JP5520534B2 - シートベルト制御装置 - Google Patents

シートベルト制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5520534B2
JP5520534B2 JP2009174686A JP2009174686A JP5520534B2 JP 5520534 B2 JP5520534 B2 JP 5520534B2 JP 2009174686 A JP2009174686 A JP 2009174686A JP 2009174686 A JP2009174686 A JP 2009174686A JP 5520534 B2 JP5520534 B2 JP 5520534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
frequency
electroencephalogram
belt
collision
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009174686A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011025851A (ja
Inventor
幸則 緑川
Original Assignee
オートリブ ディベロップメント エービー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オートリブ ディベロップメント エービー filed Critical オートリブ ディベロップメント エービー
Priority to JP2009174686A priority Critical patent/JP5520534B2/ja
Publication of JP2011025851A publication Critical patent/JP2011025851A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5520534B2 publication Critical patent/JP5520534B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
  • Measurement And Recording Of Electrical Phenomena And Electrical Characteristics Of The Living Body (AREA)

Description

本発明は、シートベルトの巻き取り又は巻き取り状態にあるシートベルトの送り出しを行うシートベルト制御装置に関する。
近年の車両には、運転者の注意力の低下、又は居眠り運転を検知して、運転者に警告することで、事故を防止する装置が搭載されている。斯かる装置として、例えば検出した運転者の眠気又は注意力の低下の度合いが大きい場合、マイナスイオンを発生させ、座席を振動させ、又はシートベルトのベルト張力を上げる等をして、運転者をリラックスさせる、又は運転者に対して注意を喚起する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−265377号公報
しかしながら、特許文献1は、シートベルトの張力を上げて運転者の眠気を覚まし、事故を未然に防ぐようにしているが、シートベルトが締め付けられることで、運転者が違和感を覚え、運転に支障を来たす場合がある。このような場合、却って事故を引き起こし、衝突などから身体を守るべきシートベルト本来の機能が発揮できないおそれがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、運転者の脳波に応じてシートベルトのベルト張力を制御し、事故を未然に防ぐと共に運転者を適切に保護するシートベルト制御装置を提供することにある。
本発明に係るシートベルト制御装置は、正逆に回転する回転体を駆動する駆動部に、前記回転体の正転又は逆転を指示し、シートベルトの巻き取り又はシートベルトの繰り出しを行うシートベルト制御装置において、運転者の頭部に装着され、該運転者から脳波を検出する脳波検出装置と、該脳波検出装置によって検出された脳波の周波数を随時取得する手段と、前記脳波検出装置を運転者が装着したのち所定時間経過後又は車両が発車するまでに検出された脳波に基づいて、基準周波数を決定する手段と、取得した脳波の周波数が、前記基準周波数に対して下降又は上昇しているか否かを判定する手段と、前記基準周波数に対して周波数が下降している場合、前記回転体が正転及び逆転を繰り返すよう前記駆動部に指示する正逆指示手段と、前記基準周波数に対して周波数が上昇している場合、前記回転体が正転するように前記駆動部に指示する正転指示手段とを備えることを特徴とする。
本発明においては、眠気などにより運転者の脳波の周波数が下降している場合、シートベルトを巻き取る回転体を繰り返し正転及び逆転させることで、シートベルトのベルト張力を高低させる。これにより、運転者を定期的に強く拘束して運転者に刺激を与え、低下した運転者の意識を戻すことができる。また、本発明においては、衝突のおそれなどにより興奮することで運転者の脳波が上昇している場合、回転体を正転させることで、シートベルトのベルト張力を高くする。これにより、運転者をシートに強く拘束することで、衝突しても、衝撃から運転者を保護することができる。
本発明に係るシートベルト制御装置は、前記シートベルト制御装置が装着されている車両の衝突を予測する手段と、衝突の回避が可能又は不可能を判定する手段と、前記基準周波数に対して周波数が下降し、かつ、衝突の回避が不可能であると判定した場合、前記正逆指示手段による前記駆動部への指示を禁止する手段とを更に備え、前記正逆指示手段は、前記基準周波数に対して周波数が下降し、かつ、衝突の回避が不可能であると判定した場合、前記回転体が正転するように前記駆動部に指示することを特徴とする。
本発明においては、車両の衝突の回避が不可能である場合には、回転体を正転させることで、シートベルトのベルト張力を高くする。これにより、運転者をシートに強く拘束することで、衝突しても、衝撃から運転者を保護することができる。
本発明に係るシートベルト制御装置は、前記正逆指示手段は、前記基準周波数に対して周波数が下降し、かつ、衝突の回避が可能であると判定した場合、前記回転体が正転及び逆転を繰り返すよう前記駆動部に指示するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、運転者の脳波の周波数が下降し、車両の衝突の回避が可能である場合に、回転体を繰り返し正転及び逆転させることで、シートベルトのベルト張力を高低させる。これにより、衝突を回避できる可能性がある場合には、意識が低下している運転者に刺激を与えて、衝突する危険が迫っていることを警告することができる。
本発明に係るシートベルト制御装置は、運転者による事故回避操作が行われたか否かを判定する手段をさらに備え、前記正転指示手段は、前記基準周波数に対して周波数が上昇し、かつ、事故回避操作が行われたと判定した場合に、前記回転体が正転するように前記駆動部に指示するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、運転者の脳波が上昇し、運転者が事故回避操作を行った場合、回転体を正転させることで、シートベルトのベルト張力を高くする。これにより、運転者をシートに強く拘束することで、運転者の回避操作による車両の揺れ、又は衝突時における衝撃から運転者を保護することができる。
本発明は、眠気などにより運転者の脳波の周波数が下降している場合、シートベルトを巻き取る回転体を繰り返し正転及び逆転させることで、シートベルトのベルト張力を高低させる。これにより、運転者を定期的に強く拘束して運転者に刺激を与え、低下した運転者の意識を戻すことができる。また、本発明においては、衝突のおそれなどにより興奮することで運転者の脳波の周波数が上昇している場合、回転体を正転させることで、シートベルトのベルト張力を高くする。これにより、運転者をシートに強く拘束することで、衝突しても、衝撃から運転者を保護することができる。
運転座席に設置されたシートベルト装置の概要を示す模式図である。 シートベルトリトラクタの構成を示す模式図である。 制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 シートベルト装置において実行される処理を示すフローチャートである。 シートベルト装置において実行される処理を示すフローチャートである。 制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 運転者の意識状態、車両情報、及びベルト張力の関係を説明するための模式図である。 シートベルト装置において実行される処理を示すフローチャートである。 シートベルト装置において実行される処理を示すフローチャートである。
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照して説明する。本発明に係るシートベルト制御装置は、車両の運転座席に設けられるシートベルト装置に用いられる。
(実施形態1)
図1は、運転座席に設置されたシートベルト装置の概要を示す模式図である。シートベルト装置10は、運転者11の身体をシート12に拘束するシートベルト(以下、ベルトという)13を備える。ベルト13は、運転者11の上体を拘束するベルト部分13aと、運転者11の腰部を拘束するベルト部分13bとから成る。ベルト部分13bの一端はアンカープレート14により車室下部の車体部分に固定されている。ベルト部分13aは、運転者11の肩近傍の箇所に設けられたスルーアンカー15で折り返され、その端部はシートベルトリトラクタ16のベルトリールに連結されている。ベルト13の他方の共通端部にはタングプレート17が取り付けられている。このタングプレート17は、シート12の下側縁部に固定されたバックル18に着脱自在である。
実施形態1では、脳波を検出する脳波検出装置19を運転者11の頭部に装着し、脳波検出装置19が検出する脳波に応じて、ベルト13(具体的には、ベルト部分13a)の張力(以下、ベルト張力という)が制御されるようになっている。脳波検出装置19は、一般的なヘッドフォン191と、棒状の電極部材192とを備えている。電極部材192の先端部分には、運転者11の額部分に接触させる電極が設けられている。脳波検出装置19は、図示しない基準電極を備えており、電極部材192の電極と共に、運転者11の脳からの電気的信号を脳波として検出する。そして、脳波検出装置19は、検出した運転者11の脳波をワイヤレスでシートベルト装置10の制御装置に送信する。
次に、ベルト張力を調整するシートベルトリトラクタ16について詳述する。図2はシートベルトリトラクタ16の構成を示す模式図である。
シートベルトリトラクタ16は、ハウジング21内に回転自在に設けられたベルトリール(回転体)22と、ベルトリール22を回転駆動するモータ(駆動部)23とを備えている。ベルトリール22にはベルト13のベルト部分13aの端部が結合され、ベルト部分13aはベルトリール22で巻き取られる。ベルトリール22の軸22aは動力伝達機構24を介してモータ23の駆動軸23aに接続されている。ベルトリール22は、動力伝達機構24を経由してモータ23で回転駆動される。
モータ23は、後述の制御装置3により正逆に回転制御される。モータ23が正転した場合、ベルト13(ベルト部分13a)はベルトリール22に巻き取られる。ベルト13がベルトリール22に巻き取られることで、ベルト13が引っ張られ、ベルト張力が高くなる。これにより、運転者11をシート12に強く拘束することができる。また、モータ23が逆転した場合、ベルトリール22に巻き取られたベルト13は、ベルトリール22から送り出される。ベルト13がベルトリール22から送り出されることで、ベルト13が緩み、ベルト張力が低くなる。これにより、ベルト張力を高くして運転者11を強く拘束していた状態から、運転者11の拘束を緩めることができる。
ハウジング21の内壁にはベルト13の巻き取り量を検出するセンサ25が取り付けられている。なお巻き取り量の検出は、軸22aの回転量を検出する角度センサ等であってもよい。センサ25はセンサ本体252及び進退棒251を含む。センサ本体252の一面はハウジング21の内壁にビスまたは接着剤等により固定されている。センサ本体252の他面側にはベルトリール22の軸22aと交差する方向に進退する進退棒251が突出している。進退棒251の先端はベルト13の一面に当接している。ベルト13の巻き取り量に応じて、当該ベルト13の一面に先端にて当接する進退棒251が軸22aと交差する方向に進退する。
すなわち、ベルト13がベルトリール22に多く巻き取られている場合、ベルトリール22に巻き付くベルト13の断面視における直径が大きくなることから、進退棒251はセンサ本体252内部に入り込む。一方、ベルト13が引き出されるにつれ、ベルトリール22に巻き付くベルト13の断面視における直径が小さくなることから、進退棒251はセンサ本体252からベルトリール22に向かう方向に伸びることになる。センサ本体252は進退棒251の進退位置を、ベルト13の巻き取り量として制御装置3へ出力する。
図3は制御装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。制御装置3は、本実施形態に係るシートベルト制御装置であって、脳波検出装置19から送信される運転者11の脳波、及びセンサ25から出力される巻き取り量に応じてモータ23を制御する。
制御装置3は、CPU(Central Processing Unit)31、RAM(Random Access Memory)32、記憶部33、モータ駆動制御部34、入力部35、受信部36及びCAN(Controller Area Network)通信部37等を含む。CPU31は、バスを介して制御装置3のハードウェア各部と接続されていて、それらを制御すると共に、記憶部33に格納された制御プログラム33Pに従って、種々のソフトウェア的機能を実行する。記憶部33は、ハードディスク又は光ディスク等であって、上述の制御プログラム33Pを格納する。
モータ駆動制御部34は、CPU31の指示に従いモータ23を正転(ベルト13の巻き取り)及び逆転(ベルト13の引き出し)させる。入力部35には、センサ25が検出した巻き取り量が入力される。受信部36は、脳波検出装置19が検出した脳波を受信する。受信部36が受信した脳波は記憶部33に記憶される。
CAN通信部37は、CANプロトコルに従い、警告灯50及び荷重センサ51等との間で情報の送受信を行う。なお、実施形態1においてはCANを用いた例を説明するが他のプロトコルにより情報を送受信してもよい。警告灯50は、運転者11にベルト13の装着を促す車内灯である。荷重センサ51はシート12の下面に設けられており、運転者11の着座に基づく荷重を検出した場合、オン信号をCAN通信部37へ出力する。
次に、上述のハードウェア構成を有する制御装置3において、CPU31が行う運転者11の意識状態の判定について説明する。意識状態には、運転者11の集中力が低下している状態(以下、意識低下状態という)、及び、運転者11が車両衝突のおそれを感知して興奮している所謂ヒヤリハット状態(以下、危機感知状態という)等を含む。
脳波は、例えば1.0〜3.0Hzのδ波帯域、4.0〜7.0Hzのθ波帯域、8.0〜13.0Hzのα波帯域、13.0〜30.0Hzのβ波帯域、30.0〜64.0Hzのγ波帯域などの複数の帯域がある。そして、運転者11の意識状態によって異なる周波数の脳波が脳波検出装置19により検出される。運転者11の意識状態が意識低下状態である場合、θ波又はα波などの低い周波数の脳波が検出される。また、危機感知状態である場合、β波などの高い周波数の脳波が検出される。
従って、CPU31は、受信部36が脳波検出装置19から脳波を受信する都度、脳波の周波数分析を行い、脳波の周波数が下降している場合には、運転者11の意識状態が意識低下状態と判定する。一方、脳波の周波数が上昇している場合には、CPU31は、危機感知状態と判定する。
なお、CPU31は、予め設定した基準値を下回ったときに意識低下状態と判定してもよいし、所定時間内における周波数の低下率が所定値以上のときに意識低下状態と判定してもよい。また、CPU31は、基準値を上回ったときに危機感知状態と判定してもよいし、所定時間内における周波数の上昇率が所定値以上のときに危機感知状態と判定してもよい。さらにCPU31による意識状態の判定は、脳波検出装置19から脳波を受信する毎に行ってもよいし、受信した脳波を記憶部33に蓄積記憶し、所定時間毎に行ってもよい。
次に、判定した意識状態に応じた、CPU31によるモータ23の回転制御について説明する。
CPU31は、意識低下状態と判定した場合、ベルト張力を繰り返し高低させる。すなわち、CPU31は、モータ駆動制御部34を介してモータ23を繰り返し正転及び逆転させる。これにより、ベルト13により運転者11を間欠に締め付けることで、運転者11に刺激を与え、眠気などにより低下した運転者11の意識を回復させることができる。なお、モータ23を正転させる場合、CPU31は、センサ25から出力される巻き取り量が所定値となるまでモータ23を正転させてもよいし、所定時間だけモータ23を正転させてもよい。
一方、危機感知状態と判定した場合、CPU31は、ベルト張力を高くする。すなわち、CPU31は、モータ駆動制御部34を介してモータ23を正転させる。これにより、運転者11をシート12に強く拘束することができ、衝突による衝撃などから運転者11を保護することができる。なお、CPU31は、モータ23を逆転させる場合、モータ23を正転させて巻き取った巻き取り量と同じ量のベルト13を送り出すようにモータ23を逆転させる。または、CPU31は、モータ23を正転させた時間と同じ時間だけモータ23を逆転させる。
以上のハードウェア構成において実施形態1に係るソフトウェア処理を、フローチャートを用いて説明する。
図4及び図5は、シートベルト装置10において実行される処理を示すフローチャートである。以下に説明する処理は、制御装置3のCPU31が記憶部33に格納された制御プログラム33Pを実行することで、開始される。また、処理を開始するタイミングは、例えばイグニッションスイッチ又はエンジンスイッチがオンされたとき、あるいは、荷重センサ51からオン信号が出力されたときである。
CPU31は、警告灯50へ点灯信号を出力して、警告灯50を点灯させる(S1)。次に、CPU31は、ベルト13が装着されたか否かを判定する(S2)。例えば、荷重センサ51からオン信号が出力され、かつ、予め設定された所定範囲内の巻き取り量がセンサ25から出力された場合に、CPU31は、ベルト13の装着が完了したと判定する。ベルト13が装着されていない場合(S2:NO)、CPU31は装着されるまで待機する。ベルト13が装着された場合(S2:YES)、警告灯50へ消灯信号を出力し、警告灯50を消灯させる(S3)。
CPU31は、脳波検出装置19から脳波を受信したか否かを判定する(S4)。脳波を受信しない場合(S4:NO)、CPU31は、受信するまでS4を繰り返す。このとき、CPU31は、運転者11に脳波検出装置19の装着を促すように警告してもよい。脳波を受信した場合(S4:YES)、CPU31は、脳波の周波数分析を行う(S5)。そして、CPU31は、所定時間が経過したか否かを判定し(S6)、所定時間が経過していない場合(S6:NO)、S4の処理を実行する。所定時間が経過した場合(S6:YES)、CPU31は、基準となる周波数(以下、基準周波数という)を決定する(S7)。
基準周波数とは、運転者11の意識状態が安定している場合の周波数である。基準周波数は、検出した周波数の平均値であってもよいし、検出した周波数の最大値及び最小値の範囲内としてもよい。図4及び図5の処理では、運転者11が脳波検出装置19を装着してから一定時間脳波を検出して基準値を決定しているが、運転者11が脳波検出装置19を装着してから、車両が発車するまでに検出する脳波に基づいて決定してもよい。
次に、CPU31は、基準周波数の決定後、脳波検出装置19から脳波を受信したか否かを判定する(S8)。受信していない場合(S8:NO)、CPU31は脳波を受信するまでS8の処理を繰り返す。脳波を受信した場合(S8:YES)、CPU31は脳波の周波数分析を行い(S9)、基準周波数から下降変化したか否かを判定する(S10)。
脳波の周波数が下降変化している場合(S10:YES)、CPU31は、運転者11の意識状態は意識低下状態と判定し、モータ23を正転させて、ベルト13の巻き取りを行う(S11)。その後、CPU31は、モータ23を逆転させて、ベルト13の送り出しを行う(S12)。これにより、運転者11に刺激を与えることができ、低下した運転者11の意識を回復させることができ、意識低下による事故を未然に防ぐことができる。なお、S11及びS12におけるベルト13の巻き取り及び送り出しは、所定時間行ってもよいし、センサ25から出力される巻き取り量が所定量となるまでベルト13を巻き取り、その後、ベルト13を同じ量だけ送り出すようにしてもよい。
CPU13は、S11及びS12の処理を所定時間行ったか否かを判定する(S13)。所定時間行っていない場合(S13:NO)、CPU31は、S11及びS12の処理を実行する。所定時間行った場合(S13:YES)、CPU31は、S14の処理を実行する。S11及びS12の処理は、運転者11の意識状態が回復するまで、すなわち、脳波の周波数が基準周波数となるまで繰り返すようにしてもよい。
S14では、CPU31は、本処理を終了するか否かを判定する。処理を終了する場合とは、例えば、イグニッションスイッチ又はエンジンスイッチなどがオフされた場合などである。本処理を終了する場合(S14:YES)、CPU31は、そのまま処理を終了する。処理を終了しない場合(S14:NO)、CPU31は、S8以降の処理を実行する。
S10において、脳波の周波数が下降変化していない場合(S10:NO)、CPU31は、脳波の周波数が上昇変化しているか否かを判定する(S15)。上昇変化していない場合(S15:NO)、CPU31は、運転者11の意識状態は安定していると判定し、S14の処理を実行する。上昇変化している場合(S15:YES)、CPU31は、運転者11の意識状態は危機感知状態と判定し、モータ23を正転させて、ベルト13の巻き取りを行う(S16)。これにより、運転者11をシート12に強く拘束でき、衝撃などから運転者11を保護することができる。なお、CPU31は、センサ25から出力される巻き取り量が所定量となるまでベルト13を巻き取るようにしてもよいし、所定時間巻き取るようにしてもよい。その後、CPU31は、S14の処理を実行する。
以上説明したように、眠気などにより運転者11の脳波の周波数が下降している場合、ベルト張力を高低させることにより、運転者11に刺激を与え、低下した運転者の意識を戻すことができる。また、衝突のおそれなどにより興奮することで運転者11の脳波の周波数が上昇している場合、ベルト張力を高くすることにより、運転者11をシート12に強く拘束することで、衝撃などから運転者11を保護することができる。
(実施形態2)
次に、実施形態2について説明する。実施形態2では、脳波の周波数分析の結果に、車両から取得する情報(以下、車両情報という)を組み合わせて、ベルト張力を制御する点で、実施形態1と相違する。以下、相違点について説明し、実施形態1と同様の構成及び機能等については、同じ符合を付して、説明は省略する。
図6は制御装置3のハードウェア構成を示すブロック図である。制御装置3は、実施形態1のハードウェア構成と同様である。制御装置3が備えるCAN通信部37は、警告灯50及び荷重センサ51の他に、衝突予測部52、車速センサ53、距離センサ54及び回避操作検出部55等との間で情報の送受信を行う。
距離センサ54は例えばミリ波レーダ、超音波センサまたは複数のCCD(charge-coupled device)カメラ等であり車両前方に搭載されている。距離センサ54は前方に存在する障害物までの距離を演算し、距離を衝突予測部52等へ出力する。なお、距離センサ54は、側方又は後方に存在する障害物までの距離を検出するものであってもよい。
車速センサ53は車両速度を検出し、検出した車両速度を衝突予測部52等へ出力する。車両の衝突を予測する衝突予測部52は、距離センサ54から出力される距離及び車速センサ53から出力される車両速度等に基づき衝突予測情報を制御装置3へ出力する。衝突予測の方法としては、例えば、距離センサ54から出力される距離の時間的変化から相対速度を算出する。衝突予測部52はこの算出した相対速度及び障害物までの距離に基づき、衝突までの時間を算出する。衝突予測部52はこの算出した時間が予め記憶した所定時間以下である場合は、衝突を回避できる可能性が高いことを示す衝突予測情報を制御装置3へ出力する。所定時間以上である場合は、衝突を回避できる可能性が低いことを示す衝突予測情報を制御装置3へ出力する。
回避操作検出部55は、急ハンドル操作又は急ブレーキ操作などを検出し、操作を検出した場合、回避操作情報を制御装置3へ出力する。
次に、実施形態2におけるCPU31によるモータ23の回転制御について説明する。図7は、運転者11の意識状態、車両情報、及びベルト張力の関係を説明するための模式図である。CPU31は、図7に示す関係に従って、モータ23の回転制御を行う。
CPU31は、意識低下状態と判定し、衝突予測部52から衝突を回避できる可能性が高いことを示す衝突予測情報が出力された場合、モータ23を正転及び逆転させることで、ベルト張力を繰り返し高低させる。この場合、衝突を回避できる可能性があるため、眠気などにより意識が低下した運転者11の意識を回復させることで、衝突する危険が迫っていることを警告することができる。
またCPU31は、意識低下状態と判定し、衝突予測部52から、衝突を回避できる可能性が低いことを示す衝突予測情報が出力された場合、モータ23を正転させてベルト張力を高くする。この場合、衝突する可能性が高いため、運転者11をシート12に強く拘束して、衝突による衝撃から運転者11を保護することができる。
さらにCPU31は、危機感知状態と判定し、回避操作検出部55から回避操作情報が出力された場合、モータ23を正転させて、ベルト張力を高くする。この場合、運転者11をシート12に強く拘束することができ、運転者11の急ハンドル又は急ブレーキ操作による車両の揺れ、あるいは衝突による衝撃などから運転者11を保護することができる。
以下に、実施形態2に係るソフトウェア処理を、フローチャートを用いて説明する。図8及び図9は、シートベルト装置10において実行される処理を示すフローチャートである。
CPU31は、警告灯50へ点灯信号を出力して、警告灯50を点灯させる(S20)。次に、CPU31は、ベルト13が装着されたか否かを判定する(S21)。ベルト13が装着されていない場合(S21:NO)、CPU31は装着されるまで待機する。ベルト13が装着された場合(S21:YES)、警告灯50へ消灯信号を出力し、警告灯50を消灯させる(S22)。
CPU31は、脳波検出装置19から脳波を受信したか否かを判定する(S23)。脳波を受信しない場合(S23:NO)、CPU31は、受信するまでS23を繰り返す。脳波を受信した場合(S23:YES)、CPU31は、脳波の周波数分析を行う(S24)。そして、CPU31は、所定時間が経過したか否かを判定し(S25)、所定時間が経過していない場合(S25:NO)、S23の処理を実行する。所定時間が経過した場合(S25:YES)、CPU31は、基準周波数を決定する(S26)。
次に、CPU31は、基準周波数の決定後、脳波検出装置19から脳波を受信したか否かを判定する(S27)。受信していない場合(S27:NO)、CPU31は脳波を受信するまでS27の処理を繰り返す。脳波を受信した場合(S27:YES)、CPU31は脳波の周波数分析を行い(S28)、基準周波数から下降変化したか否かを判定する(S29)。
脳波の周波数が下降変化している場合(S29:YES)、CPU31は、運転者11の意識状態は意識低下状態と判定し、次に衝突予測部52から衝突予測情報を受信したか否かを判定する(S30)。衝突予測情報を受信した場合(S30:YES)、CPU31は、衝突を回避できる可能性が高いことを示す衝突予測情報であるか否かを判定する(S31)。すなわち、CPU31は、衝突の可能性があると判定し、その衝突は回避できる可能性が高いか否かを判定する。
衝突予測情報を受信していない場合(S30:NO)、又は衝突を回避できる可能性が高い場合(S31:YES)、モータ23を正転させて、ベルト13の巻き取りを行う(S32)。その後、CPU31は、モータ23を逆転させて、ベルト13の送り出しを行う(S33)。
CPU13は、S32及びS33の処理を所定時間行ったか否かを判定する(S34)。所定時間行っていない場合(S34:NO)、CPU31は、S32及びS33の処理を実行する。所定時間行った場合(S34:YES)、CPU31は、本処理を終了するか否かを判定する(S35)。本処理を終了する場合(S35:YES)、CPU31は、そのまま処理を終了する。処理を終了しない場合(S35:NO)、CPU31は、S27以降の処理を実行する。
S29において、脳波の周波数が下降変化していない場合(S29:NO)、CPU31は、脳波の周波数が上昇変化しているか否かを判定する(S36)。上昇変化していない場合(S36:NO)、CPU31は、運転者11の意識状態は安定していると判定し、S35の処理を実行する。上昇変化している場合(S36:YES)、CPU31は、運転者11の意識状態は危機感知状態と判定し、次に回避操作検出部55から回避操作情報を受信したか否かを判定する(S37)。すなわち、CPU31は、急ハンドル操作又は急ブレーキ操作などの回避操作が行われたか否かを判定する。
回避操作情報を受信した場合(S37:YES)、CPU31は、モータ23を正転させて、ベルト13の巻き取りを行う(S38)。すなわち、脳波と運転操作との組み合わせから衝突を予測して、運転者11を保護することができる。ベルト13の巻き取りを行った後、又は回避操作情報を受信していない場合(S37:NO)、CPU31は、S35の処理を実行する。
以上説明したように、実施形態2では、運転者11の脳波と運転操作との組み合わせに基づいて、ベルト13のベルト張力を制御して、運転者11を保護する。運転者11が意識低下状態の場合であっても、車両の衝突の回避が不可能であるときには、衝突に備えてベルト13のベルト張力を高くして、運転者11をシート12に強く拘束する。これにより、衝突し他場合であっても、衝撃から運転者を保護することができる。また、車両の衝突の回避が可能である場合に、ベルト張力を高低させる。これにより、衝突を回避できる可能性がある場合には、意識が低下している運転者11に刺激を与えて、衝突する危険が迫っていることを警告することができる。さらに、運転者11が危機感知状態で、かつ、運転者11が事故回避操作を行った場合、ベルト張力を高くする。これにより、運転者11をシート12に強く拘束することで、運転者11の回避操作による車両の揺れ、又は衝突時における衝撃から運転者を保護することができる。
以上、好適な実施形態について、具体的に説明したが、各構成及び動作等は適宜変更可能であって、上述の実施形態に限定されることはない。例えば、本発明に係る実施形態では、ベルト張力を高くする場合、運転席のベルト13のみ行っているが、同時に他の座席のベルト張力を高くして、他の乗員をも衝撃から保護できるようにしてもよい。
また、脳波検出装置19は運転者11の脳波を検出できればよく、上述の実施形態の構成に限定されない。例えば、シート12のヘッドレスト部分に脳波を検出する装置を組み込んでもよいし、室内天井に設置してもよい。また、脳波検出装置19と制御装置3とを有線で接続して、脳波検出装置19が検出した脳波を有線を介して制御装置3へ送信してもよい。
3 制御装置(シートベルト制御装置)
19 脳波検出装置
23 モータ
31 CPU
32 RAM
33 記憶部
34 モータ駆動制御部
36 受信部

Claims (4)

  1. 正逆に回転する回転体を駆動する駆動部に、前記回転体の正転又は逆転を指示し、シートベルトの巻き取り又はシートベルトの繰り出しを行うシートベルト制御装置において、
    運転者の頭部に装着され、該運転者から脳波を検出する脳波検出装置と、
    該脳波検出装置によって検出された脳波の周波数を随時取得する手段と、
    前記脳波検出装置を運転者が装着したのち所定時間経過後又は車両が発車するまでに検出された脳波に基づいて、基準周波数を決定する手段と、
    取得した脳波の周波数が、前記基準周波数に対して下降又は上昇しているか否かを判定する手段と、
    前記基準周波数に対して周波数が下降している場合、前記回転体が正転及び逆転を繰り返すよう前記駆動部に指示する正逆指示手段と、
    前記基準周波数に対して周波数が上昇している場合、前記回転体が正転するように前記駆動部に指示する正転指示手段と
    を備えることを特徴とするシートベルト制御装置。
  2. 前記シートベルト制御装置が装着されている車両の衝突を予測する手段と、
    衝突の回避が可能又は不可能を判定する手段と、
    前記基準周波数に対して周波数が下降し、かつ、衝突の回避が不可能であると判定した場合、前記正逆指示手段による前記駆動部への指示を禁止する手段
    を更に備え、
    前記正逆指示手段は、
    前記基準周波数に対して周波数が下降し、かつ、衝突の回避が不可能であると判定した場合、前記回転体が正転するように前記駆動部に指示す
    とを特徴とする請求項1に記載のシートベルト制御装置。
  3. 前記正逆指示手段は、
    前記基準周波数に対して周波数が下降し、かつ、衝突の回避が可能であると判定した場合、前記回転体が正転及び逆転を繰り返すよう前記駆動部に指示するようにしてある
    ことを特徴とする請求項2に記載のシートベルト制御装置。
  4. 運転者による事故回避操作が行われたか否かを判定する手段
    をさらに備え、
    前記正転指示手段は、
    前記基準周波数に対して周波数が上昇し、かつ、事故回避操作が行われたと判定した場合に、前記回転体が正転するように前記駆動部に指示するようにしてある
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載のシートベルト制御装置。
JP2009174686A 2009-07-27 2009-07-27 シートベルト制御装置 Active JP5520534B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009174686A JP5520534B2 (ja) 2009-07-27 2009-07-27 シートベルト制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009174686A JP5520534B2 (ja) 2009-07-27 2009-07-27 シートベルト制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011025851A JP2011025851A (ja) 2011-02-10
JP5520534B2 true JP5520534B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=43635126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009174686A Active JP5520534B2 (ja) 2009-07-27 2009-07-27 シートベルト制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5520534B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107672555A (zh) * 2016-08-02 2018-02-09 丰田自动车株式会社 用于车辆的乘员保护装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103871201B (zh) * 2014-03-14 2016-01-27 常州大学 一种基于脑电控制的疲劳驾驶智能报警系统及其方法
US9947215B2 (en) * 2014-09-26 2018-04-17 Harman International Industries, Incorporated Pedestrian information system
JP7245683B2 (ja) * 2019-03-15 2023-03-24 株式会社Subaru 乗員保護機能を有する車両

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09175327A (ja) * 1995-12-27 1997-07-08 Nippon Seiko Kk 車両用安全装置
JP4085539B2 (ja) * 1999-09-12 2008-05-14 義隆 平野 脳波で起動される航空機用自動操縦装置
JP3885960B2 (ja) * 2003-02-24 2007-02-28 日本電信電話株式会社 人体異常検知通信方法及び人体異常検知通信端末並びに側頭筋動作検出器
DE10312519A1 (de) * 2003-03-20 2004-10-28 Fraunhofer-Gesellschaft zur Förderung der angewandten Forschung e.V. Verfahren zum Auslösen insassenunterstützter Maßnahmen in einem Fahrzeug
JP2007265377A (ja) * 2006-03-01 2007-10-11 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 運転者状態判定装置及び運転支援装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107672555A (zh) * 2016-08-02 2018-02-09 丰田自动车株式会社 用于车辆的乘员保护装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011025851A (ja) 2011-02-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7481460B2 (en) Vehicle seat belt device
JP4942766B2 (ja) シートベルト制御のためのシステムおよび方法
JP4678424B2 (ja) 乗員保護装置
JP5520534B2 (ja) シートベルト制御装置
US20080067841A1 (en) Headrest control apparatus and method
JP4714525B2 (ja) シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両
JP2009525229A5 (ja)
JP4773766B2 (ja) シートベルトリトラクタ、シートベルト装置、シートベルト装置付車両
EP3018011B1 (en) Method for operation of a safety arrangement in a vehicle
CN109466500B (zh) 座椅安全带控制装置
ES2879975T3 (es) Dispositivo de cinturón de seguridad para vehículos
JP2005262927A (ja) シートベルト装置
JP2010282350A (ja) 衝突安全システム
JP2004243938A (ja) シートベルト着用促進装置
JP5086889B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JP4252853B2 (ja) シートベルト装置の制御装置
JP2007196881A (ja) 車両用シートベルト装置
JP4914752B2 (ja) 車両用警報装置
EP2839997B1 (en) Arrangement for control of vehicle seat belt alert arrangement, a seat, a vehicle, a method and use of the arrangement
JP5531051B2 (ja) シートベルトリトラクタ
JP7314821B2 (ja) シートベルト装置
JP2007204032A (ja) 車載警報装置
JP2000127896A (ja) 車両用乗員拘束保護装置
JP5059359B2 (ja) ウエビング巻取装置
JP4269985B2 (ja) シートベルト装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120412

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130723

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130917

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140407

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5520534

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250