JP5517897B2 - 創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置 - Google Patents
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Description
そのため、試料を溶解した溶液を創薬用マイクロチューブと呼ばれる円筒状または四角筒状の小型容器に封入し、この創薬用マイクロチューブをSBS(Society for Biomolecular Screening)規格に準拠した16行×24列の合計384個の区画を有する保管ラック(以下、「384ラック」と称す)に縦列収容し、保管や搬送を行っている(例えば、特許文献1参照)。
そして、その開口部は、円柱形状で頭部に円形状の凹部C1が形成されたキャップCが嵌合するような形状に成形されている。
なお、創薬用マイクロチューブMTおよび保管ラックRの形状は、互いに安定した状態で嵌合するものであれば、それらの形状は、特に限定されるものではない。
そして、キャップCの挿入部C3には、先端に向けて細くなるテーパC6が形成されている。
このくびれC4が設けられていることにより、キャップCの挿入部C3の外周面と創薬用マイクロチューブの開口部の内壁との間に形成される気密嵌合面C5の面積が小さくなり、気密嵌合面C5に生じる接触面圧が大きくなるため、キャップCと創薬用マイクロチューブの開口部との気密性が向上する。
このキャップCは、キャップCの弾性に抗してキャップ外し装置のピッキング軸棒と嵌合する必要があるため、弾性力に優れたポリエチレン等により形成されている。
このピッキング軸棒は、保管ラックの列単位の数と同数分設けられ、保管ラックのピッチ間隔に離間されて、平行かつ直線状に軸棒ホルダに固設されている。
そして、軸棒ホルダは、上下移動用アクチュエータのスライダ部に取り付けられていて、ピッキング軸棒の軸方向に移動可能になっている。
そして、上下移動用アクチュエータと櫛歯金具は傾倒部材に固設されている。
また、キャップ回収手段が創薬用マイクロチューブから離脱したキャップをキャップボックスまで誘導する誘導通路と前記櫛歯金具の下方に設けて離脱したキャップを誘導通路側に落下させるキャップ受部とを有していることにより、ピッキング軸棒から離脱したキャップが周囲に散乱することなく、キャップをキャップボックスに収容することができる。
また、ピッキング軸棒の挿入スペースを開けてキャップ受部上に落下したキャップの上方への飛散を防止する飛散防止用カバーが櫛歯金具の複数の溝の開口する前方に配置され、ピッキング軸棒の挿入スペース以外を覆う閉空間が櫛歯金具とキャップ受部と飛散防止用カバーと誘導通路とで形成されていることにより、キャップボックスに収容するまでの経路上でキャップが外にバウンドすることを防止することができる。
本請求項3に係る創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置によれば、請求項2に係る創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置が奏する効果に加えて、櫛歯金具の金具本体の端縁が複数のピッキング軸棒の先端をそれぞれ結ぶ線と所定の角度傾斜するように構成されていることにより、それぞれのピッキング軸棒からキャップが離脱するタイミングが分散されて上下移動用アクチュエータにかかる最大負荷が小さくなり、円滑にキャップを列単位でまとめて取り外すことができる。
また、本発明の創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置に用いられる上下移動用アクチュエータや傾倒部材の機構は、サーボモータを用いたものやリニアモータを用いたもの、あるいは流体圧で駆動されるものなど、どのような形式のアクチュエータであっても構わない。
このピッキング軸棒110は、保管ラックRの列単位の数と同数分、すなわち、本実施例においては、16本設けられている。
軸棒ホルダ120は、上下移動用アクチュエータ130のスライダ部132に取り付けられ、ピッキング軸棒110の軸方向に移動可能になっている。
保管ラックRは、水平移動用アクチュエータ160による進退動作により、任意の創薬用マイクロチューブの列がピッキング軸棒110の真下に来るように順次移動可能に構成されている。
キャップ回収手段140の下方には、キャップ回収手段140で離脱したキャップを収容するキャップボックス180が配置されている。
複数の溝143は、ピッキング軸棒110の直径よりも大きくキャップCの外径より小さな幅のU字状に形成されており、ピッキング軸棒110と同一数設けられて、各々の溝143にピッキング軸棒110が収まるように構成されている。
なお、図10の拡大図に示された二重線で示された部材は、向こう側の傾倒軸152を示している。
その場合は、適宜のタイミングで創薬用マイクロチューブMTが傾倒方向と逆方向にスライドするように水平移動用アクチュエータ160によってラックホルダテーブル162を移動させてもよい。
落下したキャップCは、キャップ回収手段140の閉空間内を落下して、下方に設置されたキャップボックス180に収容される。
そして、このキャップ付着検知手段190は、櫛歯金具141の両サイドに設けられた発光手段192と受光手段193(これらの配置は左右どちらでも構わない。)からなり、発光手段192から複数の溝143の下方を横切る光191を発光し、受光手段193で当該光191を検出するように構成されている。
110 ・・・ピッキング軸棒
120 ・・・軸棒ホルダ
130 ・・・上下移動用アクチュエータ
132 ・・・スライダ部
140 ・・・キャップ回収手段
141 ・・・櫛歯金具
142 ・・・金具本体
143 ・・・溝
144 ・・・キャップ受部
145 ・・・飛散防止用カバー
146 ・・・誘導通路
147 ・・・端縁
150 ・・・傾倒部材
152 ・・・傾倒軸
154 ・・・傾倒軸穴
160 ・・・水平移動用アクチュエータ
162 ・・・ラックホルダテーブル
170 ・・・傾倒用モータ
180 ・・・キャップボックス
190 ・・・キャップ付着検知手段
191 ・・・光
192 ・・・発光手段
193 ・・・受光手段
MT ・・・創薬用マイクロチューブ
C ・・・キャップ
C1 ・・・凹部
C2 ・・・把持部
C3 ・・・挿入部
C4 ・・・くびれ
C5 ・・・気密嵌合面
C6 ・・・テーパ
R ・・・保管ラック
Claims (5)
- 創薬用マイクロチューブのキャップの凹部に前記キャップの弾性に抗して嵌合可能な外径を有する複数のピッキング軸棒と、該複数のピッキング軸棒を平行かつ直線状に固設する軸棒ホルダと、該軸棒ホルダをピッキング軸棒の軸方向に移動させる上下移動用アクチュエータと、前記軸棒ホルダと上下移動用アクチュエータとを一体に前記創薬用マイクロチューブの保管ラックを載置するラックホルダーテーブルに対して傾倒させる傾倒部材と、前記ピッキング軸棒の先端に嵌合したキャップを離脱させるキャップ回収手段とを有する創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置であって、
前記キャップ回収手段が、前記ピッキング軸棒を個別に収容する複数の溝を持つ櫛歯金具と前記創薬用マイクロチューブから離脱したキャップをキャップボックスまで誘導する誘導通路と前記櫛歯金具の下方に設けて離脱したキャップを誘導通路側に落下させるキャップ受部とで構成され、
前記櫛歯金具が、前記軸棒ホルダと上下移動用アクチュエータとを傾倒させた状態で前記ピッキング軸棒を櫛歯金具の溝内に収容可能な位置で前記ラックホルダーテーブル側に固定的に配置され、
前記櫛歯金具を構成する金具本体の端縁にそれぞれ形成された複数の溝が、前記ラックホルダーテーブルに対して傾倒部材を垂直方向に回動して起立させることにより前記ピッキング軸棒を収容する方向にU字状に開口し、
前記ピッキング軸棒の挿入スペースを開けて前記キャップ受部上に落下したキャップの上方への飛散を防止する飛散防止用カバーが、前記櫛歯金具の複数の溝の開口する前方に配置され、
前記ピッキング軸棒の挿入スペース以外を覆う閉空間が、前記櫛歯金具とキャップ受部と飛散防止用カバーと誘導通路とで形成されていることを特徴とする創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置。 - 前記櫛歯金具の複数の溝が、前記複数のピッキング軸棒の先端に嵌合したそれぞれのキャップと同時に接触しないよう配置されていることを特徴とする請求項1に記載の創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置。
- 前記櫛歯金具の金具本体の端縁が、前記複数のピッキング軸棒の先端をそれぞれ結ぶ線と所定の角度傾斜するように構成されていることを特徴とする請求項2に記載の創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置。
- 前記キャップ回収手段で離脱したキャップを収容するキャップボックスが、前記キャップ回収手段の下方に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置。
- 前記キャップ回収手段が、前記誘導通路を左右に配置するとともに該誘導通路の上端を結ぶように前記櫛歯金具とキャップ受部と飛散防止用カバーとを配置して全体として門型に形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の創薬用マイクロチューブのキャップ外し装置。
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