JP5522218B2 - カラオケ装置 - Google Patents
カラオケ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5522218B2 JP5522218B2 JP2012190062A JP2012190062A JP5522218B2 JP 5522218 B2 JP5522218 B2 JP 5522218B2 JP 2012190062 A JP2012190062 A JP 2012190062A JP 2012190062 A JP2012190062 A JP 2012190062A JP 5522218 B2 JP5522218 B2 JP 5522218B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parameter
- karaoke
- karaoke apparatus
- type parameter
- changed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
Description
本発明は、設定値が変更されたことを報知できるカラオケ装置に関する。
カラオケ店舗で使用されるカラオケ装置では、ある客による利用が終了したときに、カラオケ店舗のスタッフが再起動の操作を行うことで、その客に関する設定事項をリセットし、次の客の利用に備えるといった運用が行われている。一方、カラオケ装置の動作に関する設定事項には、上述の再起動ではリセットされない設定事項もある。
従来技術として、特許文献1に記載のカラオケ装置がある。特許文献1には、カラオケ装置において設定可能な各種設定事項に対する変更操作に制限をかけるために、特殊操作によって起動するサービスマンモードを用意し、不正な設定変更が行われないようにすることが開示されている。
しかしながら、上述のような従来技術では、例えば、サービスマンモードの起動方法が管理者以外の一般ユーザに知れ渡ってしまった場合、カラオケ装置の設定事項が不正に改変されてしまう可能性がある。その場合、再起動により設定値がリセットされる設定事項であれば、直ぐに初期値に戻せるので再設定をする必要はない。しかし、再起動により値がリセットされない設定事項は、管理者が不正な設定変更に気が付かない限り、不本意な設定値が継続して用いられるおそれがある。
本発明は、上記問題を解決するためになされたものである。その目的は、再起動により初期化される設定事項以外の設定事項が変更されたことを、適切なタイミングで管理者に報知できるようにするための技術を提供することである。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載のカラオケ装置は、第1記憶手段と、再起動手段と、初期化手段と、判定手段と、報知手段とを備える。第1記憶手段は、カラオケ装置の動作に関する複数種類のパラメータを記憶する。再起動手段は、カラオケ装置を再起動する。初期化手段は、再起動手段により再起動が行われたときに、第1記憶手段に記憶されているパラメータの中で、所定の第1種パラメータを初期化する。判定手段は、初期化手段による初期化が行われた後で、第1記憶手段に記憶されているパラメータの中で、所定の基準設定値から変更されているパラメータがあるかを判定する。報知手段は、判定手段により基準設定値から変更されているパラメータがあると判定された場合、パラメータが変更されていることを報知する。
このような構成によれば、カラオケ装置の再起動に伴い第1種パラメータが初期化されたタイミングで、再起動で初期化される第1種パラメータ以外のパラメータに何らかの変更がある場合、その旨をカラオケ装置の使用者に対して報知できる。つまり、カラオケ装置の管理者がカラオケ装置を再起動させると、管理者の意図ではないパラメータの不正な変更がなされていても、すぐに管理者が把握することができる。そのため、カラオケ装置において、不本意な設定値が継続して用いられることを防止できる。
なお、不正な変更の監視対象となるパラメータとしては、カラオケ装置の管理者によって設定されるパラメータが挙げられる。そこで、請求項2に記載のように構成するとよい。すなわち、カラオケ装置は、第1記憶手段に記憶されているパラメータであって、第1種パラメータとは異なる所定の第2種パラメータについて、カラオケ装置の管理者により設定された基準設定値を記憶する第2記憶手段を更に備える。判定手段は、初期化手段による初期化が行われた後で、第1記憶手段に記憶されている第2種パラメータの中で、第2記憶手段に記憶されている基準設定値から変更されている第2種パラメータがあるかを判定する。報知手段は、判定手段により、基準設定値から変更されている第2種パラメータがあると判定された場合、第2種パラメータが変更されていることを報知する。
