JP5524667B2 - 携帯電子機器 - Google Patents

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本発明は、撮像部を有する携帯電子機器に関する。
従来、撮像部を備える携帯電子機器は、被写体を拡大して撮像する機能を有しているものが多い。このような被写体を拡大して撮像する機能を利用して、拡大鏡機能を有する携帯電子機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の携帯電子機器は、撮像部により撮像された画像を拡大する機能と、撮像部を被写体に近接させて撮像するための接写機能と、被写体を照明する照明機能と、アイコン等を表示として被写体のみを表示部に表示させる機能と、画像のサイズを待ち受け画面サイズに変更する機能とを備えている。
国際公開第2005/041563号
一般的に、拡大鏡機能を使用するユーザは、遠視や近視等により視力が弱いと考えられる。しかし、視力の程度はユーザごとに異なるため、ユーザは、拡大鏡機能を使用する際に、表示部とユーザの目との距離を調整しつつ、視力の程度に応じた倍率に設定する必要があった。その結果、ユーザによる携帯電子機器の操作が煩雑になるおそれがあり、拡大鏡機能の利便性を向上させた携帯電子機器が望まれていた。
そこで、本発明は、拡大鏡機能の利便性を向上させることができる携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、表示部と、被写体を撮像する撮像部と、拡大された前記被写体の画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、前記撮像部からユーザまでの距離を測定する距離測定部と、前記距離測定部により測定された距離に基づいて、拡大される前記被写体の画像の倍率を決定する倍率決定部とを備える。
また、前記携帯電子機器は、操作部を備え、前記表示部は、前記撮像部の起動に応じてユーザが前記撮像部から前記ユーザまでの距離を調整するための所定の画像を表示し、前記距離測定部は、前記所定の画像が前記表示部に表示されている状態において、前記操作部により所定操作が行われたときに、前記撮像部から前記ユーザまでの距離を測定することが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、赤外線を出射する発光部と、前記発光部により出射された赤外線が前記ユーザに反射した反射光を受光する受光部とを備え、前記距離測定部は、前記撮像部の起動に応じて前記発光部により前記赤外線を出射させ、当該赤外線が前記ユーザに反射して前記受光部により受光された前記反射光に基づいて、前記撮像部から前記ユーザまでの距離を測定することが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、筐体と、前記筐体の移動に伴う加速度を検出する加速度検出部とを備え、前記距離測定部は、前記撮像部の起動に応じて前記加速度検出部により前記筐体の移動に伴う前記加速度を検出させ、検出された前記加速度に基づいて、前記撮像部から前記ユーザまでの距離を測定することが好ましい。
また、前記表示部は、表示パネルと、当該表示パネルに向かって光を出射する光源とを有し、前記光源は、前記所定の画像が前記表示部に表示されているときに、光を出射することが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、時間を計測するタイマ部を備え、前記タイマ部は、前記撮像部の起動に応じて時間の計測を開始し、前記表示部は、前記タイマ部により計測される時間が所定時間を経過した場合、前記所定の画像を拡大して表示することが好ましい。
また、前記表示部は、複数の異なる倍率で被写体の画像を拡大して表示することが可能であり、前記撮像部から前記ユーザまでの距離が所定距離より長い場合には、前記被写体の画像を拡大する際の倍率を前記複数の倍率のうち相対的に低い倍率にし、前記撮像部から前記ユーザまでの距離が前記所定距離より短い場合には、前記被写体の画像を拡大する際の倍率を前記複数の倍率のうち相対的に高い倍率にすることが好ましい。
また、前記携帯電子機器は、拡大される前記被写体の画像の倍率が前記複数の倍率のうち相対的に高い倍率であるときには、前記被写体の画像データに対して手振れ補正処理が行われることが好ましい。
本発明によれば、拡大鏡機能の利便性を向上させることができる携帯電子機器を提供することができる。
携帯電話機を開いた状態における外観斜視図である。 携帯電話機を折畳んだ状態の斜視図である。 携帯電話機の機能構成を示すブロック図である。 制御部による拡大鏡機能に係る処理について示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1により、携帯電子機器としての携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態における外観斜視図を示す。
図1に示すように、携帯電話機1は、筐体としての操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、を備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは、ヒンジ機構を備える連結部4を介して開閉可能に連結される。具体的には、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、連結部4を介して連結される。これにより、携帯電話機1は、ヒンジ機構を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に動かすことが可能に構成される。つまり、携帯電話機1は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが開いた状態(開状態)と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが折り畳まれた状態(閉状態)とにすることができる。ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bとにより構成される。操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作部11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力されるマイクとしてのマイク12とがそれぞれ露出するように構成される。
操作部11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う操作部材としての決定操作キー15とにより構成される。操作部11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や各種モード、或いは起動されているアプリケーション等の種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。そして、使用者が各キーを押圧することにより、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
マイク12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側と反対の外端部側に配置される。つまり、マイク12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作部側筐体2における一方側の側面には、外部機器(例えば、ホスト装置)と通信を行うためのインターフェース(図示せず)が配置される。操作部側筐体2の他方側の側面には、所定の機能が割り当てられているサイドキーと、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース(図示せず)とが配置される。インターフェースは、キャップにより覆われている。各インターフェースは、不使用時にはキャップにより覆われる。
表示部側筐体3は、外面がフロントパネル3aと、フロントケース3bと、リアケース3cと、リアパネル3dとにより構成される。表示部側筐体3には、各種情報を表示するための表示部21と、通話の相手側の音声を出力するレシーバとしてのスピーカ22と、赤外線発光部36と、赤外線受光部37と、が外部に露出するように配置される。
表示部21は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electoro Luminescence)を含む表示パネル221と、この表示パネル221を駆動する駆動回路222と、この表示パネル221の背面側から表面側に向かって光を照射するバックライトを含む光源223とを有している。
また、図2は、携帯電話機1を折畳んだ状態の斜視図を示す図である。操作部側筐体2は、一方の側面に、所定の機能が割り当てられているサイドキー30と、外部メモリの挿入及び取り出しが行われるインターフェース用のキャップ31と、を備えている。また、表示部側筐体3は、また、表示部側筐体3のリアパネル3d表面には、被写体を撮像するカメラ33と、被写体に光を照射するライト34と、が露出して形成されている。
図3は、携帯電話機1の機能構成を示すブロック図である。
図3に示すように、携帯電話機1は、操作部11と、マイク12と、表示部21と、スピーカ22と、カメラ33と、赤外線発光部36と、赤外線受光部37と、加速度センサ38と、通信部42と、記憶部44と、タイマ45と、制御部46とを備える。
マイク12及びスピーカ22は、制御部46の制御に従って動作する。例えば、ハンズフリー通話を行う際には、制御部46は、通常の通話時よりもマイク12の感度が高くなるように制御し、通常の通話時よりもスピーカ22の音量を大きくするように制御する。
カメラ33は、レンズ、CCD(Charge Coupled Device)、駆動機構、DSP(Digital Signal Processor)等を含むカメラモジュールを備える。カメラ33は、被写体の画像を撮像して、画像データを生成する。そして、カメラ33は、生成した画像データを制御部46に出力する。
赤外線発光部36は、例えば、LED(Light Emitting Diode)で構成され、赤外線を出射する。
赤外線受光部37は、赤外線を受光する受光素子で構成され、赤外線発光部36により出射された赤外線が対象物(例えば、ユーザの体)に反射した反射光を受光する。
加速度センサ38は、操作部側筐体2内に設けられ、互いに直交する三軸(X軸、Y軸、Z軸)方向の加速度を検出する三軸加速度センサで構成される。加速度センサ38は、操作部側筐体2の位置の変動を加速度値として検出し、制御部46に出力する。
通信部42は、メインアンテナ40と、RF回路部41とを備え、所定の通信先と通信を行う。通信部42が通信を行う通信先としては、携帯電話機1と電話やメールの送受信を行う外部の端末装置や、携帯電話機1がインターネットの接続を行う外部のWebサーバ等の外部装置が挙げられる。
RF回路部41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部46に供給する。また、RF回路部41は、制御部46から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局)に送信する。
表示部21は、制御部46の制御に従って、各種情報に基づく画像や動画等を表示する。
記憶部44は、例えば、不揮発性メモリで構成される。記憶部44は、ワーキングメモリを含み、制御部46による演算処理に利用される。また、記憶部44には、オペレーティングシステム(OS)、電話番号、メールアドレス等が記憶されるアドレス帳、複数のアプリケーションプログラム、各種データファイル等が記憶されている。また、記憶部44は、着脱可能な外部メモリを兼ねていてもよい。
タイマ45は、制御部46からの指示に基づいて時間を計測し、計測した時間を制御部46に通知する。なお、本実施形態のタイマ45は、制御部46の外部に設けられているが、制御部46に内蔵されていてもよい。
制御部46は、携帯電話機1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等により構成される。
また、制御部46は、撮像制御部461と、画像処理部462と、表示制御部463と、距離測定部464と、倍率決定部465とを備える。
撮像制御部461は、カメラ33の制御を行う。例えば、撮像制御部461は、カメラ33を起動させて、記憶部44から倍率等を含むデフォルトデータを読み出し、デフォルトデータに含まれる倍率(例えば、光学1倍)となるように、カメラ33の駆動機構を制御してレンズの位置を調整する。すなわち、撮像制御部461は、カメラ33に対して、いわゆる光学ズーム処理を行う。また、撮像制御部461は、光学式の手振れ補正を行う。ここで、光学式の手振れ補正としては、加速度センサ38や振動ジャイロ機構(図示せず)等を用いたレンズシフト方式やイメージセンサシフト方式等の既知の手振れ補正処理を用いることができる。
画像処理部462は、カメラ33により撮像された被写体の画像データに対して各種の処理を行う。例えば、画像処理部462は、カメラ33により撮像された被写体の画像データをデジタル処理して拡大又は縮小する、いわゆるデジタルズーム処理を行う。また、画像処理部462は、被写体の画像データに対してデジタル式の手振れ補正を行う。ここで、デジタル式の手振れ補正としては、既知の手振れ補正処理を用いることができる。
表示制御部463は、カメラ33により撮像された被写体の画像データを、記憶部44にあらかじめ記憶されている所定の倍率(例えば、1倍、2倍、4倍、8倍等)で拡大して、表示部21に表示させる。これにより、ユーザは、拡大された被写体の画像データを視認できるため、携帯電話機1は、被写体を拡大して表示する拡大鏡機能を有することとなる。
次に、本実施形態に係る制御部46による拡大鏡機能を向上させる処理について説明する。
まず、距離測定部464は、撮像制御部461によりカメラ33が起動されると、カメラ33からユーザまでの距離を測定する。
そして、倍率決定部465は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザ距離に基づいて、拡大される被写体の画像の倍率を決定する。
これにより、携帯電話機1は、被写体の画像を拡大する倍率をユーザの視力に応じた倍率に決定することができるため、拡大鏡機能の利便性を向上させることができる。
また、表示制御部463は、撮像制御部461によるカメラ33の起動に応じて、ユーザがカメラ33からユーザまでの距離を測定(調整)するための測定用画像(例えば、視力測定に用いられるランドルト環の画像、所定の画像)を表示部21に表示させる。
測定用画像が表示部21に表示されると、携帯電話機1は、表示された測定用画像がはっきり見える距離にユーザにより移動される。そして、ユーザは、測定用画像がはっきり見える距離において、操作部11の決定操作キー15を押下する。
すなわち、距離測定部464は、表示制御部463により測定用画像が表示部21に表示されている状態において、決定操作キー15が押下(所定操作)されたときに、カメラ33からユーザまでの距離を測定する。
そして、倍率決定部465は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザ距離に基づいて、拡大される被写体の画像の倍率を決定する。
これにより、携帯電話機1は、測定用画像を用いてカメラ33からユーザまでの距離を測定するため、ユーザの視力に応じた倍率を適切に選択することができる。
また、距離測定部464は、カメラ33の起動に応じて赤外線発光部36により赤外線を出射させ、出射された赤外線がユーザに反射して赤外線受光部37により受光された反射光に基づいて、カメラ33からユーザまでの距離を測定する。
具体的には、距離測定部464は、赤外線発光部36により赤外線を出射させてから赤外線受光部37により反射光が受光されるまでの時間を測定し、測定された時間に基づいて、カメラ33からユーザまでの距離を測定する。又は、距離測定部464は、赤外線受光部37により受光された反射光の強度を測定し、測定された反射光の強度に基づいて、カメラ33からユーザまでの距離を測定する。
このように本実施形態によれば、携帯電話機1は、赤外線を用いてカメラ33からユーザまでの距離を測定するため、カメラ33からユーザまでの距離を好適に測定することができる。
また、上述した赤外線に代えて、距離測定部464は、カメラ33の起動に応じて加速度センサ38により操作部側筐体2(携帯電話機1)の移動に伴う加速度を検出させてもよい。そして、距離測定部464は、検出された加速度に基づいて、カメラ33からユーザまでの距離を測定する。なお、この場合、携帯電話機1は、ユーザの顔に近接する位置から測定用画像がはっきり見える位置へユーザにより移動される。
具体的には、距離測定部464は、加速度センサ38により検出された加速度を2回積分して変位量を算出する。距離測定部464は、算出された変位量をカメラ33からユーザまでの距離とする。
このように本実施形態によれば、携帯電話機1は、加速度センサ38により検出された加速度を用いてカメラ33からユーザまでの距離を測定するため、カメラ33からユーザまでの距離を好適に測定することができる。
さらに、表示制御部463は、測定用画像が表示部21に表示されているときに、表示部21の光源223により光を出射する。
これにより、携帯電話機1は、測定用画像が表示部21に表示されているときに、光源223が消灯しないため、例えば、ユーザが測定用画像を用いて見やすい距離に携帯電話機1を移動させる動作に時間が掛かっても、カメラ33からユーザまでの距離を適切に測定できる。
また、撮像制御部461は、カメラ33の起動に応じて、タイマ45により時間の計測を開始させる。
そして、表示制御部463は、タイマ45により計測される時間が所定時間(例えば、30秒)を経過した場合、測定用画像を拡大して表示部21に表示させる。
ここで、カメラ33が起動してから所定時間が経過した場合には、ユーザは、測定用画像がはっきり見える位置が定まらないことが考えられる。すなわち、ユーザは近視の程度が強いことが考えられる。そのため、携帯電話機1は、所定時間経過後に測定用画像を自動的に拡大することで、ユーザは、測定用画像がはっきり見える位置をより適切に決定することができる。
また、倍率決定部465は、上述したように複数の異なる倍率(例えば、1倍、2倍、4倍、8倍)で被写体を拡大可能である。すなわち、表示部21は、複数の異なる倍率(例えば、1倍、2倍、4倍、8倍)で被写体の画像を拡大して表示することが可能である。
倍率決定部465は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも長いか否かを判定する。ここで、所定距離は、例えば、測定用画像を裸眼ではっきり見ることができる距離とする。
倍率決定部465は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも長い場合には、被写体の画像を拡大する際の倍率を複数の倍率のうち相対的に低い倍率(例えば、2倍)に決定する。すなわち、表示部21は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも長い場合には、被写体の画像を拡大する際の倍率を複数の倍率のうち相対的に低い倍率(例えば、2倍)にする。
一方、倍率決定部465は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも短い場合には、被写体の画像を拡大する際の倍率を複数の倍率のうち相対的に高い倍率(例えば、8倍)に決定する。すなわち、表示部21は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも短い場合には、被写体の画像を拡大する際の倍率を複数の倍率のうち相対的に高い倍率(例えば、8倍)にする。
ここで、カメラ33からユーザまでの距離が所定距離より長い場合には、ユーザは遠視であることが考えられるため、携帯電話機1は、倍率を相対的に低い倍率に決定する。一方、カメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも短い場合には、ユーザは近視であることが考えられるため、携帯電話機1は、倍率を相対的に高い倍率に決定する。このように本実施形態によれば、携帯電話機1は、ユーザの視力に応じた好ましい倍率を決定することができる。
また、画像処理部462(手振れ補正部)は、倍率決定部465により被写体の画像の倍率が複数の倍率のうち相対的に高い倍率に決定されたときは、被写体の画像データに対してデジタル式の手振れ補正処理を行う。又は、撮像制御部461(手振れ補正部)は、倍率決定部465により被写体の倍率が複数の倍率のうち相対的に高い倍率に決定されたときは、被写体の画像データに対して光学式の手振れ補正を行う。
ここで、被写体を拡大する際の倍率が相対的に高い倍率である場合には、拡大された画像データは、手振れの影響を受けやすくなる。本実施形態によれば、携帯電話機1は、被写体の倍率が複数の倍率のうち相対的に高い倍率に決定されたときに、被写体の画像データに対して手振れ補正を行うため、拡大された画像における手振れの影響を低減することができる。
次に、本実施形態に係る制御部46の処理について説明する。図4は、制御部46による拡大鏡機能に係る処理について示すフローチャートである。
ステップS1において、撮像制御部461は、操作部11に対する操作に応じて、カメラ33及びカメラアプリケーションプログラムを起動する。
ステップS2において、撮像制御部461は、複数の撮像設定モード(例えば、通常モード、動画撮像モード、拡大鏡モード)のうち、拡大鏡モードが選択されているか否かを判定する。拡大鏡モードが選択されている場合(YES)には、ステップS3へ移る。拡大鏡モードが選択されていない場合(NO)には、処理を終了する。
ステップS3において、撮像制御部461は、カメラ33により被写体の画像を撮像させる。また、撮像制御部461は、タイマ45により時間の計測を開始させる。
ステップS4において、表示制御部463は、カメラ33からユーザまでの距離を測定するための測定用画像を表示部21に表示させる。さらに、表示制御部463は、測定用画像が表示部21に表示されているときに、表示部21の光源223により光を出射させる。
ステップS5において、表示制御部463は、タイマ45により計測される所定時間内に決定操作キー15が押下されたか否かを判定する。所定時間内に決定操作キー15が押下された場合(YES)には、ステップS8へ移る。所定時間内に決定操作キー15が押下されない、つまり、所定時間が経過した場合(NO)には、ステップS6へ移る。
ステップS6において、表示制御部463は、測定用画像を拡大して表示部21に表示させる。
ステップS7において、表示制御部463は、決定操作キー15が押下されたか否かを判定する。決定操作キー15が押下された場合(YES)には、ステップS8へ移る。決定操作キー15が押下されない場合(NO)には、再度ステップS7の処理を繰り返す。
ステップS8において、距離測定部464は、カメラ33からユーザまでの距離を測定する。ここで、距離測定部464は、上述したように、赤外線発光部36及び赤外線受光部37、又は加速度センサ38を用いてカメラ33からユーザまでの距離を測定する。
ステップS9において、倍率決定部465は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザまでの距離が所定距離と略一致するか否かを判定する。カメラ33からユーザまでの距離が所定距離と略一致する場合(YES)には、ステップS10へ移る。カメラ33からユーザまでの距離が所定距離と略一致しない場合(NO)には、ステップS11へ移る。
ステップS10において、倍率決定部465は、被写体の画像を拡大する際の倍率を複数の倍率のうち相対的に中程度の倍率(例えば、4倍)に決定する。
ステップS11において、倍率決定部465は、距離測定部464により測定されたカメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも長いか否かを判定する。カメラ33からユーザまでの距離が所定距離よりも長い場合(YES)には、ステップS12へ移る。カメラ33からユーザまでの距離が所定距離以下の場合(NO)には、ステップS13へ移る。
ステップS12において、倍率決定部465は、被写体の画像を拡大する際の倍率を複数の倍率のうち相対的に低い倍率(例えば、2倍)に決定する。
ステップS13において、倍率決定部465は、被写体の画像を拡大する際の倍率を複数の倍率のうち相対的に高い倍率(例えば、8倍)に決定する。
ステップS14において、画像処理部462又は撮像制御部461は、被写体の画像データに対して手振れ補正処理を行う。
本実施形態によれば、携帯電話機1は、被写体の画像を拡大する倍率をユーザの視力に応じた倍率に決定することができるため、拡大鏡機能の利便性を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
また、上述した実施形態において、携帯電子機器としての携帯電話機1について説明したが、これに限定されず、デジタルカメラ、PHS(登録商標;Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、パソコン、ノートパソコン、携帯ゲーム装置等であってもよい。
1 携帯電話機(携帯電子機器)
21 表示部
33 カメラ(撮像部)
461 撮像制御部
463 表示制御部
464 距離測定部
465 倍率決定部

Claims (7)

  1. 表示部と、
    被写体を撮像する撮像部と、
    拡大された前記被写体の画像を前記表示部に表示させる表示制御部と、
    前記撮像部からユーザまでの距離を測定する距離測定部と、
    前記距離測定部により測定された距離に基づいて、拡大される前記被写体の画像の倍率を決定する倍率決定部と
    操作部と、を備え、
    前記表示部は、前記撮像部の起動に応じてユーザが前記撮像部から前記ユーザまでの距離を調整するための所定の画像を表示し、
    前記距離測定部は、前記所定の画像が前記表示部に表示されている状態において、前記操作部により所定操作が行われたときに、前記撮像部から前記ユーザまでの距離を測定する携帯電子機器。
  2. 赤外線を出射する発光部と、
    前記発光部により出射された赤外線が前記ユーザに反射した反射光を受光する受光部とを備え、
    前記距離測定部は、前記撮像部の起動に応じて前記発光部により前記赤外線を出射させ、当該赤外線が前記ユーザに反射して前記受光部により受光された前記反射光に基づいて、前記撮像部から前記ユーザまでの距離を測定する請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 筐体と、
    前記筐体の移動に伴う加速度を検出する加速度検出部とを備え、
    前記距離測定部は、前記撮像部の起動に応じて前記加速度検出部により前記筐体の移動に伴う前記加速度を検出させ、検出された前記加速度に基づいて、前記撮像部から前記ユーザまでの距離を測定する請求項1に記載の携帯電子機器。
  4. 前記表示部は、表示パネルと、当該表示パネルに向かって光を出射する光源とを有し、
    前記光源は、前記所定の画像が前記表示部に表示されているときに、光を出射する請求項1から3のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  5. 時間を計測するタイマ部を備え、
    前記タイマ部は、前記撮像部の起動に応じて時間の計測を開始し、
    前記表示部は、前記タイマ部により計測される時間が所定時間を経過した場合、前記所定の画像を拡大して表示する請求項1から4のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  6. 前記表示部は、
    複数の異なる倍率で被写体の画像を拡大して表示することが可能であり、
    前記撮像部から前記ユーザまでの距離が所定距離より長い場合には、前記被写体の画像を拡大する際の倍率を前記複数の倍率のうち相対的に低い倍率にし、
    前記撮像部から前記ユーザまでの距離が前記所定距離より短い場合には、前記被写体の画像を拡大する際の倍率を前記複数の倍率のうち相対的に高い倍率にする請求項1から5のいずれか一項に記載の携帯電子機器。
  7. 拡大される前記被写体の画像の倍率が前記複数の倍率のうち相対的に高い倍率であるときには、前記被写体の画像データに対して手振れ補正処理が行われる請求項6に記載の携帯電子機器。
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