JP5525222B2 - 同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置 - Google Patents

同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5525222B2
JP5525222B2 JP2009219373A JP2009219373A JP5525222B2 JP 5525222 B2 JP5525222 B2 JP 5525222B2 JP 2009219373 A JP2009219373 A JP 2009219373A JP 2009219373 A JP2009219373 A JP 2009219373A JP 5525222 B2 JP5525222 B2 JP 5525222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
synchronization
channel
transmission
transmission information
channels
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009219373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011071636A (ja
Inventor
智秋 渡邉
裕吾 杉▲崎▼
宏充 杉山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Radio Co Ltd filed Critical Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2009219373A priority Critical patent/JP5525222B2/ja
Publication of JP2011071636A publication Critical patent/JP2011071636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5525222B2 publication Critical patent/JP5525222B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)

Description

本発明は、複数の受信用のブランチを有する無線通信系や無線伝送系において、これらの複数のブランチの全てまたは一部における所望の通信用チャネルとの同期を実現する同期制御装置と、その同期制御装置が設けられた無線受信装置およびダイバーシチ受信装置に関する。
PHS(Personal Handyphone System)等の移動通信用の端末装置は、伝送容量の増減に対する柔軟な適応、伝送品質の向上や安定化、無線伝送路の状況に応じた柔軟な節電等を実現するために、複数のブランチを備え、これらのブランチが有効に活用されることが望ましい。
このような複数のブランチは、例えば、通信チャネルにおける切り替えダイバーシチのために用いられる場合には、規定のチャネル配置、周波数配置およびゾーン構成に適合したチャネル制御の手順に基づいて無線基地局から受信される「同期バースト」に基づいて「初期同期引き込み」が図られる。
なお、本発明に関連性がある先行技術としては、以下に列記する特許文献1ないし特許文献4がある。
(1) 「各セルに固有のロングコードを含む拡散符号系列を用い、前記ロングコードの同期タイミングを検出した後に、前記ロングコードの一部分あるいはこの部分的コードに基づくコード(以下、これらを「切片」という)によって受信信号のロングコードをサーチする、DS−CDMA基地局間非同期セルラ方式におけるロングコードサーチ方法であって、(1)前記ロングコードにおける前記部分的コードの位置を順次シフトして前記切片を所定個数生成し、(2)これら切片と前記受信信号との相関演算を行い、(3)前記相関演算の出力に基づいて電力を算出し、(4)当該ロングコードの前記所定個数の切片に対応する電力の平均値を算出し、(5)該平均値が所定の閾値を越えるまで前記ロングコードを変更し、(6)前記平均値が所定の閾値を越えたときに当該切片に対応するロングコードを特定し、これによって当該ロングコードに対応するセルを特定する」ことによって、「高速かつ高精度なロングコードサーチを行う」点に特徴があるDS−CDMA基地局間非同期セルラ方式におけるロングコードサーチ方法…特許文献1
(2) 「通信サービスエリアを複数の小無線ゾーンに分割し、この分割された小無線ゾーンの全てを包括する大無線ゾーンを形成し、移動局が時分割多元接続方式にて小無線ゾーンの基地局及び大無線ゾーンの基地局の何れかと通話する多重無線ゾーン移動通信方式において、前記移動局を、前記小無線ゾーン及び大無線ゾーンの基地局と通信を行う第1及び第2送受信手段(22,23) と、自己移動局の移動速度を検出する速度検出手段(21)と、第1及び第2送受信手段(22,23) の一方( 例えば22) が該小無線ゾーンの基地局と通話中に他方(23)が該大無線ゾーンの基地局の制御チャネルに同期を取るように制御する同期制御手段(20a) と、該移動速度が基準値を越えた場合に無通話状態の送受信手段(23)を用い、該同期制御手段(20a) により同期の取られた該大無線ゾーンの基地局の制御チャネルで通話接続要求信号を送信する制御を行う送信制御手段(20b) と、該通話接続要求信号の送信によって通話チャネルが設定された後に、該通話チャネルに切り替えて通話を継続する制御を行う切替制御手段(20c) とを具備する」ことによって、「TDMA方式での通信中に移動局が小無線ゾーンから大無線ゾーンへチャネル切り替えを行う際に、瞬断無く行う」点に特徴がある多重無線ゾーン移動通信方式…特許文献2
(3) 「フレームナンバーのずれを基地局側で補正してハンドオーバ後の同期を確立する」ことによって、「移動局における止まり木チャネルのフレームナンバーの抽出を不要とし、移動局の処理負担を少なくするとともに無線フレームの位相補正を適正に行う」点に特徴があるCDMA移動通信におけるハンドオーバ方法並びにCDMA移動通信システム、その基地局及び移動局…特許文献3
(4) 「複数の移動局11と、各移動局間の通信を中継し、各移動局の送信権を管理する基地局12とを備え、送信権の要求及び付与は第1の伝送速度による制御チャネルを介してランダムアクセスにより行われ、各移動局間の通信は第2の伝送速度による通信チャネルを介して行われる通信システムにおいて、各移動局が制御チャネルを介し、送信権を要求するフレームを送信し、これに応答して基地局が該要求を許可するフレームを該移動局に送信し、これに応じて該移動局が通信チャネルを介してフレームの送信を開始するときに、該フレームの送信タイミングを、通信チャネルにおける適正なタイミングとなるように補正するタイミング補正手段を設ける」ことによって、「制御チャンネルの通信モードと、通信チャンネルの通信モードとが異なることに起因して、通信チャネルへ移行したときの送信タイミングが不明となるのを防止する」点に特徴がある通信システム、基地局装置、移動局装置、及び通信方法…特許文献4
特許第3300790号公報 特許第3328385号公報 特許第3479935号公報 特開2009−153022号公報
ところで、上述した従来例では、一般に、切り替えダイバーシチは消費電力の節減等のために通信(通話)期間の全てに亘って行われるとは限らない。
また、既存の通信(通話)に用いられていたブランチであっても、無線区間の伝送品質の劣化に起因して同期外れが生じたブランチ、あるいはその既存の通信(通話)とは異なる通信に対する適用が不要となったブランチは、チャネル制御の下で無線基地局から同期バーストを受信できないため、継続されている通信(通話)に用いられている通信チャネルとの同期を確立することはできなかった。
なお、既述の切り替えダイバーシチは、例えば、無線周波帯や中間周波帯ではなく、下記のベースバンド領域で行われることにより、一応実現可能である。
(1) 復調、信号判定、フレーム同期に併せて、所望の通信チャネルの伝送品質の評価等の処理がブランチ毎に並行して行われる。
(2) このようにして評価された伝送品質が最大であったブランチを介して後続して受信されるフレームを特定し、そのフレームに多重化された通信チャネルを介して得られた伝送情報の列を順次採用する。
しかし、このようなベースバンド領域における切り替えダイバーシチでは、2つのブランチにそれぞれ対応した復調、信号判定その他の処理は必ずしも同期して行われず、しかも、伝送情報は少なくともフレーム長以上に亘って遅延して得られる。
さらに、規定のチャネル構成、変復調方式、周波数配置、ゾーン構成の下で隣接する無線ゾーンや周辺の無線ゾーンからは、上記フレームにほぼ同期した干渉波が到来し得るために、特定の通信チャネル(タイムスロット)の伝送品質が繰り返し劣化する可能性があった。
本発明は、複数のブランチの有効かつ柔軟な活用を可能とする同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明では、予備同期手段は、到来した受信波に時間軸上でM(≧2)多重化された複数のチャネルの内、形成されていることが既知である特定のチャネルとの同期をとり、前記時間軸上における前記特定のチャネルの期間または起点を特定する。本同期手段は、前記複数のチャネルの内、前記期間または前記起点と、前記複数のチャネルの構成とに基づいて定まり、かつ所望の通信に供される通信チャネルとの同期を自律的にとる。
すなわち、通信チャネルとの同期は、形成されていることが既知である特定のチャネルとの同期が確立された後、このような特定のチャネルの期間または起点と、その特定のチャネルを含む複数のチャネルの構成とに基づいて図られる。
請求項2に記載の発明では、予備同期手段は、到来した受信波に時間軸上でM(≧2)多重化され、かつ周波数軸上でN(≧2)多重化された複数(>M)のチャネルの内、形成されていることが既知である特定のチャネルとの同期をとり、前記時間軸上における前記特定のチャネルの期間または起点を特定する。本同期手段は、前記複数のチャネルの内、前記期間または前記起点と、前記複数のチャネルの構成とに基づいて定まり、かつ所望の通信に供される通信チャネルとの同期を自律的にとる。
すなわち、通信チャネルとの同期は、形成されていることが既知である特定のチャネルがその通信チャネルと異なる無線周波数を用いて形成されている場合であっても、この特定のチャネルとの同期が確立された後、このような特定のチャネルの期間または起点と、その特定のチャネルを含む複数のチャネルの構成とに基づいて図られる。
請求項3に記載の発明では、複数pの蓄積手段は、送信端から複数pのブランチに到来した複数pの受信波に多重化された特定の通信チャネルを介して個別に伝送情報を受信し、これらの伝送情報を蓄積する。伝送品質評価手段は、前記複数pの蓄積手段によって受信された伝送情報の伝送品質を評価する。選択手段は、前記複数pの積手段に蓄積された伝送情報の内、前記伝送品質評価手段によって評価された伝送品質が最大であり、あるいは規定の閾値以上である伝送情報を選択する。前記複数のブランチの全てまたは1つ以外の全てには、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の同期制御装置が適用される。
すなわち、複数pのブランチに到来した複数pの受信波に多重化されている何れの通信チャネルを介して受信された伝送情報も、伝送品質が良好であるならば、請求項1または請求項2に記載の同期制御装置が適用されることにより、制御チャネルとの同期を経て段階的に達成される同期の下で所望の処理を施すことが可能となる。
請求項4に記載の発明では、2つの蓄積手段は、送信端から2つのブランチに到来した2つの受信波に個別に多重化された特定の通信チャネルを介して伝送情報を受信し、これらの伝送情報を蓄積する。伝送品質評価手段は、前記2つの蓄積手段によって受信された伝送情報の伝送品質を評価する。選択手段は、前記2つの積手段に蓄積された伝送情報の内、前記伝送品質評価手段によって評価された伝送品質が高い伝送情報を選択する。
前記2つのブランチの双方または何れか一方には、請求項1または請求項2に記載の同期制御装置が適用される。
すなわち、2つのブランチに到来した2つの受信波に多重化されている何れの通信チャネルを介して受信された伝送情報も、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の同期制御装置が適用されることにより、制御チャネルとの同期を経て段階的に達成される同期と、切り替えダイバーシチとの下で高い伝送品質により得られる。
