JP5522762B2 - 軸受の潤滑構造 - Google Patents
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Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図5及び図9に示すように、半固体状潤滑剤(G)によって軸受(12,13)を潤滑する軸受の潤滑構造であって、前記半固体状潤滑剤が充填される充填室(14a)内で移動する可動部(19;19A,19B)と、作動流体(GH)の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部(21;21A,21B)と、前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部(19c,19d)とを備え、前記流体圧シリンダ部は、前記可動部の可動部側嵌合部(19f)と嵌合するシリンダ側嵌合部(21e)を備えることを特徴とする軸受の潤滑構造(18)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係る軸受の潤滑構造を備える電動機枠体及びシャフトの断面図である。
シャフト1は、図示しないギア、車軸を介して主電動機の動力を車輪に伝える部材である。電動機枠体2は、主電動機の固定子を固定し支持するとともにこの主電動機の回転子を回転自在に支持する枠体(ハウジング)であり、フレーム3と、ブラケット4,5と、給脂栓6,7と、カラー8〜11と、軸受12,13と、軸受蓋(端蓋)14〜17などを備えている。
図2(A)に示すように、初期状態では環状充填室14bにはグリースGが隙間なく充填されている。また、図4(A)及び図6(A)に示すように、可動部19と軸受12との間、環状充填室14bと可動部19との間及び外側充填室14cにもグリースGが充填されている。図4及び図5に示す流体圧シリンダ部21及び図1に示す流路4b,16f,17d,22に空気が封入されていると、入替給脂時(メンテナンス時)に作動用グリースGHの移動が阻害されるおそれがある。このため、図4(A)及び図6(A)に示すように、初期状態では流体圧シリンダ部21には作動用グリースGHが隙間なく充填されており、この流体圧シリンダ部21から図1に示す給脂栓6,7の先端部までの流路4b,16f,17d,22内にも作動用グリースGHが隙間なく充填されている。この状態で軸受12が回転すると軸受12の端面付近のグリースGが徐々に劣化して、図4(A)及び図6(A)に示すように軸受12の端面付近のグリースGに摩耗粉などが混入する。図4(B)及び図6(B)に示すように、入替給脂時には、軸受12から離れる方向に可動部19が移動するように、図1に示す給脂栓6を取り外し流入口から流路4bに作動用グリースGHを注入する。その結果、流路4b,16f,22を作動用グリースGHが通過して、図4(A)及び図5(A)に示すように流体圧シリンダ部21に作動用グリースGHが流入する。
(1) この第1実施形態では、作動用グリースGHの流体圧によって流体圧シリンダ部21が駆動力を発生し、流体圧シリンダ部21が可動部19にこの駆動力を伝達してこの可動部19を充填室14a内で駆動する。このため、図1に示す軸受蓋14,15の外側に十分な作業空間や設置空間を確保することが困難であっても、十分な作業スペースを確保可能で作業が容易な任意の箇所から流体圧を流体圧シリンダ部21に作用させて、可動部19を簡単に駆動することができる。その結果、電動機枠体2の周囲の状況に応じてグリース入替時の作業場所を任意の位置に変更することができるとともに、作業に必要なスペースを倹約することができる。また、従来の軸受の潤滑構造のような可動部を駆動する送りねじ機構部の操作部と軸受蓋の貫通孔との間を中間給脂の作業の前後にシール材によって密封するような煩雑な作業を省略することができるため、入替給脂時の作業負担を軽減することができる。
図9は、この発明の第2実施形態に係る軸受の潤滑構造の流体圧シリンダ部の断面図であり、図9(A)は可動部が下方に変位しているときの嵌合状態を示す断面図であり、図9(B)は可動部が上方に変位しているときの嵌合状態を示す断面図である。以下では、図1〜図8に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
図9に示す可動部側嵌合部19fはシリンダ側嵌合部21eのテーパ面21gと嵌合する凹状の部分である。テーパ面19hは、流体圧シリンダ部21側が広く、軸受蓋14側が狭くなるように形成された貫通孔であり、テーパ面19hの表面は円錐面状に形成されている。シリンダ側嵌合部21eは、可動部側嵌合部19fのテーパ面19hと嵌合する凸状の部分である。テーパ面21gは、先端部側が細く後端部側が太くなるように形成された突起部であり、テーパ面21gの表面はテーパ面19hと同じ傾斜角度で円錐面状に形成されている。テーパ面19h,21gは、可動部側嵌合部19fとシリンダ側嵌合部21eとが嵌合するときに、可動部側嵌合部19fとシリンダ側嵌合部21eとをガイドするガイド部として機能する。この第2実施形態では、可動部側嵌合部19fとシリンダ側嵌合部21eとの間に相対的な位置づれ(変位)があっても、ピストン部21cが前進したときにテーパ面19hによってテーパ面21gがガイドされる。このため、可動部側嵌合部19fとシリンダ側嵌合部21eとを容易に嵌合させて可動部19を移動させることができる。
