JP5519538B2 - サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置 - Google Patents

サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5519538B2
JP5519538B2 JP2010548541A JP2010548541A JP5519538B2 JP 5519538 B2 JP5519538 B2 JP 5519538B2 JP 2010548541 A JP2010548541 A JP 2010548541A JP 2010548541 A JP2010548541 A JP 2010548541A JP 5519538 B2 JP5519538 B2 JP 5519538B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase extraction
cartridge
biological sample
sample pretreatment
solid phase
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010548541A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2010087387A1 (ja
Inventor
勝弘 神田
真 野上
泉 和氣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2010548541A priority Critical patent/JP5519538B2/ja
Publication of JPWO2010087387A1 publication Critical patent/JPWO2010087387A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5519538B2 publication Critical patent/JP5519538B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/40Concentrating samples
    • G01N1/4077Concentrating samples by other techniques involving separation of suspended solids
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N1/00Sampling; Preparing specimens for investigation
    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/40Concentrating samples
    • G01N1/405Concentrating samples by adsorption or absorption
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N30/02Column chromatography
    • G01N30/80Fraction collectors
    • G01N30/82Automatic means therefor
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • H01J49/04Arrangements for introducing or extracting samples to be analysed, e.g. vacuum locks; Arrangements for external adjustment of electron- or ion-optical components
    • H01J49/0431Arrangements for introducing or extracting samples to be analysed, e.g. vacuum locks; Arrangements for external adjustment of electron- or ion-optical components for liquid samples
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/26Mass spectrometers or separator tubes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N30/00Investigating or analysing materials by separation into components using adsorption, absorption or similar phenomena or using ion-exchange, e.g. chromatography or field flow fractionation
    • G01N2030/009Extraction