本発明によれば、同期の基準が直接送信端から伝送されてこない通信チャネルであっても、その通信チャネルとの同期は、形成されていることが既知である特定のチャネルとの同期を経て段階的に達成される。
本発明では、同期の基準が得られない通信チャネルの有効な活用の下で、伝送容量等の多様な要求に対する柔軟な対応が可能となる。
本発明では、同期の基準が得られない通信チャネルの有効な活用の下で、ダイバーシチ効果が柔軟に達成される。
したがって、本発明が適用された無線通信系や無線伝送系では、チャネル構成、周波数配置、ゾーン構成およびチャネル制御手順の何れもが基本的に変更されることなく、余剰のブランチの活用と、これらのブランチの組み合わせによる多様なニーズへの対応とが可能となる。
本発明の第一および第二の実施形態を示す図である。 本発明の第一の実施形態の動作タイムチャートである。 本発明の第一の実施形態におけるプロセッサの動作フローチャートである。 本発明の第二の実施形態の動作タイムチャートである。 本発明の第二の実施形態におけるプロセッサの動作フローチャートである。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第一および第二の実施形態を示す図である。
本実施形態では、図1に示すように、以下の構成要素から構成されるPHS用の通信端末装置(以下、「移動局」という。)に本発明が適用される。
(1) アンテナ11-1、11-2
(2) これらのアンテナ11-1、11-2の給電点にそれぞれ接続された系20-1、20-2
(3) 系20-1、20-2の復調出力にそれぞれ接続された2つの接点を有するスイッチ12
(4) スイッチ12の共通接点に縦続接続されたバッファメモリ13
(5) バッファメモリ13の出力に接続され復号化入力と、系20-1、20-2の変調入力に個別に接続された符号化出力とを有する音声符復号化部14
(6) 音声符復号化部14の復号化出力に接続されたレシーバ15
(7) 音声符復号化部14の符号化入力に接続されたマイク16
(8) 系20-1、20-2およびスイッチ12の制御端子にそれぞれ接続された入出力ポートを有するプロセッサ17
上記系20-1は、以下の要素から構成される。
(1) アンテナ11-1の給電点に接続された共通接点と、TDMA/TDD部25-1の制御端子に接続された制御端子とを有するアンテナスイッチ(ASW)21-1
(2) アンテナスイッチ21-1の第一の接点に接続された受信部22-1
(3) アンテナスイッチ21-1の第二の接点に接続された出力端子を有する送信部23-1
(4) 受信部22-1の出力と送信部23の入力とに縦続接続された変復調部24-1およびTDMA/TDD部25-1
(5) TDMA/TDD部25-1のベースバンド入出力に接続されたポートと、スイッチ12の対応する接点に接続された読み出し専用ポートとに併せて、音声符復号化部14の復号化出力に接続された書き込み専用ポートとを有するバッファメモリ26-1
なお、系20-2の構成については、系20-1の構成と同じであるので、以下では、同様の機能を有する構成要素に、添え番号「1」に代わる「2」が付加された同じ符号を付与し、ここではその説明を省略する。
また、以下では、系20-1、20-2に共通の事項については、添え番号「1」、「2」の何れにも該当し得ることを意味する添え文字「C」を対応する構成要素に付与して記述する。
以下、後述する第一および第二の実施形態において各部が連係することにより同様に行われる基本的な動作を説明する。
系20-Cでは、受信部22-C、送信部23-C、変復調部24-C、TDMA/TDD部25-Cは、規定のチャネル構成、周波数配置、ゾーン構成およびチャネル制御の方式に整合した所定の処理を行うプロセッサ17の配下で作動する。アンテナスイッチ21-Cは、無線基地局(図示されない。)からアンテナ11-Cに到来した受信波を受信部22に引き渡す。変復調部24-Cは、このような信号に復調処理および信号判定処理を施すことにより、上記受信波として無線基地局から受信した伝送情報(以下、「下り伝送情報」という。)の列を生成する。
TDMA/TDD部25-Cは、上記下り伝送情報の列に対して、規定のフレーム構成に基づくフレーム同期を図り、このフレーム同期の下で所望の制御チャネルや通信チャネルの伝送情報を得る。さらに、TDMA/TDD部25-Cは、確立したフレーム同期および規定のチャネル配置の下で、アンテナスイッチ21-Cの共通接点を既述の第一の接点と第二の接点との何れかに接続することにより、TDD(Time Division Duplex)方式の無線伝送を可能とする。
プロセッサ17は、このようにして系20-1、20-2(TDMA/TDD部25-C)によって得られた伝送情報の列が非音声系のデータである場合には、そのプロセッサ17自身が取り込み、かつチャネル制御その他の処理を行う。
しかし、反対に音声系のデータについては、TDMA/TDD部25-Cがバッファメモリ26-Cを介して出力し、プロセッサ17によって制御されるスイッチ12を介してバッファメモリ13に引き渡される。バッファメモリ13は、その音声系のデータをファーストインファーストアウト方式により蓄積しつつ、音声符復号化部14に引き渡す。音声符復号化部14は、このようにして引き渡された音声系のデータを音声信号に変換し、レシーバ15を介して出力する。
一方、マイクを介して入力された音声信号は、音声符復号化部14によって音声系のデータ信号に変換され、バッファメモリ26-Cを介してTDMA/TDD部25-Cに引き渡される。なお、プロセッサ17は、このような音声系のデータに代えて(あるいは並行して)、所望のデータ(例えば、チャネル制御に必要であるデータが該当する。以下、「非音声系のデータ」という。)を送信すべき場合には、TDMA/TDD部25-Cにその非音声系のデータを直接引き渡す。
TDMA/TDD部25-Cおよび変復調部24-Cは、既述の処理と反対の処理を行うことにより、このようなデータで変調された信号を生成する。送信部23-Cは、この信号を規定の周波数帯の送信波に変換し、アンテナスイッチ21-Cおよびアンテナ11-Cを介して無線基地局宛に送信する。
[第一の実施形態]
図2は、本発明の第一の実施形態の動作タイムチャートである。
図3は、本発明の第一の実施形態におけるプロセッサの動作フローチャートである
以下、図1〜図3を参照して、本実施形態の動作を説明する。
無線基地局と本実施形態に係る移動局との間における無線伝送には、無線基地局と対向する移動局における受信のために割り付けられた4つのタイムスロット(図2(1))と、反対に送信に割り付けられた4つのタイムスロット(図2(2))とを介してこれらの無線チャネルの送信と受信とが一括して交互に行われるTDMA(Time Division Multiple Access)方式および既述のTDD方式が採用される。
なお、以下では、上記受信のために割り付けられた4つのタイムスロットについては、一括して「受信タイムスロット」と称し、かつ時系列の順に「TSr-1」〜「TSr-4」と称することとする。さらに、上記送信のために割り付けられた4つのタイムスロットについては、一括して「送信タイムスロット」と称し、かつ時系列の順に「TSs-1」〜「TSs-4」と称することとする。
また、上記TDMA方式の下では、これらの受信タイムスロットと送信タイムスロットとが組み合わせられることにより、以下の4つの全二重の無線チャネルが形成される。
(1) 第1の無線チャネル: TSs-1とTSr-1との対(無線周波数f1)
(2) 第2の無線チャネル: TSs-2とTSr-2との対(無線周波数f0(≠f1))
(3) 第3の無線チャネル: TSs-3とTSr-3との対(無線周波数f1)
(4) 第4の無線チャネル: TSs-4とTSr-4との対(無線周波数f1)
なお、ここに、第1、第3および第4の無線チャネルは、既述のチャネル制御の下で、それぞれ異なる通信チャネルに対応付けられ、かつ第2の無線チャネルは、20フレーム毎に定常的に送信が行われ、報知情報その他の制御情報の移動局に対する通知に供されることが自明である制御チャネルに対応づけられていると仮定する。
変復調部24-Cは、TSr-1〜TSr-4を介して受信された信号に個別に施される復調処理および信号判定処理の下で既述の下り伝送情報の列を生成し、その過程では、以下の2つの項目を所定の精度で小さな値に維持することができるパラメータ(以下、「シンボル同期情報」という。)を求め、かつ必要に応じて更新すると共に、上記第1ないし第4の無線チャネルに個別に対応して内蔵されたメモリ24M-C1〜24M-C4に保持する。
(1) 時間軸上における基準点に対する信号点毎のタイミングの偏差
(2) 無線基地局と移動局との間におけるクロック周波数の差に起因して生じるそのタイミングのシフト
なお、このようなメモリ24M-C1〜24M-C4は、図1には点線枠で示され、かつプロセッサ17による参照が適宜可能に構成される。
また、TDMA/TDD部25-Cは、図1に点線枠で示されるように、上記第1ないし第4の無線チャネルに個別に対応した個別同期制御部25S-C1〜25S-C4を有する。
これらの個別同期制御部25S-C1〜25S-C4は、時間軸上における受信タイムスロットTSr-1〜TSr-4および送信タイムスロットTSs-1〜TSs-4の期間を示す同期情報(プロセッサ17が行う制御情報チャネル制御の下で与えられる。)に応じて、以下の通りにTDMA/TDD部25-C本体と連係する。
(1) TDMA/TDD部25-Cは、プロセッサ17の配下で既述のTDMA方式およびTDD方式に適合したフレーム同期をとる。
(2) 個別同期制御部25S-C1〜25S-C4は、プロセッサ17によって指示された受信スロット(以下、このような受信スロットを示す指示を「スロット同期情報」という。)や送信スロットの期間に、既述の伝送情報の列に対するインサート、ディベロップの処理を施すことにより、これらの受信スロットや送信スロットを介する所望の伝送情報の受信と送信とを実現する。
以下、既述の事項と以下の状態(1)、(2)とを前提として、系20-2が後述する「特定の通信チャネル」との同期を確立するために行われる各部の連係の過程を説明する。
(1) 系20-1は、TSr-4とTSs-4との対として形成されている「特定の通信チャネル」との同期が通常のチャネル制御の手順に基づいて確立し、かつ安定に維持されると共に、その「特定の通信チャネル」を介する所望の伝送情報の送受信に供されている。
(2) 系20-2は、如何なる通信にも供されていない。
(予備同期)
プロセッサ17は、系20-2に関して以下の処理を行う。
(1) 上記「特定の通信チャネル」に割り付けられるべきタイムスロットTSr-4およびTSs-4を識別する(図3ステップS1)。
(2) 個別同期制御部25S-21〜25S-24の内、これらのTSr-4(図2(3))およびTSs-4(図2(4))に対応する個別同期制御部25S-24に、既述の制御チャネルに割り付けられるべきTSr-2(図2(5))およびTSs-2(図2(6))を示す「スロット同期情報」(=2)を指示する(図3ステップS2)。
(3) 受信部22-2に対して、これらのTSr-4およびTSs-4の期間(TDMA/TDD部25-2が行うフレーム同期の下で与えられる。)に上記制御チャネルの無線周波数f0の無線信号の受信を行うべき旨を指示する(図3ステップS3)。
したがって、系20-2では、受信部22-4、変復調部24-4およびTDMA/TDD部25-4は、上記指示(プロセッサ17)の下で連係することにより、制御チャネル(無線基地局によって送信が定常的に反復されている。)との同期を確立することができる。なお、この同期の確立には、制御チャネルの受信系列に常に含まれ、その受信系列のみによる速やかな同期引き込みを可能とする所定の同期パターンが用いられる。
(本同期)
さらに、プロセッサ17は、このようにして系20-2が制御チャネルに同期したことを識別すると、以下の処理を行う。
(1) 系20-1と並行して「特定の通信チャネル」に割り付けられるべきTSr-4およびTSs-4を示す「4」に、これらのTSr-4およびTSs-4に対応した個別同期制御部25S-24に保持されている「スロット同期情報」(=2)を更新する(図2(7),図3ステップS4)。
(2) 受信部22-2に対して、これらのTSr-4およびTSs-4の期間(TDMA/TDD部25-2が行うフレーム同期の下で与えられる。)に「特定の通信チャネル」の無線周波数f1の無線信号の受信を行うべき旨を指示する(図2(8)、図3ステップS5)。
すなわち、系20-2では、系20-1が「特定の通信チャネル」を介する通信に単独で供されている状態であっても、無線基地局によって定常的に送信が反復されている制御チャネルとの同期を確立する予備同期の手順と、その制御チャネルと「特定の通信チャネル」とにそれぞれ対応するタイムスロットの時間軸上における隔たりを圧縮する本同期の手順とを経ることにより、系20-1と並行して制御チャネルおよび「特定の通信チャネル」との同期を確立できる。
また、このようにして個別同期制御部25S-24 が「特定の通信チャネル」との同期を確立した後には、その個別同期制御部25S-24 と、個別同期制御部25S-14 との双方は、その「特定の通信チャネル」を介して受信された受信系列を並行して取得してバッファメモリ26-2、26-1にそれぞれ格納すると共に、これらの受信系列の伝送品質を評価してその結果をプロセッサ17に通知する。なお、上記伝送品質は、例えば、受信系列の末尾その他の特定の部位に配置されているCRC(Cyclic Redundancy Check)コードに基づくスロット毎のCRCチェックにより評価される。
プロセッサ17は、「上記通知された伝送品質に基づいてスイッチ12の共通接点に接続されるべき接点を選択することにより、バッファメモリ26-1、26-2の内、高い伝送品質が得られた一方のバッファメモリに格納されている受信系列をバッファメモリ13に引き渡す処理」を適宜反復する。
なお、このような処理については、個々のフレームのTSr-4毎に、後続するフレームのスロットTSr-4が受信されるまでの期間に遅滞なく行われればよいため、演算対象の情報量と処理量との何れもが最小限度に抑えられ、しかも、応答性の確保が安価に実現される。
バッファメモリ13は、このようにして引き渡された受信例をファーストインファーストアウト方式により順次記憶しつつ出力する。
音声符復号化部14は、このようにして出力された受信系列に所定の復号化方式(例えば、ADPCM)に基づく処理を施すことにより、音声信号を生成し、レシーバ15を介してユーザに提供する。
このように本実施形態によれば、系20-2は、チャネル制御の手順が変更されなくても、ハードウェアの構成が大幅に変更されることなく、他方の系20-1が単独での通信に用いられている「特定の通信チャネル」との同期をその系20-1より遅れて確実に確立し、かつ安定に維持することができる。
また、このような同期の確立は系20-1、20-2が個別に周波数オフセット分と位相オフセット分を吸収する引き込み処理を行うことなく実現され、そのためにこれらの系20-1、20-2の間で相互に同期関係を確認する処理は不要である。
さらに、チャネル制御の手順が基本的に変更されないにもかかわらず、系20-2は、無線区間における伝送品質の劣化に起因した同期外れの回復が図られるべき場合、あるいは「特定の通信チャネル」とは異なる通信チャネルを介する通信に対する適用が不要となった場合との何れにおいても、「特定の通信チャネル」における切り替えダイバーシチの実現に柔軟に適用可能となる。
また、アンテナ11-Cに到来した受信波のレベルに応じてAGC(Automatic Gain Control)が行われる場合であっても、切り替えダイバーシチによるダイバーシチ効果が達成される。
したがって、本実施形態によれば、構成の複雑化やコストの大幅な増加を伴うことなく、多様な形態の通信に対する系20-1、20-2の柔軟な適用が可能となり、かつ伝送品質が安定に高く維持される。
[第二の実施形態]
図4は、本発明の第二の実施形態の動作タイムチャートである。
図において、既述の第一の実施形態と同様の処理については、図2に示す番号(1)〜(6)を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
図5は、本発明の第二の実施形態におけるプロセッサの動作フローチャートである。
以下、図1、図4および図5を参照して、本実施形態の動作を説明する。
本実施形態と既述の第一の実施形態との相違点は、系20-2が既述の「特定の通信チャネル」との同期を確立するために各部によって行われる以下の連係の過程にある。
なお、以下の連係の過程は、既述の第一の実施形態と同様に、系20-1は、TSr-4とTSs-4とに割り付けられた「特定の通信チャネル」との同期が通常のチャネル制御の手順に基づいて確立し、かつ安定に維持されると共に、その「特定の通信チャネル」を介する所望の伝送情報の送受信に供されているが、系20-2は、如何なる通信にも供されていない状態を前提とする。
(予備同期)
プロセッサ17は、系20-2に関して以下の処理を行う。
(1) 「特定の通信チャネル」に割り付けられるべきタイムスロットとして、TSr-4およびTSs-4を識別し、かつ制御チャネルに割り付けられるべきタイムスロットとしてTSr-2およびTSs-2を識別する(図5ステップS1)。
(2) 個別同期制御部25S-21〜25S-24の内、上記TSr-2およびTSs-2に対応する個別同期制御部25S-22に、既述の制御チャネルに割り付けられるべきTSr-2およびTSs-2を示す「スロット同期情報」(=2)を指示する(図5ステップS2)。
(3) 受信部22-2に対して、これらのTSr-2およびTSs-2の期間(TDMA/TDD部25-2が行うフレーム同期の下で与えられる。)に上記制御チャネルの無線周波数f0の無線信号の受信を行うべき旨を指示する(図5ステップS3)。
したがって、系20-2では、受信部22-2、変復調部24-2およびTDMA/TDD部25-2は、上記指示(プロセッサ17)の下で連係することにより、制御チャネル(無線基地局によって送信が定常的に反復されている。)との同期を確立することができる。
(本同期)
さらに、プロセッサ17は、このようにして系20-2が制御チャネルに同期したことを識別すると、以下の処理を行う。
(1) 変復調部24-2に備えられたメモリ24M-21〜24M-24の内、TSr-2およびTSs-2に対応したメモリ24M-22に保持されている「シンボル同期情報」を取得し、系20-1と同様に、「特定の通信チャネル」の受信に本来供されるべきTSr-4およびTSs-4に対応したメモリ24M-24に複写する(図3(a)、図5ステップS4)。
(2) TDMA/TDD部25-2に備えられた個別同期制御部25S-21〜25S-24の内、TSr-4およびTSs-4に対応した個別同期制御部25S-24に、上記タイムスロットTSr-4およびTSs-4に対応する「スロット同期情報」として「4」を与える(図3(b)、図5ステップS5)。
したがって、本実施形態によれば、系20-2では、系20-1が「特定の通信チャネル」を介する通信に単独で供されている状態であっても、既述の第一の実施形態と同様に、無線基地局によって定常的に送信が反復されている制御チャネルとの同期を確立する予備同期の手順と、その制御チャネルと「特定の通信チャネル」とにそれぞれ対応するタイムスロットの時間軸上における隔たりを圧縮する本同期の手順を経ることにより、系20-1と並行して制御チャネルおよび「特定の通信チャネル」との同期を確立できる。
なお、上述した各実施形態では、無線区間における伝送品質の劣化に起因して系20-2が「特定の通信チャネル」との同期を維持できなくなる要因が例示されていない。
しかし、本発明は、このような要因が、例えば、無線基地局がアダプティブアレイアンテナを用いて行うアンテナ11-2の方向へのビームフォーミングの誤差であっても、適用可能である。
また、上述した各実施形態では、TDMA/TDD部25-Cには、各受信タイムスロットとの同期と、該当する受信タイムスロットを介して受信された受信系列の抽出とを実現する個別同期制御部25S-C1〜25S-C4が備えられている。
しかし、本発明は、このような同期および受信系列の抽出は、既述の処理に等価な処理を実現することができるならば、如何なる構成のハードウェアや信号処理で代替されてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、制御チャネルは、「特定の通信チャネル」のために割り付けられた無線周波数f1と異なる無線周波数f0が割り付けられることによって形成されている。
しかし、本発明は、このような周波数配置やチャネル構成に限定されず、例えば、「特定の通信チャネル」と制御チャネルとの双方が共通の無線周波数f1に時分割多重化された場合にも、同様に適用可能である。
また、本発明は、「特定の通信チャネル」となり得る無線チャネルの数がマルチフレーム構成の下で時分割多重度(=4)より大きい値に設定される場合であっても、同様に適用可能である。
さらに、上述した各実施形態では、系20-2は、系20-1に遅れて「特定の通信チャネル」との同期を確立した後に、その系20-1、20-2と共に切り替えダイバーシチに供されている。
しかし、本発明では、系20-2は、「特定の通信チャネル」との同期を確立した後に、例えば、以下の何れの用途に供されてもよい。
(1) 「特定の通信チャネル」を介して受信される伝送情報の内、特定の伝送情報の抽出
(2) その特定の伝送情報のみにかかわる処理
(3) 「特定の通信チャネル」に併せて他の通信チャネルを併用することによる所望の伝送容量の確保
(4) 「特定の通信チャネル」に併せて他の通信チャネルを併用することによる2つの異なる通信の実現
また、発明では、系20-2が系20-1に遅れて同期が確立されるべき通信チャネルは、その系20-1が先行して同期を確立している「特定の通信チャネル」に限定されず、所定のチャネル制御の下で特定され、かつ制御チャネルとの同期を実現する予備同期を経て同期の確立が可能であるならば、如何なる通信チャネル(受信タイムスロット)であってもよい。
さらに、上述した各実施形態では、本発明は、PHSの通信端末装置に適用されている。
しかし、本発明は、このようなPHSに限定されず、チャネル構成、周波数配置、ゾーン構成等が整合するならば、如何なる無線通信系や無線伝送系にも適用可能である。
また、このような無線通信系や無線伝送系には、多元接続方式としてTDMA方式が単独で適用されなくてもよく、あるいは、TDMA方式に併せて他の如何なる多元接続方式が組み合わせられてもよい。
さらに、上述した各実施形態では、変復調部24-Cにメモリ24M-C1〜24M-C4が備えられている。
しかし、これらのメモリ24M-C1〜24M-C4は、例えば、変復調部24-Cとは別体に備えられてもよく、全てのタイムスロットについて「シンボル同期情報」が所望の精度で同じであると見なされる場合には1本化されてもよく、変復調部24-Cが個々のタイムスロットにかかわる変復調処理を個別に行うことによる同期の遅延が許容される場合には備えられなくてもよい。
また、上述した各実施形態では、TDD方式に基づいて無線基地局との間に双方向の無線伝送路が形成されている。
しかし、本発明は、このようなチャネル構成に限定されず、例えば、上記双方向の無線伝送路が如何なる多元接続方式に基づいて形成される系にも適用可能であり、無線基地局から到来する受信波の受信のみを行う装置にも適用可能である。
さらに、上述した各実施形態では、系20-1、20-2の構成が同じとなっている。
しかし、本発明は、系20-1の構成は、その系20-1が系20-2に必ず先行して「特定の通信チャネル」との同期を確定する場合には、このような系20-2の異なってもよい。
また、上述した各実施形態では、系20-1が系20-2と共に備えられている。
しかし、本発明は、系20-1が備えられず、かつ系20-2が単独で備えられることによって構成された無線伝送系や無線通信系にも同様に適用可能である。
さらに、上述した各実施形態では、本発明は、互いに異なる2つのブランチを形成する系20-1、20-2が備えられた無線通信端末に適用されている。
しかし、本発明は、3つ以上のブランチ(系20-2と同様に構成されるブランチを含む。)を有する無線端末装置にも、同様に適用可能である。
また、上述した各実施形態では、受信系列の伝送品質の評価は、CRCコードに基づいて行われている。
しかし、このような伝送品質は、既述の受信系列毎の評価が可能であるならば、例えば、以下に列記される基準その他の如何なる基準に基づいて評価されてもよい。
・ 受信系列に含まれる既知のビット列(語)の誤りビット数
・ 該当する受信系列が得られる受信タイムスロットのRSSI(Received Signal
Strength Indicator )
さらに、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の範囲において多様な実施形態の構成が可能であり、構成要素の全てまたは一部に如何なる改良が施されてもよい。
以下、既述の実施形態に開示された発明の内、「特許請求の範囲」に対する記載を省略した発明を「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段」の欄の記載に準じた様式により列記する。
] 請求項1または請求項2に記載の同期制御装置において、
前記時間軸上でM多重化されたM個のチャネルとの同期に個別に供される複数の個別同期手段を有し、
前記予備同期手段は、
前記複数の個別同期手段の内、前記特定のチャネルとの同期に供されるべき第一の個別同期手段を用いて前記特定のチャネルとの同期をとり、
前記本同期手段は、
前記複数の個別同期手段の内、前記通信チャネルとの同期に供されるべき第二の個別同期手段として、前記第一の個別同期手段の稼働条件から前記時間軸上における前記特定のチャネルと前記通信チャネルとの格差が補償される稼働条件を設定する
ことを特徴とする同期制御装置。
このような構成の同期制御装置では、請求項1または請求項2に記載の同期制御装置において、複数の個別同期手段は、前記時間軸上でM多重化されたM個のチャネルとの同期に個別に供される。前記予備同期手段は、前記複数の個別同期手段の内、前記特定のチャネルとの同期に供されるべき第一の個別同期手段を用いて前記特定のチャネルとの同期をとる。前記本同期手段は、前記複数の個別同期手段の内、前記通信チャネルとの同期に供されるべき第二の個別同期手段として、前記第一の個別同期手段の稼働条件から前記時間軸上における前記特定のチャネルと前記通信チャネルとの格差が補償される稼働条件を設定する。
すなわち、所望の通信チャネルとの同期は、その通信チャネルを含むM個のチャネルとの同期に個別に供される個別同期手段の内、特定のチャネルと通信チャネルとに対応する個別同期手段に設定される稼働条件との切り替えにより、制御チャネルとの同期を経て段階的に行われる。
したがって、上記個別同期手段が既存である場合には、これらの個別同期手段の活用により所望の通信チャネルとの同期が実現される
] 請求項1または請求項2に記載の同期制御装置において、
前記時間軸上でM多重化されたM個のチャネルとの同期に個別に供される複数の個別同期手段を有し、
前記予備同期手段は、
前記複数の個別同期手段の内、前記通信チャネルとの同期に供される第二の個別同期手段を用いて前記特定のチャネルとの同期をとり、
前記本同期手段は、
前記複数の個別同期手段の内、
前記第二の個別同期手段の稼働条件として、前記時間軸上における前記特定のチャネルと前記通信チャネルとの格差が補償される稼働条件を設定する
ことを特徴とする同期制御装置。
このような構成の同期制御装置では、請求項1または請求項2に記載の同期制御装置において、複数の個別同期手段は、前記時間軸上でM多重化されたM個のチャネルとの同期に個別に供される。前記予備同期手段は、前記複数の個別同期手段の内、前記通信チャネルとの同期に供される第二の個別同期手段を用いて前記特定のチャネルとの同期をとる。前記本同期手段は、前記複数の個別同期手段の内、前記第二の個別同期手段の稼働条件として、前記時間軸上における前記特定のチャネルと前記通信チャネルとの格差が補償される稼働条件を設定する。
すなわち、所望の通信チャネルとの同期は、その通信チャネルを含むM個のチャネルとの同期に個別に供される個別同期手段と、該当する個別同期手段に設定される稼働条件との切り替えにより、制御チャネルとの同期を経て段階的に行われる。
したがって、上記個別同期手段が既存である場合には、これらの個別同期手段の活用により所望の通信チャネルとの同期が実現される。
11 アンテナ
12 スイッチ
13,26 バッファメモリ
14 音声符復号化部
15 レシーバ
16 マイク
17 プロセッサ
20 系
21 アンテナスイッチ(ASW)
22 受信部
23 送信部
24 変復調部
24M メモリ
25 TDMA/TDD部
25S 個別同期制御部

Claims (4)

  1. 到来した受信波に時間軸上でM(≧2)多重化された複数のチャネルの内、形成されていることが既知である特定のチャネルとの同期をとり、前記時間軸上における前記特定のチャネルの期間または起点を特定する予備同期手段と、
    前記複数のチャネルの内、前記期間または前記起点と、前記複数のチャネルの構成とに基づいて定まり、かつ所望の通信に供される通信チャネルとの同期を自律的にとる本同期手段と
    を備えたことを特徴とする同期制御装置。
  2. 到来した受信波に時間軸上でM(≧2)多重化され、かつ周波数軸上でN(≧2)多重化された複数(>M)のチャネルの内、形成されていることが既知である特定のチャネルとの同期をとり、前記時間軸上における前記特定のチャネルの期間または起点を特定する予備同期手段と、
    前記複数のチャネルの内、前記期間または前記起点と、前記複数のチャネルの構成とに基づいて定まり、かつ所望の通信に供される通信チャネルとの同期を自律的にとる本同期手段と
    を備えたことを特徴とする同期制御装置。
  3. 送信端から複数pのブランチに到来した複数pの受信波に多重化された特定の通信チャネルを介して個別に伝送情報を受信し、これらの伝送情報を蓄積する複数pの蓄積手段と、
    前記複数pの蓄積手段によって受信された伝送情報の伝送品質を評価する伝送品質評価手段と、
    前記複数pの積手段に蓄積された伝送情報の内、前記伝送品質評価手段によって評価された伝送品質が最大であり、あるいは規定の閾値以上である伝送情報を選択する選択手段とを備え、
    前記複数のブランチの全てまたは1つ以外の全てには、
    請求項1または請求項2に記載の同期制御装置が適用された
    ことを特徴とする無線受信装置。
  4. 送信端から2つのブランチに到来した2つの受信波に多重化された特定の通信チャネルを介して個別に伝送情報を受信し、これらの伝送情報を蓄積する2つの蓄積手段と、
    前記2つの蓄積手段によって受信された伝送情報の伝送品質を評価する伝送品質評価手段と、
    前記2つの積手段に蓄積された伝送情報の内、前記伝送品質評価手段によって評価された伝送品質が高い伝送情報を選択する選択手段とを備え、
    前記2つのブランチの双方または何れか一方には、
    請求項1または請求項2に記載の同期制御装置が適用された
    ことを特徴とするダイバーシチ受信装置。
JP2009219373A 2009-09-24 2009-09-24 同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置 Active JP5525222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219373A JP5525222B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009219373A JP5525222B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011071636A JP2011071636A (ja) 2011-04-07
JP5525222B2 true JP5525222B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=44016496

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009219373A Active JP5525222B2 (ja) 2009-09-24 2009-09-24 同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5525222B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2581449B2 (ja) * 1994-05-31 1997-02-12 日本電気株式会社 無瞬断切替方式
JPH11331139A (ja) * 1998-05-13 1999-11-30 Nec Eng Ltd 受信同期回路
JP2000183793A (ja) * 1998-12-17 2000-06-30 Fujitsu Ltd 携帯無線端末装置
JP4317335B2 (ja) * 2001-08-06 2009-08-19 日本放送協会 ダイバーシティ受信機
US8335281B2 (en) * 2006-06-21 2012-12-18 Panasonic Corporation Diversity receiving apparatus and diversity receiving method
CN101394581B (zh) * 2007-09-21 2012-05-30 电信科学技术研究院 多媒体广播组播业务专用载波的接入、同步的方法与装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011071636A (ja) 2011-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100291710B1 (ko) 기지국과다수의이동유닛통신장치사이의통신방법과,기지국,및이동유닛통신장치
USRE36591E (en) Transmission diversity for a CDMA/TDD mobile telecommunication system
KR100304924B1 (ko) 코드분할다중접속셀룰러시스템의주파수간핸드오프제어방법
US5864549A (en) Method for the overlayed operation of two radio communication systems with reduced intersystem interference, and a radio communication system for overlayed use
JP3837745B2 (ja) 通信システム,基地局,移動局及び無線通信システム
JP3192428B2 (ja) Cdmaセルラー無線システムにおいてハンドオーバーを行う方法および移動ステーション
US5164958A (en) Spread spectrum cellular handoff method
US7266141B2 (en) Hybrid frame structure for wireless communications
JP4571362B2 (ja) 通信システムにおける複数のチャネルのデータフレームの時間合わせ装置及び方法
KR100866663B1 (ko) 제한된 도달 시간을 갖는 액세스 채널
JPH07177569A (ja) 移動通信装置
AU7012994A (en) Time alignment of transmission in a down-link of a cdma system
GB2374771A (en) Repeat transmission in a wireless FH/TDD communication system
US7155162B2 (en) Radio base station and program recorded medium
CA2417554A1 (en) Bidirectional digital wireless system transmitting and receiving asymmetric frames
CN108880606B (zh) 传输同步信号的方法和装置
US6763028B2 (en) Transceiver apparatus
CA3016550C (en) Telegram splitting for slotted aloha
KR19990051308A (ko) 씨디엠에이(cdma) 통신시스템에 구비된 기지국 수신기의 복조장치
JP5525222B2 (ja) 同期制御装置、無線受信装置およびダイバーシチ受信装置
KR100593328B1 (ko) 독립적으로 트랙킹된 복조 파라미터를 갖는 tdma 무선 전화 시스템 및 방법
KR100504360B1 (ko) 수신기 및 수신 방법
JP3741881B2 (ja) Cdma通信において使用される受信装置
CN102088306A (zh) Tdd或hfdd模式卫星通信的上行导频信号发送方法
JP3250730B2 (ja) 時分割多重無線通話方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120920

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140411

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5525222

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151