図10は、この発明の第3実施形態に係る軸受の潤滑構造の流体圧シリンダ部の断面図であり、図10(A)は初期状態の断面図であり、図10(B)は入替給脂後の断面図である。図11は、図10のXI部分を拡大して示す断面図であり、図11(A)は初期状態の断面図であり、図11(B)は入替給脂後の断面図である。
図10に示す軸受蓋14Aは、軸受12の一方の端面側からグリースGを供給する充填室14aを備えており、軸受蓋14Bは軸受12の他方の端面側からグリースGを供給する充填室14aを備えており、軸受蓋14A,14Bは図4に示す軸受蓋14と同一構造である。図10に示す潤滑構造18は、図4に示すような軸受12の外側(軸受蓋14側)に可動部19を備える潤滑構造18とは異なり、軸受12の外側及び内側(軸受蓋14A側及び軸受蓋14B側)に可動部19A,19Bをそれぞれ備えている。潤滑構造18は、図10に示す可動部19A,19Bと、排出部20A,20Bと、図10及び図11に示す流体圧シリンダ部21A,21Bと、図7に示す流路22と、図11に示す密着阻止部23などを備えている。
図10に示すように、入替給脂時には、軸受12から離れる方向に可動部19A,19Bが移動するように、図1に示す給脂栓6を取り外し流入口から流路4bに作動用グリースGHを注入すると、流路16fを作動用グリースGHが通過して流路22に流入する。図11に示すように、流路22の下流側の開口部において、作動用グリースGHの流れが2つに分かれ、流体圧シリンダ部21A側のシリンダ室21bに作動用グリースGHが流路22から流入するとともに、流体圧シリンダ部21B側のシリンダ室21bに作動用グリースGHが流路22から流入する。作動用グリースGHの注入量が増加するに従って、流体圧シリンダ部21A,21Bのシリンダ室21b内の内圧がそれぞれ同時に上昇し、それぞれのピストン部21cの受圧部21dに加わる流体圧も上昇する。各ピストン部21cの受圧部21dがいずれも同一面積であるため、各ピストン部21cの受圧部21dには同時に同じ大きさの流体圧が加わり、ピストン部21cが同時に駆動を開始する。可動部19A,19Bにはこれらの可動部19A,19Bの中心軸に対して点対称の位置に流体圧シリンダ部21A,21Bから駆動力が作用する。その結果、軸受12から離れる方向に可動部19A,19Bがそれぞれ略同時に移動を開始する。
(1) この第3実施形態では、軸受蓋14A側の充填室14a内で可動部19Aが可動し、この可動部19Aを流体圧シリンダ部21Aが駆動するとともに、軸受蓋14B側の充填室14a内で可動部19Bが可動し、この可動部19Bを流体圧シリンダ部21Bが駆動する。その結果、軸受12の一方の端面側と他方の端面側とからグリースGを供給することができるため、潤滑効果をより一層十分に図り潤滑寿命をより一層延伸させることができる。
図12は、この発明の第4実施形態に係る軸受の潤滑構造の流体圧シリンダ部の断面図であり、図12(A)は流体圧作用部が円柱状である場合の断面図であり、図12(B)は流体圧作用部が円錐状である場合の断面図である。
図12に示す潤滑構造18は、流体圧作用部24A,24Bを備えており、この流体圧作用部24A,24Bは流体圧シリンダ部21A,21Bの受圧部21dに作動用グリースGHを同時に作用させる部分である。流体圧作用部24A,24Bは、流体圧シリンダ部21A側の受圧部21dと流体圧シリンダ部21B側の受圧部21dとの間に所定の間隙部Δ12を形成する。流体圧作用部24Aは、流体圧シリンダ部21A側のピストン部21cの後端部に形成されており、流体圧作用部24Bは流体圧シリンダ部21B側のピストン部21cの後端部に形成されている。流体圧作用部24A,24Bは、いずれも同一形状の凸部であり、先端部同士を突き合わせた状態でシリンダ室21b内に収容されており、突き合せ位置が管路22の中心線上と略一致している。流体圧作用部24A,24Bは、作動用グリースGHが間隙部Δ12に流入するように、ピストン部21cの後端面(底部)から突出している。流体圧シリンダ部21A,21Bは、例えば、図12(A)に示すように、ピストン部21cよりも外径が小さい円柱状の突起部や、図12(B)に示すようにピストン部21cの直径と底面の直径とが同一である円錐状の突起部などである。流体圧シリンダ部21A,21Bは、図12(B)に示すように、先端部同士の接触面積が小さくなるような後端部形状に形成して、受圧部21dに作用する流体圧が可能な限り高くなるようにすることが好ましい。
図12に示すように、入替給脂時には、流体圧シリンダ部21A側のシリンダ室21bと流体圧シリンダ部21B側のシリンダ室21bとに流路22から作動用グリースGHが流入する。流体圧シリンダ部21A側の受圧部21dと流体圧シリンダ部21B側の受圧部21dとの間には間隙部Δ12が形成されているため、作動用グリースGHがこの間隙部Δ12に流入し、この作動用グリースGHの流体圧が受圧部21dに作用する。各ピストン部21cの受圧部21dがいずれも同一面積であるため、各ピストン部21cの受圧部21dには同時に同じ大きさの流体圧が加わり、ピストン部21cが同時に駆動を開始する。その結果、図10に示すように、軸受12から離れる方向に可動部19A,19Bがそれぞれ略同時に移動を開始する。
(1) この第4実施形態では、流体圧シリンダ部21A,21Bの同一面積の受圧部21dに作動用グリースGHを流体圧作用部24A,24Bが同時に作用させる。このため、流体圧シリンダ部21A,21Bが発生する駆動力を可動部19A,19Bに同時に作用させることができるため、軸受12の一方の端部と他方の端部とから同時にグリースGを均一に供給することができる。
図13は、この発明の第5実施形態に係る軸受の潤滑構造の流体圧シリンダ部の断面図であり、図13(A)は流体圧作用部が円錐状である場合の断面図であり、図13(B)は流体圧作用部が平面状である場合の断面図である。
図13に示す潤滑構造18は、流体圧作用部24A〜24Cを備えており、この流体圧作用部24A〜24Cは流体圧シリンダ部21A,21Bの受圧部21dに作動用グリースGHを同時に作用させる部分である。流体圧作用部24A〜24Cは、流体圧シリンダ部21A側の受圧部21dと流体圧シリンダ部21B側の受圧部21dとの間に所定の間隙部Δ12を形成する。流体圧作用部24A,24Bは、流体圧作用部24Cに端部を接触させた状態でシリンダ室21b内に収容されている。流体圧作用部24A,24Bは、例えば、図13(A)に示すように、ピストン部21cの直径と底面の直径とが同一である円錐状の突起部や、図13(B)に示すようにピストン部21cの中心軸に対して垂直である平面状の端面部などである。流体圧作用部24Cは、流体圧作用部24Aの端部と流体圧作用部24Bの端部との間に挟み込まれており、流体圧シリンダ部21A側のシリンダ室21bと流体圧側シリンダ部21Bのシリンダ室21bとに区画するようにこのシリンダ室21bの内周面に形成された壁部である。流体圧作用部24Cは、分流部24aを備えており、流路22の下流側の開口部の断面を先端部が2等分するように配置されている。流体圧シリンダ部21A〜21Cは、図13(A)に示すように、互いに接触する端面の接触面積が小さくなるような端部形状に形成して、受圧部21dに作用する流体圧が可能な限り高くなるようにすることが好ましい。
図13(A)に示すように、流体圧作用部24A,24Bの後端部形状が円錐状である場合には、2つのシリンダ室21bの間に壁部が残存するように、切刃形状が平坦なドリルによってシリンダ本体部21aの両端面を所定深さだけ切削する。また、2つのシリンダ室21bと流路22とが連通するように、切刃形状が平坦なドリルによってシリンダ本体部21aの外周面を所定深さだけ切削する。その結果、板状の流体圧作用部24Cが2つのシリンダ室21bの間に形成される。一方、図13(B)に示すように、流体圧作用部24A,24Bの後端部形状が平面状である場合には、2つのシリンダ室21bの間に壁部が残存するように、切刃形状が鋭角なドリルによってシリンダ本体部21aの両端面を所定深さだけ切削する。また、2つのシリンダ室21bと流路22とが連通するように、同様に切刃形状が鋭角なドリルによってシリンダ本体部21aの外周面を所定深さだけ切削する。その結果、山形の流体圧作用部24Cが2つのシリンダ室21bの間に形成される。
図1に示す給脂栓6を取り外し流入口から流路4bに作動用グリースGHを注入すると、流路16fを作動用グリースGHが通過して流路22に流入する。図13に示すように、流路22の下流側の開口部には分流部24aが配置されているため、作動用グリースGHの流れが分流部24aによって2つに分かれ、流体圧シリンダ部21A側のシリンダ室21bに作動用グリースGHが流路22から流入するとともに、流体圧シリンダ部21B側のシリンダ室21bに作動用グリースGHが流路22から流入する。作動用グリースGHの注入量が増加するに従って、流体圧シリンダ部21A,21Bのシリンダ室21b内の内圧がそれぞれ同時に上昇し、それぞれのピストン部21cの受圧部21dに加わる流体圧も上昇する。各ピストン部21cの受圧部21dがいずれも同一面積であるため、各ピストン部21cの受圧部21dには同時に同じ大きさの流体圧が加わり、ピストン部21cが同時に駆動を開始する。可動部19A,19Bにはこれらの可動部19A,19Bの中心軸に対して点対称の位置に流体圧シリンダ部21A,21Bから駆動力が作用する。その結果、軸受12から離れる方向に可動部19A,19Bがそれぞれ略同時に移動を開始する。
図14は、この発明の第6実施形態に係る軸受の潤滑構造を備える電動機枠体及びシャフトの断面図である。
図14に示すブラケット4は、グリースGを充填するときにこのグリースGが流入する流路4cを備えている。給脂栓6,7は、流路4c,17fの流入口にそれぞれねじ込まれてこれらの流入口を開閉自在に塞ぐ部材であり、給脂栓6,7にはこれらの流入口の内側に形成された雌ねじ部と噛み合う雄ねじ部が形成されている。軸受蓋16は、流路16dと供給口16eとを備えている。流路16dは、グリースGを充填するときにこのグリースGが流入する部分であり、一方の端部(上流側)がブラケット4の流路4cと接続し、他方の端部(下流側)が軸受12に向かって開口している。供給口16eは、軸受12を通過して環状充填室14bにグリースGを供給するための開口部である。軸受蓋17は、供給口17eと流路17fとを備えている。供給口17eは、軸受13を通過して環状充填室15bにグリースGを供給するための開口部である。流路17fは、グリースGを充填するときにこのグリースGが流入する部分であり、一方の端部(上流側)が給脂栓7を装着する流入口と接続し、他方の端部(下流側)が軸受13に向かって開口している。
初期状態では、可動部19の底部と環状充填室14b,15bの底部との間にグリースGが封入されていない。入替給脂時に流路4b,17dに作動用グリースGHを供給すると、軸受12,13から離れる方向に可動部19が劣化後のグリースGOとともに移動して、可動部9と軸受12,13との間に間隙部が形成される。その後に、流路4c,16d,17fから未劣化のグリースGNを注入すると、供給口16e、17eから軸受12,13を通過して、可動部9と軸受12,13との間の間隙部にこの未劣化のグリースGNが充填される。
この第6実施形態では、可動部19が劣化後のグリースGOを軸受12,13から離す。このため、軸受12,13と可動部19との間に間隙部を形成し、この間隙部に外部から未劣化のグリースGNを給脂することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、半固体状潤滑剤としてグリースGを例に挙げて説明したがグリースGに限定するものではなく、使用温度で半固体状であるギヤコンパウンド、ペトロラタム(ワセリン)などの他の半固体状潤滑剤についてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、鉄道車両の主電動機のシャフト1を支持する軸受12,13を例に挙げて説明したがこれに限定するものではなく、発電所のタービンなどのシャフトを支持する軸受などについてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、軸受12,13が玉軸受又はころ軸受である場合を例に挙げて説明したが、他の形式の転がり軸受についてもこの発明を適用することができる。特に、鉄道車両の主電動機の軸受に限らず、長時間にわたり非解体で使用されグリースGによって潤滑される転がり軸受について、この発明を適用することができる。
2 電動機枠体
6,7 給脂栓
12,13 軸受
14〜17,14A,14B 軸受蓋
14a,15a 充填室
14b,15b 環状充填室
14c,15c 外側充填室
18 潤滑構造
19,19A,19B 可動部
19a 保持部
19c,19d ガイド部
19e 延長部
19f 可動部側嵌合部
19h テーパ面
20,20A,20B 排出部
21,21A,21B 流体圧シリンダ部
21a シリンダ本体部
21b シリンダ室
21c ピストン部
21e シリンダ側嵌合部
21g テーパ面
22 流路(供給流路)
23 密着阻止部
24A,24B,24C 流体圧作用部
24a 分流部
G グリース(半固体状潤滑剤)
GO 劣化後のグリース(劣化後の半固体状潤滑剤)
GN 未劣化のグリース(未劣化の半固体状潤滑剤)
GH 作動用グリース(作動流体)
S11 間隙部
Δ11,Δ12 間隙部
Claims (18)
- 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記流体圧シリンダ部は、前記可動部の可動部側嵌合部と嵌合するシリンダ側嵌合部を備えること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項1に記載の軸受の潤滑構造において、
前記流体圧シリンダ部は、前記充填室外で前記駆動力を発生しこの充填室外から前記可動部にこの駆動力を伝達すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項1又は請求項2に記載の軸受の潤滑構造において、
前記可動部は、劣化後の半固体状潤滑剤を前記軸受から離すこと、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の軸受の潤滑構造において、
前記可動部は、前記充填室内で移動することによって、前記軸受に近い側の劣化後の半固体状潤滑剤をこの軸受から離し、前記軸受から遠い側の未劣化の半固体状潤滑剤をこの軸受に近づけること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の軸受の潤滑構造において、
前記流体圧シリンダ部は、前記作動流体の流体圧を受けてシリンダ室内で駆動するピストン部を通じて前記可動部に前記駆動力を伝達すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の軸受の潤滑構造において、
前記流体圧シリンダ部は、前記可動部側嵌合部と前記シリンダ側嵌合部との間に間隙部を有すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の軸受の潤滑構造において、
前記シリンダ側嵌合部は、凸状又は凹状のテーパ面を有し、
前記可動部側嵌合部は、前記シリンダ側嵌合部のテーパ面と嵌合する凹状又は凸状のテーパ面を有すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記可動部は、この可動部の中心軸が前記軸受の中心軸と同一である円環状の部材であり、
前記流体圧シリンダ部は、前記可動部に前記駆動力が複数箇所で作用するように複数配置されていること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記流体圧シリンダ部は、前記可動部に前記駆動力が複数箇所で均等に作用するようにこの可動部を駆動すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記流体圧シリンダ部は、前記可動部の周方向に等間隔に前記駆動力が作用するようにこの可動部を駆動すること、
を備える軸受の潤滑構造。 - 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記流体圧シリンダ部は、前記可動部の中心軸に対して点対称の複数箇所でこの可動部に前記駆動力が作用するようにこの可動部を駆動すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記充填室は、この充填室の外側に拡大して形成された外側充填室を備え、
前記可動部は、この可動部の外周部から前記外側充填室内に伸びる延長部を備え、
前記流体圧シリンダ部は、前記延長部を駆動することによって前記可動部を駆動すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記可動部は、
前記軸受の一方の端面側から前記半固体状潤滑剤を供給する充填室内で移動する第1の可動部と、
前記軸受の他方の端面側から前記半固体状潤滑剤を供給する充填室内で移動する第2の可動部とを備え、
前記流体圧シリンダ部は、
前記第1の可動部を駆動する第1の流体圧シリンダ部と、
前記第2の可動部を駆動する第2の流体圧シリンダ部とを備えること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項13に記載の軸受の潤滑構造において、
前記第1の流体圧シリンダ部と前記第2の流体圧シリンダ部とに前記作動流体を外部から供給する供給流路を備えること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項13又は請求項14に記載の軸受の潤滑構造において、
前記第1及び前記第2の流体圧シリンダ部の受圧部に前記作動流体の流体圧が作用するように、これらの受圧部の間に所定の間隙部を形成してこれらの受圧部が密着するのを阻止する密着阻止部を備えること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項14に記載の軸受の潤滑構造において、
前記第1及び前記第2の流体圧シリンダ部は、同一面積の受圧部を有し、
前記第1及び前記第2の流体圧シリンダ部の受圧部に前記作動流体を同時に作用させる流体圧作用部を備えること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 請求項16に記載の軸受の潤滑構造において、
前記流体圧作用部は、前記第1の流体圧シリンダ部側の受圧部と前記第2の流体圧シリンダ部側の受圧部との間に所定の間隙部を形成すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。 - 半固体状潤滑剤によって軸受を潤滑する軸受の潤滑構造であって、
前記半固体状潤滑剤が充填される充填室内で移動する可動部と、
作動流体の流体圧によって駆動力を発生し、前記可動部にこの駆動力を伝達してこの可動部を駆動する流体圧シリンダ部と、
前記可動部が前記充填室内を移動するときにこの可動部の傾斜を防止するために、この可動部を移動自在にガイドするガイド部とを備え、
前記流体圧シリンダ部は、前記充填室内の半固体状潤滑剤と同一種類の作動流体の流体圧によって前記可動部を駆動すること、
を特徴とする軸受の潤滑構造。
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