Description

本発明は、血液,尿等の生体サンプルの前処理を行う前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置に係り、特に、固相抽出カラムを用いた前処理装置、及びそれを用いた質量分析装置に関する。
血液,尿等の生体サンプルの定性・定量分析を行う方法としては、サンプル中の測定対象成分と反応して色が変る試薬を用いて色の変化を光度計で測定する比色分析,測定対象成分と特異的に結合する物質に直接または間接的に標識体を付加し、標識体をカウントする免疫分析の2つが代表的なものである。近年、質量分析器を用いた物理化学的な方法での生体サンプルの分析が試みられており、今後適用範囲は拡大すると予想される。
血液,血清,血漿,細胞組織,尿等生体由来のサンプルに含まれる成分を検査・分析する場合、生体成分には数万種類以上の多数の成分が混在しており、多種類の成分が同時に計測されると精度よい検出を行うことが困難となる。そこで、生体サンプルを濃縮・精製する前処理を行うことが好ましい。薬剤等の低分子化合物を質量分析装置でラボ分析する場合、前処理として液体クロマトグラフィー(LC)で目的成分を分離することが一般的に行われるが、それ以外にも簡便な成分抽出手法として液−液抽出や固相抽出が挙げられる。固相抽出とは、各種特性を有する担体を、例えばシリンジ状やプレート状の容器に充填し、目的成分を担体に吸着させた状態で夾雑物を洗浄除去した後、目的成分を担体から溶出回収する手法である。固相抽出法はLC分離と比較すると成分分離性能は劣るが、短時間かつ安価に目的成分を回収することが可能である。
固相抽出処理を行う場合には、固相抽出カラムあるいはプレートだけでなく、抽出成分を回収する容器も必要となる。特に、臨床検査等を目的として固相抽出処理を自動化する場合、固相抽出処理で生じる廃液と抽出物を分別できるように、作業工程に合わせて回収容器あるいは流路を切り換える必要がある。例えば、一般的な免疫法等の自動検査装置に適用されているターンテーブル方式を自動固相抽出処理装置に応用する場合、いかに簡便に廃液と抽出物の分別回収を実現するかが課題となる。
一般的に抽出物の回収はフラクションコレクターで行われる。フラクションコレクターとは、液体クロマトグラフィーのカラムを通過する際に、物質の物理的,化学的特性に応じて溶出時間が異なることを利用して、異なる物質を別々の容器に採取(分画)する装置である。すなわち、フラクションコレクター上に予め回収容器を並べ、一定のタイミング(例えば時間,滴下数)で廃液および抽出物の回収を行う仕組みである(特許文献1〜5参照)。
また、固相抽出処理を自動化する装置が市販されている(特許文献6参照)。このような装置は、例えば創薬分野における候補薬剤の高スループットスクリーニング等に用いられている。そのため、同装置に用いる固相抽出器材は96ウェル等のプレート状となっており、個々のウェルで独立した固相抽出をプレート単位で一斉に行う仕組みになっている。
特開平4−329356号公報 特開2007−304078号公報 特開平2−022557号公報 特開2000−214148号公報 特開平6−138115号公報 特開2006−7081号公報
フラクションコレクターでは、分画されたサンプルを取り分ける複数の容器を並べるターンテーブルが必要であり、装置が大きくなる。また、処理するサンプルは1分析あたり1種類で、処理カラムも1つであることが前提となっている。
これに対して、臨床検査では、複数の患者から採取した試料を同時並行して分析する必要があり、複数の固相抽出処理を複数の固相抽出カラムを用いて行う必要があるため、フラクションコレクターのような大掛かりな装置では対応できない。
また、固相抽出処理を自動化する装置では、プレート上の全てのウェルは、固相抽出の各工程にしたがって(例えば、充填剤コンディショニング、試料供試、夾雑物洗浄、吸着成分溶出等)、全て同じタイミングで同じ工程を経ることになる。そのため、廃液処理(充填剤コンディショニング、試料供試、夾雑物洗浄)および溶出物回収(吸着成分溶出)はウェルごとに独立して切り換えることはできない。このことは、例えば臨床検査等で求められる検体あるいは検査項目ごとに対応したランダム性が欠如したり、試料がウェル数に満たない場合には未使用のウェルが生じるため、コスト効率を低下させる要因になる。
本発明の目的は、特に臨床検査に適した、固相抽出カラムを用いたサンプルの前処理装置、及びそれを用いた質量分析装置を提供することにある。
本発明では、固相抽出処理における各作業工程に合わせて、例えば固相抽出カラムの底面に廃液および抽出物回収のための流路あるいは容器となる回収デバイスを設置し、その位置を切り換えることにより、抽出物に廃液を混入させることなく、分別して回収する技術に関する。この回収デバイスは、固相抽出カラムに対して一体型の場合や個別型の場合がある。一体型とは、固相抽出カラムの底面に固相抽出デバイスが予め連結しているカートリッジのことを示す。一方、個別型とは、固相抽出カラムの底面に固相抽出デバイスが予め連結しておらず、必要に応じて固相抽出カラム底面に移動してくる仕組みのことを示し、回収デバイスが固相抽出カラムに着脱する場合や、固相抽出カラムを設置しているデバイス(例えばターンテーブル等)の下方に設置した別のデバイス(例えばターンテーブル等)に回収デバイスを設置している場合がある。また、固相抽出カラムの排出口にバルブ機構が備わっており、廃液あるいは抽出物の流路を切り換える構造(例えばスリット等)を有している場合もある。
本発明により、固相抽出処理の自動化において廃液と抽出物と混合させることなく、簡便に分別して回収することが可能となる。
また、固相抽出処理を自動化する装置では、ターンテーブル上の複数の固相抽出カラムが、96ウェルプレートにおける各固相抽出ウェルのように全て同じ処理に供試されるのではなく、固相抽出カラムごとに異なる処理工程に対応させることが可能となる。
(a)、(b)は、固相抽出カートリッジの構成を説明する図である。 バルブ機構を備えた固相抽出カートリッジの構成を説明する図である。 回収デバイスの構成を説明する図である。 (a)、(b)は、図3の回収デバイスの位置決め構造を説明する図である。 キュベット構造を説明する図である。 (a)〜(d)は、圧力保持弁の構成を説明する図である。 回収デバイス用ターンテーブル構造を説明する図である。 固相抽出処理のフロー図である。 固相抽出処理の個別型におけるシステム構成の上面図である。 固相抽出処理の個別型におけるシステム構成の側面図である。 固相抽出処理の一体型におけるシステム構成の上面図である。 固相抽出処理の個別型におけるシステム構成の側面図である。
本発明の実施例を、図面を用いてより詳細に解説する。ただし、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。なお、理解の便宜のために、同じ部材であっても図毎に付す番号を変えている場合がある。
実施例1では、一体型の固相抽出カートリッジを用いた前処理装置について説明する。一体型の固相抽出カートリッジは、カートリッジとして固相抽出カラムの機構とその廃液および抽出物回収の機構を網羅していることを特徴とする。
図1に、固相抽出処理に用いるカートリッジを示す。図1(a)、(b)に示すように、カートリッジ101は、固相抽出カラム102の底面に回収デバイス104を有する。回収デバイス(受皿機構)104は、固相抽出の各作業工程で生じる廃液あるいは抽出物を回収するための容器あるいは流路を備える。この回収デバイス104は、固相抽出カラム102に対して一体型となっている。一体型とは、固相抽出カラム102の底面に固相抽出デバイスが予め連結しているカートリッジのことを示す。
固相抽出カラム102からの排出口109は1箇所となるため、固相抽出カラム102底面の回収デバイス104は、例えば底面の中心を軸とした回転式の切り換え機構の場合、排出口の位置を中心から外すことにより、廃液用区画105(容器あるいは流路)と抽出物回収槽106を切り換えた際に、廃液と抽出物とを混合してしまうことのない構造を有する。なお、図1(a)において、番号103は充填剤を示している。
つまり、この一体型の固相抽出カートリッジ101は、固相抽出カラム102の排出口109の部分に回収容器および廃液容器が接することになるため、廃液および抽出物の飛散回避によるコンタミネーションを防止することができる。
一方、回収デバイス104がスライド式あるいは個別型の場合、固相抽出カラム102の排出口109の位置は問わず、カラム底面の中心であっても構わない。また、そのときのオプションとして、例えば廃液側のみ容器ではない構造であっても良く装置本体側に設置したドレインに廃液を排出させる構造を有しても構わない。
固相抽出カラム102で捕捉した目的成分の溶出は、1回だけでなく、固相分離的な用途として複数回に分けて行っても構わない。そのため、図3に示すように、回収デバイス301は少なくとも1個以上の抽出物回収槽303(図示の例では抽出物回収槽A305、抽出物回収槽B306)を有する。なお、図3において、番号302は廃液区分を示している。
装置内では、図4(a)に示すように、固相抽出カラム402および回収デバイス404が予め一体化したカートリッジ401は、保管用のラックや処理を行うためのデバイス(例えばターンテーブル等)の所定の位置に配向性良く設置する必要があるため、位置決めのための構造(カートリッジ保持部、例えば凹凸等)409を有する。
回収デバイス404には固相抽出カラムの排出口に合わせて位置を切り換える構造を有する。例えば、一体型の場合には、回収デバイス404あるいは固相抽出カラム402の位置を切り換えるため(例えば回転、スライド等)、装置本体側に設定した切り換え機構を連結あるいは引っ掛ける等の構造(例えば凹凸等)を有する。なお、図4(a)において、番号403は充填剤、405は廃液区分、406は抽出物回収槽、407は圧力抜き用細孔、408は圧力保持弁を、図4(b)において、番号410はターンテーブル、411は固相抽出カラム排出口を、それぞれ示している。
また、回収デバイスが固相抽出カラムと一体化している場合に、固相抽出の各作業工程で生じる廃液あるいは抽出物を回収するため、図1(a)および図3に示すように、回収デバイス104、301には圧力を抜く(大気圧に保つ)ための仕組み(例えば細孔等)107、304を有する。
回収した抽出物は質量分析に供試する。そのため、抽出物回収槽106、303には抽出物を質量分析に移行させる仕組みがある。例えば、分注あるいは抽出物を捕捉する器材を挿入するための挿入口や、圧力制御により抽出物を移動させる流路がある(図1参照)。後者の場合、圧力制御のために回収デバイス104、301に設置した圧力抜きの仕組みを機能しないようにするため、例えばその細孔を塞ぐ仕組みを有する。
必要に応じて、固相抽出における各作業工程の加圧状態を保持するため、図1および図6(a)に示すように、圧力保持弁108、608をカラム上面に設置し、加圧による各種溶媒の流動を促すことができる。
装置本体側には、固相抽出カラム102、602と回収デバイス104、604間の位置切り換えの機構(区画切換機構)を有する。一体型の場合は、固相抽出カラム102、602あるいは回収デバイス104、604を、例えば回転あるいはスライドさせることによって位置を切り換えるディスクやアーム等を有する。なお、図6(a)において、番号601は固相抽出カートリッジ、603は充填剤、605は廃液区分、606は抽出物回収槽、607は圧力抜き用細孔、609は固相カラム排出口を、それぞれ示している。また、図6(b)〜(d)において、番号610は圧力、試料、試薬等を導入する細孔、611、612は逆止弁、613は逆止ボールを、それぞれ示している。
固相抽出処理後のカートリッジは、回収アームによりターンテーブルから取り外されて、保存あるいは廃棄することが可能である。抽出物を再測定する場合には、保存しているカートリッジをターンテーブルの空いた区画に設置する。例えばカートリッジがバーコード管理されている場合には、それを自動認識し、そのカートリッジに関しては固相抽出に関わる各工程を行わずに、質量分析装置(以下、MS部ともいう。)にロードする位置に移動し、再測定を行う。
保存中のカートリッジは、必要に応じて抽出物の乾燥を避けるためにカートリッジ上端に蓋をしても構わない。乾燥した場合であっても、溶媒で再溶解することで再測定を行うことができる。そのときの溶媒添加量は、例えば固相抽出時の抽出物の液面(あるいは容量)のモニタリング値から、測定に消費した容量を差し引いた値に制御する。
実施例2では、個別型の固相抽出カートリッジを用いた前処理装置について説明する。個別型の固相抽出カートリッジは、固相抽出カラムと回収デバイスが分離しているため、両者をタイミング良く同調させることを特徴とする。
図1に、固相抽出処理に用いるカートリッジを示す。このカートリッジ101は、実施例1で述べたように、固相抽出カラムの底面に回収デバイス104を有し、回収デバイス104は、固相抽出の各作業工程で生じる廃液あるいは抽出物を回収するための容器あるいは流路を備える。この回収デバイス104には個別型の場合がある。個別型とは、固相抽出カラム102の底面に固相抽出デバイスが予め連結しておらず、必要に応じて固相抽出カラム底面に移動してくる仕組みのことを示し、回収デバイス104が固相抽出カラム102に着脱する場合や、固相抽出カラム102を設置しているデバイス(例えばターンテーブル等)の下方に設置した別のデバイス(例えばターンテーブル等)に回収デバイス104を設置している場合がある。
固相抽出カラム102からの排出口109は1箇所となるため、回収デバイス104が個別型の場合、実施例1でも述べたように、固相抽出カラム102の排出口の位置は問わず、カラム底面の中心であっても構わない。また、そのときのオプションとして、例えば廃液側のみ容器ではない構造であっても良く、装置本体側に設置したドレインに廃液を排出させる構造を有しても構わない。
一体型の場合と同様に、固相抽出カラムで捕捉した目的成分の溶出は、1回だけでなく、固相分離的な用途として複数回に分けて行っても構わない。そのため、回収デバイス301は少なくとも1個以上の抽出物回収槽305、306を有する(図3参照)。
装置内では、固相抽出カラム402および回収デバイス404は、保管用のラックや処理を行うためのデバイス(例えばターンテーブル等)の所定の位置に配向性良く設置する必要がある場合は、位置決めのための構造(例えば凹凸等)409を有する(図4参照)。
回収デバイスには固相抽出カラムの排出口に合わせて位置を切り換える構造を有する。例えば、個別型の場合は、回収デバイス404と装置本体側に設定した運搬機構とが連動して、固相抽出処理の各作業工程に応じて、回収デバイス404を固相抽出カラム402の下方に移動する。
また、回収デバイスが固相抽出カラムと接する場合には、固相抽出の各作業工程で生じる廃液あるいは抽出物を回収するため、回収デバイスには圧力を抜く(大気圧に保つ)仕組み(例えば細孔等)を有する(図1および図3参照)。
一体型の場合と同様に、回収した抽出物は質量分析に供試する。そのため、抽出物回収層には抽出物を質量分析に移行させる仕組みがある。例えば、分注あるいは抽出物を捕捉する器材を挿入するための挿入口や、圧力制御により抽出物を移動させる流路がある(図1参照)。後者の場合、圧力制御のために回収デバイスに設置した圧力抜きの仕組みを機能しないようにするため、例えばその細孔を塞ぐ仕組みを有する。
例えば、個別型の場合には、装置本体側に廃液機構と回収機構を設ける必要がある。その場合、処理工程のタイミング等を指標にして、廃液側と回収側の切り換えを随時行う。特に、抽出物回収槽の位置決めは、回転式あるいはスライド式等、仕組みを問わないが、抽出物回収のタイミングに合わせて回収槽が規定の位置(例えば、固相抽出カラムの排出口の直下等)に切り換えられる。
必要に応じて、固相抽出における各作業工程の加圧状態を保持するため、圧力保持弁をカラム上面に設置し、加圧による各種溶媒の流動を促すことができる(図1および図6参照)。
装置本体側には、固相抽出カラムと回収デバイス間の位置切り換えの機構を有する。例えば個別型の場合は、回収デバイスを固相抽出カラム下方の所定の位置に運搬するディスクやアーム等を有する。
個別型のうち、固相抽出カラムを設置しているデバイス(例えばターンテーブル等)の下方に設置した別のデバイス(例えばターンテーブル等)に回収デバイスを設置している場合、図7(b)〜(g)に示すように、例えば回収デバイス側のターンテーブル構造には複数パターンある。例えば、廃液および抽出物回収部は、図7(a)に示した固相抽出処理部704の固相抽出カラム側のターンテーブル703と同形のターンテーブルの場合で、回収デバイス(廃液区画および抽出物回収槽)の数が固相抽出カラム数と同じ場合や、図7(b)〜(e)に示すように異なる場合705〜708がある。また、例えば図7(f)および(g)に示すように、固相抽出カラム側のターンテーブルと異形のターンテーブル709あるいはベルト状710の場合もある。なお、図7において、番号701は固相抽出カラムの挿入部、702は圧力印加部を、それぞれ示している。
一体型の場合と同様に、固相抽出処理後のカートリッジは、回収アームによりターンテーブルから取り外されて、保存あるいは廃棄することが可能である。抽出物を再測定する場合には、保存しているカートリッジをターンテーブルの空いた区画に設置する。例えばカートリッジがバーコード管理されている場合にはそれを自動認識し、そのカートリッジに関しては固相抽出に関わる各工程を行わずに、MS部にロードする位置に移動し、再測定を行う。
保存中のカートリッジは、必要に応じて抽出物の乾燥を避けるためにカートリッジ上端に蓋をしても構わない。乾燥した場合であっても、溶媒で再溶解することで再測定を行うことができる。そのときの溶媒添加量は、例えば固相抽出時の抽出物の液面(あるいは容量)のモニタリング値から、測定に消費した容量を差し引いた値に制御する。
実施例3では、バルブ切り換え型の固相抽出カートリッジを用いた前処理装置について説明する。
図2に、固相抽出処理に用いるカートリッジを示す。図2に示すように、カートリッジ201は、図1で示したカートリッジ101と同様に、固相抽出カラム202の底面に回収デバイスを有する。回収デバイス204は、固相抽出の各作業工程で生じる廃液あるいは抽出物を回収するための容器あるいは流路を備える。この回収デバイスは、固相抽出カラム202に対して一体型の場合や個別型の場合がある。一体型とは、固相抽出カラム202の底面に固相抽出デバイスが予め連結しているカートリッジのことを示す。一方、個別型とは、固相抽出カラム202の底面に固相抽出デバイスが予め連結しておらず、必要に応じて固相抽出カラム底面に移動してくる仕組みのことを示し、回収デバイスが固相抽出カラム202に着脱する場合や、固相抽出カラム202を設置しているデバイス(例えばターンテーブル等)の下方に設置した別のデバイス(例えばターンテーブル等)に回収デバイスを設置している場合がある。
固相抽出カラム202からの排出口209は1箇所となるため、固相抽出カラム202の排出口部209にバルブ210を設置し、廃液あるいは抽出物の流路を切り換える構造(例えばスリット等)を有していても構わない(図2参照)。なお、図2において、番号203は充填剤、205は廃液区分、206は抽出物回収槽、207は圧力抜き用細孔、208は圧力保持弁を、それぞれ示している。
図1で示したカートリッジ101と同様に、固相抽出カラム202で捕捉した目的成分の溶出は、1回だけでなく、固相分離的な用途として複数回に分けて行っても構わない。そのため、回収デバイスは少なくとも1個以上の抽出物回収槽305、306を有する(図3参照)。
装置内では、固相抽出カラム402および回収デバイス404、あるいは両者が予め一体化したカートリッジ401は、保管用のラックや処理を行うためのデバイス(例えばターンテーブル等)の所定の位置に配向性良く設置する必要がある場合には、位置決めのための構造(例えば凹凸等)409を有する(図4参照)。
回収デバイスには固相抽出カラムの排出口に合わせて位置を切り換える構造を有する場合がある。例えば、一体型の場合には、実施例1と同様に、回収デバイス404あるいは固相抽出カラム402の位置を切り換えるため(例えば回転,スライド等)、装置本体側に設定した切り換え機構を連結あるいは引っ掛ける等の構造(例えば凹凸等)を有する。一方、個別型の場合は、実施例2と同様に、回収デバイス404と装置本体側に設定した移動機構とが連動して、固相抽出処理の各作業工程に応じて、個相抽出カラム402の下方に移動する。
また、図1で示したカートリッジ101と同様に、回収デバイスが固相抽出カラムと接した場合に、固相抽出の各作業工程で生じる廃液あるいは抽出物を回収するため、回収デバイスには圧力を抜く(大気圧に保つ)仕組み(例えば細孔等)を有する(図2および図3参照)。
回収した抽出物は質量分析に供試する。そのため、抽出物回収層には抽出物を質量分析に移行させる仕組みがある。例えば、分注あるいは抽出物を捕捉する器材を挿入するための挿入口や、圧力制御により抽出物を移動させる流路がある(図1参照)。後者の場合、圧力制御のために回収デバイスに設置した圧力抜きの仕組みを機能しないようにするため、例えばその細孔を塞ぐ仕組みを有する。
例えば、個別型の場合には、図1で示したカートリッジ101と同様に、装置本体側に廃液機構と回収機構を設ける必要がある。その場合、処理工程のタイミング等を指標にして、廃液側と回収側の切り換えを随時行う。特に、抽出物回収槽106の位置決めは、回転式あるいはスライド式等、仕組みを問わないが、抽出物回収のタイミングに合わせて回収槽が規定の位置(例えば、固相抽出カラムの排出口の直下等)に切り換えられる。
必要に応じて、固相抽出における各作業工程の加圧状態を保持するため、圧力保持弁をカラム上面に設置し、加圧による各種溶媒の流動を促すことができる(図2および図6参照)。
装置本体側には、固相抽出カラム202の排出口209に設置したバルブ(例えばスリット等)210を切り換える機構を有している。また、固相抽出カラム202と回収デバイス204間の位置切り換えの機構を有する場合がある。一体型の場合は、固相抽出カラム202あるいは回収デバイス204を、例えば回転あるいはスライドさせることによって位置を切り換えるディスクやアーム等を有する。また、個別型の場合も同様に、回収デバイス204を固相抽出カラム下方の所定の位置に移動させるディスクやアーム等を有する。
図1で示したカートリッジ101と同様に、個別型のうち、固相抽出カラムを設置しているデバイス(例えばターンテーブル等)の下方に設置した別のデバイス(例えばターンテーブル等)に回収デバイスを設置している場合、例えば回収デバイス側のターンテーブル構造には複数パターンある(図7参照)。例えば、固相抽出カラム側のターンテーブルと同形のターンテーブルの場合で、回収デバイス(廃液区画および抽出物回収槽)の数が固相抽出カラム数と同じ場合や異なる場合がある。また、例えば固相抽出カラム側のターンテーブルと異形のターンテーブルあるいはベルト状の場合もある。
実施例4では、抽出物回収槽にキュベット構造を設けたときの測光検出について説明する。
固相抽出する成分は、測定対象成分あるいは標識(例えば蛍光等)した測定対象成分でも構わない。ただし、後者の場合は、固相抽出処理前に試料に対して蛍光標識処理する。なお、蛍光標識処理では、固相抽出後の測定対象成分を標識しても構わない。
図5に示すように、抽出物回収槽506に回収された抽出物は、抽出物回収槽506そのものあるいはそれに対して構造的に付加されたキュベット510内に留まる(図5)。このキュベット510内の抽出物に対して光源511を用いて測光検出系512で検出を行うことにより、抽出物の定量を行う。
実施例5では、個別型の固相抽出カートリッジを用いた場合の固相抽出処理を自動化するためのシステム構成について説明する。
まず、図8に固相抽出処理のフローを示す。図8に示すように、固相抽出処理は、有機溶媒とHOを用いた固相抽出充填剤のコンディショニング工程、固相抽出充填剤への試料供試工程、固相抽出充填剤に非特異吸着した夾雑物の洗浄除去工程、固相抽出充填剤に特異的に吸着させたターゲット成分の溶出回収工程等で構成される。得られた抽出物は、例えば質量分析装置等に供試することにより、それに含まれている成分の同定あるいは定量を行うことで臨床検査に用いることができる。
各工程では、試薬あるいは試料等を固相抽出剤に対して通液させるため、圧力印加を行う(固相抽出カートリッジ上流側の加圧処理あるいは下流側の陰圧処理で実施)。固相抽出剤を通過して排出される溶液は、最終工程の溶出回収工程で得られるもののみを回収して分析に供試するが、それ以外の各工程から排出される溶液はいずれも廃液として処置する。
図9に、固相抽出カラムと回収デバイスが分離している個別型の固相抽出カートリッジを用いた場合の固相抽出処理を自動化するためのシステム構成の上面図の例を示す。臨床検査等で求められる検体あるいは検査項目ごとに対応したランダム性を実現するため、例えば格子状に96個のウェルを備えた固相抽出カートリッジをターンテーブルの同心円周上に14区画配列する(区画A〜Nに位置するカートリッジ保持部901〜914に配置)。そして、図8に示したフローにしたがって、固相抽出処理を構成する各工程を同円周上で並行して順次実施する仕組みになっている。以下に、血中薬物濃度測定を例として具体的な操作手順を説明する。なお、図9および図10に示すように、システムには処理工程の状況をモニタリングするための機構938、1008を備え、システム全体の制御およびデータ解析等の演算はPC(パーソナルコンピュータ)937で行う。
最初に、固相抽出カートリッジ移動機構941が、固相抽出カートリッジストック機構931から1本の固相抽出カートリッジを、ターンテーブル上の区画Aに位置するカートリッジ保持部901に搬送する。なお、この固相抽出カートリッジを、便宜的に以下C1と称する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計回りに1区画分回転し、C1は区画Bに位置するカートリッジ保持部902に移動する。C1に対してコンディショニング用有機溶媒分注機構942が一定量の有機溶媒(例えば100%メタノール)を分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Cに位置するカートリッジ保持部903に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、有機溶媒を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Dに位置するカートリッジ保持部904に移動する。C1に対してコンディショニング用HO分注機構942が一定量のHOを分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Eに位置するカートリッジ保持部905に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、有機溶媒を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Fに位置するカートリッジ保持部906に移動する。C1に対して、検体分注機構942が検体配置機構932の検体分注位置に配置した検体容器から一定量の検体を採取して分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Gに位置するカートリッジ保持部907に移動する。C1に対して、内部標準物質分注機構942が内部標準物質配置機構933の内部標準物質分注位置に配置した内部標準物質容器から一定量の内部標準物質を採取して分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Hに位置するカートリッジ保持部908に移動する。C1に対して、撹拌機構944で検体と内部標準物質を撹拌する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Iに位置するカートリッジ保持部909に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、検体と内部標準物質の混合溶液を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Jに位置するカートリッジ保持部910に移動する。C1に対して、洗浄液分注機構942が一定量の洗浄液を分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Kに位置するカートリッジ保持部911に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、洗浄液を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Lに位置するカートリッジ保持部912に移動する。C1に対して、溶出液分注機構942が一定量の溶出液を分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Mに位置するカートリッジ保持部913に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、洗浄液を固相抽出剤に通液させる。図10に、区画Mにおけるシステム構成の側面図を示す。固相抽出カートリッジ1001(C1)から排出された溶出液は、回収容器配置機構(実施例5では回収対象切換機構として作用)934、1006上のC1排出口直下の位置に待機している、固相抽出カートリッジと同様、96個に格子状に区画された回収容器(受皿機構)1002で回収する。また、質量分析工程に移行するために、溶出液を回収した回収容器1002は回収容器設置機構934、1006の所定の位置に移動した後、溶出液はMS部936、1007にオンラインあるいはオフライン方式により供試され、溶出液中の目的成分を分離しながら定量する。
オフライン方式によるMS部へのサンプル供試例としては、例えば、サンプル供試機構939、1009が必要量吸液し、MS部のイオン源に直接的あるいは間接的(例えばフローインジェクション方式)に導入することが挙げられる。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Nに位置するカートリッジ保持部914に移動する。固相抽出カートリッジ移動機構941が、ターンテーブル921、1005からC1を回収してカートリッジ廃棄部935に廃棄する。カートリッジ廃棄部935は、回収したカートリッジを再利用等のために保管しておくこともできる。
以上がターンテーブル上で行われる一連の作業であり、次にターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転すると、C1廃棄後の空のカートリッジ保持部は区画A951に戻り、固相抽出処理が1処理分完了となる。
固相抽出処理後の回収容器1002は、廃棄する代わりに回収アームによりターンテーブル921、1005から取り外されて、保存することも可能である。抽出物を再測定する場合には、保存している回収容器1002をターンテーブルの空いた区画に設置し、例えば回収容器がバーコード管理されている場合にはそれを自動認識し、その回収容器1002をMS部936、1007にロードする位置に移動し、再測定を行う。
保存中の回収容器1002は、必要に応じて抽出物の乾燥を避けるために回収容器上端に蓋をしても構わない。乾燥した場合であっても、溶媒で再溶解することで再測定を行うことができる。そのときの溶媒添加量は、例えば固相抽出時の抽出物の液面(あるいは容量)のモニタリング値から、測定に消費した容量を差し引いた値に制御する。
なお、前述においてC1が区画Bに位置するカートリッジ保持部902に移動した後の区画Aに位置することになる空のカートリッジ保持部には、例えば、新たな固相抽出カートリッジ1001としてC2が投入され、C2により2検体目の処理がC1に続いて1区画(作業)遅れで開始される。3検体目以降も同様にC2に引き続いて処理されるため、ターンテーブル921、1005上では区画数に相当する合計14検体分の処理が順繰りに並行して行われることになる。また、再検査の場合も同様に処理される。
実施例6では、一体型のカートリッジを用いた場合の固相抽出処理を自動化するためのシステム構成について説明する。
図11に、固相抽出カラムと回収デバイスが連結している一体型のカートリッジを用いた場合の固相抽出処理を自動化するためのシステム構成の上面図の例を示す。臨床検査等で求められる検体あるいは検査項目ごとに対応したランダム性を実現するため、例えば図9で示した個別型の場合と同様に、固相抽出カートリッジをターンテーブル(実施例6では回収対象切替機構として作用)の同心円周上に14区画配列する(区画A〜Nに位置するカートリッジ保持部901〜914に配置)。そして、図8に記載のフローにしたがって、固相抽出処理を構成する各工程を同円周上で並行して順次実施する仕組みになっている。以下に、血中薬物濃度測定を例として具体的な操作手順を説明する。なお、図11および図12に示すように、システムには処理工程の状況をモニタリングするための機構938、1008を備え、システム全体の制御およびデータ解析等の演算はPC937で行う。
最初に、固相抽出カートリッジ移動機構941が、固相抽出カートリッジストック機構931から1本の固相抽出カートリッジを、ターンテーブル921、1005上の区画Aに位置するカートリッジ保持部901に搬送する。その際、図12に示すように、固相抽出カラム底面の回収デバイス(回収容器)1002は、抽出物回収槽ではなく廃液用区画(容器あるいは流路)に切り換えられている。この固相抽出カートリッジ1001を、便宜的にC1と称する。
以降は、個別型の場合と同様にして、ターンテーブル921、1005が時計回りに1区画分回転し、C1は区画Bに位置するカートリッジ保持部902に移動する。C1に対して、コンディショニング用有機溶媒分注機構942が一定量の有機溶媒(例えば100%メタノール)を分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Cに位置するカートリッジ保持部903に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、有機溶媒を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Dに位置するカートリッジ保持部904に移動する。C1に対して、コンディショニング用HO分注機構942が一定量のHOを分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Eに位置するカートリッジ保持部905に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、有機溶媒を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Fに位置するカートリッジ保持部906に移動する。C1に対して、検体分注機構942が検体配置機構932の検体分注位置に配置した検体容器から一定量の検体を採取して分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Gに位置するカートリッジ保持部907に移動する。C1に対して、内部標準物質分注機構942が内部標準物質配置機構933の内部標準物質分注位置に配置した内部標準物質容器から一定量の内部標準物質を採取して分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Hに位置するカートリッジ保持部908に移動する。C1に対して、撹拌機構944で検体と内部標準物質を撹拌する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Iに位置するカートリッジ保持部909に移動する。C1に対して、圧力付加機構943で加圧することにより、検体と内部標準物質の混合溶液を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Jに位置するカートリッジ保持部910に移動する。C1に対して、洗浄液分注機構942が一定量の洗浄液を分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Kに位置するカートリッジ保持部911に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、洗浄液を固相抽出剤に通液させる。廃液は、ドレインあるいは廃液回収容器等で回収した後、廃棄する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Lに位置するカートリッジ保持部912に移動する。C1に対して、溶出液分注機構942が一定量の溶出液を分注する。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Mに位置するカートリッジ保持部913に移動する。C1に対して圧力付加機構943で加圧することにより、洗浄液を固相抽出剤に通液させる。図12に、区画Mにおけるシステム構成の側面図を示す。固相抽出カートリッジ1001(C1)から排出された溶出液は、排出口直下の位置に備えられて96個に格子状に区画された回収デバイス1002で回収する。また、質量分析工程に移行するために、溶出液はMS部936、1007にオンラインあるいはオフライン方式により供試され、溶出液中の目的成分を分離しながら定量する。
オフライン方式によるMS部へのサンプル供試例としては、例えば、個別型の場合と同様に、抽出物を分注機構が必要量吸液し、MS部のイオン源に直接的あるいは間接的(例えばフローインジェクション方式)に導入することが挙げられる。
続いて、ターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転し、C1は区画Nに位置するカートリッジ保持部914に移動する。固相抽出カートリッジ移動機構941が、ターンテーブル921からC1を回収してカートリッジ廃棄部935に廃棄する。なお、先に述べたように、カートリッジ廃棄部935ではカートリッジの保管をすることもできる。
以上がターンテーブル上で行われる一連の作業であり、次にターンテーブル921、1005が時計周りに1区画分回転すると、C1廃棄後の空のカートリッジ保持部は区画A951に戻り、固相抽出処理が1処理分完了となる。
なお、前述においてC1が区画Bに位置するカートリッジ保持部902に移動した後の区画Aに位置することになる空のカートリッジ保持部には、個別型の場合と同様に、例えば、新たな固相抽出カートリッジ1001としてC2が投入され、C2により2検体目の処理がC1に続いて1区画(作業)遅れで開始される。3検体目以降も同様にC2に引き続いて処理されるため、ターンテーブル上では区画数に相当する合計14検体分の処理が順繰りに並行して行われることになる。再検査の場合も同様に処理される。
以上の実施例5および6は、ターンテーブル上の14本の固相抽出カートリッジは、いずれも並行して固相抽出処理されているにもかかわらず、各々独立した作業に対応していることになる。すなわち、同一プラットフォーム(ターンテーブル)上の複数の固相抽出カートリッジのうち、少なくとも2個以上のカートリッジの廃液および抽出液の回収容器、あるいはカートリッジと一体化した回収デバイスを個々に切り換えられることを示している。
本発明は、複数検体の固相抽出処理をパラレル処理できるとともに、検体あるいは検査項目に対してランダムに対応可能である。また、固相抽出カートリッジの消費本数は固相抽出処理数に応じて決定する。このことは、従来のプレート方式による高スループット固相抽出とは異なり、臨床検査で求められるランダムな高スループットパラレル固相抽出処理を実現できるとともに、未使用の固相抽出カートリッジが生じないため、コスト効率の高いシステムを提供できることを意味する。
101,201,401,501,601 固相抽出カートリッジ
102,202,402,502,602 固相抽出カラム
103,203,403,503,603 充填剤
104,204,301,404,504,604 回収デバイス(受皿機構)
105,205,302,405,505,605 廃液区分
106,206,303,406,506,606 抽出物回収槽
107,207,304,407,507,607 圧力抜き用細孔
108,208,408,508,608 圧力保持弁
109,209,509,609 固相カラム排出口
210 バルブ
305 抽出物回収槽−A
306 抽出物回収槽−B
409 位置決め構造
410 ターンテーブル
411 固相抽出カラム挿入部
510 キュベット
511 光源
512 測光検出系
610 細孔(圧力,試料,試薬等導入)
611 逆止弁−A
612 逆止弁−B
613 逆止ボール
701 固相抽出カラム(挿入部)
702 圧力印加部
703 固相抽出カラム側ターンテーブル
704 固相抽出処理部
705 廃液および抽出物回収部(回収デバイス少数型)
706 廃液および抽出物回収部(回収デバイス多数型)
707 廃液および抽出物回収部(回収デバイス三頂点型)
708 廃液および抽出物回収部(回収デバイス直列型)
709 廃液および抽出物回収部(オーバル型)
710 廃液および抽出物回収部(ベルトコンベア型)
901 区画Aに位置するカートリッジ保持部
902 区画Bに位置するカートリッジ保持部
903 区画Cに位置するカートリッジ保持部
904 区画Dに位置するカートリッジ保持部
905 区画Eに位置するカートリッジ保持部
906 区画Fに位置するカートリッジ保持部
907 区画Gに位置するカートリッジ保持部
908 区画Hに位置するカートリッジ保持部
909 区画Iに位置するカートリッジ保持部
910 区画Jに位置するカートリッジ保持部
911 区画Kに位置するカートリッジ保持部
912 区画Lに位置するカートリッジ保持部
913 区画Mに位置するカートリッジ保持部
914 区画Nに位置するカートリッジ保持部
921、1005 ターンテーブル
931 固相抽出カートリッジストック機構
932 検体配置機構
933 内部標準物質配置機構
934、1006 回収容器配置機構
935 固相抽出カートリッジ廃棄部
936、1007 MS部
937 制御/演算用PC
938、1008 モニタリング機構
939、1009 サンプル供試機構
941 固相抽出カートリッジ移動機構
942 分注機構
943、1004 圧力付加機構
944 撹拌機構
951 区画A(固相抽出カートリッジ設置位置)
952 区画B(コンディショニング用有機溶媒分注位置)
953 区画C(圧力付加によるコンディショニング用有機溶媒通液位置)
954 区画D(コンディショニング用HO分注位置)
955 区画E(圧力付加によるコンディショニング用HO通液位置)
956 区画F(検体分注位置)
957 区画G(内部標準物質分注位置)
958 区画H(検体および内部標準物質撹拌位置)
959 区画I(圧力付加による試料溶液通液位置)
960 区画J(洗浄液分注位置)
961 区画K(圧力付加による洗浄液通液位置)
962 区画L(溶出液分注位置)
963 区画M(圧力付加による溶出液通液位置)
964 区画N(固相抽出カートリッジ廃棄位置)
1001 固相抽出カートリッジ
1002 回収容器(回収デバイス)
1003 区画M

Claims (13)

  1. 固相抽出用充填剤を保持できるカートリッジと、
    該カートリッジを複数個保持可能な固相抽出カートリッジ保持部と、
    前記カートリッジから抽出されたサンプルを受ける受皿機構と、
    を備えた生体サンプルの前処理装置であって、
    前記カートリッジの底面と前記受皿機構の上面が同一形状であり、前記カートリッジの底面と前記受皿機構の上面が連結され、
    前記受皿機構が複数の区画からなり、前記カートリッジから抽出されたサンプルを受ける区画を切り換える、区画切換機構を備えたことを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  2. 請求項1記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記区画切換機構が、流路を切り換える機構であることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  3. 請求項1記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記区画切換機構が、受皿を移動させる機構であることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記受皿機構と前記カートリッジが一体となっていることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  5. 請求項3記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記受皿を移動させる機構が受皿を回転する機構であることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  6. 請求項3記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記受皿を移動させる機構が受皿をスライドする機構であることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  7. 請求項5記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記カートリッジから抽出されたサンプルを受ける溶液排出口が前記カートリッジ底面の中心から外れていることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  8. 請求項1記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記区画切換機構が、装置本体側に設けられていることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  9. 請求項2記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記流路を切り換える機構が前記カートリッジから抽出されたサンプルを受ける溶液排出口に設けたバルブ機構であることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  10. 請求項9記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記バルブ機構は、装置本体側に設けられていることを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の生体サンプルの前処理装置において、
    前記固相抽出用充填剤を保持できるカートリッジ内の圧力を開放する圧力開放機構を備えたことを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  12. 請求項1記載の生体サンプルの前処理装置において、
    少なくとも2個以上の前記カートリッジおよび前記受皿機構の一方または双方を廃液回収用と抽出されたサンプルの回収用とで切り換える回収対象切換機構を備えたことを特徴とする生体サンプルの前処理装置。
  13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載の生体サンプルの前処理装置を備えたことを特徴とする質量分析装置。
JP2010548541A 2009-01-29 2010-01-28 サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置 Expired - Fee Related JP5519538B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010548541A JP5519538B2 (ja) 2009-01-29 2010-01-28 サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009017458 2009-01-29
JP2009017458 2009-01-29
PCT/JP2010/051094 WO2010087387A1 (ja) 2009-01-29 2010-01-28 サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置
JP2010548541A JP5519538B2 (ja) 2009-01-29 2010-01-28 サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2010087387A1 JPWO2010087387A1 (ja) 2012-08-02
JP5519538B2 true JP5519538B2 (ja) 2014-06-11

Family

ID=42395645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010548541A Expired - Fee Related JP5519538B2 (ja) 2009-01-29 2010-01-28 サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US8319179B2 (ja)
JP (1) JP5519538B2 (ja)
CN (1) CN102301218B (ja)
DE (1) DE112010000843T5 (ja)
WO (1) WO2010087387A1 (ja)

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010087387A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置
JP2012154917A (ja) * 2011-01-05 2012-08-16 Hitachi High-Technologies Corp 固相抽出の異常判定方法、及び固相抽出装置
FI20115785A0 (fi) * 2011-08-08 2011-08-08 Thermo Fisher Scientific Oy Menetelmä ja laite automaattiseen analyysiin
CN102688749B (zh) * 2012-05-04 2013-11-06 上海新拓分析仪器科技有限公司 萃取材料及制作方法、用于固相微萃取的装置及萃取方法
CN102788722B (zh) * 2012-08-20 2014-10-22 北京吉天仪器有限公司 食品样品有机前处理系统
CN103041613A (zh) * 2013-01-22 2013-04-17 中国检验检疫科学研究院 食品中农药残留振荡提取萃取仪
CN104749159A (zh) * 2013-12-30 2015-07-01 同方威视技术股份有限公司 农药残留检测方法
JP6332448B2 (ja) * 2014-07-02 2018-05-30 株式会社島津製作所 前処理装置
WO2016006097A1 (ja) * 2014-07-11 2016-01-14 株式会社島津製作所 前処理装置
JP6332456B2 (ja) * 2014-07-28 2018-05-30 株式会社島津製作所 前処理キット、その前処理キットを用いて試料の前処理を行なう前処理装置及びその前処理装置を備えた分析システム
JP6281641B2 (ja) * 2014-09-02 2018-02-21 株式会社島津製作所 前処理装置及びこれを備えた分析システム
EP3190408B1 (en) * 2014-09-02 2021-12-29 Shimadzu Corporation Preprocessing device and analysis system provided with same
US20170284981A1 (en) 2014-09-02 2017-10-05 Shimadzu Corporation Preprocessing device and analysis system provided with same
CN104237366A (zh) * 2014-09-25 2014-12-24 上海烟草集团有限责任公司 一种烟草及烟草制品中不同形态铬元素的分离测定方法
KR101700624B1 (ko) * 2014-12-24 2017-02-14 나노바이오시스 주식회사 핵산 추출 장치 및 그 동작 방법
US10483096B2 (en) 2015-02-10 2019-11-19 Indiana University Research And Technology Corporation Device and method for analysis of biofluids by ion generation using wetted porous material
US11326990B2 (en) * 2016-05-20 2022-05-10 Shimadzu Corporation Autonomous preprocessing device and analysis system provided with the autonomous preprocessing device
CN108152429A (zh) * 2016-12-04 2018-06-12 中国科学院大连化学物理研究所 一种固相萃取微柱及应用
FR3065532B1 (fr) * 2017-04-20 2020-07-17 Diagnostica Stago Dispositif de conditionnement de billes pour cuvettes de reaction destinees a un appareil d'analyse
CN110018301A (zh) * 2018-01-09 2019-07-16 上海八通生物科技股份有限公司 一种组合式免疫层析装置
CN108645689B (zh) * 2018-04-28 2023-12-08 山东省食品药品检验研究院 一种用于苯并芘检测前处理的装置及方法
JP7156154B2 (ja) * 2019-04-18 2022-10-19 株式会社島津製作所 培地処理システム及び培地処理方法
CN113390702B (zh) * 2021-05-31 2022-08-16 烟台海关技术中心 放射性锶固相萃取、样品制备及活度测量集成装置
CN114878730B (zh) * 2022-06-16 2023-08-15 陕西科技大学 一种集固相微萃取和原位质谱的羊乳掺假检测装置及方法

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04329356A (ja) * 1991-04-30 1992-11-18 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフにおける分取装置
JPH06138115A (ja) * 1991-04-25 1994-05-20 Shimadzu Corp 試料成分分取装置
JPH08164302A (ja) * 1994-12-12 1996-06-25 Moritetsukusu:Kk 自動固相抽出装置
JPH11201953A (ja) * 1998-01-14 1999-07-30 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 固相抽出装置用カートリッジ
JP2000214148A (ja) * 1999-01-28 2000-08-04 Shimadzu Corp 分取液体クロマトグラフ質量分析装置
JP2001208738A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Sumitomo Chem Co Ltd 分析条件選択方法および高速液体クロマトグラフィ装置
JP2001524681A (ja) * 1997-11-28 2001-12-04 プロヴァリス・ダイアグノスティクス・リミテッド アッセイを案内するための設備および装置
JP2006007081A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Hitachi Koki Co Ltd 自動固相抽出装置
FR2934049B1 (fr) * 2008-07-16 2010-10-15 Millipore Corp Unite et procede de preparation d'un echantillon pour l'analyse microbiologique d'un liquide.

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4862932A (en) 1988-04-20 1989-09-05 Bio-Rad Laboratories, Inc. Fraction collector
AU2003302263A1 (en) * 2002-12-26 2004-07-29 Meso Scale Technologies, Llc. Assay cartridges and methods of using the same
CN101253406A (zh) * 2005-08-30 2008-08-27 财团法人杂贺技术研究所 有机化学物质的分析前处理装置及其分析前处理方法
JP4551364B2 (ja) 2006-04-10 2010-09-29 山善株式会社 フラクションコレクタ、その制御方法及びその洗浄方法
CN100437110C (zh) * 2007-03-02 2008-11-26 华中师范大学 一种液相微萃取样品前处理方法
DE112010000810T5 (de) * 2009-01-29 2012-06-21 Hitachi High-Technologies Corporation Vorrichtung zur Vorbehandlung von biologischen Proben und mit dieser ausgestattetes Massenspektrometer
WO2010087387A1 (ja) * 2009-01-29 2010-08-05 株式会社日立ハイテクノロジーズ サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置
EP2447697B1 (en) * 2009-06-25 2019-01-30 Hitachi High-Technologies Corporation Preprocessing apparatus
CA3157087A1 (en) * 2009-12-07 2011-06-16 Meso Scale Technologies, Llc Assay cartridges and methods of using the same

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06138115A (ja) * 1991-04-25 1994-05-20 Shimadzu Corp 試料成分分取装置
JPH04329356A (ja) * 1991-04-30 1992-11-18 Shimadzu Corp 液体クロマトグラフにおける分取装置
JPH08164302A (ja) * 1994-12-12 1996-06-25 Moritetsukusu:Kk 自動固相抽出装置
JP2001524681A (ja) * 1997-11-28 2001-12-04 プロヴァリス・ダイアグノスティクス・リミテッド アッセイを案内するための設備および装置
JPH11201953A (ja) * 1998-01-14 1999-07-30 Toyota Central Res & Dev Lab Inc 固相抽出装置用カートリッジ
JP2000214148A (ja) * 1999-01-28 2000-08-04 Shimadzu Corp 分取液体クロマトグラフ質量分析装置
JP2001208738A (ja) * 2000-01-28 2001-08-03 Sumitomo Chem Co Ltd 分析条件選択方法および高速液体クロマトグラフィ装置
JP2006007081A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Hitachi Koki Co Ltd 自動固相抽出装置
FR2934049B1 (fr) * 2008-07-16 2010-10-15 Millipore Corp Unite et procede de preparation d'un echantillon pour l'analyse microbiologique d'un liquide.

Also Published As

Publication number Publication date
US8604425B2 (en) 2013-12-10
US20110291004A1 (en) 2011-12-01
WO2010087387A1 (ja) 2010-08-05
US20130075603A1 (en) 2013-03-28
JPWO2010087387A1 (ja) 2012-08-02
CN102301218B (zh) 2014-05-14
DE112010000843T5 (de) 2012-09-20
CN102301218A (zh) 2011-12-28
US8319179B2 (en) 2012-11-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5519538B2 (ja) サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置
CN110832299B (zh) 自动化临床诊断系统和方法
US9176037B2 (en) Specimen processing system
US9207152B2 (en) Pretreatment apparatus and mass analyzing apparatus equipped with the same
JP5520841B2 (ja) 生体サンプルの前処理装置、及びそれを備えた質量分析装置
US8926903B2 (en) Pretreatment apparatus and mass spectrometer equipped with the same apparatus
US9128070B2 (en) Analysis device
US11441975B2 (en) Controlling method of preprocessing apparatus
US8865418B2 (en) Immunoanalytical method and system using mass spectrometry technology
EP3190408B1 (en) Preprocessing device and analysis system provided with same
US11162924B2 (en) Preprocessing device and analysis system provided with same
JP7232841B2 (ja) 自動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140403

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5519538

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees