JP5521739B2 - 通信システム、キャリア側通信装置、基地局装置および通信方法 - Google Patents

通信システム、キャリア側通信装置、基地局装置および通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報通信を行う通信システム、キャリア側通信装置、基地局装置および通信方法に関する。
W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)の3G(3rd Generation)方式による移動通信システムの普及は著しく、屋外の人口カバー率は100%に近い状態となっている。ただし、屋内での人口カバー率は、電波が入りにくい点や、屋内用基地局の運用にコストがかかるなどの理由から、屋外と比べると高いものでは無かった。
一方、近年になって、フェムトセル(Femto Cell)と呼ばれる小型基地局が注目されている。これは、家庭やオフィスでの利用を想定した基地局であり、多くは3G方式に対応している。また、半径数10mの範囲で4ユーザ程度の同時通信が可能であり、価格も安価である。
このようなフェムトセルを、既存の基地局でカバーしきれていない高層ビルや住宅街に配置することで、運用コストを上げずに屋内カバー率を向上させることができる。なお、LTE(Long Term Evolution)方式(3G方式に対応させて3.9G方式とも呼ばれる)に対応したフェムトセルの開発も行われている。
3G方式に対応したフェムトセルでは、上位に対して呼接続用の回線(セッション)を張る際は、3G方式用のセッションとしてIuhと呼ばれるセッションが張られる。また、LTE方式に対応したフェムトセルでは、上位に対してセッションを張る際は、LTE方式用のセッションとしてS1と呼ばれるセッションが張られることになる。
従来技術として、基地局とゲートウェイ間のみにIPsecトンネルを設け、端末と基地局間にはIPsecトンネルを設けないようにすると共に、端末のハンドオフをサポートする技術が提案されている(特許文献1)。また、回線切換要求を発した移動端末にフェムトセルとは別の基地局を指示し、該移動端末とフェムトセルとの無線接続を停止させる技術が提案されている(特許文献2)。さらに、3GのCS端末をIMS網に直接収容し、ベアラプロトコル変換を実現する技術が提案されている(特許文献3)。
特開2009−94651号公報 特開2010−016602号公報 特開2008−205698号公報
3G方式とLTE方式の両方に対応したフェムトセルとして、デュアルフェムトセルが開発されている。デュアルフェムトセルでは、3G方式およびLTE方式の双方の通信方式に対応するために、3G方式およびLTE方式それぞれのゲートウェイ設備に対して、IuhおよびS1のセッションを張ることになる。
ここで、デュアルフェムトセルを有して、3G方式やLTE方式といった複数の通信方式(RAT:Radio Access Technology)で通信を行うシステムにおいて、通信経路の切替機能(冗長回線)を有していない構成でゲートウェイ設備が故障すると、故障したゲートウェイのRATによる通信が確保できないといった問題があった。
すなわち、3G方式の通信とLTE方式の通信とがそれぞれ独立に行われる構成では、いずれかの通信方式に対応するゲートウェイが故障した場合、その故障したゲートウェイの3G方式またはLTE方式の通信に対して通信断が発生してしまう。
このように、互いの通信方式に対して、適切な通信回線切替機能を有していない場合、通信断が生じた際には通信障害を回避することができないため、通信サービスが停止することになる。
また、上記のようなシステムでは、RAT間のゲートウェイの負荷分散ができないといった問題もあった。例えば、3G方式で通信するゲートウェイの負荷が増大した際に、LTE方式で通信しているゲートウェイに負荷を分散させるといったことができず、運用性が低下することになる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、通信断の回避および負荷分散のための通信経路切替を行って通信品質の向上を図った通信システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、通信断の回避および負荷分散のための通信経路切替を行って通信品質の向上を図ったキャリア側通信装置を提供することである。
さらに、本発明の他の目的は、通信断の回避および負荷分散のための通信経路切替を行って通信品質の向上を図った基地局装置を提供することである。
さらにまた、本発明の他の目的は、通信断の回避および負荷分散のための通信経路切替を行って通信品質の向上を図った通信方法を提供することである。
上記課題を解決するために、通信システムが提供される。この通信システムは、第1の通信プロトコルでデータを伝送するための第1の通信セッションによる通信を行う第1の上位ノードと、前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルでデータを伝送するための第2の通信セッションによる通信を行う第2の上位ノードと、前記第1の上位ノードおよび前記第2の上位ノードの制御を行う上位側通信制御部とを含むキャリア側通信装置と、前記第1の上位ノードに対して前記第1の通信セッションを確立して通信を行う第1の通信部と、前記第2の上位ノードに対して前記第2の通信セッションを確立して通信を行う第2の通信部と、前記第1の通信部および前記第2の通信部の制御を行う通信制御部とを含む基地局装置とを備える。また、前記通信制御部および前記上位側通信制御部は、前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行い、前記第1の通信部は、前記第2の通信部と前記第2の上位ノードを介して、前記第2の通信セッションによる迂回転送を行って、前記第1の上位ノードに接続する。
通信品質の向上を図ることが可能になる。
通信システムの構成例を示す図である。 無線通信システムの全体構成例を示す図である。 無線通信システムの全体構成例を示す図である。 3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。 3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。 3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。 3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。 LTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。 LTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。 LTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。 LTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。 3G方式側通信経路を冗長通信経路に使用したLTE方式による通信のシーケンスを示す図である。 LTE方式側通信経路を冗長通信経路に使用した3G方式による通信のシーケンスを示す図である。 通信断通知のデータ形式を示す図である。 通信断通知に対する応答のデータ形式を示す図である。 回線切替要求のデータ形式を示す図である。 回線切替要求に対する応答のデータ形式を示す図である。 セッション数オーバ通知のデータ形式を示す図である。 セッション数オーバ通知に対する応答のデータ形式を示す図である。 冗長通信経路作成要求のデータ形式を示す図である。 冗長通信経路作成要求に対する応答のデータ形式を示す図である。 制御メッセージのデータ形式を示す図である。 Iuhのプロトコルスタックを示す図である。 S1のプロトコルスタックを示す図である。 プロトコルスタックを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は通信システムの構成例を示す図である。通信システム1は、キャリア側通信装置10と基地局装置20を有する。キャリア側通信装置10は、第1の上位ノード13、第2の上位ノード14および上位側通信制御部15を含む。基地局装置20は、第1の通信部21、第2の通信部22および通信制御部23を含む。
第1の上位ノード13は、第1の通信セッションによる通信を行う。第2の上位ノード14は、第2の通信セッションによる通信を行い、第1の上位ノード13と接続する。上位側通信制御部15は、第1の上位ノード13および第2の上位ノード14の制御およびキャリア側通信装置10の全体制御を行う。
第1の通信部21は、第1の上位ノード13に対して第1の通信セッションを確立して通信を行う。第2の通信部22は、第2の上位ノード14に対して第2の通信セッションを確立して通信を行い、第1の通信部21と接続する。通信制御部23は、第1の通信部21および第2の通信部22の制御および基地局装置20全体の制御を行う。
また、通信制御部23および上位側通信制御部15は、第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または第1の通信セッションの数が上限値を超えた場合(セッション数オーバ)は、第1の通信セッションから第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行う。
ここで、第1の通信部21が、第1の通信セッションの通信断を検知した場合、第1の通信部21は、通信制御部23に通信断発生を通知する。通信制御部23では、キャリア側通信装置10および基地局装置20間の制御信号を通信する制御回線を介して、上位側通信制御部15に対して通信断を通知する。
通信制御部23は、第1の通信セッションの通信断発生通知を受信すると、第1の通信セッションから第2の通信セッションへの通信経路切替制御を、第1の通信部21および第2の通信部22に対して行って、迂回転送を実施させる。
また、上位側通信制御部15は、第1の通信セッションの通信断発生通知を受信すると、第1の通信セッションから第2の通信セッションへの通信経路切替制御を、第1の上位ノード13および第2の上位ノード14に対して行って、迂回転送を実施させる。
さらに、第1の上位ノード13が、第1の通信セッションの通信断を検知した場合には、第1の上位ノード13は、上位側通信制御部15に通信断発生を通知する。上位側通信制御部15では、制御回線を介して、通信制御部23に対して通信断を通知する。
上位側通信制御部15は、第1の通信セッションの通信断発生通知を受信すると、第1の通信セッションから第2の通信セッションへの通信経路切替制御を、第1の上位ノード13および第2の上位ノード14に対して行って、迂回転送を実施させる。
また、通信制御部23は、第1の通信セッションの通信断発生通知を受信すると、第1の通信セッションから第2の通信セッションへの通信経路切替制御を、第1の通信部21および第2の通信部22に対して行って、迂回転送を実施させる。
一方、第1の通信部21から第1の上位ノード13へ、第1の通信セッションの確立要求を送信している際に、第1の上位ノード13が第1の通信セッションの確立要求のセッション数オーバ(セッション数が上限値以上)を検知したとする。
この場合、第1の上位ノード13は、上位側通信制御部15にセッション数オーバを通知する。また、上位側通信制御部15では、制御回線を介して、通信制御部23に対してセッション数オーバを通知する。
上位側通信制御部15は、第1の通信セッションのセッション数オーバを認識すると、第1の通信セッションから第2の通信セッションへの通信経路切替制御を、第1の上位ノード13および第2の上位ノード14に対して行って、迂回転送を実施させる。
また、通信制御部23は、第1の通信セッションのセッション数オーバを認識すると、第1の通信セッションから第2の通信セッションへの通信経路切替制御を、第1の通信部21および第2の通信部22に対して行って、迂回転送を実施させる。
次に通信システム1を3G方式およびLTE方式の双方の通信を行う無線通信システムに適用した場合の構成および動作について説明する。図2、図3は無線通信システムの全体構成例を示す図である。無線通信システム1aは、移動体通信キャリア10a(キャリア側通信装置10が含まれる)、デュアルフェムトセル20(基地局装置20に該当)および携帯電話機等のUE(User Equipment)30を備える。
移動体通信キャリア10aは、ネットワーク40を介して、デュアルフェムトセル20と接続する。ネットワーク40は、例えば、Internet網およびIntranet網などのブロードバンドネットワークである(公衆回線を含んでもよい)。また、デュアルフェムトセル20とUE30は、無線で接続する。
なお、UE30は、3G方式およびLTE方式の両方に対応可能な無線通信装置として示しているが、デュアルフェムトセル20には、3G方式のみの通信を行うUEや、LTE方式のみの通信を行うUEも接続する(これらのUEの図示は省略している)。
移動体通信キャリア10aの構成要素について説明する。移動体通信キャリア10aは、UE30に対して通信サ−ビスを提供する。移動体通信キャリア10aは、3Gコアネットワーク11、LTEコアネットワーク12、3GフェムトGW(ゲートウェイ)13、LTEフェムトGW14およびフェムトセルマネジメントサーバ15を備える。
なお、HMS15aと3GフェムトGW13との間、およびHMS15aとLTEフェムトGW14との間にインタフェースを有している。また、3GフェムトGW13およびLTEフェムトGW14同士でインタフェースを有する。
(3Gコアネットワーク11)
3Gコアネットワーク11は、3G方式の通信を終端するコアネットワークであり、MSC(Mobile Switching Center)11aおよびSGSN(Serving General packet radio service Support Node)11bを含む。
MSC11aは、3Gの音声通信を終端/交換するコアノード装置である。なお、MSC11aにおける制御信号をIu−CS C−Planeと呼び、音声のU−Plane信号をIu−CS U−Planeと呼ぶ。
SGSN11bは、3Gのパケット通信を終端するコアノード装置である。なお、SGSN11bにおけるパケット通信の制御信号をIu−CS U−Planeと呼び、パケット通信のU−Plane信号はIu−PS U−Planeと呼ぶ。
(LTEコアネットワーク12)
LTEコアネットワーク12は、LTE方式の通信を終端するコアネットワークであり、MME(Mobile Management Entity)12aおよびS−GW(Serving−GateWay)12bを含む。
MME12aは、LTEのパケット通信の制御信号を終端するコアノード装置である。制御信号をS1−MMEと呼ぶ。S−GW12bは、LTEのパケット通信のU−Plane信号を終端するコアノード装置である。U−Plane信号をS1−Uと呼ぶ。
(3GフェムトGW13)
3GフェムトGW13は、3G方式のフェムトセル(HNB:Home Node B)の通信プロトコルを終端するGW設備である。なお、3G方式に対応したフェムトセルは、HNBと呼ばれる。3GフェムトGW13は、HNB−GW13aおよびHNB−GW向けSeGW(Security GateWay)13bを含む。
HNB−GW13aは、3Gフェムトセル部21との通信を終端し、上位のMSC11aおよびSGSN11bへ信号を転送するGWである。3Gフェムトセル部21とのインタフェース名はIuhであり、音声の制御信号をIuh−CS C−Plane、音声のU−Plane信号をIuh−CS U−Planeと呼ぶ。また、パケット通信の制御信号をIuh−PS C−Plane、パケット通信のU−Plane信号をIuh−PS U−Planeと呼ぶ。
さらに、HNB−GW13aは、LTEフェムトGW14内のHeNB−GW14aとのインタフェースを終端する。さらにまた、フェムトセルマネジメントサーバ15内のHMS15aから送信された回線切替の指示を受信し、回線状態の通知等をHMS15aに対して実施する。
(HNB−GW向けSeGW13b)
HNB−GW向けSeGW13bは、ネットワーク40を介してデュアルフェムトセル20内の3Gフェムトセル部21と通信を行うSeGWである。なお、セキュリティゲートウェイは、一般に、IPsec(Security Architecture for Internet Protocol)のような暗号通信機能が実装されて、プロトコルの異なるネットワーク同士の接続を可能にする。HNB−GW向けSeGW13bは、3Gフェムトセル部21内の回線終端部21aに対してIPsecセッションの確立を実施する。
(LTEフェムトGW14)
LTEフェムトGW14は、LTE方式のフェムトセル(HeNB:Home eNode B)の通信プロトコルを終端するGW設備である。なお、LTE方式に対応したフェムトセルは、HeNBとも呼ばれる。LTEフェムトGW14は、HeNB−GW14aおよびHeNB−GW向けSeGW14bを含む。
HeNB−GW14aは、LTEフェムトセル部22との通信を終端し、上位のMME12a、S−GW12bへ信号を転送するGWである。LTEフェムトセル部22とのインタフェース名はS1であり、パケット通信の制御信号をS1−MME、パケット通信のU−Plane信号をS1−Uと呼ぶ。
また、HeNB−GW14aは、3GフェムトGW13内のHNB−GW13aとのインタフェースを終端する。さらに、フェムトセルマネジメントサーバ15内のHMS15aから送信された回線切替の指示を受信し、回線状態の通知等をHMS15aに対して実施する。
HeNB−GW向けSeGW14bは、ネットワーク40を介してデュアルフェムトセル20内のLTEフェムトセル部22と通信を行うSeGWである。HeNB−GW向けSeGW14bは、LTEフェムトセル部22内の回線終端部22aに対してIPsecセッションの確立を実施する。
(フェムトセルマネジメントサーバ15)
フェムトセルマネジメントサーバ15は、複数台のデュアルフェムトセル20を管理するための保守・管理ノードであり、HMS15aおよびHMS向けSeGW15bを含む。
HMS15aは、デュアルフェムトセル20内のマネジメント部23とTR−069プロトコル等の制御プロトコルを用いて通信を行い、3G方式の通信経路およびLTE方式の通信経路の回線切替等の制御を行う(標準化上のHMS機能についての説明は割愛する)。なお、TR−069は、Broadband Forumにて規定されているCPE WAN Management Protocolである(CPEはCustomer Premises Equipmentの略、WANはWide Area Networkの略)。
HMS向けSeGW15bは、ネットワーク40を介して、マネジメント部23と通信を行うSeGWである。HMS向けSeGW15bは、マネジメント部23内の回線終端部23aに対してIPsecセッションの確立を実施する。
次にデュアルフェムトセル20の構成要素について説明する。デュアルフェムトセル20は、家庭やオフィス、商業施設での利用を想定したもので、3G方式およびLTE方式の双方に対応し、4ユーザ程度の同時通信を可能にする超小型基地局である。
デュアルフェムトセル20は、3Gフェムトセル部21、LTEフェムトセル部22およびマネジメント部23を備える。なお、制御部23bと3Gフェムトセル部21との間、および制御部23bとLTEフェムトセル部22との間にインタフェースを有している。また、3Gフェムトセル部21内のプロトコル終端部21bと、LTEフェムトセル部22内のプロトコル終端部22bとの間にインタフェースを有する。
(3Gフェムトセル部21)
3Gフェムトセル部21は、3G方式の通信に必要な機能を有している機能部であり、回線終端部21a、プロトコル終端部21bおよび無線部21cを含む。
回線終端部21aは、ネットワーク40を介して、上位の3GフェムトGW13内のHNB−GW13aと通信を行うためのSeGWである。回線終端部21aは、3GフェムトGW13内のHNB−GW向けSeGW13bに対してIPsecセッションの確立を実施する。
プロトコル終端部21bは、Iuhインタフェースのプロトコルを終端する機能部である。具体的にはIuh−CS C−Plane、Iuh−CS U−Plane、Iuh−PS C−Plane、Iuh−PS U−Planeを終端する。
また、LTEフェムトセル部22内のプロトコル終端部22bとの間で、HNBとHeNB間とのインタフェースを終端する。さらに、マネジメント部23内の制御部23bから送信された回線切替指示を受信し、回線状態の通知等を制御部23bへ実施する。
無線部21cは、3G方式およびLTE方式の両方に対応するUE30や、通常の3G方式対応UEとの間で、3G方式による無線通信を行う機能部である。この無線インタフェースは3GPP、Uuと呼ばれる(詳細は割愛する)。
(LTEフェムトセル部22)
LTEフェムトセル部22は、LTE方式の通信に必要な機能を有している機能部であり、回線終端部22a、プロトコル終端部22bおよび無線部22cを含む。
回線終端部22aは、ネットワーク40を介して、上位のLTEフェムトGW14内のHeNB−GW14aと通信を行うためのSeGWである。回線終端部22aは、LTEフェムトGW14内のHeNB−GW向けSeGW14bに対してIPsecセッションの確立を実施する。
プロトコル終端部22bは、S1インタフェースのプロトコルを終端する機能部である。具体的にはS1−MME、S1−Uを終端する。また、3Gフェムトセル部21内のプロトコル終端部21bとの間でHNBとHeNB間のインタフェースを終端する。さらに、マネジメント部23内の制御部23bから送信された回線切替指示を受信し、回線状態の通知等を制御部23bに実施する。
無線部22cは、3G方式およびLTE方式の両方に対応するUE30や、通常のLTE方式対応UEとの間で、LTE方式による無線通信を行う機能部である。この無線インタフェースは3GPP上、LTE−Uuと呼ばれる(詳細は割愛する)。
(マネジメント部23)
マネジメント部23は、上位のフェムトセルマネジメントサーバ15とTR−069プロトコル等を用いて通信を行い、回線状態の通知や回線切替の指示を受ける。さらに、3Gフェムトセル部21およびLTEフェムトセル部22へ回線切替指示を送信し、応答である回線状態の取得等を実施する。
回線終端部23aは、ネットワーク40を介して、上位のフェムトセルマネジメントサーバ15内のHMS15aと通信を行うためのSeGWである。回線終端部23aは、フェムトセルマネジメントサーバ15のHMS向けSeGW15bに対してIPsecセッションの確立を実施する。
制御部23bは、3Gフェムトセル部21内のプロトコル終端部21bおよびLTEフェムトセル部22内のプロトコル終端部22bと通信を行い、3G方式およびLTE方式の回線切替等の制御を行う。
次にUE30の構成要素について説明する。UE30は、ユーザがデュアルフェムトセル20を用いて通信する際のUEの一形態である。このUE30の他に、3G方式専用UE、LTE方式専用UEがある。これらのUEを用いることで、ネットワーク40を介して音声等の通信を行うことが可能である。UE30は、3G通信部31、LTE通信部32および上位アプリケーション33を含む。
(3G通信部31)
3G通信部31は、3G方式での通信を行う機能部であり、無線部31aを含む。無線部31aは、3G方式の無線IF Uuを終端する(詳細は割愛する)。
(LTE通信部32)
LTE通信部32は、LTE方式での通信を行う機能部であり、無線部32aを含む。無線部32aは、LTE方式の無線IF LTE−Uuを終端する(詳細は割愛する)。
(上位アプリケーション33)
上位アプリケーション33は、無線レイヤより上位の処理を行う機能部である(詳細は割愛する)。
次に無線通信システム1aの動作について詳しく説明する。無線通信システム1aでは、デュアルフェムトセル20およびHNB−GW13a、HeNB−GW14aに通信断の検知機能を設け、HMS15aを介した通信により、通信経路の切替を実現する。
また、HMS15aにて3GフェムトGW13、LTEフェムトGW14の通信トラフィック量を取得する機能を設け、接続不可の場合に負荷量の少ないGW側に通信経路の切替を行うことで負荷分散を実現する。
無線通信システム1aにおいては、通信断の検知にもとづく通信経路切替、セッション数オーバにもとづく通信経路切替および冗長通信経路の設定に関する動作がある。
LTEから3Gの通信経路に切り替える場合には、以下の(1)〜(3)の動作項目がある。(1)デュアルフェムトセル20が通信断を検知したときの3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信、(2)HeNB−GW14aが通信断を検知したときの3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信、(3)HeNB−GW14aまたはHeNB−GW向けSeGW14bがセッション数オーバのときの3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信。
また、3GからLTEの通信経路に切り替える場合には、以下の(4)〜(6)の動作項目がある。(4)デュアルフェムトセル20が通信断を検知したときのLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信、(5)HNB−GW13aが通信断を検知したときのLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信、(6)HNB−GW13aまたはHNB−GW向けSeGW13bがセッション数オーバのときのLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信。
さらに、冗長通信経路の設定については以下の(7)、(8)の動作項目がある。(7)3G方式側通信経路を冗長通信経路に使用したLTE方式による通信、(8)LTE方式側通信経路を冗長通信経路に使用した3G方式による通信。以下、各項目について説明する。
(1)デュアルフェムトセル20が通信断を検知したときの3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信
図4は3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。デュアルフェムトセル20が通信断を検知したときの通信経路切替(LTE→3G)シーケンスである。
〔S1〕LTEフェムトセル部22のプロトコル終端部22bが通信断を検知する。
〔S2〕プロトコル終端部22bがマネジメント部23の制御部23bに対し通信断を通知する。
〔S3〕制御部23bは、HMS15aに通信断通知を転送し、HMS15aは、HNB−GW13aおよびHeNB−GW14aに回線切替要求を送信する。
〔S4〕制御部23bは、プロトコル終端部21bに対し回線切替要求を送信する。
〔S5a〕プロトコル終端部22bは、プロトコル終端部21bに対しHeNB−GW14a向けの上りパケットを送信する。
〔S5b〕プロトコル終端部21bは、上記のパケットをIuhパケットにカプセリングし、HNB−GW13aに送信する
〔S5c〕HNB−GW13aは、上記パケットをデカプセリングし、HeNB−GW14aに転送する。
〔S5d〕下りパケットについても同様に、HeNB−GW14a→HNB−GW13a→プロトコル終端部21b→プロトコル終端部22bと送信する。
上記のような、LTEフェムトセル部22が通信断を検知した場合に、3G方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、LTE方式の通信の継続を実現することが可能になる。
(2)HeNB−GW14aが通信断を検知したときの3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信
図5は3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。HeNB−GW14aが通信断を検知したときの通信経路切替(LTE→3G)シーケンスである。
〔S11〕HeNB−GW14aが通信断を検知する。
〔S12〕HeNB−GW14aがHMS15aに対し通信断を通知する。
〔S13〕HMS15aは、制御部23bに通信断通知を転送し、制御部23bは、プロトコル終端部21b、プロトコル終端部22bに回線切替要求を送信する。
〔S14〕HMS15aは、HNB−GW13aに対し回線切替要求を送信する。以降の動作は、図4のステップS5a〜S5dの動作と同じである。
上記のような、HeNB−GW14aが通信断を検知した場合に、3G方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、LTE方式の通信の継続を実現することが可能になる。
(3)HeNB−GW14aまたはHeNB−GW向けSeGW14bがセッション数オーバのときの3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信
図6は3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。HeNB−GW14aがセッション数オーバを検知したときの通信経路切替(LTE→3G)シーケンスを示している。
〔S21a〕HeNB−GW14aが、プロトコル終端部22bから送信されHeNB−GW向けSeGW14bから通知されたセッション確立要求に対し、セッション数オーバ(または合計トラフィック量が上限値以上を含む)を検知する。
〔S22a〕HeNB−GW14aは、HMS15aにセッション数オーバを通知し、HMS15aは、制御部23bにセッション数オーバを通知する。以降の動作は、図5のステップS13以降の内容と同じである。
上記のような、HeNB−GW14aがセッション数オーバの場合に、3G方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、負荷分散が行われてLTE方式の通信の継続を実現することが可能になる。
図7は3G方式側通信経路を使用したLTE方式の通信のシーケンスを示す図である。HeNB−GW向けSeGW14bがセッション数オーバを検知したときの通信経路切替(LTE→3G)シーケンスを示している。
〔S21b〕HeNB−GW向けSeGW14bが回線終端部22aからのセッション確立要求に対し、セッション数オーバ(または合計トラフィック量が上限値以上等)を検知する。
〔S22b〕HeNB−GW向けSeGW14bは、HMS15aにセッション数オーバを通知し、HMS15aは、制御部23bにセッション数オーバを通知する。以降の動作は、図5のステップS13以降の内容と同じである。
上記のような、HeNB−GW向けSeGW14bがセッション数オーバの場合に、3G方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、負荷分散が行われてLTE方式の通信の継続を実現することが可能になる。
(4)デュアルフェムトセル20が通信断を検知したときのLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信
図8はLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。デュアルフェムトセル20が通信断を検知したときの通信経路切替(3G→LTE)シーケンスを示している。
〔S31〕3Gフェムトセル部21のプロトコル終端部21bが通信断を検知する。
〔S32〕プロトコル終端部21bがマネジメント部23内の制御部23bに対し通信断を通知する。
〔S33〕制御部23bは、HMS15aに通信断通知を転送し、HMS15aは、HeNB−GW14aおよびHNB−GW13aに回線切替要求を送信する。
〔S34〕制御部23bは、プロトコル終端部22bに対し回線切替要求を送信する。
〔S35a〕プロトコル終端部21bは、プロトコル終端部22bに対しHNB−GW13a向けの上りパケットを送信する。
〔S35b〕プロトコル終端部22bは、上記のパケットをS1パケットにカプセリングし、HeNB−GW14aに送信する。
〔S35c〕HeNB−GW14aは、上記パケットをデカプセリングし、HNB−GW13aに転送する。
〔S35d〕下りパケットについても同様に、HNB−GW13a→HeNB−GW14a→プロトコル終端部22b→プロトコル終端部21bと送信する。
上記のような、3Gフェムトセル部21が通信断を検知した場合に、LTE方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、3G方式の通信の継続を実現することが可能になる。
(5)HNB−GW13aが通信断を検知したときのLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信
図9はLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。HNB−GW13aが通信断を検知したときの通信経路切替(3G→LTE)シーケンスを示している。
〔S41〕HNB−GW13aが通信断を検知する。
〔S42〕HNB−GW13aがHMS15aに対し通信断を通知する。
〔S43〕HMS15aは、制御部23bに通信断通知を転送し、制御部23bは、プロトコル終端部22b、プロトコル終端部21bに回線切替要求を送信する。
〔S44〕HMS15aは、HeNB−GW14aに対し回線切替要求を送信する。以降の動作は、図8のステップS35a〜S35dの内容と同じである。
上記のような、HNB−GW13aが通信断を検知した場合に、LTE方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、3G方式の通信の継続を実現することが可能になる。
(6)HNB−GW13aまたはHNB−GW向けSeGW13bがセッション数オーバのときのLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信
図10はLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。HNB−GW13aがセッション数オーバを検知したときの通信経路切替(3G→LTE)シーケンスを示している。
〔S51a〕HNB−GW13aが、回線終端部21aから送信されHNB−GW向けSeGW13bから通知されたセッション確立要求に対し、セッション数オーバ(または合計トラフィック量が上限値以上等)を検知する。
〔S52a〕HNB−GW13aは、HMS15aにセッション数オーバを通知し、HMS15aは、制御部23bにセッション数オーバを通知する。以降の動作は、図9のステップS43以降の内容と同じである。
上記のような、HNB−GW13aがセッション数オーバの場合に、LTE方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、負荷分散が行われて3G方式の通信の継続を実現することが可能になる。
図11はLTE方式側通信経路を使用した3G方式の通信のシーケンスを示す図である。HNB−GW向けSeGW13bがセッション数オーバを検知したときの通信経路切替(3G→LTE)シーケンスを示している。
〔S51b〕HNB−GW向けSeGW13bが回線終端部21aからのセッション確立要求に対し、セッション数オーバ(または合計トラフィック量が上限値以上等)を検知する。
〔S52b〕HNB−GW向けSeGW13bは、HMS15aにセッション数オーバを通知し、HMS15aは、制御部23bにセッション数オーバを通知する。
以降の動作は、図9のステップS43以降の内容と同じである。
上記のような、HNB−GW向けSeGW13bがセッション数オーバの場合に、LTE方式の通信経路を用いて通信を可能にすることで、負荷分散が行われて3G方式の通信の継続を実現することが可能になる。
(7)3G方式側通信経路を冗長通信経路に使用したLTE方式による通信
図12は3G方式側通信経路を冗長通信経路に使用したLTE方式による通信のシーケンスを示す図である。
〔S61〕デュアルフェムトセル20が起動し、プロトコル終端部22bがHeNB−GW14aとのLTE通信を開始する。
〔S62〕プロトコル終端部22bがマネジメント部23の制御部23bに対し冗長通信経路作成要求を通知する。
〔S63〕制御部23bは、HMS15aに冗長通信経路作成要求を転送し、HMS15aは、HNB−GW13aおよびHeNB−GW14aに冗長通信経路作成要求を送信する。
〔S64〕制御部23bは、プロトコル終端部21bに対し冗長通信経路作成要求を送信する。
〔S65a〕プロトコル終端部22bは、プロトコル終端部21bに対しHeNB−GW14a向けの上りパケットを送信する(同一のパケットを3G通信経路でも送信)。
〔S65b〕プロトコル終端部21bは、上記のパケットをIuhパケットにカプセリングし、HNB−GW13aに送信する。
〔S65c〕HNB−GW13aは、上記パケットをデカプセリングし、HeNB−GW14aに転送する。
〔S65d〕下りパケットについても同様に、HeNB−GW14a→HNB−GW13a→プロトコル終端部21b→プロトコル終端部22bと送信する。
このように、デュアルフェムトセル20が起動して、LTE通信が開始したときに、3G側の通信経路も確立して、3GおよびLTEの両方の通信経路を介して、移動体通信キャリア10aとデュアルフェムトセル20との間で、LTEに関するパケットの通信を行う構成とした。
これにより、3G方式側通信経路も使用することで、LTE方式側通信経路を冗長化することができるので、LTE方式の通信経路が切断された場合にも通信の継続を実現することが可能になる。また、同一のパケットを、通常の通信経路と通信断時に生成する通信経路との2経路から送信することで、通信断等の場合に復旧速度を向上させることが可能になる。
(8)LTE方式側通信経路を冗長通信経路に使用した3G方式による通信
図13はLTE方式側通信経路を冗長通信経路に使用した3G方式による通信のシーケンスを示す図である。
〔S71〕デュアルフェムトセル20が起動し、プロトコル終端部21bがHNB−GW13aとの3G通信を開始する。
〔S72〕プロトコル終端部21bがマネジメント部23の制御部23bに対し冗長通信経路作成要求を通知する。
〔S73〕制御部23bは、HMS15aに冗長通信経路作成要求を転送し、HMS15aは、HeNB−GW14aおよびHNB−GW13aに冗長通信経路作成要求を送信する。
〔S74〕制御部23bは、プロトコル終端部22bに対し冗長通信経路作成要求を送信する。
〔S75a〕プロトコル終端部21bは、プロトコル終端部22bに対しHNB−GW13a向けの上りパケットを送信する(同一のパケットをLTE通信経路でも送信)。
〔S75b〕プロトコル終端部22bは、上記のパケットをS1パケットにカプセリングし、HeNB−GW14aに送信する。
〔S75c〕HeNB−GW14aは、上記パケットをデカプセリングし、HNB−GW13aに転送する。
〔S75d〕下りパケットについても同様に、HNB−GW13a→HeNB−GW14a→プロトコル終端部22b→プロトコル終端部21bと送信する。
このように、デュアルフェムトセル20が起動して、3G通信が開始したときに、LTE側の通信経路も確立して、3GおよびLTEの両方の通信経路を介して、移動体通信キャリア10aとデュアルフェムトセル20との間で、3Gに関するパケットの通信を行う構成とした。
これにより、LTE方式側通信経路を使用することで、3G方式側通信経路を冗長化することができるので、3G方式の通信経路が切断された場合にも通信の継続を実現することが可能になる。また、同一のパケットを、通常の通信経路と通信断時に生成する通信経路との2経路から送信することで、通信断等の場合に復旧速度を向上させることが可能になる。
次に各種メッセージのデータ形式(メッセージフォーマット)について説明する。図14は通信断通知のデータ形式を示す図である。通信断通知メッセージm1は、項目として、メッセージ名、通信断ノード名、フェムトセル側接続情報およびフェムトGW側接続情報を有する。
各項目の例としては、メッセージ名は、通信断通知と記載し、通信断ノード名は、HeNB−GW、HNB−GW、3Gフェムトセル、LTEフェムトセルのいずれかを記載する。フェムトセル側接続情報は、フェムトセルの接続設定情報として、IP(Internet Protocol)アドレス、ポート番号、SCTP(Stream Control Transmission Protocol)のポイントコード、GTP−U(GPRS(General Packet Radio Service) Tunneling Protocol−User plane)のTEID(Tunnel Endpoint Identifier)等を必要な分だけ記載する。フェムトGW側接続情報は、フェムトGWの接続設定情報として、IPアドレス、ポート番号、SCTPのポイントコード、GTP−UのTEID等を必要な分だけ記載する。
図15は通信断通知に対する応答のデータ形式を示す図である。通信断通知応答メッセージm1rは、項目として、メッセージ名、自ノード名および接続結果を有する。
各項目の例として、メッセージ名は、通信断通知に対する応答と記載し、自ノード名は、HeNB−GW、HNB−GW、3Gフェムトセル、LTEフェムトセル、HMSのいずれかを記載する。接続結果は、成功、失敗のいずれかを記載する。
図16は回線切替要求のデータ形式を示す図である。回線切替要求メッセージm2は、項目として、メッセージ名、通信断ノード名、フェムトセル側接続情報およびフェムトGW側接続情報を有する。
各項目の例として、メッセージ名は、回線切替要求と記載し、通信断ノード名は、HeNB−GW、HNB−GW、3Gフェムトセル、LTEフェムトセルのいずれかを記載する。
フェムトセル側接続情報は、フェムトセルの接続設定情報として、IPアドレス、ポート番号、SCTPのポイントコード、GTP−UのTEID等を必要な分だけ記載する。フェムトGW側接続情報は、フェムトGWの接続設定情報として、IPアドレス、ポート番号、SCTPのポイントコード、GTP−UのTEID等を必要な分だけ記載する。
なお、回線切替要求メッセージm2は、通信断通知またはセッション数オーバ通知を受信したHMS15aまたは制御部23bが送信するものである。したがって、フェムトセル側接続情報およびフェムトGW側接続情報の値は、直前に受信した通信断通知またはセッション数オーバ通知の設定内容を用いる。
図17は回線切替要求に対する応答のデータ形式を示す図である。回線切替要求応答メッセージm2rは、項目として、メッセージ名、自ノード名、接続結果を有する。
各項目の例として、メッセージ名は、回線切替要求に対する応答と記載し、自ノード名は、自身のノード名をHeNB−GW、HNB−GW、3Gフェムトセル、LTEフェムトセル、HMSのいずれかを記載する。接続結果は、成功、失敗のいずれかを記載する。
図18はセッション数オーバ通知のデータ形式を示す図である。セッション数オーバ通知メッセージm3は、項目として、メッセージ名、送信ノード名、送信理由、フェムトセル側接続情報およびフェムトGW側接続情報を有する。
各項目の例として、メッセージ名は、セッション数オーバ通知と記載し、送信ノード名は、HeNB−GW、HNB−GW、HNB−GW 向けSeGW、HeNB−GW 向けSeGWのいずれかを記載する。送信理由は、セッション数オーバ、合計トラフィック量が上限値以上のいずれか、またはその他の内容を記載する。
フェムトセル側接続情報は、フェムトセルの接続設定情報として、IPアドレス、ポート番号、SCTPのポイントコード、GTP−UのTEID等を必要な分だけ記載する。フェムトGW側接続情報は、フェムトGWの接続設定情報として、IPアドレス、ポート番号、SCTPのポイントコード、GTP−UのTEID等を必要な分だけ記載する。
図19はセッション数オーバ通知に対する応答のデータ形式を示す図である。セッション数オーバ通知応答メッセージm3rは、項目として、メッセージ名、自ノード名、接続結果を有する。
各項目の例として、メッセージ名は、セッション数オーバ通知に対する応答と記載し、自ノード名は、自身のノード名をHeNB−GW、HNB−GW、3Gフェムトセル、LTEフェムトセル、HMSのいずれかを記載する。接続結果は、成功、失敗のいずれかを記載する。
図20は冗長通信経路作成要求のデータ形式を示す図である。冗長通信経路作成要求メッセージm4は、項目として、メッセージ名、送信ノード名、フェムトセル側接続情報およびフェムトGW側接続情報を有する。
各項目の例として、メッセージ名は、冗長通信経路作成要求と記載し、送信ノード名は、HeNB−GW、HNB−GW、3Gフェムトセル、LTEフェムトセルのいずれかを記載する。
フェムトセル側接続情報は、フェムトセルの接続設定情報として、IPアドレス、ポート番号、SCTPのポイントコード、GTP−UのTEID等を必要な分だけ記載する。フェムトGW側接続情報は、フェムトGWの接続設定情報として、IPアドレス、ポート番号、SCTPのポイントコード、GTP−UのTEID等を必要な分だけ記載する。
図21は冗長通信経路作成要求に対する応答のデータ形式を示す図である。冗長通信経路作成要求応答メッセージm4rは、項目として、メッセージ名、自ノード名、接続結果を有する。
各項目の例として、メッセージ名は、冗長通信経路作成要求に対する応答と記載し、自ノード名は、HeNB−GW、HNB−GW、3Gフェムトセル、LTEフェムトセル、HMSのいずれかを記載する。接続結果は、成功、失敗のいずれかを記載する。
図22は制御メッセージのデータ形式を示す図である。HMS15aと制御部23b間は3GPP標準化上、TR−069プロトコルを使用することになっているため、TR−069の制御メッセージを用いる。図22では、通信断通知、通信断通知に対する応答、冗長通信経路作成要求、冗長通信経路作成要求に対する応答の通知方法として、TR−069のInformメッセージm5のデータ形式を示している。
Informメッセージm5は、項目として、DeviceId、Event、MaxEnvelopes、CurrentTime、RetryCountおよびParameterListを有する。各項目の例として、DeviceIdには、3G方式およびLTE方式デュアルフェムトセルの装置IDを記載する。Eventには、4(VALUE CHANGE)等を記載する。MaxEnvelopesは、1固定である。CurrentTimeには、送信時刻を記載する。RetryCountは、任意の値で可であり、ParameterListには、通信断通知、通信断通知に対する応答、冗長通信経路作成要求、冗長通信経路作成要求に対する応答のいずれかを記載する。
以上、各種メッセージのデータ形式について説明したが、上記以外のデータ形式については、本発明に関わる新規経路上を送受信され、特に3GPP標準化上の規定が無いため、任意のデータ形式を用いてよい。
次にプロトコルスタックについて説明する。図23はIuhのプロトコルスタックを示す図である。太枠箇所は既存と異なるスタックを示す。Iuhは、Iu−CS C−Plane(既存システムと同様)、Iu−CS U−Plane(既存システムと同様)、Iu−PS C−Plane(既存システムと同様)、Iu−PS U−Plane(既存システムと同様)、S1−MME over IuhおよびS1−U over Iuhの各プロトコルスタックを有する。
Iu−CS C−PlaneおよびIu−PS C−Planeは、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet(登録商標)、IP、SCTP、RUA(RANAP User Adaptation layer)、RANAP(Radio Access Network Application Part)、MM(Mobility Management)、CC(Call Control)といったスタック構成を有する。
Iu−CS U−Planeは、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、UDP(User Datagram Protocol)、RTP(Real Time Transport Protocol)、IuUP(Iu User Plane)、DATAといったスタック構成を有する。
Iu−PS U−PlaneおよびS1−U over Iuhは、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、UDP、GTP−U、IP、DATA、DATAといったスタック構成を有する。
S1−MME over Iuhは、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、SCTP、RUA、S1−AP、GMM/SM(GPRS Mobility Management/Session Management)といったスタック構成を有する。
図24はS1のプロトコルスタックを示す図である。太枠箇所は既存と異なるスタックを示す。S1は、S1−MME、S1−U(既存システムと同様)、Iuh−CS C−Plane over S1、Iuh−CS U−Plane over S1、Iuh−PS C−Plane over S1、Iuh−PS U−Plane over S1(S1−Uと同様)の各プロトコルスタックを有する。
S1−MMEは、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、SCTP、S1−AP、GMM/SMといったスタック構成を有する。
S1−UおよびIuh−PS U−Plane over S1は、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、UDP、GTP−U、IP、DATA、DATAといったスタック構成を有する。
Iuh−CS C−Plane over S1およびIuh−PS C−Plane over S1は、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、SCTP、S1−AP、RUA、RANAP、MM、CCといったスタック構成を有する。
Iuh−CS U−Plane over S1は、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、UDP、GTP−U、RTP、IuUP、DATAといったスタック構成を有する。
図25はプロトコルスタックを示す図である。HMS15aと制御部23b間の制御インタフェースのプロトコルスタックを示している。制御インタフェースであるTR−069は、下位レイヤから上位レイヤに向かって、Ethernet、IP、TCP(Transmission Control Protocol)、SSL/TLS(The SSL Protocol, Version 3.0/RFC 2246, The TLS Protocol, Version 1.0)、HTTP(RFC 2616, Hypertext Transfer Protocol)、SOAP(Simple Object Access Protocol)、RPC(Remote Procedure Call) Methods、DATAといったスタック構成を有する。
以上、実施の形態を例示したが、実施の形態で示した各部の構成は同様の機能を有する他のものに置換することができる。また、他の任意の構成物や工程が付加されてもよい。
(付記1) 第1の通信セッションによる通信を行う第1の上位ノードと、第2の通信セッションによる通信を行う第2の上位ノードと、前記第1の上位ノードおよび前記第2の上位ノードの制御を行う上位側通信制御部とを含むキャリア側通信装置と、
前記第1の上位ノードに対して前記第1の通信セッションを確立して通信を行う第1の通信部と、前記第2の上位ノードに対して前記第2の通信セッションを確立して通信を行う第2の通信部と、前記第1の通信部および前記第2の通信部の制御を行う通信制御部とを含む基地局装置と、
を備え、
前記通信制御部および前記上位側通信制御部は、前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行う、
ことを特徴とする通信システム。
(付記2) 前記第1の通信部と前記第1の上位ノードとの間で、前記第1の通信セッションが確立されて通信が開始したことを契機にして、
前記通信制御部は、前記第1の通信セッションに関する信号を、前記第2の通信セッションを介して前記第2の上位ノードへ送信させることで、同一信号を前記第1の通信セッションおよび前記第2の通信セッションの2経路から送信させ、
前記上位側通信制御部は、前記第1の通信セッションに関する信号を、前記第2の通信セッションを介して前記第2の通信部へ送信させることで、同一信号を前記第1の通信セッションおよび前記第2の通信セッションの2経路から送信させる、
ことを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記3) 前記第2の通信部は、前記第1の通信セッションに関する信号を前記第2の通信セッションでカプセリングして前記第2の上位ノードへ送信し、
前記第2の上位ノードは、前記第1の通信セッションに関する信号を前記第2の通信セッションでカプセリングして前記第2の通信部へ送信する、
ことを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記4) 上位キャリアに位置するキャリア側通信装置において、
基地局に対して第1の通信セッションによる通信を行う第1の上位ノードと、
前記基地局に対して第2の通信セッションによる通信を行う第2の上位ノードと、
前記第1の上位ノードおよび前記第2の上位ノードの制御を行う上位側通信制御部と、
を備え、
前記上位側通信制御部は、前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行う、
ことを特徴とするキャリア側通信装置。
(付記5) 基地局装置において、
上位キャリアに対して第1の通信セッションを確立して通信を行う第1の通信部と、
前記上位キャリアに対して第2の通信セッションを確立して通信を行う第2の通信部と、
前記第1の通信部および前記第2の通信部の制御を行う通信制御部と、
を備え、
前記通信制御部は、前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行う、
ことを特徴とする基地局装置。
(付記6) キャリア側通信装置と基地局装置との間で通信セッションを確立して通信を行う際の通信方法において、
前記キャリア側通信装置と前記基地局装置との間に、第1の通信セッションおよび第2の通信セッションを確立して通信を行い、
前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行う、
ことを特徴とする通信方法。
(付記7) W−CDMA通信セッションによる通信を行うW−CDMAノードと、LTE通信セッションによる通信を行うLTEノードと、前記W−CDMAノードおよび前記LTEノードの制御を行う上位側通信制御部とを含むキャリア側通信装置と、
前記W−CDMAノードに対して前記W−CDMA通信セッションを確立して通信を行うW−CDMA通信部と、前記LTEノードに対して前記LTE通信セッションを確立して通信を行うLTE通信部と、前記W−CDMA通信部および前記LTE通信部の制御を行う通信制御部とを含む基地局装置と、
を備え、
前記通信制御部および前記上位側通信制御部は、
前記W−CDMA通信セッションの通信断が発生した場合、または前記W−CDMA通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記W−CDMA通信セッションから前記LTE通信セッションへの通信経路の切替制御を行い、
前記LTE通信セッションの通信断が発生した場合、または前記LTE通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記LTE通信セッションから前記W−CDMA通信セッションへの通信経路の切替制御を行う、
ことを特徴とする通信システム。
(付記8) 前記W−CDMA通信部と前記W−CDMAノードとの間で、前記W−CDMA通信セッションが確立されて通信が開始したことを契機にして、
前記通信制御部は、前記W−CDMA通信セッションに関する信号を、前記LTE通信セッションを介して前記LTEノードへ送信させることで、同一信号を前記W−CDMA通信セッションおよび前記LTE通信セッションの2経路から送信させ、
前記上位側通信制御部は、前記W−CDMA通信セッションに関する信号を、前記LTE通信セッションを介して前記LTE通信部へ送信させることで、同一信号を前記W−CDMA通信セッションおよび前記LTE通信セッションの2経路から送信させる、
ことを特徴とする付記7記載の通信システム。
(付記9) 前記LTE通信部と前記LTEノードとの間で、前記LTE通信セッションが確立されて通信が開始したことを契機にして、
前記通信制御部は、前記LTE通信セッションに関する信号を、前記W−CDMA通信セッションを介して前記W−CDMAノードへ送信させることで、同一信号を前記LTE通信セッションおよび前記W−CDMA通信セッションの2経路から送信させ、
前記上位側通信制御部は、前記LTE通信セッションに関する信号を、前記W−CDMA通信セッションを介して前記W−CDMA通信部へ送信させることで、同一信号を前記LTE通信セッションおよび前記W−CDMA通信セッションの2経路から送信させる、
ことを特徴とする付記7記載の通信システム。
(付記10) 前記W−CDMA通信セッションの通信断が生じている場合、または前記W−CDMA通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記LTEノードは、前記W−CDMA通信セッションに関する信号を前記LTE通信セッションでカプセリングして前記基地局装置へ送信し、
前記LTE通信セッションの通信断が生じている場合、または前記LTE通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記W−CDMAノードは、前記LTE通信セッションに関する信号を前記W−CDMA通信セッションでカプセリングして前記基地局装置へ送信する、
ことを特徴とする付記7記載の通信システム。
(付記11) 前記W−CDMA通信セッションの通信断が生じている場合、または前記W−CDMA通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記LTE通信部は、前記W−CDMA通信セッションに関する信号を前記LTE通信セッションでカプセリングして前記キャリア側通信装置へ送信し、
前記LTE通信セッションの通信断が生じている場合、または前記LTE通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記W−CDMA通信部は、前記LTE通信セッションに関する信号を前記W−CDMA通信セッションでカプセリングして前記キャリア側通信装置へ送信する、
ことを特徴とする付記7記載の通信システム。
1 通信システム
10 キャリア側通信装置
13 第1の上位ノード
14 第2の上位ノード
15 上位側通信制御部
20 基地局装置
21 第1の通信部
22 第2の通信部
23 通信制御部

Claims (5)

  1. 第1の通信プロトコルでデータを伝送するための第1の通信セッションによる通信を行う第1の上位ノードと、前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルでデータを伝送するための第2の通信セッションによる通信を行う第2の上位ノードと、前記第1の上位ノードおよび前記第2の上位ノードの制御を行う上位側通信制御部とを含むキャリア側通信装置と、
    前記第1の上位ノードに対して前記第1の通信セッションを確立して通信を行う第1の通信部と、前記第2の上位ノードに対して前記第2の通信セッションを確立して通信を行う第2の通信部と、前記第1の通信部および前記第2の通信部の制御を行う通信制御部とを含む基地局装置と、
    を備え、
    前記通信制御部および前記上位側通信制御部は、前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行い、
    前記第1の通信部は、前記第2の通信部と前記第2の上位ノードを介して、前記第2の通信セッションによる迂回転送を行って、前記第1の上位ノードに接続する、
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1の通信部と前記第1の上位ノードとの間で、前記第1の通信セッションが確立されて通信が開始したことを契機にして、
    前記通信制御部は、前記第1の通信セッションに関する信号を、前記第2の通信セッションを介して前記第2の上位ノードへ送信させることで、同一信号を前記第1の通信セッションおよび前記第2の通信セッションの2経路から送信させ、
    前記上位側通信制御部は、前記第1の通信セッションに関する信号を、前記第2の通信セッションを介して前記第2の通信部へ送信させることで、同一信号を前記第1の通信セッションおよび前記第2の通信セッションの2経路から送信させる、
    ことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 上位キャリアに位置するキャリア側通信装置において、
    基地局に対して第1の通信プロトコルでデータを伝送するための第1の通信セッションによる通信を行う第1の上位ノードと、
    前記基地局に対して前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルでデータを伝送するための第2の通信セッションによる通信を行う第2の上位ノードと、
    前記第1の上位ノードおよび前記第2の上位ノードの制御を行う上位側通信制御部と、
    を備え、
    前記上位側通信制御部は、前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行い、
    前記第1の上位ノードは、前記第2の上位ノードを介した前記第2の通信セッションによる迂回転送によって前記基地局と接続する、
    ことを特徴とするキャリア側通信装置。
  4. 基地局装置において、
    上位キャリアに対して第1の通信プロトコルでデータを伝送するための第1の通信セッションを確立して通信を行う第1の通信部と、
    前記上位キャリアに対して前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルでデータを伝送するための第2の通信セッションを確立して通信を行う第2の通信部と、
    前記第1の通信部および前記第2の通信部の制御を行う通信制御部と、
    を備え、
    前記通信制御部は、前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行い、
    前記第1の通信部は、前記第2の通信部を介して、前記第2の通信セッションによる迂回転送を行って、前記上位キャリアに接続する、
    ことを特徴とする基地局装置。
  5. キャリア側通信装置と基地局装置との間で通信セッションを確立して通信を行う際の通信方法において、
    前記キャリア側通信装置と前記基地局装置との間に、第1の通信プロトコルでデータを伝送するための第1の通信セッションおよび前記第1の通信プロトコルとは異なる第2の通信プロトコルでデータを伝送するための第2の通信セッションを確立して通信を行い、
    前記第1の通信セッションの通信断が発生した場合、または前記第1の通信セッションの数が上限値以上の場合は、前記第1の通信セッションから前記第2の通信セッションへの通信経路の切替制御を行い、
    前記基地局装置は、前記第2の通信セッションによる迂回転送を行って、前記キャリア側通信装置に接続する、
    ことを特徴とする通信方法。
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