JP5523988B2 - プログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法 - Google Patents

プログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5523988B2
JP5523988B2 JP2010186525A JP2010186525A JP5523988B2 JP 5523988 B2 JP5523988 B2 JP 5523988B2 JP 2010186525 A JP2010186525 A JP 2010186525A JP 2010186525 A JP2010186525 A JP 2010186525A JP 5523988 B2 JP5523988 B2 JP 5523988B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
circuit
logic circuit
programmable logic
gate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010186525A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012044618A (ja
Inventor
敏則 末吉
全広 飯田
太樹 尼崎
康裕 岡本
Original Assignee
敏則 末吉
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 敏則 末吉 filed Critical 敏則 末吉
Priority to JP2010186525A priority Critical patent/JP5523988B2/ja
Publication of JP2012044618A publication Critical patent/JP2012044618A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5523988B2 publication Critical patent/JP5523988B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Logic Circuits (AREA)

Description

本発明は、構成データに基づいてプログラマブルに論理回路を形成することができるプログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法に関するものである。
プログラマブル論理回路は、PLD(Programmable Logic Device)と称され、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)など種々のものに採用されている。
例えば、特許文献1,2には、論理セルとしてルックアップテーブル(Look Up Table、以下、LUTと略す。)が用いられたコンフィギュレーション論理素子が記載されている。このLUTは、N入力LUTの場合、2N個のメモリと、2N-1個のマルチプレクサとから構成されており、N入力までの任意の論理を実装することが可能である。
また、特許文献3には、細粒度演算および粗粒度演算のいずれも効率的に実行可能なセル構成とすることで、構成する回路に関わらずチップの高い面積効率を維持し、高速性および低消費電力化の両立を図ることのできるプログラマブル論理回路装置が記載されている。
米国特許第4706216明細書 米国特許第4870302明細書 特開2007−166579号公報
LUTは、任意の論理を実装することができるが、表現の冗長性が存在していると考えられる。つまり、実際に回路実装に用いられる論理には偏りが存在するものであり、全ての論理が実装可能である必要性はない。従って、実装面積、構成メモリ量に関して改善の余地があると考えられる。
特許文献3に記載のプログラマブル論理回路装置では、論理セル部における構成メモリ量の削減は実現しているが、LUTを採用したプログラマブル論理回路装置よりも入力数が増大してしまうため、配線領域が増加してしまうという問題がある。
実装面積は、限られているため、面積効率を向上させることができれば、素子自体の大きさを更に小型化することができ、同じ面積であれば多くの論理回路を実装することができる。従って、面積効率を向上させる技術が求められている。
そこで本発明は、論理回路の冗長性を排除することで、面積効率を高めることが可能なプログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法を提供することを目的とする。
本発明のプログラマブル論理回路装置は、コンフィギュレーションメモリに格納される構成データに基づいて、プログラマブルに回路構成されるプログラマブル論理回路と、このプログラマブル論理回路に入力する配線をプログラマブルに接続する配線スイッチ部とを備えたプログラマブル論理回路装置において、前記プログラマブル論理回路は、一の論理関数を実現するゲート回路と、この一の論理関数とNPN同値類に属する他の論理関数を実現するゲート回路とが、構成データによる回路変更および前記配線スイッチ部による配線の入れ替えにより、同じゲート構成で形成されていることを特徴とする。
本発明のプログラマブル論理回路装置では、構成データによる回路変更および配線スイッチ部による配線の入れ替えにより、NPN操作を行うことができる。これにより、NPN同値でない他の論理関数までをカバーすることはできないが、一の論理関数を実現するゲート回路を、一の論理関数とNPN同値類に属する他の論理関数を実現するゲート回路と、同じゲート構成により形成することができるため、少ないゲート数で論理回路を実装することができる。
前記プログラマブル論理回路を、入力配線と接続され、入力信号を構成データに基づいて反転出力するN操作のためのプログラマブルNOTゲートを備えた入力反転部と、前記入力反転部からの信号を論理演算する論理演算部と、前記論理演算部からの信号を構成データに基づいて反転出力するN操作のためのプログラマブルNOTゲートを備えた出力反転部とを備えたものとすることができる。プログラマブルNOTゲートを入力反転部および出力反転部に設けることで、構成データに応じてN操作を行うことができる。
更に、前記論理演算部を、2入力NANDゲートまたは2入力ORゲートが、二分木の木構造で、それぞれの接続線の間にプログラマブルNOTゲートを介在させて接続された基本回路から、前記一の論理関数とNPN同値類に属する他の論理関数とに基づいて冗長なゲートを削除して形成することができる。論理演算部を二分木の木構造による2入力NANDゲートまたは2入力ORゲートとすることで、木構造で表現できる論理関数であれば、論理回路として実現することができる。
また、本発明のプログラマブル論理回路装置の回路決定方法は、 プログラマブルに論理回路装置に実装される論理回路を決定する方法であって、目的論理回路におけるNPN同値類に属する論理関数を、出現率の高い順に探索し、探索された出現率の上位の論理関数から実装する論理関数の候補とし、プログラマブル論理回路として、構成データによる回路変更および前記配線スイッチ部による配線の入れ替えにより、一の論理関数を実現するゲート回路を、該一の論理関数とNPN同値類に属する他の論理関数のみを実現するゲート回路と共通させて構成することを特徴とする。
このように、プログラマブル論理回路装置に実装する論理回路を決定することで、論理回路の冗長性を排除した、面積効率を高めたプログラマブル論理回路装置の論理回路を決定することができる。
本発明は、NPN同値でない他の論理関数までをカバーすることはできないが、NPN同値であれば共通したゲート回路とすることができるので、論理回路の冗長性を排除することができ、面積効率を高めることが可能である。
本発明の実施の形態に係るプログラマブル論理回路装置を示す概略図である。 本実施の形態に係るプログラマブル論理回路の基本回路を示す図である。 (A)および(B)は、NPN同値類を説明するための論理回路である。 実施例1に係る5入力型のプログラマブル論理回路を示す図である。 4入力AND関数として機能させたプログラマブル論理回路を示す図であり、(A)は実施例1に係るNPN同値類で表現されたプログラマブル論理回路の一例を示す図、(B)はLUTを採用したプログラマブル論理回路を示す図である。 4入力OR関数として機能させたプログラマブル論理回路を示す図であり、(A)は実施例1に係るNPN同値類で表現されたプログラマブル論理回路の一例を示す図、(B)はLUTを採用したプログラマブル論理回路を示す図である。 実施例1に係るNPN同値類で表現された6入力型のプログラマブル論理回路の一例を示す図である。 実施例2に係るNPN同値類で表現された他の5入力型のプログラマブル論理回路の一例を示す図である。 実施例2に係るNPN同値類で表現された他の6入力型のプログラマブル論理回路の一例を示す図である。 実施例2に係るNPN同値類で表現された8入力型のプログラマブル論理回路の一例を示す図である。 実施例3に係るプログラマブル論理回路を示す図である。
本発明の実施の形態に係るプログラマブル論理回路を用いたプログラマブル論理回路装置を、図面に基づいて説明する。なお、本明細書中では、論理関数を示す際に、ANDを「・」、ORを「+」で表現するものとする。
図1に示すように、プログラマブル論理回路装置Pは、コンフィギュレーションメモリの構成データに基づいて論理回路を構成するプログラマブル論理回路が配置されるロジックブロック(Logic Block:以下、LBと称す。)と、LBと配線を接続する配線スイッチ部として機能するコネクションボックス(Connection Box:以下、CBと称す。)と、配線のクロスポイントとなるスイッチボックス(Switch Box:以下、SBと称す。)とを備えている。
このLBは、LB内のコンフィギュレーションメモリに格納される構成データを書き替えることにより論理関数の変更ができる。また、CBおよびSB内の構成データを書き替えることにより、接続関係の変更が可能である。
ここで、本実施の形態に係るプログラマブル論理回路について、図面に基づいて説明する。プログラマブル論理回路としての基本的な構成(基本回路)を図2に示す。プログラマブル論理回路装置に実装されるLBは、この基本回路から省略可能なゲートを削除した状態で実装される。
プログラマブル論理回路の基本回路1は、入力反転部2と、出力反転部3と、論理演算部4とを備えたN入力で1出力の論理回路である(但し、Nは任意の自然数)。
入力反転部2は、CBと接続される入力配線I1〜INと一対一に接続され、入力配線I1〜INからの入力信号を構成データに基づいて反転出力する複数のプログラマブルNOTゲートを備えている。これらのプログラマブルNOTゲートは、例えば、構成データとして「1」が与えられると入力信号を反転出力し、「0」が与えられると非反転出力するものである。出力反転部3は、論理演算部4からの出力信号を、反転出力および非反転出力を切り替えて、出力するプログラマブルNOTゲートを備えている。
論理演算部4は、入力反転部2と出力反転部3との間で、2入力NANDゲートが、二分木の木構造で、それぞれの接続線の間にプログラマブルNOTゲートを介在させて接続されている。この木構造の段数は、最大でceil(log2N)となる。但し、ceilは天井関数を示す。
このように構成された基本回路1のうち、入力反転部2と出力反転部3とのそれぞれのプログラマブルNOTゲートは、N操作に必要であるため省略することができないが、論理演算部4は必要に応じて、プログラマブルNOTゲートまたは2入力NANDゲートを、NPN同値類に基づいて削除(省略)することで、本実施の形態に係るプログラマブル論理回路が構成される。
なお、基本回路1では、論理演算部4を2入力NANDゲートとプログラマブルNOTゲートにより形成しているが、2入力NANDゲートを2入力ORゲートとすることもできる。その場合には入力をプログラマブルNOTゲートにより反転させることで同じ論理となる。
ここで、NPN同値類について、図3に基づいて説明する。
図3(A)に示す論理回路EX1は、入力A,B,Cに対して論理関数A+B・Cを演算するものである。この論理関数A+B・Cにおいて、入力A〜Cを反転させ(N操作)、次に、入力A,Bを入れ替え(P操作)、更に出力の反転を行う(N操作)。これらの操作により、得られる論理回路を図3(B)に示す。図3(B)に示す論理回路EX2は、論理関数B・(A+C)を演算するものである。
この論理回路EX1と論理回路EX2は、NPN同値であると呼ばれ、同じNPN同値類に属する。つまり、NPN同値類に属していれば、2入力ORゲートおよび2入力ANDゲートなどの回路構成を変更せずに、入力および出力の反転を行うことで、異なる論理関数を同じ論理回路で表現することができる。従って、この異なる論理関数がNPN同値類に属していることで、異なる論理関数を共通した論理回路で実現することができる。
図2に示す基本回路1では、図1に示すCBにより基本回路1への入力配線が入れ替えでき、入力反転部2により任意に入力の反転・非反転が選択でき、出力反転部3により任意に出力の反転・非反転が選択できるので、論理回路部4により木構造で表現可能な論理関数の全てのNPN同値な論理関数を実装することが可能である。
従って、本実施の形態に係るプログラマブル論理回路は、LUTを採用したものより、少ないトランジスタ数およびコンフィギュレーションメモリ数で構成することができるので、面積効率を高めることができる。よって、本実施の形態に係るプログラマブル論理回路は、小型化、省メモリ化、低消費電力化を図ることができる。
なお、基本回路1では、NPN同値類に基づいて論理演算部4の2入力NANDゲートまたはプログラマブルNOTゲートが省略されるため、論理関数によっては同じ入力数であっても部分的に省略された基本回路1から表現できない論理関数が存在してしまう。その場合には、論理関数を任意の関数ごとに分割し、複数の論理関数の組み合わせとして細分化する。例えば、2入力論理関数まで分ければ、どのような論理関数であっても、NPN同値類に基づいて部分的に省略された基本回路1でも表現が可能となる。従って、回路リソースが許せる限り、複数の部分的に省略された基本回路1を細分化された論理関数ごとに割り当てることで、任意の論理関数を実装することができる。このとき、N入力の基本回路1より入力数が少なくなるので、余剰の入力は入力クランプまたは入力共有を行うことで実装可能となる。
(5入力型のプログラマブル論理回路)
5入力型のプログラマブル論理回路について、図4から図6に基づいて説明する。図4に示すプログラマブル論理回路10は、MCNC(Microelectronics Center of North Carolina)ベンチマーク回路で使用される論理回路であって、出現率の高い論理回路に基づいて決定されたものである。
このプログラマブル論理回路10では、論理演算部4は各入力信号における入力から出力までの2入力NANDゲートの段数が異なるが、全体として2分木の木構造を有している。また、基本回路1からNANDゲート11の出力に設けられるプログラマブルNOTゲートは省略されている。
ここで、20種類のMCNCベンチマークを使用して4入力LUTを目的論理回路として、テクノロジマッピングを行った結果における4入力論理関数の出現率を表1に示す。
Figure 0005523988
表(1)からもわかるように、上位1位から6位までの論理回路にて全体の88.3%を占めてことがわかる。
4入力の論理関数では、全部で222種類のNPN同値類が存在するが、222種類の論理関数うち、出現順位が高い上位1位から6位までのNPN同値類を実現した論理回路とすれば、全体の88.3%の論理関数を実装できることになる。
図4に示すプログラマブル論理回路10では、表(1)に示される上位1位から6位までの論理関数を4つの2入力NANDゲートと、8つのプログラマブルNOTゲートにより表現することで、少数のゲートを用いるだけで約9割に近い論理関数を実装することができる。このプログラマブル論理回路の構成の決定は、例えば、コンピュータにより決定することができる。予め閾値を設定し、探索した出現率の上位からの合計値を算出し、この合計値が閾値を超えるまでの論理関数を自動的に抽出して、この論理関数を論理回路として実装するようにすることもできる。
次に、図4に示すプログラマブル論理回路10を4入力AND関数(A・B・C・E)として機能させた場合を、図5(A)に示すプログラマブル論理回路20として示す。
図5(A)に示すプログラマブル論理回路20では、構成データとして、入力反転部2のそれぞれのプログラマブルNOTゲートであって、第1の入力Aに接続されたプログラマブルNOTゲートに「1」、以下、第2の入力Aに「1」、入力Bに「0」、入力Cに「0」、入力Dに「0」が与えられている。入力Aが2つあるのは、4入力AND関数として機能させるのに、入力が5つあるため、2つの入力に同じ信号を与えるか、クランプする必要があるからであり、本実施例では同じ信号を与えるようにしている。
また、2入力NANDゲート21,22の出力に接続されたプログラマブルNOTゲートにはそれぞれ、「1」が与えられている。更に、出力反転部3のプログラマブルNOTゲートには、「1」が与えられている。
このように構成データが与えられることで、プログラマブル論理回路20は4入力AND関数として機能する。
ここで、図5(A)に示すプログラマブル論理回路20と比較するために、LUTを採用したプログラマブル論理回路を用いて、4入力AND関数を実現した場合のプログラマブル論理回路を図5(B)に示す。プログラマブル論理回路30では、入力A〜Bにより構成データを選択するマルチプレクサとなる。
図5(B)に示すように、4入力では24通りとなるため入力A〜Dの全てが「0000」から入力A〜Dの全てが「1111」となるまでの16通りの構成データのうち、「0,....,0,1」が与えられる。この構成データを入力A〜Dにより選択するため、入力A〜Dの全てが「1111」のときだけが出力が「1」となる4入力AND関数として機能する。
次に、図5に示すプログラマブル論理回路10を4入力OR関数(A+B+C+E)として機能させた場合を、図6(A)に示すプログラマブル論理回路40として示す。
図6(A)に示すプログラマブル論理回路40では、図5(A)と同じゲート構成であるが、構成データとして、入力反転部2のそれぞれのプログラマブルNOTゲートであって、第1の入力Aに接続されたプログラマブルNOTゲートに「0」、以下、第2の入力Aに「0」、入力Bに「1」、入力Cに「1」、入力Dに「1」が与えられていることで、異なる関数関数を表現したものである。
また、2入力NANDゲート21,22の出力に接続されたプログラマブルNOTゲートにはそれぞれ、「1」が与えられている。更に、出力反転部13のプログラマブルNOTゲートには、「0」が与えられている。このように構成データが与えられることで、プログラマブル論理回路40は4入力OR関数として機能する。
ここで、図6(A)に示すプログラマブル論理回路40と比較するために、LUTを採用したプログラマブル論理回路を用いて、4入力OR関数を実現した場合のプログラマブル論理回路を図6(B)に示す。図6(B)に示すプログラマブル論理回路50では、構成データが、入力A〜Dの全てが「0000」であるとき以外が全て「1」となるデータが与えられることで、4入力OR関数として機能する。
このように、プログラマブル論理回路10は、構成データによりプログラマブル論理回路20,30のように、同じゲート構成で異なる論理関数である4入力AND関数や4入力OR関数などとして機能させることができる。また、プログラマブル論理回路10は、図5(B)や図6(B)に示すLUTを採用したプログラマブル論理回路30,40よりトランジスタ数やコンフィギュレーションメモリ数を少なく実現することができる。
このように、異なる4入力AND関数と4入力OR関数とを、構成データを変えるだけで、共通させた論理回路で実現することができる。
(6入力型のプログラマブル論理回路)
次に、6入力型のプログラマブル論理回路について図7に基づいて説明する。このプログラマブル論理回路10は、MCNCベンチマーク回路で使用される論理回路であって、出現率の高い論理回路に基づいて決定されたものである。
MCNCベンチマーク回路で使用されるプログラマブル論理回路では、6入力AND関数(A・B・C・E・D・F)が11.1%と最も高い出現率であった。そこで、図4に示すプログラマブル論理回路10では、入力反転部2として、増えた入力にプログラマブルNOTゲートを追加すると共に、論理演算部4として、2入力NANDゲートとプログラマブルNOTゲートとを追加した(図7中に点線枠で示す。)、図7に示すプログラマブル論理回路60とする。そうすることで、5入力型から容易に6入力型への拡張を図ることができると共に、最大5つの2入力AND演算(もしくはOR演算)からなる論理関数を実装することが可能となる。
このように構成された5入力型のプログラマブル論理回路10と、6入力型のプログラマブル論理回路60とを、表(2)に示すように、LUTを採用したプログラマブル論理回路と回路規模について比較した。5入力型では、NPN同値類に基づいたプログラマブル論理回路が、トランジスタ数112個、メモリ数8ビットであるのに対し、LUTを採用したプログラマブル論理回路ではトランジスタ数326個、メモリ数32ビットである。また、6入力型では、NPN同値類に基づいたプログラマブル論理回路が、トランジスタ数152個、メモリ数11ビットであるのに対し、LUTを採用したプログラマブル論理回路ではトランジスタ数648個、メモリ数64ビットである。このように、NPN同値類で表現されるプログラマブル論理回路は、LUTを採用したプログラマブル論理回路と比較して、大幅にトランジスタ数やメモリ数を削減することができる。
Figure 0005523988
実施例2に係るプログラマブル論理回路を図8から図10に基づいて説明する。実施例2に係るプログラマブル論理回路70〜90は、実施例1にて説明した5入力型および6入力型のプログラマブル論理回路と同じ入力数であるが、異なるゲート構成を有するプログラマブル論理回路である。
図8に示すプログラマブル論理回路70は5入力型である。図9に示すプログラマブル論理回路80は6入力型である。また、図10に示すプログラマブル論理回路90は、8入力型である。
このように、プログラマブル論理回路が、2入力NANDゲートとプログラマブルNOTゲートとのみのゲート構成から実現されているため、論理演算部4の2入力NANDゲートまたはプログラマブルNOTゲートの数や位置、または入力反転部2の入力数を変更することにより、比較的容易に異なる論理関数を演算して出力するプログラマブル論理回路とすることができる。
本発明のプログラマブル論理回路は入力信号に対して全ての論理関数を実現できるものではないが、出現率の高い論理関数は、比較的少ないゲート数(トランジスタ数)で構成可能であると考えられるため、出現率の高い論理関数は、本発明のプログラマブル論理回路で実装できる可能性が高い。
実施例3に係るプログラマブル論理回路を図11に基づいて説明する。図11は、図1に示すLBの一例を示すものである。このLBは、入力選択MUXと、N個のBLE(Basic Logic Element)とを備えている。
入力選択MUXは、I本の入力配線からの信号を、選択信号により入力するBLEを選択して、K本の出力配線により出力するマルチプレクサである。
BLEには、例えば、K本の入力数に応じて、図4に示す5入力型のプログラマブル論理回路(以下、図11に示すようにPG回路と略す。)10や、図7に示す6入力型のPG回路60を設けることができる。また、図8から図9に示すPG回路70〜90としたりすることができる。また、BLEには、PG回路からの出力を1クロック分シフトして順序回路を実現するためのD−FF(ディレイフリップフロップ)が設けられていると共に、D−FFからの出力信号を使用するか否かを選択するためのマルチプレクサである出力選択MUXが設けられている。それぞれのBLEからのN本の出力信号は、LBの外部へ出力されると共に、入力選択MUXへフィードバックされている。
ここで,入力選択MUXはLBの入力を任意にPG回路の入力に割り当てることができる。このため、PG回路の入力配線は自由に並び変えることが可能なので、入力選択MUXが配線スイッチ部として機能することで、NPN構造(図2に示す入力反転部2+論理演算部4+出力反転部3の構成)の実装が可能となる。図11において,LBの入力数Iは任意の数とすることができる。一方、LBの出力数NはLB中のPG回路数に等しい。このように、NPN構造としたPG回路をBLEに配置することで、LUTを採用したPG回路をNPN構造としたPG回路に置き換えることが可能である。また、NPN構造としたPG回路は、少ないゲート数で構成できるため、配線領域を増加させることなく、置き換えることが可能である。
本発明は、CPLD、FPGAなどの構成データに基づいてプログラマブルに論理回路を形成することができるPLDに好適である。
P プログラマブルに論理回路装置
1 基本回路
2 入力反転部
3 出力反転部
4 論理演算部
10 プログラマブル論理回路
11 NANDゲート
20 プログラマブル論理回路
21,22 NANDゲート
30,40,50,60,70,80,90 プログラマブル論理回路
1〜IN 入力配線

Claims (4)

  1. コンフィギュレーションメモリに格納される構成データに基づいて、プログラマブルに回路構成されるプログラマブル論理回路と、このプログラマブル論理回路に入力する配線をプログラマブルに接続する配線スイッチ部とを備えたプログラマブル論理回路装置において、
    前記プログラマブル論理回路は、一の論理関数を実現するゲート回路と、この一の論理関数に対して、入力を反転させるN操作、入力を入れ替えるP操作、更に出力を反転するN操作を行なって得られるNPN同値類に属する他の論理関数を実現するゲート回路とが、構成データによる回路変更および前記配線スイッチ部による配線の入れ替えにより、同じゲート構成で形成されていることを特徴とするプログラマブル論理回路装置。
  2. 前記プログラマブル論理回路は、
    入力配線と接続され、入力信号を構成データに基づいて反転出力するN操作のためのプログラマブルNOTゲートを備えた入力反転部と、
    前記入力反転部からの信号を論理演算する論理演算部と、
    前記論理演算部からの信号を構成データに基づいて反転出力するN操作のためのプログラマブルNOTゲートを備えた出力反転部とを備えている請求項1記載のプログラマブル論理回路装置。
  3. 前記論理演算部は、2入力NANDゲートまたは2入力ORゲートが、二分木の木構造で、それぞれの接続線の間にプログラマブルNOTゲートを介在させて接続された基本回路から、前記一の論理関数とNPN同値類に属する他の論理関数とに基づいて形成されている請求項2記載のプログラマブル論理回路装置。
  4. プログラマブルに論理回路装置に実装される論理回路を決定する方法であって、
    目的論理回路に対して、入力を反転させるN操作、入力を入れ替えるP操作、更に出力を反転するN操作を行って得られるNPN同値類に属する論理関数を、出現率の高い順に探索し、探索された出現率の上位の論理関数から実装する論理関数の候補とし、プログラマブル論理回路として、構成データによる回路変更および前記配線スイッチ部による配線の入れ替えにより、一の論理関数を実現するゲート回路を、該一の論理関数とNPN同値類に属する他の論理関数のみを実現するゲート回路と共通させて構成することを特徴とするプログラマブル論理回路装置の回路決定方法。
JP2010186525A 2010-08-23 2010-08-23 プログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法 Expired - Fee Related JP5523988B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010186525A JP5523988B2 (ja) 2010-08-23 2010-08-23 プログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010186525A JP5523988B2 (ja) 2010-08-23 2010-08-23 プログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012044618A JP2012044618A (ja) 2012-03-01
JP5523988B2 true JP5523988B2 (ja) 2014-06-18

Family

ID=45900368

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010186525A Expired - Fee Related JP5523988B2 (ja) 2010-08-23 2010-08-23 プログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5523988B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10482209B1 (en) 2018-08-06 2019-11-19 HLS Logix LLC Field programmable operation block array

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6236217B2 (ja) 2012-05-01 2017-11-22 株式会社半導体エネルギー研究所 ルックアップテーブル、及びルックアップテーブルを備えるプログラマブルロジックデバイス
US9571103B2 (en) 2012-05-25 2017-02-14 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Lookup table and programmable logic device including lookup table
US9157727B2 (en) * 2013-01-18 2015-10-13 Kabushiki Kaisha Topcon Image measuring method and image measuring apparatus
JP5937550B2 (ja) * 2013-09-05 2016-06-22 敏則 末吉 プログラマブル論理回路及びその構成方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5646546A (en) * 1995-06-02 1997-07-08 International Business Machines Corporation Programmable logic cell having configurable gates and multiplexers
JP4438000B2 (ja) * 2005-11-15 2010-03-24 株式会社半導体理工学研究センター リコンフィギャラブルロジックブロック、リコンフィギャラブルロジックブロックを備えるプログラマブル論理回路装置、および、リコンフィギャラブルロジックブロックの構成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10482209B1 (en) 2018-08-06 2019-11-19 HLS Logix LLC Field programmable operation block array

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012044618A (ja) 2012-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7839167B2 (en) Interconnection and input/output resources for programmable logic integrated circuit devices
US6107822A (en) Logic element for a programmable logic integrated circuit
US8536896B1 (en) Programmable interconnect element and method of implementing a programmable interconnect element
JP6697545B2 (ja) カスケード式ルックアップテーブル(lut)桁上げ論理回路
JP4896074B2 (ja) 改良された論理セル機能性の複合論理ブロックを有するプログラマブルロジックデバイス
US8581624B2 (en) Integrated circuits with multi-stage logic regions
JP5523988B2 (ja) プログラマブル論理回路装置およびその回路決定方法
JP2007089180A (ja) 面積効率に優れたフラクチャブルロジックエレメント
US7902864B1 (en) Heterogeneous labs
US10630269B2 (en) Multiple mode device implementation for programmable logic devices
CN105391443B (zh) 用于可编程逻辑装置的逻辑单元
US7696784B1 (en) Programmable logic device with multiple slice types
JP2008283526A (ja) マルチプレクサ回路
US8482312B1 (en) Logic structures for ternary addition in logic devices
JP2018538704A (ja) プログラマブルゲートアレイの論理ブロックアーキテクチャ
US7725867B2 (en) Gate-array or field programmable gate array
US20160315620A1 (en) An extensible and configurable logic element, and an fpga device
US9768784B2 (en) Transformable logic and routing structures for datapath optimization
JP6784259B2 (ja) プログラマブル論理集積回路と半導体装置およびキャラクタライズ方法
US6879184B1 (en) Programmable logic device architecture based on arrays of LUT-based Boolean terms
US7368942B1 (en) Dedicated resource interconnects
JP5937550B2 (ja) プログラマブル論理回路及びその構成方法
US7605606B1 (en) Area efficient routing architectures for programmable logic devices
JP2020530700A (ja) 再構成可能回路のためのルーティングネットワーク

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130411

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140409

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5523988

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees