JP5519914B2 - ボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法 - Google Patents

ボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、クリーンルームやオフィスルーム等の部屋の床部に設けられるフリーアクセスフロアに関し、特にそのパネル部材と部屋の壁等との間にできた空間部に設置されるボーダー部材の素材となるボーダー素材、及びこのボーダー素材から形成されるボーダー部材の設置方法に関するものである。
図12及び図13は、従来のフリーアクセスフロア2及びそのボーダー部材6を示す平面図及び側面断面図である。ボーダー部材6は、図13に示すように、フリーアクセスフロア2が設けられる部屋の下地床面10上であって、支持脚8により支持された標準パネル3(パネル部材)と、部屋の下地床面10から立ち上がるよう形成された立設部である壁4との間の空間部を塞ぐように設置されている。
ボーダー部材6は、上記のような場所だけでなく、標準パネル3の上面と水平方向に略連続する床面を壁等の立設部まで延長するために、図示しない様々な場所に設置される。
すなわち、ボーダー部材6は、定形部材、すなわち同一寸法の同一形状に形成されている複数の標準パネル3を並べて配置することができない、壁4に水平方向に沿って形成される、又は部屋内の壁4から離れた(或は壁4と一体となっている)、図示しない柱や他の立設部に水平方向に沿って形成される、立設部と標準パネル3との間がその標準パネル3の一辺部の長さ寸法より小さな寸法の空間部を塞ぐと共に、標準パネル3の上面と水平方向に略連続する床面をその立設部まで延長するために設置されるものである。
以下の説明においては、壁4に水平方向に沿って形成される空間部や、図示しない柱等の立設部に水平方向に沿って形成される空間部において、ボーダー部材6のような、標準パネル3以外の部材を配置することにより、標準パネル3の上面と水平方向に略連続する床面が形成される空間部を、ボーダー部Bと呼ぶこととする(図12,13参照)。
ボーダー部材6は金属製で、厚さ(図13中、寸法t)を有し、下地床面10と略平行方向の長さと幅を有する(矩形の)水平板部26と、この水平板部26の、壁4に水平方向に沿って伸びる辺部から、下地床面10側に垂直方向(鉛直方向)に折れ曲がって連続して形成された、鉛直板部28とを備えて構成されている。
またボーダー部材6は、その水平板部26がボーダー部Bの下地床面10の上方を覆い、かつ、この水平板部26における壁4と反対側の辺部側の板状部26aが、最も壁4寄りの位置に配置された標準パネル3の上面上に載置されると共に、鉛直板部28の先端部(図中下端部)が下地床面10上に当接するように設置される。
このようなボーダー部材6を設置することにより、ボーダー部Bには、標準パネル3の上面と下地床面10との間の高さを有する大きな段差(支持脚8の高さに標準パネル3の厚さを加えた寸法の段差)が生じないようにして、部屋のフリーアクセスフロア2の床面が標準パネル3の上面と水平方向に略連続して壁4迄延長して形成されるようになっていた。
フリーアクセスフロア2の、標準パネル3を支持する支持脚8の最上端部には支持面18が形成されている。そして、以下の説明においては、ボーダー部材6の水平板部26の壁4と反対側の板状部26aの下に重なって配置される、最も壁4寄りの標準パネル3の、壁4側の隅部を支持するのに用いられる支持脚8を、特にボーダー部側支持脚8Aと呼ぶこととする(図12,13参照)。
図14は、図12,13における支持脚8だけを取り出して示すその平面図である。同図に示すように、支持脚8は、その支持面18に開口するよう形成されて、標準パネル3の後述するような折曲った側板部24と嵌合可能な4本の溝部20を有している。
この支持脚8の4本の溝部20は、これら4本の中の2本が、支持面18の水平一方向に伸びるよう互いに平行に一定間隔pを挟んで並んで配置され、この2本の溝部20と直角な水平方向に交差するように、他の2本の溝部20が互いに平行に一定間隔pを挟んで並んで配置されている。
これら4本の溝部20のそれぞれは、互いに平行に並んで配置される2本の組合せ同士が、互いの長さ方向のほぼ中央部において交差している。一組の溝部20の長さ方向において、この長さ方向と直角方向に交差する他の組の2本の溝部20との交差位置から、前記一組の2本の溝部20の長さ方向における、支持脚8の外周面までの短い方の長さ寸法を、図10においてはLで表すこととする。
また、図15は、図12,13における標準パネル3を取り出して示すその平面図である。標準パネル3は、定形部材、すなわち同一寸法の同一形状に形成されている部材であって、同図に示すように、平面形状が略正方形の天板部22と、天板部22の四辺のそれぞれに、下地床面10側(図13中下側)に一定高さを有するよう折曲げて形成された側板部24とを有している。
図12に示すように、標準パネル3は、水平面において縦横二方向のそれぞれに並んで配置される。そして、支持脚8は、ボーダー部材6の板状部26aの下に配置される標準パネル3の、ボーダー部B側の隅部を支持するのに用いられるボーダー部側支持脚8Aを除いて、4枚の標準パネル3の各隅部が一ヶ所に集まる位置に配置され、この4枚の標準パネル3の各隅部を下側から支持するようになっている。
このようなフリーアクセスフロア2の、各支持脚8が4枚の標準パネル3の各隅部を支持するときの支持構造は、各標準パネル3における天板部22の各隅部の下面が、図14に示す支持脚8の支持面18上に載置されると共に、各標準パネル3の天板部22における四辺のそれぞれと平行方向に伸びる、図15に示す各側板部24の両端部のそれぞれが、対応する支持脚8の図14に示す溝部20の寸法Lの長さ範囲に嵌合する構造になっている。
このような従来のフリーアクセスフロアのボーダー部材は、まだ公開公報が発行されていないので、特許文献として掲げることはできないが、特願2006−338465に係る出願発明の従来例として、その従来例を記載する欄に記載されているものである。
しかしながら、上述したような従来のボーダー部材6は、この従来のボーダー部材6を設置するボーダー部Bの幅が、標準パネル3の一辺の長さの範囲内で、フリーアクセスフロア2を設置する部屋ごとに異なることに対応して、最大で標準パネル3の一辺部の長さとほぼ同じ寸法の幅を有するように形成されていた。
このため、このボーダー部材6の水平板部26とフリーアクセスフロア2の標準パネル3の上面との重なる面積が大きくなると、その重なる部分だけ水平板部26の材料が無駄になるという問題があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、材料に無駄が生じないように一体の素材から2つのボーダー部材を形成することができるボーダー素材、及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明によるボーダー素材は、
地床面から立ち上がるよう形成された立設部と、下地床面上の支持脚に支持されてフリーアクセスフロアの床面を形成するパネル部材との間にできた空間部を前記パネル部材と重なることなく塞ぐように設置されるボーダー部材の素材となるボーダー素材であって、
矩形平板状の水平板素材部と、
前記水平板素材部の互いに対向する2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記下地床面からの前記支持脚の高さとほぼ同じ高さを有し、前記下地床面上に接触して設置される一対の第1鉛直板部と、
前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部に対応する2辺のそれぞれと互いに水平面上において直角に隣り合う2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記第1鉛直板部の高さよりも小さい高さを有し、前記第1鉛直板部に対して平行方向に所望の幅で切除されて形成される端部が前記支持脚に嵌合する一対の第2鉛直板部とを備え
前記ボーダー素材における前記第2鉛直板部と平行方向の全体長さが、前記パネル部材の前記第2鉛直板部と平行方向の一辺部の長さに設定され、
前記ボーダー素材における前記第1鉛直板部と平行方向の全体長さが、2枚以上の前記パネル部材の前記第1鉛直板部と平行方向の各一辺部の長さを足し合わせた長さに設定され、
前記水平板素材部の下面に、前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向に互いに一定間隔ずつ離れて前記第1鉛直板部と平行方向に伸びるように描かれた複数の罫書き線を有し、
前記一対の第1鉛直板部のいずれか一方と、その第1鉛直板部に最も近い罫書き線との間の長さ寸法が、前記立設部に前記第1鉛直板部の厚さ分の隙間を空けて支持脚が配置された場合に、その支持脚に支持される最も前記立設部に近い前記パネル部材と、前記立設部との間に形成される空間を、前記第1鉛直板部に最も近い罫書き線に沿って切断されることにより形成された前記ボーダー部材により塞ぐことができるような長さ寸法に設定されたことを特徴とするものである。
また、本発明によるボーダー素材において、
前記第1鉛直板部に板厚方向に貫通する切欠き部が形成されていることを特徴とするものである。
また、上記課題を解決するために、本発明によるフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法は、
部屋の壁等のように下地床面から立ち上がるよう形成された立設部と、下地床面上の支持脚に支持されてフリーアクセスフロアの床面を形成するパネル部材との間にできた空間部を前記パネル部材と重なることなく塞ぐように設置されるボーダー部材の設置方法であって、
矩形平板状の水平板素材部と、この水平板素材部の互いに対向する2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記下地床面からの前記支持脚の高さとほぼ同じ高さを有する一対の第1鉛直板部と、前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部に対応する2辺のそれぞれと互いに水平面上において直角に隣り合う2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記第1鉛直板部の高さよりも小さい高さを有する一対の第2鉛直板部とを備え
前記第2鉛直板部と平行方向の全体長さが、前記パネル部材の前記第2鉛直板部と平行方向の一辺部の長さに設定され、
前記第1鉛直板部と平行方向の全体長さが、2枚以上の前記パネル部材の前記第1鉛直板部と平行方向の各一辺部の長さを足し合わせた長さに設定され、
前記水平板素材部の下面に、前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向に互いに一定間隔ずつ離れて前記第1鉛直板部と平行方向に伸びるように描かれた複数の罫書き線を有し、
前記一対の第1鉛直板部のいずれか一方と、その第1鉛直板部に最も近い罫書き線との間の長さ寸法が、前記立設部に前記第1鉛直板部の厚さ分の隙間を空けて支持脚が配置された場合に、その支持脚に支持される最も前記立設部に近い前記パネル部材と、前記立設部との間に形成される空間を、前記第1鉛直板部に最も近い罫書き線に沿って切断されることにより形成された前記ボーダー部材により塞ぐことができるような長さ寸法に設定されたボーダー素材を用意し、
前記ボーダー素材の、前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向の中央部分を前記第1鉛直板部に対して平行方向に所望の幅で切除することにより2個のフリーアクセスフロア用ボーダー部材に分割し、
前記2個のボーダー部材のそれぞれを前記空間部に配置して、
前記ボーダー部材の前記第1鉛直板部を前記下地床面上に接触して設置すると共に、前記ボーダー部材の前記第2鉛直板部の切除により形成された端部を前記支持脚に嵌合することを特徴とするものである。
このような本発明に係るボーダー素材によれば、
部屋の壁等のように下地床面から立ち上がるよう形成された立設部と、下地床面上の支持脚に支持されてフリーアクセスフロアの床面を形成するパネル部材との間にできた空間部に設置されるボーダー部材の素材となるボーダー素材であって、
矩形平板状の水平板素材部と、
前記水平板素材部の互いに対向する2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記下地床面からの前記支持脚の高さとほぼ同じ高さを有する一対の第1鉛直板部とを備えたことにより、
一体のボーダー素材から2つのボーダー部材を形成できるので、ボーダー部材の材料に無駄が生じないようにすることができる。
また、本発明のボーダー素材によれば、
前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部のそれぞれに対応する2辺のそれぞれと互いに水平面上において直角に隣り合う2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記第1鉛直板部の高さよりも小さい高さを有する一対の第2鉛直板部を備えたことにより、
当該ボーダー素材から形成したボーダー部材について、その設置後に、設置した位置から水平方向にずれないようにすることができる。
また、本発明のボーダー素材によれば、
前記水平板素材部の下面に、前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向に互いに一定間隔ずつ離れて前記第1鉛直板部と平行方向に伸びるように描かれた複数の罫書き線を有することにより、
当該ボーダー素材からボーダー部材を形成する際の作業を簡単化することができる。
また、本発明のボーダー素材によれば、
前記第1鉛直板部に板厚方向に貫通する切欠き部が形成されていることにより、
上記ボーダー素材から形成したボーダー部材を設置する部屋の壁から配線が出ている場合でも、その配線を切欠き部内に通して前記下地床面上に延ばすことができる。
また、本発明に係るフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法によれば、
部屋の壁等のように下地床面から立ち上がるよう形成された立設部と、下地床面上の支持脚に支持されてフリーアクセスフロアの床面を形成するパネル部材との間にできた空間部に設置されるボーダー部材の設置方法であって、
矩形平板状の水平板素材部と、この水平板素材部の互いに対向する2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記下地床面からの前記支持脚の高さとほぼ同じ高さを有する一対の第1鉛直板部とを備えたボーダー素材を用意し、
前記ボーダー素材の、前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向の中央部分を前記第1鉛直板部と平行方向に所望の幅で切除することにより2個のフリーアクセスフロア用ボーダー部材に分割し、
2個のフリーアクセスフロア用ボーダー部材のそれぞれを前記空間部に設置することにより、
一体のボーダー素材から2つのボーダー部材を形成できるので、ボーダー部材の材料に無駄が生じないようにすることができる。
以下、本発明に係るボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法を実施するための最良の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図7は、本発明の一実施の形態に係る、ボーダー素材30、及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材32a,32b(以下、ボーダー部材32a,32bと呼ぶ)の設置方法について説明するために参照する図である。従来と同様の部分には同じ符号を用いて説明し、従来と同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態に係るボーダー素材30は、図1から図3に示すように、1枚の矩形平板状の水平板素材部34、一対の第1鉛直板部38、及び一対の第2鉛直板素材部40を備えて構成されている。このボーダー素材30は、後述するように、フリーアクセスフロア31(図4,5,7参照)の一部として設置されるボーダー部材32a,32bの素材、或いは、フリーアクセスフロア31(図8,9,11参照)の一部として設置されるボーダー部材32c,32dの素材となるものである。
ボーダー素材30の一対の第1鉛直板部38のそれぞれは、水平板素材部34の長い方の互いに対向する2辺のそれぞれから下方に垂直に折曲がって連続して形成されている。この一対の第1鉛直板部38のそれぞれは、図4に示すフリーアクセスフロア31の支持脚8(従来例と同様のボーダー部側支持脚8Aも含む)の高さ、すなわち、下地床面10から標準パネル部材3(パネル部材)の下面までの高さ(図4中、高さ寸法H1)と同じ高さを有するように形成されている。また、図1に示すように、この第1鉛直板部38には、その長さ方向に2つの切欠き部50が形成されている。
また、ボーダー素材30の一対の第2鉛直板素材部40のそれぞれは、図1から図3に示すように、水平板素材部34の四辺のうちの、第1鉛直板部38に対応する2辺のそれぞれと互いに水平面において直角に隣り合う2辺のそれぞれから、下方に垂直に折れ曲がって形成されたものである。この一対の第2鉛直板素材部40のそれぞれは、その高さ寸法が、図4に示す支持脚8の溝部20の深さ寸法よりも僅かに小さく形成されている。
また、図2に示すように、ボーダー素材30は、その水平板素材部34の下面(上面の裏面)に、一対の第1鉛直板部38同士が互いに対向する方向(図2中の上下方向)に一定間隔ずつ離れて、互いに第1鉛直板部38と平行方向に延びるような複数の罫書き線44が描かれ、或は刻まれている。
また、水平板素材部34の下面には、このような罫書き線44のうちの何本かについて、この何本かの罫書き線44のそれぞれが、一対の第1鉛直板部38のうちの基準側のもの(図2中、下側の第1鉛直板部38)の、外側(内側でもよい)の面からどれだけ離れているのかを示す寸法値が、対応する罫書き線の延長上に書かれ、或いは、刻印されている。
特に、基準側の第1鉛直板部38から最も離れて描かれた罫書き線44については、「追出し用」との文言がその延長線上に書かれ、或いは、刻印されている。この「追出し用」との文言が書かれた罫書き線44は、一対の第1鉛直板部38のうちの基準側の第1鉛直板部38とは反対側の第1鉛直板部38の外側の面から所定の長さ(寸法W3)だけ離れていることにより、後述する定形のボーダー部材32c(追出し用金物)を形成する際に利用されるものである。
まず、ボーダー部材の第1の設置方法にについて説明する。本実施の形態に係るボーダー素材30は、図4,5,7に示すフリーアクセスフロア31の設置現場に持ち込まれ、作業者による以下の作業により、2個のボーダー部材32a,32bに分割して形成される。
フリーアクセスフロア31の設置作業を行なう作業者は、図5に示すように、その複数の標準パネル部材3の設置作業を終了した後に、このフリーアクセスフロア31が設置される部屋の互いに対向する壁4a,4bのそれぞれと、これらの壁4a,4bのそれぞれに最も近付けて配置された標準パネル部材3のそれぞれとの間のボーダー部B1,B2の幅を測定する。
次に、作業者は、図6に示すように、ボーダー素材30の水平板素材部34及び一対の第2鉛直板素材部40のそれぞれにおける、一対の第1鉛直板部38同士が互いに対向する方向の中央部分(図6中、Cで示す寸法範囲)を、第1鉛直板部38の長さ方向(図中紙面に垂直方向)に切断することにより除去して、第1鉛直板部38を1枚ずつ含む2個のボーダー部材32a,32bが分割して形成される。
このときに、図6におけるボーダー素材30の、水平板素材部34及び一対の第2鉛直板素材部40の長さ方向(図2中の横方向)の中央部分(同6図中、Cで示す寸法範囲)の両端より外側部分のW1,W2で示す寸法範囲のそれぞれは、図5に示すボーダー部B1,B2のそれぞれの寸法よりも若干短い長さとなるように設定する。
したがって、作業者は、図6に示すように、ボーダー素材30における横方向の全体長さXから、その長さ両端の第1鉛直板部38のそれぞれを含むように形成される寸法W1,W2で示す寸法範囲の部分を残して、ボーダー素材30における図6中横方向の長さ中央部分(Cで示す寸法範囲)を切除するようになっている。
これにより、ボーダー素材30の水平板素材部34及び一対の第2鉛直板素材部40のそれぞれにおける、上記W1で示す寸法範囲に含まれる部分は、図5及び図7に示すボーダー部材32aの第1鉛直板部38、水平板部36a、及び一対の第2鉛直板部42aを有するよう構成し、図6中のW2で示す寸法範囲に含まれる部分は、図5に示すボーダー部材32bの第1鉛直板部38、水平板部36b、及び一対の第2鉛直板部42bを有するよう構成されるようになっている。
このように形成されたボーダー部材32a,32bのうちの一方のボーダー部材32aは、図4及び図7に示すように、ボーダー部B1に設置することにより、その水平板部36aの下面が、ボーダー部側支持脚8Aの上端面18に接触して支持されるようになっている。
また、ボーダー部材32aは、図4に示すように、その一対の第2鉛直板部42aのそれぞれが、ボーダー部側支持脚8Aの上端面18における、壁4aと平行な2本の溝部20のうちのボーダー部側の溝部20(ボーダー部側溝部20a)と直交する溝部20の、壁4a側の半分位の長さ範囲に嵌合するようになっている。
また、図5に示すように、ボーダー部材32bは、上記ボーダー部材32aをボーダー部B1に設置したときの構造と同様の構造を構成して、ボーダー部B2に設置される。
次に、ボーダー部材の第2の設置方法にについて説明する。本実施の形態に係るボーダー素材30は、上記したフリーアクセスフロア31とは異なる別の、図8,9,11に示すフリーアクセスフロア61の設置現場に持ち込まれ、作業者による以下の作業により、2個のボーダー部材32c,32dに分割して形成される。
フリーアクセスフロア61の設置作業は、このフリーアクセスフロア61が設置される部屋の一方の壁4c側から、この壁4cと互いに対向する他方の壁4d側に向かって進められていく。すなわち、作業者は、図8及び図9に示すように、このフリーアクセスフロア61が設置される部屋の壁4cの壁際からその設置作業を開始し、図11に示す壁4d側に向かって順に標準パネル部材3を設置していく。
このとき、壁4cと、この壁4cに最も近付けて配置される標準パネル部材3の間には、この標準パネル部材3の壁4c側の隅部を支持するボーダー部側支持脚8Aが、標準パネル部材3よりも壁4c側に水平方向にはみ出していることにより、標準パネル部材3の側辺を壁4cに突き当てるように配置することができないので、必然的にボーダー部B3が形成される。このボーダー部B3には、ボーダー部材32cを設置するようにする。
ここで、ボーダー部B3の幅は、図8に示すように、ボーダー部材32cを設置することができるようにするため、壁4cとボーダー部側支持脚8Aとの間に、ボーダー部材32cの第1鉛直板部38の厚さ分の隙間が形成されることとなるように設定しておく。これにより、このボーダー部B3の幅は、このような壁4cとボーダー部側支持脚8Aとの間の隙間の寸法と、ボーダー部側支持脚8Aにおける標準パネル部材3よりも壁4c側にはみ出す範囲の長さ寸法とを足し合わせた、一定長さの寸法B3として定まるようになる。
また、ボーダー部材32cは、図10に示すように、ボーダー素材30の一対の第1鉛直板部38のうちの一方のものを含むW3で示す寸法範囲の部分が、このボーダー素材30におけるW3で示す寸法範囲以外の他の部分から切断によって切り離されることにより形成される。
このボーダー部材32cのW3で示す寸法は、図8に示すように、上述したような一定長さのボーダー部B3の幅に基づいて定まるものであり、ボーダー部B3の幅よりも若干小さい一定寸法に設定されるものである。
そして、ボーダー素材30は、図2に示すように、その水平板素材部34の下面における「追出し用」との表記に対応する罫書き線44と、前記基準側のものとは反対側(「追出し用」との表記に近い側)の第1鉛直板部38との間の長さが、このボーダー部材32cのW3の長さと同じ長さとなるように設定されている。
したがって、図8に示すように、ボーダー部材32cは、フリーアクセスフロア61を設置する部屋ごとに、そのボーダー部B3の幅の長さを測定するようなことをしなくても、図2に示すボーダー素材32を、その水平板素材部34の下面における「追出し用」との表記に対応する罫書き線44に沿って切断することにより、定形部材として形成することができるようになっている。
このボーダー部材32cは、特に、別称として追出し用金物と呼ぶことがあるものとし、このような別称の追出し用金物は、実質的にはボーダー部材32cと同一であることから、ボーダー部材32cの符号と同一符号の32cを付して、追出し用金物32cと表わすことがあるものとする。
図11に示すように、このフリーアクセスフロア61が設置される部屋の壁4cの壁際から壁4d側に向かって順に、追出し用金物32c及び標準パネル部材3を設置していくと、壁4dの壁際には、この壁4dと、壁4dに最も近付けて配置された標準パネル部材3との間にボーダー部B4が形成される。
このボーダー部B4には、上記した図5に示すフリーアクセスフロア31のボーダー部B2にボーダー部材32bを設置した手順とほぼ同様の手順により、図10に示すボーダー素材30から形成したボーダー部材32dが設置される。
すなわち、ボーダー部材32dは、図10に示すように、ボーダー素材30における既に切取った追出し用金物32c以外の部分(図10中、横方向の全体長さXからW3の寸法範囲を差し引いた範囲の部分)から、図11に示すボーダー部B4の幅よりも若干短い長さのW4の寸法範囲を切り取ることにより形成される。ボーダー部材32dは、このように形成された後に、図11に示すように、ボーダー部B4に設置される。
このような本実施の形態に係るボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法によれば、一体のボーダー素材30から2つのボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)を形成することができるのでボーダー部材の材料に無駄が生じないようにすることができる。
すなわち、前記ボーダー部材の第1の設置方法によれば、図6に示すように、1つのボーダー素材30から2つのボーダー部材32a,32bを形成する場合は、ボーダー素材30から形成するボーダー部材32a,32bのそれぞれの幅のW1とW2の両方を確保するのに、ボーダー素材30における幅方向の全体長さXを、標準パネル3の一辺部の長さ程度に設定しておけば良いので、それ以上大きなボーダー素材30を必要としないようにすることができる。
ここで、上述したように、図6のボーダー素材30における幅方向(図2における上下方向)の全体長さXを、標準パネル3の一辺部の長さ程度に設定することにより、ボーダー部材32a,32bのそれぞれの幅の長さW1とW2の両方を十分に確保することができるようになるのは、以下のような理由からである。
すなわち、図5に示すように、フリーアクセスフロア31の設置の際に、ボーダー部B1とB2のそれぞれの幅を足し合わせた長さを標準パネル3の一辺部の長さよりも短く設定することができるからである。これは、ボーダー部B1とB2のそれぞれの幅を足し合わせた長さが標準パネル3の一辺部の長さよりも長くなる場合は、まだ標準パネル3をもう1個置けることを意味するからである。
また、前記ボーダー部材の第2の設置方法によれば、図10に示すように、1つのボーダー素材30から2つのボーダー部材32c,32dを形成するようにしているので、上記したような2つのボーダー部材32a,32bを形成する場合の理由と同じ理由により、ボーダー素材30から形成するボーダー部材32c,32dのそれぞれの幅のW3とW4の両方を確保するのに、ボーダー素材30における幅方向の全体長さXを、標準パネル3の一辺部の長さ程度に設定しておけば良いので、それ以上大きなボーダー素材30を必要としないようにすることができる。
また、本実施の形態に係るボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法によれば、ボーダー素材30から切断、分割して形成したボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)のそれぞれは、その一対の第2鉛直板部42a,42b(又は42c,42d)が、ボーダー部側支持脚8Aにおけるボーダー部側溝部20aと直交する溝部20に嵌合するようになるので、ボーダー部B1,B2(又はB3,B4)に設置された後において、設置した位置からはその長さ方向(図7又は図9中、上下方向)にずれないようにすることができる。
また、ボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)のそれぞれの、水平板部36a,36b(又は36c,36d)のそれぞれが、標準パネル3の天板部22と全く重ならないことにより、フリーアクセスフロア2の床面となる標準パネル3の上面とボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)のそれぞれの上面との間には段差が形成されることはないので、標準パネル3の上面と同一平面状に連続する床面を壁4a,4b(又は4c,4d)まで延長することができる。
このため、従来のように、標準パネル3の上面と水平板部26の上面との間にできる段差の上に整理棚や書庫等が載置された場合に、地震時等において整理棚や書庫等が傾むいて倒れたりするような危険な事態が生じることを防止することができる。
また、本実施の形態に係るボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法によれば、上述したようにボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)と標準パネル3との間の水平方向の相対位置がずれるのを防止できると共に、ボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)の上面と標準パネル3上面との間に段差が形成されることを防止できることにより、フリーアクセスフロア31(又は61)の商品価値を向上させることができる。
また、本実施の形態に係るボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法によれば、ボーダー素材30の水平板素材部34の下面に罫書き線44が描かれていることにより、水平板素材部34及び一対の第2鉛直板素材部40の切断作業を簡単化することができるので、ボーダー素材30からボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)を形成する際の現場での作業を簡単化することができる。
また、本実施の形態に係るボーダー素材及びフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法によれば、図1に示すように一対の第1鉛直板部38それぞれの長さ方向(図中横方向)に2つの切欠き部50が形成されているので、図4,5,11に示すように、ボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)を設置する部屋の壁4a,4b(又は4c,4d)の両方又はいずれかから配線55が出ている場合でも、その配線55を切欠き部50に貫通させて下地床面10上に通すことができる。
なお、本実施の形態においては、ボーダー素材30及びこのボーダー素材30から形成されるボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)の長さ(図7又は図9中上下方向の長さ)が、最も壁4寄りの互いに隣り合う2枚の標準パネル3の各一辺部の長さを足し合わせた長さ(各標準パネル3の各一辺部それぞれの寸法の略2倍の長さ)に設定されている場合について説明したが、このような場合に限定する必要は無く、ボーダー素材30及びこのボーダー素材30から形成されるボーダー部材32a,32b(又は32c,32d)は、1枚の標準パネル3の一辺部の長さ、或は、3枚以上の標準パネル3それぞれの略一辺部の長さを足し合わせた長さを有するようになっていてもよい。
また、本実施の形態に係るボーダー素材30においては、その両端部に一対の第2鉛直板素材部40が設けられていたが、この一対の第2鉛直板素材部40は、必ずしも設けないようにしてもよい。
また、本実施の形態に係るボーダー素材30においては、図1に示すように、第1鉛直板部38の長さ方向に2つの切欠き部50が形成された場合について説明したが、この切欠き部50は第1鉛直板部38の長さ方向に1つ又は3つ以上形成されるようになっていてもよい。或いは、切欠き部50を形成しないようになっていてもよい。
また、本実施の形態に係るボーダー素材30においては、図2に示すように、その水平板素材部34の下面に多数の罫書き線44が描かれていたが、2,3本の罫書き線44が描かれているだけでもよく、或は罫書き線44が描かれないようになっていてもよい。
また、本実施の形態においては、図7に示すように、フリーアクセスフロア31の床部を構成する標準パネル3は、その平面形状が正方形であるものだけが用いられていたが、長方形のものだけを組み合わせて、或は長方形と正方形のものを組み合わせて、組み合わせたもの全体が正方形となるように、又は正方形とならないように用いられてもよい。
また、本実施の形態においては、図4,5,7に示すフリーアクセスフロア31を設置する際に、1個のボーダー素材30から、図5中のボーダー部B1、B2に設置するボーダー部材32a,32bを1個ずつ形成する場合について説明したが、1個のボーダー素材30から2個のボーダー部材32aを形成するようにしてもよく、或いは、2個のボーダー部材32bを形成するようにしてもよい。
また、本実施の形態においては、図8,9,11に示すフリーアクセスフロア61を設置する際に、1個のボーダー素材30から、図11中のボーダー部B3、B4に設置するボーダー部材32c,32dを1個ずつ形成する場合について説明したが、1個のボーダー素材30から2個のボーダー部材32cを形成するようにしてもよく、或いは、2個のボーダー部材32dを形成するようにしてもよい。
本発明の一実施の形態に係るボーダー素材30を示す正面図である。 図1におけるボーダー素材30のA矢視図である。 図1におけるボーダー素材30のB矢視図である。 ボーダー部材32a、及びフリーアクセスフロア31、並びにこれらを設置する部屋の一部を示す側面断面図である。 ボーダー部材32a,32b、及びフリーアクセスフロア31、並びにこれらを設置する部屋の一部を示す側面断面図である。 本発明の一実施の形態に係るボーダー素材30を示す図3に対応する図である。 ボーダー部材32a、及びフリーアクセスフロア31、並びにこれらを設置する部屋の一部を示す平面図である。 ボーダー部材32c、及びフリーアクセスフロア61、並びにこれらを設置する部屋の一部を示す側面断面図である。 ボーダー部材32c、及びフリーアクセスフロア61、並びにこれらを設置する部屋の一部を示す平面図である。 本発明の一実施の形態に係るボーダー素材30を示す図3に対応する図である。 ボーダー部材32c,32d、及びフリーアクセスフロア61、並びにこれらを設置する部屋の一部を示す側面断面図である。 従来のボーダー部材6及びフリーアクセスフロア2を示す平面図である。 従来のボーダー部材6及びフリーアクセスフロア2を示す側面断面図である。 図12中の標準支持脚8だけを取り出して示すその平面図である。 図12中の標準パネル3だけを取り出して示すその平面図である。
符号の説明
2 フリーアクセスフロア
3 標準パネル
4,4a,4b 壁
6 ボーダー部材
8 標準支持脚
8A ボーダー部材側支持脚
10 下地床面
18 上端面
20 溝部
20a ボーダー部材側溝部
22 天板部
24 側板部
26 水平板部
26a 端部
28 鉛直板部
30 ボーダー素材
31 フリーアクセスフロア
32a,32b,32c,32d フリーアクセスフロア用ボーダー部材
34 水平板素材部
36a,36b,36c,36d 水平板部
38 第1鉛直板部
40 第2鉛直板素材部
42a,42b,42c,42d 第2鉛直板部
44 罫書き線
50 切欠部
55 配線
61 フリーアクセスフロア

Claims (3)

  1. 地床面から立ち上がるよう形成された立設部と、下地床面上の支持脚に支持されてフリーアクセスフロアの床面を形成するパネル部材との間にできた空間部を前記パネル部材と重なることなく塞ぐように設置されるボーダー部材の素材となるボーダー素材であって、
    矩形平板状の水平板素材部と、
    前記水平板素材部の互いに対向する2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記下地床面からの前記支持脚の高さとほぼ同じ高さを有し、前記下地床面上に接触して設置される一対の第1鉛直板部と、
    前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部に対応する2辺のそれぞれと互いに水平面上において直角に隣り合う2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記第1鉛直板部の高さよりも小さい高さを有し、前記第1鉛直板部に対して平行方向に所望の幅で切除されて形成される端部が前記支持脚に嵌合する一対の第2鉛直板部とを備え
    前記ボーダー素材における前記第2鉛直板部と平行方向の全体長さが、前記パネル部材の前記第2鉛直板部と平行方向の一辺部の長さに設定され、
    前記ボーダー素材における前記第1鉛直板部と平行方向の全体長さが、2枚以上の前記パネル部材の前記第1鉛直板部と平行方向の各一辺部の長さを足し合わせた長さに設定され、
    前記水平板素材部の下面に、前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向に互いに一定間隔ずつ離れて前記第1鉛直板部と平行方向に伸びるように描かれた複数の罫書き線を有し、
    前記一対の第1鉛直板部のいずれか一方と、その第1鉛直板部に最も近い罫書き線との間の長さ寸法が、前記立設部に前記第1鉛直板部の厚さ分の隙間を空けて支持脚が配置された場合に、その支持脚に支持される最も前記立設部に近い前記パネル部材と、前記立設部との間に形成される空間を、前記第1鉛直板部に最も近い罫書き線に沿って切断されることにより形成された前記ボーダー部材により塞ぐことができるような長さ寸法に設定された
    ことを特徴とするボーダー素材。
  2. 前記第1鉛直板部に板厚方向に貫通する切欠き部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のボーダー素材。
  3. 部屋の壁等のように下地床面から立ち上がるよう形成された立設部と、下地床面上の支持脚に支持されてフリーアクセスフロアの床面を形成するパネル部材との間にできた空間部を前記パネル部材と重なることなく塞ぐように設置されるボーダー部材の設置方法であって、
    矩形平板状の水平板素材部と、この水平板素材部の互いに対向する2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記下地床面からの前記支持脚の高さとほぼ同じ高さを有する一対の第1鉛直板部と、前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部に対応する2辺のそれぞれと互いに水平面上において直角に隣り合う2辺のそれぞれから下方に折曲がって連続して形成され、前記第1鉛直板部の高さよりも小さい高さを有する一対の第2鉛直板部とを備え
    前記第2鉛直板部と平行方向の全体長さが、前記パネル部材の前記第2鉛直板部と平行方向の一辺部の長さに設定され、
    前記第1鉛直板部と平行方向の全体長さが、2枚以上の前記パネル部材の前記第1鉛直板部と平行方向の各一辺部の長さを足し合わせた長さに設定され、
    前記水平板素材部の下面に、前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向に互いに一定間隔ずつ離れて前記第1鉛直板部と平行方向に伸びるように描かれた複数の罫書き線を有し、
    前記一対の第1鉛直板部のいずれか一方と、その第1鉛直板部に最も近い罫書き線との間の長さ寸法が、前記立設部に前記第1鉛直板部の厚さ分の隙間を空けて支持脚が配置された場合に、その支持脚に支持される最も前記立設部に近い前記パネル部材と、前記立設部との間に形成される空間を、前記第1鉛直板部に最も近い罫書き線に沿って切断されることにより形成された前記ボーダー部材により塞ぐことができるような長さ寸法に設定されたボーダー素材を用意し、
    前記ボーダー素材の、前記水平板素材部における前記一対の第1鉛直板部が互いに対向する方向の中央部分を前記第1鉛直板部に対して平行方向に所望の幅で切除することにより2個のフリーアクセスフロア用ボーダー部材に分割し、
    前記2個のボーダー部材のそれぞれを前記空間部に配置して、
    前記ボーダー部材の前記第1鉛直板部を前記下地床面上に接触して設置すると共に、前記ボーダー部材の前記第2鉛直板部の切除により形成された端部を前記支持脚に嵌合する ことを特徴とするフリーアクセスフロア用ボーダー部材の設置方法。
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