザ入力を受信することを特徴とする請求項2に記載のシステム。
  4. 前記強制送信部は、受信した前記ユーザ入力にしたがって更新された前記一組の送金指図電文の送信可否の情報にしたがって、送信可の場合には前記第1のネットワーク経由で該一組の送金指図電文を送信し、送信不可の場合には前記第1のサブシステムに該一組の送金指図電文を送信することを特徴とする請求項3に記載のシステム。
  5. 前記強制送信部によって前記第1のネットワーク経由で送信されたことおよび前記第1のサブシステムに送信されたことに応答して前記第2の判定理由が前記履歴データベースに格納されることを特徴とする請求項4に記載のシステム。
  6. 前記第2のサブシステムは、
    ユーザ端末と、
    前記送金指図電文を所定の基準でソートして前記ユーザ端末に表示する検索・照会手段と
    をさらに備え、
    前記検索・照会手段は、1つまたは複数の優先度の情報にしたがって送金指図電文をソートして、ユーザ端末に表示し、
    前記検索・照会手段は、前記一組の送金指図電文に含まれる前記同一の識別番号が不一致の場合に、予め設定された基準にしたがって関連性が高いと判定される送金指図電文をペアとして前記ユーザ端末に表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  7. 前記第1のネットワークは、SWIFTネットワークであり、
    前記一組の送金指図電文は、SWIFTネットワークで送信可能なMT103およびMT202COVフォーマットであることを特徴とする請求項1に記載のシステム。
  8. 前記一組の送金指図電文において示される送金先が所定の条件を満たす場合に、前記MT103フォーマットのみをSWIFTネットワーク経由で送信することで送金を行うことを特徴とする請求項7に記載のシステム。
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