このような構成によれば、カラオケ装置の管理者により設定された、第2種パラメータの基準設定値を第2記憶手段に記憶することで、この基準設定値に基づいて、第1記憶手段に記憶されている第2種パラメータの変更の有無を判定できる。よって、再起動により初期化される第1種パラメータではない第2種パラメータにおいて、カラオケ装置の管理者の意図ではない不正な変更がなされた場合、それを的確に報知できる。
さらに、変更された第2種パラメータを元の設定値に戻せるようになっているとよい。そこで、請求項3に記載のように構成することが考えられる。すなわち、カラオケ装置は、再設定手段を更に備える。再設定手段は、報知手段により第2種パラメータが変更されたことが報知された後に、第2記憶手段に記憶されている基準設定値に基づいて、第1記憶手段に記憶されている第2種パラメータを再設定する。このような構成によれば、たとえ第2種パラメータにおいて不正な変更がなされたとしても、第2種パラメータを元の設定値に簡単に戻すことができるので便利である。
ところで、カラオケ装置の動作に関するパラメータの具体例としては、請求項4に記載のように、第1種パラメータを、カラオケ装置の音量に関するパラメータとし、第2種パラメータを、カラオケ装置の音質、音響、又は、カラオケ曲のガイドメロディに関するパラメータとすることが考えられる。
再起動時に初期化される第1種パラメータとしての音量に関するパラメータは、例えば、ミュージック音量、マイク音量、エコーレベル、主音量、BGM音量等といった、主に、利用客ごとに適用される設定事項である。一方、再起動時に初期化されない第2種パラメータとしての音質、音響に関するパラメータ(例えば、ミュージックトーン、マイクトーン等)や、ガイドメロディに関するパラメータ(例えば、難易度や音色)は、利用客には変更されないことを前提とした、カラオケ装置の使用環境に応じて継続的に適用される設定事項である。
あるいは、請求項5に記載のように、第1種パラメータを、カラオケ装置の音量に関するパラメータとし、第2種パラメータを、カラオケ装置のイルミネーションに関するパラメータとしてもよい。再起動時に初期化されない第2種パラメータとしてのイルミネーションに関するパラメータ(例えば、点灯色、点灯動作パターン等)は、利用客には変更されないことを前提とした、カラオケ装置の使用環境に応じて継続的に適用される設定事項である。
上記構成によれば、利用客ごとに適用される音量に関するパラメータは、再起動により容易に初期化できる。一方、利用客には変更されないことを前提とした、音質、音響、ガイドメロディ、又は、イルミネーションに関する継続的に使用されるパラメータについては、意図しない変更がなされた場合、再起動時に容易に把握できる。
ところで、カラオケ装置を再起動する動機としては、ある客による利用が終了したときに、その客に関する設定事項をリセットし、次の客の利用に備えるといった、運用上の手順が挙げられる。そこで、請求項6に記載のようになっているとよい。すなわち、再起動手段は、再起動の処理として、カラオケ装置におけるユーザのログインに関する情報を記憶したメモリ領域、又は、カラオケ曲の再生予約に関する情報を記憶したメモリ領域の少なくとも何れかを初期化する。そして、初期化手段は、再起動手段により再起動が行われたときに、第1記憶手段に記憶されている第1種パラメータを初期化する。このようにすることで、カラオケ装置を再起動することにより、前の客に関する設定事項をリセットすることができ、次の客の利用に備えることができる。
なお、請求項7に記載のように、再起動手段は、再起動としてソフトリブートを行うように構成することが考えられる。再起動手段が、カラオケ装置の主電源のオンオフを伴わないソフトリブートを行うことで、前の客による利用が終了して次の客の利用に備えるための再起動を速やかに行うことができる。
つぎに、請求項8に記載のカラオケ装置は、第1記憶手段に記憶されているパラメータを、カラオケ装置の使用者が設定するための設定手段を備えることを特徴とする。設定手段により、第1記憶手段に記憶されている各種パラメータを、カラオケ装置の使用者が任意に設定できるようになっている。そして、カラオケ装置が再起動したときに、初期化された第1種パラメータの他に、変更されている第2種パラメータがある場合には、その旨を報知することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は下記の実施形態に何ら限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
[カラオケ装置1の構成の説明]
図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ装置1全体の制御を司る制御部14、及びこの制御部14に接続された各部、すなわち、操作パネル10、入力表示部11、映像処理部12、ハードディスクドライブ(HDD)13、パラメータ記憶部15、音声処理部16、通信インタフェース17、イルミネーション18等を備える。
[カラオケ装置1の構成の説明]
図1に示すように、カラオケ装置1は、カラオケ装置1全体の制御を司る制御部14、及びこの制御部14に接続された各部、すなわち、操作パネル10、入力表示部11、映像処理部12、ハードディスクドライブ(HDD)13、パラメータ記憶部15、音声処理部16、通信インタフェース17、イルミネーション18等を備える。
操作パネル10は、カラオケ装置1に対する各種操作を行うための入力装置であり、カラオケ装置1本体の外装パネルに配置されたスイッチ類により構成される。イルミネーション18は、操作パネル10に設けられたボリュームスイッチ等の周りに配置された演出用の電飾であり、制御部14からの制御によって、シーンに応じた点滅動作を行う。
入力表示部11は、カラオケ装置1の本体に組込まれた表示パネル11aと、表示パネル11aの表示面上に一体に設置されたタッチパネル11bとからなる表示と入力との2つの機能を兼ね備えた電子装置である。表示パネル11aは、例えば、液晶パネル(LCD)等で構成され、映像処理部12から入力される画像情報によってカラオケ演奏中の背景画像や、演奏待ち期間における情報表示画像、あるいはそれらの画像に重畳して表示されるアイコン画像等が表示される。タッチパネル11bは、表示パネル11aの表示面の形状に合わせて薄板状に形成された透過性を有する樹脂材料により構成されている。タッチパネル11bは、操作者によって指先やペン先等で触れられるか至近距離まで接近される(以下、これらの動作を「タッチ」とも称する。)ことで、タッチされた画面位置の情報を感知して制御部14に入力する。制御部14では、タッチパネル11bから入力された画面位置の情報が、表示パネル11aに表示しているアイコンの画像位置に該当する場合、そのアイコンに割当てられている機能が実行される。
映像処理部12は、画像情報を映像化するグラフィックエンジンや圧縮形式の映像データを再生するデコーダからなる映像処理装置であり、カラオケ装置1本体に組込まれた表示パネル11aと、ビデオ出力端子に接続される外付けのメインモニタ20の2画面分の表示画像を並行して処理する機能を備える。映像処理部12によって映像化された画像情報等は、表示パネル11aやメインモニタ20でそれぞれ出力される。メインモニタ20と表示パネル11aには、カラオケ装置1が実行中のサービス(カラオケ演奏や演奏待ち期間における情報提示)に応じて互いにリンクした画像が表示されたり、個別の機能操作画面が表示パネル11aのみに表示されたりする。
HDD13は、カラオケの楽曲データを多数収録したカラオケデータベースや、カラオケ装置1の動作を制御するシステムプログラムやアプリケーションプログラム、各種の情報提示に用いる動画や静止画等の画像データや楽曲データ等の各種データを記憶する記憶装置である。パラメータ記憶部15は、カラオケ装置1の動作に関する各種設定項目のパラメータを記憶するための記憶装置である。パラメータ記憶部15は、書換え可能な一時記憶装置として用いられるRAM、及び、書換え可能な不揮発性の半導体メモリ(フラッシュROM)からなる。なお、パラメータ記憶部15は、HDD13の所定の記憶領域に設定されていてもよい。また、パラメータ記憶部15は、RAM又は半導体メモリの何れか1つにより構成されていてもよい。
パラメータ記憶部15のRAMに記憶されるパラメータ(本発明の第1種パラメータに相当)としては、カラオケ装置1から出力されるミュージック音量、マイク音量、エコーレベル、主音量、及びBGM音量の現在値がある。これらの音量に関する第1種パラメータは、カラオケ装置1の利用客が個々の好みに合わせて自由に設定できる設定事項である。そのため、ある客によるカラオケ装置1の利用が終了したときに、次の客の利用に備えて、店員がカラオケ装置1を再起動(ソフトリブート)するための操作を行うことで、RAMに記憶されている音量に関する第1パラメータの現在値を初期値にリセットできるようになっている。
一方、パラメータ記憶部15のフラッシュROMに記憶されるパラメータ(本発明の第2種パラメータに相当)としては、ミュージックトーンやマイクトーン等の音響に関するパラメータや、ガイドメロディの難易度や音色に関するパラメータがある。さらに、第2種パラメータとしては、操作パネル10に設けられたイルミネーション18の点灯色や点灯動作パターンに関するパラメータがある。なお、イルミネーションに関するパラメータには、曲の演奏の合間に点灯するパターンに関する曲間イルミネーション、及び、曲の演奏中に点灯するパターンに関する演奏イルミネーションに関するパラメータがある。これらの音響、ガイドメロディ、イルミネーションに関する第2種パラメータは、利用客には変更されないことを前提とした、カラオケ装置1の使用環境に応じて継続的に適用される設定事項である。そのため、フラッシュROMに記憶された第2種パラメータは、ソフトリブートやカラオケ装置1の主電源オフでも消去されないようになっている。
なお、これらの第2種パラメータについては、カラオケ装置1を設置する店舗ごとに独自の値を設定することができるようになっている。第2種パラメータの設定は、設定を行う権限を有する管理者が、入力表示部11や操作パネル10を介して行う特別な操作によって行われる。そのため、パラメータ記憶部15の第2種パラメータについては、原則、一般の利用客が設定値を変更できないようになっている。ただし、パラメータを変更する操作方法が一般の利用客に漏洩してしまえば、その限りではない。
入力表示部11や操作パネル10を介して設定された第2種パラメータの内容は、パラメータ記憶部15に記憶されている各第2種パラメータの設定値に反映される。また、店舗ごとに独自に設定された第2種パラメータの基準値である基準設定値が、カラオケ装置1のHDD13、又は、通信ネットワークを介してセンタサーバ30のデータベースに保存されている。
また、パラメータ記憶部15のフラッシュROMには、RAMに記憶される音量に関する第1種パラメータ(現在値)の初期値となる値が記憶されている。カラオケ装置1が再起動したときには、フラッシュROMに記憶されている初期値に基づいて、RAMの第1パラメータがリセットされる。
音声処理部16は、楽曲データに基づく演奏再生を行うと共に、演奏再生音とオーディオ入力端子に接続されるマイクロフォン(図示省略)から入力される歌唱者の歌声とをミキシングする等して適宜音声処理を施す。そして、音声処理部16は、音声処理された音声信号をオーディオ出力端子から出力する。また、カラオケ演奏以外の一般音源として、圧縮形式の音声データを再生してオーディオ出力端子から出力するデコーダとしての機能も有する。オーディオ出力端子から出力された音声信号は、オーディオ出力端子に接続されたアンプ(図示省略)で増幅された後にスピーカ(図示省略)から放音される。通信インタフェース17は、ネットワーク接続端子に接続された通信ネットワークを介して外部のセンタサーバ30等とデータ通信を行うための通信装置である。
制御部14は、CPU、ROM、RAM(メインメモリ)、I/O等で構成された情報処理デバイスであり、ROM、HDD13、パラメータ記憶部15等から読込んだプログラムやデータに基づき、カラオケサービスに関する各種処理を実行する。一例として、制御部14は、所定のログイン手続によりカラオケ装置1にログインしたユーザの識別情報を、メインメモリの所定の記憶領域に記憶する。そして、制御部14は、メインメモリに記憶されたログインユーザからリクエストされたカラオケ楽曲の識別情報を、予約リストとしてメインメモリの所定の記憶領域に記憶する。そして、制御部14は、メインメモリに記憶されている予約リストにおけるカラオケ楽曲の識別情報に従ってカラオケ楽曲の伴奏音楽を演奏する。なお、カラオケ装置1にログインしていないユーザであっても、カラオケ楽曲をリクエストしてもよい。この場合、カラオケ楽曲の識別情報が、予約リストとしてメインメモリの所定の記憶領域に記憶される。
また、制御部14は、パラメータ記憶部15に記憶されている音量、音響、イルミネーション等に関する各種パラメータの設定値に従って、各種処理を実行する。また、制御部14は、映像処理部12を通じて、演奏対象の楽曲に対応する背景画像や歌詞テロップをメインモニタ20及び表示パネル11aに表示する。また、カラオケ楽曲の演奏を行っていない演奏待ち期間には、予め指定された動作モードに従って、メインモニタ20及び表示パネル11aを用いた各種画像表示や、音声出力による情報提示を行う。なお、カラオケ装置1のその他の機能や構成については公知技術に従っているのでここでは詳細な説明を省略する。
センタサーバ30は、通信ネットワークを介してカラオケ装置1との間で情報通信を行う外部のサーバ装置である。センタサーバ30は、カラオケ装置1の第2種パラメータに関する基準設定値を、カラオケ装置1の識別情報あるいはカラオケ装置1が設置される店舗の識別情報と対応付けて記憶するデータベースを備えている。
[設定変更報知処理の説明]
カラオケ装置1の制御部14が実行する設定変更報知処理の手順について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、カラオケ装置1の主電源がオンのときに実行される処理である。
カラオケ装置1の制御部14が実行する設定変更報知処理の手順について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。この処理は、カラオケ装置1の主電源がオンのときに実行される処理である。
S100では、制御部14は、所定のリセット操作が入力されたか否かを判断する。ここでいうリセット操作とは、制御部14にソフトリブートを実行させて、カラオケ装置1の動作に関する所定のパラメータをリセットさせるためのトリガとなる操作である。なお、ソフトリブートでは、カラオケ装置1のCPUやメモリ等の各部構成への電源供給がオフされないまま、制御部14により、動作中の所定のソフトウェアが一旦終了され、再度ソフトウェアが起動される。一方、カラオケ装置1の主電源をオフにするシャットダウンでは、制御部14により動作中のソフトウェアが終了され、カラオケ装置1の各部構成への電源供給がオフにされる。リセット操作の手順としては、入力表示部11に特定のアイコンを表示させて、その表示された特定のアイコンに対して、あるパターンの操作(例えば、一定時間以上長押し)を行うといった操作が一例に挙げられる。リセット操作が入力された場合(S100:YES)、制御部14はS102に進む。一方、リセット操作が入力されていない場合(S100:NO)、制御部14はS100に戻る。
リセット操作が入力された場合に進むS102では、制御部14は、カラオケ装置1の主電源のオンオフを伴わないソフトリブートを行い、メインメモリにおける、ユーザのログインに関する情報(例えば、ログインユーザの識別情報)が記憶された記憶領域や、ユーザからのリクエスト曲の予約に関する情報(例えば、カラオケ楽曲の識別情報を含む予約リスト)が記憶された記憶領域をクリアする。次のS104では、制御部14は、パラメータ記憶部15のRAMに記憶されている第1種パラメータの現在値を、パラメータ記憶部15のフラッシュROMに記憶されている第1種パラメータの初期値に基づいてリセット(初期化)する。
次のS106では、制御部14は、パラメータ記憶部15のフラッシュROMに記憶されている第2種パラメータの設定値に変更があったか否かを判定する。ここでは、パラメータ記憶部15における第2種パラメータの現在の設定値と、HDD13に保存されている基準設定値、又は、通信ネットワークを介してセンタサーバ30から取得した自身のカラオケ装置1に対応する基準設定値とを比較する。比較の結果、第2種パラメータの現在の設定値と基準設定値とが相違する場合、第2種パラメータの変更があったと判断する。第2種パラメータの設定値に変更があった場合(S106:YES)、制御部14はS108に進む。一方、第2種パラメータの設定値に変更がなかった場合(S106:NO)、制御部14はS100に戻る。
第2種パラメータの設定値に変更があった場合に進むS108では、制御部14は、第2種パラメータに変更があった旨を報知する。具体的には、制御部14は、メインモニタ20や表示パネル11aに、変更があった第2種パラメータの設定項目を表示する。また、第2種パラメータに変更があった旨が、音声処理部16により音声を用いて出力される。また、制御部14の指示により、イルミネーション18に所定の点灯パターンを点灯させることで、第2種パラメータに変更があった旨が報知されてもよい。
次のS110では、制御部14は、変更された第2種パラメータの設定値を元に戻すための特定の操作が入力されたか否かを判定する。この特定の操作の手順としては、入力表示部11に特定のアイコンを表示させて、その表示された特定のアイコンに対して、あるパターンの操作(例えば、一定時間以上長押し)を行うといった操作が一例に挙げられる。特定の操作が入力された場合(S110:YES)、制御部14はS112に進む。
S112では、制御部14は、パラメータ記憶部15における変更された第2種パラメータを、HDD13に保存されている基準設定値、又は、通信ネットワークを介してセンタサーバ30から取得した自身のカラオケ装置1に対応する基準設定値で示される値に戻す。第2種パラメータの設定値を元に戻した後、制御部14はS100に戻る。
一方、S110で特定の操作が一定時間入力されなかった場合(S110:NO)、制御部14はS100に戻る。この場合、第2種パラメータの設定値の変更がそのまま反映され、変更された第2種パラメータの設定値がカラオケ装置1の動作に用いられる。
[効果]
上記実施形態のカラオケ装置1によれば、以下の効果を奏する。
カラオケ装置1のソフトリブート(再起動)に伴い第1種パラメータが初期化されたタイミングで、ソフトリブートで初期化されない第2種パラメータに何らかの変更があった場合、その旨をカラオケ装置1の使用者に対して報知できる。これにより、管理者の意図ではない第2種パラメータの不正な変更がなされていても、ソフトリブート時に管理者がすぐに把握することができる。そのため、カラオケ装置1において、不本意な設定値が継続して用いられることを防止できる。
上記実施形態のカラオケ装置1によれば、以下の効果を奏する。
カラオケ装置1のソフトリブート(再起動)に伴い第1種パラメータが初期化されたタイミングで、ソフトリブートで初期化されない第2種パラメータに何らかの変更があった場合、その旨をカラオケ装置1の使用者に対して報知できる。これにより、管理者の意図ではない第2種パラメータの不正な変更がなされていても、ソフトリブート時に管理者がすぐに把握することができる。そのため、カラオケ装置1において、不本意な設定値が継続して用いられることを防止できる。
また、ソフトリブートのときに第2種パラメータの変更が発覚した場合、管理者から変更の許否の意思を受付けた上で、変更された第2種パラメータを元の設定値に戻すことができる。このような構成により、たとえ第2種パラメータにおいて不正な変更がなされたとしても、第2種パラメータを元の設定値に簡単に戻すことができるので便利である。
[特許請求の範囲に記載の構成との対応]
実施形態のカラオケ装置1の構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。パラメータ記憶部15が、第1記憶手段に相当する。HDD13が、第2記憶手段に相当する。制御部14が、再起動手段(S102)、初期化手段(S104)、判定手段(S106)、報知手段(S108)、再設定手段(S112)に相当する。制御部14、操作パネル10、及び、入力表示部11が、設定手段に相当する。
実施形態のカラオケ装置1の構成と、特許請求の範囲に記載の構成との対応は次のとおりである。パラメータ記憶部15が、第1記憶手段に相当する。HDD13が、第2記憶手段に相当する。制御部14が、再起動手段(S102)、初期化手段(S104)、判定手段(S106)、報知手段(S108)、再設定手段(S112)に相当する。制御部14、操作パネル10、及び、入力表示部11が、設定手段に相当する。
1…カラオケ装置、10…操作パネル、11…入力表示部、11a…表示パネル、11b…タッチパネル、12…映像処理部、13…ハードディスクドライブ(HDD)、14…制御部、15…パラメータ記憶部、16…音声処理部、17…通信インタフェース、18…イルミネーション、20…メインモニタ、30…センタサーバ。
Claims (8)
- カラオケ装置の動作に関する複数種類のパラメータを記憶する第1記憶手段と、
カラオケ装置を再起動する再起動手段と、
前記再起動手段により再起動が行われたときに、前記第1記憶手段に記憶されているパラメータの中で、所定の第1種パラメータを初期化する初期化手段と、
前記初期化手段による初期化が行われた後で、前記第1記憶手段に記憶されているパラメータの中で、所定の基準設定値から変更されているパラメータがあるかを判定する判定手段と、
前記判定手段により、前記基準設定値から変更されているパラメータがあると判定された場合、パラメータが変更されていることを報知する報知手段と、
を備えることを特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1に記載のカラオケ装置において、
前記第1記憶手段に記憶されているパラメータであって、前記第1種パラメータとは異なる所定の第2種パラメータについて、前記カラオケ装置の管理者により設定された基準設定値を記憶する第2記憶手段を更に備え、
前記判定手段は、前記初期化手段による初期化が行われた後で、前記第1記憶手段に記憶されている第2種パラメータの中で、前記第2記憶手段に記憶されている基準設定値から変更されている第2種パラメータがあるかを判定し、
前記報知手段は、前記判定手段により、前記基準設定値から変更されている第2種パラメータがあると判定された場合、前記第2種パラメータが変更されていることを報知すること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項2に記載のカラオケ装置において、
前記報知手段により、前記第2種パラメータが変更されたことが報知された後に、前記第2記憶手段に記憶されている基準設定値に基づいて、前記第1記憶手段に記憶されている第2種パラメータを再設定する再設定手段を更に備えること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項2又は請求項3に記載のカラオケ装置において、
前記第1種パラメータは、前記カラオケ装置の音量に関するパラメータであり、
前記第2種パラメータは、前記カラオケ装置の音質、音響、又は、カラオケ曲のガイドメロディに関するパラメータであること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載のカラオケ装置において、
前記第1種パラメータは、前記カラオケ装置の音量に関するパラメータであり、
前記第2種パラメータは、前記カラオケ装置のイルミネーションに関するパラメータであること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のカラオケ装置において、
前記再起動手段は、前記再起動の処理として、前記カラオケ装置におけるユーザのログインに関する情報を記憶したメモリ領域、又は、カラオケ曲の再生予約に関する情報を記憶したメモリ領域の少なくとも何れかを初期化し、
前記初期化手段は、前記再起動手段により再起動が行われたときに、前記第1記憶手段に記憶されている第1種パラメータを初期化すること
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のカラオケ装置において、
前記再起動手段は、前記再起動としてソフトリブートを行うこと
を特徴とするカラオケ装置。 - 請求項1ないし請求項7の何れか1項に記載のカラオケ装置において、
前記第1記憶手段に記憶されているパラメータを、前記カラオケ装置の使用者が設定するための設定手段を備えること
を特徴とするカラオケ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012190062A JP5522218B2 (ja) | 2012-08-30 | 2012-08-30 | カラオケ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012190062A JP5522218B2 (ja) | 2012-08-30 | 2012-08-30 | カラオケ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014048391A JP2014048391A (ja) | 2014-03-17 |
JP5522218B2 true JP5522218B2 (ja) | 2014-06-18 |
Family
ID=50608147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012190062A Active JP5522218B2 (ja) | 2012-08-30 | 2012-08-30 | カラオケ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5522218B2 (ja) |
-
2012
- 2012-08-30 JP JP2012190062A patent/JP5522218B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014048391A (ja) | 2014-03-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2645685B1 (en) | Method and cell phone for capturing audio file or video file | |
JP4846766B2 (ja) | ゲーム端末 | |
US20060095753A1 (en) | Information processing apparatus and boot control method | |
TWI408672B (zh) | 具有實現歌詞同步顯示功能的電子裝置及其方法 | |
US9595248B1 (en) | Remotely operable bypass loop device and system | |
JP2006301771A (ja) | 情報処理装置および動作制御方法 | |
US20150364122A1 (en) | Music Note Indicating Method And System For Electronic Piano, Mobile Terminal And Electronic Piano | |
JP2008257427A (ja) | 電子機器およびカメラ | |
JP6069680B2 (ja) | ゲーム装置及びゲームプログラム | |
US11991422B2 (en) | Acoustic device, display control method, and display control program | |
JP5522218B2 (ja) | カラオケ装置 | |
JP5294139B2 (ja) | 電子音楽装置及びプログラム | |
TW201340694A (zh) | 情境指令系統以及其運作方法 | |
JP5870831B2 (ja) | 音楽画像表示方法を実現するためのプログラムおよび音楽画像表示装置 | |
KR102341253B1 (ko) | 전자 장치 및 그 제어 방법 | |
JP4089576B2 (ja) | パラメータ設定装置およびパラメータ設定プログラム | |
JP3269443B2 (ja) | 操作子の応答制御方法および操作子の応答制御プログラムを記録した記録媒体および操作子の応答制御装置 | |
US20190019482A1 (en) | Remotely operable sound effect control device and system | |
JP7567867B2 (ja) | 電子機器、方法及びプログラム | |
WO2024217204A1 (zh) | 触觉反馈方法及装置 | |
JP2011039248A (ja) | 携帯型音出力装置、コンピュータプログラムおよび記録媒体 | |
JP3671939B2 (ja) | 信号処理装置及び該装置の制御プログラム | |
JP6559003B2 (ja) | カラオケ装置及びカラオケシステム | |
JP2002258825A (ja) | 情報処理装置及びプログラム選択方法 | |
JP5348173B2 (ja) | 電子情報処理装置及びプログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140311 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140324 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5522218 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |